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通学路の安全確保に向けて

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通学路の安全確保に向けて
学校安全担当用
参考資料
通学路の安全確保に向けて
〈学校安全担当者用参考資料〉
平成25年12月
山口県教育委員会
目
1
次
通学路の安全確保............................................................................................... 1
(1)安心・安全な通学路を実現するためのポイント ......................................... 1
(2)通学路の安全確保に向けた手順 .................................................................. 2
(3)関係機関等の役割 ........................................................................................ 3
(4)通学路の安全確保に向けて学校で取り組む基本的事項 .............................. 4
2
通学路における危険箇所の把握 ......................................................................... 5
3
通学路の安全対策............................................................................................... 6
(1)学校が実施する安全対策 ............................................................................. 6
(2)関係機関が実施する安全対策 ...................................................................... 8
4
安全対策事例 ...................................................................................................... 9
(1)対策事例一覧表 ............................................................................................ 9
(2)具体的な対策事例 ...................................................................................... 11
✎ 「通学路」とは
各学校が、幼児児童生徒の通学の安全の確保と、教育的環境維持のために指定している道路
※ 上記のような一般的な定義とは別に、
「交通安全施設等整備事業の推進に関する法律施行
令」(第4条)において、
「小学校や幼稚園、保育所に通う児童や幼児らが1日約40人以
上通行する」「小学校などの出入り口から1km 以内で、児童らの安全を特に確保する必要
がある」道路の区間を通学路として規定しています。
この定義は、交通安全施設等の整備を推進する観点からのものであり、各学校が通学路
を指定する際に制約を受けるものではありません。
1
通学路の安全確保
(1)安心・安全な通学路を実現するためのポイント
通学路の安全確保に当たっては、「交通安全」「防犯」「防災」の3観点から対策
を講ずることが重要です。その際、保護者・地域はもとより、警察・道路管理者等関
係機関と緊密な連携を図りながら進めるとともに、校種や学年等に応じた安全教育を
計画的・継続的に実施する必要があります。
3観点
• 「交通安全」「防犯」「防災」の3つの観点から、
子どもの目線で安全対策を講ずること。
連
携
• 保護者・地域はもとより、警察・道路管理者等通
学路に関わる全ての関係者と連携の上、安全対策
を講ずること。
育
• 校種や学年等に応じた安全学習を充実するととも
に、通学路の危険箇所の周知及び注意喚起等の安
全指導を繰り返し実施すること。
教
✎ 通学路の安全対策を検討する上での3観点とは
「交通安全」
・・・通学中の様々な交通場面における危険に対する安全対策
「防
犯」
・・・通学中の声かけやつきまといなど犯罪に対する安全対策
「防
災」
・・・通学中の水路の増水や崖くずれなど災害発生に対する安全対策
※ 詳細については、
「2 通学路における危険箇所の把握」を参照
✎ 「学校管理下」とは
「独立行政法人日本スポーツ振興センター法施行令」(第5条第2項)において、「学校管理
下」を以下のとおり規定しています。
