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行動規範 - McCain

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行動規範 - McCain
従業員署名
日付
会社用コピー
従業員署名
従業員名
日付
従業員用コピー
本規範に理解できない項がある場合は、
マネージャまたは所属する
地域の人事チームに確認してください。McCainラーニング・センター
では、本規範の分かりやすい無料オンライン版を提供しています。
確認証明書に署名する前に、本規範を確実に理解してください。
本規範に理解できない項がある場合は、
マネージャまたは所属する
地域の人事チームに確認してください。McCainラーニング・センター
では、本規範の分かりやすい無料オンライン版を提供しています。
確認証明書に署名する前に、本規範を確実に理解してください。
従業員名
McCain Foodsの行動規範を受領し、目を通し、これに従う義務が
あることを理解いたしました。
McCain Foodsの行動規範を受領し、目を通し、これに従う義務が
あることを理解いたしました。
企業指針
行動規範
McCain Foods Limited
Brookfield Place
181 Bay Street
Suite 3600
Toronto, Ontario, Canada
M5J 2T3
(416) 955-1700
(416) 955-1755
McCain Foods Limitedは、いつでも、その理由を問わず、本規範を修正、変更、解除する権利を留保します。
© 2009 McCain Foods Limited 古紙100%の再生紙を使用
正直 誠実
公正な取引
良い行いは良いビジネスにつながります
当社の価値理念
• 顧客と消費者の笑顔を見るために日々働きます
• 従業員、製品、ビジネスの継続的な改善に取り組みます
• 「なせばなる」精神を尊重し、挑戦しないことよりも、挑戦して失敗す
る方を良しとします
• あえて他と異なることを選択し、新しいアイデア、技術革新、差別化を追
求します
• チームワークとアイデアの共有を重んじます
• 各市場で勝利を収め、世界規模の能力を活かして優位性を確立します
• 正直、誠実、公正な取引が成功に不可欠であり、良い行いは良いビジネ
スにつながると信じます
• 「郷に入りては郷に従う」を旨とし、多文化企業として、従業員、家族、
地域社会を大切にします
• 家族的な企業であることを誇りとします
目次
社長兼最高経営責任者からのメッセージ...................................................... 2
業務遂行方法
業務遂行方法:社内
従業員に期待するもの........................ 4
機密情報.................................................. 22
行動規範と法規..................................... 6
企業資産の適切な使用....................... 24
懸念事項の提起..................................... 7
業務記録と業務管理............................ 25
行動規範の理解..................................... 8
不正行為.................................................. 27
外部への伝達......................................... 28
業務遂行方法:他者への対応
顧客、仕入先、消費者、競合他社の尊重
................................................................... 10
多様性と一体感..................................... 11
職業安全衛生......................................... 29
薬物の使用............................................. 30
業務遂行方法:利害の対立
差別とハラスメント............................... 11
業務外の利益と雇用............................ 32
プライバシー........................................... 12
顧客、業者、仕入先との関係.............. 33
親族........................................................... 33
業務遂行方法:市場
公正競争.................................................. 14
競合他社の情報..................................... 15
国際ビジネス.......................................... 16
政府とのビジネス.................................. 17
政治活動と政治献金............................ 18
環境保護.................................................. 20
不審な支払いや不正な支払い............ 34
贈答品と接待......................................... 34
リソース....................................... 37
社長兼最高経営責任者からのメッセージ
To our Good People:
Our It’s All Good philosophy starts with you: Good people, making
good food with good ingredients. But what does good mean?
We make decisions every day that affect one another, our
customers, consumers, suppliers and the company. How we
choose to act can expose us to great risk or can build the trust
of all who work with and rely on us, improve our workplace and
enhance our reputation – our most treasured asset to preserve and
protect.
Our Code of Business Conduct sets the expectation for what it
means to be “good” at McCain. Good is defined by our core value
of ethical business conduct, and it is this value that forms the
foundation of our Code. It is our individual responsibility and a
matter of personal integrity to act and behave in a manner which
reflects our core values in every business decision and interaction.
The Code of Conduct will help you make the right decision. If you
ever find yourself in the difficult position of questioning whether a
situation is consistent with our core values and Code, the Code will
help guide you or help you reach people who are ready to help.
Our good people have been, and will continue to be, our greatest
strength. With your commitment to living our values and abiding
by this Code, we will achieve our goals the right way. As Harrison
McCain said, “Good ethics is good business.”.
.
.
.
.
Dirk Van de Put.
President & CEO.
McCain Foods Limited
2
業務遂行方法
従業員に期待するもの
行動規範と法規
懸念事項の提起
行動規範の理解
3
業務遂行方法
McCain行動規範(以下、
「本規範」)は、当社の基本的価値観と、合法的で倫理的な行いを全業
務で実現する取り組みから、意思決定を導く方法について説明したものです。日常業務で発生す
る可能性のある状況を例に挙げて、McCain Foods Limitedと直接/間接子会社の全従業員に期
待される行動基準について説明しています。
働く場所を問わず、正直、誠実、公正は、健全な企業としての評判を得る上での基盤となります。
良いビジネス
良い行い
正直 誠実
公正な取引
正直、誠実、公正な取引は、正し
い行為を意味しています。
従業員に期待するもの
McCain Foodsの評判を維持するため、従業員は、McCainの基本的価値観と本規範の原則に日
々従う義務があります。また、他の従業員が本規範を理解して遵守する手助けをし、違反が発生
した場合や、それらについて詳しい情報を得た場合には、ただちに報告する義務があります。
本規範の順守は、McCain Foodsの全従業員の雇用契約で規定されています。
4
質問や懸念事項がある場合は、所属する地域の人事チームに問い合わせるか、または
[email protected]まで電子メールで連絡してください。
業務遂行方法
日常的な行為は、本規範だけではなく、法律や規制、個人的な誠実さにも左右されます。1日のう
ちに行うあらゆるやり取りや意思決定において、これから行う行為が本規範や法律に準拠してい
るか、倫理にかなっているか、さらには自分自身や当社に良い影響を及ぼすかどうかを、常に自問
する必要があります。確信が持てない行為については、本規範や本規範に記載されたリソースに
指導を求めるか、または「この行為は新聞で読みたい、または人に読ませたい行為であるか」と自
問します。
McCain Foodsでは、現地法に則って本規範を実施しているため、意思決定や行為による影響は、
