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第9回委員会配布資料 (PDF形式 : 238KB)

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第9回委員会配布資料 (PDF形式 : 238KB)
第 9 回横手市ごみ処理統合施設整備検討委員会
日時:平成 24 年 6 月 8 日(金)
午後1時 30 分~3 時 30 分
場所:横手市役所 南庁舎 講堂
会議次第
1. 開会
2. 市長あいさつ
3. 会長あいさつ
4. 会議録署名委員の指名
5. 報告
1)第 8 回検討委員会会議録について
6. 案件
1)ごみの分別区分の見直しについて 2 ……………………………資料 1
2)最終報告書(案)について
7 その他
8. 閉会
資料 1
ごみの分別区分の見直しについて 2
1 循環型社会の形成に向けたごみ処理の方向性
横手市一般廃棄物処理基本計画(平成 24 年 3 月改定)においてごみ処理統合施設稼動
に合わせごみの分別区分の統一を検討することとしている。
前回の委員会では新たなごみの分別区分案をリサイクルの効率化、市民生活への影響を
念頭に、分別区分を簡素にすること、現在の収集システムに大きな変更を加えない前提と
することで設定した。
委員会では、これまで時間をかけて浸透してきたリサイクルに適したごみの分別の維持、
リサイクル意識の維持・向上の必要性、現行の収集システムの課題についてのご意見を頂
いた。
市では委員会の意見を踏まえ、資源リサイクルを施設側で集約せず、市民の手で進める
観点から、今回新たな分別区分案を設定した。
1.1 ごみの減量・リサイクル目標
一般廃棄物処理基本計画ではごみ排出量、リサイクル率など平成 27 年度達成目標を設
定している。
ごみ排出量、リサイクル率等の平成 22 年度実績、平成 27 年度目標値は以下のとおりで
ある。
表 1 ごみ排出量等の目標値
区分
人口
ごみ排出量
資源化量
資源化率
一人 1 日あたりごみ排出量
最終処分量
最終処分率
単位
平成 22 年度実績値
人
101,054
t/年
33,005
t/年
6,058
%
18.4
g/人・日
895
t/年
3,228
%
9.8
平成 27 年度目標値
95,905
30,210
7,250
24.0
863
2,685
8.9
1.2 資源化率向上のための課題
現行施設では、処理設備に合わせた分別区分を設定しており、各保全センターでの課題
は以下のとおりと考えられる。
・不燃ごみから金属類などの資源物を手選別により取り出しているため、選別漏れがある。
・不燃ごみ、粗大ごみの破砕後に取り出せる資源化物が少なく、埋立て処理する残渣が発
生している。
・東部環境保全センターでは、金属類、缶類、びん類混合収集のため、割れびんなどの混
入があり、リサイクルに向かず、埋立て処理する残渣が発生している。
・不燃残渣として埋め立てるものは、主にガラス・瀬戸物片、金属とプラスチックの混成
物で、あらかじめ分別し、資源化物としてリサイクルルートに乗せることで残渣発生量は
抑えられると考える。
1
1.3 リサイクル目標の達成のために
リサイクル率 24%を達成するためには、平成 22 年度に比べ資源化量を 1,200t/年向
上させる必要がある。このためには、可能な限り資源物の再利用、再生利用を図り、最終
処分量の削減にも努めなければならない。
具体的にはごみ処理統合施設の整備に合わせ、資源リサイクルの観点からリサイクルル
ートに直結する分別区分を設定すること、焼却灰または溶融スラグの積極的な再利用を進
めることが重要な課題といえる。
資源化物を効率よく取り出し、資源の有効活用を進めるためには機械設備に頼るばかり
ではなく、市民の協力が欠かせない。
このため、分別区分の見直しに当たっては、市民に新たな負担をお願いする部分もある
が、収集システムのあり方も含めた総合的な見直しを行う事とする。
2
2 横手市分別収集計画の基本的方向
平成 22 年 6 月に策定した分別収集計画の基本的方向として以下の考え方が示されてい
る。
・市民・事業者・市が一体となって、地域環境保全のため、環境への負荷の低減に向けた
快適な地域社会の実現を目指す。
・ごみの発生及び排出の抑制に努め、排出されたごみは、可能な限り再利用と再資源化を
図り、最終処分量を限りなくゼロに近づけるごみの少ない社会づくりを目指す。
・全ての関係者が一体となったごみの減量化とリサイクル運動を積極的に推進する。
2.1 ごみのリサイクルの基本方針
市民がごみとして排出するものには、製品の原料として再生されるもの、形状を変えて
他の用途に利用可能なもの、修繕などで同じ用途で再度利用できるものがある。
それぞれの区分での代表的な再生品・再利用品を以下に示す。
表 2 ごみのリサイクルによる再生品、再利用品
区分
製品の原料として
再生されるもの
形状を変えて他の
用途に利用可能な
もの
同じ用途で再度利
用できるもの
ごみとして排出されるも
の
可燃ごみ(焼却灰)
可燃ごみ(溶融メタル)
可燃ごみ(溶融飛灰)
スチール缶
アルミ缶
なべ・やかん等金属類
小型家電
乾電池
無色透明びん
茶色びん
古新聞
古雑誌
ダンボール
生ごみ
古布
容器包装プラ
ペットボトル
