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有価証券報告書 - Morningstar
第92期 (自至 ) 平成14年4月1日 平成15年3月31日 有価証券報告書 宝ホールディングス株式会社 185004 本書は、EDINET(Electronic Disclosure for Investors’ NETwork)システムを利用し て金融庁に提出した有価証券報告書の記載事項を、紙媒体として作成したものであります。 EDINETによる提出書類は一部の例外を除きHTMLファイルとして作成することとされ ており、当社ではワードプロセッサファイルの元データをHTMLファイルに変換することによ り提出書類を作成しております。 本書はその変換直前のワードプロセッサファイルを原版として印刷されたものであります。 目次 頁 表紙 第一部 企業情報 ……………………………………………………………………………………………………… 1 企業の概況 ……………………………………………………………………………………………………… 1 1. 主要な経営指標等の推移 …………………………………………………………………………………… 1 2. 沿革 …………………………………………………………………………………………………………… 3 3. 事業の内容 …………………………………………………………………………………………………… 5 4. 関係会社の状況 ……………………………………………………………………………………………… 7 5. 従業員の状況 ………………………………………………………………………………………………… 8 事業の状況 ……………………………………………………………………………………………………… 9 1. 業績等の概要 ………………………………………………………………………………………………… 9 2. 生産、受注及び販売の状況 ………………………………………………………………………………… 14 3. 対処すべき課題 ……………………………………………………………………………………………… 16 4. 経営上の重要な契約等 ……………………………………………………………………………………… 17 5. 研究開発活動 ………………………………………………………………………………………………… 17 設備の状況 ……………………………………………………………………………………………………… 19 1. 設備投資等の概要 …………………………………………………………………………………………… 19 2. 主要な設備の状況 …………………………………………………………………………………………… 19 3. 設備の新設、除却等の計画 ………………………………………………………………………………… 22 提出会社の状況 ………………………………………………………………………………………………… 23 1. 株式等の状況 ………………………………………………………………………………………………… 23 2. 自己株式の取得等の状況 …………………………………………………………………………………… 27 3. 配当政策 ……………………………………………………………………………………………………… 28 4. 株価の推移 …………………………………………………………………………………………………… 28 5. 役員の状況 …………………………………………………………………………………………………… 29 経理の状況 ……………………………………………………………………………………………………… 32 1. 連結財務諸表等 ……………………………………………………………………………………………… 33 2. 財務諸表等 …………………………………………………………………………………………………… 66 第6 提出会社の株式事務の概要 …………………………………………………………………………………… 90 第7 提出会社の参考情報 …………………………………………………………………………………………… 91 第1 第2 第3 第4 第5 第二部 提出会社の保証会社等の情報 [監査報告書] …………………………………………………………………………… 92 【表紙】 【提出書類】 有価証券報告書 【根拠条文】 証券取引法第24条第1項 【提出先】 関東財務局長 【提出日】 平成15年6月27日 【事業年度】 第92期(自 【会社名】 宝ホールディングス株式会社 【英訳名】 TAKARA HOLDINGS INC. 【代表者の役職氏名】 取締役社長 【本店の所在の場所】 京都市下京区四条通烏丸東入長刀鉾町20番地 【電話番号】 (075)241局5100番 【事務連絡者氏名】 取締役経理グループジェネラルマネージャー 【最寄りの連絡場所】 京都市下京区四条通烏丸東入長刀鉾町20番地 【電話番号】 (075)241局5100番 【事務連絡者氏名】 取締役経理グループジェネラルマネージャー 【縦覧に供する場所】 平成14年4月1日 大宮 至 平成15年3月31日) 久 株式会社東京証券取引所 (東京都中央区日本橋兜町2番1号) 株式会社大阪証券取引所 (大阪市中央区北浜1丁目6番10号) 菊田 裕久 菊田 裕久 第一部【企業情報】 第1【企業の概況】 1【主要な経営指標等の推移】 回次 第88期 第89期 第90期 第91期 第92期 決算年月 平成11年3月 平成12年3月 平成13年3月 平成14年3月 平成15年3月 185,300 192,318 184,886 183,638 187,394 11,281 11,581 11,297 8,484 8,349 4,231 5,065 5,092 3,481 2,185 純資産額(百万円) 65,935 73,983 84,742 83,714 79,888 総資産額(百万円) 154,173 152,557 191,844 179,702 175,830 1株当たり純資産額(円) 307.26 340.88 390.66 385.86 369.78 1株当たり当期純利益金額 (円) 19.72 23.58 23.47 16.05 9.76 潜在株式調整後1株当たり当 期純利益金額(円) 19.08 22.84 22.98 15.75 − 42.8 48.5 44.2 46.6 45.4 6.5 7.2 6.4 4.1 2.7 38.0 97.5 74.8 59.9 57.4 営業活動によるキャッシュ・ フロー(百万円) − 12,312 5,189 6,188 14,032 投資活動によるキャッシュ・ フロー(百万円) − △4,439 △13,350 △11,577 △6,443 財務活動によるキャッシュ・ フロー(百万円) − △2,510 12,997 △5,792 △6,275 現金及び現金同等物の期末残 高(百万円) 14,451 20,189 25,048 13,909 15,202 − 2,698 2,827 2,843 2,808 (1)連結経営指標等 売上高(百万円) 経常利益(百万円) 当期純利益(百万円) 自己資本比率(%) 自己資本利益率(%) 株価収益率(倍) 従業員数(人) − 1 − 回次 第88期 第89期 第90期 第91期 第92期 決算年月 平成11年3月 平成12年3月 平成13年3月 平成14年3月 平成15年3月 175,170 181,607 174,983 170,655 1,982 10,611 10,644 9,921 7,722 412 3,855 4,517 4,608 3,113 168 11,957 13,147 13,221 13,226 13,226 214,589 217,507 217,687 217,699 217,699 純資産額(百万円) 63,367 69,327 80,238 77,763 72,884 総資産額(百万円) 146,127 141,818 182,585 166,973 104,602 295.30 318.74 368.59 357.64 335.54 (2)提出会社の経営指標等 売上高(百万円) 経常利益(百万円) 当期純利益(百万円) 資本金(百万円) 発行済株式総数(千株) 1株当たり純資産額(円) 1株当たり配当額 (内1株当たり中間配当額) (円) 7.50 (−) 7.50 (−) 7.50 (−) 7.50 (−) 7.50 (−) 1株当たり当期純利益金額 (円) 17.97 20.98 21.18 14.32 0.66 潜在株式調整後1株当たり当 期純利益金額(円) 17.40 20.34 20.74 14.07 − 43.4 48.9 43.9 46.6 69.7 6.2 6.8 6.2 3.9 0.2 株価収益率(倍) 41.7 109.6 82.9 67.2 848.5 配当性向(%) 41.7 35.7 35.4 52.4 1,136.4 従業員数(人) 2,050 1,966 1,926 1,912 32 自己資本比率(%) 自己資本利益率(%) (注)1.売上高には、消費税等は含まれておりません。 2.提出会社の経営指標等については、財務諸表等規則の改正により、平成14年3月期より、自己株式を資 本に対する控除項目としており、また、1株当たり情報の計算は、発行済株式総数から自己株式数を控 除して行っております。 3.平成15年3月期より、1株当たり純資産額、1株当たり当期純利益金額及び潜在株式調整後1株当たり 当期純利益金額の計算については、「1株当たり当期純利益に関する会計基準」(企業会計基準第2 号)及び「1株当たり当期純利益に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用指針第4号)を適 用して行うこととしております。 4.平成15年3月期の潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額については、潜在株式が存在しないため記 載しておりません。 5.当社は中間配当制度を採用しておりません。 6.提出会社である当社は平成14年4月1日に酒類・食品・酒精事業とバイオ事業を分割し、それぞれ新設 の宝酒造㈱及びタカラバイオ㈱に承継させるとともに、自らは持株会社に移行いたしました。このため 平成15年3月期の提出会社の経営指標等は、関係会社からの配当収入及び商標使用料収入並びに不動産 賃貸料のみからなることととなった売上高(営業収益)をはじめ各項目において、平成14年3月期まで の数値とは大きく異なっております。 − 2 − 2【沿革】 当社は大正14年9月に、江戸後期(天保年間)以降京都伏見の地で酒造業を営む四方合名会社を発展的に改組 して、設立されたものであります。 大正14年9月 現京都市伏見区竹中町609番地に、酒類、酒精、清涼飲料水、医薬用品、調味料等の製造及 び販売を主たる目的として、寳酒造株式会社を設立(資本金55万円)。 〃 四方合名会社を吸収合併、伏見、木崎(昭和13年3月東亜酒精興業株式会社へ譲渡)の二工 場とする。 昭和4年6月 大正製酒株式会社を吸収合併、王子工場(昭和39年5月松戸工場に統合)とする。 22年6月 大黒葡萄酒株式会社より白河工場(平成15年3月廃止)を買収。 22年9月 日本酒精株式会社を吸収合併、木崎、楠、防府(平成7年3月廃止)の三工場とする。 24年5月 東京、大阪、名古屋(平成15年3月上場廃止)各証券取引所開設に伴い株式上場。 24年7月 京都証券取引所開設(平成13年3月大阪証券取引所に吸収合併)に伴い株式上場(その後札 幌(平成15年3月上場廃止)、新潟(平成12年3月東京証券取引所に吸収合併)、広島(平 成12年3月東京証券取引所に吸収合併)、福岡(平成15年3月上場廃止)の各証券取引所に も順次上場)。 27年10月 政府より専売アルコール工場の払下げを受け、高鍋、島原の二工場とする。 27年11月 中央酒類株式会社を吸収合併、市川(昭和39年5月松戸工場に統合)、灘第一(神戸配送セ ンターを経て平成7年11月廃止)、鹿児島(昭和40年6月廃止)の三工場とする。 29年12月 摂津酒造株式会社より灘第二工場(平成5年9月灘工場と改称)を買収。 32年3月 子会社大平印刷株式会社を設立。 32年4月 木崎麦酒工場建設(昭和43年4月サッポロビール株式会社に譲渡)。 34年10月 札幌工場(平成15年3月廃止)建設。 36年10月 桃山貨物自動車株式会社の株式を取得、子会社とする。同時に同社をタカラ貨物株式会社と 改称(平成12年4月宝岡物流株式会社を吸収合併のうえ、タカラ物流システム株式会社に改 称)。 37年3月 京都麦酒工場建設(昭和42年7月麒麟麦酒株式会社に譲渡)。 39年5月 市川・王子の両工場を統合し、松戸工場建設。 39年10月 摂津酒造株式会社、本辰酒造株式会社を吸収合併、大阪(昭和48年3月廃止)、長野(平成 5年9月長野蔵置場に)の二工場とする。 40年3月 東京、仙台、名古屋、京都、大阪、福岡の各事務所、出張所等を支店に改称。 42年4月 札幌出張所を支店に改称。 45年9月 中央研究所設置。 47年2月 楠工場に発酵工業部門設置。 56年4月 関信越支店設置。 57年7月 米国カリフォルニア州所在のNUMANO SAKE CO.(昭和58年4月TAKARA SAKE USA INC.と改 称)の株式取得、米国本土での清酒製造を開始。 61年2月 英国スコットランドにTHE TOMATIN DISTILLERY CO.,LTD.を設立、ウイスキーメーカー TOMATIN DISTILLERS PLC.の資産を買収し、スコッチウイスキーの製造開始。 〃 英国BASS PUBLIC LIMITED COMPANYと提携、「TaKaRa バービカン」発売。食品分野へ本格参 入。 63年4月 平成元年4月 3年4月 横浜支店設置。 中国四国支店設置。 米国バーボンウイスキーメーカーAGE INTERNATIONAL,INC.の100%持株会社であるAADC HOLDING COMPANY,INC.の株式を取得、関連会社とする(平成4年9月残株式を取得、子会社 に)。 3年5月 子会社宝岡物流株式会社を設立(平成12年4月タカラ貨物株式会社に吸収合併)。 5年8月 中国大連市にバイオ製品の製造を目的とする子会社宝生物工程(大連)有限公司を設立。 7年4月 支社制導入に伴い各支店を北海道、東北、関東、南関東、関信越、東海、京滋北陸、関西、 中国四国及び九州支社に改称。 − 3 − 平成7年8月 中国北京市に酒類等の製造及び販売を目的とする北京寛宝食品有限公司(平成10年7月に北 京宝酒造醸造有限公司と改称)を設立、関連会社とする(その後出資持分を追加取得し子会 社に)。 12年3月 遺伝子治療の商業化を目指し韓国のViroMed Limited(現ViroMed Co.,Ltd. )の株式を取 得、子会社とする。 13年3月 フランスワインを主として扱う輸入商社、株式会社ラック・コーポレーションの株式を取 得、子会社とする。 14年4月 物的分割の方法により酒類・食品・酒精事業及びバイオ事業を分割、それぞれの事業を、 従ってまた工場、支社等も新設の子会社宝酒造株式会社及びタカラバイオ株式会社が承継。 自らは持株会社に移行して、商号を寳酒造株式会社から宝ホールディングス株式会社に変 更。 − 4 − 3【事業の内容】 当社は、平成14年4月1日、酒類・食品・酒精事業とバイオ事業を分割し、それぞれの事業を新設の宝酒造㈱ 及びタカラバイオ㈱に承継させるとともに、自らは持株会社に移行して、社名を寳酒造㈱から宝ホールディング ス㈱に変更いたしました。 この結果、当企業集団は当社及び当社の関係会社42社(子会社30社、関連会社12社)で構成され、酒類・食品 及びバイオ事業を主な事業としております。 事業の種類別セグメントにおける各社の事業内容とその位置づけは、次のとおりとおりであります。 [酒類・食品事業] 平成14年4月1日に会社分割により新設された宝酒造㈱は焼酎、清酒をはじめ「タカラcanチューハイ」に代表 されるソフトアルコール飲料など酒類全般、本みりんなどの酒類調味料及び食品調味料並びに果実飲料、健康飲 料、ノンアルコールビール「バービカン」などの清涼飲料の製造・販売を行っております。英国法人THE TOMATIN DISTILLERY CO.,LTD. はスコッチウイスキーの製造・販売を行っており、米国法人AGE INTERNATIONAL,INC.はバーボンウイスキーを扱っております。また、米国法人TAKARA SAKE USA INC.は米国カリ フォルニア州において主に清酒の製造を行い、宝酒造㈱が供給する酒類製品ともども米国一円に販売しておりま す。また北京宝酒造醸造有限公司は中国北京市で酒類の製造・販売を行っております。 日本食品の卸売業を営む米国法人MUTUAL TRADING CO.,INC.は、米国において、TAKARA SAKE USA INC.及び宝 酒造㈱の製品の販売にあたっております。また、㈱ラック・コーポレーションは、ブルゴーニュの高品質ワイン 等を中心に主としてフランスワインを販売しております。 なお、宝酒造㈱は従来の酒類事業部門と食品(調味料及び清涼飲料)事業部門を総合的に一体化し「酒類・食 品事業統括本部」を設置いたしましたが、これにともない、事業の種類別セグメントの変更を行うこととし、こ れまでの「酒類・調味料」と「清涼飲料」の両セグメントを「酒類・食品」セグメントに統合することにいたし ました。 また、前連結会計年度までは、その他の事業に含めておりましたタカラ物流システム㈱など子会社6社が営む 事業は、今回の事業部門の一体化にともない、酒類・食品事業における物流や資材調達などの機能を主として担 うこととなることから、当連結会計年度より酒類・食品事業に含めることといたしました。 これにより、当事業部門に携わる関係会社は上述した会社を含め子会社は18社、関連会社は5社となりました。 [バイオ事業] 平成14年4月1日に会社分割により新設されたタカラバイオ㈱は遺伝子工学用試薬を初めとした研究用試薬、 理化学機器、バイオ健康食品、化粧品などの製造・販売、医療用具の販売、バイオ関連研究受託業務、大型ゲノ ム解析業務の国内外からの受託等を行っております。また、タカラアグリ㈱は、キノコの製造販売及びキノコの 生産に関する技術指導を行っております。 海外では、宝生物工程(大連)有限公司が中国大連市でバイオ研究用試薬の製造などを行い、韓国のViroMed Co., Ltd.(旧ViroMed Limited)では、遺伝子治療の商業化を目指し、韓国で初の遺伝子治療の臨床試験を既に 開始しております。 また、TaKaRa Korea Biomedical Inc.は韓国において研究用試薬や理化学機器の販売に加え、DNAチップの開 発、製造などを行っており、Takara Bio Europe S.A.(旧TAKARA BIOMEDICAL EUROPE S.A.)はヨーロッパ市場 でバイオ研究用試薬類の販売を行っております。 以上の子会社を含め、当事業部門に携わる子会社は8社であり、関連会社は3社であります。 [その他の事業] その他の事業は、印刷、不動産賃貸などであります。 印刷業は大平印刷㈱が営み、ラベル、カートン、段ボール等の製品包装用資材や販売促進用品、宣伝用品の製 造・販売を行っており、一部を宝酒造㈱など当社グループに納入しております。また、不動産賃貸は当社が行っ ております。 その他の事業に携わる子会社は上述した大平印刷㈱を含め4社であり、関連会社も4社であります。 − 5 − 以上の企業集団の状況について当社及び主要な子会社等との関係を事業系統図で示せば下図のとおりであります。 (事業系統図) 「TAKARA SAKE USA INC.」 酒 「AGE INTERNATIONAL,INC.」 造 「北京宝酒造醸造有限公司」 ㈱﹂ 酒類・食品事業 ﹁宝 「THE TOMATIN DISTILLERY CO.,LTD.」 「タカラ物流システム㈱」 得 意 先 ﹁タカラバイオ㈱﹂ バイオ事業 宝ホールディングス㈱︵持株会社︶ 「㈱タカラマーケティングビジネス」 「宝生物工程(大連)有限公司」 「Takara Korea Biomedical Inc.」 「ViroMed Co.,Ltd.」 その他の事業 「大平印刷㈱」 製品・サービスの流れ 「 原材料等の流れ − 6 − 」 連結子会社 4【関係会社の状況】 関係内容 名称 住所 資本金又は 出資金 議決権の 主要な 所有割合 事業の内容 (%) 役員の兼任等 当社 役員 (人) 当社 従業員 (人) 資金 援助 営業上の取引 設備の賃貸借 その他 (連結子会社) 宝酒造㈱ (注4、5) 京都市 伏見区 百万円 酒類・食品 1,000 100.0 6 − 有 商標使用料の受 事務所設備賃 取り 貸 タカラ物流システ 京都府 ム㈱ 宇治市 百万円 酒類・食品 50 100.0 (100.0) 1 1 − − − ㈱ラック・コーポ 東京都 レーション 港区 百万円 酒類・食品 80 90.0 (90.0) 1 − 有 − − ㈱タカラマーケ 大阪市 ティングビジネス 淀川区 百万円 酒類・食品 20 60.0 (60.0) 3 1 有 − − TAKARA SAKE USA INC. 米国 カリフォルニア 州 バークレイ市 千米ドル 酒類・食品 3,000 90.0 (90.0) 1 − − − − AGE INTERNATIONAL, INC. 米国 ケンタッキー州 フランクフォー ト市 千米ドル 酒類・食品 250 100.0 (100.0) 1 − − − − THE TOMATIN DISTILLERY CO.,LTD. 英国 インバーネス州 トマーチン 千英ポンド 酒類・食品 2,500 81.0 (81.0) 2 − − − − 百万中国元 酒類・食品 130 62.0 (62.0) 1 − − − − 北京宝酒造醸造有 中国 限公司 北京市 (注4) タカラバイオ㈱ 滋賀県 大津市 百万円 バイオ 1,000 100.0 4 − 有 商標使用料の受 取り 不動産賃貸 宝生物工程(大 連)有限公司 (注4) 中国 遼寧省 大連市 百万円 バイオ 2,000 97.5 (97.5) 2 − − − − Takara Korea Biomedical Inc. 韓国 ソウル特別市 百万ウォン バイオ 3,660 88.8 (88.8) 2 − − − − ViroMed Co.,Ltd. 韓国 ソウル特別市 百万ウォン バイオ 2,780 (注3) 50.0 (50.0) 2 − − − − 大平印刷㈱ 京都市 下京区 百万円 その他 90 99.0 3 − − − − 宝ネットワークシ 京都市 ステム㈱ 下京区 (注4) 百万円 その他 30 65.0 (13.0) 3 − − その他15社 − 7 − 情報システム保 事務所設備賃 守・管理等委託 貸 関係内容 名称 資本金又は 出資金 住所 議決権の 主要な 所有割合 事業の内容 (%) 役員の兼任等 資金 援助 営業上の取引 設備の賃貸借 その他 − − − − − − − − 当社 役員 (人) 当社 従業員 (人) 25.3 (25.3) − 33.3 (8.3) 1 (持分法適用関連 会社) MUTUAL TRADING CO.,INC. 米国 カリフォルニア 州 ロス・アンジェ ルス市 川東商事㈱ 京都市 伏見区 千米ドル 酒類・食品 1,771 百万円 その他 30 その他6社 (注)1.主要な事業の内容欄には、事業の種類別セグメントの名称を記載しております。 2.議決権の所有割合の( )内は間接所有割合で内書きであります。 3.持分は100分の50以下でありますが、実質的に支配しているため子会社としたものであります。 4.これらの会社は特定子会社に該当しております。 5.この会社については、売上高(連結会社相互間の内部売上高を除く。)の連結売上高に占める割合が 10%を超えております。但し、この会社の当連結会計年度における酒類・食品セグメントの売上高に占 める売上高(セグメント間の内部売上高又は振替高を含む。)の割合が100分の90を超えておりますの で、主要な損益情報等の記載を省略しております。 5【従業員の状況】 (1)連結会社の状況 平成15年3月31日現在 事業の種類別セグメントの名称 従業員数(人) 酒類・食品 1,911 バイオ 633 その他 232 全社(共通) 32 合計 (注) 2,808 従業員数は嘱託、臨時従業員及び派遣社員を除いた就業人員数であります。 (2)提出会社の状況 従業員数(人) 32 平均年齢 平均勤続年数 40才11か月 17年2か月 平均年間給与(千円) 8,068 (注)1.従業員は嘱託、臨時従業員及び派遣社員を除いた就業人員数であります。 2.平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでおります。 3.従業員数は前期末に比べ1,880人減少しておりますが、これは分社に伴う転籍等によるものであります (3)労働組合の状況 組合との間に特記すべき事項はありません。 − 8 − 第2【事業の状況】 1【業績等の概要】 (1)業績 当期のわが国経済は、期前半にこそ外需に支えられ景気は底入れ、一部に持ち直しの動きが見られると の見方もあったものの、期後半においては、デフレが進行するなか、雇用や所得環境の厳しさなどから個人 消費は減速し、設備投資にも本格回復の兆しは見られないだけではなく、期末における日経平均株価が 8,000円を割るような株価の低迷やイラク戦争は、先行きに不透明感をもたらし輸出にも影を落とすなど、 景気下振れリスクが懸念されるような厳しい状況で推移いたしました。 このような状況下、当社グループにおきましては、酒類・食品事業及びバイオ事業がともに僅かとはい え増収となりましたので、売上高は前期に比べ2.0%、3,755百万円増加の187,394百万円となりました。こ れを受け売上総利益も2.3%、1,620百万円の増加となりました。 