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HP-UX 11i v3 March 2012 リリースノート
HP-UX 11i v3 March 2012 リリースノート オペレーティング環境アップデートリリース 摘要 本書では、HP-UX 11i v3 オペレーティング環境において以前のアップデートリリースの HP-UX 11i v3 から追加された新 機能、および変更または廃止された機能の概要について説明します。以前のリリースでの変更の概要についても説明しま す。本書は、HP-UX 11i v3 を管理する責任を担っているシステム管理者を対象としています。管理者は、オペレーティン グシステムの概念、コマンド、構成についての知識を持っているものと想定しています。 HP 部品番号: BA927-90163 2012 年 3 月 ご注意 1. 本書に記載した内容は、予告なしに変更することがあります。 2. 本書は内容について細心の注意をもって作成いたしましたが、万一ご不審な点や誤り、記載もれなど、お気付きの点がございましたら 当社までお知らせください。 3. 当社は、お客様の誤った操作に起因する損害については、責任を負いかねますのでご了承ください。 4. 当社では、本書に関して特殊目的に対する適合性、市場性などについては、一切の保証をいたしかねます。 また、備品、性能などに関 連した損傷についても保証いたしかねます。 5. 当社提供外のソフトウェアの使用や信頼性についての責任は負いかねます。 6. 本書の内容の一部または全部を、無断でコピーしたり、他のプログラム言語に翻訳することは法律で禁止されています。 7. 本製品パッケージとして提供した本書や媒体は本製品用だけにお使いください。 プログラムをコピーする場合はバックアップ用だけに してください。 プログラムをそのままの形で、あるいは変更を加えて第三者に販売することは固く禁じられています。 U.S. Government License Confidential computer software. Valid license from HP required for possession, use or copying. Consistent with FAR 12.211 and 12.212, Commercial Computer Software, Computer Software Documentation, and Technical Data for Commercial Items are licensed to the U.S. Government under vendor's standard commercial license. 著作権 ©Copyright 2012 Hewlett-Packard Development Company, L.P. 本書には著作権によって保護されている内容が含まれています。 本書の内容の一部または全部を著作者の許諾なしに複製、改変、および翻訳 することは、著作権法下での許可事項を除き、禁止されています。 商標 Intel Itanium のロゴ、Intel、Intel Inside および Itanium は、米国ならびに他の国における Intel Corporation またはその関連会社の商標または登 録商標です。 Java は米国における Sun Microsystems Inc.の商標です。 Microsoft、Windows、Windows NT、および Windows XP は、米国における Microsoft Corporation の登録商標です。 Oracle は、米国における Oracle Corporation, Redwood City, California の登録商標です。 UNIX は The Open Group の登録商標です。 Thunderbird™は、Mozilla Foundation の商標です。 謝辞 本製品には Apache Software Foundation が開発したソフトウェアが含まれています。本マニュアルは Apache Software Foundation (http:// www.apache.org ) からの情報に基づいています。 本製品には OpenSSL Project (http://www.openssl.org ) が開発したソフトウェアが含まれています (OpenSSL Toolkit で使用)。 出版履歴 本書は一連のマニュアルの一部です。各ドキュメントでは、HP-UX 11i v3 の直前のリリースから追加された機能、変更された機能、非推奨の 機能、廃止された機能に関して記述しています (初回リリースの場合には、HP-UX 11i v1 September 2005 および HP-UX 11i v2 June 2006 か らの差異)。 このドキュメントの最新版については、http://www.hp.com/go/hpux-core-docs にある HP-UX 11i v3 のドキュメントを参照してください。こ のドキュメントは、Instant Information メディアでも提供されていますが、Web に最新版が掲載されている場合があります。 本書の発行後も、新しい情報が発生する可能性があります。最新版については、上記の Web サイトで確認してください。 表 1 ドキュメントの最新版 マニュアル名とエディション マニュアルの製品 サポートしてい 番号 るオペレーティ ングシステム エディション 発行日 『HP-UX 11i v3 March 2012 リリースノート』 BA927-90163 (英 語版: BA927-90162) 第1版 2012 年 3 月 HP-UX 11i v3 注記: 『HP-UX 11i v3 September 2011 リリースノート』の第 2 版には、Hardware Enablement Bundle for HP-UX 11i v3 (HWEnable11i) および Accelerated Virtual I/O (AVIO) の 2011 年 9 月リリースに関する情報の訂正が含まれています。 表 2 ドキュメントの旧版 マニュアル名とエディション マニュアルの製品 サポートしてい エディション 番号 るオペレーティ ングシステム 発行日 『HP-UX 11i v3 September 2011 リリースノート』 BA927-90152 (英 語版: BA927-90150) HP-UX 11i v3 第2版 2011 年 9 月 『HP-UX 11i v3 September 2011 リリースノート』 BA927-90088 (英 語版: BA927-90087) HP-UX 11i v3 第 1 版 (廃止) 2011 年 9 月 『HP-UX 11i v3 March 2011 リリースノート』 BA927-90109 (英 語版: BA927-90108) HP-UX 11i v3 第3版 2011 年 3 月 『HP-UX 11i v3 March 2011 リリースノート』 5900-1570 (英語 版: 5900-1569) HP-UX 11i v3 第2版 2011 年 3 月 『HP-UX 11i v3 March 2011 リリースノート』 BA927-90056 (英 語版: BA927-90055) HP-UX 11i v3 第 1 版 (廃止) 2011 年 3 月 『HP-UX 11i v3 September 2010 リリースノート』 BA927-90034 (英 語版: BA927-90033) HP-UX 11i v3 第1版 2010 年 9 月 『HP-UX 11i v3 March 2010 リリースノート』 BA927-90022 (英 語版: BA927-90021) HP-UX 11i v3 第2版 2010 年 3 月 『HP-UX 11i v3 March 2010 リリースノート』 BA927-90010 (英 語版: BA927-90009) HP-UX 11i v3 第 1 版 (廃止) 2010 年 3 月 『HP-UX 11i v3 September 2009 リリースノート』 5900-0579 (英語 版: 5900-0578) HP-UX 11i v3 第2版 2009 年 9 月 『HP-UX 11i v3 September 2009 リリースノート』 5992-6562 (英語 版: 5992-6561) HP-UX 11i v3 第 1 版 (廃止) 2009 年 9 月 『HP-UX 11i v3 March 2009 リリースノート』 5992-5805 (英語 版: 5992-5804) HP-UX 11i v3 第1版 2009 年 3 月 『HP-UX 11i v3 September 2008 リリースノート』 5992-4175 (英語 版: 5992-4174) HP-UX 11i v3 第1版 2008 年 9 月 『HP-UX 11i v3 March 2008 リリースノート』 5992-3374 (英語 版: 5992-3373) HP-UX 11i v3 第1版 2008 年 3 月 『HP-UX 11i v3 September 2007 リリースノート』 5992-3232 (英語 版: 5992-3231) HP-UX 11i v3 第3版 2007 年 9 月 『HP-UX 11i v3 September 2007 リリースノート』 5992-1997 (英語 版: 5992-1996) HP-UX 11i v3 第 2 版 (廃止) 2007 年 9 月 『HP-UX 11i v3 September 2007 リリースノート』 5992-0699 (英語 版: 5992-0698) HP-UX 11i v3 第 1 版 (廃止) 2007 年 9 月 『HP-UX 11i v3 Release Notes Errata』 日本語版なし (英 語版: 5992-5827) HP-UX 11i v3 第3版 2008 年 10 月 『HP-UX 11i v3 Release Notes Errata』 日本語版なし (英 語版: 5992-2881) HP-UX 11i v3 第 2 版 (廃止) 2007 年 9 月 表 2 ドキュメントの旧版 (続き) マニュアル名とエディション マニュアルの製品 サポートしてい エディション 番号 るオペレーティ ングシステム 発行日 『HP-UX 11i v3 Release Notes Errata』 日本語版なし (英 語版: 5991-7585) HP-UX 11i v3 第 1 版 (廃止) 2007 年 7 月 『HP-UX 11i v3 リリースノート』 5991-6470 (英語 版: 5991-6469) HP-UX 11i v3 第1版 2007 年 2 月 原典 本書は、『HP-UX 11i Version 3 March 2012 Release Notes』(HP Part No. BA927-90162) を翻訳したものです。 納入後の保証について • 保証の期間は、ご購入時に当社よりお出しした見積書に記載された期間とします。保証サービスは、当社の定める休日を除く月曜日か ら金曜日までの、午前 8 時 45 分から午後 5 時 30 分の範囲で無料で行います。当社で定めたシステム製品については出張修理を行い、 その他の製品については当社にご返却いただいた上での引取り修理となります。当社が定める地域以外における出張修理対象製品の修 理は、保証期間中においても技術者派遣費が有料となります。 • ソフトウェア製品の保証は上記にかかわらず、下記に定める範囲とさせていただきます。 • ソフトウェア製品およびマニュアルは当社が供給した媒体物の破損、資料の落丁およびプログラムインストラクションが実行でき ない場合のみ保証いたします。 • • • バグおよび前記以外の問題の解決は、別に締結するソフトウェアサポート契約に基づいて実施されます。 次のような場合には、保証期間内でも修理が有料となります。 ◦ 取扱説明書等に記載されている保証対象外部品の故障の場合。 ◦ 当社が供給していないソフトウェア、ハードウェア、または補用品の使用による故障の場合。 ◦ お客様の不適当または不十分な保守による故障の場合。 ◦ 当社が認めていない改造、酷使、誤使用または誤操作による故障の場合。 ◦ 納入後の移設が不適切であったための故障または損傷の場合。 ◦ 指定外の電源 (電圧、周波数) 使用または電源の異常による故障の場合。 ◦ 当社が定めた設置場所基準に適合しない場所での使用、および設置場所の不適当な保守による故障の場合。 ◦ 火災、地震、風水害、落雷、騒動、暴動、戦争行為、放射能汚染、およびその他天災地変等の不可抗力的事故による故障の場合。 当社で取り扱う製品は、ご需要先の特定目的に関する整合性の保証はいたしかねます。また、そこから生じる直接的、間接的損害に対 しても責任を負いかねます。 • 当社で取り扱う製品を組み込みあるいは転売される場合は、最終需要先における直接的、間接的損害に対しては責任を負いかねます。 • 製品の保守、修理用部品の供給期間は、その製品の製造中止後 5 年間とさせていただきます。 本製品の修理については取扱説明書に記載されている最寄の事業所へお問い合わせください。 目次 1 本書の使用方法.........................................................................................8 HP-UX 11i v3 リリースノートの目的..........................................................................................8 このリリースノートについて....................................................................................................8 2 HP-UX 11i v3 について...............................................................................9 HP-UX 11i のリリース名とリリース ID.......................................................................................9 HP-UX 11i v3 オペレーティング環境 (OE)...................................................................................9 HP-UX 11i v3 オペレーティング環境のインストール/アップデート構造......................................10 HP-UX 11i v3 ソフトウェアのインストールタイプ.....................................................................10 電子配布 ..............................................................................................................................11 HP-UX テクニカルドキュメントの配布方法..............................................................................11 HP Integrity サーバーと HP 9000 サーバーでの HP-UX 11i の互換性............................................11 HP Insight Remote Support ソフトウェア..................................................................................11 3 新機能....................................................................................................13 HP-UX 11i v3 March 2012 リリースでの新しい機能...................................................................14 HP-UX 11i v3 September 2011 リリースでの新しい機能.............................................................21 HP-UX 11i v3 March 2011 リリースでの新しい機能...................................................................28 HP-UX 11i v3 September 2010 リリースでの新しい機能.............................................................36 HP-UX 11i v3 March 2010 リリースでの新しい機能...................................................................44 HP-UX 11i v3 September 2009 リリースでの新しい機能............................................................49 HP-UX 11i v3 March 2009 リリースでの新しい機能..................................................................54 HP-UX 11i v3 September 2008 リリースでの新しい機能............................................................60 HP-UX 11i v3 March 2008 リリースでの新しい機能..................................................................66 HP-UX 11i v3 September 2007 リリースでの新しい機能............................................................73 HP-UX 11i v3 の初回リリース (2007 年 2 月) での新しい機能....................................................77 HP-UX 11i v1 September 2005 から移行するユーザーの場合.................................................78 HP-UX 11i v2 June 2006 から移行するユーザーの場合..........................................................91 4 ハードウェア固有の情報........................................................................104 Hardware Enablement Patch Bundle for HP-UX 11i v3 ...............................................................104 変更の概要.....................................................................................................................104 互換性...........................................................................................................................104 性能...............................................................................................................................104 ドキュメント..................................................................................................................104 廃止された機能..............................................................................................................105 サポートされるシステム......................................................................................................105 ファームウェアのアップデート ...........................................................................................105 ファームウェア警告の受信..............................................................................................105 USB-02 ドライバー機能強化.................................................................................................106 変更の概要.....................................................................................................................106 互換性...........................................................................................................................106 性能...............................................................................................................................106 ドキュメント..................................................................................................................106 廃止された機能..............................................................................................................106 5 一般的なシステム管理...........................................................................107 HP-UX 11i v3 Feature Enablement Patch Bundle.........................................................................107 変更の概要.....................................................................................................................107 互換性...........................................................................................................................107 性能...............................................................................................................................107 ドキュメント..................................................................................................................107 廃止された機能..............................................................................................................107 目次 5 HP-UX 11i v3 Quality Pack パッチバンドル.............................................................................108 変更の概要.....................................................................................................................108 互換性...........................................................................................................................108 性能...............................................................................................................................108 ドキュメント..................................................................................................................108 廃止された機能..............................................................................................................108 Software Distributor (SD)........................................................................................................108 変更の概要.....................................................................................................................109 互換性...........................................................................................................................109 性能...............................................................................................................................109 ドキュメント..................................................................................................................109 廃止された機能..............................................................................................................109 仮想化ソリューション.........................................................................................................110 HP-UX vPars and Integrity VM v6.1.....................................................................................110 変更の概要................................................................................................................110 互換性.......................................................................................................................110 性能..........................................................................................................................110 ドキュメント.............................................................................................................110 廃止された機能..........................................................................................................111 Utilization Provider...........................................................................................................111 変更の概要................................................................................................................111 互換性.......................................................................................................................111 性能..........................................................................................................................111 ドキュメント.............................................................................................................111 廃止された機能..........................................................................................................111 6 ディスクとファイルの管理.....................................................................112 7 インターネットとネットワーキング........................................................113 8 セキュリティ........................................................................................114 Restricted Root......................................................................................................................114 変更の概要.....................................................................................................................114 互換性...........................................................................................................................114 性能...............................................................................................................................114 ドキュメント..................................................................................................................114 廃止された機能..............................................................................................................114 9 コマンドとシステムコール.....................................................................115 insf(1M) コマンド.................................................................................................................115 変更の概要.....................................................................................................................115 互換性...........................................................................................................................115 性能...............................................................................................................................115 ドキュメント..................................................................................................................115 廃止された機能..............................................................................................................115 machinfo(1) コマンド............................................................................................................115 変更の概要.....................................................................................................................115 互換性...........................................................................................................................115 性能...............................................................................................................................115 ドキュメント..................................................................................................................116 廃止された機能..............................................................................................................116 6 目次 10 ライブラリとプログラミング................................................................117 11 国際化機能..........................................................................................118 12 その他の機能.......................................................................................119 13 サポートおよびその他のリソース.........................................................120 HP への問い合わせ..............................................................................................................120 ご連絡の前に..................................................................................................................120 HP の連絡先に関する情報................................................................................................120 サブスクリプションサービス...........................................................................................120 関連情報.............................................................................................................................121 HP-UX 11i v3 に関する情報の Web サイト.........................................................................121 HP-UX 11i v3 に関する情報のその他のソース.....................................................................121 その他の HP Web リソース.............................................................................................122 表記規約.............................................................................................................................122 14 マニュアルについてのご意見・ご質問...................................................124 目次 7 1 本書の使用方法 HP-UX 11i v3 リリースノートの目的 本書は一連のマニュアルの一部です。各ドキュメントでは、HP-UX 11i v3 オペレーティング環 境の直前のリリースから追加された機能、変更された機能、非推奨の機能、廃止された機能に ついて説明しています (初回リリースの HP-UX 11i v3 リリース (2007 年 2 月版) の場合、 『HP-UX 11i v3 リリースノート』では、HP-UX 11i v1 September 2005 および HP-UX 11i v2 June 2006 からの差異について記載しています)。 『HP-UX 11i v3 リリースノート』 (2011 年 9 月版) では、オペレーティング環境のすべての機 能を詳細に記載しているわけではありません。記載内容は概要であり、詳細な製品仕様を記載 したドキュメントの参照先を記載しています。本書の最新版は、http://www.hp.com/go/ hpux-core-docs-11iv3 で入手できます。 オペレーティング環境アップデートリリース (OEUR) 間で、一部の製品は Web 上でアップデー トおよびリリースされる可能性があります。ソフトウェアデポ http://www.hp.com/go/ softwaredepot を確認してください。 このリリースノートについて 本書は、「新機能」 (13 ページ) だけを読めば、HP-UX 11i v3 OEUR の現在のリリースおよび 旧リリースで追加または変更された点や、非推奨または廃止対象になった点についての概要が 分かるように構成されています。 8 本書の使用方法 2 HP-UX 11i v3 について HP-UX 11i v3 は、仮想化機能と自動化機能が高度に統合された、エンタープライズリリースで す。 HP-UX 11i v3 では、複雑さが大幅に軽減されると共に、配備に要する時間が短縮され、 投資効率を最大限に高めることが可能となります。 HP-UX 11i v3 March 2008 リリースより、新しい HP-UX 11i v3 オペレーティング環境の提供 が開始されました。新しいオペレーティング環境は HP-UX 11i v3 でのみ利用でき、より豊富 な製品を提供します。新しい HP-UX 11i v3 オペレーティング環境の詳細は、HP-UX 11i v3 の Web サイト (http://www.hp.com/go/hpux11iv3 ) を参照してください。 オペレーティング環境については、本書の「HP-UX 11i v3 オペレーティング環境 (OE)」 (9 ペー ジ) も参照してください。 HP-UX 11i v3 リリースについての各種の情報があります。「サポートおよびその他のリソー ス」 (120 ページ) を参照してください。 HP-UX 11i のリリース名とリリース ID 表 3 HP-UX 11i のリリース リリース名 リリース ID1 サポートしているプロセッサーアーキ テクチャー HP-UX 11i v1 B.11.11 PA-RISC HP-UX 11i v1.5 B.11.20 Intel® Itanium® HP-UX 11i v1.6 B.11.22 Intel® Itanium® HP-UX 11i v2 B.11.23 Intel® Itanium® PA-RISC2 HP-UX 11i v3 B.11.31 Intel® Itanium® PA-RISC 1 uname(1)コマンドに -r オプションを指定して実行すると、リリース ID が表示されます。 2 PA-RISC は、HP-UX 11i v2 September 2004 リリースから HP-UX 11i v2 でサポートされるようになりました。 アップデートリリースの日付とオペレーティング環境を調べるには、次のコマンドを入力しま す。 # swlist | grep HPUX11i このコマンドの出力には、現在のリリース ID、アップデートリリースの日付、およびオペレー ティング環境が示されます。例を次に示します。 HPUX11i-BOE B.11.31.1109 HP-UX Base Operating Environment 上記のリビジョン文字列は、以下の情報を示しています。 B.11.31 = HP-UX 11i v3 1203 は、 2012 年 3 月オペレーティング環境アップデートリリース (OEUR) HP-UX 11i v3 オペレーティング環境 (OE) オペレーティング環境 (OE) とは、システムの目的に合った機能を提供する、テスト済みの統 合アプリケーションバンドルのことであり、オペレーティングシステムと協調して動作するよ うに設計されています。 HP-UX 11i v3 の OE は、以下の表のとおりです。それぞれの OE にバンドルされたソフトウェ アの一覧については、『HP-UX 11i v3 インストール/アップデートガイド』(http://www.hp.com/ go/hpux-core-docs-11iv3 ) を参照してください。 HP-UX 11i のリリース名とリリース ID 9 表 4 HP-UX 11i v3 OE の説明 HP-UX 11i v3 のオペレーティング環境 説明 HP-UX 11i v3 Base OE (BOE) 複雑度の低いインストールを求めるお客様に対して、統 合化された HP-UX 機能を提供します。BOE には、 Foundation OE に含まれているアプリケーションがすべ て含まれています。また、HP Process Resource Manager (PRM) や APA など要望の多い製品を追加することで、 バンドルセットが改良されています。T この OE のバン ドル名は、HPUX11i-BOE です。 HP-UX 11i v3 Virtual Server OE (VSE-OE) リソースの使用率を高めたいお客様や、コンソリデー ションプロジェクトに着手し、柔軟な UNIX 環境での仮 想化を必要とするお客様向けとして設計されています。 VSE-OE には、BOE (および従来構成の EOE) に含まれて いる製品がすべて含まれています。また、HP Matrix Operating Environment for HP-UX (以前の HP Insight Dynamics - VSE for Integrity) を含め、他の製品のホスト が追加されています。VSE-OE のバンドル名は、 HPUX11i-VSE-OE です。 HP-UX 11i v3 High Availability OE (HA-OE) 大規模なミッションクリティカルアプリケーションで高 可用性を必要とするお客様向けとして、この OE には、 BOE (および従来構成の EOE) に含まれている製品がす べて含まれています。さらに、ミッションクリティカル サーバーを構築するために必要な HP Serviceguard や HA ツールキットなどのアプリケーションが含まれてい ます。この OE のバンドル名は、HPUX11i-HA-OE で す。 HP-UX 11i v3 Data Center OE (DC-OE) 柔軟性と高可用性の両方を必要とするお客様向けとし て、Data Center OE は、VSE-OE と HA-OE から堅牢な 製品を選択し、統合化されテストされた 1 つのバンドル として結合することによって、ミッションクリティカル な仮想化を提供します。この OE には、BOE、VSE-OE、 HA-OE (および従来構成の MCOE) の製品がすべて含ま れています。バンドル名は、HPUX11i-DC-OE です。 HP-UX 11i v3 オペレーティング環境のインストール/アップデート構造 HP-UX 11i v3 オペレーティング環境 (OE) のインストール/アップデート構成では、システムで インストールおよびアップデートする製品をより柔軟に管理できます。HP-UX 11i v3 の OE 構 成では、ソフトウェアコンポーネントがいくつかの製品カテゴリに分かれており、OE ソフト ウェアコンポーネントでシステムを段階的にアップデートする作業が容易になり信頼性が向上 しています。 HP-UX 11i v3 ソフトウェアのインストールタイプ 各ソフトウェア製品カテゴリに含まれるソフトウェアバンドルは、さらに次のようなインス トールタイプに分類されます。HP-UX 11i v3 OE 構造を使用したインストールについての詳細 は、『HP-UX 11i バージョン 3 インストール/アップデートガイド』(http://www.hp.com/go/ hpux-core-docs-11iv3 ) を参照してください。 表 5 HP-UX 11i v3 ソフトウェアのインストールタイプ インストールタイプ 説明 Required (必須、常にインストー ブートおよび保守が可能な最小限のシステムを作成するために必要なソフトウェ ル) アおよび管理ツール。このカテゴリには、基本ハードウェアのドライバーのみ が含まれます。すべてのハードウェア構成要素を使用するためには、追加ドラ 10 HP-UX 11i v3 について 表 5 HP-UX 11i v3 ソフトウェアのインストールタイプ (続き) インストールタイプ 説明 イバーをインストールする必要があります。このカテゴリのソフトウェアを選 択解除することはできません。 Recommended (推奨、デフォルト ソフトウェアの依存関係を満たすためにインストールすることが推奨されてい でインストール) るソフトウェアバンドル。ただし、システムをインストールまたはアップデー トする前にバンドルを選択解除することもできます。 最小のシステム構成 (基本 OS) をインストールするには、推奨バンドルの選択 を解除します。推奨バンドルの選択を解除すると、最小限のコア OS のみがシ ステムにインストールされます。 注意: 推奨ソフトウェアバンドルに含まれるソフトウェアがオペレーティン グ環境に必要でないことが確実である場合以外は、推奨ソフトウェアバンドル の選択を解除したりシステムから削除しないことをお勧めします。ソフトウェ アには明記されていない依存関係がある場合もあります。ソフトウェアの選択 を解除すると、選択解除したソフトウェアに依存している製品が正しく機能し なくなるおそれがあります。 Optional (選択可能) デフォルトではインストールやアップデートが行われないソフトウェアバンド ル。システムをインストールまたはアップデートする前に手動で選択する必要 があります。 電子配布 HP-UX 11i v3 ソフトウェアの電子配布モデルは、アメリカ、ヨーロッパ、中東、およびアジア が対象です。ダウンロード版は、各 OE の ISO イメージで構成されます。お客様のサイトで各 ISO イメージを DVD に焼き付け、物理 DVD と同じ方法でインストールしてください。物理ラ イセンスおよびメディアと同じように、価格表で電子ライセンスとメディアの見積もりを行 い、注文することができます。 HP-UX テクニカルドキュメントの配布方法 2011 年 8 月より、HP-UX オペレーティング環境および HP-UX アプリケーションソフトウェア のテクニカルドキュメントの配布は、Web サイトからのダウンロードが中心となります。Web からの配布は HP のグリーンビジネステクノロジーにおけるイニシアチブの取り組みの一環と して梱包材の削減に貢献するとともに、HP の目標である HP-UX テクニカルドキュメントの最 新性とアクセス性の向上にも効果を発揮します。 ドキュメントは、Web サイトから表示、ダウンロード、および印刷することができます。HP-UX ドキュメントへのリンクは、http://www.hp.com/go/hpux-core-docs-11iv3 にある『A Guide to HP-UX Document Collections』を参照してください。 HP Integrity サーバーと HP 9000 サーバーでの HP-UX 11i の互換性 当社は、投資保護の必要性を理解しています。HP-UX オペレーティングシステムでは、オペ レーティングシステムのバージョン間、ハードウェアプラットフォーム間、仮想マシン上、 チップアーキテクチャー間で各種のレベルの互換性が用意されており、業界で最も幅広い投資 保護を提供しています。 HP-UX の互換性の詳細は、http://www.hp.com/go/hpux11icompatibility にあるホワイトペー パーを参照してください。 HP Insight Remote Support ソフトウェア HP Insight Remote Support ソフトウェアをインストールして、お使いの製品のインストールま たはアップグレードを完了し、HP Warranty、HP Care Pack サービス、または HP と締結した サポート契約の強化されたデリバリを使用できるようにすることを強くお勧めします。HP Insight Remote Support は、インテリジェントなイベント診断、および、HP へのハードウェア イベント通知の安全な自動送信を行うことで、24 時間年中無休の監視を補強して、システム の最大限の可用性を保証します。このことにより、お使いの製品のサービスレベルに基づい 電子配布 11 て、迅速かつ適切な解決処置が開始されます。認可された HP Channel Partner が構成されて、 お客様の国で利用可能な場合、オンサイトサービスのために通知が HP Channel Partner に送信 される場合があります。このソフトウェアには次の 2 種類があります。 • HP Insight Remote Support Standard: このソフトウェアはサーバーデバイスとストレージデ バイスをサポートし、1~50 台のサーバー環境に最適化されています。プロアクティブな 通知が役に立つことはあっても、プロアクティブなサービス提供や管理プラットフォーム との統合は必要としないというお客様に最適です。 • HP Insight Remote Support Advanced: このソフトウェアは、ほぼすべての HP サーバー、 ストレージ、ネットワーク、SAN 環境、および HP のサポート対象である一部の非 HP 製 サーバーに対して、包括的なリモート監視およびプロアクティブサービスサポートを提供 します。HP Systems Insight Manager と統合されています。HP Systems Insight Manager と HP Insight Remote Support Advanced 両方のホストとして専用サーバーを用意することを お勧めします。 両方のバージョンの詳細は、次の Web サイトを参照してください。 http://www.hp.com/go/insightremotesupport (英語) このソフトウェアをダウンロードするには、ソフトウェアデポにアクセスします。 http://www.hp.com/go/softwaredepot 右側のメニューで [Insight Remote Support] を選択します。 12 HP-UX 11i v3 について 3 新機能 この章では、HP-UX 11i v3 の各リリースの新機能、変更点、非推奨または廃止となった機能の 概要を説明します。 • 「HP-UX 11i v3 March 2012 リリースでの新しい機能」 (14 ページ) • 「HP-UX 11i v3 September 2011 リリースでの新しい機能」 (21 ページ) • 「HP-UX 11i v3 March 2011 リリースでの新しい機能」 (28 ページ) • 「HP-UX 11i v3 September 2010 リリースでの新しい機能」 (36 ページ) • 「HP-UX 11i v3 March 2010 リリースでの新しい機能」 (44 ページ) • 「HP-UX 11i v3 September 2009 リリースでの新しい機能」 (49 ページ) • 「HP-UX 11i v3 March 2009 リリースでの新しい機能」 (54 ページ) • 「HP-UX 11i v3 September 2008 リリースでの新しい機能」 (60 ページ) • 「HP-UX 11i v3 March 2008 リリースでの新しい機能」 (66 ページ) • 「HP-UX 11i v3 September 2007 リリースでの新しい機能」 (73 ページ) • 「HP-UX 11i v3 の初回リリース (2007 年 2 月) での新しい機能」 (77 ページ) ◦ 「HP-UX 11i v1 September 2005 から移行するユーザーの場合」 (78 ページ) ◦ 「HP-UX 11i v2 June 2006 から移行するユーザーの場合」 (91 ページ) 注記: 不具合の修正およびパッチについて 一般に、不具合修正に関する詳細な情報は『HP-UX 11i v3 リリースノート』には記載されてい ません。不具合修正についての詳細は、製品に付属のマニュアルを参照してください (製品の リリースノートなど)。 HP-UX 11i v3 Quality Pack Patch Bundles (QPK) は、非常に有効な不具合修正パッチを提供する もので、それぞれのオペレーティング環境アップデートリリース (OEUR) に組み込まれていま す。QPK ドキュメントの入手先を含めた詳細は、「HP-UX 11i v3 Quality Pack パッチバンド ル」 (108 ページ) を参照してください。 複数の OEUR の間に、パッチがリリースされることがあります。Subscriber's Choice (http:// www.hp.com/country/us/en/contact_us.html ) で製品を登録することをお勧めします。([Self Help] の下で、[Subscription services] を選択します。) 登録後、ドライバー、サポート、セキュ リティの警告、および使用中の HP 製品向けにカスタマイズされたソフトウェアのアップデー トに関する電子メールの通知を受け取ることができます。 既知の問題について HP-UX 11i v3 のインストールおよびアップデートに関連する既知の問題については、『HP-UX 11i v3 インストール/アップデートガイド』(http://www.hp.com/go/hpux-core-docs-11iv3 ) の 「付録 A: 問題のないメッセージと既知の問題」を参照してください。ご使用のリリースに合っ たバージョンを選択してください。 製品固有の既知の問題については、製品に付属のマニュアルを参照してください (製品のリリー スノートなど)。 マンページについて 最新の HP-UX マンページは製品またはパッチと一緒にインストールされ、man コマンドを使 用して表示できます。また、HP-UX September 2010 リリースより、ほとんどのマンページが 次の Web サイトにある BSC から入手できます。 http://www.hp.com/go/hpux-core-docs ([HP-UX Clickable Index of Manpages] を選択) 13 HP-UX 11i v3 March 2012 リリースでの新しい機能 以下の要約で、HP-UX 11i v3 September 2011 リリースと HP-UX 11i v3 March 2012 リリース の間で変更された機能の概略を説明します。詳細は、記載されているドキュメントまたは次の 章以降の該当する項を参照してください。 2012 年 3 月版リリースノートの「ハードウェア固有の情報」 • CommonIO: SAS および Fibre Channel アダプターをサポートする複数の製品をパッケー ジ。常にインストールされる。アップデートして品質およびパフォーマンスが向上。『HP CommonIO B.11.31.1203 Release Notes』(http://www.hp.com/go/common-io-docs ) を 参照。 • Hardware Enablement Patch Bundle for HP-UX 11i v3 (HWEnable11i): 最新の I/O アダプ ター、ネットワーキング、およびストレージ製品を搭載した最新の HP Integrity システム をサポートする、HP-UX 11i v3 (11.31) の新しいパッチが含まれる。デバッグ機能の強化、 イベント処理の効率化、エラーレコードの永続化、マシン情報レポート機能の強化、ソフ トリブート機能への対応、パフォーマンスの向上、および最新の Intel Itanium プロセッサー でのサポートのための新しいパッチも追加された。「Hardware Enablement Patch Bundle for HP-UX 11i v3 」 (104 ページ) を参照。 ネットワークおよびマスストレージのドライバー • 14 新機能 ◦ 10GigEthr-02: iexgbe ドライバーを含む。アップデートして品質が向上。このバ ンドルでサポートされる製品も含めた詳細は、『10GigEthr-02 (iexgbe) B.11.31.1203 Ethernet Driver Release Notes』(http://www.hp.com/go/10-gigabit-ethernet-docs ) を 参照。 ◦ 10GigEthr-03: iocxgbe ドライバーを含む。アップデートして品質が向上。このバ ンドルでサポートされる製品も含めた詳細は、『10GigEthr-03 (iocxgbe) B.11.31.1203 Ethernet Driver Release Notes』(http://www.hp.com/go/10-gigabit-ethernet-docs ) を 参照。 ◦ FibrChanl-01: Qlogic Fibre Channel HBA で使用可能な fcd ドライバーを含む。 アップデートして品質が向上。詳細は、『FibrChanl-01 (fcd) Fibre Channel Mass Storage Driver for HP-UX 11i v3 Release Notes』を参照。サポート対象のカードについての詳 細は、それぞれの『HP Fibre Channel Host Bus Adapter Support Matrix』を参照。どち らのドキュメントも http://hp.com/go/hpux-iocards-docs で入手可能。 ◦ FibrChanl-02: Fibre Channel HBA で使用可能な fclp ドライバーを含む。アップ デートして品質が向上。詳細は、『FibrChanl-02 (fclp) Fibre Channel Mass Storage Driver for HP-UX 11i v3 Release Notes』を参照。サポート対象のカードについての詳 細は、それぞれの『HP Fibre Channel Host Bus Adapter Support Matrix』を参照。どち らのドキュメントも http://hp.com/go/hpux-iocards-docs で入手可能。 ◦ FibrChanl-03: Fibre Channel Over Ethernet HBA で使用可能な fcoc ドライバーを 含む。アップデートして品質が向上。詳細は、『FibrChanl-03 (fcoc) Fibre Channel Mass Storage Driver for HP-UX 11i v3 Release Notes』を参照。サポート対象のカード についての詳細は、それぞれの『HP Fibre Channel Host Bus Adapter Support Matrix』 を参照。どちらのドキュメントも http://hp.com/go/hpux-iocards-docs で入手可能。 ◦ GigEther-01: igelan ドライバーを含む。バージョン B.11.31.1112 では不具合を 修正。『GigEther-01 (igelan) B.11.31.1112 Ethernet Driver Release Notes』(http:// www.hp.com/go/gigabit-ethernet-100bt-cards-docs ) を参照。 ◦ IB4X-00: バージョン B.11.31.1203 では不具合を修正。『IB4X-00 Driver for InfiniBand Release Notes Version Number B.11.31.1203』 (http://www.hp.com/go/ hpux-iocards-docs ) を参照。([HP-UX 11i v3 I/O Cards] を選択。) ◦ IEther-00: iether ドライバーを含む。アップデートして品質を向上させ、不具合 を修正。このバンドルでサポートされる製品も含めた詳細は、『IEther-00 (iether) B.11.31.1203 Ethernet Driver Release Notes』(http://www.hp.com/go/ gigabit-ethernet-100bt-cards-docs ) を参照。 • ◦ PCIMUX-00: バージョン B.11.31.1203 では不具合を修正。『HP AD278A and AD279A PCI Multiplexer Release Notes HP-UX 11i v3 (March 2012)』(http://www.hp.com/go/ general-io-docs ) を参照。 ◦ RAID-01: HP Smart アレイコントローラーをサポートする ciss ドライバーを含む。 アップデートして品質およびパフォーマンスが向上。このバンドルでサポートされる 製品も含めた詳細は、『RAID-01 (ciss) B.11.31.1203 Mass Storage Driver Release Notes』(http://www.hp.com/go/smart-array-raid-docs ) を参照。 ◦ SATADVD-00: アップデートして不具合を修正、新製品をサポートし、品質およびパ フォーマンスが向上。『SATADVD-00 (satadvd) B.11.31.1203 Mass Storage Driver Release Notes』(http://www.hp.com/go/general-io-docs ) を参照。 ◦ SerialSCSI-00: サーバー上の工場組み込みの内部 SAS コントローラーと AH303A PCIe SC44Ge Host Bus Adapter をサポートする sasd ドライバーを含む。アップデー トして品質およびパフォーマンスが向上。『SerialSCSI-00 (sasd) B.11.31.1203 Mass Storage Driver Release Notes』(http://www.hp.com/go/sas-hba-docs ) を参照。 ◦ USB-02: USB 向けに ANSI v2 に準拠するために提供されたパッチ。「USB-02 ドライ バー機能強化」 (106 ページ) を参照。 Utility Pricing Solutions ◦ HP Instant Capacity: バージョン 10.05.00.03 では、HP Integrity Superdome 2 での動 的コアと GiCAP のサポートを提供すると共に、不具合を修正。『HP Instant Capacity (iCAP) リリースノート』と『HP Instant Capacity (iCAP) ユーザーガイド』(http:// www.hp.com/go/hp-icap-docs ) を参照。 2012 年 3 月版リリースノートの「一般的なシステム管理」 • Dynamic Root Disk (DRD): 不具合を修正し、品質を向上。『DRD Release Notes』(http:// www.hp.com/go/drd ) を参照。 • Enterprise Cluster Master Toolkit (ECMT): アップデートされて、ECMT DB2 および Sybase のクラスター検証と、DB サービスをサポート。新しいツールキット “HP Serviceguard Toolkit for EnterpriseDB PPAS” を含む。『Enterprise Cluster Master Toolkit リリースノート』 (http://www.hp.com/go/hpux-serviceguard-docs ) を参照。([HP Serviceguard Enterprise Cluster Master Toolkit] を選択。) • Event Monitoring Services (EMS): セキュリティを修正。『Event Monitoring Service Version A.04.20.31.08 Release Notes』(http://hp.com/go/hpux-ha-monitoring-docs ) を参照。 • High Availability Monitors (HA Monitors): バージョンが A.04.20.31.08 にアップグレード され、EMS A.04.20.31.08 のアップデートをサポート。HA Monitors は非推奨となりまし た。HP-UX 11i v3 後のリリースでは、HA Monitors は Web-based Enterprise Management (WBEM) に基づくプロバイダーで置き換えられる予定。『High Availability Monitors Version A.04.20.31.08 Release Notes』(http://www.hp.com/go/hpux-ha-monitoring-docs ) を参 照。 • HP Insight managed system setup wizard: MSSW の最新のアップデートについては、Software Depot サイトで Insight Dynamics - VSE for Integrity を調べてください (https:// h20392.www2.hp.com/portal/swdepot/displayProductInfo.do?productNumber=vse )。 • HP Portable Image: Integrity VM、および Matrix OE 7.0 ソリューションの HP-UX クロステ クノロジー論理サーバー機能の主要コンポーネント。複数回のクロステクノロジー論理 サーバー移動操作にわたってネットワーク構成情報が正しく維持されるようにするために 必要な OS サポートを提供。March 2011 OEUR 以降のすべての OE で使用可能。March 2011 および September 2011 では、選択可能な製品として提供される。March 2012 以 降は、推奨 (デフォルトでインストールされる) 製品として提供される。注記: Matrix OE 7.0 論理サーバーを使用してデータセンターサーバーを管理する予定である場合は、HP-UX をインストールする際にこの製品もインストールする必要がある。『HP Matrix OE 7.0 論 理サーバー管理ユーザーガイド』(http://www.hp.com/go/matrixoe/docs ) を参照。 HP-UX 11i v3 March 2012 リリースでの新しい機能 15 16 • HP Process Resource Manager (PRM): バージョン C.03.06 にアップデートして不具合を修 正。PRMKernelSW および PRMLibraries は PRM をサポートするようにアップデートさ れた。『HP Process Resource Manager Release Notes』(http://www.hp.com/go/ hpux-PRM-docs ) を参照。 • 『新機能:』 HP Serviceguard Toolkit for Integrity Virtual Servers (SG IVS Toolkit): HP Integrity Virtual Machines と HP Serviceguard とのシームレスな統合を容易にする。VM 用の Serviceguard パッケージの作成を支援し、VM ホストでの VM の開始、停止、および監視 に役立つ一連のシェルスクリプトを用意。VM をパッケージとして構成することが可能で あり、HP-UX サーバーで構成された仮想マシンの高可用性を実現する。March 2012 リリー スの新機能には、SG ノードとしての VM のためのオンライン VM 移行のサポート、vPar のサポート、および VM/vPar ゲストでの Direct I/O (DIO) LAN および NPIV ディスク監視 のサポートが含まれる。DC-OE、HA-OE、および VSE-OE で推奨 (デフォルトでインストー ルされる) 製品として追加される。http://www.hp.com/go/hpux-serviceguard-docs にある 『HP Serviceguard Toolkit for Integrity Virtual Servers リリースノート』を参照 ([HP Serviceguard Toolkit for Integrity Virtual Servers] を選択。) • HP System Management Homepage: 不具合とセキュリティを修正。『HP System Management Homepage 3.2.3 リリースノート』(http://hp.com/go/hpux-core-docs ) を参照。([HP-UX System Administration] を選択。) • HP-UX 11i v3 Feature Enablement (FEATURE11i): コア機能を拡張するパッチや新規コア機 能や改善されたコア機能を提供するパッチで HP-UX 11i v3 をアップデート。カーネルの 性能改善、現在出荷されている HP Integrity システムでの最新の Intel Itanium プロセッサー のサポート、および SoftReboot や新しい仮想化などの機能が含まれる。「HP-UX 11i v3 Feature Enablement Patch Bundle」 (107 ページ) を参照。 • HP-UX 11i v3 Quality Pack Patch Bundles (QPKBASE および QPKAPPS): March 2012 リリー ス用の追加的な不具合修正パッチでアップデート。「HP-UX 11i v3 Quality Pack パッチバ ンドル」 (108 ページ) を参照。 • 『新機能:』 HP-UX GUID (globally unique identifier) Manager (GUIDMgr): N_Port ID Virtualization (NPIV) ホストバスアダプター (HBA) の一意の World-Wide Name (WWN) の 割り当てと管理を行う、クライアントサーバー ベースの製品。ユーザーがこれらのタスク を手動で行う必要はなくなる。HP-UX vPars and Integrity VM v6.1 製品と統合されて NPIV をサポート。また、HP Integrity Virtual Server Manager と統合されてデータベースの管理 をサポート。すべての OE に選択可能な製品として追加。『HP-UX GUID Manager 管理者 ガイド』(http://www.hp.com/go/virtualization-manuals ) を参照。 • HP-UX Kernel Configuration (kcweb): 不具合を修正。『HP System Management Homepage 3.2.3 リリースノート』(http://hp.com/go/hpux-core-docs ) を参照。([HP-UX System Administration] を選択。) • HP-UX Software Assistant: バージョン C.02.90 には、HP IT リソースセンター (http:// itrc.hp.com ) から HP サポートセンター (http://www.hp.com/go/hpsc ) への移行をサポー トするアップデートが含まれる。Java の最小リビジョンを、JRE1.5 (5.0) に対しては 1.5.0.20.00、JRE 6.0 に対しては 1.6.0.07.00 にアップデート。『HP-UX Software Assistant Release Notes』(http://www.hp.com/go/swa-docs ) を参照。 • Ignite-UX: バージョン C.7.14.264 で、HPVM Direct I/O、HP-UX vPars and Integrity VM v6.1、PAX ブロックサイズ拡張、Oracle ASM Disk、Queen のカード、および setboot の変更を通じたパラレルイグニッションをサポート。VxFS 5.0.1 コンポーネントが常にイ ンストールされるようにする。不具合の修正も含む。『Ignite-UX リリースノート』(http:// www.hp.com/go/ignite-ux-docs ) を参照。 • Logical Volume Manager (LVM): 「ハーフデッドディスク」検出という新機能を提供。この 機能により、メディアが破損したディスクによる性能への影響が回避される。品質の向上 および不具合の修正も含む。『Logical Volume Manager and MirrorDisk/UX Release Notes』 (http://www.hp.com/go/hpux-LVM-VxVM-docs ) を参照。 新機能 • Online Diagnostics: 不具合を修正。サポートモードになっており、新しいプラットフォー ムではサポートされない。『EMS Release Notes for HP-UX 11i v3 March 2012 Release』 および『STM Release Notes for HP-UX 11i v3 March 2012 Release』(http://hp.com/go/ hpux-diagnostics-online-docs ) を参照。 • PropPlus (SysMgmtPlus): 不具合を修正。『SysMgmtPlus Release Notes』(http://www.hp.com/ go/hpux-diagnostics-sysmgmtplus-docs ) を参照。 • 『新機能:』 SCSI Persistent Reservation Utilities: コマンドユーティリティにより、ディスク での Persistent Reservations および Registrations の問い合わせと変更が可能。すべての OE で推奨 (デフォルトでインストールされる) 製品として追加される。http://www.hp.com/ go/hpux-core-docs-11iv3 にある『SCSI Persistent Reservation Utilities Release Notes』を参 照。 • 『新機能:』 SoftRebootEnh: 日常のシステムメンテナンス中に発生する OS リブート時間 を削減する。プラットフォームハードウェアのリセットをスキップし、次のカーネルを現 在の OS インスタンスから直接ブートすることによって、ダウンタイム削減を実現。 SD32B/64B nPartition システムでのみ利用可能。すべての OE で選択可能な製品として追 加。http://www.hp.com/go/hpux-core-docs-11iv3 にある SoftReboot のドキュメントを参 照。 • Software Distributor (SD): ソフトウェアのインストールおよび削除 (SD32B/64B nPar シス テムのみで使用可能) 中における SoftReboot をサポート。また、ローカルコンテナーでの 並列のインストール/削除/構成もサポート (HP-UX Containers (SRP) 対応のシステムのみで 適用可能)。「Software Distributor (SD)」 (108 ページ) を参照。 • System Fault Management (SFM): HP-UX vPars and Integrity VM v6.1 製品と、将来のハード ウェアをサポート。『SFM Release Notes for HP-UX 11i v3 March 2012』(http:// www.hp.com/go/hpux-diagnostics-sfm-docs ) を参照。 • 仮想化ソリューション ◦ 『新機能:』 HP 9000 Containers: 個々のアプリケーションを再コンパイルしたり再イ ンストールしたりせずに、最小限の再構成とアプリケーションインベントリ準備作業 のみで、完全な HP 9000 ユーザースペース環境を再ホスティングするためのメカニ ズムを提供。chroot ディレクトリ内部の移行済み HP 9000 環境をホスティング。 分離された実行環境 (コンテナー) 用に HP-UX Container (SRP) を使用し、下層にある 実行レイヤーとして HP ARIES ダイナミックバイナリトランスレーターを使用。HP 9000 システム (ファイルシステム分離、同一カーネル上に複数のコンテナー)、およ び HP 9000 クラシック (共有ファイルシステム、高信頼性モードのサポート) という 2 種類のコンテナーを提供。すべての OE で選択可能な製品として追加。http:// www.hp.com/go/hp9000-containers にある『HP 9000 Containers A.03.01 Release Notes』を参照。 ◦ HP Integrity Virtual Server Manager (以前の HP Integrity Virtual Machines Manager): バージョン 6.1 で、HP-UX vPars and Integrity VM v6.1 製品が提供する機能をサポー ト。仮想マシンと仮想パーティションを管理するための Virtual Partitions Manager GUI 機能を含むように変更。インストールされている HP Integrity VM のバージョンに応 じて、Virtual Server Manager は仮想マシンまたは仮想パーティションを管理可能。 DIO 機能をサポート。『HP Integrity Virtual Server Manager v6.1 リリースノート』お よび『HP Integrity Virtual Server Manager v6.1 ユーザーガイド』(http://www.hp.com/ go/matrixoe/docs ) を参照。 ◦ HP-UX Containers (以前の HP-UX Secure Resource Partitions [SRP]): バージョン A.03.01.003 では、複数の HP 9000 コンテナーをサポートしたり、既存のコンテナー をコピーすることによって新規コンテナーを作成したり、Container Manager を使用 して 1 つのコンテナー用に複数の IP アドレスを構成したり、update-ux コマンドを サポートしたりするための新機能および機能強化を提供。『HP-UX Containers (SRP) A.03.01.001 Release Notes』(http://hp.com/go/virtualization-manuals ) を参照。 ([HP-UX Containers (SRP) Software] を選択。) HP-UX 11i v3 March 2012 リリースでの新しい機能 17 ◦ HP-UX nPartition Configuration Commands: ローカライズされた日本語マンページと共 に、動的コア機能をサポートするマンページの変更を含む。『HP-UX nPartition Configuration Commands Release Notes』(http://hp.com/go/hpux-npars-docs ) を参 照。 ◦ HP-UX Virtual Partitions v5 (T1335DC): vPars マンページを、HP Integrity Superdome 2 サーバーでの変更に関する内容を含むようにアップデート。ソフトウェアおよびド キュメントの不具合の修正も含む。『HP-UX Virtual Partitions A.05.09 リリースノー ト』(http://hp.com/go/hpux-core-docs ) を参照。([HP-UX 11i v3] を選択し、[Getting Started] カテゴリに移動。) ◦ 『新機能:』 HP-UX vPars and Integrity VM v6.1 (バンドル BB068AA および VirtualBase): vPars and Integrity VM 機能を、使いやすい単一の共通管理環境にま とめる。VSE-OE および DC-OE で新たに提供。「HP-UX vPars and Integrity VM v6.1」 (110 ページ) を参照。 注記: T2767CC、T8718AC、VMGuestSW、VMKernelSW、HostAVIOStor、およ び HostAvioLan の各バンドルは、BB068AA に移されました。VMGuestLib、 VMProvider、GuestAVIOStor、および GuestAvioLan は、VirtualBase に移 されました。 • ◦ Partition Manager: 不具合を修正。『HP System Management Homepage 3.2.3 リリー スノート』(http://hp.com/go/hpux-core-docs ) を参照。([HP-UX System Administration] を選択。) ◦ Utilization Provider for HP-UX 11i v3: Matrix Operating Environment (以前の HP Insight Dynamics - VSE for Integrity) の最新リリースをサポートするために、バージョン A.01.08.06.02 にアップデート。「Utilization Provider」 (111 ページ) を参照。 WBEM サービスとプロバイダー 以下の WBEM 製品のドキュメントは、http://www.hp.com/go/hpux-networking-docs に あります。([HP-UX 11i WBEM Software] を選択。) 18 新機能 ◦ HP WBEM Services for HP-UX: バージョン A.02.09.12 はマイナーアップデートで、不 具合の修正を含む。『HP WBEM Services Version A.02.09.12 Release Notes』を参 照。 ◦ HP-UX WBEM Direct Attached Storage Provider (DASProvider): 不具合を修正。『HP-UX WBEM Direct Attached Storage Provider Release Notes』を参照。 ◦ HP-UX WBEM Fibre Channel Provider: FCProvider は、HBA が削除され、fclp また は fcoc ドライバーインスタンスが削除されたときに、そのことを示す表示を生成す るようになった。See 『HP-UX WBEM Fibre-Channel Provider Release Notes (5900-2053、March 2012)』を参照。 ◦ HP-UX WBEM IOTree Indication Provider: 不具合を修正。『HP-UX WBEM IOTree Indication Provider Release Notes』を参照。 ◦ HP-UX WBEM Kernel Providers: 不具合を修正。『HP-UX WBEM Kernel Providers Release Notes』を参照。 ◦ HP-UX WBEMP LAN Provider: HP-UX vPars and Integrity VM v6.1 (およびそれ以降の) 製品で、Broadcam 10-Gigabit Ethernet と Emulex CNA を使用する DIO をサポート。 ゲストの DIO が構成された関数で生成されたイベントがホストでも表示されるよう にすることが可能。『HP-UX WBEMP LAN Provider Release Notes』を参照。 ◦ HP-UX WBEM nPartition Provider: 不具合を修正。『HP-UX WBEM nPar Provider Release Notes, March 2012』を参照。 ◦ HP-UX WBEM RAIDSA Provider: March 2012 リリース以降、WBEMP-LAN プロバイ ダーを除く I/O プロバイダー、WBEMP-FCP インスタンス、および CSP は、HP-UX vPars and Integrity VM v6.1 製品のゲスト上で実行されなくなる。『HP-UX WBEM RAIDSA Provider Release Notes』を参照。 ◦ HP-UX WBEM SAS Provider: 不具合を修正。『HP-UX WBEM SAS Provider Release Notes』を参照。 ◦ HP-UX WBEM SCSI Provider: 不具合を修正。『HP-UX WBEM SCSI Provider Release Notes』を参照。 ◦ ProviderSvcsBase: 不具合を修正。『HP-UX ProviderSvcsBase Release Notes (5900-1462、March 2012)』および『HP-UX ProviderSvcsBase Administrator Guide (March 2012)』を参照。 2012 年 3 月版リリースノートの「ディスク管理とファイル管理」 • FileSystem-SRP: システムコンテナー内でfsdaemon(1M)が使用可能になるようにアップデー ト。HP-UX Containers が有効になっているシステムで Rational® Clearcase® の配備をサ ポートするように機能強化。製品の Web サイト https://h20392.www2.hp.com/portal/ swdepot/displayProductInfo.do?productNumber=FsSrp を参照。 • HP CIFS Server: バージョン A.03.01.03 は、Samba 3.4.3 に基づく不具合修正リリース。 Microsoft Windows Server 2008 および 2008R2、Windows Vista、Windows 7 オペレー ティングシステムをサポート。『HP CIFS Server Release Notes Version A.03.01.03』(http:// www.hp.com/go/hpux-networking-docs ) を参照。([HP-UX Common Internet File System (CIFS) Client/Server Software] を選択。) • HP-UX Disks and File Systems (fsweb): クラスター VG を作成または配布している間に、す べてのノードにまたがって同じマイナー番号 %s が存在するよう機能強化。『HP System Management Homepage 3.2.3 Release Notes』(http://hp.com/go/hpux-core-docs ) を参 照。([HP-UX System Administration] を選択。) • ONCplus: 不具合を修正。『ONCplus B.11.31.13 Release Notes』(http://hp.com/go/ hpux-networking-docs ) を参照。([HP-UX 11i v3 Networking Software] を選択。) • Symantec 製品 以下の Symantec 製品については、『Veritas File System 5.0.1 Release Notes』および 『Veritas Volume Manager 5.0.1 Release Notes』(http://www.hp.com/go/ hpux-LVM-VxVM-docs ) を参照。OE での製品の配布およびインストールに対する影響につ いては、『HP-UX 11i v3 インストール/アップデートガイド』(2012 年 3 月版) (http:// www.hp.com/go/hpux-core-docs-11iv3 ) の「付録 B: VxFS、OnlineJFS、LVM、および VxVM のインストール」を参照。 • ◦ OnlineJFS (B3929GB): バージョン B.05.01.03 では不具合を修正。 ◦ VxFS (Base-VxFS-501): バージョン B.05.01.03 では不具合を修正。必須 (常にイン ストールされる) 製品として提供されるようになった。インストールについての詳細 は、『HP-UX 11i v3 インストール/アップデートガイド』(2012 年 3 月版) (http:// www.hp.com/go/hpux-core-docs-11iv3 ) の付録 B を参照。 ◦ VxVM (Base-VxVM-501 and Base-VxTools-501): バージョン B.05.01.04 では不 具合を修正。 『新機能:』 VFS-LOCKF-ENH: 64 ビットのファイルセグメントロック機能を提供するため、 機能強化されたファイルセグメントロックのカーネルモジュール vfs_lock_enh を仮想 ファイルシステム (VFS) レイヤーで提供。その他の機能強化も含む。すべての OE で選択 可能な製品として追加。https://h20392.www2.hp.com/portal/swdepot/ displayProductInfo.do?productNumber=VfsLockfEnh を参照。 2012 年 3 月版リリースノートの「インターネットとネットワーキング」 • HPUX-Nameserver (BIND): 2 つの不具合を修正。『BIND 9.3.2.10.0 Release Notes』(http:// hp.com/go/hpux-networking-docs ) を参照。([HP-UX 11i v3 Networking Software] を選択。) HP-UX 11i v3 March 2012 リリースでの新しい機能 19 • HP-UX Web Server Suite HP-UX Web Server Suite に含まれる製品については、『HP-UX Apache-based Web Server v.3.19 Release Notes』(https://h20392.www2.hp.com/portal/swdepot/ displayProductInfo.do?productNumber=HPUXWSATW319 ) を参照。 • ◦ HP-UX Apache-based Web Server: 主に不具合の修正とセキュリティのリリース。 ◦ HP-UX Tomcat-based Servlet Engine: 主に不具合の修正とセキュリティのリリース。 Network Interfaces Configuration と Network Services Configuration: 不具合を修正。『HP System Management Homepage 3.2.3 Release Notes』(http://hp.com/go/hpux-core-docs ) を参照。([HP-UX System Administration] を選択。) 2012 年 3 月版リリースノートの「セキュリティ」に示す関連製品も参照してください。 2012 年 3 月版リリースノートの「セキュリティ」 特に記載がない場合、以下のセキュリティ製品のドキュメントは http://www.hp.com/go/ hpux-security-docs にあります。製品に該当するリンクを選択してください。 • 『新機能:』 Restricted Root: パスワードおよびログインのポリシーを root アカウントに拡 張する新しいセキュリティオプションを提供。このシャドウモード機能拡張により、従来 は高信頼性モードのシステムのみで使用可能であった、より厳しいセキュリティポリシー を実装可能。「Restricted Root」 (114 ページ) を参照。 • HP-UX Role-Based Access Control: バージョン B.11.31.05.01 には、キーストロークロギン グの機能拡張と修正、2 つの新しいマンページ、およびその他のさまざまな軽微な不具合 の修正が含まれる。『HP-UX Role-Based Access Control B.11.31.05.01 Release Notes』を 参照。 • HP-UX OpenSSL: HP-UX 11i v3 用のバージョン A.00.09.08r は OpenSSL 0.9.8r をベース にし、主に不具合の修正リリース。『OpenSSL A.00.09.08r Release Notes for HP-UX 11i v3』を参照。 2012 年 3 月版リリースノートの「インターネットとネットワーキング」に示す関連製品も参 照してください。 2012 年 3 月版リリースノートの「コマンドとシステムコール」 • insf(1M)コマンド: isoc ドライバーおよび isq ドライバーのデバイス特殊ファイルをサ ポートするように機能強化。該当するデバイスとドライバーの組み合わせがシステム上で 見つかった場合は、それらのドライバーに対応するデバイス特殊ファイルを /dev の下に 作成する。「insf(1M) コマンド」 (115 ページ) を参照。 • machinfo(1)コマンド: 各ソケットについて、現在アクティブであるコアの最小数と最大数 をリストする (ソケット間でそれらの数が異なる場合) ようにアップデート。マルチスレッ ディング設定がコア間で異なる場合は、スレッディングが有効になっているコアの数も報 告する。「machinfo(1) コマンド」 (115 ページ) を参照。 • PAX-ENH: 不具合を修正するために、バージョン 11.31.13 にアップデート。製品の Web サイト https://h20392.www2.hp.com/portal/swdepot/displayProductInfo.do? productNumber=PAX-ENH を参照。 2012 年 3 月版リリースノートの「ライブラリとプログラミング」 • Java 製品 以下の Java 製品のドキュメントは、http://www.hp.com/go/hpux-java-docs にあります。 ◦ 20 新機能 JDK/JRE version 7.0.00: HP-UX 11i の Java™ Development Kit (JDK) および Java™ Runtime Environment (JRE) の新しいメジャーバージョン。Oracle Java™ SE 7 アップ デート 1 などの、Oracle Java SE 7.0 リリースの新機能と同等である。不具合とセ キュリティの修正を含む。『JDK/JRE 7.0.00 Release Notes』を参照。Note: JDK/JR バージョン 7.0.00 は、AR リリースのみで配布され、現在 OE には含まれません。 • ◦ JDK/JRE version 6.0.x: HP-UX 11i の Java Development Kit (JDK) および Java Runtime Environment (JRE) のバージョン 6.0.12 は、Oracle 6.0u25 および 6.0u26 リリースの 機能を取り入れ、不具合とセキュリティの修正を組み込むためにアップデートされ た。『JDK/JRE 6.0.12 Release Notes』を参照。 ◦ JDK/JRE version 5.0.x: HP-UX 11i の Java Development Kit (JDK) および Java Runtime Environment (JRE) のバージョン 5.0.24 は、Oracle 5.0u29 および 5.0u30 リリースの 機能を取り入れ、不具合とセキュリティの修正を組み込むためにアップデートされ た。『JDK/JRE 5.0.24 Release Notes』を参照。 ObsB6848BA: GTK+ ライブラリ (B6848BA) の以前のバージョンを削除。バンドル B6848BA は Mozilla 製品をサポート。 HP-UX 11i v3 によるサポートは終了。最新の GTK ライブラ リ (GTK) は引き続き Firefox と Thunderbird をサポート。いずれも HP-UX 11i v3 OE で配 布。 注記: • Firefox と Thunderbird は非推奨で、将来、廃止される予定です。 Perl: Open source 5.8.8 リリースの機能と同等。機能強化と不具合修正を含む。『Perl Release Notes』(http://www.hp.com/go/perl ) を参照。 2012 年 3 月版リリースノートの「国際化機能」 • 2012 年 3 月版では、この章のトピックには変更はありません。 2012 年 3 月版リリースノートの「その他の機能」 • 2012 年 3 月版では、この章のトピックには変更はありません。 HP-UX 11i v3 September 2011 リリースでの新しい機能 以下の要約で、HP-UX 11i v3 March 2011 リリースと HP-UX 11i v3 September 2011 リリース の間で変更された機能の概略を説明します。詳細は、示されたドキュメントを参照するか、 『HP-UX 11i v3 リリースノート』 (2011 年 9 月版) の該当する章を参照してください。 リリー スノートの最新版は、http://www.hp.com/go/hpux-core-docs-11iv3 にあります。 2011 年 9 月版リリースノートの「ハードウェア固有の情報」 • CommonIO: SAS および Fibre Channel アダプターをサポートする複数の製品をパッケー ジ。常にインストールされる。アップデートして品質およびパフォーマンスが向上。『HP CommonIO B.11.31.1109 Release Notes』(http://www.hp.com/go/common-io-docs ) を 参照。 • Hardware Enablement Bundle for HP-UX 11i v3 (HWEnable11i): 新しいコア I/O とチップ セットを搭載した最新の HP Integrity システムをサポートする、HP-UX 11i v3 の新しいパッ チが含まれる。また、将来のハードウェアサポートのために新しいパッチも追加されまし た。 • HP Insight Control 電力管理: バージョン 6.3 には、HP Integrity Superdome 2 の Data Center Power Control (DCPC) のサポート、HP Integrity BL860c i2、BL870c i2、および BL890c i2 サーバーの消費電力上限およびパワーレギュレーターのサポートが含まれる。『HP Insight Control リリースノート』(http://www.hp.com/go/insightcontrol-manuals ) を参照。 • ネットワークおよびマスストレージのドライバー ◦ 10GigEther-00: AB287A および AD385A PCI-X 10 Gigabit Ethernet カードをサポー トする ixgbe ドライバーを含む。アップデートして品質が向上。『10GigEthr-00 (ixgbe) B.11.31.1109 Ethernet Driver Release Notes』(http://www.hp.com/go/ 10-gigabit-ethernet-docs ) を参照。 ◦ 10GigEthr-01: AD386A PCIe 10 Gigabit Ethernet カードをサポートする icxgbe ドライバーを含む。アップデートして品質が向上。『10GigEthr-01 (icxgbe) B.11.31.1109 Ethernet Driver Release Notes』(http://www.hp.com/go/ 10-gigabit-ethernet-docs ) を参照。 HP-UX 11i v3 September 2011 リリースでの新しい機能 21 22 新機能 ◦ 10GigEthr-02: iexgbe ドライバーを含む。アップデートして品質が向上。このバ ンドルでサポートされる製品も含めた詳細は、『10GigEthr-02 (iexgbe) B.11.31.1109 Ethernet Driver Release Notes』(http://www.hp.com/go/10-gigabit-ethernet-docs ) を 参照。 ◦ 10GigEthr-03: iocxgbe ドライバーを含む。アップデートして品質が向上。このバ ンドルでサポートされる製品も含めた詳細は、『10GigEthr-03 (iocxgbe) B.11.31.1109 Ethernet Driver Release Notes』(http://www.hp.com/go/10-gigabit-ethernet-docs ) を 参照。 ◦ FibrChanl-01: Qlogic Fibre Channel HBA で使用可能な fcd ドライバーを含む。 アップデートして品質が向上。『FibrChanl-01 (fcd) Fibre Channel Mass Storage Driver for HP-UX 11i v3 Release Notes』を参照。サポート対象のカードについての詳細は、 それぞれの『HP Fibre Channel Host Bus Adapter Support Matrix』を参照。これら両方 のドキュメントは http://www.hp.com/go/hpux-iocards-docs で提供される。 ◦ FibrChanl-02: Fibre Channel HBA で使用可能な fclp ドライバーを含む。アップ デートして品質が向上。注記: 重要な不具合の修正を行っているので、この製品の最 新リリース (Web で現在入手可能) にアップデートすることを強くお勧めします。詳 細は、『FibrChanl-02 (fclp) Fibre Channel Mass Storage Driver for HP-UX 11i v3 Release Notes』を参照。サポート対象のカードについての詳細は、それぞれの『HP Fibre Channel Host Bus Adapter Support Matrix』を参照。これら両方のドキュメントは http://www.hp.com/go/hpux-iocards-docs で提供される。 ◦ FibrChanl-03: Fibre Channel Over Ethernet HBA で使用可能な fcoc ドライバーを 含む。アップデートして品質が向上。注記: 重要な不具合の修正を行っているので、 この製品の最新リリース (Web で現在入手可能) にアップデートすることを強くお勧 めします。詳細は、『FibrChanl-03 (fcoc) Fibre Channel Mass Storage Driver for HP-UX 11i v3 Release Notes』を参照。サポート対象のカードについての詳細は、それぞれの 『HP Fibre Channel Host Bus Adapter Support Matrix』を参照。これら両方のドキュメ ントは http://www.hp.com/go/hpux-iocards-docs で提供される。 ◦ GigEther-01 (igelan): バージョン B.11.31.1105 は品質の向上を含む。 『GigEther-01 (igelan) Gigabit Ethernet Driver Release Notes for HP-UX 11i v3』(http:// www.hp.com/go/gigabit-ethernet-100bt-cards-docs ) を参照。 ◦ IB4X-00: バージョン B.11.31.1109 は品質の向上を提供。『IB4X-00 Driver for InfiniBand Release Notes Version Number B.11.31.1109』(http://www.hp.com/go/ hpux-iocards-docs ) を参照。([HP-UX 11i v3] を選択。) ◦ IEther-00: iether ドライバーを含む。アップデートして品質およびパフォーマン スが向上。このバンドルでサポートされる製品も含めた詳細は、『IEther-00 (iether) B.11.31.1109 Ethernet Driver Release Notes』(http://www.hp.com/go/ gigabit-ethernet-100bt-cards-docs ) を参照。 ◦ RAID-01: HP Smart アレイコントローラーをサポートする ciss ドライバーを含む。 アップデートして品質およびパフォーマンスが向上。このバンドルでサポートされる 製品も含めた詳細は、『RAID-01 (ciss) B.11.31.1109 Mass Storage Driver Release Notes』(http://www.hp.com/go/smart-array-raid-docs ) を参照。 ◦ SATADVD-00: HP Integrity サーバーで SATA DVD ドライブをサポート。アップデート してパフォーマンスが向上、新しい製品をサポート。 ◦ scsiU320-00: HP A7173A PCI-X デュアルチャネル Ultra320 SCSI ホストバスアダプ ターおよび HP AB290A PCI-X 2 ポート U320 SCSI および 2 ポート Gigabit Ethernet コンビネーションカードをサポートする mpt ドライバーを含む。アップデートして 品質およびパフォーマンスが向上。『scsiU320-00 (mpt) B.11.31.1109 Mass Storage Driver Release Notes』(http://www.hp.com/go/scsi-hba-docs ) を参照。 • Utility Pricing Solutions ◦ iCAP Manager: HP Insight Dynamics - VSE for Integrity v6.3 をサポートするために v6.3 にアップデート。『HP Insight Dynamics 6.3 Release Notes』(http://www.hp.com/go/ insightdynamics-manuals ) を参照。([HP Insight Dynamics Software] を選択。) ◦ HP Instant Capacity: 今後のソフトウェアをサポートするためにアップデート。 2011 年 9 月版リリースノートの「一般的なシステム管理」 • Dynamic Root Disk (DRD): DRD クローン操作で AUTO ファイルのコピーが可能になり、カ スタマイズ内容がクローンにも保持。今回のリリースは、不具合の修正と品質の向上も含 む。『DRD Release Notes』(http://www.hp.com/go/drd ) を参照。 • HP Caliper: 新しいオプション --sw-process-list を含み、また +objdebug で指定す るコンパイル済みオブジェクトファイルとデバッグ側ファイルからのデバッグ情報の読み 取りに関する機能強化を含む。『HP Caliper for HP-UX Release Notes, Release 5.3 February 2011』(http://www.hp.com/go/hpux-caliper-docs ) を参照。 • HP Insight managed system setup wizard: 新しいハードウェアをサポートし、ウィザード の以前のリリースからのアップグレードをサポート。『Insight Managed System Setup Wizard 7.0 Getting Started Guide』(http://www.hp.com/go/insightsoftware/docs ) を参 照。 • 『新機能:』 HP Serviceguard Extension for RAC (以前の Serviceguard OPS Edition または MC/LockManager): HP9000 および HP Integrity サーバー上で Serviceguard とともに Oracle Real Application Cluster (RAC) ソフトウェアを使用するためのフレームワークを提供。可 用性が大幅に向上し、Oracle Real Application Cluster (RAC) の管理が簡素化。Oracle RAC を Serviceguard クラスターに統合し、SG SMS Cluster File System を含む充実したストレー ジ管理オプションを使用して、Oracle Clusterware と Oracle RAC 間の依存関係を簡単に 管理することが可能。選択可能な製品として DC OE および HA OE に新たに提供される。 詳細は、『Serviceguard Extension for RAC ユーザーガイド』、『Serviceguard Extension for RAC バージョン A.11.20 リリースノート』、『HP Serviceguard/SGeRAC/SMS/ServiceguardMgr Plug-in Compatibility and Feature Matrix』、 および関連する SGeRAC ホワイトペーパー (http://www.hp.com/go/hpux-serviceguard-docs ) を参照。([HP Serviceguard Extension for RAC] を選択。) • HP Serviceguard Storage Management Suite: バージョン A.04.00 では、September 2011 OEUR とは独立して 2 つの新しいパッチ PHSS_41628 と PHSS_41674 がリリースされ、 新しい強化機能と重大な不具合の修正を提供。『HP Serviceguard Storage Management Suite バージョン A.04.00 リリースノート HP-UX 11i v3』(http://www.hp.com/go/ hpux-serviceguard-docs ) を参照。([HP Serviceguard Storage Management Suite A.04.xx (with 5.1 SP1 Veritas)] を選択。) • HP System Insight Manager: バージョン 7.0 は、オフラインでのファームウェアのアップ グレードをサポートし、ベースラインと強化されたレポート機能を使用してソフトウェア とファームウェアバージョンを管理するための新しいサポート、および HP Integrated Lights-Out version 4 (iLO4) と G8 サーバーのサポート、その他の強化機能と改善を提供。 『HP Systems Insight Manager 7.0 Release Notes』(http://www.hp.com/go/ insightmanagement/sim/docs ) を参照。 • HP-UX 11i v3 Feature Enablement (FEATURE11i): コア機能を拡張するパッチや新規コア機 能や改善されたコア機能を提供するパッチでアップデート。カーネルの性能改善、ファイ ルシステムの改善、新しい仮想化およびセキュリティ機能のサポートを含む。 • HP-UX 11i v3 Quality Pack Patch Bundles: 追加の不具合修正パッチでアップデート。さら に、September 2011 OE にない古い製品バージョン用のパッチを削除。 • HP-UX Kernel Configuration (kcweb): kcusage コマンドは、プロセスに接続されている共 有メモリセグメントの最大数をシステム全体で正しく報告する。 • HP-UX Peripheral Devices Manager (pdweb): HP で検出された問題の修正を提供。 HP-UX 11i v3 September 2011 リリースでの新しい機能 23 24 • HP-UX Software Assistant: バージョン C.02.86 にアップデートして不具合を修正。『HP-UX Software Assistant Release Notes』(http://www.hp.com/go/swa-docs ) を参照。注記: 新し いバージョンの SWA は、http://www.hp.com/go/swa-download で入手できます。 • Ignite-UX: バージョン C.7.13 は、VxVM および VxFS 5.0.1、8TB を超えるメモリ、およ び HP-UX 11i v2 上で LAN リカバリのある APA をサポート。また、不具合を修正。 『Ignite-UX リリースノート』(http://www.hp.com/go/ignite-ux-docs ) を参照。 • Logical Volume Manager (LVM): アップデートして品質が向上。『Logical Volume Manager and MirrorDisk/UX Release Notes』(http://www.hp.com/go/hpux-LVM-VxVM-docs ) を参 照。 • Online Diagnostics: 不具合を修正。サポートモードでは、重大な不具合のみを分析。『EMS Release Notes for HP-UX 11i v3 September 2011 Release』および『STM Release Notes for HP-UX 11i v3 September 2011 Release』(http://www.hp.com/go/hpux-diagnostics-online-docs ) を参照。 • PropPlus (SysMgmtPlus): 不具合を修正。『SysMgmtPlus Release Notes』(http://www.hp.com/ go/hpux-diagnostics-sysmgmtplus-docs ) を参照。 • Software Distributor (SD): HP-UX Containers (SRP) をサポートするためにアップデート。2 つの新しいオプションを導入。 • System Fault Management (SFM): sfmconfig コマンドの共通エラーメッセージを提供する ために強化。イベントの詳細に IOTreeIndicationProvider のスロット ID を含め、 sudo ベースのシステムのルートアクセスで実効 UID をサポートするために Evweb を強 化。『SFM Release Notes』(http://www.hp.com/go/hpux-diagnostics-sfm-docs ) を参照。 • 重要: HP-UX 11i v3 September 2011 リリース以降では、診断製品間の互換性を維持す るために、以下の製品すべてを同時にインストールすることをお勧めします。 ProviderSvcsBase、System Fault Management、および I/O プロバイダー (HP-UX WBEM RAIDSA Provider、HP-UX WBEM SAS Provider、HP-UX WBEM Fibre Channel Provider、お よび HP-UX WBEM Direct Attached Storage Provider (DASProvider))。 • 仮想化ソリューション 新機能 ◦ Accelerated Virtual I/O (AVIO): 不具合を修正。注記: 重要な不具合の修正を行ってい るので、AVIO-Storage 製品 (HostAVIOStor/GuestAVIOStor) の最新リリースにアップ デートすることを強くお勧めします。そのリリースは、Web サイト https:// h20392.www2.hp.com/portal/swdepot/displayProductInfo.do?productNumber=FsSrp で入手可能。 ◦ Application Discovery Agent: HP Insight Dynamics - VSE for Integrity v6.3 をサポートす るために v6.3 にアップデート。『HP Insight Dynamics 6.3 リリースノート』(http:// www.hp.com/go/insightdynamics-manuals ) を参照。([HP Insight Dynamics Software] を選択。) ◦ HP Insight Dynamics - VSE for Integrity: バージョン A.6.3.0 は、ハードウェアサポート の拡張と不具合の修正を提供。『HP Insight Dynamics 6.3 リリースノート』(http:// www.hp.com/go/insightdynamics-manuals ) を参照。([HP Insight Dynamics Software] を選択。) サポート情報については、『HP Insight Software サポートマトリックス』 (http://www.hp.com/go/insightdynamics-manuals ) を参照。この製品の最新リリース をチェックするには、HP ソフトウェアデポ (https://h20392.www2.hp.com/portal/ swdepot/displayProductInfo.do?productNumber=vse ) を参照。Insight Dynamics - VSE for Integrity は、HP Matrix Operating Environment for HP-UX を提供。Matrix Operating Environment for HP-UX を HP Integrity サーバーの高度なライフサイクル管理に使用す る方法については、http://www.hp.com/go/matrixoe/integrity を参照。 ◦ HP Integrity Virtual Machines Manager: バージョン A.4.1.1.84593 リリースは、不具 合を修正。『HP Integrity Virtual Machines Manager 4.1.1 Software リリースノート』 (http://www.hp.com/go/insightdynamics-manuals ) を参照。([HP Insight Dynamics Software] を選択。) • ◦ HP Global Workload Manager: HP Insight Dynamics - VSE for Integrity v6.3 をサポート するために v6.3 にアップデート。『HP Insight Global Workload Manager 6.3 ユー ザーガイド』および『HP Insight Dynamics 6.3 リリースノート』(http://www.hp.com/ go/insightdynamics-manuals ) を参照。([HP Insight Dynamics Software] を選択。) ◦ HP-UX Containers (以前の HP-UX Secure Resource Partitions [SRP]): バージョン A.03.00 は、新しいタイプのコンテナー「システムコンテナー」を提供。また、Force-to-Wire ネットワーキングも提供。『HP-UX Containers (SRP) A.03.00 Release Notes』(http:// www.hp.com/go/virtualization-manuals ) を参照。([HP-UX Containers [SRP] Software] を選択。) ◦ HP-UX nPartition Configuration Commands: 日本語に翻訳されたマンページを含む。 ◦ Utilization Provider for HP-UX 11i v3: Matrix Operating Environment(以前の HP Insight Dynamics - VSE for Integrity) の最新リリースをサポートするために、バージョン A.01.08.06.01 にアップデート。 WBEM サービスとプロバイダー 以下の WBEM 製品のドキュメントは、http://www.hp.com/go/hpux-networking-docs に あります。([HP-UX 11i WBEM Software] を選択。) ◦ HP WBEM Services for HP-UX: バージョン A.02.09.10 はマイナーアップデートで、 WBEM サービス用の IRS サポートと不具合の修正を含む。『HP WBEM Services Version A.02.09.10 Release Notes』を参照。 ◦ HP-UX WBEM Direct Attached Storage Provider (DASProvider): ドライバー esctl (HPUXESCSIIndicationProvider が生成) および esdisk (HPUXESDISKIndicationProvider が生成) が記録するエラーの表示をサポートす るように強化。『HP-UX WBEM Direct Attached Storage Provider Release Notes』を参 照。 ◦ HP-UX WBEM Fibre Channel Provider: 不具合を修正。『HP-UX WBEM Fibre Channel Provider Release Notes』を参照。 ◦ HP-UX WBEM IOTree Indication Provider: 不具合を修正。『HP-UX WBEM IOTree Indication Provider Release Notes』を参照。 ◦ HP-UX WBEM Kernel Providers: 不具合を修正。『HP-UX WBEM Kernel Providers Release Notes』を参照。 ◦ HP-UX WBEMP LAN Provider: 不具合を修正。『HP-UX WBEM LAN Provider Release Notes』を参照。 ◦ HP-UX WBEM RAIDSA-PROVIDER: 不具合を修正。『HP-UX WBEM RAIDSA Provider Release Notes』を参照。 ◦ HP-UX WBEM SAS-PROVIDER: 不具合を修正。『HP-UX WBEM SAS Provider Release Notes』を参照。 ◦ HP-UX WBEM SCSI Provider: 不具合を修正。『HP-UX WBEM SCSI Provider Release Notes』を参照。 ◦ ProviderSvcsBase: アップデートして品質が向上。『HP-UX ProviderSvcsBase Release Notes』および『HP-UX ProviderSvcsBase Administrator Guide』を参照。 2011 年 9 月版リリースノートの「ディスク管理とファイル管理」 • 『新機能:』 FileSystem-SRP: HP-UX Containers (SRP) バージョン A.03.00 のサポートに必 要な、ユーザースペースおよびカーネルスペースのファイルシステムの機能拡張が行われ ている。提供される機能には、SRP に対する VFS レイヤーのサポート、コンテナーに対応 した /etc/mnttab ドライバー、コンテナーに対応したfuser(1M)およびbdf(1M)ユーティ リティがある。すべての OE に選択可能な製品として新たに提供。製品の Web サイト HP-UX 11i v3 September 2011 リリースでの新しい機能 25 https://h20392.www2.hp.com/portal/swdepot/displayProductInfo.do?productNumber=FsSrp を参照。 • HP CIFS Server: バージョン A.03.01.02 は、Samba 3.4.3 をベースにし、不具合とセキュ リティの修正を提供。バージョン A.03.01.02 は、Microsoft Windows Server 2008 およ び 2008R2、Windows Vista、および Windows 7 オペレーティングシステムをサポート。 『HP CIFS Server Release Notes version A.03.01.02』(http://www.hp.com/go/ hpux-networking-docs ) を参照。([HP-UX Common Internet File System (CIFS) Client/Server Software] を選択。) • HP-UX Disks and File Systems (fsweb): お客様から報告された問題および HP で検出された 問題を修正。 • ONCplus: HP-UX Containers (SRP) A.03.00 をサポートするための強化を含む。これで、 NFS クライアントプロトコルのすべてのバージョン (NFSv2、NFSv3、および NFSv4) が HP-UX Containers 環境で動作可能。『ONCplus B.11.31.12 Release Notes』(http:// www.hp.com/go/hpux-networking-docs ) を参照。([HP-UX 11i v3 Networking Software] を 選択。) • Symantec 製品 以下の Symantec 製品については、『Veritas File System 5.0.1 Release Notes』および 『Veritas Volume Manager 5.0.1 Release Notes』(http://www.hp.com/go/ hpux-LVM-VxVM-docs ) を参照。OE での製品の配布およびインストールに対する影響につ いては、『HP-UX 11i v3 インストール/アップデートガイド』(2011 年 9 月版) (http:// www.hp.com/go/hpux-core-docs-11iv3 ) の「付録 B: VxFS、OnlineJFS、LVM、および VxVM のインストール」を参照。 ◦ 『新機能:』 OnlineJFS: バージョン 5.0.1 (B3929GB) は、バージョン 5.0 (B3929FB) を置き換える。OnlineJFS 5.0.1 には、並列 I/O、256TB ファイルシステムのサポー ト、直接 I/O などの強化機能がある。DC-OE、VSE-OE、および HA-OE には、バー ジョン 5.0 のライセンスは同梱されず、バージョン 5.0.1 のライセンスのみが同梱さ れる。OnlineJFS は、これらの OE では推奨 (デフォルトでインストールされる) 製品。 ◦ 『新機能:』 VxFS: VxFS 5.0.1 (Base-VxFS-501) は、VxFS 5.0 (Base-VxFS-50) を 置き換える。VxFS 5.0.1 は VxFS の新しいリリースで、新しいライセンスと機能があ る。サイズが増加したファイルを管理するための新しいコマンドと機能を提供し、ス トレージリソースの最適化が向上している。すべての OE で推奨 (デフォルトでイン ストールされる) 製品として配布される。VxFS 5.0 は、OE に同梱されない。 ◦ 『新機能:』 VxVM: バージョン 5.0.1 (Base-VxVM-501 は、VxVM 5.0 (Base-VxVM-50) を置き換え、強化されたボリューム管理機能、改善されたクラス ターおよびノード機能、および追加のマルチパス機能を提供。すべての OE で選択可 能な製品として提供。VxVM 5.0 は、OE に同梱されない。 2011 年 9 月版リリースノートの「インターネットとネットワーキング」 26 • BIND: バージョン 9.3.2 では不具合を修正。『BIND 9.3.2 Release Notes』(http:// www.hp.com/go/hpux-networking-docs ) を参照。([HP-UX 11i v3 Networking Software] を 選択。) • HP-UX Auto Port Aggregation (APA): 不具合を修正。『HP Auto Port Aggregation (APA) リ リースノート』(http://www.hp.com/go/hpux-networking-docs ) を参照。([HP-UX Auto Port Aggregation (APA) Software] を選択。) • HP-UX FTP Server (WU-FTPD): 不具合を修正。『WU-FTPD 2.6.1 Release Notes』(http:// www.hp.com/go/hpux-networking-docs ) を参照。([HP-UX 11i v3 Networking Software] を 選択。) • 『新機能:』 HPUX-Streams-SRP: HP-UX ContainmentPlus バンドル(ContainmentExt B.11.31.03)および HP-UX Containers (SRP)バージョン A.03.00 の新しいネットワー ク機能をサポートするカーネルモジュールを提供。すべての OE で選択可能な製品として 新機能 新たに提供される。製品の Web サイト https://h20392.www2.hp.com/portal/swdepot/ displayProductInfo.do?productNumber=HPUXStreamsSRP を参照。 • 『新機能:』 HPUX-Transport-SRP: HP-UX ContainmentPlus バンドル(ContainmentExt B.11.31.03)および HP-UX Containers (SRP)バージョン A.03.00 の新しいネットワー ク機能をサポートするために、カーネルモジュールを提供。すべての OE で選択可能な製 品として新たに提供される。製品の Web サイト https://h20392.www2.hp.com/portal/ swdepot/displayProductInfo.do?productNumber=HPUXTransportSRP を参照。 • HP-UX Web Server Suite HP-UX Web Server Suite に含まれる製品については、『HP-UX Apache-based Web Server v.3.17 Release Notes』(https://h20392.www2.hp.com/portal/swdepot/ displayProductInfo.do?productNumber=HPUXWSATW317 ) を参照。 • ◦ HP-UX Apache-based Web Server: 主に不具合の修正とセキュリティのリリース。 ◦ HP-UX Tomcat-based Servlet Engine: 主に不具合の修正とセキュリティのリリース。 ◦ HP-UX Webmin-based Admin: 主に不具合の修正のリリース。 Network Interfaces Configuration と Network Services Configuration: 不具合を修正。 2011 年 9 月版リリースノートの「セキュリティ」にある関連製品も参照してください。 2011 年 9 月版リリースノートの「セキュリティ」 特に記載がない場合、以下のセキュリティ製品のドキュメントは http://www.hp.com/go/ hpux-security-docs にあります。その Web サイトで、製品に該当するリンクを選択してくださ い。 • HP-UX 11i Security Containment Extensions: バージョン B.11.31.03 は、HP-UX Containers (SRP)A.02.00 以降をサポートするための強化機能を含む。また、コンパートメント構成 ファイルの新しい構文ルール、Streams Local Transport ドライバーによるコンパートメン ト間通信の制限を定義する新しいカーネルパラメーター、きめ細かい権限のさらなる細分 化、および既知の問題の修正を提供。『HP-UX Security Containment Extensions B.11.31.03 Release Notes』を参照。 • HP-UX Auditing and Security Attributes Configuration (secweb): 不具合を修正。 • HP-UX Auditing System Extensions: バージョン B.11.31.04 (AuditExt V4.0) は、HP-UX Containers (HP-UX SRP) および強化された auditdp コマンドの機能のサポートを含む。 『HP-UX Auditing System Extensions V.11.31.04 Release Notes』を参照。 • HP-UX Bastille: HP-UX Containers (SRP) バージョン A.03.00 をサポートするためにバージョ ン B.3.3.01 にアップデート。『HP-UX Bastille Version B.3.3.01 Release Notes』を参照。 • HP-UX Host Intrusion Detection System: バージョン 4.4 は、HP-UX Containers (HP-UX SRP) の監視をサポート。『HP-UX Host Intrusion Detection System Version 4.4 Release Notes』を 参照。 • HP-UX IPFilter: 11i v3 用のバージョン 18.0 は不具合を修正。『HP-UX IPFilter V18.0 Release Notes for HP-UX 11i v3』を参照。 • HP-UX Secure Shell: HP-UX 11i v3 用のバージョン A.05.80 は OpenSSH 5.8p1 をベース にし、主に不具合の修正リリース。『HP-UX Secure Shell A.05.80 Release Notes for HP-UX 11i v3』を参照。 • HP-UX OpenSSL: HP-UX 11i v3 用のバージョン A.00.09.08q は OpenSSL 0.9.8q をベース にし、主に不具合を修正。『OpenSSL A.00.09.08q Release Notes for HP-UX 11i v3』を参 照。 • Kerberos Client (KRB5CLIENT): バージョン 1.6.2.09 は不具合を修正。『Kerberos Client 1.6.2.09 Release Notes』を参照。 2011 年 9 月版リリースノートの「インターネットとネットワーキング」にある関連製品も参 照してください。 HP-UX 11i v3 September 2011 リリースでの新しい機能 27 2011 年 9 月版リリースノートの「コマンドとシステムコール」 • PAX-ENH: 不具合を修正するために、バージョン 11.31.11 にアップデート。製品の Web サイト https://h20392.www2.hp.com/portal/swdepot/displayProductInfo.do? productNumber=PAX-ENH を参照。 2011 年 9 月版リリースノートの「ライブラリとプログラミング」 • Dynamic System V Semaphore Tunables: バージョン B.11.31.02 は、HP-UX Containers (SRP)A.03.00 の仮想化サポートを提供。製品の Web サイト https://h20392.www2.hp.com/ portal/swdepot/displayProductInfo.do?productNumber=DynSysVSem を参照。 • HP Wildebeest Debugger (WDB): バージョン 6.2 には、アプリケーションが開いたファイ ルのレポート、gdb 式におけるスコープ解決演算子の改善された認知、関数ポインターの よりスマートな出力、より直感的なリークレポート、サイドデバッグファイルで使用でき るデバッグ情報によるデバッグ、mmapfile コマンドのサポートなどの新機能がある。 『HP WDB 6.2 Release Notes』(http://www.hp.com/go/hpux-debugtools-docs ) を参照。 • HP-UX Linker and Libraries: プロシージャー削除時におけるリンカーのパフォーマンスの向 上、分散デバッグ情報を作成するリンカーの新機能、別々のデバッグ情報ファイルを作成 するリンカーの新機能、64 ビットの pstack ツールと新しいオプション、およびサイズ が大きい実行可能ファイルやコアファイルを処理するための改善、サイズが大きいファイ ルを処理するための 64 ビット痕跡ツール。FEATURE11i パッチバンドルのパッチ PHSS_42043 および PHSS_42040 で配布。『HP-UX Linker and Libraries Versions B.11.72 and B.12.7 Release Notes』(http://www.hp.com/go/hpux-devtoolslibs-docs ) を参照。http:// www.hp.com/go/linker も参照。 • JDK/JRE バージョン 6.0.x: HP-UX 11i Java Development Kit (JDK) のバージョン 6.0.10 は、 Oracle 6.0u23 および 6.0u24 リリースの機能を取り入れ、不具合とセキュリティの修正 を組み込むためにアップデートされた。『JDK 6.0.10 Release Notes』(http://www.hp.com/ go/hpux-java-docs ) を参照。 • JDK/JRE バージョン 5.0.x: HP-UX 11i Java Development Kit (JDK) のバージョン 5.0.23 は、 Oracle 5.0u27 および 5.0u28 リリースの機能を取り入れ、不具合とセキュリティの修正 を組み込むためにアップデートされた。『JDK 5.0.23 Release Notes』(http://www.hp.com/ go/hpux-java-docs ) を参照。 • SDK/RTE バージョン 1.4.x: HP-UX 11i Java Software Development Kit (SDK) のバージョン 1.4.2.27 は、既知のセキュリティリスクをなくすためにアップデートされた。修正の詳細 は、http://www.oracle.com/technetwork/topics/security/alert-cve-2010-4476-305811.html を参照。注記: SDK/RTE バージョン 1.4.x は、AR リリースのみで配布され、OE には含ま れません。SDK/RTE v 1.4.x は、将来、廃止される予定。『HP-UX Java™ - End of Life Policy & Release Naming Terminology』(http://www.hp.com/go/hpux-java-docs ) を参照。 2011 年 9 月版リリースノートの「国際化機能」 • 2011 年 9 月版では、この章のトピックには変更はありません。 2011 年 9 月版リリースノートの「その他の機能」 • 2011 年 9 月版では、この章のトピックには変更はありません。 HP-UX 11i v3 March 2011 リリースでの新しい機能 以下の要約で、HP-UX 11i v3 September 2010 リリースと HP-UX 11i v3 March 2011 リリース の間で変更された機能の概略を説明します。詳細は、記載されているドキュメントまたは『HP-UX 11i v3 リリースノート』(2011 年 3 月) の次の章以降を参照してください。最新バージョンは 次にあります。 http://www.hp.com/go/hpux-core-docs-11iv3 28 新機能 2011 年 3 月版リリースノートの「ハードウェア固有の情報」 • CommonIO: SAS および Fibre Channel アダプターをサポートする複数の製品をパッケー ジ。常にインストールされる。アップデートして品質およびパフォーマンスが向上。『HP CommonIO B.11.31.1103 Release Notes』(http://www.hp.com/go/hpux-iocards-docs ) を 参照。 • Hardware Enablement Bundle for HP-UX 11i v3 (HWEnable11i): PA8900 プロセッサーま たは Intel Itanium プロセッサーを使用する古い HP サーバーでの HP-UX のサポートに加 え、新しい HP Integrity サーバーブレードをサポート。新しいコア I/O とチップセットを 搭載した最新の HP Integrity システムをサポートする、HP-UX 11i v3 の新しいパッチを含 む。1TB を超える LUN ブートサポート、グラフィックモニター、今後導入される I/O ア ダプター用の新しいパッチも追加されている。 • HP Insight Control 電力管理: バージョン 6.2 には、HP インテリジェント モジュラー パ ワー ディストリビューションの検出、監視および制御のサポート、Eaton Power Xpert メー ターからの検出と監視のサポート、および HP Integrity Superdome 2 のサポートを含む。 http://www.hp.com/go/insightcontrol-manuals にある『HP Insight Control リリースノー ト』を参照。(注記: 『HP-UX 11i Version 3 March 2011 リリースノート』の第 2 版では、 この製品のバージョン 6.3 が March 2011 OEUR で配布されたと誤って記載されている。 正しくは、March 2011 OEUR で配布されたのはバージョン 6.2 である。) • ネットワークおよびマスストレージのドライバー ◦ 10GigEthr-00: AB287A および AD385A PCI-X 10 Gigabit Ethernet カードをサポー トする ixgbe ドライバーを含む。アップデートして品質およびパフォーマンスが向 上。『10GigEthr-00 (ixgbe) B.11.31.1103 Ethernet Driver Release Notes』(http:// www.hp.com/go/hpux-iocards-docs ) を参照。 ◦ 10GigEthr-01: AD386A PCIe 10 Gigabit Ethernet カードをサポートする icxgbe ドライバーを含む。アップデートして品質およびパフォーマンスが向上。 『10GigEthr-01 (icxgbe) B.11.31.1103 Ethernet Driver Release Notes』(http:// www.hp.com/go/hpux-iocards-docs ) を参照。 ◦ 10GigEthr-02: iexgbe ドライバーを含む。アップデートして品質およびパフォー マンスが向上。このバンドルでサポートされる製品も含めた詳細は、『10GigEthr-02 (iexgbe) B.11.31.1103 Ethernet Driver Release Notes』(http://www.hp.com/go/ hpux-iocards-docs ) を参照。注記: 最新バージョンの 10GigEthr-02 バンドルには iexgbe ドライバーの重要なアップデートが含まれる。このバンドルをダウンロード するには、ソフトウェアデポ (http://www.hp.com/go/softwaredepot ) にアクセスす る。10GigEthr-02 を検索。 ◦ 『新機能:』 10GigEthr-03: iocxgbe ドライバーを含む。すべての OE に推奨 (デ フォルトでインストールされる) 製品として追加。このバンドルでサポートされる製 品も含めた詳細は、『10GigEthr-03 (iocxgbe) B.11.31.1103 Ethernet Driver Release Notes』(http://www.hp.com/go/hpux-iocards-docs ) を参照。 ◦ FibrChanl-01: Fibre Channel HBA で使用可能な fcd ドライバーを提供。このリ リースでの変更点の詳細は、『FibrChanl-01 (fcd) Fibre Channel Mass Storage Driver for HP-UX 11i v3 Release Notes』を参照。サポート対象のカードについての詳細は、 それぞれの『HP Fibre Channel Host Bus Adapter Support Matrix』を参照。これら両方 のドキュメントは http://www.hp.com/go/hpux-iocards-docs で提供される。 ◦ FibrChanl-02: Fibre Channel HBA で使用可能な fclp ドライバーを提供。注記: 重 要な不具合の修正を行っているので、この製品の最新リリース (Web で現在入手可能) にアップデートすることを強くお勧めします。詳細は、『FibrChanl-02 (fclp) Fibre Channel Mass Storage Driver for HP-UX 11i v3 Release Notes』を参照。サポート対象 のカードについての詳細は、それぞれの『HP Fibre Channel Host Bus Adapter Support Matrix』を参照。これら両方のドキュメントは http://www.hp.com/go/ hpux-iocards-docs で提供される。 HP-UX 11i v3 March 2011 リリースでの新しい機能 29 ◦ 『新機能:』 FibrChanl-03: Fibre Channel Over Ethernet HBA で使用可能な fcoc ド ライバーを提供。すべての OE に推奨 (デフォルトでインストールされる) 製品として 追加。注記: 重要な不具合の修正を行っているので、この製品の最新リリース (Web で現在入手可能) にアップデートすることを強くお勧めします。詳細は、『FibrChanl-03 (fcoc) Fibre Channel Mass Storage Driver for HP-UX 11i v3 Release Notes』を参照。サ ポート対象のカードについての詳細は、それぞれの『HP Fibre Channel Host Bus Adapter Support Matrix』を参照。これら両方のドキュメントは http://www.hp.com/go/ hpux-iocards-docs で提供される。 ◦ GigEther-01: バージョン B.11.31.1103 では不具合を修正。『GigEther-01 (igelan) Gigabit Ethernet Driver Release Notes』(http://www.hp.com/go/hpux-iocards-docs ) を参照。 ◦ IB4X-00 Driver for Infiniband: バージョン B.11.31.1103 は新しいカードをサポー ト。『IB4X-00 Driver for InfiniBand Release Notes Version Number B.11.31.1103 (March 2011)』および『HP Fabric Clustering System for InfiniBand on HP-UX Support Matrix, March 2010』(http://www.hp.com/go/hpux-iocards-docs ) を参照。([HP-UX 11i v3 I/O Cards] を選択。) ◦ IEther-00: バージョン B.11.31.1103 では不具合を修正。『IEther-00 (iether) B.11.31.1103 Ethernet Driver Release Notes』(http://www.hp.com/go/hpux-iocards-docs ) を参照。 ◦ PCIMUX-00: バージョン B.11.31.1103 では不具合を修正。『HP AD278A and AD279A PCI Multiplexer Release Notes HP-UX 11i v3 (March 2011)』 (http://www.hp.com/go/ general-io-docs ) を参照。 ◦ RAID-01: HP Smart アレイコントローラーをサポートする ciss ドライバーを含む。 アップデートして品質およびパフォーマンスが向上。このバンドルでサポートされる 製品も含めた詳細は、『RAID-01 (ciss) B.11.31.1012 Mass Storage Driver Release Notes』(http://www.hp.com/go/hpux-iocards-docs ) を参照。 ◦ SerialSCSI-00: サーバー上の工場組み込みの内部 SAS コントローラーと AH303A PCIe SC44Ge Host Bus Adapter をサポートする sasd ドライバーを含む。これらのコ ントローラーをサポートするには、CommonIO バンドルも必要。アップデートして品 質およびパフォーマンスが向上。『SerialSCSI-00 (sasd) B.11.31.1103 Mass Storage Driver Release Notes』(http://www.hp.com/go/hpux-iocards-docs ) を参照。 • マスストレージスタック: デフォルトのハードウェアパスのエイリアスが自動的に作成さ れるように拡張。また、不具合を修正。2 つの新しいホワイトペーパー『Hardware Path Aliasing in the Mass Storage Stack』および『The Effect of Device Replacement on Agile Device Files』も提供。 • Utility Pricing Solutions ◦ HP Instant Capacity: 不具合を修正。『HP Instant Capacity (iCAP) リリースノート』 (http://www.hp.com/go/hp-icap-docs ) を参照。 2011 年 3 月版リリースノートの「一般的なシステム管理」 30 • Distributed Systems Administration Utilities (DSAU): 新しいバージョンのオープンソースコン ポーネント syslog-ng v3.0.5 が組み込まれるようアップデート。『Distributed Systems Administration Utilities (DSAU) V2.6 Release Notes for the March 2011 for HP-UX 11i V3』 (http://www.hp.com/go/hpux-core-docs ) を参照。 • Dynamic Root Disk (DRD): アップデートには、drd-sync(1M)に記載されたものと、ファイル およびディレクトリを sync オペレーションから除外するための drd sync の拡張、ファイ ルシステムとボリュームグループ情報を同期させる機能、vPars 環境で DRD を使用するた めの新しい FAQ エントリーが含まれる。『Dynamic Root Disk A.3.8.* Release Notes』 (http://www.hp.com/go/drd-docs ) を参照。 • EMSWeb: HP で検出された不具合を修正。 新機能 • Event Monitoring Services (EMS): HP で検出された不具合の修正を含む。EMS は非推奨とな りました。HP-UX 11i v3 後のリリースでは、EMS は Web-based Enterprise Management (WBEM) に基づくソリューションで置き換えられる予定です。『Event Monitoring Service Version A.04.20.31.07 Release Notes』(http://www.hp.com/go/hpux-ha-monitoring-docs ) を参照。 • Feature Enablement Patch Bundle (FEATURE11i): コア機能を拡張するパッチや新規コア機 能や改善されたコア機能を提供するパッチにより、HP-UX 11i v3 向けにアップデートされ ている。カーネルの性能改善、ファイルシステムの改善、国際化の強化、新しい仮想化お よびセキュリティ機能の早期サポートを含む。 • High Availability Monitors (HA Monitors): A.04.20.31.07 にアップグレードされ、EMS A.04.20.31.07 のアップデートをサポート。HA Monitors は非推奨となりました。HP-UX 11i v3 後のリリースでは、HA Monitors は Web-based Enterprise Management (WBEM) に 基づくプロバイダーで置き換えられる予定。『High Availability Monitors Version A.04.20.31.07 Release Notes』(http://www.hp.com/go/hpux-ha-monitoring-docs ) を参 照。 • HP Insight managed system setup wizard: 新しいハードウェアをサポートし、ウィザード の以前のリリースからのアップグレードをサポート。 • 新機能: HP Operations エージェント: バージョン 11.00 では、システムのパフォーマンス 測定基準を収集することにより、実行環境内でのシステムのパフォーマンスを監視でき る。HP Operations エージェントを HP Operations Manager (HPOM) と統合することによ り、監視環境が一元化され、HPOM コンソールからの一括管理が可能になる。HP Operations エージェント 11.00 には HP Performance Agent と HP GlancePlus の機能が含まれる。こ れらの製品は以前は GlancePlus Pak バンドルで提供されたが、現在は OE には組み込まれ ておらず、2011 年の 3 月版へのアップデート時に削除される。HP Operations エージェ ントは推奨 (デフォルトでインストールされる) 製品として HA-OE、DC-OE、および VSE-OE に追加されている。『HP Operations agent release notes』(http://h20230.www2.hp.com/ selfsolve/manuals ) を参照。 • HP Partitioning と Virtual Server Environment ◦ Accelerated Virtual I/O (AVIO): AVIO LAN は AVIO ローカルネット (HP-UX ゲストに よる) と複数のローカルネットをサポート。AVIO Storage は (HP Integrity Virtual Machines v4.3 上の)16 の仮想 CPU をサポート。AVIO LAN および Storage は不具合 修正も含む。『HP Integrity Virtual Machines 4.3: リリースノート』(http://www.hp.com/ go/virtualization-manuals ) を参照。 ◦ HP Global Workload Manager (HP VSE スイートのコンポーネント): HP Integrity Superdome 2 の HP Integrity Virtual Machines、Fair Share Scheduler (FSS)、Partition Sets (PSETS) をサポート。『HP Global Workload Manager ユーザーガイド』(http:// www.hp.com/go/insightdynamics-manuals ) を参照。 ◦ HP Insight Dynamics - VSE for Integrity: バージョン A.6.2.0 は、ハードウェアサポート の拡張、ソフトウェアの機能強化、不具合の修正を含む。『HP Insight Dynamics 6.2 リリースノート』(http://www.hp.com/go/insightdynamics-manuals ) を参照。([HP Insight Dynamics Software] を選択。) この製品の最新リリースをチェックするには、 HP ソフトウェアデポ (https://h20392.www2.hp.com/portal/swdepot/ displayProductInfo.do?productNumber=vse ) を参照。 ◦ HP Integrity Virtual Machines: バージョン 4.3 で、HP-UX 11i v3 March 2011 VM ホス トおよびゲストのサポート追加、新しいリモートコンソール機能、NVRAM 編集ユー ティリティ、hpvmhostgdev スクリプトユーティリティ、ID-VSE Logical Server Management 6.2 のフルサポートを含む。HP-UX 11i v3 September 2010 リリース以 降にリリースされたパッチのロールアップも含まれる。『HP Integrity Virtual Machines 4.3: リリースノート』(http://www.hp.com/go/virtualization-manuals ) を参照。 ◦ HP Integrity Virtual Machines Manager: バージョン 4.1.1 で、ゲスト OS として OpenVMS をサポートし、性能向上のために JDK 6.0 を使用。(旧バージョンの VM HP-UX 11i v3 March 2011 リリースでの新しい機能 31 Manager では JDK 1.5 を使用。このリリースの VM Manager では JDK 6.0 が必要。) 不具合の修正も含む。『HP Integrity Virtual Machines Manager 4.1.1 ユーザーガイ ド』および『HP Integrity Virtual Machines Manager 4.1.1 リリースノート』(http:// www.hp.com/go/insightdynamics-manuals ) を参照。 HP Integrity Virtual Machines Online Migration Software (OVMM): 不具合を修正。『HP Integrity Virtual Machines 4.3: リリースノート』(http://www.hp.com/go/ virtualization-manuals ) を参照。 ◦ HP Integrity Virtual Machines VMGuestLib: WBEM Provider で使われる HP Integrity Virtual Machines API Library のサブセット。不具合を修正。『HP Integrity Virtual Machines 4.3: リリースノート』(http://www.hp.com/go/virtualization-manuals ) を参照。 ◦ HP Integrity Virtual Machines VMGuestSW: 不具合を修正。『HP Integrity Virtual Machines 4.3: リリースノート』(http://www.hp.com/go/virtualization-manuals ) を参照。 ◦ HP Integrity Virtual Machines VMProvider: 不具合を修正。『HP Integrity Virtual Machines 4.3: リリースノート』(http://www.hp.com/go/virtualization-manuals ) を参照。 ◦ HP Process Resource Manager: 不具合を修正。『HP Process Resource Manager Release Notes』(http://www.hp.com/go/hpux-core-docs ) を参照。 ◦ HP-UX nPartition Configuration Commands: parstatus コマンドの新しい冗長オプショ ンを含む (HP Integrity Superdome 2 サーバーにのみ該当)。 ◦ 新機能: HP-UX Secure Resource Partitions (SRP): HP-UX 11i OS の 1 つのイメージ内で 複数のアプリケーション環境を安全に統合するための環境を提供。SRP は HP-UX の Partitioning Continuum のコンポーネントで、これによって効率的なリソース使用が可 能になり、ワークロードの統合が必要な場合に最大の柔軟性とパフォーマンスが得ら れる。HP-UX SRP A.02.02 では、HP-UX SRP の構成と管理を行う GUI である SRP Manager などの各種新機能が提供される。すべての OE に選択可能な製品として追 加。『HP-UX Secure Resource Partitions A.02.02 Release Notes』(http://www.hp.com/ go/hpux-security-docs ) を参照。([HP-UX Secure Resource Partitions Software] を選択。) ◦ HP-UX Virtual Partitions: 新機能には、vPars 製品の HP-UX 11i v2 および HP-UX 11i v3 から混合マイナー環境 (混合マイナーバージョンのサポート) へのアップデートのサ ポート、vPars モニター用のハイアベイラビリティ代替ブートパスを MON プロンプ トから設定する機能が含まれる。『HP-UX Virtual Partitions A.05.08 リリースノート』 (http://www.hp.com/go/hpux-core-docs ) を参照。 ◦ Partition Manager (parmgr): HP で検出された不具合を修正。 • HP Serviceguard Extension for Oracle E-Business Suite (T2260AA): March 2011 リリースで は、この製品は OE から削除。September 2010 リリースでは、誤って OE に追加された。 『HP Serviceguard Extension for Oracle E-Business Suite Toolkit バージョン B.01.00 リリー スノート』(http://www.hp.com/go/hpux-serviceguard-docs ) を参照。 • HP Serviceguard NFS Toolkit: 不具合を修正。『Serviceguard NFS Toolkit A.11.31.08 Release Notes』(http://www.hp.com/go/hpux-serviceguard-docs ) を参照。([HP Serviceguard NFS Toolkit] を選択。) • HP Serviceguard Toolkit for Oracle Data Guard (T2259AA): March 2011 リリースでは、こ の製品は OE から削除。September 2010 リリースでは、誤って OE に追加された。『HP Serviceguard Toolkit for Oracle Data Guard リリースノートバージョン B.01.00』(http:// www.hp.com/go/hpux-serviceguard-docs ) を参照。 • HP System Management Homepage: バージョン 3.2.2 は Apache 2.0 と Apache 2.2 の両 方で機能し、SSL 暗号スイートを構成するための CLI ベースのオプションを提供。お客様 から報告された問題および HP で検出された不具合の修正を含む。『HP System Management Homepage 3.2.2 リリースノート』(http://www.hp.com/go/hpux-core-docs ) を参照。 ([HP-UX System Administration] を選択。) HP Systems Insight Manager (HP SIM): バージョン 6.0 では、Windows 64-bit の使用時に 最大で 10,000 システム (最大 5,000 のサーバーに加えて 5,000 の管理プロセッサーや • 32 ◦ 新機能 VMS など) を管理できるスケーラビリティなど、一連の高度な機能強化が導入されてい る。 また、SIM では、SIM データにアクセスしやすい表やグラフを含むレポート機能の強 化、SIM 5.3x CMS から SIM 6.0 CMS に設定を移すための移行ツール、HP Smart Update Manager と統合し、管理プロセッサーと Onboard Administrator にエージェントレスファー ムウェアアップグレードを提供するファームウェアのアップデートが利用できる。『HP Systems Insight Manager Readme』(http://h18013.www1.hp.com/products/servers/ management/hpsim/infolibrary.html ) を参照。 • HP-UX Accounts for Users and Groups (ugweb): 前回のログイン時刻の表示に関する不具合 の修正を含む。HP で検出された不具合の修正も含む。 • HP-UX Kernel Configuration (kcweb): kcmond のメモリリークを解決し、HP で検出された 不具合を修正。 • HP-UX Software Assistant: HP-UX コマンド行から SWA を実行すると、HPSC のユーザー ID とパスワードが指定されていない場合、その入力を求められる。SWA のマンページと ドキュメントの更新。不具合の修正も含む。『HP-UX Software Assistant Release Notes』 (http://www.hp.com/go/swa-docs ) を参照。 • Ignite-UX: バージョン C.7.12 は、Auto Port Aggregate/Lan Monitor を構成した状態でのシ ステムのリカバリのサポート、新しい HP-UX ハードウェアおよびドライバーのサポートに 対応。『Ignite-UX リリースノート』(http://www.hp.com/go/ignite-ux-docs ) を参照。 • Logical Volume Manager: 主に不具合を修正。『Logical Volume Manager and MirrorDisk/UX Release Notes』(http://www.hp.com/go/hpux-LVM-VxVM-docs ) を参照。 • Online Diagnostics: 不具合を修正。『EMS Release Notes for HP-UX 11i v3 March 2011 Release』および『STM Release Notes for HP-UX 11i v3 March 2011 Release』(http:// www.hp.com/go/hpux-diagnostics-online-docs ) を参照。HP-UX 11i v3 March 2009 リリー スから、OnlineDiag (STM を含む) はサポートモードになり、新しいプラットフォームで はサポートされない。SysFaultMgmt が新旧両方のプラットフォームのデフォルトの監視 モードとなる。詳細は、http://www.hp.com/go/hpux-diagnostics-online-docs を参照。 • PropPlus (SysMgmtPlus): システムで監視されるメモリ情報ツール機能をサポートする方法 を提供するよう拡張。『SysMgmtPlus Release Notes』(http://www.hp.com/go/ hpux-diagnostics-online-docs ) を参照。 • ProviderSvcsBase: バージョン C.05.00 では、-timer オプションの機能が強化され、ルー チン時間がオプションでの指定値より短い場合でもテストの時間が表示されるようになっ た。『HP-UX ProviderSvcsBase Release Notes』および『HP-UX ProviderSvcsBase Administrator Guide』(http://www.hp.com/go/hpux-networking-docs ) を参照。([HP-UX 11i WBEM Software] を選択。) • Quality Pack Patch Bundles: March 2011 リリース用にアップデート。 • Software Distributor: アップデートして、Secure Resource Partitions (SRP) v3 をサポート。 不具合を修正。 • System Fault Management: リビジョン C.07.03.xx.yy にアップデート。メモリ情報ツー ル、改善されたプロセッサーキャッシュエラー処理、コアあたりの DPR イベント、デコー ドされた物理位置による高度なイベント詳細、rx2660 システムのすべてのファンの情報 をサポートするよう機能強化。evweb の eventviewer、logviewer、および emtui の 機能強化。『SFM Release Notes』(http://www.hp.com/go/hpux-diagnostics-online-docs ) を参照。 • WBEM サービスとプロバイダー ◦ HP WBEM Services for HP-UX: バージョン A.02.09.06 では不具合を修正し、WBEM Providers と WBEM Services の互換性情報を表示するよう WBEMAssist コマンドを 機能強化。『HP WBEM Services Version A.02.09 Release Notes』(http://www.hp.com/ go/hpux-networking-docs ) を参照。 HP-UX 11i v3 March 2011 リリースでの新しい機能 33 ◦ HP-UX WBEM Direct Attached Storage Provider (DASProvider): バージョン B.11.31.1103 では不具合を修正。『HP-UX WBEM Direct Attached Storage Provider Release Notes』 (http://www.hp.com/go/hpux-networking-docs ) を参照。 ◦ HP-UX WBEM Fibre Channel Provider: バージョン B.11.31.1103 では不具合を修正。 『HP-UX WBEM Fibre Channel Provider Release Notes』(http://www.hp.com/go/ hpux-networking-docs ) を参照。 ◦ HP-UX WBEM Kernel Providers: バージョン C.05.00.03.01 では不具合を修正。『HP-UX WBEM Kernel Providers Release Notes』(http://www.hp.com/go/hpux-networking-docs ) を参照。 ◦ HP-UX WBEM RAIDSA Provider: バージョン B.11.31.1103 では不具合を修正。『HP-UX WBEM RAIDSA Provider Release Notes』(http://www.hp.com/go/hpux-networking-docs ) を参照。 ◦ HP-UX WBEM SAS Provider: バージョン B.11.31.1103 では不具合を修正。『HP-UX WBEM SAS Provider Release Notes』(http://www.hp.com/go/hpux-networking-docs ) を参照。 ◦ HP-UX WBEMP LAN Provider: バージョン B.11.31.1103 では不具合を修正。『HP-UX WBEM LAN Provider Release Notes』(http://www.hp.com/go/hpux-networking-docs ) を参照。 2011 年 3 月版リリースノートの「ディスク管理とファイル管理」 • HP CIFS Server: HP CIFS Server: バージョン A.02.04.03 は、Samba 3.0.30 に、Samba 3.0.31 から Samba 3.0.37 のうちで選択した修正を加えた修正リリース。HP CIFS Server A.02.04.03 は、Microsoft Windows Server 2008 および Microsoft Windows Vista オペレー ティングシステムに対応。『HP CIFS Server 3.0o Release Notes version A.02.04.03 for HP-UX 11i v3』(http://www.hp.com/go/hpux-networking-docs ) を参照。([HP-UX Common Internet File System (CIFS) Client/Server Software] を選択。) • HP-UX Disks and File Systems (fsweb): HP で検出されたいくつかの不具合を修正。 • Network Interfaces Configuration と Network Services Configuration: HP で検出された不具 合を修正。 • ONCplus: 不具合を修正。『ONCplus B.11.31.10 release notes』(http://www.hp.com/go/ hpux-networking-docs ) を参照。([HP-UX 11i v3 Networking Software] を選択。) 2011 年 3 月版リリースノートの「インターネットとネットワーキング」 34 • HP-UX Auto Port Aggregation (APA): 不具合を修正。『HP Auto Port Aggregation (APA) リ リースノート』(http://www.hp.com/go/hpux-networking-docs ) を参照。 • HP-UX Directory Server (HPDS): このアップデートで 3 つの不具合を解決。『HP-UX Directory Server 8.1.03 release notes』(http://www.hp.com/go/hpux-security-docs ) を参照。([HP-UX Directory Server] を選択。) • HP-UX Web Server Suite 新機能 ◦ HP-UX Apache-based Web Server: hpuxwsapache が hpuxws22apache (Apache 2.2.15.04) で置き換えられた。これは、他のオープンソースプロジェクトで開発され たよく使われている多くのモジュールと Apache を結合したもので、HP-UX プラット フォームに HP の付加価値機能を提供。『HP-UX Apache-based Web Server v.3.14 release notes』(https://h20392.www2.hp.com/portal/swdepot/displayProductInfo.do? productNumber=HPUXWSATW314 ) を参照。 ◦ HP-UX Tomcat-based Servlet Engine: hpuxwsTomcat が hpuxws22Tomcat で置き換 えられた。Servlet および JavaServer Page (JSP) を通してコンテンツを動的に生成する Java ベースの拡張を提供。『HP-UX Apache-based Web Server v.3.14 release notes』 (https://h20392.www2.hp.com/portal/swdepot/displayProductInfo.do? productNumber=HPUXWSATW314 ) を参照。 • LDAP-UX Integration: バージョン B.05.01 は、B.05.00 で導入された SSH ホストキー管 理、インストールガイドモード (自動化された簡単な構成が可能)、ホスト管理ツール、IPv6 サポート、およびローカル専用構成の新機能のほか、機能強化とバグ修正を提供。また、 LDAP-UX と HP ディレクトリサーバーおよび Windows ADS の統合のため、『LDAP-UX Client Services B.05.01 Administrator Guide』を 1 つのソース情報に統合。『LDAP-UX Integration B.05.01 Release Notes』(http://www.hp.com/go/hpux-security-docs ) を参照。 ([HP-UX LDAP-UX Integration Software] を選択。) • Sendmail: バージョン 8.13.3 では不具合を修正。『Sendmail 8.13.3 Release Notes』(http:// www.hp.com/go/hpux-networking-docs ) を参照。([HP-UX 11i v3 Networking Software] を 選択。) • Thunderbird (TBIRD): Mozilla Foundation による Thunderbird 2.0.0.24 の変更が含まれて いる。『Thunderbird 2.0.0.24 Release Notes』(http://www.hp.com/go/hpux-java-docs ) を参照。Firefox と Thunderbird のセキュリティの脆弱性の修正に関する詳細は、「Known Vulnerabilities in Mozilla Products」 のページ (http://www.mozilla.org/security/ known-vulnerabilities/ ) を参照。 • WU-FTPD: バージョン C.2.6.1 では不具合を修正。『WU-FTPD C.2.6.1 Release Notes』 (http://www.hp.com/go/hpux-networking-docs ) を参照。([HP-UX 11i v3 Networking Software] を選択。) 「セキュリティ」の項の関連製品も参照してください。 2011 年 3 月版リリースノートの「セキュリティ」 • HP-UX Auditing System Extensions: バージョン B.11.31.03.01 では、性能改善、監査デー タの質の向上、監査対象イベントの設定の微調整、監査ログデータの管理のコスト削減、 CLI による有益なデータの抽出機能、Web ベースの監査レポートの生成機能を提供。いく つかの不具合の修正も含む。『HP-UX Auditing System Extensions B.11.31.03.01 Release Notes』(http://www.hp.com/go/hpux-security-docs ) を参照。([HP-UX Security Products and Features Software] を選択。) • HP-UX IPFilter: バージョン 17.05 は、アプリケーションサーバーを保護するシステムファ イアウォールとしての使用に適した TCP/IP パケットフィルター。『HP-UX IPFilter v17.05 Release Notes』(http://www.hp.com/go/hpux-security-docs ) を参照。 • HP-UX IPSec: バージョン A.03.00.01 は、証明書の subjectAlternativeName フィー ルドで指定した各種代替名に複数の値が使用できるよう、ipsec_config add csr コマ ンドの機能を強化。この機能強化がなければ、Secure Resource Partitions (SRP) で IPSec を 使用している場合に、認証時に各 SRP が同じ ID を使用しなければならない。『HP-UX IPSec A.03.00.01 Release Notes』(http://www.hp.com/go/hpux-security-docs ) を参照。([HP-UX IPSec Software] を選択。) • HP-UX 11i Security Containment Extensions: バージョン B.11.31.02 には、さまざまな新機 能を提供する ContainmentPlus という新製品が含まれる。また、不具合を修正。『HP-UX Security Containment Extensions B.11.31.02 Release Notes』(http://www.hp.com/go/ hpux-security-docs ) を参照。([HP-UX 11i Security Containment Software] を選択。) • OpenSSL: バージョン 0.9.8o では不具合を修正。『OpenSSL 0.9.8o Release Notes』(http:// www.hp.com/go/hpux-security-docs ) を参照。([HP-UX OpenSSL Software] を選択。) • SecureShell: バージョン A.05.60.003 では不具合を修正。『SecureShell Release Notes』 (http://www.hp.com/go/hpux-security-docs ) を参照。([HP-UX 11i Secure Shell Software] を 選択。) 「インターネットとネットワーキング」に示す関連製品も参照してください。 2011 年 3 月版リリースノートの「コマンドとシステムコール」 • efi_rm(1M)コマンド: EFI ファイルシステムの EFI ボリュームの空きスペースを回復する機 能を強化。 • fcntl(2)システムコール: 複数のファイル記述子を同時にクローズするよう機能を強化。 HP-UX 11i v3 March 2011 リリースでの新しい機能 35 • poll(2)システムコール: パイプまたは fifo の反対側の書き込みプロセスがない場合に、パイ プまたは fifo のファイル記述子がpoll(2)システムコールで待ち合わせるようアップデート。 書き込みプロセスの終了が検出されると、poll(2)システムコールの戻り状態に POLLHUP 状態が設定される。 • pstat_getpathname(2)システムコール: ファイルのパス名を返す可能性が高くなるよう機能 強化。 • rename(2)およびunlink(2)システムコール: 実行中のファイルに対して呼び出された時に ETXTBSY エラーを返さないよう機能強化。既存のアプリケーションとの互換性を維持する ために、adb(1)を使用して ETXTBSY を返すことで、カーネル変数 mvrm_txtbsy_off を 0 に設定できる。 • select(2)システムコール: コマンドの nfds 引数が 0 より大きい場合に高分解能タイマーを 使用するよう機能強化。調整パラメーター hires_timeout_enable を使用して有効 化。 2011 年 3 月版リリースノートの「ライブラリとプログラミング」 • JDK/JRE バージョン 6.0.09: HP-UX 11i Java Development Kit (JDK) 6.0.x の新バージョン。 アップデートにより、Oracle 6.0u22 リリースの機能を含み、不具合とセキュリティ上の 脆弱性を修正。また、試験バージョン G1 を提供 (6.0.08 リリースからサポート)。『JDK 6.0.09 Release Notes』(http://www.hp.com/go/hpux-java-docs または http://www.hp.com/ go/hpux-java-docs ) を参照。 • JDK/JRE version 5.0.21: HP-UX 11i Java Development Kit (JDK) 5.0.x の新バージョン。アッ プデートにより、Oracle 5.0u25 および 5.0u26 リリースの機能を含み、不具合とセキュ リティ上の脆弱性を修正。『JDK 5.0.21 Release Notes』(http://www.hp.com/go/ hpux-java-docs または http://www.hp.com/go/hpux-java-docs ) を参照。 • SDK/RTE バージョン 1.4.2x: OE メディアに含まれない。AR メディアから、または http:// www.hp.com/go/Java からダウンロードして入手可能。 • SDK/RTE 1.3: サポートは終了しており、このリリースには含まれない。 2011 年 3 月版リリースノートの「国際化機能」 • Chinese GB18030 Locale Method: Chinese zh_CN.gb18030 ロケールのための、マルチバ イトファイルコードと内部ワイド文字処理コードの変換サポートを提供。 • iconv コードセット変換: eucJP2004 文字セットエンコーディングと SJIS2004 文字セッ トエンコーディング (どちらも日本語 JIS X 0213:2004 文字セット標準をサポートするエ ンコーディング) の変換をサポートする新しい iconv コンバーターを追加。 その他の機能 • 2011 年 3 月版では、この章のトピックには変更はありません。 HP-UX 11i v3 September 2010 リリースでの新しい機能 以下の要約で、HP-UX 11i v3 March 2010 リリースと HP-UX 11i v3 September 2010 リリース の間で変更された機能の概略を説明します。詳細は、『HP-UX 11i v3 リリースノート』(2010 年 9 月版) の該当する章を参照してください。 http://www.hp.com/go/hpux-core-docs-11iv3 2010 年 9 月版リリースノートの「ハードウェア固有の情報」 36 • CommonIO: SAS および Fibre Channel アダプターをサポートする複数の製品をパッケー ジ。常にインストールされる。アップデートして品質およびパフォーマンスが向上。『HP CommonIO B.11.31.1009 Release Notes』(http://www.hp.com/go/hpux-iocards-docs ) を 参照。 • Hardware Enablement Patch Bundle for HP-UX 11i v3 (HWEnable11i): PA8900 プロセッ サーまたは Intel Itanium プロセッサーを使用する古い HP サーバーでの HP-UX のサポート 新機能 に加え、新しい HP Integrity サーバーブレードをサポート。新しいコア I/O とチップセッ ト搭載の最新 HP Integrity システムのサポートや、AMD/ATI FireMV 2250 グラフィックス アダプターおよび将来の I/O アダプターのサポートに対応する新しい HP-UX 11i v3 パッ チ。 • マスストレージスタック:: ストレージエンクロージャーフレームワーク機能によりスト レージの管理性が向上。不具合の修正も含まれる。 • ネットワークおよびマスストレージのドライバー • ◦ FibrChanl-01: fcd ドライバーを含む。アップデートして品質が向上。詳細は、 『FibrChanl-01 (fcd) Fibre Channel Mass Storage Driver for HP-UX 11i v3 Release Notes』 (p/n 5991-0460) を参照。サポート対象のカードについての詳細は、『HP Fibre Channel (fcd and fclp) Host Bus Adapter Support Matrix』を参照。これら両方のドキュメントは http://www.hp.com/go/hpux-iocards-docs で提供される。 ◦ FibrChanl-02: fclp ドライバーを含む。アップデートして品質が向上。詳細は、 『FibrChanl-02 (fclp) Fibre Channel Mass Storage Driver for HP-UX 11i v3 Release Notes』(p/n 5991-0462) を参照。サポート対象のカードについての詳細は、『HP Fibre Channel (fcd and fclp) Host Bus Adapter Support Matrix』を参照。これら両方の ドキュメントは http://www.hp.com/go/hpux-iocards-docs で提供される。 ◦ 10GigEthr-02: iexgbe ドライバーを含む。アップデートして品質およびパフォー マンスが向上。このバンドルでサポートされる製品も含めた詳細は、『10GigEthr-02 (iexgbe) B.11.31.1003 Ethernet Driver Release Notes』(http://www.hp.com/go/ hpux-iocards-docs ) を参照。 ◦ GigEther-01: 不具合の修正を含む。『GigEther-01 (igelan) Gigabit Ethernet Driver Release Notes for HP-UX 11i v3』(http://www.hp.com/go/hpux-iocards-docs ) を参照。 ◦ IEther-00: iether ドライバーを含む。アップデートして品質およびパフォーマン スが向上。このバンドルでサポートされる製品も含めた詳細は、『IEther-00 (iether) B.11.31.1009 Ethernet Driver Release Notes』(http://www.hp.com/go/hpux-iocards-docs ) を参照。 ◦ RAID-01: ciss ドライバーを含む。アップデートして品質およびパフォーマンスが 向上。このバンドルでサポートされる製品も含めた詳細は、『RAID-01 (ciss) B.11.31.1009 Mass Storage Driver Release Notes』(http://www.hp.com/go/ hpux-iocards-docs ) を参照。 ◦ SerialSCSI-00: sasd ドライバーを含む。アップデートして品質およびパフォーマ ンスが向上。このバンドルでサポートされる製品も含めた詳細は、『SerialSCSI-00 (sasd) B.11.31.1009 Mass Storage Driver Release Notes』(http://www.hp.com/go/ hpux-iocards-docs ) を参照。 Utility Pricing Solutions ◦ HP Instant Capacity: アップデートにより、新しいサーバーをサポートし、不具合を修 正。『HP Instant Capacity (iCAP) バージョン 10.x リリースノート』(http:// www.hp.com/go/hp-icap-docs ) を参照。 ◦ iCAP Manager: バージョン 6.0.1 は不具合の修正を含む。『HP Insight Dynamics 6.0.1 リリースノート』(http://www.hp.com/go/insightdynamics-manuals ) を参照。([HP Insight Dynamics Software] をクリック。) 2010 年 9 月版リリースノートの「一般的なシステム管理」 • Dynamic Root Disk (DRD): DRD 同期の向上、LVM 2.2 ルートボリュームグループのサポー ト、drd runcmd での kcmodule、kconfig および mk_kernel のサポート。新しい HP Integrity サーバーファミリへの移行に役立つ新しいホワイトペーパーも含まれる。『Dynamic Root Disk A.3.6.* Release Notes』(http://www.hp.com/go/drd-docs ) を参照。 • Enterprise Cluster Master Toolkit: バージョン B.06.00 は、HP Serviceguard A.11.19 および A.11.20、Apache 2.2、HP Virtual Machines 4.1 および 4.2、Oracle 11g R2、IPv6、 HP-UX 11i v3 September 2010 リリースでの新しい機能 37 Dynamic Root Disk (安全かつ有効) 環境、Oracle ツールキットの複数のリスナー、警告通 知をサポート。『Enterprise Cluster Master Toolkit B.06.00 リリースノート』(http:// www.hp.com/go/hpux-serviceguard-docs ) を参照。 38 • Event Monitoring Services (EMS): HP で検出された不具合の修正を含む。EMS は非推奨とな りました。HP-UX 11i v3 後のリリースでは、EMS は Web-based Enterprise Management (WBEM) に基づくソリューションで置き換えられる予定です。『Event Monitoring Service Version A.04.20.31.06 Release Notes』(http://www.hp.com/go/hpux-ha-monitoring-docs ) を参照。 • Feature Enablement Patch Bundle (Feature11i): スケジューリングとブート時間のパフォー マンスを改善、ファイルシステムを改善、国際化を強化、HP-UX の N_Port ID 仮想化およ び LUN、LUN パス、ターゲットパス、ターゲットポートに関連するストレージエンクロー ジャーの識別をサポート。 • High Availability Monitors (HA Monitors): A.04.20.31.06 にアップグレードされ、Event Monitoring Service (EMS) A.04.20.31.06 のアップデートをサポート。HA Monitors は非推 奨となりました。HP-UX 11i v3 後のリリースでは、HA Monitors は Web-based Enterprise Management (WBEM) に基づくプロバイダーで置き換えられる予定。『High Availability Monitors Version A.04.20.31.06 Release Notes』(http://www.hp.com/go/ hpux-ha-monitoring-docs ) を参照。 • HP GlancePlus Pak: HP Performance Agent バージョン 5.00 は、RC Enhancement 機能と http(s) データ通信のみのサポートを含む。HP GlancePlus バージョン 5.00 は、ローカルお よびリモートでデータにアクセスするためのデーモン (perfd) と一連のクライアント (cpsh、padv、mpadv) を導入。『HP GlancePlus 5.00 Release Notes』および『HP Performance Agent 5.00 Release Notes』(http://h20230.www2.hp.com/selfsolve/manuals ) を参照。(今後、これらのドキュメントは /opt/perf/ReleaseNotes/から入手できま せん) • HP Partitioning と Virtual Server Environment 新機能 ◦ Accelerated Virtual I/O (AVIO): AVIO LAN および AVIO ストレージによる Suspend/Resume のサポート (HP Integrity Virtual Machines v4.2.5)、不具合の修正。 AVIO LAN は HostAvioLAN ドライバーでの vSwitch に支えられた VLAN をサポート (HP Integrity Virtual Machines v4.2.5)、AVIO ストレージは HostAvioStor ドライ バーでのマスストレージクリティカルリソース分析をサポート。『HP Integrity Virtual Machines 4.2.5: リリースノート』(http://www.hp.com/go/virtualization-manuals ) を 参照。 ◦ HP Insight Dynamics - VSE for Integrity (A.6.0.1): コンポーネント Application Discovery、 Capacity Advisor、HP Integrity VM Manager、Logical Server Management の不具合の 修正を含む。他のすべてのコンポーネントのアップデートはパッケージ変更のみ。 『HP Insight Dynamics 6.0 リリースノート』(2010 年 2 月、第 2 版) (http:// www.hp.com/go/insightdynamics-manuals ) を参照。([HP Insight Dynamics Software] をクリック。) HP Software Depot (https://h20392.www2.hp.com/portal/swdepot/ displayProductInfo.do?productNumber=vse ) でこの製品の最新リリースのチェックを 推奨。