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平成20年度交通局運営方針 期末振り返り

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平成20年度交通局運営方針 期末振り返り
平成20年度交通局運営方針
期末振り返り
~ グリーンライン開業1周年 ~
交 通 局
- 0 -
◇
◇平
平成
成2
20
0年
年度
度交
交通
通局
局運
運営
営方
方針
針期
期末
末振
振り
り返
返り
りの
の公
公表
表に
にあ
あた
たっ
って
て◇
◇
いつも市営バス・地下鉄をご利用いただきまして、ありがとうございます。
交通局では、19年6月に策定した「市営交通5か年経営プラン」
、及び具体的行動計画で
ある「市営交通アクションプラン」に基づき、
「改善型公営企業」として、自主自立の経営が
持続できる企業体を実現するため、全職員が一丸となって様々な改革に取り組んでまいりま
した。
昨年からの経済情勢の悪化による影響もあり、乗車人員は減少傾向にありましたが、増収
や、お客様満足度の向上を図るため、
・市営交通オリジナルクレジットカード「横浜交通 hama-eco card」の発行
・市営交通で初めてとなる大晦日の終夜運転の実施
・あかいくつの土休日の増便、ループ運行の開始
・定期観光バス「横濱ベイサイドライン」の車両、運行コースのリニューアル
・グリーンラインで金曜日の最終電車後の増便実施
・市営交通モニター制度の導入
などに取り組みました。運営方針で目標としていた乗車人員の目標の達成には至りませんで
したが、今後、バスでは、お客様視点に立ったダイヤ改正や終車延長、地下鉄では、グリーン
ラインの利用促進など、乗客の確保に取り組んでまいります。
なお、2年間の暫定運行としていた8路線につきましては、減便等の見直しを行ったうえ
で、21年4月以降、一般営業路線として運行することといたしました。
また、公共交通の先導的な役割を期待される市営交通として、環境対策に取り組んでいく
ため、横浜市交通局環境経営委員会を設置し、交通システム全体としてのCO2削減に向け
ての提言をいただきました。
市営交通では、市民の皆様、お客様に信頼され、ご満足いただける交通機関をめざして、
これからも持続的な改善に取り組んでまいりますので、ご理解とご協力をよろしくお願いし
ます。
横浜市交通局長(横浜市交通事業管理者)
池
田
輝
政
横浜市交通局経営理念
私たちの決意
私たちは、市民のみなさまの足として、安全・確実・快適な交通サービスを提供し、お
客様にご満足いただけるよう、経営力を高め、持続的な改善に取り組みます。
1
2
3
4
5
安全意識を高く持ち、安全確保を最優先します。
お客様の声を大切にします。
いつも笑顔で、挨拶を励行します。
公正かつ誠実に行動します。
常に課題を明らかにし、チャレンジします。
私たちのメッセージ
信頼を心で運ぶ市バス・地下鉄
- 1 -
《
《平
平成
成2
20
0年
年度
度交
交通
通局
局事
事業
業運
運営
営の
の基
基本
本方
方針
針等
等》
》
◇経営の方針
1 経営力を向上します
2 サービス最前線を重視します
3 情報提供・情報公開を徹底します
◇重点事項
1 お客様満足度の向上
2 経営効率化と報われる仕組みの実現
3 評価の定着と検証
◇目標達成に向けた主な取組
1 安全性のさらなる向上
2 お客様満足度の向上
3 経営効率化と報われる仕組み
4 評価の定着と検証
5 地域貢献と環境対策
上記の目標達成に向けた取組について、次の基準で5段階評価(期末振り
返り)を行いましたので、達成状況や次年度に向けた課題等とあわせてお知ら
せいたします。
評価
A
B
C
D
E
評価基準
目標を大きく上回る成果があがった
目標を上回る成果があがった
目標どおりの成果があがった
目標を下回る成果にとどまった
目標を大きく下回る成果にとどまった
- 2 -
評価該当取組数
0
16
17
4
0
取組事項
安全強化に向けた組
織体制を整備します
年度末の達成状況・課題
取組内容
運輸安全マネジメントの徹底
職場の規律を高め、安全確実な運行
を確保するため、PDCAサイクルで
<高速鉄道事業>
【高速鉄道本部】
安全確実な運行を確保するため職場内研修を
安全マネジメントを充実させます。
行うとともに、管理職が点呼立会いを行うなど
<高速鉄道事業>
点呼の厳正な執行に努めました。しかし、点呼
○ヒヤリハットの報告と、それを踏
まえた緊急情報の提供、集約した
資料の職員研修への活用により、
事故等を防止します。
での伝達事項を確実に実施していない職員が一
部にみられました。
また、安全管理委員会では、取組状況の確認
や内部監査による改善、見直しに取り組みまし
○「点呼」の厳正な執行を保持する
た。このうち職員からのヒヤリハット報告の件
ため、定期的に管理職が立ち合い
数が225件から246件と増え、安全管理委
ます。
員会で集約・分析を行いました。この結果を安
<自動車事業>
全統括管理者及び運転管理者等が、各職場に出
○終業点呼時に乗務員からヒヤリハ
ット情報を収集し、体験集を作成
し、研修に使用します。
○営業所ごとに事故多発路線の交通
向いて研修を実施し、安全への意識の向上と事
故防止の徹底に努めました。
今後、ヒヤリハット報告や点呼の更なる徹底
を図り、事故の芽の早期発見と事故防止対策に
安全情報マップを作成し、事故防
取り組んでまいります。
止研修で活用します。それによる
【技術管理部】
事故防止効果を検証し、適宜マッ
○各職場で発生したヒヤリハット事例につい
プを更新・拡大します。
て、報告、収集及び分析を踏まえた事後の対応
○「点呼」の厳正な執行を保持する
ため、定期的に管理職が立ち合い
ます。
など、各職場で共有化を図る手順を定めまし
【高速鉄道本部運輸サービス課】
とともに、各職場における定期教育等の資料と
【自動車本部運輸サービス課】
【技術管理部各課】
た。また、これにより集約した資料をもとに、