しかし、販売競争がますます激化するなか、販売促進費用が嵩み販売費及び一般管理費が増加したこと から、営業利益は残念ながら前期比99.0%の8,606百万円にとどまり、経常利益もまた同98.4%の8,349百万 円となりました。 また、株価低迷のあおりを受けた多額の株式評価損失の発生などが響き、特別損失が、株式の売却益や 連結子会社である瑞穂農林株式会社のハタケシメジ生産設備設置に係る京都府瑞穂町からの補助金収入など の特別利益を大きく上回ったことなどから、当期純利益は前期比62.8%の2,185百万円となりました。 (子会社3社は当連結会計年度において決算期を12月から3月に変更し、15ヶ月決算での連結となってお ります。これにより、売上高は1,359百万円増加しておりますが、売上高全体に与える影響は軽微であり、 また、利益に与える影響も軽微でありますので、上記の金額及び前期比のパーセントは、この影響額を除去 せずに記載しております。 このことは、以下のセグメント状況の記載においても同様であります。) 事業の種類別セグメントの状況は次のとおりであります。 (連結財務諸表の注記事項である「(セグメント情報)」の「(注) (5)」に記載しておりますように、 当連結会計年度から、事業の種類別セグメントの変更を行っておりますが、以下に記載しております売上高 などセグメント情報の前期との比較に関する記載は、前期の売上高などをこの変更後のセグメントに組替え た金額との比較によっております。) [酒類・食品部門] ビール各社の総合化戦略も加わり販売競争が激化する一方の酒類・食品業界にあって、当社グループは、 徹底的に消費者の視点に立ち、新製品にはもちろん既存の商品へも、消費者にとって価値ある差別化ポイン トを必ず1つ以上付加していくという「Value Creation TaKaRa∼差別化(+1ポイント)付加戦略∼」のも と、差別化商品、付加価値商品の拡売に努める一方、生産拠点の再編、製品の統廃合、売上戻入率の削減、 他社との共同一括物流、賃借事務所の見直しなどのコストダウン、コストカット策を実施いたしました。 また、酒類小売販売免許の規制緩和が進むなか、宝酒造株式会社では取引増大中のスーパーマーケット やコンビニエンスストアなどに効果的に対応すべく、酒類事業と食品事業を総合的に一体化した酒類・食品 事業統括本部を設けるとともに、商品の育成やブランド力の強化を狙いに、各商品ごとに開発から統廃合ま でのライフサイクル全てに関与する7つのグループから成る商品本部を設置するなどの機構改革を講じるこ とにより、業績の向上に努めました。 なお、宝酒造株式会社の本社、全支社、全工場で国際標準化機構の環境管理システムであるISO14001の 認証取得を完了するなど環境活動にも取り組みました。 当部門の製品別の売上状況並びに損益状況などは次のとおりであります。 − 9 − (酒類) 焼酎 ニュータイプ焼酎では、一昨年3月の発売以来、主力商品の1つに育成すべく地道な営業活動を続けてお ります“焼酎「ZIPANG」”が好調に伸長いたしました。一方、“宝焼酎「純」”および“宝焼酎「純」レ ジェンド”は、昨年3月に発売25周年を迎えた「純」で、発売当時の懐かしのボトルデザインを復刻した 25周年記念ボトルを発売したり、「純」レジェンドとあわせて「“純”な大人の楽しみプレゼントキャン ペーン」を実施するなど、ブランドの再活性化に努めましたが減少傾向はとまらず、このため、ニュータイ プ焼酎全体では減収の結果となりました。 本格焼酎では、一昨年の9月に発売した本場九州産のこだわり“本格米焼酎「巌窟王」”、“純芋焼酎 「一刻者」”および“本格芋焼酎「黒甕」”はいずれも大きく増加し、本格焼酎のブランド確立に向け前進 いたしましたが、当期はさらに、焼酎リーディングカンパニーの地位確立を目指して、麦焼酎の“壱岐焼酎 「音波(おとは)」”および“琉球泡盛「於茂登 炎(おもとほむら)」”を発売いたしました。この結果、 本格焼酎は、主力商品である“本格焼酎「よかいち」”の好調も加わり、増収となりました。 そのうえ、焼酎の過半を占める一般焼酎も堅調に推移いたしましたので、焼酎全体の売上高は前期比 102.5%の68,915百万円となりました。 ソフトアルコール飲料 ソフトアルコール飲料市場は、ビールメーカーの参入もあり拡大しているとはいうものの、そのぶん競 争は一段と激化しております。 このような状況のなか、当社グループは、一切熱を加えないフレッシュな生果汁だけを使用し、ミクロ フィルター濾過を採用する生製法により、かつてない生果汁のフレッシュな果汁感、爽快感を実現し、それ をそのままパックした世界初の生果汁&生製法の“タカラcanチューハイ「生果汁チューハイ」”を、昨年3 月、最大のボリュームゾーンである低価格市場向けに新発売いたしました。 また、本年3月25日には、甘さひかえめで後味がすっきりしたものを求める缶入りチューハイ飲用者 の強いニーズに応えた新製品“タカラcanチューハイ「SUKISH(スキッシュ)」”を発売いたしました。 “タカラcanチューハイ「生果汁チューハイ」”につきましては、業界団体での表示自主基準の運用変更 に合わせて「生果汁」の表現を見直すこととし、昨年9月その商品名称を“タカラcanチューハイ「爽 快」”に変更し、あわせてパッケージデザインも、よりインパクトの強いものに変更いたしました。 これらの商品については、全国各地でサンプリングイベントを実施したほか、早期認知率のアップを目 的に、若年層を戦略ターゲットとして携帯電話やインターネットでの応募システムを導入した消費者プロ モーションを実施し、また、テレビコマーシャルや新聞広告を中心とした広告展開も積極的に行いました。 この結果、チューハイは、既存商品が減少したものの、これらの新製品の寄与で増収となりました。しか し、チューハイ以外の商品が減少いたしましたので、チューハイを含むソフトアルコール飲料全体の売上高 は前期比98.7%の22,458百万円となりました。 清酒 年々消費量が減少するなか、有力メーカーの倒産や人員削減策が発表されるなど、ますます厳しさを増 す清酒市場にあって、当社グループは短期的および中期的視点に立って「松竹梅」ブランドの強化に取り組 みました。 まず短期的には、一昨年2月に発売した、米の酒に米で作ったアルコールを使うことで味がよく馴染むと いった差別化ポイントを持つ“松竹梅「米米辛口」”について、報道メディアと連動したメディアプロモー ションという新しい広告手法をとりいれた「米米辛口全国サンプリングキャンペーン」を実施するなど、ソ フトパック市場でのブランド確立に注力いたしました。 中期的な視点からは、一昨年10月に完成した高品質、高付加価値清酒の生産設備をもつ宝酒造株式会 社 灘工場の新清酒製造棟「白壁蔵」から生まれた第一弾商品“松竹梅白壁蔵<純米大吟醸>アンティーク ボトル”や第二弾商品“松竹梅白壁蔵「三谷藤夫」<山廃吟醸><山廃純米>”などを昨年10月に発売し、 同時に新聞、雑誌などの媒体を通じた広告を実施して、「本当に旨くてよい酒のために、私たちは蔵づくり から始めました」のキャッチコピーのもと、なぜこの蔵をつくったかという思いを消費者にアピールするこ とにより、高品質ブランドイメージの醸成を図るとともに「白壁蔵」商品の育成に努めました。 このほか、「松竹梅」の特撰および上撰製品のラベルデザインの基調を伝統的な酒蔵をあしらったもの にリニューアルすることで、「松竹梅」ブランドの品質イメージの一層の向上を図る一方、年末の最需要期 − 10 − に向けたお祝いの場にふさわしい「よろこびの清酒」“松竹梅「祝賀」”や、伸長するスーパーマーケット、 ディスカウントストアなどに向けた“松竹梅「まろやか冷酒」”などの新製品を投入いたしました。 これらの結果、“松竹梅「米米辛口」”は大きく増加し、新製品の寄与もあったうえ、米国市場も好調に 推移しましたが、清酒全体では、日本市場の縮小傾向もあり、その売上高は前期比96.0%の25,827百万円と なりました。 その他酒類 その他酒類の中心商品である中国酒では、当社グループが扱う紹興酒「塔牌」ブランドの集中強化育成 戦略の一環として、市場全体の3割を占める低価格紹興酒市場に新製品“紹興酒「塔牌」<花彫>陳三年 (青ラベル)”を投入するなど拡売に努めましたが、外食市場の長期不振と新規企業参入による競争激化な どにより、減収となりました。そのうえ、ワインなども減少いたしました。 しかし、ウイスキーが、低価格でマイルドな味わいをもった“キングウイスキー「凜」”およびスコッチ ウィスキー原酒の好調に支えられ、増収となりましたので、その他酒類の売上高は前期比101.6%の10,941 百万円となりました。 以上により、酒類の売上高は前期比100.4%の128,143百万円となりました。 (調味料) 当期も「タカラ本みりん」および本みりんに続く第二の柱商品として育成を図っております「タカラ本 料理清酒」のもつ良さを訴え、本みりんNo.1シェアの堅持と料理のための清酒市場の創造を通じて、酒類調 味料No.1メーカーとしての認知を得るべく注力いたしました。 即ち、「タカラ本みりん」については、雑誌広告により、料理研究家 栗原はるみ氏のメッセージとメ ニュー提案を通じて、和食には欠かせない調味料として「タカラ本みりん」を大きく露出し、「タカラ本み りん選ばれつづけてNo.1」を前期に引き続き訴求いたしました。 また、安心安全志向が強い今日の消費者に向けて、「タカラ本みりん」は米、米麹など自然の穀物から 作られていることを訴え、安心ブランドイメージの醸成にも尽力いたしました。 さらに、「タカラ本みりん」生誕160年を機に、「もう隠さない!隠し味の魅力∼本みりんを科学する ∼」というサブタイトルのもと、「タカラ本みりん」への理解促進を図ることを目的に「タカラ本みりん生 誕160年記念プレスフォーラム」を開催するとともに、「タカラ本みりん「160年目のありがとう」プレゼン トキャンペーン」を実施いたしました。 「タカラ本料理清酒」については、同じく雑誌広告により、調理効果に優れた「料理のための清酒」で あることを継続して訴え、清酒を調味料として認識いただくことで、料理には料理のための清酒=「タカラ 本料理清酒」が浸透するよう努める一方、前期に実施し多くの反響があった、一般の加塩料理酒との違いを 問う「あなたの料理酒、味みて一票キャンペーン」を当期も実施し、「タカラ本料理清酒」の特徴が無塩製 法にあることの理解の促進と市場の育成を図りました。 これらの結果、料理用清酒は増収となったものの、基幹商品である本みりんが低価格商品の売上構成割 合の増加が響いて、前期比98.7%の16,192百万円と減収となり、だし調味液などの食品調味料も減収となり ましたので、調味料全体の売上高は同98.7%の20,310百万円となりました。 (飲料) 大手メーカーへの集中や低価格販売の恒常化、商品ライフサイクルの益々の短期化など厳しい収益環境 にある飲料業界にあって、当社グループは消費者の健康志向を捉え「think health」の事業コンセプトの もと、健康カテゴリー商品の開発と育成および道路交通法改正による飲酒運転の取り締まり強化を背景に注 目が集まるノンアルコールビール“TaKaRaバービカン”の拡売に注力いたしました。 まず、健康カテゴリー商品では、カルシウムおよび食物繊維が手軽に摂取できる新製品“カルシウム パーラー<フルーツミックス>”および“ファイバーパーラー”を昨年8月に発売し、同12月および本年1月 には、花粉の季節には欠かせない甜茶と紫蘇の健康成分を配合した手軽に飲める機能性飲料“<SELF >甜茶+しそ”および“<LIFE この<SELF CARE LINE>しそ甜茶”をそれぞれ投入いたしました。 CARE>は健やかな暮らしを応援するTaKaRaの安心ブランドであり、<LIFE LINE>は日々 の健康維持に向けた自己管理のためのTaKaRaチルド商品専用の健康ブランドであります。 さらに、健康志向の高まりにあわせて平成12年3月に“<伝承健寿>梅肉エキス入り濃縮飲料”を発 売しておりますが、この伝承健寿シリーズの第二弾商品として、酢の効果だけではなく、発芽米に多く含ま − 11 − れ体調管理に役立つ成分として脚光を浴びているギャバのさまざまな健康効果も期待できる“<伝承健寿> 焙炒発芽玄米酢飲料”を、昨年8月、健康食品ルートに投入いたしました。 一方、“TaKaRaバービカン”につきましては、郊外型料飲店やゴルフ場などに対して、アルコール度数 0.1%という他社商品に比べた優位性を武器に、地道な販売促進活動を展開いたしました。 また、健康を気遣う方に向けて昨年3月から沖縄を含む九州および山口地区で、より本物のビールに近い 味わいをもつ“TaKaRa スーパーバービカン”のテスト販売を行っておりましたが、好評につき本年3月か ら発売地域を全国に拡大いたしました。 以上のほか、今年の秋に発売後10年を迎える“すりおろしりんご”は依然として高い認知率で支持を得 ておりますが、本年3月、再活性化を目指し、すりおろしたりんごの実の食感を楽しめるよう、広口のボト ル缶入りにした“すりおろしりんご310”を発売いたしました。 これらの結果、健康飲料が、昨年3月に発売の大豆をたっぷり使用した“濃厚豆乳”や上記新製品の寄与 で大きく増加し、“TaKaRaバービカン”もまた大きく増加いたしましたので、前期発売の新製品の減少が大 きかった果実飲料などで減少があったものの、飲料全体の売上高は前期比108.7%の12,660百万円となりまし た。 (原料用アルコール等) 当分野の中心商品である原料用アルコールについては、有力取引先での販売シェアアップを目指す攻略 蔵作戦および新規取引先を開拓する新規蔵作戦を積極的に展開いたしましたが、清酒業界が低迷するなか、 清酒メーカー向けは減収のやむなきに至りました。しかし、清酒以外の酒類メーカー向け取引が増加したこ とに加え、平成18年4月以降の販売の完全自由化に備え、市場での地位を築くべく前期より販売を開始した 工業用アルコールでも、味噌や酢といった食品業界を中心に順調に販路を開拓いたしました。また、清酒周 辺商材など新規商材の取り組みにも注力いたしました。 これらにより、原料用アルコール等の売上高は前期比116.1%の3,509百万円となりました。 以上のほか酒類・食品部門に付属する物流事業などの売上高2,563百万円及びセグメント間の内部売上高 121百万円を加えた当部門の売上高は前期比101.4%の167,309百万円となりました。 また、市場環境が厳しいなか販売促進費用が大きく増加いたしましたが、売上高の増加に加えコストダ ウン、コストカットによる売上原価率の低下やその他の販売費及び一般管理費の減少がありましたので、当 セグメントの営業利益も前期比105.2%の9,497百万円となりました。 [バイオ部門] 遺伝子関連分野の研究開発活動がますます広がりを見せるなか、こうした研究開発活動を支援する商品 やサービスを提供するバイオ研究分野の販売状況は、当期もまた好調裡に推移いたしました。 まず、研究用試薬では、遺伝子工学用試薬がPCR(遺伝子増幅法)関連試薬を中心に引き続き好調な 結果となったのをはじめ、細胞工学用試薬や糖生物工学用試薬も順調な動きとなりました。 理化学機器では、質量分析装置が好調に推移したうえ、超高速細胞選別装置(製品名:超高速セルソー TM ター、 MoFlo TM Cell )、レーザーキャプチュアマイクロダイセクション(LCM)装置(製品名:Pix II)およびPCR用DNA増幅装置“タカラPCRサーマルサイクラー ダイス”等の新発売 が功を奏し、10%を超える増収となりました。 受託業務では、昨年10月タカラバイオ株式会社は子会社のドラゴン・ジェノミクス株式会社を吸収合併 し、より総合的な遺伝子解析事業の展開を図りましたが、売上高はほぼ前期並みに推移いたしました。 アグリバイオ分野では、アシタバ(明日葉)関連事業にこれまで以上に注力し一定の成果を収めましたが、 “アポイダン−U”をはじめとした既存製品に、キノコ関連事業を合わせた売上高は、ほぼ前期並みに推移 いたしました。 一方、ロイヤルティ収入では、PCR法の能力を飛躍的に向上させた独自技術であるLA PCR法に 係るものは増加しましたが、前期は当部門が開発した高効率等温遺伝子増幅法であるICAN (アイキャ ン)法に関するライセンス供与がありました関係で、当期は大幅な減収となりました。 これらの結果、セグメント間の内部売上高37百万円を加えた当部門の売上高は前期比100.2%の14,376百 万円となりました。 このように売上高は若干の増加となりましたが、収益性の高いロイヤルティ収入の減少は大きく、分社 − 12 − 化に伴う販売費及び一般管理費の増加もあって、当セグメントは389百万円の営業損失となりました。前期 は600百万円の営業利益でありました。 [その他の部門] その他の部門は印刷事業や不動産賃貸事業が中心でありますが、その対外部顧客売上高は5,867百万円と なりました。 他のセグメントに対する売上高を含めた売上高は14,175百万円でありました。 これにより、当セグメントの営業利益は402百万円となりました。 所在地別セグメントに関する記載については、全セグメントの売上高の合計および資産の金額の合計額 に占める「本邦」の割合が、いずれも90%を超えているため、省略しております。 (2)キャッシュ・フロー 営業活動によるキャッシュ・フローは、税金等調整前当期純利益6,232百万円、減価償却費6,038百万円 や圧縮努力の結果であるたな卸資産の減少額1,658百万円、会社分割による新設子会社で中間納付をしな かったことによる未払消費税等の増加額3,189百万円などがあった一方、前期末が休日であったことによる 未払酒税の減少額1,647百万円、法人税等の支払額2,550百万円があったことなどにより、14,032百万円の収 入となりました。 前期に比べ7,843百万円の増加となりますが、これは、前々期において税金等調整前当期純利益が多かっ たことや、退職給付会計基準変更時差異を一括処理したことなどから課税所得が増加したことなどにより、 前期の法人税等の支払額が当期に比べ3,882百万円多かったことや、前期末が休日であったことなどによる 売上債権や上記の棚卸資産及び未払消費税等の増減が収入増となり、未払酒税の減少が収入減となったこと などによるものであります。 投資活動によるキャッシュ・フローは、設備投資5,268百万円を中心に6,443百万円の支出にとどまり、 設備投資による支出の多かった前期にくらべて5,134百万円の支出減となりました。 財務活動によるキャッシュ・フローは、当社の第1回無担保転換社債の償還4,670百万円や配当金の支払 1,625百万円などで、6,275百万円の支出となりました。 前期は、当社の第1回無担保社債の償還5,000百万円や配当金の支払1,627百万円などで、5,792百万円の 支出でありました。 以上の結果、現金及び現金同等物に係る換算差額△20百万円を加味した当期のキャッシュ・フローは 1,292百万円の収入となり、現金及び現金同等物の期末残高は15,202百万円となりました − 13 − 2【生産、受注及び販売の状況】 (1)生産実績 当連結会計年度(平成14年4月∼平成15年3月)における生産実績を事業の種類別セグメントごと及び品種 別に示すと、次のとおりであります。 事業の種類別セグメントの名称 金額(百万円) 前年同期比(%) 品種 酒類・食品 焼酎 68,238 101.6 ソフトアルコール飲料 22,303 96.3 清酒 24,326 95.8 4,216 121.6 119,084 99.9 15,956 99.4 4,036 99.2 19,993 99.3 13,068 108.9 2,484 108.9 154,631 100.7 バイオ 4,287 95.7 その他 4,059 170.6 162,978 101.6 その他酒類 酒類計 本みりん その他調味料 調味料計 飲料 原料用アルコール等 計 合計 (注)1.金額は酒税込み、消費税等抜きの販売価格によっております。 2.原料用アルコール等については、製品として販売するほか酒類等の原料として使用しておりますので、 ここでは販売数量に対応する金額を記載しております。 3.飲料の生産は、ほぼ全量を外注によっております。 4.当連結会計年度より事業の種類別セグメントの変更を行い、これまでの「酒類・調味料」と「清涼飲 料」の両セグメントを「酒類・食品」セグメントに統合しております。 なお、表中の前年同期比欄は、前連結会計年度を当連結会計年度の区分によった場合の前年同期比を示 しております。この区分のうち、「酒類・食品」セグメント中の「飲料」は、前連結会計年度では「清 涼飲料」セグメントに区分されていたものであります。 5.子会社のうち3社は、その決算期を当連結会計年度において12月から3月に変更し、15ヶ月決算での連 結となっておりますが、これらの会社のうち製品の製造を行っている会社は1社であります。これによ り生産実績の金額は「その他」セグメントで1,097百万円増加しております。 上表中の当連結会計年度の金額にはこの増加額を含んでおり、前年同期比のパーセントもこの増加額を 含んだもので算出しております。 (2)受注状況 受注生産はほとんど行っておりません。 − 14 − (3)販売実績 ① 事業の種類別セグメントごとの販売実績 当連結会計年度(平成14年4月∼平成15年3月)における販売実績を事業の種類別セグメントごと及び品 種別に示すと、次のとおりであります。 事業の種類別セグメントの名称 金額(百万円) 前年同期比(%) 品種 酒類・食品 焼酎 68,915 102.5 ソフトアルコール飲料 22,458 98.7 清酒 25,827 96.0 その他酒類 10,941 101.6 128,143 100.4 16,192 98.7 4,118 98.5 20,310 98.7 12,660 108.7 原料用アルコール等 3,509 116.1 その他 2,563 134.4 167,188 101.5 バイオ 14,338 100.2 その他 5,867 129.4 187,394 102.0 酒類計 本みりん その他調味料 調味料計 飲料 計 合計 (注)1.セグメント間の内部売上高は除いて記載しております。 2.金額には酒税を含んでおりますが、消費税等は含まれておりません。 3.当連結会計年度より事業の種類別セグメントの変更を行い、これまでの「酒類・調味料」と「清涼飲 料」の両セグメントを「酒類・食品」セグメントに統合しております。 また、このセグメントの統合により酒類・食品セグメントにおける物流や資材調達を担うことがその主 な事業となるタカラ物流システム㈱など子会社6社の事業についても、前連結会計年度においては「そ の他」に含めておりましたが、当連結会計年度より、「酒類・食品」セグメントに含めることといたし ました。 なお、表中の前年同期比欄は、前連結会計年度を当連結会計年度の区分によった場合の前年同期比を示 しております。この区分のうち、「酒類・食品」セグメント中の「飲料」及び「その他」(前連結会計 年度における販売実績金額1,908百万円)は、前連結会計年度では、それぞれ「清涼飲料」及び「その 他」セグメントに区分されていたものであります。 4.子会社のうち3社は、その決算期を当連結会計年度において12月から3月に変更し、15ヶ月決算での連 結となっております。これにより売上高は、「酒類・食品」セグメントの「その他」で90百万円、「そ の他」セグメントで1,269百万円、合計1,359百万円増加しております。 上表中の当連結会計年度の金額にはこの増加額を含んでおり、前年同期比のパーセントもこの増加額を 含んだもので算出しております。 − 15 − ② 相手先別販売実績 主な相手先別の販売実績及び総販売実績に対する割合は、次のとおりであります。 前連結会計年度 (平成13年4月∼平成14年3月) 当連結会計年度 (平成14年4月∼平成15年3月) 相手先 販売金額 (百万円) 国分株式会社 (注) 総販売金額に 対する割合(%) 22,647 12.3 販売金額 (百万円) 22,555 総販売金額に 対する割合(%) 12.0 販売金額には酒税を含んでおりますが、消費税等は含まれておりません。 3【対処すべき課題】 酒類・食品部門では、既存有力商品の低迷や販売価格低下による収益力の悪化、さらには、本年9月に控え た酒類小売販売免許の需給調整要件完全撤廃後に予想される流通業態の一層の変化と、それがもたらすであろう 販売競争のますますの激化にどう対応していくのかといった緊急に解決を要する課題のほか、飲酒量の減少を意 味する少子高齢化時代の到来に対し、いかに備えるのかといった中長期的な課題にも直面しております。 特に、酒類小売販売免許の需給調整要件の撤廃に関しては、撤廃後1∼2年が会社の生き残りをかけた勝負の 年になるとの危機感を有しておりますが、上記の諸課題に対応するためには結局、消費者の信頼を勝ち得たブラ ンド力ある商品や付加価値の高い商品を数多く持つことが必要であるとの認識のもと、宝焼酎や宝焼酎「純」、 清酒「松竹梅」、タカラcanチューハイ、タカラ本みりんなど既存ブランドの強化に注力するとともに、「白壁 蔵」で作り出す清酒などを、焼酎「ZIPANG」や本格焼酎ともども、高付加価値商品として、品質や技術面などで 差別化できるオンリーワンブランドに育成していく所存であります。 また、収益力を回復し生き残りを果たすために、さらなるコストダウンやコストカットを目指して、工場設 備の集約化や事務作業の効率化を実施するとともに、成果主義の徹底を図る業績連動型報酬制度の導入なども 行ってまいります。 以上のほか、既存の組織との連携を図りながら、新販売チャネルおよび広域食材卸、チェーン料飲店等を担 当する部門を設置し、酒類小売販売免許の需給調整要件完全撤廃後の営業活動に万全を期してまいります。 バイオ部門においては、まず、バイオテクノロジーの分野ではヒトの全ゲノム配列の解読が終了し、研究開 発の焦点は遺伝子の機能や、病気や体質と関係するゲノムの個人差の解明に移ってきております。