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議員、官僚、大企業、警察等の信頼感調査

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議員、官僚、大企業、警察等の信頼感調査
「議員、官僚、大企業、警察等の信頼感」調査
(調査結果の概要)
一般社団法人
2012 年 8月
中央調査社
CENTRAL RESEARCH SERVICES,INC.
東京都中央区銀座 6-16-12
電話03-3549-3121
世論調査、市場調査の専門機関である一般社団法人 中央調査社(会長 西澤 豊)は、
「国会議員」
「官
僚」
「裁判官」
「マスコミ」
「銀行」
「大企業」
「医療機関」
「警察」
「自衛隊」
「教師」の信頼感に関する意
識調査を実施しました。調査は、2012 年 5 月 10 日から 20 日にかけて、無作為に選んだ全国の 20 歳以
上の男女個人を対象に個別面接聴取法で行い、1,272 人から回答を得ました。主な調査結果は以下のと
おりです。
なお、この調査は、2000 年3月、2001 年 12 月、2004 年5月、2007 年 7 月、2008 年8月、2009 年 12
月にも実施しており、今回が7回目となります。
-「自衛隊」への信頼感が上昇、「官僚」「国会議員」に対する信頼感は依然として低迷-
-「信頼されるよう努力してほしい」のは「国会議員」が最多-
-「情報公開が進んでいないと思う」機関は「官僚」が過半数でトップ-
1.信頼感
国会議員、官僚、裁判官、マスコミ、銀行、大企業、医療機関、警察、自衛隊、教師に対する信頼感
を、
「ほとんど信頼できない」の評点「1」から「たいへん信頼できる」の評点「5」の5段階で評価
してもらった。
信頼感の評点
ほとんど信頼
できない
1
2
どちらとも
いえない
3
4
たいへん
信頼できる
5
平均評点が高かったのは、自衛隊(3.7)と医療機関(3.5)である。自衛隊に対する評価は、前回調
査(3.2)から大きく上昇している。震災復興にあたる活動等が影響しているとみられる。医療機関に
対する評点は、2007 年調査以降上昇傾向が続いていたが、今回は前回調査と同じ結果であった。裁判官
(3.3)は、前回調査(3.4)より評点を 0.1 ポイント下げた。次いで、銀行(3.2)
、教師と警察(共に
3.1)が続き、いずれも前回調査の評点と同じ結果となっている。
一方、下位グループのマスコミ・報道機関、官僚、国会議員に対する平均評点は、それぞれ前回より
下がって 2.6、2.2、2.1 と低くなっている。国会議員は、前回より 0.3 下げており、
「信頼できない」
1/5
として評点「1」や「2」をつけた人の割合は 63%にのぼり、前回調査(47%)と比べると 16 ポイン
ト増加している。官僚も 57%と6割に近く、前回(53%)に比べると 4 ポイント増加している。国会議
員と官僚に対する信頼感の平均評点は、調査開始以来 2.0~2.4 と低迷が続いている。
問.ここにあげた日本の機関や団体などについて、あなたはどの程度信頼できると感じますか。
「たいへん信頼できる」を5、「ほとんど信頼できない」を1として、それぞれについて5段階で
評価してください。
信頼感
ほとんど
信頼できない
(n=1,272)
1
どちらとも
いえない
2
3
たいへん
信頼できる
4
(%)
わからない
5
(平均評点)
2.0
自衛隊
4.5
29.9
41.4
18.9
(3.7)
3.2
高
医療機関 2.8 5.5
34.7
裁判官
4.6
9.6
銀行
5.0
11.6
教師
5.8
警察
6.7
大企業
5.5
44.9
41.4
32.1
46.2
14.9
6.8
29.6
45.8
19.4
2.2
9.9
26.8
37.0
30.6
(3.5)
(3.3)
5.6
5.6
2.0
(3.2)
4.4
2.3
(3.1)
4.6
1.7
(3.1)
2.2
14.5
53.3
20.7
3.8
(3.0)
1.3
マスコミ・報道機関
15.3
26.8
41.9
13.0
1.8
(2.6)
2.2
(2.2)
5.0 0.9
(2.1)
0.7
官僚
30.5
26.8
33.0
6.8
0.2
国会議員
32.9
29.6
31.4
低
信頼感:平均評点の推移
3.8
3.7
自衛隊
3.5
医療機関
3.3
3.2
3.1
3.0
裁判官
3.6
3.4
3.2
3.0
2.8
銀行
教師
警察
2.6
2.6
2.4
大企業
マスコミ・報道機関
2.2
2.2
2.1
2.0
官僚
国会議員
1.8