可燃ごみ(溶融スラグ)
ガラス・瀬戸物
色びん
粗大ごみ(家具・自転車)
3
代表的な再生品・再利
用品
セメント
精錬還元剤
山元還元による金属
スチール缶・鉄製品
アルミ製品
鉄製品、アルミ製品
銅製品、レアメタル
鉄製品、亜鉛
無色びん・ガラス製品
茶色びん
板紙
板紙
ダンボール
堆肥
ウエス
プラスチック製品
プラスチック製品
路盤材
工事用砂
工事用砂
再生家具・自転車
容リ法指
定品目
○
○
○
○
○
ごみとして排出されるものは、リサイクル先に応じた区分に分けられていれば、ほとん
どがリサイクルできる。このことから、可能な限り再利用と再資源化を行うことが出来る
分別区分を検討する。
2.2 再利用、再資源化の観点から見た分別区分
分別区分の見直しは、市民の手によるリサイクル推進の趣旨から設定した。このため、
現行の収集システムも見直すこととなった。リサイクルの行き先を元に区分することは、
市民のリサイクル意識向上に資するものと思われる。
なお、容器包装リサイクル法の指定品目は、容器包装リサイクル協会のリサイクルルー
トでの再生処理を原則とする。
表 3 新たな分別区分の設定
大区分
可燃ごみ
分別区分
可燃ごみ
不燃ごみ
不燃ごみ
資源ごみ
缶類
金属類
乾電池
小型家電
無色透明びん
茶色びん
色びん
ガラス・瀬戸物
粗大ごみ
古紙類
ダンボール
古布
容器包装プラ
ペットボトル
粗大ごみ
再利用粗大ごみ
品目
課題
生ごみ、プラ製品、草 生ごみは家庭でのコンポス
木類、紙製品等
ト化を推進する。
大雄地区の生ごみ回収は継
続する。
革製品、ゴム製品、お
もちゃ、
スチール缶、アルミ缶 選別装置で区分が可能。
なべ・やかん等金属類
乾電池
排出量が少ない
小型家電、コード類
無色透明びん
色違いの混入を防ぐ必要が
ある。
茶色びん
収集運搬時の割れを防ぐ必
要がある。
色びん
ガラス・瀬戸物・蛍光 蛍光灯は別途リサイクルル
灯・電球
ートがある。
新聞・雑誌
結束紐の再資源化も考え、紙
紐に統一する必要がある。
ダンボール
古布
容器包装プラ
ペットボトル
現在横手地区のみ拠点回収。
粗大ごみ
再利用可能な粗大ご 再利用の基準を設定する必
み
要がある。
※網掛けした分別区分は、新たに設定した区分。
4
2.3 収集方法、収集頻度の検討
収集方法、収集頻度は市民の負担、排出量の見込みなどを勘案して表 5 のとおり設定し
た。
現行の家庭配布コンテナでの排出は、コンテナ持ち帰りや、自宅での分別など負担が大
きいことから、原則として市が集積所単位で配布するコンテナでの収集方法を採用する。
市民には集積所で分別してもらい、分別区分や分別例を明示するなど、市民に分かりや
すい工夫も対応可能と考えられる。
表 4 収集方法、収集頻度
分別区分
可燃ごみ
不燃ごみ
ガラス・瀬戸物
缶類
金属類
乾電池
小型家電
無色透明びん
茶色びん
色びん
古紙類
ダンボール
古布
容器包装プラ
ペットボトル
粗大ごみ
再利用粗大ごみ
収集方法
専用袋
前日配布集積所コン
テナ
(区分別 2 種)
前日配布集積所コン
テナ
前日配布集積所コン
テナ
(区分別 2 種)
収集頻度 備考
週2回
月1回
2 種類同一日収集とする。
現行では不燃ごみの区分とな
っている。
月2回
排出量が多く、月 2 回とする
月1回
前日配布集積所コン 月 1 回
テナ
(色別 3 種)
月2回
専用袋
月2回
前日配布集積所コン 月 2 回
テナ
3 種類同一日収集とする。
乾電池は袋で小分けして金属
類コンテナへ
現在の西部地区方式と同じ。
3 種類同一日収集とする。
排出量が多く、月 2 回とする
排出量が多く、月 2 回とする
横手地区の拠点回収はやめ
る。
月1回
有料とするか無料とするか課
題である。
・前日配布集積所コンテナ方式は他の自治体での実例が多い。
・コンテナは、折りたたみ式を採用している例もある。
・清潔維持のため、コンテナの清掃が必要になる。
・収集日を同じとする組み合わせは他にも考えられるが、品目を多くしすぎない配慮も行
った。
5
2.4 新たな分別区分での収集時の課題と対応
収集方法を専用袋以外は原則としてコンテナ収集とすると、以下の課題が考えられる。
・積雪時の対応
・コンテナ容量(数)
・集積所施設などの市街地と郊外の違い
・集積所の管理体制
市では集積所の実態を把握しながら、新たなごみの分別区分での収集をモデル的に試行
することで課題の洗い出し、対応策の検討を進める。
2.5 分別見直し後の処理工程について
・処理工程(処理ライン)として以下の設備構成が必要になる。
(1)不燃・粗大処理ライン(破砕選別ライン)
(2)缶類処理ライン(磁選機・アルミ選別機、プレス機)
(3)びん類異物除去ライン(手選別)
(4)紙類、古布類処理ライン(梱包)
(5)コンテナ清掃保管ライン
・処理ラインが不要なもの(ストックヤード保管)
金属類・乾電池、小型家電、ガラス・瀬戸物
6
分別区分の見直しによる分別例
新たな分別区分
資源ごみ
缶
缶
白びん
白びん
茶色びん
その他色びん
現
行
東
部
茶色びん
その他色びん
金属類・乾電池
不燃ごみ
不燃ごみ
不燃ごみ
ガラス・瀬戸物
小型家電
現
行
南
部
・
西
部
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