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平成25年度第1回 会議録 [396KB pdfファイル]

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平成25年度第1回 会議録 [396KB pdfファイル]
平成25年度
第1回
桑名市子ども・子育て会議
日
時
平成25年9月8日(日)
場
所
中央公民館(桑名市中央町三丁目44番地)
出席委員
議事録
午後3時から午後5時20分ごろ
伊藤直和、稲垣陽子、大橋了子、奥田聖人、加藤隆明、柴田幸男、
下間賢了、高橋恵美子、津田浩二、中谷直子、野口典子(◎)、
濱内洋孝、松岡典子(○)、松岡初文、水谷秀史、水谷美保、横山悦子、
渡部美紀子(敬称略、五十音順)(◎:委員長、○:副委員長)
傍聴人数
10名
会議次第
1.開会
2.市長挨拶
3.委嘱状交付
4.委員紹介
5.事務局紹介
6.議事
(1)委員長・副委員長の選任について
(2)これまでの経緯と桑名市子ども・子育て会議の趣旨について
(3)会議の審議スケジュールについて
(4)ニーズ調査の調査票案について
(5)その他
7.閉会
1
1.開会
2.市長挨拶
(伊藤市長)
皆さんこんにちは。本日はお忙しい中、また東京オリンピック開催決定という興奮の
冷めやらぬ中、第1回桑名市子ども・子育て会議にご出席いただきありがとうございま
す。また、日頃より桑名市の児童福祉行政、教育行政に多大なるご理解とご協力を賜っ
ておりますこと、厚く御礼申し上げます。
子ども・子育て3法により、国は、新しい制度を平成27年度の4月からスタートさせ
る予定で動いています。この子ども・子育て会議は、3法の目玉の1つとして位置付け
られています。行政の子育て支援政策立案の段階から様々な立場の方にご意見を賜り、
市民と一緒に計画を作っていくことがこの会議の役割となります。市町村にとって子ど
も・子育て会議の設置は努力義務でありますが、桑名市は全員参加型市政の一環として
条例を設け、この会議を設置しました。この子ども・子育て会議に関する市民の関心は
非常に高いと感じています。会議の公募委員を募集したところ、12人からご応募いただ
きました。他の計画等で公募委員を募集しても、12人から応募いただくことはほとんど
ありません。今回は厳選なる選考の結果、2名の方に公募委員としてご参加いただいて
おります。非常に期待しておりますので、どうぞよろしくお願いします。
今年の7月、桑名市は子どもの笑顔を守るまちくわなとして、子どもを虐待から守る
都市宣言を行いました。公募委員の中には、この都市宣言を受けて応募してくれた人も
いらっしゃる。私としても、子どもを健やかに育てるまちをつくっていくことが重要と
考えていますので、気を引き締めて取組んでいきたいと考えています。また、子育ての
しやすいまちとして、現在、7つのビジョンを掲げて総合計画を作成しています。7つ
の柱でもって重点的に取組んでいくわけですが、その1つに3人子どもを育てられるま
ちにしようというのを掲げています。やはり、3人産みたいと思っている人が安心して
産めるまちにしたいと思っていますし、子どもを桑名市で育てたいと思うような子育て
支援策を充実させていきたいと考えております。
子育て中の親御さんは忙しくて会議等の傍聴には出席できないため、この会議の様子
を動画配信できるよう庁内で調整しています。本日録画させていただいていることをご
了承ください。
今回事業計画を策定するが、様々な方々からご意見を頂戴するため、会議以外にワー
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クショップ等の開催を予定しています。
委員の皆さんには、それぞれのお立場から忌憚のないご意見を頂戴したいと考えてお
りますので、よろしくお願いします。
3.委嘱状交付
※ 伊藤市長から委員一人一人に委嘱状を交付。
4.委員紹介
資料1の委員名簿の順に従って各委員からの自己紹介を行う。(伊藤香委員は欠席)
(伊藤(直)委員)
こんにちは。伊藤直和と申します。私は桑名市小学校長会を代表して出席させていた
だいています。勤務校は在良小学校。この会議では、小学校の立場から意見を申し上げ
ていきたいと思っています。桑名市の良い所や課題等について、桑名市は小学生まで医
療費が無料になったのは非常に良いことだと思っています。ただ、私の地域にも支援を
必要とする家庭がたくさんあります。高齢者の孤立を防ごうという話をよく聞きますが、
小学生の家庭でも周りとのつながりが全然なく、児童が毎日一時限目が終わってからで
しか登校できない家庭などもあります。そういう支援をこれからも継続していくことが
