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(三菱総合研究所資料)(PDF形式:130KB)

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(三菱総合研究所資料)(PDF形式:130KB)
資料3
最新ディーゼル乗用車試乗アンケートの結果について
株式会社三菱総合研究所
【調査概要】
調査対象 : 最新ディーゼル乗用車試乗会に来場した方
サンプル数 : 20票
調査方法 : 選択・記述式アンケート調査
【回答者の属性】
1. 業種:回答者は主に自動車関連、エネルギー関連、マスコミ関係者
回答数
構成比
自動車関連
8
40.0%
エネルギー関連
4
20.0%
マスコミ
4
20.0%
その他
4
20.0%
20
100.0%
合計
2.車の所有状況:全員が車を所有していた。
回答数
所有している
構成比
20
100%
所有していない
0
0.0%
無回答
0
0.0%
20
100.0%
合計
3.車の使用用途(複数回答あり):回答者の 65%がレジャーに使用していた。通勤及び買い物での使用
もそれぞれ 35%と多かった。
n=20
車の使用用途
80.0%
65.0%
60.0%
40.0%
35.0%
35.0%
20.0%
10.0%
5.0%
0.0%
レジャー等 通勤に使用 仕事に使用
1
買い物等
その他
4.車の使用頻度:平均 3.3 回/週
週5回以上車を使用するという人が 45%で一番多く、週4回以上車を使用している人は回答者の半数
以上であった。週末ドライバーと考えられる週1回以下及び2回も合わせて 45%いた。
使用頻度
60.0%
45.0%
40.0%
25.0%
20.0%
20.0%
10.0%
0.0%
0.0%
1回
2回
3回
4回
5回以上
5.年間走行距離:(平均)13,150km
年間 10,000km以下という人が全体の 60%を占めており、20,000km以上走行するという人も1人いた。
日本の年間平均走行距離と比較してやや長距離を走る人が多かった。
年間平均走行距離
35.0%
40.0%
25.0%
20.0%
20.0%
10.0%
5.0%
5.0%
2
上
以
0k
m
30
,00
0∼
20
,00
30
,00
0k
m
0k
m
,00
0∼
20
15
,00
0∼
15
00
0k
m
m
10
,00
00
∼
10
,00
0k
5 ,0
5 ,0
00
km
以
下
0.0%
6.ディーゼル乗用車の所有/運転経験:
過去にディーゼル乗用車を所有したことがある人は 20%(4人)、現在も所有している人は 5%(1人)
いた。一方、ディーゼル乗用車を運転したことがない人は 30%いた。
ディーゼル乗用車の所有経験
過去所有,
20.0%
現在も所有,
5.0%
無回答, 10.0%
その他, 35.0%
運転したこと
がない, 30.0%
過去所有
現在も所有
運転したことがない
その他
無回答
その他の回答のほとんどは、所有したことがないが運転はしたことはあるというものだった。
【自由回答抜粋】
・
フランス、ドイツ、イタリアにて計 10000km程度
・
レンタカー、他ではあります
・
社用車、知人車を運転したことがある。
3
【アンケート集計結果】
1.車購入時に重視するポイントの優先度:車輌価格・維持費の優先度が高い。
第1に重視するポイントとして最も多かったのは、「車輌価格」、次いで「加速性能」「デザイン」が多か
った。「車輌価格」は第2または第3に重視するポイントとしても挙げられており、65%の人が車購入時に
重視する上位3位に上げている。「加速性能」については、15%の人が第2のポイントとして挙げているも
のの、重視する上位3位までに挙げた人は全体の 30%であった。一方、「ランニングコスト・維持費」を第
1に重視するポイントとして挙げた人はわずか 5%(1人)だったが、上位3位でみると 40%の人が重視す
