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2007年3月期 第8期 事業報告書

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2007年3月期 第8期 事業報告書
株主メモ
事業年度
定時株主総会
基準日
毎年4月1日から翌年3月31日まで
6月
3月31日
臨時株主総会の開催その他必要があるときは
あらかじめ公告して定めます。
株主名簿管理人
東京都千代田区丸の内一丁目4番5号
三菱UFJ信託銀行株式会社 同事務取扱場所
東京都千代田区丸の内一丁目4番5号
三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部
(同送付先)
同取次所
公告方法
〒137‐8081
東京都江東区東砂七丁目10番11号
三菱UFJ信託銀行株式会社 証券代行部
電話 0120‐232‐711(フリーダイヤル)
三菱UFJ信託銀行株式会社 全国各支店
○株式関係のお手続き用紙のご請求は、次の
三菱UFJ信託銀行の電話及びインターネット
でも24時間承っております。
フリー
電話 ダ イ ヤ ル 0120‐244‐479(本店証券代行部)
0120‐684‐479(大阪証券代行部)
インターネット
ホームページ http://www.tr.mufg.jp/daikou/
なお、株券保管振替制度をご利用の株主様は、
お取引口座のある証券会社にご照会ください。
株主の皆様の声をお聞かせください
当 社 で は 、株 主 の 皆 様 の 声 を お 聞 か せ い た だ く た め 、アンケート を
実 施 致 し ま す 。お 手 数 で は ご ざ い ま す が、
下 記 の 方 法 にてアンケートへのご協 力 を お 願 い致します。
下記URLにアクセス頂き、アクセスコード入力後に表示される
アンケートサイトにてご回答ください。所要時間は5分程度です。
http://www.
e-kabunushi.
com
アクセスコード 2121
いいかぶ
検索
Yahoo!、MSN、exciteのサイト
内にある検索窓に、 い い か ぶ と
4文字入れて検索してください。
空 メ ー ル に よ り U R L自 動 返 信
[email protected]へ空メールを送信してください。
(タイトル、本文は無記入)
アンケート回答用のURLが直ちに自動返信されます。
●アンケート実施期間は、
本事業報告書が
お 手 元 に 到 着 し て か ら 約 2ヶ月 間
(2007年8月31日まで)
です。
ご 回 答 頂 いた 方 の 中 から
抽 選 で 薄 謝(図 書 カード 5 0 0 円 )
を 進 呈させ て 頂 きま す
※本アンケートは、株式会社エーツーメディアの提供する「e - 株主リサーチ」
サービスにより実施致します。
(株式会社エーツーメディアについての詳細 h ttp://www.a2media.co.jp)※ご回答内容は統計資料としてのみ使 用さ
せて頂き、
事前の承諾なしにこれ以外の目的に使用することはありません。
●アンケートのお問い合わせ「e - 株主リサーチ事務局」
tel:03 - 5777 - 3900 MAIL:[email protected]
電子公告
電子公告掲載 URL http://www.mixi.co.jp/
ただし、電子公告によることができない
事故その他のやむを得ない事由が生じたときは、
日本経済新聞に掲載して行います。
東京都渋谷区道玄坂一丁目12番1号
渋谷マークシティウエスト
tel:03-5459-4307
2007年3月期
第8期 事業報告書
地球環境に配慮した大豆油インキを
使用しています
古紙パルプ配合率100%再生紙を使用しています
2006年4月1日∼2007年3月31日
コーポレートメッセージ
株
主 ・ 投
資
家
の
皆
様
へ
株主・投資家の皆様におかれましては、
ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。
世の中にない
新しい価値を生みだす
とした各種広告販売の好調な売り上げにつながりました。
インターネット求人広告事業「Find Job !」においては、安定し
た売上高を維持、堅調に推移しました。特に更なるユーザビリティ
また、平素は格別なご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
の向上を目的として、企業側管理ページをリニューアルし、デザイ
ここに、株式会社ミクシィ第8期事業報告書
ン及び機能整理を図るなど、より使いやすいインターフェイスを実
装致しました。
お届けするに当たり、一言ご挨拶申し上げます。
■
[持続的成長を目指して]
インターネットが登場してからの歴史は浅く、特に当社の収益モ
デルであるインターネット広告の市場が出来てから10数年しか経
っておりません。
■
[第8期 業績報告]
代表取締役社長 笠原
健治
CONTENTS
1
トピックス
3
各事業収益モデル
5
特集 ミクシィ徹底解析!!