地域によって異なる場合があります。従業員として果たすべき義務は、次のとおりです。
•
適用される全法律、企業方針、企業手順の遵守
•
良識的な判断、および不適切と思われる行為の回避
•
仕入先、顧客、競合他社、地域社会の相互の信頼と尊敬に基づいた職場環境の推進
•
正直、誠実、公正な取引に基づいた行動
•
あらゆる利害の対立の回避
•
オープンなコミュニケーションの確立
•
安全な職場環境の維持
•
環境保護
•
本規範に違反した場合の速やかな報告
McCain管理者:正直、誠実、公正
な取引の企業風土の推進
リーダーには責任があります。マネージャは、適
切な行為の模範を示し、本規範を支持して、当
社の価値理念に基づいた企業風土を推進する
ことを期待されています。具体的には、本規範
に基づく責任を部下に理解させ、本規範や法律
への違反について、従業員が報告しやすいよう
な環境を構築し、本規範に反する行為を指示/
命令しないようにする必要があります。
オープンな環境の構築:
質問や懸念事項への回答
本規範では、従業員が質問や懸念事項を報
告/提起する方法の1つとして、上司や所属す
る地域の人事チーム、法務チーム、財務担
当役員に連絡するよう指示しています。マネ
ージャは、従業員が本規範について相談し
たいと申し出た際には、懸念事項に耳を傾
け、判断を下す責任があります。懸念事項を
調査する必要がある場合は、所属する地域
の人事チームまたは法務チームに連絡して
ください。懸念事項に関する情報はすべて
機密扱いとし、調査に必要な情報のみを共
有するようにしてください。
5
業務遂行方法
行動規範の確認証明書
新入社員
雇用条件として、全新入社員は以下の確認証明書への署名を求められます。
McCain Foodsの行動規範を受領し、目を通し、これに従う義務があることを理解いたしまし
た。
本規範に理解できない項がある場合は、
マネージャまたは所属する地域の人事チームに内容を確
認してください。McCainラーニング・センターでは、本規範の分かりやすい無料オンライン版を提
供しています。確認証明書に署名する前に、本規範を確実に理解してください。 従業員による確認証明書の更新
全従業員は、本規範が再配布されるたびに、確認証明書への署名を求められます。さらに、特定
の職位にある従業員は、本規範の遵守を確認する年次証明書への記入と署名を求められる場合
があります。証明書に記入しない従業員は、懲戒処分が科されることがあります。
行動規範と法規
我々の行為は、倫理や法を遵守する企業と関わることを望む顧客、仕入先、同僚、株主によって日
々観察されています。McCain Foodsは、例外なく、会社や業務に関連する全法律を厳格に遵守す
るよう取り組むものとします。遵守を怠った場合は、当社や関係する従業員が、実質的な民事処
分や刑事処分を受けることがあります。
法の遵守は、当社の全業務において最低限必要な行動基準です。
McCain Foodsはカナダで設立された法人であるため、通常、全世界の従業員にカナダ法が適用
されます。他の国が、当社の業務と従業員に対して、各国の法令を適用する場合もあります。適用
法が不明の場合は、訴訟手続きの前に所属する地域の法務チームにお問い合わせください。
6
質問や懸念事項がある場合は、所属する地域の人事チームに問い合わせるか、または
[email protected]まで電子メールで連絡してください。
業務遂行方法
懸念事項の提起
本規範に違反する行為を見つけた場合は、速やかに問題を提起してください。全従業員は、同僚
に本規範の基準への責任を負わせる義務があります。
リソース
情報に基づいて法的または倫理的な意思決定を下す必要があり、本規範内に回答が見つからな
い場合は、上司、所属する地域の人事チーム、法務チーム、または財務チームに連絡し、支援を
依頼してください。
追加リソースとして、全従業員はMcCainのグローバル・リーダーから、本規範や方針、法令、規制
の解釈に関して支援と情報を得ることができます。これらのチームとの連絡はすべて慎重に取り
扱われます。連絡先一覧は、本書の裏表紙に記載されています。
コード・コネクション
違反を所属する地域の管理者チームや当社のグローバル・リーダーに報告できない場合は、コー
ド・コネクションまでお電話ください。コード・コネクション(1日24時間利用可能、翻訳サービス
も提供)は、匿名を維持できる電話報告システムです。本書の裏表紙に記載されたコード・コネク
ションの地域番号を参照してください(コード・コネクションは、欧州大陸では地域法によりご利
用いただけません)。ただし、コード・コネクションは、規範違反を報告するためのものであり、一
般的な苦情に対応するためのものではありませんのでご注意ください。
懸念事項がある場合の
連絡先:
地域別リソース:
上司、所属する地域
の人事チーム、法務
チーム、または財務
チーム
McCainリソース
(全世界対象)
:
• 法務顧問
•
人事
•
内部監査
•
財務
•
サプライ・チェーン(エンジニアリン
グ、環境、安全、調達)
•
通信
コード・コネクション:
24時間無料通話
これらのリソースの番号はすべて、本規範の裏表紙に記載されています。
7
業務遂行方法
機密性と匿名性
グローバル・チームやコード・コネクションに提起された本規範についての質問や懸念事項は、可
能な限り極秘扱いとします。情報の共有は、問題の調査や裁決に必要とされる個人とのみ行うも
のとします。マネージャと調査担当者は、関係者の身元が、その問題自体に関係する個人にのみ開
示されるよう、細心の注意を払うものとします。
マネージャや上司は、本規範に関連する問題を、本規範の範囲内で極秘に扱う義務があります。従
業員から提起があった場合、質問や問い合わせの詳細は、その問題の情報提供、回答、調査に必
要な個人とのみ話し合うようにしてください。
匿名で報告したい場合は、コード・コネクションの使用を推奨します。
調査
本規範に対する違反は、所属する地域の調査担当者、グローバル・チーム、または第三者機関によ
って徹底的に調査されます。各従業員は、こうした調査に対し、全面的かつ速やかに、正直に協力
する責任と義務があります。協力しない従業員は、懲戒処分が科されることがあります。
報復の禁止
当社は、本規範の原則の遵守を、全従業員に頼っています。同様に、懸念事項の表明と違反の報
告についても、従業員に頼っています。こうした義務を果たす従業員に対する報復は、それ自体が
本規範への違反と見なされます。本規範に関する懸念事項の報告や表明を行って、不当な取り扱
いを受けたと感じた場合は、ただちにその問題を報告してください。
懲戒処分
従業員が本規範に違反したと判断された場合、当社は違反の程度に相応した処分を科すものとし
ます。重大な違反の場合は、解雇処分を科す場合があります。懲戒処分は、違反の性質に基づい
て、上級管理者によって科されます。従業員が違反を行ったと判断された場合は、従業員の永久
記録に記載されます。
行動規範の理解
起こり得る法的または倫理的な問題の状況を、本規範ですべて網羅することはできません。明確
化を図るため、本規範のQ&Aで、追加情報と例を紹介しています。ただしそれらは、適用される方
針や実践方法、手順を完全に説明するものではありません。従業員は、当社の基準を理解し、本
規範の意味や状況への対処方法が不明であれば、質問する責任があります。
8
質問や懸念事項がある場合は、所属する地域の人事チームに問い合わせるか、または
[email protected]まで電子メールで連絡してください。
業務遂行方法:他者への対応
顧客、仕入先、消費者、競合他社の尊重
多様性と一体感
差別とハラスメント
プライバシー
9
業務遂行方法:他者への対応
周囲の人々を丁重に扱い、尊重することは、個人的な誠実さを示すだけではなく、良いビジネスに
もつながります。他者を尊重すれば、オープンな環境の構築に役立ち、従業員や顧客の満足度と
忠誠度が向上します。
他者の尊重は、簡単かつ強力な次の行動によって示すことができます。
•
同僚が意見やアイデアを表明するよう促す
•
自分の考えを述べる前に、他者の話を聞く
•
定期的に情報を共有し、意思決定に他者を関与させる
•
他者のアイデアに基づいて、仕事の変更や改善を行う
•
他者やそのアイデアを侮辱したり、非難したりしない
•
職場の多様性や一体感を促進する
•
建設的な批判を行い、頻繁に褒める
Q&A
販売担当者が見込み客に「競合他社
は適切な食品安全手順を実施していな
い」と言うのを耳にしました。これは適
切な行為ですか。
いいえ、競合他社になり代わって話し
てはいけません。それは倫理に反する
だけではなく、市場での競合他社の言
い表し方が、顧客や消費者による当社
の認識の仕方に影響を与える可能性も
あります。.
顧客と話す際には、競合他社の悪い面
ではなく、当社の製品やプロセスの良
い面に焦点を当てることを推奨します。
顧客に競合他社の製品についてどう思
うか質問されたら、
「そうですね、その
会社の人間ではないのでなんとも言え
ませんが、McCainの製品は…」と答え
ると、顧客に良い印象を残すことがで
きます。
10
顧客、仕入先、消費者、競
合他社の尊重
顧客、仕入先、消費者は、McCain Foodsの外
部の世界を形成しており、当社の成長や技術革
新を可能にして、ビジネスで良い結果を与えて
くれます。こうした外部の関係者を尊重し、法
的な義務や倫理的な義務を十分に果たすこと
が、評判を維持して競争力を高める上での中心
となります。
さらに、競合他社を言い表す際には、公正かつ
正確に、偏見のない表現で言い表す責任があり
ます。競合他社の言い表し方が、顧客やその他
の関係者による当社のビジネスや行為の認識
の仕方に影響を与える可能性があります。
McCain Foodsの全関係者を、最大限に尊重し
ましょう。これには、同僚、仕入先、消費者、競
合他社が含まれます。
質問や懸念事項がある場合は、所属する地域の人事チームに問い合わせるか、または
[email protected]まで電子メールで連絡してください。
業務遂行方法:他者への対応
多様性と一体感
従業員は、McCain Foodsの成功の核を成す
ものであり、当社のビジネス戦略「Growing
Together(ともに成長)」の中心です。当社の成功
は、我々が生活し、働いている多文化かつ多くの側
面を持つ世界を十分に理解し、受け入れることが
できるかどうかにかかっています。
職場が顧客、消費者、仕入先、地域社会の多様性
を反映するものであれば、当社の競争力と評判は
高まります。こうした多様性と一体感のある職場環
境構築への取り組みを支援するためには、次の点
を実行する必要があります。
多様性
多様性とは、我々の異なり方を示しま
す。多様性の要因としては、たとえば、
人種、性別、年齢、障害、宗教、性的指
向、子供や老人の介護責任などがあり
ます。多様性はまた、異なった考え方
やアイデア、表現を受け入れるという意
味もあります。多数派とは反対の意見
の中に、金脈が隠れている場合もある
ことを忘れないでください。
一体感
•
チーム内の多様性と一体感の推進
•
多様な考えやアイデアの追求、尊重、評価、.