保守管理所を主体とした安全会議を開催する
して活用しました。
今後、この仕組みが事故防止に有効に機能す
るよう改善を重ねるとともに、職員の安全に対
するさらなる意識の向上を図っていきます。
○保守管理所の責任職が公休となる土日、祝日
には、本庁各課の責任職が交代で点呼や執務の
状況を確認しました。また、保守管理所の責任
職も他の保守区の点呼状況を定期的に確認し、
厳正な点呼の執行に向けて取り組みました。
さらに、毎月 1 回程度、本庁の責任職が保守
業務の巡視、立会を行い、第一線職場の安全確
保に向けた取組状況の把握に努めました。
21年度以降についても、継続して取組を進
め、厳正な点呼の執行を保持していきます。
【次頁へ】
- 3 -
取組事項
年度末の達成状況・課題
取組内容
【自動車本部】
○全営業所で乗務員からヒヤリハット情報を
収集し、危険が潜んでいる箇所を事前に周知す
るための交通安全情報マップを全路線作成し
ました。これを営業所内に掲示して情報共有す
るとともに、新規配属者に交通安全情報マップ
を配布し、路線熟知に活用してまいりました。
なお、終業点呼時の乗務員からのヒヤリハット
情報収集について、十分な報告が得られません
でした。
今後は、研修等の資料として活用するととも
に、新たなヒヤリハット情報を全乗務員から報
告させ、順次内容を付加し充実を図っていきま
す。
○交通安全運動期間に合わせ、点呼執行者の評
価・指導を行い、点呼執行体制の強化を図りま
した。
しかし、すべての点呼執行者の能力の平準化
には至りませんでした。今後、誰もが同じ点呼
を執行できるよう、育成に努めます。
【評価C】
- 4 -
取組事項
地下鉄の安全性を強化
します
年度末の達成状況・課題
取組内容
ドア挟み込み「ゼロ」対策
運転士の安全確認行動の徹底、駅職員による
地下鉄運転士の列車内モニター画面
ラッシュ時のホーム監視、駆け込み乗車防止の
の指差確認を徹底するとともに、駅職
注意喚起を継続的に行ったことにより、ドア挟
員がラッシュ時にホームでお客様の駆
み込み事故は7件と減少(19年度17件)し
け込み乗車の防止を呼びかけ、ドア挟
ましたが、さらに取組を徹底し、21年度は、
み「ゼロ」を目指します。
ドア挟み込みゼロを目指します。
【高速鉄道本部運輸サービス課】
設備機器の管理方式の見直し
【評価B】
軌道管理システム及び構造物管理支援シス
運行障害に直接結びつく設備機器の
テムの導入を完了し、予防保全を目的とした、
故障防止を図るため、故障履歴を踏ま
効率的かつ効果的な管理を実施していく体制
えたデータベースを構築し、事故防止
を強化しました。
等に活用します。
今後、これらのシステムを充分に活用し、故
【技術管理部各課】
障履歴を踏まえたデータベース等の充実を図
っていきます。
【評価C】
故障時の緊急対応体制の強化
今年度から発足させた保守管理所により、施
車両、施設、電気、設備の担当者が、
設、電気、設備及び車両の各部門が有機的に連
一体となって故障に対応するための体
携できる体制を構築し、緊急時における早期対
制を構築するとともに、10 月に訓練を
応が可能な体制としました。
実施します。
【技術管理部各課】
また、10月に川和車両基地において異常時
総合訓練を実施しました。訓練により得た反省
を今後の課題として取り組みます。
【評価C】
- 5 -
取組事項
「横浜市営バス安全運
転3カ年計画~市バス
安心・安全プラン~」
を推進します
年度末の達成状況・課題
取組内容
有責事故の減少に向けた取組
有責事故件数については、前年度発生件数の
<有責事故を 10 万キロ走行あたり
215件から157件と、大幅に削減すること
0.4 件(150 件)以内>とします。
ができましたが、目標である〈10万キロ走行
特に発車・停車時の車内での転倒事
あたり0.4件(150件)以内〉を達成する
故を半減させます。
ことは、できませんでした。
○運行管理者の安全運転指導能力向
発車・停車時の車内転倒事故及びドア挟み事
上と厳正な点呼執行を行います。
故については、ルームミラーの総点検を各営業
○事故惹起者を対象に「事故防止特
所で実施し、車内のお客様の動向を確認するこ
別研修」を実施します。
○車内での転倒事故削減策として、
とにより、事故件数が前年実績36件から17
件に半減しました。
ルームミラーで確実に車内を確認
営業所長が所属する全ての乗務員に対して
することを徹底するとともに、発
添乗指導を実施し、問題がある乗務員には個別
車時の車内確認、マイクによる注
指導をして改善を図り、更に指導が必要である
意喚起を徹底します。
と判断された乗務員には、本庁指導を実施して
【自動車本部運輸サービス課】
改善を図りました。
事故の多発傾向にあった3営業所(港北・浅
間町・緑)に対しては、任意保険契約会社によ
る事故防止対策のコンサルティングを実施し
ました。この結果、緑営業所については、前年
実績件数36件から13件と半数以下に削減
することができました。
今後はドライブレコーダーで収集できる運
行データを解析し、より一層きめ細かな事故防
止指導を行ってまいります。
○運行管理者研修を2回実施しました。また、
交通安全運動期間に合わせ、点呼執行者の評
価・指導を行い、点呼執行体制の強化を図りま
した。
しかし、すべての点呼執行者の能力の平準化
には至りませんでした。今後、誰もが同じ点呼
を執行できるよう、育成に努めます。
○事故惹起者対象(44名)の特別研修を任意
保険契約会社の協力を得て実施しました。
○ルームミラーの総点検を実施しました。今後
も継続して点検を行うとともに、営業所長によ
る添乗指導により、注意喚起放送の徹底を図り
ます。
【評価C】
- 6 -
取組事項
「3C活動を推進しま
す」
年度末の達成状況・課題
取組内容
お客様視点、お客様本位の取組
お客様サービスの改善や品質を高め
るために、第一線の職場に於いて、運
営責任職とCS推進リーダーを中心と
したCSミーティングを設置します。
【全庁】
○CSミーティング
所属長の声かけにより、CS推進リーダーを