遺伝子関連ビ ジネスはヒトゲノム解読終了からが本格スタートといわれており、DNAチップやDNAマイクロビーズ技術、ドラゴ ン・ジェノミクスセンターの大規模シーケンシング能力などを最大限に活用し、新規遺伝子の探索・機能解析や 受託サービスを推進してまいります。さらに、米国Nanosphere社との提携をベースにした、ナノテクノロジーと の融合領域における技術・製品開発も進め、コアビジネスであるバイオ研究分野の基盤強化、拡大推進を図って まいります。 バイオ医療分野においては、最近の急速な細胞生物工学の進歩により基礎研究と臨床応用の距離がますます 短くなり、再生医療の実用化が急速に進む中で、遺伝子治療・細胞医療の早期商業化に注力してまいります。高 効率遺伝子導入技術「レトロネクチン法」を中核技術に据え、イタリアのMolMed社との提携をベースにしたアジ アにおける遺伝子治療の臨床開発を進めてまいります。また、遺伝子治療については、連結子会社である韓国 ViroMed社による臨床開発も加速させます。 バイオテクノロジーの応用分野がいわゆる“川上から川下”製品へ広がり、多くの企業が健康食品事業に参 入しており競争が激化しています。当部門が発見し、その科学的根拠を明確にした海藻やアシタバ由来の機能性 素材により差別化を図ってまいりましたが、屋久島や大崎町(鹿児島県)でのアシタバなどの本格的収穫開始に ともない関連事業を拡大し、キノコ関連事業の推進とあわせアグリバイオ分野でも確固たる地位を築くべく尽力 してまいります。 当社は持株会社として、これら課題の解決に向けグループ全体の経営を調整、統括することにより、TaKaRaグ ループ全体の企業価値向上のため邁進してまいります − 16 − 4【経営上の重要な契約等】 該当事項はありません。 5【研究開発活動】 当社グループは蓄積された発酵技術を基礎に、バイオテクノロジーの技術を応用し、酒類・食品、バイオの各 事業部門で幅広い研究活動を展開しております。 当連結会計年度におけるグループ全体の研究開発費は3,591百万円(セグメント間の取引消去後)であり、各 事業部門における研究内容等は次のとおりであります。 (酒類・食品部門) 酒類・食品部門においては、宝酒造株式会社の技術開発部、酒類・食品研究所を中心に、差別化された付加価 値の高い新製品の開発、そのために必要となる新技術の開発、及び新製品開発や、品質改良のための酵母や麹菌 の育種といった基礎研究などを行っております。 酒類では「純」「ZIPANG」を始めとしたニュータイプ焼酎の品質向上、「よかいち」の純水割り等本格焼酎の 展開や「一刻者」「黒甕」「巖窟王」につづく差別化商品として琉球泡盛「於茂登」壱岐焼酎「音波」の開発、 当社灘工場に新設した松竹梅白壁蔵での、原料、製法にこだわった高品質清酒として松竹梅白壁蔵<純米大吟醸 >アンティークボトル、三谷藤夫<山廃吟醸><山廃純米>の開発、加熱しない製法を更に技術改良し、新フ レーバーを追加したタカラcanチューハイ「爽快」、スパイラルビード缶を採用した「SUKISH」の開発を行なっ ております。 また調味料では調理効果向上を目指して、味の広がりやこく味など機能性を持つ新しい調味料の開発に取組ん でおります。 飲料においては、「think health」を基盤とした「Natural&Functional」にフォーカスした、技術的に差別 化された健康飲料の研究開発を進めております。その結果、当社の焙炒技術による「焙炒発芽玄米酢飲料」、栄 養機能食品「カルシウムパーラー<フルーツミックス>」、栄養機能食品「ファイバーパーラー」、SELFCARE 「甜茶+しそ」、「ラズベリーダイエット」等を開発いたしました。 なお、当セグメントに係る研究開発費は510百万円であります。 (バイオ部門) バイオ部門においては、日本国内でトップシェアを有する遺伝子増幅法関連試薬などの遺伝子工学研究用試薬 をはじめ、遺伝子・ゲノム解析、細胞医療、遺伝子治療ならびにバイオ医食品など、広範囲の分野における幅広 い研究開発活動を、タカラバイオ株式会社のバイオ研究所、DNA機能解析センター、遺伝子検査センター、ドラ ゴンジェノミクスセンター、細胞・遺伝子治療センター、タカラアグリ株式会社、韓国のViroMed社を中心に展 開しております。 ゲノム解析分野では、ドラゴンジェノミクスセンターにおいて、ゲノム等の塩基配列の解析受託を行う一方、 農業生物資源研究所および農林水産先端技術振興センター農林水産先端技術研究所と共同で、ホールゲノム ショットガン方式によるカイコのゲノム解析を終了させました。 遺伝子検査分野では、当社の等温遺伝子増幅技術ICAN 法を用いたカルバペネム剤耐性菌検出キット、ニュー キノロン剤耐性淋菌検出キット、ヒトパピローマウイルス6型/11型検出キットを開発しました。また、遺伝 子多型に関しては、ICAN 法および当社のSNPタイピング技術UCAN法を用いたアルデヒド脱水素酵素遺伝子タイピ ングキットや、ICAN 法を用いたグルタチオンS転移酵素M1遺伝子欠失多型検出キットを開発しました。さらに、 マルチプレックスPCR法を用いて、白血病に特有な遺伝子異常28種を一挙に迅速スクリーニングする検査法を開 発しました。 遺伝子機能解析分野では、従来のDNAチップ基板よりも高感度なタカラ−ハッブルスライドを開発しました。 またICAN 法を用いることにより、DNAチップに搭載するDNA断片を安価に大量生産できるシステムを開発し、 ICAN DNAとして発売しました。一方でLynx社の網羅的遺伝子解析技術Megaclone、Megasort技術に加え、超並列 的遺伝子ビーズクローン解析技術MPSSの解析を行える体制を整えました。さらに米国Nanosphere社と提携し、金 − 17 − ナノ粒子DNAプローブ技術を中心としたナノテクノロジーと当社の遺伝子工学技術を初めとしたバイオテクノロ ジーを組み合わせた技術開発・製品開発を進めております。 細胞医療・遺伝子治療分野では、当社が米国インディアナ大学医学部と共同で開発したレトロネクチン法(組 換えヒトフィブロネクチンを用いた、造血幹細胞への高効率遺伝子導入法)を用いた遺伝子治療臨床研究が、全 世界の32の医療機関で行なわれております。また、イタリアのMolMed社からアジアのほぼ全域におけるガンお よびエイズの遺伝子治療技術の独占実施権を獲得し、遺伝子治療の商業化に向けた研究開発を推進しています。 さらに子会社である韓国のViroMed社が、自社開発した遺伝子治療薬VMDA3601を用いて、虚血性脚部潰瘍の 患者を対象に韓国における遺伝子治療臨床試験の第Ⅰ相を終了し、第Ⅱ相に向けた準備を進めています。 バイオ医食品の分野では、明日葉に含まれる成分が、骨芽細胞における骨形成蛋白(BMP-2)の産生を約10倍 に増強することを発見しました。また明日葉ジュースを飲みやすく粉末にした「明日葉ジュース粉末」を製品開 発しました。医食同源をコンセプトに、昆布フコイダン、アガロオリゴ糖や明日葉等の生理活性物質の探索を行 なっており、これらの研究成果をもとに健康食品分野でのビジネス展開を積極的に推進しております。 この他、野菜類に残留する農薬の多成分一斉分析技術の開発・受託サービスの開始や、当社子会社のタカラア グリ株式会社によるキノコ生産技術の開発を推進しております。 なお、当セグメントに係る研究開発費は3,147百万円であります。 − 18 − 第3【設備の状況】 1【設備投資等の概要】 当連結会計年度の設備投資は、酒類・食品部門並びにバイオ部門における生産能力及び研究開発設備の増強、 維持を目的として実施し、その金額は建設仮勘定に計上したものを含め総額6,954百万円でありました。なお、 平成15年3月に酒類・食品セグメントに属する宝酒造㈱の札幌工場及び白河工場を閉鎖いたしました。 事業のセグメント別の設備投資は、以下のとおりであります。 事業の種類別 セグメントの名称 酒類・食品 バイオ 投資金額 (百万円) 内容 宝酒造㈱ 伏見工場生産拠点再編 宝酒造㈱ 松戸工場生産拠点再編 2,035 459 その他 1,367 計 3,862 瑞穂農林㈱ ハタケシメジ生産工場用土地取得及び工場建設 ViroMed CO.,Ltd. その他 2,055 事務所新社屋建設 165 612 計 2,833 その他 印刷機械設備設置他 145 全社 当社本社事務所の内部造作他 113 合計 (注) 6,954 金額には消費税等は含まれておりません。 2【主要な設備の状況】 (1)提出会社 帳簿価額 事業所名 (所在地) 本社 (京都市下京区) 事業の種類別 セグメントの 名称 設備の内容 全社、その他 その他設備 (不動産賃貸) (注5.7) 建物及び 構築物 (百万円) 機械装置 及び 運搬具 (百万円) 407 11 − 19 − 土地 面積 (㎡) 486,891 金額 (百万円) 5,734 その他 (百万円) 合計 (百万円) 556 6,709 従業 員数 (人) 32 (2)国内子会社 帳簿価額 会社名 事業所名 (所在地) 事業の種 類別セグ メントの 名称 設備の内容 土地 建物及び 構築物 (百万円) 機械装置 及び 運搬具 (百万円) 2,592 3,542 132,177 面積 (㎡) 従業 員数 (人) その他 (百万円) 合計 (百万円) 687 514 7,336 178 金額 (百万円) 宝酒造㈱ 松戸工場 (千葉県松戸市) 酒類・食 品 原料用アル コール、酒 類、酒類調 味料生産設 備 宝酒造㈱ 楠工場 (三重県三重郡楠 町) 酒類・食 品 原料用アル コール、酒 類、調味液 生産設備 1,152 923 57,178 363 52 2,491 78 宝酒造㈱ 伏見工場 (京都市伏見区) 酒類・食 品 酒類、酒類 調味料生産 設備 2,227 4,281 78,397 1,371 2,205 10,085 219 宝酒造㈱ 本社 (京都市下京区) 酒類・食 品 その他設備 (注6.7) 2,758 639 54,373 1,955 222 5,575 279 宝酒造㈱ 関東支社 (東京都中央区) 酒類・食 品 その他設備 411 2 383 32 331 778 197 タカラ物流シ ステム㈱ 本社及び支店 (京都府宇治市 他) 酒類・食 品 物流設備、 その他設備 39 106 5,071 5 18 170 72 タカラバイオ ㈱ 本社及び研究所 (滋賀県大津市) バイオ 研究用試薬 等製造設 備、研究開 発用設備、 その他設備 534 48 13,419 480 390 1,453 134 タカラバイオ ㈱ 草津バイオセン ター (滋賀県草津市) バイオ 研究用試薬 等製造設 備、研究開 発用設備 706 101 14,881 2,159 186 3,154 75 タカラバイオ ㈱ ドラゴンジェノ ミクスセンター (三重県四日市 市) バイオ 研究受託用 設備、研究 開発用設備 (注8) 805 1 18,693 848 866 2,522 12 瑞穂農林㈱ 本社 (京都府船井郡瑞 穂町) バイオ キノコ生産 設備他 − − 59,559 250 2,187 2,438 1 大平印刷㈱ 本社及び営業所 (京都市下京区 他) その他 (印刷) 印刷設備、 その他設備 740 437 6,012 1,118 59 2,356 176 − 20 − (3)在外子会社 帳簿価額 会社名 事業所名 (所在地) 事業の種 類別セグ メントの 名称 設備の内容 建物及び 構築物 (百万円) 機械装置 及び 運搬具 (百万円) 土地 面積 (㎡) 金額 (百万円) その他 (百万円) 合計 (百万円) 従業 員数 (人) TAKARA SAKE USA INC. 本社 (米国カリフォル ニア州バークレ イ市) 酒類・食 品 清酒、梅酒 等製造設 備、その他 設備 420 217 11,014 32 15 685 23 THE TOMATIN DISTILLERY CO.,LTD. 本社 (英国インバーネ ス州トマーチ ン) 酒類・食 品 スコッチウ イスキー製 造設備、そ の他設備 159 144 548,000 11 7 322 35 北京宝酒造 醸造有限公 司 本社 (中国北京市) 酒類・食 品 清酒、原料 用アルコー ル等製造設 備、その他 設備 251 441 [17,639] − − 25 718 58 宝生物工程 (大連)有 限公司 本社 (中国遼寧省大連 市) バイオ 研究用試薬 等製造設 備、研究開 発用設備、 その他設備 775 694 [20,377] − − 57 1,527 315 (注)1.金額には消費税等は含まれておりません。 2.各事業所には、事業所、倉庫並びに社宅等を含んでおります。 3.帳簿価額欄の「その他」は、工具器具及び備品と建設仮勘定の合計であります。 4.土地面積欄の[ ]書きは賃借を示し、外書きであります。 5.提出会社の本社の項に記載した土地には、本社所在地以外にある土地が含まれております。そのうち主 なものは次のとおりであります。なお、山口県防府市所在の土地は株式会社マイカル総合開発に賃貸し ております。 土地 区分 面積(㎡) 帳簿価額(百万円) 京都市伏見区所在駐車場 1,930 168 京都市南区所在駐車場 2,358 99 京都市上京区所在駐車場 3,883 2 大阪府東大阪市所在駐車場 3,449 259 32,052 536 437,290 4,591 山口県防府市所在土地 福島県西白河郡所在土地 − 21 − 6.宝酒造㈱の本社の項に記載した土地及び建物には、本社所在地以外にある土地及び建物が含まれており ます。そのうち主なものは次のとおりであります。なお、福島県白河市所在土地、札幌市所在土地及び 北海道小樽市所在土地は平成15年3月に閉鎖した工場及び工場に付属していた蔵置場の跡地であります。 土地 建物 区分 面積(㎡) 帳簿価額(百万円) 帳簿価額(百万円) 滋賀県草津市所在社宅 4,182 1,362 939 福島県白河市所在土地 19,215 193 − 札幌市所在土地 16,040 27 − 北海道小樽市所在土地 5,253 121 − 京都市伏見区所在社宅 2,326 74 65 京都府向日市所在社宅 2,612 14 68 − − 1,244 千葉県松戸市所在物流センター 7.提出会社及び宝酒造㈱の本社事務所(建物)は賃借しており、当連結会計年度におけるその年間賃借料 は、それぞれ39百万円及び328百万円であります。 8.上記の他、主要な賃借及びリース設備は次のとおりであります。なお、タカラバイオ㈱の年間賃借料又 はリース料の中には、平成14年10月1日付でタカラバイオ㈱に吸収合併されたドラゴン・ジェノミクス ㈱の分が含まれております。 会社名 事業所名 (所在地) 事業の種類別 セグメントの名称 設備の内容 年間賃借料又は リース料 (百万円) タカラバイオ㈱ ドラゴンジェノミ クスセンター (三重県四日市市) バイオ ゲノム解析関連シ ステム 402 宝ネットワークシ ステム㈱ 本社 (京都市下京区) その他 (情報関連) 電子計算機 (リース) 238 9.生産能力に重要な影響を及ぼすような設備の休止はありません。 3【設備の新設、除却等の計画】 平成15年3月31日現在における重要な設備の新設等の計画は、次のとおりであります。なお、重要な設備の 除却等の計画はありません。 重要な設備の新設等 会社名 事業所名 宝酒造㈱ 伏見工場 所在地 京都市伏見 区 投資予定金額 事業の種類 別セグメン トの名称 設備の内容 酒類・食品 生産拠点再編 (注2) 着手及び完了予定年月 総額 (百万円) 既支払額 (百万円) 5,565 − 資金調達 方法 (注3) 着手 平成15年 2月 完了予定 完成後の 増加能力 平成16年 (注2) 9月 (注)1.金額には消費税等を含んでおります。 2.現在東西両地区に分かれている伏見工場東地区のみりんの製造を除く機能を西地区に集約するものであ ります。従って、再編前後の生産能力に大きな変更はありません。 3.提出会社が平成15年5月に発行した無担保社債の手取金を充当いたします。 − 22 − 第4【提出会社の状況】 1【株式等の状況】 (1)【株式の総数等】 ①【株式の総数】 種類 会社が発行する株式の総数(株) 普通株式 400,000,000 計 (注) 400,000,000 発行する株式の総数については、「ただし、株式の消却が行われたときは、これに相当する株式数を減ず る。」旨定款に定めております。 ②【発行済株式】 種類 事業年度末現在発行数 (株) (平成15年3月31日) 提出日現在発行数(株) (平成15年6月27日) 上場証券取引所名又は 登録証券業協会名 内容 普通株式 217,699,743 217,699,743 東京、大阪の各証券取引 所の市場第一部 − 計 217,699,743 217,699,743 − − (2)【新株予約権等の状況】 該当事項はありません。 (3)【発行済株式総数、資本金等の推移】 発行済株式 総数増減数 (株) 年月日 発行済株式総 数残高(株) 資本金増減額 (百万円) 資本金残高 (百万円) 資本準備金増 減額 (百万円) 資本準備金残 高(百万円) 平成11年4月1日∼ 平成12年3月31日 (注) 2,917,757 217,507,130 1,190 13,147 1,187 3,080 平成12年4月1日∼ 平成13年3月31日 (注) 180,348 217,687,478 73 13,221 73 3,153 平成13年4月1日∼ 平成14年3月31日 (注) 12,265 217,699,743 5 13,226 4 3,158 (注) いずれも転換社債の転換による増加であります。 (4)【所有者別状況】 平成15年3月31日現在 株式の状況(1単元の株式数1,000株) 区分 政府及び地 方公共団体 金融機関 証券会社 その他の法 人 外国法人等 外国法人等 のうち個人 個人その他 単元未満株 式の状況 (株) 計 株主数(人) 1 158 62 720 186 14 45,463 46,590 − 所有株式数 (単元) 5 93,956 3,409 20,165 5,033 86 93,098 215,666 2,033,743 0.00 43.57 1.58 9.35 2.33 0.03 43.17 100 所有株式数の 割合(%) − (注)1.自己株式561,798株は「個人その他」欄に561単元、「単元未満株式の状況」欄に798株含めて記載して おります。 2.上記「その他の法人」欄には、株式会社証券保管振替機構名義の株式が29単元含まれております。 − 23 − (5)【大株主の状況】 平成15年3月31日現在 氏名又は名称 所有株式数 (株) 住所 発行済株式総数に 対する所有株式数 の割合(%) 株式会社みずほコーポレート 銀行 東京都千代田区丸の内1丁目3番3号 10,738,000 4.93 農林中央金庫 東京都千代田区有楽町1丁目13番2号 9,500,000 4.36 日本トラスティ・サービス信 託銀行株式会社(信託口) 東京都中央区晴海1丁目8番11号 8,391,000 3.85 日本マスタートラスト信託銀 行株式会社(信託口) 東京都港区浜松町2丁目11番3号 5,676,000 2.61 住友信託銀行株式会社 大阪市中央区北浜4丁目5番33号 5,453,000 2.50 株式会社京都銀行 京都市下京区烏丸通松原上ル薬師前町700 番地 5,000,000 2.30 安田生命保険相互会社 東京都新宿区西新宿1丁目9番1号 4,853,000 2.23 UFJ信託銀行株式会社 (信託勘定A口) 東京都千代田区丸の内1丁目4番3号 4,428,000 2.03 川東商事株式会社 京都市伏見区舞台町9番地 3,555,615 1.63 三菱信託銀行株式会社 東京都千代田区永田町2丁目11番1号 3,115,500 1.43 60,710,115 27.89 計 − (注)1.当社は、ゴールドマン ス サックス ジャパン インターナショナル、ゴールドマン リミテッドから、同社及び同社がゴールドマン サックス アンド カンパニー、ゴールドマン サック サックス ルクセンブルクの代理人として平成15年4月10日に関東財務局長に提出した大量保有報告書の写しによ り、平成15年3月31日現在で、これら4社が共同保有者として、以下のとおり当社の株式を保有してい る旨の報告を受けております。 しかし、当社といたしましては、当事業年度末日時点における所有株式数の確認ができないため、これ については、上記大株主の状況には記載しておりません。 ゴールドマン サックス ジャパン ゴールドマン サックス インターナショナル ゴールドマン サックス アンド ゴールドマン サックス ルクセンブルク 上記( リミテッド カンパニー 2,802,500株 (1.29%) 10,110,739株 (4.64%) 5,393,300株 (2.48%) 20,000株 (0.01%) )内は発行済株式総数に対する所有株式数の割合であります。 2.「住友信託銀行株式会社」及び「三菱信託銀行株式会社」の所有株式数には、信託業務に係る株式数は 含んでおりません。 − 24 − (6)【議決権の状況】 ①【発行済株式】 平成15年3月31日現在 区分 株式数(株) 議決権の数(個) 内容 無議決権株式 − − − 議決権制限株式(自己株式等) − − − 議決権制限株式(その他) − − − − − 完全議決権株式(自己株式等) (自己保有株式) 普通株式 561,000 (相互保有株式) 普通株式 214,000 完全議決権株式(その他) 普通株式 214,891,000 普通株式 単元未満株式 2,033,743 発行済株式総数 217,699,743 総株主の議決権 (注) 214,862 − − − 1単元(1,000株)未 満の株式 − − 214,862 − 「完全議決権株式(その他)」の株式数には、株式会社証券保管振替機構名義の株式が29,000株含まれて おります。 但し、これらの株式に係る議決権の数29個は、議決権の数には含めておりません。 ②【自己株式等】 平成15年3月31日現在 所有者の氏名又は名称 所有者の住所 自己名義所有 株式数(株) 他人名義所有 株式数(株) 所有株式数の 合計(株) 発行済株式総数 に対する所有株 式数の割合 (%) 宝ホールディングス㈱ 京都市下京区四条通 烏丸東入長刀鉾町20 番地 561,000 − 561,000 0.26 日本合成アルコール㈱ 東京都港区赤坂7丁 目1−16 160,000 − 160,000 0.07 日新酒類㈱ 徳島市中前川町5丁 目1番地の3 54,000 − 54,000 0.02 − 775,000 − 775,000 0.36 計 − 25 − (7)【ストックオプション制度の内容】 当社は、ストックオプション制度を採用しております。当該制度は旧商法第210条ノ2の規定にもとづき、当 社が自己株式を買い付ける方法により、平成12年6月29日の第89回定時株主総会終結時における取締役並びに理 事及び平成12年7月1日付で理事に就任する予定の者に対して付与することを、平成12年6月29日の第89回定時 株主総会において決議されたものであります。 当該制度の内容は以下の通りであります。 決議年月日 平成12年6月29日 付与対象者の区分及び人数 当社取締役21名並びに 理事及び理事就任予定者10名 新株予約権の目的となる株式の種類 普通株式 株式の数 296,000株を上限とする。 (1人4,000株から24,000株までの範囲)(注1) 新株予約権の行使時の払込金額 2,748円 (注2) 新株予約権の行使期間 平成12年7月17日∼平成16年7月17日 新株予約権の行使の条件 権利行使時においても当社取締役または使用人であること。(注3) 新株予約権の譲渡に関する事項 権利の譲渡、質入れその他の処分及び相続は認めない。(注3) (注)1.株式分割または併合を行う場合、次の算式により譲渡する株式数を調整し、調整により生じる単位未満 の端数は切り捨てることとしております。 調整後株式数 = 調整前株式数 × 分割・併合の比率 2.譲渡価額を記載しております。譲渡価額は、「権利付与日の属する月の前月の各日(取引きが成立しな い日を除く)における東京証券取引所の当社額面普通株式の終値の平均値に1.05を乗じた価額とし、1 円未満の端数は切上げる。ただし、当該価額が権利付与日の終値を下回る場合は、権利付与日の終値と する。」との「株式譲渡請求権付与契約」の定めにより、ただし書の適用はなく、決定されたものであ ります。なお、権利付与日は平成12年7月17日であります。 3.権利行使に関するその他の細目については、平成12年6月29日の第89回定時株主総会決議及びその後に 開催される取締役会の決議にもとづき、当社と対象者との間で締結した「株式譲渡請求権付与契約」に 定めるところによります。 − 26 − 2【自己株式の取得等の状況】 (1)【定時総会決議による自己株式の買受け等、子会社からの自己株式の買受け等又は再評価差額金による消却 のための自己株式の買受け等の状況】 ①【前決議期間における自己株式の取得等の状況】 イ【株式の種類】普通株式 (イ)【定時総会決議による買受けの状況】 平成15年6月27日現在 区分 株式数(株) 定時株主総会での決議状況 (平成14年6月27日決議) 前決議期間における取得自己株式 残存授権株式の総数及び価額の総額 未行使割合(%) 価額の総額(円) 20,000,000 24,000,000,000 − − 20,000,000 24,000,000,000 100.0% 100.0% (注)1.上記授権株式数の前定時株主総会の終結した日現在の発行済株式総数で除した割合は9.2%であります。 2.定時株主総会での自己株式取得の決議は、機動的な資本政策の遂行を目的としておりますが、前決議期 間においては、財務状況等を総合的に勘案し、自己株式の買受けは行っておりません。 (ロ)【子会社からの買受けの状況】 該当事項はありません。 (ハ)【再評価差額金による消却のための買受けの状況】 該当事項はありません。 (ニ)【取得自己株式の処理状況】 平成15年6月27日現在 処分、消却又は移転株式数 (株) 区分 処分価額の総額(円) 新株発行に関する手続きを準用する処分を行った取得 自己株式 − − 消却の処分を行った取得自己株式 − − 合併、株式交換、会社分割に係る取得自己株式の移転 − − 再評価差額金による消却を行った取得自己株式 − − (ホ)【自己株式の保有状況】 平成15年6月27日現在 区分 株式数(株) 保有自己株式数 − 再評価差額金による消却のための所有自己株式数 − − 27 − ②【当定時株主総会における自己株式取得に係る決議状況】 平成15年6月27日現在 区分 株式の種類 自己株式取得に係る決議 株式数(株) 普通株式 価額の総額(円) 20,000,000 13,000,000,000 再評価差額金による消却のための買受けに係る決議 − − − 計 − − 13,000,000,000 (注) 上記授権株式数の当定時株主総会の終結した日現在の発行済株式総数で除した割合は9.2%であります。 3【配当政策】 当社は、利益の中期的展望のもと安定的な配当の維持と、将来に備えるために必要な内部留保の充実を念頭に 置き、利益配分を行なうことを基本としております。 なお、第92期(平成15年3月期)の配当金は、この基本方針に基づき、期初の計画どおり1株当たり7円50銭の 配当を実施いたしました。この結果、株主資本配当率は2.2%となります。なお、配当性向は持株会社である当 社にとって、利益の源泉となる配当に関し、当期会社分割により新設した子会社が設立1期目のため配当が行な えなかったことから、1,136.4%となっております。 内部留保資金につきましては、財務体質の強化及び将来の発展に向けた当社グループ各社の研究開発投資や設 備投資等に有効活用してまいります。 4【株価の推移】 (1)【最近5年間の事業年度別最高・最低株価】 回次 第88期 第89期 第90期 第91期 第92期 決算年月 平成11年3月 平成12年3月 平成13年3月 平成14年3月 平成15年3月 最高(円) 802 3,260 2,790 1,830 1,034 最低(円) 470 752 1,511 851 497 (注) 最高・最低株価は東京証券取引所市場第一部におけるものであります。 (2)【最近6月間の月別最高・最低株価】 月別 平成14年10月 11月 12月 平成15年1月 2月 3月 最高(円) 693 640 590 562 659 636 最低(円) 551 497 497 508 543 552 (注) 最高・最低株価は東京証券取引所市場第一部におけるものであります。 − 28 − 5【役員の状況】 役名 職名 氏名 生年月日 略歴 所有株式数 (千株) 昭和34年4月 当社入社 57.4 マーケティング部長 59.6 取締役 63.4 販売部長 平成元.4 営業部長 元.7 東地区酒類事業部門副本部 長 代表取締役 会長 細見 吉郎 昭和11年8月7日生 〃 東地区酒類事業部門営業部 長 3.4 東地区酒類事業部門本部長 3.6 常務取締役 5.4 酒類事業部門本部長代理 5.6 酒類事業部門本部長 6.6 専務取締役 8.6 代表取締役副社長 12.6 代表取締役会長(現) 38 昭和43年4月 当社入社 49.4 開発部長 49.5 取締役 57.6 常務取締役 63.6 平成元.7 代表取締役 社長 大宮 久 昭和18年6月9日生 専務取締役 バイオ事業部門本部長 2.4 東地区酒類事業部門本部長 3.6 代表取締役副社長 5.4 酒類事業部門本部長 5.6 代表取締役社長(現) 12.7 ドラゴン・ジェノミクス㈱ 264 代表取締役会長 14.4 宝酒造㈱代表取締役社長 (現) 昭和33年4月 当社入社 代表取締役 副社長 平成3.4 鶴丸 晴彦 昭和11年1月24日生 3.6 経営企画室長 取締役 8.6 常務取締役 13.6 代表取締役副社長(現) 19 昭和40年4月 当社入社 平成6.4 常務取締役 原 周三 昭和16年10月2日生 総務部長 10.6 取締役 13.6 常務取締役(現) 14.4 コミュニケーション統括部 長 − 29 − 15 役名 職名 氏名 生年月日 略歴 所有株式数 (千株) 昭和59年1月 米国セントコアー社研究 ディレクター 61.9 〃 同社退職 当社中央研究所薬品専門部 長 平成元.7 バイオ事業部門バイオ研究 所長 2.6 取締役 2.7 バイオ事業部門副本部長 3.2 ㈱糖鎖工学研究所代表取締 役常務(現) 取締役 加藤 郁之進 昭和12年3月7日生 4.6 バイオ事業部門本部長 5.8 宝生物工程(大連)有限公 司董事長(現) 7.6 常務取締役 7.10 Takara Korea Biomedical 12 Inc.代表理事(現) 9.6 専務取締役 12.5 ViroMed Co.,Ltd. 代表理 12.6 代表取締役副社長 事(現) 〃 タカラアグリ㈱代表取締役 会長(現) 12.7 ドラゴン・ジェノミクス㈱ 代表取締役社長 14.4 〃 取締役(現) タカラバイオ㈱代表取締役 社長(現) 昭和35年4月 当社入社 平成5.4 6.6 取締役 7.4 調味料事業部門本部長 〃 取締役 林 光一 昭和11年8月30日生 大阪支店長 調味料事業部門調味料営 業・生産部長 10.6 常務取締役 12.4 食品事業部門本部長 13.6 専務取締役 14.4 取締役(現) 〃 30 宝酒造㈱代表取締役副社長 (現) 平成12年2月 ㈱富士銀行国際部参事役 取締役 大宮 正 昭和25年3月18日生 − 30 − 12.5 同行退職 12.6 当社入社 13.4 経営企画室長 14.4 経営企画統括部長 14.6 取締役(現) 157 役名 職名 生年月日 略歴 経理グループ 昭和50年4月 当社入社 ジェネラルマ 平成15.4 ネージャー、 取締役 氏名 IRグループ 菊田 裕久 昭和26年9月25日生 IRグループジェネラルマ ネージャー(現) 15.6 〃 ジェネラルマ 所有株式数 (千株) 取締役(現) 5 経理グループプジェネラル マネージャー(現) ネージャー 昭和38年4月 当社入社 平成5.6 常勤監査役 西川 一 昭和16年1月1日生 経理部長 7.6 取締役 14.4 経理統括部長 15.6 当社常勤監査役(現) 19 平成14年4月 ㈱みずほ銀行人事部審議役 常勤監査役 矢野 雅晴 昭和23年9月19日生 14.6 〃 同行退職 3 当社常勤監査役(現) 昭和40年4月 当社入社 平成7.4 監査役 市田 之彦 昭和17年10月29日生 秘書室長 12.4 酒精事業部門副本部長 12.6 取締役 13.6 〃 常務取締役 36 酒精事業部門本部長 14.3 当社取締役退任 14.4 宝酒造㈱常勤監査役(現) 14.6 当社監査役(現) 平成13年6月 農林中央金庫業務監査部長 兼主任業務監査役 監査役 関山 秀人 昭和24年5月7日生 15.6 同金庫退職 〃 宝酒造㈱常勤監査役(現) 〃 当社監査役(現) 計 3 602 (注)1.所有株式数の千株未満は切り捨てております。 2.取締役大宮正は、代表取締役社長大宮久の弟であります。 3.常勤監査役矢野雅晴及び監査役関山秀人は、「株式会社の監査等に関する商法の特例に関する法律」第 18条第1項に定める社外監査役であります。 − 31 − 第5【経理の状況】 1.連結財務諸表及び財務諸表の作成方法について (1)当社の連結財務諸表は、「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28 号。以下「連結財務諸表規則」という。)に基づいて作成しております。 なお、前連結会計年度(自 づき、当連結会計年度(自 平成13年4月1日 平成14年4月1日 至 至 平成14年3月31日)は改正前の連結財務諸表規則に基 平成15年3月31日)は改正後の連結財務諸表規則に基づ いて作成しております。 (2)当社の財務諸表は、「財務諸表等の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号。以 下「財務諸表等規則」という。)に基づいて作成しております。 なお、前事業年度(自 当事業年度(自 平成13年4月1日 平成14年4月1日 至 至 平成14年3月31日)は改正前の財務諸表等規則に基づき、 平成15年3月31日)は改正後の財務諸表等規則に基づいて作成して おります。 2.監査証明について 当社は、証券取引法第193条の2の規定に基づき、前連結会計年度(自 平成13年4月1日 至 平成14年3 月31日)及び前事業年度(自 平成13年4月1日 至 平成14年3月31日)並びに当連結会計年度(自 平成14 年4月1日 至 平成15年3月31日)及び当事業年度(自 平成14年4月1日 至 平成15年3月31日)の連結 財務諸表及び財務諸表について、監査法人トーマツの監査を受けております。 − 32 − 1【連結財務諸表等】 (1)【連結財務諸表】 ①【連結貸借対照表】 前連結会計年度 (平成14年3月31日) 区分 注記 番号 当連結会計年度 (平成15年3月31日) 構成比 (%) 金額(百万円) 構成比 (%) 金額(百万円) (資産の部) Ⅰ 流動資産 現金及び預金 14,757 16,410 47,196 46,415 622 585 25,210 23,518 繰延税金資産 1,495 1,637 その他 2,422 4,322 貸倒引当金 △453 △259 受取手形及び売掛金 ※7 有価証券 たな卸資産 流動資産合計 91,252 50.8 92,630 52.7 Ⅱ 固定資産 (1)有形固定資産 建物及び構築物 37,791 減価償却累計額 19,171 機械装置及び運搬具 69,425 減価償却累計額 52,343 土地 36,716 18,620 ※2 減価償却累計額 17,082 有形固定資産合計 53,074 14,693 16,766 17,123 587 4,773 13,488 9,527 17,129 67,768 建設仮勘定 その他 19,586 12,501 3,960 57,017 9,110 31.7 3,390 57,110 32.5 (2)無形固定資産 連結調整勘定 その他 無形固定資産合計 588 371 1,738 1,847 2,326 1.3 2,218 (3)投資その他の資産 投資有価証券 ※1.3 23,414 16,044 72 2,818 6,103 5,544 繰延税金資産 その他 − 33 − 1.2 前連結会計年度 (平成14年3月31日) 区分 貸倒引当金 注記 番号 当連結会計年度 (平成15年3月31日) 構成比 (%) 金額(百万円) △505 構成比 (%) 金額(百万円) △535 投資その他の資産 合計 29,084 16.2 23,870 13.6 固定資産合計 88,428 49.2 83,199 47.3 Ⅲ 繰延資産 創立費 14 − 開業費 7 0 繰延資産合計 資産合計 22 0.0 0 0.0 179,702 100.0 175,830 100.0 (負債の部) Ⅰ 流動負債 支払手形及び買掛金 15,065 15,673 5,047 6,961 1年内に償還予定の社 債 − 5,000 1年内に償還予定の転 換社債 4,670 − 未払酒税 9,743 8,095 未払費用 8,916 7,314 未払法人税等 1,787 2,960 196 481 6,670 12,039 短期借入金 賞与引当金 その他 流動負債合計 52,097 29.0 58,527 33.3 Ⅱ 固定負債 社債 20,000 15,000 3,335 1,866 702 1,107 7,198 7,314 615 573 預り金 8,509 8,206 その他 462 310 長期借入金 繰延税金負債 退職給付引当金 役員退職慰労引当金 固定負債合計 40,824 22.7 34,379 19.6 負債合計 92,921 51.7 92,906 52.9 − 34 − 前連結会計年度 (平成14年3月31日) 区分 注記 番号 当連結会計年度 (平成15年3月31日) 構成比 (%) 金額(百万円) 構成比 (%) 金額(百万円) (少数株主持分) 少数株主持分 3,066 1.7 3,035 1.7 13,226 7.4 − − (資本の部) Ⅰ 資本金 Ⅱ 資本準備金 3,158 1.7 − − Ⅲ 連結剰余金 63,192 35.2 − − Ⅳ その他有価証券評価差額 金 5,241 2.9 − − Ⅴ 為替換算調整勘定 △70 △0.0 − − Ⅵ 自己株式 △681 △0.4 − − Ⅶ 子会社の所有する親会社 株式 △352 △0.2 − − 83,714 46.6 − − − − 13,226 7.5 資本合計 Ⅰ 資本金 ※5 Ⅱ 資本剰余金 − − 3,158 1.8 Ⅲ 利益剰余金 − − 63,631 36.2 Ⅳ その他有価証券評価差額 金 − − 1,640 0.9 Ⅴ 為替換算調整勘定 − − △403 △0.2 Ⅵ 自己株式 − − △1,365 △0.8 − − 79,888 45.4 179,702 100.0 175,830 100.0 ※6 資本合計 負債、少数株主持 分及び資本合計 − 35 − ②【連結損益計算書】 (自 至 区分 注記 番号 前連結会計年度 平成13年4月1日 平成14年3月31日) (自 至 百分比 (%) 金額(百万円) 当連結会計年度 平成14年4月1日 平成15年3月31日) 百分比 (%) 金額(百万円) Ⅰ 売上高 183,638 100.0 187,394 100.0 Ⅱ 売上原価 112,482 61.3 114,617 61.2 71,155 38.7 72,776 38.8 64,169 34.2 8,606 4.6 1,226 0.7 1,483 0.8 8,349 4.5 売上総利益 Ⅲ 販売費及び一般管理費 運送費 7,102 7,080 広告宣伝費 4,368 4,652 販売促進費 21,429 23,909 173 282 9,885 9,530 賞与引当金繰入 114 204 退職給付費用(退職給 付引当金繰入) 476 533 役員退職慰労引当金繰 入 92 107 1,181 1,234 3,699 3,591 貸倒引当金繰入 従業員給料・賃金及び 賞与 減価償却費 研究開発費 その他 ※1 13,938 営業利益 62,460 34.0 8,695 4.7 13,041 Ⅳ 営業外収益 受取利息 173 75 受取配当金 177 174 − 174 307 200 持分法による投資利益 受託研究補助金 その他 1,202 1,860 1.0 601 Ⅴ 営業外費用 支払利息 901 789 たな卸資産廃棄・欠減 損 581 359 その他 587 経常利益 2,070 1.1 8,484 4.6 − 36 − 334 (自 至 区分 注記 番号 前連結会計年度 平成13年4月1日 平成14年3月31日) (自 至 百分比 (%) 金額(百万円) 当連結会計年度 平成14年4月1日 平成15年3月31日) 百分比 (%) 金額(百万円) Ⅵ 特別利益 固定資産売却益 ※2 97 4 − 1,421 持分変動利益 109 − 地方公共団体補助金収 入 119 1,189 投資有価証券売却益 その他 47 374 0.2 34 2,649 1.4 4,766 2.6 6,232 3.3 3,602 1.9 Ⅶ 特別損失 固定資産売却・除却損 ※3 投資有価証券評価損 その他 ※4 563 1,048 887 2,863 234 税金等調整前当期純 利益 法人税、住民税及び 事業税 法人税等調整額 1,685 0.9 7,173 3.9 3,298 327 3,773 3,625 2.0 66 0.0 444 0.2 3,481 1.9 2,185 1.2 少数株主利益 当期純利益 854 − 37 − △170 ③【連結剰余金計算書】 (自 至 区分 Ⅰ 注記 番号 前連結会計年度 平成13年4月1日 平成14年3月31日) (自 至 金額(百万円) 連結剰余金期首残高 当連結会計年度 平成14年4月1日 平成15年3月31日) 金額(百万円) 61,450 − Ⅱ 連結剰余金減少高 配当金 役員賞与 Ⅲ 当期純利益 Ⅳ 連結剰余金期末残高 1,626 112 − 1,739 − − 3,481 − 63,192 − (資本剰余金の部) Ⅰ 資本剰余金期首残高 資本準備金期首残高 Ⅱ − 資本剰余金期末残高 − 3,158 − 3,158 3,158 (利益剰余金の部) Ⅰ 利益剰余金期首残高 連結剰余金期首残高 − − 63,192 63,192 − − 2,185 2,185 Ⅱ 利益剰余金増加高 当期純利益 Ⅲ 利益剰余金減少高 Ⅳ 配当金 − 役員賞与 − 利益剰余金期末残高 1,627 − − − 38 − 118 1,745 63,631 ④【連結キャッシュ・フロー計算書】 (自 至 区分 Ⅰ 注記 番号 前連結会計年度 平成13年4月1日 平成14年3月31日) 金額(百万円) (自 至 当連結会計年度 平成14年4月1日 平成15年3月31日) 金額(百万円) 営業活動によるキャッ シュ・フロー 税金等調整前当期純利 益 7,173 6,232 減価償却費 5,849 6,038 退職給付引当金の増減 額(減少:△) 56 115 役員退職慰労引当金の 増減額(減少:△) △9 △42 貸倒引当金の増減額 (減少:△) 81 △161 賞与引当金の増減額 (減少:△) 8 285 △350 △250 901 789 △172 △174 △12 △1,421 △109 − 固定資産売却・除却損 563 1,048 投資有価証券評価損 887 2,863 △465 574 19 1,658 その他流動資産の増減 額(増加:△) △493 △1,969 仕入債務の増減額(減 少:△) △343 784 未払酒税の増減額(減 少:△) 425 △1,647 未払消費税等の増減額 (減少:△) − 3,189 その他 △849 △814 小計 13,160 17,099 374 275 △913 △792 △6,432 △2,550 6,188 14,032 受取利息及び受取配当 金 支払利息 持分法による投資利益 投資有価証券売却益 持分変動利益 売上債権の増減額(増 加:△) たな卸資産の増減額 (増加:△) 利息及び配当金の受取 額 利息の支払額 法人税等の支払額 営業活動によるキャッ シュ・フロー − 39 − (自 至 区分 Ⅱ 注記 番号 前連結会計年度 平成13年4月1日 平成14年3月31日) 金額(百万円) 当連結会計年度 平成14年4月1日 平成15年3月31日) 金額(百万円) 投資活動によるキャッ シュ・フロー 譲渡性預金の満期償還 による収入 1,000 − 定期預金の預入による 支出 △619 △1,177 定期預金の払戻による 収入 635 761 有形・無形固定資産の 取得による支出 △10,503 △5,268 有形固定資産の売却に よる収入 129 32 投資有価証券の取得に よる支出 △1,387 △2,149 投資有価証券の売却に よる収入 26 2,087 子会社株式・出資金の 取得による支出 △369 △28 連結範囲の変更を伴う 子会社株式の取得によ る支出 △7 − △480 △700 △11,577 △6,443 短期借入金の純増減額 480 △181 長期借入れによる収入 890 728 長期借入金の返済によ る支出 △777 △101 社債の償還による支出 △5,000 − 転換社債の償還による 支出 − △4,670 コマーシャルペーパー の発行による収入 − 16,000 コマーシャルペーパー の償還による支出 − △16,000 少数株主に対する株式 の発行による収入 207 − △1,627 △1,625 △6 △6 41 △419 △5,792 △6,275 その他 投資活動によるキャッ シュ・フロー Ⅲ (自 至 財務活動によるキャッ シュ・フロー 配当金の支払額 少数株主への配当金の 支払額 その他 財務活動によるキャッ シュ・フロー − 40 − (自 至 区分 注記 番号 前連結会計年度 平成13年4月1日 平成14年3月31日) 金額(百万円) (自 至 当連結会計年度 平成14年4月1日 平成15年3月31日) 金額(百万円) Ⅳ 現金及び現金同等物に係 る換算差額 42 △20 Ⅴ 現金及び現金同等物の増 加額(減少額:△) △11,139 1,292 Ⅵ 現金及び現金同等物の期 首残高 25,048 13,909 Ⅶ 現金及び現金同等物の期 末残高 13,909 15,202 ※1 − 41 − 連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項 項目 1.連結の範囲に関する事項 (自 至 前連結会計年度 平成13年4月1日 平成14年3月31日) 連結子会社は次の29社であります。 大平印刷株式会社 大平物流株式会社 タカラ物流システム株式会社 タカラアグリ株式会社 瑞穂農林株式会社 宝バイオヘルスケア株式会社 宝ネットワークシステム株式会社 タカラ物産株式会社 株式会社宝トラベル ドラゴン・ジェノミクス株式会社 宝光電細胞医療株式会社 株式会社ラック・コーポレーション タカラ容器株式会社 株式会社タカラマーケティングビジネ ス 株式会社レオラボ USA TAKARA HOLDING COMPANY(米国) TAKARA SAKE USA INC.(米国) AADC HOLDING COMPANY,INC.(米国) AGE INTERNATIONAL,INC.(米国) THE TOMATIN DISTILLERY CO.,LTD. (英国) J&W HARDIE LTD.(英国) 宝生物工程(大連)有限公司(中国) 北京宝酒造醸造有限公司(中国) TAKARA BIOMEDICAL EUROPE S.A.(仏 国) Takara Korea Biomedical Inc.(韓 国) ViroMed Limited(韓国) Korea Gene Analysis Center Co.,Ltd.(韓国) SINGAPORE TAKARA PTE LTD.(シンガ ポール) THAI TAKARA CO.,LTD.(タイ) − 42 − (自 至 当連結会計年度 平成14年4月1日 平成15年3月31日) 連結子会社は次の29社であります。 宝酒造株式会社 タカラ物流システム株式会社 株式会社ラック・コーポレーション タカラ物産株式会社 タカラ容器株式会社 株式会社タカラマーケティングビジネ ス 株式会社レオラボ USA TAKARA HOLDING COMPANY(米国) TAKARA SAKE USA INC.(米国) AADC HOLDING COMPANY,INC.(米国) AGE INTERNATIONAL,INC.(米国) THE TOMATIN DISTILLERY CO.,LTD. (英国) J&W HARDIE LTD.(英国) 北京宝酒造醸造有限公司(中国) 上海宝酒造貿易有限公司(中国) SINGAPORE TAKARA PTE LTD.(シンガ ポール) THAI TAKARA CO.,LTD.(タイ) タカラバイオ株式会社 タカラアグリ株式会社 瑞穂農林株式会社 宝生物工程(大連)有限公司(中国) Takara Bio Europe S.A.(旧TAKARA BIOMEDICAL EUROPE S.A.)(仏国) Takara Korea Biomedical Inc.(韓 国) ViroMed Co.,Ltd.(旧ViroMed Limited)(韓国) Korea Gene Analysis Center Co.,Ltd.(韓国) 大平印刷株式会社 大平物流株式会社 宝ネットワークシステム株式会社 株式会社宝トラベル 項目 1.連結の範囲に関する事項 (自 至 前連結会計年度 平成13年4月1日 平成14年3月31日) 上記のうち、瑞穂農林株式会社は当連 結会計年度において設立されたことによ り、また、株式会社レオラボは当連結会 計年度において株式を取得したことによ り、それぞれ新たに連結の範囲に加えた ものであります。 なお、株式会社タカラ・ワインアンド スピリッツ、遺伝子認証株式会社及び TAKARA BIOCHEMICAL INC.(米国)は、 当連結会計年度末迄に清算が結了してお り、当連結会計年度末では当該3社を連 結の範囲から除いておりますが、子会社 であった期間中は、連結の範囲に含めて おります。 非連結子会社は株式会社マルオカ1社 であります。 この会社は、小規模会社であり、その 総資産、売上高、当期純損益(持分に見 合う額)及び剰余金(持分に見合う額) は、いずれも連結財務諸表に重要な影響 をおよぼさないので、連結の範囲から除 いております。 2.持分法の適用に関する事 項 持分法適用会社は川東商事株式会社、 日本合成アルコール株式会社、日新酒類 株式会社、ViroTech Limited(韓国)、 MUTUAL TRADING CO.,INC.(米国)及び 当連結会計年度において株式を取得した ことにより関連会社となった小牧醸造株 式会社の6社であります。 非連結子会社である株式会社マルオカ 及び関連会社4社(株式会社宝友ほか) に対する投資については、これらの会社 の当期純損益及び剰余金のうち持分に見 合う額の合計額の連結純損益及び連結剰 余金に与える影響がいずれも軽微であり ますので、持分法を適用せず原価法で評 価しております。 持分法適用会社のうち、決算日が連結 決算日と異なる会社については、各社の 事業年度に係る財務諸表を使用しており ます。 − 43 − (自 至 当連結会計年度 平成14年4月1日 平成15年3月31日) 上記のうち、宝酒造株式会社及びタカ ラバイオ株式会社は、平成14年4月1日 の当社の酒類・食品・酒精事業及びバイ オ事業の分割に伴い新設されたことによ り、また、上海宝酒造貿易有限公司は当 連結会計年度において設立されたことに より、それぞれ新たに連結の範囲に加え たものであります。 