活用
•
共同責任に基づく一体感の創出
•
管理者の意思決定や行為での一体感の可視化
•
相互の尊重と成長に基づいてあらゆる関係を構築するという原則の遵守
b
一体感とは、帰属感を示します。仕事
でベストを尽くせるように、自分自身が
尊重され、評価されていると感じるこ
とです。
詳しくは、Global Diversity Guidelines(多様性に関する全社的ガイドライン)
を参照してください。
差別とハラスメント
McCain Foodsが、差別やハラスメントのない、安全で他者を尊重した一体感のある環境を構築
する上での全責任は、我々従業員にあります。
従業員の相違特性に基づいた偏見や差別、ハラスメントは、容認されるものではありません。
差別とは、何かが異なっているからという理由で、他者の全面的な参加を拒むことを示します。
ハラスメントとは、敵意のある、威圧的で攻撃的な職場環境が生み出されがちな行為を示し、こ
れには、性的な要求から、侮辱、攻撃的なジョーク、人種的中傷、個人への軽蔑的や屈辱的な対
応までの幅広い行為が含まれます。
差別やハラスメントだと思われる行為に気付いた場合は、所属する地域の人事チームまたは法務
チームに相談してください。
b
詳しくは、所属する地域のWorkplace Harassment Policy(職場ハラスメント方針)
を参照してくだ
さい。
11
業務遂行方法:他者への対応
Q&A
勤務評定では常に成績優秀者として評価されていますが、ずっと部内での昇進候補から
外されています。もしかしたら人種差別を受けているのかもしれない、と思い始めまし
た。どうすれば良いのでしょうか。
まずは、それぞれの役割から外されている理由について、上司と率直に話し合ってみてくだ
さい。話し合った後でも、その決定の論理的な根拠に疑問がある場合には、懸念事項をま
とめて上司に提起します。上司の回答に満足できない場合は、懸念事項を所属する地域の
人事チームまたは上級管理者に直接提起してください。
誘いを断り続けているにもかかわらず、上司がいつもデートに誘ってきます。次第に不愉
快に感じ始めました。どうすれば良いのでしょうか。
デートに誘われるのは嫌で、誘われると不愉快な気持ちになることをはっきりと伝えてくだ
さい。それでも誘われる場合や、懸念を口にしたことで上司の対応が変わったと感じられ
る場合は、所属する地域の人事チームまたは上級管理者に相談してください。
プライバシー
従業員、顧客、消費者、仕入先のプライバシー
を尊重することは、良いビジネスにつながりま
す。また同様に、個人情報を責任を持って取り
扱い、該当するプライバシー法を遵守すること
も必要です。
他者の個人情報を取り扱う場合の注意は、次の
とおりです。
•
関係法令に注意し、それらに従って行動す
る
•
関連する契約上の義務に注意し、それらに
従って行動する
•
合法的な業務目的でのみ、それらの情報の
収集、使用、処理を行う
•
合法的な業務目的以外で、不正な情報開示
を行わないよう注意する
b
12
Q&A
人事部門に所属していますが、所属
する地域のマーケティング・リーダー
に、McCainの他の市場のマーケティン
グ・スタッフの名前、給与、職位のリス
トを提供してほしいと依頼されました。
そのリーダーのチームの能力と報酬を
査定するために必要だということです。
この情報を提供するのは適切ですか。
各従業員の給与情報は機密情報であ
り、多くの管轄区域でプライバシー法の
対象となります。調査目的ならば、職位
別や地域別の給与範囲であれば提供
可能です。詳しくは、所属する地域の法
務チームにお問い合わせください。
詳しくは、所属する地域のPrivacy Policy(プ
ライバシー・ポリシー)
を参照してください。
質問や懸念事項がある場合は、所属する地域の人事チームに問い合わせるか、または
[email protected]まで電子メールで連絡してください。
業務遂行方法:市場
公正競争
競合他社の情報
国際ビジネス
政府とのビジネス
政治活動と政治献金
環境保護
13
業務遂行方法:市場
公正競争
競争法(独占禁止法や公正取引法)の目的は、企業が製品を品質、サービス、価格に基づいて自
由に販売できる、健全で活発かつ競争的な経済の発展を促進することです。
公正競争はMcCain Foodsの企業信条の基本理念であり、当社は合法的で正直かつ倫理にかな
った方法で競合他社をしのぐことを目指しています。
McCain Foodsは、営業活動を行っている地域の競争法や規制に抵触する活動に従事したり、こ
れを支援したりすることはありません。
従業員は、McCain Foodsがビジネスを行っている国の競争法に従う必要があります。
したがって、公正競争を阻害していると見なされるような話し合いを、競合他社と持ってはなりま
せん。競合他社との話し合いを設けたり、競合他社が出席する会議に参加したりする場合は、事
前に所属する地域の法務チームの法的アドバイスを仰いでください。
競争法は複雑なため、多くの概念がさまざまに解釈される可能性があります。
多くの国の各競争法に相違が認められる一方で、一般的に次のような同種の行為(競合他社との
契約も含む)が禁止されています。
•
競合する製品やサービスの販売価格や販売条件の固定
•
競合する製品やサービスの顧客、入札、市場、販売区域の分配や割り当て
•
特定の買い手への販売や特定の仕入先からの購入の拒否
•
競争の緩和につながるような非公開情報の交換
販売業者や顧客との関係は、それが契約書で具体化されている場合であっても、もしくは口頭に
よる了解やその他によるものであっても、適切な取引慣行に従い、関係法令を遵守するものでな
くてはなりません。
競争法の違反は深刻な問題であり、厳しい罰則や厳格な業務制限、評判へのダメージにつながる
可能性があります。管轄区域によっては、会社や従業員に罰金、懲役、民事損害賠償が科される
場合があります。
b
詳しくは、以下のCompetition Policy(競争に関する方針)
を参照してください。
Competition Policy – Canada, Day & Ross(カナダ、Day & Ross)
Competition Policy – USA(米国)
Competition Policy – UK & Europe(英国およびヨーロッパ)
Competition Policy – Australia(オーストラリア)
Competition Policy – New Zealand(ニュージーランド)
Competition Policy – Balance of Regions(各地域の比較)
14
質問や懸念事項がある場合は、所属する地域の人事チームに問い合わせるか、または
[email protected]まで電子メールで連絡してください。
業務遂行方法:市場
競合他社の情報
市場を理解して当社のビジネスを推進する目的で競合他社の情報を収集することは、奨励され
ることであり、また期待されていることでもあります。ただし、当社の非公開情報が貴重であるの
と同様に、他社の非公開情報についても尊重するものとします。競合他社の情報の収集は、公開
情報のみを使用する場合も含め、法と倫理にかなった方法で行う必要があります。
公開情報には、たとえば、会社のWebサイトや年次報告書、ニュースソースに記載されているその
企業の公開提出書類、公開スピーチやプレゼンテーションなどがあります。
Q&A
最近、競合他社での勤務経験のある従
業員を採用しました。その従業員に、そ
の競合他社の情報を尋ねてもいいでし
ょうか。
その従業員には、以前の雇用主の非公
開情報の機密を遵守する同義的な責任
に加え、おそらく法的な責任もありま
す。こうした義務に違反する情報の開示
依頼は、その新規従業員と当社を困難
な状況に陥れ、McCain Foodsの従業員
への期待にそぐわない行為を行ってい
ることになります。
仕入先に競合他社のプレゼンテーショ
ン資料を提供されました。受け取っても
いいですか。
おそらく良いと思われます。その情報を
保護する法的義務がないことを仕入先
が確認していれば、その情報を受け取っ
ても構いません。そのプレゼンテーショ
ン資料を受け取った後で、
「極秘」
「企業
秘密」と記載されているのに気付いたり、
それらに値するのではないかと思われ
る節がある場合は、その情報を開示した
り使用したりする前に、所属する地域の
法務チームに相談してください。その情
報が非公開で共有禁止と書かれている
場合は、企業秘密だと思ったので破棄し
た旨を仕入先に丁重に伝えてください。
自分の行動が、仕入先や顧客のMcCain
Foodsの見方に影響する可能性があるこ
とを常に忘れず、正直に誠意を持って行
動することによって、当社の市場でのイメ
ージを体現するようにしてください。
15
業務遂行方法:市場
国際ビジネス
当社は、世界中の国々でビジネスを行っている多国籍企業として、現地の全関係法令、とくに国際
ビジネスについて特定の慣行を禁止する多数の政府の法令を理解し、遵守することが不可欠で
す。
贈賄
多くの国には、贈賄に値する支払いを禁ずる法令があります。たとえば米国では、The Foreign
Corrupt Practices Act(海外腐敗行為防止法)により、契約や取引関係の締結を目的とした外
国政府への支払いを禁止しています。同様にカナダでも、The Corruption of Foreign Public