① 幼児児童生徒が、法令の規定により学校が編成した教育課程に基づく授業を受けている
場合
② 幼児児童生徒が学校の教育計画に基づいて行われる課外指導を受けている場合
③ 前二号に掲げる場合のほか、幼児児童生徒が休憩時間中に学校にある場合その他校長の
指示又は承認に基づいて学校にある場合
④ 幼児児童生徒が通常の経路及び方法により通学する場合
⑤ 前各号に掲げる場合のほか、これらの場合に準ずる場合として文部科学省令で定める場
合をいいます。
※ 一般的には、幼児児童生徒が登下校中に通学路で事件・事故等にあった場合は「学校管
理下」といえます。
-1-
(2)通学路の安全確保に向けた手順
通学路の安全を確保するためには、下記の「安全対策フロー図」を参考に、校種や
地域の実情等に応じて安全対策を検討し、危険箇所の改善を図ることが必要です。
〈安全対策フロー図〉
通学路の
危険箇所の把握
日常点検
保護者・地域住民・
スクールガード等
からの情報
安全対策の検討
関係機関の協力が必要な場合
学校が実施する安全対策
【6頁参照】
○
通学路及び周辺環境の改善
○
通学路の変更
○
見守り活動の強化
○
・学校、保護者、スクールガード等
○
関係機関との協議
安全教育等の充実
・安全学習の充実
・安全指導の徹底
学校、教育委員会と関係機関による
危険箇所の情報共有
↓
○ 危険箇所の状況に応じて関係機関と
連携した安全点検の実施
↓
○ 学校、教育委員会と関係機関による
安全対策案の協議
・保護者等への周知
(学校だより、ホームページ等)
改 善 要 望
関係機関が実施する安全対策
【8頁参照】
危険箇所の改善
安 全 な 通 学 路
-2-
(3)関係機関等の役割
子どもたちが、安心して通学できる安全な状態を確保するためには、学校・教育委
員会のみならず、警察・道路管理者・保護者・PTA・地域の団体等通学路に関わる
全ての関係者がそれぞれの役割を確認し、連携・協働しながら対策を講ずることが重
要です。
ア 通学路に関わる関係機関の役割
機 関 名
学
役
割
根拠法令
校 ・幼児児童生徒に対して、登下校時の安全指導を実施する。 学校保健安全法27条
・保護者及び警察、ボランティア団体等地域の関係機関・団 学校保健安全法30条
体等との連携を強化する。
教育委員会 ・所管の学校について、通学路の危険箇所の把握を行うとと
もに、対策が必要な箇所については、対策案を検討し、内
容に応じて警察・道路管理者等の関係機関へ改善要望を行
う。
公安委員会 ・道路における危険を防止し、その他交通の安全と円滑を図 道路交通法4条
(警 察)
るために、信号機・道路標識・横断歩道等の設置や交通規
制を行う。
道路管理者 ・道路を常時良好な状態に保つように維持・修繕して、一般 道路法42条
交通に支障がないようにする。
イ 通学路に関わる関係者との連携
連 携 先
内
容
保護者・PTA
・校内外の安全点検や校内への侵入防止対策等へ参加する。
・交通安全パトロールや防犯パトロール等を実施する。 等
地 域 の 団 体
・登下校時の見守り活動や安全点検を実施する。
・「子ども110番の家」を設置する。 等
✎ 「道路管理者」とは
「道路法」の規定に基づき認定された道路を維持・管理する主体のことをいいます。
県内においては、一般国道のうち指定区間内の道路管理者は「国土交通大臣」であり、指
定区間外の道路管理者は「県」です。
また、県道の道路管理者は「県」が、市町道の管理は「市町」が道路管理者となります。
※ 県内の「指定区間」は、2号、9号、188号、190号、191号(下関市旧豊北町、
長門市旧日置町・旧油谷町内の区間を除く)が該当します。
-3-
(4)通学路の安全確保に向けて学校で取り組む基本的事項
通学路の安全確保に向けては、まず学校が取り組む基本的事項を押さえた上で、具
体的な安全対策を確実に実施していくことが必要です。
各学校においては、下記の項目等を参考に、校種や地域の実情等に応じて主体的に
項目を作成し、計画的・定期的に確認の上、不十分なところは早急に改善していくこ
とが重要です。
〈項目の例〉
安全な通学路の設定と安全点検
○
「交通安全」「防犯」「防災」の3観点から安全な通学路を設定し、安全点検を定期
的に行っている。
○ 新入生(児)入学(園)後、一人ひとりの通学路を確認の上、「交通安全」「防犯」
「防災」の3観点から通学路の安全点検を行っている。
○ 通学路の状況確認や幼児児童生徒の指導のため、教職員による巡回等を定期的に行
っている。
危険箇所の把握と周知方法
○
○
○
通学路の危険箇所の集約に当たって、保護者・スクールガード等の協力を得ている。
市町が作成したハザードマップを活用するなど、防災上の危険箇所を把握している。
幼児児童生徒及び保護者に対して、通学路安全マップ等により危険箇所・状況を周
知している。
安全対策の実施
○
○
保護者・スクールガード等と連携した登下校の見守り活動を行っている。
交通状況の変化等に応じて通学路を変更するなど、迅速・的確に安全対策を講じて
いる。