7
収益モデルの確立についても継続的に検討してまいります。
■
[節目の年へ向けて]
おります。事業所を一箇所に集約することにより、迅速な意思決定
がなされ、一貫した管理体制の下、業務推進体制の強化を図ってま
いります。その結果として、当社の企業価値向上に資するものであ
ると確信しております。
また、今期は、上場後初めての1年であると共に、節目となる第
しかしながら、通信機器の技術革新に伴い、インターネット広告
10期を目前に控えた1年でもあります。上場会社としての自覚と
当事業年度の業績につきましては、当期計画を大きく上回り、売上高は
市場は急速な成長を遂げ、いまやインターネットは、TV・新聞・雑
誇りを持ち、あらためて当社の存在意義を見つめ直すと共に、次な
5,247,388千円(前年同期比177.1%増加)、営業利益は2,184,718千円(前
誌に次いで、第4のメディアといわれる程大きく成長し注1、電通総
る成長ステージへ向け、企業としての礎を確立すべく努めてまいり
年同期比139.4%増加)、経常利益は2,147,410千円(前年同期比135.4%増
研は「インターネット広告費は4年後の2011年には、2006年実
ます。そして、透明性の高い、健全な事業を成長させていくことこ
加)、当期純利益は1,118,099千円(前年同期比94.0%増加)となりました。
績比の2倍以上、中でもモバイル広告費は3.3倍程度に上昇する」
そが、ソーシャル・ネットワーキング サービスのリーディングカン
という試算を発表しています 。また、やや停滞気味ではあるもの
パニーとしての責務であり、同時に広く社会貢献につながるもので
の、依然としてインターネットの利用人口や普及率は増加基調にあ
あると考えております。
注2
株主・投資家の皆様へ
立してまいります。更に、収益基盤の強化を図るため、広告以外の
過日ご報告致しましたとおり、当社は8月に本店移転を予定して
(2006年4月1日から2007年3月31日まで)を
会社を目指して
の改善を実施しつつ、SNSの特徴を活かした新たな広告手法を確
■
[セグメント別の状況]
インターネットメディア事業「mixi」においては、動画・音楽といったリッチコ
り、ブロードバンド環境の普及や携帯電話の機能向上により、イン
皆様のご期待を上回るようなサービスを提供し続けることが出
ンテンツの導入を図るとともに、
「mixiモバイル」の機能の強化に注力致しまし
ターネット広告を取り巻く環境において、動画広告等の新たな広告
来るよう、スタッフ一同、全力を尽くしてまいります。今後とも一層
た。その他、パソコンやインターネットサービスをご利用頂くうえで、初心者の
手法の動きも見られています。
のご理解、ご指導を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
方々にも気軽に楽しんで頂ける様、初心者向けコンテンツの充実やユーザー参
このようなことから、インターネット広告市場はまだまだ成長段
財務ハイライト
10
財務諸表
11
その結果として、登録ユーザー数や閲覧されたページを指すページビュー(以
くものと見込んでおります。また、
「mixi」の更なるメディア価値向
会社情報
14
下「PV」という)等、いずれも増加基調を維持し、ローテーションバナーを始め
上並びに収益の最大化のためには、新しい機能の追加や既存機能
加型コンテストの開催といった各種施策を積極的に行いました。
階であり、当社の業績においても今後も堅調に売上高が推移してい
2007年6月
代表取締役社長 笠原 健治
注1:株式会社電通 2007年2月20日「2006年(平成18年)日本の広告費」による 注2:株式会社電通総研 2007年4月16日発表による
1
2
トピックス
当事業年度は、主に動画や音楽といった「リッチコンテンツ」の開発と、QRコードを利用した機能の導
入等モバイルの機能拡充に注力してまいりました。その他にも、情報公開レベルの選択機能のリリースや、
ニュースソースの拡充といった様々な機能の改善・強化を行い、更なる利便性の向上を図りました。
全社的な取り組みと致しましては、個人情報保護に対する関心の高まりを受け、プライバシーマークを
6.8 プライバシーマークを取得
