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企 業 理 念 当社の企業理念は、 「先義後利」 (義を先にして利を後にする者は栄える) であります。 「先義後利」とは、社会とお客さまへの義(信義・道義)を貫くことで あり、企業の利益は、社会とお客さまからの信頼を得ることによっても たらされるとの意味を込めた言葉であり、現代の言葉では、「お客さま 第一主義」と「社会への貢献」を言い表しております。 当 社 の 概 要 〈平成18年 2 月28日現在〉 創 業 享保 2 年(1717年) 設 立 大正 9 年 4 月16日 金 20,283,044,920円 資 本 発行済株式総数 270,830,356株 本 店 所 在 地 大阪市中央区心斎橋筋一丁目 7 番 1 号 〈目 次〉 株主の皆さまへ 【経営方針】・・・・・・・・・・・・・・・ 1 【経営成績及び財政状態】・・・・・・・・・ 5 財務諸表(単体) 貸借対照表(単体) ・・・・・・・・・・ 19 損益計算書(単体) ・・・・・・・・・・ 20 連結財務諸表 連結貸借対照表・・・・・・・・・・・・・・ 12 連結損益計算書・・・・・・・・・・・・・・ 13 連結剰余金計算書・・・・・・・・・・・・・ 16 連結キャッシュ・フロー計算書・・・・・・・ 17 利益処分・・・・・・・・・・・・・・・ 23 業績の概要(単体) ・・・・・・・・・・・ 24 今期のトピックス・・・・・・・・・・・ 25 大丸のネットワーク・・・・・・・・・・ 26 主要な関係会社・・・・・・・・・・・・ 27 役員・・・・・・・・・・・・・・・・・ 28 株主様ご優待制度のご案内・・・・・・・ 29 連結業績の概要・・・・・・・・・・・・・・・ 18 株主の皆さまへ 皆さまには、ますますご清栄のこととお慶び申しあげます。 さて、このたび当社グループ及び当社の第122期(平成17年 3 月 1 日か ら平成18年 2 月28日まで)決算を行いましたので、ここに営業の概況をご 報告申しあげます。 なお、ご報告は、連結ベースを主体に業績等のご説明をさせていただき 代表取締役会長 兼最高経営責任者 奥田 務 ます。 【 経営方針 】 ( 1 )経営の基本方針 当社グループは、「先義後利」をグループ共通の企業理念としております。「先義後利」とは、社会と お客さまへの義(信義・道義)を貫くことであり、企業の利益は、社会とお客さまからの信頼を得るこ とによってもたらされるとの意味を込めた言葉であり、現代の言葉では、「お客さま第一主義」と「社会 への貢献」を言い表しております。 この理念のもとに、当社グループは、中核事業である百貨店事業、スーパーマーケット事業をはじめ、 各事業において、お客さまへの発信テーマを、「高質・新鮮・ホスピタリティ」、運営の基本方針を「最 大のお客さま満足を最小のコストで実現するための経営改革の推進」として、お客さまにご提供する商 品・サービスをはじめ経営のあらゆる面で質を高める「高質経営」を徹底・追求し、以下のグループ像 を実現してまいります。 漓お客さまの心をとらえた本物のご満足を提供し、お客さまのご支持の高さで業界で抜きん出た評価 を得るグループ 滷業界でもトップクラスの高収益・高効率の実現による企業価値の増大など、株主さまのご期待に応 えられるグループ 澆仕事の成果が公正に評価され、能力発揮と成長が実感できる働きがいのあるグループ 潺コンプライアンス(法令遵守)経営を徹底し、広く社会から信頼され、社会に貢献できるグループ ( 2 )利益配分に関する基本方針 当社は、健全な財務体質の維持・向上を基本としながら、利益水準や今後の設備投資、キャッシュ・ 1 フローの動向等を考慮した適切な利益配分を行うことを基本方針としております。当面は、利益水準を 向上させることにより、自己資本の充実を図りつつ、継続的な配当水準の維持・向上に努めてまいります。 ( 3 )投資単位の引下げに関する考え方及び方針等 当社は、企業価値を増大させ、個人投資家の拡大を図ること及び当社株式の流動性を高めることは重 要な課題であると認識しております。投資単位の引下げについては今後の株式市場の動向等を総合的に 勘案し、引き続き検討してまいります。 ( 4 )コーポレート・ガバナンスに関する基本的な考え方及びその施策の実施状況 当社グループのコーポレート・ガバナンスの強化につきましては、経営の最重要課題の一つとして位 置付けております。そのため、全社組織において、グループ経営の高質化を目指し、グループ本社制及 び 4 本部制を導入、組織の役割・責任・権限の明確化を図っております。 加えて当社においては、企業の社会的責任や株主の皆さまへの責任に対する取り組みの一環としてコ ーポレート・ガバナンス及びコンプライアンスの強化を図るため、経営体制においても執行役員制度を 導入し、経営の意思決定と執行の分離を図り、より迅速な意思決定ができ、実行のスピード化を図る経 営機構を構築しております。取締役・執行役員の任期は 1 年とし、その報酬制度についても 1 年毎の業 績に対応した成果・成功報酬型の仕組みを構築、より一層経営の高度化と業績の向上に対する経営責任 の明確化を図っております。取締役・執行役員の報酬額決定にあたっては社外取締役が委員として参加 する「人事・報酬委員会」に委ね、その透明性・公正性の向上を図っております。 また、当社では監査役制度を採用いたしておりますが、 2 名の社外監査役を招聘し、より公正な監査 を実施できる体制としております。 さらに、当社グループでは法令の遵守をはじめとする企業倫理に根ざした企業活動を推進するため、 会長を委員長とし、当社の顧問弁護士も参画する「コンプライアンス委員会」を設置し、併せてコンプ ライアンスホットライン(内部通報)制度を導入するなど、コンプライアンスに係る諸課題の解決に向 けて取り組んでおります。 次に、コーポレート・ガバナンスに関する施策の実施状況は以下の通りです。 漓経営上の意思決定、執行及び監督に係る経営管理組織その他のコーポレート・ガバナンス体制の状況 a.当社グループは、監査役制度採用会社の経営体制を基本としております。 b.社外取締役の選任状況 取締役 7 名のうち社外取締役は 1 名となっております。 2 c.社外監査役の選任状況 監査役 4 名のうち社外監査役は 2 名となっております。 d.当社グループの経営組織と業務執行体制 1 )グループ経営組織 グループ経営の高質化を目指し、組織の役割・責任・権限の明確化を図るため、グルー プ本社制及び 4 本部制(百貨店事業本部、関連事業本部、管理本部、経営計画本部)を敷 いております。 2 )業務執行体制 当社グループの業務執行体制は、「経営意思決定」機関としての取締役会と、「業務執行」 機関としての執行役員制とによって構成され、迅速かつ適切な経営意思決定のもとで、企 業価値の向上を目指しています。 そして、取締役会長を「最高経営責任者(CEO)」、取締役社長を「最高執行責任者 (COO)」とし、経営体制における「意思決定」と「業務執行」の責任体制を明確にすると ともに、その連携を企図しています。 さらに、執行役員制の導入により、戦略立案・決定と執行の分離を図る一方、各種会議 を設置することにより、各種の情報が取締役会に反映できる工夫をしております。 e.各本部(関係会社を含む)の情報を把握する仕組み 各本部の役割・責任・権限を明確化した体制のもと、当社及び当社グループ各社に関する情 報は、それぞれの本部を所管する取締役及び執行役員が把握できる体制にあります。 f.監査役会、コンプライアンス委員会等による監視機能 1 )監査役会の意見反映 監査役 4 名を構成員とする「監査役会」を毎月開催し、重要な事項については、取締役会 に意見反映できる体制を採っております。 2 )コンプライアンス委員会及びコンプライアンス・ホットラインの設置 取締役及び顧問弁護士をメンバーとして、法令の遵守対応について、審議するコンプライ アンス委員会を原則として年 4 回開催しています。また、社外(当社顧問弁護士)にも通 報窓口を置くコンプライアンス・ホットライン(内部通報)制度を設けております。 3 )内部監査室の設置 内部監査室を設置し、当社及び当社グループ各社の日常・決算業務について、独自の課題 を設定し内部監査を行い、その業務プロセスの適切性、有効性を検証し、当社各部門及び 各社に指導・啓蒙を行っております。また、重要な事項については取締役会、監査役会等 へ適切に報告する体制を採っております。 3 経営上の意思決定、執行及び監督に係る経営管理組織 株 主 総 会 監 査 役 会 取 締 役 会 監 査 役 会 長(最高経営責任者) コンプライアンス委員会 社 長(最高執行責任者) 執 行 役 員 執 行 役 員 執 行 役 員 百貨店事業本部 MD統括本部 直 営 百 貨 店 関 係 百 貨 店 関連事業本部 管 理 本 部 コスト構造改革推進部 総 務 部 人 事 部 業 務 推 進 部 執 行 役 員 経営計画本 経 営 企 画 財 務 広報・IR 部 部 部 部 滷会社と会社の社外取締役及び社外監査役の人的関係、資本的関係または取引関係その他の利害関係 の概要 ・社外取締役及び社外監査役は、外部の有識経験者であり、第三者の立場から当社の経営意思決定 に対し、適時適切なアドバイスを行っています。 ・当社と社外取締役及び社外監査役との間には、特別な利害関係はありません。 ( 5 )中長期的な会社の経営戦略 大丸グループの次なる飛躍に向け策定した、大丸グループ リグロース(再成長)プランに基づく第 1 期 3 ヵ年経営計画(2004∼2006年度)も最終年度を迎えました。