るポイントとして挙げている。
重視するポイントとして最も低かったのは、「静粛性」であった。
購入時に重視するポイント
40.0%
30.0%
30.0%
25.0%
20.0%
20.0%
15.0%
15.0%
15.0%
10.0%
10.0%
15.0%
15.0%
10.0% 10.0%
10.0% 10.0%
10.0%
5.0%
5.0%
5.0%
0.0% 0.0%
5.0%
5.0%
0.0%
0.0%
第1ポイント
第2ポイント
【その他の回答】:
・
室内の使い勝手(ミニバンなので)
4
第3ポイント
そ
の
他
環
境
性
能
持
費
ト・
維
ラ
ン
ニ
ン
グ
ー
カ
メ
コ
ス
ー
デ
/
ブ
ラ
ン
ド
ザ
イ
ン
さ
良
回
し
の
定
性
取
り
高
速
安
粛
性
静
性
能
加
速
車
輌
価
格
0.0%
2.ディーゼル乗用車に対するイメージ:「振動が大きい」「黒鉛が出る/汚い」「うるさい」「くさい」イメージ
は一掃。ディーゼル乗用車は「振動が少ない」「速い」「静か」という
イメージへ転換。
試乗前には 90%の人がディーゼル乗用車は「振動が大きい」というイメージを持っていたが、試乗後
はわずか 10%(2人)に減少した。また、75%の人が思っていた「黒鉛が出る/汚い」というイメージは、
試乗後は 0%に、70%の人が思っていた「うるさい」というイメージは、試乗後は 5%(1人)に、60%の人
が思っていた「くさい」というイメージも試乗後は 5%(1人)に減少した。
一方、試乗前にディーゼル乗用車のイメージとして誰も持っていなかった、「振動が少ない」は試乗後
65%に、「静か」は 60%に増加した。また、試乗前に 50%の人が持っていた「遅い」というイメージは 5%
に減少、逆に 5%(1人)しかいなかった「速い」は 65%に増加した。
試乗前、試乗後を通して比較的多くの人が持ったイメージは、ディーゼル乗用車に対するイメージに
好感を抱くようになったことがうかがえる。
ディーゼル乗用車のイメージ
100.0%
90.0%
75.0%
65.0%
50.0%
0.0%
10.0%
0.0%
試乗前
5
試乗後
5.0% 5.0%
重
い
が
高
い
が きれ
出
い
る
/
汚
い
鉛
遅
い
0.0% 0.0%
15.0%
5.0% 5.0%
0.0%
0.0%
0.0%
黒
速
い
0.0%
0.0%
5.0%
か
うる
さ
燃
費 い
が
良
燃
費 い
耐 が悪
久
性 い
耐 が高
久
性 い
が
低
環
い
境
に
優
し
環
境 い
に
振
悪
動
い
が
大
振
き
動
が い
少
な
い
5.0%
40.0% 40.0%
30.0%
格
30.0%
5.0%
50.0%
45.0%
静
20.0%
45.0%
輌
価
40.0%
65.0%
60.0%
車
60.0%
70.0%
65.0%
60.0%
くさ
い
80.0%
10.0%
3.MT 車での発進・運転:
MT 車の発進・運転が難しいとした人は一人もおらず、35%の人が気にならない、または慣れれば問
題ないと回答している。ただし、MT 車の試乗が出来なかったため、60%の人が試乗しなかったのでわか
らないと回答している。
MT車での発進・運転
無回答, 5.0%
気にならない,
25.0%
慣れれば問題な
い, 10.0%
その他, 60.0%
難しい, 0.0%
4.ガソリン MT 車と比較した時の発進・運転:
ガソリン MT 車と比較してディーゼル乗用車の発進・運転が難しいとした人は一人もおらず、35%の人
が気にならない、または慣れれば問題ないと回答している。ただし、MT 車の試乗が出来なかったため、
55%の人が試乗しなかったのでわからないと回答している。
ガソリン車MT車と比較したときのディーゼル乗用車の発進・運転
無回答, 10.0%
気にならない, 20.0%
慣れれば問題ない,
15.0%
難しい, 0.0%
その他, 55.0%
