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第 18 回 Wakeboard J-Round お台場マリン・ビーチフェスタ 2013 「ウェイクパーク in お台場」 2020年のオリンピック正式競技には惜しくも選ばれなかったケーブルウェイクボードだが、 2020年の開催都市に決定した東京都のお台場海浜公園で、今年は2011年度と同じく2マストという、 2本柱のケーブルが9月下旬から10月下旬までの1ヶ月間、 地元の子どもたちや多くのウェイクボーダーが体験できる 「ウェイクパーク in お台場」 として設置された。 まだまだ日本では馴染みの少ないケーブルウェイクボードは世界では爆発的な人気で広がっている。 今回のケーブルの開催期間にも多くのウェイクボーダーが体験され、また初めてのウェイクボーをケーブルでスタートする方も多く見受けられた。 今回の2マストのケーブルは機材の設置期間が約5日間と非常に短く、動力は電気のために環境にもやさしい。 また1人の体験する金額も安く設定されているのが特徴である。 コース内にはキッカーやスライダーなどのJIBも設置されて、エアーだけでなく、擦りも楽しめるパークとなっている。 ケーブルはボートに比べて1日に多くの方に楽しんでもらえて、1人の滑る時間が長く取れるので、滑るほどにみるみる上達が伺える。 上級者は一昨年よりもまたさらに難易度の高いトリックをマスターして、 体験者はじめスタッフのメンバーもケーブル初体験ながらエアートリックを幾つもマスターしているところが印象的であった。 今年は惜しくも解体されてしまったが、また来年この場所にケーブル施設が再登場することを心から願いたい! 2020年のオリンピック開催地の東京都に設置された2マストケーブル 049 ウェイクボード体験会 ケーブルウェイクボード 真ん中、お台場の水面を楽しそうに滑っていいた。 今年は台風の影響で体験できる日数が少なかったが 10月19日 (土)にお台場地域にお住まいの方向け 地元の方だけでなく、関東、その近郊のウェイクボー 初めて見る人はなぜ何もない水面で飛ぶのかが理解できないケーブルウェイクボード! のケーブルウェイクボードの体験会が開催された。 ダーも数多く体験されていた。 ワイヤーのテンション、エッジング、ボードコントロールとボートウェイクボードとはまた違った技術を必要とする。 あいにく台風の影響で体験会当日は、雨が振り気温 日本各地にこのような施設ができれば、安全に安 ケーブルならではのエアーを幾つか紹介していこう! が一気に寒くなって冬のような天候であったが、寒 価にウェイクボードが気軽に楽しめウェイクボード さにもめげずケーブルウェイクボードに果敢にチャ 人口が増えることだろう。 レンジされていた。 寒い中の開催された体験会であったが、順番待ち 1本目はなれない横乗りの感覚に戸惑っていた方 をして何度も滑る姿を見ていると、ウェイクボード が多かったが、2本目前に陸上で再度レクチャーを の楽しさが伝わっていることが実感できたイベント 受けるとスムースに滑れるようになり、大都会のど となった。 体験会に参加してくれたメンバー。 小笠原さん、三苦さん、松島さん 親子、矢田さん、伊藤さん、平野さん、他2名 この日1番楽しそうに滑り、回数を重 ねるごとにメキメキ上達した松島くん 2マストケーブルは間近で指導できるために上達するのが 非常に早く、また転倒時の衝撃も少ないのが特徴である。 大会でもOpenMenで3位という成績を収めた下井孝之の高さのあるバックロール。エッジの掛け方とボードの振りぬく角度がエアーの高さを生み出す。 (上)ケーブルウェイクボードの象徴的であ るエアートリック「エアーレイリー」 (下)キッカーやBOXも設置され、ウェイ クボードパークとして多くの方が利用された。 真 上から引っ張られるケーブルはス タートがとても楽である。 普段は眺め る事しか無いお台場の海を体験会の 方皆さん楽しそうに水面を滑っていた。 エアーの高さを出すために最も重要なのはエッジング。凌 プロのこのエッジングが彼のエアーの高さの秘訣である。 050 アプローチのスピードや 進 入 角 度がポイントとなる BOX、土取 さえこプロのフロントサイドボードスライド。 051 お台場マリン・ビーチフェスタ2013 そんなケーブルの楽しさに魅了されたウェイクボー キッカーで高さのある180や BOXで全抜けなと安 ダーが集まって大会形式でイベントが開催された。 定した滑りをし大会初出場で見事初優勝を果たした。 昨年は世界で初開催となったケーブルのイベント この 1ヶ月でケーブルを楽しんだ方々が同日日に OpenWomenクラスは1人の参加となったが、スタ は 5マストというケーブルであったが、今年はまだ 集まり、各々このパークの楽しみ方を披露し、またそ イルある BOXと果敢にエアートリックにチャレン 日本では馴染みの少ない2マストのケーブルの大会 れを見て公開練習中に新たなトリックやキッカーの ジしていた土取 さえこプロが優勝! が開催された。 責め方等を吸収してどんどん上達して行くライダー OpenMen クラスに出場の栃木佳宏プロはブラ 2マストのケーブルは滑る楽しさだけでなく、新 が多かった。 インドジャッジ、S-BEND, S-BEND to Blindなど しいトリックをマスターしやすいのが特徴で、今回 ビギナークラスはキッカーもしくは、BOXのどち 多彩なレイリートリックと270インのテールプレ の開催期間でレイリーやバックロール、キッカーで らかに焦点を絞って果敢にトリックにチャレンジし スなどスタイルある BOXで2年前の屈辱を晴らし、 360が出来るようになったライダーが数多くいる。 ているライダーが多かったが、優勝した麻生さんは 見事優勝を果たした。 栃木佳宏プロのS-BEND ケーブルのドックスタート ウェイクボードの普及のために、このお台場ケーブルにご尽力い ただき設置、運営をされている㈱SAY代表、藤澤さんの挨拶 ビギナー Menクラス表彰 Open Womenクラス表彰 RESULT ビギナー Men 氏名 1 2 3 4 5 6 7 麻生 泰 パラダイス 佐用 広昭 GARDEN-MWB 植田 晋太郎 坂本 真之介 GARDEN A.HOUSE 金井 和彦 前田 英貴 高濱 卓也 所属チーム名 052 氏名 1 土取 さえこ GARDEN-MWB/OBRIEN JAPAN 所属チーム名 栃木佳宏プロのキッカーフーチーグライド 今ケーブルで一番数多く滑り、キッカーでHS360やBS360、 HS540をマスターした加藤さんのBOXでのスライド360 ケーブルスタッフの後藤君のバックロール。このお台場で初めてケーブルを滑べったが、栃 木プロ達のアドバイスでレイリー、ブラインドジャッジをマスターし最も上達したライダーの1人 三宅 凌のパパこと、三宅俊行、ケーブルをこよなく愛するウェイクボーダーであ り、日に日に上達する姿が印象的で大会でも高さのあるレイリーを披露していた。 Open Men クラス表彰 RESULT Open Men POINT 56 42 38 35 29 15 9 Open Women 大会終了後にウォーターボールで楽しむ親子 氏名 1 2 3 4 5 6 7 8 栃木 佳宏 Liquid Force 三宅 凌 Rays 下井 孝之 加藤 茂俊 三宅 俊行 Rays 鈴木 賢一 GARDEN-MWB 後藤 聡 S.A.Y 千葉 邦博 S.A.Y 所属チーム名 POINT 96 74 62 56 42 40 38 26 POINT 46 053