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No.25号(2012年度発行)

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No.25号(2012年度発行)
IWATE INTERNATIONAL STUDENTS
2012年度 No.25 岩手県留学生交流推進協議会
ワン・ワールド・フェスタ in いわて(岩手県国際交流協会)
留学生のみなさんの将来に期待する
昨年の晩秋(11月17日)、盛岡国際
交流協会設立20周年記念式典の記念
講演で、岩手大学の藤井克己学長さん
が、「岩手大学と国際交流」と題して
記念講演をされた。広い視点からのお
話で大変興味深く伺った。冒頭、我が
国への外国人留学生10万人計画がスタ
ートした1 9 8 3年(昭和5 8年)からの
留学生数の推移を折線グラフにした表
を提示された。その間の留学生数の伸
び率は、 1 9 9 3 年(平成5年)からは
「就学」厳格審査のため、停滞期がつづいたが、2000年(平成
12年)から「留学」規制緩和に伴い急増期に入り、2003年(平
成15年)に10万人を達成した。続いて2008年(平成20年)には
2020年までに30万人達成をめざす「グローバル30」が打ち出さ
れ、現在はその途上にある。現在の県内大学への留学生は世界
26カ国から約300名であるが、各大学のご努力により、今後ます
ます増大することが期待される。一方、日本からも、どんどん海
外で学ぼうという学生が増えてほしいと思う。私どもの県国際交
流協会では内向きになっているという高校生・大学生の海外留
学の意欲を喚起する目的で本年度(平成24年度)5回シリーズ
の「いわて青年国際塾」を開講したが、海外留学にチャレンジし
ようとする意欲を持った高校生・大学生が予想以上に多かったこ
とに明るい感触を得ることができた。(岩手日報論壇 H25・
2・25参照)
岩手県国際交流協会理事長 安 藤
厚
最近あまり聞かれなくなった言葉に「宇宙船地球号」がある。
当たり前になり過ぎて、言われなくなったのかもしれないが、現
代の三大問題と言われる人口爆発、貧困と飢餓(貧富の格差)、
環境汚染をはじめ多くの解決を迫られている難問がある。挙げれ
ばきりがないが、難問と言われる問題から全く免れているという
国は一つもないはずである。そして難問の多くは悪化の一途をた
どっている。キール世界経済研究所のデニス・スノーワー博士は
現代の主たる問題は個別のものではなく、グローバル・ガバナン
ス(地球統治)の機能的なモデルがまだ構築されていないことに
根本的な問題があると指摘している。それを構築するのは、自国
を離れて他国に住み、人間的交流を重ねて世界体験をした人々に
よってこそなされるものであろう。いま岩手に来ている留学生の
みなさんに、そういう使命感を持っていただけたら嬉しく思う。
私どもの県国際交流協会で、アルバイトをしていた岩手大学の
留学生アダム・ハンキンさんが、近く故郷のシカゴに帰るという
ので、勤務の最終日に、しばらくの時間、日本での生活を振り返
っての思い出話をお聞きした。その中で母国と日本の架け橋にな
りたいという言葉が出た。大変うれしい話であった。岩手は日本
を代表する国際人、「われ、太平洋の橋とならん」の新渡戸稲造
の出身地である。昨年2012年(平成24年)は新渡戸博士の生誕
150年で、各地でいろいろな記念行事が行われた。私どもの協会
でも「新渡戸稲造展」を企画した。新渡戸博士がよく話された言
葉はいろいろあるが、「センス・オブ・プロポーション」(事柄
の軽重についての感覚)と「グラスプ・オブ・シングス」(物事
の本質をつかむ)を21世紀の担い手たる留学生と日本人学生の
みなさんに贈りたい。
平成24年度 岩手県留学生交流推進協議会報告
岩手県留学生交流推進協議会総会
平成25年2月4日(月)14時から岩手大学総合教育研
究棟(教育系)第2会議室で総会を行いました。
総会には18の構成団体が参加し、留学生生活実態調査
結果からみた留学生の就職活動状況と支援の課題等につ
いての情報共有、さらには今年度の協議会実施計画につ
いて審議しました。また、今年度の構成団体の地域交流
等実施計画や平成24年5月1日現在の各高等教育機関に
在籍する外国人留学生数等について報告がありました。
公 開 座 談 会
総会終了後、15時30分から岩手大学学生センターB棟多
目的室で「岩手県留学生交流推進協議会 外国人留学生に
よる公開座談会“留学生のシューカツ”」を行いました。
座談会にはスピーカーとして岩手県立大学、盛岡大学、
富士大学、一関工業専門学校、岩手大学の留学生が各1名、
司会として岩手大学の留学生と日本人学生1名が登壇し、
岩手県外国人留学生就職支援協議会会長である日本貿易振
興機構(ジェトロ)盛岡貿易情報センターの林 道郎氏を
総括としてお迎えし、留学生の就職活動について率直な意
見交換を行いました。座談会には既に日本企業の内定を得ている人、現在就職活動中の人、就職活動
についてまだ具体的に考えていない人など、スピーカー・来場者共に様々な立場の留学生が参加し、
それぞれの現状や就職活動に対する意識を語りました。
(討論会の内容は次ページ以降に掲載しておりますので、是非ご覧ください。)
交 流 懇 談 会
公開座談会の終了後は学生中央食堂で交流懇談会が行われ、岩手県内の外国人留学生や関係団体の方
が交流を深めました。今年は岩手大学の留学生2名が日英2カ国語での司会を務め、9ヵ国の留学生に
よる乾杯の音頭や中国人留学生による琴の演奏などのアトラクションにより、会場は大いに盛り上がり
ました。
2
岩手県留学生
交流推進協議会
公 開 座 談 会
外国人留学生による公開座談会
留学生のシューカツ
【座談会発表者】
岩手県立大学ソフトウェア情報学研究科
博士前期課程2年 鍾 琳さん
さん ショウ リン(中国) 【進 行】
富士大学経済学部
経済学科4年 金 倫煥さん
さん キム リュナン(韓国)
岩手大学
工学部4年 岩手大学
人文社会科学研究科2年 スェ ズィン ユさん
さん (
(ミャンマー
ミャンマー)
(通称:ユユ)
(ミャンマー)
李 健さん
さん リ ケン(通称:ケンちゃん)
(中国)
【総 括】
盛岡大学日本文学科
交換留学生 王 琪雅さん
さん オウ キガ(通称:オウちゃん)
(中国 (中国)
一関高等工業専門学校
物質化学工学科3年 ENKHBAATAR TUVSHINTUR さん
さん エンフバタル トゥブシントゥル(通称:トゥシク)(モンゴル)
岩手大学
人文社会科学部3年 奥村 諒さん
さん (日本
日本)
(通称:おっくん)
(日本)
日本貿易振興機構(ジェトロ)
盛岡貿易情報センター所長 林 道郎様
様 初めに岩手県留学生交流推進協議会会長代理の岩渕明岩手大学理事(総務・地域連携・国際連携担当)・副学長より
挨拶があり、その後登壇者の自己紹介を行いました。
★ 総括の林道郎氏による、岩手県外国人留学生
就職支援協議会の取組についての話題提供
した。私の専門は情報なので、できればエンジニアにな
りたいと考えていました。
◆王 琪雅
(オウ キガ)
(以下、
王)
◆岩手県外国人留学生就職支援協議会は主に2つの視点か