中心とした「CSミーティング」を、全職場に
て開催しました。また、各職場において職員数
の約20%となるようにCS推進リーダーを
指名しました。
局の現状、CSの必要性を職員に伝えるとと
もに、CS活動に取り組みました。
CS推進リーダー:601人(昨年度186人)
今後の課題として、以下の取組を進めます。
・CSの必要性の理解
・
「お客様満足の向上」
「働きやすい職場」を
実現するために、実質的な話し合いの継続
・主体的な行動、取組の推進
○CS推進リーダー会議及びCS理解講座
リーダー会議等を開催し、職場を越えた情報
交換を行うことにより新たなCS活動に取り
組む所属が増えました。
・全体会議
3回
・事業部別分科会
9回
・CS理解講座
5回
【評価B】
- 7 -
取組事項
年度末の達成状況・課題
取組内容
10CCプロジェクトの実施
お客様の声により高いレベルで応え
るよう、
「駅サインチェックプロジェク
ト」「お客様サービス窓口プロジェク
ト」などで、問題点の検討、見直しを
進めます。
【経営計画課】
10の課題について、各プロジェクトが横断
的な組織により、解決に向けて取り組みまし
た。
関内駅の乗り換え案内板のモデル設置、定期
券発売所を「お客様サービスセンター」とする
ための準備など、すでにプロジェクトの成果を
踏まえた改善の取組を進めています。
【20年度10CCプロジェクト】
1
更なるお客様満足度向上をめざして
(1)駅サインチェックプロジェクト
(2)気持ちい~駅環境プロジェクト
(3)わかりやすく快適バス停プロジェクト
(4)バス乗り心地向上プロジェクト
(5)お客様サービス窓口プロジェクト
2
企業ブランド・マインド力のアップをめ
ざして
(6)環境広報プロジェクト
(7)もったいない推進プロジェクト
3
新たなサービスの創造をめざして
(8)沿線情報探し隊プロジェクト
(9)駅周辺生活情報発信プロジェクト
(10)全職員お客様視点プロジェクト
【評価B】
- 8 -
取組事項
年度末の達成状況・課題
取組内容
モニター登録者
市営交通モニター制度
市民の皆様やお客様と協働して市営
交通事業の課題を把握し、よりよい改
善を進めるため、新たな市営交通モニ
ター制度を導入します。
・15歳以上の市営交通ご利用者
1,047名(2月4日時点)
期間・内容
平成22年3月まで。インターネットを利用
したアンケート(年4回)を実施
【経営計画課】
アンケート内容
①「市営地下鉄 車内マナー」(7月)
②「市営バス 接客態度・運転操作」(9月)
③「お客様から見た市営地下鉄」(11月)
④「横浜市内観光」(2月)
アンケート結果
局ホームページにて公表
今後、アンケートの結果を参考にして、お客
様に選んでいただける市営交通を目指し、より
良い改善を進めていきます。
【評価B】
スマイルマナー向上員
当初計画では、半年間であった活動を20年
全席優先席の理解浸透を図るため、
スマイルマナー向上員によりマナー啓
発活動を行い、3ヶ月毎に浸透度アン
ケート調査を実施し、評価していきま
す。
度末まで延長して実施しました。事業開始3か
月後(20年7月)に行った交通局Webモニ
ターへのアンケート結果(スマイルマナー向上
員の認知度が46%、期待度が33%)や向上
員の活動報告などを勘案すると、活動の認知度
も上がり一定の成果が出ています。このため、
【高速鉄道本部営業課】
21年度はブルーラインにも活動を拡大し、実
施することとしました。
【評価C】
- 9 -
取組事項
年度末の達成状況・課題
取組内容
地下鉄利用の快適性向上
○地下鉄運転士の自らの安全意識向上を目指
お客様が快適に駅や鉄道をご利用い
し、氏名の紹介放送を検討しましたが、実現に
ただけるよう、接遇の向上や美化対策
は至りませんでした。引き続き、検討を行いま
を講じます。
す。
○地下鉄運転士の安全意識向上を図
るため、氏名紹介放送を検討しま
○8月18日~28日に駅職員接遇向上研修
す。
を実施し、接遇レベルの向上に努めました。
○お客様への気配りや挨拶の励行な
どについて、研修を実施します。
○ブルーライン全駅でホームの古いコーティン
○駅職員が、トイレ、通路、ホーム
グや汚れを除去し、再コーティングを行いまし
などで日常の清掃のチェックを
た。
強化します。また、天井や壁、柱
一方、駅職員による巡回強化や清掃のチェッ
などについても美化対策を実施
ク体制の見直しも行いましたが、すべての駅で
します。
徹底されている状況には至っておりません。
【高速鉄道本部営業課、運輸サービス課】
今後も引き続き、駅の美化対策の取組を進
め、更なる地下鉄利用の快適性向上に努めま
す。
【評価C】
地下鉄運行情報案内の改善、充実
○電車の遅延情報等を車内及び駅構
○市営地下鉄線内はもとより、接続する他鉄道
内放送により確実に実施し、お客
の遅延情報等を総合司令所から列車や駅に連
様への情報提供の充実を図りま
絡し、車内及び駅構内で放送等によりお客様に
す。
情報提供を行いました。
○13 駅に運行案内情報表示器を拡大
設置します。
○全駅への運行案内情報表示器の設置が完了
○総合司令所では、列車遅延などへ
の臨機な対応を日頃から研究し、
緊急時に備え、車内放送などのサ
ービスを向上させます。
しました。総合司令所等で遅延情報を入力し、
速やかな情報提供を行っています。
【評価C】
【高速鉄道本部運輸サービス課】
「安全運転・接遇6つの言葉」の使用
徹底
乗車時の「ありがとうございます」などの
「安全運転・接遇6つの言葉」の使用率は、前
乗車時の「ありがとうございます」
年実績56%から62%(2月末)へと改善さ
などの「安全運転・接遇6つの言葉」
れましたが、目標を達成することはできません
の使用率を 90%以上とします。
でした。
○営業所長が所属乗務員の添乗指導
を積極的に行い、6つの言葉の使
営業所長が所属全乗務員の添乗指導を実施
し、必要な乗務員には個別指導を行いました。
更に指導が必要な17名の乗務員には、指導計
用を徹底します。
画に基づき本庁指導を行い、その後に改善確認
