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NGHỊ ĐỊNH

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NGHỊ ĐỊNH
政府
ベトナム社会主義共和国
_____
独立-自由-幸福
第 34/2008/ND-CP 号
_____________________________________
2008 年 3 月 25 日、ハノイ
政令
ベトナムで働く外国人の採用および管理に関する規定
ベトナム政府は、
2001年12月25日付け政府組織法、1994年6月23日付け労働法、2002年付け労働法に於け
る一部改定案・補足、及び2005年11月29日付け投資法に基づき、ベトナム 労働・傷病
兵・社会省の提案を検討し、下記の通り制定した。
記
第Ⅰ章
一般規定
第1条.適用範囲および対象
本政令はベトナムで働く外国人労働者の採用と管理、労働許可証交付に係る手順、手
続き及び労働許可証の使用、ベトナムで働く外国人労働者の採用及び管理に於ける外
国人、雇用者及び国家機関の責任について規定するものである。
適用の対象は、政令第34/2008/ND-CP号の第1条で規定されているベトナムで働く外国
人及び外国人を雇用しているベトナム企業、機関であるが、具体的には次の通りであ
る。
1.ベトナムで働く外国人で次の様な労働・活動を行う者。
a) 労働契約の履行。
b) ベトナムに業務上の拠点のある企業内部に於ける異動。
c) 経済、商業、金融、銀行、保険、科学技術、文化、体育、教育、医療に関する各種
契約の履行。
d) 契約によるサービス提供者。
đ )サービスの営業。
1
e) ベトナムの法令規定に従い活動が許可された外国の非政府組織に於ける外国人代表
者。
2.外国人を雇用している企業、機関とは次の通りである。
a) 企業法、投資法に従い運営している企業。
b) ベトナムで業務を行う外国の請負業者(元請、下請)。
c) 経済、商業、金融、銀行、保険、科学技術、文化、体育、教育、医療諸機関の代表
事務所及び支店。
d) 各政治・社会組織、政治社会・職業組織、社会組織、社会・職業組織、非政府組織。
đ ) 国営の事業機関
e) 権限のある機関により設立を許可された医療、文化、教育、体育機関。
g) ベトナムに於ける外国もしくは国際事業事務所
h) ベトナムに於ける経営協力契約に基づく外国共同経営者の事業所。
i) ベトナムの法律の規定に基づくベトナムに於ける弁護士協会。
k) 協同組合法に基づき設立、活動している協同組合、協同組合連合会。
上記の企業、機関は以後、雇用者と称する。
第2条.用語説明
本政令では、以下の用語は次の様に定義される。
1.「外国人」とはベトナムの国籍法に基づくベトナム国籍を有していない者である。
2.「管理者」、「社長」とはベトナムに於いて業務上の拠点を設立した外国企業を直
接管理する外国人であり、取締役会又は企業の株主、もしくはそれと同等の水準から
の監査もしくは指導を受ける。企業管理の業務はその企業又は一つの部署、課、或い
は業務上の拠点に属する機関の指導であり、さらに、各専門職、管理職、或いはその
他の監査職の仕事の査察及び検査である。また、労働者の採用及び解雇、或いは採用、
解雇の申請、又はその他人事に関する活動を行う権限も有する。この「管理者」、
「社長」は業務上の拠点に於けるサービスの提供に関連する業務を直接行わない。
3.「専門家」とはサービス、研究設備、技術又は管理に於いて専門的水準と高度な技
術を有する外国人(技術者又は技術者に相当する者、もしくはそれ以上の技術的水準
を有する者、及び伝統芸能家等芸能専門家を含む。)であり、職業、生産運営、経営
及び管理業務に於いて多くの経験を有する者である。
4.「企業内部で異動する外国人」の定義とは次の通りである。ベトナム領土内に業務
上の拠点を設けた外国企業に於ける上記の管理者、社長及び専門家であり、企業内部
からベトナム領土内に於ける業務上の拠点に一時的に異動し、且つ外国企業により最