私はまだ就職活動をしていないです。今年中国に戻っ
ら活動をしています。1つは留学生の支援です。毎年就
たら就職活動をしたいと思います。私は日本文化学科な
職支援講座を留学生向けに実施しており、今年もすでに
ので、できれば日本語に関する仕事、特に国際交流に関
2回実施しました。日本の「就活」は日本の学生にとっ
わる仕事を探したいです。
ては常識に近いところもあるかもしれませんが、内定を
(キム リュナン)
(以下、
リュナン)
◆金 倫煥
得るためには日本的な作法が必要となりますので、日本
韓国語と日本語、英語を生かせるような仕事をしたい
の就職活動について留学生に解説しています。もう1つ
と思い、貿易関係と旅行業界の2つに絞りました。まだ
の視点は、
企業とのつながりです。企業の方に対しても、
内定をもらっていないのですが、諦めずに日本で就職し
情報を提供する機会として外国人留学生の活用をテーマ
たいです。日本での就職を決めた理由は、日本で支えて
としたセミナーを実施しています。学生の立場、また企
くれた人たちに少しでも恩返しをしたいからです。
業の立場の両面から活動を進めていくのが本協議会の目
(以下、
トゥシク)
◆エンフバタル トゥブシントゥル
的です。
一関高専を卒業したら大学に入る予定なので、まだ就
★ 就職活動の状況について、進路の詳細や、なぜ
その進路を希望するのか教えてください。
◆スェ ズィン ュ
(以下、
ユユ)
自分の専門である土木技術関係の建設会社に内定をも
らいました。自分の専門を生かせる仕事に就きたいとい
う気持ちを持って就職活動をしていました。
職についてはよく考えていません。大学を卒業したらモ
ンゴルに帰って就職をするつもりですが、せっかく日本
にきたので日本の会社で経験を積み、将来母国に帰って
役立たせられたらいいなとも思います。
(おくむら りょう)
(以下、
奥村)
◆奥村 諒
私は今ちょうど就職活動を行っている最中です。仕事
でも国境を越えてつながるような仕事をしたいと考え、
◆鍾 琳
(ショウ リン)
(以下、
鍾)
商社を志望しています。今は個別説明会に出たりして情
私はインターネット業界の会社から内定をいただきま
報を収集している段階です。
3
外国人留学生による公開座談会
国の場合は、説明会に参加しなくてもその企業に勤める
ことができます。
◆トゥシク
私は日本の就職活動についてはよくわからないのです
が、日本の就職は、みんなが下から入って、一緒に昇進
していくような感じで、モンゴルのほうが能力のある人
が昇進していきやすいかな、と思っています。
◆奥村
中国と比べると日本の就職活動の時期がとても早いと
いうことにびっくりしましたし、全体的に中国では柔軟
な形をとっているんだな、と思いました。またモンゴル
では能力主義の側面が日本より強い、
というお話ですが、
日本ではまだまだ下から上に、という傾向が強いなと思
います。
★ 具体的に就職活動をいつからどのように始めたか
★ 実際に就職活動をしてみての感想や、
困ったこと
教えてください。
について教えてください。
◆ユユ
◆ショウリン
12月と1月は特にエントリーシートの作成をしまし
1番は資金の問題だと思います。就活はやはりお金が
た。最初はうまく書けずどうすれば良いか悩み、周りに
かかります。交通費の問題を抱えていたので、会社の説
いる友達やキャリア支援課の方にチェックしてもらうな
明会をできるだけまとめて参加するようにしました。も
ど色々と対策をしました。その後面接が3月と4月にあ
う1つ困ったことはエントリーシートの書き方かな。文
り、友達との情報交換やネットで情報を集めました。ま
法上の間違いがないか心配で、就職支援室の方に面倒を
た面接の練習を大学の講座で受け、
模擬面接もしました。
見てもらい、エントリーシートを細かくチェックしても
イベントが多いので時間も結構厳しかったし、交通費や
らって、さらに色々なアドバイスをもらいました。とて
宿泊費も事前に貯金して、就活のために使いました。そ
も助かりました。
して4月の終わりくらいに内定をいただきました。
◆リュナン
私も首都圏の説明会へ行く時のお金の問題が大きかっ
ユユさんと同じくらいの時期、3年生の12月くらい
たです。また卒業論文と就職活動とアルバイトなど全
に就活を始めました。ネットで企業研究をしながら、エ
て一緒にやらなくてはならないので苦労しました。あ
ントリーシートを出して、首都圏で留学生のための会社
と、留学生に対する仕事についての情報量の問題もあり
説明会に参加しました。夏休みに貯金がゼロになり、ま
ます。岩手で就職したいなと思っても、情報が非常に少
たお金を貯めて秋の選考に挑戦しましたが、まだ内定を
ないです。情報があれば他の留学生も母国に帰らず、日
取れていないという状況です。就活の情報は日本人の友
本で就職するという選択もできたかなと思います。あと
達や、インターネットや学校のキャリアセンターから得
は面接や履歴書、エントリーシートの書き方です。エン
て、留学生積極採用と表明している企業を中心にエント
トリーシートは独特な就職活動の文化で韓国にもないの
リーシートを出しました。
で、大学の支援があれば留学生はとても助かると思いま
★ 日本の就職活動にどのようなイメージを持って
4
◆リュナン
す。
いますか?
★ 大学ではどのようなサポートをしてくれるのですか?
◆王
◆岩手大学キャリア支援課
私はまだ就職活動をしていませんが、友達や先輩達、
留学生も日本人と同じようなやり方で就職活動を進め
先生方からいろんな話を聞いています。私の大学の外国
るということもあり、日本人学生と同じように面接の練
語学科の就職活動は、
4年生の後半くらいに始まります。
習やガイダンスを受講する、ということが基本になって
同級生は11月くらいにインターンシップをして、3月か
います。交通費の部分はまだ難しいですが、エントリー
4月に仕事が決まります。日本の就職活動は始まる時期
シートに関してはキャリア支援課で支援をしています。
が早いと思います。また日本ではみんなスーツを着ます
まずは自分でエントリーシートを書き、それを持ってき
が、中国ではスーツを着る人は1人もいません。また中
てもらえれば、サポートやアドバイスをすることが可能
外国人留学生による公開座談会
です。
★ 交通費についても何とかしてもらえませんか?
◆岩手大学キャリア支援課
企業が留学生に求めることの1つは語学であると思い
ます。また同様に、日本語能力というのも皆さんが思っ
◆岩手大学キャリア支援課
ている以上に求められます。エントリーシートを持って
岩手大学では就職活動の最初のスタートにあたる12月
きてほしいというのはそういう実情からです。留学生の
から1月に企業合同説明会の開催にあわせてバスを出し
場合は文法的な間違いを一字一句直すというよりも、留
ています。それ以降は皆さん個々の予定がバラバラにな
学生が言いたいことは何なのかという所に視点をあてス
るため、バスを出していません。個々の学生さんに合わ
タッフやカウンセラーがチェックをします。多くの企業
せたサポート、というのが今後の課題です。
が、留学生のエントリーシートも特別扱いせず日本人学
★ 就職活動をする上で、
留学生のアピールポイント
だと思ったことは何ですか?
