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1 - 提案される教育実践意見書「職業専門家としての価値観・倫理・心構え
提案される教育実践意見書「職業専門家としての価値観・倫理・心構えの能力開発と 維持のためのアプローチ」に対する意見 平 成 18 年 12 月7日 日本公認会計士協会 このたび公表されました「提案される教育実践意見書「職業専門家としての価値観・倫 理・心構えの能力開発と維持のためのアプローチ」」に対する当協会としての意見を以下 のとおり申し上げます。 IAESB が特に関心をもっている以下3項目についてコメントいたします。 1.提案される IEPS の第2章は、倫理教育フレームワークの実行に2つのアプローチを 奨励し、加盟団体は 1 つのアプローチに従うか又はその双方の要素の混合を選択する ように提案しています。2つの奨励されたアプローチは倫理教育プログラムを実行す る上で等しく役立ちますか? あなたは、一方の又は2つのアプローチに関して特別 なコメント(賛成又は反対)を有していますか? 回答: この IEPS で奨励する「トピック・アプローチ」及び「ステージ別アプローチ」の2つ のアプローチは、それぞれの国の実情に合わせて選択する必要があるため、弾力的に選 択できることが望ましい。 例えば職業会計士志望の学生には、ステージ別アプローチに基づく教育プログラムを 採用し、必要に応じてトピック・アプローチを採用する。また、職業会計士志望の訓練 生など、実務経験のスキルアップとして活用する場合は、トピック・アプローチを採用 するなど実情にあわせたアプローチを採用することが望ましい。 2.ステージ別アプローチは、段階3において職業会計士志望の学生に対して倫理の独 立した、能力評価される最終的な課程又はモジュールを導入するように提言していま す。あなたはこの提言を支持しますか? 説明してください。 回答: 倫理教育を必須研修項目として積極的に取り入れるべきと考える。 日本のアカウンティングスクールにおいても、倫理教育を必須研修項目として採用す る動きがある。 - 1 - 3.提案される IEPS の第3章は、資格取得前及び資格取得後の教育の双方で、職業専門 家としての価値観・倫理・心構えの能力開発における仕事の現場での学習の必要性を 強調しています。あなたは本草案において仕事の現場の学習の役割を強調することは 役立つと考えますか? 役立つと考える場合、IAESB が本 IEPS に含め得る仕事の現場 での良好な教育実践のその他の事例がありますか? 回答: 仕事の現場において実践的な学習の役割を強調することは役立つと考える。 また、パラグラフ 45 以降にある教育実践は包括的に取りまとめられているものであ り、その他の事例が存在するにせよ、パラグラフ 45 以降で取上げられた事例に近いも のになると考えられる。 - 2 -