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積極的なにきび治療
日本標準商品分類番号 承認番号 薬価収載 販売開始 872699 22000AMX01713000 2008 年 9 月 2008 年 10 月 Differin and Doctor joining hands against acne 貯 法 : 室温保存 ( 「取扱い上の注意」 の項参照) 使用期限 : 製造後 3 年(外箱に表示の期限内に使用すること) 2. 副作用 第Ⅲ相臨 床 試 験 (2試 験) において, 安 全 性 評 価 対 象 例544例中 429例 (78.9%) に副作用 (臨床検査値異常を含む) が認められた。 主な副作用は, 皮膚乾燥 (305例, 56.1%) , 皮膚不快感 (259例, 47.6%) , 皮膚剥脱 (182 例, 33.5%) , 紅斑 (119 例, 21.9%) , そう痒症 (72例, 13.2%) , 湿疹 (11例, 2.0%) , ざ瘡 (7例 , 1.3%) , 接触性 皮 膚炎 (7例 , 1.3%) , 皮膚刺激 (6 例 , 1.1%) であった。 (承認時) 【禁忌 (次の患者には使用しないこと) 】 1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 2. 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人 [ 「妊婦, 産婦, 授乳婦等への使用」の項参照] 【組成・性状】 販売名 成分・含量 (1g 中) 添加物 性状 副作用発現頻度 ディフェリン ® ゲル 0.1% 皮膚及び 皮下組織 アダパレン1mg (0.1%) プロピレングリコール, パラオキシ安息香酸メチル, カルボ キシビニルポリマー , ポリオキシエチレン (20) ポリオキシプ ロピレン (20) グリコール, エデト酸ナトリウム水和物, 水酸 化ナトリウム 白色のなめらかなゲル状の軟膏で粒子の塊を含むことが ある。 5%以上 0.1 ∼ 5%未満 頻度不明 注1) 皮 膚 乾 燥, 皮 膚 不 快 感, 皮 膚 剥 脱, 紅 斑, そう痒症 湿疹, ざ瘡, 接触性皮膚炎, 皮 膚刺激, 皮 脂欠 乏 症, 眼 瞼炎, 水疱, 皮膚炎, 皮脂欠 乏性湿疹, 皮膚疼痛, 発疹, そう痒性皮疹, 脂漏性皮膚 炎, 皮 膚 浮 腫, 顔 面 腫 脹, 蕁麻疹, 乾皮症 顔 面 浮 腫, 皮 膚灼 熱 感 , 丘 疹, 皮 膚 の 炎 症, 紅 斑 性 皮 疹, 皮膚反応 感染症及び 寄生虫症 単純ヘルペス 肝臓 血中ビリルビン増加, AST (GOT) 増加, ALT(GPT) 増加, γ-GTP 増加 その他 血中コレステロール増加 【効能・効果】 尋常性ざ瘡 <効能・効果に関連する使用上の注意> (1) 本剤は顔面の尋常性ざ瘡にのみ使用すること。 (2) 顔面以外の部位 (胸部, 背部等) における有効性・安全性は確立してい ない。 (3) 結節及び嚢腫には, 他の適切な処置を行うこと。 【用法・用量】 1日1回, 洗顔後 , 患部に適量を塗布する。 <用法・用量に関連する使用上の注意> (1) 就寝前に使用すること。 (2) 治療開始3ヵ月以内に症状の改善が認められない場合には使用を中 止すること。 (3) 症状改善により本剤塗布の必要がなくなった場合は, 塗布を中止し, 漫然と長期にわたって使用しないこと。 【使用上の注意】 1. 重要な基本的注意 (1) 過敏症や重度皮膚刺激感が認められた場合は, 本剤の使用を中止する こと。 (2) 本剤の使用中に皮膚刺激感があらわれることがあるので, 使用にあたって は, 事前に患者に対し以下の点について指導すること。 1)切り傷, すり傷, 湿疹のある皮膚への塗布は避けること。 2) 眼 , 口唇, 鼻翼及び粘膜を避けながら, 患部に塗布すること。 