◆ユユ
留学生として共通だと思うのは、日本語の他に母国語
が話せることです。その企業がその国で事業を行う場合
生と同じように評価するようです。取り立てて留学生だ
からここに注目するということはなく、日本人学生と同
じラインに乗せて見ている、というのが現状です。
★ 日本人学生と留学生を比べた時の違いについては
どう思いますか。
とても有利だと思います。あとは面接で聞かれたのは、
◆キャリア支援課
なぜ日本に留学したのかということ、留学生の視点から
エントリーシートの違いは当然ありますが、ここが絶
ミャンマーと日本を比較しての意見などです。面接では
対違う、というところはキャリア支援課に来る留学生に
丸暗記でなく自分の言葉で話すことが大切です。
は特にないと思います。ただ、
日本人の学生と比べた時、
◆鐘
エントリーシートのバックグラウンドについて自分の経
外国人留学生は、企業のグローバル化に役立てるとい
験を含めて説明するときの根拠をたくさん持っていると
うポイントをアピールすることで評価されると思いま
思います。それをしっかりと引き出せれば非常に強みと
す。また、私たちは日本人の学生とは同じ物事に対する
なるのではないでしょうか。
考え方も違う場合があります。会社としては色々な考え
方を取り入れることができるので、それも1つのアピー
ルポイントです。
★ 会場のみなさんは留学生のアピールポイントに
ついてどう思いますか。
★ 日本人学生から見た留学生のアピールポイント
はなんですか?
◆奥村
私は日ごろ留学生と関わる機会があるのですが、語学
力はもちろんのこと、話していてとても積極的でコミュ
◆岩手大学留学生
ニケーション能力も高いです。企業に入った後もその能
留学生のアピールポイントは皆さんがお話しした通り
力を発揮して上を目指して活躍できると思います。
だと思います。面接のとき暗記ではなくて自分の考えで
話したほうがいいというのも、参考になります。
★ 実際のところ、
企業が留学生に求めるのはどの
ようなことなのでしょうか。
★ 会場からの質問
◆なぜ岩手の企業が視野に入っていないか、というところ
を聞きたい。どうしてみんな東京に行かなきゃいけない
の?
5
外国人留学生による公開座談会
◆ユユ
日本と外国にいっている企業を目指していたので国際
的な企業に目を向けましたが、県内だと情報がそれほど
外国人留学生にとっての就職活動というものは、色々
入らなかったし、自分で探す情報も足りなかったという
な意味でまだまだ課題があると感じました。交通費など
ことが理由です。
の問題、エントリーシートの書き方などもやはり楽な問
◆鐘
題ではないですね。今日特に興味深かったのは、大学の
私が入りたい業種はインターネット業界だったので、
お友達関係で情報交換をしているというお話です。そう
県内にするとかなり選択肢が狭まるからです。あと、本
いった情報を幅広く共有していくことがこれからの課題
当にがっかりしたのは、県内のほとんどの会社の採用は
となっていくと感じました。なぜ日本企業が留学生を採
大学生がメインで、大学院生はあまり採用されないとい
用しようするのかという最も大きな動機付けの一つは、
うことです。また東京だとインターネットのソフト関連
外国で事業展開をしていくための人材の確保です。単に
の会社が多いので、そちらで就職活動をしました。
その時内定をくれる企業を手当たり次第にあたるのでは
◆皆さんの中で、就職活動を始める前から日本企業につい
て調べたという経験のあるかたはいますか?
なく、むしろ会社の方はどう考えているのかをよく研究
しておくのが重要だと思います。また、今日の参加者で
◆ユユ
インターンシップに参加した方もいましたが、岩手県外
3年生の夏休みにインターンシップなどに参加しまし
国人留学生就職支援協議会の活動の一つはインターンシ
た。それは岩手県内の企業で、自分の専門にも関わって
ップの推進です。日本での就職を希望する留学生の方は
いる内容だったので体験したいと思いました。
そのような機会を活用すると非常に有益だと思います。
◆そのインターンシップを受けた会社にはエントリーシー
トを出したんですか?
最後に、今日のお話はどちらかというと学生視点のお話
が中心でした。就職の問題を考える上で同時に欠かせな
◆ユユ
いのが企業の視点です。せっかく就職をしたくても岩手
インターンシップを受けて自分のやりたいことや向い
県内の企業の情報がないという指摘がありましたが、実
ていることについて考え、少し方向を変えたので、正直
際のところ岩手県内でも国際化を推進するグローバル人
エントリーシートは出さなかったです。
材が枯渇している、という企業が非常に多いので、こう
◆特に理系の人は、自分が大学で受けた教育が実際に自分
の就職活動で評価されたと思いますか?
いった企業のニーズを充足させるという意味を含めて、
うまく情報を流通させる必要性が高まっていると感じま
◆鐘
す。岩手県外国人留学生就職支援協議会が開催するセミ
はい、
内定をもらった会社からとても評価されました。
ナーでは、皆さんが活動した東京とはまた違う、岩手県
私は岩手県の商店街に情報システムを作ったという実経
内の企業が集まりますので、こういった所で企業の様子
験があります。会社にとってはエンジニアとして実際に
を見てみるのも参考になるかもしれませんね。
そういう開発を行った経験が、アピールポイントとなっ
たと思います。
6
★ 総括コメント
私の第二故郷 ―― 岩手
杜 紹春 (ト ショウシュン)(中国)
岩手県立大学大学院 ソフトウェア情報学研究科 博士前期課程1年
大連交通大学への入学後、成績優秀者が岩手県
立大学に一年間留学できるというチャンスがある
ことを知りました。本格的に日本語と日本の文化
に触れたい、そして電子情報工学の先進国である
日本で先端的な技術を学びたいと真剣に考えるよ
うになりました。
三年間一所懸命に勉学した結果、
成績優秀者になり1年間、岩手県立大学で留学の
チャンスを得ることができ、その後、岩手県立大
学大学院に進学することができました。
私は、自然豊かな岩手県が大好きになり、今は
日本のどこに行っても、岩手県から来たことを誇
りに思います。中国では小さいころからずっと勉
強に専念しており、家事などはあまりしたことが
ありませんでした。そのため、日本で自炊しなが
ら勉強することは、私にとって大きなチャンレジ
皆さん、はじめまして、岩手県立大学の杜紹春
だと言えました。最初はなかなか慣れませんでし
と申します。出身地は中国の山西省大同市です。
たが、岩手県立大学の先生方、そして研究室の友
ユネスコの世界文化遺産に登録されている「雲岡
達に学業の面だけではなく、生活の面までサポー
石窟」
と中国一の出炭量を誇る石炭の産地として、
トしていただいたおかげで、一番苦しい時期を乗
