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知っているようで意外と知らないお彼岸
墓石・仏壇の「かんぷー」がお届けする手作り新聞「かんぷー通信」 2016年3月 トピック ★お彼岸って!? 知っているようで意外と知らないお彼岸 ★本物そっくり!のキャンドル ★お客様からの声 ~お墓づくり・お仏壇を私達に托して頂いた方~ ★福を呼ぶ(?)ふくろう ★「おりく膳の並べ方」 「かんぷー通信」 ★お彼岸って!? 知っているようで意外と知らない「お彼岸」 年に2回あるお彼岸。3月は春彼岸、9月は秋彼岸。 知っているようで意外と知らないお彼岸について ちょっと、お話をしたいと思います。 ●お彼岸って何ですか? お 彼 岸 は 春 と 秋 と の 2 回 あ り、春 分・秋 分 の 日 を 中 日 (ちゅうにち)とし、前後3日を合わせた7日間をいいます。 ご先祖さまや自然に感謝をささげる仏道精進の期間で日本独 自の仏教行事です。 お彼岸にはお寺の法要やお墓参りに行き、亡き人へ思いをは せ、感謝のまことをささげます。 古くは聖徳太子の頃(約1200年前)から始まったともいわれ、古 い記録では『日本後記』に「延暦二十五年三月辛巳の条」「奉爲崇道天 皇。令諸国国分寺僧春秋二仲月別七日。讀金剛般若經」→「毎年春分と 秋分を中心とした前後7日間『金剛般若波羅蜜多経』を崇道(すどう) 天皇のために転読させた」とあり、これが日本の歴史上最初のお彼岸法要の記録で す。崇道天皇(早良親王)の供養の為に諸国の国分寺の僧を集め、法要をしたこと が記され、彼岸のはじまりとする説もあります。 農耕文化の日本では古来より、昼夜の時間が同じで、真東から太陽がのぼるこの時 節に自然の恵みに対する感謝をささげる風習があり、これらと仏教の教えが結びつ いたと考えられています。 ●春のぼたもち・秋のおはぎ 「ぼたもち」と「おはぎ」は、お彼岸のお供えにはかか せないものです。両方とも、蒸した餅米とアンコの同じ素 材でつくられる食べ物ですが、季節の花になぞらえて、春 の彼岸にお供えするのが牡丹餅で、秋にお供えする場合は お萩と言います。ですから、季節感も一緒に味わいながら 牡丹餅やお萩をいただきましょう。 「かんぷー通信」 ●「彼岸」言葉の意味 彼岸とは、「彼の岸」すなわち「悟り、涅槃の境地」を意味し、その語源は、サ ンスクリット語「パーラミター(波羅蜜 「六波羅蜜」 多)」の漢訳語「到彼岸」からきていま す。煩悩と迷いの世界である「此岸」から 悟りの世界「彼岸」へ到達するために、 「六波羅蜜」の修行を行ないます。彼岸は その修行をするための期間でもあります。 お彼岸には、お墓参りをし、お花や線香を 供え、真心の合掌を捧げる修行が大切ですが、お参りは一度行ったら、後はほった らかしにするのではなく、彼岸参りに限らず何度でも繰り返し行なうことが大切だ と思います。 また菩提寺は、故人の追善供養を行なう役割も重要ですが、檀家さんの相談事も聞 いてくれますので、お彼岸参りの際は、ご住職に一言ご挨拶されるのも良いことだ と思います。 ●お彼岸の期間 春彼岸 : 毎年3月の春分の日をはさんで前後3日合計7日間 秋彼岸 : 毎年9月の秋分の日をはさんで前後3日合計7日間 *** 2016年 春のお彼岸の日程 *** 彼岸入り:3月17日 お中日 :3月20日(春分の日) 彼岸明け:3月23日 それぞれの初日を「彼岸の入り」、終日を「彼岸のあけ」といい、春分の日・秋分 の日を「お中日」といいます。 平成28年3月 17日 18日 19日 20日 21日 22日 23日 (木) (金) (土) (日) (月) (火) (水) 彼岸入り お中日 お彼岸 彼岸明け 「かんぷー通信」 ★本物そっくり!のキャンドル 故人が好きだったものをお供えしたい… でも仏壇に生物はすぐに傷んでしまう し、お墓にお供えするとカラスに狙われ るので置いてこれない。