低12ヶ月前に採用されていること。
5.「サービスの営業を行う外国人」とはベトナムに居住していない者で、尚且つベト
ナム領土内の如何なる所からも報酬を収受しておらず、又、サービス提供者により営
2
業・交渉する為に、サービス提供者代表に関する各活動に参加していることである。
但し、その外国人は公衆に直接サービスの提供を行うことは出来ず、尚且つ、サービ
ス提供者は直接サービスに参加出来ない。
6.「契約によるサービス提供者」とはベトナムに業務上の拠点を有していない外国企
業に働く外国人のことである。これらの人々は最低2年間ベトナムに業務上の拠点を有
しない外国企業にて働き、且つ上記第2条3項の「専門家」に対する条件を満たしてい
なければならない。
7.「ベトナム側取引先」とは次の通りである。
a) 外国側がサービスの提供、営業を行い、経済、商業、金融、銀行、保険、科学技術、
文化、体育、教育、医療に関する契約を実施するため、外国側取引先との契約を締結
したベトナムの企業、組織の合法的代表。
b) ベトナムの法令規定に従いベトナム領土内に業務上の拠点を設けた外国の企業或い
は組織の代表。
8.「業務上の拠点」とはある国の国籍を有するサービス提供者がその他の国に行き、
法人を設立し、その国にて業務を行うことである。例:ある商業銀行が外国に支店を
開設する。
第Ⅱ章
ベトナムで働く外国人の採用及び管理
第3条.ベトナムで働く外国人は次の条件を満たしていなければならない。
1.満18歳以上であること。
2.業務上の要求に応じた健康を有すること。
3.本政令の第2条2項及び3項で規定された管理者、社長もしくは専門家であること。
ベトナムで個人の医療又は薬局業を開業し、直接診断、治療を行う外国人、もしくは
教育、職業訓練分野で働くことを申請する外国人に対しては、個人の医療、薬局業の
開業もしくは教育、職業訓練に関するベトナムの法令の規定に基づく条件を満たして
いなければならない。
4.国家治安違反罪に関する犯罪歴がないこと。ベトナムの法令及び外国の法令の規定
に基づく刑事責任を追及されている、もしくは刑事罰が執行されている状態にないこ
と。
5.ベトナムの権限のある国家機関により発給された労働許可証を有していること。但
し本政令の第9条1項で規定された労働許可証の発給の必要がない場合はこの限りでは
ない。
第4条.労働契約形式によるベトナムで働く外国人の採用
3
1.雇用者は外国人がベトナム国籍の労働者では製造、販売の要求を満たすことが出来
ない管理業務能力を有し、社長及び専門家として働く為の本政令の第3条で規定された
条件を全て満たしているとき、その外国人を採用することが出来る。
2.外国人向けの雇用契約書に関しては、外国人労働者は雇用者に対して2部の書類を提
出し、1部は雇用者により管理され、もう1部の書類は雇用者が労働許可証の申請登録
手続きに用いる。提出書類は次の通り。
a) 労働・傷病兵・社会省の規定する様式に基づく外国人の労働採用予定登録票。
b) ベトナムに来る以前にその外国人が住んでいた国に於ける審査権のある機関により
発給された無犯罪証明書。外国人が既に6ヶ月以上ベトナムに居住している場合は、そ
の外国人の居住地であるベトナムの司法局により発給された無犯罪証明書のみでよい。
c) 労働・傷病兵・社会省の規定する様式に基づく外国人の自述履歴書。
d) 外国で発給を受けた健康診断書もしくはベトナム保健省の規定に基づいてベトナム
で発給された健康診断書。
đ ) 外国人の専門、技術水準に関する証明証謄本。伝統芸能家等の芸能専門家である、
或いは職業、生産・管理業務、に於いて経験がある者で、証明書、公認証を有してい
ない外国人の場合、その職業、生産・管理業務に於いて最低5年間の経験を有している
ことを外国に於ける権限のある機関により認証された証書があること。
e) カラー写真3枚(寸法は3cm × 4cm、無帽、正面、顔と両耳がはっきりと写り、裸
眼、背景は白)、外国人の申請書類提出日から6ヶ月以内に撮影された写真であること。
3.上記の書類のうち、規定の書面とは外国の機関、組織により発給された、もしくは
