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計算機アーキテクチャ 前期中間試験 模擬問題
計算機アーキテクチャ 前期中間試験 模擬問題 2014 年 6 月 2 日実施 名列番号 氏名 ※教科書、ノートなどの持ち込みは禁止です。プログラム機能を有しない電卓のみは持ち込み可とします。 ※この試験の最高得点は 100 点です。選択問題はありません。すべての問題に回答すること。 問1 次の計算機と特徴について、関係するものを線で結べ(3 点×3 題=9 点) 計算機の名前 特徴 ENIAC ● ● EDVAC ● ● TRADIC ● ● 問2 電子回路にトランジスタを利用した初めての計算機で、航空機 に積み込んで利用する目的で開発された 弾道計算用に作られた世界初の電子計算機 プログラム内蔵型だが書き換えはできない 内蔵しているプログラムを書き換え可能にした初めての計算 機で、計算回路は真空管で構成されている 次の文について空欄を埋めよ。 (3 点×7 題=21 点) 計算機の歴史は小石やそろばんに始まるといわれているが、現在の電子式計算機が発明される 前は、ライプニッツやバベッジ、シュウツなどにより (1)機械式 現在のコンピュータはすべて (2)ノイマン (2)型コンピュータは、プログラムとデータを (3)同一の 計算機が開発されていた。 型コンピュータと呼ばれている。 メモリ上で管理し、プログラムが (4)書き換え可能 という特徴がある。 (2)型コンピュータはメモリへのアクセス数が多く、この速度が速くならなければ計算処理の 高速化ができない、これを (5)フォンノイマンボトルネック と呼ぶ。 (2)型コンピュータの構成要素は、 (6)演算装置 、制御装置、入力装置、 (7)記憶装置 、 出力装置からなる。 問3 次の 10 進数、2 進数、16 進数の対応表を埋めよ。ただし 2 進数および 16 進数は 16 ビット、2 の補数に よる符号付き整数と考えること。また、MSB を符号ビットとすること。(1 点×10 題=10 点) 10 進数 2 進数 16 進数 39 0000 0000 0010 0111 0027 -118 1111 1111 1000 1010 FF8A 159 0000 0000 1001 1111 009F 25065 0110 0001 1110 1001 61E9 -24991 1001 1110 0110 0001 9E61 計算機アーキテクチャ 前期中間試験 No.1 問4 次の全加算器を並べて作った計算機を用いて整数の加減算を行え。一番右を MSB とする。 (5 点×2 題=10 点) (1)-3 + 5 (2)3 - (-2) 問5 表1の命令文を計算機で実行する際の実行時間を求めよ。ただし、レジスタの読み書き時間は無いとする。 また、プログラムは 100 番地から実行を開始し、 「プログラム終了」命令を実行した時点で停止する。 (5 点×4 題=20 点) 表1メモリの内容 (1) メモリの読み書き時間を5秒、 番地 プログラムの内容 ○命令の読み込み回数:17 回×5 =85 秒 100 114 番地の内容をレジスタ1へ読み込み ○メモリアクセス命令の回数:5 回×5=25 秒 101 ○実行命令の回数:12 回×5=60 秒 102 115 番地の内容をレジスタ2へ読み込み レジスタ2をレジスタ1で除算し、 商をレジスタ3へ書き込み 111 番地の内容をレジスタ1へ読み込み プログラムの実行時間(計算など)を5秒とした場合 合計:170 秒 (2) メモリの読み書き時間を5秒、 プログラムの実行時間(計算など)を1秒とした場合 ○命令の読み込み回数:17 回×5 =85 秒 103 104 105 112 番地の内容をレジスタ2へ読み込み レジスタ2からレジスタ1の値を減算 (レジスタ2=レジスタ2-レジスタ1) ○メモリアクセス命令の回数:5 回×5=25 秒 106 レジスタ2へレジスタ3の値を加算 ○実行命令の回数:12 回×1=12 秒 107 109 レジスタ1からレジスタ3の値を減算 レジスタ1が0以下なら 106 番地へ処理 を移す(PC を 106 番地に変更) 113 番地にレジスタ2の内容を書き込み 合計:122 秒 (3) メモリの読み書き時間を1秒、 プログラムの実行時間(計算など)を5秒とした場合 108 110 プログラム終了 ○命令の読み込み回数:17 回×1 =17 秒 111 10 ○メモリアクセス命令の回数:5 回×1=5 秒 112 5 113 -25684 114 15 115 90 ○実行命令の回数:12 回×5=60 秒 合計:82 秒 (4)プログラム終了後の 113 番地の値を答えよ 5-10+4+4+4 = 7 ※プログラムの実行順:100,101,102,103,104,105,106,107,108, 106,107,108,106,107,108,109,110 (問題は裏面に続きます) 問6 次の少数を ANSI/IEEE 標準規格の浮動小数点表記に従ってビット列に変換せよ。 ただし、上位 16 ビット分のみ解答すれば良い (5 点×2 題=10 点) ANSI/IEEE 標準規格の浮動小数点表記 仮数は符号ビットを用いて符号-絶対値表現 指数 E、仮数 M は2進数で表す 指数 E はバイアス表現(バイアス値:127) 隠しビットあり ビット数は次のように割り当てる (1)6.02×210 符号部:正なので 0 仮数部:6.02 =(0110.0000 0101 0001 1111 0101 1100)2×210 = (1.1000 0001 0100 0111 1101 0111)2 ×212 指数部:12 + 127 = 139 = (1000 1011)2 解 31 答 0 1 0 0 24 0 1 0 1 1 1 0 0 0 0 0 0 23 1 0 1 0 16 0 0 1 1 1 1 1 0 1 0 1 1 (2)-1.15×2-10 符号部:負なので 1 仮数部:1.15 =(1. 0010 0110 0110 0110 0110 0110 0110)2×2-10 指数部:-10 + 127 = 119 = (0111 0111)2 解 31 答 1 0 1 1 (計算スペース) 24 1 0 1 1 1 0 0 1 0 0 1 1 23 0 0 1 1 16 0 0 1 1 0 0 1 1 0 0 1 1 計算機アーキテクチャ 前期中間試験 No.2 問7 次の乗算をブース法、除算を引き放し法で計算せよ。数値は 4 ビットの符号付き整数で表すが、乗算の解 と除算の被除数は 8 ビットとする。 (5 点×4 題=20 点) (1)5×3 (2)-6×2 (3)40 ÷ 7 (4)-37 ÷ 5 (以上で問題は終わりです。お疲れさまでした。 )