取得し、社員のコンプライアンス意識の向上・リスクマネジメントの強化を図りました。
また、事業の成長力の源となる人材採用を推進すべく、人事機能を強化し、当事業年度から本格的に新卒採用を開始し、
「Second Life」注1 を活用した
採用情報の提供や、当社の技術開発者をスピーカーとしたワークショップ「Vantage Point2008」の開催等、積極的な採用活動を行うなど、中長期的
な競争力の確保に努めてまいりました。
12.4 「mixiモバイル」新規ユーザー登録開始
財団法人日本情報処理開発協会より、
携帯電話からの招待状の送付やユーザー登録が可能になり、PCを保有していな
付与指定機関の認定を受ける。
いユーザーであっても登録が可能となる。また、携帯電話からより簡単に登録の
1.28
「mixi」登録ユーザー数、
800万人を突破
手続きが行えることにより、ユーザー数やPV数の増加につながる。
4月
6月
5月
7月
8月
サービス開始から約2年10カ
月で800万人を突破。PCと携
9月
帯 を 合 わ せ た 月間 P V 数 は 、
10月
7.24
ッチ化を促進。
東京証券取引所マザーズ市場に上場
12月に200万人、2006年7月
には500万人を突破し順調にユ
身となる有限会社イー・マー
ーザー数が増加。
キュリーを設立。2004年2
1月
月よりmixiの運営を開始し、
2006年2月、株式会社ミク
2.10 ページリニューアル及び料金改定
シィに社名変更。会社設立後
“音楽を通じた交流”
をコンセプトに開発された楽曲情報共
約6年で株式上場を果たす。
有サービス。同年12月には「mora win(モーラ ウィン)」注2、
「iPod」注3に対応し、継続的に機能改善を図っている。
ユーザー数の推移
(単位:万人)
1,000
919
800
アイコンの説明
744
600
470
340
Find job !事業
0 0.4
2004
3
11
25
49
2005
84
137
2006
3.1
3.1
223
200
2月
2007
3/31 6/30 9/30 12/31 3/31 6/30 9/30 12/31 3/31 6/30 9/30 12/31 3/31
注1:セカンドライフ 提供:米リンデンラボ社
注2:株式会社レーベルゲート
注3:米Apple社
求人・応募者の管理画面など全般的なデザインを一新、更なる
ユーザビリティの向上を図る。また最上位プランを新設し、単価
の向上を図る。
「mixi × ドラマ」開始
「mixi」上で平日更新されるウェブ小説と連動した広告サービス。登場人物のプロフィールや
小説の本文中の関連キーワードによって、協賛企業の広告が掲載される。高い頻度でコンテン
ツの更新を行い、企業・商品の認知度の向上を目的としている。
599
400
3
たコミュニケーションのリ
12月
1999年6月、ミクシィの前
「mixiミュージック」リリース
ミクシィ事業
ユーザー間の、動画を通じ
100億PVに迫る勢い。
9.14
2005年8月には100万人、同
会 社
デジタル機器や携帯電話で撮影した動画を投稿し共有できる機
能。動画は、アルバムとして公開したり、日記への引用が可能。
11月
「mixi」登録ユーザー数、
500万人を突破
5.22
2.5 「mixi動画」サービス開始
3月
「Second Life」上にバーチャルオフィス
『ミクシィ キャリア・インフォメーションセンター』開設
検索エンジン、分散システム等、コンピュータサイエンス分野の技術研究に携わった経験のある
インターネットビジネスに対して感度の高い分野の学生に対し採用情報を提供。
4
各事業収益モデル
当社は、設立以来インターネット求人広告事業「Find Job !」を
中心に事業を展開してまいりました。2004年2月よりインターネットメディア事業「mixi」の運営を開始し、現在、同事業を当社の
主力事業と位置付けております。現在「mixi」においては、
1,000万人以上の方にご利用頂いており、収益を牽引する形で成長を続けております。(2007年5月20日現在)
収益モデル
インターネットメディア事業[mixi]
「mixi」の収益源は2つあり、インターネット上の広告枠の販売
事業系統図
広 告 主
インターネット求人広告事業[Find Job !]