このリグロースプランは、中長期に わたる大丸グループ経営の方向性を示したものであり、これまで培ってきたローコスト・高効率の運営 ノウハウをレベルアップすることを基盤に、激変する外部環境の変化に積極的に対応すべく、新しい事 業戦略と仕組みを付加し、グループシナジー(相乗効果)を発揮することによって、さらなる革新と成 長を図ろうとするものであります。 この計画を確実に実行する中で、百貨店事業及びスーパーマーケット事業など関連事業の成長性と収 益性を一段と向上させるとともに、より一層のローコスト高効率経営の実現や、諸課題に挑戦しスピー ドを上げて解決する人材の育成を図っており、さらに高い水準の利益目標を達成する、業界でも抜きん 出た地位確立を目指してまいります。 4 ( 6 )目標とする経営指標 「大丸グループ リグロース(再成長)プランに基づく第 1 期 3 ヵ年経営計画(2004∼2006年度)」に おける、最終年度である2006年度の当社グループの経営目標数値は以下のとおりであります。 ・連結売上高 ・連結営業利益 8,300億円 335億円 ・連結売上高営業利益率 4.0% ・百貨店事業の売上高営業利益率 4.7% ・連結総資産営業利益率(ROA) ・連結有利子負債残高 ・連結営業キャッシュ・フロー 9.0% 830億円以下 290億円 (注)平成17年度業績を踏まえ、昨年 4 月に公表した数値を変更しております。 【 経営成績及び財政状態 】 蠢 経営成績 ( 1 )当期の概況 当連結会計年度の日本の経済は、企業収益の改善等を背景に設備投資が増加し、雇用・所得環境の改 善から個人消費も堅調に推移するなど、着実な回復を続けました。 小売業界においては、業種間で差は見られるものの、総じて回復基調で推移いたしました。百貨店業 界につきましては、気象条件に恵まれたこともあり、既存店ベースの売上高は、夏期以降、前年に対し 増加基調となるなど、比較的順調に推移いたしました。 このような状況下、当社グループは、「大丸グループ リグロース(再成長)プランに基づく第 1 期 3 カ年経営計画(2004∼2006年度)」の 2 年目として、百貨店事業をはじめ、スーパーマーケット事業、卸 売事業などそれぞれの事業分野で、収益力の一段の向上に向け、営業力の強化と経営の効率化に努めて まいりました。 主力の百貨店事業につきましては、お客さまのご満足の向上に向け、百貨店営業の要ともいうべき 「マーチャンダイジング力」と「販売・サービス力」の抜本的強化を最大の狙いとした第 2 次営業改革に 取り組み、他社に抜きん出た品揃えとサービスの実現を目指してまいりました。加えて、地域のマーケ ット変化に対応するため、既存各店舗の改装を行いました。また、出店増床に関しましては、平成19年 春に開業予定の「大丸ららぽーと横浜店」、同年秋に第 1 期移転・開業予定の東京新店について、それぞ れ準備を進めておりますとともに、本年 1 月には梅田新店計画室を開設し、平成23年春のグランドオー プンを目指した具体的な取り組みを開始いたしました。 5 一方、グループ全体のローコスト化への取り組みでは、情報システム・事務処理業務の運営体制見直 しによる人的効率の向上、購買・施設管理業務における外部折衝・発注の本社集中化による購入単価の 低減、及び物流業務の集約化による関連施設の統合など、さらなる経費削減を推進してまいりました。 人事政策面では、第 2 次営業改革の実行と歩調をあわせ、年功色を完全に払拭し、職務と成果をより 重視した新人事制度の構築に取り組み、本年 3 月にスタートさせました。また、グループ総合力の基盤 となる人材のさらなる育成・強化のため、 8 月に開設した新研修センターをフルに活用した研修の強化、 グループ各社間の人材交流の拡大などを行ってまいりました。 なお、当社はこれまでも倫理・法令を遵守し、社会の信頼に応える企業活動を推進してまいりました が、当期は特に、「個人情報の保護に関する法律」の施行に伴い、グループ全社で、お客さまの個人情報 の適切な取り扱いに係る管理体制の整備に取り組み、 6 月には株式会社大丸クレジットサービスが、当 社グループでは株式会社大丸情報センターに続きプライバシーマークを取得いたしました。また、財務 報告の適正を確認するために、財務に係る内部統制システムの一層の強化を目的として、業務プロセス の明確化や文書化などへの取り組みを開始いたしました。 以上の諸施策を実施いたしました結果、当期の連結業績につきましては、売上高は対前期比1.5%増の 8,212億50百万円となり、また、損益面におきましても、売上高の増加に加え、販売費及び一般管理費の 圧縮により、営業利益は対前期比17.4%増の306億78百万円、経常利益は対前期比18.8%増の301億70百万 円、また、当期純利益は対前期比10.5%増の160億25百万円となりました。 また、当期の単体業績につきましても、連結業績と同様、売上高は対前期比1.8%増の4,696億42百万円 となり、また、損益面では、営業利益は対前期比11.4%増の183億34百万円、経常利益は対前期比15.2% 増の186億74百万円、また、当期純利益につきましても対前期比24.9%増の107億66百万円となり、連 結・単体ともに各利益項目で前期に引き続き過去最高益を更新いたしました。 以上のような当期業績を踏まえ、期末配当につきましては、普通配当を 1 株につき 5 円50銭、中間配 当とあわせて年間では前期に比べ 1 円増の10円とさせていただきたいと存じます。 なお、事業の種類別セグメントの業績は、次のとおりであります。セグメント別の売上高には、その 他営業収入を含めて記載いたしております。 百貨店事業 業態を超えた競合が熾烈化する中、これまでの営業改革をさらにステップアップさせた第 2 次営業改 革に取り組むとともに、店舗の改装、固定客づくりを強力に推し進め、営業力の強化を図りました。 第 2 次営業改革では、仕入を担当する本社と販売・サービスを担当する店とがそれぞれに専門化し、 かつ一体となって商品と情報の流れをコントロールし、タイムリーに修正を加えていく仕販一致体制の 構築を進めてまいりました。本社では仕入集中化の体制を整え、その対象売場を婦人・紳士のファッシ 6 ョン売場を中心に拡大する一方、店では、販売活動の責任者であるマネジャー・チームリーダーの指揮 能力のレベルアップや、販売計画に基づく売場運営の徹底など、販売・サービス力の向上に取り組みま した。 店舗の改装では、お客さまのニーズの変化と各店の地域における競合の激化に対応して、それぞれの 店が持つ特徴をさらに明確にすべく実施いたしました。特に、大阪・心斎橋店では、隣接する同業店の 営業再開を機に、 3 月にファッションフロアを、 9 月には食品売場の全面改装を行い、心斎橋地区にお ける存在感をさらに強固なものといたしました。また、地域全体の魅力化につながる周辺店舗開発にも 積極的に取り組み、心斎橋店が 8 月にスポーツ・ファッションの「ナイキ大阪」、12月にはアクセサリー の「 4 ℃」を、京都店が11月に同店 2 店目の周辺店舗となるメンズ・レディスの雑貨と衣料品のショッ プ「A.P.C.」を開店いたしました。さらに、神戸店が 3 月に先進ファッションの発信基地としての特徴 を明確にするために「ジーニアスギャラリー」の全面改装を行いました。 固定客づくりの取り組みでは、「大丸Dカード」「DAIMARU CARD」を発行し、新規顧客の獲得と固 定化に努めました。昨年 3 月から発行を始めた現金やクレジットカードでのお買物にもポイントがつく 「大丸Dカード」は、 1 年間で新たに43万人もの会員を獲得いたしました。さらに、本年 1 月からこれま での大丸ポイントカードよりも機能が向上し、利用範囲が一層広くなった新クレジットカード「DAIMARU CARD」の発行とその会員募集を開始いたしました。今後は、これらのカードの会員獲得に総力をあげて 取り組んでまいります。 グループ百貨店各社につきましては、グループ本社との緊密な連携のもと、経営諸改革に取り組む一 方で、商品供給や人材の交流などグループ力を活かした営業力の強化に取り組んでまいりました。また、 グループ百貨店各社に当社の情報システムを順次導入し、本年 3 月に統合を完了いたしました。今後は システムの活用による営業力の強化と業務の改善に取り組み、さらなるローコスト化に努めてまいりま す。 以上の取り組みにより、百貨店事業の売上は期間を通して堅調に推移し、中でも開店 3 年目を迎えた 札幌店は、これまで以上にお客さまの幅広いご支持を得ることができ、下半期には対前期比10%を超え る売上を上げ、地域のシェアを拡大することができました。 この結果、当事業の売上高は 5 月以降連続して前年を上回り、対前期比1.4%増の5,969億86百万円とな りました。加えて、販売費及び一般管理費の効果的使用に取り組みました結果、営業利益は対前期比 13.5%増の250億33百万円となりました。 スーパーマーケット事業 株式会社大丸ピーコックは、関東地区における「トルナーレ日本橋浜町店」( 9 月)、「代官山ピーコッ ク」(11月)の出店をはじめ、既存店舗の改装やピーコックEdy(エディ)カード導入による固定客づく りの推進など営業強化に取り組んでまいりました。 7 しかしながら、業態を超えた店舗間競争の熾烈化や「三田伊皿子店」の建替えのための営業休止( 6 月以降)の影響もあり、当事業の売上高は対前期比1.1%減の1,030億48百万円となりました。