課題だと思っています。よろしくお願いします。
(稲垣委員)
初めまして、稲垣陽子と申します。桑名商工会議所女性部から参加させていただきま
した。私は普段人材育成などの仕事をしており、学生から経営者まで色々な方にお会い
する機会があります。また、プライベートでは、小学3年生の子どもがいます。そのよ
うな中、お母さんと呼ばれる方々と出会うと、とても不安感が強いと感じています。こ
の不安感はどこからきているのかを考えると、何故か目の前の子育てとか出来事に右往
左往しているということもありますが、それ以上にもっと深い所で、例えば、パートナ
ーとの関係がうまくいっていないとか、あるいは家庭の人間関係の中であるとか、ある
いはもっともっと社会全体に対して自分の存在意義がどこにあるのだろうとか、そうい
う何か、お母さん達の不安の要因は、基本は家庭だと思います。そんな家庭を安心の場
にするためにも、何かお母さん方が、あるいは家庭というものが、不安にフォーカスを
当てるのではなくて、どれだけ未来に、そして希望に焦点を当てるのかについて力を注
いでいきたいと思っています。様々な価値観として家庭が、あるいは女性が、お母さん
3
が、こういう生き方も、こういう働き方もあるんだというものに対して、少しでも私の
力が使えればと思っています。若輩者ではありますが、よろしくお願いします。
(大橋委員)
主任児童委員長島地区代表の大橋了子と申します。主任児童委員になって今年が1期
目の3年目であり、まだまだ勉強不足なところがたくさんあるが、個人的には3人の子
育てをしてきて、2人が社会人になり、末子が高校生で一番手強く色々とぶつかること
もあるが、それでもやはり私の個人的なこととしては、よく聞く“母は太陽のように”
ということで、家の中でガミガミ言いながらも笑顔をなくさないようにし、挨拶から始
まって挨拶で終わる1日を過ごしてきて、何とか2人を社会人にしました。そんなこと
が現在のお母さん方のお役にたてれば良いなと思っています。校区は長島町の伊曽島小
学校で、そちらでもボランティアに参加しており、若いお母さん方とふれ合いながら自
分の経験を思い出し、現在は周りから見つめることができるようになったので、こうい
うふうにしたら良いのではないかなどのアドバイスが少しでもできれば良いかと思って
います。よろしくお願いします。
(奥田委員)
奥田聖人と申します。桑名市学童連絡協議会の今期代表として参加させていただきま
した。大山田学童保育所コスモスクラブに所属しています。私には小学5年生と中学2
年生の子どもがいます。桑名市には19の学童保育所があり、どんどん学童保育所を設立
してもらっており、色々とお力添えを頂戴しており、大変助かっています。そのような
中、私が所属している学童保育所は公設民営ということで、働いている父母が運営して
いるわけですが、なかなかお父さんお母さんが子どもを学校に通わせながら働くには大
変な状況にあり、そこら辺も色々と皆さんにサポートいただきながら、子どもを預けら
れる、子どもたちが安全安心に通える学校をめざしていきたいと思います。よろしくお
願いします。
(加藤委員)
私立保育園連盟の多度・長島地区代表として参加させていただきました。多度保育園
の園長もやっている加藤隆明です。よろしくお願いします。子ども・子育て会議、これ
は消費税の絡みも色々と出てくるのかなというふうに先を見ています。ただひとつ、子
どもたちに負担のない未来、それと平等に桑名市がいけるような子ども・子育て会議に
していきたいなと思っていますので、よろしくお願いします。
(柴田委員)
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初めまして。桑名市子ども会育成者連絡協議会から来ました柴田と申します。よろし
くお願いします。子どもは3人おり、高2、中3、中1で、明正中学校でお世話になっ
ています。昨年・一昨年と2年間、平成23年度・24年度桑名市教育委員会の点検評価報
告に参加させていただきました。2年間の取組みを拝見させていただいて、非常に桑名
市の教育、前向きな取組みに関して興味を持ち、今回子ども会の方から出させていただ
きました。事務局から事前に配布された自己紹介の紙と取組みの良い点・課題を2時間
くらいかけて書いてきたが、30秒で発表しろというのはなかなか難しいのですが、簡単
にちょっと話させていただきます。今の子育て支援に対する良い点、給食、教員の指導、
人権、桑名市は非常に先進的に取組んでいると思います。ただ、課題については色々と
考えてみましたが、2点自分の中で見つけたので、ちょっと時間をいただきたいと思い
ます。1点はまず、皆さんももう最近のニュースで感じていただいていると思いますが、
