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No.114 Summer (PDF:7.6MB)
Summer 2005 no.114 サイバネットニュース C O N T E N T S NEWS 解説編 技術編 インフォメーション ナノスケールデバイスモデリングツール Virtual NanoLab 新バージョン1.1リリースのご紹介 ANSYS最新バージョン9.0におけるANSYS Workbenchプラットフォームについて 「人とくるまのテクノロジー展」開催報告 MATLAB特別セミナー開催のお知らせ ReflectionシリーズV13/V8リリース並びにRSITリリース紹介 WebEx新バージョンV7リリース OrCADシリーズ 新製品OrCAD PCB Editor販売開始 Allegroテクノロジを用いた基板設計ツール OrCAD PCB Editor FMBEMを搭載した大規模音響解析プログラム「WAON」の開発 個人情報保護法対策・情報漏洩対策ソリューションご紹介 最適設計支援ツールOPTIMUS ANSYS Workbench(統合製品開発プラットフォーム)インタフェースのご紹介 ANSYSの統合製品開発プラットフォームANSYS Workbench ANSYS Workbenchによる磁場解析 ∼ものづくりの現場をepiplexが支援∼3次元CAD・ANSYS利用現場のノウハウ共有・教育手法 LightToolsライブラリデータ集リリース 光導波路シミュレーションプログラム OptiBPM OptiBPM 7.0 新機能のご紹介 光通信システムOptiSystem4.0の新機能紹介 ウェブベースによる技術計算共有環境『MapleNet』 技術セミナー ユーザを対象とした専門的な知識・技術の習得コース各種 イベント情報 OPTIMUS特別セミナー 医療工学セミナー などに出展 紹介セミナー ソフトウェアの機能と特徴の無料紹介コース各種 ナノスケールデバイスモデリングツール Virtual NanoLab 新バージョン1.1リリースのご紹介 1 2 2 3 4 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16-18 18-19 20 NEWS が現れ、分子を構成する 個々の原子の位置や元素の 種類を変更することができ ます。原子を削除したり、 新たに原子を追加したりす ることも可能です。また、 Crystal Growerで作成した 試料をドロップすれば、こ 図2 Atomic Manipulator の試料が電極として左右に 配置され、続けて分子系の試料をドロップして電極間に分子 を配置すると、2プローブ系(2探針系)を構成できます。 図2は、このようにして金の電極間にAviram-Ratnerの分子 を挟んだ2プローブ系(2探針系)のモデルを作成している ところを示しています。 また、Virtual NanoLab 1.1に搭載される計算エンジンで あるAtomistix tool kit[旧称 TranSIESTA-C]も近日バー ジョンアップされ、スピン分極の考慮・パラレル版などがリ リースされる予定です。 ナノスケール物質の電気伝導特性をシミュレーションする Atomistix社のVirtual NanoLabの新バージョン1.1の機能に つきご紹介いたします。 Virtual NanoLab 1.1で は、計算対象の試料を作 成するツールの一つであ るCrystal Growerと、試 料の原子配置を操作する ことができるAtomic Manipulatorが追加され ます。 まずCrystal Growerで は、図1に示すように、 元素や結晶構造、ミラー 図1 Crystal Grower 指数等を指定して単結晶 を生成することができます。このCrystal Growerによって作 られた試料をEnergy Spectrometerにより、単一元素からな るバルクあるいは分子としてシミュレーションし、バンド図 やエネルギー固有値が計算されます。また、後述するように、 この結晶を使って2プローブ系(2探針系)の電極部分を構 成することもできます。 Atomic Manipulatorは、試料の原子配置を操作するため のツールです。試料のアイコンをAtomic Manipulatorのア イコンにドロップすると、Atomic Manipulatorの操作画面 30日間の無償評価版と、本記事に関するお問い合わせは、 新事業推進室までお願い致します。 (TEL: 03-5978-5676, E-Mail: [email protected]) 1 CYBERNET NEWS Summer 2005 no.114 ANSYS最新バージョン9.0における ANSYS Workbenchプラットフォームについて NEWS ANSYS9.0では、もともとANSYS DesignSpaceに採用されて いた統合製品開発プラットフォーム“ANSYS Workbench”を、 ANSYS Professionalなどのライセンスで実行できる非線形構造解 析や伝熱解析だけでなく、ANSYS Emagによる低周波磁場解析や ANSYS CFXによる流体解析、さらにはANSYS ICEM CFDのメッ シングにまで適用範囲を拡張しました。また、ANSYSのコア技術 である解析機能だけでなく、3次元CADインターフェイス、ソリ ッドモデル作成編集、材料データの取り扱い、メッシング、最適 化機能、結果評価・情報共有、カスタマイズ機能など、 Workbenchを支える各技術も強化が進んでいます。 これは、Workbench上で利用できる各種ツールや他のANSYSの 持つ全てのソルバーとCFXとを統合するための第一ステップとな ります。 ■低周波磁場解析 モーターやソレノイド、磁石やアクチュエーターなどに応用す る低周波電磁場の現象を、非常に簡単に扱えるようになりました。 巻き線コイルの表現や、空気層の定義も非常に簡単に行えます。 詳細は、技術編「ANSYSの統合製品開発プラットフォームANSYS Workbench」をご覧下さい。 ■エンジニアリングデータ(材料力学データ) エンジニアリングデータアプリケーションのタブが、Design Modelerや解析環境のDesign Simulationのような他のWorkbench アプリケーションと同様に表示され、取り扱いや管理が容易にな りました。 ■CFX流体解析 CFXによる最新 の流体解析機能が Workbenchに採用 され、CADへのア クセス、形状の取 り扱い、メッシュ 生成、物理条件の 定義と解析計算、 結果処理までが非 常に簡単に行える ようになりました。 ■ICEM CFDメッシャー機能 大規模アセンブリのメッシュに適しているだけでなく、マルチ ブロックの六面体メッシュを簡単に取り扱える操作性も兼ね備え ています。またWorkbenchのアドバンストメッシングツールは、 多様なソルバーのファイルフォーマットに対応するための入出力 機能をサポートしています。 ■最適化ツールDesign Xplorer、Design XplorerVTの機能向上 シックスシグマ設計のために、各変数の確率や統計値をパラ メータ化できるテーブル機能強化や、チャート機能強化、感度機 能や統計機能も強化されました。目標設定最適化では、多目的遺 伝的アルゴリズムとパレト・ランキングを用いています。また、 最適化計算とシックスシグマ分析の一体化を実現するロバスト設 計スタディをサポートし、多目的最適化計算を利用して全結果 セット内の最良サブセットを決定するトレードオフスタディも行 えます。 詳細は、メカニカルCAE事業部 営業技術推進部までお問い合 わせ下さい。 (TEL: 03-5978-5406, E-Mail: [email protected]) ANSYS CFXの流体解析操作環境 人とくるまのテクノロジー展 開催報告 NEWS ました。 去る5月18日(木)から20日(金)まで3日間、パシフィコ横浜に て開催されました「人とくるまのテクノロジー展2005」に出展し 「メカニカルゾーン」では、モデル作成から様々な連成解析を ました。人とくるまのテクノロジー展は、最先端テクノロジーを集 実現したANSYSシリーズ、特に熱流体解析のためのANSYS CFX めた業界最大の展示会ということで、昨年を上回る総来場者数を や、新製品である板成形解析eta/DYNAFORMには多くの来場者が 記録し、弊社ブースにも昨年の2倍近くの方にご来場いただきま 関心を寄せられ、PRセミナーでもご紹介させていただきました。さ らに、受託解析/コンサルティングスペースでは、MATLAB- した。 弊社の展示ブースでは、自動車設計・研究の様々な段階を「組 ANSYS-OPTIMUSの連成シミュレーションを実現した事例「構造 込みシステム設計ゾーン」「ソリューションゾーン」「メカニカル /制御同時最適設計による室内騒音の低減」を中心にご紹介を行い ゾーン」にわけCAEソフトウェアを利用したソリューションをご ました。 提案しました。 「組込みシステム設計ゾーン」では、業界標準ツールである、 MATLAB/Simulinkのテクノロジーをベースに、シミュレーション から実装を考慮したモデル開発、さらに実際のモータやオシロス コープを使った制御やハイブリッドビークルへの展開をご紹介し ました。 「ソリューションゾーン」では、パワーエレクトロニクス設計 のOrCADシリーズ、MATLAB/Simulinkとのコ・シミュレーショ 多数のご来場をいただき誠にありがとうございました。サイバ ンを実現するPSpice SLPS Interface、照明設計解析LightTools、 最適化ソリューションとして理論モデル設計のためのMaple(新 ネットシステムが目指す「CAEによるものづくり」支援をテーマ 製品Global Optimization Toolbox)、自動化・統合化・最適化・ に、今後もCAEのトータルソリューションプロバイダーとして最 ロバスト性に優れたOPTIMUSをご紹介しました。また「Simlink 先端の情報を提供してまいります。 本記事に関するお問い合わせは、営業企画管理室までお願いい モデルと電気回路モデルの融合による新たなモデリング手法」と たします。 題したPRセミナーでは、パワーエレクトロニクスと制御設計との (TEL: 03-5978-5677, E-Mail: [email protected]) 連成シミュレーションに興味をお持ちの方に大変好評をいただき CYBERNET NEWS Summer 2005 no.114 2 MATLAB特別セミナー開催のお知らせ 制御系設計セミナー2005 NEWS 信号処理/画像処理フォーラム2005 来る7月27日(水)に「制御系設計セミナー2005」を 来る7月28日(木)に「信号処理/画像処理デザイン 開催いたします。本セミナーでは、制御系設計に携わ フォーラム2005」を開催いたします。本セミナーでは、 る開発エンジニア、研究者の方を対象に、制御系設計 エレクトロニクス業界、各種の研究機関を中心とした を行う上で不可欠な制御理論や、実際の開発現場にお 信号処理/画像処理システム設計に携わる開発エンジニ いて利用されているMATLAB/Simulinkの適用事例をご アの方々を対象に、基盤となる信号処理/画像処理技術 紹介します。 の最新動向や、実際の現場にて幅広く適用可能な MATLAB/Simulinkの開発環境についてご紹介します。 