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大麻の雌雄三種子三の閥係に就きて

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大麻の雌雄三種子三の閥係に就きて
-大白"の敏雄と積子との附係に就きて
農業率士
大麻の雌雄三種子三の閥係に就きて
一、緒
口
一
一
一
三O
出不
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呆
壮
キ
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其の効果は賓際上に於て顕著なるものであるご思ふ。
なるもので之は丁度鶏卵に依って雛の雌雄を激察し得る事が出来れば養鶏上に利盆をもらすご同様位
がある。きれば諌め種子に就て此の爾者を直別する事が出来れば大臓の栽培上利益を得る所は可成大
雄本さは各別々に成長するものである。而して其の雄本雄本から牧穫する所の麻の生産には甚
r相違
要工事作物たる事は今夏論守るまでもない。此の大麻は所謂植物皐上の雌雄異株植物であって雌本 Z
近時務が固に於ける大麻の栽培は支那麻の輸入増加の影響を受けて著し︿減少したれざも備本邦主
久 岡
然し乍ら弦に諌め考究を要するものは太麻の雌雄は純子の時代に既に定ってゐるや否やの問題であ
。
る
}九二一年ジヤフナ1氏の研究の結果に壊れば大麻の雌雄は外界の影響によって晶霊化するものであ
って春圃場に播種すれば純粋なる雌本吉雄本ごを生令れども若し之を冬季温室内に播種すれば雌本及
び雄本は共々に其の九O併は単純の性を表はさ AVLて反劃の性を表して中性芭なる。郎も雌本に雄牲
或は性反輔作用さも縛す﹀の
の生殖器官を表はし雄本に雌性の生殖器官を表はすのを見允むこの現象 (
原因Zも見るぺきものは壷問夜間の差異に基づ(もので叉肥料殊に窒素升の多寡によって性の港反に
τ
差異を生守るのである。故に大麻の雌雄は遺侍的差異に因るものでな(し 性の基礎は寧ろ生理的に
あるご。
斯の如き毘解に依って考ふれば大麻の雌雄は精子の時には確定して居なき様に見へる。然れざも普
τは俊民
通栽培に際しては常れ雌雄の異株を生じて倫雨者の載の割合も略一定して居る故に積子に於
τ居るものご見るぺきが至嘗の如(思ふo
峰雄は定つ
若し外界の紋況に依って雌叉は雄官なるものざすれば其の雌雄の義生する割合は賓際上に於て常代
τも其の中の何れかの性を特に多(生珍しめる事が由来得れざも未だか冶
雄理化して且つ栽培誌に依つ
る事例は耳にしない。
近藤博士はジヤアナ1氏の研究に就て次の如き意見を持ってゐるo郎ち﹁只ジヤアナ1氏の遁ぺだ
る蜘(雌本に雄性を表はし雄本に雌性を生じ允場合の起るのは或特殊の健件の元に栽培し党第め偶然
大麻の雌雄と稲子と@関係に就きて
ー
コ
ー
一
腕子の大小、形重或は色の如きも従来の賞験に依れば雌雄ご一定の閥係を有して居らF る如し云々。
る故に穂子氏就て雌雄を識別し得る事が出来れば便利であるが之を識別する方法は未だ見嘗らない o
吉川博士の工郵作物各論編によれば大麻は雌本吉雄本ごに依って其の生産する所の繊維に差異があ
所でゐった。
大麻の雌雄は種子によって鑑定され得ぺきものではないかご云ふ事に就ては従来世人の屡々考へる
叉賞際的にも興味ゐる問題であるさ思ふ。
賞ご使宜上積子ご稽して以下遮る)の形質ご如何なる関係が存在するかを明瞭に才るには曲学術的にも
賞を形成するのである。故に郎ご果賞ごは密接なる関係がゐるo此の意味に於て大麻の雌維は穂子九果
大麻も他の高等植物 Z同様に臨は受精作用によって形成されるのであって同時に子房も鞍育して果
問題に蹄着するのであるo
視で設に種子宮遁ぺたのは異の積子には非やして賞は果買であるo郎も厚き果皮の内に種子は包ま
れてゐるのでゐる o郎ち換言すれば大麻の果賓の形質によって積子の雌雄を鑑定し得るや否やご云ふ
って直別が出来得るや否やの疑問を生やるのである。
控に於て吾人以大臓の雌雄が純子の時に於て既に定ってゐるものごすれば帽子の雌雄は其形質は依
務異を却して生殖器官の接育に際し異性の器官を生じたものであるご解課する事が出来る﹂云々さ。
穴由"の峰雄主羽子との岡阿保に就曹て
一
一
一
一
予等は近藤博士の所にて多載の種子を用以て種子の大小、形妹、重量、比重ご大麻の雌雄ごの胸係
を調査して、種子の是等の諸性質芭雌雄ごの聞に一定の聞係があるか否やを確定せんごした。然L強