朝明中の女子生徒が殺害されたが、これは安全安心なまちづくりが一番の課題かなと今
感じています。具体的に桑名市では耐震補強の終了や飛散フィルムなど色々と取組みが
進んでいますが、今回の事故のようなことを受けて、事務的なものよりも抑止力のある
ようなもの、例えば、ずっと前から話しているカメラの設置、四日市で立てられている
ようなことを具体的に検討することが急務なのかなと思っています。2つ目に、いじめ。
昨今のニュースから感じていますが、小・中連携を桑名市は非常に一生懸命やってもら
っていますが、その中でも小・中連携という形で色々な行事や取組みがありますが、実
際のところ、同じ小学校の児童がすべて同じ中学校に行っていないというのが実情。市
立中学校には登校も十分に安全を確保して行っているにもかかわらず、自治会と行政の
しがらみによって、子どもたちがそのまま同じメンバーで中学校に行けない。これはず
っと話しているが、中には新しい友達が増えるから良いじゃないかという意見もあるが、
実情はいじめの原因になっており、受入れる学校が同じ小学校の子どもだけ同じクラス
にするというような、学校ごとの対応をしているのが実情。その辺りを是非改善できた
らなと課題に思っています。
(下間委員)
私立保育園連盟代表の下間です。連盟の代表として来ているので、少し私立保育園の
成り立ちについて話させていただきます。当園は昭和4年に農繁託児所ということで、
お寺なので農繁期の忙しいときに子どもたちを預かって社会貢献をしたい、せっかく敷
地があるので社会のために尽くしたいという先々代からの願いがあって、農繁託児所と
してやってきました。昭和20年に戦争が終結して日本は負けてしまった。昭和23年に社
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会福祉法が制定されて、国の方から各市町村で就労のために保育所を設置しなさいと。
ところが何もそういうものはない。桑名市もなかったので、ところが養泉寺でそういう
ことをやっているということで、そこでお願いしますという市からの要望があり、認可
を受けて園が始まりました。その後、皆さんもご存じのとおり団塊の時代に入って行き、
とてもじゃないが公立では賄いきれない部分があり、私立の一般の有志の方に学校の校
長を何とか助けてくださいと市の方が頼んで、そして社会福祉法人が設立されて、その
中で保育所をつくって教育をしようという感じで、頼まれて、市からの要望があって保
育所を設立してきたという経緯があります。現在は、桑名市内に17の認可保育園があり、
全体の子どもたちの半数以上を委託を受けてやっています。委託というと、業者にお願
いしますとかそういうことではなく、設立からそのために皆さん努力して、社会福祉の
ためにということで市長の委託を受けて我々はやってきています。そのことを皆さん、
これからいろんな子育てのことで民間、私立、公立のあり方とかそういうことも出てく
ると思うが、その辺のところを少し皆さんに掴んでおいてもらいたいなということでご
紹介させていただきました。そういうことで、桑名市の私立保育園の代表としてあいさ
つさせていただきました。後の方で何か色々と書こうかなと思っていたが、時間がない
ということで、私としては保育園のことだけでなく、全体的に保育しやすい、子どもを
育てやすい、全体的な環境ということが、全体がないととてもじゃないが個々のことだ
けでは十分ではないので、全体としてどうあるべきかというのを、この会議の中で皆さ
んの意見を聞きながら、桑名市がそういう方向へ進んでいけば良いかなと思っています。
よろしくお願いします。
(高橋委員)
高橋恵美子と申します。よろしくお願いします。私は地域福祉計画策定市民会議の代
表として参加しています。それと、介護保険事業所も運営しているので、その辺のこと
も踏まえての参画にしていきたい。常日頃は高齢者を対象としていますが、私的には3
歳になる孫が2人と、1歳になろうとしている孫が2人います。孫たちの生育の中に、
誕生前、誕生後も、本当に毎日が喜びとハラハラの連続であって、私たちが本当に応援
していかなければいけないなということを常日頃から感じています。その経験から、良
い取組みだなあと思うのは赤ちゃん訪問。これは専門職のアドバイスをいただいて、母
親が本当に安心できるというのは、本当は頻度を増やしてほしいと思っていますが、と
ても良いものだと感謝しています。それから、桑名の子育てガイドブック。今日も持参
してきましたが、読むとすべてのことがわかるという点で貴重な資料になり、情報がき
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ちんと伝わるなとありがたいと感じています。課題として、小児医療の体制については