日 時:2005年7月27日(水) 会 場:青山ダイヤモンドホール 日 時:2005年7月28日(木) 参加費:無料(事前登録制) 会 場:青山ダイヤモンドホール 参加費:無料(事前登録制) 基調講演 基調講演 「PID制御器の設計の現代的アプローチ ∼パラメータ空間に基づく方法∼」 「マルティメディア信号処理 ─音声から動画像処理─」 広島大学大学院工学研究科 機械システム工学専攻 慶應義塾大学 理工学部 電子工学科 教授 教授 佐伯 正美 氏 池原 雅章 氏 ※プログラム内容は下記記載のWEBページをご覧ください。 ※プログラム内容は下記記載のWEBページをご覧ください。 また、プログラム内容は変更となる場合がございますので、 また、プログラム内容は変更となる場合がございますので、 予めご了承ください。 予めご了承ください。 展示会場 講演の模様 参加申し込み方法: http://www.cybernet.co.jp/MATLABよりお申し込みください。折り返し、受付完了のご案内を差し上げます。 各日程定員となり次第、申し込みを締め切らせていただきますので、あらかじめご了承ください。 お問い合わせ先: サイバネットシステム株式会社 応用システム第1事業部 「制御系設計セミナー2005」担当または「信号処理/画像処理フォーラム2005」担当 TEL: 03-5978-5410 E-Mail: [email protected] 3 CYBERNET NEWS Summer 2005 no.114 ReflectionシリーズV13/V8リリース並びに RSITリリース紹介 NEWS このたび、Attachmate WRQ社のReflection シリーズの新 Reflection Secure for IT ──────────── バージョンがリリースされました。常に進化を続ける Windows用クライアント版は、Reflection端末エミュレー Reflectionシリーズは、Reflection X や for IBM がVer13に、 タをベースに書き換えられています。F-Secure SSH の基本 Java対応版の for the Web がVer8になりました。そして今 性能はそのままに、サポートする端末や文字コードの種類を 回、SSH サーバ/クライアント製品としてご愛顧いただいた 増やしSSHの利用範囲を拡大するとともに、ターミナルと F-Secure SSH が、Reflection Secure for IT Ver 6.0 と名前 しての機能改善を行っています。勿論、設定移行ウィザード を代え、Reflection シリーズの一員となりました。 により、F-Secure SSH からの移行も容易に行えます。 Reflection X/端末シリーズ ────────── ルなどの管理も、より簡単に行えるようになっています。 加えてReflectionで培われた管理機能により、インストー Reflection X は、最新のX11R6.8 へ準拠し、各種 X拡張機 Windows用サーバ版では、Windows ドメインアカウント 能への対応の幅も増やしています。これにより、Gnomeや との連携機能が強化され、SecureID や公開鍵認証の利用も KDE など X デスクトップ環境への対応/連携が強化されて 可能となりました。 います。表示に関しては、一つのインスタンスで最大9枚ま UNIX版では、パスワード試行回数の記録や、対応OSの拡 充が行われています。 での複数Xスクリーンをサポートしました。個別のウィンド その他の新規機能に関しては、弊社Webにてご確認くだ ウサイズ指定や出力モニタ指定も可能で、マルチモニタ環境 をより効果的にご利用いただけます。 さい。 Reflection for UNIX and OpenVMS では、xtermとQNXエ *6月1日よりWRQ社は、Attachmate社と合併し、Attachmate WRQ社となり ミュレーションの追加が行われています。また、Reflection ました。 この製品に関するお問い合わせは、ネットワークソリュー 端末シリーズ全体としてセキュリティ関連の機能が追加/強 ション部営業第1グループまでお願いいたします。 化され、最新環境にも対応できる製品群となっています。 (TEL: 03-5978-5453, E-Mail: [email protected]) WebEx新バージョンV7リリース NEWS 世界中の12,000社以上で使われているマルチメディア会 があります。この他にも、アイコンやメニューのデザインも 議システムWebExミーティングセンターがこの6月にV7へ 一新され、わかりやすく、効率的なユーザインターフェースが バージョンアップされました。WebExは、インターネット 実現されています。 に接続されたPCさえあれば、どこからでも会議に参加でき るWeb会議システムで、米国のWebEx Communications Inc.により提供されています。通常ASPサービスとして提供 され、WebEx独自のもつMediaToneTM Techonorogyにより、 効果的なインタラクティブ・オンライン・ミーティングを高度 なセキュリティの中で行っていただくことができます。今回 のバージョンアップでは、ユーザインターフェースの大幅な 改良により、初心者の方には使いやすく、パワーユーザの方 には効率よく使えるものになっています。 ユーザインターフェース ──────────── 図 アプリ共有時のチャット・パワーパネル 新しく導入されたパワーパネルを使用すると、プレゼンタ その他 ──────────────────── が全画面表示を用いて、プレゼンテーション、アプリケーショ ン、デスクトップの共有を行っている最中でも、チャットや V7では、マルチポイントビデオを正式にサポートし、最 出席者リスト、ノート機能を、使っていただくことができま 大4画面までを同時に表示することができるようになりまし す。各自のパワーパネルは、個々の必要に応じて開閉したり、 た。ユーザインターフェースやオンラインヘルプは、英語/ サイズ/位置の変更が可能ですので、共有中の資料を邪魔す 日本語を含む8ヶ国語のマルチ言語に対応しています。 ることになく使用していただけます。 対応OS MS Windows, Mac OS X, Linux, Solaris 対応ブラウザ IE, Netscape, Firefox, Mozilla パワーパネルは、全画面表示の共有時に常時表示されるフ ローティングトレイアイコンで表示/非表示をコントロール 本記事に関するお問い合わせは、ネットワークソリューショ することができます。フローティングトレイアイコンには、ま ン部営業第2グループにお願いいたします。 たシームレスに共有機能を変更したり、出席者パネル、チャッ (TEL: 03-5978-5453, E-Mail: [email protected]) ト、その他イベントの状態変更を音やサインで通知する機能 CYBERNET NEWS Summer 2005 no.114 4 OrCADシリーズ 新製品OrCAD PCB Editor販売開始 NEWS てご提供させて頂きます。 電気回路設計システムのデファクトスタンダードとして皆 この機会に是非ご検討下さい。 様にご愛顧頂いているOrCAD製品に新たなプリント基板 (以下PCB)設計ツールOrCAD PCB Editorが加わり、販売 が開始されました。 PCB Designer(CaptureとPCB Editorのバンドル製品) 定価¥1,500,000⇒キャンペーン特別価格¥1,050,000 OrCAD PCB Editorとは ──────────── PCB Designer with PSpice OrCAD PCB Editorは、ケイデンス社が長年開発・販売・ (PCB DesignerにPSpiceA/Dを加えたフルパッケージ) サポートを行い、その信頼性が実証されているPCB設計ツー 定価¥2,250,000⇒キャンペーン特別価格¥1,575,000 ル、Allegro(アレグロ)の技術を基に、中∼小規模回路の 設計をターゲットとしたOrCAD製品群向けに開発された製 品であり、その洗練された使いやすさに加え、業界標準の回 ※動作環境 路図入力ツールであるOrCAD Captureとの強力なインター OS:Windows® 2000、XP (Professional Edition, Home フェイス機能をもっていることから、今までの回路設計資産 Edition) をそのまま利用しながら生産性の向上を図ることが可能とな CPU:Pentium®Ⅱ 300MHz以上 りました。 メモリ:128MB以上 ディスク容量:1133MB以上 OrCAD PCB Editorは、OrCAD Capture、オートルータ (詳細につきましては別途お問い合わせください。 ) SPECCTRA for OrCADとのスイートパッケージとして販売 されます。 PCB Designerリリースキャンペーン ────── 本記事に関するお問い合わせは、応用システム第2事業部 また、PCB Editorの販売を記念し、2005年09月15日まで、 EDAソリューション部までお願い致します。 TEL: 03-5978-5460, E-Mail: [email protected] PCB Designerリリースキャンペーンを行います。 2005年09月15日までにご発注いただいた場合に限り、 EDA: www.cybernet.co.jp/eda/cadence PCB Editorの含まれているバンドル製品を定価の30%offに 5 CYBERNET NEWS Summer 2005 no.114 Allegroテクノロジを用いた基板設計ツール OrCAD PCB Editor 1. OrCAD PCB Editorとは?───────── 解 説 編 ●配線 現在の配線状態を確認しながら配線することができ、 OrCAD PCB EditorはOrCADの開発元であるCadence社が 長年扱ってきたAllegroの技術を元に開発されたプリント基 DRCチェックを掛けながら配線を行うこともできます。ま 板設計ツールです。 た、配線率や配線の長さ等の詳細情報をレポートする事が可 能です。 その洗練された使い易さに加え、業界標準の回路図入力 ツールであるCaptureとの完全なインターフェース機能を持 ●SPECCTRA for OrCADとのインターフェース っている為、今までの回路設計資産をそのまま利用して回路 図入力から基板設計までをシームレスな環境の中でスムーズ SPECCTRA for OrCADは 業 界 標 準 オ ー ト ル ー タ の に行うことが可能です。下図はOrCAD PCB Editorの設計画 SPECCTRAの配線層を6層までに限定したオートルータで 面の一例です。 す。PCB Editorではインターフェースを気にすることなく 使用する事が可能です。 ●ベタ PCB Editorではベタも簡単に設定する事ができ、分割プ レーンも簡単に作成することが可能です。 ●フットプリント作成 PCB EditorにはPad Designerというツールがついており、 ビアやパッドを形状を確認しながら作成することが可能で す。 ●基板テンプレート/マスターファイルの作成 PCB Editorにはデザインファイル作成時にウィザード機 能を使って簡単に基板外形を作成することが可能です。 また、 何度も同じ基板外形を使用する場合はレイヤ情報、 図面情報、 デザインルール設定等を予め設定したマスターファイルの作 成が可能です。 ●製造用データの出力機能 PCB Editorでは製造工程の為の下記のデータを出力可能 です。 ・ODB++用のデータを出力可能 ・標準ガーバー、拡張ガーバー共に出力可能 ・IPC用のデータを出力可能 設計画面イメージ図 ●その他の機能 ・スクリプトコマンド機能 2. OrCAD PCB Editorの主な機能 ─────── 幾つかのコマンドを記録し、ファイル化する事ができま ●OrCAD Captureとの連携 す。また、そのファイルをロードするだけで複数のコマ ンドをまとめて実行する事が可能です。 基板設計時に必要なネットリストやフロアプランニングの ・ストロークコマンド機能 為の位置指定等の情報を回路図入力ツールCaptureで指定し PCB Editorで読み込むことができます。また、クロスプロ デザインウインドウ上でマウスが描く軌跡によってコマ ーブ機能を使うことで回路図上のパーツや配線を確認しなが ンド入力を行うことが可能です。デフォルトで登録され ら基板設計を行うことが可能です。 ているコマンドの他にユーザーが自由にコマンドを編集 することも可能です。 ●配置 フロアプランニングを行うことができ、フットプリントを 3. お問い合わせ ──────────────── 予め定義されたエリア関連付けることができ、設計仕様書に 本記事に関するお問い合わせは応用システム第2事業部 基づく配置を簡単に行うことが可能です。また、配置後の座 EDAソリューション部営業部までお願い致します。 標データをテキストファイルで出力することも可能です。 CYBERNET NEWS Summer 2005 no.114 (TEL: 03-5978-5460, E-Mail: [email protected]) 6 FMBEMを搭載した大規模音響解析プログラム 「WAON」の開発 1. FMBEMとは ──────────────── 解 説 編 デルでも非常に軽快な動作をします。 3.4. モデル作成手順 FMBEMとは、Fast Multipole Algorithm(以降ではFMA メインウィンドウ右側のツールバー(図2)、ツリービュー とします)を用いたBEM(Boundary Element Method=境 (図3)、タブエリア(図4)を使用して実施します。 界要素法)ソルバーです。 データベースの新規作成や、保存、終了などはツールバー BEMの計算に対し、FMAを用いると; を用いて実行します。データベースを新規作成すると、音響 ・計算時間が自由度に対して線形で増加 モデルの各情報が枝として示されたツリービューが開きま (通常の方法では自由度に対して3乗で増加) す。そして選択した枝に対応する設定画面が、ツリービュー ・必要メモリが自由度(N)に対して(N・logN)で増加 と連動したタブ領域に示されます。タブ領域で設定項目を入 (通常の方法では自由度に対して2乗で増加) といったメリットがあります。従いまして、これまでの感覚 力したら、“次へ”ボタンをクリックします。すると具体的 では考えられなかった程に大規模な音響境界要素モデルに対 な設定作業は行わずに、ツリービューで選択された枝が一つ し、これまでの感覚では考えられなかった程に短時間で解析 進み、タブエリアでも次の設定画面を表示します。そして後 実行をする事ができます。 に、任意のタイミングで“実行”ボタンがクリックされた時、 これら設定項目がまとめて実行されます。この機能は、一つ 詳しくは、前号のサイバネットニュースをご参照ください。 のコマンドに時間の掛かる作業(構造FEM解析結果を用い http://www.cybernet.co.jp/news/no113/explain6-7.pdf た、表面振動速度境界条件の自動作成機能など)を含む場合 2. 正式版出荷の予定 ────────────── に、全作業を一括実行できるので便利です。 これら操作方法の採用により、最低限のマウスクリック、 本手法は、学会などを通して広く知られ始めていますが、 商用として販売されているソフトウェアはありません。弊社 マウス移動量でモデル作成ができます。また、メニュー位置 では、音響分野において、本手法の先駆的研究を進めている などを覚える必要がありません。「マニュアル無しでも実行 佐久間哲哉助教授を中心としたグループと協力関係を結び、 できる」プログラムを実現しました。 世界に先駆けて商用版音響解析FMBEMプログラムを 「WAON」という名称でリリースいたします。 リリースは、今秋を予定しています。 3. GUIについて ──────────────── 図2 ツールバー WAONリリースに際して、FMBEMプログラムのモデル作 成をサポートするGUI (Graphical User Interface)を、独 図3 ツリービュー 自に作成しました。 3.1. 使用言語 GUIの作成には、Java言語を用いました。そのため、プラッ トフォーム依存性の無いソースコードを使用することができ ます。従って、いずれのプラットフォームにおいても、安定 した動作が保証されます。 3.2. GUIライブラリ 近年注目を浴びているJava用高速GUIライブラリである SWT(Standard Widget Toolkit)を使用することで、Java 図4 タブエリア を用いた高速なGUIプログラムを実現しました。 3.3. メッシュビューワー 図1に示すイメージが、メインウィンドウです。解析用メッ 4. 計算サーバーの設定 ───────────── シュが、メインウィ 高速ソルバーを用いて、より大規模な問題を解析するニー ンドウ左側のメッ ズは、後を絶ちません。WAONは、解析実行時に計算サー シュビューワーに バーを指定する事ができます。この機能では、モデル作成作 示されます。メッ 業を実施するクライアントマシンから、直接計算サーバーに シュビューワーは データを送り、解析を実行し、解析結果を読み込む機能をサ OpenGLを使用し ポートしています。 て作成しました。 アニメーションを 問合せ先 ─────────────────── 実行しながらの回 本記事に関するお問い合わせはメカニカルCAE事業部 VPD グループまでお願い致します。 転、拡大作業等に 図1 WAON 関して、大規模モ (TEL: 03-5978-5445, E-Mail: [email protected]) 7 CYBERNET NEWS Summer 2005 no.114 個人情報保護法対策・情報漏洩対策ソリューションご紹介 4月1日より施行されている「個人情報保護法」への対応や頻 解 説 編 Windows Server 2003 発する個人情報・機密情報の漏洩事件への対策にお悩みのお客様 Windows XP Professional SP1,SP2 は多いかと思われます。企業にとって情報漏洩対策やセキュリテ Windows 2000 Server SP4 ィ認証取得はもはや避けられない必須項目と言えます。しかしそ Windows 2000 Professional SP4 れらの対策や認証が重要視されている中、どのようなソリューショ Windows NT4.0 Server SP6a/Workstation SP6a (別途、サーバ・コンソールが必要です。ハードウェアの必要ス ン・ツールを導入すれば効果的であるか分かりにくく、具体的に ペックについては別途お問い合わせ下さい) 進めづらいのが現状です。 [eX CLTコンソール画面・「お客様情報ファイル」をUSBメモリ そこで今回は、高い効果が期待できる対策2点をご紹介させて にコピーしたことが分かります] 頂きます。 1つ目としては「操作ログ収集・管理ソリューション」です。 昨年7月の総務省発表「情報セキュリティに関する実態調査」 によると、「今後実施や導入を考えているセキュリティ対策」の 内容として上場企業の24.7%、研究機関の27.5%、大学の32.9% 2つ目としては「個人情報棚卸しソリューション」です。 が「ログ解析」と回答をしております。以前は「ログ解析」はサー バのアクセスログだけを念頭においておりましたが、今後はユー ISMSに基づくセキュリティポリシーの運営の際には、定期的な ザのPC操作ログについても情報漏洩対策として非常に重要になっ 「個人情報の棚卸し」が必要です。但しこの「棚卸し」にはユー てまいります。そこで「操作ログ収集・管理ソリューション」と ザ・管理者共に非常に労力がかかり、なおかつ結果の信憑性に疑 してeX CLT(Client Log Tracer)をご提案いたします。eX CLT 問が付き物です。そこでご提案したいのが、eX PDS(Privacy を利用することで操作ログを収集し、個人情報保護法対策・情報 Document Searcher)です。eX PDSを利用することでユーザ・ 漏洩対策として利用できます。またeX CLTの導入をユーザにアナ 管理者の労力を最小に抑え、かつ正確に個人情報ファイルの「棚 ウンスすることで高い抑止効果も期待できます。 卸し」を実施します。 【eX PDS(Privacy Document Searcher)の機能】 【eX CLT(Client Log Tracer)の機能】 eX CLTはクライアントPCに常駐することでユーザの操作をロ eX PDSはユーザのPC上で実行させるだけで「氏名・住所・電 グとして収集し、管理者に報告します。管理者は適宜コンソール 話番号・メールアドレス」の含まれる「個人情報ファイル」を探 よりログを参照することでユーザの操作を把握することが可能で 査し、その「ファイル名」と「保存場所」を管理者に送信します。 す。 送信された情報を元に「個人情報棚卸し報告書」を作成しユーザ 取得できる主な情報 : や部門の管理者に提示することで個人情報管理の継続的な管理が 可能になります。 ・File Operation 「個人情報ファイル」内容の重要性の判定基準は社内ポリシに 各クライアントPC上で操作されたファイルの履歴を記録しま 合わせて設定が可能です。 す。 [ファイルの新規作成]∼[削除]、[更新]、[ファイル名変 【eX PDSの動作環境】 更]、[最終保存先]等の操作履歴を記録できるので、万が一 探査対象アプリケーション(本アプリケーションで作成されたフ の際の追跡が可能です。 ァイルが探査対象になります)及び ・Document Access ファイル:Adobe Acorbat、Microsoft Word/Excel、Justsystem 各クライアントPCからアクセスしたファイルのログ取得を行 一太郎、Lotus 1-2-3、テキストファイル、HTMLファ います。 イル ネットワーク上にあるファイルサーバ等のファイル操作記録 探査可能OS:WidowsMe/98/NT4.0/2000/XP/NT4.0Server/2000 等も取得できます。 ・Print Record Server/2003Server (何れも必要ハードウェアスペック・必要なSPバージョンは別途 プリンタ名、ログオンユーザ名、印刷ドキュメント名等を記 お問い合わせ下さい) 録できます。ユーザの誰がいつどのようなファイルの印刷を [eX PDSでのレポート事例・eX PDSより生成されたレポートを 行なったかを把握できます。 一部抜粋しております] ・Web Access クライアントPC上でのWebサイトへのアクセスログを記録 します。 ・Email Record ユーザの送受信アドレス、添付ファイルを含むMailの送受信 今回はeXCLT、eXPDSの2製品を紹介致しましたが、個人情報 を記録します。 保護対策・情報漏洩対策に欠かせないインフラとしてIT資産管理 ・FTP Record FTPサイトに対するファイルのアップロード・ダウンロード ツールの整備も非常に重要です。弊社ではQND Plus/QAWを利用 操作を記録します。 することでのよりセキュリティレベルの高い社内ネットワーク構 築もご提案させて頂いております。 上記の機能を利用して、通常ならば知りえないユーザの操作記 録を参照できます。