一方、営業 利益はさらなる業務オペレーションの改善やローコスト化への取り組みにより、粗利益率の改善並びに 販売費及び一般管理費の圧縮が図られたことで、対前期比56.4%増の16億16百万円となりました。 卸売事業 大丸興業株式会社では、既存事業の深耕による需要の開拓、新商材・新規事業の開発など、顧客ニー ズに対応した提案型の営業に積極的に取り組みました。この結果、当事業の売上高は、産業資材、食品、 繊維などの分野が順調に推移し、対前期比2.7%増の837億69百万円となりました。さらに、販売費及び 一般管理費の効果的使用に努めましたことにより、営業利益は対前期比14.1%増の17億45百万円となり ました。 その他事業 その他事業の売上高は、日本郵政公社への株式譲渡により物流子会社が連結会社でなくなりましたこ とが主たる要因で、対前期比2.1%減の796億28百万円となりました。一方、営業利益は、クレジット事 業や通信販売業などそれぞれの事業分野で収益力の改善を図りました結果、対前期比56.7%増の22億91 百万円となりました。 なお、上記の物流子会社の影響を除いた実質では、売上高は対前期比5.7%増の737億63百万円となり、 営業利益は、対前期比66.2%増の22億70百万円であります。 企業集団の事業セグメント別売上高 事業セグメント (単位:百万円) 第121期 売上高 構成率 第122期 売上高 構成率 % 百貨店業 スーパーマーケット業 卸売業 その他事業 消去 合 計 588,532 104,247 81,553 81,353 △ 44,992 810,693 △ 増減高 増減率 % 72.6 12.9 10.1 10.0 5.6 100.0 596,986 103,048 83,769 79,628 △ 40,848 822,584 (注)セグメント売上高には、「その他営業収入」を含めて表示しております。 8 △ 72.6 12.5 10.2 9.7 5.0 100.0 % 8,454 △ 1,199 2,216 △ 1,725 4,144 11,891 △ △ 1.4 1.1 2.7 2.1 9.2 1.5 ( 2 )次期の見通し 今後につきましては、所得税の定率減税の縮小や社会保険料の引き上げなど、家計の負担増による消 費者心理の冷え込みが懸念されますとともに、少子高齢化による社会構造の変化、消費行動の多様化な ど、当社グループを取り巻く環境も予断を許さないものとなっております。 このような環境下、「大丸グループ リグロース(再成長)プランに基づく第 1 期 3 ヵ年経営計画 (2004∼2006年度)」の最終年度として、業績目標の達成はもちろんのこと、2007年度以降本格化させる 成長と発展のための基盤づくりに取り組んでまいります。 平成18年度通期の連結見通しにつきましては、売上高は1.1%増の8,300億円、営業利益は9.2%増の335 億円、経常利益は7.7%増の325億円、当期純利益は6.1%増の170億円を予想しております。 また、単体業績見通しにつきましては、売上高は1.4%増の4,760億円、営業利益は13.4%増の208億円、 経常利益は10.3%増の206億円、当期純利益は11.5%増の120億円を予想しております。 蠡 財政状態 ( 1 )当期の概況 財政状態は、資産合計が3,703億64百万円(前連結会計年度末比86億15百万円増)、負債合計が2,752億 87百万円(前連結会計年度末比65億97百万円減)、資本合計が918億 3 百万円(前連結会計年度末比144億 75百万円増)となりました。 次にキャッシュ・フローにつきましては、「営業活動によるキャッシュ・フロー」は286億84百万円の 収入となり、前連結会計年度に比べ78億74百万円増加しました。主な要因は、 「税金等調整前当期純利益」 が49億49百万円増加したことに加え、売上債権、仕入債務等の運転資金の好転によるものです。一方、 「投資活動によるキャッシュ・フロー」は50億61百万円の支出で、前連結会計年度に比べ 3 億77百万円支 出の減少となりました。「財務活動によるキャッシュ・フロー」は167億16百万円の支出で、前連結会計 年度に比べ19億20百万円支出の減少となりました。主な要因は、自己株式の取得による支出で20億91百 万円増加いたしましたが、有利子負債の返済支出等が41億60百万円減少したことなどによるものであり ます。 この結果、「現金及び現金同等物」の当連結会計期間末残高は、前連結会計年度末比69億 8 百万円増の 239億77百万円となり、「有利子負債残高」は前連結会計年度末比111億 4 百万円減の934億62百万円とな りました。 9 なお、当社グループのキャッシュ・フロー指標のトレンドは次のとおりです。 平成14年 平成15年 平成16年 平成17年 平成18年 2 月期 2 月期 2 月期 2 月期 2 月期 自己資本比率 15.0% 15.5% 17.3% 21.4% 24.8% 時価ベースの自己資本比率 28.0% 27.3% 49.2% 67.9% 112.2% 債務償還年数 5.8年 8.8年 3.6年 5.0年 3.3年 インタレスト・カバレッジ・レシオ 7.5 6.0 15.0 11.4 18.4 自己資本比率 : 自己資本/総資産 時価ベースの自己資本比率 : 株式時価総額/総資産 債務償還年数 : 有利子負債/営業キャッシュ・フロー インタレスト・カバレッジ・レシオ : 営業キャッシュ・フロー/利払い ※いずれも連結ベースの財務数値により計算しております。 ※株式時価総額は、期末株価終値×期末発行済株式数(自己株式控除後)により算出しております。 ※キャッシュ・フローは営業キャッシュ・フローを利用しております。有利子負債は貸借対照表に記載 されている短期借入金、長期借入金及び社債を対象としております。また、利払いについては、連結 キャッシュ・フロー計算書の利息の支払額を使用しております。 ( 2 )次期の見通し 「営業活動によるキャッシュ・フロー」は、本年とほぼ同額の290億円を予想しております。一方、 「投資活動によるキャッシュ・フロー」は、設備投資等の支出により100億円を見込み、「財務活動による キャッシュ・フロー」は借入金の返済等により160億円の支出を見込んでおります。以上の結果、平成19 年 2 月末の「現金及び現金同等物」の残高は、対前期末比30億円増の270億円、有利子負債残高は対前期 末比105億円減の830億円を予想しております。 蠱 事業等のリスク 当社グループの事業その他を遂行する上でのリスクについて、投資家の判断に重要な影響を及ぼす可 能性があると考えられる事項を以下に記載しております。 なお、文中における将来に関する事項は、平成18年 2 月28日現在において当社グループが判断したも のであり、国内外の経済情勢等により影響を受ける可能性があり、事業等のリスクはこれらに限られる ものではありません。 10 ( 1 )事業環境におけるリスク 当社グループの主要なセグメントである百貨店業及びスーパーマーケット業は、景気動向・金融動向 等の経済情勢、同業・異業態の小売業他社との競合等に大きな影響を受けます。これらの事業環境の要 因が、当社グループの業績や財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ( 2 )法規制及び法改正におけるリスク 当社グループは、大規模小売店舗の出店、独占禁止、消費者保護、各種税制、環境・リサイクル関連 等において法規制の適用を受けております。また、将来の税制改正に伴う消費税率の引き上げ等により 個人消費の悪化につながる場合があります。従って、これらの法規制及び法改正により事業活動が制限 されたり、費用の増加や売上高の減少をまねき、当社グループの業績や財務状況に悪影響を及ぼす可能 性があります。 ( 3 )自然環境の変化・事故等におけるリスク 地震・洪水・台風等の自然災害や不測の事故により店舗・設備等が損害を受け、営業機会を喪失した り、業務遂行に支障をきたす可能性があります。また、暖冬・冷夏等の異常気象により、主力商品であ る衣料品、食料品等の売上の減少につながることもあり、自然環境の変化・事故等が当社グループの業 績や財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ( 4 )情報管理におけるリスク 当社グループが保有する個人情報や機密情報の管理・保護については、社内体制を整備し厳重に行っ ておりますが、不測の事故または事件により情報が漏洩した場合には、当社グループの信用低下をまね き、当社グループの業績や財務状況に悪影響を及ぼす可能性があります。 ( 5 )海外での事業活動におけるリスク 当社グループは主に卸売業セグメントを中心に、海外での事業活動を行っております。この海外での 事業活動において、予期しえない景気変動、通貨価値の変動、テロ・戦争・内乱等による政治的・社会 的混乱、並びに法規制や租税制度の変更等が、当社グループの業績や財務状況に悪影響を及ぼす可能性 があります。 ( 6 )重要な訴訟等のリスク 当連結会計年度において、当社グループに重大な影響を及ぼす訴訟等はありませんが、将来、重要な 訴訟等が発生し、当社グループに不利な判断がなされた場合には、当社グループの業績や財務状況に悪 影響を及ぼす可能性があります。 