「Find Job !」には、Webデザイナーやプログラマ、SE、
からなる広告料収入と、月額315円の有料サービス「mixiプ
エンジニアといったクリエイティブなIT系の職種を希望する
レミアム」の利用料からなるプレミアム収益によって成り立っ
求職者が数多く登録しています。また、登録者の約半数を20
ております。
∼30代が占めており、その大部分が首都圏・京阪神での勤務
「Find Job !」の特徴
ブランド力
を希望しています。これは潜在的転職願望が高いとされてい
●広告料収入
広告代理店・メディアレップ
広告枠の提供
広告料の支払
る層であると同時に、
「mixi」ユーザーとの親和性も非常に高
広告代理店・メディアレップ注を通じて、ページ上部に常時掲
い世代でもあります。大手ポータルサイト等との連携やリステ
載される「ローテーションバナー」や、性別・年齢・居住地等タ
ィング広告、SEOをはじめ、自社媒体「mixi」を中心とした様々
ーゲットを絞って配信が可能となる「ブランディングバナー」
、
はプロモーションを実施するなど、質の高いユーザー誘引を積
ログイン画面を企業の広告に差し替える「ログインジャック」
極的に行っています。
等の各種バナー広告を販売しております。またSNS独自の広
無料サービス
の提供
有料サービス
の提供
告手法として「mixi」のコミュニティ機能を活用した商業利用
「Find Job !」は、サービス開始以来、ITベンチャー企業等
可能な「公認コミュニティ」の販売や「mixi ×ドラマ」
といったウ
を主たる顧客層とし、低価格でスピーディーな求人広告情報
ェブ小説と連動した広告企画等、独自の広告手法を開発してい
の提供に努めてまいりました。Sプレミアムプラン、プレミア
く方針です。
ムプラン、ベーシックプラン、ライトプランの4つの基本掲載
今後はインターネット広告市場の、より一層の拡大基調を
プランをベースに、オプションメニューを自由に組み合わせ
見据え、営業体制を強化し、広告代理店・メディアレップとの
ることにより、企業様のニーズに応じた最適な求人広告の提
良好な関係のもと、新規広告主の積極的な開拓に努め、より
供が可能です。閲覧数や応募者数の集計、応募者とのコンタ
一層の収益拡大を目指してまいります。
クト履歴確認等、採用活動の充実化を図る支援ツールも充実
1
2
3
I T 系に特化
高い 費用対効果
自社 媒 体 m i x iとの 連 携
しており、状況に応じてリアルタイムな施策を検討することが
●プレミアム収益
無料サービス
の利用
ユーザー
「mixi」は原則として無料でご利用頂けますが、日記の装飾
利用料の支払い
プレミアム会員
※広告枠の販売は、一部広告代理店・メディアレップを仲介せず、直接広告主に
販売しております。
注:インターネット広告枠を広告代理店に販売する一次代理店
5
可能です。また、費用対効果も大変高く、約70%の企業様に
継続してご利用頂いております。
機能やデータ保存容量の拡大、アンケートの集計・作成機能
等、一部の追加機能については月額315円の有料サービス
もはや求職活動には欠かせないツールとなったインターネ
「mixiプレミアム」として、提供しております。
「mixiプレミア
ット。刻々と変化する人材市場のニーズに柔軟に対応するこ
ム」では、新サービスの先行利用が出来る等、今後もユーザ
とで、求人と求職の適正なマッチングを実現出来るようサー
ーの皆様に満足頂けるサービスの提供を目指してまいります。
ビスの改善・強化に努め、利便性及び信頼性の向上を図ってお
ります。
6
特集
Q
徹 底 解 析!!