【自動車本部運輸サービス課】
の添乗調査をすることにより使用の徹底を図
りました。
【評価D】
- 10 -
取組事項
年度末の達成状況・課題
取組内容
お客様視点に立った路線、ダイヤの整
備・再編を行います
○ダイヤの整備・再編
お客様視点にたったダイヤの見直しについ
○市営バスにとって運行ダイヤは
ては、運行状況を把握し所要時間の見直しによ
「商品」であるという意識を全職
る定時運行確保、鉄道のダイヤ改正などに合わ
員に浸透させ、お客様の視点にた
せたダイヤ見直しによる乗り継ぎの利便性向
って迅速かつ柔軟に、路線、ダイ
上、回送運行の削減や営業化による運行の効率
ヤの整備・再編を実施していきま
化、また、終車バスの利用状況を勘案し終車延
す。
長を行うことによる利用促進、さらに交通不便
(回送運行の再検討、雨の日ダイ
地域の解消を図るため路線の新設や経路変更
ヤなど、お客様ニーズへの対応、 を行いました。
鉄道駅での乗り継ぎを配慮した
・所要時間の見直し
ダイヤ編成、終車延長など)
・鉄道への接続等の見直し
5路線
・回送運行の見直し
営業化
4路線
削
3路線
○総合司令所と連携するなどによ
り、最終バスが電車の遅延に対応
19路線
減
できる体制づくりに取り組みま
・終車延長
す。
・新設、延伸路線
2路線
・経路変更
2路線
【自動車本部営業課】
【高速鉄道本部各課】
10路線
・暫定運行路線の営業化
21年3月末で廃止を予定していた暫定
運行路線(8路線)につきましては、減便等
の見直しを行い、21年4月以降は、一般営
業路線として運行することといたしました。
(赤字額8,900万円から1,200万円
まで縮小)
・乗り継ぎ制度導入
58路線再編成及びグリーンライン開業
に伴う再編成により廃止となった区間のう
ち、2箇所で乗り継ぎ制度を導入しました。
・雨の日ダイヤ(平成21年6月実施予定)
日頃から乗車率が高く、特に雨の日に混雑
率が高い路線を選定し、雨の日に増便しま
す。これにより、混雑の緩和と同時に徒歩等
の方にもご利用いただき利便性の向上を図
ります。
平成20年度は実施に至りませんでした
が、今後、各営業所1路線(10路線)を選
定するとともに、運行を決定する際の判断基
準や周知方法などについて検討していきま
す。
【次ページへ】
- 11 -
取組事項
年度末の達成状況・課題
取組内容
○総合司令所との連携・体制づくり
接続駅と路線の選定を行い、営業所と総合司
令所との連絡体制の確立を図りました。
・接続駅
仲町台駅
・関連系統
301、302系統
今後の運用状況を踏まえ、対象路線の拡大を
検討していきます。
【評価B】
バス運行情報案内の改善、充実
○バスの遅延情報等を車内放送によ
り確実に実施し、お客様への情報
○外部講師による研修の課題の一つとし
て、遅延時の案内について取り組みまし
た。
提供の充実を図ります。
○停留所への運行案内情報表示器を
拡大設置します。
○燃料価格の高騰により設置内容を見直し、本
【自動車本部営業課、運輸サービス課】
予算の中で、できるだけ多くのお客様に利用し
年度は5箇所に設置しました。今後も限られた
ていただけるようコストの削減と設置場所の
選定に努めていきます。
【評価C】
冷暖房温度の適正化推進
【高速鉄道本部、技術管理部】
バス・地下鉄車内の冷暖房温度の適
正化を図ります。
地下鉄では、通勤等で乗車した職員から総合
司令所へ車内空調の状況を報告し、総合司令所
○地下鉄では、朝、夕ラッシュ時の
送風機の有効的な使用を実施する
とともに、職員の司令報告を徹底
から担当乗務員へ空調操作を指示する体制を
とりました。また、車内が寒いとのご意見への
対応として、朝の気温が5℃以下の場合は、総
します。
○バスでは、乗務員が臨機応変に車
合司令所から強制暖房を入れる指示を出すよ
内温度調節をするよう、走行中の
うにしました。これらの対策を行った結果、車
バス車両にバス無線で指示をしま
内空調の苦情が前年度の58件から48件に
す。
減少しました。引き続き、きめ細かな車内温度
【高速鉄道本部運輸サービス課】
管理に努め、苦情ゼロを目指します。
【自動車本部運輸サービス課】
【技術管理部車両課】
【自動車本部】
バス無線で、温度調節による快適な車内環境
の維持について指示してまいりました。今後
も、お客様のお申し出に臨機応変に対応できる
よう、引き続き、点呼時に指導してまいります。
【評価C】
- 12 -
取組事項
年度末の達成状況・課題
取組内容
提携クレジットカードの導入
○「横浜交通 hama-eco card」を発行(3月)
提携クレジットカードを 20 年度に
・2月に記者発表及び会員募集キャンペーン
実施
導入します。
○定期券購入のクレジット決済やオ
ートチャージ機能の付加などサー
・3月29日から10駅の自動券売機でクレ
ジット決済開始
(あざみ野・センター南・新横浜・横浜・
ビス向上を図ります。
関内・上大岡・戸塚・湘南台・日吉・
○環境にやさしい公共交通利用に市
民を誘導していくため、商店街利
用の促進や公共施設利用のポイン
ト制度の可能性について検討しま
す。
中山)
・従来のクレジットカードにない新しい環境
貢献の仕組みを導入
(定期券購入による「よこはま協働の森基
金」への寄付)
・カード提示による特典など沿線施設との提
【統括営業課】
携(38店舗・施設)
スケジュールどおり、ハウスカードを発行で
きましたが、今後、中長期的に魅力あるカード
にして定着を図るため、PASMOオートチャ
ージの導入(22年3月予定)、フェリカポケ
ットの有効活用、提携店舗等の拡大などを着実
に実施し、会員獲得目標を達成していく必要が
あります。
【評価B】
お客様サービスセンターの設置検討
これまでの定期券発売所の機能を見
直し、企画乗車券の発売や、インフォ
メーションの提供、交通局グッズの販
売など、総合的なサービスセンターと
センター南駅及び上大岡駅の定期券発売所
の機能を見直し、定期券のほか企画乗車券の発
売やインフォメーションの提供、交通局グッズ