眼の周 囲に使用する場合には眼に入らないように注意すること。 万一, 眼に 入った場合は直ちに水で洗い流すこと。 3) 日光又は日焼けランプ等による過度の紫外線曝露を避けること。 (3) 本剤の使用中に皮膚乾燥 , 皮膚不快感 , 皮膚剥脱 , 紅斑 , そう痒症があ らわれることがある。 これらは治療開始2 週間以内に発生することが多 く, 通常は軽度で一過性のものであることについて患者に説明するこ と。 なお, 本剤の継続使用中に消失又は軽減が認められない場合は, 必 要に応じて休薬等の適切な処置を行うこと。 注1:海外での自発報告のため頻度不明 3. 妊婦, 産婦, 授乳婦等への使用 (1) 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人に対しては使用しないこと。 [妊娠中の使用に関する安全性は確立していない。 動物実験において, 経皮投与 (ラット, ウサギ) で奇形の発生は認められず, 過剰肋骨の発 生頻度増加が報告されている。 経口投与 (ラット, ウサギ) で催奇形作 用が報告されている。 ] 妊娠した場合, あるいは妊娠が予想される場合には医師に知らせる よう指導すること。 (2) 授乳中の婦人には使用しないことが望ましいが, やむを得ず使用する場 合には授乳を避けさせること。 [皮膚外用に用いたときのヒト母乳中へ の移行は不明である。 動物実験において, 経口又は静脈内投与 (ラット) で乳汁中へ移行することが報告されている。 ] 4. 小児等への使用 12 歳未満の小児に対する安全性は確立されていない (使用経験がない) 。 5. 適用上の注意 (1) 使用時 他の刺激性のある外用剤 (イオウ, レゾルシン, サリチル酸を含む薬剤, 薬用又は研磨剤を含有する石鹸や洗剤, 乾燥作用が強い石鹸や化粧品, ピーリング剤及び香料やアルコールを含有する薬剤及び収斂薬) との併 用の際には,皮膚刺激感が増すおそれがあるため注意すること。 (2) 使用部位 1) 本剤は, 外用としてのみ使用すること。 2) 洗顔後は水分を拭取り, 本剤を塗布すること。 6. その他の注意 国内において,36 歳以上の患者に対する使用経験がない。 監修:ジャパンアクネボード※ ※コ・チェアマン: 川島 眞先生(東京女子医科大学),宮地 良樹先生(京都大学) メンバー: 古川 福実先生(和歌山県立医科大学),松永 佳世子先生(藤田保健衛生大学), 渡辺 晋一先生(帝京大学), 赤松 浩彦先生(藤田保健衛生大学), 林 伸和先生 ( 東京女子医科大学 ) 【取扱い上の注意】 凍結をさせないこと。 【包装】 ディフェリン ® ゲル 0.1%:15g×10 (ラミネートチューブ) 2009 年 9 月 (第 3 版) 添付文書より ★その他詳細は添付文書等をご参照下さい。 ★「禁忌を含む使用上の注意」の改訂に十分ご留意下さい。 製 造 販 売 元[ 資料請求先 ] 処 方 ガ イド ディフェリンサイトはこちら 発 売[ 資料請求先 ] R http://www.differin.jp http://www.shionogi.co.jp/med/ :ディフェリンはGalderma SAの登録商標です。 C 2009 GALDERMA K.K. , SHIONOGI 禁 無断転 載 C 2008 DIF-OT-1036-1009MD DFR-V-10(B1) 2009 年 10 月作成 【禁忌(次の患者には使用しないこと) 】 1. 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 2. 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人 [ 「妊婦, 産婦, 授乳婦等への使用」の項参照] 1 尋常性ざ瘡患者さんへの診察に際して 尋常 性ざ 瘡は QOLを障 害する疾 患の1つです。 