6
5.ディーゼル乗用車での MT 車と AT 車の選択:MT 車選択者も意外に多い。
ディーゼル乗用車を購入する場合に MT 車と AT 車のどちらを選択するか聞いたところ、AT 車が 55%、
MT 車が 40%でそれほど差がなかった。
ディーゼル乗用車でのMT車とAT車の選択
その他, 5.0%
AT車を選択,
55.0%
7
MT車を選択,
40.0%
6.最新ディーゼル乗用車の売れ行き予想:「売れない」と回答した人はゼロ
回答者の半数以上(55%)が「ある条件が改善されれば売れる」とし、30%が「一部の人に売れる」、
10%が「売れる」とした。「売れない」と回答した人は一人もいなかった。
最新ディーゼル乗用車の売れ行き予想
その他, 5.0%
売れる, 10.0%
売れない, 0.0%
一部の人に売れる,
30.0%
ある条件が改善さ
れれば売れる,
55.0%
各回答に対して売れる理由・対象・条件などを尋ねた。その結果得られた回答を以下に示す。
●「売れる」理由:なぜ売れるのか
・
絶対的にガソリンと比べて劣らない。
・
燃費はいいから。低回転時のパワーが魅力的。高速で静か。
●「一部の人に売れる」理由:誰に売れるのか
・
ディーゼル車の悪いイメージを知らない年齢層
・
長距離の通勤に使用される方、RV/SUV での高トルク・低回転を求めるマニア。
・
長距離を走る機会が多い、かつ、クルマの知識をもった人。
●「ある条件が改善されれば売れる」理由:何を改善すべきか
規制緩和・優遇措置
・
先入観の排除、税制の改正
・
規制とイメージ
・
ディーゼルに関する悪いイメージの改善
・
ディーゼルエンジンのネガティブな印象を払拭すること。
・
ディーゼル車は悪くないとなれば
・
車輌価格の差が小さくなること。イメージ改善に成功すること。
・
車輌価格が高いため、コスト差をペイできるかどうか?
・
ガソリンエンジンと同出力、車内騒音、2年で元が取れる価格差。
・
乗用車は維持費よりも初期費用重視。同一装備で同一価格であれば売れる(私は買う)
・
一般家庭で使用している車種と価格
・
ポスト新長期の排ガス規制をクリアすること及びナノ粒子対策
・
排ガス中の SPM による発ガン性の否定とガソリン車との割高感の解消。
イメージの改善
車体価格の低廉化
多様な車種
●その他
排ガスのクリ
・
ーン化
国策の1つとしてやらないと無理ではないか。
8
7.最新ディーゼル乗用車の購入意向:
最新ディーゼル乗用車を「買いたいと思う」「検討には値する」がそれぞれ 40%、「買いたいと思わな
い」は 15%であった。
最新ディーゼル乗用車の購入意向
無回答, 5.0%
買いたいと思
う, 40.0%
検討には値す
る, 40.0%
買いたいと思
わない, 15.0%
また、過去にディーゼル乗用車を所有していた人(4人、20%)、または現在所有している人(1人、
5%)を対象に、「次回もディーゼル乗用車を購入するか」を尋ねた。その結果得た自由回答を以下に示
す。
【また次も購入する】
・
購入したい。ランニングコストが安くここ数年で大きく動力性能が向上しているため。
【条件がクリアされれば購入する】
・
環境性能、価格的に折り合いが付けば所有したい。
【購入しない】
・
多分購入しないと思います(DME ディーゼルならば別ですが)。その理由として、1番は排気ガスの
臭いです。PM が見えないレベルではなく、0.0002 レベル(LPG,CNG,DME レベル)で初めて競争ライ
ンにあるのではないでしょうか。
・
今のところ(購入する予定は)ありません。
9
8.購入希望車種にディーゼル乗用車とハイブリッド車がラインナップされた場合の選択:
ガソリンハイブリッド車 10%VS ディーゼル乗用車 70%。
購入希望車種にディーゼル乗用車とハイブリッド車がラインナップされた場合どちらを選択するか聞い
たところ、ディーゼル乗用車を選ぶ人がハイブリッド車を選ぶ人に比べて圧倒的に多かった。