11 連結貸借対照表(平成18年 2 月28日現在) 科 目 金 額 科 目 金 額 百万円 ( 資 産 の 部 ) 流 動 資 ( 負 債 の 部 ) 370,364 産 流 126,440 動 負 275,287 195,851 債 23,977 支払手形及び買掛金 69,029 受取手形及び売掛金 51,017 短 金 43,572 た 産 31,411 未 等 9,053 産 6,368 前 金 34,385 14,599 賞 金 6,043 現 繰 金 及 な 延 貸 び 卸 税 そ 固 百万円 預 資 金 資 の 倒 定 他 引 資 金 当 金 △ 産 84,938 機械装置及び運搬具 100 器 品 962 地 66,103 定 160 具 ・ 備 土 建 設 仮 勘 無 形 固 定 資 産 そ の 資 有 価 証 27,045 長 期 貸 付 金 2,095 長 期 保 証 金 産 繰 延 そ 貸 税 金 資 の 倒 引 他 当 金 △ 合 計 人 税 受 与 引 当 の 定 長 繰 負 期 延 2,852 他 30,914 債 22,500 金 27,389 債 79,435 借 債 2,128 25,919 役員退職慰労引当金 106 結 税 入 退 職 給 付 引 当 金 連 金 調 そ 整 負 勘 の 定 24 他 1,367 (少数株主持分) 85,927 券 入 社 5,729 投資その他の資産 投 固 5,729 他 法 そ 152,266 建 物 及 び 構 築 物 払 借 販 売 促 進 引 当 金 934 243,923 有 形 固 定 資 産 期 少 数 株 主 持 3,273 分 3,273 ( 資 本 の 部 ) 資 91,803 金 20,283 38,298 資 本 剰 余 金 23,184 15,050 利 益 剰 余 金 46,578 4,470 株式等評価差額金 1,033 自 370,364 本 己 株 式 合 計 (注)記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。 12 7,216 △ 5,459 370,364 連結損益計算書(平成17年 3 月 1 日から平成18年 2 月28日まで) 科 目 経 常 損 益 の 部 特 別 損 益 の 部 営 業 損 益 の 部 営 業 売 そ 営 の 業 収 上 他 費 金 額 百万円 益 収 用 売 上 原 販 売 費 及 び 一 般 管 理 営 業 利 益 営 業 外 収 益 営 受 取 利 業 受 取 配 当 外 持 分 法 に よ る 投 資 利 損 雑 収 益 営 業 外 費 用 の 支 払 利 部 雑 支 経 常 利 益 特 別 利 益 固 定 資 産 売 却 投 資 有 価 証 券 売 却 子 会 社 株 式 売 却 店 舗 移 転 立 退 補 償 特 別 損 失 固 定 資 産 売 却 固 定 資 産 除 却 損 投 資 有 価 証 券 評 価 販 売 促 進 引 当 金 繰 入 税 金 等 調 整 前 当 期 純 利 益 法 人 税 、 住 民 税 及 び 事 業 税 法 人 税 等 調 整 額 少 数 株 主 利 益 当 期 純 利 益 (注)記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。 13 高 入 821,250 1,334 価 費 615,294 176,611 息 金 益 入 152 217 169 1,980 息 出 1,557 1,471 益 益 益 金 31 714 608 380 損 等 損 額 57 784 51 872 百万円 822,584 791,906 30,678 2,520 3,028 30,170 1,734 1,764 30,140 10,876 2,315 923 16,025 連結計算書類作成のための基本となる重要な事項 1. 連結の範囲等に関する事項 盧連結子法人等 20社(株式会社博多大丸、株式会社下関大丸、株式会社高知大丸、株式会社大丸ピーコック、大丸興業 株式会社 他) 当連結会計年度から、株式会社大丸セールスアソシエーツを新規設立により連結の範囲に含めております。また、株式会社 アソシアは株式譲渡に伴い関連会社となったため、連結の範囲から除外し持分法適用会社としております。なお株式会社ア ソシアは、平成18年 2 月 1 日付で株式会社JPロジサービスに社名を変更いたしました。 盪非連結子法人等 12社(博多大丸友の会株式会社、株式会社博多大丸カードサービス 他) 非連結子法人等の合計の総資産、売上高、当期純損益(持分相当額)及び利益剰余金(持分相当額)は、いずれも連結計算 書類に重要な影響を及ぼしていないため、連結の範囲から除外しております。 2. 持分法の適用に関する事項 盧持分法を適用した非連結子法人等及び関連会社 関連会社 4 社(株式会社白青舎、株式会社心斎橋共同センタービルディング、八重洲地下街株式会社、株式会社 JPロジサービス) 盪持分法を適用していない非連結子法人等及び関連会社 非連結子法人等 12社(博多大丸友の会株式会社、株式会社博多大丸カードサービス 他) 関連会社 3 社(大阪ダイヤモンド地下街株式会社、ビッグステップ株式会社、有限会社五光) 持分法を適用していない非連結子法人等及び関連会社は、それぞれ当期純損益及び利益剰余金に及ぼす影響が軽微であり、 かつ全体としても重要性がないため、持分法の適用範囲から除外しております。 蘯持分法適用会社のうち、決算日が連結決算日と異なる会社については、当該会社の事業年度に係る計算書類を使用しており ます。 3. 連結子法人等の事業年度等に関する事項 連結子法人等の決算日は、全て連結決算日と同じであります。 4. 会計処理基準に関する事項 盧重要な資産の評価基準及び評価方法 漓有価証券 その他有価証券 時価のあるもの 当連結会計年度末の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部資本直入法により処理し、売 却原価は移動平均法により算定) 時価のないもの 移動平均法による原価法 滷たな卸資産 主として売価還元法による原価法 澆デリバティブ 時価法 盪重要な減価償却資産の減価償却の方法 漓有形固定資産 建物及び構築物は主として定額法、その他の有形固定資産は主として定率法を採用しております。 滷無形固定資産 定額法 ただし、自社使用のソフトウエアについては、社内における利用可能期間( 5 年)に基づく定額法を採用して おります。 蘯繰延資産の処理方法 社債発行費用 支出時全額費用処理 盻重要な引当金の計上基準 漓貸倒引当金 債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率を使用し、貸倒懸念債権等特定の債権については 個別に回収可能性を検討し、回収不能見込額を計上しております。 滷賞与引当金 従業員の賞与支給に充てるため、支給見込額を計上しております。 澆販売促進引当金 販売促進を目的とするポイントカード制度により発行されたポイントお買物券の未引換額に対し、過去の回収実績率に基 づき将来利用されると見込まれる額、及びカードの切替に伴い将来利用可能となることが見込まれる額を引当計上してお ります。 潺退職給付引当金 従業員の退職給付に備えるため、当連結会計年度末における退職給付債務及び年金資産の見込額に基づき、当連結会計年度 末において発生していると認められる額を計上しております。なお、過去勤務債務については、その発生時の従業員の平均 残存勤務期間以内の一定の年数(10年から12年)による定額法により按分した額を発生年度から費用処理しております。 また、数理計算上の差異については、各連結会計年度の発生時における従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(10 年から12年)による定額法により按分した額を、それぞれ発生の翌連結会計年度から費用処理しております。 潸役員退職慰労引当金 一部の連結子法人等において、役員の退職慰労金の支給に備えるため、内規に基づく期末要支給額を引当計上しておりま す。 眈重要な外貨建の資産又は負債の本邦通貨への換算基準 外貨建金銭債権債務は、連結決算日の直物為替相場により円貨に換算し、換算差額は損益として処理しております。なお、 為替予約等の振当処理の対象となっている外貨建金銭債権債務については、当該為替予約等の円貨額に換算しております。 14 眇重要なリース取引の処理方法 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リース取引については、通常の賃貸借取引 に係る方法に準じた会計処理によっております。 眄重要なヘッジ会計の方法 漓ヘッジ会計の方法 繰延ヘッジ処理によっております。なお、為替予約が付されている外貨建金銭債権債務等については振当処理を、金利ス ワップ及び金利キャップについては特例処理の要件を満たしている場合は特例処理を採用しております。 滷ヘッジ手段とヘッジ対象 ヘッジ手段:為替予約取引、金利スワップ取引及び金利キャップ取引 ヘッジ対象:外貨建営業債権債務、借入金及び借入金の支払利息 澆ヘッジ方針 当社グループのリスク管理方針に基づき、為替変動リスク及び金利変動リスクをヘッジすることを目的として実施するこ ととしております。 眩消費税等の会計処理方法 税抜方式によっております。 5. 連結子法人等の資産及び負債の評価に関する事項 連結子法人等の資産及び負債の評価については、全面時価評価法によっております。 6. 連結調整勘定の償却に関する事項 連結調整勘定の償却については、発生日以降 5 年間で均等償却することとしております。ただし、消去差額が僅少の時は、 発生時の損益として処理しております。 