○ 新たに対策が必要な箇所が生じた場合、その都度、関係機関への相談・改善要望等
を行っている。
○ 歩行者・自転車・自動車が交錯する学校敷地内(正門付近・駐車場等)の安全対策
を講じている。
安全教育の実施
○
登下校に当たって注意すべき事項やマナー・ルールについて、全校集会等において
定期的に指導している。
○ 危険予測学習(KYT)や交通安全教室等を計画的に実施するなど、安全教育の充
実に努めている。
○ 自転車・二輪車の安全点検、安全指導を定期的に実施している。
-4-
2
通学路における危険箇所の把握
通学路の安全を確保するためには、
「交通安全」
「防犯」
「防災」の3観点から危険箇所
を把握することが必要です。
各学校においては、下記の観点等を参考に、校種や地域の実情等に応じて主体的に項
目を作成し、定期的に点検を実施し、通学路の危険箇所を把握することが重要です。
〈観点の例〉
交通安全の観点
車両等による危険性について
○ 大型車両の通行が多い場所や車両の速度等で危険な場所はないか。
○ 大型店舗等の出入口及び道路工事箇所に安全対策は取られているか。
○ 通学路が通勤車両の抜け道になっていないか。
○ 遮断機がない等危険な踏切はないか。
○ 日没後、車両から歩行者等が見えにくい場所はないか。
主として幹線道路※について(※国道、県道)
○ 必要な場所に、信号機、歩道橋、地下道があるか。
○ 必要な場所に、横断歩道や白線等があるか、また、消えかかっていないか。
○ 一時停止等の標識は適切に設置されているか。
○ 歩行者用信号機の横断可能時間(青)の長さは適切か。
主として生活道路※について(※幹線道路以外の道路)
○ 車道と歩道が区分されているか。
○ 縁石やラインにより歩道が確保されているか。
○ 歩道の幅員は、十分確保されているか。
○ 壁、塀等で見通しが悪い場所はないか。
防犯の観点
監視性・視認性の確保について
○ 誰もが入ることができ、外から見えにくい場所はないか。
管理されていない場所の有無について
○ 落書きのある壁、ゴミが散乱している場所はないか。
○ 放置自動車や放置自転車、放置危険物はないか。
○ 空き家、倉庫等はないか。
子どもの避難場所の確保について
○ 緊急時に子どもが逃げ込める場所(警察署や駐在所・交番、子ども110番の家等)はあるか。
防犯灯や地下道等の整備について
○ 必要な場所に、防犯灯があるか。
○ 地下道に、防犯ベル等の防犯設備はあるか。
防災の観点
○
○
○
○
○
○
河川の堤防付近等が通学路になっていないか。
大雤時に冠水する場所はないか。
山崩れや崖崩れ等、土砂災害が起きそうな場所はないか。
強風時に物が飛散・落下しそうな場所や、倒壊しそうな樹木等はないか。
地震時に倒壊しそうな塀・建物や転倒しそうな自動販売機等はないか。
水路、池、防火水槽等に転落防止(立入禁止)のための柵等があるか。
-5-
3
通学路の安全対策
通学路の安全対策については、学校が実施する安全対策と、関係機関との連携が必要
な対策(学校が要望し、関係機関が実施する安全対策)とに大別されます。
学校が通学路の危険箇所を把握した際は、まず学校が実施する安全対策を検討し、実
施可能な対策は直ちに実施することが必要です。その上で、関係機関の協力が必要な対
策については、関係機関とともに安全点検を実施し、十分協議の上、適切な対策案をま
とめて、改善を要望してください。
(1)学校が実施する安全対策(※
☞○の数字は「4
安全対策事例」の番号)
ア 通学路及び周辺環境の改善
学校で実施可能な環境改善を行う。
イ 通学路の変更
道路環境の変化等に応じて、通学路を変更する。
ウ 見守り活動の強化
保護者、スクールガード等と連携して、危険箇所の見守り活動を強化する。
エ 安全教育等の充実
校種や学年、地域の実情等に応じた的確かつ具体的な安全教育を実施する。
(ア)安全学習
○ 危険予測学習(KYT)の推進
☞①
○ 通学路安全マップづくり(「子ども110番の家」の確認)
☞②③
○ 交通安全教室、自転車教室、二輪車安全運転講習会等の実施
○ サイクル・スクールリーダー活動の推進
○ 防犯教室・訓練の実施
○ 防災教室・訓練の実施
○ 加害者(車両乗用中)の責任に係る学習の実施
※
自転車での加害事故裁判例
概
要
高校生が夜間、携帯電話を操作しながら無灯火で走行中に、女性
に背後から衝突。女性には重い障害(歩行困難)が残った。
高校生が朝、自転車で歩道から交差点に無理に進入し、女性が運
転する自転車と衝突。女性は頭蓋骨骨折で9日後に死亡。
中学生が夜間、無灯火で走行中に、対面歩行の女性と衝突。女性
には重大な障害(障害2級)が残った。
小学生が自転車で坂道を下っていたとき、歩行中の女性と衝突。
女性は意識不明の状態。母親の監督義務違反を認定し、賠償命令。
-6-
賠償額
5,000 万円
3,138 万円
3,124 万円
9,520 万円
(イ)安全指導
○
○
通学路における危険箇所の周知・注意喚起を繰り返し指導・徹底
通学時における安全上のポイントを繰り返し指導・徹底
防
交通安全
あらゆる場所で実行する。
・止まる!