Officials Act(国際取引汚職防止法)により、ビジネスで競争上優位に立つ目的で、直接的または
間接的な贈賄を行うことを禁止しています。
McCain Foodsは、外国政府との取引を容易にする目的で、外務官僚に支払いを行うことを固く
禁じます。
禁じられている支払いを行った場合は、該当する従業員と当社の両方が、厳しい法的処罰を受け
る場合があります。状況が不明瞭な支払いの種類が存在する場合や、支払請求の性質に疑問を
感じる場合は、所属する地域の法務チームに相談してください。
輸出管理/制裁措置
多くの政府では、製品、サービス、技術の多くについて、外国への輸出を禁止、規制、および制限
しています。また、時には、政府が特定の国々との取引関係を停止することもあります。その場合
は、通常、その管轄区域に設立されている会社と全世界の子会社の取引が禁止および停止対象
となります。さらに、時には国連によって、特定の国々への輸出が規制されることもあります。この
規制に違反すると、当社の評判が損なわれます。ある国との取引が停止されているか、または提
案されている取引が禁止の対象であるかどうか知りたい場合は、所属する地域の法務チームに
相談してください。
ボイコット
他国の政府または企業や、特定の人種、宗教、国籍を持つ人々との取引を行わないという誓約を
条件として、商取引関係を結ぼうとする国々があります。ボイコット条件への同意は、特定の政府
や当社によって固く禁じられています。非合法ではないかと思われる言葉について質問がある場
合は、所属する地域の法務チームにお問い合わせください。
16
質問や懸念事項がある場合は、所属する地域の人事チームに問い合わせるか、または
[email protected]まで電子メールで連絡してください。
業務遂行方法:市場
政府とのビジネス
世界中の多くの国の政府は、McCain Foodsの重要かつ貴重な顧客です。公益保護を目的として、
政府との取引は特別な法的規則の適用を受けるため、民間企業との取引とは異なります。政府と
の取引を希望する請負業者はすべて、法令と規制を遵守することが求められます。これは、不正
が発覚すると、当社への、さらには政府の調達プロセスへの国民の信頼が損なわれるためです。
McCain Foodsは、政府とのビジネスに関係する法令と規制を厳格に遵守します。
公務員への贈答
多くの国では、贈答品、手土産、接待、食事などを、名目は何で
あれ、公務員や政府高官に提供することを禁じています。また、
公務員への贈賄を犯罪と見なす法律が可決されており、これら
の法律に違反した場合は、目的や意図に関係なく、厳しい制裁
が科される場合があります。贈答や接待の慣行が許可されてい
る国々では、McCain Foodsの従業員は、関係規制と本規範を遵
守する必要があります。
名目は何であれ、公務員に価値のあるものを提供する場合は、
事前に所属する地域の法務チームから文書による承諾を受け、
所属する地域の政府関係担当者に相談する必要があります。こ
れは、現金、贈答品、食事、接待、当社製品、雇用の提供などが
対象となります。
公務員とは
•
政府や政府の管理す
る団体の職員
•
政党や党役員(政党
事務所の候補者を含
む)
•
公的国際機関(国連な
ど)の職員
公務員に課される成約
一部の政府は、調達が行われている間、請負業者や調達担当者が特定の活動に従事するのを禁
じています。認められない活動には、企業秘密や供給業者選定情報の要請や開示などがありま
す。こうした禁止は、要請書の作成、準備、発行から、契約の発注、契約の修正や延長にいたるま
で適用されます。
17
業務遂行方法:市場
現地の規制の把握
政府との請負契約業務に関係する全従業員は、政府とのビジネスを扱う際の特殊規制、法令、当
社独自のガイドラインを遵守することが求められます。遵守すべき義務には、次のようなものがあ
ります。
•
契約仕様の遵守
•
正確な経費および価格データの報告
•
機密資料の開示防止
•
公務員の退職後の制限事項の遵守
政府の調達法令の適用性について質問がある場合は、所属する地域の法務チームにお問い合わ
せください。
政治活動と政治献金
McCain Foodsは、積極的で情報に通じた市民の存在が、政府のプロセスを機能させるためには
不可欠であると信じているため、従業員が自身の信念に従って選択した公事の政治的プロセスに
参加することを奨励しています。ただし、当社の代表として政治に参加してはなりません。これに
は、意見の共有、資金、製品、その他の企業資産の寄付、政治的キャンペーンへの提携や協力、個
人的な政治信念を推進する目的での当社の社名や製品の使用などが含まれます。
McCain Foods Limitedの社長兼最高経営責任者による承認を得ずに、政党や候補者に対し、
当社や子会社の資金や資産から金銭、製品、その他の寄付を行うことは、現地や外国の法令で
そうした慣行が許可されている場合であっても禁じられています。
さらに、当社を代表して、他の従業員の判断に影響を与えて候補者や政党に個人的な政治献金
を提供させようとしたり、提供させないようにしたりすることも禁じられています。
18
質問や懸念事項がある場合は、所属する地域の人事チームに問い合わせるか、または
[email protected]まで電子メールで連絡してください。
業務遂行方法:市場
当社は、事業運営に影響を与える現行の、または提案中の法律、政府方針、慣行について、国会
議員、政府機関、一般市民に対して定期的に当社の考えを伝えています。一部の国では、こうした
活動を規制するロビイスト法やロビイスト登録法が施行されています。当社は、全従業員がこうし
た法律を遵守することを期待しています。さらに、当社と政府や政党の間のやり取りや通信はす
べて、地域社長の指揮のもとに、McCain Foodsの現地の政府関係チームや法務チームによって
管理されるものとします。
Q&A
友人が政党事務所を運営しています。キャンペーンを手伝ってもいいでしょうか。
はい、手伝っても構いません。個人的な政治活動は自由ですが、キャンペーンを広めるた
めに会社の資産や社名を使用してはなりません。
ビジネスとして、新たに提案されている食品製造工程に関する法律に賛成できません。当
社を代表して自分の意見を表明してもいいですか。
政府関係とのやり取りは、通常、地域の最高経営責任者によって任命され、法務チームに
よって管理されている承認されたルートを通じて行われる必要があります。これは、当社
の考えを表明する際には、当社のビジネス全体を考慮しなければならないためです。さら
に、現行の、または提案中の法律や規制についてのコメントは公的に記録されることも多
い上、ロビイスト活動が禁止されている国も多くあります。提案中の政府の措置がビジネ
スに及ぼす影響について懸念がある場合は、所属する地域の指定の政府関係チームまた
は法務チームに提起してください。
19
業務遂行方法:市場
環境保護
当社は、正直、品質、安全の理念と、社会や環境に対する責任に基づいて、持続可能な成長を実
現するよう取り組んでいます。当社のビジョンは、
「Good Food. Better Life.(良い食品で、良い生
活を)」です。これは当社にとって、製品とサービスの品質を向上し、営業活動を行っているあらゆ
る地域の環境品質を保護するために、継続的な取り組みを行うことを意味します。
McCain Foodsは、法令遵守を最低基準と見なします。
当社は、現地要件のない地域や、現地要件が当社の業務に対して不十分だと思われる地域には、
責任ある環境活動を行うための独自の基準を適用します。
当社が目指しているのは、ビジネスによる悪影響を緩和する効果的な方法を発見することによ
り、環境パフォーマンスを継続的に向上させることです。従業員は、当社の環境方針を理解して、
職場で適切な環境活動を行う責任があります。
環境方針に違反している場合は、所属する地域のサプライ・チェーン・チームまたは法務チームに
ただちに報告する必要があります。
b
20
詳しくは、Global Environmental Policy(環境に関する全社的方針)
を参照してください。
質問や懸念事項がある場合は、所属する地域の人事チームに問い合わせるか、または
[email protected]まで電子メールで連絡してください。
業務遂行方法:社内
機密情報
企業資産の適切な使用
業務記録と業務管理
不正行為
外部への伝達
職業安全衛生
薬物の使用
質問や懸念事項がある場合は、所属する地域の人事チームに問い合わせるか、または
[email protected]まで電子メールで連絡してください。
21
業務遂行方法:社内
機密情報
当社の非公開の機密情報は、競争力を高める上で不可欠です。機密情報の不正使用や不正開示
を行うと、こうした競争力を低下させる上、顧客との関係を損ない、同僚の当惑や損害を招く可
能性があります。
機密情報には、次のようなものがあります。
•
McCain Foodsによって作成、獲得、管理されている情報や知識で、公開の防止が必要である
と判断されているもの
•
守秘義務や機密保持契約を条件として、第三者から取得した情報
一般に、当社の外部向けWebサイトや販促資料、マーケティング資料で公開されている情報以
外はすべて非公開情報と見なされ、常に極秘扱いとする必要があります。
非公開情報には、たとえば次のようなものがあります。 •
