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基本情報 - 消費者庁

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基本情報 - 消費者庁
別紙様式(Ⅳ)
商品名:ダノンビオ
プレーン・加糖
健康被害の情報収集体制
健康被害の情報の対応
窓口部署名等
ダノンジャパン株式会社お客様相談室
電話番号
0120-409610
ファックス番号
FAX による受付は行っていません
電子メール
https://www.danone.co.jp/contact/index.php#mail
その他
なし
連絡対応日時
(曜日、時間等)
午前 9 時~午後 5 時 30 分
祝日、年末年始等の特別休暇を除く月~金
その他必要な事項
(組織図及び連絡フローチャートを添付すること)
別紙様式(Ⅵ)-2
商品名:ダノンビオ プレーン・加糖
届出食品に関する表示の内容
科学的根拠を有する機能
性関与成分名及び当該成
分又は当該成分を含有す
る食品が有する機能性
本品にはビフィズス菌 BE80 が含まれ、おなか
の不快感※をやわらげることが報告されてい
ます。※おなかの不快感とは、健康な人の日常
生活でみられる下部消化管における過剰なガ
スの発生とおなかの張り、ゴロゴロ感や違和感
のことです。
一日当たりの摂取目安量
2カップ(150g)
一日当たりの摂取目安量 機 能 性 関 与 成 分 名 : ビ フ ィ ズ ス 菌 BE80
当たりの機能性関与成分 (Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)
の含有量
含有量:89億個
保存の方法
要冷蔵(10℃以下)
摂取の方法
一日2 カップ(150g)を目安にお召し上が
りください。(一日当たりの摂取目安量ととも
に表示)
本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、よ
摂取する上での注意事項
り健康が増進するものではありません。
(有・無)
調理又は保存の方法に関
し特に注意を必要とする
もにあっては当該注意事
項
※内容量等により表示事項が異なる場合、その内容を全て記入する。
(表示見本を添付すること)
表示見本
蓋:縮尺率100%
ラベル:縮尺率85%
別紙様式(Ⅶ)-1
商品名:ダノンビオ
プレーン・加糖
食品関連事業者に関する基本情報
届出者の氏名
(法人にあっては名称及
び代表者)
ダノンジャパン株式会社
代表取締役社長 ルイス
届出者の住所
(法人にあっては主たる
事務所所在地)
東京都目黒区上目黒 2-1-1 中目黒 GT タワー13 階
ファリア・エ・マイア
製造者の氏名(製造所又は ダノンジャパン株式会社館林工場
加工所の名称)及び所在地 群馬県館林市下早川田町 366-1
※複数ある場合、全てを記
載
消費者対応部局(お客様相
談室等)の連絡先
0120-409610
(電話番号等)
情報開示するウェブサイ
トのURL
http://www.danone.co.jp/
届出事項及び開示情報に
ついての問合せ担当部局
部
電
局:ダノンジャパン株式会社広報部
話:03-6890-9434
別紙様式(Ⅶ)-2
届出食品に関する基本情報
商品名
ダノンビオ プレーン・加糖
名称
発酵乳
食品の区分
加工食品(☐サプリメント形状、その他)、
☐生鮮食品
錠剤、粉末剤、液剤で
あって、その他加工食
該当せず
品として扱う場合は
その理由
当該製品が想定する
主な対象者(疾病に罹
患している者、妊産婦
おなかの調子をすっきり快適に整えたい方
(妊娠を計画してい
る者を含む。)及び授
乳婦を除く。)
本品は、一日摂取目安量として 2 カップ(150g)の
設計となっている。過剰な摂取が国民の健康の保持
増進に影響を与える栄養素として健康増進法施行
規則 11 条第 2 項で定める栄養素のうち「日本人の
健康増進法施行規則
第 11 条第2項で定め
る栄養素の過剰な摂
取につながらないと
する理由
食事摂取基準(2015 年)」で食事摂取基準が設定さ
れている栄養素および糖類について、本品 150g に
含まれる量は以下のとおりである。
1. 脂質:3.0g、飽和脂肪酸:1.8g
2. 糖類:16.4g
3. ナトリウム:80 ㎎
「日本人の食事摂取基準(2015 年)」より、脂質は、
一日の摂取カロリーの 20-30%にすることが基準と
されている。推定エネルギー必要量として 18 歳以
上の男性で最低が 1,850kcal、女性で 1,500kcal とす
ると、それぞれの 20%の脂質相当量は 41.1g、33.3g
となる。本品 150g に含まれる脂質 3.0g は十分に低
い値である。また、一般の全脂ヨーグルト(発酵乳
全脂無糖:3.0g/100g = 4.5g/150g 日本食品標準成分
表 2005 より)と比較しても低い値である。
これらのことから、本品を摂取することにより脂質
の過剰摂取にはつながらないと考えられる。
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別紙様式(Ⅶ)-2
「日本人の食事摂取基準(2015 年)」より、飽和脂
