Comments
Description
Transcript
PDF版ページヘ
Rxiカラム Rxi® 3-in-1技術が 比類のない不活性さ、低ブリード 良好な再現性を提供 正確なデータ 迅速に得られる良好な結果 装置の稼働率の向上 www.restek.jp/rxi GNBR1843A-UNV_jp_0826_2.indd 1 15/08/26 14:07 迅速でかつ正確なデータが求められている今日、 Restek® のGCカラム Rxi®シリーズを 使用することで容易に実現することができます。 ラボで仕事を始める前に、すべき作業がたくさんある中で、分析装置を使用して、すぐに結果を出さな ければなりません。しかし、ただ単に迅速であればいいのではなく、正確な結果をより迅速にかつ少な い経費で出すプロセスが求められます。分析する試料は、次から次へと入ってきますし、それに対して、 より信頼できるデータを提供しなければなりません。簡単に言えば、必要な時に必要なデータを出せる ようなガスクロマトグラフィーのカラムが準備されていれば、とても便利です。 私たちは、お客様がなすべきことを理解しています。実際、Restek で働いているクロマトグラフィーの エキスパートは、かつてユーザーとしての経験があり、ラボですべきすべてのことに精通しています。 Restek で開発された Rxi® シリーズのフューズトシリカカラムは、日々ラボで直面している種々の問題 を解決します。Restek では、カラムの不活性化さ、寿命、安定性、再現性、カラムブリードやピークの形 状などの点に配慮してカラムを製作しています。Restek® の Pure クロマトグラフィーの利点を生かし て、正確な結果をより迅速に出してください。 2 www.restek.jp/rxi GNBR1843A-UNV_jp_0826_2.indd 2 15/08/26 14:07 Rxi®カラム：継続した成功を もたらすカラムです。 消耗品のサプライヤーは、お客様からのクレームに対して真剣に対応しなければなりません。また業 界をリードする科学者として、Restek では信頼性の維持と基本理念への執着が重要なものと捉えてい ます。そのため、Restek では Rxi® カラムの製造工程を完全に把握することにより、最高品質の製品を 提供し、それによって得られるデータを保証しています。結果として、Rxi® カラムは他社ではとても達 成できない満足のいく性能保証を提供しています。 フューズドシリカ：Restek で採用しているカラムの素材には、安定した供給と最高品質が求められて おり、これらに関しては非常に重要な項目として取り扱われています。そしてすべての Rxi® カラムは、 他に類をみない高品質なフューズドシリカを素材として用いています。Restek では正確な仕様に従っ てフューズドシリカチューブを延伸し、そのプロセスでポリイミド樹脂をコーティングしています。 ポリイミド樹脂を何層にもコーティングすることで、フューズドシリカチューブの高温における安定 性と、幅広い分野におけるアプリケーションを可能にしています。 不活性化処理：フューズドシリカチューブを延伸後、不活性化処理が行われて Rxi® カラムとして価値 あるものになります。Restek の表面の不活性化技術とシラノール基をマスクする最適なプロセスは、 酸性物質・塩基性物質と同様に極性化合物に対しても非常にすぐれた不活性さを示し、高感度分析に おいても対称なピーク形状を保証します。 液相の化学：フューズドシリカ素材の製造工程に加えて、Restek では独自のカラム液相も製造してい ます。カリフォルニア州にある研究所”Restek West”では、キャピラリーカラムの液相と不活性化処 理に着目した研究を行っています。この専門家集団により、最適化された液相が生み出され、選択性が 改善され非常に難しい分離が可能になっています。1 つ 1 つの Rxi® カラムの液相は、不活性化された フューズドシリカチューブに架橋結合され、機械的に耐久性のある性能を持っているため、結果的に 長期間安定した製品となります。この独特な架橋結合技術により、結果的に高感度分析に対して低ブ リードで、かつ保持時間の再現性が良くなります。幅広く用いられている Rxi®-5Sil MS カラムから特 殊な分析に用いられる Rxi®-PAH カラムまで、Restek で開発された Rxi® カラムの液相は、より優れた品 質管理と特殊なニーズにお応えしています。 品質管理：すべての Rxi® カラムは、カラム間の再現性と低ブリードを保証しています。その理由は、 Restek ではすべてのカラムの出荷前検査で、不活性さ、選択性、液相の膜厚、カラム効率とブリードの 項目について行っており、厳格な QC の仕様に対しての検証を行っているからです。すべての Rxi® カ ラムについて、厳しい品質検査を行い、基準を満たしたカラムだけが、カラムブリードなど性能に関す る重要な項目を記載した性能試験レポートと共に出荷されます。すべての Rxi® カラムは、要求される 厳格な要求を上回る形で工場から出荷されます。 www.restek.jp/rxi GNBR1843A-UNV_jp_0826_2.indd 3 3 15/08/26 14:07 Rxi®カラムを 使う理由 まずは、Rxi® カラムを使用して、最高の結果を出してみてください。 “最高”とは何を意味するでしょうか ? 