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当日のプレゼン資料PDF
未来フェス in 京都 2013.10.13 身体とテクノロジーの共生 主催:未来身体研究会 ● ● 主催者の自己紹介 サイボーグ あなたが思いうかべるイメージは? Movie :Avengers 2012 London Paralympic: “Meet the Superhumans” 2012 あなたの「サイボーグ度」判定します ◆スマホ・携帯電話 ◆音楽プレイヤー ◆腕時計 ◆人工内耳 ◆人工眼内レンズ ◆ペースメーカー ◆血管内ステント ◆骨折補強具 ◆かつら・ウィッグ ◆車いす ◆松葉杖 ◆メガネ ◆コンタクトレンズ ◆入歯・義歯 ◆タトウー ◆化粧 ◆美容整形 ◆サプリメント ◆栄養ドリンク類 ◆喫茶 ◆飲酒 ◆帽子・手袋 ◆衣服 ◆靴(運動靴・ハイヒール) あなたの「サイボーグ度」は何点? サイボーグとは? ● CYBORG = Cybernetic Organism ●生命体に、本来の器官のかわりとなる 機器を移植した結合体 ●1960年代、人類の宇宙進出を前提とし た新しい身体機能制御概念 サイボーグを支える エンハンスメント技術とは ◆定義 身体・脳の機能を「増進」するための技術の総称 ◆使うテクノロジー メカニカル系(工学・機械系) バイオケミカル系(医薬品・遺伝子工学など) その他(光学系、電子系、ナノテク系) 7 ◆応用分野 (具体例) 感覚機能 (人工視覚・人工内耳など) 運動機能 (義手・義足、人工筋肉など) 内臓機能 (人工臓器、補助的臓器など) 脳・神経機能(DBS、向精神薬など) 複合的機能 (BMIなど) その他 (化粧、美容整形、タトゥ―) 8 20世紀まで=人間機能の拡張(外部化)時代 身体・運動機能の外部化 ↓ 自動車、工作機械 脳・神経機能の外部化 ↓ コンピュータ、インターネット 9 21世紀=人間への回帰(内部化)時代 超高齢化社会 マジョリティとしての弱者 福祉・介護から日常生活化へ 脳機能・脳科学・BMI 五感(視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚) <<<>>> 身体感覚、生命科学、人間・機械系 10 視力の増強道具 メガネ の進化系 現存する日本最古のメガネ? (16世紀、室町将軍足利義晴) 人工眼内レンズ 軍事用ゴーグル グーグルグラス 11 人間の移動をサポートする技術の発展 世界初のガソリン車 (1885 ベンツ) 初代クラウン(1955) Whill ハイブリッドカー) 歩行アシスト(ホンダ) 12 超高齢社会ニッポンの主役は? 100% 4 7 17 28 32 59 55 13 13 80% 59 60% 65歳以上 15~64歳 0~14歳 69 68 40% 20% 37 24 0% 15 19 40 19 20 70 00 年 年 年 20 30 年 20 50 年 13 65歳以上人口 3000万人 を突破 (2012) 1:5 介護対象 そこそこ元気な普通の高齢者 470万人 2530万人 (16%) (84%) ●顕在化している: 介護・ケアニーズ&サービス ●潜在化していて見えにくい: 各種生活支援ニーズ&サービス 14 ボーダーレスの時代へ スーパーアスリート 普通の人々 とりわけ高齢者 handicapped <プチ・サイボーグ体験タイム> たった5秒で、あなたの身体改造します ブレイク (5分) アスリート達の世界を 変えるテクノロジー Laser Racer TM High-tech swimming wear 南アフリカ共和国のピストリウス選手は 2012年、ロンドン大会でオリンピックとパラリンピックの両方に出場 21 サイボーグ技術の光と影 「エリジウム」 究極の健康格差社会を描くSF映画(2013) エンハンスメント技術をめぐる論点(1) ◆エンハンスメント技術の受容性規定要因 ・侵襲か非侵襲か ・可逆的か非可逆的か(着脱可能か否か) メガネ>コンタクト>眼内レンズ>人工網膜 ・「必要性」、「安全性」、「副作用」 ◆「個人」と「社会」のインターフェース ・エゴ・趣味&文化・ファッション・国民性 ・人工内耳と「手話文化」(失うもの) ・一代限りと多世代にわたる改造 24 (脳・神経系) 脳 手 術 脳 投 薬 D B S 義 足 ・義 手 (運動系) (臓器系) 覚興 醒奮 剤剤 遺 伝 子 治 療 治療 Treatment 車 い す (標 準 ) 車 い す (強 化 型 ) (肉 筋 体力 作増 業強 者 ) (心 心 臓臓 疾ペ ー 患ス 患メ 者ー ) カ ー 人 工 心 臓 患眼 者内 ) レ ン ズ (白 内 障 (感覚器系) (患 筋 者力 ・高 補 完 齢 者 ) 人 工 内 耳 ・網 膜 筋 力 ト レ ー ニ ン グ 筋 肉 増 強 剤 心 臓 機 能 増 強 薬 メ ガ ネ ・補 聴 器 コ ン タ ク ト レ ン ズ サ ン グ ラ ス 矯正・補綴(ほてい) Remedy Assist/Support レ高 ン機 ズ能 (高 コ 視ン タ 力ク 等ト ) レ特 ン殊 ズ用 (赤 途 外コ 視ン タ 覚ク 等ト ) 増進 Enhancement エンハンスメント技術をめぐる論点(2) ◆「治療」と「増進」の境界は? ・マイナス→ゼロ(治療・補綴) ・ゼロ→プラス(増進・増強) ・ゼロ・ポイントの“アイマイ性”(ゆらぐ「正常」) ◆個から社会への展開 ・「逆格差」の可能性(マイナスからプラスへの跳躍) ・社会インフラ整備や法体系の見直し ◆戦争と平和の技術 ・戦争から生まれた技術(必ずしも「悪」とは限らない) ・戦争・犯罪などに使われうる技術(技術の二面性) ↓ ・人類福祉に貢献する技術(日本の歩むべき道) 26 27 エンハンスメント技術の受容性を規定する要因 身体観(自然・改造など)、人間進化イメージ 性、年齢、宗教, 国民性 人間性(人間らしさ)とは? 「魂」のありか? 本人あるいは家族の健康状態 (現在および将来) エンハンスメント体験(本人・周囲) 科学技術への態度 エンハンスメント技術のメリット・デメリット認知 個人の問題&社会問題 新たな社会問題の発生可能性 エンハンスメントの有無による社会格差 悪用(犯罪・軍事など) 副作用・事故など エンハンスメント項目別の許容範囲 放射能と共生せざるを得ない時代 やがては、 人間も 鳥のように 空を飛べる