財務記録(社内データベース、財務諸表、契約書、仕入先見積書)
•
業務計画(戦略、特許/商標出願、業績、合併または買収)
•
販売およびマーケティング・データ(製品計画、市場シェア情報、新製品の導入)
•
従業員記録(自宅の住所や電話番号、医療記録、人事給与データ、おもな管理者の変更な
ど)
•
技術情報(製法/仕様、設計/図面、エンジニアリング/製造ノウハウ、工程の詳細、著作権のあ
る資料、ソフトウェア)
従業員は、自分が指揮管理している会社の情報が、当社の方針と指示に沿って適切に保護され
ていることを確認する必要があります。また、従業員は、当社が義務付けられている第三者の守
秘義務や機密保持契約をすべて遵守することを求められます。
22
質問や懸念事項がある場合は、所属する地域の人事チームに問い合わせるか、または
[email protected]まで電子メールで連絡してください。
業務遂行方法:社内
機密情報の保護には、次の行為が含まれます。
•
機密情報の入手を、
「知る必要のある」権限保持者のみに限定する
•
機密情報の開示には許可を必要とし、正当な業務上の必要性が認められる場合にのみ、当
社の方針と指示に従って開示する
•
個人的な利益を得る目的や、その他の業務外の目的で企業情報を使用しない
•
関連契約の条項を遵守する
機密情報の不正な開示や、開示の疑いが見られる場合は、故意か故意でないかを問わず、所属す
る地域の管理者と法務チームにただちに報告する必要があります。
Q&A
担当した技術的な業務は機密扱いなのですが、夜間その情報を鍵のかかった場所にしま
うのは面倒です。机の上に置いておいても安全だという自信があります。そのままにして
おいてもいいですか。
いいえ、機密文書は、席を離れている間は、安全で人目につかない場所に保管しておく必
要があります。機密情報や極秘情報を取り扱う場合は、破損や紛失、不正開示から保護す
る責任があります。
ノートパソコンが盗難に遭いました。どうすれば良いのでしょうか。
全従業員のノートパソコンには会社の機密情報が保存されるため、盗難に遭うと問題は
深刻です。ただちに情報サービス部門に連絡し、個人用ドライブの保存内容について、で
きる限りの情報を提供してください。また、所属する地域の管理者と法務チームにも連絡
してください。
23
業務遂行方法:社内
企業資産の適切な使用
倫理行動は、他者にどのように対応するかだけではなく、自分の所有物ではない資産をどのよう
に取り扱うかによっても示されます。企業資産は、有形無形ともに、当社の日常業務にとって不可
欠です。
従業員は、企業資産を安全かつ適切に使用し、手入れする責任があります。
原則として、企業資産は当社の利益のためにのみ使用すべきであり、個人的な利益や当社以外の
誰かの利益を得るために使用してはなりません。とは言え、使用が適切であるかどうかを判断す
る際には、常識を働かせる必要があります。たとえば、職場から時折電話をかけたり、電子メール
を送信したりするのは構いませんが、度を過ぎたネットサーフィンや、電話/電子メールの使用は、
資産の乱用に当たります。さらに、社用車やワイヤレス機器などの特定の企業資産を利用できる
場合には、現地の方針に従って、それらの資産を目的どおりに使用する必要があります。
企業資産の例
24
有形資産
無形資産
•
会社のお金
•
従業員の勤務時間
•
会社製品
•
機密情報
•
コンピュータ・システム
やソフトウェア
•
会社商標
•
電話
•
知的財産
•
ワイヤレス通信機器
•
価格算定方式
•
コピー機
•
顧客リスト
•
コンサートやスポーツ・
イベントのチケット
•
社用車
•
製造装置
質問や懸念事項がある場合は、所属する地域の人事チームに問い合わせるか、または
[email protected]まで電子メールで連絡してください。
業務遂行方法:社内
Q&A
マーケティング・マネージャを務めていますが、地元のコミュニティ・カレッジに夜間のマ
ーケティング課程での講義を依頼されました。当社で実施した特定のマーケティング・
キャンペーンを例に使用してもいいですか。
マーケティング戦略やクリエイティブ開発は当社の調査に基づいて作成されるため、機
密情報と見なされます。こうした情報の共有は、本規範への違反に当たると思われま
す。
とは言え、一般的なレベルで特定のマーケティング・キャンペーンに触れ、キャンペーンの
メッセージやクリエイティブの実施など、話題をそのマーケティング・キャンペーン自体を
通じて公開された情報に限定するのであれば構いません。ただし、戦略や結果に関する
情報はすべて機密情報と見なされるため、開示してはなりません。
秘書を務めていますが、上司に私用を頻繁に頼まれます。たとえば、クリーニングを取り
に行ったり、個人的なプレゼントを買ったりするなどです。これは適切な行為ですか。
いいえ、あなたの勤務時間は当社の資産であり、勤務時間内に業務外の行為を要求する
ことは、勤務時間の乱用に当たります。勤務時間を当社のために使用できるようにする
にはどうすればいいか、上司と相談してください。上司に個人的なアシスタントが必要で
あれば、個人的なアシスタントを見つけることを申し出てください。
b
詳しくは、以下のCompany Policy(会社方針)
を参照してください。
Global Computer Use Policy(コンピュータの使用に関する全社的方針)
Global Corporate Card Policy(法人カードに関する全社的方針)
Global Email Guidelines(電子メールに関する全社的ガイドライン)
Global Travel & Expense Policy(出張/経費に関する全社的方針)
業務記録と業務管理
当社の記録は当社の取引を表し、当社が法規制の義務を果たしていることを示すものです。これ
には、財務記録だけではなく、品質報告書、勤務時間記録、経費報告書、手当申請書、履歴書な
ど、従業員の記入した記録も含まれます。
従業員は、法的にも倫理的にも、当社の全取引記録と財務記録が正確であることを確認する責
任があります。うっかりミスは時折発生しますが、故意に当社の取引記録を偽って伝えたり、改ざ
んしたりすることは、本規範への違反と見なされます。
25
業務遂行方法:社内
財務記録
当社の管理者、貸し手、株主は、当社の財務状況や営業成績を公正に表す財務諸表を入手する
権利があります。仕入先、顧客、従業員と誠意ある公正な取引を行えるかどうかは、すべての取引
が正確かつ完全に記録されているかどうかにかかっています。したがって、当社の財務記録と会
計帳簿は、当社の全取引を誠実かつ完全に表すものでなくてはなりません。
当社は、内部統制システムへの取り組みとして、次を実行します。
1. 取引が会社方針に従って実施され、記録されていることを合理的に保証する
2. 信頼できる財務諸表の作成を可能にする
3. 財務管理全体を維持する
これらの内部統制に加え、従業員は次についても確認する責任があります。
•
支払い処理された請求書が適切な承認を得ており、支払いを裏付ける文書に記載された目
的で使用する意図で作成されていること
•
いかなる目的でも、未公表や未計上の資金や資産を設定または保持しないこと
•
いかなる理由でも、帳簿や記録に虚偽の記入や誤解を招く記入をしないこと
取引は常に、適切な会計期間にわたって、適切な口座と部門に記録し、分類してください。予算
目標を達成するために、収益や経費の記録を遅らせたり、早めたりしてはなりません。
何らかの理由で、当社基準に違反する資金、資産、項目、支払いが存在すると思われる場合は、
懸念事項を所属する地域の法務チーム、財務担当役員、または当社の内部監査チームに報告す
る必要があります。
b
詳しくは、Global Finance Standard Practice Instruction Manual(財務基準実践に関する全社的マニュ
アル)
を参照してください。
Q&A
今日は月末ですが、レポートを見ると、部門の予算目標をやや下回っています。目標を達
成するため、翌月分の経費から1つか2つを追加するよう、上司から指示を受けました。
これは適切な行為ですか。
いいえ、従業員は当社の財務業績について、誠実で完全な記録を作成する責任がありま
す。それを上司に告げてください。それでも記録の改ざんを求められる場合は、その事実
をただちに上級管理者か、所属する地域の人事チームまたは法務チームに報告する必要
があります。
26
質問や懸念事項がある場合は、所属する地域の人事チームに問い合わせるか、または
[email protected]まで電子メールで連絡してください。
業務遂行方法:社内
Q&A
来週出張する際に、妹の誕生日を祝って一緒に食事をしようと考えています。クレジッ
ト・カードのレシートを提出すれば、レストランの料金を必要経費にすることはできます
か。
レストランの料金のうち、あなたの分については払い戻しを受けることができますが、個
人的な出費と見なされる金額(妹さんの食事代)については、自分で直接支払う必要が
あります。
不正行為
不正行為は犯罪であり、会社の資産や評判を絶えず脅かすも
のです。不正行為とは、利益を得たり、義務を逃れたり、他者に
損失を与えたりする目的で、詐欺行為を行うことを示します。
不正行為の例としては、たとえば次のようなものがあります。
不正行為
不正行為とは、個人的な利益を