会計処理の変更 (退職給付引当金) 「「退職給付に係る会計基準」の一部改正」(企業会計基準第 3 号 平成17年 3 月16日)及び「「退職給付に係る会計基準」の 一部改正に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第 7 号 平成17年 3 月16日)が平成16年10月 1 日以後平成17年 4 月 1 日 前に開始する連結会計年度から適用できることになったことに伴い、当連結会計年度から同会計基準及び同適用指針を適用 しております。 この結果、販売費及び一般管理費が226百万円減少し、営業利益、経常利益及び税金等調整前当期純利益が、226百万円増加 しております。 追加情報 (法人事業税における外形標準課税部分の損益計算書上の表示方法) 「地方税法等の一部を改正する法律」(平成15年法律第 9 号)が平成15年 3 月31日に公布され、平成16年 4 月 1 日以後に開始 する連結会計年度より外形標準課税制度が導入されたことに伴い、当連結会計年度から「法人事業税における外形標準課税 部分の損益計算書上の表示についての実務上の取扱い」(平成16年 2 月13日 企業会計基準委員会 実務対応報告第12号)に 従い、法人事業税の付加価値割及び資本割については販売費及び一般管理費に計上しております。 この結果、販売費及び一般管理費が593百万円増加し、営業利益、経常利益及び税金等調整前当期純利益が、593百万円減少 しております。 (販売促進引当金の追加計上) 従来、ポイントお買物券の発行時に回収実績率に基づき費用処理しておりましたが、これに加え、平成18年 1 月に発行いた しましたDAIMARU CARDへの切替に伴って利用可能となることが見込まれる額を引当計上することといたしました。 これに伴い、販売促進引当金繰入額872百万円を特別損失で一括処理しております。 連結貸借対照表注記 1. 有形固定資産の減価償却累計額 123,099百万円 2. 担保に供している資産 建物及び構築物 16,822百万円 土 地 12,919百万円 投資有価証券 349百万円 長 期 預 け 金 32百万円 3. 債権流動化に伴う受取手形未決済残高 3,780百万円 4. 保証債務残高 725百万円 上記のほかに、大阪ダイヤモンド地下街株式会社の地下街店舗用建物等の賃料・共益費等一切の債務について賃貸人に対し て他 2 社と連帯保証をしております。なお、当該保証について当社の負担割合は40%であります。 5.貸出コミットメント契約 未実行残高 15,000百万円 連結損益計算書注記 1株当たりの当期純利益 *1株当たりの当期純利益の算定上の基礎 連結損益計算書上の当期純利益 普通株式に係る当期純利益 普通株主に帰属しない金額の内訳 (うち利益処分による役員賞与金) 普通株式の期中平均株式数 60円11銭 16,025百万円 15,909百万円 116百万円 (116百万円) 264,692,520株 15 連結剰余金計算書(平成17年 3 月 1 日から平成18年 2 月28日まで) 科 目 資 本 剰 余 金 の 部 本 剰 余 金 期 首 残 本 剰 余 金 増 加 本 剰 余 金 減 少 自 己 株 式 処 分 差 資 本 剰 余 金 期 末 残 ( 利 益 剰 余 金 の 部 利 益 剰 余 金 期 首 残 利 益 剰 余 金 増 加 当 期 純 利 利 益 剰 余 金 減 少 配 当 役 員 賞 ( う ち 監 査 役 分 自 己 株 式 処 分 差 利 益 剰 余 金 期 末 残 ( 資 資 資 金 額 百万円 ) 23,191 ― 6 6 23,184 高 高 高 益 高 ) 高 高 益 高 金 与 ) 損 高 33,194 16,025 16,025 2,640 2,519 98 (17) 21 46,578 (注)記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。 平成17年11月21日に、1,186百万円( 1 株につき 4 円50銭)の中間配当を実施いたしました。 連結子法人等 百貨店業 その他 株式会社 今治大丸 株式会社 消費科学研究所 株式会社 下関大丸 株式会社 大丸ホームショッピング 株式会社 高知大丸 株式会社 大丸友の会 株式会社 博多大丸 株式会社 大丸装工 株式会社 レストランピーコック スーパーマーケット業 株式会社 大丸クレジットサービス 株式会社 大丸ピーコック 株式会社 ディンプル 卸売業 株式会社 大丸コム開発 大丸興業 株式会社 株式会社 大丸リース&サービス 株式会社 大丸セールスアソシエーツ (平成17年 3 月 8 日設立) 注記事項 (連結キャッシュ・フロー計算書関係) 現金及び現金同等物の期末残高と連結貸借対照表に掲記 されている科目の金額との関係(平成18年 2 月28日現在) 株式会社 モードアトリエ 現金及び預金勘定 現金及び現金同等物の期末残高 株式会社 大丸情報センター 株式会社 大丸木工(間接所有) 株式会社 DHJ(間接所有) 計20社 (注)株式会社アソシアは平成17年10月 7 日付の株式譲渡をもって、持分法適用関連会社と なりました。また、平成18年 2 月 1 日付で株式会社JPロジサービスに社名を変更いた しました。 16 23,977百万円 23,977百万円 連結キャッシュ・フロー計算書(平成17年 3 月 1 日から平成18年 2 月28日まで) 科 目 金 額 蠢. 営 税 減 連 退 貸 販 受 支 持 固 投 子 固 固 投 債 売 た 仕 未 そ 業 活 動 に よ る キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー 金 等 調 整 前 当 期 純 利 価 償 却 結 調 整 勘 定 償 却 職 給 付 引 当 金 の 増 減 倒 引 当 金 の 増 減 売 促 進 引 当 金 の 増 減 取 利 息 及 び 受 取 配 当 払 利 分 法 に よ る 投 資 利 定 資 産 売 却 資 有 価 証 券 売 却 会 社 株 式 売 却 定 資 産 売 却 定 資 産 除 却 資 有 価 証 券 評 価 権 流 動 化 資 金 の 増 上 債 権 の 増 減 な 卸 資 産 の 増 減 入 債 務 の 増 減 払 金 の 増 減 の 小 計 利 息 及 び 配 当 金 の 受 取 利 息 の 支 払 法 人 税 等 の 支 払 営 業 活 動 に よ る キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー 蠡. 投 資 活 動 に よ る キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー 有 形 固 定 資 産 の 取 得 に よ る 支 有 形 固 定 資 産 の 売 却 に よ る 収 投 資 有 価 証 券 の 取 得 に よ る 支 投 資 有 価 証 券 の 売 却 に よ る 収 連 結 範 囲 の 変 動 を 伴 う 子 会 社 株 式 の 売 子 会 社 株 式 の 取 得 に よ る 支 長 期 貸 付 に よ る 支 長 期 貸 付 金 の 回 収 に よ る 収 短 期 貸 付 金 の 増 減 そ の 投 資 活 動 に よ る キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー 蠱. 財 務 活 動 に よ る キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー 短 期 借 入 金 の 増 減 長 期 借 入 れ に よ る 収 長 期 借 入 金 の 返 済 に よ る 支 社 債 の 発 行 に よ る 収 自 己 株 式 取 得 に よ る 支 配 当 金 の 支 払 少 数 株 主 へ の 配 当 金 の 支 払 そ の 財 務 活 動 に よ る キ ャ ッ シ ュ ・ フ ロ ー 蠶. 現 金 及 び 現 金 同 等 物 に 係 る 換 算 差 額 蠹. 現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 増 減 額 蠧. 現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 期 首 残 高 蠻. 現 金 及 び 現 金 同 等 物 の 期 末 残 高 (注) 記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。 