まだまだ課題が大きいのかなと思うのと、学童保育の面で、一人のお母さんが何人もの
子どもを育てていく中で、学童の人数、これが市として認められるところまでいってい
ないのではないかというところに課題を感じています。
(津田委員)
私立小学校を代表して参加している学校法人津田学園の津田浩二と申します。どうぞ
よろしくお願いします。市内唯一の私立小学校ということで、津田学園小学校を少しご
紹介させていただきたいと思います。津田学園小学校は平成16年4月に大山田に設立さ
れ、今年で開校10年目になります。現在は2クラス6学年、約280人の児童が通っていま
す。そのうちの半数弱が桑名市の子どもとなっています。また、津田学園全体では、幼
稚園から小・中・高・専門学校まであり、1,000人に及ぶ桑名市の方をお預かりしていま
す。今回参加させていただくにあたって、私立小学校としての立場で発言させていただ
きますが、私立学校としての立場でも積極的に発言させていただきたいと思っています。
そして、桑名市の良い所と課題について、一方で良い所、一方で課題なのかなと常日頃
思っていることだが、幼・小の連携。先程、「私立小学校の半数程度が桑名市の子ども」
と話しましたが、市外の私立小学校に通っている子どももいるので、おそらく300人くら
いはいると考えています。そういう意味では、幼・小の連携、公立保育所・公立幼稚園・
私立保育園・私立幼稚園から、公立小学校あるいは私立小学校。逆に、公立小学校から
みると、私立幼稚園・私立保育園・公立保育園・公立幼稚園ということで、複線的な連
携をいかに充実させていくかということを、この会議で積極的に発言させていただけれ
ばと思います。よろしくお願いします。
(中谷委員)
こんにちは。桑名市社会福祉協議会の中谷と言います。どうぞよろしくお願いします。
社会福祉協議会では、子育て支援ということで、お母さん達の心身のリフレッシュ、あ
るいは子育て不安の解消になればとフリースペース型の子育て支援事業と、プログラム
型というのをさせてもらっています。フリースペース型というのは、月1回大型遊具を
用意して自由に親子で来ていただくもの。プログラム型は月1回程度だが、親子で楽し
んでいただいたり、あるいは託児をしていただいたりして、お母さんの学習や心身のリ
フレッシュなどの企画を実施しています。個人的にお母さん達の応援ということで、絵
本セラピーを個人の活動として行っています。その中で、あるいは社会福祉協議会でも
そうだが、お母さん達の自己肯定感が低いと感じています。私自身が育ててきた経緯で
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もそうだが、なかなか自分に自信が持てない、自分なんてというのがちょっと出てしま
う、そういったお母さん達の自己肯定感を上げていくことが、子どもたちの肯定感アッ
プにつながるのではないかと常日頃思っています。お母さんも大人も子どももキラキラ
輝いていけるような、そんな世界を私自身も思い描いています。ささやかではあります
が、私自身もできることを精一杯応援していけたら良いなと思っています。よろしくお
願いします。
(野口委員)
中京大学の野口と申します。桑名市とのつきあいはおそらく10年以上になるかと思い
ますが、私自身の専門からいくと高齢者福祉や地域福祉というところで、むしろ高齢者
ケアが専門だが、たまたま次世代育成支援行動計画を桑名市が策定するということで、
その計画論というか、計画の推進にあたっての調整役として駆り出されたのだと思って
います。今回もこうした形で、頼まれたら引き受けなくてはいけないというのが恩師か
らの厳命であり、仕事は断るものではないということだったので、またお引き受けする
ことにしました。どうぞよろしくお願いします。
(濱内委員)
皆さんこんにちは。濱内洋孝です。所属は父親。9歳、5歳、0歳の子どもを育てて
いる現役の父親で、中部保育所でお世話になっており、そこの保護者会の会長をしてい
ます。昨日、公立保育所保護者会交流会がありましたが、せっかくのチャンスというこ
とで、皆さんに桑名市の子育て支援について良い意見ありますかと聞いてみましたが、
残念ながらありませんでした。申し訳ないが、隣の芝生は青く見えるところがあって、
ここから課題になりますが、例えば児童館は桑名市には無いので、川越辺りまで行って
いる、弥富まで行っているという声がありました。支援センター。桑名市、未就園児と
それまでというのがほとんどで、就園した時点で行けない。お母さん達が集まって日曜
日に行ける場所がない。一度行くと「保育園行っているよね。幼稚園行っているよね。
もう来ないでください」みたいなことを言われたという声も聞きました。その辺の課題