の販売など総合的なサービスを行う「お客様サ
ービスセンター」を設置することとしました。
するため検討を進めます。
【経営部】
【高速鉄道本部営業課】
【自動車本部営業課】
- 13 -
現在、サービス開始に向けた準備を進めてい
ます。
【評価C】
取組事項
経営理念、経営目標を
徹底します
年度末の達成状況・課題
取組内容
全職員への経営理念・方針の浸透
経営理念や経営方針の徹底を実務ミ
ーティングなどを通じて進め、全職員
の行動として実践していきます。職員
アンケートにより浸透度をチェック
し、浸透度 80%以上とします。
【経営計画課】
局の現状と課題を踏まえて、今何をする必要
があるのかを、実感を持って理解するため、
「職
員研修ビデオ」を作成し、全職員を対象として
研修を実施しました。また、実務ミーティング
や経営計画課責任職による研修などを通じて、
経営理念・方針を全職員が理解し、行動へと実
践できるよう企業マインドづくりを進めまし
た。
経営理念等の浸透度を把握するため実施し
た職員アンケートの結果では、理解していると
答えた職員は約75%で、前回(9月)とほぼ
同数値となっていますが、理解していないと答
えた職員は1.2%減っており、研修や各職場
における実務ミーティングの効果が表れ始め
ています。
今後も、職員一人ひとりが、経営理念をもと
に行動していくよう、職員の定期研修等を進め
てまいります。
【評価C】
- 14 -
取組事項
広告料増収への取組を
強化します
年度末の達成状況・課題
取組内容
地下鉄・バス広告の活性化
地下鉄・バスの広告について、さら
○広告代理店12社と定例的に会議を開催
(毎月)
なる増収確保のために現制度の点検・
見直しを行います。
○広告主向け「セールスシート」な
○広告主向け「セールスシート」の作成(3月)
どを作成し積極的にアピールする
ことで、自らの営業力を高め、駅
○規定駅額面広告販売促進キャンペーン
(8月~10月)
広告の稼働率の向上を図ります。
○19 年度から開始した市営交通パー
トナーシップ事業を拡充します。
○広告媒体のマネージメントを強化
<規定駅額面稼働率実績>
19年度 20年度
32%
47%
増加率
15%
し、規定駅額面広告の稼働率を現
在の 57%から 70%に引き上げ、駅
構内や車両内の広告環境を向上し
ます。
○地下鉄車内中吊り広告販売促進
キャンペーン(2月)
<稼働率>
<ブルーライン規定駅額面広告稼働率向上>
20年4月 20年12月
57%
70%
増加率(増収額)
+13% (+32百万円)
<広告料収入の増収目標>
19年度 20年度
32%
47%
増加率
15%
一部の媒体で広告掲出の活性化したものの、
⑲予算
⑳予算
増収額
840百万円 1,080百万円 +240百万円
年度当初に掲げた取組の多くが完成途中で、仕
組みや業務の見直しに至らず、増収に結びつい
【統括営業課】
ていません。引き続き、広告料の増収に向け、
現行制度の点検を実施します。
【評価D】
- 15 -
取組内容
年度末の達成状況・課題
企画電車の運行・企画乗車券の検討
沿線の魅力を生かした企画電車を運
○企画電車をブルーラインで5回運行しまし
取組事項
営業力を強化します
行するとともに、「市営バス小さな旅
〔仮称〕」の企画などにより、魅力的な
企画乗車券を検討します。
【統括営業課】
た。
・アフリカ号 (4月中旬~5月)
・横浜熱闘倶楽部電車 (8月)
・JA秋の収穫まつり電車 (11月)
・熱闘電車2009開幕ダッシュ号 (2月)
・さくら電車2009 (3月中旬~4月上旬)
企画電車の運行により、PR効果や沿線の賑
わいの創出に寄与しました。
○「市営バス小さな旅」は、沿線26の施設、店
舗との提携(乗車券持参者への割引・サービスの
提供)により、10月の実施から 1,200 人以上の
ご利用をいただきました。今後は、利用実態調査
により、きめ細かいPRを行うことで、さらに定
着させてまいります。
【評価B】
定期観光バス・あかいくつの魅力アッ
<定期観光バス>
プ
○市内ホテル、旅行代理店、観光施設等との調
○観光、都心部内アクセスなどの視
点で現在の定期観光バス、あかい
整(7月~)
○料金改定に必要な条例改正の実施
くつの運行形態を見直します。
(9月市会第3回定例会)
○乗車人員の増を目指し、旅行代理
店や市内ホテルとの連携強化など
販売促進を行います。
○車両とコースのリニューアル(12 月)
○テレビCM、旅行雑誌などでのPR(3月)
○インターネット予約の開始(3月)
<20 年度乗車人員目標>
⑱実績 ⑳目標
差引
市内遊覧
18,000人 27,000人 9,000人(+50.0%)
(収支) ▲2,700万円 赤字解消 2,700万円増
あかいくつ 667,000人 675,000人 8,000人 (+1.2%)
(収支) ▲1,800万円 赤字解消 1,800万円増
【統括営業課】
<あかいくつ>
○回遊性の高いループ運行への変更(11月)
○乗車可能乗車券(SF、1 日乗車券など)の範
囲拡大(11月)
横浜観光の足として、多くのお客様に満足し
て、ご利用いただけるようルートの見直しを行
いました。今後は、事業の黒字化に向け、市内
観光事業者との連携を強化し、積極的な販売促
進を行うとともに、横浜観光のシンボルとなる
よう取組を進めます。
【評価B】
- 16 -
取組事項
年度末の達成状況・課題
取組内容
○沿線会議は4回開催し、
沿線地域との連携による地域活性化
○グリーンライン沿線会議(年4回) ・なかやま駅☆えきちかステージ
で、沿線地域との連携により、地
・メタボ予防グリーンラインキャラバン
域の活性化及び乗車人員増加を図
などのイベントを実施しました。
○イベントカレンダーは、3か月ごとに4回発
ります。
○沿線地域の元気な情報が相互に作
行しました。掲出場所をグリーンライン各駅の
用し鉄道の利用に繋がる関係をつ
ほか、沿線の施設など(約15→約40か所)に
くるため、イベントカレンダーを
拡大し、各回約80件程度の沿線イベントを紹
作成します。