なお、ドラゴン・ジェノミクス株式会 社及び宝バイオヘルスケア株式会社はタ カラバイオ株式会社と当連結会計年度に おいて合併したことにより、宝光電細胞 医療株式会社は平成14年9月19日に清算 を結了したことにより、当連結会計年度 末では当該3社を連結の範囲から除いて おりますが、子会社であった期間中は、 連結の範囲に含めております。 非連結子会社は株式会社マルオカ1社 であります。 この会社は、小規模会社であり、その 総資産、売上高、当期純損益(持分に見 合う額)及び利益剰余金(持分に見合う 額)等は、いずれも連結財務諸表に重要 な影響をおよぼさないので、連結の範囲 から除いております。 持分法適用会社は川東商事株式会社、 日本合成アルコール株式会社、日新酒類 株式会社、ViroTech Limited(韓国)、 MUTUAL TRADING CO.,INC.(米国)、小 牧醸造株式会社並びに当連結会計年度に おいて新たに設立されたことにより関連 会社となった有限会社タカラバイオ ファーミングセンター及びPULMUONETAKARA AGRI CO.,LTD(韓国)の8社で あります。 非連結子会社である株式会社マルオカ 及び関連会社4社(株式会社宝友ほか) に対する投資については、これらの会社 の当期純損益及び利益剰余金等のうち持 分に見合う額の合計額の連結純損益及び 連結利益剰余金等に与える影響がいずれ も軽微でありますので、持分法を適用せ ず原価法で評価しております。 持分法適用会社のうち、決算日が連結 決算日と異なる会社については、各社の 事業年度に係る財務諸表を使用しており ます。 項目 3.連結子会社の事業年度等 に関する事項 4.会計処理基準に関する事 項 (自 至 前連結会計年度 平成13年4月1日 平成14年3月31日) 連結子会社のうち、海外子会社14社、 大平印刷株式会社、大平物流株式会社、 タカラ物産株式会社及び株式会社宝トラ ベルの決算日は、12月31日であり、連結 決算日と異なっております。 連結財務諸表の作成に当たっては、連 結決算日との差異が3か月以内であるた め、それぞれの決算日に係る財務諸表を 使用し、連結決算日との間に生じた重要 な取引については、連結上必要な調整を 行っております。 なお、宝バイオヘルスケア株式会社、 ドラゴン・ジェノミクス株式会社及び宝 光電細胞医療株式会社は、決算期の変更 により当連結会計年度は15か月決算と なっております。 (1)重要な資産の評価基準及び評価方法 ① 有価証券 イ.満期保有目的債券 償却原価法(定額法) ロ.その他有価証券 時価のあるもの 決算日の市場価格等に基づ く時価法(評価差額は全部資 本直入法により処理し、売却 原価は移動平均法により算 定) 時価のないもの 移動平均法による原価法 ② たな卸資産 主として、総平均法による原価法 によっております。 (2)重要な減価償却資産の減価償却の方 法 ① 有形固定資産 主として定率法によっておりま す。 なお、主な耐用年数は以下のとお りであります。 建物及び構築物 3∼50年 機械装置及び運搬具 4∼15年 ② 無形固定資産 定額法によっております。 − 44 − (自 至 当連結会計年度 平成14年4月1日 平成15年3月31日) 連結子会社のうち、海外子会社15社及 び株式会社宝トラベルの決算日は、12月 31日であり、連結決算日と異なっており ます。連結財務諸表の作成に当たって は、連結決算日との差異が3か月以内で あるため、それぞれの決算日に係る財務 諸表を使用し、連結決算日との間に生じ た重要な取引については、連結上必要な 調整を行っております。 なお、タカラ物産株式会社、大平印刷 株式会社及び大平物流株式会社は、決算 期の変更により当連結会計年度は15か 月決算となっております。 (1)重要な資産の評価基準及び評価方法 ① 有価証券 イ.その他有価証券 時価のあるもの 同左 ② 時価のないもの 同左 たな卸資産 同左 (2)重要な減価償却資産の減価償却の方 法 ① 有形固定資産 同左 ② 無形固定資産 同左 項目 4.会計処理基準に関する事 項 (自 至 前連結会計年度 平成13年4月1日 平成14年3月31日) (3)重要な引当金の計上基準 ① 貸倒引当金 債権の貸倒れによる損失に備える ため、一般債権については貸倒実績 率により、貸倒懸念債権等特定の債 権については個別に回収可能性を検 討し、回収不能見込額を計上してお ります。 ② 賞与引当金 国内連結子会社は従業員に対して 支給する賞与の支出に充てるため、 支給見込額に基づき計上しておりま す。 ③ 退職給付引当金 従業員の退職給付に備えるため、 当連結会計年度末における退職給付 債務及び年金資産の見込額に基づき 計上しております。 なお、数理計算上の差異は、各連 結会計年度の発生時における従業員 の平均残存勤務期間以内の一定の年 数(15年)による定額法により按分 した額を、それぞれ発生の翌連結会 計年度から費用処理しております。 ④ 役員退職慰労引当金 当社は、取締役及び監査役に対す る退職慰労金の支給に備えるため、 内規に基づく期末要支給額の100% 相当額を計上しております。 (4)重要な外貨建の資産又は負債の本邦 通貨への換算の基準 外貨建金銭債権債務は、決算日の直 物為替相場により円貨に換算し、換算 差額は営業外損益として処理しており ます。なお、在外子会社等の資産及び 負債は、決算日の直物為替相場により 円貨に換算し、収益及び費用は期中平 均相場により円貨に換算し、換算差額 は少数株主持分及び資本の部における 為替換算調整勘定に含めております。 (5)重要なリース取引の処理方法 当社及び国内連結子会社は、リース 物件の所有権が借主に移転すると認め られるもの以外のファイナンス・リー ス取引については、通常の賃貸借取引 に係る方法に準じた会計処理によって おります。 − 45 − (自 至 当連結会計年度 平成14年4月1日 平成15年3月31日) (3)重要な引当金の計上基準 ① 貸倒引当金 同左 ② 賞与引当金 一部の国内連結子会社は従業員に 対して支給する賞与の支出に充てる ため、支給見込額に基づき計上して おります。 ③ 退職給付引当金 同左 ④ 役員退職慰労引当金 当社及び一部の国内連結子会社 は、取締役、監査役及び執行役員に 対する退職慰労金の支給に備えるた め、内規に基づく期末要支給額の 100%相当額を計上しております。 (4)重要な外貨建の資産又は負債の本邦 通貨への換算の基準 同左 (5) 重要なリース取引の処理方法 同左 項目 4.会計処理基準に関する事 項 (自 至 前連結会計年度 平成13年4月1日 平成14年3月31日) (6)重要なヘッジ会計の方法 ① ヘッジ会計の方法 繰延ヘッジ処理によっておりま す。 ② ヘッジ手段とヘッジ対象 当連結会計年度にヘッジ会計を適 用したヘッジ手段とヘッジ対象は以 下のとおりであります。 ヘッジ手段 通貨スワップ ヘッジ対象 外貨建輸入取引 ③ ヘッジ方針 為替相場の変動による外貨建輸入 取引への影響を軽減するため、デリ バティブ取引に関する内部規程に基 づき、ヘッジ対象に係る為替相場の 変動リスクを一定の範囲内でヘッジ しております。 ④ ヘッジ有効性評価の方法 ヘッジ手段に関する重要な条件が ヘッジ対象と同一であり、ヘッジ開 始時及びその後においても継続して 相場変動が相殺されるものであると 想定することができるため、ヘッジ 有効性の判定は省略しております。 (7)その他連結財務諸表作成のための重 要な事項 ① 消費税等の会計処理 消費税及び地方消費税の会計処理 は、税抜方式によっております。 (自 至 当連結会計年度 平成14年4月1日 平成15年3月31日) (6)重要なヘッジ会計の方法 ① ヘッジ会計の方法 繰延ヘッジ処理によっておりま す。但し、為替変動リスクのヘッジ について振当処理の要件を充たして いる場合には振当処理を採用してお ります。 ② ヘッジ手段とヘッジ対象 当連結会計年度にヘッジ会計を適 用したヘッジ手段とヘッジ対象は以 下のとおりであります。 ヘッジ手段 通貨スワップ、為替 予約 ヘッジ対象 外貨建輸入取引、ロ イヤルティ支払に伴 う外貨建債務 ③ ヘッジ方針 デリバティブ取引に関する内部規 程に基づき、ヘッジ対象に係る為替 相場の変動リスクを一定の範囲内で ヘッジしております。 ④ ヘッジ有効性評価の方法 ヘッジ手段に関する重要な条件が ヘッジ対象と同一であり、ヘッジ開 始時及びその後においても継続して 相場変動又はキャッシュ・フローの 変動が相殺されるものであると想定 することができるため、ヘッジ有効 性の判定は省略しております。 (7)その他連結財務諸表作成のための重 要な事項 ① 消費税等の会計処理 同左 ② 自己株式及び法定準備金の取崩等 に関する会計基準 「自己株式及び法定準備金の取崩 等に関する会計基準」(企業会計基 準第1号)が平成14年4月1日以後に 適用されることとなったことに伴 い、当連結会計年度から同会計基準 によることとしております。これに よる当連結会計年度の損益に与える 影響はありません。 なお、連結財務諸表規則の改正に より、当連結会計年度における連結 貸借対照表の資本の部及び連結剰余 金計算書については、改正後の連結 財務諸表規則により作成しておりま す。 − 46 − 項目 (自 至 前連結会計年度 平成13年4月1日 平成14年3月31日) (自 至 当連結会計年度 平成14年4月1日 平成15年3月31日) 4.会計処理基準に関する事 項 ────── 5.連結子会社の資産及び負 債の評価に関する事項 連結子会社の資産及び負債の評価につ いては、全面時価評価法を採用しており ます。 同左 6.連結調整勘定の償却に関 する事項 連結調整勘定の償却については、5年 間の均等償却を行っております。 同左 7.利益処分項目等の取扱い に関する事項 連結剰余金計算書は、連結会社の利益 処分について連結会計年度中に確定した 利益処分に基づいて作成しております。 同左 8.連結キャッシュ・フロー 計算書における資金の範 囲 連結キャッシュ・フロー計算書におけ る資金(現金及び現金同等物)は、手許 現金、随時引出し可能な預金及び容易に 換金可能であり、かつ、価値の変動につ いて僅少なリスクしか負わない取得日か ら3か月以内に償還期限の到来する短期 投資からなっております。 同左 − 47 − ③ 1株当たり情報 「1株当たり当期純利益に関する 会計基準」(企業会計基準第2号) 及び「1株当たり当期純利益に関す る会計基準の適用指針」(企業会計 基準適用指針第4号)が平成14年4月 1日以後開始する連結会計年度に係 る連結財務諸表から適用されること になったことに伴い、当連結会計年 度から同会計基準及び適用指針に よっております。なお、これによる 影響については、「1株当たり情報 に関する注記」に記載しておりま す。 表示方法の変更 (自 至 前連結会計年度 平成13年4月1日 平成14年3月31日) (自 至 当連結会計年度 平成14年4月1日 平成15年3月31日) (連結損益計算書) 1.前連結会計年度において区分掲記しておりました 特別利益の「投資有価証券売却益」は、当連結会計年 度において、その金額が特別利益の総額の百分の十以 下となりましたので、特別利益の「その他」に含めて 表示しております。 なお、その金額は12百万円であります。 (連結損益計算書) 1.営業外収益の「持分法による投資利益」は当連結 会計年度において、その金額が営業外収益の総額の百 分の十を超えましたので、区分掲記したものでありま す。 なお、前連結会計年度は営業外収益の「その他」に 含めて表示しており、その金額は172百万円でありま す。 2.特別利益の「固定資産売却益」は当連結会計年度 において、その金額が特別利益の総額の百分の十を超 えましたので、区分掲記したものであります。 なお、前連結会計年度は特別利益の「その他」に含 めて表示しており、その金額は0百万円であります。 2.特別利益の「投資有価証券売却益」は当連結会計 年度において、その金額が特別利益の総額の百分の十 を超えましたので、区分掲記したものであります。 なお、前連結会計年度は特別利益の「その他」に含 めて表示しており、その金額は12百万円であります。 3.特別利益の「持分変動利益」は当連結会計年度に おいて、その金額が特別利益の総額の百分の十を超え ましたので、区分掲記したものであります。 なお、前連結会計年度は特別利益の「その他」に含 めて表示しており、その金額は34百万円であります。 4.特別損失の「投資有価証券評価損」は当連結会計 年度において、その金額が特別損失の総額の百分の十 を超えましたので、区分掲記したものであります。 なお、前連結会計年度は特別損失の「その他」に含 めて表示しており、その金額は535百万円でありま す。 (連結キャッシュ・フロー計算書) 1.営業活動によるキャッシュ・フローの 「持分変 動利益」は当連結会計年度において金額的重要性が増 しましたので区分掲記したものであります。 なお、前連結会計年度は「その他」に含めて表示し ており、その金額は△34百万円であります。 (連結キャッシュ・フロー計算書) 営業活動によるキャッシュ・フローの 「未払消費 税等の増減額」は、当連結会計年度において金額的重 要性が増しましたので、区分掲記したものでありま す。 なお、前連結会計年度は「その他」に含めて表示し ており、その金額は△246百万円であります。 2.営業活動によるキャッシュ・フローの 「投資有 価証券評価損」は当連結会計年度において金額的重要 性が増しましたので区分掲記したものであります。 なお、前連結会計年度は「その他」に含めて表示し ており、その金額は535百万円であります。 3.投資活動によるキャッシュ・フローの「有価証券 の取得による支出」は、当連結会計年度において、金 額的重要性が乏しくなったため「その他」に含めて表 示しております。 なお、当連結会計年度の「その他」に含まれている 「有価証券の取得による支出」は△12百万円でありま す。 − 48 − 注記事項 (連結貸借対照表関係) 前連結会計年度 (平成14年3月31日) № ※1 当連結会計年度 (平成15年3月31日) 担保提供資産 担保提供資産 投資有価証券546百万円を未払費用1百万円、流動 投資有価証券398百万円を未払費用0百万円、流動 負債の「その他」112百万円及び長期借入金100百万 負債の「その他」114百万円及び短期借入金(1年内 円の担保に供しております。 に返済予定の長期借入金)100百万円の担保に供して おります。 ※2 ────── 有形固定資産の「その他」(工具器具及び備品) の当年度末取得価額からは国庫補助金により取得し た資産の圧縮記帳額5百万円が控除されておりま す。 ※3 4 非連結子会社及び関連会社の株式 (投資有価証券) 3,190百万円 偶発債務 非連結子会社及び関連会社の株式 (投資有価証券) 2,671百万円 偶発債務 保証債務(金融機関からの借入債務に対する保証) 保証債務(金融機関からの借入債務に対する保証) ㈱古寺商店 309百万円 ㈱古寺商店 327百万円 ㈱マルオカ 100 ㈱マルオカ 105 長門深川酒販㈱ 計 ※5 20 429 ────── 長門深川酒販㈱ 計 20 452 当社の発行済株式総数は、普通株式217,699,743株で あります。 ※6 ────── 連結会社、持分法を適用した関連会社が保有する自 己株式の数は、普通株式1,869,670株であります。 ※7 ────── 連結会計年度末日満期手形の処理について 連結会計年度末日満期手形の会計処理は手形交換 日をもって決済処理しております。 したがって、当連結会計年度末日は金融機関の休 日であったため、次のとおり連結会計年度末日満期 手形が連結会計年度末残高に含まれております。 受取手形 8 869百万円 ────── 当社は平成15年3月に機動的な資金調達を目的 に、融資枠100億円、期間364日のコミットメントラ イン契約を取引金融機関と締結しております。 なお、当連結会計年度はこの契約による借入は 行っておりません。 − 49 − (連結損益計算書関係) № ※1 (自 至 前連結会計年度 平成13年4月1日 平成14年3月31日) 研究開発費の総額 3,699百万円 固定資産売却益の内訳 2百万円 土地売却益 94 その他固定資産売却益 0 計 3,591百万円 機械装置及び運搬具売却益 4百万円 その他固定資産売却益 0 計 4 97 固定資産売却・除却損の内訳 固定資産売却・除却損の内訳 機械装置及び運搬具他売却損 3百万円 建物及び構築物除却損 75 機械装置及び運搬具他売却損 467 205 140 機械装置及び運搬具除却損 建設仮勘定除却損 134 建設仮勘定除却損 76 解体・除却費用 133 計 563 2百万円 建物及び構築物除却損 機械装置及び運搬具除却損 その他固定資産除却損 ※4 一般管理費及び当期製造費用 に含まれている研究開発費 固定資産売却益の内訳 機械装置及び運搬具売却益 ※3 当連結会計年度 平成14年4月1日 平成15年3月31日) 研究開発費の総額 一般管理費及び当期製造費用 に含まれている研究開発費 ※2 (自 至 37 その他固定資産除却損 157 解体・除却費用 177 計 1,048 特別損失の「その他」には、ゴルフ会員権の預託 特別損失の「その他」には、ゴルフ会員権の預託 保証金に対する貸倒引当金の繰入額27百万円が含ま 保証金に対する貸倒引当金の繰入額24百万円が含ま れております。 れております。 (連結キャッシュ・フロー計算書関係) № ※1 (自 至 前連結会計年度 平成13年4月1日 平成14年3月31日) 当連結会計年度 平成14年4月1日 平成15年3月31日) 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に 掲記されている科目の金額との関係 掲記されている科目の金額との関係 現金及び預金勘定 14,757百万円 現金及び預金勘定 16,410百万円 預入期間が3か月を超える定期預 金 △853 預入期間が3か月を超える定期預 金 △1,234 取得日から3か月以内に償還期限 が到来する短期投資(有価証券) 4 取得日から3か月以内に償還期限 が到来する短期投資(有価証券) 26 現金及び現金同等物 2 (自 至 13,909 重要な非資金取引の内容 ────── 転換社債の転換による資本金増加 額 5百万円 転換社債の転換による資本準備金 増加額 4 転換による転換社債減少額 現金及び現金同等物 10 − 50 − 15,202 (リース取引関係) (自 至 前連結会計年度 平成13年4月1日 平成14年3月31日) (自 至 1.リース物件の所有権が借主に移転すると認められる 1.リース物件の所有権が借主に移転すると認められる もの以外のファイナンス・リース取引 もの以外のファイナンス・リース取引 (借手側) ① 当連結会計年度 平成14年4月1日 平成15年3月31日) (借手側) リース物件の取得価額相当額、減価償却累計額相 ① リース物件の取得価額相当額、減価償却累計額相 当額及び期末残高相当額 当額及び期末残高相当額 機械装置 有形固定 無形固定 及び 資産の 資産の 合計 運搬具 その他 その他 (百万円) (百万円) (百万円) (百万円) 機械装置 有形固定 無形固定 及び 資産の 資産の 合計 運搬具 その他 その他 (百万円) (百万円) (百万円) (百万円) 取得価額相当 額 95 3,861 346 4,303 取得価額相当 額 184 4,203 127 4,516 減価償却累計 額相当額 49 1,563 81 1,694 減価償却累計 額相当額 74 1,936 71 2,081 期末残高相当 額 45 2,298 264 2,609 期末残高相当 額 110 2,267 56 2,434 ② 未経過リース料期末残高相当額 ② 1年以内 (注) 841百万円 未経過リース料期末残高相当額 1年以内 840百万円 1年超 1,767 1年超 1,593 合計 2,609 合計 2,434 ①の「取得価額相当額」及び②の「未経過リー (注) 同左 ス料期末残高相当額」は、未経過リース料期末 残高の有形固定資産の期末残高等に占める割合 が低いため、支払利子込み法により算定してお ります。 ③ ④ 支払リース料及び減価償却費相当額 ③ 支払リース料及び減価償却費相当額 支払リース料 899百万円 支払リース料 944百万円 減価償却費相当額 899百万円 減価償却費相当額 944百万円 ④ 減価償却費相当額の算定方法 減価償却費相当額の算定方法 同左 リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする 定額法によっております。 (貸手側) ① (貸手側) リース物件の取得価額、減価償却累計額及び期末 ① 残高 取得価額 減価償却累計額 期末残高 リース物件の取得価額、減価償却累計額及び期末 残高 機械装置 及び 運搬具 (百万円) 有形固定 資産の その他 (百万円) 合計 (百万円) 163 0 164 60 0 60 103 0 104 取得価額 減価償却累計額 期末残高 − 51 − 機械装置 及び 運搬具 (百万円) 有形固定 資産の その他 (百万円) 合計 (百万円) 254 0 255 97 0 97 157 0 157 (自 至 ② 前連結会計年度 平成13年4月1日 平成14年3月31日) (自 至 (注) 未経過リース料期末残高相当額 ② 当連結会計年度 平成14年4月1日 平成15年3月31日) 未経過リース料期末残高相当額 1年以内 41百万円 1年以内 1年超 76 1年超 112 合計 117 合計 173 未経過リース料期末残高相当額は、未経過リー (注) 60百万円 同左 ス料期末残高及び見積残存価額の残高の合計額 の営業債権の期末残高等に占める割合が低いた め、受取利子込み法により算定しております。 ③ 受取リース料及び減価償却費 ③ 受取リース料及び減価償却費 受取リース料 37百万円 受取リース料 65百万円 減価償却費 32百万円 減価償却費 51百万円 2.オペレーティング・リース取引 2.オペレーティング・リース取引 (借手側) (借手側) 未経過リース料 1年以内 未経過リース料 10百万円 1年以内 2百万円 1年超 6 1年超 3 合計 16 合計 6 − 52 − (有価証券関係) 有価証券 1.その他有価証券で時価のあるもの 前連結会計年度(平成14年3月31日) 種類 当連結会計年度(平成15年3月31日) 連結貸借対照 表計上額 (百万円) 差額 (百万円) 取得原価 (百万円) 連結貸借対照 表計上額 (百万円) 差額 (百万円) (1)株式 5,644 14,147 8,503 3,077 6,424 3,347 (2)債券 501 508 7 384 386 2 6,145 14,656 8,510 3,462 6,811 3,349 (1)株式 3,514 2,863 △650 3,900 3,274 △626 (2)債券 109 108 △0 175 172 △2 3,623 2,972 △651 4,076 3,446 △629 9,769 17,628 7,858 7,538 10,258 2,720 連結貸借対照 表計上額が取 得原価を超え るもの 取得原価 (百万円) 小計 連結貸借対照 表計上額が取 得原価を超え ないもの 小計 合計 前連結会計年度 平成13年4月1日 平成14年3月31日) (自 至 当連結会計年度 平成14年4月1日 平成15年3月31日) (自 至 (注)株式については、当連結会計年度おいて、887百 (注)株式については、当連結会計年度おいて、2,863 万円の減損処理を行っております。 百万円の減損処理を行っております。 なお、連結会計年度末における時価の下落率が30%以 なお、連結会計年度末における時価の下落率が30%以 上50%未満の株式については、次に掲げる場合のいずれ 上50%未満の株式については、次に掲げる場合のいずれ かに該当するときは、おおむね1年以内に時価が取得原 かに該当するときは、おおむね1年以内に時価が取得原 価にほぼ近い水準にまで回復すると見込まれることを合 価にほぼ近い水準にまで回復すると見込まれることを合 理的な根拠をもって予測できる場合を除き、時価の著し 理的な根拠をもって予測できる場合を除き、時価の著し い下落があったものとして減損処理を行うこととしてお い下落があったものとして減損処理を行うこととしてお ります。 ります。 ・過去2年間にわたり時価の下落率が30%以上の場合 ・過去2年間にわたり時価の下落率が30%以上の場合 ・当該株式の発行会社が、直近決算期において債務超過 ・当該株式の発行会社が、直近決算期において債務超過 の状態にある場合 の状態にある場合 ・当該株式の発行会社が、直近の2期連続で当期純損失 ・当該株式の発行会社が、直近の2期連続で当期純損失 を計上し、翌期も当期純損失の計上を予想している場 を計上し、翌期も当期純損失の計上を予想している場 合 合 2.前連結会計年度及び当連結会計年度中に売却したその他有価証券 (自 至 売却額 (百万円) 235 前連結会計年度 平成13年4月1日 平成14年3月31日) 売却益の合計額 (百万円) 12 (自 至 売却損の合計額 (百万円) 売却額 (百万円) 0 − 53 − 2,093 当連結会計年度 平成14年4月1日 平成15年3月31日) 売却益の合計額 (百万円) 1,421 売却損の合計額 (百万円) 0 3.時価評価されていない主な有価証券の内容及び連結貸借対照表計上額 前連結会計年度(平成14年3月31日) 当連結会計年度(平成15年3月31日) 連結貸借対照表計上額(百万円) 連結貸借対照表計上額(百万円) 内容 その他有価証券 非上場転換社債 非上場株式 (店頭売買株式を除く) 10 10 3,123 3,552 83 137 その他 4.