も種子に依って雌雄を鑑定せんさする積極的結果を議期するものではない。
r十分に精細なるものではな
従来我が闘に於ても大麻の種子の雌雄に就て賓験成績があるさ錐も未
ぃ。きb zて外国に於ても種々の僚件Z雌雄ごの閥係を調査したるものはあるが何れも其の研究者民
依って各々結果が一致しない。
以上の意味よbして予等の賓験結果を設に芯bまさめ積子の形質芭雌雄ごの閥係を解決すぺき費料
の一端に供す・ぺ︿紹介して見る。但し設に述ん Zするものは既に近藤博士が大正十五年六月農串曾報
第二入三載に於て按表せられたるものを骨子ず・回して Yめる故に常一屠精細に捗って研究さる冶ならば
該農串曾報を一一識あらん事を望む。
二、種子の長さご植物の雌雄
ιて十二年度産赤木箱及白木砲の二品種の積子を譲b受りて
大王十一ニ年栃木牒立農事試験場に依頼
千粒宛を・選出しで一、二、三、四:::一 000競 Z各粒に番競を附して各粒に就てミクロメーターを
一
使州し(一)長さ、(一ご幅を測定した。それさ同時に叉(コご重量をも測定した。
大麻の雌維と組子との削係に就きて
ー
一
一
一
一
一
大麻の峰雄と輔冊子との川係に就きて
一三回
更に之を大正十一ニ年六月十二日に嘗研究所周場に一、一一、一二、問、:・:一 000競の順位に播種し
化。業年八月に開花し入月十二日郎も開花中に一、二、三、四li 一
000競の順位に各植物を検査
して其の株の雌雄を決定し前以って調査して置いた種子の長さ、幅、厚さ、及び重量 E株の雌雄吉の
聞の閥係を調査したo所が種子が全部接芽して且つ良好に成育したなれば千株を得る筈であったが接
芽しなきもの及び費芽及生育不良にして枯死するものなピあって完全に開花結賞したるものは赤木種
四
一 O株、白木積回二人株であった。
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拐で柏原め測定して置いた赤木種の長さをば最小主ニ・入六1127九cmzし最大を五・三六 t
ごして前者ご同じ { 0 ・
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0四mの大きの差を以って一階級芭し金融臨を三十一階級に昆宅、白木種は同じf最
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ごして最大を五・六一│五・
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小笠ニ・六ア lip-一ニ・六五
以って三十六階級に品川も各階級に於ける雄本を生じたる種子、雌本を生じたる種子を調査したるに其
の結果、種子の長さま雌雄さの闘係は衣に示す遁b である。
卸も大麻の精子の長さ E雌雄接生 Zの闘係に就て考へるに其の長さ最も短きものよb最も長きもの
民至る迄脊階級に於ては舌♀・が共に接生するのを見花。
然し中位の長さに於て種子が最も多{南極は至るに従って某種子は漸究に少{なる故白から古宇共
に中位の長さの積子に最も多︿生じ爾端に至るは従って漸衣に少いのは云ふ迄もない。而して若し舌
の穂子を比較的に多︿成は 少︿
oT
。?に依って分布の欣況に差異があって或る階綾に於ては割合に多Cの合を生じ他の載る階級に於ては
割合に多ぐの。?を生令る様に す干の見方布に相違の駄があれば官或は
包合する碍子群に品川つ事が出来る。
果して古又は♀に依っ て其の升布の蹴況に差異が有るや無しゃを調査した結果に織れば赤木種に於
cm 四・六六│四・七om の 聞 に て は ♀ を 比 較 的 は 子 生 じ て 苫 を 少 ︿ 生 じ
ては四・三六│四・四
少︿生じたのであるo
て
om に 於 て は 苫 を 比 較 的 に そ 生 じZ
たo 其れ芭反艶に四・四六│四・五
四
cm 四・六一 1 │四・六五m四・七一││四・七五mにては♀を 比
又白木種に於ては四・三六 │ 四 ・
om にては舎を多︿♀を少(生じ花o 然し乍
較的に多︿生じて合を少C生じたo 叉四・五六│四・六
ら斯︿の如き結果は其の般に於て少数でゐるが故に寧ろ偶然の差異に過ぎないご思ふ。
IHmwvの階級に分もて之れ等に就き合♀の分布放
叉純子を金憶に五品川しで其の長さの盤異債を
泌を調査した。卸も各階級内に合まる、会♀の敏及び其の比率並に調査総数民聾する舌 oTの歩合併を
調査し花。其の結果は突の第-表に示す通b でゐる。
