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1.販売用住宅・宅地、住宅・宅地仕掛勘定
住友不動産株式会社 (重要な会計方針) 1.販売用住宅・宅地、住宅・宅地仕掛勘定、開発用土地および未成工事支出金は、いずれも個別法 に基づく原価法によって評価しております。 2.有価証券は、移動平均法に基づき、取引所の相場のあるものは低価法(洗替え方式)、その他は 原価法によって評価しております。 3.有形固定資産の減価償却の方法は、法人税法の規定に準拠して、建物(その付属設備を除く。) は定額法、その他は定率法を採用しております。 4.営業権は、5年間で毎期均等額を償却しております。 5.貸倒引当金は、営業未収入金等の回収事故に対処して、過去の一定期間における貸倒実績から算 出した債権の貸倒経験率を用いて計算した金額を計上しております。 (会計処理の変更) 貸倒引当金は、従来、法人税法の規定による限度額のほか、債権の実情を考慮して計上しておりま したが、当期から過去の一定期間における貸倒実績から算出した債権の貸倒経験率を用いて計算し た金額を計上することに変更しました。 この変更は、当期に財務体質の強化策の一環として、販売用不動産や海外不動産の整理・処分を実 施したことに加え、「金融商品に係る会計基準の設定に関する意見書」の公表に伴い、貸倒見積高の 算定方法が規定されたことから、合理的な貸倒引当金を計上することにより財政状態の健全化を図 るために行ったものであります。 この変更の結果、従来の方法によった場合に比べ、販売費及び一般管理費が 1,075 百万円減少し、 営業利益、経常利益、および税引前当期純利益がそれぞれ同額増加しております。 なお、この変更は上記の一連の財務体質の強化策が平成 12 年 3 月に完了し、貸倒見積高の算定方 法について実務上の対応が可能となったことから、当下半期に会計処理方法を変更しました。 従って、当中間期は従来の方法によっており、当中間期は変更後の方法によった場合に比べ、 税引前中間純損失が 2,920 百万円増加しております。 6.投資評価引当金は、子会社等への投資に係る損失に備えるため、子会社等の財政状態等が悪化し、 当面回復の見込みがないものに関して、実質価額の低下相当分を計上しております。 なお、貸借対照表上は、子会社株式から当該引当金を控除して表示しております。 7.賞与引当金は、将来の支給見込額のうち当期の負担額を計上しております。 8.リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引につい ては、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によっております。 9.消費税等の会計処理は税抜処理によっており、資産にかかる控除対象外消費税等は長期前払費用 に計上し、5年間で均等償却を行っております。 −29− 住友不動産株式会社 (注記事項) 1.貸借対照表に関する事項 (1)保証債務 6,070 百万円(前期 6,332 百万円) 上記のほか、保証予約債務が 205,765 百万円(前期 414,775 百万円)あります。 (2)有形固定資産の減価償却累計額 102,066 百万円(前期 108,102 百万円) (3)受取手形裏書譲渡高 −百万円(前期 30 百万円) (4)自己株式 4,562 株 (前期 3,205 株) (5)当期中の発行済株式数の増加 な し 2.損益計算書に関する事項 (1)特別利益の内訳 固定資産売却益 62,477 百万円 (2)特別損失の主な内訳 海外事業整理損 38,598 百万円 販売用不動産整理損 24,623 百万円 過年度賃借料修正損 14,168 百万円 投資評価引当金繰入額 2,870 百万円 −30−