がお母さん達から上がってきて、紛糾するような状態でした。逆に、良い点として私が
個人的に思った点は、この子育て会議、桑名市、ニーズ調査票を見せてもらったが、市
の独自視点がかなり盛り込まれています。昨日、私は愛知県の子育て会議の委員と四日
市市、羽島市の委員と飲食したが、皆さんの地域はどうですか、会議の進め方はどうで
すかと聞くと、形骸的に3回4回でしゃんしゃんで終わらせるという印象でした。桑名
市は回数が結構多く、これは本気度が高いと思いました。
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皆さんは子どもが好きですか。好きですか。好きですよね、皆さん。子どもに聞くと
「お父さん好きな人」
「はーい」
「お母さん好きな人」「はーい」。皆さん好きですよね。
大人だから「はーい」とは言ってもらえないと思いますが、皆さん好きな人ばかりだと
思っています。この会議は、言い合いする場ではありません。想いはひとつ。桑名市の
子育てを良くしたい。現役の父親として言いたいこともありますし、すごい人達が集ま
っている会議だからきっと良いものができます。皆さんチーム一丸となって、よろしく
お願いいたします。ありがとうございました。
(松岡(典)委員)
皆さんこんにちは。桑名の地域で10年間に渡って、子育て支援や虐待防止活動に取組
んでいる“みっくみえ”という団体の代表の松岡と申します。子育てに関して、10年前
のお母さん達の不安と現在のお母さん達の不安は、同じようなことと、時代によって変
わっていることの2つがあるかなと日々感じながら子育て支援活動に邁進しています。
虐待防止は子育て支援からと昔から言っています。子育て支援を充実させることによっ
て、桑名市の子どもたちの命が守られるということを是非込めたいなという想いがあっ
てこの席に着かせていただいています。よろしくお願いします。
(松岡(初)委員)
桑名医師会副会長の松岡と申します。よろしくお願いします。昭和56年に医学部を卒
業して、小児科歴が32年になります。桑名市の良い点として、私は平成元年に桑名市に
帰ってきましたが、その頃は子育て支援センターがなかったのですが、うちの方でも医
療機関併設型というので子育て支援センターをやらせてもらっていますが、だんだん増
えて、お母さん達の居場所が増えて良かったと思っています。課題は、高橋委員もおっ
しゃっていただいた小児救急医療。東医療センターは現在、月曜日から金曜日の午前中
だけしか救急車を受入れられない。平成27年には最低5人ということで、所管の支援も
ありということだと思いますが、それが充実する前段階として、医師会としてやること
はやはり一次救急。病院は二次救急なので、医師会としては一次救急で何とかお役に立
ちたいと考えています。一次救急で診療所をやらせていただいているわけですが、今ま
で年末年始が31日と1月2日、3日ということでしたが、何とかお役に立ちたいという
ことで、今年から30日もやらせていただくので、是非その広報をよろしくお願いしたい
と思います。もう1点、医療関係者として頭を痛めていることですが、救急搬送で子ど
もが亡くなるのは滅多にないケースではありますが、近年、パチンコ屋の駐車場で子ど
もが熱中症になって亡くなったケースが桑名市にもあります。子どもを虐待から守る都
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市宣言ということですので、すべてのパチンコ屋に託児所の設置をお願いすることはで
きないかと考えています。よろしくお願いします。
(水谷(秀)委員)
水谷と申します。事務局からは30秒でという要望をいただいていますが、現在のとこ
ろ、加藤隆明委員の34秒が最短となっている。残りの委員は長い。宿題を出しておきな
がら30秒でそれを語れという事務局の姿勢を問いたい。決してこういうことのないよう
に。宿題を大きく出しておいて、発表する時だけ30秒というのはおかしい。事務局よろ
しくお願いします。津田桑名幼稚園、津田大山田幼稚園、マリア・モンテッソーリ幼稚
園、コスモス幼稚園、くわな幼稚園を代表して発言させていただきます。今回はとても
大きな制度改革だと思っている。平成27年までに世の中が大きく動く。ご存知かもしれ
ないが、子育て支援という名のもとに何が行われているかというと、就労支援。その支
援のもと、協議がないがしろにされないように様々なことをたくさん言うと思いますが
よろしくお願いします。
(水谷(美)委員)
一般公募委員の水谷美保と申します。よろしくお願いします。私は市内でも蛎塚とい
う田園風景広がる中に電車が走っているのを眺めるような自然豊かな所で、子どもを4