得る目的や、他者に損失や損害
を与える目的で、故意に詐欺行
為を行うことを示します。
•
資金の盗難
•
不正な経費報告書や請求書の提出
•
会社記録の改ざん
•
小切手やその他の金融書類の改ざんや偽造
•
当社の財務や取引能力に多大な影響を与える可能性のある事実の隠蔽
•
業績目標を達成する目的での取引や決算報告の虚偽表示
•
記録や企業資産の破壊、除去、不正使用
•
他者の不正行為への故意による参加
•
企業活動のインサイダー情報による利益享受
管理者は、不正行為を防止し、検出するための内部統制、方針、手順を特定して実施する義務が
あります。従業員は、不正行為の疑いがあるすべてのケースを、所属する地域の法務チームや内部
監査チームに報告する責任があります。
27
業務遂行方法:社内
外部への伝達
当社が市場で自社イメージを打ち出すことは、組織として成功する上で不可欠です。当社が外部
とのやり取りによって目指しているのは、見込み客、既存客、消費者の全体に、当社と当社の製
品やサービスについて好ましい誠実なイメージを与えることです。
外部への伝達ルートの例としては、たとえば次のようなものがあります。
•
個人的なやり取りや商談
•
メディアや政府関係
•
マーケティング資料や販促資料
•
広告
•
スピーチやプレゼンテーション
•
インターネットや電子メール
マスコミ経由
マーケティング資料や販促資料、ホームページ、広告、販売促進などを使用して一般大衆に伝達
する場合、当社のメッセージやブランド、企業イメージは、現地または全社を統括するマーケティ
ング・チームやコミュニケーション・チームによって高度に管理されます。一般大衆に向けた資料
を開発中の場合や、開発を検討中の場合は、まずこれらのチームに相談して、最終資料のすべて
に当社のメッセージやブランド・イメージが適切に反映されているかどうか、確認と承認を仰ぐ
必要があります。
個人への伝達
対面商談、ビジネス・レター、顧客へのプレゼンテーションや電子メールなどの個人への伝達に
は、当社のメッセージとブランド・イメージを反映させる必要があります。外部への伝達を担当し
ている従業員は、当社のブランド・イメージや企業イメージの全体的なトーン、スタイル、イメー
ジを十分に把握しておく責任があります。それらが不明な場合は、所属する地域のマーケティン
グ・チームやコミュニケーション・チームにお問い合わせください。
スピーチやプレゼンテーション
時には、現地の、または国際的な会議やイベントに招待されて、当社を代表してスピーチやプレ
ゼンテーションを行う場合があります。その場合は、招待状を上司と一緒に確認して、参加する
ことが当社にとって有益かどうか、また、自分がその主題についてプレゼンテーションを行うの
に適任かどうかを判断してください。外部の聴衆に向けて作成されたスピーチやプレゼンテーシ
ョンはすべて、発表する前に、機密情報や非公開情報がないか、所属する地域のコミュニケーシ
ョン・チームまたは上級管理者チームの確認と承認を仰ぐ必要があります。
28
質問や懸念事項がある場合は、所属する地域の人事チームに問い合わせるか、または
[email protected]まで電子メールで連絡してください。
業務遂行方法:社内
当社の承認を得ており、当社にとって最大の利益をもたらすと判断されたスピーチやプレゼンテ
ーションに対しては、支払いを受けてはなりません。ただし、
マネージャの文書による承諾があれ
ば、交通費、宿泊費、食費の払い戻しを受けることができます。
メディアや政府関係
McCain Foodsは、従業員がメディアに対して話すことや、メディアからの問い合わせに対応する
こと、さらには判明した問題について政府と交渉することを認めています。所属する地域のコミュ
ニケーション・チームや政府関係チーム、上級管理者の代表、または当社のグローバル・コミュニ
ケーション・チームは、国際的な問い合わせに対応し、必要に応じて地域を支援する責任があり
ます。
許可された広報担当者のみがメディアからの問い合わせに対応し、政府と交渉できます。
許可された広報担当者以外は、許可された広報担当者から特別に要請を受けた場合を除いて、
メディアからの問い合わせに対応したり、メディアの一員に情報を提供したりしてはなりません。
メディアからの問い合わせはすべて、所属する地域の広報担当者にただちに回す必要がありま
す。所属する地域の許可された広報担当者が不明の場合は、上司に相談するか、グローバル・コ
ミュニケーション部門までお問い合わせください。
職業安全衛生
当社は、全従業員の職場環境の安全衛生を維持することを望んでおり、業務上の外傷、疾病、事
故の発生リスクを最小限に抑えるよう、妥当な予防措置を講じて業務を遂行します。
当社の安全衛生基準や安全衛生要件に従うことは義務であり、最小必要条件と見なします。
従業員は、全力を尽くして次の点を実行する必要があります。
•
仕事の安全の確保に向けてあらゆる妥当な予防措置を講じ、安全実績の向上に継続的に取
り組む
•
安全への意識と安全第一の精神を高めるために尽力する
•
予防措置を講じ、危険な状況や危険な行為をなくすことを重視する
•
安全な業務手順に従う
•
安全関連の不備と不適合をすべて早急に是正する
•
いかなる理由でも、職場の安全衛生を妥協なく実施する
29
業務遂行方法:社内
薬物の使用
当社は、従業員の健康、安全、幸福の実現に向けて取り組みます。この取り組みの一環として、当
社は業務に関連するリスクを最小限に抑え、安全かつ健全な、生産性の高い職場を実現するため
に相応の努力を払うものとします。
従業員は、会社関連のビジネス行事、社交行事、レクリエーションなどに責任を持って対応し、割
り当てられた職務を常に適切に果たすことが求められています。勤務中は、アルコール、薬物、非
合法ドラッグの使用により支障をきたすことがあってはなりません。
アルコールや薬物の乱用に関して問題を感じてはいるものの、治療を希望しない従業員に対
し、McCain Foodsは第三者機関による内密のサービスを通じて、多くの地域で従業員支援プロ
グラムを提供しています。該当する従業員は、このプログラムの支援を求めることを推奨します。
また当社は、個人個人の状況について、所属する地域の人事チームとの話し合いを設けることに
よっても支援します。当社は、従業員が能力を最大限に発揮するための十分な支援を行い、個々
の従業員に対して雇用計画を作成して、当社在籍中に問題を克服できるよう取り組みます。ただ
し、合意したとおりに計画を完了できない場合は、懲戒処分が科されることがあり、最悪の場合
は解雇される場合があります。
b
詳しくは、以下の方針を参照してください。
Global Health & Safety Guidelines(安全衛生に関する全社的ガイドライン)
Global Hazardous Energy Control (Lockout/Tagout) Policy(危険エネルギー管理(ロックアウト/タ
グアウト)に関する全社的方針)
Global Incident Investigation and Reporting Policy(事件調査および報告に関する全社的方針)
Global Incident Recordkeeping Procedure(事件記録に関する全社的手順)
Global Hazardous Chemicals Policy(危険化学薬品に関する全社的方針)
Global Cell Phone Guidelines(携帯電話に関する全社的ガイドライン)
30
質問や懸念事項がある場合は、所属する地域の人事チームに問い合わせるか、または
[email protected]まで電子メールで連絡してください。
The Way We Do Business: Within the Company
業務遂行方法:利害の対立
業務外の利益と雇用
顧客、業者、仕入先との関係
親族
不審な支払いや不正な支払い
贈答品と接待
31
業務遂行方法:利害の対立
利害の対立は、通常、次のような結果をもたらす活動、あるいはもたらすと思われる活動を推進し
たり、その活動に参加したりする場合に生じます。
•
当社のために責任や義務を果たす際の客観的な判断の妨げとなるような活動
•
自分自身や社外で関わる人々に利益をもたらすような活動
従業員は、当社に最大の利益をもたらすことを常に念頭に置いて活動を行う必要があります。
利害の対立は、たとえば次のようなさまざまな状況で生じます。
•
当社のために行動する際の判断に影響する
•
ビジネス活動で当社と競合する
•
ビジネスを当社から他にそらす
•
当社の資産や影響力を乱用する
業務外の利益と雇用
McCain Foodsは、従業員が業務外でプライベートな時間に金融、ビジネス、その他の活動に参加
する権利があることを認めており、この権利を尊重しています。ただし、外部での活動が当社への
義務や責任と対立する場合や、対立するように見える場合、もしくは当社の職務を遂行すること
から注意をそらすような場合には、これを禁じます。
従業員は、当社のための判断を阻害する、または阻害する可能性のある個人的な投資、趣味、交
際、関係を避ける必要があります。
たとえば、次のような行為が禁止されています。
32
•
競合他社に雇用されることや、競合他社のビジネスに実質的な利害関係を持つこと
•
仕入先や顧客に雇用されることやコンサルティング・サービスを提供すること、または仕入先