A
「mixi」はどのように利用され、収益化されているのか。また、その成長性のキーポイントはどこにあるのか。
「mixiとは?」
「収益モデルとは?」
「mixiの独自性とは?」
という3つのキーワードに沿って、説明してまいります。
「mixi]の売上高の約9割は、バナーを始めとした広告料収入
によるものとなっております。サイトの上部に常に掲載される「ロ
ーテーションバナー」やログイン画面を広告画像に差し替える「ロ
グインジャック」といった広告枠は、
「mixi」のメディア力を活かし
てユーザーへの幅広いリーチが可能となります。また、年齢・性
別・居住地域等のセグメント化した情報を元に配信する「ブラン
ディングバナー」は、ユーザー属性に応じた配信が可能であり、効
率的に効果的な広告配信が可能となります。
その他にも、SNSの特性を活かして、企業が「mixi」内にコミュ
ニティを開設することでユーザーと直接コミュニケーションを図る
ことが可能となる「公認コミュニティ」や「タイアップ広告」といっ
た、様々な広告枠を用意し、効果的な広告配信を可能にしており
ます。
Q
A
「SNS」とは、現実社会(=リアル)
の友人や知人といった人間関係をそのままインターネット上に可視化したサービス
で、日本国内では2002年頃より急速に普及しました。従来のインターネットサービスは、情報を発信することそのものを
主としており、不特定多数に向けた、ある種一方通行なやりとりが主流でした。しかし、
「mixi」では、人と人とのつながり、
すなわちインターネット上での友人や知人との「コミュニケーション」が図れるということを特徴に、急速にユーザー数を拡
大してまいりました。
「mixi」にはコミュニケーションを活発化する為の機能が多数あり、
「日記」機能ではユーザーを中心と
してマイミクシィと呼ばれる友人・知人とつながり合うことができ、
「コミュニティ」機能では、同じ趣味や嗜好をもつユーザ
ー同士がつながり合えることで、より一層活発なコミュニケーションが図られております。
「mixi」は、サービス開始以来、
「招待制」を採用して
おり、招待を通じて人の輪が生まれ、新たなコミュニケ
ーションが育まれます。招待制であるが故の「居心地
の良さ」が、
「mixi」内での活発なコミュニケーションを
支えている重要なキーワードであると言えるでしょう。
「会って会話をする」
「電話で会話をする」といった従
来のコミュニケーションに加えて、時間的・地理的制約
のない「mixi」というインターネットを介したコミュニケ
ーションが発生することで、今まで以上に友人・知人の
輪が広がり、豊かなコミュニケーション・ネットワークが
構築されております。
7
●PV数の推移
また最近では、パケット定額制の普及や、携帯電話の通信速度
の向上をはじめ様々な技術革新が追い風となり、インターネット
の利用者数調査において、携帯電話がパソコンからの利用者数
を逆転したという報告注がなされました。
「mixi」においても、
「mixi
モバイル」の利用が好調で、それに応じて「モバイル広告」の売
上が順調な伸びを示しております。
(単位:億PV)
80
PV(PC)数
PV(mobile)数
60
40
20
トップページ
0
2006
4月
2007
5月
6月
7月
8月
9月
10月
11月
12月
1月
2月
3月
「mixi」のメディア力の高さを示すアクティブ率や滞在時間の
長さといった各種指標は広告の認知度向上に有効に作用してお
り、今後も、広告料収入の拡大を図ると共に、新たな収益モデル
の確立を図って参ります。
注:総務省 2006年5月19日「通信利用動向調査」による
8
ミクシィ徹底解析!!
財務ハイライト
財務ハイライト
Q
● 売上高
(単位:千円)
A
公認コミュニティ
● 経常利益又は経常損失(△)
(単位:千円)
2,500,000
6,000,000
(単位:千円)
1,200,000
1,118,099
共通する趣味・嗜好等について他のメンバーと情報を共有したり、意見交換をしたりす
ることが出来る「コミュニティ機能」において、広告プランとして、企業(広告主)
が運営・管
理を行う「公認コミュニティ」
「公認アカウント」といった広告手法を提供しております。
(約
18件、2007年4月当社調べ)
ユーザーは「公認コミュニティ」に参加する事によって、企業の商品やサービスについて
運営者である企業(広告主)
から情報を得て、それらに関する興味・関心を高めておりま
す。同時に、参加ユーザーが他のユーザーへ当該コミュニティやサービスを紹介すること
によって、口コミを自然発生させ、企業やサービスの
認知度向上が図られております。
企業(広告主)
にとってはユーザーからの書き込み
内容は、まさに生きたマーケティング材料であり、自