極
大由"の峰雄
一三五
積子の長さの五階級に於ける雌雄の総数、比率及接生歩合
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第一表
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第一表代依れば赤木種に於て合を生じた種子は一入五粒♀を生じた種子はニ二五粒にして其の比率
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- 一二二である。鹿が若し短きもの及長きもののみを採る時は♀かすに比して割合に多︿接
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五
五.回.四.四.三.
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生する様に見受付る
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それ故に其爾端の積子を採れば♀は比較的に多︿生十るのでゐる。然し乍ら其
爾端の純子は甚ピ少数である故前表の結果のみを以って常に其の傾向があるど断定を下す事は尚早計
ご云はねばならぬ。
oT
かすに比して多︿生守る事賞は金︿な{して長きものに於ては反って o?
の少きそ見化。斯
叉白木種に就て見るに雄ご雌さの比率は一 OO--::一二九であって積子の最短のものご最長のちの
.芭に於て
か、通る動は白木種ご赤木種の結果の異るのであるo
以上の賓験成績よb推して一般的に論令れば種子の長さの階扱別によって会叉♀の出現する比率は
特別に異るものでないさ云以得らる﹀のである。
向究に雄本を生じた種子ま雌本を生じた種子どの長さの平均償、標準偏差、襲異係数、最大、最小
1 ド等を相比較して見るに突に示す第二表の結果を得たのであるo
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話"""4<主要 G 鎧事9228事件 QU判明I!:! 差益ゃい-N~圏実 4眠時飾さま吉報告白ム。
川'艇ゆ Gl塁。J3思 ~Q 醤鑓
程日明どJ:.@~需品縄トト Qill時拘 ~J -N吋品者伸、t(I曜ま~Q 封書ま ωQ 露E皇制寝制4晩、Q 'yJliã~e~艇トト G 堕 'yJ!躍
~ Q 若宮~"J Q 亜日きお寝制J ヰミ ' 特 Q$ Bi需品鰭マド~・Q 'yJ 鱒トド G 嬰@毎日々 G 聖母~!:!おさと心付。ト Qd医者1い
る獄況は爾者に於て殆んぜ差異がない。故に或る階級を取れば古又は♀の比較的に多いさ云ふが如き
事賞は金々無かつ化。
街之を精細に捗うて確めん錦めに蝿の麓異債を 1 2 3 4 5の五階級に品川って各階級に就き雌雄の牙
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布放態を調べ記。其の結果は究の第三表に掲 。
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次に雌雄を生じたる各積子の縞の卒均債、標準偏差、援異係数、最大、最小、
比 較 す れ ば 衣 の 四 表 の 如 しo
毛
1 ドを算出して相
要するに以上の調査の結果より見て一般に脂によってす♀の接生に特別の差異が存在するご云ふ事
見 た る 結 果Z反 劃 の 事 賞 で あ る 故 確 賞 なるものであるごは云以難いo
盤化の存在する事は認めるが之れも叉た綿搬に制する歩合に於て極めて微々たるもので且つ赤木積に
叉白木種に於ては苫:::♀の接生は一
oo-- 一二九であるが 5 の階綾に於てはす平の比率が特に
見 れ ば 古 ♀ 共 に 其 接 生 す る Z Z少くして♀がすに比して特に接生の少い事賓は認められない。
第三表に就て見るに赤木趨はす::・・♀は一
ooil 一二二の比率であるがーに於ては其比率は一 O
011λ 九δ 民於ては一o
o
a 一O Oにしで制合に♀の接生が少︿見ゆれぜも線戴に劃する歩合を
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意ぎ特お相手J...) 随!‘1叶J;岩*~矧手J...) 関トドり Q~Q 起草訴
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業の結果に就て見るに雌又は雄を生守る種子の分布蹴態は雨者に於て多少の差異がある
