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ちょっとしたアイデイア集第3集 27年度
<保存版> 楽しく環境によい生活をしよう ちょっとしたアイデイア集第3集 27年度 ~地球と子どもたちの未来のために 楽しく、「お得に」、達成感を味わおう~ 古 布 で 食 器 拭 き 。 家 庭 で も ぜ ひ ど う ぞ 。 前橋市立若宮小学校環境部 平成27年9月 -1- はじめに 本校は、市街地にあり、子どもたちが生活の中で存分に豊かな自然 に親しむのは難しい状況にあります。 それでも、校庭にはシンボルツリーであるヒマラヤスギの巨木、サ クラなどの樹木が涼しい影を落としています。また、広い校地の中で 多種の昆虫・鳥などを観察できます。昨年秋から今年の夏にはカブト ムシの生息が確認できました。さらに児童が幼いときから遊んでいる 公園・緑地が学区内に点在していて樹木がそよいています。そんな状 況を有効に生かし、子どもたちは自然に親しみ、環境によい活動を進 めています。 そんな活動が評価され、一昨年は「前橋市水と緑の環境賞キッズ部 門 大賞」、 「群馬銀行環境財団教育賞 馬銀行環境財団教育賞 奨励賞」を受賞、昨年度は「群 優 秀 賞 」「 群 馬 県 環 境 賞 功 労 賞 」 を 受 賞 し ま した。また、緑の少年団が「群馬県エコクラブ交流会」で、群馬県代 表として実践を発表しました。 今年度は、本校は環境教育で「前橋市教育委員会指定研究校」に指 定され、教育委員会や児童文化センターと連携し、更に新しい実践を 進めています。 児童の活動として、5月に群馬県代表として緑の募金中央キャンペ ーンに児童が参加し、敷島公園で募金を呼びかけました。6月の自然 に親しむ会ではネイチャーゲームを取り入れ、自然のよさを味わうこ とができました。7月には5年生が林間学校で児童文化センターとの 連携により、ネイチャーゲーム「森のパワー」を行い、群馬県緑地推 進課主催の「夏の森林教室」に一名が参加、教育委員会主催の「里山 学校」に12名が参加して森の楽しさを満喫してきました。 さて、若宮小環境部では今年も、児童・保護者・教職員が家庭で行 っている「環境に配慮したちょっとしたアイデイア」を集めてアイデ イア集を作成しました。今年もまたご家庭から、職員から新たなアイ ディアが集まりました。みなさんの知恵を集めたこのアイディア集を 親子で活用し、環境に配慮した生活を子どもたちに体験させてあげて 下さい。 -2- 本校の環境教育 ☆☆5つのポイント☆☆☆ ① 一 人 一 人 や 学 級 単 位 「節水」「節電」「ゴミの分別」 で毎日行う活動 「牛乳パック回収」「雑古紙回収」 「古布で給食の食器拭き」 ② 特 定 の 学 年 を 中 心 に 「栽培活動」 行われている活動 「グリーンカーテン」 「校庭の動植物で学ぶ」 ③ 全 校 で 地 域 や 学 校 の 「自然に親しむ会」 の 自 然 に 親 し む 活 動 「若宮っ子体験講座」 <異学年交流> 「地域清掃」 ④ 学 校 の 外 に 自 ら 参 加 「夏の森林教室」 する場を求める活動 「緑の募金中央キャンペーン」 「里山学校」 ⑤ 実 践 し て い る こ と を 「環境アイディア集の作成」 広める活動 「環境委員会による全校放送」 「環境委員会による食器ふき PR 活動」 「自然物を利用した作品や収穫した物を地 域の方へプレゼント」 「前橋市環境指定研究」 「前橋水と緑の環境賞 「群銀環境賞 応募」 「群馬県環境賞」 <地域へ > <地域から> <全 校で > * * <学年で> * <一人一人で・ク ラス で> -3- * <学校で > 応募」 主な活動内容 「緑の少年団 活動発表」1 月<学校代表 2 名が参加> 児童文化センターで行われた群馬県エコク ラブ活動発表会に群馬県緑の少年団の代表と して参加。若宮小学校を取り巻く自然環境、 その中で行われている自然に親しむ活動、地 球温暖化防止活動、ボランテイア活動などを わかりやすく発表した。 「緑の募金中央キャンペーン」4月<学校代表6名が参加> 群馬県緑地推進課主催、緑の募金中央キャン ペーンに群馬県緑の少年団の代表として参加。 緑の濃いゴールデンウィークの敷島公園で、募 金を県民に呼びかけた。 「自然に親しむ会」全校・6 月 今年で16年目になる伝統的な行事。町別で 児 童が分か れ、それ ぞれの町 にある の6つの公 園・ 緑 地で自然 を生かし たゲーム を行う 。今年はネ イチ ャ ーゲーム を取り入 れた。異 学年が 交流する学 校行 自然を味わう 事となっている。 「プールの生き物救出作戦」6 月 プール掃除の 際に底にたまった泥を掬う 。その中には 昨年 プールが閉められて以来、 繁殖 してきた生き物たちが無数 に棲 息している。その生き 物を わずかでも助けて観察する 活動。 ケー スに生き物を入れて、屋外 で観 察。 プールの中は生き物天国 -4- 「 若宮っ子体験講座」希望者112名・7月 平成17年に、特色ある教育活動の展開と して始まり、今年は11回目である。飯盒炊 さん、ペットボトルロケット、大型シャボン 玉作りの3つの活動を今年も、たくさんの児 童が参加した。全て野外で行う活動であり、 飯盒でお米をたく 児童の夏休みのお楽しみとなっている。 「古布で給食の食器拭き」7月から・全校 環境委員会が全校に呼びかけ 使わなくなった古布を切っておき、給食の食器を 拭う。べたべた汚れが取れ、すっきり。洗浄水、洗 剤の使用量が少なくてすみ、下水を汚さないという 短時間できれいに。 利点がある。古布は全校の協力で集め、環境委員が小さく切っている。 「町別清掃」全校・7 月・12 月・1 月・3 月 校庭を中 心に、町 別の班で 繰り返 し清掃する 。異 学 年で声を かけ合っ て落ち葉 清掃や 草むしりな どを 行 う。夏の ヒマラヤ 杉・桜の 緑陰、 秋の桜や銀 杏の 見 事な紅葉 などを味 わいなが ら行う 。また、目 を楽 1年生も元気よく しませてくれた桜、夏の厳しい暑さから守ってくれた木々の大量の落 ち葉を片付ける。自然のすごさを身をもって体験する機会でもある。 「5年生の林間学校」7月 「森のパワー」児童文化センターとの連携 児童は、自然散策の中で生き物や自然の重 要性を感じ取り、各自が考えたことをグルー プでまとめ、発表しあって森に対する考えを 深めた。 5 年生の児童は熱心に観察し、交 グループで意見をまとめる 流し、活発な活動を行った。 -5- 「夏の森林教室」7月<今年度は5年生1名が参加> 群 馬 県 緑 地 推 進 課 の 教 室 に 希 望 児 童 が 参 加 、「 ネ イ チ ャ ー ゲ ー ム 」「 間 伐 体 験 」 や 「 ツ リ ー イ ン グ 」 な ど で夏の森林を満喫した。 高木にすいすい 「里山学校」7月 <希望者12人が参加> 前橋市教育委員会の主催。月田小学校・中川 小学校との交流事業。3校混合のグループを作 り 、 5 年 生 を リ ー ダ ー に 森 の 活 動 を 行 っ た 。「 木 の実幼稚園」の森でダイナミックなアスレチッ クやネーチャーゲームをたっぷり楽しんだ。 「地域域清掃」全校・11月 自然に親しむ会でお世話になった公園を清 掃する。6月の親しむ会の時とは違った表情 を見せる樹木や草の様子を見ながら、落ち葉 拾いやゴミ拾いを異学年で行う。帰る頃には 落ち葉でふくらんだ袋がたくさんできあがる。 わあ、落ち葉がたくさん 「牛乳パック回収」全クラス・毎日 給食にでる牛乳パックを、児童がバケツの水ですすぎ、乾燥してい る。これを回収してリサイクルに協力している。1年生でも初めての 給食時から行っている。 「グリーンカーテン」1 年生 「 地 植 え 」「 生 り 物 」 が テ ー マ 。 体 育 館 通 路 横 ・ い ずみ学級前で実施。日陰を楽しみ、収穫を地域の方 に プレゼントし た り 、 成 長 を 話 題 に し た り 。 今 年 度 は ゴーヤや白瓜が蔓を伸ばしている。 -6- グリーンカーテンは収穫も 「古布で食器拭き」全校 古タオルなどを10cmほどに切り、汚れた給食 の食器を拭う。全校から集めたタオルを環境委員が 切り、各クラスに配付した。全校で取り組み、児童 は 給 食 が 食 べ 終 わ る と 「 気 持 ち い い 。」 と 進 ん で 行 グリーンカーテンは収穫も う。 「環境アイディア集の全校放送」 環境委員が2学期から給食時に放送を行う。季節に相応しい話題を 児童が選択し、紹介する。 ☆ これらの活動については「学校編」の中で詳しく説明しています。 それでは、ユニークで地球に、未来にやさしいアイデイアをご覧く ださい。学校編は若宮小学校で実際に全校で、またはどこかの教室で 行なわれていることです。 なお 、 <>は、アイディアを寄せて下さった方の学年です。 若宮小学校編 自然に親しむ会 今年からネイチャーゲームを 平成12年に開 始 ~今年で16年 目 ~ ドキドキ目隠しトレイル♪ 目隠しイモムシ -7- <自然に親しむ活動> 1980年(昭和55年)から 「 創意 を生 かし た教 育」 の一 環と し て 始まり、 3年間続い た。3 年生 が明和短大グランドに集合、善勝寺まで歩いた。4年生は八幡山に集 合し、大正用水から明和短大グランドまで歩いた。始まりはこのよう に遠足的な内容だった。57年には1年生が下小出北公園、2年生が 敷 島公 園、 3年 生が 白川 堤防 、 4年生 が大正用 水、5,6 年生が 峰公 園でそれぞれ活動。翌年からは遠足に姿を変えていった。 < 自然に親しむ会> 町別で自然に親しむ会が行われる よ うになったのは、平成12年から。 この年、6月3日に各公園に分かれ て活動した。平成14年には町別で 清掃や草むしり、自然に親しむ会を 行った。平成15年には3年生から 動物クイズ。特徴を聞いて当てる。 6年生が公道清掃を行い、自然に親 しむ会を行っている。その後、1,2年生が参加して全校活動となっ た。 <最近の自然に親しむ会> 全校児童が帰り支度をし、ランドセルを背負って、給食後に町別に 集合。 