肪酸は、一日の摂取カロリーの 7%以下にすること
が基準とされている。推定エネルギー必要量として
18 歳以上の男性で最低が 1,850kcal、女性で
1,500kcal とすると、それぞれの 7%の脂質相当量は
14.4g、11.7g となる。本品 150g に含まれる飽和脂
肪酸 1.8g は十分に低い値である。また、一般の全
脂ヨーグルト(発酵乳 全脂無糖:1.8g/100g =
2.7g/150g 日本食品標準成分表 2005 より)と比較
しても低い値である。これらのことから、本品を摂
取することにより飽和脂肪酸の過剰摂取にはつな
がらないと考えられる。
糖類は、日本において摂取基準は設定されていない
が、WHO のガイドラインにおいて遊離糖(糖類)
の摂取を一日の摂取カロリーの 10%未満にするこ
とが推奨されている。
「日本人の食事摂取基準(2015
年)」より、推定エネルギー必要量として 18 歳以上
の男性で最低が 1,850kcal、女性で 1,500kcal とする
と、糖類としてはそれぞれ 46.3g、37.5g 未満にする
ことが望ましい。本品 150g に含まれる糖類 16.4g
は WHO の推奨値を下回るとともに、一般の加糖ヨ
ーグルト(発酵乳 脱脂加糖:11.9g/100g =
17.9g/150g 日本食品標準成分表 2005 より)と比較
しても低い値であることから、本品を摂取すること
により糖類の過剰摂取にはつながらないと考えら
れる。
ナトリウムは、WHO ガイドライン(2013)の推奨
量によると 18 歳以上の男女で 1,969 ㎎/日(食塩相
当量として 5.0g/日未満)とされており、本品 150g
に含まれるナトリウム 80 ㎎(食塩相当量 0.2g)は十
分に低い値である。また、一般の加糖ヨーグルト(発
酵乳 脱脂加糖:48 ㎎/100g = 72 ㎎/150g 日本食品
標準成分表 2005 より)とほぼ同等である。これら
のことから、本品を摂取することによりナトリウム
の過剰摂取にはつながらないと考えられる。
ダノンビオ プレーン・加糖 2 カップ(150g)を消
費することでもたらされる各栄養素量は、日本人の
食事摂取基準(2015)(脂肪と飽和脂肪酸)および
WHO ガイドライン(糖類:Sugars intake for adults
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別紙様式(Ⅶ)-2
and children (2015)、ナトリウム:Sodium intake
for adults and children (2012))から求められた
摂取基準値を下回る。それに加え、WHO ガイドライ
ンから求めた糖類の摂取量の基準とした値は 37.5g
(18 歳以上女性)で、本品 343g に相当する。この
量は本品 4.6 カップ分(1 カップ 75g)、すなわち 1
日摂取目安量の 2.3 倍にあたる。1 日に本品を 4.6
カップ摂取することは困難であり、当該栄養素の過
剰摂取のリスクは低いと考えられる。
販売開始予定日
2016 年 7 月 30 日
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別紙様式(Ⅶ)-3
作用機序に関する説明資料
1.製品概要
商品名
ダノンビオ
プレーン・加糖
機能性関与成分名
ビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium lactis CNCM
I-2494)
表示しようとする
機能性
本品にはビフィズス菌 BE80 が含まれ、おなかの不快感
※をやわらげることが報告されています。※おなかの不
快感とは、健康な人の日常生活でみられる下部消化管に
おける過剰なガスの発生とおなかの張り、ゴロゴロ感や
違和感のことです。
2.作用機序
2.1機能性関与成分の特質
ビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)
ダノンビオ プレーン・加糖の機能性関与成分は、Bifidobacterium animalis
subsp. lactis CNCM I-2494 と分類される、1985 年、フランスのダノン社が発酵乳
製品から分離した菌株である。この菌株は Bifidobacterium lactis CNCM I-2494 と
称される。この番号は 2000 年に菌株が寄託されたパリ、パスツール研究所の
National Collection of Micro-organism Cultures の寄託番号で、このコレクションは
ブダペスト条約による培養微生物の国際寄託当局である(Budapest Treaty 1977)。
Bifidobacterium lactis CNCM I-2494 はダノン社のコレクションで Bifidobacterium
lactis DN-173 010 とも称され、また日本では BE80 と称され、いくつかの科学出
版物で用いられている。
Bifidobacterium lactis CNCM I-2494の現在の分類学上の名称はBifidobacterium
animalis subsp. lactis(Masco 2004)である。