人育てています。11歳、7歳、5歳、2歳と、ちょっと要介護の義理の母と生活しなが
ら、主人は単身赴任で月1~2回しか帰ってこない。
「大変だね」とよく言われるが、周
りは高齢者が多く、だからかも知れないが自治会活動や子ども会活動がとても積極的で
人との交流が多い。仕事が遅くなると近所のおばあちゃんがカレーを食べさせてくれて
たり、雨が降ると帰りに乗せて帰ってくれたり、週末になると葡萄をもってきてくれた
り、そのような中で子育てを支えてもらっていると感じています。2人目はオーストラ
リアで出産しました。そこは大変な大自然の中で、病院も少なくショッピングモールも
ほとんどありませんでしたが、平均の子どもが3人だと少ないという所でした。でも、
非常に豊かな所で、何故そんなに子どもがたくさん皆いるのかなと思ったら、地域コミ
ュニティが非常に理想的、肩肘張らない関わりがすごく多かった。そういったことをこ
の中で少しずつ発言できればと思っています。桑名市に来て12年間、子どもがいながら
技能や能力を使いながら在宅で働くということをぼちぼちとやっています。稲垣委員の
お話にとても共感した。今の環境から私が感じるのは、子育てに父親がいかに関われる
か、小さな単位の地域コミュニティの関係をいかに豊かにできるかだと思います。どう
ぞよろしくお願いします。
10
(横山委員)
横山悦子です。桑名市で軽度発達障害の子どもの親の会Beansの世話役、支援者として
3年やっています。それまでは子育てサークルを4年やっていました。今は日進小学校
の心の教室相談員をやっていて、家庭的に厳しい子どもがたくさんいるのを目の前で見
ています。私も次世代育成支援の後期計画の一般公募委員でした。私が桑名市の子育て
支援で良いと思うのは、中学生のわくわく子育て体験と北高校のわくわくコミュニケー
ションという、小さな子どもと関わる事業。カナダで「共感の根(ROE)」という同じ
ようなものを学校教育でやっていると聞いて、それが虐待防止にとても良いと聞き、桑
名市の実際の事業を見てその通りだなと思いました。課題だと思うことは、これは桑名
市だけのことではないと思いますが、子育て支援というとどうしても親の子育ての負担
をなくすこと、例えば一時保育とか病児保育とか子どもを預けることに目が行きがちだ
と思いますが、私は、車の両輪と一緒で同じように、親に親の仕事をしてもらえるよう
な応援が大事だと思っていて、これから親の支援になることを積極的にやっていきたい
と思っています。よろしくお願いします。
(渡部委員)
桑名市主任児童委員桑名地域代表の渡部美紀子と申します。よろしくお願いします。
私が11年間主任児童委員として活動していて感じることは、個人情報保護法の関係から
か、地域コミュニケーションがなかなかとれない、地域で活動する民生委員や主任児童
委員に情報が届いてこないということで、支援を待っている家庭に私たちが訪問できな
いという壁にぶち当たっています。この間、虐待をしてしまった親に新聞記者がインタ
ビューをした記事があったが、その母親の「誰かに頼って良かったんですよね」という
言葉が載っていました。その記者の意見として、
「このお母さんの家に誰かが行ってあげ
ていれば、このような悲しいことは起きなかったかも知れない」というのがコメントと
して載っていました。地域で活動する主任児童委員は桑名市に24人おり、その24人は皆
同じ想いだと思います。地域で悲しい家庭がおきないような活動をしていきたいので、
それには色々な方々のお力をお借りする必要もあると思います。行政との連携も必要だ
し、地域の他の団体の協力も必要になってくると思います。そういう子育て支援をして
いく、親御さんたちを助けようと思っている皆さんの想いを一同にできるような子ど
も・子育て会議になっていけば良いと思っています。どうぞよろしくお願いします。
5.事務局紹介
11
6.議 事
(1)について
以下のとおり委員長、副委員長を選任した。
◎ 委員長:野口
典子
○ 副委員長:松岡
典子
【委員長、副委員長挨拶】
(野口委員長)
私はこの地域からではなく、外部から10年間桑名市に関わり続けさせていただいてい
ます。桑名市には地域福祉計画や介護保険事業計画等があり、様々な計画に取組み、そ
れを実行していくエネルギーを持っています。尚且つ、公募委員12人が応募したという
実績をみても、市民が参画しながら計画を推進していくという非常にガッツのある市だ
と感じています。次世代育成支援行動計画を策定した当時は、まだ桑名市と多度・長島
町が合併する最中にあり、地域事情を含めて色々と勉強させてもらいました。市民が一
緒になってこの地域を良くしていこうというその一環として、この子ども・子育て会議
があるのだと認識しています。教育、保育に色々と問題があるとは思いますが、皆さん