世界でも有名なところです。
り越えることができました。
中学生のときに、日本の文化、たとえば、歌、
また、大雪の中を歩いている時に、知らないお
ドラマなどが中国で流行し、よく日本のドラマを
じいちゃん、おばあちゃんが声をかけてくれまし
見たり、
歌を聞いたりして過ごしました。しかし、
た。東日本大震災を経験し、頑張っている岩手県
言葉の壁だけでなく、文化的な背景の違いから理
の人たちの姿に心を打たれた私は、ここに残り、
解できないことが多くあることに気づきました。
勉強し続けたいと考えました。
そのため、いつか自分自身で日本語を学び、日本
私は将来、日本の言葉と文化を学んだ経験を活
の文化や言葉を肌で感じたいと考えていました。
かし、日本の企業で中日企業の提携と交流などに
高校を卒業したあと、その考えを実現するため、
ついて役に立ちたいと考えています。また、岩手
大連交通大学で専門知識だけでなく日本語を学ぶ
県でお世話になった感謝の気持ちを深く心に刻
ことのできる「日本語・ソフトウェア」を専攻し
み、いつか岩手県に恩返しをしたいと考えていま
ました。
す。
7
岩手の生活
金 亨烈(韓国)
富士大学 経済学部 経営情報学科4年
用し雇ってくれました。日本での初めてのバイ
トだったのですごく緊張しましたが、ラーメン
屋の方々がすごく気にしてくれて日本の優しさ
を感じました。何かを間違ったり日本語を理解
できないときもありましたが、私のことをちゃ
んと理解してくれて最後まで楽しくアルバイト
ができました。
2年間の留学生活を過ごし、兵役のために韓
国に帰って去年復学して盛岡での生活を始めま
した。久しぶりに日本に来ましたが、やはりみ
んな優しくて日本の生活にすぐ慣れることがで
きました。
8
こんにちは!はじめまして。韓国ソウルから来
韓国にいるときは国際交流活動に全く興味があ
た金亨烈(キム ヒョンヨル)と申します。中学
りませんでしたが、岩手県に留学してから先輩や
校のとき学んだ日本語が面白かったので、日本に
周りの留学生の友達が国際交流活動をするのを見
留学をしました。日本の色々な県の中で岩手に来
て私も興味を持ち始めました。
た理由は、富士大学と私の高校は繋がりがあった
国際交流活動をしたら楽しくてやりがいがあり
からです。
ました。人々と料理や自分の国の紹介などの色々
日本に来たのは2007年の4月でしたが、4月な
な交流でお互いの国のことを知ったり、お互いに
のに雪が降るのを見てびっくりした記憶がありま
持っていた偏見などをなくすこともできたしいろ
す。日本は寒いという印象が私にはなかったので
んな国の人々と話をすることができていろんな国
びっくりしたし、岩手の寒さになれなくて大変で、
の人々と友達になったりいいことがたくさんあり
夏以外はいつも寒いと言っていました。
ました。
最初の2年間は花巻に住んでいたので雪がいっ
今年が最後の留学生活になりますが、日本に来
ぱい降るとバイトや買い物がすごく大変で、雪は
て良かったと思います。みんな真面目でルールは
あまり好きではなくなりました。今も雪を見ると
ちゃんと守るし、優しくて本当に先進国だと感じ
その時のことを思い出します。
ました。日本で感じたことや学んだことを、今後
日本で初めてしたアルバイトはラーメン屋でし
の私の人生で使いながら生きていきたいと思いま
た。面接のとき大変緊張しましたが私のことを信
す。
留学生から見た授業風景
ENKHBAATAR TUVSHINTUR(エンフバタル
トゥブシントゥル)
(モンゴル)
一関工業高等専門学校 物質化学工学科3年
(左から2番目が筆者)
モンゴルから来ました、トゥブシントゥルと申
そして、一年後岩手県の一関高専にやっと来ま
します。一関工業高等専門学校物質化学工学科3
した。静かに勉強できるいい環境でした。大学と
年生です。
違って高専の授業は41人が同級生として勉強して
一関高専に来る前に東京日本語学校で1年間日
います。母国の授業と異なってあまり自由ではあ
本語の勉強をしました。東京のにぎやかな街、時
りませんでした。知っていても知らなくても先生
間通りに来る電車、サービスなどは素晴らしいと
の質問から逃げる人が多いです。どうしてか今も
思います。
分かりません。また、休憩時間にはモンゴルの学
日本語学校で、初めて世界の国々の人々と出会
校はうるさくしたりしますが、日本人の同級生は
いました。インドネシア、タイ、韓国など様々な
皆、なにもしません。
国からの留学生と出会って友達になりました。最
授業について最初は知らない漢字や言葉がたく
初は皆、日本語があまりできなかったので話すの
さんあって難しかったですが、先生方や同級生の
が難しかったです。
おかげでだんだん慣れて来ています。好きな科目
でも外国人と話すのが面白いので頑張っていま
は数学です。高専を卒業してから大学に編入しま
した。授業で学んだ事をすぐに体験として友達と
す。将来はモンゴルへ帰国して化学工学の分野で
話せるし日本語を楽しんで習いました。
働きたいと思っています。
9
岩手に留学して
PHAN LE MIHN TRAM(ファン
レ ミン チャム)(ベトナム)
岩手大学 工学部 応用化学・生命工学科1年
私はベトナムの
中部のダナンとい
うところから来た
チャムと申します。
来日してからもう3
年目になりました。
今は岩手大学の応
用化学・生命工学
科の一年生です。
高校を卒業して
から、ベトナムの
医科大学と銀行大学に受かりました。しかし、夏
休みに汚水で精神病に掛かっている人達を手伝う
ボランティア活動に参加してから、決まった道を
変えました。なぜそんな不平等があるのか?どう
すればあの人達を手伝えるだろうか。病気を治す
お医者さんになるよりも、みんなの病気につなが
る汚水を浄化する研究をする方がいいのではない
かと私は考えました。そして、高校時代の先生に
日本では水道水を沸かさずにそのまま飲めるとい
うことを聞いてから日本の水環境に憧れを持ちま
した。留学を決めて、大学に入学せず、家族と離
れ、ベトナムの南の方へ行き、外国人向けの留学
試験をうけるために日本語と理系科目を日本語で
勉強しました。そして、日本に来て盛岡情報ビジ
ネス専門学校日本語学科に1年間通いました。し
かし、震災後に家族に反対され、帰国させられま
した。そのとき、一時帰国することになりました。
“お前はさ、アメリカに留学したら?”
“いやだ。せっかく日本語を学んだし。
。お母さん、
心配してくれて、本当にありがとう。だけど、自
分が勉強したいことはまだできていないので日本
に戻りたいの。だから、お願い。
。
。
。だって、日本
人が住めるならば私も住めるはずだよ!!”
“お前は本当に頑固だわ。
。
。しょうがないから、自
分が選んだ道を後悔しないように頑張って来い!!”