これはBifidobacterium属に属し、詳細な分類は以下のとおりである。
界: Bacteria
門: Firmicutes
綱: Actinobacteria
亜綱: Actinobacteridae
目: Bifidobacterials
科: Bifidobacteriaceae
属: Bifidobacterium
種: animalis
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別紙様式(Ⅶ)-3
亜種: lactis
株: CNCM I-2494
これまで、Bifidobacterium animalis については Bifidobacterium longum subsp.
animalis 生物型 a、Bifidobacterium animalis、Bifidobacterium longum subsp. animalis
生物型 a など、いくつかの名称が用いられてきた(Ventura and Zink 2002; Masco
2004)。
これらはグラム陽性、嫌気性、酢酸の合成を可能とする代謝経路を有するヘ
テロ型菌である。極めて特異的な栄養要求があり、培地での分離が困難なもの
となっている。
炭水化物の発酵に関して、これらの細菌は以下を資化することができる。す
なわち、D-リボース、L-アラビノース、ラクトース、ラフィノース、でんぷん、
キシロース、フルクトース、ガラクトース、スクロース、マルトース、メリビ
オースおよびサリシンである。他のビフィズス菌種との違いはグルコン酸塩を
発酵させることができないことおよびラクトースを発酵させる能力があること
である。
FAO/WHO (2002)が推奨するとおり、菌株の同定は国際的に認識されてい
る方法を利用して行われた。すなわち、rRNA 16Sをコードする遺伝子の配列決
定によってBifidobacterium animalisに属することが確認された(Danone社内資料:
Danone Research)。また、DNA/DNA ハイブリダイゼーションによって菌種
Bifidobacterium animalis subsp. lactisに属することが確認された(Danone社内資料:
Danone Research)。
2ヒト消化管におけるビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)
の生存性および代謝活性
消化管におけるプロバイオティクスの生存性は、消化管に一過性に定着して
代謝活性を持ち期待される機能性を発揮する上で重要な特質である。すなわち、
プロバイオティクスは口腔、胃および小腸のストレス(酸素、胃酸および胆汁
などの小腸分泌物に対する曝露)といった過酷な環境に耐えることが求められ
る(Jonkers and Stockbrügger 2007; CAST 2007)。
ビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)の消化管における生
存性は、ヒト消化管部位別(胃、小腸、また全消化管(糞便))に評価されてい
る。(図1)
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別紙様式(Ⅶ)-3
図 1.消化管部位別のビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)
の生存性の評価
 ビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)は、胃通過後の生
存性の測定の結果、胃での耐性があることが示されている(Berrada 1991)。
 ビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)は、小腸末端での
生存性も確認されている(Pochart 1992)。
 3 件のヒト介入試験で、被験食摂取後に Bifidobacterium lactis CNCM I-2494
の便中濃度が上昇したことが報告された(Duez 2000, Collado 2006, Rochet
2008)。
 この菌株の消化管における生存率はこれらの食品形態とは無関係である
(Rochet 2008)。
また、ビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)が消化管に定
着することはないため、消化管に生きたビフィズス菌 BE80
(Bifidobacterium lactis
CNCM I-2494)を維持するためには継続的に摂取する必要がある。ビフィズス菌
BE80(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)の摂取を中止すると糞便中の濃度が
低下し 4~5 週間で検出できなくなることが示されている(Collado 2006)。さら
に、Bifidobacterium lactis CNCM I-2494 の生存性を 2 種類の方法、すなわち固定
の in vitro 消化モデルおよびヒトで妥当性が検証された in vitro 消化管モデル
TIM-1 を用いて、日本の市販ヨーグルト製品に含まれる 2 種類のビフィズス菌(B.