公証されたものであるが、証明はベトナムの法令の規定に従い領事査証を受け、且つ
ベトナム語に翻訳されており、翻訳、謄本はベトナムの法令規定に従いい公証されて
いなければならない。
4.ベトナムで働く外国人の採用手順、手続き
a) 労働者を採用した時点より起算し30日間以内に、雇用者は中央もしくは地方の媒体
(新聞、ラジオ、テレビ、ウェブサイト)上に労働者採用の要求があることを通知し
なければならず、その記載すべき内容は以下の通りである。採用予定人数、要求する
業務、専門水準、給与額、労働条件及び雇用者の必要に応じた要求事項。
雇用者が職業紹介業務機関を通じて外国人を採用する場合は、上記で規定された中央
もしくは地方の媒体に労働採用に於ける要求を通知する必要はない。
b) 雇用者はベトナムに来て働く外国人の権利及び義務に関するベトナムの法令規定を
十分に提供しなければならない。外国人は雇用者により提供されたベトナムの法令規
定を十分に理解し、同時に本政令の規定通りに必要な書類を準備し、それを実施しな
ければならない。
c) ベトナムで働こうとする外国人は本第2条の雇用契約書を雇用者に提出しなければ
ならない。外国人の雇用契約書を受理した雇用者は、書類が本政令の規定通り全て揃
う時、本政令の規定に従い、ベトナムで働く外国人の為に労働許可証の発給申請手続
きを行わなければならない。
4
d) 労働許可証の発給を受けた場合、外国人及び雇用者はベトナムの労働法令の規定に
従い文書による労働契約書の締結を進めなければならない。雇用者は、その外国人に
対して締結した労働契約書の謄本を労働許可証の発給を受けた機関に送付させる義務
を有する。労働契約書の内容は発給済みの労働許可証に記載された内容と異なってい
てはならない。
第5条.企業内部で異動する形式でベトナムに来て働く外国人
1.本政令の第1条1項bに於ける規定に従い、ベトナムで働く労働者は、その労働者をベ
トナム領土内の当該外国企業の業務上の拠点へ派遣し労働させる旨が記された外国企
業の文書を有し、且つ本政令の第3条の規定通りの条件を満たしていなければならない。
2.外国人が企業内部で異動する場合、ベトナム領土内に拠点有する如何なる企業も管
理者、社長及び専門家の総人数の最低20%はベトナム公民でなければならない。しかし、
如何なる外国企業もベトナム人でない管理者、社長及び専門家に関しては最低3名まで
は許可される。
3.ベトナムの法令規定に従いベトナムの領土内に業務上の拠点を設立した外国企業の
代表は、ベトナム領土内で働く外国人の権利と義務に関するベトナムの法令規定を十
分に提供する責任を有する。外国人は雇用者により提供されたベトナムの法律の規定
を十分に理解し、それを実施しなければならない。
4.外国人は本政令の第4条2項b、c、d、đ 、eの規定に従い書面を準備しなければなら
ない。
5.ベトナム領土上に業務上の拠点を設けた外国企業の代表は、外国人がベトナムに働
きに来る前に本政令の規定に従いベトナムに働きに来る外国人の為に労働許可証の発
給申請手続きを行わなければならない。
第6条.ベトナムに来て働く外国人が履行すべき各種契約(労働契約書以外]
1.本政令の第1条1項c及びdの規定に従いベトナムで働く外国人は、本政令の第3条の規
定通りの条件を満たしており、尚且つ外国人がベトナムに来て働くことに合意する旨
をベトナム側及び外国側取引先との間で締結した契約書を添付しなければならない。
2.ベトナム側取引先は外国人の権利及び義務に関するベトナムの法律の規定を十分に
提供する責任を有する。外国人はベトナムの法律の規定を十分に理解し、それを実施
しなければならない。
3.外国人は本政令の第4条2項b、c、d、đ 、eの規定に従い書面を準備しなければなら
ない。
4.ベトナム側取引先は、外国人がベトナムに働きに来る前に本政令の規定に従いベト
ナムに働きに来る外国人の為に労働許可証の発給申請手続きを行わなければならない。
第7条.サービスの営業をする為にベトナムに来て働く外国人
本政令の第1条1項đ の規定に従いベトナムに来て働く外国人は、その外国人がサービ