社サービスに対するユーザーの率直な反応を収集・
分析することが可能となります。
2,147,410
5,247,388
5,000,000
2,000,000
4,000,000
1,500,000
3,000,000
1,000,000
600,000
今後もユーザーの「居心地の良さ」を第一に考え、様々なニーズに応じた機能追
加や改善を図ると同時に、SNS独自の強みを活かした広告販売を強化し、収益力
向上を図ってまいります。
400,000
2,000,000
500,000
1,893,452
200,000
164,087
1,000,000
△3,735
△500,000
● 総資産/自己資本比率
第8期
2007.3
10,295,709
第8期
2007.3
● 1株当たり純資産額※
(単位:円)
140,000
自己資本比率
10,000,000
△100,000
第4期 第5期 第6期 第7期
2003.3 2004.3 2005.3 2006.3
(単位:千円/%)
100
122,234.70
120,000
48.3
8,731.63
8,000
60,000
6,000
4,000
40,000
23.8
2,000,000
20
1,338,896
0 53,620
119,368
第4期 第5期 第6期 第7期
2003.3 2004.3 2005.3 2006.3
0
第8期
2007.3
1,466.83
2,000
20,000
2,933.65
0 317.18 474.30
第4期 第5期 第6期 第7期
2003.3 2004.3 2005.3 2006.3
98.24
0
11,665.28
400,604
16,094.05
16,000
10,000
40
23.7
● 1株当たり当期純利益金額又は純損失(△)※(単位:円)
12,000
60
4,000,000
第8期
2007.3
14,000
80,000
57.5
第4期 第5期 第6期 第7期
2003.3 2004.3 2005.3 2006.3
18,000
80
6,000,000
5,770
0
△4,054
第4期 第5期 第6期 第7期
2003.3 2004.3 2005.3 2006.3
総資産
96,762
8,429
0
739,422
144,977 303,810
0
8,000,000
mixi × ドラマ ストーリー
576,287
912,361
100,000
また新たな試みとして、3月より
「mixi ×ドラマ」を開始致しました。平日、毎日更
新されるオリジナルウェブ小説とフォトストーリーを軸に、各登場人物が日記を書
き、物語全体が「mixi」の機能と連動しながら展開していきます。登場人物のプロ
フィール欄や日記内に盛り込まれた「関連キーワード」によって、企業のサイトへの
誘導を促すことで、企業の商品やサービスの認知度向上を狙うものです。また、ユ
ーザーは、登場人物に向けて、紹介文やメッセージを送ることが可能で、これによ
り、ユーザーがドラマへの参加意識を一層強く持つと同時に、登場人物との繋がり
を覚え、
ドラマ広告を頻繁に閲覧することとなります。その結果として、企業と個人
の距離感を縮め一層の親近感を持たせつつ、企業(広告主)
はより効果的な販促
活動が可能となります。
1,000,000
800,000
88.6
9
● 当期純利益又は純損失(△)
△2,000
第8期
2007.3
△93.40
第4期 第5期 第6期 第7期
2003.3 2004.3 2005.3 2006.3
第8期
2007.3
※当社は2004年2月19日開催の取締役会決議に基づき、2004年3月17日付で1株につき10株の株式分割をしております。また、2005年1月19日開催の取締役会決議に基づき、
2005年2月28日付で1株につき2株の株式分割をしております。また、2005年9月2日開催の取締役会決議に基づき、2005年9月27日付で1株につき5株の株式分割をしておりま
す。上記では、当該株式分割に伴う影響を加味し、遡及修正を行った場合の数値を表記しております。
※2007年5月10日開催の取締役会議において、2007年7月1日付けで1株につき2株の株式分割を行うことを決議しておりますが、当該株式分割は考慮しておりません。
10
単体財務諸表
貸借対照表のポイント
当事業年度は東京証券取引所マザーズ市
単体財務諸表
貸借対照表(要旨)
科 目
(単位:千円)
当事業年度末
前事業年度末
2007年3月31日現在
2006年3月31日現在
損益計算書(要旨)
科 目
(単位:千円)
当事業年度
前事業年度
2006年4月 1日から
2007年3月31日まで
2005年4月 1日から
2006年3月31日まで
場へ上場したこともあり、前事業年度末か
ら当事業年度末までの財政状態は大きく変