という会話をして、
私は日本に戻れました。しかし、
埼玉に引越しすることになりました。一年間関東
に住んでも、盛岡でのお母さんがお土産を送っ
10
てくれたし、盛岡の友達から手紙や電話をもらっ
たし、ついに盛岡のことを全部思い出してしまっ
て、盛岡に戻りたくなりました。埼玉で友達もいっ
ぱいできたのになにか違う感じがありました。私
にとっては関東の人は冷たくて、盛岡の人みたい
に親しげではないと思っていました。大学を選ん
だときも色々迷ってしまって、結局岩手大学にし
ました。気候が厳しくて、危ない盛岡を離れてき
たのに、あそこに戻るなんてお前大丈夫かとみん
なに馬鹿にされました。それでも、自分が勉強し
たい学科と自分が行きたいところさえ考えれば良
いとママは励ましてくれました。岩手は自分の居
場所だと信じて、岩大を受験して、受かってから
入学しました。あっという間に、もう一年が経ち
ました。学科の82人の中でカタカナばかりで書い
ているのは私の名前だけで、目立つため恥ずかし
かったです。しかし、逆にクラスメートにフルネー
ムまで覚えてもらい、嬉しくて、良かったと思い
ました。そして、バイト先のみんなは外国人と偏
見することは全くなく、優しく接してくれるし、
仲良くしてくれました。最初は辛かったですが、
今は私のストレスを解消する場所になりました。
“外国人なのに岩手を選んでくれ、ありがとう”
“分
からなければ、聞いてね!!”
“頑張ってね!!”
。
。
バイト先のお客様から色々励ましてもらいました。
そして、知らないお婆ちゃんが落した物を追いか
けて渡してくれたこと、震災直後に店長が水とパ
ンを持ってきた姿、道に迷った時に行きたいとこ
ろまで連れてくれたお姉ちゃん、全てが私の岩手
の人に対する記憶です。最近岩手の方言の“-ん
だ”
“-だべ?”も無意識にうつっていて、気付い
た時は笑ってしまいました。
国籍、言葉、異文化に関わらず、日本に来たお
かげでかけがえない友達が出来るなんて、ものす
ごく幸せで、ありがたいです。日本に戻って、さ
らに岩大に受かって、本当に良かったです。勉強
するのはもちろんですが、日本の文化や人々に触
れ、今しかできないことをこれからチャレンジし、
精一杯良い思い出を作り、帰国したいと思います。
交流リポート
財団法人 岩手県青少年会館
財団法人岩手県青少年会館は、1978年(昭和53年)4月に県下の青少年団体の募金活動によって建
設されました。
爾来、県内外の青少年団体をはじめ社会教育関係団体の研修やスポーツ合宿等、多種多様な活動に
利用されております。また、館内には、岩手県青年団体協議会、ボーイスカウト岩手連盟、ガールス
カウト岩手連盟、岩手県PTA連合会等、9つの青少年団体が事務所を構え、活動拠点として活動し
ております。
さて、当会館における国際交流事業は、従来から取り組まれてきており、特に隣国である中国の中
日青年交流センターとの交流は、平成7年から行なわれ、相互交流については、平成12年から隔年事
業として継続的に実施しております。この間、指導者交流、小学校訪問、世界遺産の見学等々交流は
18年にも及んでおります。昨年9月にも、日中間が緊迫した空気の中、北京を中心に世界遺産の見学
や指導者との交流、そして、小学校の訪問をして、行く先々で熱烈歓迎いただきました。
また、24年度においては、日本国際交流機構、日本国際協力センターの受託事業を実施し、特に「絆
強化プロジェクト」事業では、タイ、韓国、モンゴル、ナウルなど7カ国の大学生の受け入れをして
県内の大学生、高校生、民間の団体等と交流を致しました。この間、岩手大学に留学をしている学生
のご協力をいただき、訪日団とも交流を深めて頂きました。
当館の国際交流事業の目的は、海外の多様な文化交流で刺激を与えることで、岩手における国際的
な青少年指導者の育成と、広く地域社会の健全な発展に寄与するものと考えております。
今後も岩手県青少年会館の機能を活かし、多面的プログラムを提供できるよう取組んでまいります。
財団法人岩手県青少年会館 理事長 佐藤 光保 県立大学生との交流
山田町保育園児との交流
11
交流リポート
盛岡市(財団法人盛岡国際交流協会)
盛岡市は、地域レベルの国際交流を市民が主体となって進めることができるよう、1992年に財団法
人盛岡国際交流協会を設立し、行政と民間団体が一体となった国際交流活動を図るため、国際交流協
会の活動を積極的に支援しています。ここでは、国際交流活動の主体となっている、財団法人盛岡国
際交流協会の活動をご紹介します。
財団法人盛岡国際交流協会とは
盛岡市の歴史、文化などの特性を生かしながら、幅広い分野における国際交流活動を展開すること
により、市民の国際相互理解と国際友好親善の促進を図りながら、
「世界に開かれた魅力あるまち・
盛岡」の創造に寄与することを目的に活動しています。設立の背景には、盛岡市がカナダ・ビクトリ
ア市と姉妹都市提携したことや「1993年アルペンスキー選手権盛岡・雫石大会」の開催決定などをき
っかけに、市民の国際交流に対する関心が高まったことがあります。
主な活動内容
外国人講師を招いた「料理講座」や「語学講座」を実施し相互理解に努めるとともに、在住外国人
支援のための「生活オリエンテーション」
、日本文化に触れ、理解を深めるための「日本文化体験講
座」
、幼児を対象とした「キッズ・レッツ・プレイ~英語であそぼう」、在住外国人が母国の文化紹介
や料理を味わってもらう「アジアの屋台村」
、市内中学生を姉妹都市に派遣し、現地での学校生活や
ホームステイを体験する「中学生ビクトリア市研修」などを開催しています。また、外国人向けに生
活情報を提供する「生活情報もりおか」や協会の事業を紹介する機関紙「国際交流もりおか」を発行
しています。
「世界の屋台村」の開催(被災者支援)
2011年3月11日に発生した東日本大震災。協会として何ができるか検討した結果、毎年プラザおで
ってを会場に開催している「アジアの屋台村」を被災地で開催し、参加国もアジアに限定せず、被災
者の方に外国人と交流していただこうということになりました。
2011年は山田町で約1500人、2012年は大槌町で
約700人の方が来場し、多くの被災者の方に留学
生が腕を振るった母国の料理と留学生との交流を
楽しんでいただけたのではないかと思います。
開催にあたり、現地の協力団体、留学生の派遣
にご協力いただいた岩手大学国際交流センターや
盛岡情報ビジネス専門学校日本語学科には、大変
感謝しております。
12
国際ゾンタ 盛岡ゾンタクラブ
平成24年度
外国人による日本語スピーチコンテスト
【最優秀賞】
盛岡ゾンタクラブ賞 演題
「私が感じた日本」
チョー テキ 富士大学(中国)23歳 皆さん、こんにちは。趙迪と申します。私は
ベッドのマットレスを見つけました。汚れが少な
2011年の4月、日本に来ました。日本での留学生
かったので、洗って使えると思いました。周りを
活を通して、中国で意識しなかった日本、そして
見回して、誰もいなかったのでマットレスを拾っ
世界に対する見方が変わったと感じました。
