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明星大学「Star Shops」~学生と障害者の協働のお店~が誕生します
No.49 2009年11月1日発行 明星大学「Star★Shops」~学生と障害者の協働のお店~が誕生します! 明星大学からの協力要請を受けて、8月から準備を進めてきたカフェ開店プランが具体化し、11月1 日から3日までの大学祭での間、暫定オープンしました、12月からの本格オープンの準備を進めています。 テープカット~明星学苑蔵多理事長、小川学長、やまぼうし伊藤理事長 12 号館 1 階の学生カフェでのパン販売 障害者スタッフ代表 T さん、学生代表 M さん・H さん~ カフェカウンターにて(H21,11.1 オープン当日) 溶岩窯に感激! M さん、T さん 明星大学学生カフェ「Star★Shops」Café 事業へのやまぼうしの参画方針 平成21年10月30日 理事会承認 1、やまぼうしの基本方針 1)法人設立以来取り組んできた「共に生きるまちづくり」の一環としての「Star★Shops」Café 事業の設立の目的と理念に 賛同し、事業の具体化に参画する。 -1- 特定非営利活動法人やまぼうし 発行 49 号 2009年 11 月 2)学生企画書を基にした、「Star★Shops」Café 事業計画書を「カフェ運営協議会」で原案を作成し、法人内(事業執行 会議・理事会)及び関係団体(NPO法人多摩草むらの会、直売所ネットワーク・スローワールド)及び関係機関(日野 市・東京都等)との協議を順次進め、事業計画を段階的にステップアップしていく。 3)障害者の就労支援事業の拡充にむけた条件整備として、学生カフェに対応する法人事業体制の整備を21年度内に行 う。(既存事業所の再編成を含む検討) 2、学生カフェ運営企画書の検証と再確認について (1)基礎的条件1について 1、 店舗名 2、 場所 学生カフェ「Star★Shops」 明星大学12号館1F 約350㎡(ウッドデッキ含む) 3、 開設予定日 平成 21 年 11 月 1 日(暫定オープン〕 12月本格オープン 4、 運営体制 学生と NPO による連携運営(学生・やまぼうしスローワールド・大学の3者による運営協議会) 学生ボラの参加。ベーカリーカフェ 「やまぼうし平山台」をセントラルキッチンとして活用していく。 5、 休日 6、 営業時間 7、 土・日曜・祝祭日その他学校休講日 大学祭及びイベントは臨時営業する 喫茶 10:00~16:00 談話室利用 (従前通り)8:00~20:50 メニュー ①ソフトドリンクコーナー(コーヒー・紅茶・野菜ジュース・トマトジュース・果汁100%ジュース 寒天ジュース) ②ベーカリーコーナー(天然酵母パン・調理パン・ピザ) 注;営業日時・販売品目(主要アイテム)は設備・スタッフの整備に対応して段階的に拡充を検討 (2) 基礎的条件2について 1、経費負担区分の最終確定を行い、大学とやまぼうしで契約を締結する。 2、本格的な設備改修費の財源については、各種助成金も最大限確保することとし、その方策については、別途事業計 画の骨子が確定後、協議する。 カフェの収益はやまぼうしに、イベント収益は学生に帰属する。 3、11月1日のオープンまでに、NPO で配置可能な設備・備品(溶岩釜・販売棚・机・レジ他)を用意・整備する。 『障がい者制度改革推進』の行方と今後の法人事業について(2) 去る9月19日、長妻昭厚生労働大臣は「障害者自立支援法の廃止と新法づくり」の明言しました。 前号に続き、今号では現在検討されている「障がい者総合福祉法」(仮称)の概要と、今後の新法制定に向けて 日本障害者協議会が提出した政府への緊急要望書の内容を紹介します。 現在検討されている「障がい者総合福祉法(仮称)」の主な柱は、次の8点になります。 (1)障がい者の範囲・定義について 「障害者自立支援法」第4条定義を早急に見直し、いわゆる「制度の谷間」と指摘されていた「発達障 害、高次脳機能障害、難病、内部障害」などを含む定義となることを基本とする。 (2)利用者負担の在り方 利用者負担については、現行の「定率負担(応益負担)」を廃止し、「応能負担」を基本とする。「応 能負担」における負担額の算定については、現行の「世帯単位(家計)」を見直して「個人単位(利用 者本人、配偶者を含む)」とする。 (3)サービス利用の支給決定の在り方 -2- 特定非営利活動法人やまぼうし 発行 49 号 2009年 11 月 現行の「障害者自立支援法」における「障害程度区分」によるサービス支給決定の在り方を抜本的に改 め、障がい者等のニーズに基づく認定方法を基本とする。 「障害程度区分認定」は廃止する。「ソー シャルワーカー等調査専門員(仮称)」が、障がい者のサービス利用ニーズ調査を行い、「サービス支 給に係るガイドライン(仮称)」に基づいて、サービス利用の支給内容を作成する。 (4) サービス体系の在り方 サービスを利用する障がい者等の自立と社会参加および自己決定・自己選択の原則にかんがみて、「生 活・社会参加サービス支援」として統合する。 (5) 事業者の経営基盤の強化 サービス事業者に対する支援の在り方について、現行の日額方式は廃止し、基本は月額方式とする。 サービス内容によっては、個別のサービスとして日額方式を取り入れることは排除しない。 サービス 事業者の経営基盤の強化は、施設整備費および人件費等については、それぞれの単価を引き上げて整 備することを国が責任を持って行う。 (6) 地域生活支援事業の在り方 障がい者個人の社会参加として利用する日常生活用具の給付等、 移動支援については、個別給付のサービス支援(「生活・社会参加サービス支援」)として位置付ける。 コミュニケーション支援(手話通訳等を行う者の派遣)については、原則無料で行うものとする。 (7) 相談支援の在り方 障がい者等が身近な地域で福祉サービスを選択・利用でき、当たり前に 地域で暮らし、地域の一員として共に生活することができるように、現行の「地域自立支援協議会」 を中核として相談事業の体制強化(社会福祉法人やNPO、ピアカウンセリングなど積極的活用)を 推進し、あわせて相談窓口や相談員の充実を図る。 (8) 就労支援の在り方 障がい者の自立生活を支援するために、一般就労を促進するとともに、現 行の地域自立支援協議会の各地域における体制の充実強化を行い、地域ネットワーク基盤の整備と就 労の定着を図る。 一般就労以外の就労的事業(授産施設、福祉工場、更生施設、小規模作業所等)を 整理し、現行の「自立訓練」 「就労移行支援」「就労継続支援」のうち就労支援にかかわる事業につい て統合、簡素化するとともに、就労支援体制を強化する方向で検討を加える。 以上の論点を巡って、 日本を代表する障害者団体の一つである「日本障害者協議会」は、次のような提言をしています。 日本障害者協議会の新法制定に関する要望書の概要・一部抜粋(2009年9月30日) 個別の課題とタイムスケジュール(一部略) 個別課題 実施時期 どんなに遅くて 利用者負担 も 平成 22 年4月 内容と課題 障害者自立支援法施行前の負担水準(応能負担)に戻すととも に、所得の認定を障害児も含めて本人の収入のみとすべきであ る。あわせて入所施設入所者の負担軽減を図っていただきたい。 また就労支援事業に関しては無料とすべきである。 報酬の算定基準を月額に戻していただきたい。あわせて利用者 の多様なニーズに応えて複数サービス利用が可能となるよう、 どんなに遅くて 事業者報酬 も 平成 22 年4月 月額報酬の案分または日割り減算などのしくみを構築していた だきたい。 現行報酬の各種加算は原則本体報酬に組み込み、真に必要な事 業運営が可能となる水準とするとともに、各事業の職員配置規 定などを見直し、障害サービスの質の担保を図るべきである。 -3- 特定非営利活動法人やまぼうし 発行 49 号 2009年 11 月 既に自立支援法が規定する新体系への移行が一定進んでいるた サービス体系 平成 24 年4月 め、福祉行政と労働行政など各種制度との整合性を図る視点の 見直しを検討していただきたい。 現行の介護保険要介護認定をベースとした障害程度区分は廃止 障害程度区分 平成 24 年4月 すべきである。ICF の考え方から支援の必要性を明らかにする区 分(ガイドライン)を構築すべきである。 新しい区分は原則的にサービス利用制限に使用すべきでない。 障害者自立支援 協議会 平成 22 年4月 自立支援協議会が真に地域の相談機能拡充のツールになるよ う、法的な位置づけや必要な財源措置を行なっていただきたい。 今後、平成24年4月を目標に、新法の制定作業が進みます。こうした動きに注目していきましょう。 ☆ケアホーム よ か かつどう ほうこく 余暇活動レクリエーション「ちょいレク」報告 ●ちょいレク 黄金の都シカン展● <全文> いろんな人との交流を主な目的とした、少人数での外出企画「ちょいレク」の第3回目は、三菱商事と 国立科学博物館の協働による「インカ帝国のルーツ黄金の都シカン展」特別見学会に招待していただき、 黄金の装飾品やミイラ、土器などの展示物を観てきました。3D シアターで みる立体映像も迫力があって楽しかったです。今回は「もぐさ」と「つぐみ」 メンバーが参加しました。 <T さんの感想文> シカンにいって、とてもたのしかったです。ひでのぶさんとわたし、 すがぬまさんと、3 人であいすをたべました、おいしかった。(T.S) 第3回スローワールド市を開催します! 12月19日(土)午前11時~午後3時 今回は 場所 日野市健康市民センター〔旧平山台小〕 富良野のジャガイモとかぼちゃの直売、ポニーの乗馬会、コンサート、フリーマーケット、東 京薬科大の健康講座、平山台ギャラリーのオープンと盛りだくさんです。お子様連れでおいでください。 *** 2009年度前期 会員会費納入および寄付金(事業用)のご報告 *** 会費及び事業資金カンパへの協力に感謝申しあげます。この場を借りてお礼申しあげます。 会費納入・寄付、カンパをして頂いた方のお名前です。〔敬称略〕 (2009 年 10 月到着順) 発行元 特定非営利活動法人 やまぼうし 〒191-0053 東京都日野市豊田 4-24-11 Tel:Fax 042-581-7946 E-Mail [email protected] -4-