新しいサーバーでは、Web で提供される最新バージョンの Insight Dynamics が 必要。 ◦ HP Integrity Virtual Machines v4.2.5: OpenVMS ゲストのサポート、HP-UX 11i v3 September 2010 VM ホストおよびゲストのサポート、一時停止と再開の新機能を追 加。Intel® Itanium® 9300 プロセッサーに基づく最新の HP Integrity システムをサポー ト。HP-UX 11i v3 March 2010 リリース以降にリリースされたパッチのロールアップ も含まれる。『HP Integrity Virtual Machines 4.2.5: リリースノート』(http:// www.hp.com/go/virtualization-manuals ) を参照。 ◦ HP Integrity Virtual Machines OVMM: アップデートして不具合を修正。『HP Integrity Virtual Machines 4.2.5: リリースノート』(http://www.hp.com/go/virtualization-manuals ) を参照。 ◦ HP Integrity Virtual Machines VMGuestLib: WBEM Provider で使われる HP Integrity Virtual Machines API Library のサブセット。アップデートして不具合を修正。『HP Integrity Virtual Machines 4.2.5: リリースノート』(http://www.hp.com/go/virtualization-manuals ) を参照。 ◦ HP Integrity Virtual Machines VMGuestSW: アップデートして不具合を修正。『HP Integrity Virtual Machines 4.2.5: リリースノート』(http://www.hp.com/go/ virtualization-manuals ) を参照。 ◦ HP Integrity Virtual Machines VMProvider: アップデートして不具合を修正。『HP Integrity Virtual Machines 4.2.5: リリースノート』(http://www.hp.com/go/virtualization-manuals ) を参照。 ◦ HP-UX nPartition Configuration Commands: 新しいサーバーに対してサポートを拡大。 『HP Superdome 2 Partitioning リリースノート』(http://www.hp.com/go/ hpux-npars-docs ) を参照。 PHCO_41171 11.31 nPartition 日本語マンページの累積 パッチを入手するには、HP サポートセンター (http://www.hp.com/go/hpsc ) に進ん でください。 ◦ HP-UX Virtual Partitions: 新しいサーバーに対してサポートを拡大。お客様から報告さ れた問題および HP で検出された不具合を修正。『HP Superdome 2 Partitioning リリー スノート』および『HP-UX Virtual Partitions (vPars) A.05.07 リリースノート』(http:// www.hp.com/go/hpux-vpars-docs ) を参照。([Getting Started] カテゴリをクリック) ◦ Partition Manager: 新しいサーバーに対してサポートを拡大。『HP Superdome 2 Partitioning リリースノート』(http://www.hp.com/go/hpux-npars-docs ) を参照。 ◦ Utilization Provider: バージョン A.01.08.05.02 にアップデートし、HP Insight Dynamics バージョン 6.0.1 をサポート。 • HP Serviceguard: バージョン A.11.20 にアップデート。コマンド行または Serviceguard Manager からの構成、新しいクラスター検証機能、アプリケーション稼働中のクラスター またはノードの保守、クラスターワイドのデバイス特殊ファイル (A.11.20 に加えてパッ チが必要) など、使いやすさを改善。パッケージストレージとして NFS でインポートした ファイルシステムをサポート。『HP Serviceguard バージョン A.11.20 リリースノート』 (http://www.hp.com/go/hpux-serviceguard-docs ) を参照。 • 『新機能:』 HP Serviceguard Extension for Oracle E-Business Suite B.01.00: Serviceguard ク ラスターの Oracle E-Business Suite に高可用性をもたらす。High Availability OE および Data Center OE に新たに追加。HP Serviceguard A.11.19 および A.11.20、Oracle 11g R2、データベース層とアプリケーション層の高可用性をサポート。『HP Serviceguard Extension for Oracle E-business Suite Toolkit バージョン B.01.00 リリースノート』(http:// www.hp.com/go/hpux-serviceguard-docs ) を参照。 • HP Serviceguard NFS Toolkit: IPv6 のサポートに対応。不具合の修正も含む。『Serviceguard NFS Toolkit A.11.31.07 Release Notes』(http://www.hp.com/go/hpux-serviceguard-docs ) を参照。 • 『新機能:』 HP Serviceguard Toolkit for Oracle Data Guard B.01.00: Data Guard プロセス の高可用性を実現し、Oracle データベースやデータベースを使用するアプリケーションに 障害からの保護とリカバリを提供。High Availability OE および Data Center OE に新たに 追加。HP Serviceguard A.11.19 および A.11.20、単一のインスタンスおよび Oracle RAC データベース、Continentalcluster および Metrocluster 環境での Data Guard、Oracle 11g R2 をサポート。『HP Serviceguard Toolkit for Oracle Data Guard リリースノートバージョ ン B.01.00』(http://www.hp.com/go/hpux-serviceguard-docs ) を参照。 • HP System Management Homepage: バージョン 3.2.1 は Apache 2.0 と Apache 2.2 の両 方で機能。お客様から報告された問題および HP で検出された不具合の修正を含む。『HP System Management Homepage 3.2.1 リリースノート』(http://www.hp.com/go/ hpux-core-docs ) を参照。 HP-UX 11i v3 September 2010 リリースでの新しい機能 39 40 • HP Systems Insight Manager: バージョン 6.0 は一連の大幅な機能強化を導入。Windows 64-bit の使用時に最大で 10,000 システム (最大 5,000 のサーバーに加えて 5,000 の管理 プロセッサーや VMS など) を管理できるスケーラビリティ。Systems Insight Manager デー タにアクセスしやすい表やグラフを含むレポート機能の強化、SIM 5.3x CMS から SIM 6.0 CMS に設定を移すための移行ツール、HP Smart Update Manager と統合し、管理プ ロセッサーと Onboard Administrator にエージェントレスファームウェアアップグレード を提供するファームウェアのアップデート。新機能の完全なリストは、HP SIM 6.x Information Library (http://h18013.www1.hp.com/products/servers/management/hpsim/ infolibrary.html ) の『HP Systems Insight Manager Readme』を参照。 • HP-UX Accounts for Users and Groups (ugweb): HP で検出された不具合の修正を含む。 • HP-UX Kernel Configuration (kcweb): お客様から報告された問題および HP で検出された不 具合の修正を含む。 • HP-UX Peripheral Devices Manager ツール (pdweb): HP で検出された不具合の修正を含む。 • HP-UX Software Assistant: バージョン C.02.50 はパフォーマンスの改善と不具合の修正を 含む。『HP-UX Software Assistant Release Notes』(http://www.hp.com/go/swa-docs ) を 参照。 • Ignite-UX: 将来の VxVM バージョンに事前対応し、新しい HP-UX ハードウェアおよびドラ イバーをサポート。Ignite-UX のドキュメント (http://www.hp.com/go/ignite-ux-docs ) を 参照。 • Insight managed system setup wizard: バージョン A.6.0.1 は、新しいハードウェアをサ ポートし、ウィザードの以前のリリースからのアップグレードをサポート。 • Logical Volume Manager (LVM): 省スペーススナップショットがしきい値に到達した場合に 事前割り当てエクステントを自動増加、スナップショットツリーの元の論理ボリュームの サイズやミラーカウントをユーザーが変更可能、エクステントの非共有ユニットのみを再 同期してスナップショットミラーの再同期 I/O を最適化。『HP-UX Logical Volume Manager and MirrorDisk/UX Release Notes』(http://www.hp.com/go/hpux-core-docs ) を参照。 • Network Interfaces Configuration と Network Services Configuration: HP で検出された不具 合の修正を含む。 • Online Diagnostics: 対応するネイティブプロバイダーによっていくつかのモニターが置換 される予定 (これらのプロバイダーは新しいサーバーで使用できる)。HP-UX 11i v3 March 2009 リリースから、OnlineDiag (STM を含む) はサポートモードになる。OnlineDiag は 新しいプラットフォームではサポートされず、SysFaultMgmt が新旧両方のプラットフォー ムのデフォルトの監視モードとなる。『EMS Release Notes for HP-UX 11i v3 September 2010 Release』および『STM Release Notes for HP-UX 11i v3 September 2010 Release』 (http://www.hp.com/go/hpux-diagnostics-online-docs ) を参照。 • PropPlus (SysMgmtPlus): HP Systems Insight Manager (HP SIM) と互換性があるすべての システムステータスを HP SMH に表示。HP SMH (hpsmh(1M)を参照) の新しいプロパティ ページとアップデートされたプロパティページ (Blade、Memory、Cell Blade) にサポート を拡張。『SysMgmtPlus Release Notes』(http://www.hp.com/go/hpux-diagnostics-online-docs ) を参照。 • ProviderSvcsBase: ヘルステストコマンド行で、-runtest および -runtest -a コマン ドが、構成オプション -loop、-timer、-log、-error および-stress をサポート。 diaglogd デーモン (OnlineDiag バンドル) によって提供されていた同様の機能は廃止さ れ、oserrlogd デーモン (ProviderSvcsBase バンドル) で提供される予定。『HP-UX ProviderSvcsBase Release Notes』(http://www.hp.com/go/hpux-networking-docs ) を参照。 ([HP-UX 11i WBEM Software] を選択。) • Quality Pack Patch Bundles: September 2010 リリース用にアップデート。 • Software Distributor (SD): 不具合の修正を含む。http://www.hp.com/go/sd を参照。 新機能 • System Fault Management (SFM): リビジョン C.07.01.xx.yy にアップデート。新しいプ ラットフォームでのさらに堅牢なインベントリとエラー処理のサポートを追加。新しいプ ラットフォームでは SFM モードと EMS モードは切り替えられない。HP SMH (hpsmh(1M) を参照) の新しいプロパティページとアップデートされたプロパティページ (Blade、 Memory、Cell Blade) にサポートを拡張。『SFM Release Notes』(http://www.hp.com/go/ hpux-diagnostics-online-docs ) を参照。 • 『新機能:』 積極的カーネルメモリキャッシングのための調整パラメーター: カーネルメモ リページのキャッシングと事前割り当てを制御するために、調整パラメーター kmem_aggressive_caching を提供。 • Update-UX と SW-GETTOOLS: 不具合を修正。 • WBEM サービスとプロバイダー ◦ HP WBEM Services for HP-UX: バージョン A.02.09.02 は、HP-UX 11i v2 および 2009 年 9 月版 11i v3 でリリースされた HP WBEM Services バージョン A.02.09 の軽微な アップデート。不具合の修正を含む。2009 年 9 月以降、HP WBEM Services バージョ ン A.02.09 は HP-UX 11i v1 では使用不可。HP-UX 11i v1 システムではクリティカル な不具合のみが対処される予定。『HP WBEM Services Version A.02.09 Release Notes』 (http://www.hp.com/go/hpux-networking-docs ) を参照。 ◦ HP-UX WBEM Direct Attached Storage Provider: HPVM ゲスト OS ではサポートされな い。インジケーションプロバイダーが System GUID およびネットワークアドレスプロ パティをサポート。不具合修正も含む。『HP-UX WBEM Direct Attached Storage Provider Release Notes』(http://www.hp.com/go/hpux-networking-docs ) を参照。 ◦ HP-UX WBEM Fibre Channel Provider: HPVM ゲスト OS ではサポートされない。イン ジケーションプロバイダーが System GUID およびネットワークアドレスプロパティを サポート。不具合修正も含む。OnlineDiag が新しいプラットフォームでサポートされ ないため、新しいサーバーでは、Fibre Channel Indication Provider で使われる dm_fclp_adapter および dm_ql_adapter モニターが HPUXFCNativeIndicationProviderModule で置き換えられる予定。『HP-UX WBEM Fibre Channel Provider Release Notes』(http://www.hp.com/go/ hpux-networking-docs ) を参照。 ◦ HP-UX WBEM File System Provider: root 以外のユーザーがファイルシステムステータ スを監視できる。製品のリリースノート (http://www.hp.com/go/hpux-networking-docs ) を参照。 ◦ HP-UX WBEM IOTree Indication Provider: HPVM ゲスト OS ではサポートされない。不 具合修正も含む。『HP-UX WBEM IOTree Indication Provider Release Notes』(http:// www.hp.com/go/hpux-networking-docs ) を参照。 ◦ HP-UX WBEM nPartition Provider: 不具合を修正。製品のリリースノート (http:// www.hp.com/go/hpux-networking-docs ) を参照。 ◦ HP-UX WBEM RAIDSA Provider: HPVM ゲスト OS ではサポートされない。インジケー ションプロバイダーが System GUID およびネットワークアドレスプロパティをサポー ト。不具合修正も含む。『HP-UX WBEM RAIDSA Provider Release Notes』(http:// www.hp.com/go/hpux-networking-docs ) を参照。 ◦ HP-UX WBEM SAS Provider: HPVM ゲスト OS ではサポートされない。インジケーショ ンプロバイダーが System GUID およびネットワークアドレスプロパティをサポート。 不具合修正も含む。OnlineDiag が新しいプラットフォームでサポートされないため、 新しいサーバーでは、SAS Indication Provider で使われる dm_sas_adapter モニター が HPUXSASNativeIndicationProviderModule で置き換えられる予定。『HP-UX WBEM SAS Provider Release Notes』(http://www.hp.com/go/hpux-networking-docs ) を参照。 HP-UX 11i v3 September 2010 リリースでの新しい機能 41 ◦ HP-UX WBEM SCSI Provider: HPVM ゲスト OS ではサポートされない。不具合修正も 含む。『HP-UX WBEM SCSI Provider Release Notes』(http://www.hp.com/go/ hpux-networking-docs ) を参照。 ◦ HP-UX WBEM vPartition Provider: 不具合を修正。製品のリリースノート (http:// www.hp.com/go/hpux-networking-docs ) を参照。 ◦ WBEMP-LAN Provider: 不具合の修正を含む。『HP-UX WBEM LAN Provider Release Notes』(http://www.hp.com/go/hpux-networking-docs ) を参照。 2010 年 9 月版リリースノートの「ディスク管理とファイル管理」 • HP-UX Disks and File Systems (fsweb): disklist コマンドが修正され、ディスクに構成さ れているボリュームグループが使用停止されていても、そのディスクは"Used"と表示され る。HP で検出された問題もいくつか修正されています。 • ONCplus: パフォーマンス向上のための並列マウント機能と不具合の修正を含む。『ONCplus B.11.31.09.01 Release Notes』(http://www.hp.com/go/hpux-networking-docs ) を参照。 • Symantec 製品 (VxFS および VxVM): Intel® Itanium® 9300 プロセッサーが搭載された新し いすべての HP Integrity システムは、HP-UX 11i v3 上の VxFS および VxVM バージョン 5.0 (以降) でサポートされる。これらのシステムは VxFS および VxVM バージョン 4.1 ではサ ポートされない。 2010 年 9 月版リリースノートの「インターネットとネットワーキング」 • BIND: バージョン 9.3.2 ではセキュリティ上の脆弱性を修正。『BIND 9.3.2 Release Notes』 (http://www.hp.com/go/hpux-networking-docs ) を参照。 • HP-UX Auto Port Aggregation (APA): HP APA は固定 MAC アドレスの使用をサポート。 『HP Auto Port Aggregation (APA) リリースノート』(http://www.hp.com/go/ hpux-networking-docs ) を参照。 • HP-UX Directory Server (HPDS): HPDS Administration Server がアップデートして、HP-UX Apache-based Web Server バージョン 2.2 のサポートを追加。不具合修正も含む。『HP-UX Directory Server 8.1.02 Release Notes』(http://www.hp.com/go/hpux-security-docs ) を参 照。([HP-UX Directory Server] をクリック) • HP-UX NSA HTTP: バージョン 11.31.01.03 から、NSA HTTP は自動的に使用開始されな い。『HP-UX NSA HTTP B.11.31.01.03 Release Notes』(http://www.hp.com/go/ hpux-networking-docs ) に記載の手順を使用して、手動で使用開始する必要がある。 • HP-UX Web Server Suite • 42 新機能 ◦ 『新機能: 』 HP-UX Apache-based Web Server: hpuxwsapache が hpuxws22apache (Apache 2.2.8.08) で置き換えられた。これは、他のオープンソースプロジェクトで 開発されたよく使われている多くのモジュールと Apache を結合して、HP-UX に HP の付加価値機能を提供。『HP-UX Apache-based Web Server v.3.08 Release Notes』 (https://h20392.www2.hp.com/portal/swdepot/displayProductInfo.do? productNumber=HPUXWSATW308 ) を参照。 ◦ 『新機能: 』 HP-UX Tomcat-based Servlet Engine: hpuxwsTomcat が hpuxws22Tomcat で置き換えられた。Servlet および JavaServer Page (JSP) を通してコンテンツを動的に 生成する Java ベースの拡張を提供。上記の Web サイトの『HP-UX Apache-based Web Server v.3.08 Release Notes』を参照。 ◦ 『新機能: 』 HP-UX Webmin-based Admin: hpuxwsWebmin が hpuxws22Webmin (A.1.070.11) で置き換えられた。これは、HP-UX Apache-based Web Server のための 大規模な拡張を含む構成と管理の GUI。上記の Web サイトの『HP-UX Apache-based Web Server v.3.08 Release Notes』を参照。 サービスロケーションプロトコル (SLP): パッケージのアップデート。 2010 年 9 月版リリースノートの「セキュリティ」 • HP-UX Auditing and Security Attributes Configuration (secweb): HP で検出された不具合の 修正を含む。 • HP-UX Bastille: CIS Benchmark 1.5 の新しいロックダウン項目などを提供。『HP-UX Bastille Release Notes』(http://www.hp.com/go/hpux-security-docs ) を参照。 • HP-UX Security Containment Extensions: バージョン B.11.31.01.01 は既知の問題を修正。 『HP-UX Security Containment Extensions B.11.31.01.01 Release Notes』(http:// www.hp.com/go/hpux-security-docs ) を参照。([HP-UX 11i Security Containment Software] をクリック) • HP-UX Software Assistant: バージョン C.02.50 はパフォーマンスの改善と不具合の修正を 含む。『HP-UX Software Assistant Release Notes』(http://www.hp.com/go/swa-docs ) を 参照。 • OpenSSL: バージョン A.00.09.07m および A.00.09.08n は不具合の修正を含む。『OpenSSL A.00.09.08n.001, A.00.09.08n.002, and A.00.09.08n.003 Release Notes』(http:// www.hp.com/go/hpux-security-docs ) を参照。 • Kerberos Client: バージョン 1.6.2.07 は不具合の修正のみ。『Kerberos Client 1.6.2.07 Release Notes』(http://www.hp.com/go/hpux-security-docs ) を参照。([HP-UX Kerberos Data Security Software] をクリック) 2010 年 9 月版リリースノートの「コマンドとシステムコール」 • 『新機能: 』 io_cdsf_config(1M)コマンドおよびiocdsfd(1M)デーモン: このセットは、HP Serviceguard A.11.20 と共に、Serviceguard クラスターでクラスターワイドのデバイス特 殊ファイルを作成する機能をサポート。 • 『新機能: 』 クラスターデバイス特殊ファイル (cDSF): FEATURE11i パッチバンドルに含 まれる。intro(7)マンページのパッチ (PHCO_41169) で、新たなio_cdsf_config(1M)パッチ (PHCO_40899) で提供されるクラスター DSF 機能を説明。 • ioscan(1M): -m オプションが拡張され、新しいキーワード resourcepath および cluster_dsf を指定できる。 2010 年 9 月版リリースノートの「ライブラリとプログラミング」 • JDK/JRE バージョン 6.0.06: HP-UX 11i Java Development Kit (JDK) 6.0.x の新バージョン。 アップデートにより、Sun 6.0u17 リリースの機能を含み、不具合とセキュリティ上の脆 弱性を修正。NUMA Collector の拡張、ThreadDumpPath のサポート、Transport Layer Security の再ネゴシエーション問題の修正も含む。『JDK 6.0.06 Release Notes』(http:// www.hp.com/go/hpux-java-docs ) を参照。 • JDK/JRE version 5.0.19: HP-UX 11i Java Development Kit (JDK) 5.0.x の新バージョン。アッ プデートにより、Sun 5.0u21 および 5.0u22 リリースの機能を含み、不具合とセキュリ ティ上の脆弱性を修正。ThreadDumpPath のサポートも提供。『JDK 5.0.19 Release Notes』 (http://www.hp.com/go/hpux-java-docs ) を参照。 • SDK/RTE バージョン 1.4.2.x: OE メディアに含まれない。AR メディアから、または http:// www.hp.com/go/Java からダウンロードして入手可能。 2010 年 9 月版リリースノートの「国際化機能」 • September 2010 リリースでは、この章のトピックには変更はありません。 2010 年 9 月版リリースノートの「その他の機能」 • HP-UX Parallel Umounts (UmountallEnh): アップデートして不具合を修正。UmountallEnh の Web サイト (http://h20293.www2.hp.com/portal/swdepot/displayProductInfo.do? productNumber=UmountallEnh ) を参照。 HP-UX 11i v3 September 2010 リリースでの新しい機能 43 HP-UX 11i v3 March 2010 リリースでの新しい機能 以下の要約で、HP-UX 11i v3 September 2009 リリースと HP-UX 11i v3 March 2010 リリース の間で変更された機能の概略を説明します。詳細は、『HP-UX 11i v3 リリースノート』(2010 年 3 月版) の該当する章を参照してください。 http://www.hp.com/go/hpux-core-docs-11iv3 2010 年 3 月版リリースノートの第 2 章: 「HP-UX 11i v3 について」 • 新機能: Software Pack (オプションの HP-UX 11i v3 コア拡張機能): 新製品 (HP-UX LongPassword for HP-UX 11i v3 およびtrufgrep(1)コマンド) が、選択可能な機能としてオペ レーティング環境で利用可能。 2010 年 3 月版リリースノートの第 4 章: 「ハードウェア固有の情報」 • CommonIO: アップデートして品質が向上。 • Hardware Enablement Bundle for HP-UX 11i v3 (HWEnable11i): HP Integrity サーバーでの 新しい PCI-Express I/O アダプターのサポートと、PA8900 プロセッサーまたは最新の Intel Itanium プロセッサーが搭載された HP サーバーでの HP-UX のサポート。また、新しいコ ア I/O とチップセット搭載のより新しい HP Integrity システムをサポートするための新し い HP-UX 11i v3 パッチ、新しい I/O アダプター用の新しいパッチ、および新しいプラッ トフォームのための改良も含まれています。 • 新機能: HP Insight Control 電力管理: HP Insight Control のコンポーネントの 1 つ。サーバー の電力消費量と熱出力を集中的に監視および制御し、サーバーグループの電力調整ポリ シーを設定し、データセンターの電源および冷却設備を最適化し制御する HP Systems Insight Manager (HP SIM) プラグインアプリケーション。選択可能な製品として新たに追 加。 • 新機能: マスストレージスタック: 新しいハードウェアパスのエイリアス機能によりスト レージの管理性を向上。 • ネットワークおよびストレージのドライバー ◦ 10GigEthr-00: アップデートして品質が向上。 ◦ 10GigEthr-01: アップデートして品質が向上。 ◦ 10GigEthr-02: アップデートして品質が向上。 ◦ FibrChanl-00: 不具合を修正。 ◦ FibrChanl-01: アップデートして品質が向上。 ◦ FibrChanl-02: アップデートして品質が向上。 ◦ GigEther-01: リブート時間を改善するための RC スクリプトの性能改善の一部とし て、Igelan RC スクリプトを強化し、起動パスに要する時間を短縮。 ◦ IB4X-00: 不具合を修正。 ◦ IEther-00: アップデートして品質が向上。 ◦ RAID-01: アップデートして品質が向上。 ◦ SerialSCSI-00: アップデートして品質が向上。 • HP Instant Capacity: バージョン B.11.31.09.03.00 で不具合を修正。 • iCAP Manager: バージョン A.6.0.0.で、HP で検出された不具合を修正するとともに、コ アアクティブ化ウィザードメッセージの詳細を追加。 2010 年 3 月版リリースノートの第 5 章: 「一般的なシステム管理」 • 44 新機能 ブート時間の改善 (RCEnhancement): いくつかの OE 製品の拡張機能と同様に、FEATURE11i バンドルの新しいパッチでサポート。 • Dynamic Root Disk: バージョン B.11.31.A.3.5.x でクローンと稼働中のシステムを同期す る機能を導入。 • HP-UX 11i v3 の電子配布: 2010 年 3 月に、HP-UX 11i v3 の電子配布がアメリカ、ヨー ロッパ、中東、およびアジアで開始される。 • EMSWeb: 不具合を修正。 • Event Monitoring Service: 不具合を修正。 • Feature Enablement Patch Bundle (FEATURE11i): コア機能を拡張、または新しいコア機能 (性能改善を含む) を提供するとともに、改良されたブート時間をサポートできるパッチに よりアップデート。スケジューリングの性能改善、長いパスワードの拡張機能、国際化の 強化、およびその他の多くの拡張機能を含む。 • High Availability Monitors: A.04.20.31.05 にアップグレードされ、Event Monitoring Service (EMS) のアップデートをサポート。 • HP Caliper パフォーマンス解析ツール: バージョン 5.2 でいくつかの拡張機能を提供。JVM および SAX 要件をサポートする PMU サービスライブラリ (hpmlib) 拡張機能、caliper cstack からの pstack 同様の機能、cstack の使い勝手の向上 (選択カーネルスタック アンワインド) などを含む。 • HP Caliper (HP ktracer): ktracer 実行中のシステムの信頼性改善、新しい Integrity プラッ トフォームでのカーネルトレースのサポート、関数の選択の容易化、より多くのパラメー ターを表示できるトレースレポート、システムアクティビティに対するより深い洞察の提 供を含む。 • HP GlancePlus Pak: OE メディアではバージョン 4.70 は変更なし。バージョン 5.00 は、 Application Software メディアで入手可能。ブート時間を改善できる RCEnhancement 機 能、新しい perfd デーモンを使用してローカルおよびリモートでデータにアクセスする ためのクライアント、データ通信の他の製品およびモードのサポートへの変更を含む。 • HP Partitioning と Virtual Server Environment ◦ Accelerated Virtual I/O (AVIO): AVIO LAN - 不具合を修正し、ゲスト VLAN (Integrity VM 4.2 システム上) のサポートを追加。HostAvioLan バンドルは現在、VSE-OE およ び DC-OE でのみ提供。AVIO Storage - 不具合修正を含む。HostAvioStor バンドルは 現在、VSE-OE および DC-OE でのみ提供。 ◦ AppDiscAgent: Version A.6.0.0 で不具合を修正。 ◦ HP Global Workload Manager (gWLM) および HP-UX Workload Manager Toolkits (WLM-TK): アップデートされ、新しい HP Integrity サーバーをサポート。 ◦ HP Insight Dynamics - VSE for Integrity: 次のコンポーネントをアップデート。 – Application Discovery – HP Insight Capacity Advisor – HP Insight Global Workload Manager (gWLM) – HP Instant Capacity (iCAP) Manager – HP Integrity Virtual Machines Manager (VM Manager) – HP Insight Virtualization Manager – Virtual Server Environment Configuration Assistant (vseassist) – HP Global Workload Manager Agent LTU – HP Virtualization Manager for HP-UX LTU – HP Capacity Advisor for HP-UX LTU – HP VSE Suite for HP-UX 11i LTU HP-UX 11i v3 March 2010 リリースでの新しい機能 45 46 ◦ HP Integrity Virtual Machines (Integrity VM): バージョン 4.2 で、起動タイプ「Auto」 の仮想マシンを自動的に起動する機能、共有 LVM バッキングストアによるオンライ ン VM 移行、追加ゲストのサポート、拡張された AVIO サポート、サービスの中断な くソース VM ホストからターゲット VM ホストへ Integrity Virtual Machine を移行す る機能などを含む。 ◦ HP Integrity Virtual Machines (VMGuestLib): バージョン 4.2 で、HP-UX 11i v3 を VM ホストとしてサポートするなど、HP Integrity Virtual Machines V4.2 の新機能をサポー ト。 ◦ HP Integrity Virtual Machines (VMGuestSW): アップデートして VMProvider および VMGuestLib の V4.2 バージョンに内包。 ◦ HP Integrity Virtual Machines (VMKernelSW): VM ホストでの base_pagesize の設 定を廃止。 ◦ HP Integrity Virtual Machines Manager: 管理機能を拡張し、ホスト間での仮想マシン の移行、Serviceguard パッケージとして構成された仮想マシンのサポートの拡張、 ディスクをバッキングする仮想ストレージデバイスとしてのファイルの作成、仮想マ シンからの I/O デバイスの削除といった機能を含める。 ◦ HP Integrity Virtual Machines Provider (VMProvider): V4.2 にアップグレードし、オン ライン VM 移行のサポートなど、HP Integrity Virtual Machines V4.2 の新機能をサポー ト。 ◦ HP-UX nPartition Configuration Commands: HP で検出された不具合を修正。 ◦ HP-UX Virtual Partitions: 次回ブート時に、変更されたブートパスからの自動ブートを 実行できるように、EFI Boot Manager メニューの先頭にモニターブートパスを配置可 能。また、モニタープロンプトから、モニターがブートされたデフォルトのブートパ スを確認できる。バンドルを T1335CC から T1335DC に変更。 ◦ 新機能: Integrity VM Online Migration ソフトウェア (OVMM): サービスの中断なく VM ホスト間での Integrity Virtual Machines のオンラインでの移行をサポート。VSE-OE お よび DC-OE での選択可能なソフトウェアとして新たに追加。バンドル T8718AC。 ◦ Partition Manager: HP で検出された不具合を修正。 ◦ Utilization Provider for HP-UX 11i v3: バージョン A.01.08.04.01 にアップデートし、 HP Insight Dynamics バージョン 6.0 をサポート。 ◦ vPar Provider: 不具合を修正し、仮想パーティション ID を取得する新しいプロパティ を提供。 • HP Serviceguard NFS Toolkit: バージョン A.11.31.05 で不具合を修正。 • HP System Management Homepage: HP SMH で実行されるアクションに関する情報を提 供。現在、CLI が使用可能。 • HP Systems Insight Manager: バージョン 6.0 で、拡張性、レポート、ファームウェアの アップデート、ライセンスマネージャー、異機種サポートなどを含むすべての機能領域で 拡張機能を提供。 • HP-UX Accounts for Users and Groups (ugweb): 不具合を修正。 • HP-UX Peripheral Devices Manager (pdweb): 不具合を修正。 • HP-UX Software Assistant: HTML レポートで、依存関係として含まれるパッチを識別。HP SIM との統合を改善。 • Ignite-UX: アップデートして、LVM 2.2 データおよびブートディスクのコールドインストー ルとリカバリサポート、HP Insight Orchestrator から HP-UX クライアントを配備する機能、 I/O デバイスのインスタンス番号の再マッピングの改善などを含む。 新機能 • 新機能: Insight managed system setup wizard: HP Systems Insight Manager ソフトウェア (HP SIM) とそのプラグインアプリケーションによって管理できるようにシステムを構成。 すべての OE で選択可能なソフトウェアとして新たに追加。バンドル MgdSysSetupWzrd。 • Logical Volume Manager: バージョン 2.2 へのアップデート。論理ボリュームのスナップ ショット、lvmove コマンド、新しい LVM レイアウトのブートサポートなどを含む。 • Network Interfaces Configuration と Network Services Configuration: 不具合を修正。 • Numeric User Group Name: 数字で始まるユーザー名やグループ名、または全体が数字の ユーザー名やグループ名のサポートをさらに拡張。 • Obsolescence Bundle: MLIB、MPI、および Mozilla が追加された。 • Online Diagnostics: 新しいプラットフォームではサポートされない。SysFaultMgmt はデ フォルトの監視モードとなる。 • Printer Management (Web ベース): 不具合を修正。 • PropPlus (SysMgmtPlus): HP SMH で新規およびアップデートされたプロパティページを サポート。 • ProviderSvcsBase: CIM_RegisteredProfile クラスと CIM_ElementConformsToProfile クラスを HP WBEM Services for HP-UX に移動。 • Quality Pack Patch Bundles: March 2010 用にアップデート。 • Software Distributor (SD): 不具合を修正。 • Software Package Builder: ソフトウェアパッケージの検証中に、新しいポリシールールを 属性に適用。現在、Java 1.5 以降のバージョンのインストールが必須。 • System Fault Management: SFM で提供される Common Error Repository (CER) データベー スを ProviderSvcsBase で使用可能。HP SMH プロパティページの内容をアップデート。 • Update-UX: アップデートされ、Software Distributor に加えられた変更をサポート。 • WBEM サービスとプロバイダー ◦ HP WBEM Services for HP-UX: wbemassist ツールの出力を日本語で入手可能。また、 不具合を修正。 ◦ HP-UX WBEM Direct Attached Storage Provider (DASProvider): 新規プロバイダーが DISKPROVDB データベースに記録されたエラーレコードに関する情報をフェッチ。新 規ヘルステスト機能が、新しい HP Integrity システム上で使用可能なハードディスク の稼働状況の診断をサポート。 ◦ HP-UX WBEM Fibre Channel Provider: 新規プロバイダーが FCPROVDB データベースに 記録されたエラーレコードに関する情報をフェッチ。また、不具合を修正。 ◦ HP-UX WBEM IOTree Indication Provider: 不具合を修正。新しい構成ファイルにより ポーリング間隔を調整可能。 ◦ HP-UX WBEM Kernel Providers: 不具合を修正。 ◦ HP-UX WBEM RAIDSA PROVIDER: 新規プロバイダーが RAIDSAPROVDB データベース に記録されたエラーレコードに関する情報をフェッチ。 ◦ HP-UX WBEM SAS PROVIDER: 新規プロバイダーが SASPROVDB データベースに記録 されたエラーレコードに関する情報をフェッチ。 2010 年 3 月版リリースノートの第 6 章: 「ディスク管理とファイル管理」 • HP-UX Disks and File Systems (fsweb): 不具合を修正し、新機能として、ディスクレイアウ トバージョン 2.2 のルート VG の作成機能と、空きスペースを確保するための割り当て済 みエクステントの再バランス機能を提供。 • MemFS: 不具合を修正。 HP-UX 11i v3 March 2010 リリースでの新しい機能 47 • ONCplus: 不具合を修正し、新機能として、NFS マウント構造 nfs_args のパブリック化 と非同期 NFS Direct I/O の性能改善を提供。 • OnlineJFS: HP で検出された不具合を修正。 • Veritas File System (VxFS): HP で検出された不具合を修正。 • Veritas Volume Manager (VxVM): HP で検出された不具合を修正。 2010 年 3 月版リリースノートの第 7 章: 「インターネットとネットワーキング」 • Firefox と Thunderbird: Firefox は 2010 年 3 月版の OEUR では変更なし。Thunderbird 2.0.0.19.02 は、Mozilla Foundation からの変更が含まれるとともに、Mozilla Foundation で報告された、いくつかのセキュリティの脆弱性を修正。FIREFOXsrc は OE から削除さ れた。Mozilla は HP-UX 11i v3 ではサポートされない。 • HP CIFS Server: Windows Server 2008 および Windows Vista オペレーティングシステム をサポート。ダイナミック DNS アップデートオプションが使用可能。不具合が修正され ました。 • 新機能: HP-UX Directory Server (HPDS): バージョン B.08.10.01 は、Red Hat Directory Server for HP-UX (RHDS) 製品ラインを置き換える。いくつかの拡張機能により、ユーザーの管理 性を改善し、Directory Server の管理を容易化。 • HP-UX Mail Server (Sendmail): 不具合を修正。 • HP-UX Web Server Suite • ◦ HP-UX Apache-based Web Server: v.2.0.59.12 にアップデートして、主にセキュリ ティの強化とバグ修正を実施。 ◦ HP-UX Tomcat-based Servlet Engine: バージョン 5.5.27.03 にアップグレード。Servlet 2.4 仕様と JavaServer Pages 2.0 仕様を実装。JDK 1.5 (5.0) 以降のバージョンで動 作。 IPv6 Upgrade for HP-UX 11i v3: バージョン B.11.31.0907 で、Advanced Sockets API for IPv6、構成可能なポリシーテーブルのサポート、エニーキャストアドレスのサポートを提 供。 2010 年 3 月版リリースノートの第 8 章: 「セキュリティ」 48 • HP-UX Auditing and Security Attributes Configuration (secweb): 不具合を修正。 • HP-UX Bastille と Install-Time Security: システムのセキュリティステータスを評価するアセ スメントレポートを通じて使い勝手を改善。 • HP-UX IPFilter: バージョン 17 で、レートベースのフィルタリング、アドレスポーリング、 ステートエージング、ルールタグ、スティッキー NAT セッション、l4check による接続の 稼働状況のチェックなどを提供。 • 新機能: HP-UX LongPassword for HP-UX 11i v3: 最大パスワード長を 255 文字に増加。シャ ドウパスワードを使っている HP-UX 11i v3 システムでのみ使用可能。選択可能なソフト ウェアとして新たに追加。 • HP-UX Role-Based Access Control (RBAC): バージョン B.11.31.05 で、キーストロークおよ び代替ロギングによりロギング機能を強化。 • HP-UX Secure Shell: バージョン A.05.30 で、stderr の代わりに syslog へのログのダ イレクトを保証する新規オプション、sshd_config(5) ForceCommand ディレクティブによ る内部 SFTP サーバーのコマンド行引数の受け入れ、ダイナミック (-D) ポートにおけるコ マンド行ランタイムの作成のサポート、SOCKS4A プロトコルのサポート、リスンポート 0 でのリモートポート転送のサポートなどを含む。 • HP-UX Software Assistant: HP SIM との統合を改善。 • OpenSSL: 不具合を修正。 新機能 • Kerberos Client: バージョン E.1.6.2.05 で、Kerberos ライブラリのスレッドセーフ、サー ビスチケットをコピーおよび削除する新しいクライアントコマンド、NFSv4 に必要な新し い関数、実行時に拡張モジュールを読み込む機能などを提供。 2010 年 3 月版リリースノートの第 9 章: 「コマンドとシステムコール」 • machinfo(1)コマンド: machinfo(1)の新しいオプションが、設定済みのインタリーブメモリ 量に対するオペレーティングシステムの認識を検証する簡単な方法を提供。 • 新機能: MountallEnh: 多数のファイルシステムがマウントされたマシンの起動を迅速化。 • PAX-ENH: バージョン 11.31.09 で不具合を修正。 • 新機能: SAR-MEMFS-ENH: sar(1M)コマンドで MemFS データが取得可能。すべての OE で 選択可能なソフトウェアとして追加。 • 新機能: trufgrep(1) コマンドがより効率的なアルゴリズムでfgrep(1)コマンドより高性能で 実行。FGREPMULTPAT バンドルは、すべての OE で選択可能なソフトウェアである。 2010 年 3 月版リリースノートの第 10 章: 「ライブラリとプログラミング」 • HP Wildebeest Debugger: バージョン 6.1 は、メモリアドレス空間でパターンを検索する ための新しいコマンド、10000 フレームを超えてアンワインドするための新しいコマン ド、初期化ファイルを処理するために更新されたプロシージャー、共有ライブラリの自動 デバッグのサポート、HP MITR アプリケーションのコアファイルのデバッグのサポート、 ヒープ割り当て管理用の libmallocng ライブラリを使用したアプリケーションのメモリ デバッグ機能のサポート、強化された情報共有コマンドなどを含む。 • HP-UX Linker と HP Dynamic Loader: HP-UX Linker、HP Dynamic Loader、および Linker ツー ルチェーンを形成する特定のツールの使い勝手と性能を改善。 • Java JDK/JRE for HP-UX 11i: JDK/JRE 6.0.05 で不具合とセキュリティの脆弱性が修正され たほか、GC ログローテーションのサポートを提供。JDK/JRE 5.0.18 は、不具合修正を含 む。SDK/RTE 1.4.2.x バージョンは OE メディアに含まれていない。 • MLIB と MPI は、今後 HP-UX 11i v3 のオペレーティング環境に含まれない。 • 新機能: Mostly Private Address Space (MPAS) アプリケーションモデル: この拡張機能によ り MPAS アプリケーションの性能を大幅に、場合によっては数倍に改善。 • Unwind Library (libunwind): 不具合を修正し、セルフアンワインドの性能改善に使用で きる新規 API などを提供。 2010 年 3 月版リリースノートの第 11 章: 「国際化機能」 • 2010 年 3 月版では、この章のトピックには変更はありません。 2010 年 3 月版リリースノートの第 12 章: 「その他の機能」 • 2010 年 3 月版では、この章のトピックには変更はありません。 HP-UX 11i v3 September 2009 リリースでの新しい機能 以下の要約で、HP-UX 11i v3 March 2009 リリースと HP-UX 11i v3 September 2009 リリース の間で変更された機能の概略を説明します。詳細は、次の Web サイトにある『HP-UX 11i v3 September 2009 リリースノート』の該当する章を参照してください。 http://www.hp.com/go/hpux-core-docs-11iv3 2009 年 9 月版リリースノートの第 2 章: 「HP-UX 11i v3 について」 • Software Pack (オプションの HP-UX 11i v3 コア拡張機能): 新製品 (ISOIMAGE-ENH と RCEnhancement) が、選択可能な製品としてオペレーティング環境で利用可能。 • HP のグリーンビジネステクノロジーにおけるイニシアチブ: 以前の印刷物は、現在電子的 に提供。また、http://docs.hp.com にあるドキュメントは、BSC に移行される予定です。 HP-UX 11i v3 September 2009 リリースでの新しい機能 49 2009 年 9 月版リリースノートの第 4 章: 「ハードウェア固有の情報」 • CommonIO: アップデートして品質が向上。 • Hardware Enablement Bundle for HP-UX 11i v3: HP Integrity サーバーでの新しい PCI-Express I/O アダプターのサポートと、PA8900 プロセッサーまたは最新の Intel Itanium プロセッ サーが搭載された HP サーバーでの HP-UX のサポート。LTO5 形式を使用する新しいテー プデバイスをサポートするための新たな HP-UX 11i v3 パッチが組み込まれています。ま た、PCIe Error Recovery および改善された USB デバイスのサポート機能とともに、将来の グラフィックスアダプター用の新しいパッチも追加されました。 • HP Instant Capacity: バージョン B.11.31.09.02.00 にアップデート。GiCAP のパフォーマ ンスが向上しました。グループマネージャーは、長いパスワードを持つメンバーを受け入 れることができるようになりました。 • iCAP Manager: 特殊文字を含む複雑な名前が正しく表示されるようになりました。 • ネットワークおよびマスストレージのドライバー • ◦ 10GigEthr-01 アップデートして品質が向上。 ◦ 10GigEthr-02: 将来の製品をサポート。結果として、ユーザーのシステムに影響を 及ぼす変更はありません。 ◦ FibrChanl-00: バージョン B.11.31.0909 にアップデートして不具合を修正。 ◦ FibrChanl-01: アップデートして品質が向上。 ◦ FibrChanl-02 アップデートして品質が向上。 ◦ GigEther-01: アップデートして不具合を修正。 ◦ IB4X-00 Driver for InfiniBand: Oracle RAC 環境対応の RDS (Reliable Datagram Sockets) プロトコルをサポート。AH304A および 448262-B21 上のみ。 ◦ IEther-00: アップデートして品質が向上。 ◦ PCIMUX-00: バージョン B.11.31.0909 にアップデートして不具合を修正。 ◦ RAID-01: アップデートして品質が向上。 ◦ 新機能: SATADVD-00: 推奨 (デフォルトでインストール済み) 製品として OE に新た に追加。将来の製品をサポート。 ◦ scsiU320-00: アップデートして品質が向上。 ◦ SerialSCSI-00: アップデートして品質が向上。 ◦ USB-00: バージョン D.11.31.0909 で、拡張された従来の USB ドライブスタックが 使用可能。USB ドライブスタックの品質が向上し、USB 2.0 高速デバイスのサポート 機能と DVD 書き込み機能を含む新機能を追加。 マスストレージスタック: HP Serviceguard (SG) クラスター環境でインテリジェント輻輳 制御を実行するように拡張。Serviceguard パッチ PHSS_39614 が必要。 2009 年 9 月版リリースノートの第 5 章: 「一般的なシステム管理」 50 • Dynamic Root Disk: パフォーマンスを向上し、より強力な操作性を提供する拡張機能を含 む。 • EMSWeb: 不具合を修正。 • FEATURE11i: ダンプ時間やダンプ分析ツールの改善、MemoryFS を含むファイルシステ ムの拡張、マルチスレッドアプリケーションの性能向上、LORA (Locality-Optimized Resource Alignment) (vPars ユーザーのパフォーマンス向上、消費電力の削減、および管理機能の強 化を実現する)、国際化の強化、およびその他の多くの拡張機能のサポートを含む。日本語 版マンページのパッチを追加。 新機能 • HP Partitioning と Virtual Server Environment ◦ Accelerated Virtual I/O (AVIO): アップデートして、不具合を修正。 ◦ Application Discovery エージェント (AppDiscAgent): アップデートして不具合を修 正。 ◦ HP Virtual Server Environment (VSE): HP Application Discovery、HP Global Workload Manager (gWLM)、Instant Capacity (iCAP) Manager をアップデートして不具合を修 正。 ◦ HP-UX nPartition Configuration Commands: 最新の Integrity Superdome システムに 2 つの新しいコマンド (pardefault および pardbmgr) を導入。 ◦ nPartition Provider: アップデートして、最新の HP Integrity システムをサポート。 ◦ Utilization Provider: バージョン A.01.08.02.01 にアップデートし、VSE Management Software および HP Insight Dynamics - VSE のバージョン 4.1 アップデート 1 をサポー ト。 ◦ vPar Provider: HP Integrity Superdome システム上でもサポートされる。また、不具合 を修正。 • HP Serviceguard NFS Toolkit: モジュラーパッケージをサポートするように拡張。 • HP System Management Homepage: IPv6、Internet Explorer v8、およびシャドウパスワー ドモードで長いパスワードをサポート。また、不具合を修正。 • HP Systems Insight Manager: 新しいハードウェアサポート機能と拡張されたプロバイダー サポート機能を含む。 • HP-UX Accounts for Users and Groups (ugweb): シャドウパスワードモードで最大 255 文 字の長いパスワードをサポートします。 • HP-UX Disks and File Systems (fsweb): このバージョンでの拡張機能により、上位バージョ ンのボリュームグループでの性能改善を利用可能。また、不具合を修正。 • HP-UX Kernel Configuration (kcweb): 不具合を修正。 • HP-UX Peripheral Devices Manager (pdweb): SAS (Serial Attached SCSI) アダプターの有効/ 無効を切り替える機能を提供。 • HP-UX Software Assistant: HP SIM との統合を改善。 • Ignite-UX: Ignite-UX サーバーからのファイルのダウンロード時に TFTP の代わりに NFS を 使用可能。[Guided Installation User Interface Option] を削除。 • 新機能: ISOIMAGE-ENH: 新しい DLKM モジュールで提供。ISO イメージファイルのマウ ント、読み取り、マウント解除が必要。Software Pack の製品。 • Logical Volume Manager: 新しいコマンド (vgmove)、pvmove への拡張、および共有ボ リュームグループのコマンドの拡張に加えて、強制的な非アクティブ化のサポートを含 む。 • Network Interfaces Configuration と Network Services Configuration: NIC エリアの IP 属性 を変更するための 2 つの追加属性を含む。 • Online Diagnostics: 2009 年 9 月版以降の新しいプラットフォームでは OnlineDiag はサ ポートされない。System Fault Management (SysFaultMgmt) が新旧両方のプラットフォー ムのデフォルトの監視モードとなる。今回のリリースには、不具合の修正が含まれる。 • Printer Management (Web ベース): アップデートして、不具合を修正。 • PropPlus (SysMgmtPlus): 新しいコマンド行ツールの cprop が GUI と同等の情報を提供。 ProviderSvcsBase がインストールされている場合は、新しい「ヘルステスト」機能をサポー ト。 HP-UX 11i v3 September 2009 リリースでの新しい機能 51 • ProviderSvcsBase: WBEM Provider の機能サポートとしてヘルステストを実行するインフラ ストラクチャを提供。また、プロバイダーは postgress データベースからのイベントのアッ プデート、取得、およびアーカイブが可能になった。 • Quality Pack Patch Bundles: September 2009 用にアップデート。 • 新機能: RC Enhancement (HP-UX コマンドおよび rc スクリプトのブート時間を改善): 特定 の製品をインストールすることで、ブート時間が改善される場合がある。 • Software Distributor: 不具合を修正するとともに、IPv6 サポートにも対応。 • Software Package Builder: 依存に関連する HP-UX パッケージ化ポリシールールを適用する ように拡張。 • System Fault Management: 新しいプロバイダーを導入。Logviewer の強化、新しいプロパ ティページ、ヘルステスト、および多くの機能を含む。 • Tune-N-Tools: 別の調整可能な maxssiz をカーネルパラメーターのリストに追加。頻繁に 使用される共有実行ファイルの起動時間を改善するために使用可能な新しいprebind(1M) ツールを追加。 • Update-UX: アップデートして不具合を修正。update-ux に新機能はない。 • WBEM サービスとプロバイダー ◦ HP WBEM Services for HP-UX: OpenPegasus 2.9 ソースベースおよび CIM Schema 2.17.1 に基づく。コマンドベースのトラブルシューティングユーティリティの wbemassist を導入。現在、CIM レポジトリがデータベース。 ◦ Direct Attached Storage Provider (DAS Provider): ProviderSvcsBase 製品が必要。不具合 を修正。 ◦ HP-UX WBEM Fibre Channel Provider: アップデートして不具合を修正。 ◦ HP-UX WBEM Online Operations Service Provider: アップデートして不具合を修正。 ◦ HP-UX WBEM RAIDSA Provider: RAIDSA Provider では、Smart アレイ HBA 属性の詳細 を取得するために、ProviderSvcsBase 製品を Integrity システムにインストールする必 要がある。 ◦ HP-UX WBEM SAS Provider: ネイティブのインジケーションプロバイダーを最新の HP Integrity システム上でサポートする。 ◦ HP-UX WBEMP-LAN Provider: HP SMH を通じて追加情報を提供するように拡張。ま た、不具合を修正。 2009 年 9 月版リリースノートの第 6 章: 「ディスク管理とファイル管理」 • MemFS: マウント中にファイルシステムのルートのパーミッションと所有権を変更するた めの新しいマウントオプションを追加。各マウント後にルートのパーミッション/所有権 を変更する必要がなくなる。 • バージョン B.11.31.07.01 にアップデートして不具合を修正。 • VERITAS File System (VxFS): VxFS 5.0 を推奨 (デフォルトでインストールされる) 製品とし て提供。VxFS 4.1 は必須 (常にインストールされる) 製品として提供されます。 