や顧客のビジネスに実質的な利害関係を持つこと。ただし、McCain Foods Limitedの社長
兼最高経営責任者の文書による承諾(年次更新が必要)がある場合を除く
•
他社の取締役になること。ただし、McCain Foods Limitedの社長兼最高経営責任者の文書
による承諾(年次更新が必要)がある場合や、慈善団体や非営利団体の場合を除く
質問や懸念事項がある場合は、所属する地域の人事チームに問い合わせるか、または
[email protected]まで電子メールで連絡してください。
業務遂行方法:利害の対立
顧客、業者、仕入先との関係
従業員が業者や仕入先の商品やサービスの選定や購入に関わる場合には、当社のために自由で独
立した判断を下すことを阻害するような状況や、阻害するように見える状況、あるいはその能力を
問われるような状況を避ける必要があります。購入や業者の選定は、業務要件のみに基づいて行う
必要があります。
利害が対立する状況に置かれていると感じる場合は、上司に相談して、決定権を他の従業員に移
してもらうか、あるいはその状況から外してもらうよう依頼してください。
親族
従業員の親族がMcCain Foodsの従業員である場合や、McCain
Foodsの顧客や仕入先に投資している場合には、その従業員が
親族の上司や部下になることや、購買決定、給与、雇用条件に
影響を与える立場に付くことは禁じます。
さらに、親族のいずれかがMcCain Foodsと取引のある顧客や仕
入先の企業の従業員や経営者である場合には、利害の対立が生
じないようにする必要があります。これはとくに、職務の一部と
してそれらの企業のいずれかとの取引の自由裁量権限を持つ場
合や、親族が他社のためにMcCain Foodsと取引している場合に
当てはまります。
利害が対立する状況に置かれていると感じる場合は、所属する
地域の人事チームに相談して、文書による承諾を得た上でその
状況を引き続き担当するようにしてください。
「親族」とは
•
配偶者
•
親
•
兄弟姉妹
•
祖父母
•
子供
•
孫
•
姻戚
•
同棲者
•
同居家族やその他の扶
養者
33
業務遂行方法:利害の対立
不審な支払いや不正な支払い
当社の製品とサービスは、品質、サービス、価格、その他の合法的なマーケティング属性のみに基
づいて販売するものとします。
従業員や組織に対して賄賂、リベート、その他の不正な支払いを行うことは、直接的か間接的か
を問わず、固く禁じるものとします。また、賄賂やリベートの受領は、いかなる形式や目的であ
れ、これを禁じるものとします。
さらに、顧客、代理店、販売業者がいずれかの国の関税、税金、為替管理法を免れることができ
るように、超過請求やその他の虚偽の支払方法を使用することは、不正な行為です。これらの規
則はMcCain Foodsがビジネスを行うすべての場所に適用され、他国の法令や商業賄賂法に違反
する可能性のある活動以外にも適用されます。
不正と見なされるかどうか分からない支払いがある場合は、所属する地域の財務担当役員また
は法務チームにお問い合わせください。
Q&A
新規の顧客に、第三者を巻き込んだ特別な支払いを手配するよう依頼されました。できる
だけ要望に沿って良い顧客関係を築くことが大切であることは分かっていますが、この依
頼は通常とは少し異なります。どうすれば良いのでしょうか。
こうした依頼に対応する前に、所属する地域の法務チームまたは財務担当役員のアドバイ
スを仰いでください。一部の市場では、不法に得た金銭は、合法的な商品購入を通じた資
金の「浄化」に当たる場合があるため、注意してください。顧客の要求を満たすことを考え
る一方で、疑わしい依頼はすべて報告してください。
贈答品と接待
McCain Foodsの製品やサービスの販売と仕入先からの購買は、妨害なく行われる必要があり、
贈答品、手土産、接待、サービス、その他の心付けなど、いかなる形式でも便宜の要求、受領、提
供があったという認識のもとに行われるものであってはなりません。
通常のビジネスを行う際には、高価な贈答品や手土産を提供したり、受領したりしてはなりませ
ん。贈られた場合は、丁重に辞退して、マネージャに通知してください。
この方針は、慣習にのっとって、あるいは業務に関連して提供される一方的なもてなし、贈答品、
安価な記念品など、取引関係で一般的にやり取りされる少額の物品には適用されません。ただ
し、そのような場合にも、分別と常識を働かせて判断する必要があります。
34
質問や懸念事項がある場合は、所属する地域の人事チームに問い合わせるか、または
[email protected]まで電子メールで連絡してください。
業務遂行方法:利害の対立
一般に、贈答品、手土産、接待は、次の条件を満たす必
要があります。
•
一般的な商慣行に矛盾しないもの
•
関係法令や一般的な倫理基準を遵守するもの
•
賄賂や見返りと解釈されない、ごく限られた価格
と形式のもの
•
その事実が公開されても、McCain Foodsやその
従業員の評判に傷が付かないもの
接待
仕入先、業者、顧客との交流は、明らかにビジネスに基
づく関係の構築を目的とした、良識の範囲内の分別を
わきまえたものであれば行っても構いません。食事を
伴った会議は、時には必要であり、望ましい場合もあり
ますが、いかなる種類のものであっても、度を過ぎた接
待を受けることは認められません。
「安価」とは具体的に言うとど
のような意味ですか。
当社と取引のある顧客、仕入先、そ
の他の個人や企業から提供された
贈答品は、それが「安価」である場
合にのみ受け取ることができます。
判断の際には、分別と常識を働か
せる必要があります。安価な物品と
は、ペン、メモ帳、Tシャツ、小さなギ
フトの詰め合わせ、
マグカップなど
を指します。安価でない物品の受領
や提供は禁じます。判断が難しい場
合は、上司に相談してください。
仕入先や顧客への贈答品や接待
当社の仕入先や顧客に対して、贈答品、食事、接待を企画する場合は、当社にビジネス上のメリ
ットをもたらす妥当で適切なものとする必要があります。
また、贈答品、食事、接待を受けることについての顧客や仕入先独自の規則に常に注意してくだ
さい。
旅行や高級なイベント
顧客、仕入先、その他の仕事関係者に、遠方への出張や宿泊を伴うイベントや高級なイベントに
招待された場合は、上司に相談し、参加することにビジネス上適切な根拠があるかどうか判断し
てください。ビジネス上適切な根拠があれば、当社は出張経費とイベントへの参加費を支払うも
のとします。
上司への贈答品
特別な折に、従業員同士や、上司と部下との間で贈答品を交換することは、通常の慣行です。た
だし、
マネージャによる事前の承諾がない限り、贈答品は自己資金で購入する必要があります。贈
答品は、とくに自分に影響力を持つ人物と交換する場合には、影響力を感じさせないように常に
安価なものとする必要があります。詳しくは、所属する地域のExpense Report(経費報告書)方
針およびガイドラインを参照するか、所属する地域の財務担当役員にお問い合わせください。
35
業務遂行方法:利害の対立
贈答品や接待の辞退
安価でない贈答品、食事、接待を提供された場合は、丁重に辞退して、当社の規則について説明
してください。贈答品を返却すると相手の感情を害する場合は、その贈答品を受領することがで
きますが、ただちにマネージャに通知して、その贈答品を慈善団体に寄付するか、または大勢の
従業員で分けたり、
くじの景品として使用したりすることを検討してください。
Q&A
長い付き合いの顧客が、配送品を選別したお礼として、2枚のコンサート・チケットをくれ
ました。受け取ってもいいですか。
McCain Foodsと取引のある人々や、取引を希望している人々からの高価な贈答品やその
他の手土産は、受け取ってはなりません。それらの報酬が通常の職務の一部と見なされる
仕事に対するものである場合は、なおさらです。判断力を働かせて、受け取る前にチケッ
トの価値を考慮してください。
仕入先のゴルフ大会で、参加者がゴルフ・シャツと素晴らしい商品、フルコースの食事を
提供されました。このようなイベントに参加しても良いですか。また、参加しても良い場
合は、提供された物品や商品を受け取っても良いですか。
仕入先のゴルフ大会は、その目的が当社と仕入先との関係を深めるものである限り、業
務上の催し物と考えられるため、参加しても構いません。提供される物品や商品はそのイ
ベントの一環と見なされるため、受け取っても構いませんが、それらを上司に報告する必
要があります。そうした業務上の催し物で獲得した贈答品や賞品は、所属する地域の慈
善団体に寄付することを推奨します。
上司のためにベビー・シャワー(ベビー用品を贈るパーティー)を開催しました。そこで提
供した食事や購入したプレゼントの代金を経費報告書に記入することは適切ですか。
いいえ、適切ではありません。そうしたイベントは家族的な会社組織の特徴の1つである
ため、当社では奨励されています。しかしながら、そうしたイベントは業務上の催し物で
はないため、費用は当社でなくイベントを開催したグループが負担する必要があります。
36
質問や懸念事項がある場合は、所属する地域の人事チームに問い合わせるか、または
[email protected]まで電子メールで連絡してください。
リソース
37
リソース
連絡先
38
グローバル職務別チーム