て持ち上げました。そのとたん、斉藤先生が「趙
さん、マットレスが欲しいですか」
と聞きました。
来る前に、親戚と友達は、私のことを心配して
私はちょっとびっくりしましたが「は…はい、欲
くれました。友達は、「日本には、中国に反対す
しいです」と答えました。先生は「あれは汚れて
る人が、よくいるよ。出遭ったら、困るぞ」と冗
いるので捨てていいよ。新しいのをあげるよ。困
談を言いました。そして、「外国に行ったら、人
ったことがあれば私に言ってください。勉強も頑
種差別されますよ」という声も耳にしていました。
張ってね」と言いました。
私も心細くなってきました。しかし、外の世界を
見に行きたいという好奇心は、心配に打ち勝ちま
先生はすぐ寮に戻って綺麗なマットレスを持っ
した。私は、本当の日本を体験しに行きたいと決
てきて私にくれました。私は部屋に戻ると感動し
意しました。
て涙が流れました。斎藤先生は、いつも親切にし
てくれて、どんなに暖かい心を持っているのだろ
日本に来て一週間たった頃、感動した出来事が
うと感じます。あの感動的な記憶は今でもずっと
ありました。日本では、物価が高いので、敢えて
残っています。
何も買いませんでした。あのとき、花巻市の気温
はまだ暖かくなかったのに、私はお金を節約し、
3月11日、東日本大地震は全世界の人々を驚か
ずっとベッドのマットレスを買いませんでした。
せました。日本に行くことが決まっていた私は大
マットレスがないとベッドが硬いし、寒くて毎晩
地震と津波のニュースに接し、
「花巻は一体どう
苦しかったです。
なっているんだろう」と心配でたまりませんでし
た。
ある日の放課後、ゴミ置き場の側を通ったとき、
日本に来て、10月ごろ、先生と一緒に大船渡、
13
釜石と宮古に行きました。被災した人たちを見て、
人々も、もし、中国を知りたかったら、前に一歩
日本人の粘り強さと、落ち着きにも感心しました。
を進めて、真実の中国を見に行ってくださいとい
地震が発生した後、日本人はすぐパニックから平
うメッセージを、私は伝えたいと思います。
常心を取り戻しました。被災者はいたずらに騒ぐ
自分の目の前の日本を通して、世界への見方も
ことなく辛抱強く自衛隊を待っていました。
変わりました。なぜ私たちは、他の民族が悪いと
思うのでしょうか。原因は「未知」だと思います。
日本国民は、一生懸命恐ろしさを我慢したから
未知のことは、恐怖心を生じます。未知は色々な
こそ、政府はストレスをかけられないで、全力で
悪い連想を生みます。だから、客観的にほかの民
被災者を救うことができました。そんなことを見
族を判断したかったら、ニュースでもドラマでも
て、日本は遅かれ早かれきっとピンチを切り抜け
なく、友達の口でもなく実際に行って、体験して、
ると思いました。
未知を既知に変えたら、恐怖心が消えると思いま
す。ひょっとしたら、恐怖心は、愛する心に変わ
中国に「百聞は一見に如かず」、ということわ
るかもしれないです。
ざがあります。何回も人から聞くよりも、自分の
以上です。ご清聴いただき、ありがとうござい
目で見るほうが確実であるということです。だか
ました。
ら、推測ではなくて、実際に私の目で見る日本こ
そ、真実の日本だと思います。ですから、日本の
14
留学生関係資料
地域交流等実施計画(平成24年度)
機関・団体名
事業・行事名称
開催時期
岩手県留学生交流推進 外国人留学生と日本人 H25.2.4
協議会
学生の公開座談会
岩手大学
概 要 等
岩手大学
県内教育機関に在籍する留学生の就職活動の
実態や、就職活動に対する留学生の意識に焦点
を当て、岩手県内の留学生の就職に対する今後
の支援や展望について複眼的に議論を深める
交流懇談会
H25.2.4
岩手大学
岩手県内に在学する外国人留学生相互の親睦
と日本人学生及び地域の交流団体と連携し交
流する
留学生
オリエンテーション
H24.4.10,
H24.10.5
岩手大学
留学生及びチューターを対象とした、勉学・
生活等に関するオリエンテーション
ガーデンパーティー
H24.6.16
岩手大学国際交流 留学生が自ら企画・主催して、地域の住民を
会館
招待し、それぞれの国の文化紹介や料理等を
提供して交流を図る
盛岡さんさ踊り参加
H24.8.1
盛岡市内
盛岡地域の伝統文化行事である「さんさ踊り」
に留学生が参加し、市民との交流を図る
フィールドスタディ H24.8.8~8.9
in 久慈
久慈市
岩手県内の歴史・文化遺産などの施設見学等
を通じて、国際的視点で県内地域の理解を深
め、留学生や日本人学生、教職員、地域住民
などとの相互交流の活性化を図るとともに、
留学生活の適応や地域文化への理解を含めた
国際理解教育の効果をより一層高めることを
目的とする
大学祭
H24.10.20~
10.21
岩手大学
留学生と国際交流サークルが共同で模擬店を
出店
H24. 6.12,
11.13
岩手大学
留学生に日本文化理解の一環として着物の着
付け体験を行う
H24.6.19
岩手大学
留学生に日本文化理解の一環として華道体験
を行う
北東北3大学学生合同 H24.11.23~
合宿研修会
11.25
弘前大学
岩手・青森・秋田の国立大学で学ぶ学生及び
留学生が集まり、国際理解に資する合宿型の
研修会を行う
外国人留学生と学長等 H25.1.25
との懇談会
岩手大学
学長、副学長等と留学生が、教育・研究や留
学生活、また大学への要望等について意見交
換する
フィールドスタディ H25.1.4~1.5
in 安比
安比高原スキー場 岩手大学に学ぶ外国人留学生が、母国で経験
することの少ないスキーや雪遊び体験などを
通じて、雪国である岩手の冬に親しみ、更に
留学生相互、教職員並びに地域住民等との交
流を図り、留学生活の適応と留学生教育の効
果を高めることを目的とする
フィールドスタディ H25.2.22
in 北上(工場見学)
北上市
岩手大学に在学する外国人留学生の職業意識
高揚や日本及び岩手への理解を深めるため、
岩手県内にある企業や施設の見学を実施する
歓迎会
H24.4.27
岩手県立大学
本年度入学生を対象に歓迎会を実施
夏季国際交流
バスツアー
H24.7.21
花巻市
留学生と日本人学生の交流推進を図ると共に岩
手県の魅力を留学生に知ってもらう機会を提供
滝沢村民登山
H24.7.28
岩手山
登山及びバーベキューを通して村民との交流
を図る
特別聴講学生修了式
H24.8.6
岩手県立大学
特別聴講学生5名に対し学長より修了証書を
交付。その後懇談会を実施。
秋期入学式及び歓迎会 H24.10月上旬
岩手県立大学
特別聴講学生及び秋期入学の留学生等を対象
に入学式及び歓迎会を実施
大学祭
H24.10.27~
10.28
岩手県立大学
留学生と国際交流サークルが共同で模擬店を
出店 海外研修パネル展示及び報告会の開催
秋季研修
H24.11.17
平泉町
いわて学の授業の一環で平泉を見学
冬季国際交流
バスツアー
H25.2月上旬
小岩井農場
(予定) 留学生と日本人学生の交流推進を図ると共に岩