・見る!
・確かめる!
指導上の
キーワード
防
犯
次のような場所をさける。
・見えにくい。
・だれでも入りやすい。
・人通りが少ない。
災
次の場所のそばを通らない。
・増水している水路・河川
・崩れやすい崖
・自販機や倒壊しそうな塀
○
自転車・二輪車の安全点検の実施
(ウ)保護者等への周知
○ 通学路の危険箇所状況等を学校だより、ホームページ等により周知
✎ 自転車を安全に利用するために(山口県警察 ホームページより)
「自転車も とばせば怖い 暴走車」
私たちにとって、自転車は非常に便利な乗り物です。しかし、どんなに便利な乗り物であ
っても、それを上手に正しく使わなければ、かえって不便であったり、危険であったり、と
きには大変な事故を起こす原因にもなります。
私たちが、自転車に楽しく乗り、また、自転車を生活の中に取り入れていくためには、自
転車を正しく運転する必要があります。
〉
〉
〉
〉
〉自転車安全利用五則〈〈〈〈〈
1 自転車は車道が原則、歩道は例外
2 車道は左側を通行
3 歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行
4 安全ルールを守る
○ 飲酒運転・二人乗り・並進の禁止
○ 夜間はライトを点灯
○ 交差点での信号遵守と一時停止・安全確認
5 子どもはヘルメットを着用
-7-
(2)関係機関が実施する安全対策(※
☞○の数字は「4
安全対策事例」の番号)
警察が実施する対策
◇交通規制
☞④
時間指定の進入禁止、一方通行の実施
等
◇信号機
☞⑤⑥⑦⑧
新設、歩行者用青時間の長さの調整
等
◇横断歩道
☞⑨
新設、薄れの補修
等
◇規制標識※1・道路標示
新設、破損・薄れの補修
☞⑩⑪
等
道路管理者が実施する対策
◇歩 道
☞⑫⑬⑭⑮
車道との区分の明確化、幅員の確保、防護柵の設置
◇案内標識
※2
※3
、警戒標識
新設、破損・薄れの補修
◇道路反射鏡
※4
、区画線
(カーブミラー等)
☞⑰
等
☞⑱
※5
新設、不備の改善
等
◇車両の速度抑制(減速マーク、ハンプ等)
新設、交差点形状の変更
☞⑲⑳㉑㉒
等
☞㉓
◇維持管理
植栽の剪定
☞⑯
等
新設、破損の補修や汚れの清掃
◇道路照明
等
等
警察・道路管理者が連携して実施する対策
◇ゾーン30
◇交差点のコンパクト化
◇路側帯拡幅・中央線抹消
☞㉔
☞㉕
☞㉖
【備考】
※1
※2
※3
※4
※5
車両進入禁止や一時停止等を標示している赤色・青色の標識
方面、距離や道路名などを標示している青色・緑色の標識
踏切や道路工事中などを標示している黄色の標識
道路管理者以外が設置している道路反射鏡もある。
道路照明の設置は、基本的に信号機の設置された交差点又は横断歩道、夜間
の交通安全上特に危険な場所等に限られる。防犯灯とは異なる。防犯灯につい
ては、市町の補助等により、自治会(町内会等)が設置・管理することが多い。
☞㉗
-8-
4
安全対策事例
(1)対策事例一覧表
場
交
対
策
事
例
担当部署
差
所
直
線
カ
ー
点
路
ブ
速
交
度
通
の
量
の
抑
抑
制
制
目
的
車
の
は
み
出
し
防
止
出
追
会
突
頭
事
故
事
故
防
防
止
止
そ
の
学
校
等
○
○
○
○
②安全マップ
学
校
等
○
○
○
○
③子ども 110 番の家
警
学
校
察
等
○
○
○
○
警
察
○
○
○
⑤信号機
警
察
○
○
○
⑥一灯点滅式信号機※
警
察
○
⑦信号機の時間調整 警
察
○