longum strains B および C)とも比較した。両 in vitro 実験で 2 種類の B. longum 株
と比較して Bifidobacterium lactis CNCM I-2494 の優れた生存能力が明らかになっ
た(Fujii 2015)。
おなかの不快感をやわらげる効果支持する作用機序の一部と考えられる消化
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別紙様式(Ⅶ)-3
管におけるビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)の代謝活性
も評価された。この試験では、次世代シーケンシング技術(RNA シーケンス)
を 用 い 臨 床 お よ び 非 臨 床 モ デ ル で の 糞 便 試 料 中 で ビ フ ィ ズ ス 菌 BE80
(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)遺伝子の転写活性が検出された(McNulty
2011)。ビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)は、フルク
トース-6-リン酸ホスホケトラーゼと 30 種類前後の加水分解酵素群を有し、多
糖類のほか、単糖類および二糖類に特異性を示すと考えられている(Danone 社
ゲノムデータ社内報告)。ビフィズス菌 BE80
(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)
は、大腸到達時未消化の食物繊維をこの酵素によって加水分解することが可能
になり、そこで短鎖脂肪酸である乳酸および酢酸が産生される(van der Meulen
2004)。5 つのコンパートメントの ex vivo 系で構成されヒト腸内細菌を用いる in
vitro model (SHIME® PRODIGEST) により、短鎖脂肪酸産生経路の変化が認めら
れ、ビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)を含む発酵乳
の摂取で酪酸(ヒト消化管の主要な短鎖脂肪酸)の産生亢進がみられた(Veiga
2014)。
複数の臨床試験および in vitro 試験において、ビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium
lactis CNCM I-2494)が、胃酸や胆汁酸に耐性を持ち、消化管通過時に高い生存
性を持つことが示された。そのため、ビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium lactis
CNCM I-2494)は腸内で代謝活性を持ち、短鎖脂肪酸の産生亢進を含む資化作用
に関与することができる。
2.3ヒトにおける腸機能に対する影響
腸機能(例えば、排便、便性状、腸管通過)は、消化器の健康状態に大きな
影響を与える重要な要素である。また腸管通過のパターンは消化器愁訴と関連
している。食物の腸管通過が滞るまたは変化すると、腸の機能が変化し消化器
愁訴またはそれより重い症状を引き起こす可能性があり(Agrawal and Whorwell
2008;Sadik 2011)、便秘も腹部不快感や膨満感などの消化器症状と関連がある
(Franck 1999)。ビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)とこ
の菌を含む発酵乳の腸機能への影響をいくつかのマーカーを用いて臨床試験で
評価した。
腸管通過時間への効果
 発酵乳中に生存するビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)
の作用を、同じ発酵乳を加熱殺菌して不活性化したビフィズス菌 BE80
(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)の死菌の作用と比較したところ、生菌
のみが腸管通過時間を有意に短縮させることができた(Bouvier 2001)。
 ビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)および Symbiosis *
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別紙様式(Ⅶ)-3
を含んだ発酵乳に対し Symbiosis のみを含んだ発酵乳とを比較したクロスオ
ーバー試験において、ビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)
を含んだ発酵乳を摂取すると、特に腸管通過時間の長い対象者で腸管通過時
間が短縮した。一方、当菌を含まない発酵乳では効果がなかった(Marteau
2002)。
*ヨーグルト発酵用の乳酸菌。通常 Streptococcus thermophilus と Lactobacillus
bulgaricus の組み合わせである。
 ビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)を含んだ発酵乳と
ビフィズス菌や乳酸菌を含まない非発酵乳製品の消化器症状や腸管通過時
間への影響を、便秘型過敏性腸症候群(IBS-C)患者を用いて比較したとこ
ろ、ビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)を含んだ発酵
乳の摂取で腸管通過時間の短縮と共に消化器症状の改善が認められた