介しました。
○沿線の魅力の総合的な紹介とし
○沿線マップは、「沿線の食」をテーマに、沿線
て、沿線マップの作成、20 年度か
会議など地域の方々からの情報をもとに、3月
ら 21 年度にかけて沿線情報提供
に5万部発行しました。
サイト(ホームページ)を開設し
沿線情報提供サイト(ホームページ)は、地域
団体との協議や、ホームページ作成会社から聞
ます。
【統括営業課】 き取りを行う等、開設に向けて準備を進めまし
た。
【評価B】
グリーンラインの利用促進
乗車人員目標 10 万 4 千人/日のう
○グリーンライン沿線企業74社訪問を実施
ち、定期券利用のお客様の定着率を上
○東急目黒線の日吉延伸に伴う東急電鉄と
げることが課題となっており、グリー
(5月~6月)
共同PR(6月)
ンラインの魅力をPRし、お客様の定
○109シネマズ ECO 特キャンペーンの実施
着を図るための次の取組を計画的に実
(7~9月)
○グリーンライン沿線の夏季イベントの PR(8月)
施します。
○沿線 17 万世帯への新聞折込チラシの配布
(9月)
<現状>
○ノースポートモールとのエコ特キャンペー
開業後1か月(4 月 25 日)時点の
定期券利用 27,696 人/日
<目標>
定期券利用 5 万人以上/日
ンの実施(11月)
○定期券利用者を対象としたワーナーマイカ
ルシネマズ試写会の実施(3月)
○沿線 22 万世帯への新聞折込チラシの配布
(3月)
ダイレクトメールの実施に替えて、沿線企業
<主な具体的な行動>
・沿線企業、学校(70 団体)への戸
別訪問の実施
・沿線 10 万世帯への新聞折込チラシ
の配布
・東京都心の企業 100 社へのダイレ
クトメールの発送
【統括営業課】
とのタイアップ事業を実施するなど、沿線企業
との連携を強化することにより、グリーンライ
ンの利用促進PRを実施しました。
しかし、定期券の利用者は目標に達しておら
ず、来年度以降も沿線企業と連携したキャンペ
ーンを実施するなど、お客様の利用促進を図り
ます。
<定期利用最多実績 38,812 人/日(12 月)>
※定期外・有人改札含む最多実績
86,697 人/日(12 月 4 日)
【評価C】
- 17 -
取組事項
資産活用による収入の
確保に努めます
取組内容
年度末の達成状況・課題
駅構内等の有効活用
○横浜駅地下1階コンコースの活用
○関係局との調整を完了させ、消防法、建築基
について、条件等を整理し、事業
した。これにより、開発計画を策定し、事業者
化を推進します。20 年度は事業化
募集が可能となりました。今後は、経済情勢の
提案、事業者募集を行います。
悪化の中で、着実な事業化推進が行えるよう、
○新横浜駅の改修工事に伴い、21 年
準法、道路法上等の開発条件の整理が終了しま
公募の内容、時期について調整を進めます。
度にかけて店舗開設、広告の見直
し等を行い、新横浜駅の資産価値
○コンコース改修に伴う店舗開設、広告の見直
を高めます。
し等の検討については、改修計画に反映しまし
○新羽車両基地では、基地上部につ
たが、改修工事とは別に、広告収入落ち込みへ
いて、緑化及びスポーツ施設等の
の対策として、ホーム階の広告見直し等広告価
整備に関して環境経営委員会で検
値向上に向けた開発の検討については、具体化
討します。また、基地敷地につい
に至っていません。
ては、条件等を整理し、事業化を
検討します。
○基地上部については、環境経営委員会でソー
○駅構内等のスペースの有効活用に
より増収を図ります。
<目標 4駅構内等で 1,200 万円増収>
【経営計画課】
ラーシステム設置を検討するとともに、ソーラ
ーシステムの事業者への調査及び緑地整備の
検討を行いました。
しかし、経済情勢の悪化から事業者の意欲も
減退し、総合的な施設利用及び採算性の確保の
観点から望ましい方策を見出すには至りませ
んでした。今後は、基地上部の緑化等と基地敷
地の開発事業を併せた方策等も検討していき
ます。
○予定を上回る6店が新規に開設(総数97店
舗)し、約1,600万円の増収となりました。
今後は、空き店舗及び新規店舗への誘致が課題
と考えており、誘致の促進とともに、新たな事
業手法、賃料、局納付率等の見直しを行ってい
きます。
【評価C】
- 18 -
取組事項
取組内容
年度末の達成状況・課題
人件費抑制策を推進し
ます
職務の責任及び内容に応じた人事給与
○職員の昇任体系について、職務内容や責任の
体系の実施
○職務の責任及び昇任基準を明確化
度合いを考慮して、給与水準とともに見直しを
検討しました。
した給与制度を構築します。
○昇任選考委員会を拡充し、本人の
○人事考課について、より客観的で分かりやす
意欲や適性を踏まえた昇任選考制
い基準とし、昇給等への反映方法について見直
度を確立します。
しました。
○人事考課制度を見直し、より適正
な運用を図ります。
○表彰や運転事故に関する基準を設け、その結
○著しい業績を上げた職員や業務中
に事故を起こした職員に関する評
果を人事考課等に反映させる仕組みを検討し
ました。
価基準を明確化し、それぞれ業績
に反映します。
○責任職の人事考課について、より業績を重視
○業績を重視した目標管理を行い、
賞与や昇任・昇給に反映します。
【職員課】
した内容に見直し、昇給、昇任等へ反映します。
また、バス運転手について、事業の損益が黒
字になった場合に、その一部を活用して職員に
還元する業績連動型の仕組みを検討しました。
【評価C】
運行を効率化します
バス乗務員の乗務時分の見直し
限られた人数で最大のサービスを実
現していくため、現在 370 分を基準と
した乗務時分のプール制の導入などに
改善基準遵守を前提に平均乗務時分を
430分に引き上げ、仕業数の16%(206
人 3億3,300万円)削減を行いました。
より、より効率的な運行を実現します。 これにより、職員数の削減や超勤時間の平準化
【自動車本部営業課】
など、経営の効率化を図ります。
【評価B】
【職員課】
子会社へのバス運行委託~メリットシ
ステム導入