その他有価証券のうち満期があるもの及び満期保有目的の債券の今後の償還予定額 前連結会計年度(平成14年3月31日) 1年以内 (百万円) 当連結会計年度(平成15年3月31日) 1年超 5年超 1年超 5年超 10年超 1年以内 10年超 5年以内 10年以内 5年以内 10年以内 (百万円) (百万円) (百万円) (百万円) (百万円) (百万円) (百万円) (1)債券 転換社債 その他 (2)その他 − 10 − − − 10 − − 617 30 − − 559 60 − − 4 − − − 26 − − − − 54 − (デリバティブ取引関係) 1.取引の状況に関する事項 (自 至 前連結会計年度 平成13年4月1日 平成14年3月31日) (自 至 当連結会計年度 平成14年4月1日 平成15年3月31日) (1)取組方針・利用目的 (1)取組方針・利用目的 当社は市場金利及び為替相場の変動によるリスクを 当社グループは市場金利及び為替相場の変動による 有しておりますが、この様なリスクを管理する手段と リスクを有しておりますが、この様なリスクを管理す して金利及び通貨関連のデリバティブ取引を利用する る手段として金利及び通貨関連のデリバティブ取引を こととしております。 利用することとしております。 金利関連のデリバティブ取引は金利変動による調達 金利関連のデリバティブ取引は金利変動による調達 コストへの影響を軽減することや短期運用資産の運用 コストへの影響を軽減することや短期運用資産の運用 利回りの向上を目的とし、また、通貨関連のデリバ 利回りの向上を目的とし、また、通貨関連のデリバ ティブ取引は為替相場の変動による外貨建債権・債務 ティブ取引は為替相場の変動による外貨建債権・債務 への影響を軽減することを目的としております。 への影響を軽減することを目的としております。 従って、投機あるいはトレーディングを目的として 従って、投機あるいはトレーディングを目的として デリバティブ取引を行うことはありません。 デリバティブ取引を行うことはありません。 (2)取引内容 (2)取引内容 同左 通貨関連のデリバティブでは、為替予約取引及び通 貨スワップ取引を行い、原材料の輸入等による外貨建 債務の円貨決済額が為替相場の変動により増大するリ スクの軽減を図っております。 (3)取引に係るリスクの内容 (3)取引に係るリスクの内容 同左 為替予約取引及び通貨スワップ取引には為替相場の 変動によるリスクが存在しております。 しかし、いずれの取引も、対象となる資産・負債の 有するリスクを軽減することを目的とするものであ り、その契約額等にも制限を設けておりますので、こ れらの市場リスクが経営に与える影響は重要なもので はありません。 また、デリバティブ取引の相手先は格付の高い金融 機関に限られておりますので、相手先の契約不履行に よるいわゆる信用リスクの発生は、まず無いものと考 えております。 (4)リスク管理体制 (4)リスク管理体制 デリバティブ取引は経理・財務担当部署の規定に デリバティブ取引は経理部内の規定に則って行われ ております。当該規程には取引目的・取引限度額・取 則って行われております。当該規程には取引目的・取 引相手先の選定基準・報告手順等が定められておりま 引限度額・取引相手先の選定基準・報告手順等が定め す。また、取引にあたってはその都度、経理担当役員 られております。また、取引にあたってはその都度、 の承認を得ることとしております。 経理・財務担当役員の承認を得ることとしておりま す。 2.取引の時価等に関する事項 デリバティブ取引には全てヘッジ会計を適用しておりますので、前連結会計年度末現在及び当連結会計 年度末現在のいずれにおいても取引の時価等に関する事項の記載は省略しております。 − 55 − (退職給付関係) 1.採用している退職給付制度の概要 当社及び一部の連結子会社は、確定給付型の制度として、適格退職年金制度及び退職一時金制度を設け ております。 2.退職給付債務に関する事項 (単位:百万円) 前連結会計年度 (平成14年3月31日) イ.退職給付債務 ロ.年金資産 ハ.未積立退職給付債務(イ+ロ) ニ.未認識数理計算上の差異 ホ.貸借対照表計上額純額 (ハ+ニ) ヘ.前払年金費用 ト.退職給付引当金(ホ−ヘ) (注) 当連結会計年度 (平成15年3月31日) △10,780 △11,589 3,345 3,028 △7,435 △8,560 470 1,527 △6,964 △7,033 233 280 △7,198 △7,314 一部の連結子会社は、退職給付債務の算定にあたり、簡便法を採用しております。 3.退職給付費用に関する事項 (単位:百万円) (自 至 前連結会計年度 平成13年4月1日 平成14年3月31日) 当連結会計年度 平成14年4月1日 平成15年3月31日) イ.勤務費用 659 703 ロ.利息費用 305 306 △137 △94 24 33 852 948 ハ.期待運用収益 ニ.数理計算上の差異の費用処理額 ホ.退職給付費用 (イ+ロ+ハ+ニ) (注) (自 至 簡便法を採用している一部の連結子会社の退職給付費用は「イ.勤務費用」に計上しております。 4.退職給付債務等の計算の基礎に関する事項 前連結会計年度 (平成14年3月31日) 当連結会計年度 (平成15年3月31日) イ.割引率 3.0% 2.2% ロ.期待運用収益率 4.5% 3.0% ハ.退職給付見込額の期間配分方法 期間定額基準 期間定額基準 ニ.数理計算上の差異の処理年数 15年 15年 (各連結会計年度の発生時に おける従業員の平均残存勤務 期間以内の一定の年数による 定額法により按分した額を、 それぞれ発生の翌連結会計年 度から費用処理しておりま す。) − 56 − 同左 (税効果会計関係) 前連結会計年度 (平成14年3月31日) 当連結会計年度 (平成15年3月31日) 1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別 の内訳 (単位:百万円) 1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別 の内訳 (単位:百万円) (1)流動の部 (1)流動の部 繰延税金資産 繰延税金資産 棚卸資産評価損否認 470 棚卸資産評価損否認 417 賞与引当金損金算入限度超過 額 595 賞与引当金損金算入限度超過 額 715 未払事業税否認 163 未払事業税否認 254 連結会社間内部利益消去 82 連結会社間内部利益消去 税務上の繰越欠損金 61 その他 その他 繰延税金資産小計 評価性引当額 繰延税金資産合計 繰延税金負債 繰延税金資産の純額 208 1,583 △60 その他 27 1,495 28 0 繰延税金負債合計 28 繰延税金資産 27 繰延税金負債の純額 繰延税金資産の純額 220 1,681 44 1,637 1,523 繰延税金負債 貸倒引当金調整 繰延税金資産合計 繰延税金負債 72 0 − 57 − 繰延税金負債 貸倒引当金調整 30 その他 15 繰延税金負債合計 45 繰延税金資産 44 繰延税金負債の純額 (連結貸借対照表では流動負債 の「その他」に含めて表示) 1 前連結会計年度 (平成14年3月31日) 当連結会計年度 (平成15年3月31日) (2)固定の部 (2)固定の部 繰延税金資産 退職給付引当金損金算入限度 超過額 繰延資産償却費損金算入限度 超過額 株式評価損否認 役員退職慰労引当金否認 減価償却費損金算入限度超過 額 未実現有価証券売却益 税務上の繰越欠損金 その他 繰延税金資産小計 評価性引当額 繰延税金資産合計 繰延税金負債 繰延税金資産の純額 繰延税金負債 その他有価証券評価差額金 固定資産圧縮積立金 その他 繰延税金負債合計 繰延税金資産 繰延税金負債の純額 2,622 234 374 258 471 217 147 302 4,629 △147 4,481 4,409 72 ────── 繰延税金負債 その他有価証券評価差額金 固定資産圧縮積立金 会社分割により承継した固定 資産圧縮額 その他 繰延税金負債合計 繰延税金資産 繰延税金負債の純額 3,376 1,680 53 5,111 4,409 702 2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担 率との差異の原因となった主な項目別の内訳 法定実効税率 (調整) 交際費等永久に損金に算入され ない項目 その他 税効果会計適用後の法人税等の 負担率 繰延税金資産 退職給付引当金損金算入限度 超過額 繰延資産償却費損金算入限度 超過額 株式評価損否認 役員退職慰労引当金否認 減価償却費損金算入限度超過 額 未実現有価証券売却益 その他 繰延税金資産小計 評価性引当額 繰延税金資産合計 繰延税金負債 繰延税金資産の純額 2,617 100 765 229 515 213 335 4,776 △488 4,287 1,469 2,818 1,075 486 891 124 2,577 1,469 1,107 2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担 率との差異の原因となった主な項目別の内訳 42.0% 法定実効税率 (調整) 交際費等永久に損金に算入され ない項目 事業税外形標準課税導入による 調整額 評価性引当金 その他 税効果会計適用後の法人税等の 負担率 8.7 △0.2 50.5 42.0% 9.2 2.8 5.5 △1.7 57.8 3.事業税の外形標準課税導入による繰延税金資産及び 繰延税金負債の金額の修正について 地方税法等の一部を改正する法律(平成15年法律 第9号)が平成15年3月31日に公布され事業税に外 形標準課税制度が導入されたことに伴い、その適用 を受ける連結会社の当連結会計年度の繰延税金資産 及び繰延税金負債の計算に係る実効税率について は、平成16年3月末までに解消が予定されている一 時差異には42%、それ以外には40%を使用しており ます。前連結会計年度は全てに42%を使用しており ましたので、この実効税率の変更により、固定資産 の部に計上した繰延税金資産(繰延税金負債を控除 した金額)は125百万円減少し、固定負債の部に計 上した繰延税金負債(繰延税金資産を控除した金 額)は29百万円減少しました。また、資本の部のそ の他有価証券評価差額金は53百万円増加し、当連結 会計年度に計上された法人税等調整額は148百万円 増加しております。 − 58 − (セグメント情報) 【事業の種類別セグメント情報】 (自 至 前連結会計年度 平成13年4月1日 平成14年3月31日) 酒類・ 消去又は 清涼飲料 バイオ その他 計 連結 調味料 全社 (百万円) (百万円) (百万円) (百万円) (百万円) (百万円) (百万円) Ⅰ 売上高及び営業損益 売上高 (1)外部顧客に対する売 上高 151,241 11,642 14,303 6,451 183,638 (2)セグメント間の内部 売上高又は振替高 51 − − 31,226 31,278 (31,278) − 151,293 11,642 14,303 37,677 214,916 (31,278) 183,638 136,534 12,670 13,621 36,695 199,522 (24,579) 174,943 14,759 △1,028 681 981 15,393 (6,698) 8,695 102,643 4,159 27,629 15,859 150,291 29,411 179,702 減価償却費 4,167 29 1,065 339 5,601 247 5,849 資本的支出 5,348 15 3,653 958 9,976 88 10,065 計 営業費用 営業利益又は営業損失 (△) Ⅱ − 183,638 資産、減価償却費及び 資本的支出 資産 (自 至 当連結会計年度 平成14年4月1日 平成15年3月31日) 酒類・食品 (百万円) バイオ (百万円) その他 (百万円) 計 (百万円) 消去又は 全社 (百万円) 連結 (百万円) 167,188 14,338 5,867 187,394 − 187,394 121 37 8,307 8,467 (8,467) − 167,309 14,376 14,175 195,861 (8,467) 187,394 157,811 14,765 13,772 186,350 (7,563) 178,787 9,497 △389 402 9,510 (903) 8,606 118,938 30,062 8,742 157,743 18,087 175,830 減価償却費 4,514 1,179 234 5,928 110 6,038 資本的支出 3,920 3,062 171 7,155 113 7,269 Ⅰ 売上高及び営業損益 売上高 (1)外部顧客に対する売 上高 (2)セグメント間の内部 売上高又は振替高 計 営業費用 営業利益又は営業損失 (△) Ⅱ 資産、減価償却費及び 資本的支出 資産 − 59 − (注)(1)事業区分の方法 事業区分は、製品の種類・性質に加え販売市場の類似性などを考慮して、酒類・食品、バイオ及びそ の他の3事業に区分しております。 (2)各事業区分の主要製品 事業区分 主要製品 酒類・食品 焼酎、ソフトアルコール飲料、清酒、ワイン、ウイスキー、中国酒、本みりん、 食品調味液、原料用アルコール、果実飲料、健康飲料、乳飲料、ノンアルコール ビール バイオ 試薬(遺伝子工学用、蛋白質工学用、細胞工学用、糖生物工学用)、理化学機 器、研究受託、医療用具、医薬品原末、バイオ飲料、化粧品、しめじ技術指導 その他 ラベル、ポスター、カタログ、カートン、段ボールケース、包装紙、販促用品、 不動産賃貸 (3)営業費用のうち、消去又は全社の項目に含めた配賦不能営業費用の当連結会計年度の金額は1,125百万 円であり、これは持株会社である連結財務諸表提出会社で発生したものであります。 前連結会計年度のそれは6,778百万円であり、その主なものは連結財務諸表提出会社の本社管理部門費 であります。 当連結会計年度と前連結会計年度では、配賦不能営業費用の金額に大きな違いがありますが、これは、 平成14年4月に行った会社分割により、従前の配賦不能営業費用の大部分が、「酒類・食品」セグメン トに帰属する費用となったことによるものであります (4)資産のうち消去又は全社の項目に含めた全社資産の金額は24,559百万円(前連結会計年度36,796百万 円)であり、その主なものは連結財務諸表提出会社の余資運用資金(現金及び預金)、長期投資資金 (投資有価証券)及び管理部門に係る資産等であります。 (5)事業区分の変更 (当連結会計年度) 平成14年4月1日の会社分割により、酒類・食品・酒精事業を継承して設立された宝酒造㈱は、近時 の流通業界の変化がもたらした販売市場の類似性を勘案して、従来の酒類事業部門と食品(調味料及び 清涼飲料)事業部門を統合して「酒類・食品事業統括本部」を設置いたしました。 また同時に、統合後の酒類・食品事業における物流や資材調達を担うことが、その主な事業となるタ カラ物流システム㈱など子会社6社を、管理上、宝酒造㈱の傘下に置くことといたしました。 これを受け、この経営実態の変化を反映した、より適切なセグメント情報を開示すべく、前連結会計 年度まで区分掲記しておりました「酒類・調味料」及び「清涼飲料」セグメントは、当連結会計年度よ り「酒類・食品」セグメントに統合し、また、「その他」セグメントに含めておりました、これら子会 社6社の事業も同じく「酒類・食品」セグメントに含めることといたしました。 なお、この変更による影響額は、会社が分割されたことから厳密に算定することはできませんが、一 定の前提などをおいて算出した当連結会計年度と同じセグメント区分によった場合の前連結会計年度の セグメント情報は次のとおりであります。 − 60 − (自 至 Ⅰ 前連結会計年度 平成13年4月1日 平成14年3月31日) 酒類・ 食品 (百万円) バイオ (百万円) その他 (百万円) 計 (百万円) 消去又は全 社 (百万円) 連結 (百万円) 164,792 14,312 4,533 183,638 − 183,638 172 35 7,954 8,162 (8,162) − 164,965 14,347 12,488 191,801 (8,162) 183,638 営業費用 155,939 13,746 12,043 181,729 (6,786) 174,943 営業利益 9,025 600 444 10,071 (1,375) 8,695 110,459 28,947 9,023 148,430 31,272 179,702 減価償却費 4,507 1,054 158 5,720 129 5,849 資本的支出 5,813 3,602 564 9,979 85 10,065 売上高及び営業損益 売上高 (1)外部顧客に対する売上高 (2)セグメント間の内部売上高 又は振替高 計 Ⅱ 資産、減価償却費及び資本 的支出 資産 (6)子会社のうち3社は、その決算期を当連結会計年度において12月から3月に変更しておりますので、 15ヶ月決算での連結となっております。これにより外部顧客に対する売上高は「酒類・食品」セグメン トで90百万円、「その他」セグメントで1,269百万円、合計1,359百万円増加し、セグメント間の内部売 上高も「その他」セグメントで1,127百万円増加しておりますが、営業利益に与える影響は軽微であり ます。 当連結会計年度の「事業の種類別セグメント情報」には、これらの影響額を含めて記載しております 【所在地別セグメント情報】 前連結会計年度(自 月1日 至 平成13年4月1日 至 平成14年3月31日)及び当連結会計年度(自 平成14年4 平成15年3月31日) 前連結会計年度及び当連結会計年度とも、全セグメントの売上高の合計及び全セグメントの資産の金 額の合計額に占める「本邦」の割合が、いずれも90%を超えているため、所在地別セグメント情報の記 載は省略しております。 【海外売上高】 前連結会計年度(自 月1日 至 平成13年4月1日 至 平成14年3月31日)及び当連結会計年度(自 平成14年4 平成15年3月31日) 前連結会計年度及び当連結会計年度における海外売上高が、いずれも連結売上高の10%未満のため、 海外売上高の記載は省略しております。 − 61 − 【関連当事者との取引】 1.前連結会計年度(自 平成13年4月1日 至 平成14年3月31日) 役員及び個人主要株主等 属性 会社等の 名称 住所 役員及びそ の近親者が 議決権の過 半数を所有 名古屋市 している会 黒川商事㈱ 熱田区 社等(当該 会社等の子 会社を含 む) 関係内容 資本金又 議決権等の 事業の内容 は出資金 所有(被所 役員の 事業上 又は職業 (百万円) 有)割合 兼任等 の関係 酒類食料品 被所有 20 卸売業 直接0.0% なし 取引の内容 取引金額 (百万円) 酒類・清涼 飲料の販売 1,821 当社製品 営業取引保 の販売 証金 − 上記に対す る支払利息 期末残高 (百万円) 科目 売掛金 164 受取手形 658 預り金 (固定負債) 1 未払費用 66 0 取引条件及び取引条件の決定方針等 一般の取引先と特にかわるところはありません。 (注)1.販売に係る取引金額は、売上値引・割戻額を控除しております。なお、売上値引・割戻額の期末未払 額は33百万円であります。 2.上記金額のうち、取引金額は消費税等抜きの、期末残高は消費税等込みの金額であります。 2.当連結会計年度(自 平成14年4月1日 該当事項はありません。 至 平成15年3月31日) (1株当たり情報) (自 至 前連結会計年度 平成13年4月1日 平成14年3月31日) 1株当たり純資産額 (自 至 当連結会計年度 平成14年4月1日 平成15年3月31日) 385円86銭 1株当たり純資産額 1株当たり当期純利益金額 16円 5銭 1株当たり当期純利益金額 潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額 15円75銭 369円78銭 9円76銭 なお、潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額につ いては、潜在株式が存在しないため記載しておりませ ん。 当連結会計年度から「1株当たり当期純利益に関する 会計基準」(企業会計基準第2号)及び「1株当たり当 期純利益に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準 適用指針第4号)を適用しております。 なお、同会計基準及び適用指針を前連結会計年度に適 用した場合の1株当たり情報については、以下のとおり となります。 1株当たり純資産額 386円50銭 1株当たり当期純利益金額 15円60銭 潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額 15円32銭 − 62 − (注) 1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。 前連結会計年度 (自 平成13年4月1日 至 平成14年3月31日) 当連結会計年度 (自 平成14年4月1日 至 平成15年3月31日) 当期純利益(百万円) − 2,185 普通株主に帰属しない金額(百万円) − 78 − (78) (うち利益処分による役員賞与金) (百万円) 普通株式に係る当期純利益(百万円) − 2,106 普通株式の期中平均株式数(千株) − 215,956 (重要な後発事象) (自 至 前連結会計年度 平成13年4月1日 平成14年3月31日) ────── (自 至 当連結会計年度 平成14年4月1日 平成15年3月31日) 当社は、平成15年4月22日に開催した取締役会の決議に基 づき、次のとおり無担保社債を発行いたしました。 その手取金は社債償還資金及び宝酒造株式会社の伏見工 場生産拠点再編のための設備投資に充当する予定でありま す。 第6回無担保社債 (社債間限定同順 位特約付) 第7回無担保社債 (社債間限定同順 位特約付) 1.発行総額 5,000百万円 5,000百万円 2.発行価格 額面100円につき 額面100円につき 金100円 金100円 3.払込期日 平成15年5月15日 平成15年5月15日 4.償還期限 平成25年5月15日 平成20年5月15日 5.利率 年0.89% 年0.44% − 63 − ⑤【連結附属明細表】 【社債明細表】 前期末残高 (百万円) 当期末残高 (百万円) 会社名 銘柄 発行年月日 宝ホールディングス ㈱ 第1回無担保転換社債 (注1) 平成6年 9月1日 (4,670) 4,670 宝ホールディングス ㈱ 第2回無担保社債 平成10年 2月19日 5,000 宝ホールディングス ㈱ 第3回無担保社債 平成12年 7月27日 宝ホールディングス ㈱ 第4回無担保社債 宝ホールディングス ㈱ 第5回無担保社債 合計 − 利率(%) 担保 償還期限 0.9 なし 平成15年 3月31日 (5,000) 5,000 2.9 なし 平成16年 2月19日 5,000 5,000 1.4 なし 平成17年 7月27日 平成12年 7月27日 5,000 5,000 1.79 なし 平成19年 7月27日 平成12年 7月27日 5,000 5,000 2.21 なし 平成22年 7月27日 − (4,670) 24,670 (5,000) 20,000 − − − − (注)1.転換社債に関する事項 銘柄 転換価格 (1株につき) 第1回無担保転換社債 815円 転換により発行する 株式の内容 転換請求期間 平成6年10月3日∼ 平成15年3月28日 普通株式 2.当期末残高欄の括弧内の金額は内書きで1年内に償還予定のものであります。 3.連結決算日後5年内における償還予定額 1年以内 (百万円) 5,000 1年超2年以内 (百万円) 2年超3年以内 (百万円) − 5,000 − 64 − 3年超4年以内 (百万円) − 4年超5年以内 (百万円) 5,000 【借入金等明細表】 区分 前期末残高 (百万円) 当期末残高 (百万円) 平均利率 (%) 4,996 4,814 0.64 − 51 2,147 1.72 − 3,335 1,866 1.62 平成16年10月から 平成34年1月迄 1,739 1,742 1.77 − 112 114 1.0 − 8,460 8,170 2.0 − 18,696 18,854 − − 短期借入金 1年以内に返済予定の長期借入金 長期借入金(1年以内に返済予定のものを除く。) 返済期限 その他の有利子負債 その他(流動負債) 得意先預り金 従業員貯金 預り金(固定負債) 得意先取引保証金 計 (注)1.平均利率は当期末残高及び当期末現在の利率に基づき計算した加重平均利率であります。 2.長期借入金及びその他の有利子負債(1年以内に返済予定のものを除く。)の連結決算日後5年内にお ける返済予定額は以下のとおりであります。 1年超2年以内 (百万円) 長期借入金 500 2年超3年以内 (百万円) 305 (2)【その他】 「(重要な後発事象)」に記載したもの以外に該当事項はありません。 − 65 − 3年超4年以内 (百万円) 58 4年超5年以内 (百万円) 59 2【財務諸表等】 (1)【財務諸表】 ①【貸借対照表】 前事業年度 (平成14年3月31日) 区分 注記 番号 当事業年度 (平成15年3月31日) 構成比 (%) 金額(百万円) 構成比 (%) 金額(百万円) (資産の部) Ⅰ 流動資産 現金及び預金 9,949 4,133 14,168 − 29,961 150 商品 2,657 − 製品 6,625 − 半製品 8,307 − 原料品 767 − 容器包装品 527 − 仕掛品 769 − 貯蔵品 513 − 前渡金 26 − 691 34 1,348 − 398 395 その他 1,359 804 貸倒引当金 △427 − 受取手形 ※7 売掛金 前払費用 繰延税金資産 関係会社短期貸付金 流動資産合計 77,644 46.5 5,518 Ⅱ 固定資産 (1)有形固定資産 建物 減価償却累計額 構築物 減価償却累計額 機械及び装置 減価償却累計額 26,433 13,417 427 13,016 6,554 4,489 210 307 2,064 63,257 48,886 216 110 196 − 14,370 − 66 − − − 5.3 前事業年度 (平成14年3月31日) 区分 注記 番号 車両及び運搬具 構成比 (%) 金額(百万円) 273 減価償却累計額 工具器具及び備品 当事業年度 (平成15年3月31日) 32 204 ※2 減価償却累計額 土地 69 11 882 2,773 326 556 14,746 5,734 101 − 建設仮勘定 有形固定資産合計 20 11,524 8,750 構成比 (%) 金額(百万円) 47,143 28.2 6,709 6.4 (2)無形固定資産 特許権 48 − 借地権 20 − 商標権 6 6 ソフトウェア 127 10 施設利用権 113 15 無形固定資産合計 317 0.2 31 0.0 (3)投資その他の資産 投資有価証券 20,151 10,986 11,494 80,740 29 − 3,172 − 長期貸付金 44 − 従業員に対する長期 貸付金 50 0 関係会社長期貸付金 2,214 − 破産債権その他これ に準ずる債権 374 − 長期前払費用 1,432 0 その他 3,406 745 貸倒引当金 △504 △131 関係会社株式 ※1 出資金 関係会社出資金 投資その他の資産 合計 41,867 25.1 92,342 88.3 固定資産合計 89,328 53.5 99,083 94.7 166,973 100.0 104,602 100.0 資産合計 − 67 − 前事業年度 (平成14年3月31日) 区分 注記 番号 当事業年度 (平成15年3月31日) 構成比 (%) 金額(百万円) 構成比 (%) 金額(百万円) (負債の部) Ⅰ 流動負債 支払手形 ※3 639 − 買掛金 ※3 11,772 − 3,530 3,800 1年内に返済予定の長 期借入金 − 2,000 1年内に償還予定の社 債 − 5,000 1年内に償還予定の転 換社債 4,670 − 3,406 43 9,739 − 526 19 9,959 139 1,553 − 109 22 3,529 4,072 0 − 設備関係支払手形 325 − その他 146 1 短期借入金 未払金 ※3 未払酒税 未払消費税等 未払費用 ※3 未払法人税等 前受金 預り金 ※3 前受収益 流動負債合計 49,909 29.9 15,098 14.4 Ⅱ 固定負債 社債 長期借入金 20,000 15,000 2,000 − 843 591 6,841 149 615 502 8,542 376 458 − 繰延税金負債 退職給付引当金 役員退職慰労引当金 預り金 ※3 その他 固定負債合計 39,300 23.5 16,618 15.9 負債合計 89,210 53.4 31,717 30.3 − 68 − 前事業年度 (平成14年3月31日) 区分 注記 番号 当事業年度 (平成15年3月31日) 構成比 (%) 金額(百万円) 構成比 (%) 金額(百万円) (資本の部) Ⅰ 資本金 Ⅱ Ⅲ ※4 13,226 7.9 − − 資本準備金 3,158 1.9 − − 利益準備金 3,305 2.0 − − Ⅳ その他の剰余金 (1)任意積立金 配当準備金 固定資産圧縮積立金 別途積立金 400 − 2,236 − 46,630 (2)当期未処分利益 49,266 − 4,828 − − その他の剰余金合計 54,094 32.4 − − Ⅴ その他有価証券評価差額 金 4,659 2.8 − − Ⅵ 自己株式 △681 △0.4 − − 77,763 46.6 − − − − 13,226 12.6 3,158 3.0 資本合計 Ⅰ 資本金 ※4 Ⅱ 資本剰余金 (1)資本準備金 − 3,158 資本剰余金合計 − − Ⅲ 利益剰余金 (1)利益準備金 − 3,305 配当準備金 − 400 別途積立金 − 48,230 − 3,923 (2)任意積立金 (3)当期未処分利益 利益剰余金合計 − − 55,858 53.5 Ⅳ その他有価証券評価差額 金 − − 1,569 1.5 Ⅴ 自己株式 − − △928 △0.9 − − 72,884 69.7 166,973 100.0 104,602 100.0 ※5 資本合計 負債資本合計 − 69 − ②【損益計算書】 (自 至 区分 Ⅰ 注記 番号 前事業年度 平成13年4月1日 平成14年3月31日) 百分比 (%) 金額(百万円) 売上高 (自 至 170,655 当事業年度 平成14年4月1日 平成15年3月31日) 百分比 (%) 金額(百万円) 100.0 − − − − − − Ⅱ 売上原価 商品製品期首たな卸高 ※2 当期製品製造原価 当期商品仕入高 酒税 合計 17,659 − 54,403 − 6,939 − 43,764 − 122,766 − − 他勘定振替高 ※3 777 商品製品期末たな卸高 ※2 17,589 売上総利益 104,398 61.2 66,256 38.8 − Ⅲ 販売費及び一般管理費 運送費 7,201 − 広告宣伝費 4,803 − 販売促進費 21,445 − 169 − 従業員給料・賃金及び 賞与 7,935 − 退職給付費用(退職給 付引当金繰入) 433 − 役員退職慰労引当金繰 入 92 − 891 − 3,538 − 貸倒引当金繰入 減価償却費 研究開発費 ※4 その他 11,940 営業利益 Ⅰ 営業収益 ※1,5 Ⅱ 営業費用 ※1 不動産賃貸原価 58,451 34.2 − − 7,805 4.6 − − 1,982 100.0 − 91 役員報酬 − 148 従業員給料・賃金及 び賞与 − 242 退職給付費用(退職 給付引当金繰入) − 15 役員退職慰労引当金 繰入 − 37 販売費及び一般管理費 − 70 − (自 至 区分 注記 番号 前事業年度 平成13年4月1日 平成14年3月31日) (自 至 百分比 (%) 金額(百万円) 当事業年度 平成14年4月1日 平成15年3月31日) 減価償却費 − 17 報酬・請負料 − 258 その他 − 406 合計 − − − 1,125 営業利益 Ⅳ 営業外収益 百分比 (%) 金額(百万円) 1,217 61.4 764 38.6 392 19.8 744 37.6 412 20.8 1,421 71.7 1,317 66.5 516 26.0 347 17.5 168 8.5 ※5 受取利息 84 87 受取配当金 316 167 受託研究補助金 307 − − 73 備品賃貸料 雑収入 1,069 1,777 1.0 63 Ⅴ 営業外費用 支払利息 312 65 社債利息 564 457 たな卸資産廃棄・欠減 損 589 − 雑損失 392 経常利益 1,859 1.1 7,722 4.5 221 Ⅵ 特別利益 固定資産売却益 ※6 95 − 投資有価証券売却益 − 1,421 貸倒引当金戻入 25 − その他 12 133 0.1 − Ⅶ 特別損失 固定資産売却・除却損 ※7 投資有価証券評価損 その他 ※8 523 38 875 1,174 288 税引前当期純利益 法人税、住民税及び 事業税 法人税等調整額 1,687 1.0 6,168 3.6 2,720 334 103 406 3,054 1.8 当期純利益 3,113 1.8 前期繰越利益 1,715 3,754 当期未処分利益 4,828 3,923 − 71 − △59 製造原価明細書 (自 至 区分 注記 番号 前事業年度 平成13年4月1日 平成14年3月31日) 金額(百万円) Ⅰ 材料費 Ⅱ 労務費 Ⅲ 経費 当期総製造費用 (注) 構成比 (%) 金額(百万円) 65.2 − − 5,169 9.5 − − 13,776 25.3 − − 54,394 100.0 − − 778 − 55,172 − 769 − 54,403 − 期末仕掛品たな卸高 当期製品製造原価 構成比 (%) 当事業年度 平成14年4月1日 平成15年3月31日) 35,447 期首仕掛品たな卸高 計 (自 至 経費のうち主なものは次のとおりであります。 委託加工費 前事業年度 ───── 4,254百万円 当事業年度 ───── −百万円 減価償却費 3,435 − 外注作業費 1,072 − 運賃 751 − 修繕費 706 − 租税課金 642 − 原価計算の方法(前事業年度) 実際原価による組別工程別総合原価計算制度を採用しております。 − 72 − ③【利益処分計算書】 区分 Ⅰ 注記 番号 前事業年度 (株主総会承認年月日) 平成14年6月27日 当事業年度 (株主総会承認年月日) 平成15年6月27日 金額(百万円) 金額(百万円) 当期未処分利益 4,828 3,923 Ⅱ 任意積立金取崩額 固定資産圧縮積立金取 崩額 2,280 合計 2,280 − − 7,108 3,923 1,630 1,628 80 25 (9) (4) Ⅲ 利益処分額 1.配当金 2.役員賞与金 (うち監査役分) 3.任意積立金 固定資産圧縮積立金 別途積立金 Ⅳ 43 1,600 − 1,643 − − 合計 3,354 1,653 次期繰越利益 3,754 2,269 (注) 固定資産圧縮積立金取崩額は、租税特別措置法の規定に基づくもの(74百万円)及び会社分割による新設 会社に承継させる固定資産にかかるもの(2,206百万円)であり、固定資産圧縮積立金の積立額は租税特 別措置法の規定に基づくものであります。 − 73 − 重要な会計方針 (自 至 1.有価証券の評価基準及び 評価方法 前事業年度 平成13年4月1日 平成14年3月31日) (自 至 当事業年度 平成14年4月1日 平成15年3月31日) (1)満期保有目的債券 償却原価法(定額法) (2)子会社株式及び関連会社株式 (1)子会社株式及び関連会社株式 移動平均法による原価法 同左 (3)その他有価証券 (2)その他有価証券 時価のあるもの 時価のあるもの 同左 決算日の市場価格等に基づく時 価法(評価差額は全部資本直入法 により処理し、売却原価は移動平 均法により算定) 時価のないもの 時価のないもの 移動平均法による原価法 2.たな卸資産の評価基準及 同左 総平均法による原価法 ────── び評価方法 3.固定資産の減価償却の方 法 (1)有形固定資産 (1)有形固定資産 主として定率法によっております。 主として定率法によっております。 なお、主な耐用年数は以下のとおり なお、主な耐用年数は以下のとおり であります。 であります。 建物 3∼50年 機械及び装置 4∼15年 (2)無形固定資産 建物 (2)無形固定資産 定額法によっております。 4.外貨建の資産及び負債の 本邦通貨への換算基準 3∼22年 同左 外貨建金銭債権債務は、期末日の直物 同左 為替相場により円貨に換算し、換算差額 は営業外損益として処理しております。 5.引当金の計上基準 (1)貸倒引当金 (1)貸倒引当金 債権の貸倒れによる損失に備えるた 同左 め、一般債権については貸倒実績率に より、貸倒懸念債権等特定の債権につ いては個別に回収可能性を検討し、回 収不能見込額を計上しております。 (2)退職給付引当金 (2)退職給付引当金 従業員の退職給付に備えるため、当 事業年度末における退職給付債務及び 年金資産の見込額に基づき計上してお ります。 なお、数理計算上の差異は、各事業 年度の発生時における従業員の平均残 存勤務期間以内の一定の年数(15年) による定額法により按分した額を、そ れぞれ発生の翌事業年度から費用処理 ております。 − 74 − 同左 (自 至 5.引当金の計上基準 前事業年度 平成13年4月1日 平成14年3月31日) (3)役員退職慰労引当金 取締役及び監査役に対する退職慰労 (自 至 当事業年度 平成14年4月1日 平成15年3月31日) (3)役員退職慰労引当金 同左 金の支給に備えるため、内規に基づく 期末要支給額の100%相当額を計上し ております。 6.リース取引の処理方法 リース物件の所有権が借主に移転する 同左 と認められるもの以外のファイナンス・ リース取引については、通常の賃貸借取 引に係る方法に準じた会計処理によって おります。 7.ヘッジ会計の方法 ① ヘッジ会計の方法 ────── 繰延ヘッジ処理によっております。 ② ヘッジ手段とヘッジ対象 当事業年度にヘッジ会計を適用した ヘッジ手段とヘッジ対象は以下のとお りであります。 ヘッジ手段 通貨スワップ ヘッジ対象 外貨建輸入取引 ③ ヘッジ方針 為替相場の変動による外貨建輸入取 引への影響を軽減するため、デリバ ティブ取引に関する内部規程に基づ き、ヘッジ対象に係る為替相場の変動 リスクを一定の範囲内でヘッジしてお ります。 ④ ヘッジ有効性評価の方法 ヘッジ手段に関する重要な条件が ヘッジ対象と同一であり、ヘッジ開始 時及びその後においても継続して相場 変動が相殺されるものであると想定す ることができるためヘッジ有効性の判 定は省略しております。 8.その他財務諸表作成のた めの重要事項 (1)消費税等の会計処理 消費税及び地方消費税の会計処理 (1) 消費税等の会計処理 同左 は、税抜方式によっております。 (2) 自己株式及び法定準備金の取崩等に 関する会計基準 「自己株式及び法定準備金の取崩等 に関する会計基準」(企業会計基準第 1号)が平成14年4月1日以後に適用 されることとなったことに伴い、当事 業年度から同会計基準によることとし ております。これによる当事業年度の 損益に与える影響はありません。 なお、財務諸表等規則の改正によ り、当事業年度における貸借対照表の 資本の部については、改正後の財務諸 表等規則により作成しております。 − 75 − (自 至 8.その他財務諸表作成のた 前事業年度 平成13年4月1日 平成14年3月31日) ────── (自 至 当事業年度 平成14年4月1日 平成15年3月31日) (3) 1株当たり情報 めの重要事項 「1株当たり当期純利益に関する会 計基準」(企業会計基準第2号)及び 「1株当たり当期純利益に関する会計 基準の適用指針」(企業会計基準適用 指針第4号)が平成14年4月1日以後 開始する事業年度に係る財務諸表から 適用されることになったことに伴い、 当事業年度から同会計基準及び適用指 針によっております。なお、これによ る影響については、「1株当たり情報 に関する注記」に記載しております。 表示方法の変更 (自 至 前事業年度 平成13年4月1日 平成14年3月31日) (自 至 1.前事業年度において区分掲記しておりました特別利 当事業年度 平成14年4月1日 平成15年3月31日) 営業外収益の「備品賃貸料」は当事業年度において、 益の「投資有価証券売却益」は、当事業年度におい その金額が営業外収益の総額の百分の十を超えましたの て、その金額が特別利益の総額の百分の十以下となり で、区分掲記したものであります。 ましたので、特別利益の「その他」に含めて表示して なお、前事業年度は営業外収益の「その他」に含めて 表示しており、その金額は4百万円であります。 おります。 なお、その金額は12百万円であります。 2.特別損失の「投資有価証券評価損」は当事業年度に おいて、その金額が特別損失の総額の百分の十を超え ましたので、区分掲記したものであります。 なお、前事業年度は特別損失の「その他」に含めて 表示しており、その金額は513百万円であります。 追加情報 (自 至 前事業年度 平成13年4月1日 平成14年3月31日) (自 至 当事業年度 平成14年4月1日 平成15年3月31日) ────── 自己株式について 前事業年度において資産の部に計上しておりました 自己株式(前事業年度末の金額796百万円)は、財務 諸表等規則の改正により、当事業年度末においては資 本の部の末尾に表示しております。 − 76 − 注記事項 (貸借対照表関係) № 前事業年度 (平成14年3月31日) 当事業年度 (平成15年3月31日) ※1 このうち担保に供しているものは次のとおりであ このうち担保に供しているものは次のとおりであ ります。 ります。 担保に供している資産 担保に供している資産 投資有価証券 543百万円 上記資産に対応する債務 未払費用 ※2 390百万円 上記資産に対応する債務 1百万円 長期借入金 投資有価証券 1年内に返済予定の長期借入金 100百万円 100百万円 ────── 工具器具及び備品の当期末取得価額からは国庫補 助金により取得した資産の圧縮記帳額5百万円が控 除されております。 ※3 関係会社に対する負債 関係会社に対する負債 支払手形及び買掛金 4,547百万円 未払費用 2,414百万円 上記以外の負債(その金額は 1,999百万円 預り金(流動負債) 4,061百万円 負債及び資本の合計額の百分 の一を超えております。) ※4 授権株式数 400,000,000株 授権株式数 普通株式 400,000,000株 発行済株式総数 217,699,743株 発行済株式総数 普通株式 217,699,743株 ────── ※5 自己株式 当社が所有する自己株式の数は、普通株式 561,798株であります。 6 偶発債務 保証債務(金融機関からの借入債務に対する保 する保証) 証) 宝生物工程(大連)有限公司 500百万円 瑞穂農林㈱ 390 ㈱古寺商店 309 ㈱ラック・コーポレーション 298 タカラアグリ㈱ 100 ㈱マルオカ 100 長門深川酒販㈱ 計 ※7 偶発債務 保証債務(主として金融機関からの借入債務に対 1,118百万円 20 1,718 ────── 期末日満期手形の処理について 期末日満期手形の会計処理は手形交換日をもって 決済処理しております。 したがって、当事業年度の末日は金融機関の休日 であったため、次のとおり期末日満期手形が期末残 高に含まれております。 受取手形 瑞穂農林㈱ 869百万円 − 77 − 前事業年度 (平成14年3月31日) 当事業年度 (平成15年3月31日) 8 配当制限 平成6年9月1日発行の第1回無担保転換社債に 下記の配当制限が付されております。 (1)当社は、本社債の未償還残高が存する限り、本 社債の払込期日の属する決算期以降の配当累計 額が、監査済の損益計算書(財務諸表等規則に よる)に示される経常損益から法人税及び住民 税を控除した額の累計額に61億円を加えた額を 超えることとなるような配当を行わない。 (2)当社が本社債権保全のために担保附社債信託法に 基づき、社債管理会社が適当と認める担保権を 設定した場合には、上記(1)の規定は適用されな い。 配当制限 商法第290条第1項第6号に規定する資産に時価を 付したことにより増加した純資産額は1,569百万円で あります。 9 ────── 当社は平成15年3月に機動的な資金調達を目的 № に、融資枠100億円、期間364日のコミットメントラ イン契約を取引金融機関と締結しております。 なお、当事業年度はこの契約による借入は行って おりません。 (損益計算書関係) № (自 至 前事業年度 平成13年4月1日 平成14年3月31日) (自 至 当事業年度 平成14年4月1日 平成15年3月31日) ※1 ────── 当社は、平成14年4月1日に酒類・食品・酒精事業 とバイオ事業とを分割し、それぞれ新設の宝酒造㈱ 及びタカラバイオ㈱に承継させるとともに、自らは 持株会社に移行いたしました。 これにより、売上高に関しては、前事業年度まで は、これらの事業に係る製品等の売上が中心であり ましたが、当事業年度からは、関係会社からの配当 収入及び商標使用料収入並びに不動産賃貸料等の収 益のみとなる見込みでありますので、これにつき 「営業収益」と表示し、また、「営業費用」の区分 を設け、そこに、営業収益に係る営業原価と販売費 及び一般管理費を表示することといたしました。 ※2 商品製品たな卸高には半製品を含んでおります。 ────── ※3 内訳は次のとおりであります。 ────── 製品廃棄・欠減損 販売費及び一般管理費他 計 ※4 709 777 ────── 研究開発費の総額 一般管理費及び当期製造費用 に含まれている研究開発費 ※5 68百万円 3,538百万円 関係会社に係る営業外収益 このうち関係会社に係る金額の合計額(234百万 円)は営業外収益の総額の百分の十を超えておりま す。 − 78 − 関係会社に係る事項 関係会社に係る営業収益は1,641百万円でありま す。また、営業外収益のうち関係会社に係る受取利 息の金額(87百万円)およびそれ以外の収益の金額 の合計額(78百万円)はそれぞれ営業外収益の総額 の百分の十を超えております。 № ※6 (自 至 前事業年度 平成13年4月1日 平成14年3月31日) 内訳は次のとおりであります。 車両及び運搬具売却益 工具器具及び備品売却益 土地売却益 計 ※7 当事業年度 平成14年4月1日 平成15年3月31日) ────── 0百万円 0 94 95 内訳は次のとおりであります。 車両及び運搬具売却損 建物除却損 構築物除却損 機械及び装置除却損 工具器具及び備品除却損 建設仮勘定除却損 その他固定資産除却損 解体・除却費用 計 ※8 (自 至 内訳は次のとおりであります。 1百万円 49 20 113 71 134 3 130 523 特別損失の「その他」には、ゴルフ会員権の預託 保証金に対する貸倒引当金の繰入額23百万円が含ま れております。 − 79 − 車両及び運搬具売却損 建物除却損 工具器具及び備品除却損 解体・除却費用 計 0百万円 15 8 13 38 特別損失の「その他」には、ゴルフ会員権の預託 保証金に対する貸倒引当金の繰入額12百万円が含ま れております。 (リース取引関係) (自 至 前事業年度 平成13年4月1日 平成14年3月31日) (自 至 1.リース物件の所有権が借主に移転すると認められる 当事業年度 平成14年4月1日 平成15年3月31日) 重要性がないため記載を省略しております。 もの以外のファイナンス・リース取引 (借手側) ① リース物件の取得価額相当額、減価償却累計額相 当額及び期末残高相当額 機械及び 車両及び 工具器具 合計 装置 運搬具 及び備品 (百万円) (百万円) (百万円) (百万円) 取得価額相当 額 48 3 983 1,035 減価償却累計 額相当額 21 0 495 517 期末残高相当 額 27 2 487 517 ② 未経過リース料期末残高相当額 (注) 1年以内 197百万円 1年超 319 合計 517 ①の「取得価額相当額」及び②の「未経過リー ス料期末残高相当額」は、未経過リース料期末 残高の有形固定資産の期末残高等に占める割合 が低いため、支払利子込み法により算定してお ります。 ③ ④ 支払リース料及び減価償却費相当額 支払リース料 186百万円 減価償却費相当額 186百万円 減価償却費相当額の算定方法 リース期間を耐用年数とし、残存価額を零とする 定額法によっております。 2.オペレーティング・リース取引 (借手側) 未経過リース料 1年以内 8百万円 1年超 6 合計 14 (有価証券関係) 前事業年度(自 平成13年4月1日 至 平成14年3月31日)及び当事業年度(自 平成14年4月1日 至 平成15年3月31日)のいずれにおいても子会社株式及び関連会社株式で時価のあるものはありません。 − 80 − (税効果会計関係) 前事業年度 (平成14年3月31日) 当事業年度 (平成15年3月31日) 1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別 1.繰延税金資産及び繰延税金負債の発生の主な原因別 の内訳 の内訳 (単位:百万円) (1)流動の部 (単位:百万円) (1)流動の部 繰延税金資産 繰延税金資産 賞与引当金損金算入限度超過 額 543 賞与引当金損金算入限度超過 額 棚卸資産評価損否認 470 その他 未払事業税否認 145 繰延税金資産合計 189 繰延税金負債 その他 繰延税金資産合計 繰延税金負債 繰延税金資産の純額 1,348 未収事業税の還付金額 − 繰延税金負債の純額 1,348 (2)固定の部 11 2 13 15 1 (貸借対照表では流動負債の 「その他」に含めて表示) (2)固定の部 繰延税金資産 繰延税金資産 退職給付引当金損金算入限度 超過額 2,515 退職給付引当金損金算入限度 超過額 53 減価償却費損金算入限度超過 額 471 減価償却費損金算入限度超過 額 100 株式評価損否認 374 株式評価損否認 114 役員退職慰労引当金否認 201 258 役員退職慰労引当金否認 繰延資産償却費損金算入限度 超過額 234 貸倒引当金損金算入限度超過 額 52 その他 274 その他 57 繰延税金資産合計 4,128 繰延税金負債 繰延税金資産小計 評価性引当額 その他有価証券評価差額金 3,374 繰延税金資産合計 固定資産圧縮積立金 1,597 繰延税金負債 繰延税金負債合計 繰延税金負債の純額 4,971 843 その他有価証券評価差額金 会社分割により交付を受けた 株式に係る税効果額 繰延税金負債合計 繰延税金負債の純額 − 81 − 580 75 505 1,046 50 1,096 591 前事業年度 (平成14年3月31日) 当事業年度 (平成15年3月31日) 2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担 2.