これにより情報漏洩事故時の調査はもちろん 本記事に関するお問い合わせは、ネットワークソリューション のこと、抑止効果も非常に期待できます。 部 営業第1グループまでお気軽にお問い合わせ下さい。 (TEL: 03-5978-5453, E-Mail: [email protected]) 【eX CLTの動作環境】 CLTクライアント(管理対象): CYBERNET NEWS Summer 2005 no.114 8 最適設計支援ツールOPTIMUS ANSYS Workbench(統合製品開発プラットフォーム)インタフェースのご紹介 技 術 編 1.はじめに ────────────────── 4.インタフェース開発にあたって ─────── この度、使い勝手の良いGUIと豊富な最適化機能によって、 初心者からエキスパートまで幅広くご利用頂くことのできる 最適設計支援ツールとして知られているPIDOツール OPTIMUS(開発元:Noesis Solutions NV 本社ベルギー)と、 汎用有限要素法解析ツールANSYSの最新プラットフォーム ANSYS Workbench (以下、Workbench)の連携が可能に なりました。今回は、このサイバネットシステム(株)にて 開発致しました、OPTIMUS−Workbenchインタフェースの 概要をご紹介致します。 OPTIMUSに接続するためには、そのアプリケーションが 「ASCII形式での入出力ファイル」を持っている事が条件と なります。しかし、ANSYSの従来環境がAPDL (ANSYS Parametric Design Language)によってこの仕組みを持っ ているのに対し、Workbenchではこの仕組みを持っていま せんでした。そこで弊社では、OPTIMUSとWorkbenchを連 携可能にするため、独自に特別なインタフェースを開発しま した。このインタフェースではOPTIMUSからWorkbenchの 解析をコントロールすることはもちろんですが、さらに Workbenchでプラグインが可能なSolidWorks、SolidEdge、 Pro/Engineer、Unigraphics、Autodesk Inventor/MDT、 ANSYS DesignModelerといった、CADのパラメータを同時 に変更する事も可能です。 ANSYS Workbenchシリーズでは、ANSYS, Inc.が提供し ている「DesignXplorer」という最適化モジュールが既に存 在しますが、OPTIMUSを組み合わせることによって、最適 化に特化した豊富な機能を利用することができ、よりハイエ ンドな最適化の実施、最適化に必要不可欠である設計空間の 探索、様々な可視化による設計の評価や比較検討が可能とな ります。 2.PIDOツールOPTIMUSとは───────── PIDOと は 、「 Process Integration and Design Optimization」の略で、CAEプロセスの「自動化・統合化・ 最適化」を実現するツールの総称です。OPTIMUSはその PIDOを、操作性に優れたGUIと様々なアプローチの最適化 手法によって、どなたにでも容易に実現することのできる ツールです(図1)。中でも特に優れているのが設計空間の 可視化機能です。従来、設計者の「経験・勘」に頼っていた 設計の検討基準を、OPTIMUSによる実験計画法・応答曲面 法、豊富なアウトプット機能によってグラフィカルに表示す る事により、どの設計変数がどのくらい目的値に影響を及ぼ しているか、各パラメータ同士の相関性、局所解・大域最適 解の判断等、設計にとって重要な指針を具体的に把握する事 ができます(図2) 。 図1 5.OPTIMUS−Workbenchインタフェース ── このインタフェースを使用することにより、非常にシンプ ルな設定でOPTIMUSとWorkbenchの連携が可能になりま す。まずWorkbench側で、通常解析を行うのと同じように 境界条件を設定し、OPTIMUSで設計変数・目的値として扱 いたいパラメータを変数として定義します。あとは、弊社に て開発した「OPTIMUS−Workbenchインタフェース」を実 行すると、OPTIMUSに必要なASCII形式の入出力ファイル が自動的に作成されますので、それを使いOPTIMUSで通常 と同じように最適化を設定するだけです。 図2 また、製品の製造段階や使用環境によって発生する、設計 変数のバラツキを考慮した最適解の算出も、OPTIMUSの効 率的なアルゴリズムを使用することにより、高精度な結果を 高速に求める事が可能になります。 さらに最新バージョンのOPTIMUS5.1からは、「コスト vs. 性能」、「重量 vs. 強度」といった、相反する2つ以上の 目的値のトレードオフの関係を、パレートラインを代表とす る様々な可視化機能によって意思決定支援を実施し、様々な パターンの最適値の中から、ユーザの本来求めたい最適値を 得ることのできる、多目的最適化アルゴリズムを搭載してお ります。 OPTIMUS-ANSYS Workbenchによる放熱フィン形状の多目的最適化例 6.まとめ ─────────────────── OPTIMUSとWorkbenchを組み合わせる事によって、 ANSYS DesignXplorerでは実現できなかった、豊富なアウ トプット機能を使った設計空間の把握や、信頼性の高いアル ゴリズムによる精度の良い最適解の算出、設計のバラツキを 考慮したロバスト性・信頼性の解析が、DesignXplorer同様 の簡単な設定で容易に実現可能になります。また、ANSYS Workbenchで得られた解析結果を他分野のCAEに用いて新 たな解析を行うなど、様々な領域の制約・最適条件を考慮し た複合領域最適化が可能になります。 3.ANSYS Workbenchとは ───────── Workbenchとは、ANSYSの従来の操作環境に比べ、使い やすさを追求して開発した新しいプラットフォームです。 元々設計者向け解析ツールANSYS DesignSpaceに採用され ていましたが、現在ANSYS全プロダクトに適用するように バージョンアップごとにその適用範囲を広げています。 この統合環境によって、設計者のANSYS DesignSpaceより もう少し高度な解析を行いたいというニーズと、解析者の上 位版ANSYSシリーズでより簡単な操作方法で解析を行いた いという双方のニーズを満たす事ができます。 本記事に関するお問い合わせは、メカニカルCAE事業 部PIDOグループまでお願いいたします。 (TEL: 03-5978-5445, E-Mail: [email protected]) 9 CYBERNET NEWS Summer 2005 no.114 ANSYSの統合製品開発プラットフォーム ANSYS Workbench 技 術 編 ANSYS Workbenchによる磁場解析 1.はじめに ───────────────── ANSYS社が提供するANSYS Workbench環境はこれまで 設計者向けCAEツールとして親しまれてきました。ANSYS Workbench Simulationは使い勝手の良いGUI上でCADデー タを利用し解析します。ソルバーは世界有数の有限要素法解 析ツールであるANSYSを利用していますが、これまでは設 計者をターゲットとしてきたこともあり、解析分野・解析タ イプを線形構造解析・定常伝熱解析といった初歩的な解析に 制限していました。しかし、近年この使い易い環境を設計者 だけでなく、解析専任者にも利用していだだけるよう 図1 ワインディングツール ANSYS Workbench環境の利用できる解析分野・解析タイプ 3.ANSYS Workbench Simulation ─────── が 拡 張 さ れ て き ま し た 。 2005年 4 月 に リ リ ー ス さ れ た ANSYS Workbench9.0においては磁場解析機能が導入され Design Modelerで編集したモデルをSimulationに取り込 ました。 みます。自動的に空気層モデルには“空気”の材料(比透磁 2.ANSYS Workbench Design Modeler ──── 率=1)が割り当てられ、巻き線コイルはコンダクターとし て“環境”条件設定ツリーに挿入されます。 磁場解析の解析モデルは構造・伝熱解析モデルと大きく異 また、メッシュ作成機能としてはギャップサイズ設定機能 なる点があります。1)空気層のモデル化 2)巻き線コイ があります。磁場解析で精度よく計算するには磁性体間のエ ルがそれに当たります。 上記内容を設定するためにはANSYS Workbenchプロダク アギャップ部分には3層程度のメッシュ層を用意しなければ トの1つで、形状作成・修正ツールであるDesign Modeler なりません。指定したギャップ長以下のペアを検索し、それ が必要となります。解析モデルをDesign Modelerで一から らに対してメッシュコントロールを設定することが可能で 作成することも可能ですし、既存のCADデータをDesign す。 Modelerに取り込み上記設定を追加することも可能です。 モータが解析対象の場合、ロータの回転角とトルク値のグ ここでは上記設定内容についての詳細をご説明します。 ラフ出力を目的に解析する場合があります。Simulationの 1)空気層のモデル化 CADとの連携機能“パラメータマネージャ”を利用すれば、 CADデータの周りに空気層となる領域を作成する“囲い ロータの回転角、コンダクター(電流)の位相角を入力パラ 込み機能“があります。ボックス形状、球形状、円筒形状な メータとし、トルクを出力することができます(図2、3: ど部品を囲む形状が用意されており、この形状から部品部分 参照)。 を除いた領域が空気層となります。解析を簡略化するため、 対称性を利用してモデル作成している場合でも、囲い込み機 能の対称面設定機能により、1/4モデル、1/2モデル用の 空気層を作成することができます。また、この機能でパーツ をマルチボディ化し、ANSYS Workbench Simulation上に 図2 パラメータマネージャ おいてパーツ間を節点共有したモデル作成が可能となりま す。 2)巻き線コイル 巻き線コイルはコイルの巻き方向を示すラインにより位置 を決定し、そのラインに設定された断面情報(巻き数、断面 の幅、高さ)によりコイルの特性を表現します。標準的な巻 き線はスケッチ機能によりラインを作成し巻き線コイル情報 を設定します(ワインディングボディ)。モータのような巻 き方が複雑なモデルに関してはワインディングツール(図 1:参照)という特殊機能が用意されています。テーブル形 式にて巻き数、断面の幅、高さ、何番目のスロットから何番 目のスロットへといった情報を与えると、その情報を元に自 図3 ロータ回転角 V.S. トルク 動的にワインディング(巻き線)を作成する機能です。この 巻き線情報はファイルに保存し、他のモデルでも再利用可能 詳細は、メカニカルCAE事業部 営業技術推進部までお問 です。 い合わせ下さい。 (TEL: 03-5978-5406, E-Mail: [email protected]) CYBERNET NEWS Summer 2005 no.114 10 ∼ものづくりの現場をepiplexが支援∼ 3次元CAD・ANSYS利用現場のノウハウ共有・教育手法 「epiplex」とは? ─────────────── 技 術 編 に反映するといった操作内容もコンテンツ化が可能です。 