(Agrawal 2009)。この試験では、腹囲の平均と腸管通過時間の変化の相関
関係が示された(r = 0.40, p<0.05)。IBS 患者は、症状の変化が明らかであるこ
とから、消化器機能の作用機序を調べるのに適している。
 最近発表されたメタアナリシス(Miller and Ouwehand 2014)において、プロ
バイオティクスを投与し腸管通過時間を評価した RCT の中にビフィズス菌
BE80(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)に関する 3 試験(Bouvier 2001,
Marteau 2002, Agrawal 2009)が特定された。解析の結果、ビフィズス菌 BE80
(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)を含んだ食品では、腸管通過時間の短
縮に統計学的に有意な効果(SMD: 0.54, 95%CI: 0.15-0.94, p < 0.01)が認めら
れ、エビデンスの強さは「中」であった。
排便頻度および便性状への効果
 福田ら(2008)によると、便秘傾向の日本人成人がビフィズス菌 BE80
(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)を含んだ発酵乳を摂取すると 1 週間当
たりの排便回数が有意に増加し、かつおなかの張りや違和感も有意に低減し
た。
 Guyonnet ら(2009a)によると、ビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium lactis
CNCM I-2494)を含んだ発酵乳を摂取した群では対照食群と比べて有意に便
性状の通常化が見られた。
 Guyonnet ら(2009a)のデータは、消化器愁訴と他のマーカー(排便頻度、
便性状等)との相関の評価に用いられた(Guyonnet 2013)。消化器愁訴に対
し、排便頻度(0.25)と便性状(-0.28)はそれぞれに統計学的に有意な相関
が見出された。
これらの結果から、ビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)お
よびビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)を含む発酵乳は腸
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別紙様式(Ⅶ)-3
管通過時間の短縮に寄与するが、Symbiosis には同様の効果がないことが示され
た。また、日本人において排便頻度の増加と消化器愁訴の低減が同時にみられ
た。このようなことから、腸機能はおなかの不快感の作用機序の一部と考えら
れる。
2.4ラットにおける腸感受性モデルでの効果
おなかの張りや違和感などの消化器愁訴の感受性は、おなかの不快感に関わ
っていると考えられる(Öhman and Simren, 2007, Agrawal 2008, Akbar 2009)。この
点に対するビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)およびこの
菌を含んだ発酵乳の効果を、拘束ストレスによる腸感受性評価ラットモデルを
用いて評価した(Agostini 2012)。
 対照の非発酵乳製品と比較して、ビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium lactis
CNCM I-2494)を含んだ発酵乳はストレス誘発性腸過敏反応に対して用量依
存的な抑制効果を示し、非希釈製品で最大効果が得られた(Agostini 2012)。
 ビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)単独長期投与でも
ストレス誘発性腸過敏反応の軽減に対する用量依存的効果が見られた(図 2)
(Agostini 2012)。
図 2.一日 106 から 1010 cfu BE80(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)長期投
与の用量依存的効果
ラットモデルにおいて、ビフィズス菌 BE80
(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)
およびビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)を含む発酵乳は、
腸過敏反応を軽減することができる。この効果はおなかの不快感の作用機序の
別の一面を示すと考えられる。
2.5おなかの不快感への効果の持続性
ビオの摂取を中止するとおなかの不快感への有益な効果が失われることが示
されている。この効果は、フォローアップ期間としてビフィズス菌 BE80
(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)を含む発酵乳の摂取をやめた後4週間対
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別紙様式(Ⅶ)-3
象者をフォローする Guyonnet (2009a)の試験で示されている。図 3 で示された通
り、対象者がビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)を含む発
酵乳を摂取しなかったフォローアップ期間では、おなかの調子が改善されたと