運行委託により、市営バス事業の効
率的な運営や、子会社と交通局との良
好な競争関係を通じた市営バス全体の
サービスを向上させていくことを目指
します。競争した結果を「安全運転・
接遇6つの言葉」の使用、燃費、収入
額などの基準で評価するメリットシス
テムを導入します。
【自動車本部営業課】
- 19 -
平成20年4月1日から接遇、燃費、収入な
どの基準で評価するメリットシステムを盛り
込んだ委託契約を実施しました。
また、安全運行の確保に一定の見通しがたっ
たことから退職派遣の乗務員を3月に交通局
に復職させました。
これにより仕業の見直しとあわせて、21年
度の運行委託の経費は、4億8,400万円程
度、抑制しています。
【評価B】
取組事項
経費節減策を推進しま
す
年度末の達成状況・課題
取組内容
効率的な保守管理
○施設の長寿命化
○施設の長寿命化
健全な施設の維持、管理を図るため、中長期
車両、軌道施設、電気設備、建築
の施設更新計画を作成しました。これに基づ
設備の長寿命化及び改修費用の平
き、21年度以降の改良、改修工事を計画的に
準化を図るため、「21 年度以降の
進めるとともに、経営状況を見据えながら予算
保守管理計画」を作成します。
に反映していきます。
○設計内容の検証
工事に係る技術審査の対象を拡大
するとともに、多角的な視野で審
査します。
○設計内容の検証
昨年度までは、土木・設備・車両部会と3部
会となっていましたが、今年度から1つの委員
○車両点検周期と内容の見直し
21 年度からの重要部検査の周期
延長に向け、第三者機関や外部有
識者を交えて安全性を確認し、国
会に統合し、様々な分野の委員による多角的な
検証を実施しました。
また、技術審査案件の金額を1億円以上から
1千万円以上に下げ、対象を拡大しました。
の了承を得ます。また、将来の全
今年度の委員会改革は成功したと考えてお
般検査の周期延長に向けた検討を
り、引き続き、このシステムを維持・発展させ
進めます。
ていきます。
○契約期間を延長する保守点検業務
契約の拡大検討
○車両点検周期と内容の見直し
【技術管理部各課】
重要部検査の周期延伸に伴う安全性の確保
について、19年度から進めている試験により
検証することができ、国への届出を踏まえ、
「4
年又は60万キロ」の検査周期を「5年又は
60万キロ」に変更し、実施しました。
引き続き、全般検査の周期延伸に向けた安全
性の検証を進めます。
○契約期間を延長する保守点検業務契約の拡
大検討
複数年契約及び契約期間延長の対象とする
業務の拡大を進め、浸水防止機等の保守点検委
託契約の期間を5年間としたほか、ブルーライ
ン車両の重要部検査及び全般検査の委託期間
を5年間、並びにグリーンライン車両の検査ほ
かの委託期間を4年間として、21年度予算に
反映しました。
引き続き、対象業務の拡大を進め、経費削減
に向けた取組を進めます。
【評価B】
- 20 -
取組事項
年度末の達成状況・課題
取組内容
もっともっと倹約推進運動
全職場において、コスト意識を高め、
更なる知恵と工夫により無駄を省き徹
底した節約に取り組みます。
○地下鉄回送列車の客室消灯、空調を停止した
ほか、トンネル内の換気時間を短縮するなど電
力消費の削減に努めました。
○エコドライブを徹底するよう、営業所長がバ
スに同乗し運転方法を指導したほか、アイドリ
<具体策>
ングストップを徹底させ、燃費の向上を図りま
・各事務所・駅の光熱水費等経費削
した。
減
・超過勤務の縮減
○コスト意識を高めるために照明や空調のス
・アイドリングストップ、エコドラ
イッチに節電を呼び掛けるステッカーを全職
場に貼りました。
イブによる燃費向上
<20年度営業費用:約 570 億円
削減目標額:1億円>
【総務課、財務課】
○21時以降の超過勤務の原則禁止により超
過勤務を縮減しました。
また、自分たちのできることからコスト削減
に取り組みました。
・カラーコピーの使用制限
・新聞雑誌等の購読中止
・宿泊を伴う定例的な会議のとりやめ
・使用頻度の低い携帯電話の解約
<削減額>
営業費用:1億8,800万円
○職員の知恵と工夫による経費の削減
4,200万円
○執行状況を精査したことによる修繕費等
の支出の抑制
9,900万円
○本庁職員の超過勤務抑制
4,700万円
【評価B】
- 21 -
取組内容
年度末の達成状況・課題
真摯・公正・着実な監察の実施
○法令遵守や服務規律の徹底に向け
○バス運行時の信号遵守状況など各種調査を
取組事項
公正な監察と評価
たテーマ監察を実施します。
延べ 1,574 件実施し、106件(12月現在)
について改善対応を指示しました。
○収入金誤差報告に対する調査など
公金管理に関する重点的監察を実
○収入金の管理では、不正防止の観点から延べ
施します。
○点呼執行の厳格化、接遇・接客の
66回(12月現在)の実地調査を繰り返し、
向上などに向けた監察を実施しま
機器の不具合や取扱い上のミスを指摘し、特定
す。
の原因による誤差発生数が減少しました。
各項目の監察結果を公表し外部の評
価を得ます。
○地下鉄の保守区などの点呼立会いを実施し、
保守区内の相互点検の開始につなげました。
【監察課】
今後は、より一層事業部と連携し、自発的な
改善を支援しつつ、厳正な監察を実施していき
ます。
【評価B】
バス添乗調査方法の改善及び駅評価の
○バス添乗調査について、公正性、透明性の向
制度化
上を目指しましたが、評価基準の適用に一部不
○バスの添乗調査方法を改善しま
す。
統一が見られました。今後、調査方法の見直し
や研修の徹底などに取り組み、一層の客観性確
○地下鉄の「駅評価」を定着化しま
す。
保を目指します。
○結果を定期的に公表するととも
に、マネジメントに反映します。
【監察課】
○駅評価では第1回評価を9月から10月に
実施し、その結果を踏まえ、第2回は重点項目
に絞って評価を行いました。
○結果は市民の皆様へお知らせするとともに、
接遇や施設の改善につなげ、サービス水準の向
上を目指します。
【評価C】
- 22 -
取組事項