1 患者説明用パネル より 患者さんの理解を深める ご説明のポイント ニキビは進行する病気 1 Point 1 患者さんに尋常性ざ瘡の病態を理解していただくことが重要です。 ▼ ニ キ ビ の 進 行 と 状 態 尋常性ざ瘡は慢性かつ進展性の皮膚疾患です。 非炎症性皮疹や炎症性皮疹といったいくつかの病態が混在していることがあります。 患者さんご自身による積極的で継続的な治療が必要であることをお伝えください。 Point 2 尋常性ざ瘡の治療においては,面皰の治療が重要であることを 患者さんに理解していただくことが大切です。 尋常性ざ瘡の前段階である微小面皰と初期病変の面皰を治療し, 炎症性皮疹への進展を抑制することが重要であることをお伝えください。 Point 3 患者さんは感情面におけるQOLが低下しています。 尋常性ざ瘡により,生活上, ニ キ ビ の 前 段 階 炎 症 の な い ニ キ ビ 微 小 面 ぽ う 毛穴 毛包 ニキビ菌 皮脂 ? 毛 穴 が 狭 く な る 毛 穴 が つ ま 面 ぽ う る 「困ること」, 「悩んでいること」について 患者さんにご確認ください。 炎 症 を お こ し た ニ キ ビ Skindex-16によるQOLの評価 患者さんの多くが, 『見た目』, 『うっとうしい』, 『憂うつ』など 感情面におけるQOLの障害を訴えています。 【対 象】尋常性ざ瘡患者210例(女性94%,平均年齢23.9±5.1歳) 【方 法】尋常性ざ瘡が患者のQOLに与える影響を,Skindex-16日本語版を使用 して調 査した。QOLの障 害度をスコア化し評 価した。Skindex-16では スコアが高い程,障害度が高いことを意味する。 Hayashi, N., et al., : J. Dermatol., 2004, 31, 971 1 かゆみ 灼熱感・刺すような感じ 痛み 刺激感 長期の経過 心配 見た目 いらだち・挫折感 恥ずかしい うっとうしい 憂うつ 人づきあいの変化 人の輪に入りづらい 愛情や好意の表現 日常生活 仕事や余暇 37 25 26 31 76 79 赤 い ニ キ ビ 好中球 ( 白血球) ニキビ菌 炎症をおこす物質 炎 症 が お こ る 活性酸素 遊離脂肪酸 化 膿 し た ニ キ ビ ニキビ菌 好中球 炎 症 が 広 が る 90 73 75 85 76 さ 20 17 19 24 23 0 10 20 30 ら に 40 50 60 70 80 90 さまざまなニキビが混在しています。 100 平均スコア ★患者説明用パネルでは「尋常性ざ瘡」を「ニキビ」としております。 2 2 ディフェリン ®の作用と副作用について ディフェリン ® ゲル 0 .1% は 海 外 に お いて 臨 床 実 績 の 豊 富 な , 国 内 初 の レ チノイド 様 作 用 を 有 す る 外 用 尋 常 性 ざ 瘡 治 療 剤 で す 。 2 患者説明用パネル より 患者さんの理解を深める ご説明のポイント 2 Point 1 ディフェリン ®の作用と副作用 ディフェリン®は,毛穴のつまりを取り除き,尋常性ざ瘡の発症と進展を抑えます。 微小面皰の発生を抑制し,新たな皮疹の発生を防ぎます。 毛穴のつまり 角層 初期病変の面皰を治療することで,炎症性皮疹(紅色丘疹・膿疱)への進展を抑えます。 Point 2 ディフェリン ®の皮膚刺激は,薬理作用の1つとして生じます。 皮膚刺激は,ディフェリン ®が表皮の顆粒細胞から角質細胞への分化を抑制することにより 起こる副作用と考えられます。治療継続の妨げとなりやすい使用開始初期における 皮膚刺激について,必ず患者さんにご説明ください。 国内第Ⅲ相臨床試験(2試験)では,544例中, ・皮膚乾燥:56.1%(305例) ・皮膚不快感:47.6%(259例) ・皮膚剥脱(落屑) :33.5%(182例) ・紅 斑:21.9% (119例) ・そ う 痒 症:13.2% (72例) の患者さんに発現しましたが,これら皮膚刺激の多くが塗布開始から2週間以内に発現し, かつその程度は軽度でその後悪化しないことをお伝えください。 