M
弦に厚きごなしたのは如何なる意味であるか Z云へば積子の比般的扇卒なる部分を測定せしもので
千粒に就て一一極宛に測定した。
定せん匁前に述たる長さ、幅の場合Z金︿同じ方法を以って調査を行った、材料も同じ︿前ご同様に
雄本を生じたる種子ご雌本を生じたる種子芭の聞に於ける厚さに就て一般的の差異あb や 否 や 芯 確
四
甲
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種
種子の厚きの五階綾に於げる雌雄の総数比率及費生歩合
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第五表
向1 2 8 4 5の五階綾に分も雌雄の分布を見花。其結果を第五表民示す。
三角六五 mにては雄本が少
例 へ ば 赤 木 都 に て 益 三 了 二 六 │ 三 エ ニo mにては雌本が少︿三・五 了 よ ニ・五五 mに て は ま
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が多︿、白木都にては三・二一││三・二五 m kては雌本が少ムニ・五六
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第五表に於て雄さ雌さの比率を見るさ赤木種白木種を遁じτ135に於て雌か割合に多︿見へ花。
一回三
然し乍ら 1 Z 5ごは種子の数が甚だ少般の花めに其比率は確であるさは云へない 0 3に於ては種子の
大臓の機織と種子との閥係に就きて
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ごは思はれない。
前前ご同様にして雄本を生壱し種子ご雌本を生守し種子芭の厚さの比較を求めるために爾者の平均
優、標準偏差、接異係致、最大、最小及び?lド等を計算し比較した結果すを生壱し種子ご♀を生体-
し種子とは其厚きに於ては殆んf相等し︿して♀がすよりも極めて僅かに厚さに於て大なるもの﹀如
︿見へ党c
五、種子の形欣率ミ植物の雌雄
大麻の種子は短卵形のものであるが之にも叉比較的に短か︿て幅の庚きものご長︿して細きものご
ある o
之を最も簡易に示す方法ごして長きご幅さの比率を以ってするのが最も普通で而かも要を得たるも
のど思ふo郎も設に形放宰ご耕するものが其の表はし方である。然からば形蹴宰ごは如何なるもので
あ る か ご 云 へ ば ー 跡 × 50H述 誌 を 以 っ て 種 子 の ぎ 表 は す の で あ るo
搭 種 目 撃 の 各 粒 の 形 蹴 ( 蜘 xHg)宰を測定して置き種子よb出たる植物の雌雄ご種子の形
航率どの聞に差異の有無の存証を調査した材料は前に遮た長さ幅厚さを測定したるも'のさ杢︿同じ
ものである
C
而して赤木種に就ては形紋率一。。よb 一二六まで白木種は一 001ド一三九迄各0 ・九九の差を以
って一階綾芭なして闘係を調査した。
其の結果形蹴牽・の小なるものよか大なるものに至るまで諸階綾に於てはすご♀さの分布する蹴態は
大慢に於て同じであるが多少宛は異る所もある。
例へば赤木種に於ては一一ol一一一・九九に雌本を大慢に割合多(生じた。其れさ反掛に一一一一
ー二三 7九九にては割合に少︿生じた。又白木種に於ては一 O六l 一O六・九九に雌本が比較的に多
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叉白木種にては官:♀は一 O
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は少い。斯様に形獄謹・の諸階部帆に於てはす乎の分布する放況が多少異るのを見たo
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前三同様の種子に就て各重量を測定した而して之よb生やる所の雌本志雄本さの関係を調査した。
種子の重量ミ植物の雌雄
白木種ごの聞には其形妹宰に於て明かなる差異の存在を認めたのでゐる o
郎も雄本を生守る種子も雌本を生宇ぺき種子も其の形放率に於ては差異を認めない。然し赤木種ご
も雨者の聞には何等の閥係無き事を見花。
云ふぺきである。要する・に種子の長さご幅さの比率に依って種子の雌雄に差異あbや否やを調査せし