のご協力を得ながらこの会議を順調に進めていきたいと考えています。よろしくお願い
します。
(松岡副委員長)
次世代育成計画策定の途中から関わらせていただいています。いずれにしても、桑名
市の子どもたちや子育て支援にとって、様々な観点から良い意味での活発な議論を皆さ
んとしていきたいと思います。よろしくお願いします。
(2)について
※ 資料に基づき事務局より説明
(野口委員長)
資料説明の途中だが、一旦区切りたいと思います。事務局の説明では、国が示してい
るこの子ども・子育て会議がやらなければいけないことと、市町村の計画としてやらな
ければいけないことを同時に説明していただきました。ここまで、おおよそご理解いた
だけたでしょうか。
(水谷(秀)委員)
12
消費税の増税が前提とされているが、増税されなかった場合にはこの会議でのやり取
りは無しになるのでしょうか。
(事務局)
増税は国が検討する事項でありますが、この制度は消費税の引き上げが前提とされて
おり、市町村としてはそれを注意深く見守っていくことになります。現状では、平成27
年度のスタートを目指して準備を進めていくのに変わりはありません。
(野口委員長)
会議をやって議論することで、少なくとも桑名市として実施していかなければならな
い地域の子育て支援には活かすことができる。
(松岡(初)委員)
今後ニーズ調査が実施される予定だが、医師会として気になったのは、資料2の8頁
の病児・病後児保育事業。現在は医療機関に併設した形の病児・病後児保育が1施設で
実施されているが、ニーズ調査の結果ニーズ有となれば、医療機関に併設するのか、他
の方法も考えるのか、現時点ではまだ何も決まっていないと理解して良いのでしょうか。
(事務局)
委員が言われる通り現在、市内1か所での実施になっています。今後については、ニー
ズ調査において必要量の把握とあり方についてこの会で、検討していただくことになり
ます。
(野口委員長)
基本的には地域のニーズに基づいてというのが国の方針なので、後程事務局から説明
があると思うが、ニーズをどのように把握していくのか、そしてそれをどのように分析
していくのかがこの会議の1つのカギになると思います。
(濱内委員)
消費税増税の如何という未確定の部分もあるが、財源が必要な事業と、財源を必要と
せず制度を変えるだけで済むような事業があると思う。そういうことも含めてニーズ調
査を実施し、この会議で検討していくという理解で良いでしょうか。
(事務局)
ニーズ調査の実施については、地域の子どもの状況や子育て支援の課題を洗い出すた
めに重要なものと位置づけているので、市の方針としてしっかりと取組んでいきたいと
考えております。
(野口委員長)
13
桑名市はこれまで次世代育成支援行動計画として、前期5年、後期5年の計10年間、
様々な形で子育て支援に取組んできたという経緯があります。ここから子ども・子育て
支援事業計画にスライドしていかないと、今までの10年が生きてこないのではないだろ
うかと思っている。次世代育成支援行動計画でどのようなことに取組み、それをどのよ
うに次の計画につなげていくのかを説明してもらいながら進めていきたいと思います。
そのために私も松岡副委員長もここにいるのだと理解しています。説明を続けていただ
きたい。
※ 資料に基づき事務局説明
(野口委員長)
28頁にも及ぶ資料なので一度に理解するのは難しいかと思うが、この会議の趣旨が最
後に掲載されています。この会議には色々とやらなければいけない仕事がありますが、
19人の委員と事務局と市民の皆さんの協働で作っていくという姿勢を次世代育成支援行
動計画策定の際にも確認してきました。よろしくご理解いただきたい。ここまでで何か
ご意見等はありますか。
(水谷(秀)委員)
次世代育成支援後期行動計画について詳しく教えてもらいたい。
(野口委員長)
本日配布されている資料の中に、そのダイジェスト版があります。計画書自体はもう
少し厚いものだが、部数に残りはあるでしょうか。初めて参加する委員もいらっしゃる
ので、計画書を用意してもらえるとありがたいと思います。
(事務局)
計画書に余部があるので、ご希望される委員には配布したいと思います。また、市の
ホームページにも掲載しているので、そちらでご確認いただくこともできます。
(事務局)
あわせて子育てガイドブックも配布させていただきます。
(野口委員長)
事務局からの資料でもって、委員の皆さんにはこの10年間にやってきたことをご確認
いただきたいと思います。
(3)について
※ 資料に基づき事務局より説明
14
(野口委員長)
平成27年4月のスタートから逆算して、平成25年度中にニーズ調査をし、分析をする
という下ごしらえが予定されています。同時に、計画の骨格という枠組みを議論するこ