高学年生が 低学 年生を連れ、住んでいる地域の公園に向かう。5 校時に活動を楽しみ、その後帰宅。 <目的> 町別の活動 :住んでいる地区の公園・緑地で自然に触れ合う。 全校が参加 :1年生から自然に触れ合い自然のよさを味わう。 異学年交流の場:高学年が内容を計画、準備や当日の運営を行う。 -8- ←高学年が運営 当日は高学年が中心となって、各活 動場所のゲームのやり方の説明、グル ープ分けなどをした。高学年の自主性 を育て、異学年の交流をするのに有効。 ←目隠しトレイル 目隠しをし、一本のロープ を頼りに進む。聴覚や触覚の 感覚が自然に鋭くなる。普段 何気なくスタスタ歩いている 場所が、異次元の世界に。歩 みも進まない。 目隠しイモムシ→ これも目隠し系のアクティビティ。 リーダーの後をついて歩く。1 年生 が先頭になった時は、大きい子は足 がすく んでなかなか歩けなかった。 ←宝探し 字を書いた石を宝に見立て、隠 し場所から探す。探しながら自然 に草むらなどに入り込み、触れ合 うことができる。 -9- →こ れが宝。 「 し」 「 ぜ」 「ん」 「に」 「 し」 「た」 「し」 「む」「か」「い」 という言葉ができた。 たからさがし 1ねん しぜんにしたしむかいで たからさがしをした 「た・か・ら・さ・が・ し」 ってかいてあるいし が たからなんだ いしをひっくりかえして さがした なんこもさがした みつからなかった めかくしあるき 1ねん きょう りょくちこうえんで プールの生き物救出作戦、 そして小さなビオトープ 5月 19日プール清掃前日 し めっ た泥の中に無数の生物発見 。バケツに半分掬う。 < ミ ジ ン コ 多 数 ・ヤ ゴ 1 5 匹 程 度 ・ア メ ン ボ 2匹 ・体調2 mm 程度の甲虫> 5月20日 バケツに移す。 5 月2 2 日 玄 関北 側の 日陰 に衣装 ケース を 設 置 。 午 前 中 水 を 張 る ( 1 年 生 )。 昼 休 み に 生き物を 放す。 夕方白 めだか を23匹ほ - 10 - めかくしあるき 1ねん しぜんにしたしむかいで めかくしをした ころぶかどきどきした ろくねんせいのおにいさんが てつだってくれた うれしかった めかくしあるきをした みえなくて こわかった ころんだりしないか こわかった いつもあそんでるこうえんが ちがうかんじだった クイズ:この動物は何でしょう どはなす。卵多 数。 (児童文化セン ターより 5月25日 ) 1 年生、観察。白メダカ卵 観察。 → ボ ウ フ ラ の 抑 制 の た め 、 メ ダ カ を 入 れ た 。「 か わ い い 」 と 覗 い た 1 年 生 が 餌 を や っ てい る。 6月 1日 細かいちりや泥がす っか り沈み、水が澄む。 7月 5年生が理科の授業 中に 、微生物を観察。1 年生はよく観察している。 若宮っ子体験講座 大型シャボン玉 ~今年で11年目~ 参加数35名 <リサイクル、自然体験、異学年交流> ・児童が家庭から使用済 みの針金ハンガーと残 り毛糸を持ち寄り、毛 糸をハンガーに巻き付 けて枠を作った。低学 年の子には大きい子が 教えたり、手伝ったり した。 ・戸外の日陰で活動を行 った。洗剤液に枠を浸 けて洗剤の膜を張る。 - 11 - 風 が吹 く と 、 児 童 の体 ほど の 長 さの 巨 大 シ ャボ ン 玉が でき 、 歓声が上がった。 ・ 児童 は 自 然 の風 を 巧み に捕 ら え て、 次 々 と 大き な シャ ボン 玉 を作っていた。 ピローン… 風ってこう吹い ているんだ。 - 12 - わあ。 こんな形のも なるんだ。 瓢箪みたい。 ペットボトルロケット 参加人数43人 <リサイクル工作・異学年交流> ・子どもたちが家庭から使用済みのペットボトルを持ち寄り、教え合ってロケットを 工作で 作り上げ た。 ペットボ トルが ロケッ トのボ ディで 、羽根は 牛乳パッ クというリ サイク ル工作で ある 。子ども たちは 協力し 合って ロケッ トを作り 、自転車 の空気入れ で圧縮空気をロケ ット に 送り 込 んで 勢い よ くロ ケ ット を飛ばしてい た。 ・空高く上がると歓 声が起き、みんな でロケットの行方 を目で追った。 ←空気入れで圧縮空 気を入れる - 13 - 火熾し体験 参加27名 <自然体験、異学年交流、地域交流> ・ヒマラヤスギ の木陰で、木を燃して火を 熾し 、飯盒でご飯を炊いて食べ る。 ・地区の方が 3 名 、ボ ランティアとして参加、児 童に教えてくれた。 ・指をぬらして 頭上にかざし、風向きを知 る、 というアメリカ先住民の知 恵をアクテ ィビティとし て取り入れた。児童は「あ 、本 当に感じる。風の当たる方 が冷たい。」 と喜んで繰り 返していた。 ・燃し木は、木 っ端を使用したが、児童は 周囲 に落ちているサクラやシイ の小枝が燃 し木に使える ことがわかると、自主的に 拾い 集めては火にくべていた。 ↑ここは自然 豊かなキャンプ場? 実際は、若宮 小のシンボルツリー、巨木 の ヒマラヤスギの木陰。大人も子どもも笑 顔 で火燃し。 - 14 - ↑ 昔 、猟 師は 指を ぬら して 、上 にかざし 、風 向き を 調 べ た と い う 。「 当 た る 側 が 冷 た い 。」「 煙 の 向 きと一緒だ。」 → 地区 の 方も ボラ ンテ イアと して参加 して くれ た。「よろしくお願いい たします。」 ↑用 意した木っ端と、子どもた ちが 拾った小枝が勢いよく燃え る。 ↑サクラ、シイ …小枝を拾うの、おもしろ い。 ↑う ちわであおいで、あおいで …。 本当に燃えた。 - 15 - ↑時 間をかけてじっくり炊いた ご飯 。 ↑お焦げ も、ちょうど香ばしい。 ふっくらして いて、おいしい。 塩がご 飯の甘さを引き立てる。 赤城林間学校<5年生> 6月29日~7月1日 <地域の方がボランティア> ・6名の方が、カレー作りの指南をするために現地まで来て下さった。 1グループに1人。後で7月に「若宮っ子体験講座」に来て下さる 方がいる。 ・地蔵岳登山 自分の足だけで一つの山を登りき る。山頂から眼下の大沼、小沼 を眺め、涼風に吹かれて、お弁当 を食べて下山する。 ・赤城森林守り隊 森林の役割、大切さを学び、さら に、赤城山の松枯れの写真を見 燃えろよ、燃えろよ。 て現状を知り、森林を大切にする 必要性を学んだ。 ・ウォークラリー 渡された指令書に従って、自然の中をグループで歩く。しばらく 歩くとチェックポイントがあるので、用意された問題を解く。子供 たちは、真剣に指令書と自分たち - 16 - がいる場所を見比べて進む。全 く知らない場所での活動なので、グループでの結束が高まった。ま た、出された問題を解くには、周囲の様子をじっくり観察する必要 があり、協力して次々とクリアする経験を味わった。 ・たき火でカレー作り 自分たちで薪から火をおこし、ご飯を炊き、カレーを作る。火が おきないと昼食にありつけない。苦労して一杯のカレーを作り、火 のありがたさを味わう。<写真は昨年> 群馬県緑化推進課主催の夏の森林教室 7月 <主な内容> 群馬県緑地推進課の主催で行われた「夏 の森林教室」に 5 年生 1 名が参加。場所 は、渋川市伊香保町の森林学習センターである。午前中は、ネイチャ ーゲームとツリーイングが行われた。 ネイチャーゲームは以下のようなアクティビティが行われた。 「ネイチャーサウンド:目をつぶって耳を澄ます。感覚が研ぎ澄まさ れる。」 - 17 - 「この指とまれ:うらに生き物の特徴が書いてあり、自分と同じ種類 の仲間を探す」 「スローライン:おもりをつけたひもを森の様々な目標に、投げて当 てる活動。」 その後、ツリーイングを行った。これ は腰にハーネスをつけ、ロープで高木 に上って行く。午後は「ネイチャー・ ビンゴ:森の中でビンゴ用紙に書いて あ る 自 然 物 を 探 す 活 動 」、 ヒ ノ キ の 間 伐体験などを行った。 <児童の活動> 参加した 5 年生は、「スローライン」 では、他の学校の子と協力して活動す る姿が見られた。ツリーイングのやり 方がわかるとグイグイと足と手を使って木を上っていった。高さ10 mを超える高さまで、真剣に、でもおもしろそうに上っていった。間 伐体験では、力いっぱいのこぎりをひき、数人で協力して木を倒して いた。 午前、午後と山を登ったり、木を上ったり、のこぎりを引いたりし て力を使ったが、一日中笑顔で、生き生きと森の中で生活していた。 <参加児童の感想文> ネイチャーゲームの「この指止 まれ」では、他の学校の子と協力 して仲間を探す事ができた。ツリ ーイングはロープを使って木登り をした。上からの景色は最高だっ た。間伐体験では実際に生えてい る木を切り倒した。間伐は森のためにすることがわかった。自分で間 伐した木を使ってコースターを作った。参加して本当によかった。 - 18 - 牛乳パック回収 給食で出る大量の牛乳パック。それを1年生 から6年生まで全員児童が、濯いで乾燥する。 開いた牛乳パックを物置に保管。これを業者が 引き取り、リサイクルされて生活に生かされて いく。 小学校給食で使用されている 200ml 牛 乳パック は、紙が8.24g使われている。これを15 00枚リサイクルすると20~30年生の木一 本分に相当する。 <参考:全国牛乳容器環境協議会 HP > 毎日洗って乾かす 若宮小学校では、児童227人と職員25人が1年で200回リサ イクルすると考えると、50400枚が再利用されることになる。す ると33.6本の木が切られない計算になる。 実のなるグリーンカーテン 地植えで挑戦 3年次 体育館通路脇にカーテンを張ることができた。節水・ 植物の根の張りを考慮して地植えに。植えた植物は千成 り ひょ うたんと 白瓜。 カーテン には各 植物が入り 乱れ、 おもしろい。瓢箪はユーモラスで乾かして活用。白瓜は大きな実が収 穫できた。 節水・水質汚染防止 ・水道を出しっぱなしにしない。 ・清掃時のバケツの使用の徹底。給食後の机拭きのすすぎもバケツを 使う。 ・歯磨きの水はコップにくんで、1杯の水で行う。 ・鉢植えのあさがおなどの水遣りは、じょうろやペットボトルで。ホ ースを使う場合は節水用にノズルをつけている。 ・グリーンカーテンは、地植えしている。水遣りは植え付けの時ぐら いでほとんど必要ない。 - 19 - 節電 ・誰もいない教室の照明をけす。休み時間は照明をつけない。 ・電気のスイッチのところでミニポスターが節電を呼びかけている。 ・窓の開け閉めを頻繁に行い、換気とエアコンの使用のバランスを とっている。 ・夏はカーテンで暑い日差しをよけ、エアコンや扇風機の使用量を 減らしている。 ・扇風機・エアコンは必要に応じて教員がつけ、消す。 ・エアコンと扇風機を併用し、節電する。 ・エアコン使用を極力減らす。また、電力の使用ピークを抑制するた めに計画的にスイッチを入れている。 省燃料 ・冬のストーブの使用を必要最低限にする。朝だけしかつけない。 ・日差しが当たらない所のカーテンを開け、暖かさを取り入れる。 物を大切に使う ・児童用机の傷んだ天板・座椅子は、夏休み中に用務技士さんが修理 してくれる。机は新品同様に生まれかわる。 ・古ぞうきんはとっておいてこぼした給食の汚れをふき取るのに使う。 ・給食の古いエプロンは、保健委員会が歯科指導の時につかうエプロ ンに姿を変える。給食委員会の発表の時には、劇の衣装に使われた。 物をなるべく使わない ・学校の印刷物は、極力、両面印刷を心がけている。 リサイクル ・各クラス・職員室で出た雑古紙は、業者に引き取ってもらう。 ・分別をしている。 ・裏の白い印刷物は、職員用の印刷物に再利用している。 - 20 - ・プラマークのついた物は別のゴミ箱で収集する。 エコマークがついている物を選ぶ ・印刷に使用している紙、トイレットペーパーはエコマークのつい てるリサイクル品。 食べ物を大切に ・給食はなるべく残さず食べるように話す。 ・ 給 食 の 時 、 間 食 す る と 「 完 食 シ ー ル 」、 牛 乳 を 飲 み き る と 「 ゴ ク ゴ クシール」をノートに張れる。 ・赤城の宿泊体験で泊まった国立赤城青少年交流の家は、食事がバイ キング方式なので残飯がほとんど出ない。また、残飯入れが見あた らないので、自分のとった分は完食する。 うさぎ飼育 ・飼育小屋のうさぎのえさは、給食の野 菜くず。毎日新鮮なにんじんの皮、大 根の葉などを食べている。野菜くずは 給食調理場が毎日、学校に届けてくれ る。ラビットフードは休み前の金曜日 にあたえるのみ。 1 年生がかわいがっているうさぎ に穴を掘り、そこに入れる。後から土をかけ れば有機肥料となり、花壇の土を肥やす。 - 21 - まだ役立つ ・うさぎのゴミ・ふんなどは、花壇の角 家庭編 今年寄せられたアイデイアです。 文 末 の < > は アイ デイ アを寄 せて くれた 家 庭 のお 子 さんの学 年 です。 <節電> <コンセント> ☆使用しない家電のコンセントは抜く。 < 1 ,2 年 生 > <ブ レーカー> ☆切れるブレーカーは切る。 <1年生> <エアコン> ☆設定を 27 ℃ にし、扇風機を使う。 <1年生> ☆設定温度は 26 ~ 28 ℃で省エネモード。 <2年生> ☆クーラーを除湿運転にする。 <2年生> ※除湿運転に ついては、機種や部屋の状況に よって省エネになるといわ れて います。 ☆フィルターの掃除をこまめに行う。 <2年生> ☆エアコンを使わず、極力扇風機で過ごす。 <1年生> ☆エアコンは数年に一度、業者に内部まで洗ってもらう。消費電力 と冷えるパワーが急に改善する。 <職員> ☆エアコンは少しの時間なら消さずに外出。部屋が暖まると冷やす のに時間がかかる。 <2年生> ☆ねるとき、氷まくらを使い、夜のクーラーをなるべく使わないよ うにする。設定温度を上げる。 <1年生・2年生・3年生・4年生> <テレビ> ☆テレビを使わず、ニュースはラジオで。家族団らんの時間が増え る。 <2年生> <食洗機> ☆食洗機を上手に使う。食洗機の方が省エネのことがある。 - 22 - <2年生> ☆食洗機の乾燥機能は使わない。乾燥になったら、スイッチ off。 <職員> <照明> ☆昼間は部屋の照明を弱にする。 <3年生> ☆いらない電気は消す。 <2年生> ☆夏場は昼間が長いので、なるべく電気をつけない。 <2年生> ☆できるだけ、照明は LED にする。 <2年生> ☆ 日が長 い時期の 入浴(18 ~ 19 時 )は、 電気をつけ ずに窓 からの光 を利用する。 <6年生> <ダウンサイジング> ☆冷蔵庫を新しくするとき、前使っていた物より容量の小さい物を 選ぶ。入れる物を整理して、入れ方を工夫したら、小さくても大丈 夫。 <職員> <生活習慣> <一緒に過ごす> ☆なるべく家族みんなで同じ部屋で過ごす。 <2年生・4年生> ☆朝食・夕食を一緒にとり、入浴も連続して行い、一緒に早く寝る。 <2年生> ☆少しでも早く家事を終わらせ、就寝できるよう心がける。 <2年生> ☆朝早く起きる。朝日を浴びて、生活リズムを整える。夜は自然と早 く寝る。 <職員> <お風呂> <2年生> ☆みんなで続けて入る。 <4年生> ☆出るときに水シャワーを浴びる。 <4年生> ☆暑くなったら、水風呂へダイブ。 <猛暑対策> - 23 - <2年生> <グリーンカーテン> ☆西日が強いので、ゴーヤやアサガオで緑のカーテンを作っている。 <1年生> ☆日差しの強い南側、西側の外でゴーヤを育てている。見た目にも 涼しいし、実も収穫できて一石二鳥。窓を開けているときの目隠 しの役目もしている。 <3年生> <打ち水> ☆熱帯夜の時、ベランダに打ち水をする。 <1年生> <冷却タオル> ☆首のまわりに冷却タオルを巻いて体温を下げる。 <3年生> <保冷剤> ☆店で保冷剤をもらったら、とっておく。冷やした保冷剤をハンカ チ に 包 ん で首 筋 に 当て る 。2 0 ~ 30 分 ほど も つ ので ,草む し りの 時などにとても便利。 <職員> <節水> <とぎ汁> ☆お米のとぎ汁は、植木鉢の花にやる。 <1年生> <雨水> ☆雨樋から雨水をとって溜めて植物の水やりに使っている。どうし てもボウフラがわくので今年はそのタンクに金魚を放した。梅雨の 今は雨量も多く、金魚も太って元気。 <4年生> <省エネ> <ガソリン> ☆車の運転時、時々ギアをニュートラルにする。 <食事> <体の中なら冷やす> - 24 - <6年生> ☆夕食時に体を冷やすようなゼリーなどを食べる。 <4年生> ☆氷をなめる。 <3年生> <遮熱> ☆カーテンを遮熱の物にした。 <2年生> <交通> <自転車> ☆出勤は、自転車で。 <1年生> <バス> ☆家族で外食するときは、マイカーではなく、バスで出かける。 <1年生> <インテリア> <色> ☆夏は白や青い色ののれんやカーテンにする。冬は赤や緑の濃い色 を飾ったり、使ったりする。 <職員> <風鈴> ☆風鈴をつける。 <3年生> <お盆灯籠> ☆半透明な白い生地に、青い絵の具で薄く草花が描かれて、涼しそ う。 <職員> <ごみ> <生ゴミ> ☆生ゴミは、穴を掘って土の中へ。ゴミの日に生ゴミを出したこと がない。 <6年生> <薬剤使用を減少さ せる> - 25 - ☆ 浴 室 の カ ビ 退 治 。「 カ ビ 取 り 剤 」 か ら 「 微 生 物 に よ る カ ビ 退 治 」 に 変更。カビを食べる微生物の入った入れ物をつるしておく物。今は 「熱湯」作戦を実行中。シャワーでできる限りの熱湯を出して、カ ビにかける。色が変わったら、軽くスポンジでこする。 <職員> <使用量を減少させる> <シャンプー> ☆シャンプーやボディシャンプーのプッシュするところに輪ゴムを巻 いて出る量を減らす。 <6年生> 昨年までに寄せられたアイディアです。 ※同じアイディアが寄せられた場合は、今年の方にのせました。 心がけ <合い言葉を作る> ・例えば、「節電」「節水」「猛暑対策」を合い言葉にする。 習慣 <使用量の変化をつかむ> ・毎月、電気・ガス・水道の使用量を記録しておく。何年も続けてい る と 季 節 ・行 動 な ど の パ タ ー ン が つ か め て く る 。 前 年 の 使 用 量 と 比 較するとおもしろい。使用量の増減の理由を考え、家族に報告、急 に増えた時は注意する。気をつけていると電力会社や水道局から「使 用量減少のお知らせ」が入ってきてうれしい。 節電 <生活サイクル> ・涼しい朝の内に夕飯の支度をし、冷蔵庫に入れておく。 <一緒に過ごす> - 26 - ・ 家 族 の 生活 時 間 と生 活 空間 を でき るだ け一 緒に する 。な るべ く一 部 屋で生活し、ほかの部屋の電気を消す。 ・ 使 用 エ アコ ン は 1つ だ けに し 、1 つの 部屋 で過 ごす 。会 話も 増え て 楽しい。 ・ご飯を一緒に食べる。同じ時間帯に寝る。 <照明> ・窓のカーテンを開け、昼間はなるべく電気をつけない。 ・お風呂は夕方早めに入る。‘電気をつけなくても、明るいうちに’。 ・おふろの電気はあまり使わず、キャンドルを使っている。 ・入浴時に電気をつけずに入る。落ち着く。 ・なるべく明るい時間に、調理の下ごしらえをまとめてしておく。 ・ 早寝、早起きをして無駄な電力を使わない。 ・ 使っていない場所の照明はこまめに消す。 ・ 照明は省エネボタンを使って全灯にせず、少し暗めにする。 ・ 照明はすべて LED にする。 ・ 電球自体が熱いので、照明をつけっぱなしにしない。 ・部屋全体を明るくしようとせず、部分照明を利用する。部分照明は ホームセンターで簡単な部品が売っているので、組み立ててコンセ ントから配線した。 <待機電力カット> ・ 使 っ て いな い 電 化製 品 のコ ン セン トは 抜い てお き、 使う とき に入 れ る。 ・ 電気製品の電源は必ず消す。 <冷蔵庫> ・ 冷蔵庫はすばやく開け閉め。 ・ 冷蔵庫の温度を中から弱に設定する。 ・冷蔵庫を開ける回数を減らすため、麦茶と氷を家族それぞれの水筒 に入れておく。またはポットに入れておく。こまめに水分補給でき、 冷たいお茶が飲める。 - 27 - ・夏は、飲み物をなるべく常温に近い状態で飲む。