である。卸ち白木種は赤木種に比較して種子が細長き乙芭を明に示すものであるo之は品種の特徴ま
設に注目すぺきは赤木種ご白木穣ごは其形放牽・に於て著し︿異っ
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1同 1
大臓の峰雄と掴恒子との 凶
阿係に就舎で
きものもない。
最後に於て比重を測定して郎も大麻の種子の比重ご之よb生
である。
第十表
甲 赤木種
種子の比重ご植物の雌雄
接芽生育したるものは赤木種ニ二四入本ご白木種二四四一本である o 業の結果は第十表に示す遁b
新︿して比重を測りたる種子をば圃場に播下して之よb生十る雄本芭雌本さの数を調査した。
重別に分別したのである o
して0・七入よb 一・O 四まで十一二階級に異なる比重を有する液を作って速に該液中K種子を投じて比
拐で某の比重測定法は如何なる方法に撮ったかさ云へばア Y21Y及び曜化マグネジュ 1 ムを使用
の調査を格へた。
に播種し其の植物よb得たる種子に就て大正十四年度之を再び岡場に播種して入月比開花し十月に其
試料ごして大正十三年度に栃木脇立農事試験場よち升譲を受げたるものを一度嘗種事研究室の岡場
47
る植物の雌雄ごの閥係を調査した。
査を重ね雌雄さの聞係を朋かに調査せんごしたれぎも殆んざ雨者の割合も同じ結果にて奉げて見るイ
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一五五
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之加0・九人170四に於ても叉雌の少きを見た前の第十表に於ては赤木種ご白木種さは反費の事
0・九二に於て前者吉岡じ︿比較的に雌が少︿あっ花。
以上の結果よbすれば赤木種は0 ・入六l 0・九二の比重に於て雌は少︿叉白木種に 於 は0 ・入六
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の形質芭の聞には何等の関係なきを認めたのであるo 平田俄二氏も亦大麻の種子の色彩、熟度及形重
以上越ぺ来つた如{に予等の種子の所謂形態串的観察研究の結果に依って見允る大麻の雌雄主種子
の比重のそれよbも大なる事を認めたのである o
分離するさ云ム事は不可能なる事項に属す。然し赤木白木爾種を遁じて一般に只僅か民雄の比重が雄
前表の結果を見るに雌本雄本を生十る種子の比重は殆んざ相等し︿して比重を以って雌雄の種子を
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係を研究Lなければならぬ。
備予等はジヤアナ1氏の提言に基づきて目下常研究所温室に大麻を栽培して其雌雄の観察を行以つ
﹀あるが其飽鰻的割合に於ては岡場に栽培せるものご大差なきが如(認め居れず其の性の逆反等に闘
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結論及摘要
し は何れ延き婚家仰い於て接表する機曾を持つであら50
んεL柁のである。
τ今一度赤木種白木種民就て研究した結果を次に列車しτ見る。
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大憶の雌鎗&組子&の阿保に賞骨、て
一五九
ち種子は英大小形般重量及比重に就て何等かの差異を示すものか否やを確定して其の関係を明瞭記せ
ぺき種子宮雄本を生今ぺき種子宮は肢は種子の時代に於て定ってゐるものごすれば、此の爾者の間郎
主芭して其の究めんごし党る目的は種子に雌雄の別があ bや否やは確賓でな︿さも般は雌本を生令
んZする所謂積極的結果を目的εし 行つ花のではない。
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予等が前に越化る如き寅験を行つ允のは種子の大小、形般重量及比童に依って種子の雌雄を匝別せ
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三、雄種子は雌種子よbも茸厚さに於で極めて僅に大小ある、且つ厚さの諸階絞に於げる雌雄の分布
至るまでの諸階級に於ては雌雄の分布航態は金︿相同Uでめる。
二、雄本を生守る種子ハ雄種子)ごは其長さ及び幅に於ては相等し︿、倫小なる種子より大なる種子に
二三│一九四は異る。
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