手県の魅力を留学生に知ってもらう機会を提供
送別会
H25.2月下旬
岩手県立大学
日本の伝統文化着物
「着付け体験」
留学生華道体験
岩手県立大学
場 所
卒業、修了予定留学生を対象に送別会を実施
15
留学生関係資料
機関・団体名
盛岡大学
一関市
事業・行事名称
開催時期
場 所
概 要 等
盛岡大学学生国際交流 H24.9.8
委員会(MIEC)
秋田駒ケ岳登山&温泉
秋田駒ケ岳、
国見温泉
交換留学生や県内の外国人と登山をしながら
交流をする。
盛岡大学学生国際交流 H24.10月中旬
委員会(MIEC)
わんこそば大会
盛岡市内
交換留学生の歓迎会として、盛岡名物わんこ
そばを体験する。
盛岡大学学生国際交流 H24.10.6~10.7
委員会(MIEC)
聖陵祭国際交流イベン
ト『SAMPO』
滝沢村森林公園
盛岡近郊に住む留学生や外国人を募り、学生
や一般の方々との交流を目的としたウォーク
ラリーを行う。
盛岡大学学生国際交流 H24.10月下旬
委員会(MIEC)
ハロウィンパーティ
盛岡大学セミナー 盛岡近郊に住む留学生や外国人を呼び、ハロ
ハウス
ウィンパーティーをする。
オーストラリア・セン H24.8.14
トラルハインズ市姉妹
都市締結事業
オーストラリア・ 訪問団の派遣(調印式、職員・市民交流会等)
セントラルハイラ
ンズ市
盛岡市
在住外国人支援講座~ H24.4月、10月 岩手大学、盛岡情 在住外国人への生活支援事業としてごみの分
(財団法人盛岡国際交 盛岡生活オリエンテー
報ビジネス専門学 別を取り上げる。
流協会)
ション~
校日本語学科
盛岡市教育委員会
語学講座
H24.8月~
プラザおでって
9月(中国語)
時期未定(スペ
イン語の予定)
語学入門講座
アジアの屋台村
H24.7.7
プラザおでって
おでって広場
アジア各国の料理を屋台形式で市民に味わっ
てもらい交流する。
世界の屋台村@大槌町 H24.6.23
大槌町
世界各国の料理を屋台形式で被災者に味わっ
てもらい交流する。
キッズ・レッツ・プレイ H24.9月~
~英語であそぼう~
H25.2月予定
市内幼稚園等
幼児が英語に興味を持ち、外国人や外国語に
抵抗をなくすきっかけを作る講座。
中学生
ビクトリア市研修
H24.9月~
H24.12月
事前・事後研修: 姉妹都市カナダ・ビクトリア市に中学生を派
盛岡市役所若園町 遣し、ホームステイや現地中学校での授業体
分庁舎海外研修: 験を通じて国際理解と姉妹都市交流を図る。
カナダ・ビクトリ
ア市
日本文化体験講座
H24.10月
場所未定
在住外国人に日本の文化を体験してもらい、
日本への理解を深めてもらう講座。
料理講座
H24.6月、
H24.12月
プラザおでって
在住外国人を講師に迎え、その国の料理を一
緒に作ることで理解を深めるための講座。
盛岡市内
7名を招聘し,市立の中学校・高等学校に配
置し,近隣の小学校にも派遣する。
盛岡市とアーラム大学 通年
との教育交流
(毎年継続)
(ALTの招聘)
盛岡市とアーラム大学 H24.8月下旬~ 盛岡市内
との教育交流
H24.12月上旬
(大学留学生の受入)
平成24年度米国アーラ H24.8月下旬
ム大学留学生等オリエ
ンテーション
盛岡市内
上記留学生と引率教授を対象に,盛岡市勢及
び盛岡市の教育概要について説明し,懇談す
る。
アメリカ・
インディアナ州
米国の学校生活・社会生活の体験,教育・文化
・社会諸事情の視察をとおして日米相互の理解
・交流,国際的視野の育成のため,市立中学生
5名,市立高等学校生1名,引率教員2名を
派遣する。
盛岡市-アーラム大学 H24.11.21
教育交流40周年記念祝
賀会
盛岡市内
盛岡市とアーラム大学の教育交流 40 周年の節
目にあたり,現在実施している3事業の関係
者を中心に,長く継続している交流を祝う会
を開催する。
国際交流講座「台湾編」 H24.10月上旬
全5回
~11月上旬
滝沢村ふるさと交 国の紹介、自然環境や歴史、文化・風俗・習慣、
流館
服装、観光など
平成24年度
東北地区留学生・
奨学生交流集会
岩手県立南青少年 留学生と奨学生が野外炊事やレクリエーショ
の家
ン等を通じて交流し、相互理解を深める。
盛岡-インディアナ州 H24.10.22~
交流派遣研修
H24.11.2
(生徒・教員の派遣)
滝沢村
(滝沢村教育委員会)
独立行政法人
日本学生支援機構
東北支部
16
アーラム大学生の日本語習得,公立中学校で
の英語授業への参加,盛岡市内でのホームス
テイをとおして,日本の生活習慣・伝統の研究,
日米の教育実践の比較研究に協力するための
受け入れ事業。
H24.8.17~8.19
留学生関係資料
機関・団体名
事業・行事名称
財団法人岩手県国際交 いわてグローカル・
流協会
カレッジの開催
財団法人
岩手県青少年会館
盛岡ゾンタクラブ
花巻ホームスティ
協会
開催時期
場 所
概 要 等
9月9日(日)
アイーナ会議室501 グローバルな視点から岩手の国際化・多文化
14:00~16:00 等
共生の歴史と現状に理解を深めるセミナー
12月まで全8回
外 国 人 と の 交 流 会 毎月1回 「ちゃっとランド」の
開催
アイーナ・国際交 県民に外国人との交流の場を設け、文化紹介
流センター等
等、在住外国人等をゲストスピーカーとして
開催
「2012ワン・ワールド・ H24.11.18
フェスタinいわて」の
開催
アイーナ・国際交 国際交流・協力・多文化共生の啓発普及を図
流センター他
るため、外国人や関係団体等と連携して開催
県内2地域(日程
未定)
ワン・ワールドで踊ろ H24.8.2 う「さんさ踊り」
盛岡市
在住外国人が岩手の伝統文化への理解を深め、
より多くの県民と交流を図るため参加
外国文化紹介講師派遣 通年随時 県内各地
県内で開催される外国文化理解に関する行事
等にいわて留学生大使等を派遣
企画展示
今年度5企画 アイーナ・国際交 日中国交正常化40周年、ロンドンオリンピッ
流センター
ク、新渡戸稲造生誕150周年、ドイツ環境保全
展、
「大草原の小さな家」
刊行60周年記念をテー
マとした展示会の開催
日本語サポーターの
紹介
通年随時
様々な日本語学習ニーズに対応するため、日
本語サポーターを紹介
外国人相談窓口の設置
通年随時
アイーナ・国際交 在住外国人が安心して生活できるよう外国人
流センター
相談窓口を設置
外国人定期相談日
毎月第3水曜日 アイーナ・国際交 岩手県行政書士会との連携により定期的な相
15:00~18:00 流センター相談室 談日を設ける
地域巡回相談
通年随時
震災関連の相談対応
通年随時
震災に関する相談等に対応及び被災地を中心
とした巡回相談
多言語サポーターの
紹介
通年随時
在住外国人が安心して生活できるよう通訳等
として多言語サポーターを紹介
国際交流事業
H24.9.16~9.23
「第7回日中友好の旅」
県内各地
外国人相談専門員が地域を巡回し、相談対応
や情報提供を行う
中 国 北 京、 重 慶、 隔年実施事業
武漢、上海