2000年03月 2001年12月 2004年05月 2007年07月 2008年08月 2009年12月 2012年05月
※「教師」は2001年12月調査から調査開始
2/5
2.信頼されるよう努力してほしい機関・団体
「国民に信頼されるよう努力してほしい」機関・団体としては、国会議員を約7割(69%)の人が1
番目としてあげている。
3番目まであげてもらった合計でも国会議員(86%)が最も多く、次いで、官僚(55%)、警察(42%)
の順となった。
国会議員は過去の調査でもトップにあげられているが、1番目にあげた人の比率は前回(63%)から
6 ポイントの上昇、1~3番目の合計比率は前回(83%)から 3 ポイントの上昇と、前回の大幅上昇に
続いてさらなる上昇となった。国民の政治不信が続いている結果であり、信頼回復への努力が求められ
る。
官僚は、1番目にあげた人の比率は前回(12%)から 3 ポイント低下しているが、1~3番目の合計
比率は前回(53%)から 2 ポイント上昇している。
警察は、1番目であげられた比率は前回と変わらないものの、1~3番目の合計比率は前回に続いて
上昇しており、今回調査では、前回(35%)から 7 ポイントの上昇であった。
信頼されるよう
努力してほしい
問.あなたがいま、国民にもっと信頼されるよう努力して欲しいと思う日本の機関や団体は、
この中ではどれですか。強く感じるものから順に、3つまであげてください。
0
20
40
60
86.2
9.1
官僚
54.7
5.3
警察
教師
医療機関
大企業
裁判官
銀行
自衛隊
100 (%)
68.9
国会議員
マスコミ・報道機関
80
42.3
3.1
25.9
3.4
22.2
2.5
16.4
1番目
1.2
1~3番目(計)
13.7
1.6
7.6
0.6
5.0
(n=1,272)
0.2
3.9
3/5
信頼されるよう努力してほしい:1番目の推移(%)
70
68.9
60
国会議員
官僚
警察
50
教師
40
マスコミ・報道機関
医療機関
30
裁判官
20
大企業
9.1
銀行
10
5.3 3.4 3.1
2.5 1.6
1.2 0.6
0.2
2000年03月 2001年12月 2004年05月 2007年07月 2008年08月 2009年12月 2012年05月
0
自衛隊
※「教師」は2001年12月調査から調査開始
信頼されるよう努力してほしい:1~3番目(計)の推移(%)
90
86.2
80
国会議員
官僚
70
警察
60
マスコミ・報道機関
54.7
50
教師
42.3
40
医療機関
大企業
30
20
10
0
25.9
22.2
裁判官
16.4
13.7
銀行
7.6
5.0
3.9
自衛隊
2000年03月 2001年12月 2004年05月 2007年07月 2008年08月 2009年12月 2012年05月
※「教師」は2001年12月調査から調査開始
4/5
3.閉鎖的な機関・団体(国民に対する情報公開)
「閉鎖的で、国民に対して情報公開が進んでいないと思う」機関・団体を2つまであげてもらったと
ころ、官僚が 51%で前回調査に続いて半数を上回ってトップにあげられた。次いで多い、国会議員(43%)
は前回調査(36%)より 7 ポイントの大幅な上昇となった。警察(29%)とマスコミ・報道機関(9%)
は前回調査より4~5ポイント上昇した。自衛隊、医療機関、裁判官は、3~7ポイントの低下となっ
ている。
問.国民に対して閉鎖的で、情報公開が進んでいないと思われるものをこの中から、2つまで
あげて ください。
閉鎖的で情報公開
が進んでいない
0
10
20
30
40
50
50.9
51.0
官僚
43.0
国会議員
35.5
29.3
警察
24.2
10.8
裁判官
14.1
9.0
マスコミ・報道機関
4.5
7.9
医療機関
12.1
7.2
6.7
大企業
6.8
自衛隊
14.4
4.2
5.0
銀行
3.2
4.1
教師
(調査の設計・方法など)
(1) 調査地域
全
国
(2) 調査対象
満20歳以上の男女個人
(3) 標本数
4,000
(4) 抽出方法
層化三段無作為抽出法
(5) 調査方法
調査員による個別面接聴取法
(6) 調査時期
2012年5月10日~20日
(7) 有効回収数
1,272
(問い合わせ先)〒104-0061
一般社団法人
60 (%)
東京都中央区銀座 6-16-12
中央調査社
TEL 03-3549-3121
(担当
園山)
FAX 03-3549-3126
ホームページ:http://www.crs.or.jp
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