とが今年度の仕事となります。この計画の特徴としてサービス量を決めていかなければ
いけないので、その量を決めるための土台づくりが予定されています。ニーズ調査の他
にヒアリングやワークショップが予定されており、市民の皆さんの統計的な大量調査と
ともに、実際に活動している人や子育てをしている人の直接のご意見を聞くことを事務
局は考えています。今年度中に私達が何をしなければいけないのかを頭に入れておいて
いただきたいと思います。この委員会は2年間で計10回の開催が提案されていますが、
この委員会を本会議として、他に分科会やグループワークなどの他の会議が設置される
と思います。それらの場で意見や計画案を揉んでいただくことになることを想定してお
いていただきたい。
(加藤委員)
会議が開催される日付や曜日をある程度教えてほしい。できれば日曜日は避けていた
だきたい。
(事務局)
議事の最後に次回の日程調整をしたいと考えております。開催月に関しては資料に記
載のとおりですが、日時については随時調整していきます。とりあえず平日の開催を基
本としていくことを予定しています。
(4)について
※ 資料に基づき事務局より説明
(野口委員長)
本日は時間の都合上、調査票案に関するやり取りは次回に回したいと思います。ニー
ズ調査は、アンケートによる統計調査の手法を取ります。その場合、全世帯調査になる
ものと、サンプリング調査になるものの2種類の調査票があるので、どちらも確認をお
願いしたいと思います。調査票案の検討は非常に大変な作業だが、設問に関する必要/
不必要などの率直な意見を私達は求められています。調査票案に関してご意見があれば、
9月17日までに事務局に意見書を提出していただきたいと思います。
(奥田委員)
就学前児童を全世帯調査とした理由を教えてほしい。
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(事務局)
就学前児童は新制度の中心となる対象世代なので、市としてしっかりとニーズを把握
したいと考えたことからその対象としました。
(奥田委員)
サンプリング調査を予定している小学生の方が全世帯調査をしやすいのではないでし
ょうか。学校に配布すれば済みます。検討していただきたい。
(事務局)
調査にあたって、そもそも国は小学生を想定していないという事情も勘案して、今回
は抽出調査としました。ご理解いただければと思います。
(濱内委員)
調査票に意見するための提案書のファイルをメールアドレスに送付してほしい。加え
て、次回の会議では、意見を出した委員がわかるように資料をまとめてほしい。また、
会議のために配布する資料には、資料番号を書いたタグを付けておいてほしい。
(稲垣委員)
調査報告の仕方について確認したい。基本的に資料4-2のような分類の形で出され
るのでしょうか。次世代育成支援行動計画の4つの柱に見合うように結果が出されると
良いと考えているが、事務局としての考えを教えてほしい。
(事務局)
調査票の項目は課題を洗い出すための第1ステップとご理解いただきたい。その調査
結果を踏まえて課題を確認しながら計画の柱を作っていきたいと考えています。
(野口委員長)
次世代育成支援行動計画の4つの枠組みは、ニーズ調査のみならずヒアリングやワー
クショップなどからあげられた意見を基に設けられました。これは必ずしも固定的なも
のではなく、市の現状と将来を反映すれば多少違った形になるのかも知れません。ただ、
これまで10年間やってきており、地域ぐるみの子育ては地域福祉計画との調整を視野に
入れる必要があります。調査結果がこの枠組みに当てはまるのかわからないし、新しい
局面も出てくると思っています。また、今回の調査は国がかなりのレールを引いている
ものなので、国と桑名市の方向性のマッチングの問題があり、調査票の制約も多い。国
にも方向性があるので、桑名市が国の全体像とどのように合うのか、合わないのかを評
価するために、国の示す設問は盛り込んでおかなければいけない。
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(5)について
※ 事務局による日程調整
(事務局)
委員19人全員の日程を調整するのは容易ではないので、候補となる日時を記載した一
覧表を事務局が作成し、委員の皆さんに出席可能な日に○を付けていただき、委員が最
も多く出席できる日を事務局で選定したい。事務局による摺合せを一任していただきた
いと思います。
(野口委員長)
そのようにセッティングをお願いしたい。
※ 事務局による講演会等のご案内
7.閉会
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