「epiplex」にはアプリケーション操作を自動記録し、そ 「3次元CAD ⇒ ANSYS」教育の流れ ────── の記録したデータを元に、マニュアルやe-Learning(Web)コ ンテンツを作成する機能があります。画面イメージのスナッ 今までは、出来合いの教材や集合研修で対応できましたが、 プショットを撮るだけでなく、どの様な操作を行ったかを説 最近は3次元CADの高機能化により操作が複雑になってき 明する文章を自動作成し、従来の工数の約1/10でマニュア ました。そこで、より現場のノウハウや知識を教育したいと ルやe-Learningコンテンツを作成することができます。 の要望が増えてきております。 ノウハウを共有・教育する為には、以下のフェーズが挙げ られます。 1.「教育の目的確認」 2.「操作プロセスの設計」 3.「操作プロセスの収録」 4.「教育コンテンツ設計・作成」 5.「教育とサポート」 6.「習熟度チェックと教育内容のアップデート」 フェーズ1・2は、方法論と操作性です。課題は、フェー ズ3∼5となります。フェーズ6は新たな試みで、今まで暗 黙知でしか把握できなかった習熟度をepiplexは収録データ を活用し、習熟度を形式値化できる機能を提供予定です。 epiplexを活用することにより「どこまで支援できるか?」 「実現可能か?」「ROI(投資対効果)は?」は、表1を参考 図1:ANSYS Design Spaceのe-Learningコンテンツ 下さい。 「epiplex」によるノウハウの共有 ──────── サンプルコンテンツをご覧下さい ──────── 「ANSYS Design Space」は、設計者の方に容易に操作 できるツールですが、「簡単操作だからこそ、単純ミスが多 以下のURLから「epiplex」で作成したサンプルコンテン くなる」といった事があります。誤操作を未然に防ぐ為に、 ツ「ANSYS Design Space 応用解析」がご覧になれます。 ノウハウを共有できる環境が必要になります。上述の通り ※ IE5.0以降のブラウザで閲覧可能です。 「epiplex」はベストプラクティス(ノウハウ)を簡単に蓄積 http://www.cybernet.co.jp/epiance/example/ し、共有と教育が実践できます。 本記事に関する詳細び「デモを見たい。評価希望。 」等は、 「3次元CADデータをANSYSで解析」のノウハウは? ─ ネットワークソリューション部営業第2グループまでお問い 合わせ下さい。 「epiplex」は、複数アプリケーションにまたがった操作、 つまり、3次元CADで作成した設計データをそのまま解析 (TEL: 03-5978-5453, E-Mail: [email protected]) 表1:フェーズ3∼5における課題:「epiplex」で期待される効果 フェーズ 主要タスク 課題 epiplexへの期待 ROI(投資対効果) フェーズ3 蘆ベストプラクティス、 蘆CAD/CAEノウハウ記録時に設計 蘆CAD/CAEの操作プロセスを自動 蘆ノウハウ取得の為のヒアリング 「プロセス収録 ノウハウの取得 (キャプチャ)」 プロセスの支障をきたさない。 収録 工数を削除。 蘆記録したデータは2次利用が可能 である。 フェーズ4 蘆現場レベルの教材設計 蘆記録されたデータから修得に必 要なコンテンツ(教材)が簡単 「教育コンテンツ に作成されること。 設計・作成」 蘆現場スタッフ自身が簡単にコン 蘆教材作成工数を1/10に軽減 テンツを編集・作成できる。 蘆プロセス変更・バージョンアッ プにも柔軟に対応 蘆時間・場所に拘束され 蘆作成されたコンテンツは修得、 蘆場所、時間に拘束されない電子 ない教育環境の設置 定着ならびにアクセスが容易な 媒体を利用したコンテンツ作成 蘆e - L e a r n i n g 化 に よ る 、 研 修 講 師・場所確保を1/5に軽減。 ものであること。 フェーズ5 「教育とサポート」 蘆エンドユーザ向けトレ ーニング 蘆ヘルプデスクの設置 蘆効率良い研修方式が確立されて いない。 蘆強化すべきポイントの現場コンテ ンツを即座に提供。自由に閲覧。 蘆効率良いサポート方式が確立さ れていない。 蘆サポート回答を即座にコンテン ツ化。今後のサポートに活用。 蘆ノウハウのメンテナンスが大変。 蘆必要な時に、必要なヘルプ情報 蘆好きな時間に予習復習ができる 為、研修時間を1/4に軽減 蘆サポートの受側/提供側双方にメ リット。 蘆平均回答工数が1/5に削減。 を提供 11 CYBERNET NEWS Summer 2005 no.114 LightToolsライブラリデータ集リリース 技 術 編 LightToolsライブラリデータ集が初夏ごろ、ORA社の BEFシートライブラリ ───────────── Web上で公開される予定です。本データ集には、ユーザを 3MのVikuiti TM のBEFⅢ、DBEF等のシートライブラリを 支援する有効なサンプルモデルやライブラリデータが収集さ 用意しました。ユーザはこれらのライブラリデータをインター れています。今回はこのライブラリ内のサンプルをいくつか フェイスウィンドウにより簡単に利用できます(図4)。イ ご紹介致します。 ンターフェイスウィンドウでは、LightTools上のジオメトリ と配光特性のイメージを参照しながら任意のフィルムを選択 サンプルアプリケーションモデル ──────── する事ができます。 様々なアプリケーションに特化したサンプルモデルが充実 しました。主なサンプルとして以下のアプリケーションが挙 げられます。 ■車載照明(インテリア・エクステリア) ロービームヘッドライト、ストップランプ、スピードメー タパネル 図1 車のストップランプと解析結果 ■バックライトシステム 図4 BEFシートライブラリ LEDを用いたサイド型・直下型バックライト導光板 サンプルマクロ ──────────────── マクロ機能を利用したモデリングや解析のサンプルも用意 しています。サンプルモデルと、マクロのソースファイルも 提供しており、サンプルデータを元にユーザがカスタマイズ して利用する事も可能です。 補足ドキュメント ─────────────── LightToolsを利用する上で有効な機能や、ちょっとしたヒ ント等を記載したドキュメントを用意しています。このドキュ メントをご利用頂く事で、LightToolsをより有効に活用して 図2 LEDを用いた直下型バックライト導光板 ご利用頂く事が可能です。 ■デジタルプロジェクタ LEDライブラリデータの追加 ────────── DMD、液晶、LcoSプロジェクタ、各種構成部品 ユーザからのご要望に答え、これまでのLEDライブラリに、 Lumiledsのサイドエミッター等の種類を追加しました。そ の結果、250個程のライブラリデータから、任意のLEDを選 択してご利用頂く事が可能です。 上記でご紹介致しました機能の他にも様々な機能が追加さ れています。是非ご利用ください。尚、詳細につきましては、 応用システム第2事業部・オプティカルソリューション部ま でお問い合わせください。 (TEL: 03-5978-5414, E-Mail: [email protected]) 図3 DMDプロジェクタ CYBERNET NEWS Summer 2005 no.114 12 光導波路シミュレーションプログラム OptiBPM 技 術 編 ユーザ・ファイルによる 導波路プロファイルの定義 ─────────── OptiBPM 7.0 新機能のご紹介 OptiBPMは、カナダのOptiwave社が開発したBPM法 User DLL機能を利用して、屈折率分布のデータファイ (Beam Propagation Method)を用いて光導波路や光ス ル(*.rid)を読み込み、それを断面形状(Profile)として イッチ、光ファイバなどのモデリングと光の伝搬解析を 使用することができるようになりました。 行うシミュレーションソフトウェアです。 この新機能により、測定器からのデータをそのまま取 この度、OptiBPMの最新版となるVer7.0がリリースさ り込むことや、今まで実現できなかった複雑な構造も定 れ、Visual Basic Script機能の大幅な強化や、モデリング 義することが可能になりました。 における機能の追加などが行われました。ここでは、 屈折率分布のデータファイルから読み込んだデータが OptiBPMの新機能の中から主なものをご紹介します。 Profileとして定義されるので、導波路やファイバの曲が りやテーパなどレイアウトデザイナ上の位置や形状に併 最適化機能の強化 ─────────────── せて断面の形状も自動的に変化します。また、図2のよ うに深さ方向の形状についてもレイアウトデザイナ上の Visual Basic Scriptを利用して解析結果(出力パワー) のデータにアクセスすることが可能となりました。これ 幅に比例して自動的に変化するよう指定することも可能 を利用して、解析の結果からレイアウトの形状などのパ です。 ラメータを自動的に修正し、求める出力を満たす最適な 条件になるまで繰り返し計算を実行させることなどが可 能となります。 図1は、片側から入力した光が出力側で均等に分かれ るような3dBカプラを例に最適化を実行した結果です。 初回のシミュレーション結果をもとにカプラの結合部 分の間隔を自動的に調整し、再度解析を行い、再度その 結果をもとに間隔を調整し解析を行うというプロセスを、 出力側でパワーがほぼ均等になるまで繰り返し実行して います。 プロセスを繰り返し実行することにより、結果が収束 していく様子が確認できます。 図2 レイアウト形状に併せた断面形状変化の様子 この他にもOptiBPM Visual Basic Script用の関数の追 加や、バッチ処理機能の強化なども行われ、今までより も高度な自動計算の指定が可能となっています。 また、OptiBPM Visual Basic Scriptの具体的な使用例 を紹介したサンプルモデルが新しく追加されており、こ れらのサンプルのスクリプトに修正を加え、ニーズに あったプログラムを作成することが容易に行えるように なっています。 図1 二分法による3dBカプラの最適化の例 また、解析データを外部のログファイルに出力させる OptiBPMに関するお問い合わせは、応用システム第2 といった指定も可能となりました。 事業部 オプティカルソリューション部 営業グループまで 上記のような繰り返し計算を実行する場合に、ログファ お願いします。 (TEL: 03-5978-2481, E-Mail: [email protected]) イルにデータを出力するよう指定しておくことで、各計 算においてパラメータがどのように修正されたのか、そ のパラメータを用いた解析の結果がどのようになったの かなどの情報を簡単に確認することができます。 13 CYBERNET NEWS Summer 2005 no.114 光通信システムOptiSystem4.0の新機能紹介 技 術 編 OptiSystemはカナダのOptiwave社が開発いたしました光 ろん、最小出力、最大ノイズフィギュア、最大ゲインリップ 通信システムの解析を行なうソフトウェアでLAN/SAN/MAN ルや、ポンプ波長範囲、パッシブ素子のロス、コストなどの からロングホールまで、非常に広範囲の、あらゆるタイプの 評価結果から、各増幅器の得失を求めることが出来ます。ま 光ネットワークシステムの設計、解析評価を行ないます。素 た、EDF、YDFを使用したファイバーレーザのシミュレーショ 子レベルからシステムレベルまでの物理レイヤー上の光通信 ンも可能です。 システムの設計と解析が可能で、研究開発担当の方、通信シ ステム設計担当の方、システムインテグレータ、学生の方々 に、以下の用途でお使いいただけます。 ・CATV あるいは TDM/WDM ネットワーク設計 ・SONET/SDH リング設計 トランスミッタ、チャネル、 増幅器および受信器の設計 ・分散マップ設計 ・各種受信モデルにおけるBER およびシステム・ペナル ティの評価 ・増幅システムの BER およびリンク・バジェットの計算 この度リリースされましたOptiSystem4.0には多くの機能が 追加され、さらに使いやすくなりました。 追加された主な機能は 図2 光増幅器の計算例 1.非常に強力なマルチモード機能 3.Time-Drivenで双方向の計算 ──────── 2.機能拡張した光増幅器 3.Time-Drivenで双方向の計算 新しい計算エンジンにより、フィルタや変調器、光検出器 4.充実したビジュアライザー に対するTime-drivenなシミュレーションが可能となりまし で、コンポーネントライブラリに登録された素子数は実に た。加えて、波長依存性、挿入損失、リターン損失を考慮し 400種を越えています。加えて、各用途向けに非常に多くの た素子が導入され、双方向での計算が可能になり、より正確 サンプルファイルをご用意しております。 な双方向通信システムの設計解析にご利用いただけます。 1.非常に強力なマルチモード機能 ─────── 4.充実したビジュアライザー ───────── マルチモードの光通信システムの設計、解析、評価に必要 多くのビジュアライザーが追加されましたが、ポーラリゼー なマルチモード光源、ファイバー、レンズ、受光素子などに ションアナライザーでは、偏光の状態をストークスパラメー 加え、絞りや素子間の結合状態を評価する素子が追加されま タ、ジョーンズパラメータを利用し楕円表示やポアンカレ球 した。また、評価に必要な各種ビジュアライザーも追加され、 表示などの方法で2D、3Dで表示できます。 各種パラメータを簡単に評価でき、非常に使い易くなりまし た。 図3 ポーラリゼーションアナライザー お問い合わせ ───────────────── OptiSystemに関するお問い合わせは、応用システム第2 事業部オプティカルソリューション部 営業グループまでお 願いします。 図1 マルチモード計算例 (TEL: 03-5978-2481, E-Mail: [email protected]) 2.機能拡張した光増幅器 ─────────── EDFA、EYDF、EYDW、YDF、SOA ラマン増幅器はもち CYBERNET NEWS Summer 2005 no.114 14 ウェブベースによる技術計算共有環境『MapleNet』 数式処理・数式モデル設計環境であるMaple(メイプル) 技 術 編 ジングのためのユーティリティを利用できるので、コンテン の計算エンジンをウェブインフラ上で利用するためのフレー ツ作成者は現在持っているJava関連知識をそのまま流用す ムワーク『MapleNet』をご紹介します。MapleNetを利用す ることが可能です。 ることで、個々人に依存しがちな設計及び解析ノウハウとそ の数学的根拠・手法を組織全体で共有することが可能です。 1.MapleNetの目的・特徴 ────────── MapleNetは、数式処理エンジンであるMapleをウェブベー スで利用するためのフレームワーク製品です。主な製品特徴 として、次のような点が挙げられます; 1)3000種以上の技術計算機能をウェブ経由で利用 2)コンテンツ作成者はJSP、Java Applet、Mapletの3種 類のアーキテクチャでサービスを提供可能 3)利用者はMaple自体の知識・操作を必要としません 4)利用者のマシンではMapleのライセンスも不必要 5)Tomcatなど主要httpサーバをサポート 6)Documentum獏、FileNet獏、Interwoven獏、Open Text獏 図1:MapleNetアーキテクチャ図 などのドキュメント管理システムと互換 また、MapleNetの主な利用目的としては、 3.e-learningインフラとしてのMapleNet ──── 1)定型的な計算ツール: 設計者・研究者が開発した計算ルーチンをグループ全員 MapleNetは、Mapleの数式処理エンジンをウェブベース で共有利用 で利用するためのフレームワークなので、教育用ツール(e- 2)概念の理解補助ツール: learning)のインフラとしても最適です。数式処理はただち 理論モデルの特性を直観的なグラフィカル表現で提供 に結果を与えるだけでなく、式の変形や公式の適用などの導 し、エンジニアリング・レベルを向上 出過程を追うことができるので、人間の思考方法と同じよう 3)e-learningインフラ: なプロセスを確認することができます。問題中で利用する変 学内または学外向け数学・物理・工学の学習や教育のた 数や係数、そして問題に対応する解答や選択肢を用意してい めの計算教材 なくても、Mapleの計算エンジンを利用して動的に正解を作 として利用できます。 り上げることができるので、コンテンツ作成者の負担も大幅 に軽減できるでしょう。 2.3種類のアーキテクチャをサポート ───── さらに、ブラウザ上でもインタラクティブな操作ができる 可視化機能を利用して数式 MapleNetを利用したコンテンツを作る場合、通常は次の 3種類のアーキテクチャを利用します; とグラフを1対1に対応付 1)Java Applet: けることで、難解な方程式 ウェブページに埋め込み可能なJavaベースのアーキテ の直観的な理解を手助けし クチャです。Java言語上でMaple計算エンジンへの接 ます。紙と鉛筆だけでは想 続や切断、計算の送信・受信・結果の描画などをコント 像しにくい方程式の性質 ロールできます。 を、仮想的なオブジェクト として見立てれば新しい気 2)JSP(Java Server Pages): サーバ・サイドで計算と結果の生成を実現します。クラ 付きも得られるかもしれま イアントマシンが低スペックな場合や強力な計算サーバ せん。 図2:MapleNetによる インタラクティブコンテンツ を設置しているときに有効です。 最後に、MapleNetのサーバエンジンは、Windows、 3)Maplet: Maple言語で記述するGUI構築環境です。計算エンジン Linux及びSun Solarisで利用できます。また、JDK 1.4.1以 の接続・切断や計算結果の取得などに関連するローレベ 降とJSPをサポートするWebサーバが必要です。詳細な仕様 ルな記述を特に必要とせずに、インタラクションを持っ 情報については、下記弊社Mapleグループまでご相談くださ たコンテンツを作成できます。 い。 コンテンツ作成者は、目的や用途に応じてこれら3種類の 本記事についてのお問い合わせは、応用システム第2事業 アーキテクチャを自由に選択できます。なお、いずれのアー 部Mapleグループまでお気軽にお問い合わせください。 キテクチャを選択する場合でも、バックサイドのMaple計算 エンジンとの接続に関連した必要なJARファイル群のパッケー (TEL:03-5978-5948, E-Mail:[email protected]) 15 CYBERNET NEWS Summer 2005 no.114 技術セミナー セミナー名 下記のソフトウェアのユーザを対象に、それぞれの目 的にあった具体的な利用方法について説明します。 本社・本社別館 (東京) 内 容 西日本支社 (大阪) 中部支社 (名古屋) インフォメーション 時間 ベーシックトレーニング MATLABコース 対象 MATLABを初めて扱う方やビギナーの方 内容 データの定義、ファイル入出力、プログラミング、グラ フィックスの基本操作方法の演習 費用 ¥31,500 (税込) /名 7月14日 (木) 7月26日 (火) 8月9日(火) 8月30日 (火) 9月21日 (水) 9月27日 (火) 8月3日 (水) 7月6日(水) 9月7日(水) 9:30∼16:30 ベーシックトレーニング Simulinkコース 対象 MATLABの基本操作を習得している方で、Simulinkを 初めて扱う方やビギナーの方 内容 線形システムを中心に、基本操作とモデリング方法の演習 費用 ¥31,500 (税込) /名 7月15日 (金) 7月27日 (水) 8月10日 (水) 8月31日 (水) 9月22日 (木) 9月28日 (水) 8月4日 (木) 7月7日(木) 9月8日(木) 9:30∼16:30 ベーシックトレーニング Stateflowコース 対象 MATLABとSimulinkの基本的な操作方法を習得してい る方 内容 フローチャートとステートチャートの作成 費用 ¥31,500 (税込) /名 8月11日 (木) 9:30∼16:30 アドバンストトレーニング MATLABプログラミングコース 対象 MATLABベーシックコースを受講された方、もしくは同 等の基本的操作を習得済みの方 内容 より効率的なM-fileプログラミングを行うための、様々 なテクニックの演習 費用 ¥42,000 (税込) /名 8月12日 (金) 9:30∼16:30 アドバンストトレーニング MATLAB GUI構築コース 対象 M-fileによるプログラミング経験がある方 内容 Handle Graphic機能および、GUIアプリケーションの 構築方法の演習 費用 ¥42,000 (税込) /名 7月28日 (木) 9日1日(木) 9:30∼16:30 アドバンストトレーニング Simulinkコース 対象 Simulinkベーシックコースを受講された方、もしくは基 本的な操作を習得済みの方、応用的なSimulinkの機能、 活用法を習得したい方 8月24日 (水) 内容 モデリング及びシミュレーションを効率的に実施するた めの応用的な機能の演習 費用 ¥42,000 (税込) /名 9:30∼16:30 アドバンストトレーニング S-Functionコース 対象 Simulinkユーザで、C言語でのプログラム経験のある方 内容 ユ ー ザ C プ ロ グ ラ ム を S i m u l i n k に 取 り 込 む た め の S-Function作成方法の演習 費用 ¥42,000 (税込) /名 7月29日 (金) 9日2日(金) 9:30∼16:30 アドバンストトレーニング Real-Time Workshop Embedded Coder(RTW-EC)コース 対象 MATLAB/Simulinkの基本操作を習得していて、かつC 言語でのプログラミング経験のある方 内容 組み込みシステム向けCコードを生成するRTW-ECの操 作環境・基本機能 費用 ¥42,000 (税込) /名 8月26日 (金) 9:30∼16:30 アプリケーショントレーニング 制御システム設計コース 対象 MATLAB/Simulinkの基本操作を習得している制御系 エンジニアの方 内容 線形時不変システムに対する各種解析の演習 費用 ¥42,000 (税込) /名 8月25日 (木) 9:30∼16:30 アプリケーショントレーニング 信号処理システム設計コース 対象 MATLAB/Simulinkの基本操作を習得している信号処 理系エンジニアの方 内容 信号処理に関する各種解析とシミュレーション方法の演習 費用 ¥42,000 (税込) /名 8月18日 (木) 9:30∼16:30 アプリケーショントレーニング 通信システム設計コース 対象 MATLAB/Simulinkの基本操作を習得している通信系 エンジニアの方 内容 通信に関する各種解析とシミュレーション方法の演習 費用 ¥42,000 (税込) /名 8月19日 (金) 9:30∼16:30 OPTIMUS入門セミナー OPTIMUS操作方法や各種手法の説明 7月28日 (木) 9月28日 (水) 9:30∼16:30 Microwave Office 線形&EM 応用セミナー 対象 Microwave Office ユーザ、もしくは、Microwave Office 体験セミナーを過去に受講された方 内容 線 形 シ ミ ュ レ ー シ ョ ン ・ 電 磁 場 解 析 を 中 心 に 、 Microwave Office の設計例を用いて、高周波回路設計 で考慮すべき技術的なポイントや、電磁場解析の精度と 8月19日 (金) 速度のトレードオフ、レイアウトの効果的な使用方法な ど、利用上有用な様々なテクニックを実習していただき ます。 