する対象者の割合は大きく減少した(Guyonnet 2009a)。
図 3.おなかの調子が改善されたとする対象者の報告割合を指標とした効果の持
続性
4 週間のフォローアップ期間終了時では、ビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium
lactis CNCM I-2494)を含む発酵乳摂取の効果は失われ統計学的有意差が消失し
た。さらに、摂取をやめた後1週間で、商品の効果が著しく失われることが観
察され、次の 3 週間で効果が徐々に失われた。おなかの調子の改善を報告した
者の割合は、4 週目(摂取最終週)の 46%から 5 週目(フォローアップ期間の
最初の週)で 11%に減り、そして 8 週目で(フォローアップ期間の最終週)6%
に減少した。
ビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)摂取中止後 4-5 週間で
腸管から消失し、ビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)を含
む発酵乳摂取によるおなかの不快感をやわらげる効果は摂取をやめると 4 週間
以内に失われる。効果を維持するには継続的摂取が必要である。
2.6 おなかの不快感への効果の要約
 ビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)を含むダノンビオ
プレーン・加糖のおなかの不快感をやわらげる機能性に関するシステマティ
ックレビューにおいて、5 試験が特定された(Guyonnet 2009a, Marteau 2013,
Donazzolo 2007, Guyonnet 2009b, 福田 2008)。
 3 試験は 4 週間にわたって 125 g のカップを 1 日 2 カップ摂取する二重盲検
RCT(Guyonnet 2009a, Marteau 2013, Donazzolo 2007)であり、1 試験は 2 週
7 / 14
別紙様式(Ⅶ)-3
間にわたって 125 g のカップを 1 日 1 または 2 カップを摂取するオープンラ
ベル RCT(Guyonnet 2009b)、1 試験は 85 g のカップを 1 日 1 カップ摂取する
前後比較試験(福田 2008)であった。
これらの試験のうち 2 件(Marteau 2013, Donazzolo 2007)はフランスの臨
床試験実施施設で実施され、1 件(福田 2008)は日本の 18 病院あるいはク
リニックで、1 件(Guyonnet 2009b)はイギリスの 2 ヵ所の臨床試験施設で、
また、1 件(Guyonnet 2009a)はドイツの 1 ヵ所の臨床試験施設で実施され
た。これら 5 試験には計 1,101 人が参加した。
 採用された 5 試験のうち 2 試験(Guyonnet 2009b, 福田 2008)は、バイアス
リスクが高かった。その主たる理由は、一つは対照群が無いこと(福田 2008)、
他の一つはオープンラベルであること(Guyonnet 2009b)である。3 件の二
重盲検 RCT(Guyonnet 2009a, Marteau 2013, Donazzolo 2007)はバイアスリス
クが低かった。
 これら 5 試験において、ビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium lactis CNCM
I-2494)を含んだ発酵乳の有効性が示され、4 試験(Guyonnet 2009a, Marteau
2013, Guyonnet 2009b, 福田 2008)においては各試験で少なくとも 1 つのアウ
トカムに統計学的に有意な効果が認められた。各アウトカムのエビデンスの
総合性(totality of evidence)は、機能性表示食品ガイドライン(2015)に述べ
られた方法を用い評価した(表 1)。
表 1. システマティックレビューのアウトカムの要約
アウトカム
効果の方向性*
有意な効果を示した試験数**
エビデンスの総合性
01
消化器愁訴の複合スコア(過剰
なガス、おなかの張り、ゴロゴ
ロ感、違和感の点数化による評
価)
全て有効な方向
4/5
中(B)
02
おなかの不快感またはおなかの
調子の包括的評価(連続変数)
全て有効な方向
2/3
中(B)
03
おなかの不快感またはおなかの
全て有効な方向
2/3
調子の包括的評価で改善した人
の割合(二値変数)
* 試験食の対照食に対する効果
** アウトカムを評価した試験数(分母)と有意な効果を示した試験数(分子)
#
エビデンスの総合性を強(A)、中(B)、弱(C)、非常に弱(D)の 4 段階で示す。
#
強(A)および中(B)
 500 人以上の参加者を有す 2 件の二重盲検 RCT(Guyonnet 2009a, Marteau 2013)
をプールした解析においても、本製品のおなかの不快感を和らげる効果が示
された。本解析において、おなかの不快感またはおなかの調子の包括的評価
(二値変数)および消化愁訴の複合スコア(連続変数)ともに統計学的に有
意な改善が認められた(Marteau 2013)。
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別紙様式(Ⅶ)-3
 5 試験(Guyonnet 2009a, Marteau 2013, Donazzolo 2007, Guyonnet 2009b, 福田