17 百万円 益 費 額 額 額 額 金 息 益 益 益 益 損 損 損 減 額 額 額 額 他 額 額 額 △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ 出 入 出 入 却 出 出 入 額 他 △ 額 入 出 入 出 額 額 他 △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ △ 30,140 8,692 150 1,277 11 870 369 1,557 169 31 714 608 57 784 51 3,039 455 975 3,619 2,167 3,825 37,633 410 1,557 7,802 28,684 8,373 2,646 312 1,540 463 104 150 270 695 346 5,061 5,829 200 14,474 9,000 3,082 2,511 87 69 16,716 1 6,908 17,069 23,977 連結業績の概要 平成14年度 第 1 1 9 期 区 分 高 792,300 益 17,198 当 期 純 利 益 5,171 売 経 上 常 利 19 1株当たりの当期純利益 平成15年度 第 1 2 0 期 百万円 817,314 百万円 22,243 百万円 11,879 円 銭 28 総 資 産 392,578 純 資 産 60,828 44 百万円 百万円 百万円 百万円 65,114 平成16年度 第 1 2 1 期 809,275 平成16年度 第 1 2 1 期 平成15年度 第 1 2 0 期 817,314 平成15年度 第 1 2 0 期 平成14年度 第 1 1 9 期 800,000 1,000,000 19.28 20.00 40.00 30,170 百万円 16,025 百万円 11 370,364 百万円 百万円 円 銭 60 百万円 60.00 当期 91,803 百万円 百万円 経常 16,025 30,170 25,387 14,499 22,243 11,879 17,198 5,171 5,000 純資産 10,000 15,000 20,000 25,000 30,000 80.00 370,364 77,328 375,647 平成15年度 第 1 2 0 期 65,114 平成14年度 第 1 1 9 期 60,828 392,578 0 18 総資産 91,803 361,749 平成16年度 第 1 2 1 期 44.12 0.00 77,328 平成17年度 第 1 2 2 期 53.99 平成14年度 第 1 1 9 期 百万円 百万円 ■ 総資産・純資産の推移(単位:百万円) 60.11 平成15年度 第 1 2 0 期 361,749 0 ■ 1株当たりの当期純利益(単位:円) 平成16年度 第 1 2 1 期 821,250 99 平成14年度 第 1 1 9 期 792,300 平成17年度 第 1 2 2 期 百万円 ■ 経常利益・当期純利益の推移(単位:百万円) 平成17年度 第 1 2 2 期 600,000 平成17年度 第 1 2 2 期 円 銭 53 百万円 821,250 400,000 14,499 百万円 平成17年度 第 1 2 2 期 200,000 25,387 12 ■ 売上高の推移(単位:百万円) 0 809,275 円 銭 375,647 百万円 平成16年度 第 1 2 1 期 200,000 400,000 600,000 貸借対照表(単体)(平成18年 2 月28日現在) 科 目 金 額 科 目 百万円 ( 資 産 の 部 ) 動 資 産 現 金 及 び 預 受 取 手 売 掛 商 貯 蔵 前 払 費 短 期 貸 付 繰 延 税 金 資 そ の 貸 倒 引 当 固 定 資 産 有 形 固 定 資 産 建 物 及 び 構 築 車 輌 及 び 器 具 備 土 建 設 仮 勘 無 形 固 定 資 産 借 地 ソ フ ト ウ エ そ の 投資その他の資産 投 資 有 価 証 子 会 社 株 長 期 貸 付 長 期 保 証 長 期 前 払 費 繰 延 税 金 資 そ の 貸 倒 引 当 流 金 形 金 品 品 用 金 産 他 金 物 品 地 定 権 ア 他 券 式 金 金 用 産 他 金 百万円 ( 負 債 の 部 ) 動 負 債 支 払 手 形 買 掛 金 短 期 借 入 金 未 払 金 未 払 法 人 税 等 未 払 消 費 税 等 未 払 費 用 前 受 金 預 り 金 賞 与 引 当 金 販 売 促 進 引 当 金 そ の 他 固 定 負 債 社 債 長 期 借 入 金 退 職 給 付 引 当 金 そ の 他 ( 資 本 の 部 ) 資 本 金 資 本 剰 余 金 資 本 準 備 金 利 益 剰 余 金 利 益 準 備 金 任 意 積 立 金 固定資産圧縮積立金 固定資産圧縮特別勘定積立金 別 途 積 立 金 当 期 未 処 分 利 益 株式等評価差額金 自 己 株 式 262,712 80,767 17,970 137 14,908 16,371 185 934 25,066 3,737 2,914 △ 1,459 181,944 101,365 58,590 209 42,512 53 3,581 1,182 2,200 198 76,997 20,475 12,898 9,480 22,323 3,297 10,157 322 △ 1,957 合 計 金 額 流 262,712 合 計 (注)記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。 19 189,149 131,973 420 35,909 29,100 3,263 5,481 865 2,013 15,173 34,174 3,828 1,510 232 57,175 22,500 17,679 16,576 420 73,562 20,283 23,184 23,184 29,878 4,657 12,280 1,854 426 10,000 12,940 5,632 △ 5,416 262,712 損益計算書(単体)(平成17年 3 月 1 日から平成18年 2 月28日まで) 科 目 経 常 損 益 の 部 特 別 損 益 の 部 営 業 損 益 の 部 営 業 売 そ 営 の 業 収 上 他 費 金 額 百万円 益 収 用 売 上 原 販 売 費 及 び 一 般 管 理 営 業 利 益 営 業 外 収 益 営 受 取 利 業 受 取 配 当 外 損 雑 収 益 営 業 外 費 用 の 支 払 利 部 雑 支 経 常 利 益 特 別 利 益 固 定 資 産 売 却 投 資 有 価 証 券 売 却 子 会 社 株 式 売 却 特 別 損 失 固 定 資 産 売 却 固 定 資 産 除 却 投 資 有 価 証 券 評 価 販 売 促 進 引 当 金 繰 入 税 引 前 当 期 純 利 益 法 人 税 、 住 民 税 及 び 事 業 税 法 人 税 等 調 整 額 当 期 純 利 益 前 期 繰 越 利 益 中 間 配 当 額 自 己 株 式 処 分 差 損 当 期 未 処 分 利 益 (注)記載金額は百万円未満を切り捨てて表示しております。 20 高 入 469,642 1,469 価 費 342,884 109,892 息 金 入 259 1,212 730 息 出 1,145 717 益 益 益 31 714 581 損 損 損 額 52 229 23 872 百万円 471,111 452,777 18,334 2,202 1,862 18,674 1,327 1,177 18,824 6,598 1,460 10,766 3,382 1,186 21 12,940 重要な会計方針 貸借対照表及び損益計算書の作成に当たって採用した重要な会計方針は次のとおりであります。 1.有価証券の評価基準及び評価方法 子会社株式及び関連会社株式 移動平均法による原価法 その他有価証券 時価のあるもの 当事業年度末の市場価格等に基づく時価法(評価差額は全部資本直入法により処 理し、売却原価は移動平均法により算定) 時価のないもの 移動平均法による原価法 2.棚卸資産の評価基準及び評価方法 商 品 売価還元法による原価法、ただし、輸入未着商品は帳簿棚卸の個別法による原価法 貯 蔵 品 先入先出法による原価法 3.固定資産の減価償却の方法 有形固定資産 建 物 及 び 構 築 物 定額法 車輌及び器具備品 定率法 無 形 固 定 資 産 定額法 ただし、自社使用のソフトウエアについては、社内における利用可能期間( 5 年) に基づく定額法 4.繰延資産の処理方法 社債発行費用 支出時全額費用処理 5.引当金の計上基準 貸 倒 引 当 金 債権の貸倒れによる損失に備えるため、一般債権については貸倒実績率を使用し、 貸倒懸念債権等特定の債権については個別に回収可能性を検討し、回収不能見込 額を計上しております。 賞 与 引 当 金 従業員の賞与支給に充てるため、支給見込額を計上しております。 販売促進引当金 販売促進を目的とするポイントカード制度により発行されたポイントお買物券の 未引換額に対し、過去の回収実績率に基づき将来利用されると見込まれる額、及 びカードの切替に伴い将来利用可能となることが見込まれる額を引当計上してお ります。 退職給付引当金 従業員の退職給付に備えるため、当事業年度末における退職給付債務及び年金資 産の見込額に基づき、当事業年度末において発生していると認められる額を計上 しております。なお、過去勤務債務については、その発生時の従業員の平均残存 勤務期間以内の一定の年数(12年)による定額法により按分した額を、発生年度 から費用処理しております。また、数理計算上の差異については、その発生時の 従業員の平均残存勤務期間以内の一定の年数(12年)による定額法により按分し た額をそれぞれ発生の翌事業年度から費用処理しております。 6.リース取引の処理方法 リース物件の所有権が借主に移転すると認められるもの以外のファイナンス・リ ース取引については、通常の賃貸借取引に係る方法に準じた会計処理によってお ります。 7.消費税等の会計処理方法 税抜方式によっております。 会計処理の変更 (退職給付引当金) 「「退職給付に係る会計基準」の一部改正」(企業会計基準第 3 号 平成17年 3 月16日)及び「「退職給付に係 る会計基準」の一部改正に関する適用指針」(企業会計基準適用指針第 7 号 平成17年 3 月16日)が、平成16 年10月 1 日以後平成17年 4 月 1 日前に開始する事業年度から適用できることになったことに伴い、当事業年度 から同会計基準及び同適用指針を適用しております。 