動致しました。
当事業年度末の流動資産は9,285,193
千円(前年同期比748.9%増加)となり
ました。これは、主に東京証券取引所マザ
ーズ市場へ上場した際に実施した公募増資
資金による「現金及び預金」の増加、イン
ターネットメディア事業の売上高増加に伴
う売掛金の増加、及び、政府短期証券の購
入による有価証券の増加によるものです。
また、固定資産は1,010,515千円(前
年同期比312.4%増加)となりました。
資産の部
売上高
流動資産
9,285,193
1,093,837
固定資産
1,010,515
245,058
10,295,709
1,338,896
資産合計
負債の部
流動負債
負債合計
1,177,000
568,987
1,177,000
568,987
資本の部
64,200
資本剰余金
―
34,200
利益剰余金
―
671,508
資本合計
―
769,908
加、事業拡大による「未払金」の増加によ
負債・資本合計
―
1,338,896
るものです。
純資産の部
増加によるものです。
流動負債は、1,177,000千円(前年同
期比106.9%増加)となりました。これ
は、利益増加による「未払法人税等」の増
は、主に2006年9月14日、東京証券取
87,121
インターネットメディア事業におきま
しては、「mixiミュージック」や「mixi動
売上総利益
4,738,437
1,806,330
販売費及び一般管理費
2,553,719
893,927
営業利益
2,184,718
912,402
営業外収益
2,936
2
営業外費用
40,244
43
2,147,410
912,361
画」などの機能を追加しコミュニケーシ
ョンツールのリッチ化を図ることでメデ
ィア力の増大につながり、2007年3月末
時点でのユーザー数は約919万人、月間
PVはパソコンが約69億PV、携帯電話が
約40億PVとなりました。また、より広
告効果の高いターゲティング広告やクチ
る等、広告価値の増大を図ってまいりま
した。
経常利益
インターネット求人広告事業は、IT系
の求人情報に特化することにより他社と
特別利益
―
100,000
特別損失
74,417
40,616
2,072,993
971,745
指してまいりました。
法人税、住民税及び事業税
994,906
426,159
5,247,388千円(前年同期比177.1%
法人税等調整額
△40,012
△30,701
1,118,099
576,287
の差別化を図ること、及び、自社媒体で
ある「mixi」を活用することによる、高
い広告宣伝効果と広告宣伝費の抑制によ
この結果、当事業年度の売上高は
資本金
3,679,550
―
公募増資による「資本金」・「資本剰余金」
資本剰余金
3,649,550
―
の増加、及び、「当期純利益」の増加によ
利益剰余金
1,789,608
―
株主資本合計
9,118,708
―
純資産合計
9,118,708
―
10,295,709
―
り「繰越利益剰余金」が増加したことによ
11
508,951
株主資本
負債・純資産合計
業の販売がどちらも順調に推移致しまし
り利益率を確保しながら収益の拡大を目
引所マザーズ市場へ上場した際に実施した
るものです。
1,893,452
た。
売上原価
税引前当期純利益
純資産は、9,118,708千円(前年同期
比1,084.4%増加)となりました。これ
5,247,388
コミを活用したタイアップ広告を販売す
―
「mixi」のPV数の増加によるサーバー等の
当事業年度はインターネットメディア
事業、及び、インターネット求人広告事
資本金
これは、主にインターネットメディア事業
損益計算書のポイント
当期純利益
増加)、営業利益は2,184,718千円(前
年 同 期 比 1 3 9 . 4 % 増 加 )、 経 常 利 益 は
2,147,410千円(前年同期比135.4%
前期繰越利益
―
95,220
当期未処分利益
―
671,508
増加)、当期純利益は1,118,099千円
(前年同期比94.0%増加)となりました。
12
単体財務諸表
株主資本等変動計算書(要旨)
会社情報
当事業年度(2006年4月1日から2007年3月31日まで)
(単位:千円)
会社情報
株主資本
資本剰余金
資本金
2006年3月31日残高
事業年度中の変動額
新株の発行
当期純利益
事業年度中の変動額合計 2007年3月31日残高
その他利益剰余金
資本準備金
64,200
株式の状況 (2007年3月31日現在)
利益剰余金
株主資本合計
純資産合計
繰越利益剰余金
671,508
34,200
769,908
769,908
◆発行可能株式総数
264,000株
◆発行済株式の総数
74,600株
◆株主数
3,615,350