2009 年 9 月版リリースノートの第 7 章: 「インターネットとネットワーキング」 52 • HP CIFS Server: バージョン A.02.04 リリースにアップデート。Windows Server 2008 お よび Windows Vista オペレーティングシステムをサポート。不具合を修正。 • HP-UX Web Server Suite 新機能 ◦ HP-UX Apache-based Web Server v.2.0.59.11 にアップデートして、主にセキュリティ の強化とバグ修正を実施。 ◦ HP-UX Tomcat-based Servlet Engine:バージョン 5.5.27.02 にアップグレード: JDK 1.5 (5.0) 以降のバージョンで動作。 • Firefox、FirefoxSrc: バージョン 2.0.0.19 にアップデート。Mozilla Foundation によって報 告されたセキュリティ上の脆弱性をいくつか修正。 2009 年 9 月版リリースノートの第 8 章: 「セキュリティ」 • HP-UX Auditing and Security Attributes Configuration (secweb): 監査用に設定されたカスタ ムイベントを変更および削除する機能を提供。 • HP-UX Auditing System Extensions: Audit Filtering Tool と Audit Reporting Tool の 2 つの機 能を提供。不具合修正も含む。 • HP-UX Host Intrusion Detection System: バージョン 4.3 は不具合の修正のみを含む。 • HP-UX IPSec: バージョン A.03.00 は、IKE ポリシー、認証レコード、ホストおよびトンネ ルポリシー、および他の多くの機能のエリアへの変更を含む。Mobile IPv6 のサポートと ゲートウェイポリシーを廃止。 • HP-UX Secure Shell: バージョン A.05.20 を OpenSSL A.00.09.8j ではなく OpenSSL A.00.09.8k にリンク。OpenSSH5.2p1 に新しい機能を導入。 • HP-UX Software Assistant: HP SIM との統合を改善。 • OpenSSL: アップデートして不具合を修正。 • PAM Kerberos: 不具合を修正。 2009 年 9 月版リリースノートの第 9 章: 「コマンドとシステムコール」 • ioscan(1M): -P オプションを ms_scan_time と physical_location の 2 つのプロ パティを受け入れるように拡張。 • mediainit(1): コマンドに消去操作を検証させる新しい -V オプションを提供するように拡 張。 • 新機能: mincore(2)システムコール: メモリページのコアレジデンシについて報告。ISV は メモリキャパシティプランニングツールを提供できる。 2009 年 9 月版リリースノートの第 10 章: 「ライブラリとプログラミング」 • Java 2 Standard Edition Platform ◦ JDK/JRE バージョン 6.0.04: アップデートは Sun 6.0u12 および 6.0u13 リリース機 能を含む。不具合とセキュリティ上の脆弱性を修正。IPv6 サポートを改善し、新しい フラグを追加。 ◦ JDK/JRE バージョン 5.0.16: アップデートは Sun 5.0u18 リリース機能を含む。不具 合とセキュリティ上の脆弱性を修正。IPv6 サポートを改善。 ◦ SDK/RTE バージョン 1.4.2.22: アップデートは Sun 1.4.2_20 リリース機能を含む。 不具合とセキュリティ上の脆弱性を修正。 • libc: 2009 年 9 月版で追加された新しい API では、32 ビットアプリケーションが 2038 を超える時間を計算可能。 • Perl: バージョン 5.8.8 で不具合を修正し、性能を改善。ActiveState ではなく OpenSource から提供。 2009 年 9 月版リリースノートの第 11 章: 「国際化機能」 • 新機能: デバナーガリ (インド) TrueType フォント: デバナーガリスクリプトで書かれたテ キストを印刷および表示可能。 • iconv コードセット変換: Integrity プラットフォーム用のコマンドと API を、コードセッ トコンバーターが追加されたユーザーまたは他社製アプリケーションの /usr/lib/nls/ iconv/config.iconv 構成ファイルをチェックするようにアップデート。 • 国際化された PostScript 印刷: アラビア語、ヘブライ語、タイ語、デバナーガリ (インド) の文字の印刷および適切なシェイピングをサポート。 HP-UX 11i v3 September 2009 リリースでの新しい機能 53 2009 年 9 月版リリースノートの第 12 章: 「その他の機能」 • 新機能: Locality-Optimized Resource Alignment (LORA): NUMA (Non-Uniform Memory Architecture) を搭載する HP サーバーで使いやすさと性能改善を提供するためのフレーム ワーク。すべての OE で FEATURE11i バンドルのパッチを通じて提供。 HP-UX 11i v3 March 2009 リリースでの新しい機能 以下の要約で、HP-UX 11i v3 September 2008 リリースと HP-UX 11i v3 March 2009 リリース の間で変更された機能の概略を説明します。詳細は、次の Web サイトにある『HP-UX 11i v3 March 2009 リリースノート』の該当する章を参照してください。 http://www.hp.com/go/hpux-core-docs-11iv3 2009 年 3 月版リリースノートの第 2 章: 「HP-UX 11i v3 について」 • Software Pack (オプションの HP-UX 11i v3 コア拡張機能): いくつかの新規またはアップ デートされた Software Pack 製品が、選択可能な製品としてオペレーティング環境で利用 可能。 2009 年 3 月版リリースノートの第 4 章: 「ハードウェア固有の情報」 • CommonIO: アップデートして品質が向上。 • 新機能: Dynamic P-States 機能: HP-UX の中からプロセッサーの性能を制御し、負荷が高く ないときにシステムの電力消費を抑えることが可能。この機能を利用するには、Intel® Itanium® 9100 シリーズ以降のプロセッサーが必要です。 • Hardware Enablement Bundle for HP-UX 11i v3 (HWEnable11i): HP Integrity サーバーでの 新しい PCI-Express I/O アダプターのサポートと、PA8900 プロセッサーと sx2000 チッ プセットが搭載された HP サーバーでの HP-UX のサポートを追加。また、PCIe Error Recovery (ER) を強化し、新しい PCIe デバイスをサポートする、HP-UX 11i v3 の新しいパッチを追 加。さらに、将来の HP プラットフォーム向けに、CPU とメモリのオンライン追加/削除 (OLAD) のための新しいパッチも追加されています。 • Mass Storage Stack: 輻輳制御を拡張すると共に、サーバー管理のしやすさ、使い勝手、 I/O 性能を向上。 • ネットワークおよびマスストレージのドライバー • ◦ FibrChanl-00: バージョン B.11.31.0903 にアップデートして不具合を修正。 ◦ FibrChanl-01: アップデートして品質が向上。 ◦ FibrChanl-02: アップデートして品質が向上。 ◦ GigEther-00: アップデートして不具合を修正。 ◦ GigEther-01: アップデートして不具合を修正。 ◦ IB4X-00 Driver for InfiniBand: Oracle RAC 環境用と、HP/Oracle Exadata インテリ ジェントストレージセルの接続用に、RDS (Reliable Datagram Sockets) プロトコルを サポート。 ◦ IEther-00: アップデートして品質が向上。 ◦ RAID-01: アップデートして品質が向上。 ◦ scsiU320-00: アップデートして品質が向上。 ◦ SerialSCSI-00: アップデートして品質が向上。 ◦ USB-00: バージョン D.11.31.0903 のバンドルで、新たに USB 2.0 をサポート。 Utility Pricing Solutions ◦ 54 新機能 HP Instant Capacity: バージョン B.11.31.09.01.00 にアップデート。GiCAP グループ を構成する際の柔軟性が向上し (IPv6 を使用)、gWLM と iCAP Manager の機能を強化 すると共に、不具合を修正。 2009 年 3 月版リリースノートの第 5 章: 「一般的なシステム管理」 • Distributed Systems Administration Utilities: 構成の同期と統合ログのための、使いやすい Web ベースのインターフェイスを提供。 • Dynamic Root Disk: 元のシステムの稼働中に、クローンに対する OE レベルのアップデー トが可能。クローンに対するアップデートが完了したら、クローンをブートし、元のイ メージをバックアップとして残しておくことができます。不具合修正と実行時のチェック や依存関係に関してのパッケージの変更も行われています。 • Enterprise Cluster Master Toolkit: バージョン B.05.00 では、モジュラーパッケージ、Oracle 11g R1、Itanium サーバー上での Oracle 10g R2 ASM をサポート。 • Event Monitoring Service: アップデートして不具合を修正。 • Feature Enablement Patch Bundle (FEATURE11i): HP-UX 11i v3 用にアップデートしパッチ を追加。その中で、機能改善と新しいコア機能の提供 (性能改善を含む) を行い、ダンプ時 間やダンプ分析ツールの改善、MemFS を含むファイルシステムの拡張、マルチスレッド アプリケーションの性能向上、消費電力の削減と管理機能の強化、国際化の強化、さらに 多くの強化を実施。 • FirstBoot: アップデートして Dynamic Root Disk (DRD) をサポート。 • High Availability Monitors: アップデートして不具合を修正。 • HP Partitioning と Virtual Server Environment ◦ Accelerated Virtual I/O (AVIO) (GuestAvioLan、HostAvioLan、GuestAVIOStor、 HostAvioStor を含む): 既存の VIO 製品と比較し大幅に性能が向上すると共に、Integrity VM V4.1 での Integrity VM のオンラインゲスト移行機能をサポート。 ◦ HP Application Discovery (AppDiscAgent): Application Discovery エージェントの動 作とデータの信頼性が向上。インストール時のエージェントの構成は不要になりまし た。 ◦ HP Integrity Virtual Machines (Integrity VM): バージョン 4.1 にアップデート。オンラ イン VM 移行、セキュアな通信のための他社製の代替 SSH 製品をサポート。 ◦ HP Integrity VM Guest Support Libraries (VMGuestLib): バージョン 4.1 にアップグレー ドし、HP Integrity Virtual Machines V4.1 の新機能をサポート。 ◦ 新機能: HP Integrity Virtual Machines (VMGuestSW): 従来 T2767BC バンドルに含まれ ていた Integrity VM 仮想マシン上のソフトウェアを、VMGuestSW バンドルに再パッ ケージ化。 ◦ HP Integrity Virtual Machines (VMKernelSW): アップデートして Integrity VM V4.1 を サポート。 ◦ 新機能: HP Integrity Virtual Machines Manager: HP-UX 11i v3 が動作する VM ホスト上 の Integrity VM リソースの表示および操作が可能。VM Manager では、HP-UX 11i v3 のストレージデバイスの柔軟なアドレッシングその他の機能のサポートを含め、HP Integrity Virtual Machines V4.0 をサポート。VSE-OE および DC-OE での選択可能ソフ トウェアとして新たに追加。 ◦ HP Integrity Virtual Machines Provider (VM Provider): V4.1 にアップグレードし、オン ライン VM 移行機能など、HP Integrity Virtual Machines V4.1 の新機能をサポート。 ◦ HP Process Resource Manager: バージョン C.03.05 では、ユーザーレコードに基づい てプロセスを配置するために、実ユーザー ID を使うように PRM を構成可能になっ た。 ◦ HP Virtual Server Environment (VSE) Management Software: バージョン 4.1 (A.04.01.00) では、以下のコンポーネントを追加またはアップデート。 – HP Virtualization Manager – Logical Server Management HP-UX 11i v3 March 2009 リリースでの新しい機能 55 – HP Integrity Virtual Machines Manager – HP Application Discovery – HP Capacity Advisor – HP Partition Manager – Virtual Server Environment Configuration Assistant – HP Process Resource Manager 上記のコンポーネントとライセンス要件については、「VSE」のセクションを参照。 56 ◦ 新機能: HP-UX nPartition Configuration Commands: 新しいコマンドparconfig(1M)は、 LORA (Locality-Optimized Resource Alignment) ルールを実行し、LORA に準拠する HP-UX nPartition Configuration Commands の推奨される構成を表示。(LORA は、将来 リリースされる予定です。) ◦ HP-UX Virtual Partitions: 不具合を修正し、LORA 機能がリリースされたときにはその機 能をサポート。 ◦ Partition Manager: 不具合を修正。 ◦ Utilization Provider: バージョン A.01.08.01.02 にアップデートし、VSE Management Software および HP Insight Dynamics - VSE のバージョン 4.1 をサポート。Dynamic HP-UX nPartition Configuration Commands システムをサポートし、32 ビットと 64 ビットの HP ProLiant Linux システムで利用可能。 ◦ PRMLibraries: B3835DA (HP PRM) バンドルに合わせてバージョン番号を変更。 ◦ PRMKernelSW: B3835DA (HP PRM) バンドルに合わせてバージョン番号を変更。 ◦ PRMSIMTools: アップデートして、HP PRM の新機能をサポート。 • HP Serviceguard: バージョン A.11.19 では、高速なフェイルオーバー、クラスターとパッ ケージの動作可能時間の改善、より堅牢なネットワーク監視、ネットワーク構成の範囲と 柔軟性の拡大などを実施。 • HP Serviceguard NFS Toolkit: アップデートして不具合を修正。 • HP System Management Homepage: アイコンとリスト、セッションタイムアウトやログイ ンページの表示などの設定を決めるためのコントロールなど、カスタムビューによりユー ザーの操作性が向上。また、新しい smhassist コマンドを使ってソフトウェアの依存関 係を確認できるようになりました。 • HP Systems Insight Manager: バージョン 5.3 では、IPv6 アドレスの表示をサポートすると 共に、Linux の識別、ESX ホストの検出と識別を強化。HP Systems Insight Manager V5.3 以降では、HP Insight Control 電力管理は、個別のコンポーネントとしてインストールされ る。 • HP-UX Disks and File Systems (fsweb): Web ベースのインターフェイスを使ってバックアッ プとリカバリを実行できるようになると共に、ファイルシステムをアンマウントせずに VxFS 5.0 のサイズを変更可能。Veritas ファイルシステムに対する変更の監査と報告が強 化されています。新たに提供されるファイルシステム一貫性チェック機能により、壊れた ファイルシステムの診断と管理を簡単に実行できます。 • HP-UX Kernel Configuration (kcweb): アップデートして不具合を修正。 • HP-UX Peripheral Devices Manager (pdweb): Fibre Channel (FC) アダプター用の診断機能を 追加。 • HP-UX Software Assistant: バージョン C.02.11 にアップデート。HP SIM 内でレポートを 生成する際にアナライザーを選択できるようになると共に、Java™ SE6 をサポート。これ 以外にも機能を強化。 新機能 • iCAP Manager: アップデートして、単一のシステム上の Instant Capacity に対する構成機 能を追加。Instant Capacity コードワードの適用、Instant Capacity プロパティの変更、シ ステム上のアクティブコア数の変更を行う機能を提供。 • Ignite-UX: バージョン C.7.8 にアップグレード。HP-UX 11i v3 上での Ignite と vPars の連 携の強化、TFTP ネットワークの使用の回避、IPv6 対応のネットワークで Ignite を利用する 機能を追加。 • Logical Volume Manager: vgmodify コマンドを拡張し、物理ボリュームサイズの変更を 扱い、サポートされているボリュームグループバージョンの既存の LVM ボリュームグルー プの構成パラメーターを変更するための機能を追加。また、ボリュームグループバージョ ン 2.0 以降の改良点、上限の拡大、使用状態での 1.0 から 2.0 以降へのボリュームグルー プの移行を利用するための新しいコマンド vgversion を追加。これ以外にも新機能を追 加。 • Network Interfaces Configuration と Network Services Configuration: HP SMH の Web イン ターフェイスを使って IPv6 の近隣探索キャッシュが管理可能になった。 • Obsolescence Bundle: アップデート中に、システム上の廃止されたソフトウェアを削除す る必要がある場合に使われる。アップデート時に自動的に選択される。アップデート時に は、廃止された、または互換性のない、一部の製品やドライバーが削除される。 • Online Diagnostics: アップデートして新しいデバイスと将来のデバイスをサポートすると 共に、不具合を修正。前提依存ソフトウェアを変更。 • Printer Management (Web ベース): 不具合を修正。 • 新機能: PropPlus (SysMgmtPlus): 詳細情報と動的な機能を Web ページに追加すること で、HP SMH のプロパティページを拡張。すべての OE で必須 (常にインストールされる) 製品として新たに追加。 • 新機能: ProviderSvcsBase: HP-UX カーネルからエラーログレコードを読み取り、ユー ザー空間プロセスが読み取り可能な循環型のログファイルに保存する新しいロギングデー モンを提供。エラーレコードをログファイルに保存する際、このデーモンはエラーログの 読み取りに関係するクライアントに EVM 通知を送信する。 • Quality Pack Patch Bundles: HP-UX 11i v3 March 2009 OEUR 用にアップデート。 • Software Distributor (SD): アップデートして不具合を修正。SwMgmtMin バンドルではなく SysMgmtMin バンドルで提供するように変更。 • Software Package Builder: アップデートして不具合を修正。 • System Fault Management: ユーザーが各種デバイスに関するインスタンスを列挙し、SFM がサポートするフィルター、ハンドラー、サブスクリプションを作成するための、新しい CIMUtil コマンドを追加。ストレージディスクのサポートを廃止。ただし、ストレージ ディスクは DAS Provider でサポートされる。前提依存ソフトウェアを変更。 • Update-UX と SW-GETTOOLS: アップデートして不具合を修正。update-ux に新しい機能 はありません。 • WBEM サービスとプロバイダー ◦ HP WBEM Services for HP-UX: バージョン A.02.07.04 にアップデート。HP-UX 11i v1、11i v2 および 11i v3 ですでにリリースされている HP WBEM Services A.02.07 に対して軽微なアップデートを実施。 ◦ 新機能: Direct Attached Storage Provider (DAS Provider): HP-UX 11i v3 サーバーに直接 接続されているストレージデバイスに関する情報を提供するインジケーションプロバ イダーとインスタンスプロバイダーを含む。すべての OE で推奨 (デフォルトでイン ストールされる) 製品として提供。 ◦ HP-UX WBEM Fibre Channel Provider: HP System Management Homepage (HP SMH) の Web ページ表示を拡張して、システムに搭載されている FC アダプターに関する 詳細情報を提供。これ以外にも機能を強化。 HP-UX 11i v3 March 2009 リリースでの新しい機能 57 ◦ HP-UX WBEM IOTree Indication Provider: System Management Homepage (HP SMH) の Web ページ表示を拡張して、システムに搭載されている PCI I/O サブシステムに関 する詳細情報を提供。 ◦ HP-UX WBEM Kernel Providers: Boot Provider で、ユーザーがブートインスタンスパラ メーター値を変更するための Modify Instance 機能をサポート。 ◦ HP-UX WBEM Online Operations Service Provider: アップデートして不具合を修正。 ◦ HP-UX WBEM RAIDSA Provider: HP System Management Homepage (HP SMH) の Web ページ表示を拡張して、システムに搭載されている Smart アレイ HBA に関する詳細 情報を提供。これ以外にも機能を強化。 ◦ HP-UX WBEM SAS Provider: HP System Management Homepage (HP SMH) の Web ページ表示を拡張して、システムに搭載されている SAS HBA に関する詳細情報を提 供。これ以外にも機能を強化。 ◦ HP-UX WBEM SCSI Provider: HP System Management Homepage (HP SMH) の Web ページ表示を拡張して、システムに搭載されている SCSI HBA に関する詳細情報を提 供。これ以外にも機能を強化。 ◦ HP-UX WBEMP-LAN Provider: HP SMH アプリケーションから Ethernet ベースの LAN カードに関する詳細なプロパティ情報を取得可能。これ以外にも機能を強化。 2009 年 3 月版リリースノートの第 6 章: 「ディスク管理とファイル管理」 • 新機能: MemFS: 一時ファイルをメインメモリに格納することで高速なアクセスを実現す るメモリベースのファイルシステム。Software Pack の製品。 • ONCplus: バージョン B.11.31.06.01 にアップデート。rpc.rquotad、rpc.rstatd、 rpc.sprayd、rup、および spray の各コマンドとデーモンで IPv6 をサポート。また、 NFSv2 クライアントと NFSv3 クライアント用に ONC 2.5 機能を提供。 2009 年 3 月版リリースノートの第 7 章: 「インターネットとネットワーキング」 • Firefox、FirefoxSrc: バージョン 2.0.0.16 にアップデート。Mozilla Foundation によって報 告されたセキュリティ上の脆弱性をいくつか修正。 • Thunderbird、ThunderbirdSrc: バージョン 2.0.0.16 にアップデート。Mozilla Foundation によって報告されたセキュリティ上の脆弱性をいくつか修正。 • HP CIFS Server: 3.0j バージョン A.02.03.04 にアップデート。CVE-2008-1105 用のセキュ リティ修正と不具合修正を含む。 • HP-UX Auto Port Aggregation: フェイルオーバーグループ (LAN_MONITOR モード) を作成 するための IPoIB (Internet Protocol over InfiniBand) インターフェイスの使用をサポート。 • HP-UX Web Server Suite • 58 ◦ HP-UX Apache-based Web Server: v.2.0.59.08 にアップデートして、主にセキュリ ティの強化とバグ修正を実施。 ◦ HP-UX Tomcat-based Servlet Engine: バージョン 5.5.27.02 にアップデート。Servlet 2.4 および JavaServer Pages 2.0 仕様を実装。 Internet Services ◦ HP-UX Mail Server (Sendmail): アップデートして不具合を修正。 ◦ HPUX-Nameserver (BIND): RFC 4193 (重複しないローカル IPv6 ユニキャストアドレ ス) をサポート。 • LDAP-UX Integration: 不具合を修正し、NGROUP と Windows 2008 をサポート。 • Red Hat Directory Server for HP-UX: バージョン B.08.00 にアップデートし、より強力な ハッシュ形式のパスワード保存、Kerberos 認証用の改良された SASL、ファイル階層シス テムなどをサポート。 新機能 2009 年 3 月版リリースノートの第 8 章: 「セキュリティ」 • HP-UX Auditing and Security Attributes Configuration (secweb): アップデートして不具合を 修正。 • HP-UX Bastille: バージョン B.3.1.01 にアップデート。Bastille のこのメジャーリビジョンで 拡張されたセキュリティ強化機能を選択することにより、最新の CIS Benchmark for HP-UX (または他の同様のセキュリティ強化標準) に準拠するロックダウン機能を利用することで、 システムのさらなるセキュリティ強化が可能。 • HP-UX IPFilter: バージョン A.11.31.16 にアップデート。性能を向上し、ipfstat の新し いコマンドオプションを追加すると共に、不具合を修正。 • 新機能: HP-UX Password Hash Infrastructure for HP-UX 11i v3: HP-UX 11i v3 のセキュリティ を強化。ユーザーパスワードの暗号化のために、従来の DES ベースのパスワード暗号化 アルゴリズムに代わるものとして、新しい SHA512 ベースのアルゴリズムを提供。シャ ドウパスワードを使っているシステムでのみ利用可能。Software Pack の製品。 • HP-UX Secure Shell: バージョン A.05.00.026 にアップデート。OpenSSH5.1p1 を基にし ており、いくつかの新機能と不具合修正を含む。 • 新機能: HP-UX Security Containment Extensions: アプリケーションからのアクセス抑制を制 御するコンテインメントの構成が簡単になり、多層のアプリケーションスタックやワーク ロードを統合させる場合でも、コンパートメントのログイン制限が利用可能。 • HP-UX Software Assistant: バージョン C.02.11 にアップデート。HP SIM 内でレポートを 生成する際にアナライザーを選択できるようになると共に、Java™ SE6 をサポート。これ 以外にも機能を強化。 • 新機能: Kerberos Client (KRB5CLIENT): ネットワーク上のセキュアな通信のために Kerberos 認証と強力な暗号化を提供。Software Pack の製品。 • OpenSSL: 強力なセキュリティ機能、追加の公開鍵暗号化、追加のハードウェアエンジン を提供。不具合修正も含む。 2009 年 3 月版リリースノートの第 9 章: 「コマンドとシステムコール」 • 新機能: CpioCmdEnh: 60K を超える UID と GID を持つファイルのアーカイブと取り出し が可能になった。Software Pack の製品。 • diskowner(1M)コマンド: ディスク上の EFI (Extensible Firmware Interface) パーティション を認識するように拡張。指定したパスを使っているすべてのサブシステム名の一覧を表示 するように拡張。 • ioscan(1M): 新しいオプションにより、alias_path プロパティを含むコンパクトなリス トを生成。 • mediainit(1)コマンド: 内容の取り出しがより困難になるように、一連のパターンでディス クメディアの内容を消去するための、新しいオプション -S を追加。 • 新機能: PAX-ENH: pax(1)コマンドで、ACL のバックアップとグラフファイルの使用をサ ポートするための拡張機能。Software Pack の製品。 2009 年 3 月版リリースノートの第 10 章: 「ライブラリとプログラミング」 • Java 2 Standard Edition Platform ◦ JDK/JRE 6.0 (アドオンを含む) をバージョン 6.0.02 にアップデートし、不具合とセ キュリティ上の脆弱性を修正。Allocation Site Statistics 機能と Zero Preparation Verbosegc 機能を実装。 ◦ JDK/JRE 5.0 (アドオンを含む) をバージョン 5.0.14 にアップデートし、Sun の 1.5.0_16 を組み込むと共に、不具合とセキュリティ上の脆弱性を修正。Allocation Site Statistics 機能と Zero Preparation Verbosegc 機能を実装。 ◦ SDK/RTE 4.0 (アドオンとプラグインを含む) をバージョン 1.4.2.21 にアップデート し、Sun の 1.4.2_18 を組み込むと共に、不具合とセキュリティ上の脆弱性を修正。 HP-UX 11i v3 March 2009 リリースでの新しい機能 59 SDK 1.4.2.21 は、HP-UX で実装されている、より効率的なメモリ管理アルゴリズム を利用するように設計されている。 • 新機能: Libc Enhancement: バインドされているスレッドの瞬間的なスレッド時間消費統計 情報を取得するための新しい API を追加。 • Perl: ActivePerl から OpenSource Perl on HP-UX に移行。 • pthread ライブラリ: 新しい API pthread_yield(3T)を追加。バインドされていないスレッド がユーザー空間で CPU を明け渡すことが可能 (ユーザースレッド間での CPU の明け渡し)。 • MallocNextGen: 128KB を超えるサイズの大きなブロックを多数割り当てるアプリケーショ ンで、メモリ使用効率が向上。 2009 年 3 月版リリースノートの第 11 章: 「国際化機能」 • iconv コードセット変換: MFCONV 用のユーザーまたは他社製のさまざまなコードセッ ト変換テーブルをサポート。 2009 年 3 月版リリースノートの第 12 章: 「その他の機能」 • 新機能: HP-UX Parallel Umounts (UmountallEnh): すべてのファイルシステムまたは選択 したファイルシステムを並列にアンマウントする、マルチスレッドの umountall 機能。 Software Pack の製品。 • Locality-Optimized Resource Alignment (LORA): 2009 年 3 月の FEATURE11i パッチバン ドルでパッチを提供し、Locality-Optimized Resource Alignment (LORA) 機能を将来サポー トできるように準備。その他の機能変更や不具合修正のパッチも含まれている。 HP-UX 11i v3 September 2008 リリースでの新しい機能 以下の要約で、HP-UX 11i v3 March 2008 リリースと HP-UX 11i v3 September 2008 リリース の間で変更された機能の概略を説明します。詳細は、次の Web サイトにある『HP-UX 11i v3 September 2008 リリースノート』の該当する章を参照してください。 http://www.hp.com/go/hpux-core-docs-11iv3 2008 年 9 月版リリースノートの第 2 章: 「HP-UX 11i v3 について」 • HP-UX 11i v3 の従来構成のオペレーティング環境 (OE): HP-UX 11i v3 March 2008 リリー スは、HP-UX 11i の従来構成の OE を提供する最後の全面的なオペレーティング環境アッ プデートリリース (OEUR) リリース。 • HP-UX 11i v3 の新しいオペレーティング環境: 2008 年 3 月版で、HP-UX 11i v3 用の新し いオペレーティング環境を初めて提供。これらの新しい OE は、より豊富な製品を提供 し、HP-UX 11i の従来構成の OE よりも改良された選択肢を利用できる。September 2008 OEUR で、いくつかの新しい製品と機能を追加。新しい製品と機能の概要については、こ の項の残りの部分を参照。 • Software Pack (オプションの HP-UX 11i v3 コア拡張機能): いくつかの新規またはアップ デートされた Software Pack 製品が、選択可能な製品としてオペレーティング環境で利用 可能。 2008 年 9 月版リリースノートの第 4 章: 「ハードウェア固有の情報」 60 • Hardware Enablement Patch Bundle for HP-UX 11i v3 (HWEnable11i): HP Integrity サーバー での新しい PCI-Express I/O アダプターのサポートと、PA8900 プロセッサーと sx2000 チップセットが搭載された HP サーバーでの HP-UX のサポートを追加。AMD/ATI Radeon 7000 グラフィックスアダプターをサポートすると共に、HP LAN カードでのカーネルデ バッガーのサポートを強化。また、システムバスアダプターデバイスがないサーバーで、 オプションの HP-UX Dynamic nPartitions 機能をサポート。 • HP Instant Support Enterprise Edition: 削除。ライフサイクルが終了。新しいソリューション は、HP Service Essentials Remote Support Pack。 新機能 • 新機能: HP-UX Scheduler Enhancements for Power Management: アイドル時にプロセッサー を省電力状態にするためのメカニズムを動的に有効または無効にするための、新しい動的 調整パラメーターを提供。 • 新機能: HP-UX Swapoff: システムをリブートすることなくスワップデバイスを削除する機 能を提供。この機能は、新しいコマンドと拡張されたシステムコールによって使用可能に なる。このコマンドは Software Pack の機能であり、すべての OE で選択可能。 • ネットワークおよびマスストレージのドライバー ◦ 10GigEthr-00: アップデートして Accelerated Virtual I/O (AVIO) を追加。 ◦ 10GigEthr-01: 選択可能な製品としてオペレーティング環境に新たに追加し、 Accelerated Virtual I/O (AVIO) を追加。 ◦ CommonIO: アップデートして品質が向上。 ◦ FibrChanl-00: アップデートして不具合を修正。 ◦ FibrChanl-01: リリース間での変更点については、ドライバーのリリース履歴を参 照。 ◦ FibrChanl-02: アップデートして不具合を修正。 ◦ GigEther-01: ギガビットインターフェイスを、1000FD の速度でのみ接続し、速度 がフォールバック (100FD/100HD または 10FD/10HD) すると障害になるように構 成。Accelerated Virtual I/O (AVIO) をサポートし、Integrity VM (HPVM) の I/O 性能が 大幅に向上。 ◦ IB4X-00: 不具合修正と機能拡張を実施。 ◦ IEther-00: リリース間での変更点については、IEther-00 ドライバーのリリース 履歴を参照。 ◦ PCIMUX-00: AD278A/AD279A 用の診断ユーティリティ pmux_diag で、いくつか の新機能をサポート。不具合修正も含む。 ◦ RAID-01: アップデートして品質が向上。 ◦ scsiU320-00: アップデートして品質が向上。 ◦ SerialSCSI-00: アップデートして品質が向上。 • I/O サブシステム: 不具合修正と使い勝手の向上により、システムの可用性、性能、使い やすさが向上。 • マスストレージスタック: 不具合修正と使い勝手の向上により、システムの可用性と使い やすさが向上。 • Utility Pricing Solutions ◦ HP Instant Capacity: 現在のグループマネージャーが使用不能になったときにアクティ ブグループマネージャーとして使用可能なスタンバイグループマネージャーを構成す る機能を追加。iCAP と GiCAP のログを強化。これ以外にも機能を強化。 2008 年 9 月版リリースノートの第 5 章: 「一般的なシステム管理」 • ブートローダー: Itanium ベースのブートローダーで、複数のコンソール出力デバイスが構 成されていることを警告するなど、いくつかの機能を拡張。 • Distributed Systems Administration Utilities: 新しいバージョンのオープンソースコンポーネ ントにアップグレードし、新機能を追加すると共に不具合を修正し、複雑さを軽減。DSAU で UPCC スタイルの Serviceguard パッケージがサポートされるようになり、使いやすさ が向上。 • Dynamic Root Disk: 再ホスティング (あるシステムでクローンを作成し、新しいシステムに 関する固有の情報を設定することで、別のシステムでクローンをブートすること) をサポー HP-UX 11i v3 September 2008 リリースでの新しい機能 61 ト。2008 年 9 月版では、Virtual Connect を使用したブレード間、および VM 間でこの再 ホスティング機能をサポート。 62 • Event Monitoring Service: アップデートして不具合を修正。 • Feature Enablement Patch Bundle (FEATURE11i): HP-UX 11i v3 用にアップデートし、新し いコア機能 (性能向上を含む) を強化または提供すると共に、Itanium 上での 4 KB を超える ベースページサイズのサポート、Numeric User Group Name、Integrity VM (HPVM) のサ ポート、FIFO 性能の向上、国際化機能の強化、その他多数の機能強化をサポートするパッ チを追加。 • 新機能: FIFOENH: パイプ内のバッファーに格納されたデータに対する上限と下限のしきい 値を提供。その結果、複数のスレッドが同じ FIFO を操作する場合に、マルチプロセッサー 環境で性能が大幅に向上。Software Pack の機能であり、すべての OE で選択可能。 • High Availability Monitors: アップデートして不具合を修正。 • HP Caliper: スレッド競合分析と視覚化、データ中心のキャッシュプロファイリング、シス テム範囲のパフォーマンスビューをより大きなセルベースのシステムに拡張するなど、機 能を追加および変更。 • HP GlancePlus Pak: 新しいメトリックを追加。 • HP Partitioning と Virtual Server Environment 新機能 ◦ 新機能: Accelerated Virtual I/O (AVIO): 3 つの新しい Accelerated Virtual I/O デバイ スドライバーを追加。既存の VIO 製品と比べて性能が大幅に向上。 ◦ HP Application Discovery Agent: バージョン A.04.00.07.33 にアップデートして不具 合を修正。 ◦ HP Global Workload Manager (gWLM) エージェント: バンドル名を T2743AA から gWLMAgent に変更。 ◦ 新機能: HP Instant Capacity Manager: Instant Capacity (iCAP) 環境を監視するために使 うことができる、Web ベースのインターフェイス。VSE Management Software (VSEMgmt) のコンポーネントとして新たに追加。VSE-OE および DC-OE での選択可能 な製品として提供。 ◦ 新機能: HP Integrity Virtual Machines: サブ CPU 単位でオペレーティングシステムを分 離し、I/O を共有する、ソフトパーティショニングおよび仮想化テクノロジー。バー ジョン 4.0 を VSE-OE および DC-OE に追加。 ◦ HP Integrity VM Guest Support Libraries (VMGuestLib): HP-UX 11i v3 オペレーティング システムを VM ホストとしてサポートするなど、HP Integrity Virtual Machines V4.0 の新機能をサポート。 ◦ HP Integrity Virtual Machines Provider (VMProvider): HP-UX 11i v3 オペレーティングシ ステムを VM ホストとしてサポートするなど、HP Integrity Virtual Machines V4.0 の 新機能をサポート。 ◦ HP Process Resource Manager: prmconfig コマンドに、prmconfig -s のチェック の一部を実行する -c オプションを追加。その他の変更も実施。 ◦ HP Virtual Server Environment (VSE) Management Software (VSEMgmt): HP Virtualization Manager、HP Capacity Advisor、HP Integrity Virtual Machines Manager、PRMSIMTools などのコンポーネントをアップデート。VSEMgmt は不具合の修正も含む。 ◦ HP-UX nPartition Configuration Commands: アップデートして不具合を修正。 ◦ HP-UX Virtual Partitions: バージョン A.05.04 にアップデート。不具合修正、"Directed LAN boot"のサポート、調整可能なベースページサイズのサポート、NUMA アドバイ ザーのサポートを追加。 ◦ HP-UX Workload Manager: IPv6 をサポート。wlmd -p の動作が変更され、より多く のユーザー名を使用可能。GUI とウィザードで Java 1.5 以降が必要。 ◦ nPartition Provider: バージョン B.31.01.10.05 にアップデートして不具合を修正。 ◦ Partition Manager: v2.0、バージョン B.31.02.04.01 にアップデートして不具合を修 正。 ◦ PRMKernelSW: HP PRM のアップデートに合わせてバージョン番号を変更。 ◦ PRMLibraries: HP PRM のアップデートに合わせてバージョン番号を変更。 ◦ Utilization Provider for HP-UX 11i v3: バージョン A.01.07.14.01 にアップデートし、 VSE Management Software バージョン 4.0 をサポート。 ◦ 新機能: VMKernelSW: HP Integrity Virtual Machines (HPVM) V4.0 で使われるソフト ウェアバンドルの 1 つ。 • HP Serviceguard NFS Toolkit: 可用性の高い NFSv4 サーバーと、Kerberos 環境での SecureNFS をサポート。 • HP System Management Homepage: バージョン A.2.2.9 にアップデートして不具合を修正 し、仮想 ID をサポート。 • HP Systems Insight Manager: バージョン 5.2 にアップデートし、Remote Support Pack を 拡張。 • HP-UX Accounts for Users and Groups: ローカルおよび NIS のユーザー名とグループ名で、 数値のログイン名の使用をサポート。 • HP-UX Kernel Configuration: 5 分ごと、1 時間ごと、1 日ごと、1 週間ごとの各期間につい て、カーネルリソースの使用状況のレポートをグラフィカルに表示可能。 • HP-UX Peripheral Devices Manager: FC (Fibre Channel) アダプターをサポート。 • Ignite-UX: バージョン C.7.7 にアップデート。HP-UX リリースで利用可能になった新しい ハードウェアをサポート。不具合修正も含む。 • 新機能: Kernel Tracing on HP-UX (ktracer): HP-UX オペレーティングシステムの動作を分 析したりトラブルシューティングするための機能を提供。すべてのプロセスおよびプロ セッサーに対するカーネルプロシージャーコール、パラメーターとタイミングについての 情報を収集し、オンデマンドで報告する。 • Logical Volume Manager: バージョン 2.1 のボリュームグループでの上限が拡大されたこ とで、より大規模で柔軟な LVM 構成が可能。その他の機能によりサーバーの可用性と使 いやすさが向上。 • Network Interfaces Configuration と Network Services Configuration: アップデートして不 具合を修正。 • NGROUPS Expansion: ユーザーとプロセスに対し、以前の固定された制限よりも多くの数 のグループに基づき、グループレベルのパーミッションを設定可能。 • Obsolescence Bundle: アップデート中に、システム上の廃止されたソフトウェアを削除す る必要がある場合に使われる。アップデート時に自動的に選択される。アップデート時に は、廃止された、または互換性のない、一部の製品やドライバーが削除される。 • Online Diagnostics: 新しい HBA と将来の HBA をサポートするようにアップデート。 • Printer Management (Web ベース): リモートプリンターの追加と、TSM ターミナルへのプ リンターの追加を TUI でサポート。 • Quality Pack Patch Bundle (QPKAPPS および QPKBASE): HP-UX 11i v3 用の 3 回目のリリー ス。含まれている不具合修正パッチの数が大幅に増加。 • Software Distributor: アップデートして不具合を修正。 • Software Package Builder: アップデートして不具合を修正。パッケージエラーに加え、イ ンストールエラーの検出もサポート。 • System Fault Management: MCA Indication Provider と ComputerSystem Chassis Provider を 追加し、MCA ログと Agile 情報をサポート。 HP-UX 11i v3 September 2008 リリースでの新しい機能 63 • 新機能: 調整可能なベースページサイズ: 機能拡張により、システムのベースページサイズ を調整可能 (以前は 4KB 固定)。サイズとして 8 KB、16 KB、64 KB を選択できるように なった。システムのベースページサイズを大きくすると、カーネルのメモリ専有量が少な くなり、一部のメモリ管理操作の効率が高まる。 • 新機能: Tune-N-Tools: ツールtuneserver(1m)を提供。実行すると、カーネル調整パラメー ターが、主要なカスタマービジネスアプリケーションのワークロードに適した値に設定さ れる。 • Update-UX と SW-GETTOOLS: アップデートして不具合を修正。 • Virtual Server Environment Configuration Assistant (VseAssist): アップデートされたライ センスチェックや、新しい iCAP ステータスチェックなど、VSE Management Software バージョン 4.0 の新機能をサポートするチェックを追加。 • WBEM サービスとプロバイダー ◦ HP WBEM Services for HP-UX: アップデートして不具合を修正し、仮想 ID をサポー ト。 ◦ HP-UX WBEM Fibre Channel Provider: アップデートして不具合を修正。 ◦ HP-UX WBEM IOTree Provider: Consolidated Status Provider (CSP) 機能をサポート。 ◦ HP-UX WBEM Kernel Providers: 新機能をサポート。 ◦ HP-UX WBEM RAIDSA Provider: アップデートして不具合を修正。 ◦ HP-UX WBEM SAS Provider: アップデートして不具合を修正。 ◦ HP-UX WBEM SCSI Provider: アップデートして不具合を修正。 ◦ HP-UX WBEMP-LAN Provider: 新しい 1000fd のデータ転送速度設定をサポート。LAN カードの新しい動作ステータスを追加。LAN Indication Provider は、DLPI パッチ PHNE_37799 でサポートされる。 2008 年 9 月版リリースノートの第 6 章: 「ディスク管理とファイル管理」 • 新機能: Base-VxTools-50: VxVM のための一連のサポートツールやインフラストラク チャツールを含む。 • HP CIFS Client: バージョン A.02.02.02 にアップデート。主に不具合修正といくつかの軽 微な拡張を含むメンテナンスリリース。 • HP CIFS Server: 3.0i バージョン A.02.03.03 にアップデート。セキュリティ上の修正とい くつかの不具合修正を実施。smb.conf 内の新しい構成パラメーターをサポート。 • HP-UX Disks and File Systems: 追加の LVM 機能が利用可能となり、システムをリブートす ることなくページングデバイスを削除できると共に、NFS の自動マウンターと AutoFS 機 能を実行可能。 • ONCplus: バージョン B.11.31.04 にアップデート。NFSv4 のすべての機能を提供。また、 on、rpc.rexd、rpc.rwalld、rpc.rusersd、rusers、rwall コマンドとデーモン で IPv6 をサポート。また、NFS のいくつもの領域で性能が最適化されている。 • 新機能: OnlineJFS 5.0: DC-OE、VSE-OE、HA-OE での選択可能な製品として新たに提供。 • 新機能: VxFS 5.0: サイズが大きなファイルを管理し、ストレージリソースをさらに最適化 するための新しいコマンドと機能を提供。 • 新機能: VxVM 5.0: 拡張されたボリューム管理機能、改良されたクラスターおよびノード 機能と、追加のマルチパス機能を提供。 2008 年 9 月版リリースノートの第 7 章: 「インターネットとネットワーキング」 • 64 新機能 HP-UX Auto Port Aggregation: HP Integrity Virtual Machine のサポートを強化。 • HP-UX Web Server Suite ◦ HP-UX Apache-based Web Server: v.B.2.0.59.0 にアップデート。主にセキュリティ上 の問題および不具合を修正するリリース。 ◦ HP-UX Tomcat-based Servlet Engine: Tomcat のバージョンを 5.5.23.02 にアップグレー ド。Tomcat バージョン 5 には、Servlet 2.4 仕様と JavaServer Pages 2.0 仕様が実装 されている。Tomcat 5.5.x は、JDK 1.5 以降のバージョンで動作するように設計され ている。 • Firefox、FirefoxSrc: バージョン 2.0.0.12 にアップデート。Mozilla Foundation による Firefox 2.0.0.12 の変更が含まれている。このバージョンでは、Mozilla Foundation によっ て報告されたセキュリティ上の脆弱性をいくつか修正。 • Thunderbird、ThunderbirdSrc: バージョン 2.0.0.12 にアップデート。Mozilla Foundation によって報告されたセキュリティ上の脆弱性をいくつか修正。 • Internet Services ◦ HP-UX FTP Server (WU-FTPD): 新しい監査レポート API が、ftpd(1M)で利用可能。ftpd(1M) は、20 個を超えるユーザーグループ (NGROUPS) をサポート。不具合修正も含む。 ◦ HP-UX Mail Server (Sendmail): Sendmail(1M)は、20 個を超えるユーザーグループ (NGROUPS) をサポート。不具合修正も含む。 ◦ HPUX-Nameserver (BIND): named(1M)で、64 ビットアドレスをサポート。不具合修正 も含む。 • 新機能: IPv6 Upgrade for HP-UX 11i v3: IPv6 の自動構成機能に対するプライバシー拡張 が、IPv6 Upgrade バンドルで利用可能。Software Pack の製品。すべての OE で選択可能。 • LDAP-UX Integration: バージョン B.04.17 にアップデート。いくつかの修正を提供するメ ンテナンスリリース。 • Red Hat Directory Server for HP-UX: バージョン B.07.10.40 にアップデート。主に不具合 修正を提供するメンテナンスリリース。 2008 年 9 月版リリースノートの第 8 章: 「セキュリティ」 • HP-UX Secure Shell: バージョン A.05.00.023 にアップデート。いくつかの不具合を修正 し機能を拡張。 • HP-UX Software Assistant: バージョン C.01.05 にアップデート。HP SIM と統合すると共 に、HTML レポートと管理ガイドを改良。 • OpenSSL: バージョン A.00.09.08g.031 にアップデート。Federal Information Processing Standard (FIPS) 140-2 OpenSSL を OpenSSL 製品に追加。 2008 年 9 月版リリースノートの第 9 章: 「コマンドとシステムコール」 • getaddrinfo(3N)関数: RFC 3484 で規定されている宛先アドレス選択アルゴリズムをサポー トするように変更。 • ioinit(1M)コマンド: 新しいオプション -A は、I/O ノードの既存のインスタンス番号を変 更する前に、クリティカルリソース分析を実行し、使用状況レポートを生成。 • ioscan(1M)コマンド: 新しいプロパティを受け付けるようにコマンドの -P オプションを拡 張。 • mpsched(1)コマンド: 近接性、ソケット、およびコアのレベルでシステムトポロジ情報を 提供するように拡張。この情報を使うと、適切なローカリティの SPU を選択して、プロ セッサーセットを作成することができる。 • scsimgr(1M)コマンド: より親しみやすい識別子により、マスストレージスタックの使いや すさが向上。 HP-UX 11i v3 September 2008 リリースでの新しい機能 65 2008 年 9 月版リリースノートの第 10 章: 「ライブラリとプログラミング」 • 新機能: Decimal Floating-Point Arithmetic: 現在ドラフト版の IEEE 754 浮動小数点規格と、 ISO/IEC テクニカルレポート 24732 に準拠する 10 進浮動小数点 (10 進 FP) 演算。Integrity サーバー向け HP-UX 11i v3 (11.31) September 2008 版 C コンパイラでサポート。 • 新機能: Dynamic System V Semaphore Tunables: システム管理者は、System V セマフォの 調整パラメーターの値を、システムをリブートすることなく動的に変更できる。Software Pack の製品。すべての OE で選択可能。 • HP WildeBeest Debugger: 10 進浮動小数点数のデバッグをサポートすると共に、メモリデ バッグ機能、コアファイルデバッグのサポートを強化。 • HP-UX Linker と HP Dynamic Loader: fastbind メカニズムを改良してプログラムの起動時 間を短縮すると共に、dld の起動時間を短縮し、スレッドが停止しないように改良。 • Java 2 Standard Edition Platform ◦ 新機能: Java JDK/JRE for HP-UX: JDK/JRE バージョン 6.0 は、HP-UX Java Development Kit (JDK) for the Java 2 Platform Standard Edition の新バージョンである。JDK/JRE バー ジョン 5.0 および SDK/RTE 1.4.2 はアップデートされ、不具合の修正とセキュリティ 上の脆弱性の修正を実施。 • Libc Enhancement: 10 進浮動小数点変換指定子を認識するように、printf(3S)およびscanf(3S) ファミリの関数を拡張。Software Pack の製品。すべての OE で選択可能。 • libIO.so 共有ライブラリ: HP-UX の I/O サブシステムで管理される、カーネル I/O シス テムデータ構造体にアクセスするための API を提供。スレッドセーフの新しい共有ライブ ラリを提供。 • 新機能: MallocNextGen: ユーザー空間のメモリアロケーターをまったく新たに実装。この 新しいアロケーターでは、マルチスレッドアプリケーションや、小さなブロックを割り当 てるアプリケーションで性能が向上。Software Pack の製品。すべての OE で選択可能。 • 新機能: Numeric User Group Name: この機能を使うと、数字で始まるユーザー名やグルー プ名と、全体が数字のユーザー名やグループ名を作成できる。Software Pack の製品。す べての OE で選択可能。 • Perl: バージョン 5.8.8 ビルド 822.2 にアップデートして不具合を修正。性能が向上。 2008 年 9 月版リリースノートの第 11 章: 「国際化機能」 • European TrueType Fonts Extension - アラビア語、ヘブライ語、タイ語、ベトナム語: アラ ビア語、ヘブライ語、タイ語、ベトナム語の文字を、PostScript プリンターフィルターを 使って印刷可能になった。 • Internationalized PostScript Printing Enhancements: 拡張された両方向印刷のサポートによる アラビア語、ヘブライ語、タイ語の文字の印刷と適切なシェイピングをサポートし、追加 の HP 製 PostScript プリンターをサポートするための新しい PPD (PostScript Printer Description) ファイルを追加すると共に、無効なコマンド行オプションがバナーページに表示されるよ うになった。 • 新規およびアップデートされた、アジア系文字向け iconv コンバーター: いくつかのアジ ア系文字セットで、これらの文字セットと、Unicode の各種の変換フォーマット (UTF-8、 UTF-16、UTF-32 など) との間でのデータ変換を直接行う、iconv 変換サポートを追加。 2008 年 9 月版リリースノートの第 12 章: 「その他の機能」 • September 2008 リリースでは、この章のトピックには変更はありません。 HP-UX 11i v3 March 2008 リリースでの新しい機能 以下の要約で、HP-UX 11i v3 September 2007 リリースと HP-UX 11i v3 March 2008 リリース の間で変更された機能の概略を説明します。詳細は、次の Web サイトにある『HP-UX 11i v3 March 2008 リリースノート』の該当する章を参照してください。 66 新機能 http://www.hp.com/go/hpux-core-docs-11iv3 2008 年 3 月版リリースノートの第 2 章: 「HP-UX 11i v3 について」 • HP-UX 11i v3 の従来構成のオペレーティング環境 (OE): HP-UX 11i v3 March 2008 リリー スは、HP-UX 11i の従来構成の OE を提供する最後の全面的なオペレーティング環境アッ プデートリリース (OEUR) リリース。 • 新機能: HP-UX 11i v3 オペレーティング環境: 2008 年 3 月版では、HP-UX 11i v3 用の新 しいオペレーティング環境を提供。これらの新しい OE は、より豊富な製品を提供し、 HP-UX 11i の従来構成の OE よりも改良された選択肢を利用できる。 • Software Pack (オプションの HP-UX 11i v3 コア拡張機能): いくつかの Software Pack 製品 が、選択可能な製品としてオペレーティング環境で利用可能。 2008 年 3 月版リリースノートの第 4 章: 「ハードウェア固有の情報」 • 新機能: Graphics: HP-UX 11i v3 BOE、VSE-OE、HA-OE、DC-OE の選択可能な製品として 新たに提供。 • Hardware Enablement Patch Bundle (HWEnable11i) for HP-UX 11i v3: HP Integrity サーバー での新しい PCI-Express I/O アダプターのサポートと、PA8900 プロセッサーと sx2000 チップセットが搭載された HP サーバーでの HP-UX のサポート。Intel® Itanium®プロセッ サー 9100 番台が搭載されたサポート対象システムで HP Insight Control 電力管理をサポー トするための新しいパッチを含む。また、sx2000 チップセットが搭載された HP Integrity サーバー上で PCI-express Error Recovery (PCIe-ER) 機能をサポートするためのパッチも含 む。 • HP Instant Support Enterprise Edition: バージョン A.03.95.520.22.05 にアップデート。軽 微な不具合を修正。HP Runner は HP ISEE のインストールにバンドルされなくなった。 • I/O サブシステム: rmsf コマンドの -x オプションで、特定のハードウェアパスに関連付 けられた古いデバイス特殊ファイルを削除するための -H オプションをサポート。CPU を 追加または削除したときに、I/O 割り込みが、より均等に CPU へ再分配されるようになっ た。これ以外にも機能を強化。 • マスストレージスタック: マルチパスのディスクとディスクアレイを管理する際の、性能 と利便性を向上させるための機能を追加。 ネットワークおよびマスストレージのドライバー • ◦ 10GigEther-00: 新しい AD385A 266Mhz PCI-X 10 Gigabit Ethernet カードと AB287A カードをサポート。 ◦ CommonIO: アップデートして品質が向上。 ◦ FibrChanl-00: FC マスストレージユーティリティ /opt/fcms/bin/fcmsutil を 使った、ユーザーによる Tachyon XL2 (A6795A) Fibre Channel HBA 用の EFI ドライ バーのアップデートをサポート。 ◦ FibrChanl-01: アップデートして不具合を修正。 ◦ 新機能: FibrChanl-02: HP-UX 11i v3 で最初のリリース: すべての OE で推奨される 製品。Fibre Channel HBA 用のドライバー。 ◦ GigEther-01: 変更履歴は http://www.hp.com/go/hpux-iocards-docs を参照。 ◦ IB4X-00: アップデートして不具合を修正。 ◦ IEther-00: 変更履歴は http://www.hp.com/go/hpux-iocards-docs を参照。 ◦ RAID-01: アップデートして品質が向上。 ◦ scsiU320-00: アップデートして品質が向上。 ◦ SerialSCSI-00: アップデートして品質が向上。 ◦ USB-00: バージョン C.01.05.08 にアップデート。HP-UX 11i v3 March 2008 のイン ストールカーネルには、EHCI ドライバー (USB 2.0 ハイスピード対応) が含まれてい HP-UX 11i v3 March 2008 リリースでの新しい機能 67 る。このドライバーを使うと、ローカルの USB デバイスからインストールするのに 要する時間が大幅に短縮される。