節電になるし、お なかを壊さない。 ・左右、奥の壁面に沿うように食材を入れる。手前の空間があいてい ると、目指すものがすぐ見つかり、冷蔵庫の開閉時間を減少できる。 冷気もよく回る。食材の食べ忘れも減少する。よく使うもの、すぐ 食べたほうがいいものは手前に。 <冷凍の工夫> ・ 凍った食品をぎっしり入れて保冷する。 <製氷・ピークカット> ・製氷は夜間行う。 <カーテン> ・ 冷・暖房を使うときは、なるべく窓のカーテンを閉める。 <窓> ・ 夏 の 暑 い日 に 温 度計 を 持っ て 家中 を回 り、 一番 涼し い風 の入 る北 側 1階の窓を開ける。2階の窓も開けておくと煙突のように熱気が出 ていく。天井の換気扇をつけてもよい。 <風呂の湯の温度> ・ 夏は37度ぐらい。 <こたつ> ・ 冬 は 朝 、湯 た ん ぽ2 つ に熱 湯 を入 れ、 こた つに 入れ てお く。 ほど よ く保温され、夕方まで暖かい。夕方になったら、また中のお湯を温 めておく。寝る時は布団の中へ。朝になったら顔を洗ったり、食器 を洗うのに残り湯を使用する。 ・ 冬はこたつを使用。自然と家族が集まる。 <暖房不使用> - 28 - ・ 冬 、 暖 房は ほ と んど つ けな い 。家 族全 員、 厚着 して 靴下 の上 から ホ ットシューズを履く。食事は温かいものを朝夕とる。 <テレビ> ・ ニュースはなるべくラジオで。 ・ テレビは一緒に見る。 <炊飯機> ・ ご飯は一日1回しか炊かない。冷えたものを温めるほうが節電。 <食洗機> ・ 食洗機を上手に使う。節水になるし、洗剤量も少なくて済む。 <家電> ・ 古 い の から 新 し いエ コ 機能 の 付い てい るも のに 買い 替え る。 10 年 前の家電の3分の1の消費電力のものもある。 <電池> ・ 電池は極力充電式にする。 <太陽光発電> ・ 8 月 の よう に 発 電量 の 多い 月 で1 80 00 円ほ ど売 電で きる 。曇 り や雨の多い月もあるので、平均10000円ほどになる。 <そうじ> ・昔ながらの箒とちりとり、ぞうきんが大活躍。細かいところまでき れいになる。音もうるさくないので思い立ったときに時間を気にせ ず作業できる。 <余熱調理> ・そうめん・インスタントラーメンは湯が沸騰したら、火を止める。 余熱でちゃんと茹で上がる。インゲン・エンドウ・アスパラなども - 29 - 余熱で大丈夫。 <冷房> ・暑い日でも扇風機を使用する。エアコンをつける場合は、食前また は就寝前に除湿機能を使って部屋を涼し、その後は扇風機にする。 就寝時に除湿機能をかけるときは、タイマーを1時間にセットする。 同時に小型扇風機をつけ、朝方の4時頃に切る。そしたら2階の窓 を全開にする。朝の涼しい風でまた一眠りする。 ・1時間内に戻れるならエアコンはつけたまま。 ・暑いときは顔、うでなどにスプレーなどで水をふきかけて扇風機の 前にいる。そのときに扇風機に向かって「アー」と言うと、のほほ んとした気分になれる。シーリングファンや扇風機を併用して空気 を循環、涼しく過ごす。 ・ エアコンをこまめに消す。 ・ ひんやりグッズをうまく使い、エアコンは使わない。 ・ 猛暑の日は涼しい店に買い物に。 ・エアコンを入れるときは、夏は表示される設定温度で一番高い温度 (30℃)に、冬は一番低い温度(17℃)にする。 <就寝時の暑さ対策> ・入浴時間を考える。眠くなるのに体温がちょうど良く下がるまで1 時間はかかるそうだ。そこで就寝時間の1時間前までには、入浴す るようにしている。 ・シーツを涼感のある物に変える。 ・寝苦しい夜には、氷枕を使っている。とても快適。クーラーを使わ ないので、次の日も体がだるくならない。 ・保冷剤をタオルに巻いて枕として使用。気持ちよく眠りを作り、ひ るねも快適。寝苦しい夜も、保冷剤を使って少しでも涼しく。 <水を使って> ・お風呂を出る際、冷たいシャワーを浴びる。 ・ ひやしたタオルでこまめに顔や首筋をふく。 - 30 - ・ 暑い日は庭にプールを出し、水浴びをして涼んでいる。 <日差しよけ> ・エアコン使用時は、直射日光が部屋に入らないように、南側の窓に カーテンをして、室内温度の上昇を抑えている。 ・日差しが強い昼間には、遮光カーテンもひいて日差しを遮る。 ・ベランダにゴーヤやヘチマなどつる性の植物を植えてグリーンカー テンをつくる。二酸化炭素を減らし、酸素を増やす効果も。烏瓜も おすすめ。日差しを遮る目的で設置したが、実がなって収穫でき、 見た目にも涼しい。 ・日光は南側より、朝の東側や午後の西日の方がきついので、夏は東 西から入ってくる日差しを遮るようにする。昔ながらのすだれ・よ しずを使用。結構、効果的。どう冷やすか、よりもどうやって暖め ないかが大事。エアコンより自然の風が体に優しい。夜電気をつけ ても中が透けにくい。グリーンカーテンより水道代や手間がかから ず、楽かもしれない。 ・我が家では、リビングの窓にオーニングをつけて、エアコンをつけ ずに少しでも涼しく過ごせるようにしている。 <外壁の塗料> ・家の外壁を塗りなおすとき、遮熱塗料にした。午前中の涼しさが例 年より続く。 <打ち水> ☆朝、打ち水をする。 <1年生2人> <風の通り道> ・外が少し涼しくなった時は、換気扇を回し、外の空気が部屋の中 を通り抜けていくようにする。 ・扇風機は窓に向かってつける。 <掃除> - 31 - ・掃除機の代わりにほうきを使って部屋をきれいにしている。使用す るのは掃除機1:ほうき2ぐらいの割合だが、ほうきには心を落ち 着かせる作用もあるようだ。ほうきは良質な物を。 <部分暖房> ・エアコンの使用を極力控え、人がいつもいるところだけ、小型ホッ トカーペット、小型電気ストーブで寒さをしのいだ。電気使用量が 前年比65%OFFになった。 節エネ <入浴> ・お風呂に入るとき、家族が続けて入り、ガス代を節約。 ・家族みんなで仲良く一緒に入浴し、省エネ、節電しながら大切な家 族のコミュニケーションをとっている。お風呂以外の照明は消す。 自動車 <使用を減らす> ・なるべく歩きで移動、公共の乗り物を利用する。 <燃費> ・同じ車種・排気量でハイブリッドカーにしてみた。メーカーが言 うほど燃費は伸びないけれど、1,5倍ぐらいになった。2.4 L 車で1.3 L のガソリン車とほぼ同じ燃費だった。 ・瞬間燃費が出るので、いつも見る。アクセルの踏み込みを軽くす ると急に燃費が良くなり、踏み込むと急に落ちるので、気をつけて 運転している。 体を冷やす <シャワー・風呂> ・シャワーをやや冷たくして浴びる。 <ハーブの使用> - 32 - ・ハッカ(ミント)油を帽子、靴などに薄めてスプレー。 <涼感製品> ・涼感マット。敷くと確かに涼しい。中の結晶状の物が体温で溶けて 冷たく感じる。 <食材> ・体を冷やす効果のある西瓜、キュウリ、トマトなどを食べ、自然界 のパワーを利用する。 <調理> ・ ゼリーなど体を冷やす料理を作る。 省エネ <調理・保温> ・ゆで卵や煮物、ポテトサラダなどを作るとき、1分間鍋で温めて火 を止め、蓋と厚いタオルを全体に巻く。料理によって10分~2時 間ほど置くと軟らかくなる。 <圧力鍋> ・早くて省エネなのは圧力釜。 ・知人は圧力鍋が煮立ったら、鍋ごと発泡スチロールの箱に入れてご 飯を炊いていた。今から30年ほど前のこと。 <電子レンジ> ・調理は電子レンジを利用しガスの使用時間を短くする。 ・1、2合程度の少量のご飯なら、電子レンジで炊く。時間も早く8 分程度で炊ける。 ・電子レンジでカップ1杯の湯を沸かすことがある。 ・電子レンジで加熱する容器を使用。水を沸かすためのエネルギー鍋 を暖めるためのエネルギー(捨てる熱)を使わないし早い。 - 33 - <炊飯> ・ご飯を炊いたら保温せずにすぐ小分けにして冷蔵する。 ・電気釜でご飯を炊かない。どうしても保温されるので、電気量が かさむし、味が落ちるから。保温調理器で炊き、冷ましてから冷蔵 庫・冷凍庫へ。使うときにレンジで温める。驚くほど短時間で炊け る。土釜や文化釜で炊いてる人もいる。 ・電気釜で炊いたときは、炊飯が終わるとすぐ電源を切る。 <湯沸し> ・湯沸しに保温ポットは使わない。やかんで必 要分だけ湯を沸かすのが一番。どうしても保 温というときは魔法瓶を使う。 ・湯を沸かすときは、カップ 1 杯などと、水の 量を量ってやかんに入れる。余分な湯を湧かさないので、余分なエ ネルギーを使わなくてすむ。 食品廃棄減少 <食材> ・ 冷蔵庫の食材をメモして扉に張り、使い切る。 物を買わない <飲み物> ・麦茶や炭酸水は家で作り、ペットボトルは買わない。水筒を愛用。 節水・水質保全 <食器洗い> ・ 汚れた食 器は、洗 う前に子 どもの 口や手を拭 いた使 用済 みの ティッ シュで拭き取ってから洗う。 ・台所用ゴミ受けは細かい網をかけ、洗い物がすべて終わったら、細 かいゴミも新聞紙にくるんで捨てる。バスケットも使わないときは - 34 - 干 して おく。 雑 菌が 繁殖し ない ので、 ぬるぬ るしない。 楽して 、 洗 剤を節約できて、水質も悪くしない。 ・台所用洗剤は薄めて泡用のポンプ容器に入れて使っている。洗剤を 非常に僅かしか使わないので、すすぎが楽。節水効果もある。 ・汚れの軽いものから洗う。油汚れでないものは洗剤なしでも十分き れいになる。 ・鍋などは使ったらすぐ熱いうちに洗えばさっと汚れが落ちて洗剤も 少なくてすむ。たわしでさっと洗って洗剤のスポンジにすると楽。 ・麺類をゆでたゆで汁は汚れをよく落とすので、そのまま流してしま わず、食器洗いに利用している。油汚れもよく落ちる。 ・「 米 ぬ か 」 が 手 に 入 っ た 頃 は ぬ か で 食 器 を 洗 っ て い た 。 ・台所洗剤は 5 倍程度に薄めて使用する。濃すぎず、ぬるぬる感が少 ない。洗い流す水も少なくて足りる。 ・食洗機は水の使用量がとても少ない。 <洗い物を減らす> ・魚焼きの受け皿には、園芸用の軽石を敷いている。いちいち洗わな くて済むので、節水になる。また、手間も省ける。軽石は小粒の新 しいものを、水洗いして使用。汚れた部分だけ交換する。あまり油 がたまると火がついて燃えるので注意。 ・食器をワンプレートにする。 <出しっ放し注意> ・歯を磨くときや手を洗うときお風呂に入るときなど、水道の水を出 しっぱなしにしない。 <水のリサイクル> ・お風呂のお湯を洗濯に使う。 ・とぎ汁をバケツに入れて、鉢植えの花やプランターの野菜の水やり に使っている。 <雨水利用> - 35 - ☆雨樋を切って大型のタンクの中に雨水を導入。さらにタンクから水 鉢の中へ。普段はそれを植物に与える。また、使わなくなった地下 の浄化槽のタンクに雨水をためておく。植物にやる水は、水道水を 全く使わない。 <歯磨き・手洗い等> ・歯磨きはコップ1杯の水で。歯磨きすると き 、 は じ め に コッ プ 1 杯 の 水を 汲 ん でお き 、 それで口をゆすぎ、歯ブラシをすすぐにも使 う。 <洗濯> ・風呂の残り湯は洗濯に使用。あまり温度 簡単コース。洗剤も少量で。 が下がらないうちに使う。汚れがよく落ちる。清水を使うのは、仕 上げのすすぎのときだが使用量が大幅に減った。 ・タオルは水洗い一回で。充分きれいになる。 ・洗濯物はためない。汚れが染み付く前に洗うと、洗剤が少しでよい。 ・洗い方の違うものを仕分ける。洗い方、脱水、洗剤量などを微調整 すると、結果的に水・電気・洗剤などの使用量が減る。 ・夏に洗濯するまでに時間がかかる場合、濡れたタオルなどを極力干 して保管しておく。濡れたままにしておくと洗うとき、乾かす時に におうため。 <風呂水> ・ 風 呂 水 に は 、「 殺 菌 剤 入 り 入 浴 剤 」 を 使 用 。 浴 槽 が ヌ ル ヌ ル し な い しいし、風呂水もいつまでも透明。水をリサイクルした洗濯も気持 ちよくできる。風呂場も洗い場や排水溝がヌルヌルしない。殺菌剤 は銀なので体への影響もないと考えている。 ・犬を洗うには、風呂の残り湯が熱くなくてちょうどよい。乾燥はド ライヤーの使用を極力減らし、古タオルで。なお湿り気があるとき は、コタツに入れてあげると気持ちよさそうで、寝ているうちによ く乾く。 - 36 - <調理> ・いつも洗い桶を使って水をためている。コップをすすいだ程度の水 なら、台ぶきんをすすぐのには、充分。 <洗車> ・めったにしない。4ヶ月に1回位かな…。いや、半年に1回ぐらい かな。ほこりの目立たない色をはじめから選んだし。 薬剤使用の減少 <風呂場> ・風呂に入ったあとはこまめに窓を開け、カビを防ぐ。防カビ剤など を使う回数が減る。 ・風呂 場のかびを 抑え るために、「カビを食べる細菌」を使っている。 風呂場に容器をつるしておくと、出てきた細菌により、カビの発生 が1年間抑えられるとのこと。1年間使ってみたが、確かにカビの 発生が見られないなので、今年も買い直した。 ・風呂の残り湯を使い、高圧洗浄機で風呂を洗うと、薬剤を一切使わ ず、頑固な汚れが剥がれ落ちた。 <グ ッズ> ・網戸洗い用の特殊なブラシを使ってみたら、他の汚れもよく落とす。 楽して強い薬品も使わずにすみ、おまけに洗い流す水もほとんどい らず、そこらじゅうで愛用している。 ・蒸気の出る掃除機を使ってみた。こびりついた床の汚れ掃除では洗 剤・水の使用がないのでいい。ただし、頻繁に使うものではないの で、知人同士の貸し借りで十分だと思う。 リユース <空き容器> ・おかしの空き箱やプリンカップ、トイレットペーパーの芯などを取 っておく。幼稚園で工作に使うので、持参し、再利用する。時折立 派な作品が生まれる。 - 37 - <裏の白い紙> ・裏の白い紙は、子どもの落書き用に集めておく。 リサイクル <分別> ・紙類は捨てずに、ためて紙リサイクル庫へ。紙袋をリビングとキッ チンに置いて雑古紙を入れる。ゴミの減量化を計っている。 ・生ゴミをコンポストにれ、燃えるゴミとして出さない。 <古い服> ・使い終わった服やあまり布ははたきにしてまた使う。 ・古着、古靴は古紙・古着の回収にだす。古着としてリサイクルされ たり、海外へ送られたり、古布として使われるようだ。クローゼ ットが片付いたので一石二鳥。 <牛乳パック> ・ 牛乳パックは切って、細かい間仕切りに使用。 ・ 洗い、まな板の上に敷き、肉を切るのに使う。 ・ 張り合わせてペンなどの仕分けに使用。 気温を下げる <水まき> ・みんなで水まき・打ち水をする。 インテリア・しつらえ <植物> ・洗面所や台所には必ず観葉植物を飾る。 ・緑を育てる。 <色彩> - 38 - ・各部屋に必ず青色の家具を置いている。 ・レースのカーテンを閉める。 <音> ・風鈴の音で涼しく感じられる。 ク ー ル ア ー ス 賞 と は 、「 地 球 温 暖 化 防 止 に し っ く り と 合 う 言 葉 」 と し て選んだ言葉です。今年は家族の生活リズムと自然リズムを生かし、省 エネにもなる生活習慣を選びました。 早寝、早起きをして無駄な電力を使わない。 <1年生> こ の 言 葉 は 、「 地 球 温 暖 化 防 止 」 を 強 く 意 識 し な く て も 、 子 ど も た ちが健全に生活することがそのまま地球環境にもよいということが、 取り上げられています。そこにとても共感できました。 おわりに 皆さん、たくさんのユニークなアイディアをたくさんありがとうご ざ いました 。自分の 家では習 慣化し ていること も、他 の方 が聞 いたら 「 目 か ら う ろ こ 」。 ど う ぞ 参 考 に な さ っ て 下 さ い 。 さ て こ の ア イ デ ィ ア集を読んで、気がついたことがあります。それは…。 ① 環境にやさしい工夫は、 家計にもやさしいことが多い。 「 長い目で見ると」当てはまることが多いようです。 ② 「お得」なおまけ がついてくることも。 歩くと健康のためにもよい。家族の絆が深まった。など、余録が ついてくることも。うれしいですね。 ③ 発想を変えて みる。 環境にやさしい生活は生活者に厳しい?大変?でも、②の方々の ように発想を切り替 えてプラス 面を 生かしてみてはいかがでしょう。 - 39 - そこからは省エネ生活をに前向きで楽しんでいる様子が伺えます。 このアイディア集は今年度で第2集ですが、毎年改定を重ねていき たい と思い ま す。 そして この ア イデイ ア集を基 に、子ども たちに 楽し みながら環境について学び、考えてもらえたらうれしいです。どうか、 できることから少しづつ取り組んでみてください。 - 40 - 以下26年以前 今年 寄せられたアイデイア<家庭編>94…個 どの学年が多いかな? <重複したアイディアも別に数えています> 1 年…17 2 年…17 3 年…4 4 年…16 5 年…10 6 年…9 教職員…38 <エアコン・扇風機・照明> ☆家の中では素足。首の後ろを冷やす。窓を開いて団扇を使用。 <氷と扇風機> ☆空のペットボトルで氷を作る。扇風機の前にそれを置き、風を当てる。 涼しい風がきてクーラーを使わずにすむ。ペットボトルの下のはタオ ルを置いておく。 <模様替え> ☆明度が高い色は、暑く感じるので、夏になると涼しそうなインテリア に変える。カーテンやカーペットなど。 <遊び> ☆カルタやトランプ等、電気を使わずにできるゲームをし、負けた人は うちわで周りの人を仰ぐ。 - 41 - 暑さ対策 ☆暑かったり、のどが乾いたときには、氷をひとかけら口に入れる。清 涼飲料水やアイスクリームより健康的だし、冷たくて口の中がすぐに さっぱりする 。 心がけ <習慣化する> *環境によいことは、心がけ次第。習慣にしてしまえば、面倒ではない。 *きちんと丁寧な暮らしをすると自然に環境によい生活ができる。 <ごみ処理に税金が使われている> *ごみ処理にも税金が使われる。資源ごみだって燃やすのには税金が使 われている。 節水・水質保全 合成の界面活性剤は環境や体内にも蓄積され、分解しづらい。など の観点から、他のものを洗剤として利用している例。 <台所洗剤> *「純せっけん」を洗たく、お風呂、トイレ、食器洗いに使う。台所用、 トイレ用、お風呂用など、用途に分けなくても「せっけん」1 つで色 々なことに使えて収納場所もとらずにスッキリ。 <植物にやる水> *水道水ではなくなにかの残り水にする。エアコンの排水を使う。 *流しで出た水をバケツにため、花にあげている。 *なるべくおなじ大きさの四角い容器を用意し、ピッタリ重ねて入れて おく。重ねてあるのですぐ出し入れできる。また四角のほうが無駄なく 空間が使える。 <照明・消灯・スイッチ> ・脱衣所の照明は点灯せずに服をきたりぬいだりしている。家族みんな が実行中。 - 42 - *部屋が暗いと体感温度が3度下がるそうなので、夜は電気を消してテ *照明にタイマーをセットする。 *テレビにはタイマーをセット。 *スイッチボタンで切れるコンセントを使用する。 <冷房> *うちわをなるべく使っている。 *エアコンなどのフィルターはまめに掃除す る。冷却効果や暖房効果が前後では明らか に違う。それにほこりはダニの巣になり やすいので、そうじすると健康にもよい。 ↑風の通り道。入り口と出 口を確保して。 *防犯上、窓を開けらない夜8時以降のみ、エアコンを使用する。 *エアコンの使用時間をタイマーで管理し、部屋が冷えたら、後は扇風 機で涼をとる。乾燥し過ぎないのでのども痛くならない。 *扇風機も就寝時はタイマーをセットする。 *エアコンの室外機を残り湯等で冷やす。なるべく日陰にする。風通し の良いところに設置する。風通しが悪いことに気づいて、風が通るよ うにしたら、効きが明らかに良くなった。 * 子 ど も に 聞 い た ら 「 涼 し い 図 書 館 に 行 く 。」「 児 童 館 で 過 ご す 。」 と 言 っていた子が結構いた。 *食洗機やオーブンはキッチンが暑くなるので、夏は使用を減らす。 *エアコン、冷蔵庫など電化製品を買うときは、なるべく消費電力の少 ないものを選ぶ。購入時は多少高くても、長い目で見ると結局は得。 *エアコン内部を洗うと冷却効果が驚くほど違う。フィルター掃除だけ ではなく、数年にいっぺんは業者に掃除してもらう。真っ黒な水がた くさん出て、びっくりする。 *ぬらして首に巻くと涼しくなるタオルを家族全員で愛用。 *寝苦しいとき、冷感シートを首の後ろに張ると案外涼しい。 *カーペットの上にゴザをひく。掃除も楽。 *扇風機の前に、表面積の広い桶に水を入れて置く。気化熱で涼しい。 - 43 - <日差しよけ> *夏には窓に光と熱の反射シートをかける。 *庭に木が茂るようになって涼しくなった。 照り返しも弱まった。 <服装> *大人も子どもも家の中ではクールビズ。 <打ち水> *風呂水等で打ち水をすると本当に涼しい。朝夕がお勧め。 <暖房> *寒いときは衣服やミニ毛布などで調節。靴下だけであたたかさが全く 違う。 *天井の扇風機を回すと、暖かい空気が下りてきて暖房効果が全く違う。 *電気炬燵・ホットカーペットの下には、熱反射保温シートをしく。 <電化製品の購入時> *リサイクルショップを見て回る。けっこう探しているものが格安で手 に入る。 *インターネットのオークションを利用。いくらでも製品があり、安い。 <洗濯> *冬~春の間はなるべく洗濯物を室内干しにする。ほこりや黄砂・花粉 がつかない。自然に部屋が加湿されて(ここがエコ)風邪の予防にな る。ただし広い場所が必要になり、見た目が悪い。 *洗濯物は、太陽の下で干すか、部屋干しで。乾燥機は極力使わない。 * T シャツなどの軽いしわが気になるとき。霧吹きで軽く 霧を かけ 、風 通しに良いところにつるしておけば、ナチュラルな感じで仕上がる。 アイロン要らずで、おまけに楽。手軽にできる。 - 44 - *洗濯は風呂を出てすぐやる。洗濯後は夜でもすぐ干す。温かいお湯で 洗うと特に冬には汚れが落ちやすい。夜干しても夏にはほとんど乾い ている。夜のうちに洗濯し干すと、朝ゆっくりできる。 <深夜電力> *深夜電力は余剰電力なので CO2 排出をあまり気にしなくてもよい。タ イマーをつけて電化製品を使用。 *朝 7 時までに電気を使う家事を終わらせる。 <掃除機> *基本的に使用は「弱」で。必要なときだけ「中・強」にする。フロー リングなどは弱で十分。 <テレビ> *テレビをほとんど見ない。テレビが消してあると時間がゆっくり使え る。読書・パズル・折り紙などをじっくりできていい。 *ラジオでいいときはラジオで。 <食品加熱> *電子レンジで加熱する容器を使用。水を沸かすためのエネルギー、 鍋を暖めるためのエネルギー(捨てる熱)を使わないし、早い。 *調理して、そのまま食卓に出せるなべ、フライパン、電子レンジ用調 理器を愛用。皿を洗う洗う水がとても減少する。熱い物をそのまま食 べられておいしい。デザインが良いので楽しく調理できる。 防寒・防暑 「強遮光」でもあるので暗いが、涼しく感じる。 *竹でできたカーペット、ござなどを敷くと涼しい。掃除も楽。 *麻でできたシーツは冷たくてすごく涼しい。体にかけても密着しない ので、風通しがよく、涼しい。 *冷却効果のあるグッズを使ってみた。 ・水に浸して首に巻くスカーフ…気持ちいい。首周りを冷やすのは頭 - 45 - を冷やすことにもなる。 ・水に浸して頭にまく鉢巻(?)…これもなかなか。 ・身近なバンダナに冷やした保冷剤をまいて首に巻いてみた。とても 快適。 *暑い時、足だけでも水に浸すとすごく気持ちいい。外から帰ってきて、 バケツに水を入れ、足水(?)をすると相当熱っぽさがとれる。 *毎年、秋になると家中の網戸を全部はずして洗い、片付けるという人 がいた。網戸は長持ちするし、きれいで風通しも良いとのこと。 *昨年の宿泊体験学習では、タオルを帽子の下に被って、首を直射日光 から守っている子がいた。 地産地消 *野菜はなるべく直売で買う。スーパーでは、地元産のものを買う。フ ードマイレージを考えることが大切。 < 夏 が 旬 の ト マ ト は 旬 以 外 の 時 期 に 温 室 で 作 る と 10 倍 の エ ネ ル ギ ー を使う:朝日新聞2010年6月27日の記事> 自動車 *車は1台だけ。エンジンの小さめの車にした。公共の交通機関を使う。 省燃料 <車> *すぐに車に乗らず、歩いていけるところはがんばって歩く。近くの用 事は自転車で行く。健康のためにも。 *エンジンはかけっぱなしにしない。アイドリングをしない。 *ハイブリット車。6年目で燃費が約18キロ (市街地・短距離・エアコン使用時)。 *ハイブリッド車。前の車と今度の車は同車種・同排気量。市街地走行 で3~4割ほど燃費が良くなった。高速道路の走行では80~90k m位で気をつけているとぐんぐん燃費が伸びる。ディ-ラーに聞いた ら「年間15000km以上乗る方にはハイブリッドを勧めていま す。」 とのことだった。 - 46 - *車を運転するときは、アクセルを踏み込み過ぎない。急発進・急停止 をしない。 <風呂水> *水を朝から風呂桶に入れておくと夕方には温まり、使用燃料が減る。 *夏のお風呂はぬるめにして、クール系の入浴剤を入れて涼感をだす。 <調理方法> *一回の調理でガスや電気の無駄が出ないよう、手順をよく考えて、下 ごしらえや料理をする。例えば、お湯を湧かしたら、野菜をゆでてか ら、パスタをゆでて、ゆで汁も食器洗いなどに使う。 *フライパンでいためるとき、肉→野菜という順に調理し、エネルギー と調味料と洗う水・洗剤、手間を節約。 *圧力鍋や保温式調理鍋で加熱時間を大幅に減らす。焦げる心配が少な く、燃料費を節約できる。 *ゆで卵は湯が沸騰したら放置。冷める頃に茹で上がっている。 物を長く使う <買い物> *物を買うときは、捨てるときのこともイメージしてよく考えて買う。 *使い捨てのものはできるだけ使わない。買わない。 *物を買うときは長く使える良い物を買う。 * 大量のものを一度に買わない。 * 物を買うときはよく考えて必要なものだけ買う。 <カイロ> *使い捨てカイロを使わない。 <ペットボトル・水筒> *空ペットボトルに熱いお茶を入れてポケットに入れる。お茶も買わず に飲める。 *夏は空のペットボトルに茶を入れ、冷凍庫で凍らせる。保冷材代わり に持っていくと、お弁当がいたまず、果物も冷たいまま。ずっと冷た - 47 - く飲める。 *家族で出かけるときは、大型の魔法瓶を。コッ プを持って出かける。 ↑職員室のゴミ箱 <テイッシュ> *ほとんど使わない。代わりに台ふきんが活躍。 *もらったテイッシュで十分。鼻をかむだけだから。 <わりばし・ラップ・ビニル袋> *スーパーで肉などを買うときにビニル袋に入れない。もらわない。 *なるべく家で食事は手作り。プラゴミが減る。添加物がなく、安心。 愛情が伝わる。ただし、生ゴミがでる。 *肉・野菜などを買うとき、プラステイックトレーに乗っているもので はなく、極力ビニル袋に入っているものを選ぶ。 *わりばし・プラスチックスプーンなどはもらわない。 * お 弁 当 の カ ッ プ は シ リ コ ン カ ッ プ を 使 っ て い る 。 オ ー ブ ン も OK な の でカップケーキなどにも使えて便利。使い捨てではないし、洗って繰 り返し使えるし、しっかりしているので便利。 * ラ ッ プ を 使 わ ず に 、 電 子 レ ン ジ OK の タ ッ パ ー を 使 う 。 プ ラ ス チ ッ ク 容器の蓋を使用する。シリコンのふたを愛用。ぴったり張り付くよう にふたができ、便利。いろいろな大きさがある。 <修理・手入れをして> *端をちょっと欠いた湯のみ。専用のペーストをちょこっと塗って、オ ーブンで焼いたら そこだけ金色になって元通り使える。江戸時代も 「焼き接ぎ」をしては割れた茶碗などを大切に使っていたと昨年の5 年生の教科書に載っていた。 *端が剥げてしまった漆器。ごく少量の漆液が売っていたので塗ったら、 傷がほとんど目立たなくなったといっていた人がいた。 *使っているうちにでなくなった水性ペン。ペン軸から先を抜くとイン クのしみているスポンジ様のものがあるので、そこに水をスポイトで - 48 - 4,5滴たらす。元通りに直して少したつと、インクが少し薄くなっ ているものの、また使える。蛍光ペンでも OK。 *同じく、乾いてしまった油性ペン・マジックは除光液をたらすとまた 使えるそうです。 *気に入っている靴は、靴底を修理してもらって長く愛用する。 <エコバッグ・紙袋> *買い物の際はエコバッグ(マイバッグ)を持参する。 *レジ袋を減らすため、エコバッグを使用している。エコバッグ利用で スタンプカードに押印してもらい、商品券として使えるので一石二鳥。 *エコバッグに商品を直接に入れてもらうので、詰め替えしなくて楽。 持ち手もしっかりしている。 *デパートなどでは、使う紙袋を少なくするように新しくもらうのを断 って、他のものと一緒に入れる。 <本> *読書をするときは、図書室を利用。 <食料> *残飯がなるべくでないように作り過ぎない、買いすぎない、使い切る。 *残った残飯は犬に。犬が喜び、ゴミの減量になる。 *野菜くずはうさぎに。餌になって、ふんは肥料に。 *マヨネーズなどが終わったらチューブをはさみで切り、残っている分 をヘラでぬぐいとる。中にはサラダに充分な量が残っている。 <タオル> *ハンドタオル→台ふき→室内用ぞうきん→ 外そうじ用ぞうきん。汚 れてもすぐ捨てない。役目がそれなりにある。 <歯ブラシ> *古くなったらそうじに使用。 <広告紙> *お絵かきに裏白紙を使う。広告紙・カレン - 49 - ダー・プリント等も。その後リサイクル。 ↑ぞうきんは働き者。学校 で子ども達はマイぞうきん <揚げ油> を大切に使 っています。 *古くなった揚げ油はろうそくにして使っている。計画停電の時、たく さん灯せてうれしかった。 <服などのリサイクル・使い回し> * 家 族 で 使 い ま わ す 。 友 人 と 回 し 合 う 。 飽 き た コー ト な ど は 親 子 で 取 りかえっこしては着ている。 *体型を変えないと服が長く使える。喪服など、20年以上着ている。 *レトロなアクセサリーも意外とおしゃれ。100年ぐらい前の祖母の アクセサリーも60年ぐらい前の叔母のチェーンも愛用している。若 い子にも好評。 *古くなった皮のバッグを切って縫ってかわいいポーチに。端皮は切っ て キ ー ホ ル ダ ー に 。「 同 じ 皮 の キ ー ホ ル ダ ー を 染 め 直 し て 3 0 年 使 っ ている」という女性に作品を見せてもらったことがある。 *サイズが合わなくなるなど着られなくなった服はリメイクする。 *しっかりしたつくりで、流行にとらわれない服は、長くもつ。コート 類は 10 年選手だが、立派な現役。今でも温かく、便利に着ている。 *子どものお気に入りのスカート。ちょっとリフォームしたらかわいい バッグになった。ウールのスカートから赤ん坊のベストを作った。 *絹の着物からスカートを作り、愛用している人がいる。 *コート、靴下、T シャツなどは子どもと共有。 *子どものお古の体育着を家の中で着ている。大きさが同じでいい感じ。 *本、おもちゃ、服などは捨てずにリユース、リサイクル。リサイクル ショップか、欲しい人へ。 *大人同士でもサイズが合っていれば、家族、親族で服を回す。けっこ う若い人の服を年配の人が喜んで着てくれる。 *子どもが小さい頃は、ガレージセールやバザーにお世話になった。 *子どもにブランド品を着せている知り合いは、リサイクルショップを 利用して売ったり買ったり。 - 50 - <家具> *古いたんすや戸だなは色もこげ茶がかって、ステキなアンテイーク。 しっかりした良い物も多いので捨てずに使っている。 *アンティークにはまっている。すごく質の良い家具が、手に入る。値 段 も 新 品 に 比 べ て お 得 。「 リ ペ ア 」 と 言 っ て 、 と て も き れ い な 状 態 に 手入れして渡してくれるので、気に入っている。今では伐採禁止の木 で で き た 家 具 も 出 回 っ て い る 。 ま た 、「 も の : 誰 か が 作 っ た ば か り の ものを すぐ買 い、使って、 捨て る。」という感覚がなくなる。100 年 前 に誰かがていねいに作った高級品を誰かがていねいに愛用し、それを 受 け 継 い で い る 感 覚 。「 次 の 使 う 人 に き れ い に 渡 そ う 」 と い う 感 覚 が 一番近い。 * 100 年 前 の 振 り子 時計 の ねじ を 巻 いて 、 手 入れ し 、時 報 を 聞く の が 楽しい。外国の机を買ったときは、その国の歴史を調べ、作った職人 人、使用した人・その時代に思いをはせる。 <食器> *飽きたものは友だち・兄弟・親戚で互いに回す。けっこう気に入って もっていってくれる人も多い。 <家> *古屋をリフォームし、リユースする。取り壊し予定だった中古屋をリ フォームし、使用している。できないところは大工さんに頼み、自分 たちでできることは DIY で(壁紙、クッションフロア、ペンキ、タイ ル、腰板等)。古材なども使えるものは使用した。安くて十分快適。 リサイクル <分別> *紙パック・雑古紙・プラスチックは分別して回収に出す。 *プラステイックはプラマークがついてるものを残り水で洗って必ずリ サ イ ク ル に ま わ す 。「 ゴ ミ 」 の 容 量 の 半 分 以 上 が プ ラ ス テ イ ッ ク ・ リ サイクルゴミ。 *ペットボトルの蓋、周りに付いているシートは丁寧に取り、プラスチ - 51 - ックのリサイクルへ。中もきれいにすすぐ。 *分別し やすい ようにス ーパー袋 をたく さん S 字フック にかけ てあ る。 家族みんなが協力しやすいようにしておくのが一番。置き場が決まっ ていると自然に身につく。 <雑古紙> *菓子の箱、メモ類、小さな紙も集めてリサイクル庫に持っていく。リ サイクル庫は水道局、ケヤキウオーク駐車場、児童文化センターなど、 出しやすいところがいっぱい。 *雑古紙をいれるための紙袋をリビング、子ども部屋にいつも置いてお いて、各自ですぐ入れられるようにしておく。 *雑古紙はリビングに置いた紙袋にはじめから分別 して入れていく。家族が誰でもやっておくと手間 がかからない。回収日にすぐ出せる。紙袋は取手 も紙の物を。 <牛乳パック> 学校では牛乳パックを *集めてリサイクルボックスへ。 毎日回収しています。 *工作作りに。 *お弁当箱にする。 * 裂いててんぷらの油切りに使っている。 *固くて、汚れがつきにくい材質なので、切って、食器戸棚の間仕切り に使用。 *形が決まっているので、冷凍食品の保存に便利。 <レジ袋> *マイバッグをもっていないときにもらってしまったレジ袋。わが家の 生ゴミはこれでまとめて指定袋へ。 <古布> *小さく切ってテイッシュの箱に詰めて台所に置く。ひどく汚れた皿や 鍋、茶碗やフライパンなどを布でふいてから洗うと楽になる。赤ちゃ - 52 - んのおしりふきにも使用。洗剤、水の使用量が少なくて済む。 <食用油> *使用済のものは廃油石けん、バイオディーゼルに。廃油は南橘公民館 で平日に収集している。 *丁寧にかすをとり、フィルターを通しているので、いつもきれい。す てずに、新しい油を足しては使っている。 <エコマーク> *トイレットペーパーは再生紙で充分。安い し。 学校ではクラス、職員室な どで雑古紙を回収。 <リサイクルの心がけ> *ペットボトルのふたは取る。付いてるとリサイクル工場の方が一つ一 つ手で外すので大変。 <ペット> *ハムスターの敷物はシュレッダーにかけた紙で充分。 *うちの犬は古セーター・毛布の上で冬を過ごす。 <箱など> *お菓子の入っていた箱、トイレットペーパーやサランラップの芯、牛 乳 、 飲 み 物 の 容 器 を 取 っ て お い て 、「 自 己 流 お も ち ゃ 」 を 作 る 。 ロ ボ ットができたり、ピタゴラ装置を作ったりと…。ごみになる前にもう 一度活躍してもらっています。 ごみ <分別> *とにかく徹底的に分別。プラステイック・雑古紙を徹底的にリサイク ル に ま わ す と 、 燃 え る ゴ ミ は ご く わ ず か に な る 。 ゴ ミ が 減 る と 、 CO2 排出量が抑えられるだけではなく、ゴミ出しの回数・手間が減る。 3 人家 族の 我が 家で は週 に 2 回出 して いた 「燃 える ゴミ」 は、月に 1 - 53 - 回指定袋を出すだけで済むようになった。 <減量> *ゴミはなるべく固めて小さな容量にして出す。プラゴミなどは詰めれ ば詰めるほどたくさん入る。ゴミ袋の節約、ゴミ袋分のゴミを減少。 運搬車にもたくさん載る。 *赤ちゃんは布オムツでゴミの減量化。 *シュレッダーのごみは、生ごみいれのスーパー袋の下に厚く引く。水 が出てきても吸われて清潔。 <生ゴミ処理> * EM 菌 で分解して、庭の堆肥に。 *生ゴミはその日のうちに<野菜くずのうちに>片付ける。生ゴミが腐 ったりする前に片付けると衛生的。悪臭等もでない。使う薬剤などが 減少する。 *(魚の骨と貝殻を除いて)庭の花壇に埋める。そのとき「ボカシ」を 一緒に混ぜると早く腐る。そんなに深く掘っているわけではない(3 0cmぐらい)が、猫に掘られたことはない。 *生ゴミ処理機で生ゴミは堆肥に。いい堆肥になる。 *庭にはコンポストを置いて堆肥を作っている。しばらく置くと雑草や 生ゴミがふわふわの堆肥に。 *コーヒー、お茶の出し殻をプランターの土に撒いている。 夏の買い物 *保冷のエコバッグを愛用している。底に冷気がたまるので、一番冷や しておきたいものを下に。冷凍食品、冷蔵品、そのほかの食材という 順番で入れると冷たさが保たれる。 *店の氷をもらってきたら、自分の家の冷蔵庫へ。もったいないので、 食材等を外へもっていくときに使っている。 *食材を袋に詰めるとき、なるべくおなじ大きさのプラスチック容器に 入った肉や魚を中表にしてくっつけて袋へ。中の冷気が逃げないので、 - 54 - 家まで新鮮なままもって帰れる。氷などがなくてもけっこう大丈夫。 重くならないし、氷を作るための電力が使われない。 そうじ <ゴミ袋> *洗剤を使っていたが、10年ぐらいしたら排水マスに白い油が2kg ほど固まっていて、ショック。排水用のホースにもべっとり。それ以 来、生ごみ用バスケットに「油もとれる」という生ゴミ袋をかけた。 重曹石鹸 <重曹> 重曹 *重曹石鹸作り:手作り重曹石鹸で食器洗い。 酢 スッキリと洗い上がり、環境にも肌にも負 液体石鹸 分量 1 カップ 大匙 1 50cc 担が少ない。材料をよく混ぜてビンに入れて保管。おすすめ。 *汚れによって、重曹やクエン酸、酢を併用。においや水垢、黄ばみが 簡単にすっきりする。食品にも使う安全な掃除で安心。からだによい ものは環境にもやさしく、シンプル。 *魚焼きグリルは、使った後、重曹をたっぷり振りかけておく。しばら くすると(時には一晩おくと)油汚れはすっかりきれいに分解される。 ガスレンジ・換気扇の掃除。油汚れが簡単に落ちる。 *犬がちょっとにおうときは、水を使わず、重曹の粉をパラパラ。よく 刷り込んでブラッシングすると、簡単できれいに。人にも犬にも負担 が少ない。大量の水も使わずに済む。 *洗うのが大変な絨毯も重曹を刷り込み、掃除機で吸い取ると汚れ、匂 い、べたつきが取れる。洗うよりずっと簡単。もちろん節水。 <モップ・箒> *モップを使い出したら、掃除機の出番がとっても減った。マイクロ ファイバー性のモップは簡単に洗え、よくごみが取れる。使い捨てで ないので、気楽に使える。 *ほうきを愛用。ちょこっと使える。 地産地消 - 55 - *野菜、肉などの食料は、地元産のものをなるべく購入する。新鮮。外 国から輸入されるものなどより輸送分の CO2 が 節 約 さ れ る 。 農 薬 な ど の 安 全 性 も 高 い。 *家庭菜園 野菜を運ぶための燃料などが節 約される。その上おいしい。安い。旬の物 を食べるのが自然にあっているし、省エネ。 ミニトマトやしし唐などは失敗なくできる。 *スーパーで買った小ねぎ。根がついていた のでプランターに植えたら、成長して食べ られた。 敷島公園の文化財も酸性霧・ 食べ物を大切に 酸性雨 の影響を受けている。 *余った刺身は醤油につけておく。または酢とオリーブオイルにつけて マリネに。翌日、おいしくいただける。 *大根の皮やにんじんの皮は食塩水につけておくとパリパリの漬け物に なる。 *今年は余ったきゅうりを塩漬けにして蓄え、柴漬けにする予定。 <食べ残しを減らす> *カレーを一鍋作ったら、最後までカレーとして食べてもおいしいが、 1回目…そのままカレーライス。 