ディフェリン®の作用と副作用を理解するために 塗布開始 角質細胞 毛包漏斗部 の状態 〔イメージ図〕 顆粒 細胞 塗布∼ 2週 塗布∼ 12週 有棘 細胞 作用 副作用 毛穴のつまりを 取り除きます 角層を 薄くします P. acnes ディフェリン® の作用 顆粒細胞から角質細胞への 分化を抑制する ディフェリン® の副作用 古く固着した角層の 剥離を促進する 毛包漏斗部の角層を除去し, 皮脂の排出を促す 顆粒細胞から角質細胞への分化を抑制することで 乾燥,不快感,落屑などが生じる 皮膚刺激は軽度で悪化しない 総皮疹数の減少率及び皮膚刺激スコアの推移 ディフェリン ®はゲル基剤と比較して 総皮疹数を減少させました。皮膚刺激の多くは, 塗布開始から2週間以内に発現し,その程度は 軽度で悪化しないことが認められました。 【対 象】軽 度から中等度の尋常性ざ瘡を顔 面に有する16 歳 以 上 35 歳 以下の 尋常性ざ瘡患者158 例 【方 法】ディフェリン ® ゲル 0.1%群 80 例(男性13 例 , 女性 67 例),ゲル基剤群 78 例 (男性12 例, 女性 66 例) の 2 群に無作為に割り付け, それぞれ1日 1回就寝前 , 洗顔後に約1g を顔面全体に塗布した。 〈評価項目〉 ・総皮疹数 ( 非炎症性皮疹及び炎症性皮疹数 )・皮膚刺激:投 与部位の乾燥 , 熱感/ヒリヒリ感 , 落屑 , 紅斑 ,そう痒感について4 段階 スコア(0;なし ,1;軽度 ,2;中等度 ,3;重度)で評価した。 【期 間】12 週間 川島 眞 , ほか : 皮膚の科学 , 2007, 6, 494 より作図 3 皮膚刺激の症状 0 0 (78) (80) (%)0 15.8 10 総 皮 疹 数 の 減 少 率 ︵ 中 央 値 ︶ 20 30 (78) 21.9 (77) 18.4 (79) 40 26.7 (79) 34.4 40.8 50 ディフェリン®ゲル0.1%群の 皮膚刺激スコア 1.5 乾燥 熱感/ヒリヒリ感 紅斑 総皮疹数の減少率 ディフェリン® ゲル0.1%群 30.0 ゲル基剤群 (75) ( )= n (77) 60 40.0 (72) 50.0 (75) (71) 53.2 (73) 36.3 (70) 48.6 (67) 65.2 (71) 70 65.9 (72) 80 皮 膚 刺 激 1.0 ス コ ア ︵ 平 0.5 均 値 ︶ ニキビの前段階 (微小面ぽう) に作用し, 新しいニキビが できるのを 防ぎます 面ぽう, 炎症をおこした ニキビを 減少させます 症状は通常は軽度で, ほとんどが使いはじめから 2週間以内にあらわれ,その後やわらいできます ・ 乾燥 ・ ヒリヒリ感 ・ 皮膚が細かくはがれる ・ 赤くなる ・ かゆみ 90 100 試験 開始日 2 4 6 観察期間 8 10 12 (週) 0 4 3 ディフェリン®の使用方法について ディフェリン ® は ,1日1回 ,就 寝 前に 洗 顔 後 ,患 部 に 適 量を 塗 布 することにより , 面 皰 の 発 生 や 進 展 を 抑 制 す る ,まった く 新 し い 作 用 の 尋 常 性 ざ 瘡 治 療 剤 で す 。 3 患者説明用パネル より ディフェリン ® の使用にあたっては, 用法・用量を お守りいただくよう, 患者さんへご指導ください。 患者さんの理解を深める ご説明のポイント ディフェリン®の用法・用量 「1日1回, 洗顔後, 患部に適量を塗布する。 」 <用法・用量に関連する使用上の注意>(一部抜粋) (1) 就寝前に使用すること。 Point 1 ディフェリン ®の使い方 3 洗顔方法 洗顔のポイントをご指導ください。 ★洗顔のポイント(皮膚のバリア機能を壊さないように) ディフェリン®を使用できない方 ・適量の洗顔料を手にとり,よく泡立てる ・泡で顔全体を包み込むようにやさしく洗う ・洗顔料を残さないように,十分に洗い流す ・柔らかいタオルで,こすらず軽く押さえるように水分を拭き取る Point 2 妊婦 ●ディフェリン を使用中に妊娠した場合, または妊娠かなと思われた場合は, 使用をすぐにやめて, その後のニキビ治療について医師に相談してください。 ディフェリン ®の塗布方法 ディフェリン®の使い方 適量を指にとり,目に見える皮疹だけでなく,微小面皰の発生や皮疹の進展を抑制するために, 皮疹の周辺部位も含めて,面で塗布するようにご指導ください。 1日1回, 寝る前(就寝前), 洗顔後に塗ります はじめて使用する場合は,皮膚刺激を起こす可能性があるので,小さな面,あるいは少ない 塗布量からはじめ,その後,徐々に範囲を広げたり,塗布量を増やすことなどをご考慮ください。 Point 授乳婦 ® 3 顔を洗う 皮膚の乾燥などを防ぐ保湿剤の使用 皮膚の乾燥などを防ぐために,ディフェリン ®のご使用前に低刺激性の 保湿化粧品(化粧水,乳液など:ノンコメドジェニックの表示の 保湿する あるもの)や保湿外用薬をご使用いただくようにご指導ください。 ・国内臨床試験では,被験者の患者さんが必要な場合, 保湿化粧品や保湿外用薬を使用していただきました。 洗 顔 保 湿 ディフェリン® 塗布順 ディフェリン ® 皮疹数の減少率の推移(12ヵ月間) おでこ ディフェリン は塗布後1週より12ヵ月の 長期にわたり皮疹数を減少させました。 ® 【対 象】顔面 (前額 , 両頬 , 頤) に結節 / 嚢 腫が 2 個以下の12 歳以上 35 歳以下の 尋常性ざ瘡患者 444 例 (男性 75 例 , 女性 369 例) 【方 法】ディフェリン ® ゲル 0.1%を1日1回就寝前洗顔後 , 適量を顔面全体に塗 布した。 【期 間】最長12 ヵ月間 川島 眞 , ほか : 皮膚の科学 , 2007, 6, 504 5 乾燥肌・敏感肌の方 (%) 0 総皮疹 非炎症性皮疹 炎症性皮疹 10 皮 疹 数 の 減 少 率 ︵ 中 央 値 ︶ 20 ノンコメドジェニックな 保湿剤を塗る ほほ あご 30 ノンコメドジェニック: ニキビができにくいことを確認している化粧品 40 50 60 70 73.3 77.8 83.3 80 90 100 試験1週 2週 4週 開始日 後 後 後 2ヵ月後 3ヵ月後 4ヵ月後 5ヵ月後 6ヵ月後 7ヵ月後 8ヵ月後 9ヵ月後 10ヵ月後11ヵ月後 12ヵ月後 観察期間 最終 観察日 ディフェリン®を塗る (ニキビとその周辺に) 塗り終わったら, 手を洗ってください。 その他の使用上の注意などは,「患者さま用ガイド」をご参照ください。 最終観察日:12 ヵ月後又は中止時 6 4 ディフェリン ®の使用に際しての注意点について ディフェリン ®による皮 膚 刺 激を軽 減 するためには, 患 者さん へ の 指 導が大 切です。 4 患者説明用パネル より 患者さんの理解を深める ご説明のポイント 4 Point 1 皮膚刺激を少なくするためのポイント 皮膚刺激感についてご指導いただきたいこと 本剤の使用中に皮膚刺激感があらわれることがあります。 ★治療中に皮膚刺激の症状が良くならない場合は, 医師, 薬剤師にご相談ください。 使用に際しては,事前に患者さんに下記の点についてご指導ください。 ● 切り傷,すり傷,湿疹のある皮膚への使用を避けること。 ● 眼,口唇,鼻翼及び粘膜を避けて塗布すること。 傷や湿疹に塗らない 万一,眼に入った場合は直ちに水で洗い流すこと。 ● 日光又は日焼けランプなどによる過度の紫外線曝露を避けること。 Point 2 皮膚刺激症状とその発現期間について, 患者さんに理解を促していただきたいこと 本剤の使用中に皮膚乾燥,皮膚不快感,皮膚剥脱,紅斑,そう痒症があらわれることがあります。 