スの営業に来る時点より起算し7日間以内に、外国人がサービスの営業を行う予定の地
方に於ける労働・傷病兵・社会局に通知しなければならないが、その通知内容は次の
通りである。当該外国人の氏名、年齢、国籍、旅券番号、労働開始日及び終了日、具
体的業務内容。
5
第8条.ベトナムの法令規定に従い活動が許可された外国の非政府組織の外国人代表者
1.本政令の第1条1項eの規定に従いベトナムで働く外国人は本政令の第3条の規定通り
の条件を満たしていなければならない。
2.外国人はベトナムでの外国人の権利及び義務に関するベトナムの法令規定を十分に
理解し、それを実施する責任を有する。
3.外国人は本政令の第4条2項b、c、d、đ 、eの規定に従い書面を準備しなければなら
ない。
4.ベトナムの法令の規定に従い活動許可を得た外国の非政府組織の外国人代表者は、
外国人がベトナムに働きに来る前に本政令の規定に従いベトナムに働きに来る外国人
の為に労働許可証の発給申請手続きを行わなければならない。
第9条.労働許可証の発給
1.ベトナムで働く外国人は労働許可証を所持していなければならない。但し次の様な
場合はこの限りではない。
a) 3ヶ月以内の期限でベトナムに来て働く外国人。
b) 社員数二人以上の規模を有する有限責任会社の外国人社員。
c) 社員数一人以上の規模を有する有限責任会社の所有主である外国人。
d) 株式会社の取締役会の役員である外国人。
đ ) サービスの営業を行う為にベトナムに来て働く外国人。
e) 次の様な緊急事態を処理する為にベトナムに来て働く外国人。製造、経営に影響す
る、もしくは影響する危険性が懸念される複雑な技術、技術に由来する事故で、ベト
ナム人専門家及び3ヶ月の期限で現在ベトナムに滞在している外国人専門家では処理出
来ない場合、外国人はベトナムでの労働が3ヶ月を終了した後に、直ちに本政令の規定
に従い労働許可証の申請登録手続きを行わなければならない。
g) 法令の規定に従い司法省によりベトナムに於ける弁護士開業許可証が発給された外
国人弁護士。
2.省、中央直轄都市の労働・傷病兵・社会省は、労働・傷病兵・社会省の規定する様
式に従いベトナムで働く外国人に対し労働許可証を発給する。
3.労働許可証発給申請書類は次の通りである。
a) 雇用者、ベトナム側取引先、もしくは非政府組織の代表の労働許可証発給申請書面
は労働・傷病兵・社会省の規定する様式によること。
b) 労働契約の形式により採用される外国人に対しては、本政令の第4条2項のa、b、c、
d、đ 、eに規定された書面がなければならない。
c) 企業内部を異動する外国人に対しては、本政令の第4条2項のb、c、d、đ 、eに規定
された文書に加え、ベトナム領土内の外国企業の業務上の拠点にその外国企業が外国
人を派遣して働かせる旨の文書を添付しなければならない。
6
d) 本政令の第1条1項c及びđ に規定された外国人に対しては、本政令の第4条2項のb、
c、d、đ 、eに規定された文書に加え、ベトナム側と外国側取引先とで締結された契約
書を添付しなければならない。
đ ) 本政令の第1条1項eに規定された外国人に対しては、本政令の第4条2項のb、c、d、
đ 、eに規定された文書とベトナムの法令規定に基づく活動許可を受けた外国の非政府
組織の認証書がなければならない。
4.労働許可証の期限は、締結済みの労働契約に於ける有効期限、もしくは外国側が制
定するベトナムに来て働く外国人の派遣期限に従い発給され、労働契約を締結せずに
ベトナムに入国した外国人の場合、労働許可証の期限はベトナム側と外国側取引先と
の間で締結された契約に基づいて発給される。ベトナムの法令規定により活動が許可
された外国の非政府組織を代表する外国人に対しては、確定された期限に基づきベト
ナムの法令規定により活動が許可された外国の非政府組織の認証書上に労働許可証の
期限が発給される。
上記の場合に対する労働許可証の期限は最長36ヶ月を超えてはならない。
5.労働許可証発給の手順。
a) 外国人による企業、機関、組織での労働開始予定日より起算し20日間以内に、雇用