2008)において、ビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)
を含む発酵乳は、エビデンスの総合性(totality of evidence)の評価結果から、
おなかの不快感に対して有効であることが示された。
このシステマティックレビューにより、ビフィズス菌 BE80
(Bifidobacterium lactis
CNCM I-2494)を含む発酵乳のおなかの不快感への有効性が示され、表示しよう
とする機能性「本品にはビフィズス菌 BE80 が含まれ、おなかの不快感※をやわ
らげることが報告されています。※おなかの不快感とは、健康な人の日常生活
でみられる下部消化管における過剰なガスの発生とおなかの張り、ゴロゴロ感
や違和感のことです。」は適当であると考えられる。
2.7ダノンビオ プレーン・加糖に含まれるビフィズス菌 BE80
(Bifidobacterium
lactis CNCM I-2494)以外の 4 種の菌のおなかの不快感をやわらげることを示す
証拠の欠如
ダノンビオ プレーン・加糖はビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium lactis
CNCM I-2494)以外に 4 つの乳酸菌を含むが、これらの乳酸菌がおなかの不快感
または消化器愁訴への明確な効果を示す証拠はない。乳酸菌を含む通常のヨー
グルトの健康への効果についての最近の総説(Glanville 2015)によると、おな
かの健康に関する 24 試験を特定し、このうち 2 試験のみ(Trapp 1993; Ballesta
2008)がおなかの不快感または消化器愁訴への効果を検証しているが、ヨーグル
トの摂取でおなかの不快感が顕著に改善することは報告されていない。
Lactoccocus lactis は、発酵乳に広く使われているが、品質および官能特性を向上
するために使われる(Cavanagh 2015) が、これまでのところ健常者において
Lactoccocus lactis のおなかの不快感または消化器愁訴を改善することを示すデ
ータはない。
よって、ビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)以外の 4 種の
菌におなかの不快感をやわらげることを示す科学的なデータはない。
2.8結論
ビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)がダノンビオ
プレ
ーン・加糖のおなかの不快感をやわらげる主要な成分であることは、以下の科
学的根拠により支持される。
 複 数 の 臨 床 試 験 お よ び in vitro 試 験 に お い て 、 ビ フ ィ ズ ス 菌 BE80
(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)はが、胃酸や胆汁酸に耐性を持ち、消
化管通過時に高い生存性を持つことが示された。そのため、ビフィズス菌
BE80(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)は腸内で代謝活性を持ち、資化
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



作用に関与することができる。
ビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)およびビフィズス
菌 BE80(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)を含む発酵乳は腸管通過時間
の短縮に寄与するが、Symbiosis には同様の効果がないことが示された。
日本人において、ビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)
を含む発酵乳の摂取により排便頻度の増加と消化器愁訴の低減が同時にみ
られた。
ラットモデルにおいて、ビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium lactis CNCM
I-2494)およびビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)を
含む発酵乳は、腸過敏反応を軽減することができる。
ビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)摂取中止後 4-5 週
間で腸管から消失し、ビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)
を含む発酵乳摂取によるおなかの不快感をやわらげる効果は摂取をやめる
と 4 週間以内に失われる。効果を維持するには継続的摂取が必要である。
 ビフィズス菌 BE80(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)以外の 4 種の菌が
おなかの不快感をやわらげることを示唆する科学的なデータはない。
以上の作用機序により、ビフィズス菌 BE80
(Bifidobacterium lactis CNCM I-2494)
がダノンビオ プレーン・加糖のおなかの不快感をやわらげる主要な成分であ
ることが説明できる。
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別紙様式(Ⅶ)-3
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