...

マルチユーザー シナリオでの Windows クライアントおよび

by user

on
Category: Documents
17

views

Report

Comments

Transcript

マルチユーザー シナリオでの Windows クライアントおよび
ボリューム
ボリュームライセンス簡易ガイド
ライセンス簡易ガイド
マルチユーザー
シナリオでの
Windows
クライアント
マルチユーザー
シナリオでの
Windows
クライアント
およびサーバー オペレーティング システムのライセンス
およびサーバー オペレーティング システムのライセンス
この簡易ガイドは、すべてのマイクロソフト ボリューム ライセンス プログラムに適用されます。
目次
概要 ................................................................................................................................................... 1
この簡易ガイドの更新内容 ....................................................................................................................... 1
Windows クライアント オペレーティング システムでのマルチユーザー シナリオ ............................................. 2
Windows Server オペレーティング システムでのマルチユーザー シナリオ ...................................................... 3
Windows MultiPoint Server 2012 でのマルチユーザー シナリオ ................................................................... 4
Academic ボリューム ライセンス サブスクリプション契約 ........................................................................... 5
マルチユーザー環境におけるマイクロソフト デスクトップ アプリケーションのライセンス ................................... 6
よく寄せられる質問 (FAQ) ...................................................................................................................... 7
詳細情報 .............................................................................................................................................. 8
概要
このライセンス簡易ガイドでは、複数のユーザーが使用する可能性がある場合の、Windows クライアント、Windows
Server、および Windows MultiPoint Server オペレーティング システムに対するマイクロソフトのボリューム ライセ
ンス ポリシーについて具体的に説明します。Windows クライアント オペレーティング システムのライセンス条項では、
ライセンスを受けたソフトウェアの 1 つのコピーに対して、複数のユーザーが同時にアクセスしたり別の方法で使用した
りすることは許可されていません。ただし、Windows Server オペレーティング システムおよび Windows MultiPoint
Server は、マルチユーザー シナリオに関して設計とライセンスの両面で対応しており、すべての Windows マルチユー
ザー シナリオで使用できます。
Microsoft Office System スイートや個々の Microsoft Office スイート コンポーネントなどのプログラムの場合、プロ
グラムが動作する場所がローカルのデバイスであろうとリモートの共有サーバー オペレーティング システムであろうと、
そのプログラムが使用されているデバイスごとに個々のライセンスが必要となります。
この簡易ガイドの更新内容
この簡易ガイドは、2013 年 10 月に発行された前のバージョンの代わりとなるものです。この簡易ガイドでは、Windows
Enterprise のライセンス変更が追加されています。
2014 年 3 月
1
マルチユーザー シナリオでの Windows クライアントおよびサーバー オペレーティング
システムのライセンス
Windows クライアント オペレーティング システムでのマ
ルチユーザー シナリオ
Windows クライアント オペレーティング システムのライセンス条項では、ライセンスを受けたソフトウェアの 1 つの
コピーに対して、複数のユーザーが同時にアクセスしたり別の方法で使用したりすることは許可されていません。
現行のライセンス条項では、Windows 8.1、Windows 8、Windows 7、Windows Vista、または Windows XP を使用
するホスト コンピューターまたはアクセス デバイスのそれぞれに、OEM (Original Equipment Manufacturer) チャネ
ルまたはパッケージ製品 (FPP) チャネルを通じて購入したこれらの Windows クライアント オペレーティング システ
ムのライセンス、あるいは対象となるオペレーティング システム ライセンスに基づいて購入したボリューム ライセンス
アップグレードのいずれかが必要となります。
ソフトウェア ライセンス条項 (以前の EULA) とマイクロソフト製品使用権説明書 (PUR) では、Windows クライアン
ト オペレーティング システムのライセンスは次の条件に基づいて取得されるとしています。