者もしくはベトナム側取引先、ベトナムの法令規定に従い活動許可を得た外国の非政
府組織の外国人代表者は、外国人が常勤する地方の労働・傷病兵・社会省に労働許可
証発給申請書類を提出しなければならない。
外国人が常勤しない場合は、労働許可発給申請書類は雇用者の本社営業所が所在する
地方の労働・傷病兵・社会省に提出しなければならない。
b) 有効且つ十分な労働許可発給申請書類を受け取った日より起算し15日間以内に労
働・傷病兵・社会省は外国人に対して労働許可証を発給しなければならない。労働許
可証を発給しない場合は書面で回答し、理由を明確に述べなければならない。
c) 労働許可証の発給を受けた外国人で、その許可証がまだ有効であり、その他の雇用
者と労働契約を締結する必要がある場合、労働許可証発給申請書類には本政令の第4条
2項a、d及び第9条3項aで規定された書面及び現在も有効な労働許可証の謄本を添付す
ること。
6.本政令の第9条1項で規定された労働許可証発給の必要を有しないベトナムに来て働
く外国人に対して、雇用者もしくはベトナム側の取引先は(外国人の労働開始日から
起算し)7日間以内に外国人が常勤する地方の労働・傷病兵・社会省に外国人に関する
名簿を以って報告しなければならない。名簿の内容は次の通りである。外国人の氏名、
年齢、国籍、旅券番号、労働開始日及び終了日、担当業務。本政令の第4条2項のb、c、
d、đ で規定された外国人労働者に関する各書類を添付し、且つ本政令の第3条1、2、3、
4項で規定された条件を満たしていなければならない。本第1条1項eで規定された対
象に対しては、外国人に関する名簿の報告期限は外国人の労働開始日より起算し30日
間以内であること。
第10条.労働許可証の期限
1.労働許可証が延長される場合。
7
a) 雇用者は外国人に任命されている業務を代替する為ベトナム人労働者の訓練計画を
有し、且つ訓練を実施しているが、ベトナム人労働者はまだ引き継ぐことが出来ず、
且つその外国人が修正、補足労働法の第84条1項b、cで規定された労働規律処分を受け
ていない場合。
b) 本政令の第1条1項c及びdで規定されたベトナムに来て働く外国人であり、尚且つそ
の業務が36ヶ月を超えて要求される場合。
2.労働許可証延長申請書類。
a) 労働契約の形式に基づいて働く外国人に対しては、次の通りである。
- 労働・傷病兵・社会省の規定する様式に基づく雇用者の労働許可証延長申請書。当
該申請書には、代替する為のベトナム人への訓練未了の理由、外国人労働者に代替す
る為の訓練修了者及び訓練中のベトナム人の氏名、訓練経費、訓練期間、訓練場所を
明記すること。
- 労働契約書の謄本(雇用者の認証があること)。
- 発給済み労働許可証。
b) 本政令第1条1項c及びdで規定された形式に基づいて働く外国人に対しては、次の通
り。
- 労働・傷病兵・社会省の規定する様式に基づくベトナム側取引先の労働許可証延長
申請書。
- ベトナム側と外国側取引先とで締結された契約書謄本。
- 発給済み労働許可証。
3.労働許可証の延長期間。
労働許可証の延長期間は労働契約書上もしくは外国側がベトナムで働く外国人を派遣
する旨の文書もしくはベトナム側と外国側取引先とで締結された契約書で確約された
雇用者に対する外国人の延長労働期間による。
最大延長期間は延長1回に対し36ヶ月間である。
4.労働許可証延長申請手順。
労働許可証の期限が満了時点より起算し、30日間以内に、雇用者もしくはベトナム側
取引先はその労働許可証を発給した労働・傷病兵・社会省に対して労働許可証延長申
請書類を提出しなければならない。
有効かつ十分な労働許可延長申請書類を受け取った日より起算し15日間以内に、労
働・傷病兵・社会省は外国人に対して労働許可証を延長しなければならない。労働許
可証を延長しない場合は書面で回答し、理由を明確に述べなければならない。
第11条.労働許可証の再発給
1.労働許可証が再発給される場合。
a) 労働許可証を紛失した場合。
8
b) 労働許可証を破損した場合。
2.労働許可証再発給申請書類は次の通りである。