この結果、販売費及び一般管理費が217百万円減少し、営業利益、経常利益及び税引前当期純利益は217百万円 増加しております。 21 追加情報 (法人事業税における外形標準課税部分の損益計算書上の表示方法) 「地方税法等の一部を改正する法律」(平成15年法律第 9 号)が平成15年 3 月31日に公布され、平成16年 4 月 1 日以後開始する事業年度より外形標準課税制度が導入されたことに伴い、当事業年度から「法人事業税におけ る外形標準課税部分の損益計算書上の表示についての実務上の取扱い」(平成16年 2 月13日 企業会計基準委 員会 実務対応報告第12号)に従い法人事業税の付加価値割及び資本割については、販売費及び一般管理費に 計上しております。 この結果、販売費及び一般管理費が390百万円増加し、営業利益、経常利益及び税引前当期純利益が390百万円 減少しております。 (販売促進引当金の追加計上) 従来、ポイントお買物券の発行時に回収実績率に基づき費用処理しておりましたが、これに加え、平成18年 1 月に発行いたしましたDAIMARU CARDへの切替に伴って利用可能となることが見込まれる額を引当計上す ることといたしました。 これに伴い、販売促進引当金繰入額872百万円を特別損失で一括処理しております。 貸借対照表注記 1.子会社に対する短期金銭債権 25,078百万円 子会社に対する長期金銭債権 8,217百万円 子会社に対する短期金銭債務 27,454百万円 子会社に対する長期金銭債務 187百万円 2.有形固定資産の減価償却累計額 79,947百万円 3.担保に供している資産 建物及び構築物 10,186百万円 土 地 1,330百万円 4.貸借対照表に計上した固定資産のほか、車輌及び器具備品の一部については、リース契約により使用してお ります。 5.保証債務残高 502百万円 上記の他に、大阪ダイヤモンド地下街株式会社の地下街店舗用建物等の賃料・共益費等一切の債務につい て賃貸人に対して他 2 社と連帯保証をしております。なお、当該保証について当社の負担割合は40%であ ります。 6.貸出コミットメント契約 未実行残高 15,000百万円 7.商法施行規則第124条第 3 号に規定する時価を付したことにより増加した純資産額は5,632百万円であります。 損益計算書注記 1.子会社に対する売上高 2.子会社からの仕入高 3.子会社との営業取引以外の取引高 4.1株当たりの当期純利益 *1株当たりの当期純利益の算定上の基礎 損益計算上の当期純利益 普通株式に係る当期純利益 普通株主に帰属しない金額の内訳 (うち利益処分による役員賞与金) 普通株式の期中平均株式数 229百万円 10,621百万円 3,147百万円 40円28銭 10,766百万円 10,666百万円 100百万円 (100百万円) 264,802,033株 22 利益処分 摘 要 金 額 益 12,940,479,316 固 定 資 産 圧 縮 積 立 金 取 崩 額 52,405,908 固定資産圧縮特別勘定積立金取崩額 426,000,000 当 期 未 処 分 利 円 13,418,885,224 合 計 これを次のとおり処分いたします。 円 利 益 配 ( 1 株 に つ き 役 ( 固 別 次 員 う 定 ち 資 監 産 与 査 圧 縮 積 繰 金 1,450,220,453 金 100,000,000 5 円 5 0 銭 ) 賞 途 期 当 役 分 積 立 越 利 立 ) (16,000,000) 金 382,067,431 金 8,000,000,000 益 3,486,597,340 (注)平成17年11月21日に1,186,406,100円( 1 株につき 4 円50銭)の中間配当を実施いたしました。 23 業績の概要(単体) ■ 店別売上高(単位:百万円) ■ 商品別売上高(単位:%) 86,750 大阪・心斎橋店 67,440 大 阪・梅 田 店 東 京 店 京 都 店 山 科 店 神 戸 店 52,602 85,416 須 磨 芦 屋 店 札 幌 店 100,449 45,027 25,000 合計 469,642 50,000 75,000 婦人服・洋品 32.0 4.4 その他の 食料品 身回品 5.5 菓子 紳士服 12.6 6.7 ・洋品 9.4 461,166 平成15年度 第 1 2 0 期 469,057 平成14年度 第 1 1 9 期 450,000 平成17年度 第 1 2 2 期 600,000 13,077 8,167 11,779 5,604 3,000 純資産 6,000 9,000 12,000 15,000 18,000 50.00 262,712 65,246 263,288 平成15年度 第 1 2 0 期 59,188 平成14年度 第 1 1 9 期 55,540 256,711 0 24 総資産 73,562 254,876 平成16年度 第 1 2 1 期 20.89 40.00 16,204 8,620 平成17年度 第 1 2 2 期 30.23 30.00 18,674 ■ 総資産・純資産の推移(単位:百万円) 31.97 20.00 経常 10,766 当期 0 40.28 平成15年度 第 1 2 0 期 4.9 平成14年度 第 1 1 9 期 ■ 1株当たりの当期純利益(単位:円) 平成16年度 第 1 2 1 期 4.9 生鮮食品 平成15年度 第 1 2 0 期 430,195 300,000 惣菜 平成16年度 第 1 2 1 期 平成16年度 第 1 2 1 期 10.00 3.1 化粧品 平成17年度 第 1 2 2 期 469,642 平成14年度 第 1 1 9 期 3.0 家庭用品 ■ 経常利益・当期純利益の推移(単位:百万円) 平成17年度 第 1 2 2 期 150,000 食堂喫茶 100,000 ■ 売上高の推移(単位:百万円) 0.00 1.3 美術・宝飾・貴金属 4.8 8,923 0 0.9 家具 呉服・寝具・その他の衣料 2.1 11,198 0 0.2 サービス 子供服・洋品 1.9 6,084 店 0.6 家電 その他の雑貨 1.7 5,747 新 長 田 店 その他 100,000 200,000 300,000 今期のトピックス 梅田店、神戸店、新長田店がリニューアル 3 月、当社各店で売場改装(リニューアル)を実施いた しました。まず、梅田店はレディスファッションを中心 にリニューアルを実施し、 3 月18日にオープンしました。 神戸店は 2 階特選フロアとレディスファッションを中心 にリニューアルを行い、 3 月15日にグランドオープン。 新長田店は地下 1 階から 2 階まで全館リニューアルを行 い、 3 月21日にオープンしました。 ▲梅田店 B 1 階東側 「ヤング レディス&メンズ」 心斎橋店の周辺店舗がさらに拡大しました 3 月 16日 に 、「 ク ー ラ・心斎橋」がオープ ン。日本ではじめての 百貨店直営の女性専用 岩盤浴施設。岩盤浴と は温めた天然岩盤の上 で横になり、発汗を促 す入浴法です。 また、 2 月10日には、 紳士・婦人靴「アルフ ▲クーラ心斎橋 レッド・バニスター」 が新規に、「スウォッチストアOSAKA」がリニューアルオ ープンしました。 これにより、心斎橋店の周辺店舗は23店舗24ブランドとなり ました。 (2006年 4 月末現在) 京都店が 2 店目となる 周辺店舗「A.P.C.」をオープン ▲神戸店 2 階 「サロン・ド・グウ ブランシェ」 新しいクレジットカード 「DAIMARU CARD」を発行しました 1 月18日から利便性を格段に向上させた新しいクレジットカ ード「DAIMARU CARD」を発行しました。 新しい「DAIMARU CARD」はVISAまたはMasterCardの いずれかのインター ナショナルブランド カード付きとなるた め、従来の当社カー ドの利用範囲が大丸 グループと一部の加 盟店に限られていた のに比べて、大丸グ ループをはじめ、利 用できる店舗や施設 が大幅に拡大します。 大丸ピーコック 「代官山ピーコック」オープン 昨年11月26日に、同店周辺店舗 の 2 店舗目となる「A.P.C.」が オープンしました。 メンズ、レディスの衣料品と雑 貨を展開し、関西地区の「A.P.C.」 のフラッグシップストアの位置 付けとなります。 昨年 9 月オープンの「トルナーレ日本橋浜町店」 (東京都中 央区)とともに都市型小型店舗のプロトタイプとなるものと して、昨年11月23日に「代官山ピーコック」 (東京都渋谷区) がオープンしました。 これにより同社の店舗数 は関東地区39店、関西地 区27店の計66店舗となり ました。 (2006年 4 月末現在 一時 閉鎖中の「三田伊皿子店」 (東京都港区)を除く) ▲京都店 周辺店舗「A.P.C.」 ▲代官山ピーコック 25 大丸のネットワーク 大阪・心斎橋店 直営百貨店 大阪・梅田店 山科店 東京店 京都店 神戸店 札幌店 大阪・心斎橋店 大阪市中央区心斎橋筋1丁目7番1号 〒542-8501 TEL (06) 6271-1231 大阪・梅田店 大阪市北区梅田3丁目1番1号 〒530-8202 TEL (06) 6343-1231 東京店 東京都千代田区丸の内1丁目9番1号 〒100-0005 TEL (03) 3212-8011 新長田店 京都店 京都市下京区四条通 高倉西入立売西町79番地 〒600-8511 TEL (075) 211-8111 山科店 京都市山科区竹鼻竹ノ街道町91番地 〒607-8080 TEL (075) 255-7365 須磨店 神戸店 神戸市中央区明石町40番地 〒650-0037 TEL (078) 331-8121 新長田店 クオリティの高い 生活価値を創造する 企業グループを 目指します 神戸市長田区若松町5丁目5番1号 〒653-0038 TEL (078) 643-2951 博多大丸・福岡天神店 須磨店 神戸市須磨区中落合2丁目2番4号 〒654-0154 TEL (078) 791-3111 鳥取大丸● 芦屋店 ● ● ●下関大丸 芦屋店 芦屋市船戸町1番31号 〒659-0093 TEL (0797) 34-2111 神戸店、新長田店 須磨店、芦屋店 博多大丸・長崎店 ●今治大丸 札幌店 ●高知大丸 札幌市中央区北五条西4丁目7番地 〒060-0005 TEL (011) 828-1111 26 京都店 山科店 ●● ●● ●●●大阪・梅田店 ●大阪・心斎橋店 ●札幌店 東京店● 主要な関係会社(平成18年 5 月 1 日現在) 関係百貨店 通信販売 株式会社 今治大丸 株式会社 博多大丸 株式会社 大丸ホームショッピング ・福岡天神店 商品関連事業 株式会社 モードアトリエ レストラン事業 株式会社 レストランピーコック 株式会社 下関大丸 ・長崎店 複合商業事業 株式会社 大丸コム開発 ソフトサービス 株式会社 大丸クレジットサービス 株式会社 高知大丸 株式会社 大丸友の会 株式会社 鳥取大丸 建装事業 株式会社 大丸装工 株式会社 大丸木工 株式会社 DHJ リース事業 株式会社 大丸リース&サービス スーパーマーケット事業 株式会社 大丸ピーコック 貿易・卸売事業 (関東地区39店舗) 青 山 袖 が 浦 高 輪 魚 籃 坂 目 白 自 由 が 丘 阿 佐 谷 下 北 沢 中 野 藤 沢 み さ と 店 店 店 店 店 店 店 店 店 店 恵 比 寿 多 摩 国 立 鶴 見 六 角 橋 横 浜 橋 久 我 山 高 田 馬 場 麻 布 十 番 井 荻 店 店 店 店 店 店 店 店 店 店 経 堂 店 新 浦 安 店 都 立 家 政 店 桜 新 町 店 高 野 台 店 グランパーク田町店 東 小 金 井 店 上 池 台 店 文京グリーンコート店 玉 川 上 水 店 大丸興業 株式会社 石 川 台 店 花 小 金 井 店 成 城 店 西 船 橋 店 国 分 寺 西 町 店 藤 沢 本 町 店 三軒茶屋の杜店 トルナーレ日本橋浜町店 代官山ピーコック サポート・情報事業 株式会社 消費科学研究所 株式会社 ディンプル ※三田伊皿子店は建て替えのため休業中(平成19年春に再開予定) 株式会社 大丸セールスアソシエーツ 株式会社 大丸情報センター (関西地区27店舗) 千里大丸プラザ 香 里 店 津 雲 台 店 北 千 里 店 明 舞 店 中 宮 店 茶 山 台 店 晴 高 松 名 狩 塚 星 美 倉 が 台 台 丘 谷 場 台 原 田 店 店 店 店 店 店 店 千里南町プラザ店 芦 屋 南 宮 店 甲 子 園 店 甲 東 園 店 山 田 店 武 庫 之 荘 店 千 里 山 店 箕 甲 芦 北 宝 箕 面 桜 ケ 丘 南 屋 川 西 大 和 真 弓 塚 中 山 面 外 院 店 店 店 店 店 店 株式会社 大丸ビジネスサポート (平成18年 3 月 1 日設立) 27 役 員(平成18年 5 月 1 日現在) 取 締 役 会 長 兼最高経営責任者 (代表取締役) 取 締 役 社 長 兼最高執行責任者 (代表取締役) 奥 田 務 山 本 良 一 グループ本社百貨店事業本部長 兼首都圏新規事業開発室長 取 締 役 兼常務執行役員 松田敬一郎 グループ本社百貨店事業本部副本部長 兼MD統括本部長 取 役 安 永 憲 朗 取 締 役 兼 執 行 役 員 小島喜代三 グループ本社関連事業本部長 取 締 役 兼 執 行 役 員 生 島 功 グループ本社管理本部長 取 締 役 兼 執 行 役 員 塚 田 博 人 グループ本社経営計画本部長 兼梅田新店計画室長 監 査 役 大 西 正 文 大阪瓦斯株式会社特別顧問 監 査 役 鐡 永 驢 介 弁護士 締 監 査 役( 常 勤 ) 斎 藤 浩 一 監 査 役( 常 勤 ) 新 谷 靖 男 (注) 取締役のうち、安永憲朗氏は社外取締役であります。 また、監査役のうち、大西正文、鐡永驢介の両氏は社外監査役であります。 常務執行役員 北野 洋 執行役員 土井和夫 執行役員 本多洋治 執行役員 山根 勲 執行役員 原田隆晴 執行役員 中川驪夫 執行役員 杉谷敏幸 執行役員 小林泰行 執行役員 森川善博 執行役員 由良泰三 執行役員 栗林善夫 執行役員 田丸成彦 28 株主様ご優待制度のご案内 ■ ご優待内容 漓 ■ ご利用上のご注意 現金によるお買物が10%割引 ・ただし、1,000円未満の端数については割引いたし ません。また、一部割引対象外の商品がございます。 なお、博多(福岡天神・長崎)・下関・高知・鳥取・ 今治の各大丸での割引率は5%といたします。 滷 大丸直営各店ミュージアム及び大丸札幌店 7 階ホールなどで開催の有料文化催事の 無料入場(ご同伴者 1 名様まで有効) ・博多(福岡天神・長崎)・下関・高知・鳥取・今治の 各大丸の有料文化催事には適用されません。 ■ 大丸株主様ご優待カードの発行について 毎年 2 月末日現在1,000株以上ご所有の株主の皆さま に対し、 6 月 1 日から 1 年間(翌年 5 月31日まで) ご利用いただける「大丸株主様ご優待カード」を 5 月中に発行いたします。なお、ご利用限度額はそ のご所有株数に応じて、次のとおり設定いたします。 2 月末日ご所有株式数 ご利用限度額(値札本体価格) 1,000株以上 2,000株未満 年間50万円 2,000株以上 10,000株未満 1,000株増すごとに年間50万円ずつ加算 10,000株以上 年間500万円 (上限) 8 月31日現在の新規株主の皆さまに対し、そのご所 有株数に応じて、上記年間ご利用限度額の半額を設 定し、12月 1 日から半年間(翌年 5 月31日まで)ご 利用いただける「大丸株主様ご優待カード」を11月 中に発行いたします。 29 1.本カードは、お買い上げ時に売場係員にご提出いただき ますと、当社直営店(心斎橋、梅田、東京、京都、山科、 神戸、新長田、須磨、芦屋、札幌)における現金による 値札価格でのお買物に限り、ご利用限度額の範囲内でそ の値札本体価格の10%を割引いたします。ただし、その 場合1,000円未満の端数金額については、割引いたしま せん。 2.本カードは、当社商品券、友の会会員証カード、全国百 貨店共通商品券(日本百貨店協会加盟店発行分)、他社 発行クレジットギフト券、商品お取替券によるお買物に 限り、現金によるお買物と同様にご利用いただけます。 (その他の商品券、お買物券、商品お引換券、デビット カード等によるお買物にはご利用いただけませんのでご 注意ください。 ) 3.本カードは、大丸Dカード及び大丸さっぽろDカードに よるお買物にはご利用いただけません。 4.本カードは、お得意様口座、当社及び他社クレジットカ ード、通信販売・代金引換によるお買物及びそのご入金 にはご利用いただけません。 5.本カードは、次のものについては割引いたしません。 生鮮食品(海産物・精肉・青果) 、書籍・CD類、たばこ、 切手・印紙類、商品券類、各種商品引換券・ギフト券類、 金・白金・銀の地金、貨幣類、各種送料・箱代・修理代、 食堂・喫茶、美容室・エステティックなどの施術サービ ス、旅行代金、その他(ルイヴィトン、ティファニー、 ブルガリ、カルティエ、エルメス、ロエベなど)特に指 定したもの。 6.本カードは、他のお買物優待券、お買物優待制度及び他 の割引との併用はできません。 7.本カードの提示によりご本人及び同伴者 1 名様に限り、 当社直営店有料文化催事へ無料でご入場いただけます。 8.本カードは、他人に譲渡、売買、貸与等をされた場合は 無効といたします。また、本カードは紛失されても再発 行いたしません。 なお、博多(福岡天神、長崎)、下関、高知、鳥取、今 治の各関係店においては、本カードの提示により現金に よる値札価格でのお買物に限り、値札本体価格の 5 %を 割引いたします。ただし、上記に加え、特価商品、食料 品その他関係店が指定するものは通用除外といたしま す。 (有料文化催事へはご入場いただけません。) また、法人株主様の他のご名義への分割書換発行はでき ませんので、なにとぞご了承くださいませ。 株 主 メ モ 蘆剰余金の配当の基準日 期末 2月末日 中間 8月31日 蘆定時株主総会の基準日 2月末日 蘆定時株主総会 5月中に開催 蘆公告方法 電子公告による 蘆株主名簿管理人事務取扱場所 (お問合せ先) 三菱UFJ信託銀行株式会社 大阪証券代行部 〒541-8502 大阪市中央区伏見町三丁目6番3号 (0120) 094-777 ( 電 話 料 無 料 )蕁 蘆同取次所 三菱UFJ信託銀行株式会社及び野村證券株式会社の全国本支店 株式関係のお手続き用紙のご請求は、次の三菱UFJ信託 銀行の電話及びインターネットでも24時間承っております。 ( 電 話 料 無 料 )蕁 (0120) 244-479(本店証券代行部) 蕁 (0120) 684-479(大阪証券代行部) ホームページアドレス http://www.tr.mufg.jp/daikou/ 〔 〈お 願 い〉 住所変更、改印など届出事項に変更がある場合は、お手数ですが、速やかに変更の手続きを お願いいたします。必要書類等の詳細は上記事務取扱場所までお問合せください。 大丸ホームページ http://www.daimaru.co.jp/ 当社の貸借対照表並びに損益計算書は当社のホームページにおいてご覧いただけます。 〕