...

勇気が出る 構成的グループエンカウンター ~アドラー心理学を生かして~

by user

on
Category: Documents
16

views

Report

Comments

Transcript

勇気が出る 構成的グループエンカウンター ~アドラー心理学を生かして~
学級づくり研修
~個と集団を育てる学級づくり~
五泉市立村松小学校
佐久間 由希
「分からない」が言えない子には、何が必要か。
○安心な環境
○価値を知る
繰り返し繰り返し。
複数の方策をもつ
この子になら、(この班でなら)(この
クラスなら)話せる。聴ける。少しず
つ「共同体」を大きくする。段階が
大事。学年によって違う対策を。
先生もね、分からないことがあると
聴くんだよ。聴いた相手の先生も
「説明したことで自分が何を分から
ないか分かった」と言われたよ。聴
かれた方も学びがあるんだね。
安心のないところに、個は育たない
安心感がないとじっくり考えたり、
まして何かを学ぶことは難しい。
教師も保護者
も黄金の月!
①子ども達の意欲が高い
②ルールや学級を見直す機会
③保護者に「チーム」を呼び
かける機会
④自分の経営の癖をふり返る
機会
~提案~
・学級目標を、子どもたちと大事に決めよう。
・学期末だけでなく、学級を常時見直しながら進
もう。
・授業や学級に憧れを持とう。
・心の教育を積極的にしていこう。
・「集団」の力を使おう。
・大人も頼る力を持とう。
自分が目指す学級像を語りましょう。
「私は○○な国に行きたい!」
「私は○○かな。」
(学年でおおまかな行き先を決める)
①子どもたちと目的地を共有
これが学級目標!
②学級目標の方向に進んでいるか、子ども
も教師もチェック!原因ととっている方
法が違う。
・子ども達に「学級目標の姿に
なっているか」と問い、意識
させる!
●ふわふわことば
相手意識を育てる!
●ふわふわさん・ちくちくさん(行動)
ちくちく言葉は、刺激
が強いもの。掲示は絶
対にしません。
順番は、①ちくちく⇒
②ふわふわの順か、
ふわふわだけを考える。
安心して、学級に居られる学級を。
みんなで、ルールを決め直す。
おいで
良い言葉は刺激が少ない。
回数が必要!
ありがとう
入れて
よかったね
若い方に注意!
上下関係を正しい言葉を使うことで理解させ
ましょう。友達先生になると、緊張は少ないけ
れど、子どもも不安。本当の優しさとは?
ベテランの方に注意!横糸は、数回の交
流では張れていません。繰り返し、横の関
係を見て、強化します。
横糸を張ろうとする前に始めること
「先生が、代わりに友達をつくってあげること
は、できないんだよ。
「先生がプレゼントできるのは“きっかけ”だ
け。そこからどうするか決めるのかは、自分
だけなんだよ」
交流欲求・承認欲求・影
響力欲求を満たし合うか
ら、安心感も高まる!
あ…相手を見て
い…いい姿勢で
う…うなずきながら
え…笑顔で
お…最後まで。
(聞き直すのはOK)
よ聴
とい
いて
うい
気る
持よ
ち、
を受
行け
動取
でっ
表て
現い
!る
●聴き方「あいうえお」のどれがで
きたかな?
(漠然とエクササイズをしない)
●やってみて、どんな気持ち?
●先生には、みんなが「お…終わり
まで」しっかりと話を聞いていて、
とても良かったと思ったよ。
「クラスブランド」
プライドを育てる
朝の黒板は、クラスへのラブレター
1年生なら
例
・「おうちに帰りたい」と泣く
・休み時間まで席に座っていられない
・和式トイレが使えない
・着替えで、とんでもなく時間差ができる。
○年生なら
例
・物がなくなる。
・おごり合いをする。
・登校班の集合時間を守らない。
・2階の体育館までの廊下を走る。
・服装がだらしなくなり、オシャレにはしる。
目的が達成され
ているからくり返す。
①Tさんが騒ぐ
③Tさんが騒ぐ
②先生が注意する
②落ち着いてから、
言い分を聞く。
①Tさんが騒ぐ
②叱る前に「どうし
たの?」と聞く。
②普段、頼みごと
をして褒める。
③Tさんが過剰
なアピールが
減る。
アメリカ人に比べ、日本人の遺伝子配列は、
不安で神経質な傾向が強い。 (S遺伝子)
①安心感は意図して醸成
②ストレスの対処法を教える
→適応できるよう手助けする。 →想定外を想定内に。
不安な感情は、安心感に →ストレスに弱いのは子どもだ
けではない。子どもの失敗に
包まれることで制御される。
耐えられない。
つまずいていない、何もな
い時にやれることがある。
⇒「対策」があるだけで強くなる。
⇒つながりがある。
⇒スケーリングをする。
⇒心を充電している時はどんな
「今の不安は5段階でいくつか。1
時?意識してその時間を過
つ、段階をよくするにはあなたに
何ができるか」
ごす。
よく使う回路は
日々強化される
気の弱そうな友達に八つ当
たりをする。
イライラする
一度、その場を離れる
話題を変える
冷静な時に、自分がこの話
題は苦手だと伝える。
ぼくは不安症で緊張しやす
い!Aさんはいいな。
本番でも、涼しい顔をしてい
る…ぼくは、小さい奴だ!
いや、不安になるということは、
それだけ「もし~になったら」と
予測できる力があるんだ。
それだけ自分にストイックで、
自分に厳しいんだ。
低学年
中学年
ただそこに集合しているだけ
グループの出入りが激しい
リーダーをするのは、信頼さ
れているからというより、目立
ちたい。
自然に活動しにくい状
態なら、活動できる場
を仕組む…例 会社
高学年
好かれている自信がない。
周りから浮きたくない。
目立ちたくない。
・いっしょにいると楽しい!
・友達っていいな。
相手意識は理解
・優しくしてもらう。
が難しい。
・世話をしてもらう。
感情体験を積む。
・ありがとう!
という体験を積む。
・いろんな友達と出会う体験を積む。
・信頼できる「仲間」をもつ体験をし、
自分の感情を語る体験をする。
このグループにいて良かった!
クラスにいて良かった!楽しい。
安心するという体験を重ねる。
相手にも「感情」があることを知る。
・「こうされたら嬉しいかな」
「わたしだったら、どうかな」
感情の推測ができるようになる。
教員の連携は簡単か
●力のなさが露呈するのではないか。
●プライドを傷つけるのではないか。
●相手も忙しいのではないか。
・守るべきは、自分のプライドなのか。
・人的資源を把握する。
特別支援系なら○○先生に
ゲームなら○○先生に
理科の工夫なら、算数の教材なら…
同僚性を生かして
①伝える口
?と感じたらすぐに担
任へ。多面的に把握。
⑤聴く心
③気づく目
休み時間図書室にいる、
机を離している。笑顔の裏を
疑う。(同調圧力を疑え!)
誰か一人でいい。この気
持ちを分かってほしい。
②学級を越える足
その「場」「時」を逃さない。
高学年女子から逃げない。
④感じる心・待つ心
普通の子ほどスポットライトを!
後々、能率が悪い「教師主導」。
学年に合わせて、少しずつ。
Fly UP