不具合修正も含む。 • 新機能: 近接性トポロジ: 十分な情報を得た上での判断に基づいてキャッシュ間の遅延時間 を最小化するための、システムの近接性トポロジをプログラム的に判断するメカニズムを 提供。 • Utility Pricing Solutions ◦ HP Instant Capacity: アップデートして不具合を修正すると共に、メンバーが利用でき なくなった場合に使用権を他のグループメンバーに委譲可能な GiCAP Disaster Recovery など、いくつかの機能を強化。 2008 年 3 月版リリースノートの第 5 章: 「一般的なシステム管理」 • Distributed Systems Administration Utilities: サブネットにまたがった Serviceguard 構成をサ ポート。 • Dynamic Root Disk (DRD): HP-UX 11i v3 上の VxVM ルートの複製をサポート。システム上 のクローン情報を簡単に表示できる drd status コマンドを追加。 • 新機能: EMSWeb: Event Monitoring Service (SAM 上) が、HP System Management Homepage (HP SMH) 上の EMSWeb ツールとして利用可能。Web ベースの GUI と TUI の両方を提 供。 • Enterprise Cluster Master Toolkit: 推奨される製品として HA-OE と DC-OE に新たに追加。 HP-UX 11i v3 上で HP Serviceguard Storage Management Suite バージョン A.02.00 をサ ポート。 • Feature Enablement Patch Bundle (FEATURE11i): HP-UX 11i v3 用にアップデートし、コア 機能 (性能を含む) を強化すると共に、vPars、バージョン 2.0 の LVM ボリュームグルー プ、Integrity VM (HPVM)、新しいコア製品に対応するパッチを追加。 • 新機能: HP Caliper: アプリケーション、プロセス、システム向けの汎用の性能分析ツー ル。アプリケーションの性能と実行状況を把握し、実行時性能を向上させる方法を見つけ ることが可能。BOE、HA-OE、VSE-OE、DC-OE での推奨される製品として新たに追加。 • HP GlancePlus Pak: バージョン 4.70 にアップデート。HP Performance Agent に新しいメ トリックのセットを追加。 HP Partitioning と Virtual Server Environment • 68 新機能 ◦ 新機能: Accelerated Virtual I/O (GuestAvioLan): Integrity VM (HPVM) 用の新たに再 設計された I/O パスを提供。HP-UX 11i v3 BOE、HA-OE、VSE-OE、DC-OE、および FOE、EOE、MCOE、TCOE での推奨される製品として新たに提供。 ◦ HP Integrity VM Guest Support Libraries (VMGuestLib): バージョン A.03.50 にアップグ レードし、HP Integrity Virtual Machines A.03.50 の新機能をサポート。 ◦ HP Integrity Virtual Machines Provider (VMProvider): A.03.50 にアップグレードされ、 HP Integrity Virtual Machines A.03.50 の新機能をサポート。 ◦ 新機能: HP Process Resource Manager: BOE、VSE-OE、HA-OE、DC-OE での推奨され る製品として新たに提供。 ◦ 新機能: HP Virtual Server Environment: HP SIM に統合され、仮想化環境を 1 か所から インテリジェントに制御可能。システムとアプリケーションの管理作業を計画し自動 化するのに役立つコンポーネントであり、ビジネスの優先順位とサービスレベル目標 に基づいて自動的に拡張または縮小される仮想サーバーを構成することで、リアルタ イムにサーバーの使用率を最適化することができる。いくつかの個別の VSE 製品とコ ンポーネントが、選択可能な製品または推奨される製品として新しい OE で提供さ れ、さまざまな選択が可能。 ◦ HP-UX nPartition Configuration Commands: アップデートして不具合を修正。 ◦ 新機能: HP-UX Virtual Partitions: バージョン A.05.03 を使うと、HP-UX 11i v3 OE の 複数のインスタンスを 1 台のサーバーまたは 1 つの nPartition で同時に実行すること が可能。各 OE インスタンスは、隔離された環境で、個別のアプリケーションセット をホストすることが可能。HP-UX 11i v3 VSE-OE および DC-OE に選択可能な製品と して新たに追加。 ◦ 新機能: HP-UX Workload Manager: VSE-OE および DC-OE での推奨される製品として 新たに提供。アップデートして不具合を修正。 ◦ 新機能: Workload Manager Toolkits: VSE-OE および DC-OE での推奨される製品とし て新たに提供。 ◦ nPartition Provider: バージョン B.31.01.100.03 にアップデートして不具合を修正。 ◦ Utilization Provider: バージョン A.01.06.03.03 にアップデートして不具合を修正。 ◦ vPar Provider: アップデートして不具合を修正。 • HP Serviceguard: HA-OE および DC-OE での推奨される製品として提供。OE とは無関係 にその他のアップデートを実施。 • HP Serviceguard NFS Toolkit: マニュアルをアップデートして Veritas Cluster File System (CFS) のサポートに関する情報を追加。 • HP System Management Homepage for HP-UX: バージョン A.2.2.8 にアップデートして、 不具合を修正。 • HP Systems Insight Manager: バージョン 5.2 にアップデート。1 つの nPartition 内で収集 した情報から、コンプレックス内の、現在アクティブでない nPartition を含むすべての nPartition を検出する機能と、1 つの vPar 内で収集した情報から、現在アクティブでない vPar を含め、vparmonitor 内のすべての vPar を検出する機能を提供。新しい Manage Communications 機能により、CMS と管理対象システムの間の通信の問題をトラブルシュー ティングすることが可能。これ以外にも新機能を追加。 • HP-UX Disks and File Systems: VG、LV、PV における上限が拡大されたため、LVM の運用が よりスケーラブルになった。その他の変更も実施。 • HP-UX Kernel Configuration: カーネル構成を管理し、以前のブート時の調整パラメーター とモジュールに関するカーネル構成値を復元するための、2 つの新機能を追加。 • Ignite-UX: バージョン C.7.5 には、柔軟な SAS アドレッシングのリカバリでのサポート、 メモリが少ない場合のインストール性能の向上、新しいハードウェアのサポートなどが含 まれている。 • Logical Volume Manager: 今回のリリースの LVM では、2 つのバージョンのボリュームグ ループをサポート。バージョン 2.0 は HP-UX 11i v3 March 2008 リリースで新たに提供 され、より大きなボリュームグループ、論理ボリューム、物理ボリューム、その他のパラ メーターの構成が可能。 • 新機能: MirrorDisk/UX: Logical Volume Manager のミラーリングコンポーネントであり、 異なるディスク上にデータのコピーを複数保持することで、ディスク障害によるデータ損 失を防ぐ。VSE-OE、HA-OE、DC-OE での推奨される製品として新たに提供。 • Network Interfaces Configuration と Network Services Configuration: アップデートして不 具合を修正。 • 新機能: NUMA ポリシーは、NUMA (Non-Uniform Memory Architecture) を搭載するプラッ トフォームで局所性を利用するための、調整パラメーターおよび関連するカーネル拡張。 すべてのプラットフォームリソースを同等に扱うデフォルトの対称ポリシーとは反対の機 能。 • Obsolescence Bundle: アップデート中に、システム上の廃止されたソフトウェアを削除す る必要がある場合に使用。アップデートでは自動的に選択される。TechSysConf など、廃 止された、または互換性のない製品やドライバーを削除する。 • Online Diagnostics: 新しい I/O カードをサポートし、PCI-Express のエラー処理のサポート を追加すると共に、ホットプラグ対応のディスクをサポート。 HP-UX 11i v3 March 2008 リリースでの新しい機能 69 • Printer Management ツール: 既存のグラフィカルユーザーインターフェイスに加え、テキ ストユーザーインターフェイスを提供。 • Quality Pack Patch Bundle: OS とアプリケーション用の、安定した不具合修正用パッチバ ンドル。今回のリリースでは、Base Quality Pack バンドルと Applications Quality Pack バ ンドルの両方を提供。 • Software Distributor: アップデートして不具合を修正。 • Software Package Builder: アップデートして不具合を修正。 • System Fault Management: デフォルトの監視モードとなった。一部のシステムで PCI Express インターフェイスイベントをサポート。新しいプロバイダーを追加し、MP Provider の機 能を拡張。これ以外にも機能拡張を行うと共に不具合を修正。 • Update-UX: 新しい OE (BOE、VSE-OE、HA-OE、DC-OE) をサポート。update-ux に新機 能はない。 • WBEM サービスとプロバイダー ◦ HP WBEM Services for HP-UX: バージョン A.02.07 にアップデート: 主なアップデー ト内容は、IPv6 のサポート、監査ログ、レポジトリアーカイブ、インディケーション サブスクリプション管理、特権の分離など。 ◦ HP-UX WBEM Fibre Channel Provider: System Management Homepage でサポートさ れるようになった。追加の情報を提供する新しいクラスを追加。 ◦ HP-UX WBEM Kernel Providers (旧称 KC Providers): バンドルに Swap プロバイダー、 Boot and Crash Dump プロバイダーを追加。 ◦ HP-UX WBEM LVM Provider: グループ内に作成された VolumeGroup と LogicalVolumes の間の関連付け、その他の構成をサポートするようにアップデート。 ◦ HP-UX WBEM Online Operations Service Provider: バージョン B.01.02.01 にアップ デートして不具合を修正。 ◦ HP-UX WBEM RAIDSA Provider: システムで使用可能な Smart アレイ HBA の集約され た稼働状況を取得するための新しいクラスを追加。 ◦ HP-UX WBEM SAS Provider: システムで使用可能な SAS HBA の集約された稼働状況 を取得するための新しいクラスを追加。 ◦ HP-UX WBEM SCSI Provider: HP System Management Homepage でサポートされるよ うになった。 2008 年 3 月版リリースノートの第 6 章: 「ディスク管理とファイル管理」 • ONCplus: B.11.31.02 にアップデート。不具合を修正し、完全な NIS 2.3 クライアント機 能 (password.adjunct のサポートを除く) や完全な CacheFS 2.3 機能などの新機能を 追加すると共に、NFS のいくつもの分野で性能を最適化。注記: ONC の修正は、HP-UX 11i v3 以前のバージョンではパッチで提供されていた。 2008 年 3 月版リリースノートの第 7 章: 「インターネットとネットワーキング」 70 • Firefox、FirefoxSrc: バージョン 2.0.0.4 にアップデート。Mozilla Foundation によって報 告されたセキュリティ上の脆弱性をいくつか修正。 • 新機能: HP Auto Port Aggregation: BOE、HA-OE、VSE-OE、DC-OE での推奨される製品と して新たに追加。リンクアグリゲーション (「トランク」とも呼ぶ) を作成するためのソフ トウェア製品。2 つ以上の物理ポートを単一の「太いパイプ (fat pipe)」に論理的にグルー プ化する。ポートをこのように編成することで、この機能を使用しない場合に比べてより 広いデータ帯域幅を提供。また、HP APA では、自動的なリンク障害検出/復旧機能を提供 し、リンクアグリゲーション内のすべてのリンクに対するネットワークトラフィックの負 荷を分散させる機能をオプションでサポート。 新機能 • • HP-UX Web Server Suite ◦ HP-UX Apache-based Web Server: 主にセキュリティ上の問題および不具合を修正する リリースとしてアップデート。 ◦ HP-UX Tomcat-based Servlet Engine: バージョン 5.5.23.00 にアップデート。Servlet 2.4 仕様と JavaServer Pages 2.0 仕様を実装。 ◦ HP-UX Webmin-based Admin: 主に不具合を修正。 Internet Services: 一部の Internet Services が OEUR を通じてアップデートされるようになっ た。 ◦ HP-UX FTP Server (WU-FTPD): バージョン 2.6.1 にアップデートして不具合を修正。 ◦ HP-UX Mail Server (Sendmail): バージョン 8.13.3 にアップデートして不具合を修正。 新しいコマンド行オプション -T を、identd(1M)に追加。 ◦ HPUX-Nameserver (BIND): バージョン 9.3.2 にアップデートして不具合を修正。 • LDAP-UX Integration: バージョン B.04.15 では、新しい LDAP ユーザー/グループコマンド 行ツールを提供。 • Red Hat Directory Server for HP-UX: バージョン B.07.10.30.01 では、主に SD スクリプト の不具合を修正。 • Thunderbird、ThunderbirdSrc: バージョン 2.0.0.6 にアップデート。Mozilla Foundation に よって報告されたセキュリティ上の脆弱性をいくつか修正。 2008 年 3 月版リリースノートの第 8 章: 「セキュリティ」 • HP-UX Auditing and Security Attributes Configuration: 従来の SAM の Audit Configuration 機能領域と、HP SMH の HP-UX Auditing and Security Attributes Configuration ツールの監 査機能の両方にアクセスすることが可能。不具合修正も含む。 • 新機能: HP-UX Auditing System Extensions: HP-UX の既存の監査システムaudit(5)の機能を強 化。システム上の監査可能なファイル操作に対し、データフィルタリングポリシーを構成 したり適用するためのツールを提供。ポリシーはルールベースであり、さまざまなファイ ルシステムパーティション向けにカスタマイズ可能。すべての OE で選択可能な製品とし て提供。 • HP-UX Bastille: バージョン B.3.0.31 にアップデートして不具合を修正。 • HP-UX IPFilter: バージョン 15.01 (A.11.31.15.01) にアップデート。IPv6 インターフェイ スをサポートすると共に、Dynamic Connection Allocation (DCA) 機能と ipftest ユーティ リティに IPv6 ルールのサポートを追加。 • 新機能: HP-UX Role-based Access Control Extension: 一連の特権シェルの導入により、特権 シェルをデフォルトのシェルとして設定するだけで、非ルートユーザーが必要に応じて自 動的に privrun を起動することが可能。HP System Management Homepage に統合する と共に、一部のコマンドにアクセス制御ロジックを直接組み込み。すべての OE で選択可 能な製品として提供。 • HP-UX Secure Shell: バージョン A.04.70.023 にアップデート。新たにインストールした システムでは、sshd デーモンはデフォルトで SSH プロトコル 2 を使用。SSH チャネル のウィンドウサイズを拡大。ssh コマンドと sshd デーモンがパケット間で MAC コンテ キストを保持するようになると共に、新しい MAC アルゴリズムを追加。 • HP-UX Software Assistant: Security Patch Check の後継製品。Security Patch Check ツールを 起動すると、Security Patch Check が非推奨となったことを示すメッセージが表示される。 Security Patch Check のサポートは、2008 年 11 月 1 日に終了する。 • OpenSSL: いくつかの重要な不具合を修正。 HP-UX 11i v3 March 2008 リリースでの新しい機能 71 2008 年 3 月版リリースノートの第 9 章: 「コマンドとシステムコール」 • intctl(1M)およびintrbald(1M)コマンド: 割り込みの分散化をユーザー構成ファイルに基づい て手動および自動的に実行できるようにする拡張。分散アルゴリズムも選択可能。 • ioscan(1M)コマンド: ドライバーがインスタンス番号のオンラインでの置き換えをサポー トしているかどうかを示す、新しいドライバープロパティを表示するように拡張。 • mpsched(1)コマンド: スレッド/軽量プロセスの、特定の SPU またはローカリティドメイ ンへの親和性を変更できるように拡張。軽量プロセスのバインド状況を問い合わせたり、 バインドを解除することも可能。 • rmsf(1M)コマンド: ノードまたは特殊ファイルを削除する前の、クリティカルリソース分 析 (CRA) の実行をサポートするように拡張。また、ハードウェアパスによる古い I/O ノー ドの指定もサポート。 • rtsched(1)コマンド: -G オプションを使って、スレッド/軽量プロセスのリアルタイム優先 順位またはスケジューリングポリシーを変更できるように拡張。 2008 年 3 月版リリースノートの第 10 章: 「ライブラリとプログラミング」 72 • 新機能: aC++ Linker Driver (aCC_link): HP-UX リンカーを呼び出す。エンドユーザーシス テムへ展開された aC++ オブジェクトをリンクするためのコマンドを提供。コンパイル用 のaCC(1)オプションのいくつかは明示的に無効化。BOE、HA-OE、VSE-OE、DC-OE での 推奨される製品として新たに提供。 • 新機能: プライベートメモリオブジェクトの書き込み時コピー機能: プライベートにマップ されたファイル、fork(2)後の子プロセスのプライベートセグメント、およびmlock(2)でロッ クされたプライベートセグメントに対する書き込み時コピー (copy-on-write) 機能を提供。 • 新機能: getenv Performance Enhancement: マルチスレッドアプリケーションでの libc の API であるgetenv(3C)の性能が向上。すべての OE で選択可能な製品として提供。 • 新機能: HP MLIB: TCOE において、V9.5 で不具合を修正。VSE-OE、HA-OE、DC-OE での 選択可能な製品として HP MLIB を新たに提供。 • 新機能: HP-MPI: BOE、VSE-OE、HA-OE、DC-OE での選択可能な製品として新たに提供。 • 新機能: HP Wildebeest Debugger: Open Source GNU デバッガー (GDB) の、当社がサポー トする実装。Integrity システムと PA-RISC システムで、C、C++、FORTRAN アプリケー ション (32 ビット版と 64 ビット版) のデバッグが可能。BOE、HA-OE、VSE-OE、DC-OE での推奨される製品として新たに追加。 • 新機能: HP-UX Atomic API (libatomic): これらの API を使うことで、特定のシナリオにお いてミューテックスロックやセマフォの使用を避けることができる。すべての OE で選択 可能な製品として提供。 • 新機能: マルチスレッドアプリケーションのサポート強化: mpctl(2) API を拡張し、いくつ かの新しい API を追加して、HP-UX によるマルチスレッドアプリケーションのサポートを 強化。より細かく制御する機能を提供。 • Java 2 Standard Edition Platform ◦ Java JDK/JRE for HP-UX: JDK/JRE バージョン 5.0 および SDK/RTE 1.4.2 はアップデー トされ、不具合とセキュリティ上の脆弱性を修正。 ◦ Java Out-of-Box: バージョン 2.05.00 にアップデートして不具合を修正。 • 新機能: Kernel Access Infrastructure: HP-UX Virtual Memory で、ユーザーの仮想アドレスを カーネルにマップする新しい API を提供。カーネルコンテキストでユーザーデータにアク セスしたり変更することができるためコピー回避のソリューションとして有効。これによ り、システムコールを呼び出したときに、データをコピーして取り込んだり引き渡す必要 がなくなる。 • 新機能: libc Enhancement: メモリ領域に 2 バイトワードを設定するメモリ操作で使用で きる新しい API、memsetU16(3C)を追加。すべての OE で選択可能な製品として提供。 新機能 • 新機能: patch_active_text: mprotect() に、実行中のプロセスのテキストへの書き込みを 許可。これにより、アクティブなテキストの変更が可能。 2008 年 3 月版リリースノートの第 11 章: 「国際化機能」 • 韓国語の iconv コードセットコンバーター: 韓国語の EUC エンコーディングと Unicode の間でデータを変換する iconv コンバーターがアップデートされ、文字マッピングを Microsoft Windows および他の UNIX プラットフォームと統一。 2008 年 3 月版リリースノートの第 12 章: 「その他の機能」 • 2008 年 3 月版では、この章のトピックには変更はありません。 HP-UX 11i v3 September 2007 リリースでの新しい機能 以下の要約で、HP-UX 11i v3 の初回リリース (February 2007) と HP-UX 11i v3 September 2007 リリースの間で変更された機能の概略を説明します。詳細は、次の Web サイトにある『HP-UX 11i v3 September 2007 リリースノート』の該当する章を参照してください。 http://www.hp.com/go/hpux-core-docs-11iv3 2007 年 9 月版リリースノートの第 2 章: 「HP-UX 11i v3 について」 • Software Pack (SPK): HP-UX 11i v3 September 2007 リリースのメディアには、SPK のコン ポーネントは含まれていない。ただし、HP ソフトウェアデポ (http://www.hp.com/go/ softwaredepot ) で、2 つのコア拡張機能 (AccessControl と AtomicAPI) を提供済み。 2007 年 9 月版リリースノートの第 4 章: 「ハードウェア固有の情報」 • 新機能: Hardware Enablement Patch Bundle for HP-UX 11i v3 (HWEnable11i): HP-UX 11i v3 でサポートされる新しいシステムと最新の Intel® Itanium® 2 プロセッサー、I/O アダ プターやデバイスなどの追加ハードウェアで必要になるパッチを提供。 • 新機能: HP Instant Support Enterprise Edition: バージョン A.03.95.510.42.07 にアップデー トし、不具合を修正。 • マスストレージスタック: マルチパスのディスクとディスクアレイを管理するためのオプ ションを追加。 • I/O サブシステム: より多くのネットワークドライバーと I/O ドライバーが DLKM に対 応。これにより、手作業でカーネルを再生成したり、システムをリブートすることなく、 HP-UX カーネルから動的にロードやアンロードが可能。 • ネットワークおよびマスストレージのドライバー ◦ ◦ 必須のネットワークドライバー – 10GigEthr-00: 宛先ポート別のマルチキュー上の UDP トラフィックをサポート し、nwmgr コマンドによる VPD (Vital Product Data) の表示をサポートするよう にアップデート。 DLKM に対応。 – GigEther-00: DLKM に対応し不具合を修正。 – GigEther01: DLKM に対応。 – IEther-00 と Gigabit Ethernet: AD337A および AD338A PCI-Express のサポー トを追加。iether は DLKM に対応。 – 100BT (btlan): DLKM に対応。 – Ultra160 SCSI (c8xx): ドライバーは DLKM 対応だが、パッチ内には DLKM 対応 でないモジュールもある。 選択可能なネットワークドライバー – InfiniBand Clustering System: 追加 PCIe カードをサポートすると共に DLKM に対 応。 HP-UX 11i v3 September 2007 リリースでの新しい機能 73 ◦ • 必須のマスストレージドライバー – CommonIO バンドル: 追加 FC HBA をサポート。特定の SAS HBA を管理するた めのユーティリティを含む SAS-COMMON と、特定の FC HBA を管理するため のユーティリティを含む FC-COMMON を追加。 – FibrChanl-00: DLKM に対応。 – FibrChanl-01: DLKM に対応。不具合を修正。 – RAID-01: DLKM に対応。 – scsiU320-00: DLKM に対応。 – SerialSCSI-00: DLKM に対応。 – USB-00: バージョン C.01.05.02 にアップデートして不具合を修正。 Utility Pricing Solutions ◦ iCAP (Instant Capacity): GiCAP Disaster Recovery 機能を追加すると共に、TiCAP の移 譲と消費量を変更。icapstatus の出力を変更し、不具合を修正。 2007 年 9 月版リリースノートの第 5 章: 「一般的なシステム管理」 74 • 新機能: Feature Enablement Patch Bundle (FEATURE11i): 新規またはアップデートされた ソフトウェア製品に必要なパッチを提供。 • 新機能:Quality Pack Patch Bundle: OS とアプリケーション用の、安定した不具合修正用 パッチバンドル。最初のリリースでは、Base Quality Pack バンドルだけが提供される。 Applications Quality Pack バンドルは、条件を満たすパッチが出てきてからリリースする 予定。 • 新機能: Dynamic Root Disk (DRD): ソフトウェアのメンテナンスとリカバリのために、HP-UX のシステムイメージをアクティブでないディスクに複製するために使う、HP-UX のシステ ム管理用のツールセット。 システム管理者は DRD を使って、HP PA-RISC システムと Itanium®ベースシステムのシステムイメージを管理する。 • Enterprise Cluster Master Toolkit: バージョン B.04.01 にアップデートし、CVM/CFS 5.0 のための HP-UX Tomcat における HP-UX Apache をサポートすると共に、CVM/CFS 5.0 で の HP CIFS/9000 のサポート、CVM/CFS 5.0 のサポート、Oracle ツールキットの機能拡 張、Serviceguard A.11.18 のサポートを追加。 • Event Monitoring Service: アップデートして不具合を修正。 • High Availability Monitors: アップデートして不具合を修正。 • HP OpenView GlancePlus Pak: Integrity VM (HPVM) 2.0 をサポートし、ログ間隔とフラッ シュ間隔の設定機能を追加。gpm は xglance に名称変更。 • HP-UX IPQoS: 初期リリース (HP-UX 11i v1 と v2) の HP-UX IPQoS は、HP-UX 11i v3 と互 換性がないため ObsIPQoS により削除される。ただし、新規の HP-UX 11i v3 互換バー ジョンの HP-UX IPQoS を 2007 年 9 月版の Application Release (AR) メディアで提供。ま たソフトウェアデポ http://www.hp.com/go/softwaredepot からも入手可能。 • LVM と MirrorDisk/UX: 並列再同期化、並列オープン、代替リンク動作の機能拡張を行う と共に、不具合を修正。 • EMS と STM: Dynamic nPartitions をサポートし、サポート対象のシステムとカードを追加 すると共に、モニターが生成するイベントを追加。 • System Fault Management: WBEM プロバイダーを追加し、SFMIndication Provider を改良 すると共に、Event Subscription Administration を追加。 • HP Serviceguard: 新しいパッケージ作成処理をサポートし、パッケージ依存関係とマルチ ノードパッケージのサポートを改良。クラスターパラメーター APA、VLAN、Integrity VM (HPVM) などのサポートを追加。 新機能 • Ignite-UX: HP-UX 11i v3 での新規ハードウェアをサポートし、その他の機能を変更。 • Update-UX と SW-GETTOOLS: アップデートして不具合を修正。 • ソフトウェアユーティリティ: • ◦ Software Distributor: アップデートして不具合を修正。 ◦ Software Package Builder: アップデートして不具合を修正。 HP Partitioning と VSE: ◦ 新機能: Dynamic nPartitions: セルのオンライン使用開始。 ◦ 新機能: Dynamic nPartitions: セルのオンライン使用停止。 ◦ nPartition Configuration Commands:Dynamic nPartitions 操作用の parolrad コマンド を追加。 ◦ nPartition Provider: Dynamic nPartitions 機能ビットの解釈を変更。 ◦ Partition Manager (parmgr): Dynamic nPartitions をサポート。 ◦ Virtual Partitions (vPars): sx2000 チップセットが搭載された PA-RISC システムをサポー トし、Integrity システムでの SCSI テープを使ったブートとリカバリに事前対応。 別 途購入可能。 ◦ 新機能: HP Application Discovery: Application Discovery エージェント (AppDiscAgent) を OE メディアでデフォルトでインストール。エージェントは、システム管理者が設 定した間隔で、データを Application Discovery サーバーに保護された状態で渡しま す。 ◦ HP Global Workload Manager: Serviceguard イベント関連の条件付きポリシーを追加 し、ポリシーレベルに基づく TiCAP リソースの使用、ハイパースレッディングのサ ポートを追加すると共に、他の VSE 製品との統合を強化。 ◦ HP Process Resource Manager: HP SIM (Systems Insight Manager) 内にインターフェイ スを追加。 ◦ PRMKernelSW (以前の PRM Libraries): ファイルセットを変更。 ◦ PRMLibraries: 製品とファイルセットのカプセル化を変更。PRM API を含むようになっ た。 ◦ HP Integrity Virtual Machines Provider (VMProvider): VM A.03.00 の新規機能をサポー ト。 ◦ HP Integrity VM Guest Support Libraries (VMGuestLib): VM A.03.00 の新規機能をサポー ト。 • Utilization Provider: バージョン A.01.06.02.xx にアップデートして不具合を修正。 • システム管理 GUI ◦ HP System Management Homepage (SMH): 不具合を修正。 ◦ HP Systems Insight Manager (SIM): VSE 3.0 製品をサポート。 ◦ Distributed Systems Administration Utilities (DSAU): 使い勝手を向上。 ◦ Network Interfaces Configuration と Network Services Configuration: IPv6 をサポート すると共に、IPv6、IPv4、DLPI 間に組み込む追加モジュールの指定をサポートし、ト ンネル設定のサポートを強化。 ◦ Disks and File Systems: Serviceguard クラスター用のボリュームグループの作成と、す べてのクラスターノードへの LVM 変更の自動配布をサポート。 ◦ HP-UX Accounts for Users and Groups: LDAP データベースを使った POSIX ユーザーと グループの管理をサポート。 ◦ HP-UX Kernel Configuration: 不具合を修正。 HP-UX 11i v3 September 2007 リリースでの新しい機能 75 • ◦ HP-UX Peripheral Devices Manager: 不具合を修正。 ◦ 新機能: Printer Management ツール: HP System Management Homepage (HP SMH) で 使用できる新しい Web ベースのプリンター管理ツール。 WBEM サービスとプロバイダー: ◦ HP WBEM Services for HP-UX: 不具合を修正。 ◦ HP-UX WBEM Fibre Channel Provider: Consolidated Status Provider 機能とインジケー ションプロバイダー機能をサポート。 ◦ 新機能: HP-UX WBEM IOTree Indication Provider: ホットスワップ対応 PCI スロット用 のインジケーションプロバイダーをサポート。 ◦ 新機能: HP-UX KC Provider: kcmodule プロバイダーと kctunables プロバイダーを サポート。共に WBEM 環境で動作。 ◦ HP-UX WBEM LAN Provider for Ethernet Interfaces (WBEMP-LAN-00): 今回のリリース では、新しいプロバイダー LAN Consolidated Status Provider を追加。 ◦ HP-UX WBEM Online Operations Service Provider (OLOS): セルのオンライン使用開始/ 使用停止をサポート。 ◦ 新機能: HP-UX WBEM RAIDSA Provider: クライアントアプリケーションは、このプロ バイダーを使って、システム内の Smart アレイ HBA に関する情報を調査する。 ◦ 新機能: HP-UX WBEM SAS Provider: クライアントアプリケーションは、このプロバイ ダーを使って、システム内の SAS HBA に関する情報を調査する。このコンポーネン トを使うと、SAS HBA の各種の属性について詳細情報を取得可能。 ◦ HP-UX WBEM SCSI Provider: Consolidated Status Provider 機能をサポートすると共に 不具合を修正。 2007 年 9 月版リリースノートの第 6 章: 「ディスク管理とファイル管理」 • HP CIFS Server: 3.0g バージョン A.02.03.02 にアップデートして、不具合を修正すると 共に機能を拡張。 LDAP 管理スクリプト smbldap-tools の保守を終了。 2007 年 9 月版リリースノートの第 7 章: 「インターネットとネットワーキング」 • 新しい製品: HP-UX Mobile IPv4: モバイル機器をホームネットワークから他のネットワーク に移動するための IP モビリティを提供。同じ管理ドメイン内またはインターネット上の異 なる管理ドメインへの移動が可能。 • Internet Services ◦ 76 新機能: Multimedia Streaming Protocols: オーディオファイルとビデオファイルのスト リーミングを実現。OE でオプション機能として提供。 • LDAP-UX Integration: バージョン B.04.15 にアップデートし、動的グループのサポート、 PAM_AUTHZ および TLS のサポート、スキーマ拡張ユーティリティを追加。 • Red Hat Directory Server: バージョン B.07.10.30 にアップデートして不具合を修正。 • Web Browsers 新機能 ◦ 新機能: Firefox と Firefox Source: インターネットブラウジングのための新しい標準と なる Web ブラウザーであり、個人に合わせて簡単にインターネットを使うことが可 能。 ◦ 新機能: GTK と GTK Source: Firefox と Thunderbird で使われるオープンソースのウィ ンドウツールキット。 ◦ 新機能: Thunderbird と Thunderbird Source: 便利でカスタマイズ可能、また機能豊富 な電子メールアプリケーション。 • Web サーバー: ◦ 新機能: HP-UX NSA HTTP: バージョン B.11.31.01.02 にアップデートし、NSA (Network Server Accelerator) 機能に対応。 ◦ HP-UX Web Server Suite: HP-UX Web Server Suite 内の製品のバージョンをアップデー ト。 ◦ HP-UX Apache-based Web Server: スクリプト処理、コンテンツ管理、セキュリティ用 のモジュールを追加。 ◦ HP-UX Tomcat-based Servlet Engine: Java Servlet 2.4 と Java Server Pages 2.0 の仕様 を実装。 ◦ HP-UX Webmin-based Admin: 不具合を修正。 ◦ HP-UX XML Web Server Tools: バージョン 2.03 にアップグレード。Xerces をバージョ ン 2.8.0 にアップグレード。 2007 年 9 月版リリースノートの第 8 章: 「セキュリティ」 • HP-UX Auditing and Security Attributes Configuration: HP SMH (System Management Homepage) 内のセキュリティ属性ツールの一部として新しい GUI をサポート。 • HP-UX Bastille と Install Time Security: Bastille をバージョン B.3.0.26 にアップデート。 Software Assistant (SWA) との連携を実現。 • HP-UX Host Intrusion Detection System: バージョン 4.1 にアップデート。警報量削減機能を 追加すると共に、カスタマイズされ集約された警報レポートを生成する機能と、監視スケ ジュールの展開と保守に必要な時間と手間を削減するチューニングツールを追加。 • HP-UX IPFilter: バージョン番号を変更。 • HP-UX Secure Shell: アップデートして不具合を修正。 • 新機能: HP-UX Software Assistant (SWA): Security Patch Check (SPC) を含んでおり、当社が 発行する HP-UX ソフトウェアのセキュリティ報告に追従するために推奨しているユーティ リティである。 • OpenSSL: バージョン A.00.09.08d.002 にアップデート。 2007 年 9 月版リリースノートの第 9 章: 「コマンドとシステムコール」 • ioscan コマンド: ioscan の -l オプションは非推奨となり、将来の HP-UX リリースで 廃止予定。 2007 年 9 月版リリースノートの第 10 章: 「ライブラリとプログラミング」 • HP MPI: ユーザーガイドを 10 版から 11 版にアップデート。 • HP-UX Java Development Kit and HP-UX Java Runtime Environment for the Java® 2 Platform Standard Edition (JDK/JRE): Java 1.4.2.13 と Java 5.0.8 にバージョンをアップデートして 不具合を修正。 • Perl: バージョン 5.8.8 ビルド 817.1 にアップデートして不具合を修正。 2007 年 9 月版リリースノートの第 11 章: 「国際化機能」 • September 2007 リリースでは、この章のトピックには変更はありません。 2007 年 9 月版リリースノートの第 12 章: 「その他の機能」 • September 2007 リリースでは、この章のトピックには変更はありません。 HP-UX 11i v3 の初回リリース (2007 年 2 月) での新しい機能 以下の要約では、HP-UX 11i v3 の初回リリース (2007 年 2 月) に関する概要を説明します。詳 細は、『HP-UX 11i v3 リリースノート』(2007 年 2 月版) の該当する章を参照してください。 http://www.hp.com/go/hpux-core-docs-11iv3 HP-UX 11i v3 の初回リリース (2007 年 2 月) での新しい機能 77 ここでは、2 つの以前のリリース、HP-UX 11i v1 September 2005 および HP-UX 11i v2 June 2006 から追加または変更された機能、非推奨または廃止となった機能の概要をそれぞれ説明 します。 • 「HP-UX 11i v1 September 2005 から移行するユーザーの場合」 (78 ページ) • 「HP-UX 11i v2 June 2006 から移行するユーザーの場合」 (91 ページ) 注記: 初回リリースの『HP-UX 11i v3 リリースノート』(2007 年 2 月版) の訂正は、『HP-UX 11i v3 Release Notes Errata』第 3 版 (5992-5827) (英語版) に記載されています。このドキュ メントは、http://www.hp.com/go/hpux-core-docs-11iv3 にあります。 ここに挙げた一覧はすべてを網羅したものではないため、記載されていない情報については、 『HP-UX 11i v3 リリースノート』(2007 年 2 月版) を参照することを強くお勧めします。 HP-UX 11i v1 September 2005 から移行するユーザーの場合 以下の要約では、HP-UX 11i v1 September 2005 リリースと HP-UX 11i v3 の初回リリース (2007 年 2 月) の間で変更された機能の概要を説明します。 詳細は、http://www.hp.com/go/ hpux-core-docs-11iv3 にある最新版の『HP-UX 11i v3 リリースノート』の該当する章を参照し てください。 また、「HP-UX 11i v2 June 2006 から移行するユーザーの場合」 (91 ページ) では、HP-UX 11i v2 June 2006 リリースと HP-UX 11i v3 の初回リリース (2007 年 2 月) の間で変更された機能 の概要を説明しています。 初回リリース (2007 年 2 月版) のリリースノートの第 4 章: 「ハードウェア固有の情報」 78 • I/O 転送機能の拡張: I/O 転送割り込みを Detect and Strobe の管理下に置き、機能を強 化。 • 新機能 テープドライバー estape とオートチェンジャードライバー eschgr: HP-UX 11i v3 での新しいテープドライバー。 ssrfc ドライバーは提供されなくなった。 • Graphics: HP-UX 11i v3 はワークステーションでサポートされず、PEX グラフィックス API は HP-UX 11i v3 でサポートされない。 • HP-UX 11i v3 Driver Development Kit (DDK): HP-UX 11i v3 向けに拡張。他社の開発者、 ISV、IHV が PA-RISC ベースおよび Itanium®ベースのプラットフォーム上の HP-UX 11i v3 でドライバーの開発やテストを行うための、ドキュメント、サンプルコード、ビルド環 境、開発ツールを提供。 • Enterprise Virtual Array (EVA): HP-UX 11i v3 では、LUN WWID の問題がある。 • HP StorageWorks Secure Path: 廃止。 • I/O サブシステム: 新しい I/O コマンドをいくつか追加することで I/O サブシステムの管 理を容易にすると共に、次世代のマスストレージスタックをサポートするために、既存の コマンドに新しいオプションと機能を追加。 • 新機能: 次世代マスストレージスタックは、SCSI 論理ユニット (LUN) などの I/O デバイス を管理。 本リリースのマスストレージスタックでは、以前のバージョンとの互換性を保ち つつ、サーバーの拡張性、適応性、性能が向上するように設計された機能を提供。 柔軟な アドレッシングとネイティブマルチパス機能を追加し、パラレル化を向上。 • ネットワークおよびマスストレージのドライバー 新機能 ◦ Gigabit Ethernet: igelan、gelan、および btlan 製品に、オンライン削除 (OLD)、 モジュールのパッケージ化などの新機能を追加。 ◦ HyprFabrc-00: PCI (Peripheral Component Interconnect) HF2 カードのみをサポート。 HF1 カードはサポートされない。 ◦ 新機能: InfiniBand: Network Interfaces Configuration および Network Services Configuration をサポート。 ◦ PCIMUX-00: PCIMUX-00 バンドルは、AD278A および AD279A PCI MUX アダプター をサポートする pci-mux1 ドライバーを提供。 ◦ TermIO-00: TermIO-00 ドライバーバンドルは、A6748A および A6749A PCI MUX アダプターをサポートする pci_mux0 ドライバーを提供。 ◦ FibrChanl-00 HP PCI Tachyon TL/TS/XL2 Fibre Channel Driver for HP-UX 11i v3: 新しい マスストレージスタック、柔軟なアドレッシング、ソフトゾーニング、PCI オンライ ン削除、PCI エラー検出とリカバリをサポート。 ◦ FibrChanl-01 Fibre Channel Mass Storage Driver for HP-UX 11i v3: 新しいマススト レージスタック、柔軟なアドレッシング、ソフトゾーニング、PCI オンライン削除、 PCI エラー検出とリカバリをサポート。 ◦ HP PCI Ultra160 SCSI (c8xx): 新しいマスストレージスタック、PCI オンライン削除 (OLD)、PCI エラー検出とリカバリ、HBA デバイス特殊ファイル (DSF) をサポート。 Ultra2 HBA のサポートは終了。 ◦ USB-00: ドライバー hcd、hub、hid、および usbd で提供されていた従来の USB ス タックを、USB-00 で提供される USB スタックとドライバーで置き換えると共に、新 機能を追加。 • 新機能: PCI Error Recovery: PCI エラーを検出、分離、自動復元し、システムのクラッシュ を避けるための機能を提供。 • 新機能: PCI カードオンライン削除 (OLD): PCI OL* 機能が拡張され、HP-UX 11i v3 の管理 者は、システムをリブートせずに、PCI カードとそれに関連付けられているドライバーを オンラインで削除可能。 • Utility Pricing Solutions • ◦ HP Instant Capacity: バージョン B.11.31.08.01 にアップデートし、インストール手 順を変更すると共に、Global Instant Capacity (GiCAP) とハイパースレッディングを サポート。また、GiCAP のグループ化ルールと icapstatus コマンドの出力を変 更。 ◦ HP Pay Per Use: バージョン B.11.31.08.01.00 にアップデートして、HP-UX 11i v3 が 備えているハイパースレッディング機能をサポート。 エラーを修正。 Xserver: rp34x0 サーバーおよび rp44x0 サーバー上の HP-UX 11i v3 で、Radeon 7500 を サポート。 初回リリース (2007 年 2 月版) のリリースノートの第 5 章: 「システム管理一般」 • asyncdsk ドライバーのカーネル調整パラメーター max_async_ports: max_async_ports を動的調整パラメーターに変更。デフォルト値を 4096 に変更し、 最大値を 4194304 に変更。 • 新機能: Concurrent Dump: 分散並列ダンプを行うようにマシンを構成することが可能とな り、ダンプのスループットが向上すると共に、ダンプ時間が短縮。 • 夏時間 (DST): US DST 規則に合わせて変更。 • 新機能: Detect and Strobe: 割り込み処理に使う時間の合計を、ユーザーが定義した最大値 に制限するためのコアカーネル機能。 Detect and Strobe は、以前は HP-UX 11i v1 に対す るパッチとして提供。 • 新機能: Disks and File Systems (fsweb): ファイルシステムとディスクシステムの管理作業 を行うための、Web ベースの GUI と TUI を提供。 • 新機能: Distributed Systems Administration Utilities: システムのグループや Serviceguard ク ラスターの管理を容易にするためのツールを提供。 • 新機能: ユーザーコアファイル命名規則の拡張: 新たにコマンド coreadm を追加。異常終 了したユーザープロセスによって作成されるアプリケーションコアファイルに固有の名前 を付けることが可能。 HP-UX 11i v3 の初回リリース (2007 年 2 月) での新しい機能 79 80 • Enterprise Cluster Master Toolkit: Oracle 用のスクリプトを追加し、Oracle Toolkit の機能を 強化すると共に、Serviceguard A.11.17 環境での Veritas Cluster File System (CFS) のサポー トと、Serviceguard 11.17.01 (非 CFS) での Tomcat、Apache、Oracle 10g のサポートを 追加。 • 新機能: Event Manager: イベント情報を送信、配布、格納、確認するための総合的なメカ ニズム。 カーネルコンポーネント、ユーザーライブラリ (libevm.so)、一連のコマンドで構 成。 • Event Monitoring Service: EVWEB ツールで表示可能な WBEM 指示イベントを送信するよ うに機能強化。 • 新機能: 高分解能タイマーのサポート: select タイマー関連のシステムコールと API を拡張 し、デフォルトの 10 ミリ秒の分解能よりも細かい分解能を提供。 • HP OpenView GlancePlus Pak: バージョン C.04.55 にアップデートし、大きなプロセス ID をサポートすると共に、Veritas Volume Manager バージョン VxVM 4.1 および VxVM 5.0 の論理ボリューム (LV) メトリックを記録するように拡張し、UFC を監視するための新 しいメトリックを追加。 • HP Partitioning と Virtual Server Environment 新機能 ◦ 新機能: ダイナミック LCPU: 論理プロセッサー (LCPU) を、プロセッサーセット境界で 動的に有効または無効にするための機能を提供。 ハイパースレッディング機能が利用 でき有効になっているシステムでのみサポート。 ◦ HP Global Workload Manager: バージョン A.02.50.00.x にアップデートし、Linux 管理対象ノード、Windows 仮想マシンゲスト、ネストしたパーティションをサポー ト。 ◦ HP Process Resource Manager: 共有メモリを管理するための機能を追加すると共に、 HP Integrity Virtual Machines や HP System Management Homepage と統合し、UNIX グループを PRM グループにマッピングする機能を追加。 ◦ HP-UX 11i v3 のパッチバンドルと Software Pack: HP-UX 11i v3 の初回リリースには、 標準の Quality Pack (QPK)、Hardware Enablement (HWE) パッチバンドル、選択可能 な新しいコア拡張機能を提供する Software Pack は含まれていない。 これらのパッチ バンドルと Software Pack は、HP-UX 11i v3 の最初のアップデートリリースで提供予 定。 ◦ HP-UX Virtual Partitions: バージョン A.05.01 にアップデートして、オンラインメモリ 移動機能、同じ vPars 環境での A.04.02 と A.05.01 の仮想パーティションの混在、 ハイパースレッディングをサポート。 別途購入可能。 ◦ Integrity VM の注意点: HP-UX 11i v3 上では Integrity VM のホストはサポートされてい ない。ただし、ホストの仮想マシンは HP-UX 11i v3 を実行可能。 ◦ HP-UX Workload Manager: バージョン A.03.02.02 にアップデート。Process Resource Manager をバンドルから削除すると共に、HP Integrity Virtual Machines のサポートを 追加。通信をデフォルトでセキュアとし、FSS グループへの割り当て単位をより細か くし、最大 256 の FSS グループをサポート。 ◦ HP-UX Workload Manager Toolkits: バージョン A.01.10.01 にアップデート。新たに HP-UX WLM SAP Toolkit を提供。このツールキットは、ユーザー定義の条件に基づい て SAP プロセスを識別し、WLM のプロセスマップ機能を使って SAP プロセスを特 定のワークロードグループに配置する。 PPUTK は廃止され、SASTK と DMTK は非推 奨となった。 ◦ Partition Manager: v2.0 (バージョン B.31.02.03.01) にアップデートして、ハイパー スレッディング対応のプロセッサーが搭載されているセルを持つ nPartition に対し、 ハイパースレッディングの有効/無効を切り替える機能を追加。 ◦ nPartition Provider: バージョン B.31.01.07.01 にアップデートして、WBEM Services バージョン 2.5 をサポートすると共に、HP sx2000 チップセットを搭載したシステム をサポート。 ◦ 新機能: Utilization Provider: システムの使用率データを 5 分間隔で記録する軽量デー モン (utild)。記録されるデータには、CPU、メモリ、ディスク、およびネットワー ク使用率が含まれる。データにアクセスするための WBEM プロバイダーも提供。 ◦ vPar Provider: 仮想パーティションに関する情報を表示する WBEM プロバイダー。 読 み取り専用であり、クライアントがこのプロバイダーを使って仮想パーティションの 構成を変更することはできない。 • HP Serviceguard: バージョン A.11.17.01 にアップデートして、一貫性のある DSF 命名規 則と動的マルチパス化、大きな PID、Serviceguard クラスター構成の一部となっているネッ トワークインターフェイス (NIC) の識別をサポート。 RS232 シリアル回線は、クラスター ハートビートとして使用できなくなった。 • HP Serviceguard Network File System (NFS) Toolkit: バージョン A.11.31.02 にアップデー トして、制御スクリプトテンプレートを追加すると共に、不具合を修正。 Serviceguard A.11.17.01 で動作するが、Serviceguard A.11.17.01 と NFS HP-UX 11i v3 の一部の機能 をサポートしていない。Veritas Cluster File System (CFS) が必要なユーザーは、CFS が利用 可能になるまで HP-UX 11i v3 にアップグレードしてはならない。 • HP System Management Homepage: バージョン A.2.2.5 にアップデートして不具合を修 正。 また、HP-UX 11i v3 では、HP-UX 11i v1 September 2005 と比べて、より多くのシス テム管理ツールを HP SMH に統合。 • HP Systems Insight Manager: 「HP SIM 5.0 with Update 2 - HP-UX」 にアップデートし、 HP BladeSystem C クラスブレードおよびエンクロージャー、Onboard Administrator をサ ポート。HP BladeSystem Integrated Manager 2.1 の機能を強化すると共に、HP SIM を HP-UX 11i v3 上で動作させるための最低システムメモリ構成を 3GB とし、不具合を修正。 • HP WBEM Services for HP-UX: バージョン A.02.05 にアップデートし、Association Provider を追加すると共に、CIM 操作での国際化のサポート、CIM スキーマのアップグレードなど の変更を実施。 • HP-UX Accounts for Users and Groups: 従来の SAM インターフェイスを新しい TUI で置き 換え。新たな Web ベースの GUI を追加し、新たな TUI では性能が向上。長いユーザー名 とグループのサポートを追加。 • HP-UX Kernel Configuration: 従来の SAM インターフェイスを新しい TUI で置き換え。新た な Web ベースの GUI を追加し、Error Management Technology のサポートを追加すると 共に、重大な不具合を修正。 • 新機能: HP-UX Large NPROC: HP-UX 11i v3 システムは、以前のリリースよりも多くのプ ロセスを同時に実行可能。最大プロセス数を 30,000 から 60,000 に変更。 • 新機能: HP-UX Large PID: スタンドアロンの HP-UX システムでカーネルが生成できるプロ セス ID (PID) の範囲を、0~30,000 から 0~2^^30-1 (1,073,741,823) に拡張。 ~ 2^^30-1 (1,073,741,823). • HP-UX Peripheral Devices Manager: 柔軟なハードウェアパスアドレッシングと一貫性のあ るデバイス特殊ファイルのサポートを追加。OLRAD カードのオンラインでの取り外しを 可能とし、CRA の動作を変更した後にレポートが記録されるログファイルから詳細な CRA レポートを読み取るように変更。 • HP-UX System V IPC メッセージキュー: 動的な調整機能を強化。調整パラメーター msgmax、 msgssz、msgmap、msgseg は廃止。受信待ちメッセージ用の最大カーネルメモリを示す 動的調整パラメーター msgmbs を追加。 調整パラメーター msgmni および msgtql を 動的パラメーターに変更。 • 新機能: HP-UX WBEM Fibre Channel Provider: クライアントアプリケーションは、このプ ロバイダーを使って、システム上の HP-UX Fibre Channel HBA に関する情報を取得可能。 HP-UX 11i v3 の初回リリース (2007 年 2 月) での新しい機能 81 82 • 新機能: HP-UX WBEM File System Provider: ファイルシステム情報を提供。このプロバイ ダーは、クラス HPUX_HFS、HP_LOFS、HP_CDFS、HP_VxFS、HP_NFS、 HP_MountPoint、および HPUX_Mount を実装。 • 新機能: HP-UX WBEM IOTree Provider: クライアントアプリケーションは、HP-UX WBEM IOTree プロバイダーを使って、システム上の HP-UX IOTree ホストバスアダプター (HBA) に関する情報を取得可能。 • 新機能: HP-UX WBEM LAN Provider for Ethernet Interfaces (WBEMP-LAN-00): HP-UX 上の Ethernet ベースの LAN テクノロジー用の CIM プロバイダー。クライアントアプリケーショ ンは、このプロバイダーを使って、システムで利用可能なすべての Ethernet LAN リンク (HP-UX DLPI に登録されている既知の LAN リンク) を特定し、その情報を収集可能。 ( • 新機能: HP-UX WBEM Online Operations Service Provider: 現在未サポート。HP-UX 11i v3 の将来のリリースでサポート予定。 • 新機能: HP-UX WBEM SCSI Provider: クライアントアプリケーションは、このプロバイダー を使って、システム上の HP-UX SCSI ホストバスアダプター (HBA) に関する情報を取得可 能。 • Ignite-UX: バージョン C.7.0.x にアップデートして、マルチパスに対応すると共に、I/O をアドレッシングするための新たな方式をサポート。マルチパス構成でシステムブートパ スが自動的に管理されるようになり、リカバリアーカイブとゴールドアーカイブの形式を ユーザーが選択可能となった。 • 新機能: カーネル調整パラメーター値のブートプロンプトでの再設定: HP-UX 11i v3 リリー スでは、ブートプロンプトからカーネル調整パラメーター値を再設定する機能を追加。 • 新機能: Livedump: 動作中のシステムで、強制的なシャットダウンを行ったり、システムの パニックを発生させなくても、クラッシュダンプを取得することが可能。 Itanium®ベース のプラットフォームでのみ実装。 • 新機能: 長いユーザー名/グループ名: 現在の制限である 8 バイトから 255 バイトに拡張。 デフォルトの制限は 8 のままだが、指定により 255 に拡張可能。 255. いったん有効に すると、後で無効にすることはできない。高信頼性システムではサポートされない。 • 新機能: Node and Host Name Expansion: 設定可能なノード名とホスト名の最大を、255 バイトに拡張。 • Obsolescence Bundle: アップデート中に、システム上の廃止されたソフトウェアを削除す る必要がある場合に使用。 廃止された、または互換性のない製品やドライバーを削除す る。 • Online Diagnostics 製品: map コマンドに、ページ分割されたシステム マップを表示する ための新しいオプション page を追加。 • SCSI カーネル調整パラメーター: カーネル調整パラメーター scsi_maxphys、 scsi_max_qdepth、および default_disk_ir を廃止。 • Software Distributor: バージョン 11.31 にアップデートして、大きな PID、長いユーザー名 とグループ名など、HP-UX 11i v3 独自の機能をサポート。また、Software Manager、 update-ux、将来のツールなどの高度なソフトウェア展開ツールのサポートを強化。 不 具合修正も含む。 • Software Package Builder: 指定可能なカテゴリタグの拡張を含む新しいポリシーファイル を追加すると共に、is_oe 属性を追加し、アーキテクチャーおよび os_release 属性の 規則を変更。 • System Administration Manager (SAM): 非推奨。smh コマンドが推奨されるが、sam コマ ンドは引き続き利用可能。 以前利用可能だった機能領域のいくつかを廃止。 • System Administration Manager (SAM) の Auditing and Security 機能領域: SAM の System Security Policies サブ領域を、HP-UX Security Attributes Configuration ツールで置き換え。 Audited NIS+ Users サブ領域を廃止。 新機能 • System Administration Manager (SAM) の Printers and Plotters 機能領域: X/ObAM ベースの GUI モードは、HP System Management Homepage から起動するように変更。 • システム管理ツールの変更: SAM および HP System Management Homepage: System Administration Manager (SAM) は、HP-UX 11i v3 で非推奨となった。 HP System Management Homepage (HP SMH) は、HP-UX 11i 用のシステム管理ツールである。 HP SMH は、Web ベースのシステム管理機能、システムコンポーネントの稼働状況が一目で わかる監視機能、統合ログの表示機能を備えている。 また、HP SMH は、ターミナルユー ザーインターフェイス (TUI) も提供。 • 新機能: System Fault Management: HP サーバーの稼働状況を監視し、メモリ、CPU、電 源、冷却装置などのハードウェアに関する情報を収集するためのツール群。 WBEM 環境 で動作する。 • Update-UX と SW-GETTOOLS: update-ux コマンドを、プレビュー機能を備えた新しいア プリケーション Software Manager を使うように変更すると共に、対話型の TUI を追加。 複数のメディアのサポートを強化して、ディスク領域分析の精度を高め、メディアにまた がる依存ソフトウェアの選択を可能にすると共に、ログ機能を改良。 • 仮想メモリカーネル調整パラメーター: eqmem_limit (PA-RISC システムのみ) を追加。い くつかの調整パラメーターを削除。 初回リリース (2007 年 2 月版) のリリースノートの第 6 章: 「ディスク管理とファイル管理」 • HFS (UFS とも呼ぶ) ファイルシステムタイプ: 非推奨となった。将来のリリースで OS か ら削除予定。 • HFS ファイルシステムとバックアップコマンド: サイズが 2TB を超えるファイルで使用可 能。 • HP CIFS Client: バージョン A.02.02.01 にアップデートし、MS Distributed File System (DFS) および DLKM 機能をサポート。 • HP CIFS Server: 3.0f バージョン A.02.03 にアップデート: Winbind コードを再設計し、 ファイルロック相互運用機能を追加すると共に、長いユーザー名とグループ名をサポート し、TDB メモリマップをサポート。 • HP-UX ファイルシステムアーキテクチャーの拡張: VFS スタッキング機能、ユーザーレベ ルデーモン fsdaemon、大規模なファイルシステムとファイルのサポート、ファイルシス テムの syncer の改良、aio_reap(2)の性能改善、バックアップユーティリティでのサイズ の大きなファイルと長いリンク名のサポートなど、さまざまな機能を強化。 • Logical Volume Manager と MirrorDisk/UX: 拡張性と可用性を大幅に向上。 次世代マスス トレージスタックをサポートし、マスストレージスタックの負荷バランスおよび動的 LUN 拡張機能と統合すると共に、大規模な論理ボリューム、ボリュームグループの一次的な停 止、ミラーリング付きのストライピング、動的 LUN 拡張をサポート。また、ボリューム グループのオンラインでの変更を可能とし、障害となったディスクの交換を容易にするた めのスクリプトを追加。 • Open Network Computing (ONC) ◦ AutoFS/Automounter: AutoFS マップを格納するために LDAP ネームサービスをサポー トすると共に、ファイルシステムをマウントせずに間接 AutoFS マップを使ってマウ ントポイントの候補のリストをブラウズする機能と、/etc/default/autofs ファ イルで AutoFS を構成する機能を追加。 ◦ Cache File System (CacheFS): 長いファイル名のサポートと、cachefspack、サイズの 大きなファイルと大規模なファイルシステムのサポートを追加。 ◦ RPC ライブラリ: ライブラリルーチンで新たにいくつかのデータタイプをサポートす ると共に、IPv6 のサポートを追加。 ◦ Network File System (NFS) サービス: pcnfsd デーモンをマルチスレッド化し、シャ ドウパスワードと Secure RPC のサポートを追加。API セキュリティトークンの生成と 検証を行い、GSSAPI プリンシパル名をローカルユーザー ID およびグループ ID にマッ HP-UX 11i v3 の初回リリース (2007 年 2 月) での新しい機能 83 プする新たなユーザーモードデーモンを追加。GSSAPI を通じて Kerberos をサポート する Secure NFS などのセキュリティメカニズムや、ファイアウォールを使った NFS アクセス機能を追加。 ◦ Network Information Service (NIS): シャドウモード、DNS 転送モード、長い uname、 hostname およびユーザー名のサポートなど、新機能を追加。 ◦ NIS+: 廃止。 ◦ PCNFSD: pcnfsd デーモンをマルチスレッド化。シャドウパスワードと Secure RPC をサポートすると共に、wtmp エントリーを、PCNFSD プロトコルの制限である最大 32 文字のユーザー名と、PCNFSD プロトコルの制限である最大 64 文字のクライア ントホスト名を保持できるように拡張。また、PCNFSD プロトコルの制限である最大 64 文字のプリンター名をサポート。 • 新機能: ユニファイドファイルキャッシュ: ページキャッシュとバッファーキャッシュを統 合し、ファイルアクセスの一貫性を実現。 VxFS 4.1 と ONC+2.3 の重要な構成要素とし て機能する。ページキャッシュとバッファーキャッシュの一貫性に依存している、Solaris、 Tru64、および Linux アプリケーションとのソースの互換性を向上。 ページキャッシュと バッファーキャッシュの一貫性に依存するアプリケーションの性能向上が期待できる。 • Veritas File System (VxFS): バージョン 4.1 では、1024 個の ACL、大規模ファイルシステ ム (最大 32TB) とサイズの大きなファイル (最大 16TB)、DLKM としての VxFS ファイルシ ステム、マルチデバイスファイルシステムのサポートを追加。 Cluster File System (CFS) は、HP-UX 11i v3 の初回リリースでは未サポート。 • Veritas Volume Manager (VxVM): バージョン 4.1 では、ボリュームセットと VxFS MDS、 クロスプラットフォームのデータ共有、デバイス検出層フェーズ 2、シリアルスプリット ブレインのサポートを追加。 VxVM の一部であり、個別のライセンスで使用可能になる Cluster Volume Manager (CVM) は、現在の HP-UX 11i v3 の VxVM 4.1 リリースでは提供 されない。 初回リリース (2007 年 2 月版) のリリースノートの第 7 章: 「インターネットとネットワーキ ング」 84 • 新機能: ARPA Transport: ARPA Transport では、Security Containment、sendfile/UFC、UNIX 2003 への準拠、長い hostname のサポート、Tru64 アプリケーションの HP-UX/Itanium® ベースシステムへの移行などの機能を強化。 • ブラウザー: Mozilla をアップデートし、不具合を修正。HP-UX 上でのアジア言語向けフォ ントと日本語パックを改良。 • 新機能: HP Data Link Provider Interface (DLPI): 高速リンクにおける性能と拡張性を向上させ るための NOSYNC STREAMS 同期レベル、I/O カードインスタンスのオンライン削除 (OLD)、リブートなしでの LAN ドライバーの動的なロードとアンロードなどの機能を追 加。 • HP-UX PPPv6: 不具合を修正。 • HP-UX VLAN: APA アグリゲーションおよび LAN モニターフェイルオーバーグループ上で の HP-UX VLAN のサポート、SMH-Network Interfaces Configuration ツールを使った Web ベースの VLAN 構成のサポート、nwmgr での HP-UX VLAN のサポートなどの機能を追加。 • HP-UX Web Server Suite 新機能 ◦ HP-UX Apache-based Web Server: バージョン 2.0.58.00 にアップデートして、主に バグを修正。 ◦ HP-UX Tomcat-based Servlet Engine: バージョン 5.5.9.04 にアップグレード。Servlet 2.4 仕様と JavaServer Pages 2.0 仕様を実装。JDK 1.5 以降のバージョンで動作。 ◦ HP-UX Webmin-based Admin: バージョン 1.070.08 にアップデートして主に不具合を 修正。 • Internet Services: インストール時に個々の Internet Services の選択を解除したり、後でファ イルセットを削除することが可能。 • BIND: BIND 9.3 では、IPv4 から IPv6 への移行のサポートなど、多数の機能を追加。 HP-UX 11i v3 では、NAMED 変数と NAMED ARGS 変数を /etc/rc.config.d/namesvrs に移 動。 • DHCPv4 (bootpd): 新しいオプション sa は、tftp サーバーを構成し、dhcp パケットの siaddr フィールドを制御。 /etc/dhcptab ファイル内の subnet selection option の新しい構成オプションにより、bootpd は、bootpd 自身がそのネットワーク内にない 場合でも、ネットワークアドレスを割り当てることが可能。 PXE クライアントのサポート を追加。 • DHCPv6: コアオペレーティングシステムとして提供。 • inetd コマンド: 新たに 2 つのコマンド行オプション -p (inetd が起動するプロセスの数 を制限) および -a (プロセスのユーザーレベル監査を有効化) を追加。 長いホスト名と大 きな PID をサポート。 • libc: API に対して多数の変更を実施。 • Mailx、Elm、Talk: elm(1M) and mailx(1M)を、長いユーザー名をサポートするように変更。 • r 系コマンド: 長いユーザー名をサポート。 • 新機能: Sendmail: バージョン 8.13.3 で多数の新機能を追加。 • 新機能: TFTP: tftpd™ (サーバー) および tftp™ (クライアント) で、IPv6 アドレスをサポー ト。新しいコマンド行オプションでデータ送信用のポート範囲の上限および下限を指定。 • WU-FTPD: バージョン 2.6.1 で長いユーザー名をサポート。いくつかの新機能を追加し、 WU-FTPD 2.4 との互換性を維持。 • LAN 管理コマンド: lanadmin を、IPoIB インターフェイス、64 ビット MIB、独立系ハー ドウェアベンダーが開発したネイティブドライバーおよび非ネイティブドライバーをサ ポートするように変更。lanscan および linkloop に、IPoIB インターフェイスのサポー トを追加。 • LDAP-UX Integration 製品: 新たに LDAP-UX バージョン B.04.00.10 を提供。 • 新機能: Mobile IPv6: モバイルノードは、ネットワークの連続性を分断することなくアクセ スを維持しながらネットワークアクセスポイントを変更できるように、長期間にわたって 固定 IP アドレスを使用。 IPv6 アドレスをサポート。 • 新機能: ネットワークインターフェイス管理用のコマンド行インターフェイス: LAN ベー スおよび IB ベースのネットワークインターフェイスを管理するための nwmgr コマンドを 追加。単一のツールでネットワークインターフェイス関連の作業をすべて実行可能。 • 新機能: Network Interfaces Configuration と Network Services Configuration: HP System Management Homepage 内のこれらのツールは、System Administration Manager (SAM) の Networking and Communications 機能の代替ツールであり、SAM のこの機能は使用できな くなった。 • 新機能: Red Hat Directory Server for HP-UX: イントラネットまたはエクストラネットを構 築するためのベースとなる、業界標準の一元化されたディレクトリサービス。 Red Hat サーバーやその他のディレクトリ対応のアプリケーションでは、ユーザーやグループの識 別情報、サーバーの識別情報、アクセス制御情報などの共有データを格納するための、 ネットワークからアクセスできる共通の格納場所としてディレクトリサービスを使いま す。 • STREAMS: NOSYNC 機能により、1 つのキューに対する put プロシージャーの複数のイン スタンスと、そのキューに対するサービスルーチンが、同時に動作可能。 グローバル変数 uniprocessor に対するすべての参照を削除。 NetTL - ネットワークのトレースとログ: nettl コマンドに対し、IPoIB ヘッダーのフォー マットのサポートと、トレースバッファーのタイマー値を構成するための新しいコマンド • HP-UX 11i v3 の初回リリース (2007 年 2 月) での新しい機能 85 行オプションを追加すると共に、プリキャプチャートレースフィルターのサポートと、ト レースフィルターを管理するための新しいコマンド行オプションを追加。 初回リリース(2007 年 2 月版) のリリースノートの第 8 章: 「セキュリティ」 86 • 新機能: HP-UX 11i Security Containment: システム上の関係のないリソースを分離し、ある コンパートメントが侵入されても、システムが壊滅的な被害を受けないようにするための コンパートメントを提供。 アプリケーション (プロセス、バイナリ、データファイル、 使っている通信チャネル) をコンパートメント内に構成すると、コンパートメント外のリ ソースへのアクセスが制限される。 細分化された権限により、その作業に必要なプロセス に特権を許可したり、オプションでその作業を完了するのに必要な時間だけ特権を許可す ることが可能。 • HP-UX Auditing System: システムを高信頼性モードに変換しなくても監査サブシステムを 動作可能とし、標準モードの監査ユーザー選択情報をユーザーごとの構成ユーザーデータ ベースに格納するように変更。また、標準モードで監査対象とするユーザーを指定する userdbset コマンドの追加など、さまざまな機能を強化。 • 新機能: HP-UX Bastille: Bastille は、これまでも Web (および HP-UX 11i v2 の各 OE) で入 手可能だったが、HP-UX 11i v1 から移行するユーザーにとっては、バージョン B.3.0.20 で初めて HP-UX 11i v3 の各 OE で提供されると共に、いくつかの機能を強化。 • HP-UX Host Intrusion Detection System: リリース 4.0 にアップデートして、警報集約機能と 重要なファイルだけを監視することによって警報の量を削減すると共に、重要なユーザー の構成、ユーザー名とユーザー ID の指定、イベントの頻度の測定などの機能を追加。 • HP-UX IPFilter: バージョン A.03.05.13 にアップデートして不具合を修正すると共に、X.25 インターフェイスでのフィルタリングと、10GigE インターフェイスでのフィルタリング を追加。また、IPFilter はデフォルトではネットワークスタックに組み込まれなくなった。 IPFilter を有効にする際にリブートは不要。 • 新機能: HP-UX IPSec: 以前は AR メディアでのみ入手可能。 今回より HP-UX 11i v3 のオペ レーティング環境で提供。 IPsec プロトコルスイートを実装しているシステムおよびデバ イス間で、IP ネットワーク上のセキュアな通信 (認証、完全性、機密性) を実現。 • HP-UX Secure Shell: バージョン A.04.40.005 にアップデートして、High Performance Enabled SSH/SCP パッチ、サーバーでの構成ディレクティブ、Auth Selection パッチ、RSA キーと DSA キーのデフォルトサイズの拡張、遅延圧縮などの新機能を追加すると共に、 不具合を修正。 • HP-UX Security Attributes Configuration ツール (secweb): 長いユーザー名をサポートするよ うにアップデート。 • 新機能: HP-UX Standard Mode Security Extensions: これまで高信頼性モードに変換したシ ステムでのみ利用できたセキュリティ機能を提供することで、標準モードで動作するシス テムのセキュリティを強化。 • Install-Time Security: インストール/アップデート処理にセキュリティ手順を追加し、デフォ ルトのセキュリティから「 DMZ」 までの 4 レベルの構成のいずれかを使って、システム のインストール中にセキュリティロックダウンエンジン Bastille を実行させることが可能。 • Kerberos Client: バージョン 1.3.5.03 にアップデートして、3DES、RC4、および AES な どの強力な暗号化アルゴリズムをサポート。また、IPv6 のサポート、TCP のサポートなど を追加すると共に、不具合を修正。 • OpenSSL: バージョン A.00.09.08d.001 にアップデートし、(デフォルトのバージョンで) いくつかのハードウェアエンジンをサポート (詳細は個別の項を参照)。また、楕円曲線暗 号のサポートを追加すると共に、暗号化機能に対する上位のインターフェイスを提供する ライブラリ EVP を提供。 提供されるその他のバージョンにはその他の機能が含まれる。 • PAM Kerberos: ユーザーがシステムに rlogin しようとしたときに、ルート以外のユー ザーが rc_host_0 を所有していると、警告を出力するように拡張。また、クライアント 上でホストサービスプリンシパルのキーテーブルエントリーが見つからず、KDC にある場 合にも警告を出力する。 新機能 • 新機能: Security Patch Check: セキュリティ報告に関してシステムが最新かどうかを分析す る。 セキュリティ上の脆弱性に対する対処を助言する。システムに対して適用されたパッ チ、アップデート、ログに記録された手動操作によって修正されていないものが対象。 初回リリース (2007 年 2 月版) のリリースノートの第 9 章: 「コマンドとシステムコール」 • /etc/skel/.profile シェルスクリプト: $PATH 中の . (現在のパス) は非推奨となっ た。 • 32 ビット pstat システムコール (非推奨): pstat() システムコールを使っている 32 ビットアプリケーションをコンパイルする場合は、コンパイラオプション -D_PSTAT64 の指定が必要。 このオプションを指定することで、pstat() では 32 ビットフィールド ではなく 64 ビットフィールドを使うようになる。 ただし、アプリケーションは 32 ビッ トアプリケーションのままとなる。 • コマンド at 、cron、batch: 複数のジョブを同時にキューに登録する機能と、100 を超 えるジョブをキューに登録する機能、およびqueuedefs(4)ですべてのキューに対して指定 された上限 njob までのジョブをスケジュール設定する機能を追加。 • core 形式の実装の変更: CORE_KERNEL セグメント内の utsname 構造体を、真のバー ジョン文字列で置き換え。 core ファイルの形式をリバースエンジニアリングし、その中 に utsname 構造体が格納されていることを前提としているアプリケーションに対しては、 回避策を提供。 この新しい core ファイル形式をデフォルトの形式に変更。 • csh コマンド行インタープリター: csh を非対話型で実行した場合に、デフォルトでは ~/ .history ファイルを取り込まないように変更。 • ファイルシステムのバックアップとリカバリのためのコマンド fbackup、frecover、お よび ftio: 非推奨となった。HP-UX の将来のリリースで廃止予定。該当する置換 pax へ の移行により準備する必要がある。 アーカイブからの取り出しのサポートは継続。 • 新機能: gcore コマンド: 指定した各プロセスのコアイメージを作成。 • getgroups()、setgroups(): NGROUPS_MAX による制限を受けないように変更。 • getty コマンド: 特殊制御文字 (erase、kill など) のデフォルト設定をユーザーが構成でき るように拡張。 • HP-UX のカーネル構成コマンド: HP-UX 11i v1 カーネル構成コマンドを、HP-UX 11i v3 の 新しいコマンドで置き換え。 また、カーネルと関連ファイルのディスク上の位置を変更す ると共に、ブート時にカーネル構成を選択する方法を変更し、システムがバックアップ カーネル構成を自動的に管理する方法も変更。 • iostat: LUN へ至るアクティブな lunpath についてアクティビティをレポートするように 拡張。 また、アクティブな lunpath の統計情報を表示するオプション-L を新たに追加。 • 長い hostname、uname、setuname コマンド: これらのコマンドの制限を 255 バイトに 拡張。 • 新機能: HFS の ff、VxFS 4.1 の ff、repquota、quotacheck での長いユーザー名のサ ポート: 255 バイトまでのユーザー名をサポートするように拡張。 • コマンド lp、lpadmin、lpfence、lpmove、lpsched: lp スケジューラーを停止させ ずにプリンターを追加/削除/変更することを可能にすると共に、ラインプリンタースプー ラーがサポートするプリンター/クラス名を 14 文字から 250 文字に拡大。また、リモー トの出力先名にもサポートを拡大。 • mmap() システムコール: PROT_EXEC を使った読み取り専用パーミッションを持つファイ ルのマッピングと、MAP_FIXED を使った暗黙的な mmap() をサポート。 • pax コマンド: UNIX 2003 標準に準拠するように拡張。pax を使って、サイズが 8GB を 超えるファイルのアーカイブを可能にすると共に、長いユーザー名/グループ名と、 2097151 を超える大きな UID/GID、長いパス名またはリンク名のサポートを追加。 • PFS のコマンド: 廃止。 HP-UX 11i v3 の初回リリース (2007 年 2 月) での新しい機能 87 88 • pipcs コマンド: さまざまな POSIX メッセージキューを使っているプロセスに関する詳細 と、POSIX メッセージキューの作成時刻と最終変更時刻を表示するように拡張。 • ps コマンド: COMMAND フィールドに最大 1020 文字を表示するように拡張。 • 新機能: pselect() システムコール: UNIX 2003 標準に準拠するために追加。select() システムコールのユーザーに対して、追加のパラメーターオプションを提供。 タイムアウ トの時間単位として、秒またはナノ秒を指定可能。システムコールの実行中に使用できる 新しいシグナルマスクパラメーターも利用可能。 • psrset コマンド: リアルタイム拡張プロセッサーセットを管理し、PSET 属性タイプ LCPU のサポートを追加。 • pstat_getstatic() システムコール: pstat_getstatic() から返される情報は、関 連するカーネル調整パラメーターに対する手動または自動での変更や、リソースのオンラ インでの追加/削除などの事象に応じて、リブートのたびに変わる可能性がある。 ただし、 変わる頻度は低い。 • 新機能:プロセス管理ツール Ptools: プロセスの追跡とデバッグを容易にするための新しい プロセス管理ツール。 このツールは、コマンド pmap、pfiles、pgrep、pkill、ptree で構成される。 • ptrace() システムコール: HP-UX 11i v3 で廃止。 • rc シェルスクリプト: 何らかの理由でシステムのリブートが必要な場合に、リブート前に /etc/rc.bootmsg ファイル内のメッセージを表示。 • sar コマンド: 各 HBA およびテープデバイスのアクティビティを報告するように拡張。 • setboot コマンド: ハイアベイラビリティ (HA) 代替ブートパスの設定をサポートするよ うに拡張すると共に、Itanium®ベースのプラットフォームで次回ブート時のファームウェ アテストの設定をサポート。また、一貫性のある DSF または lunpath ハードウェアパス を、次回ブート時のブートパスを設定する際の有効な入力として受け付けるように変更 し、デュアルコア Intel® Itanium® 2 プラットフォームで、次回ブート時にハイパースレッ ディング環境を有効または無効にする機能を追加。 • sigblock(2)、sigsetmask(2)、sigstack(2)、sigvector(2)、およびbsd_signal(3C): マンページは 廃止。 • spray コマンド: 新たに 2 つのオプションを追加。-d オプションは、各パケットを送信 する間隔をマイクロ秒単位で指定し、-t オプションはトランスポートのクラスを指定す る。 • 新機能: swapctl() システムコール: 次回ブート時に一次スワップを有効にするように設 定可能。以前は、コマンド lvlnboot および vxvmboot が唯一の方法だった。swapon() システムコールは非推奨となった。 • swapon コマンドと swapinfo コマンド: swapon コマンドを、次回ブート時の一次スワッ プデバイスの設定と設定解除をサポートするように拡張。また、swapinfo コマンドに、 次回ブート時の一次スワップの設定を表示するためのオプション -s を追加。 • sysdef コマンド: 非推奨。msgmap、sema、shmem などのいくつかの調整パラメーター については、誤った値をレポートする。 • syslogd コマンド: ログファイルのサイズが 2GB を超えた場合でもログの書き込みを続 行するように拡張すると共に、マルチバイトメッセージ文字列を正しく記録するように拡 張。 • usermod コマンド: -m オプションを使ったホームディレクトリの移動を選択的に防ぐよ うに変更。 • UNIX 2003 への準拠: すべてのコマンドを、UNIX 2003 標準に準拠するように変更また は拡張。 UNIX 2003 での変更点のうち、HP-UX の互換性に影響を与えないものは、デフォ 新機能 ルトで利用可能。 影響のあるものは、UNIX 2003 に従った動作をさせるためには、環境 変数 UNIX_STD を定義する必要がある。 初回リリース (2007 年 2 月版) のリリースノートの第 10 章: 「ライブラリとプログラミング」 • バンドルされている C コンパイラ: Itanium®ベースサーバーではバージョン A.06.12 に アップデートし、PA-RISC では B.11.11.16 にアップデート。 以前のバージョンとの互換 性は非常に高い。診断メッセージを変更し、間違いのあるソースや疑いのあるソースの診 断機能を強化。 • aC++ ランタイムライブラリ: 性能向上マクロ-D_HP_NONSTD_FAST_IOSTREAM を追加 し、C++ 標準ライブラリ TC1 への準拠を強化すると共に、USA 2007 夏時間法をサポー ト。 • ダイナミックローダー (dld.so): 2005 年 9 月のパッチ PHSS_32864 から、dld.so は、 サイズの大きなカーネルページをサポートし、境界が合ってない共有ライブラリと実行可 能プログラムのロードをサポート。 • FirstBoot: 移行リンク (つまりアップグレード) の一環として、これまで当社はシンボリッ クリンク /etc/set_parms -> /sbin/set_parms を作成してきた。移行リンクは HP-UX 11i v3 で廃止され、set_parms は、/sbin/set_parms として提供されるようになっ た。 そのため、HP-UX 11i v3 では、シンボリックリンク /etc/set_parms をサポート しない。 • HP MLIB: バージョン 9.5 にアップデートし、2 つの新しいライブラリ VECLIBSC8 と LAPACKSC8 を追加。これらのライブラリは、Cray の SCILIB 算術ライブラリと同様の呼 び出し規約を使った、64 ビットの整数値を持つ 64 ビットアドレスライブラリである。 • HP MPI: バージョン 2.2 にアップデートし、C++ バインディング、新しい mpirun コマ ンド行起動オプション、MPI-2 でサポートされる ROMIO など、いくつかの新機能を追加。 • HP-UX C ライブラリ (libc) ◦ HP-UX C ライブラリ (libc) - UNIX 2003 標準への準拠: libc ライブラリを、UNIX 2003 標準に準拠するように拡張。 API をいくつか追加し、いくつかの API を変更。 ◦ HP-UX C ライブラリ (libc) - その他の変更: 大きな PID のサポート、長い uname と hostname のサポート、Tru64 API の移行、malloc(3C)のスレッドローカルキャッシュ の拡張、長いユーザー名とグループ名のサポートなど、新機能を追加。 ◦ libc.1 ライブラリ: 非推奨。これは、HP-UX 10.20 との互換性を保つために HP-UX 11i で利用できる"C"ライブラリである。 HP-UX 11i v3 では当面の影響はない。libc.1 ラ イブラリが廃止されると、このライブラリをリンクしているプログラムはすべて動作 しなくなる。 そのため、libc.1 から libc.2 ライブラリへのプログラムの移行を開始す ることを推奨する。 ◦ libc のネットワーキング API: ネットワーキング API getnameinfo() および getaddrinfo() を、IPv4 アドレスを解決する際に、/etc/nsswitch.conf ファイ ルの inodes ディレクティブに加え、hosts ディレクティブで指定されたレポジトリ を検索するように変更。 その他の変更も実施。 • HP-UX Color-Curses: libcur_colr ライブラリとコマンド: 廃止。HP-UX 10.30 で非推奨 となっており、PA-RISC 版 HP-UX 11i v3 では利用不可。 • Java 2 プラットフォーム • ◦ Java JDK/JRE for HP-UX: HP-UX 11i v3 には、Java 1.3 および Java 3D (J3D 1.4) は含 まれない。SDK/RTE バージョン 5.0 をアップデートし、不具合を修正。 1.4). ◦ Java Out-of-Box: アップデートして不具合を修正。 新機能: libIO ライブラリ: libIO.so (Itanium®ベースシステム用) または libIO.sl (PA-RISC システム用) は、HP-UX の I/O サブシステムの情報にアクセスするための API を 提供する共有ライブラリである。 このライブラリにより、I/O 情報を取得する際の他の HP-UX コマンドへの依存が削減される。 HP-UX 11i v3 の初回リリース (2007 年 2 月) での新しい機能 89 • libpthread ライブラリ: ターゲットスレッドのスケジューリング優先順位を設定するための API pthread_setschedprio() を新たに追加。 • Link Editor (ld): 2005 年 9 月のパッチ PHSS_32864 から、オプションを追加するなどの 変更を実施。 • 新機能: Mercury ライブラリ (libhg): ユーザープログラムとカーネルの間の高性能イン ターフェイスを提供し、重要な情報を高速にやり取りすることが可能。 • Software Transition Kit (STK): 以前のバージョンの HP-UX から最新の HP-UX への HP-UX ア プリケーションの移行をサポートするように設計されている。 HP-UX 11i v3 では提供さ れない。 • スレッドの renice 機能: マルチスレッドプロセス内のスレッドの nice 値を変更するため の、2 つの pthread API を新たに追加。 • UNIX 2003 Standard Profile への準拠: Single UNIX Specification バージョン 3 で規定され ている関数を追加し、同仕様に準拠するようにコンパイラを変更。 PA-RISC (Precision Architecture) システムでは、アプリケーションで UNIX 2003 のほとんどの機能が利用可 能。 PA-RISC 上では C99 コンパイラが利用できないため、完全な UNIX 2003 の認定はサ ポートされていない。 Itanium®ベースのシステムは、UNIX 2003 に完全に準拠し、認定 を受ける予定。 初回リリース(2007 年 2 月版) のリリースノートの第 11 章: 「国際化機能」 90 • Unicode 5.0: 最新バージョンをサポート。Unicode 5.0 は、これまでサポートされていた Unicode 3.0 の拡張である。 • 新機能: JIS X 0213 規格: 最新バージョンをサポート。 • 新機能: KS X 1001 規格: 最新バージョンをサポート。 • 新機能: Big5-2003 と CNS11643 規格: 最新バージョンをサポート。 • 新機能: HKSCS-2004(香港増補字符集) 規格: 最新バージョンをサポート。 最新バージョン をサポート。 • 新機能: ロケール - バルト/ロシア/ウクライナ/中南米: 最新バージョンをサポート。 • 新機能: UNIX 2003 国際化機能に準拠した localedef/libc の変更に伴うロケールの新バー ジョン。システムがサポートするすべてのロケールバイナリに対して、新しいロケール バージョン「locales.3」 を生成。 これは、UNIX 2003 標準を完全にサポートするため に、以前の PA-RISC ベースのアーカイブ形式アプリケーションが予期せぬ動作をしないよ うにするためのものである。 • UNIX 2003 標準への準拠: コマンド localedef、locale、iconv と、関連する C ライ ブラリ API、ロケールデータベースと iconv コンバーターを、UNIX 2003 標準に合わせ てアップデート。 • Unicode コードセットの代替幅プロパティ: アジア言語ロケールでサポート。 • 新機能: メッセージ処理コマンド: mkcatdefs、dspmsg、dspcat を追加。Tru64 UNIX との互換性のために HP-UX に追加。 • 新機能: iconv コードセットコンバーターの構成ファイル system.config.iconv: HP-UX コア OS の iconv マッピングテーブル情報を他社製およびユーザー固有の iconv マッピング テーブル情報から分離するために、新しい system.config.iconv ファイルを追加。 • 日本語メインフレーム文字コード変換機能: iconv で、日本語メインフレーム文字集合の 拡張領域をサポート。 • 新機能: 国際化された PostScript 印刷機能: psfontpf: 新しい PostScript プリンターフィルター psfontpf により、テキストファイルおよび Web ページ内の英語以外の国際化文字の印刷 をサポート。 • アジア言語の印刷機能: アジア言語の lp モデルファイルとフィルターを拡張し、アジア の重要な国家規格と ISO 10646 をサポート。 新機能 • ヨーロッパ言語の TrueType フォント: ASCII、ラテン 1 補助、ラテン拡張 A、ラテン拡張 B、ギリシャ語、キリル文字、通貨記号のグリフパターンをカバーするために、TrueType フォントを追加。 • アジア言語の TrueType フォント: 最新の国家規格と ISO10646 をサポートするために拡 張。 日本語、簡体字中国語、繁体字中国語フォント用の新しい書体を追加。 • アジア言語のビットマップフォント: 最新の国家規格と ISO 10646 をサポートするように 拡張。 • フォールバックフォントのサポート: テキストベースの GUI アプリケーションでは、グリ フが見つからない場合に、「?」 や「::」を表示する。 • アジア言語の機能 (廃止および非推奨): 従来のいくつかの機能を廃止し削除。 また、アジ ア言語の特定のプリンター lp モデル、ユーティリティ/ライブラリルーチン、ドットビッ トマップフォントは非推奨となった。 初回リリース(2007 年 2 月版) のリリースノートの第 12 章: 「その他の機能」 • Common Desktop Environment: バージョン 2.1 にアップデート。Itanium®ベースの 32 ビッ トおよび 64 ビットのネイティブな X/Motif ライブラリを追加すると共に、HP-UX 11i v3 で初めて 64 ビットの PA-RISC および Itanium®ベースのライブラリを提供。また、Node and Host Name Expansion 機能や拡張されたユーザー名をサポートするなど、多数の変更 を実施。 • Distributed Computing Environment (DCE) Client と Integrated Login: 3 つのファイルのデ フォルトのパーミッションを変更すると共に、PA-RISC および Itanium®ベースのシステム で、いくつかのファイルセットを追加。DCE Client ではいくつかの製品が利用不可とな り、Integrated Login に新たに 2 つのファイルセットを追加。 HP-UX 11i v2 June 2006 から移行するユーザーの場合 以下の要約では、HP-UX 11i v2 June 2006 リリースと HP-UX 11i v3 の初回リリース (2007 年 2 月) の間で変更された機能の概要を説明します。 詳細は、http://www.hp.com/go/ hpux-core-docs にある最新版の『HP-UX 11i v3 リリースノート』の該当する章を参照してくだ さい。 ここに挙げた一覧はすべてを網羅したものではないため、記載されていない情報については、 『HP-UX 11i v3 リリースノート』(2007 年 2 月版) を参照することを強くお勧めします。 また、「HP-UX 11i v1 September 2005 から移行するユーザーの場合」 (78 ページ) では、 HP-UX 11i v1 September 2005 リリースと HP-UX 11i v3 の初回リリース (2007 年 2 月) の間 で変更された機能の概要を説明しています。 初回リリース (2007 年 2 月版) のリリースノートの第 4 章: 「ハードウェア固有の情報」 • I/O 転送機能の拡張: I/O 転送割り込みを Detect and Strobe の管理下に置き、機能を強 化。 • 新機能 テープドライバー estape とオートチェンジャードライバー eschgr: HP-UX 11i v3 での新しいテープドライバー。 ssrfc ドライバーは提供されなくなった。 • HP-UX 11i v3 Driver Development Kit (DDK): HP-UX 11i v3 向けに拡張。他社の開発者、 ISV、IHV が PA-RISC ベースおよび Itanium®ベースのプラットフォーム上の HP-UX 11i v3 でドライバーの開発やテストを行うための、ドキュメント、サンプルコード、ビルド環 境、開発ツールを提供。 • Enterprise Virtual Array (EVA): HP-UX 11i v3 では、LUN WWID の問題がある。 • HP StorageWorks Secure Path: 廃止。 • I/O サブシステム: 新しい I/O コマンドをいくつか追加することで I/O サブシステムの管 理を容易にすると共に、次世代のマスストレージスタックをサポートするために、既存の コマンドに新しいオプションと機能を追加。 HP-UX 11i v3 の初回リリース (2007 年 2 月) での新しい機能 91 • 新機能: 次世代マスストレージスタックは、SCSI 論理ユニット (LUN) などの I/O デバイス を管理。 本リリースのマスストレージスタックでは、以前のバージョンとの互換性を保ち つつ、サーバーの拡張性、適応性、性能が向上するように設計された機能を提供。 柔軟な アドレッシングとネイティブマルチパス機能を追加し、パラレル化を向上。 • ネットワークおよびマスストレージのドライバー ◦ Gigabit Ethernet: igelan、gelan、および btlan 製品に、オンライン削除 (OLD)、 モジュールのパッケージ化などの新機能を追加。 ◦ HyprFabrc-00: PCI (Peripheral Component Interconnect) HF2 カードのみをサポート。 HF1 カードはサポートされない。 ◦ 新機能: InfiniBand: ノード間通信のための、業界標準の高速なパケットベースのイン ターコネクト。他の業界標準プロトコルと比べて、高速でネットワーク遅延が少な く、CPU 消費が少ない。 ◦ PCIMUX-00: PCIMUX-00 バンドルは、AD278A および AD279A PCI MUX アダプター をサポートする pci-mux1 ドライバーを提供。 ◦ TermIO-00: TermIO-00 ドライバーバンドルは、A6748A および A6749A PCI MUX アダプターをサポートする pci_mux0 ドライバーを提供。 ◦ FibrChanl-00 HP PCI Tachyon TL/TS/XL2 Fibre Channel Driver for HP-UX 11i v3: 新しい マスストレージスタック、柔軟なアドレッシング、ソフトゾーニング、PCI オンライ ン削除、PCI エラー検出とリカバリをサポート。 ◦ FibrChanl-01 Fibre Channel Mass Storage Driver for HP-UX 11i v3: 新しいマススト レージスタック、柔軟なアドレッシング、ソフトゾーニング、PCI オンライン削除、 PCI エラー検出とリカバリをサポート。 ◦ HP PCI Ultra160 SCSI (c8xx): 新しいマスストレージスタック、PCI オンライン削除 (OLD)、PCI エラー検出とリカバリ、HBA デバイス特殊ファイル (DSF) をサポート。 Ultra2 HBA のサポートは終了。 ◦ USB-00: 以前のリリースから品質が向上すると共に、動的に管理されるデバイスファ イルシステムがデフォルトで有効となり、マルチレイヤー USB マスストレージの暗 号化のサポート、デバイスの追跡機能を追加。 • 新機能: PCI Error Recovery: PCI エラーを検出、分離、自動復元し、システムのクラッシュ を避けるための機能を提供。 • 新機能: PCI カードオンライン削除 (OLD): PCI OL* 機能が拡張され、HP-UX 11i v3 の管理 者は、システムをリブートせずに、PCI カードとそれに関連付けられているドライバーを オンラインで削除可能。 • Utility Pricing Solutions • ◦ HP Instant Capacity: バージョン B.11.31.08.01 にアップデートし、インストール手 順を変更すると共に、Global Instant Capacity (GiCAP) とハイパースレッディングを サポート。また、GiCAP のグループ化ルールと icapstatus コマンドの出力を変 更。 ◦ HP Pay Per Use: バージョン B.11.31.08.01.00 にアップデートして、HP-UX 11i v3 が 備えているハイパースレッディング機能をサポート。 Xserver: Xserver の構成ツールを HP SMH インターフェイスから利用可能。 初回リリース (2007 年 2 月版) のリリースノートの第 5 章: 「一般的なシステム管理」 92 • asyncdsk ドライバーのカーネル調整パラメーター max_async_ports: max_async_ports を動的調整パラメーターに変更。デフォルト値を 4096 に変更し、 最大値を 4194304 に変更。 • 新機能: Concurrent Dump: 分散並列ダンプを行うようにマシンを構成することが可能とな り、ダンプのスループットが向上すると共に、ダンプ時間が短縮。 新機能 • 夏時間 (DST): US DST 規則に合わせて変更。 • Detect and Strobe: システム構成の変更作業を行っている最中は無効。 機能はデフォルト で有効 (値は 80% に設定)。 • Disks and File Systems (fsweb): ファイルシステムとディスクシステムの管理作業を行うた めの、Web ベースの GUI と TUI を提供。 • 新機能: Distributed Systems Administration Utilities: インターフェイスが拡張され、長いユー ザー名と長い ホスト名をサポート。 • 新機能: ユーザーコアファイル命名規則の拡張: 新たにコマンド coreadm を追加。異常終 了したユーザープロセスによって作成されるアプリケーションコアファイルに固有の名前 を付けることが可能。 • Enterprise Cluster Master Toolkit: Serviceguard A.11.17 環境における Veritas Cluster File System (CFS) のサポートと、Serviceguard 11.17.01 (非 CFS) での CIFS、Tomcat、Apache、 Oracle 10g のサポートを追加。 • 新機能: Event Manager: イベント情報を送信、配布、格納、確認するための総合的なメカ ニズム。 カーネルコンポーネント、ユーザーライブラリ (libevm.so)、一連のコマンド で構成。 ( • Event Monitoring Service: EVWEB ツールで表示可能な WBEM 指示イベントを送信するよ うに機能強化。 • 新機能: 高分解能タイマーのサポート: select タイマー関連のシステムコールと API を拡張 し、デフォルトの 10 ミリ秒の分解能よりも細かい分解能を提供。 • HP OpenView GlancePlus Pak: バージョン C.04.55 にアップデートし、大きなプロセス ID をサポートすると共に、Veritas Volume Manager バージョン VxVM 4.1 および VxVM 5.0 の論理ボリューム (LV) メトリックを記録するように拡張し、UFC を監視するための新 しいメトリックを追加。 HP Partitioning と Virtual Server Environment • ◦ 新機能: ダイナミック LCPU: 論理プロセッサー (LCPU) を、プロセッサーセット境界で 動的に有効または無効にするための機能を提供。 ハイパースレッディング機能が利用 でき有効になっているシステムでのみサポート。 ◦ HP Global Workload Manager: バージョン A.02.50.00.x にアップデートし、Linux 管理対象ノード、Windows 仮想マシンゲスト、ネストしたパーティションをサポー ト。 ◦ HP Process Resource Manager: HP System Management Homepage と統合し、UNIX グループを PRM グループにマッピングする機能、PRM グループごとに CPU 消費の上 限を設ける機能、PSET PRM グループにおけるハイパースレッディングのサポートな どを追加。 ◦ HP-UX 11i v3 のパッチバンドルと Software Pack: HP-UX 11i v3 の初回リリースには、 標準の Quality Pack (QPK)、Hardware Enablement (HWE) パッチバンドルおよび FEATURE11i パッチバンドル、選択可能な新しいコア拡張機能を提供する Software Pack は含まれていない。 これらのパッチバンドルと Software Pack は、HP-UX 11i v3 の最初のアップデートリリースで提供予定。 ◦ HP-UX Virtual Partitions: バージョン A.05.01 にアップデートして、オンラインメモリ 移動機能、同じ vPars 環境での A.04.02 と A.05.01 の仮想パーティションの混在、 ハイパースレッディングをサポート。 別途購入可能。 ◦ Integrity Virtual Machines (VM) の注意点: HP-UX 11i v3 上では Integrity VM のホスト はサポートされていない。 ただし、ホストの仮想マシンは HP-UX 11i v3 を実行可能。 HP-UX Workload Manager: バージョン A.03.02.02 にアップデート。UNIX グループ をワークロードグループにマッピングする機能と、アプリケーションレコードの代替 名での拡張正規表現の使用をサポートすると共に、wlminfo の出力を拡張し、その 他の変更を実施。 ◦ HP-UX 11i v3 の初回リリース (2007 年 2 月) での新しい機能 93 94 ◦ HP-UX Workload Manager Toolkits: バージョン A.01.10.01 にアップデート。製品ラ ベルを T1302AA から WLMToolkits に変更。 PPUTK は廃止され、SASTK と DMTK は非推奨となった。 ◦ Partition Manager: v2.0 (バージョン B.31.02.03.01) にアップデートして、ハイパー スレッディング対応のプロセッサーが搭載されているセルを持つ nPartition に対し、 ハイパースレッディングの有効/無効を切り替える機能を追加。 ◦ nPartition Provider: バージョン B.31.01.07.01 にアップデートして、WBEM Services バージョン 2.5 をサポート。 ◦ 新機能: Utilization Provider: システムの使用率データを 5 分間隔で記録する軽量デー モン (utild)。記録されるデータには、CPU、メモリ、ディスク、およびネットワー ク使用率が含まれる。データにアクセスするための WBEM プロバイダーも提供。 ◦ vPar Provider: 仮想パーティションに関する情報を表示する WBEM プロバイダー。 読 み取り専用であり、クライアントがこのプロバイダーを使って仮想パーティションの 構成を変更することはできない。 • HP Serviceguard: バージョン A.11.17.01 にアップデートして、一貫性のある DSF 命名規 則と動的マルチパス化、大きな PID、Serviceguard クラスター構成の一部となっているネッ トワークインターフェイス (NIC) の識別をサポート。 RS232 シリアル回線は、クラスター ハートビートとして使用できなくなった。 • HP Serviceguard Network File System (NFS) Toolkit: バージョン A.11.31.02 にアップデー トして、制御スクリプトテンプレートを追加すると共に、不具合を修正。 Serviceguard A.11.17.01 で動作するが、Serviceguard A.11.17.01 と NFS HP-UX 11i v3 の一部の機能 をサポートしていない。Veritas Cluster File System (CFS) が必要なユーザーは、CFS が利用 可能になるまで HP-UX 11i v3 にアップグレードしてはならない。 • HP System Management Homepage: バージョン A.2.2.5 にアップデートして不具合を修 正。 さらに、ネットワークと通信のための新たな Web ベースのソリューション (ncweb) を追加し、Serviceguard コンプレックスの管理機能 (sgmgr) を HP-UX 11i v3 で追加。 • HP Systems Insight Manager: 「HP SIM 5.0 with Update 2 - HP-UX」 にアップデートし、 HP BladeSystem C クラスブレードおよびエンクロージャー、Onboard Administrator をサ ポート。HP BladeSystem Integrated Manager 2.1 の機能を強化すると共に、HP SIM を HP-UX 11i v3 上で動作させるための最低システムメモリ構成を 3GB とし、不具合を修正。 • HP WBEM Services for HP-UX: バージョン A.02.05 にアップデートし、Association Provider を追加すると共に、CIM 操作での国際化のサポート、CIM スキーマのアップグレードなど の変更を実施。 • HP-UX Accounts for Users and Groups: 従来の SAM インターフェイスを新しい TUI で置き 換えると共に、長いユーザー名とグループ名をサポートし、NIS とシャドウモードが共存 できるように変更。 • HP-UX Kernel Configuration: TUI でのコマンドプレビューのサポートと、TUI でのフォーム ベースの入力のサポート、Error Management Technology のサポートを追加し、重大な不 具合を修正。 • 新機能: HP-UX Large NPROC: HP-UX 11i v3 システムは、以前のリリースよりも多くのプ ロセスを同時に実行可能。最大プロセス数を 30,000 から 60,000 に変更。 • 新機能: HP-UX Large PID: スタンドアロンの HP-UX システムでカーネルが生成できるプロ セス ID (PID) の範囲を、0~30,000 から 0~2^^30-1 (1,073,741,823) に拡張。 ~ 2^^30-1 (1,073,741,823). • HP-UX Peripheral Devices Manager: 柔軟なハードウェアパスアドレッシングと一貫性のあ るデバイス特殊ファイルのサポートを追加。OLRAD カードのオンラインでの取り外しを 可能とし、CRA の動作を変更した後にレポートが記録されるログファイルから詳細な CRA レポートを読み取るように変更。 新機能 • HP-UX System V IPC メッセージキュー: 動的な調整機能を強化。調整パラメーター msgmax、 msgssz、msgmap、msgseg は廃止。受信待ちメッセージ用の最大カーネルメモリを示す 動的調整パラメーター msgmbs を追加。 調整パラメーター msgmni および msgtql を 動的パラメーターに変更。 • HP-UX WBEM Fibre Channel Provider: バージョン 11.31.01 にアップデート。 アソシエー ションクラスのすべての機能を実装。 • 新機能: HP-UX WBEM File System Provider: ファイルシステム情報を提供。このプロバイ ダーは、クラス HPUX_HFS、HP_LOFS、HP_CDFS、HP_VxFS、HP_NFS、 HP_MountPoint、および HPUX_Mount を実装。 • HP-UX WBEM IOTree Provider: HP-UX 11i v3 システムのすべてのスロットに関する情報を 表示するように変更。 • 新機能: HP-UX WBEM Online Operations Service Provider: 現在未サポート。HP-UX 11i v3 の将来のリリースでサポート予定。 • HP-UX WBEM SCSI Provider: バージョン 11.31.01 にアップデート。新機能はない。 • Ignite-UX: バージョン C.7.0.x にアップデートして、マルチパスに対応すると共に、I/O をアドレッシングするための新たな方式をサポート。マルチパス構成でシステムブートパ スが自動的に管理されるようになり、リカバリアーカイブとゴールドアーカイブの形式を ユーザーが選択可能となった。 • 新機能: カーネル調整パラメーター値のブートプロンプトでの再設定: HP-UX 11i v3 リリー スでは、ブートプロンプトからカーネル調整パラメーター値を再設定する機能を追加。 • 新機能: Livedump: 動作中のシステムで、強制的なシャットダウンを行ったり、システムの パニックを発生させなくても、クラッシュダンプを取得することが可能。 Itanium®ベース のプラットフォームでのみ実装。 • 新機能: 長いユーザー名/グループ名: 現在の制限である 8 バイトから 255 バイトに拡張。 デフォルトの制限は 8 のままだが、指定により 255 に拡張可能。 255. いったん有効に すると、後で無効にすることはできない。高信頼性システムではサポートされない。 • 新機能: Node and Host Name Expansion: 設定可能なノード名とホスト名の最大を、255 バイトに拡張。 • Obsolescence Bundle: アップデート中に、システム上の廃止されたソフトウェアを削除す る必要がある場合に使用。 廃止された、または互換性のない製品やドライバーを削除す る。 • Online Diagnostics 製品: 長いユーザー名、グループ名、PID、nproc 用に Interface Expansion Program (IEP) をサポートし、動的な CPU の移動によるイベント通知のサポートなど、 HP-UX Virtual Partitions (vPars) の追加機能をサポート。また、デバイスの拡張ハードウェ アパスを報告し、復旧した Machine Check Abort を報告するための、デバイスの柔軟な ビューをサポートするなど、いくつかの機能強化と変更を実施。 • SCSI カーネル調整パラメーター: カーネル調整パラメーター scsi_maxphys、 scsi_max_qdepth、および default_disk_ir を廃止。 • Software Distributor: バージョン 11.31 にアップデートして、大きな PID、長いユーザー名 とグループ名など、HP-UX 11i v3 独自の機能をサポート。また、Software Manager、 update-ux、将来のツールなどの高度なソフトウェア展開ツールのサポートを強化。 不 具合修正も含む。 • Software Package Builder: 指定可能なカテゴリタグの拡張を含む新しいポリシーファイル を追加すると共に、is_oe 属性を追加し、アーキテクチャーおよび os_release 属性の 規則を変更。 • System Administration Manager (SAM): 非推奨。smh コマンドが推奨されるが、sam コマ ンドは引き続き利用可能。 以前利用可能だった機能領域のいくつかを廃止。 HP-UX 11i v3 の初回リリース (2007 年 2 月) での新しい機能 95 • System Administration Manager (SAM) の Auditing and Security 機能領域: SAM の System Security Policies サブ領域を、HP-UX Security Attributes Configuration ツールで置き換え。 Audited NIS+ Users サブ領域を廃止。 • System Administration Manager (SAM) の Printers and Plotters 機能領域: X/ObAM ベースの GUI モードは、HP System Management Homepage から起動するように変更。 • システム管理ツールの変更: SAM および HP System Management Homepage: System Administration Manager (SAM) は、HP-UX 11i v3 で非推奨となった。 HP System Management Homepage (HP SMH) は、HP-UX 11i 用のシステム管理ツールである。 HP SMH は、Web ベースのシステム管理機能、システムコンポーネントの稼働状況が一目で わかる監視機能、統合ログの表示機能を備えている。 また、HP SMH は、ターミナルユー ザーインターフェイス (TUI) も提供。 • System Fault Management: Event Manager-Common Information Model Provider と Error Management Technology を提供。 SFMIndicationProvider と Log Viewer は使用できない。 • Update-UX と SW-GETTOOLS: update-ux コマンドを、プレビュー機能を備えた新しいア プリケーション Software Manager を使うように変更すると共に、対話型の TUI を追加。 複数のメディアのサポートを強化して、ディスク領域分析の精度を高め、メディアにまた がる依存ソフトウェアの選択を可能にすると共に、ログ機能を改良。 • 仮想メモリカーネル調整パラメーター physical_io_buffers: 廃止。HP-UX 11i v1.6 と HP-UX 11i v2 では、カーネル内での物理 I/O 操作のための共有バッファープールのサ イズを決定するために使われていた。 HP-UX 11i v3 以降では、カーネルが自動的にプー ルサイズを管理。 • 仮想メモリカーネル調整パラメーター: eqmem_limit (PA-RISC システムのみ) を追加。い くつかの調整パラメーターを削除。詳細は、『HP-UX 11i v3 リリースノート』を参照。 初回リリース (2007 年 2 月版) のリリースノートの第 6 章: 「ディスク管理とファイル管理」 • HFS (UFS とも呼ぶ) ファイルシステムタイプ: 非推奨となった。将来のリリースで OS か ら削除予定。 • HFS ファイルシステムとバックアップコマンド: サイズが 2TB を超えるファイルで使用可 能。 • HP CIFS Client: バージョン A.02.02.01 にアップデートし、MS Distributed File System (DFS) および DLKM 機能をサポート。 • HP CIFS Server: 3.0f バージョン A.02.03 にアップデート: Winbind コードを再設計し、 ファイルロック相互運用機能を追加すると共に、長いユーザー名とグループ名をサポート し、TDB メモリマップをサポート。 • HP-UX ファイルシステムアーキテクチャーの拡張: VFS スタッキング機能、ユーザーレベ ルデーモン fsdaemon、大規模なファイルシステムとファイルのサポート、ファイルシス テムの syncer の改良、aio_reap(2)の性能改善、バックアップユーティリティでのサイズ の大きなファイルと長いリンク名のサポートなど、さまざまな機能を強化。 • Logical Volume Manager と MirrorDisk/UX: 拡張性と可用性を大幅に向上。 次世代マスス トレージスタックをサポートし、マスストレージスタックの負荷バランスおよび動的 LUN 拡張機能と統合すると共に、大規模な論理ボリューム、ボリュームグループの一次的な停 止、ミラーリング付きのストライピング、動的 LUN 拡張をサポート。また、ボリューム グループのオンラインでの変更を可能とし、障害となったディスクの交換を容易にするた めのスクリプトを追加。 • Open Network Computing (ONC) ◦ 96 新機能 AutoFS/Automounter: /etc/default/autofs ファイルを通じて AutoFS を構成する 機能を追加すると共に、製品用の新しい起動/シャットダウンスクリプト (NFS クライ アントの起動/シャットダウンスクリプトでは制御されなくなった) と、NFSv4、 SecureNFS、IPv6 のサポートを追加。 ◦ Cache File System (CacheFS): 長いファイル名のサポートと、cachefspack、サイズの 大きなファイルと大規模なファイルシステムのサポートを追加。 ◦ RPC ライブラリ: ライブラリルーチンで新たにいくつかのデータタイプをサポートす ると共に、IPv6 のサポートを追加。 ◦ Network File System (NFS) サービス: pcnfsd デーモンをマルチスレッド化し、シャ ドウパスワードと Secure RPC のサポートを追加。API セキュリティトークンの生成と 検証を行い、GSSAPI プリンシパル名をローカルユーザー ID およびグループ ID にマッ プする新たなユーザーモードデーモンを追加。GSSAPI を通じて Kerberos をサポート する Secure NFS などのセキュリティメカニズムや、ファイアウォールを使った NFS アクセス機能を追加。 ◦ Network Information Service (NIS): シャドウモード、DNS 転送モード、長い uname、 hostname およびユーザー名のサポートなど、新機能を追加。 ◦ NIS+: 廃止。 ◦ PCNFSD: pcnfsd デーモンをマルチスレッド化。シャドウパスワードと Secure RPC をサポートし、PCNFSD プロトコルの制限である 64 文字までのプリンター名をサ ポート。 • 新機能: ユニファイドファイルキャッシュ: ページキャッシュとバッファーキャッシュを統 合し、ファイルアクセスの一貫性を実現。 VxFS 4.1 と ONC+2.3 の重要な構成要素とし て機能する。ページキャッシュとバッファーキャッシュの一貫性に依存している、Solaris、 Tru64、および Linux アプリケーションとのソースの互換性を向上。 ページキャッシュと バッファーキャッシュの一貫性に依存するアプリケーションの性能向上が期待できる。 • Veritas File System (VxFS): バージョン 4.1 では、DLKM としての VxFS ファイルシステム、 マルチデバイスファイルシステム、チェックポイントの拡張、ポータブルデータ拡張など を追加。 Cluster File System (CFS) は、HP-UX 11i v3 の初回リリースでは未サポート。 • Veritas Volume Manager (VxVM): バージョン 4.1 では、ボリュームセットと VxFS MDS、 クロスプラットフォームのデータ共有、デバイス検出層フェーズ 2、シリアルスプリット ブレインのサポートを追加。 VxVM の一部であり、個別のライセンスで使用可能になる Cluster Volume Manager (CVM) は、現在の HP-UX 11i v3 の VxVM 4.1 リリースでは提供 されない。 初回リリース (2007 年 2 月版) のリリースノートの第 7 章: 「インターネットとネットワーキ ング」 • ARPA トランスポート: ARPA Transport では、Security Containment、sendfile/UFC、UNIX 2003 への準拠、長い hostname のサポート、Tru64 アプリケーションの HP-UX/Itanium® ベースシステムへの移行などの機能を強化。 • ブラウザー: Mozilla をアップデートし、不具合を修正。HP-UX 上でのアジア言語向けフォ ントと日本語パックを改良。 • HP Data Link Provider Interface (DLPI): 高速リンクにおける性能と拡張性を向上させるため の NOSYNC STREAMS 同期レベル、I/O カードインスタンスのオンライン削除 (OLD)、リ ブートなしでの LAN ドライバーの動的なロードとアンロードなどの機能を追加。 • HP-UX PPPv6: 不具合を修正。 • HP-UX VLAN: APA アグリゲーションおよび LAN モニターフェイルオーバーグループ上で の HP-UX VLAN のサポート、SMH-Network Interfaces Configuration ツールを使った Web ベースの VLAN 構成のサポート、nwmgr での HP-UX VLAN のサポートなどの機能を追加。 • HP-UX Web Server Suite ◦ HP-UX Apache-based Web Server: バージョン 2.0.58.00 にアップデートして、主に バグを修正。 ◦ HP-UX Webmin-based Admin: バージョン 1.070.08 にアップデートして主に不具合を 修正。 HP-UX 11i v3 の初回リリース (2007 年 2 月) での新しい機能 97 • Internet Services: インストール時に個々の Internet Services の選択を解除したり、後でファ イルセットを削除することが可能。 • BIND: BIND 9.3 では、IPv4 から IPv6 への移行のサポートなど、多数の機能を追加。 HP-UX 11i v3 では、NAMED 変数と NAMED ARGS 変数を /etc/rc.config.d/namesvrs に移 動。 • DHCPv4 (bootpd): 新しいオプション sa は、tftp サーバーを構成し、dhcp パケットの siaddr フィールドを制御。 PXE クライアントのサポートを追加。 • DHCPv6: コアオペレーティングシステムとして提供。 • inetd(1): 新たに 2 つのコマンド行オプション -p (inetd が起動するプロセスの数を制限) お よび -a (プロセスのユーザーレベル監査を有効化) を追加。 長い ホスト名と大きな PID を サポート。 • libc: API に対して多数の変更を実施。 • Mailx、Elm、Talk: elm(1M) and mailx(1M)を、長いユーザー名をサポートするように変更。 • r 系コマンド: 長いユーザー名をサポート。 • Sendmail: バージョン 8.13.3 で多数の新機能を追加。 • TFTP: tftpd™ (サーバー) および tftp™ (クライアント) で、IPv6 アドレスをサポート。デー タ転送用のポート範囲の上限と下限を指定するコマンド行オプションを追加。 • WU-FTPD: バージョン 2.6.1 で長いユーザー名をサポート。本リリースでは、 ftpaccess(4) ファイル内に ascii count を追加。これによりデータ接続のタイムアウトアラームを、 ftpd にリセットさせるように設定可能。 • LAN 管理コマンド: lanadmin を、IPoIB インターフェイス、64 ビット MIB、独立系ハー ドウェアベンダーが開発したネイティブドライバーおよび非ネイティブドライバーをサ ポートするように変更。lanscan および linkloop に、IPoIB インターフェイスのサポー トを追加。 • LDAP-UX Integration 製品: 新たに LDAP-UX バージョン B.04.00.10 を提供。 • 新機能: ネットワークインターフェイス管理用のコマンド行インターフェイス: LAN ベー スおよび IB ベースのネットワークインターフェイスを管理するための nwmgr コマンドを 追加。単一のツールでネットワークインターフェイス関連の作業をすべて実行可能。 • 新機能: Network Interfaces Configuration と Network Services Configuration: HP System Management Homepage 内のこれらのツールは、System Administration Manager (SAM) の Networking and Communications 機能の代替ツールであり、SAM のこの機能は使用できな くなった。 • Red Hat Directory Server for HP-UX: バージョン B.07.10.20 にアップデートして不具合を 修正。 • STREAMS: NOSYNC 機能により、1 つのキューに対する put プロシージャーの複数のイン スタンスと、そのキューに対するサービスルーチンが、同時に動作可能。 グローバル変数 uniprocessor に対するすべての参照を削除。 • NetTL - ネットワークのトレースとログ: nettl コマンドに対し、IPoIB ヘッダーのフォー マットのサポートと、トレースバッファーのタイマー値を構成するための新しいコマンド 行オプションを追加すると共に、プリキャプチャートレースフィルターのサポートと、ト レースフィルターを管理するための新しいコマンド行オプションを追加。 初回リリース(2007 年 2 月版) のリリースノートの第 8 章: 「セキュリティ」 98 • HP-UX 11i Security Containment: 細分化された権限とコンパートメントがコアの一部となっ た。 • HP-UX Auditing System: 標準モードの監査機能をコア製品に取り込み、マルチスレッド化 されたカーネル監査デーモンを、構成可能な数のログファイルにデータを記録するための 新機能 専用デーモンとすることで性能を向上。また、収集される監査データの内容を増やすなど の拡張を実施。 • HP-UX Bastille: バージョン B.3.0.20 では、Bastille がロックダウンできる項目を追加する と共に、使いやすさを向上させ、Bastille が特定のシステムをセキュリティベースラインに ついてチェックしたり、システムのセキュリティ設定状態をレポートできる機能を追加す るなど、機能、利点を強化 (bastille_drift 分析を含む)。 • HP-UX IPFilter: バージョン A.03.05.13 にアップデートして不具合を修正すると共に、X.25 インターフェイスでのフィルタリングと、10GigE インターフェイスでのフィルタリング を追加。また、IPFilter はデフォルトではネットワークスタックに組み込まれなくなった。 IPFilter を有効にする際にリブートは不要。 • 新機能: HP-UX IPSec: 以前は AR メディアでのみ入手可能。 今回より HP-UX 11i v3 のオペ レーティング環境で提供。 IPsec プロトコルスイートを実装しているシステムおよびデバ イス間で、IP ネットワーク上のセキュアな通信 (認証、完全性、機密性) を実現。 • HP-UX Secure Shell: バージョン A.04.40.005 にアップデートして、chroot 環境で sftp だけを使ったソリューションを提供すると共に、TCP wrapper で IPv6 をサポートし、「す べてのユーザーとイベントを監査」するための機能を Standard Mode Security Extensions (SMSE) に持たせるなど、新機能を追加し、さらに不具合を修正。 • HP-UX Security Attributes Configuration ツール (secweb): 長いユーザー名をサポートするよ うにアップデート。 • 新機能: HP-UX Standard Mode Security Extensions: コア OS の一部として取り込み、新し いコマンドとライブラリ関数を提供。 シャドウパスワードは NIS でもサポートされるよ うになった。 • Install-Time Security: バージョン 1.0.4 にアップデートして、新しい質問/構成を追加する と共に、診断デーモンと syslog をローカル専用 (ネットワークは不可) に構成できるよ うに変更。 • Kerberos Client: バージョン 1.3.5.03 にアップデートして、3DES、RC4、および AES な どの強力な暗号化アルゴリズムをサポート。また、IPv6 のサポート、TCP のサポートなど を追加すると共に、不具合を修正。 • OpenSSL: バージョン A.00.09.08b.09.07j にアップデートし、(デフォルトのバージョン で) いくつかのハードウェアエンジンをサポート (詳細は個別の項を参照)。また、楕円曲 線暗号のサポートを追加すると共に、暗号化機能に対する上位のインターフェイスを提供 するライブラリ EVP を提供。 提供されるその他のバージョンにはその他の機能が含まれ る。 • PAM Kerberos: ユーザーがシステムに rlogin しようとしたときに、ルート以外のユーザー が rc_host_0 を所有していると、警告を出力するように拡張。また、クライアント上で ホストサービスプリンシパルのキーテーブルエントリーが見つからず、KDC にある場合に も警告を出力する。 • Security Patch Check: アップデートして不具合を修正。 初回リリース (2007 年 2 月版) のリリースノートの第 9 章: 「コマンドとシステムコール」 • /etc/skel/.profile シェルスクリプト: $PATH 中の . (現在のパス) は非推奨となっ た。 • 32 ビット pstat システムコール (非推奨): pstat() システムコールを使っている 32 ビットアプリケーションをコンパイルする場合は、コンパイラオプション -D_PSTAT64 の指定が必要。 このオプションを指定することで、pstat() では 32 ビットフィールド ではなく 64 ビットフィールドを使うようになる。 ただし、アプリケーションは 32 ビッ トアプリケーションのままとなる。 • コマンド at 、cron、batch: 複数のジョブを同時にキューに登録する機能と、100 を超 えるジョブをキューに登録する機能、およびqueuedefs(4)ですべてのキューに対して指定 された上限 njob までのジョブをスケジュール設定する機能を追加。 HP-UX 11i v3 の初回リリース (2007 年 2 月) での新しい機能 99 • core 形式の実装の変更: CORE_KERNEL セグメント内のutsname 構造体を、真のバージョ ン文字列で置き換え。 core ファイルの形式をリバースエンジニアリングし、その中に utsname 構造体が格納されていることを前提としているアプリケーションに対しては、 回避策を提供。 この新しい core ファイル形式をデフォルトの形式に変更。 • csh コマンド行インタープリター: csh を非対話型で実行した場合に、デフォルトでは ~/ .history ファイルを取り込まないように変更。 • ファイルシステムのバックアップとリカバリのためのコマンド fbackup、frecover、お よび ftio: 非推奨となった。HP-UX の将来のリリースで廃止予定。該当する置換 pax へ の移行により準備する必要がある。 アーカイブからの取り出しのサポートは継続。 • 新機能: gcore コマンド: 指定した各プロセスのコアイメージを作成。 • getgroups()、setgroups(): NGROUPS_MAX による制限を受けないように変更。 • getty コマンド: 特殊制御文字 (erase、kill など) のデフォルト設定をユーザーが構成でき るように拡張。 • HP-UX のカーネル構成コマンド: エラー、警告、注意メッセージの明確さを見直すと共に、 kconfig、kcmodule、および kctune に自動構成バックアップを制御するためのオプ ションを追加し、kctune コマンドに 2 つのオプションを追加。kctune を、システムリ ソースのパーセンテージで調整パラメーター値のいくつかを指定可能なように変更し、復 元力と性能が向上するようにカーネル構成コマンドを変更。調整パラメーター値はブート ローダーのコマンド行で変更可能となり、いくつかの機能を廃止。 • iostat: LUN へ至るアクティブな lunpath についてアクティビティをレポートするように 拡張。 また、アクティブな lunpath の統計情報を表示するオプション-L を新たに追加。 • 長い hostname、uname、setuname: これらのコマンドの制限を 255 バイトに拡張。 • 新機能: HFS の ff、VxFS 4.1 の ff、repquota、quotacheck での長いユーザー名のサ ポート: 255 バイトまでのユーザー名をサポートするように拡張。 • コマンド lp、lpadmin、lpfence、lpmove、lpsched: lp スケジューラーを停止させ ずにプリンターを追加/削除/変更することを可能にすると共に、ラインプリンタースプー ラーがサポートするプリンター/クラス名を 14 文字から 250 文字に拡大。また、リモー トの出力先名にもサポートを拡大。 • mmap() システムコール: PROT_EXEC を使った読み取り専用パーミッションを持つファイ ルのマッピングと、MAP_FIXED を使った暗黙的な mmap() をサポート。 • pax コマンド: UNIX 2003 標準に準拠するように拡張。pax を使って、サイズが 8GB を 超えるファイルのアーカイブを可能にすると共に、長いユーザー名/グループ名と、 2097151 を超える大きな UID/GID、長いパス名またはリンク名のサポートを追加。 • PFS のコマンド: 廃止。 • pipcs コマンド: さまざまな POSIX メッセージキューを使っているプロセスに関する詳細 と、POSIX メッセージキューの作成時刻と最終変更時刻を表示するように拡張。 • ps コマンド: COMMAND フィールドに最大 1020 文字を表示するように拡張。 • 新機能: pselect() システムコール: UNIX 2003 標準に準拠するために追加。select() システムコールのユーザーに対して、追加のパラメーターオプションを提供。 タイムアウ トの時間単位として、秒またはナノ秒を指定可能。システムコールの実行中に使用できる 新しいシグナルマスクパラメーターも利用可能。 • psrset コマンド: PSET 属性タイプ LCPU のサポートを追加。 • pstat_getstatic() システムコール: pstat_getstatic() から返される情報は、関 連するカーネル調整パラメーターに対する手動または自動での変更や、リソースのオンラ インでの追加/削除などの事象に応じて、リブートのたびに変わる可能性がある。 ただし、 変わる頻度は低い。 100 新機能 • 新機能:プロセス管理ツール Ptools: プロセスの追跡とデバッグを容易にするための新しい プロセス管理ツール。 このツールは、コマンド pmap、pfiles、pgrep、pkill、ptree で構成される。 • ptrace() システムコール: HP-UX 11i v3 で廃止。 • sar コマンド: 各 HBA およびテープデバイスのアクティビティを報告するように拡張。 • setboot コマンド: 一貫性のある DSF または lunpath ハードウェアパスを次回ブート時の ブートパスを設定する際の有効な入力として受け付けるように変更し、デュアルコア Intel® Itanium® 2 プラットフォームで次回ブート時にハイパースレッディング環境を有効または 無効にする機能を追加。 • sigblock(2)、sigsetmask(2)、sigstack(2)、sigvector(2)、bsd_signal(3C): マンページを廃止。 • spray コマンド: 新たに 2 つのオプションを追加。-d オプションは、各パケットを送信 する間隔をマイクロ秒単位で指定し、-t オプションはトランスポートのクラスを指定す る。 • 新機能: swapctl() システムコール: 次回ブート時に一次スワップを有効にするように設 定可能。以前は、コマンド lvlnboot および vxvmboot が唯一の方法だった。swapon() システムコールは非推奨となった。 • swapon コマンドと swapinfo コマンド: swapon コマンドを、次回ブート時の一次スワッ プデバイスの設定と設定解除をサポートするように拡張。また、swapinfo コマンドに、 次回ブート時の一次スワップの設定を表示するためのオプション -s を追加。 • sysdef コマンド: 非推奨。msgmap、sema、shmem などのいくつかの調整パラメーター については、誤った値をレポートする。 • syslogd コマンド: マルチバイトメッセージ文字列を正しく記録するように拡張。 • usermod コマンド: -m オプションを使ったホームディレクトリの移動を選択的に防ぐよ うに変更。 • UNIX 2003 への準拠: すべてのコマンドを、UNIX 2003 標準に準拠するように変更また は拡張。 UNIX 2003 での変更点のうち、HP-UX の互換性に影響を与えないものは、デフォ ルトで利用可能。 影響のあるものは、UNIX 2003 に従った動作をさせるためには、環境 変数 UNIX_STD を定義する必要がある。 初回リリース (2007 年 2 月版) のリリースノートの第 10 章: 「ライブラリとプログラミング」 • バンドルされている C コンパイラ: Integrity サーバーではバージョン A.06.12 にアップ デートし、PA-RISC では B.11.11.16 にアップデート。 以前のバージョンとの互換性は非 常に高い。診断メッセージを変更し、間違いのあるソースや疑いのあるソースの診断機能 を強化。 • aC++ ランタイムライブラリ: 性能向上マクロ-D_HP_NONSTD_FAST_IOSTREAM を追加 し、C++ 標準ライブラリ TC1 への準拠を強化すると共に、USA 2007 夏時間法をサポー ト。 • FirstBoot: 移行リンク (つまりアップグレード) の一環として、これまで当社はシンボリッ クリンク /etc/set_parms -> /sbin/set_parms を作成してきた。移行リンクは HP-UX 11i v3 で廃止され、set_parms は、/sbin/set_parms として提供されるようになっ た。 そのため、HP-UX 11i v3 では、シンボリックリンク /etc/set_parms をサポート しない。 • HP MLIB: バージョン 9.5 にアップデートし、2 つの新しいライブラリ VECLIBSC8 と LAPACKSC8 を追加。これらのライブラリは、Cray の SCILIB 算術ライブラリと同様の呼 び出し規約を使った、64 ビットの整数値を持つ 64 ビットアドレスライブラリである。 • HP-UX C ライブラリ (libc) ◦ HP-UX C ライブラリ (libc) - UNIX 2003 標準への準拠: libc ライブラリを、UNIX 2003 標準に準拠するように拡張。 API をいくつか追加し、いくつかの API を変更。 HP-UX 11i v3 の初回リリース (2007 年 2 月) での新しい機能 101 ◦ HP-UX C ライブラリ (libc) - その他の変更: Tru64 API の移行、malloc(3C)のスレッド ローカルキャッシュの拡張、長いユーザー名とグループ名のサポートなど、新機能を 追加。 ◦ libc(1)ライブラリ: 非推奨。これは、HP-UX 10.20 との互換性を保つために HP-UX 11i で利用できる"C"ライブラリである。 HP-UX 11i v3 では当面の影響はない。libc(1)ラ イブラリが廃止されると、このライブラリをリンクしているプログラムはすべて動作 しなくなる。 そのため、libc(1)からlibc(2)ライブラリへのプログラムの移行を開始す ることを推奨する。 ◦ libc のネットワーキング API: gai_strerror(3N) API の戻り値を char から const char に変更。その他の変更も含む。 • HP-UX Color-Curses: libcur_colr ライブラリとコマンド: 廃止。HP-UX 10.30 で非推奨 となっており、PA-RISC 版 HP-UX 11i v3 では利用不可。 • Java 2 プラットフォーム ◦ Java JDK/JRE for HP-UX: HP-UX 11i v3 には、Java 1.3 および Java 3D (J3D 1.4) は含 まれない。SDK/RTE バージョン 5.0 をアップデートし、不具合を修正。 1.4). ◦ Java Out-of-Box: アップデートして不具合を修正。 • 新機能: libIO ライブラリ: libIO.so (Itanium®ベースシステム用) または libIO.sl (PA-RISC システム用) は、HP-UX の I/O サブシステムの情報にアクセスするための API を 提供する共有ライブラリである。 このライブラリにより、I/O 情報を取得する際の他の HP-UX コマンドへの依存が削減される。 • libpthread ライブラリ: ターゲットスレッドのスケジューリング優先順位を設定するための API pthread_setschedprio() を新たに追加。 • Link Editor (ld): 2005 年 6 月のパッチ PHSS_34440 より、リンカーオプションを追加。 • Mercury ライブラリ (libhg): ユーザープログラムとカーネルの間の高性能インターフェイ スを提供し、重要な情報を高速にやり取りすることが可能。 • Software Transition Kit (STK): 以前のバージョンの HP-UX から最新の HP-UX への HP-UX ア プリケーションの移行をサポートするように設計されている。 HP-UX 11i v3 では提供さ れない。 • スレッドの renice 機能: マルチスレッドプロセス内のスレッドの nice 値を変更するため の、2 つの pthread API を新たに追加。 • UNIX 2003 Standard Profile への準拠: Single UNIX Specification バージョン 3 で規定され ている関数を追加し、同仕様に準拠するようにコンパイラを変更。 PA-RISC (Precision Architecture) システムでは、アプリケーションで UNIX 2003 のほとんどの機能が利用可 能。 PA-RISC 上では C99 コンパイラが利用できないため、完全な UNIX 2003 の認定はサ ポートされていない。 Itanium®ベースのシステムは、UNIX 2003 に完全に準拠し、認定 済み。 • Unwind Library (libunwind): バージョン 1.48 にアップデート。 express API の性能を大 幅に向上するとともに、U_STACK_TRACE(3X)および_UNW_STACK_TRACE(3X) API を拡張 し、ライブラリの unwind express 部分に新たに API を追加。 初回リリース(2007 年 2 月版) のリリースノートの第 11 章: 「国際化機能」 • Unicode 5.0: 最新バージョンをサポート。Unicode 5.0 は、これまでサポートされていた Unicode 3.0 の拡張である。 • 新機能: JIS X 0213 規格: 最新バージョンをサポート。 • 新機能: KS X 1001 規格: 最新バージョンをサポート。 • 新機能: Big5-2003 と CNS11643 規格: 最新バージョンをサポート。 102 新機能 • 新機能: HKSCS-2004(香港増補字符集) 規格: 最新バージョンをサポート。 最新バージョン をサポート。 • 新機能: ロケール - バルト/ロシア/ウクライナ/中南米: 最新バージョンをサポート。 • 新機能: UNIX 2003 国際化機能に準拠した localedef/libc の変更に伴うロケールの新バー ジョン。システムがサポートするすべてのロケールバイナリに対して、新しいロケール バージョン「locales.3」 を生成。 これは、UNIX 2003 標準を完全にサポートするため に、以前の PA-RISC ベースのアーカイブ形式アプリケーションが予期せぬ動作をしないよ うにするためのものである。 • UNIX 2003 標準への準拠: コマンド localedef、locale、iconv と、関連する C ライ ブラリ API、ロケールデータベースと iconv コンバーターを、UNIX 2003 標準に合わせ てアップデート。 • Unicode コードセットの代替幅プロパティ: アジア言語ロケールでサポート。 • 新機能: メッセージ処理コマンド: mkcatdefs、dspmsg、dspcat を追加。Tru64 UNIX との互換性のために HP-UX に追加。 • 新機能: iconv コードセットコンバーターの構成ファイル system.config.iconv: HP-UX コア OS の iconv マッピングテーブル情報を他社製およびユーザー固有の iconv マッピング テーブル情報から分離するために、新しい system.config.iconv ファイルを追加。 • 日本語メインフレーム文字コード変換機能: iconv で、日本語メインフレーム文字集合の 拡張領域をサポート。 • 新機能: 国際化された PostScript 印刷機能: psfontpf: 新しい PostScript プリンターフィルター psfontpf により、テキストファイルおよび Web ページ内の英語以外の国際化文字の印刷 をサポート。 • アジア言語の印刷機能: アジア言語の lp モデルファイルとフィルターを拡張し、アジア の重要な国家規格と ISO 10646 をサポート。 • ヨーロッパ言語の TrueType フォント: ASCII、ラテン 1 補助、ラテン拡張 A、ラテン拡張 B、ギリシャ語、キリル文字、通貨記号のグリフパターンをカバーするために、TrueType フォントを追加。 • アジア言語の TrueType フォント: 最新の国家規格と ISO10646 をサポートするために拡 張。 日本語、簡体字中国語、繁体字中国語フォント用の新しい書体を追加。 • アジア言語のビットマップフォント: 最新の国家規格と ISO 10646 をサポートするように 拡張。 • フォールバックフォントのサポート: テキストベースの GUI アプリケーションでは、グリ フが見つからない場合に、「?」 や「::」を表示する。 • アジア言語の機能 (廃止): 従来のいくつかの機能を廃止し削除。 また、アジア言語の特定 のプリンター lp モデル、ユーティリティ/ライブラリルーチン、ドットビットマップフォ ントは非推奨となった。 初回リリース(2007 年 2 月版) のリリースノートの第 12 章: 「その他の機能」 • Common Desktop Environment: バージョン 2.1 にアップデートし、Itanium®ベースの 32 ビット CDE バイナリ、32 ビット X クライアントを追加。HP-UX 11i v3 で初めて 64 ビッ トの PA-RISC および Itanium®ベースのライブラリを提供。また、Node and Host Name Expansion 機能と拡張されたユーザー名をサポートするなど、いくつかの点を変更。 • Distributed Computing Environment (DCE) Client と Integrated Login: いくつかのファイル セットを削除すると共に、いくつかの製品は DCE クライアントで利用不可となり、 Integrated Login 機能のための新しいライブラリを追加。 注記: 初回リリースの『HP-UX 11i v3 リリースノート』(2007 年 2 月版) の訂正は、『HP-UX 11i v3 Release Notes Errata』第 3 版 (5992-5827) (英語版) に記載されています。このドキュ メントは、http://www.hp.com/go/hpux-core-docs-11iv3 にあります。 HP-UX 11i v3 の初回リリース (2007 年 2 月) での新しい機能 103 4 ハードウェア固有の情報 この章では、サポートされるシステムの情報や、ハードウェアに関連するソフトウェアのその 他の情報について説明します。この章に含まれる製品および機能の変更内容は、「HP-UX 11i v3 March 2012 リリースでの新しい機能」 (14 ページ) を参照してください。 Hardware Enablement Patch Bundle for HP-UX 11i v3 Hardware Enablement Patch Bundle for HP-UX 11i v3 (HWEnable11i) には、HP-UX 11i v3 でサ ポートされる新しいシステムと追加ハードウェア (I/O アダプターやデバイスなど) で必要にな るパッチが含まれています。 変更の概要 HWEnable11i バンドルは、PA8900 プロセッサーまたは Intel Itanium プロセッサーを使用す る古い HP サーバーでの HP-UX サポートに加え、新しい HP Integrity ブレードサーバーのサポー トを提供します。HP-UX でこれらのハードウェアを使用するためには、この OE アップデート リリース (OEUR) に含まれている他の HWE コンポーネントが必要です。この中には、診断製 品、WBEM Provider、I/O ドライバーバンドル、Ignite-UX 製品が含まれています。最新の HP-UX 11 v3 OEUR で提供される該当の OE オプションを全面的にアップデートすることをお勧めし ます。アップデートにより、HP-UX の完全なサポートが得られ、最新版の管理ツールや構成 ツールを利用できます。 このハードウェア対応バンドルには、最新の I/O アダプター、ネットワーキング、およびスト レージ製品を搭載した最新の HP Integrity システムをサポートする、HP-UX 11i v3 (11.31) の 新しいパッチが含まれます。デバッグ機能の強化、イベント処理の効率化、エラーレコードの 永続化、マシン情報レポート機能の強化、ソフトリブート機能への対応、パフォーマンスの向 上、および最新の Intel Itanium プロセッサーでのサポートのための新しいパッチも追加されま した。 互換性 判明している互換性への影響はありません。 性能 判明している性能への影響はありません。 ドキュメント • Web サイト HP IT リソースセンター (http://itrc.hp.com ) のポータルは廃止され、2011 年 6 月に HP サポートセンター (http://www.hp.com/go/hpsc ) に移行されました。最新のパッチステー タス情報は、HP サポートセンターの Web サイトに掲載されています。HPSC にアクセス するには、HP パスポートのログインが必要です。http://h20195.www2.hp.com/V2/ GetPDF.aspx/c02761338.pdf にある FAQ を参照してください。 • • ドキュメント ◦ 『パッチ管理ユーザーガイド HP-UX 11.x システム用』(http://hp.com/go/ patchmgmt-docs ) ◦ 『HP-UX 11i v3 インストール/アップデートガイド』(http://www.hp.com/go/ hpux-core-docs-11iv3 ) その他 ◦ パッチバンドルの readme ドキュメントは、OE メディアのルートディレクトリの下 (/HPEnable11i.readme および /HWEnable11i.readme.html) または HPSC (http://www.hp.com/go/hpsc ) にあります。 104 ハードウェア固有の情報 廃止された機能 該当する機能はありません。 サポートされるシステム HP-UX 11i v3 の今回のリリースが完全にサポートする HP 9000 システムと HP Integrity システ ムの一覧については、次の Web サイトにある HP-UX Server Support Matrix を参照してくださ い。 http://www.hp.com/go/hpuxservermatrix 注記: HP-UX 11i v3 では、ワークステーションはサポートされません。HP ワークステーショ ンに関する詳細は、次の Web サイトを参照してください。 http://www.hp.com/go/workstationsupport HP サーバーに関するその他の情報については、次の Web サイトを参照してください。 • HP BladeSystem: http://www.hp.com/go/blades • HP 9000 サーバーファミリ: http://www.hp.com/go/hp9000 • HP Integrity サーバーファミリ: http://www.hp.com/go/integrity ファームウェアのアップデート システムが、HP-UX 11i v3 (B.11.31) の最低限のファームウェア要件を満たしていることを確 認してください。新しい I/O アダプターと特定の仮想化アプリケーションには、最新のファー ムウェアが必要となる場合があります。詳細は、製品マニュアルを確認してください。 ファームウェアをアップデートする場合のオプションについては、『HP Integrity Servers and HP 9000 Servers Firmware Update Options』を参照してください。これは、HP 製の各サーバー に付属するドキュメント集に含まれています。ドキュメント集にアクセスするには、次のいず れかのリンクを選択し、サーバーに移動します。 • サーバーコンソールソリューション http://www.hp.com/go/thin-clients-docs • HP 9000 サーバー http://www.hp.com/go/hp9000_servers-docs • HP BladeSystem c-Class エンクロージャー http://www.hp.com/go/blades_enclosures-docs • HP Carrier-Grade cc2300/cc33xx サーバー http://www.hp.com/go/carrier_grade_cc_servers-docs • HP Integrity cx26xx サーバー http://www.hp.com/go/integrity_cx2620_servers-docs • HP Integrity サーバー http://www.hp.com/go/Integrity_Servers-docs • HP ProLiant サーバー http://www.hp.com/go/proliant_servers-docs ファームウェア警告の受信 最新のファームウェアアップデートについての電子メールでのお知らせを自動的に受け取るに は、ドライバー、パッチ、セキュリティおよびサポートの警告サービスにサインアップしま す。 サポートされるシステム 105 1. 2. http://www.hp.com/go/myhpalerts (英語) にアクセスします。 指示に従って、ご使用の各製品を登録します。 USB-02 ドライバー機能強化 HP-UX USB-02 ドライバーによって、USB ポートに接続されているさまざまなクラスのデバイ スが有効になります。 変更の概要 2012 年 3 月版リリースには、以下の変更が含まれています。 • USB を ANSI 準拠になるように有効化。 • ANSI v2 準拠として USB-DVD で報告されるセンスキー/ASC/ASCQ のデコードをサポー ト。 • USB を ANSI 準拠にするために、ATAPI デバイスの ANSI バージョンを 2 に変更。 この機能強化は、FEATURE11i バンドルで提供される PHKL_42483 パッチによって有効にな ります。 互換性 このサポートは、iLO3 ファームウェア v01.51.02 以降で有効になります。 性能 diskinfo(1M)コマンドは、完了するまでにかかる時間が短くなりました。不要な再試行を要求 しなくなったためです。 ドキュメント 詳細は、パッチに含まれるパッチノートを参照してください。 廃止された機能 該当する機能はありません。 106 ハードウェア固有の情報 5 一般的なシステム管理 この章では、システム管理者に必要な情報を説明します。この章に含まれる製品および機能の 変更内容は、「HP-UX 11i v3 March 2012 リリースでの新しい機能」 (14 ページ) を参照して ください。 HP-UX 11i v3 Feature Enablement Patch Bundle HP-UX 11i v3 Feature Enablement (FEATURE11i) Patch Bundle は、コア機能を強化するパッチ や、新規またはアップデートされたソフトウェア製品の依存関係を満たすために必要なパッチ で構成されています。このパッチバンドルはソフトウェア製品をサポートするために必要に応 じて新しいパッチに更新されます。 変更の概要 March 2012 (1203) リリースでは、FEATURE11i バンドルは、コア機能を拡張するパッチや 新規コア機能や改善されたコア機能を提供するパッチにより、HP-UX 11i v3 向けにアップデー トされています。機能強化には、カーネルの性能改善、現在出荷されている HP Integrity シス テムでの最新の Intel Itanium プロセッサーのサポート、および SoftReboot や新しい仮想化など の機能が含まれます。 このバンドルには、IT リソースセンター/HP サポートセンターで個別に提供されているパッチ よりも厳密なテストが実施され、より多くの使用実績のあるパッチが含まれています。このバ ンドル内のパッチのすべての依存関係は解決済みです。 互換性 判明している互換性への影響はありません。 性能 パッチには、推奨される性能改善とオプションの性能改善が含まれています。 ドキュメント • Web サイト HP IT リソースセンター (http://itrc.hp.com ) のポータルは廃止され、2011 年 6 月に HP サポートセンター (http://www.hp.com/go/hpsc ) に移行されました。最新のパッチステー タス情報は、HP サポートセンターの Web サイトに掲載されています。HPSC にアクセス するには、HP パスポートのログインが必要です。http://h20195.www2.hp.com/V2/ GetPDF.aspx/c02761338.pdf にある FAQ を参照してください。 • • ドキュメント ◦ 『パッチ管理ユーザーガイド HP-UX 11.x システム用』(http://hp.com/go/ patchmgmt-docs ) ◦ 『HP-UX 11i v3 インストール/アップデートガイド』(http://www.hp.com/go/ hpux-core-docs-11iv3 ) その他 ◦ パッチバンドルの readme ドキュメントは、OE メディアのルートディレクトリの下 (/FEATURE11i.readme および /FEATURE11i.readme.html) または HPSC (http:// www.hp.com/go/hpsc ) にあります。 廃止された機能 該当する機能はありません。 HP-UX 11i v3 Feature Enablement Patch Bundle 107 HP-UX 11i v3 Quality Pack パッチバンドル Quality Pack は、Base Quality Pack バンドルと Applications Quality Pack バンドルの 2 つで構 成されています。Base Quality Pack バンドル (QPKBASE) には、コア OS、グラフィックス、お よび主要ネットワークドライバーの不具合に対する安定した修正パッチがすべて含まれていま す。Applications Quality Pack バンドル (QPKAPPS) には、HP-UX オペレーティング環境 (OE) のアプリケーションの不具合に対する安定した修正パッチがすべて含まれています。 変更の概要 Quality Pack バンドルは HP-UX 11i v3 (B.11.31) 用に 6 か月ごとにリリースされますが、含ま れている不具合修正パッチの数が大幅に増えています。不具合修正パッチは、広範な内部テス トが正常に完了し、ユーザーによるダウンロードが 300 回に達した後で Quality Pack に追加 されます。 互換性 判明している互換性への影響はありません。 性能 Quality Pack は、各リリースに含まれる新しいアップデートされたパッチに応じて、システム の性能を改善します。 ドキュメント • Web サイト HP IT リソースセンター (http://itrc.hp.com ) のポータルは廃止され、2011 年 6 月に HP サポートセンター (http://www.hp.com/go/hpsc ) に移行されました。最新のパッチステー タス情報は、HP サポートセンターの Web サイトに掲載されています。HPSC にアクセス するには、HP パスポートのログインが必要です。http://h20195.www2.hp.com/V2/ GetPDF.aspx/c02761338.pdf にある FAQ を参照してください。 • • ドキュメント ◦ 『パッチ管理ユーザーガイド HP-UX 11.x システム用』(http://hp.com/go/ patchmgmt-docs ) ◦ 『HP-UX 11i v3 インストール/アップデートガイド』(http://www.hp.com/go/ hpux-core-docs-11iv3 ) その他 ◦ パッチバンドルの readme ドキュメントは、OE メディアのルートディレクトリの下 (/QPK1131.readme および /QPK1131.readme.html) または HPSC (http:// www.hp.com/go/hpsc ) にあります。 廃止された機能 該当する機能はありません。 Software Distributor (SD) Software Distributor (SD) は、HP-UX ソフトウェアパッケージに対して使用できるアプリケー ションスイートです。SD アプリケーションを使って、ソフトウェアのパッケージ化、インス トール、コピー、一覧表示、削除、変更ができます。SD の最新リビジョン番号は次のとおり です。 • HP-UX 11i v2 (11.23) - B.11.23.1009 • HP-UX 11i v3 (11.31) - B.11.31.1203 108 一般的なシステム管理 変更の概要 今回のリリースの SD には、以下の新機能が含まれます。 • インストールおよび削除のための SoftReboot のサポート。これにより、リブート時間が削 減され、通常のリブートまたはソフトリブートを柔軟に使用できるようになります。 • ローカルコンテナーでの並列のインストール/削除/構成をサポートします。HP-UX Containers (SRP) 対応のシステムのみで適用可能です。並列モードが HP-UX Containers でのデフォル トになりました。 • 新しいオプションを以下に示します。 ◦ -S オプションは SoftReboot をサポートします。この新しいオプションは SD32B/64B nPar システムのみで利用可能です。このオプションは、HP-UX Containers (SRP) と、 HP-UX 11i v1 および HP-UX 11i v2 リリースではサポートされません。 ◦ -x softreboot=false オプションは SoftReboot をサポートします。この新しいオ プションは SD32B/64B nPar システムのみで利用可能です。 ◦ -x srp_parallel=6 オプションは、モード (シリアル/並列) と、ローカルコンテ ナーでの同時並列操作の数を制御します。 互換性 判明している互換性への影響はありません。 性能 • softreboot=true を使用すると、リブート時間を削減します。ソフトリブートをサポー トするシステムで、インストール/削除の操作時間が削減されます。 • srp_parallel=6 を使用すると、システム/ディスクの構成に応じてインストール/削除/ 構成操作の時間が 10~50% 削減されます。 ドキュメント • 製品の Web サイト ◦ • マンページ (/usr/share/man/man1m.Z/) ◦ • http://www.hp.com/go/sd swinstall(1M); swlist(1M); swcopy(1M); swremove(1M); swpackage(1M); swconfig(1M); swask(1M); swacl(1M); swverify(1M); swmodify(1M); swreg(1M); sd(5); swjob(1M); install-sd(1M); swagentd(1M) ドキュメント (http://www.hp.com/go/sd-docs ) ◦ 『Software Distributor 管理者ガイド 』 ◦ 『Software Distributor Requirements, Issues Fixed, and Workarounds』 ◦ 『HP-UX Control Scripts Guidelines for Software Packaging』 ◦ 『Software Distributor: Cookbook 』 ◦ 『Software Distributor: Firewall Configuration Cookbook 』 廃止された機能 該当する機能はありません。 Software Distributor (SD) 109 仮想化ソリューション HP-UX vPars and Integrity VM v6.1 HP-UX vPars and Integrity VM v6.1 (バンドル BB068AA および VirtualBase) は、vPars and Integrity VM 機能を、使いやすい単一の共通管理環境にまとめる新製品です。この製品は、 HP-UX Virtual Partitions (vPars) v6.0 および Integrity VM v4.3 の後続製品です。SMH が起動す る単一の GUI により、管理機能が統合されて簡素化され、HP-UX GUID Manager は、確実に NPIV ストレージのアクセスが安全である状態を維持できます。 HP-UX vPars and Integrity VM v6.1 製品は 2 つのバンドルで提供されています。VSE-OE および DC-OE での選択可能なバンドルである BB068AA と、すべての OE での推奨 (デフォルトでイ ンストールされる) バンドルである VirtualBase です。 変更の概要 ライセンスと、vPars and Integrity VM バージョン 6.1 へのアップグレード (HP-UX 11i v3 VSE-OE および DC-OE) には、HP-UX 11i v3 March 2012 アップデートでバンドルにまとめられた個別 の製品およびライセンス権が含まれています。 スタンドアロン製品としての、あるいは VSE-OE や DC-OE のコンポーネントとしての Integrity VM または vPars にライセンスを供与すると、アップグレードを行う資格が与えられます。当 社の担当者にお問い合わせください。 このリリースは、HP-UX 11i v3 March 2012、ネットワークの Direct I/O、およびダイレクト SAN アクセス用 N_Port ID Virtualization (NPIV) のサポートを特徴としています。このリリース には、HP-UX 11i v3 September 2011 リリース以降にリリースされたパッチのロールアップも 含まれます。 重要: HP-UX vPars and Integrity VM V6.1 製品を実行する前に、『HP-UX vPars and Integrity VM V6.1 リリースノート』を読み、これらの製品を実行するために必要なパッチも含め、追加 情報を参照してください。 互換性 引き続き Superdome 2 で vPars v5 を実行またはインストールすることは可能ですが、新しい HP-UX vPars and Integrity VM v6.x 製品を実行するように構成された nPar と同じ nPar で vPars v5 を実行することはできません。 vPars v5 でシステムを構成した場合は、HP-UX vPars and Integrity VM v6.x 製品を開始すること はできません。そのようにしようとすると、以下のメッセージが表示され、HP-UX vPars and Integrity VM v6.x 製品は、エラーステータスコードを出して終了します。 NOTE: Integrity VM software cannot be started when vPars is running. 性能 判明している性能への影響はありません。 ドキュメント • 製品の Web サイト ◦ • マンページ ◦ • 110 http://www.hp.com/go/hpuxvirtualization hpvm(5) ドキュメント (http://www.hp.com/go/virtualization-manuals ) ◦ 『HP-UX vPars and Integrity VM 6.1 管理者ガイド』 ◦ 『HP-UX vPars and Integrity VM 6.1 リリースノート』 一般的なシステム管理 廃止された機能 該当する機能はありません。 Utilization Provider Utilization ProviderA.01.08.06.02 は、システムの使用率データを 5 分間隔で記録する軽量デー モン (utild) です。HP Matrix Operating Environment for HP-UX (以前は HP Insight Dynamics -VSE for Integrity) は、Utilization Provider を使用して HP-UX 管理対象システムからデータを収集 します。収集されるデータは、CPU、メモリ、ディスク、ネットワークなどの使用率です。こ の製品には WBEM プロバイダーも付属しています。 変更の概要 Utilization Provider for HP-UX 11i v3 は、HP Matrix Operating Environment for HP-UX の最新リ リースをサポートするために、バージョン A.01.08.06.02 にアップデートされています。 互換性 このバージョンの Utilization Provider は、HP WBEM Services for HP-UX バージョン A.02.07.04 以降に依存しています。 性能 utild プロセスは、5 分ごとに起動し、4 つのメトリック (CPU、メモリ、ディスク、ネット ワーク) を検出して記録しますが、この検出でシステムの性能に与える影響はわずかです。 ドキュメント • マンページ ◦ • utild(1M) ドキュメント (http://www.hp.com/go/matrixoe/docs ) 廃止された機能 該当する機能はありません。 仮想化ソリューション 111 6 ディスクとファイルの管理 この章では、ディレクトリ、ファイルシステム、およびディスク管理について説明します。こ の章に含まれる製品および機能の変更内容は、「HP-UX 11i v3 March 2012 リリースでの新し い機能」 (14 ページ) を参照してください。 112 ディスクとファイルの管理 7 インターネットとネットワーキング この章では、HP-UX 11i v3 でサポートされるインターネットとネットワーキングについて、新 たに追加された機能と変更された機能を説明します。この章に含まれる製品および機能の変更 内容は、「HP-UX 11i v3 March 2012 リリースでの新しい機能」 (14 ページ) を参照してくだ さい。 113 8 セキュリティ この章では、セキュリティサービスで変更された点と追加された点を説明します。この章に含 まれる製品および機能の変更内容は、「HP-UX 11i v3 March 2012 リリースでの新しい機能」 (14 ページ) を参照してください。 Restricted Root パスワードおよびログインポリシーを root アカウントに拡張する新しいセキュリティオプショ ンを利用できます。このシャドウモード機能拡張により、従来は高信頼性モードのシステムの みで使用可能であった、より厳しいセキュリティポリシーを実装できるようになりました。 Restricted Root は、FEATURE11i バンドル内の PHCO_42662 および PHCO_42663 という 2 つのパッチを通じて提供されます。 変更の概要 root アカウントが自分自身のパスワードまたは別のアカウントのパスワードを変更する場合、 パスワードの変更中に、定義済みのシステムパスワードポリシーおよびユーザーパスワードポ リシーがチェックされます。以下のポリシーがチェックされます。 • PASSWORD_MINDAYS の経過後のみ root によるパスワードの変更を許可 • 構成可能な最小パスワード長 • パスワードの複雑さ • パスワード履歴の深さを適用可能 ログイン制限は、root アカウントに適用されます。以下のログインポリシーがチェックされま す。 • ヌルのパスワードでのログインを拒否 • INACTIVITY_MAXDAYS の経過後のログインを拒否 互換性 デフォルトでは、新機能は無効になっており、以前のシャドウモード実装との互換性を維持し ています。それらの機能をアクティブにするには、security(4)マンページを参照してください。 性能 判明している性能への影響はありません。 ドキュメント • マンページ ◦ security(4) 廃止された機能 該当する機能はありません。 114 セキュリティ 9 コマンドとシステムコール この章では、追加または変更されたコマンドとシステムコールについて説明します。この章に 含まれる製品および機能の変更内容は、「HP-UX 11i v3 March 2012 リリースでの新しい機 能」 (14 ページ) を参照してください。 insf(1M) コマンド insf コマンドは、デバイスディレクトリ (通常は /dev) に特殊ファイルをインストールしま す。insf では、必要に応じて、生成される特殊ファイル用に定義されているサブディレクト リを作成します。 変更の概要 insf(1M)コマンドは、isoc ドライバーおよび isq ドライバーのデバイス特殊ファイルをサポー トするように機能強化されました。insf(1M)コマンドは、該当するデバイスとドライバーの組 み合わせがシステム上で見つかった場合、それらのドライバーに対応するデバイス特殊ファイ ルを /dev の下に作成します。 互換性 判明している互換性への影響はありません。 性能 判明している性能への影響はありません。 ドキュメント • マンページ ◦ insf(1M) 廃止された機能 該当する機能はありません。 machinfo(1) コマンド machinfo(1)コマンドは、システム上のプロセッサー、ファームウェアのリビジョン、およびメ モリーの量などのシステム情報に関するレポートを提供します。 変更の概要 machinfo(1)コマンドは、各ソケットについて、現在アクティブであるコアの最小数と最大数を リストする (ソケット間でそれらの数が異なる場合) ようになりました。さらに、machinfo(1)で は、マルチスレッディング設定がコア間で異なる場合、スレッディングが有効になっているコ アの数も報告します。詳細は、maninfo(1)のマンページを参照してください。 互換性 判明している互換性への影響はありません。 性能 判明している性能への影響はありません。 insf(1M) コマンド 115 ドキュメント • マンページ ◦ machinfo(1) 廃止された機能 該当する機能はありません。 116 コマンドとシステムコール 10 ライブラリとプログラミング この章では、コンパイラ、エディター、ライブラリに対する変更など、特にプログラマが関与 する、さまざまな変更点について説明します。この章に含まれる製品および機能の変更内容 は、「HP-UX 11i v3 March 2012 リリースでの新しい機能」 (14 ページ) を参照してください。 117 11 国際化機能 この章では、テキストフォント、各種言語に関連するコンバーターを含む国際化機能の変更に ついて説明します。2012 年 3 月版では、この章のトピックには変更はありません。 118 国際化機能 12 その他の機能 この章では、オペレーティング環境に追加されたアプリケーションと機能について説明しま す。2012 年 3 月版では、この章のトピックには変更はありません。 119 13 サポートおよびその他のリソース HP への問い合わせ ご連絡の前に ご連絡いただく前に、次の情報をお手元にご用意ください。 • テクニカルサポートの登録番号 (該当する場合) • 製品のシリアル番号 • 製品のモデル名とモデル番号 • 製品の識別番号 • 該当するエラーメッセージ • 増設したボードまたはハードウェア • 他社製のハードウェアまたはソフトウェア • オペレーティングシステムの種類とリビジョンレベル HP の連絡先に関する情報 最寄りの HP 製品販売店については、以下で確認してください。 • Contact HP worldwide (英語) Web ページ (http://www.hp.com/country/us/en/ wwcontact.html ) HP テクニカルサポートについては、次の方法でご確認ください。 • • 米国内での連絡方法については、Contact HP United States Web ページ (http:// welcome.hp.com/country/us/en/contact_us.html ) をご参照ください。お電話で HP にお問 い合わせいただく場合は、次の番号をご利用ください。 ◦ 1-800-HP-INVENT (1-800-474-6836) におかけください。このサービスは休日なしで 24 時間ご利用いただけます。品質向上のため、お電話の内容を録音またはモニター させていただくことがあります。 ◦ Care Pack (サービスアップグレード) を購入いただいている場合は 1-800-633-3600 におかけください。Care Pack についての詳細は、HP の Web サイト (http://hp.com/ go/carepack ) を参照してください。 他の地域や国では、Contact HP worldwide (英語) Web ページ (http://www.hp.com/country/ us/en/wwcontact.html ) で問い合わせ方法を確認してください。 サブスクリプションサービス Subscriber's Choice (http://www.hp.com/country/us/en/contact_us.html ) で製品を登録するこ とをお勧めします。([Self Help] の下で、[Subscription] サービスを選択します。) 登録後、ドラ イバー、サポート、セキュリティの警告、および使用中の HP 製品向けにカスタマイズされた ソフトウェアのアップデートに関する電子メールの通知を受け取ることができます。 120 サポートおよびその他のリソース 関連情報 注記: 2011 年 8 月より、HP-UX オペレーティング環境および HP-UX アプリケーションソフ トウェアのテクニカルドキュメントの配布は、Web サイトからのダウンロードが中心となり ます。WWeb からの配布は HP のグリーンビジネステクノロジーにおけるイニシアチブの取 り組みの一環として梱包材の削減に貢献するとともに、HP の目標である HP-UX テクニカルド キュメントの最新性とアクセス性の向上にも効果を発揮します。 ドキュメントは、Web サイトから表示、ダウンロード、および印刷することができます。HP-UX ドキュメントへのリンクは、http://www.hp.com/go/hpux-core-docs-11iv3 にある『A Guide to HP-UX Document Collections』を参照してください。 HP-UX 11i v3 に関する情報の Web サイト • HP-UX 11i v3 コアドキュメント http://www.hp.com/go/hpux-core-docs • HP-UX ソフトウェア配備関連ドキュメント http://www.hp.com/go/sw-deployment-docs • QuickSpecs: HP-UX 11i v3 http://h18004.www1.hp.com/products/quickspecs/12079_div/12079_div.PDF • HP-UX Server Support Matrix http://www.hp.com/go/hpuxservermatrix • HP_UX_Docs Twitter アカウント http://www.twitter.com/HP_UX_Docs HP-UX 11i v3 に関する情報のその他のソース • HP-UX 11i v3 Instant Information DVD Instant Information DVD には製品に関する資料が収録されており、HP-UX 関連のさまざま なドキュメントを確認したうえでソフトウェアのインストールを開始できます。Instant Information DVD は、オンラインの表示、印刷品質、および検索機能が強化されています。 要求すると入手できます。 • マンページ HP-UX 11i v3 リリースでは、マンページは、システムの [HP-UX Welcome] ページで参照 するか、Instant Information DVD の「HP-UX リファレンス」から参照できます。また、man コマンドを使って参照したり、Web サイト (http://www.hp.com/go/hpux-core-docs ) で 参照することもできます。 注記: 最新の HP-UX マンページは製品またはパッチと一緒にインストールされ、man コ マンドを使用して表示できます。 • 作業開始時のドキュメント: README、インストールの前に、Read This First メディアキットに付属の小冊子『HP-UX 11i v3 インストール/アップデートの前に』には、 『HP-UX 11i v3 インストール/アップデートガイド』には記載されていないインストール/ アップデートプロセス関連の情報が記載されています。 さらに、リリースに含まれている 製品の中には作業開始向けのドキュメントが用意されているものもあり、これらのガイド はメディアキットやオンラインで入手することができます。 • ホワイトペーパー HP-UX 11i v3 の各種トピックのホワイトペーパーは、http://www.hp.com/go/hpux-core-docs で入手できます。 関連情報 121 その他の HP Web リソース • HP サーバー HP BladeSystem: http://www.hp.com/go/blades ◦ HP Integrity サーバーファミリ: http://www.hp.com/go/integrity ◦ HP 9000 サーバーファミリ: http://www.hp.com/go/hp9000 • ◦ HP ワークステーション http://www.hp.com/jp/workstation • HP ソフトウェアデポ http://www.hp.com/go/softwaredepot • HP サポートセンター 注記: HP IT リソースセンター (http://itrc.hp.com ) のポータルは廃止され、2011 年 6 月に HP サポートセンター (http://www.hp.com/go/hpsc ) に移行されました。最新のパッ チステータス情報は、HP サポートセンターの Web サイトに掲載されています。HP サポー トセンターにアクセスするには、HP パスポートのログインが必要です。http:// h20195.www2.hp.com/V2/GetPDF.aspx/c02761338.pdf にある FAQ を参照してくださ い。 • HP Software Releases and Media http://www.hp.com/softwarereleases/releases-media2/index.html • Developer & Solution Partner Program (DSPP) http://www.hp.com/dspp 表記規約 本書では、次の表記規約を使用します。 audit(5) HP-UX マンページ。 audit はマンページ名で、5 は『HP-UX リファ レンス』のセクション番号です。 Web や Instant Information メディ アでは、そのマンページへのリンクになっていることがあります。 HP-UX コマンド行からマンページを表示するには、“ man audit” か、“ man 5 audit” と入力します。 122 『マニュアル名』 マニュアルの名前です。 Web や Instant Information メディアでは、 そのマニュアルへのリンクになっていることがあります。 KeyCap キーボードのキーの名前です。 なお、Return キーと Enter キーは同 じキーであることに注意してください。 強調 強調したいテキスト文字列を示します。 強調 特に強く強調したいテキスト文字列です。 用語 重要語句を明示します。 ComputerOut コンピューターが表示するテキスト文字列です。 UserInput 入力するコマンドなどのテキスト文字列を示します。 Command コマンド名か修飾子付きコマンド名を示します。 Variable コマンドや関数、情報内で、とりうる値の 1 つに置き換えられるこ とを示す変数の名前です。 [ ] 形式やコマンドの説明でオプションの内容を示します。 内容が"|"で 区切られているときには その項目の 1 つを選ぶことができます。 サポートおよびその他のリソース { } 形式やコマンドの説明で必須の内容を示します。 内容が"|"で区切 られているときには その項目の 1 つを選ぶ必要があります。 ... 前にある要素を任意の回数だけ繰り返すことを示します。 | 選択リスト内の項目の区切りを示します。 警告 重要な情報について注意を促す警告です。この内容を理解していな かったり、この内容に従わなかったりすると、けがをしたり、シス テムで回復不能な問題が発生したりします。 注意 重要な情報について注意を促す注意事項です。この内容を理解して いなかったり、この内容に従わなかったりすると、データの消失、 データの破壊、ハードウェアやソフトウェアに対する損傷などが発 生します。 重要 この警告は、概念を説明したり作業を完了したりするために不可欠 な情報を提供します。 注記 注記には、強調すべきその他の情報や、本文を補足する重要なポイ ントが含まれています。 表記規約 123 14 マニュアルについてのご意見・ご質問 このマニュアルについてのお客様のご意見をお待ちしています。製品マニュアルに関するご意 見、ご提案は、以下のアドレスまでお寄せください。[email protected] (英語) コメントや誤訳、改善に関する提案がございましたら、マニュアルのタイトルおよび製造製品 番号とともにお知らせください。お客様からのご意見はすべて当社にとっての貴重な資産とな ります。 124 マニュアルについてのご意見・ご質問