クライアント オペレーティング システムにアクセスするデバイスまたはクライアント オペレーティング システム
を使用するデバイスごとに 1 つのライセンスが必要

一度に 1 人のユーザーのみがソフトウェアにアクセスできる

クライアント オペレーティング システムのランタイムと他のファイルを使用して、このソフトウェア以外で動作し
ているアプリケーションを実行することはできない
2014 年 3 月
2
マルチユーザー シナリオでの Windows クライアントおよびサーバー オペレーティング
システムのライセンス
Windows Server オペレーティング システムでのマルチユ
ーザー シナリオ
Windows クライアント オペレーティング システムではマルチユーザー ソリューションのライセンスは許可されませ
んが、Windows Server オペレーティング システムは、リモート デスクトップ サービス (RDS) などのテクノロジを
使用してマルチユーザー ソリューションを提供します。
PC、シン クライアントなど
ユーザー 1
ユーザー 2
ユーザー N
図 1: アクセスするすべてのユーザーまたはデバイスが Windows Server CAL と RDS CAL を保有している場合は、複数のユーザーが Windows Server
のライセンスを取得したインスタンスにアクセスできます。
PUR に規定されている Windows Server の使用条件では、ユーザーが 1) 何らかの RDS 製品の機能を使用する場合、
2) グラフィカル ユーザー インターフェイス (たとえば、デスクトップ PC またはアプリケーション) の表示、アクセ
ス、または使用を目的として Windows Server にリモートから接続する場合は、常に Windows Server クライアント ア
クセス ライセンス (CAL) と RDS CAL の両方が必要であるとしています。
RDS CAL は、サーバー GUI へのリモート アクセスに使用されるテクノロジ (マイクロソフト リモート デスクトップ
サービスやCitrix XenApp や XenDesktop など、他のサード パーティ製ソフトウェア) に関係なく、必要となります。
それぞれのニーズに合わせて最適な CAL を購入できるように、デバイス ベースとユーザー ベースの両方の RDS CAL
が用意されています。
2014 年 3 月
3
マルチユーザー シナリオでの Windows クライアントおよびサーバー オペレーティング
システムのライセンス
Windows MultiPoint Server 2012 でのマルチユーザー シ
ナリオ
Windows MultiPoint Server 2012 は、マルチユーザー シナリオ専用に設計されています。MultiPoint Server には
Standard Edition と Premium Edition があり、それぞれ 10 人と 20 人のユーザーが 1 台のホスト コンピューター
を同時に共有できます。ユーザーはホスト コンピューターに直接接続されたステーションで、それぞれの、使い慣れた
Windows コンピューティング環境を利用することができます。
MultiPoint Server は以下の方法で取得できます。
製品
OEM
Open ボリューム
Academic ボリューム
ライセンス プログラム
ライセンス プログラム
Windows MultiPoint Server 2012
Standard
Windows MultiPoint Server 2012
Premium
PC、シン クライアントなど
Windows MultiPoint
Server 2012
ボリューム ライセンス
ユーザー 1
注: ステーションとして使用する場合は、ホスト
ユーザー 2
コンピューターにも Windows Server CAL お
よび Windows MultiPoint Server CAL が必要
です。
ユーザー N
図 2: Windows MultiPoint Server 2012 のボリューム ライセンス モデルでは、アクセスするすべてのデバイスまたはユーザーが Windows MultiPoint
Server 2012 CAL と Windows Server 2012 CAL を保有している場合は、複数のユーザーが Windows MultiPoint Server 2012 の 1 つのインスタン
スにアクセスできます。
2014 年 3 月
4
マルチユーザー シナリオでの Windows クライアントおよびサーバー オペレーティング
システムのライセンス
PC、シン クライアントなど
Windows MultiPoint
Server 2012
OEM ライセンス
ユーザー 1
注: ステーションとして使用する場合は、ホスト
コンピューターにも Windows Multipoint
ユーザー 2
Server CAL が必要です。
ユーザー N
図 3: Windows MultiPoint Server 2012 (OEM) ライセンス モデルでは、アクセスするすべてのデバイスが Windows MultiPoint Server 2012 CAL を
保有している場合は、最大で 10 人のユーザーが Windows MultiPoint Server Standard 2012 の 1 つのインスタンスにアクセスできます。MultiPoint
CAL が 20 ライセンスある場合は、最大で 20 台のデバイスが Windows MultiPoint Server Premium にアクセスできます。
Windows MultiPoint Server 2012 のボリューム ライセンス条項と PUR では、ユーザーまたはデバイスが Windows
MultiPoint Server 2012 オペレーティング システムに接続する場合は、常に Windows Server 2012 CAL と Windows
MultiPoint Server 2012 CAL が必要であるとしています。
また、Windows MultiPoint Server 2012 OEM のライセンス条項では、デバイスが Windows MultiPoint Server 2012
オペレーティング システムに接続する場合は、常に Windows MultiPoint Server 2012 CAL が必要であるとしています。
それぞれのニーズに合わせて最適な CAL を購入できるように、デバイス ベースとユーザー ベースの両方の Windows
Multipoint 2012 Server CAL が用意されています。
Academic ボリューム ライセンス サブスクリプション契
約
マイクロソフト ボリューム ライセンス サブスクリプション契約の条項に基づき、デスクトップ プラットフォーム製品
とそのコンポーネント (Windows Upgrade ライセンス、Windows CAL など) は、全教育機関でライセンスを取得する
必要があります。サーバー リソースにアクセスするには、デスクトップ PC ごとに CAL が必要です。サブスクリプショ
ン契約では、以下のように CAL の購入要件が異なります。