購入希望車種にディーゼル乗用車とハイブリッド車がライン
ナップされた場合の選択
どちらも選択しな
い, 15.0%
無回答, 5.0%
ガソリンハイブ
リッド車, 10.0%
ディーゼル乗用
車, 70.0%
9.最新ディーゼル乗用車の購入の際の価格条件: ガソリン車より安くないと買わない人はゼロ
ガソリン車より安くないと買わないという人は一人もおらず、「ガソリン車と同等」とした人が 35%、ある
程度の範囲内であればガソリン車よりも高くても買うとした人が 60%いた。
最新ディーゼル乗用車の購入の際の価格条件
無回答, 5.0%
同等, 35.0%
( )万円位の
差であれば購入,
60.0%
ガソリン車より安
くないとダメ,
0.0%
【ガソリン車と比較した時の最新ディーゼル乗用車の許容価格】
ある程度の範囲内であればガソリン車より高くても購入すると回答した人(12 人)のうち、45.5%が 10
万円をその許容範囲としていることがわかった。ついで5万円以内とした人が 27.3%、15万円以内とし
た人が 18.2%であった。20万円以上高くても購入するとした人は一人もいなかった。
その他、「2年で元が取れる価格差」「ディーゼル MT とガソリン AT が同等くらいで OK」という意見もあ
った。
10
ガソリン車との価格差の許容範囲
n=11
60.0%
45.5%
40.0%
27.3%
18.2%
20.0%
9.1%
0.0%
5万円高以内
10万円高以内 15万円高以内 20万円高以内
11
10.最新ディーゼル乗用車のイメージの変化
最新ディーゼルの試乗会に来場し、ディーゼル乗用車に対するイメージがどのように変ったかについ
て自由な意見を伺った。その結果得られた回答を以下に示す。
【イメージアップ】
・
ローテクだと思っていたのが、非常に先進的で驚きました。
・
騒音の少なさと排ガスのクリーンさには驚きました。あとは規制(優遇)面と価格と思います。
・
ヨーロッパで走った印象で悪いイメージは持っていなかったが、より進歩したことが感じ取れた。
・
事前に話しを聞いていたので、イメージは変わらない。従来のディーゼル車よりはたいへん素晴らし
い。
・
大きなマイナスからガソリン車と同レベルに向上しました。
・
もともとのイメージとちがい、良いと思う。
・
成熟度が高い。
・
一昔前のイメージは払拭されている。メーカーの市場投入が本格化すればユーザ−も目を向けると
感じた。
・
ガソリン車より運転するフィーリングは良いと思う。トルクがあるため、運転が楽しめる。特に渋滞時
は楽だと思う。
・
過去のディーゼル乗用車のイメージが一新し、高級車は普及すると思います。
・
こんなにガソリン車と変らないか、優れているとは思っていなかった。ガソリン車、ガソリン・ハイブリ
車、ディーゼル車と選択が増えた方が健全なのに。
・
遅い、うるさいのイメージが無くなり、レスポンスの良さには驚きました。
【まだガソリン車が優勢】
・
改善されていることは認識できた。しかしながら、ディーゼルに乗りたいと思うほどのインパクトは感
じなかった。
・
3000 回転以上ではバランスがとれていて、性能的には良い事だと信じます。しかし、ガソリンと比べ
て圧倒的な優位性にかけていると思います。
・
思った以上によくできているが、ガソリン車と比べるとまだまだという印象。
・
もう一息。
【あとは排ガス対策のみ】
・
価格以外のネガティブイメージはほぼ払拭された。性能、機能については、ガソリン/ディーゼルを
意識する必要なし。ただし、「CO2 低減のために積極的にディーゼルを選ぶ」までには至らないか。
・
技術の進歩は評価できる。軽油の性能が変わればより排ガス対応がしやすくなるのではないでしょ
うか。
・
動力性能はガソリン車を上回るレベルで、否定的要素はほとんどない。後は規制をクリアできれば、
実際に所有したいと思います。
12
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