眼のまわり・唇・小鼻 (粘膜に近いところ) に塗らない (眼に入った場合はすぐに水で洗い流す) これらは治療開始から2週間以内に発生することが多く, 通常は軽度で発生は塗布初期に多いことを患者さんにご説明ください。 本剤の継続使用中にこれらの症状の消失あるいは軽減が認められない場合は, 必要に応じて休薬等の適切な処置を行ってください。 Point 3 顔に他の塗り薬を使うときは 医師に相談する 使用時及び使用部位に関してご指導いただきたいこと 適用上の注意 ● 他の刺激性のある外用剤(イオウ, レゾルシン, サリチル酸を含む薬剤, 薬用又は研磨剤を 含有する石鹸や洗剤, 乾燥作用が強い石鹸や化粧品, ピーリング剤及び香料やアルコールを 含有する薬剤及び収斂薬)との併用の際には,皮膚刺激感が増すおそれがあるため 注意すること。 ● 本剤は, 皮膚に刺激のある 化粧品などは使わない ! 外用としてのみ使用すること。 ● 洗顔後は水分を拭取り, 本剤を塗布すること。 大量の日光・紫外線をあびない ! (外出時には,日傘,帽子や日焼け止めを使用する) ●その他,分からないことがあったら,医師,薬剤師にご相談ください。 7 8 5 ディフェリン®を処方するにあたって ディフェリン ® のご 処 方に際しては, 下 記について特にご 注 意ください。 「効能・効果」 , 「効能・効果に関連する使用上の注意」 , 「用法・用量」 , 「用法・用量に関連する使用上の注意」及び 「禁忌を含む使用上の注意」などの詳細については裏面DIをご参照ください。 禁忌 注意 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 小児への使用 12歳未満の小児に対する安全性は確立されていません。 以前に本剤での過敏症や重度皮膚刺激感が認められた場合,本剤は使用しないでください。 ・国内臨床試験では,12歳未満の小児の患者さんでの使用経験がありません。 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人 その他の注意 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人に対しては使用しないでください。 国内において36歳以上の患者さんに対する使用経験はありません。 妊娠した場合や妊娠が予想される場合もしくは治療中に妊娠を希望される場合には, 医師に知らせるように患者さんにご指導ください。 ・妊娠中の使用に関する安全性は確立していません。 ・動物実験において,経口投与(ラット,ウサギ)で催奇形性が報告されていますが, 経皮投与(ラット,ウサギ)では,奇形の発生は認められておりません。 ・ディフェリン®ゲルはこれまで,約2,200万人の患者さんに処方されていますが, その中で報告されている妊娠例は175例です(2007年9月28日現在)。 ・さらに,その集団の中で,妊娠結果の判明している症例は,0.1%ゲル製剤で97例であり, 先天奇形が5例報告されています。しかし,いずれもレチノイド剤に特有な奇形ではなく, 本剤との因果関係は明確にはなっておりません。 ・しかしながら,ヒトでの妊娠中の使用に関する安全性は確立しておらず, ヒトでの催奇形性の可能性が完全には否定できないため, 国内臨床試験で使用経験なし 0歳 国内臨床試験で使用経験なし 12歳 35歳 禁忌 本剤の成分に対し過敏症の既往歴のある患者 妊婦又は妊娠している可能性のある婦人 「妊婦又は妊娠している可能性のある婦人」は禁忌となっています。 注意 授乳婦 授乳中の婦人には使用しないことが望ましいですが, やむを得ず使用する場合には授乳を避けるようご指導ください。 ・動物実験において,経口又は静脈内投与(ラット)で乳汁中へ 移行することが報告されています。 9 参考 類薬(内服薬)の高用量経口投与による動物実験において,精巣毒性が報告されています。 ディフェリン®の有効成分アダパレンに関しては, 動物実験による精巣毒性は認められておりません。 10