中国の青少年指導者との交流
日本国際協力機構及び H24.7.18~7.22
国際協力センターの受 H24.10.8~
諾事業
10.11
H24.10.30~
11.2
県域の指導者、青
少年への国際的な
文化交流の機会を
提供
中日青年交流センター H24.6.11~6.13
訪日代表団交流
県下社会教育関係 国際理解に関する講演会やユネスコ活動の紹
指導者との交流
介展示等の実施
今年度は平泉において世界遺産登録記念研修
会を実施
対象:ユネスコ会員、一般県民、中・高生
人員:多数
県内ユネスコ協会情報 H23.11.26
交換交流会
岩手県公会堂
県内ユネスコ協会間の情報交換を行い、ユネ
スコ活動の活性化を図る
対象:県内ユネスコ協会代表者 内容:基調講演、事例報告、情報交換
市町村ユネスコ活動
促進事業
県内各地
県内ユネスコ活動の活性化を目指し、県内市
町村を訪問し懇談し支援する
対象:県内市町村、ユネスコ協会、行政担当
者等、ユネスコ関係者
第22回外国人による
H24.10.17
日本語スピーチコンテ
スト
プラザおでって
岩手県在住の外国人に日本語によるスピーチ
をしていただく。テーマは日本に来て感じた
こと。
第11回チャリティー
クリスマスパーティ
盛岡グランドホテ チャリティークリスマスパーティーを開催し、
ル
益金を福祉団体等に寄付している。
通年
H24.12.12
ホームステイ体験
随時
(ショートステイ体験)
花巻市内
国際理解の推進に関する講演会や講座の開催
の助成・支援
対象:県内ユネスコ協会、社会教育団体等主
催団体 人員:多数
ホームステイやショートステイを通じて、こ
の地域の日常生活や文化に触れてみませんか
(1泊2日や日帰りから相談応需)
17
留学生関係資料
岩手県内高等教育機関における外国人留学生数の推移(平成24年5月1日現在)
₀₃年₁₀月 ₀₄年₅月
(H₁₅) (H₁₆)
学 校 名
岩
手
大
₀₅年₅月
(H₁₇)
₀₆年₅月
(H₁₈)
₀₇年₅月
(H₁₉)
₀₈年₅月
(H₂₀)
₀₉年₅月
(H₂₁)
₁₀年₅月
(H₂₂)
₁₁年₅月
(H₂₃)
₁₂年₅月
(H₂₄)
199
198
178
190
183
200
202
25
26
30
32
18
14
15
2
2
2
0
0
0
0
学
199
177
197*
岩 手 県 立 大 学
15
13
岩 手 医 科 大 学
0
0
北里大学海洋生命科学部
4
5
5
5
3
1
0
0
0
0
82
12
(1)
富
士
大
学
40
57
81
97
114
125
141
122
95
盛
岡
大
学
1
0
0
0
2
0
0
0
0
2
岩手県立大学宮古短期大学部
3
3
0
1
0
0
0
1
1
0
岩手県立大学盛岡短期大学部
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
アレン国際短期大学
3
0
修 紅 短 期 大 学
0
0
0
0
0
0
0
0
0
0
一関工業高等専門学校
9
9
6
5
5
6
7
7
5
3
274
264
301
334
350
342
370
331
315
304
計
*岩手医科大学の学生であるが、岩手大学日本語研修コースにも在籍している学生1名含む
岩手県内高等教育機関における外国人留学生の受入れ状況(平成24年5月1日現在)
岩 手 大 学
202
国 名
中
大
学
15
手
富 医
士 科
大
学
0
大 学
82
0
0
102
16
39
34
7
0
11
0
10
0
4
12
0
2
0
0
0
韓
国
15
2
0
0
13
13
0
2
0
0
0
バングラデシュ
12
5
0
0
7
0
1
9
2
0
0
ル
9
0
0
0
9
7
0
2
0
0
0
インドネシア
6
3
0
0
3
0
0
6
0
0
0
ベ
ム
5
0
0
0
5
5
0
0
0
0
0
イ
5
3
0
0
2
0
1
4
0
0
0
ア
4
0
0
0
4
0
0
0
1
0
3
ミ ャ ン マ ー
3
2
0
0
1
1
0
2
0
0
0
フ
ス
3
0
0
0
3
0
0
0
0
0
3
湾
3
0
0
0
3
0
0
0
0
0
3
ン
ゴ
ト
ナ
シ
ラ
ン
キ
ル
ギ
ス
2
1
0
0
1
0
1
1
0
0
0
ア
メ
リ
カ
2
0
0
0
2
0
0
0
0
0
2
アイスランド
1
0
0
0
1
0
0
0
0
0
1
エ
ジ
プ
ト
1
0
0
0
1
0
0
1
0
0
0
ヨ
ル
ダ
ン
1
1
0
0
0
0
0
1
0
0
0
ネ
パ
ー
ル
1
1
0
0
0
0
1
0
0
0
0
ガ
イ
ア
ナ
1
0
0
0
1
0
0
1
0
0
0
ホンジュラス
1
0
0
0
1
1
0
0
0
0
0
ジ ャ マ イ カ
1
0
0
0
1
0
0
1
0
0
0
ス リ ラ ン カ
1
0
0
0
1
0
0
1
0
0
0
タ ン ザ ニ ア
1
1
0
0
0
0
0
0
0
0
1
フ
ィ
ジ
ー
1
1
0
0
0
0
0
0
0
0
1
ボ
ツ
ワ
ナ
1
1
0
0
0
0
0
0
0
0
1
ブルキナファソ
1
1
0
0
0
0
0
0
0
0
1
中
国
13
0
0
0
13
1
5
2
0
0
5
韓
国
1
0
0
0
1
0
0
1
0
0
0
ル
1
0
0
0
1
1
0
0
0
0
-
-
-
-
-
-
-
-
-
0
-
中
国
43
0
0
0
43
27
16
0
0
0
0
韓
国
38
0
0
0
38
38
0
0
0
0
0
ル
1
0
0
0
1
1
0
0
0
0
0
国
2
0
0
0
2
0
0
0
0
0
2
ン
ゴ
岩手県立大学宮古短期大学部
0
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
岩手県立大学盛岡短期大学部
0
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
修
学
0
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
-
一関工業高等専門学校
3
期
合 計
18
-
2
短
大 ゴ
学
紅
岡 ン
-
モ
盛 聴講生
その他
5
モ
岩
学 生 種 別 内 訳
大学院
科目等
修士
博士
研究生 履修生
14
台
立
私費
学部
学生
107
ロ
県
国費
岩手
県費
国
タ
手
人数
政府
派遣
マ レ ー シ ア
モ
岩
経 費 種 別
国 別 内 訳
受入
人数
学 校 名
大
304
中
モ
ン
ゴ
-
ル
1
1
0
0
0
1
0
0
0
0
0
バングラデシュ
1
1
0
0
0
1
0
0
0
0
0
マ レ ー シ ア
1
0
1
0
0
1
0
0
0
0
0
304
29
11
0
264
126
64
70
10
0
34
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