そんな方におす すめです! この度2015年度グッドデザイン賞を受賞 した『故人の好物シリーズ』、 もともと「家族のイベントのひとつ」としてお墓参りを見直してほしい・・・そ んな思いから始まった好物シリーズ! 人気のビールージョッキや三色だんごをはじめとした定番アイテムはもちろんの こと、ペットの缶詰めやカップヌードルなどユニークな商品も揃えております。 ●人気ランキング!! やっぱり一番人気は、「ビールジョッキ」火を灯せば中身だけが減っていくので、本 当に飲んでなくなった様に見え、「仏様が飲んでくれた!」「故人と会話ができた」 とそんな温かい気持ちにさせてくれます。 「かんぷー通信」 ★お客様からの声 ~お墓づくり・お仏壇を私達に托して頂いた方~ 「丁寧に教えていただき、 おかげさまで一通り揃えることができました。」 秋田市 三澤 彰 様(墓石、仏壇) 担当者からひとこと 三澤様、この度は大事なお墓づくり、お仏壇選びを私共 に托していただきまして、大変ありがとうございました。 今後共よろしくお願いいたします。 担当:安田俊之 「かんぷー通信」 ★福を呼ぶ(?)ふくろう ふくろうは世界中で縁起が良い鳥と言われています。 ■日本では…いろんな漢字に置き換え、(下記はすべて、ふくろう と読めま す。)縁起がいいものとされています。どれもとてもおめでたいですよね! ・福来朗…朗らかに福を呼ぶ。 ・福籠……福が籠(こ)もる。 ・不苦労…苦労知らず。 ・福老……老いて福。不老長寿。 ・梟………首が良く回るので商売繁盛。夜目が利くので先が見渡せる。 ■海外では…「知恵の神」「文芸の神」「森の護り神」のシンボル ふくろうは、首が良く回るので商売繁盛、金運を象徴する。また、夜行性で夜目が 利く事から見通しが良い事の象徴とも言われています。 かんぷーでは、ふくろうの石製の置物を多数取り揃えております。特に、男鹿の寒 風山で採れる男鹿石で作ったふくろうの置物は、当社オリジナルです。 当社オリジナル 「男鹿石 フクロウ」 当社オリジナル 「男鹿石 親子フクロウ」 「御影石 フクロウ」 白、黒、グレー、赤の4色あります。 「かまくら フクロウ」 「かんぷー通信」 ★「おりく膳の並べ方」 御霊供膳(おりくぜん)、またの名を霊供膳(れいくぜん)。お葬式のときや、お葬 式が終わってからの初七日から四十九日までの1週間ごとの御参り、年忌法要、普段 仏壇前の御参りと、そのとき、ご霊前・ご仏前にお供えする小型の御膳のことを言い ます。御膳には、ご飯・お吸い物(お味噌汁)、和え物、煮物、漬物を盛ります。並 べ方は、中央に漬物(③腰高)、右上に和え物(⑤壺椀)、左上に煮物(④平椀)、 右下にお吸い物(②汁椀)、左下にご飯(①飯椀)、そして手前に⑥お箸を置きま す。例えばお仏壇に供えるときは、相手に差上げるという意味から、お箸を仏壇側に 向けてお供えします。お葬式では、故人様へ向けます。この御霊供膳は浄土真宗以外 の宗派でのご使用になります。 (※地域によって異なる事があります。) ①「親碗」 ②「汁椀」 ③「腰高」 ④「平椀」 ご飯 お味噌汁、お吸い物 漬物 お煮しめ(椎茸、人参、芋類の煮物など) ⑤「壷椀」 和え物(胡麻和え、煮豆など) ⑥「箸」 ⑦「仏膳」 ●お手入れの仕方 基本的に漆器のお手入れと同じです。他の物とは別に中性洗剤(クレンザーや研磨 剤が入ったものは不可)を少し使って洗い、良くすすいでからすぐに柔らかい布で 水気をふき取っておきます。乾燥機は絶対に使ってはいけません。 収納するときは、箱に入れる前に今一度、乾いた柔らかい布で拭きながらしまいま す。(お膳は洗わずに乾拭きするだけです) お手入れの仕方で、持ちが大きく変わります。 少し手を掛けていただいて、長く大切にお使い下さい。 「かんぷー通信」 ご相談は無料です。どんなことでもお気軽にご相談ください。 基本的なことや小さな疑問はもちろん、どんなことでも、お気軽にご相談ください。末長く ご満足いただけるよう、全力でサポート致します。