a) 労働・傷病兵・社会省の規定する様式に基づく外国人の労働許可証再発給申請書。
その申請書には紛失もしくは破損した理由が明確に説明されていること。
b) 雇用者、ベトナム側取引先もしくは外国の非政府組織の労働許可証再発給申請書。
c) 破損した発給済み労働許可証。
3.再発行される労働許可証の内容と、発行済みの労働許可証の内容は完全に同一であ
ること。
4.労働許可証再発給の手順
a) 外国人が労働許可証を紛失もしくは破損したことを発見した時点より起算し3日間
以内に、外国人は雇用者、ベトナム側取引先もしくは外国の非政府組織の代表に報告
する責任があり、雇用者、ベトナム側取引先もしくは外国の非政府組織の外国人代表
者はその労働許可証を発給した労働・傷病兵・社会省に通知しなければならない。労
働許可証を紛失もしくは破損した時点より起算し30日間以内に、雇用者、ベトナム側
取引先もしくは外国の非政府組織の外国人代表者はその労働許可証を発給した労働・
傷病兵・社会省に対して労働許可証延長申請書類を提出しなければならない。
b) 有効かつ十分な労働許可証再発給申請書類を受け取った日から起算し15日間以内に、
労働・傷病兵・社会省は外国人に対して労働許可証を再発給しなければならない。労
働許可証を再発給しない場合は書面で回答し、理由を明確に述べなければならない。
第12条.労働許可証が失効もしくは無効となる場合
1.労働許可証の期限が満了となった場合。
2.労働契約書が解除された場合。
3.労働契約書の内容が発給済み労働許可証に記載された内容と異なっている場合。
4.経済、商業、金融、銀行、保険、科学技術、文化、体育、教育、医療契約の期限満
了もしくは解除された場合。
5.ベトナムで働く外国人を派遣する外国側がベトナムで働く外国人の派遣を停止する
旨が文書で通知された場合。
6.ベトナムの法令違反の為、権限のある国家機関により労働許可証が剥奪された場合。
7.企業、組織、ベトナム側取引先もしくはベトナムの外国の非政府組織が活動を停止
した場合。
8.外国人が収監、死亡もしくは裁判所の宣言により行方不明となった場合。
第13条.労働許可証の使用
1.外国人は許可証が有効である限り、発給済み労働許可証を保管する責任を有する。
2.外国人は出入国に関連する手続きを行う際に労働許可証を提示し、権限のある国家
機関の要求がある場合の際にも許可証を提示しなければならない。
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3.外国人が10日間以上連続して、或いは1年間に累積30日間(外国人が常勤する省、都
市を除く)各省、中央直轄都市に出張し働く場合、雇用者、ベトナム側取引先もしく
は外国の非政府組織の外国人代表者は、労働・傷病兵・社会省の規定に従い、外国人
が出張し働いている地方の労働・傷病兵・社会省に外国人が出張し働いている旨を発
給済み労働許可証の謄本と供に文書で通知しなければならない。
第Ⅲ章
執行機関
第14条.審査、検査及び違反処罰
1.各省、又は省と同等の水準を有する機関、政府直属機関及び各級人民委員会は労働
法及び本政令の規定の実施について審査、検査する責任を有する。
2.雇用者及び個人に労働法、本政令及び関連法のその他規定に違反する行為があった
場合、違反の性質、程度に応じて行政処分を受ける。もしくはベトナムの法令規定に
従い刑事責任が追及される。
3.ベトナムで働く外国人で、まだ労働許可証の発給を受けていない者は、本政令の規
定に従い労働許可証の発給申請の手続きを行わなければならない。外国人労働者が労
働許可証なしに6ヶ月以上ベトナムで働いた場合、労働・傷病兵・社会省は法令規定に
従いベトナムから追放決定を下すよう公安省に提起する。
第15条.労働・傷病兵・社会省の責任
労働・傷病兵・社会省は公安省、司法省、外務省と協力し、領事査証、無犯罪証明書、
居住登録、在留許可証、労働許可証の発給、労働許可証の延長及び労働許可証の再発
給の手続きに関する本政令の施行及び指導を行う。
第16条.保健省の責任
ベトナムで働く外国人の健康診断書の様式、内容及び発給権限を有する機関、健康診