分かりやすい経営情報
を提供します
年度末の達成状況・課題
取組内容
適切な経営情報の公表
○決算速報等を民間企業並みに公表
します。
○決算速報については目標どおりに公表しま
したが、四半期収支は地下鉄の路線ごとの収支
・決算速報については、期末日か
ら100日後に公表します。
・四半期収支については、各四半
期末から50日後までに公表し
ます。
【財務課】
集計の遅れにより、目標どおり公表することは
できませんでした。
今後、早期に路線ごとの収支算定方法を確定
させ、適時の公表に努めます。
○バスの路線別収支を決算に合わせ
て公表します。
【統括営業課】
○平成19年度自動車事業決算値の確定に基
づき、バス路線別収支の算定作業を行い、11
○地域貢献や環境対策など、改善型
月に交通局ホームページで公表しました。
公営企業としての取組についての
経営情報を公表します。
○環境対策について、環境経営委員会での議論
【財務課】
○経営状況が評価できるような経営
を踏まえ、報告書としてまとめるとともに、21
年度予算において、地域貢献や環境対策に関す
る事業をとりまとめ、予算計上額等を公表しま
指標を導入します。
【財務課、経営計画課】
した。
○決算数値をベースとした経営指標について
は、民間企業で導入されているものを調査し、
会計士の意見も求めながら、当局の経営分析に
役立つかを検討しました。
また、1日、1週、1か月の単位で、乗車人
員や収入金額など経営状況の変化を迅速に把
握できる指標について検討しました。
しかし、部分的に導入している指標はあるも
のの、総合的体系的な導入、活用は未達成とな
っています。
【評価D】
- 23 -
取組事項
地域貢献の取組
年度末の達成状況・課題
取組内容
生活支援サービスの導入検討
地域の高齢者や障害者などの不便を
和らげ、通院やお買い物など、日常生
生活支援バスサービスの導入にあたり、
・交通不便地域
・最寄りのバス停まで500m程度
・大型バスが運行できる
活を支援するための生活支援バスサー
などの地域選定基準を作成し、試行場所を選
ビスを実施します。
定しました。
【自動車本部営業課】
【試行場所】
平成21年度実施予定
緑区:十日市場地区、中山地区
中区:根岸地区(一部磯子区を含む)
【評価C】
環境にやさしい市営バ
ス
パートナーシップ事業によるCNGバ
浅間町天然ガススタンドが21年1月に完
成したことにより、市内中心部でのCNGバス
スの運行充実
パートナーシップ事業により東京ガ
の運行を開始するとともに、老朽化した滝頭営
業所の充てん所にかかる維持管理費等のコス
ス(株)が浅間町営業所に設置する天
ト削減(平成20年度見込み約2,500万円)
然ガススタンドと、同社の佐江戸のエ
が可能となりました。
コ・ステーションを活用し、CNGバ
佐江戸エコ・ステーションについては、待機
場等の設備の準備を進めました。来年度は、北
スの運行を継続します。
【自動車本部運輸サービス課】
部方面でのCNGバスの運行地域が拡大する
ほか、回送運行の削減など運行の効率化も図ら
れます。
【評価B】
エコドライブの徹底による燃費向上
<燃費目標:1リットル当たり 2.60km>
目標とした軽油1リットル当たりの走行距
離2.60kmは達成できず、2.41kmに
○ドライブレコーダーを導入し、収
とどまりました。アイドリングストップなどに
集したデータを解析して乗務員が
ついては浸透してきましたが、エンジン回転数
自己分析することで省エネ運転に
の抑制など、省エネ運転が全乗務員に徹底がさ
対する意識を向上させ、燃費を向
れていないことから、更なる省エネ意識向上が
上させます。
課題となります。
○「ネンピくん」
(燃料消費量計)に
よる走行テスト(通常運転・省エ
○ドライブレコーダー搭載車は、未搭載車に比
ネ運転)を行い、燃料消費量の違
べて約6.74%燃費を改善することができま
いや省エネ運転のコツを体感する
した。なお、運行データを解析し、明らかに省
訓練を行います。
エネ運転をしていない乗務員に対して指導を
【自動車本部運輸サービス課】
行いました。今後も運行データ解析に基づく指
導を強化し、燃費向上に努めてまいります。
○「ネンピくん」による省エネ運転研修につい
ては、5営業所で実施しました。残りの営業所
でも、順次研修を実施してまいります。
【評価D】
- 24 -
年度末の達成状況・課題
取組事項
取組内容
環境にやさしい改善型
公営企業ブランドの確
立
市営交通の優れた環境特性のPR
はまりん号を活用するなど、市営交
通の優れた環境特性のPRを、パート
ナーシップ企業とも協力しながら実施
します。
【経営計画課】
パートナーシップ企業であるアサヒ飲料・ア
サヒビールの協力を得て、市民・利用者の皆様
に環境への意識を高めていただくことを目的
として、エコ体験会等のイベントを2回開催し
ました。
環境広報プロジェクトで検討した市営交通
の環境優位性のPRについては、企業協賛によ
る実施の目途がつきました。21年度は、地下
鉄駅の空き広告枠を活用するなど、実施方法を
検討し、市営交通の環境優位性を積極的にPR
してまいります。
【評価C】
環境経営委員会の設置、運営
交通システム全体におけるCO2排出削減
公共交通の先導的な役割を期待され
に向けて、「公共交通の利用そのものが環境貢
る市営交通として、取り組むべき環境
献」であるという視点から、自動車利用から公
施策の助言・提言をいただくため、環
共交通利用への転換を図る取組について、4回
境経営委員会を設置し、環境経営プラ
の委員会を開催し、議論を重ねました。
ンを策定します。
その結果、今後の市営交通の環境ビジョンと
【経営計画課】
して、進むべき方向性や対応を示した報告書が
まとめられ、交通局に提言されました。
今後、本報告書を踏まえ、環境白書を21年
4月中に策定し、改善型公営企業として環境対
策への先導的な役割をより一層果たしていく
よう、取組を進めてまいります。
【評価B】
- 25 -
市営地下鉄はすべての座席が優先席です
- 26 -
Fly UP