3,615,350
3,615,350
3,679,550
3,615,350
3,649,550
1,118,099
1,118,099
1,789,608
7,230,700
1,118,099
8,348,799
9,118,708
7,230,700
1,118,099
8,348,799
9,118,708
◆大株主
当社への出資状況
持株数
株主名
(単位:千円)
当事業年度
前事業年度
2006年4月 1日から
2007年3月31日まで
2005年4月 1日から
2006年3月31日まで
営業活動によるキャッシュ・フロー
1,319,945
594,305
投資活動によるキャッシュ・フロー
△2,995,336
△108,851
財務活動によるキャッシュ・フロー
7,204,712
―
現金及び現金同等物に係る換算差額
―
―
5,529,322
485,454
現金及び現金同等物の期首残高
710,985
225,530
現金及び現金同等物の期末残高
6,240,307
710,985
科 目
%
45,350
60.80
ネットエイジキャピタルパートナーズ
4,900
6.56
ネットエイジキャピタルパートナーズⅠ
3,400
4.55
サイバーエージェント
3,100
4.15
現金及び現金同等物の増加額
●営業活動によるキャッシュ・フロー
当事業年度において営業活動により得ら
れた資金は1,319,945千円(前年同期比
122.1%増加)となりました。これは、主
に税引前当期純利益が2,072,993千円、
売上高の増加に伴う売掛金の増加額
626,739千円、及び、取引増加に伴う未
払金の増加額205,175千円となったこと
によるものです。
13
●投資活動によるキャッシュ・フロー
当事業年度において投資活動により使用
した資金は2,995,336千円(前年同期比
2,651.8%増加)となりました。これは、
主にインターネットメディア事業が運営す
る「mixi」のユーザー数が伸び、それに伴
うサーバー等の購入代627,281千円、政
府短期証券の購入代2,996,900千円、政
府短期証券の償還による収入1,000,000
千円、及び、翌事業年度に本社移転するビ
ルの敷金の支出による254,069千円です。
個人・その他
4,217名
94.34%
会社の概要(2007年3月31日現在)
株式会社ミクシィ
◆所在地
東京都渋谷区道玄坂一丁目12番1号
役 員(2007年3月31日現在)
渋谷マークシティウエスト 19F
●財務活動によるキャッシュ・フロー
当事業年度において財務活動により得ら
れた資金は7,204,712千円となりました。
これは、主に東京証券取引所マザーズ市場
へ上場した際に実施した公募増資資金によ
る収入6,463,713千円、当該上場に関連
し、普通株式500株のオーバーアロットメ
ントによる売出しを行ったことによる第三
者割当による収入717,859千円によるも
のです。
◆設立
1999年6月3日
◆資本金
36億7,955万円
◆従業員数
131名
外国人・
外国法人 48名
1.07%
持株比率
株
◆商号
その他法人 165名
3.69%
金融機関・
証券会社
40名
0.89%
4,470名
笠原 健治
キャッシュ・フロー計算書(要旨)
◆所有者別株主分布状況
代表取締役社長
笠原 健治
取 締 役
生田 将司
取 締 役
衛藤 バタラ
社外取締役
西川 潔
取 締 役
塚田 寛一
監 査 役
加藤 孝子
取 締 役
小割 洋一
監 査 役
磯崎 哲也
第8期 中間報告書 株主アンケート
■その他のご意見など
招待状が届かないのでサービス内容を確認することができないのですが?
株式の購入に際して重視された点は(複数回答可)
将来性
84
収益性
47
独自性
42
事業内容
37
知名度
16
経営方針
5
財務内容・業績
5
mixiでは、
健全で安心感のあるコミュニティを醸成していきたいという想いから、
招待なしでの新規登録は行えない仕組みになっております。誠に申し訳ござい
ませんが、お手元に招待状が届かない限り、ご登録頂くことができません。サー
ビスの詳細に関しましては、
「ミクシィについて」
(http://mixi.jp/home.pl)
及び、
「会社概要」
(http://mixi.co.jp/ir/index.html)
等よりご確認いただけます。
アンケートへのご協力、誠にありがとうございました。株主の皆様より頂戴致
しましたご意見・ご感想を事業活動に活かすよう、スタッフ一同努めてまいりた
いと存じます。今後とも変わらぬご支援賜りますようよろしくお願い申し上げ
(e株主アンケート 問7回答より) (単位:%)
ます。
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