Enrollment for Education Solutions (EES) (OVS-ES を含む): EES/OVS-ES のお客様の場合、「全教育機関」
とはフルタイム相当 (FTE) の教職員の数です。Windows アップグレードまたは Windows Server CAL について
2014 年 3 月
5
マルチユーザー シナリオでの Windows クライアントおよびサーバー オペレーティング
システムのライセンス
購入するライセンスの数は、この加入契約に定義される組織内の FTE の数と一致していなければなりません。
MultiPoint CAL は、全教育機関で (FTE 総数について) 取得することも、FTE 数より少ない数で必要に応じて取得
することもできます。サーバーにマイクロソフト製品の実行を許可する「サーバー ライセンス」は、特定のサーバー
について必要に応じて購入できます。

School Enrollment のお客様: School のお客様の場合、「全教育機関」とは、教育機関が所有またはリースしてい
るすべての「対象 PC」の数です。各 MultiPoint ターミナルは「対象 PC」と見なされるため、カウントする必要が
あります。したがって、購入したすべてのデスクトップ ライセンス (たとえば、Windows アップグレードまたは
Windows Server CAL および MultiPoint CAL) の数が、学校が所有またはリースしているすべての対象 PC の数と
一致する必要があります。このポリシーは、デスクトップ ライセンスを取得した 2 つの製品が相互に排他的に使用
されているかどうかに関係なく適用されます (たとえば、MultiPoint ターミナルで使用されている製品を、同じライ
センスに基づいて標準の PC でも使用することはできません。また、その逆も同様です。両方の製品を全教育機関ベ
ースで購入する必要があります)。
注: School Enrollment のお客様は、2 つの異なる製品である Windows MultiPoint Server 2012 CAL (WMS CAL) と
Windows クライアントを相互に排他的に使用できます。教育機関がこの両方の製品を発注する場合、Windows
MultiPoint Server 2011 CAL と Windows クライアントの両方を全教育機関ベースで購入する必要があります。また、
教育機関は、Academic Open、Select License、または Select Plus 契約に基づいて、必要なシート数についてのみ
Windows MultiPoint Server 2011 CAL を取得することもできます (また、すべてのデバイスについて Windows Server
CAL も必要になります)。
マルチユーザー環境におけるマイクロソフト デスクトップ
アプリケーションのライセンス
マイクロソフトは、デスクトップ PC アプリケーションのライセンスをデバイス単位で供与します。デバイス単位のライ
センス供与とは、製品を使用するデスクトップ PC、または製品にアクセスするデスクトップ PC ごとにライセンスを入
手する必要があることを意味します。共有環境に置いてマイクロソフトのデスクトップ PC プログラムを使用する場合、
マルチユーザー システムにインストールされたデスクトップ PC プログラムにリモート アクセスするすべてのデバイ
ス (デスクトップ PC、シン クライアントなど) についてライセンスを取得する必要があります。取得するライセンスは、
アクセスするプログラムのスイート/エディション、コンポーネント、言語、およびバージョンと一致していなければなり
ません。
以下にその例を示します。

製品 (またはスイート): Microsoft Office Standard 2013 と Microsoft Office Professional Plus 2013 は別の製品
(またはスイート) です。Office Standard 2013 のライセンスが割り当てられたデスクトップ PC からは、リモート
アクセスによって Office Professional Plus 2013 を使用することはできません。

コンポーネント: アクセスするデバイス (デスクトップ PC、シン クライアントなど) にスイートのライセンス (た
とえば Microsoft Office スイート) が割り当てられている場合、このスイートのコンポーネントは、リモート アク
2014 年 3 月
6
マルチユーザー シナリオでの Windows クライアントおよびサーバー オペレーティング
システムのライセンス
セスする Microsoft Office スイートのコンポーネントとまったく同一である必要があります。

言語: 単一言語バージョンの Microsoft Office スイートのライセンスが割り当てられているデスクトップ PC から
は、多言語バージョンの Microsoft Office スイートにリモート アクセスすることはできません。同様に、ライセン
スされた Microsoft Office Multi-Language Pack 2013 にリモート アクセスする場合、アクセスするデスクトップ
PC 側にも Office Multi-Language Pack 2013 のライセンスが必要になります。