方針/担当
General Counsel(法務顧問)
Vice President & General Counsel(副社長兼
法務顧問)
McCain Foods Limited
107 Main Street
Florenceville, New Brunswick E7L 1B2
CANADA
電話番号: (506) 392-5541
方針
地域別競争方針
•
Competition Policy – Canada, Day & Ross(カナダ、Day &
Ross)
•
Competition Policy – USA(米国)
•
Competition Policy – UK & Europe(英国およびヨーロッ
パ)
•
Competition Policy – Australia(オーストラリア)
•
Competition Policy – New Zealand(ニュージーランド)
•
Competition Policy – Balance of Regions(各地域の比
較)
担当
•
競争
•
プライバシー
•
規制関連業務
Global Supply Chain(グローバル・サプライ・
チェーン)
Global Supply Chain Officer(グローバル・サプ
ライ・チェーン担当役員)
2275 Cabot Drive
Lisle, Illinois 60532-3653
USA
電話番号: (630) 857-4891
方針
•
Global Health & Safety Guidelines(安全衛生に関する全
社的ガイドライン)
•
Global Environmental Policy(環境に関する全社的方針)
•
Global Hazardous Energy Control Policy(危険エネルギー
管理に関する全社的方針)
•
Global Incident Investigation and Reporting Policy(事件
調査および報告に関する全社的方針)
•
Global Incident Recordkeeping Policy(事件記録に関する
全社的方針)
•
Global Hazardous Chemicals Policy(危険化学薬品に関す
る全社的方針)
•
Global Cell Phone Guidelines(携帯電話に関する全社的ガ
イドライン)
担当
•
環境
•
安全衛生
•
調達
Global Human Resources(グローバル人事)
Vice President, Human Resources(人事担当
副社長)
McCain Foods Limited
181 Bay Street, Suite 3600
Toronto, Ontario M5J 2T3
CANADA
電話番号: (416) 955-1700
方針
•
Global Diversity Guidelines(多様性に関する全社的ガイド
ライン)
担当
•
従業員の方針と実践手順
質問や懸念事項がある場合は、所属する地域の人事チームに問い合わせるか、または
[email protected]まで電子メールで連絡してください。
リソース
グローバル職務別チーム
方針/担当
Global Information Services(グローバル情報
サービス)
Chief Information Officer(最高情報責任者)
McCain Foods Limited
107 Main Street
Florenceville, New Brunswick E7L 1B2
CANADA
電話番号: (506) 392-5541
方針
•
Global Computer Use Policy(コンピュータ使用に関する全
社的方針)
•
Global Email Guidelines(電子メールに関する全社的ガイド
ライン)
担当
•
•情報技術
Global Internal Audit(グローバル内部監査)
Vice President, Internal Audit(内部監査担当
副社長)
McCain Foods Limited
181 Bay Street, Suite 3600
Toronto, Ontario M5J 2T3
CANADA
電話番号: (416) 955-1700
担当
•
リスク管理
•
不正行為
•
保険
Global Finance(グローバル財務)
Chief Financial Officer(最高財務責任者)
McCain Foods Limited
181 Bay Street, Suite 3600
Toronto, Ontario M5J 2T3
CANADA
電話番号: (416) 955-1700
Global Communications(グローバル・コミュ
ニケーション)
Vice President, Global Communications(グロ
ーバル・コミュニケーション担当副社長)
McCain Foods Limited
181 Bay Street, Suite 3600
Toronto, Ontario M5J 2T3
CANADA
電話番号: (416) 955-1700
方針
•
Global Finance Standard Practice(財務基準実践に関する
全社的マニュアル)
•
Global Travel & Expense Policy(出張/経費に関する全社
的方針)
•
Global Credit Card Policy(クレジット・カードに関する全
社的方針)
担当
•
財務管理
•
危機管理
担当
•
危機管理
•
• 企業情報の開示
39
McCain行動規範
電子メール: [email protected]
注意:この電子メールは、以下に示した第三者機関による内密のサービスのアドレスではな
く、McCainのグローバル人事チームのアドレスです。匿名で連絡したい場合や第三者機関に電話した
い場合は、以下に示したコード・コネクションの番号に電話してください。
コード・コネクション (24時間無料のホットライン)
地域
通信事業者
北米
アルゼンチン
コロンビア
電話番号
フリーダイヤル 1-888-MCCAIN8 .
(1-888-622-2468)
Telecom Argentina
フリーダイヤル 0-800-444-9123
Telefonica de Argentina
フリーダイヤル 0-800-666-1786
Orbitel
フリーダイヤル 01-800-518-0529
Telecom Colombia
フリーダイヤル 01-800-912-0105
その他の国(欧州大陸を除く)
770-776-5620
コレクト・コールでおかけください。音声案内
が受け付けた後、通訳者が電話に出て必要
な言語を確認します。
欧州大陸:欧州大陸では、プライバシー法により、コード・コネクションはご利用いただけません。
この地域に所属するMcCainの従業員は、所属する地域の人事チームまたは上級管理者に相談する
か、McCainのグローバル部門に連絡することを推奨します。匿名で問い合わせることはできません
が、内容は極秘扱いとなります。
コード・コネクションの手順
1. 親切なインタビュアーが電話に応対し、報告された懸念事項を文書に書き留めます。
2. インタビュアーが報告番号を割り当て、今後のフォローアップ・コールで使用できるようにその番号
を書き留めておくよう依頼します。
3. 報告された情報が、当社のグローバル内部監査チーム、人事チーム、または法務顧問によって調
査されます。
40
4. 予定された日時にフォローアップ・コールをすると、その都度調査に関する情報が提供されます。
調査の機密性や性質によっては提供されない詳細情報もありますが、進捗状況については報告
されます。
従業員署名
日付
会社用コピー
従業員署名
従業員名
日付
従業員用コピー
本規範に理解できない項がある場合は、
マネージャまたは所属する
地域の人事チームに確認してください。McCainラーニング・センター
では、本規範の分かりやすい無料オンライン版を提供しています。
確認証明書に署名する前に、本規範を確実に理解してください。
本規範に理解できない項がある場合は、
マネージャまたは所属する
地域の人事チームに確認してください。McCainラーニング・センター
では、本規範の分かりやすい無料オンライン版を提供しています。
確認証明書に署名する前に、本規範を確実に理解してください。
従業員名
McCain Foodsの行動規範を受領し、目を通し、これに従う義務が
あることを理解いたしました。
McCain Foodsの行動規範を受領し、目を通し、これに従う義務が
あることを理解いたしました。
企業指針
行動規範
McCain Foods Limited
Brookfield Place
181 Bay Street
Suite 3600
Toronto, Ontario, Canada
M5J 2T3
(416) 955-1700
(416) 955-1755
McCain Foods Limitedは、いつでも、その理由を問わず、本規範を修正、変更、解除する権利を留保します。
© 2009 McCain Foods Limited 古紙100%の再生紙を使用
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