費用 31,500(税込)/名 7月14日 (木) 9:30∼17:00 平成17年7月∼9月 CYBERNET NEWS Summer 2005 no.114 16 セミナー名 本社・本社別館 (東京) 内 容 西日本支社 (大阪) 中部支社 (名古屋) 時間 Microwave Office 非線形 応用セミナー 対象 Microwave Office ユーザ、もしくは、Microwave Office 体験セミナーを過去に受講された方 内容 非線形シミュレーションを中心に、Microwave Office の設計例を用いて、高周波の非線形回路設計で考慮すべ き技術的なポイントや、精度と高速のトレードオフ、ハー モニックバランスオプションの高度な設定など利用上有 用な様々なテクニックを実習していただきます。 費用 31,500(税込)/名 7月13日 (水) 9月15日 (木) 9:30∼17:00 Microwave Office レイアウトセミナー 対象 Microwave Office ユーザ、もしくは、Microwave Office 体験セミナーを過去に受講された方 内容 Microwave Office の最大の特徴である、回路とレイア ウトの同時設計の方法を十分にご理解いただける内容と なっております。回路シミュレーションと完全にリンク するレイアウトの作成方法を中心に、高周波回路のレイ アウト設計で考慮すべき技術的なポイント、レイアウト ツールの効果的な使用方法など、利用上有用な様々なテ クニックを、Microwave Office の設計例を用いて実習 していただきます。 費用 31,500(税込)/名 9月14日 (水) 8月17日 (水) 9:30∼17:00 CODE Ⅴ入門 対象 CODE Ⅴをこれから利用される方 内容 結像光学系におけるCODE Ⅴの基本的な使用方法 費用 ¥31,500 (税込) /名 7月7日(木) 7月25日 (月) 8月18日 (木) 8月29日 (月) 9月15日 (木) 9月26日 (月) 7月20日 (水) 8月17日 (水) 9月21日 (水) 8月23日 (火) 10:00∼17:00 LightTools入門 対象 LightToolsをこれから利用される方 内容 LightToolsの基本的な使用方法 費用 ¥31,500 (税込) /名 7月12日 (火) 7月26日 (火) 8月16日 (火) 8月30日 (火) 9月13日 (火) 9月27日 (火) 7月22日 (金) 8月26日 (金) 9月22日 (木) 7月19日 (火) 9月20日 (火) 10:00∼17:00 ProMetric初心者セミナー 対象 ProMetric導入後に操作方法を確認されたい方や、新た に操作方法を覚えたい方 内容 基本的な測定方法および結果の参照方法(一部実習あり) 費用 無料 7月19日 (火) 8月23日 (火) 9月20日 (火) 13:30∼16:30 CCDセミナー ∼CCDを利用した測定の基礎と測 定器選びのポイント∼ 対象 CCDを利用した測定の基礎と測定器選びに関する知識を 得たい方 内容 測定に関する基礎用語、基礎知識、ProMetricの紹介 費用 ¥31.500 (税込) /名 7月6日(水) 10:00∼16:30 OptiBPM Ver7.0 バージョンアップセミナー 対象 OptiBPM Ver7.0にバージョンアップされた方 内容 バージョンアップ内容の基本的な使用方法の説明 費用 無料 7月20日 (水) 8月31日 (水) OptiFDTD入門 対象 OptiFDTDをこれから利用される方 内容 OptiFDTDの基本的な使用方法 費用 ¥31.500 (税込) /名 9月21日 (水) 10:00∼16:30 Verilog言語トレーニングセミナー ∼基礎から実践ノウハウまで∼ 対象 これからHDLを勉強される方 内容 HDL(ハードウエア記述言語)によるハードウエア設計 概論からシミュレータ概論、Verilog-HDLによる設計実 習など 費用 ¥98,000(6月中の申込に限り68,000円) (税込)/お一人様 7月21日 (木) ∼22日 (金) 10:00∼17:00 PSpiceトレーニングセミナー 対象 PSpiceの操作を基礎から学びたいPSpiceユーザの方 内容 Orcad PSpice を使用し、回路解析の基礎から応用まで を、実際に操作いただきながら習得していただきます 費用 ¥31,500 (税込) /名 (メンテナンス加入ユーザの方)、 ¥63,000 (税込) /名 (メンテナンス未加入ユーザの方、 非ユーザの方) 8月4日(木) 9月8日(木) 8月12日 (金) 7月22日 (金) 9月16日 (金) 10:00∼17:00 Captureトレーニングセミナー 対象 Captureの操作を基礎から学びたいCaptureユーザの方 内容 Orcad Captureでの回路図入力、デザイン処理、パーツ 作成などを実際に操作いただきながら習得して頂きます 費用 ¥31,500 (税込) /名 (メンテナンス加入ユーザの方)、 ¥63,000 (税込) /名 (メンテナンス未加入ユーザの方、 非ユーザの方) 8月3日(水) 9月7日(水) 8月11日 (木) 7月21日 (木) 9月15日 (木) 10:00∼17:00 PCB Editorトレーニングセミナー 対象 PCB Editorの操作を基礎から学びたいPCB Editorユー ザの方 内容 Orcad PCB Editorでの基板作成、自動配線の設定、後 工程などの基板設計全般を実際に操作いただきながら習 得していただきます。 費用 ¥31,500 (税込) /名 (メンテナンス加入ユーザの方)、 ¥63,000 (税込) /名 (メンテナンス未加入ユーザの方、 非ユーザの方) 8月5日(金) ANSYS初級(入門)セミナー *計算力学技術者認定試験対象 対象 ANSYSを初めて利用される方、有限要素法ソフトウェ アをご存知でない方 内容 有限要素法の概念についての講義と、基本的な問題の解 析に必要なANSYSの標準機能およびGUI操作について の講義と実習 費用 84,000(税込)/名またはセミナー受講券 7月5日(火) ∼6日 (水) 7月19日 (火) ∼20日 (水) 8月2日(火) ∼3日 (水) 8月23日 (火) ∼24日 (水) 9月5日(月) ∼6日 (火) 9月21日 (水) ∼22日 (木) 10:00∼16:30 7月28日 (木) 10:00∼17:00 7月12日 (火) ∼13日 (水) 8月18日 (木) ∼19日 (金) 9月7日(水) ∼8日 (木) 8月25日 (木) ∼26日 (金) 9:30∼17:00 平成17年7月∼9月 17 CYBERNET NEWS Summer 2005 no.114 内 容 本社・本社別館 (東京) 西日本支社 (大阪) 中部支社 (名古屋) 時間 対象 ANSYS入門セミナーを受講済みの方、ANSYSの基本 操作及び基本的な解析をご存知の方 内容 有限要素法の概念についての講義と、実際に直面する問 題に対して必要なANSYSの機能や操作についての講義 と実習 費用 ¥84,000 (税込) /名 またはセミナー受講券 7月7日(木) ∼8日 (金) 7月21日 (木) ∼22日 (金) 8月4日(木) ∼5日 (金) 8月25日 (木) ∼26日 (金) 9月7日(水) ∼8日 (木) 9月29日 (木) ∼30日 (金) 7月26日 (火) ∼27日 (水) 8月23日 (火) ∼24日 (水) 9月20日 (火) ∼21日 (水) 7月21日 (木) ∼22日 (金) 9月15日 (木) ∼16日 (金) 9:30∼17:00 7月4日 (月) ∼5日 (火) 9月5日(月) ∼6日 (火) 7月14日 (木) ∼15日 (金) 9月1日 (木) ∼2日 (金) 7月12日 (火) ∼13日 (水) 9月15日 (木) ∼16日 (金) 8月4日 (木) ∼5日 (金) セミナー名 ANSYS中級セミナー *計算力学技術者認定試験対象 ANSYS 動解析セミナー ANSYS 伝熱解析セミナー ANSYS 構造非線形解析セミナー 対象 ANSYS入門セミナー、中級セミナーを受講済みの方 内容 各解析分野に特化したANSYSの機能や操作についての 講義と実習 費用 ¥84,000 (税込) /名 ANSYS 磁場解析セミナー 8月30日 (火) ∼31日 (水) ANSYS ソリッドモデリングセミナー 9月13日 (火) ∼14日 (水) 9:30∼17:00 8月9日(火) ∼10日 (水) ANSYS LS-DYNAセミナー 対象 ANSYS入門セミナーを受講済みの方、ANSYSの基本 操作及び基本的な解析をご存知の方 内容 ANSYS LS-DYNA固有の設定についての講義 費用 ¥42,000 (税込) /名 APDL入門セミナー 対象 ANSYS入門セミナー、中級セミナーを受講済みの方 内容 パラメータ、APDLの使用方法およびマクロの作成方法 についての講義と実習 費用 ¥42,000 (税込) /名 ANSYS設計最適化セミナー 対象 ANSYS入門セミナー、中級セミナー、APDL入門セミ ナーを受講済みの方 内容 パラメトリックモデリングによる設計最適化の考え方や 操作についての講義と実習 費用 ¥42,000 (税込) /名 ANSYS DesignSpaceセミナー *計算力学技術者認定試験対象 対象 ANSYS DesignSpaceを 初 め て 利 用 さ れ る 方 で 、 ANSYS DesignSpaceと併用する3次元CADの基本操 7月12日 (火) 作方法を習得済みの方 8月22日 (月) 内容 有限要素法の基本概念とANSYS DesignSpaceの操作 9月20日 (火) についての講義と実習 費用 ¥42,000 (税込) /名 設計者のためのCAE入門 対象 有限要素解析をこれから始められる方、または検討中の方 内容 有限要素解析システムの基礎知識 費用 ¥84,000 (税込) /名 7月11日 (月) ∼12日 (火) 有限要素法基礎理論セミナー 対象 有限要素解析の基礎理論を学び、レベルアップしたい方 内容 有限要素解析の基礎理論 費用 ¥84,000 (税込) /名 8月8日(月) ∼9日 (火) 有限要素法振動解析入門セミナー 対象 振動解析をこれから始められる方 内容 振動解析の基礎理論と解析技術の説明 費用 ¥84,000 (税込) /名 9月12日 (月) ∼13日 (火) 9:30∼17:00 有限要素法熱解析入門セミナー 対象 熱解析をこれから始められる方 内容 熱解析の基礎理論と解析技術の説明 費用 ¥42,000 (税込) /名 9月21日 (水) 9:30∼17:00 7月13日 (水) 9:30∼17:00 8月22日 (月) 未定 9:30∼17:00 未定 未定 9:30∼17:00 9月14日 (水) 8月8日(月) 9:30∼17:00 8月4日(木) ∼5日 (金) 9:30∼17:00 8月30日 (火) ∼31日 (水) 9:30∼17:00 平成17年7月∼9月 イベント情報 インフォメーション 2005年7月∼9月の主なイベントをご案内致します。 (最新情報は、弊社ホームページをご参照下さい。 http://www.cybernet.co.jp/event/、http://www.cybernet.co.jp/seminar/s-semi.shtml) OPTIMUS特別セミナー「最適設計のためのソリューションセミナー4」 テーマ:ロバスト・信頼性 基調講演:「最適設計の最先端」 ミシガン大学 教授 Panos Y. Papalamblos 日程 7月5日(福岡) 、7日(大阪) 、8日(名古屋) 、 11日(東京) 内容:本セミナーはCAD・CAM・CAE業務へ関る全ての方々 にとって、興味深いテーマの一つであるロバスト・信頼 性設計をテーマに「最適設計支援ツールOPTIMUS」を 用いて、ANSYS・MATLABをはじめとした様々なツー ルとの最適化事例をご紹介します。 会場 5日(福岡ソフトリサーチパーク) 、7日(西日本支社) 、 8日(中部支社) 、11日(東京カンファレンスセンター) CYBERNET NEWS Summer 2005 no.114 主催 サイバネットシステム株式会社 18 Financial Workshop 2005 制御系設計セミナー 2005 日程 7月27日 (水) 内容 MATLABプロダクトファミリ 会場 青山ダイヤモンドホール 主催 サイバネットシステム株式会社 日程 7月15日 (金) 内容 MATLABプロダクトファミリ 会場 大手町サンケイホール 主催 サイバネットシステム株式会社 信号処理/画像処理デザインフォーラム 2005 D&D2005 日程 7月28日 (木) 内容 MATLABプロダクトファミリ 会場 青山ダイヤモンドホール 主催 サイバネットシステム株式会社 日程 8月22日 (月) ∼25日 (木) 内容 OPTIMUS 会場 朱鷺メッセ(新潟県) 主催 日本機械学会 機械力学・計測制御部門 5th IEEE Conference on Nanotechnology 2005Japan CATIA Forum 日程 7月19日 (火) 、20日 (水) 内容 PLM Optimization、OPTIMUS 会場 ウェスティン名古屋キャッスルホテル 主催 日本IBM株式会社、ダッソー株式会社 日程 7月11日 (月) ∼15日 (金) 内容 Virtual NanoLab 会場 名古屋国際会議場 主催 IEEE 第29回フラーレン・ナノチューブ総合シンポジウム InterOPTO 日程 7月25日 (月) 、26日 (火) 、27日 (水) 内容 Virtual NanoLab 会場 京都大学時計台記念ホール 主催 フラーレン・ナノチューブ研究会 日程 7月13日 (水) ∼15日 (金) 内容 CODE V、LightTools、OptiBPMなど 会場 幕張メッセ国際展示場 主催 (財)光産業技術振興協会 OrCADバージョンアップセミナー2005 PowerGridセミナー 日程 7月11日 (月) 大阪、7月13日 (水) 東京 内容 PowerGrid/SIDEA/O-Wave 会場 大阪:弊社西日本支社セミナールーム 東京:東京カンファレンスセンター品川 主催 サイバネットシステム株式会社 日程 8月29日 (月) 大阪、8月30日 (火) 名古屋、9月1日 (木) 東京 内容 OrCAD製品 会場 大阪:梅田センタービル、名古屋:弊社中部支社セミナールー ム、東京:アルカディア市ヶ谷 私学会館 主催 サイバネットシステム株式会社 板成形特別セミナー- はじめての板成形シミュレーション - 医療工学セミナー 日程 7月8日 (金) 内容 eta/DYNAFORMを実際に使った検証で実験と解析との精 度検証をご体験頂きます。 会場 サイバネットシステム東京本社 主催 JFEテクノリサーチ (株) /サイバネットシステム(株) 日程 7月13日 (水) 、15日 (金) 内容 RealIntageとANSYSによる医療工学分野での適用事例など。 会場 7月13日サイバネットシステム東京本社 7月15日サイバネットシステム西日本支社 主催 (株)ケイ・ジー・ティー/サイバネットシステム(株) 日本混相流学会 機械学会 設計工学・システム部門講演会 日程 8月1日 (月) ∼3日 (水) 内容 ANSYS CFXの展示、講演など。 会場 工学院大学 主催 日本混相流学会 日程 8月3日 (水) ∼5日 (金) 内容 ANSYS、OPTIMUSなどの講演 会場 北海道大学 主催 機械学会 設計工学・システム部門 機械学会 年次大会 日程 9月19日 (月) ∼22日 (木) 内容 ANSYSなどの展示 会場 電気通信大学 主催 機械学会 電気学会産業応用部門大会 日程 8月29日 (月) ∼31日 (水) 内容 ANSYSなどの展示 会場 福井大学 主催 電気学会産業応用部門 日本工学教育協会年次大会 日程 9月11日 (日) 内容 ANSYSなどの展示 会場 福井大学 主催 日本工学教育協会 19 CYBERNET NEWS Summer 2005 no.114 紹介セミナー 下記のソフトウェアに興味をお持ちの方を対象に、 インフォメーション 無料で各ソフトウェアの機能と特徴の紹介を行います。 内 容 本社・本社別館 (東京) MATLAB紹介セミナー MATLAB基本環境/データ解析コース データの読み込みから数値解析、ビジュアライゼーション、アルゴ リズム開発までの手順をデモンストレーションを交えて紹介 7月5日 (火) 8月2日 (火) 9月6日 (火) MATLAB紹介セミナー 制御システム設計/シミュレーションコース 制御系設計におけるMATLABの利用例をデモンストレーションを 交えて紹介 7月12日 (火) 8月5日 (金) 9月13日 (火) MATLAB紹介セミナー 制御システム実装コース 自動コード生成ツールの主な機能および制御システム実装への適用 方法について紹介 7月13日 (水) 9月14日 (水) 13:00∼16:30 MATLAB紹介セミナー 信号処理システム設計/シミュレーションコース ディジタル信号処理におけるMATLABの利用例をデモンストレー ションを交えて紹介 7月6日 (水) 8月3日 (木) 9月7日 (水) 13:00∼16:30 MATLAB紹介セミナー 画像処理システム設計コース/シミュレーションコース ディジタル静止画像処理および動画像処理を目的とする関連製品の 機能概要を紹介 7月7日 (木) 9月8日 (木) 13:00∼16:30 MATLAB紹介セミナー 通信システム設計/シミュレーションコース 通信システム設計におけるMATLABの利用例をデモンストレーショ ンを交えて紹介 7月8日 (金) 8月1日 (月) 9月15日 (木) 13:00∼16:30 OPTIMUS紹介セミナー OPTIMUSの機能紹介とデモ 8月31日 (水) Virtual NanoLab 製品紹介セミナー Virtual NanoLab Ver1.1機能概要、デモンストレーション、適用 事例/論文解説 8月26日 (金) 9月29日 (木) 高周波回路設計ツール 体験セミナー 高周波回路設計ツール Microwave Office を用いて、ローノイズ アンプなどの設計を体験できます。 7月11日 (月) 9月12日 (月) 8月16日 (火) 10:00∼16:30 光学設計・照明系シミュレーション CODE Ⅴ 結像光学系及び照明光学系のモデル化、評価及びデモ実演 7月27日 (水) 8月24日 (水) 9月28日 (水) 7月8日(金) 13:30∼16:30 3D光学CADプログラム・照明系シミュレーション LightTools 照明系、結像系等の各種光学系の3次元のモデル化、評価及びデモ 実演 7月6日 (水) 8月10日 (水) 9月16日 (金) 8月25日 (木) 13:30∼16:30(東京) 10:30∼12:30(大阪) 照度・輝度測定装置 ProMetric 概要紹介及び実際の照度・輝度測定の実演 7月8日 (金) 8月10日 (水) 9月16日 (金) 8月25日 (木) 10:30∼12:30(東京) 13:30∼15:30(大阪) OrCAD紹介セミナー 回路設計から基板設計までの一連の流れを紹介 8月2日 (火) 9月6日 (火) 8月10日 (水) 13:30∼16:30 数式処理システム Maple体験セミナー Mapleの基本的な操作法や数学機能についての紹介・デモンスト レーション、及び実際にマシンを利用して操作方法を実習 7月21日 (木) 8月25日 (木) 9月22日 (木) 8月16日 (火) 8月17日 (水) 13:30∼16:30 QND Plus 紹介セミナー IT資産管理の代表的なツール、QND Plus のハンズオンセミナー。 情報セキュリティ向上のヒントが得られます。 7月15日 (金) 8月19日 (金) 9月16日 (金) 7月22日 (金) 9月22日 (木) 8月26日 (金) 13:30∼17:00 Epiplex 紹介セミナー スペース・ソルバ(株)主催 ビジネスプロセスの最適化ツール Epiplex紹介セミナー 8月24日 (水) 汎用有限要素法解析プログラム ANSYSご紹介セミナー 最新バージョンの機能概要を事例・デモンストレーションをもとに 紹介 7月27日 (水) 8月24日 (水) 9月28日 (水) 8月25日 (木) ANSYSの統合製品開発プラットフォーム ANSYS Workbench紹介セミナー 最新バージョンの機能概要をデモンストレーションをもとに紹介 7月28日 (木) 8月25日 (木) 9月29日 (木) 7月29日 (金) 9月27日 (火) 8月31日 (水) 13:30∼17:00 汎用有限体積法流体解析プログラム ANSYS CFXご紹介セミナー 機能概要を事例・デモンストレーションをもとに紹介 7月1日 (金) 7月29日 (金) 8月26日 (金) 9月30日 (金) 7月19日 (火) 9月13日 (火) 7月25日 (月) 13:30∼17:00 セミナー名 西日本支社 (大阪) 中部支社 (名古屋) 時間 13:00∼16:30 7月26日 (火) 9月20日 (火) 9月5日(月) 8月23日 (火) 8月11日 (木) 13:00∼16:30 13:30∼16:30 13:30∼17:00 未定 13:30∼17:00 平成17年7月∼9月 東京本社 本社別館 西日本支社 中部支社 〒112-0012 〒112-0012 〒540-0028 〒460-0003 TEL 03-5978-5400(代表) FAX 東京都文京区大塚2−15−6ニッセイ音羽ビル 東京都文京区大塚2−9−3住友不動産音羽ビル FAX TEL 06-6940-3600(代表) FAX 大阪市中央区常盤町1−3−8中央大通FNビル 名古屋市中区錦1−6−26富士ソフトABCビル3F TEL 052-219-5900(代表) FAX 03-5978-5441 03-5978-6081∼2 06-6940-3601 052-219-5970 弊社取扱い製品の概要についてはインターネットでもご覧頂けます。http://www.cybernet.co.jp セミナー申込用紙 サイバネットニュース編集行 FAX フリガナ 03-5978-2201 芳名 ご住所 〒 貴社名 所属/役職 TEL FAX E-mail 受講セミナー名 月 日 通信欄 CYBERNET NEWS Summer 2005 no.114 20 東京 大阪 名古屋