法定実効税率と税効果会計適用後の法人税等の負担 率との差異の原因となった主な項目別の内訳 法定実効税率 率との差異の原因となった主な項目別の内訳 42.0% 法定実効税率 (調整) 42.0% (調整) 交際費等永久に損金に算入され ない項目 9.2 交際費等永久に損金に算入され ない項目 2.3 受取配当金等永久に益金に算入 されない項目 △1.1 受取配当金等永久に益金に算入 されない項目 △7.8 住民税均等割額 その他 税効果会計適用後の法人税等の 負担率 1.0 住民税均等割額 △1.6 事業税外形標準課税導入による 調整額 49.5 会社分割により交付を受けた株 式に係る税効果額 評価性引当額 その他 税効果会計適用後の法人税等の 負担率 1.0 5.1 10.2 14.6 △0.1 67.3 3.外形標準課税導入による繰延税金資産及び繰延税金 負債の金額の修正について 地方税法等の一部を改正する法律(平成15年法律 第9号)が平成15年3月31日に公布され事業税に外 形標準課税制度が導入されたことに伴い、当事業年 度の繰延税金資産及び繰延税金負債の計算に係る実 効税率については、平成16年3月末までに解消が予 定されている一時差異には42%、それ以外には40% を使用しております。前事業年度は全てに42%を使 用しておりましたので、この実効税率の変更によ り、固定負債の部に計上した繰延税金負債(繰延税 金資産を控除した金額)は29百万円減少しました。 また、資本の部のその他有価証券評価差額金は52百 万円増加し、当事業年度に計上された法人税等調整 額は22百万円増加しております。 − 82 − (1株当たり情報) (自 至 前事業年度 平成13年4月1日 平成14年3月31日) 1株当たり純資産額 (自 至 当事業年度 平成14年4月1日 平成15年3月31日) 357円64銭 1株当たり純資産額 1株当たり当期純利益金額 14円32銭 1株当たり当期純利益金額 潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額 14円 7銭 上記1株当たり情報の計算については、財務諸表等規 則の改正により、発行済株式総数から自己株式数を控除 して行っております。 335円54銭 66銭 なお、潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額につ いては、潜在株式が存在しないため記載しておりませ ん。 当事業年度から「1株当たり当期純利益に関する会計 基準」(企業会計基準第2号)及び「1株当たり当期純 利益に関する会計基準の適用指針」(企業会計基準適用 指針第4号)を適用しております。 なお、同会計基準及び適用指針を前事業年度に適用し た場合の1株当たり情報については、以下のとおりとな ります。 1株当たり純資産額 357円27銭 1株当たり当期純利益金額 13円95銭 潜在株式調整後1株当たり当期純利益金額 13円71銭 (注)1株当たり当期純利益金額の算定上の基礎は、以下のとおりであります。 前事業年度 (自 平成13年4月1日 至 平成14年3月31日) 当事業年度 (自 平成14年4月1日 至 平成15年3月31日) 当期純利益(百万円) − 168 普通株主に帰属しない金額(百万円) − 25 (うち利益処分による役員賞与金) (百万円) − (25) 普通株式に係る当期純利益(百万円) − 143 普通株式の期中平均株式数(千株) − 217,229 − 83 − (重要な後発事象) (自 至 前事業年度 平成13年4月1日 平成14年3月31日) (自 至 当社は、平成14年2月15日開催の当社臨時株主総会の 当事業年度 平成14年4月1日 平成15年3月31日) 当社は、平成15年4月22日に開催した取締役会の決議 決議に基づき、平成14年4月1日に当社の酒類・食品・ に基づき、次のとおり無担保社債を発行いたしました。 酒精事業及びバイオ事業を分割し、それぞれ新設の宝酒 その手取金は社債償還資金及び子会社である宝酒造株 造株式会社及びタカラバイオ株式会社に承継させるとと 式会社への融資に充当する予定であります。なお、宝酒 もに、自らは持株会社に移行して、社名を寳酒造株式会 造株式会社では、当該資金を伏見工場生産拠点再編のた 社から宝ホールディングス株式会社に変更いたしまし めの設備投資に充当する予定であります。 た。 第6回無担保社債 なお、会社分割の目的及び承継させる資産、負債の概 (社債間限定同順 算額は以下のとおりであります。 位特約付) 会社分割の目的 第7回無担保社債 (社債間限定同順位 特約付) 1.発行総額 5,000百万円 5,000百万円 2.発行価格 額面100円につき 額面100円につき 当社は、当社の中核事業である酒類・食品・酒精事業 金100円 金100円 とバイオ事業が夫々その事業特性を最大限に発揮し、成 3.払込期日 平成15年5月15日 平成15年5月15日 長力と競争力を高めることのできる事業環境を整えるた 4.償還期限 平成25年5月15日 平成20年5月15日 めに、会社分割を実施し持株会社体制に移行することと 5.利率 いたしました。 当該分割により各事業を承継する新設会社において は、効率的な経営資源配分や迅速な経営判断を図ること により業績向上をめざすとともに、持株会社を中心とす るグループ企業全体としては、統一的な経営戦略を遂行 することにより企業価値の向上を追及してまいります。 承継させる資産、負債の項目及び金額 宝酒造株式会社 資産 項目 負債 帳簿価額 項目 帳簿価額 流動資産 百万円 59,231 流動負債 百万円 34,542 固定資産 47,364 固定負債 14,628 合計 106,595 合計 49,171 タカラバイオ株式会社 資産 項目 負債 帳簿価額 項目 帳簿価額 流動資産 百万円 8,217 流動負債 百万円 3,211 固定資産 19,043 固定負債 1,302 合計 27,261 合計 4,514 − 84 − 年0.89% 年0.44% ④【附属明細表】 【有価証券明細表】 【株式】 銘柄 株式数(株) Mizuho Preferred Capital(Cayman) 2 Limited 10 1,000 ㈱みずほフィナンシャルグループ第11種優先 株式 1,000 1,000 ㈱三菱東京フィナンシャル・グループ 1,959 881 ㈱京都銀行 2,038,343 880 住友信託銀行㈱ 2,232,739 714 7,126 689 焼津水産化学工業㈱ 756,008 658 オムロン㈱ 348,445 656 三菱商事㈱ 665,500 487 三井物産㈱ 708,125 406 1,640,000 370 ㈱滋賀銀行 809,172 346 ㈱ワコール 284,900 247 2,524,746 224 1,047 221 79,980 218 大日本印刷㈱ 188,000 213 積水ハウス㈱ 250,000 211 日本新薬㈱ 254,000 153 6,190,456 1,403 18,981,557 10,986 ㈱みずほフィナンシャルグループ 投資有価証 その他有 券 価証券 貸借対照表計上額 (百万円) 日新火災海上保険㈱ みずほ信託銀行㈱ ㈱三井住友フィナンシャルグループ ㈱ニッポン放送 その他(79銘柄) 計 − 85 − 【有形固定資産等明細表】 前期末残高 (百万円) 資産の種類 当期増加額 (百万円) 当期減少額 (百万円) 当期末残高 (百万円) 当期末減価償 却累計額又は 償却累計額 (百万円) 当期償却額 (百万円) 差引当期末残 高 (百万円) 有形固定資産 建物 26,433 18 26,024 427 216 34 210 6,554 85 6,332 307 110 28 196 63,257 − 63,257 − − − − 273 7 249 32 20 2 11 工具器具及び備品 11,524 6 10,648 882 326 42 556 土地 14,746 53 9,066 5,734 − − 5,734 101 53 154 − − − − 122,892 223 115,732 7,383 673 108 6,709 特許権 194 − 194 − − − − 借地権 20 − 20 − − − − 商標権 47 − − 47 41 0 6 ソフトウェア 203 − 171 31 21 6 10 施設利用権 579 − 545 34 18 1 15 1,045 − 932 113 81 8 31 2,145 − 2,143 1 0 0 0 − − − − − − − − 繰延資産計 − − − − − − − 構築物 機械及び装置 車両及び運搬具 建設仮勘定 有形固定資産計 無形固定資産 無形固定資産計 長期前払費用 繰延資産 (注)平成14年4月1日の当社の分社化により新設された宝酒造株式会社及びタカラバイオ株式会社に承継させた ために減少した金額(消費税等抜き)は次のとおりであります。 有形固定資産 建物 25,995百万円 構築物 6,332百万円 機械及び装置 63,257百万円 車両及び運搬具 232百万円 工具器具及び備品 10,610百万円 土地 9,066百万円 建設仮勘定 45百万円 無形固定資産 特許権 194百万円 借地権 20百万円 ソフトウェア 171百万円 施設利用権 545百万円 長期前払費用 2,143百万円 − 86 − 【資本金等明細表】 区分 資本金(百万円) 資本金のうち 既発行株式 普通株式 (株) 普通株式 (百万円) 前期末残高 当期増加額 当期減少額 当期末残高 13,226 − − 13,226 (217,699,743) (−) 13,226 (−) (217,699,743) − (217,699,743) (−) − 13,226 計 (株) (−) (217,699,743) 計 (百万円) 13,226 − − 13,226 株式払込剰余金 (百万円) 2,860 − − 2,860 合併差益 (百万円) 123 − − 123 再評価積立金 (百万円) 174 − − 174 (百万円) 3,158 − − 3,158 (百万円) 3,305 − − 3,305 配当準備金 (百万円) 400 − − 400 固定資産圧縮積立金 (百万円) 2,236 43 2,280 − 別途積立金 (百万円) 46,630 1,600 − 48,230 計 (百万円) 52,571 1,643 2,280 51,935 (資本準備金) 資本準備金及 びその他資本 剰余金 計 (利益準備金) (任意積立金) 利益準備金及 び任意積立金 (注)1.当期末における自己株式は561,798株であります。 2.固定資産圧縮積立金の増加及び減少のうち74百万円は租税特別措置法の規定に基づくものであり、残り の減少2,206百万円は会社分割による新設会社に承継させる固定資産にかかるものであります。 3.別途積立金の増加は、前期決算の利益処分によるものであります。 【引当金明細表】 前期末残高 (百万円) 当期増加額 (百万円) 貸倒引当金 931 12 役員退職慰労引当金 615 37 区分 (注) 当期減少額 (目的使用) (百万円) 当期減少額 (その他) (百万円) 当期末残高 (百万円) − 812 131 150 − 502 貸倒引当金の当期減少額のその他は、平成14年4月1日の当社の分社化により新設された宝酒造株式会社 及びタカラバイオ株式会社に承継させたもの811百万円、一般債権の洗替額1百万円であります。 − 87 − (2)【主な資産及び負債の内容】 ① 現金及び預金 区分 金額(百万円) 現金 2 預金 当座預金 4,123 別段預金 7 合計 ② 4,133 売掛金 (相手先別内訳) 相手先 金額(百万円) 宝酒造㈱ 148 タカラバイオ㈱ 2 合計 150 (回収及び滞留状況) 摘要 金額(百万円) 前期繰越高 29,961 当期発生高 2,068 当期回収高 31,879 当期末残高 150 回収率(%) 99.5 平均滞留期間(日) 23 (注)1.消費税等の会計処理は税抜方式によっておりますが、ここでの当期発生高には消費税等を含めておりま す。 2.回収率、平均滞留期間の計算方法は次のとおりであります。 回収率 = 当期回収高 ÷ (前期繰越高+当期発生高) 平均滞留期間 = ③ 期中平均売掛金残高×30日 期中月平均売上高 関係会社株式 銘柄 金額(百万円) 宝酒造㈱ 57,678 タカラバイオ㈱ 22,693 その他 369 合計 80,740 − 88 − ④ 社債(固定負債) 摘要 金額(百万円) 第3回無担保普通社債 5,000 第4回無担保普通社債 5,000 第5回無担保普通社債 5,000 合計 15,000 (3)【その他】 「(重要な後発事象)」に記載したもの以外に該当事項はありません。 − 89 − 第6【提出会社の株式事務の概要】 決算期 3月31日 定時株主総会 6月中 株主名簿閉鎖の期間 ────── 基準日 3月31日 株券の種類 1,000株券、500株券、100株券、50株券、10株券、5株券、1株券 中間配当基準日 なし 1単元の株式数 1,000株 株式の名義書換え 取扱場所 大阪市北区曾根崎ニ丁目11番16号 みずほ信託銀行株式会社 大阪支店 代理人 東京都中央区八重洲一丁目2番1号 みずほ信託銀行株式会社 取次所 みずほ信託銀行株式会社 本店及び全国各支店 みずほインベスターズ証券株式会社 本店及び全国各支店 名義書換手数料 無料 新券交付手数料 不所持、喪失、汚損、毀損による再発行の場合交付株券1枚につき印紙 税相当額 証券代行部 単元未満株式の買取り 取扱場所 大阪市北区曾根崎ニ丁目11番16号 みずほ信託銀行株式会社 大阪支店 代理人 東京都中央区八重洲一丁目2番1号 みずほ信託銀行株式会社 取次所 みずほ信託銀行株式会社 本店及び全国各支店 みずほインベスターズ証券株式会社 本店及び全国各支店 買取手数料 株式の売買の委託に係る手数料相当額として別途定める金額 公告掲載新聞名 京都新聞 株主に対する特典 なし 証券代行部 日本経済新聞 (注)1.当社の株券喪失登録の申請に関する手数料は、次のとおりであります。なお、その実施日は平成15年4月 1日であります。 株券喪失登録請求1件につき 10,000円 喪失登録する株券1件につき 500円 2.当社は単元未満株式の買増制度を採用することといたしました。なお、その実施日は平成15年6月27日か らとしており、買増手数料は株式の売買の委託に係る手数料相当額として別途定める金額といたします。 なお、その取扱場所、代理人及び取次所は上記「単元未満株式の買取り」と同一であります。 3.当社は、当期より決算公告に代えて、貸借対照表及び損益計算書を当社のホームページ (http://www.takara.co.jp)に掲載することといたしました。 − 90 − 第7【提出会社の参考情報】 当事業年度の開始日から有価証券報告書提出日までの間に次の書類を提出しております。 (1)臨時報告書 平成14年4月3日関東財務局長に提出 企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第3号(特定子会社の異動)に基づく臨時報告書であります。 (2)訂正発行登録書(社債) 平成14年4月3日関東財務局長に提出 (3)有価証券報告書及びその添付書類 事業年度(第91期)(自 平成13年4月1日 至 平成14年3月31日)平成14年6月27日関東財務局長に提出 (4)訂正発行登録書(社債) 平成14年6月27日関東財務局長に提出 (5)臨時報告書 平成14年8月13日関東財務局長に提出 企業内容等の開示に関する内閣府令第19条第2項第3号(特定子会社の異動)に基づく臨時報告書であります。 (6)訂正発行登録書(社債) 平成14年8月13日関東財務局長に提出 (7)発行登録書(社債)及びその添付書類 平成14年9月27日関東財務局長に提出 (8) 半期報告書 (第92期中)(自 平成14年4月1日 至 平成14年9月30日)平成14年12月20日関東財務局長に提出 (9)訂正発行登録書(社債) 平成14年12月20日関東財務局長に提出 (10) 発行登録追補書類(社債)及びその添付書類 平成15年4月30日近畿財務局長に提出 (11)自己株券買付状況報告書 報告期間(自 平成14年6月27日 報告期間(自 平成14年7月1日 報告期間(自 平成14年8月1日 報告期間(自 平成14年9月1日 報告期間(自 平成14年10月1日 報告期間(自 平成14年11月1日 報告期間(自 平成14年12月1日 報告期間(自 平成15年1月1日 報告期間(自 平成15年2月1日 報告期間(自 平成15年3月1日 報告期間(自 平成15年4月1日 報告期間(自 平成15年5月1日 至 至 至 至 至 至 至 至 至 至 至 至 平成14年6月30日)平成14年7月9日関東財務局長に提出 平成14年7月31日)平成14年8月8日関東財務局長に提出 平成14年8月31日)平成14年9月11日関東財務局長に提出 平成14年9月30日)平成14年10月9日関東財務局長に提出 平成14年10月31日)平成14年11月11日関東財務局長に提出 平成14年11月30日)平成14年12月9日関東財務局長に提出 平成14年12月31日)平成15年1月8日関東財務局長に提出 平成15年1月31日)平成15年2月7日関東財務局長に提出 平成15年2月28日)平成15年3月11日関東財務局長に提出 平成15年3月31日)平成15年4月11日関東財務局長に提出 平成15年4月30日)平成15年5月7日関東財務局長に提出 平成15年5月31日)平成15年6月11日関東財務局長に提出 (12)自己株券買付状況報告書の訂正報告書 平成14年9月11日関東財務局長に提出 報告期間(自 平成14年6月27日 至 平成14年6月30日)の自己株券買付状況報告書に係る訂正報告書であり ます。 平成14年9月11日関東財務局長に提出 報告期間(自 平成14年7月1日 至 平成14年7月31日)の自己株券買付状況報告書に係る訂正報告書であり ます。 − 91 − 第二部【提出会社の保証会社等の情報】 該当事項はありません。 − 92 − 監査報告書 平成14年6月27日 宝ホールディングス株式会社 取締役社長 大宮 久 殿 監査法人トーマツ 代表社員 関与社員 公認会計士 武永 健二 印 関与社員 公認会計士 渡邊 健吾 印 当監査法人は、証券取引法第193条の2の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている宝 ホールディングス株式会社(旧会社名 寳酒造株式会社)の平成13年4月1日から平成14年3月31日までの連結会計 年度の連結財務諸表、すなわち、連結貸借対照表、連結損益計算書、連結剰余金計算書、連結キャッシュ・フロー計 算書及び連結附属明細表について監査を行った。この監査に当たり当監査法人は、一般に公正妥当と認められる監査 の基準に準拠し、通常実施すべき監査手続を実施した。 監査の結果、連結財務諸表について会社の採用する会計処理の原則及び手続は、一般に公正妥当と認められる企業 会計の基準に準拠し、かつ、前連結会計年度と同一の基準に従って継続して適用されており、また、連結財務諸表の 表示方法は「連結財務諸表の用語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和51年大蔵省令第28号)の定めるところに 準拠しているものと認められた。よって、当監査法人は、上記の連結財務諸表が宝ホールディングス株式会社及び連 結子会社の平成14年3月31日現在の財政状態並びに同日をもって終了する連結会計年度の経営成績及びキャッシュ・ フローの状況を適正に表示しているものと認める。 会社と当監査法人又は関与社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。 以 上 (注)上記は、監査報告書原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(有価証券報告書提出会 社)が別途保管しております。 独立監査人の監査報告書 平成15年6月27日 宝ホールディングス株式会社 取締役会 御中 監査法人トーマツ 代表社員 関与社員 公認会計士 高橋 一浩 印 関与社員 公認会計士 渡邊 健吾 印 当監査法人は、証券取引法第193条の2の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げら れている宝ホールディングス株式会社の平成14年4月1日から平成15年3月31日までの連結会計年度の 連結財務諸表、すなわち、連結貸借対照表、連結損益計算書、連結剰余金計算書、連結キャッシュ・フ ロー計算書及び連結附属明細表について監査を行った。この連結財務諸表の作成責任は経営者にあり、 当監査法人の責任は独立の立場から連結財務諸表に対する意見を表明することにある。 当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監 査の基準は、当監査法人に連結財務諸表に重要な虚偽の表示がないかどうかの合理的な保証を得ること を求めている。監査は、試査を基礎として行われ、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに 経営者によって行われた見積りの評価も含め全体としての連結財務諸表の表示を検討することを含んで いる。当監査法人は、監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している。 当監査法人は、上記の連結財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準 に準拠して、宝ホールディングス株式会社及び連結子会社の平成15年3月31日現在の財政状態並びに同 日をもって終了する連結会計年度の経営成績及びキャッシュ・フローの状況をすべての重要な点におい て適正に表示しているものと認める。 会社と当監査法人又は関与社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。 以 上 (注)上記は、監査報告書原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(有価証券 報告書提出会社)が別途保管しております。 監査報告書 平成14年6月27日 宝ホールディングス株式会社 取締役社長 大宮 久 殿 監査法人トーマツ 代表社員 関与社員 公認会計士 武永 健二 印 関与社員 公認会計士 渡邊 健吾 印 当監査法人は、証券取引法第193条の2の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げられている宝 ホールディングス株式会社(旧会社名 寳酒造株式会社)の平成13年4月1日から平成14年3月31日までの第91期事 業年度の財務諸表、すなわち、貸借対照表、損益計算書、利益処分計算書及び附属明細表について監査を行った。こ の監査に当たり当監査法人は、一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠し、通常実施すべき監査手続を実施し た。 監査の結果、会社の採用する会計処理の原則及び手続は、一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準拠し、 かつ、前事業年度と同一の基準に従って継続して適用されており、また、財務諸表の表示方法は「財務諸表等の用 語、様式及び作成方法に関する規則」(昭和38年大蔵省令第59号)の定めるところに準拠しているものと認められ た。よって、当監査法人は、上記の財務諸表が宝ホールディングス株式会社の平成14年3月31日現在の財政状態及び 同日をもって終了する事業年度の経営成績を適正に表示しているものと認める。 会社と当監査法人又は関与社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。 以 上 (注)上記は、監査報告書原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(有価証券報告書提出会 社)が別途保管しております。 独立監査人の監査報告書 平成15年6月27日 宝ホールディングス株式会社 取締役会 御中 監査法人トーマツ 代表社員 関与社員 公認会計士 高橋 一浩 印 関与社員 公認会計士 渡邊 健吾 印 当監査法人は、証券取引法第193条の2の規定に基づく監査証明を行うため、「経理の状況」に掲げら れている宝ホールディングス株式会社の平成14年4月1日から平成15年3月31日までの第92期事業年度 の財務諸表、すなわち、貸借対照表、損益計算書、利益処分計算書及び附属明細表について監査を行っ た。この財務諸表の作成責任は経営者にあり、当監査法人の責任は独立の立場から財務諸表に対する意 見を表明することにある。 当監査法人は、我が国において一般に公正妥当と認められる監査の基準に準拠して監査を行った。監 査の基準は、当監査法人に財務諸表に重要な虚偽の表示がないかどうかの合理的な保証を得ることを求 めている。監査は、試査を基礎として行われ、経営者が採用した会計方針及びその適用方法並びに経営 者によって行われた見積りの評価も含め全体としての財務諸表の表示を検討することを含んでいる。当 監査法人は、監査の結果として意見表明のための合理的な基礎を得たと判断している。 当監査法人は、上記の財務諸表が、我が国において一般に公正妥当と認められる企業会計の基準に準 拠して、宝ホールディングス株式会社の平成15年3月31日現在の財政状態及び同日をもって終了する事 業年度の経営成績をすべての重要な点において適正に表示しているものと認める。 会社と当監査法人又は関与社員との間には、公認会計士法の規定により記載すべき利害関係はない。 以 上 (注)上記は、監査報告書原本に記載された事項を電子化したものであり、その原本は当社(有価証券 報告書提出会社)が別途保管しております。