断書の有効期限について指導すること。
第17条.省、中央直轄都市の人民評議会の責任
省、中央直轄都市の人民評議会は費用・手数料に関する法令規定に従い、ベトナムで
働く外国人に対して労働許可証発給手数料の徴収を決定すること。
第18条.労働・傷病兵・社会省の責任。
1.労働許可証発給申請書類、労働許可証延長申請書類、及び労働許可証再発給申請書
類の受理及び保管。
2.本政令の規定に基づく労働許可証の発給、労働許可証の延長、労働許可証の再発給
の実施。
3.管轄地域の企業、機関、組織で働く外国人労働者の状況の監視、総括、及び報告。
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4.労働法及び本政令の規定の実施の検査、監査。
第19条.雇用者、ベトナム側取引先及び外国の非政府組織の責任
1.ベトナム労働法の規定及びベトナムの関連するその他の規定を正しく実施すること。
2.ベトナムで働く外国人労働者の為に労働許可証発給、労働許可証延長及び労働許可
証再発給申請手続きを行い、法令規定に従い労働許可証発給手数料を納めること。
3.ベトナムで働く外国人と締結した労働契約書を十分に実施すること。
4.ベトナムで働く外国人の雇用契約書を管理し、同時にベトナムで働く外国人に関連
する書面の追加を行うこと。
5.企業、機関で働く外国人を管理すること。
6.労働・傷病兵・社会省の規定に基づきベトナムで働く外国人の雇用者の状況を報告
すること。
第Ⅳ章
施行条項
第20条.施行効力
1.ベトナムの企業、組織、個人で働く要求のある生徒、学生、夫人、扶養家族、家政
婦及び本政令の第1条1項に規定された対象に属さないものを含むベトナムに滞在する
外国人に対しては労働許可証発給申請書類、手続きを必要としない。上記対象に属す
る外国人を雇用する企業、組織、個人は外国人が常勤する地方の労働・傷病兵・社会
省に対して(外国人が労働を開始する日より起算し)7日間以内に外国人の名簿を以っ
てその旨を報告しなければならない。その内容は次の通りである。労働・傷病兵・社
会省の規定に基づく外国人の氏名、年齢、国籍、旅券番号、労働開始日及び終了日、
担当業務。
2.本政令は公報に掲載された日より起算し15日間後に発効する。
本政令はベトナムで働く外国人労働者の採用と管理に関する労働法の一部条項の細則
及び施行要項の定める政府の2003年9月17日付け政令第105/2003/ND-CP号、ベトナムで
働く外国人労働者の採用と管理に関する労働法の一部条項の細則及び施行要項の定め
る政府の2003年9月17日付け政令第105/2003/ND-CP号の一部条項を改訂、補足する2005
年7月13日付け政令第93/2005/ND-CP号を代替し、本政令の規定に反する規定は破棄さ
れる。
既に労働許可証の発給を受けている外国人労働者で、本政令の発効日にまだ効力があ
る場合、その労働許可証は効力を有しており、新しい労働許可証に取り替える必要は
ない。
第21条.施行責任
1.労働・傷病兵・社会省は本政令の施行指導する責任を有する。
11
2.各省、又は省と同等の水準を有する機関の大臣、次官、政府直属機関の長官、及び
省、中央直轄都市の人民委員会は本政令の施行に責任を負わなければならない。
送付先:
TM.政府
- 党中央書記局
首相
- 政府首相、副首相
- 各省、又は省と同等の水準を有する機関、政府直
属機関
- 汚職防止中央指導委員会事務所
- 省、中央直轄都市、又はそれらと同等の水準を有
する人民評議会、人民委員会
- 党中央事務所及び各委員会
- 国家主席事務所
- 民族評議会及び国会各委員会
- 国会事務所
- 最高人民裁判所
- 最高人民検察院
- 国家検査院
- 社会政策銀行
- ベトナム開発銀行
- ベトナム祖国戦線中央委員会
- 各団体の中央機関
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(署名済み)
グエン・タン・ズン
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