バージョン: Microsoft Office 2010 と Microsoft Office 2013 は別のバージョンです。Microsoft Office 2010 の
ライセンスが割り当てられているデスクトップ PC から Microsoft Office 2013 にリモート アクセスすることはで
きません。
Windows Server リモート デスクトップ サービスを利用して組織全体でマイクロソフト デスクトップ アプリケーシ
ョンにリモート アクセスする場合は、このアプリケーションにアクセスするデスクトップ PC ごとに個別のデスクトッ
プ アプリケーション ライセンスが必要になります。
よく寄せられる質問 (FAQ)
ボリューム ライセンスのお客様が、オペレーティング システムがプレインストールされていない新しいデバイス ("空"
のコンピューター) を購入することはできますか。
オペレーティング システムがインストールされていないデバイスを購入することはできますが、それがコスト的に最もメ
リットがあるとは限りません。マイクロソフトのボリューム ライセンス プログラムで提供しているのは Windows クラ
イアント オペレーティング システムのアップグレード ライセンスのみであり、フルライセンスは提供していません。お
客様は、OEM によってプレインストールされた Windows 8.1 のフルライセンスを取得する必要があります。
対象となるライセンスを取得したデスクトップ PC オペレーティング システムがデバイスにインストールされていない
場合は、マイクロソフト ボリューム ライセンスのアップグレード ライセンスを購入することはできません。ボリューム
ライセンス契約に基づくアップグレードの対象となる Windows オペレーティング システムのエディションについては、
http://www.microsoft.com/ja-jp/licensing/about-licensing/windows8-1.aspx をご覧ください。
マイクロソフト ボリューム ライセンスの製品使用権説明書には、ネットワーク デバイス上でデスクトップ アプリケー
ション ソフトウェアを使用できると書かれています。これにはどういう意味があるのでしょうか。
ネットワーク上での使用に関する条項では、リモート デスクトップ サービス (または同様の機能) を利用してネットワ
ーク サーバー上でこのデスクトップ アプリケーション ソフトウェアを実行し、ライセンスが割り当てられたデスクトッ
プ PC からそのソフトウェアにアクセスして使用することが許可されます。
ユーザーにマルチユーザー システムを提供するには、どうすればよいでしょうか。
MultiPoint Server は以下の 2 つの方法で取得できます。

Windows MultiPoint Server 2012 Standard: Open ボリューム ライセンス チャネルから、またはプレインストー
2014 年 3 月
7
マルチユーザー シナリオでの Windows クライアントおよびサーバー オペレーティング
システムのライセンス
ルされているコンピューターを OEM から購入する

Windows MultiPoint Server 2012 Premium: Academic および Open ボリューム ライセンス チャネルから、ま
たはプレインストールされているコンピューターを OEM から購入する
Campus Agreement または School Agreement の顧客として既に Windows Server 2012 CAL を保有してい
ます。Windows MultiPoint Server 2012 を使用したいと考えていますが、この製品用に Windows Server CAL を
再び購入する必要はありますか。
いいえ。Windows Server 2012 CAL を既にお持ちの Academic ボリューム ライセンスのお客様が購入する必要がある
のは、Windows MultiPoint Server 2012 Academic ライセンスと Windows MultiPoint Server 2012 CAL だけです。
お客様は、既存の Windows Server 2012 CAL により、Windows MultiPoint Server 2012 の Windows CAL の要件
を満たすことができます。
詳細情報
その他の情報については、以下の Web サイトをご覧ください。
Windows Server 2012 リモート デスクトップ サービス:
http://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/windows-server/remote-desktop-services.aspx
Windows Server リモート デスクトップ サービスを使用した Microsoft デスクトップ アプリケーション ソフトウェ
アのライセンス:
http://www.microsoft.com/ja-jp/licensing/about-licensing/briefs/remote-desktop-services.aspx
Microsoft オペレーティング システムのライセンス要件について - オペレーティング システムの購入、ライセンスの譲
渡、およびライセンスの再割り当て:
http://www.microsoft.com/ja-jp/licensing/about-licensing/briefs/os-license-requirements.aspx
マイクロソフト製品使用権説明書:
http://www.microsoft.com/licensing/about-licensing/product-licensing.aspx#tab=2
© 2014 Microsoft Corporation. All rights reserved.
本資料に記載された内容は情報提供のみを目的としており、明示または黙示に関わらず、これらの情報についてマイクロソフトはいかなる責任も負わないも
のとします。これは、ライセンスを取得した製品の許可された使用について説明したものであり、お客様との契約ではありません。ボリューム ライセンス
契約に基づいてライセンス許諾された製品の使用は、契約の条項および条件に従う必要があります。この情報と契約の内容に矛盾がある場合は、契約の条項
と条件が優先されます。マイクロソフト代理店を通じて取得されるライセンス価格はマイクロソフト代理店によって決められるものです。
2014 年 3 月
8
Fly UP