2回目…カツカレー 3回目…残ったルーの鍋に鶏肉と長ネギ、タマネギ・だしなどを入れ、 カレーうどんに。ベタベタした鍋もきれいになって洗剤使用 量を減らす。 など使いまわして飽きずに残さず食べきる *ご飯に、梅干を入れて炊く。ご飯を炊く回数が減った。子どもは梅干 が苦手だが、炊いてしまえば普通に食べられて、栄養素が取れる。酸 っぱさも消えるので、違和感ゼロ!お弁当にも良い。ご飯全体が殺菌 効果を持つので最高。 - 56 - 処分するとき <服など> *古着は引き取って金券にしてくれるイベントにもっていって処分す る。 *ゴムの伸びた靴下、サイズの小さくなった靴下は拭き掃除に使ってか ら捨てる。 生活の工夫・楽しみ *夕食をベランダで食べる。風が心地よく、冷房が要らない。暗くなっ たらキャンドルをつける。風の強い日は持ち運べるあかりを利用する。 * ミントを育てている。 ①水の中にミントを入れて少しおいてうがいする。口の中がさっぱり する。辛くないので子どもにもおすすめ。 ②ミントに湯を注ぎ、5 分位抽出させてから、こす。冷めたらスプレ ーボトルに入れ、スプレーする。その日のうちに使い切るように。 他、ミントティーにしたり、水に挿したり。 *ミントやレモンバームはたくさん取れるので、束ねてお風呂の湯に。 いい香りで、最高の入浴剤。 *バジルを育てている。たくさん取れたら、オリーブオイル、パルメザ ンチーズ、塩、松の実などと共にフードプロセッサーでソース状にす る。たくさんできるので、小分けにして冷凍に。使うときは少しづつ 解凍して、サラダやスパゲテイに。 猛暑対策 *帽子を必ずかぶる。 *外を歩くときは少しでも日陰を探す。遠回りでも日陰を歩く。日陰の ルートを考えて歩く。 *水分をたっぷり取る。 *熱射病にはとにかく注意。室内でも高温・高湿度では危険。 *日射を避けるには、白い長袖・日傘が有効。 - 57 - 自然に親しむ <登山・川遊び> *赤城が近いので、気楽に登った。地蔵、鈴が岳、長七郎。大沼、小沼、 覚満淵。それぞれ特徴があって楽しく散策できた。季節の花々も楽し める。ただし、霧が出やすく、天候の急変にはいつも気を使っていた。 *尾瀬、草津白根もおすすめ。ただし、登山に詳しい人といっしょに。 *前橋がすごく暑くなると谷川岳に脱出。駐車料金だけ払い(そのころ は 500 円 で し た )、 後 は 自 力 で 少 し 登 山 口 を 登 っ て 涼 し い 沢 や 木 陰 で 一日過ごす。でも、これも増水・雷雨などに常に気を配っていた。 *子どもが小さいときによく利根川原に行った。広々していて気持ちい い。近くて手ごろなピクニックになった。お弁当を持っていったり、 犬の散歩にいったり。もちろん安全を考えて、必ず親がついていった し、安全にいつも気を使っていた。 <キャンプ・デイキャンプ> *簡単なキャンプなら、子連れでも。バーベキュー、カレーとおなじみ で失敗のないメニューが良い。刺す虫に気をつけよう。バンガローと か借りれば、テントは要らないし、天候の急変にも安心。 *泊を伴わないデイキャンプなら、もっと簡単。自然の中で遊んで、お 昼を作るだけ。 <星の観察> *昔は夜、暇だったので、よく星を見た。月も見た。父に連れられてみ た星はすごくきれいだった。 *山で見る星は豪華。天の川がクッキリ見える。あまり星が多くて星座 が分からないぐらい。 <蛍鑑賞> *田口の蛍祭りなどで見られる。敷島公園なども見られるとの情報が。 敷島公園には餌になるカワニナが川に生息している。 * 20 年 ぐ ら い 前 に は 上 小 出 近 く の 田 ん ぼ の 用 水 路 で も 見 ら れ た 。 そ の 後、そこは区画整理で、跡形もない。 - 58 - *富士見で見た蛍はすごかった。真っ暗いはしの下をのぞくと、すごい 数の光が。 <カブトムシ探し> *赤城にとりに行った。クヌギの木に早朝行ってみると…。カブトムシ、 クワガタムシなどががつがつ樹液をむさぶっていた。 *山の学校にいたころ、夜、電灯の下を見回りした。クワガタムシもと れたが、メスと間違って、ゴキブリに虫取り網を振ったことも。 おすすめの本 *若松美穂さん・金子由紀子さん・佐光紀子さん・飯田久恵さん著の本 などに載っているアイデイアは参考になる。本に載っていても自分の 生活と合わないこともあるが、取り入れやすいところからはじめると 良いと思う。最近は節電したり、節約したり、物を買わないことが明 るい前向きなイメージになっている。そういうことへの意識を高める ことは、人生をより豊かなものにしてくれると思う。 昔の話 こんな工夫をしていました… *そばの谷川に「プール」が掘ってあって、入りにいった。とっても水 が冷たく、少し入っていると足がしびれてきた。学校のプールより木 陰で気持ちよかった。 *わたしが小学校の頃は、祖母が毎日庭に水を撒いていました。暑かっ たけどうまく涼んでいたような気がします。決まって夕顔の花が咲く ので、そのとなりで座って、わたしたちが遊んでいるのを見てくれて いました。夕顔ってあまり見ませんが、夕方になると本当に咲くんで す。今はアサガオのグリーンカーテンが半分ぐらいまで育ちました。 *水を入れたやかんを夏、屋外に置き、温まった水をたらいに入れ行水。 *近所のうちでは、丸い石油ストーブで湯を沸かしたり、煮豆を煮てい ました。その上では赤ちゃんの布オムツが干してありました。 *古くなって「生ではちょっと…」という豆腐は、いりつけて砂糖とし ょ う ゆ で 味 付 け し 、「 煎 り 豆 腐 」 と し て お い し く い た だ く 。 … な つ か - 59 - しい母の味。 *近所の人が共同で使う井戸があり、よくそこを使っていた。手押しポ ンプがあって、ガチャンとハンドルを下に下ろすと口からザア…と水 が出た。砂などが出ないように、水の出口に日本手ぬぐいで袋がつい ていて、おいしい水が出た。近所の人たちの溜まり場になっていて、 そばにいると近所のおばさんがなべを「磨き砂:周りの白い砂」でご しごしとこすっていたり、ご飯粒で「しょうじのり」を作っているの を見たりすることができた。昭和40年ごろの昭和町3丁目の光景。 * 子 ど も は よ く 「 よ そ の う ち 」 に 上 が り こ ん だ 。「 ○ さ ん ち で 赤 ち ゃ ん が 生 ま れ た っ て。 見 せて も ら お う 。」「△ さ んち の お兄 ち ゃ んは ハ ツ カ ネ ズ ミ 飼 っ て る ん だ っ て 。」「 ど れ ど れ 。」 そ ん な 感 じ 。 ど こ の う ち で も 「 ○ ち ゃ ん か い 。 お 上 が り 。」 と 入 れ て く れ た 。 そ の 中 で 「 今 は 雨 が降ってるから赤ちゃんのオムツを家の中に干して、ストーブをつけ ているな。」などと各家庭の工夫を学び取ることができた。 環境 アイデ イ ア集 、いか がで し たか。 取り組み やすいもの からや って み て く だ さ い 。 生 き て い く 上 で ど う し て も 排 出 さ れ る CO 2 。 少 し で も自分の家庭から削減できるとうれしいですね。 環境カルタ あ あまみず つか ゆ う こ う し げ ん 雨水もためれば 使える 有効資源 いい つか えら ちきゅう い e マーク う 美しい 赤城は いつでも 美 しい え エアコンの うつ 選んで使えば あ か ぎ うつく な つ お お もの 落し物 地球にいい せってい ど 夏の設定は 28度 かえ 帰りたいって かんじれんしゅう うら じ ろか み か 漢字練習 裏白紙で き ギュウギュウ く 草も木も ないている い ち ど もう一度 れ い ぞ う こ くさ で 入ってる冷蔵庫 き ん き 電気をパクパク く う き おいしい空気を つくってる けいこうとう け 蛍光灯よりLED こ これ以上 いじょう さ さ う み かわ 海や川を よごさないぞ む あつ 寒さ暑さは ふせ カーテンしめて しっかり防ぐ - 60 - た 食べている しいおうつう ち き ゅ う お ん だ ん か しんはんにん し C O 2が 地球温暖化の す 「捨てちゃおう」 せっすい つか せ 節水してね 使える水は そ それ、必要? 使わないのに 買わないぞ た 田んぼがあって す 真犯人 あぶら ひつよう い その 油 は どこへ行く? みず すく 少ないよ つか か た えんぴつ ち うれしい さ い ご チビ鉛筆 ピョンピョコ さ い ご 最後の最後まで つぎ あいだ あ 書けるんだ ふ つ 「次はぼく」 間 を空けずに て 出かけるときは と どれだけ? な なんでもいいよ 上に重ね着 で すこ じ か ん りょう ストーブいらず せ に 日本語の ぬ 布だって捨てる前に 「もったいない」が す まえ ね の ごみの 量 か さ ね ぎ に ほ ん ご か い こ と ば 世界の言葉に ひと しょっき 一はたらき 食器の汚れおとしは みず 根に のこ と だ 今までに出した うえ ね ろ 風呂はいる 少しの時間も エンジン止めて いま ぬの た 残さず給 食 べ かかえこむ る からだ 食べるのは へら ちきゅう 排気ガス 減らすために 近くは自転車 ひ ビンとカン 分ける人の ひと 文化財 やさしいんだよ じ て ん し ゃ は ぶ ん か ざ い まかせてよ ブナの大木 体 にも地球にも ちかく わ よ ご れ たいぼく たくさんの水を きゅうしょく は い き ふ アマガエル か み 身になって ま さ ん せ い う いつの間にとかす 酸性雨 みどり へ ヘチマにゴーヤ 緑 がすずしい グリーンカーテン ほっきょく ほ しろくま こま ち き ゅ う お ん だ ん か 北 極の白熊も 困っている 地球温暖化 おまけ:この地区でも酸性雨の 被害は出ている。時間のあると きに調べてみよう。 前橋もかつては 相当濃い「酸性霧」 が出ていた。 原因は? 前橋の雨は他の地域 敷島公園の銅像の白い 同 様 、弱 い 筋 は 酸 性 雨 で 溶け た 跡 。 - 61 -