⑧歩車分離式信号機 警
察
○
⑨横断歩道
警
察
○
○
⑩大型発光標識等
警
察
○
○
⑪止まれ表示
警
察
○
⑫歩道整備
道路管理者
○
○
○
⑬カラー舗装
道路管理者
○
○
○
⑭防護柵
道路管理者
○
○
○
るための交通規制※
○
○
○
○
○
交通制御
○
規制の実効
性を高める
○
横断時間の確保
円滑化
○
歩行者の安
全確保
○
○
○
横断歩行者
の安全確保
○
○
-9-
考
他
①危険予測学習
(KYT)
④ 通過交通を抑制す
備
○
○
○
○
規制の実効
性を高める
○
歩行者の安
全確保
○
通行区分の
明確化
場
交
対
策
事
例
担当部署
差
点
⑮ボラード
道路管理者
○
⑯警戒標識
道路管理者
○
⑰道路反射鏡
道路管理者
○
⑱道路照明灯
道路管理者
○
⑲減速マーク標示
道路管理者
所
直
線
路
カ
ー
ブ
○
○
○
○
量
の
抑
抑
制
制
○
車
の
は
み
出
し
防
止
出
追
会
突
頭
事
故
事
故
防
防
止
止
○
○
○
㉒ドットライン・ク
道路管理者
ロスマーク表示※
○
㉓植栽の伐採
道路管理者
○
○
○
㉔ゾーン30
警
察
(道路管理者)
○
○
○
㉕交差点のコンパクト化※
道路管理者
警
察
○
○
○
○
○
※
の
○
道路管理者
そ
の
○
備
考
他
○
歩道等へ車
両進入防止
運転者への
注意喚起
○
視認性確保
○
視認性向上
交差点・カ
ーブ手前
○
○
○
○
○
○
○
視認性確保
通過交通の
抑制
○
○
○
○
通
○
㉑自発光式交差点鋲※
自治会等
度
○
○
㉗防犯灯
交
的
○
⑳ハンプ(イメージ
道路管理者
ハンプ)※
㉖路側帯拡幅・中央 道路管理者
線抹消※
警
察
速
目
○
○
○
○
④、⑥、⑳、㉑、㉒、㉕、㉖の対策については、生活道路で実施される対策です。
- 10 -
(2)具体的な対策事例
①
危険予測学習(KYT)
〈説明〉
〈効果等〉
イラストや写真などに潜んでいる危険を
予想し指摘しあうことで、現実の危険に遭
遇しないためにはどのように行動するの
かを考え、自ら安全な行動がとれるよう安
全意識を高めることを目的とする学習活
動。
子どもたち自身が、主体的な学習によって
危険に気付き、自ら安全意識を高めていく
効果が期待できる。
事 例
②
安
全
マ
〈説明〉
ッ
プ
〈効果等〉
総合的な学習の時間や児童会・生徒会活動
等の時間に、子どもたち自身が通学路の現
場を見て、危険箇所の状況や緊急時の避難
場所等を記入したマップ。
マップを作成することにより、子どもたち
が通学路の危険箇所等を把握できるとと
もに、危険箇所等の周知徹底を図ることが
できる。
事 例
- 11 -
③
子ども110番の家
〈説明〉
〈効果等〉
子どもたちが、登下校時などに「声かけ、
痴漢、つきまとい行為」等の被害を受けて
身の危険を感じたときに、避難場所として
駆け込み、警察へ110番通報するための
場所。
子どもたちが身の危険を感じた時の避難
場所となり、安全が確保できるとともに、
「子ども110番の家」を標示することに
より、犯罪の抑止効果も期待できる。
事 例
④
通過交通を抑制するための交通規制
〈説明〉
〈効果等〉
自動車の通行を制限する交通規制(大型車
通行禁止、一方通行等)
。
道路への自動車の流入を抑制することに
より、子どもたちの通行の安全性の向上を
図る。
〈留意事項〉
地域住民、道路利用者等の合意を得る必要
がある。
事 例
- 12 -
Fly UP