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ワイン市場

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ワイン市場
日本のワイン・スピリッツ市場の現状と 2017 年までの予測
ヴィネクスポ調査*による
主要な数字で見る日本
 第 1 位: アジア・太平洋地域において、第 1 位のスピリッツ輸入国
 第 2 位: アジア・太平洋地域において、 第 2 位の輸入ワインの消費市場
 第 2 位: アジア・太平洋地域において、第 2 位のスパークリングワインの消費市場
 第 3 位: アジア・太平洋地域の中で、中国、オーストラリアに次ぐ第 3 位のワイン消費市場
 第 3 位: 世界第 3 位のリキュール消費市場
 第 5 位: 世界第 5 位のバーボン消費市場
 第 7 位: 1 本 10 US ドル(995 円)以上で販売されているスティルワインの消費において世界第 7 位
ワイン市場
消費の回復
2008 年から 2012 年の間に、日本のワイン消費量は、30.95%増と大きく増加し、1 ケース 9 リットル入り
で、3,459 万ケース(4 億 1,500 万本相当)となった。
ヴィネクスポ/ IWSR の調査によると、2013 年から 2017 年の間に、ワイン消費は 3.27%増とさらに拡大を
続け、3,708 万ケース(4 億 4,500 万本相当)となると予測される。
特に、スパークリングワインの消費増が 31.97%増と顕著である。日本は、アジア・太平洋地域で、オーストラ
リアに次いで第 2 位のスパークリングワインの消費国である。
赤ワインが主流のスティルワイン市場
日本では、赤ワインの消費がワインの総消費量の 3 分の 2(66%)を占める。赤ワインの消費量は、2008 年
から 2012 年の間に 34.33%増と伸びたが、今後 5 年間に、さらに 3.04%増が見込まれる。
白ワインの消費は 4 本に 1 本の割合を上回る(27.75%)。
また、ロゼワインの消費量が大きく伸びていることも特筆すべきことだが、2017 年の日本のワイン消費市場
全体において、わずか 3.7%であろう。
スパークリングワイン市場の 83%がフランス、スペイン、イタリア
2012 年、スパークリングワインの消費量は、1 ケース 9 リットル入りで 325 万 6000 ケースとなり、日本の
全ワイン消費量の中で 10%ほどであった(9.42%)。
フランスは日本におけるスパークリングワイン供給国第 1 位で、市場の 37.5%を占める。また、スペインは
23.9%で第 2 位、イタリアは 21.6%で第 3 位である。
この過去 5 年間で、輸入ワインが大幅増
2007 年から 2012 年の間に、輸入ワインの消費量は約 40%増加した。一方、同期間の国産ワインの消費
量の伸びは、14.46%である。
ヴィネクスポ/ IWSR の調査によると、輸入ワインの消費量は 2013 年から 2017 年の間は安定し、1 ケー
ス 9 リットル入りで 2,500 万ケース(3 億 24 万本相当)と見込まれる。消費されるワインの 3 本のうち 2 本
(67.5%)が輸入ワインということになる。
フランスが第 1 位の供給国、次いでイタリア、チリ
2012 年、日本で消費されたワインの 5 本に 1 本以上が、フランスワインである(数量ベースで 21.85%)。
フランスワインの消費量は、2008 年から 2012 年の 5 年間に、12.83%増となった。一方、同期間のイタリ
アワインの消費量は 41.16%増となり、日本のワイン消費市場の 12.66%を占めるまでに至った。チリは、同期
間に 121.04%増となり(販売量の 9.6%を占める)、スペインを抑え、日本市場で第 3 位の供給国となった。
スピリッツ市場
スピリッツの消費が後退
2008 年から 2012 年の間に、スピリッツの消費量は 3.95%減と減少したが、2013 年から 2017 年には、
5.54%減とさらに減少することが予測される。
この減少は主に、焼酎や酒など地元生産のスピリッツ類の消費減(2008 年から 2012 年の間に 1 ケース
9 リットル入りで 384 万ケース減)や、アメリカ、ドイツに次いで世界第 3 位の市場であるリキュールの消費減
に起因する。
バーボン、ラム、テキーラは増加
日本は世界第 5 位のバーボン消費市場である。バーボンの消費量は、2008 年から 2012 年の間に
6.31%増となり、2017 年までは安定し、81 万ケースと見込まれる。
日本はまた、世界第 7 位のテキーラの消費市場で、テキーラの販売量は 2008 年から 2012 年の間に
42.07%増と拡大した。その販売は、2013 年から 2017 年の間に、さらに 7.44%増となる見込みである。
問い合わせ先
Valérie GERME ヴァレリー・ジェルム – プロモーションディレクター (VINEXPO)
Tel.: +33.5.56.56.00.22
Fax: +33.5.56.56.00.00
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Chieko KOTANI 小谷智恵子 – SOPEXA JAPON
Tel.: 03-5789-0081
Fax: 03-5789-0087
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ヴィネクスポ・アジア・パシフィックは、2014 年 5 月 27~29 日、
香港コンベンション&エキシビジョン・センターにて開催。
詳しくは公式サイトをご覧下さい:http://vinexpoasiapacific.com
*VINEXPO は 12 年前より IWSR (International Wine and Spirit Research 社)に、今後5年間の予測を含めた世界市場動向
調査を依頼している。
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