最高のカラム とは耐久性があり、長持ちするカラムで、正確なデータ、正しい結果を迅速に出せ、しかも装置の稼働時間を最大限にで きるものです。 正確なデータ 正確なデータが得られることは必須です。優れた不活性さ、低ブリード、そして高い再現性を持つ画期的 な Rxi® カラムの 3-in-1 技術をたった 1 本のカラムに集約することで、非常に低濃度の試料の分析において も必要とされる正確なデータを得ることができます。 比類のない不活性さ Restek の 3-in-1 技術により、Restek® eXtreme Inertness（Rxi®）と呼ばれる非常に不活性なカラムが、GC カラム Rxi® シリーズです。 この不活性さにより信号 ノイズの比が改善され、それによって実際の試料で定性・定量分析が正確に行え ます。法規制などで求められる高感度分析において不活性さは非常に重要で、もしカラムの表面に活性点 があれば多くの酸性、塩基性、極性化合物分析では、テーリングが起こります（図 1）。非常に不活性な Rxi® カラムの技術により、この問題点が解決され 1 本のカラムで広い範囲に渡る成分の高感度分析が可能とな りました。 図 1：ピーク形状比較（ピリジンの分析） 5 ng, 2.39 min 5 ng, 2.26 min A：Rxi ®カラムではない場合 B：Rxi®カラムの場合 濃度によって、リテンションタイムが 濃度に依存せず、予測通りの 変化しピーク形状が悪く、 リテンションタイムに溶出し、 オートインテグレートが困難 正確なインテグレーションが可能 1 ng, 2.40 min 2.5 ng, 2.28 min 1 ng, 2.32 min 2.10 2.20 2.30 2.40 2.50 2.60 2.70 2.80 Time (min) GC_EX01118 4 0.5 ng, 2.41 min extracted ion chromatogram, m/z 79 2.25 2.30 2.35 2.40 2.45 2.50 2.55 2.60 Time (min) GC_EX01119 www.restek.jp/rxi GNBR1843A-UNV_jp_0826_2.indd 4 15/08/26 14:07 低ブリード Rxi® カラムは他のどのメーカーのカラムより、安定しているため、ブリードはかなり少なくなっており （図 2）、さらにバックグランドが低いために信号 ノイズ比が改善され、高感度分析が可能で検出下限もよ り低くなっています。このような特性から、低ブリードの Rxi® カラムは微量分析に非常に適したカラムと 言えます。さらに低ブリードのカラムは、質量分析計（MS）での高感度分析においてもブリードによる検 出器の汚染を最小限にすることが可能で、また質量スペクトルのライブラリ検索でも一致率が向上しま す。 図 2：Rxi® カラムは、競合他社のカラムと比較しても最も低ブリード 20.0 低濃度サンプルにおける感度と精度を改善する 他社と比較して非常に低ブリードであるRxi®カラム 17.5 15.0 350 ° C 12.5 ブランドA 1ng トリデカンピーク pA 10.0 ブランドB 7.5 ブランドC 330 ° C 5.0 ブランドD ブランドE 2.5 Rxi®-5ms 0 2 4 6 8 10 12 Time (min) 14 16 18 20 ブランドF 0.0 22 24 GC_EV00822 330℃から350℃での各社5%-ジフェニルカラム（30 m x 0.25 mm ID, 0.25 μm）の比較 キャリアガス：水素 、検出器：FIDを使用 良好な再現性 予想もしない保持時間の変化とピークのずれは、イライラするもので、最悪の場合仕事が止まることもあ ります。Rxi® カラムはカラムを何回交換しても、同じ分析結果を得ることができます。Restek は、カラム 効率、保持時間、ブリードや不活性さにおいて業界標準をはるかに上回る性能のカラムを常に提供してい ます。 図 3：Rxi® カラムは、QC テストにおいてカラム間、ロット間における再現性を保証 カラム バッチ#1 カラム バッチ#2 カラム バッチ#3 GC_EV00819 1. 1,6-ヘキサンジオール 2. 4-クロロフェノール 3. メチル ノナン酸 4. 1-デシルアミン 5. トリデカン 6. 1-ウンデカノール 7. アセネフチレン 8. ペンタデカン （30m,0.25mm,0.25um） カラム：Rxi®-5ms サンプル：500μg Isothermalカラムテストmix トルエン溶媒 1μL 注入法：スプリット注入 （スプリット1：100） 温度条件：135℃一定 検出器：FID 330℃ www.restek.jp/rxi GNBR1843A-UNV_jp_0826_2.indd 5 5 15/08/26 14:07 より良い結果を迅速に Rxi® カラムは正しい結果を出すばかりでなく、正しい結果をより迅速に出します。類まれな不活性さ により、ピーク形状は良好で保持時間も安定しているため、分析の目的成分が低濃度であっても正確 に定量できます。良好な再現性によりコンプライアンスのメソッドに準拠したデータを出すことに よって、お客様も迅速で精度の高いデータを出すことができます。Rxi® カラムは、熱的に安定してい てしかもカラムからのブリードが少ないので、カラムオーブンの温度を上げることができ、分析時間 を短縮して試料分析の生産性を上げることができます。さらに Rxi® カラムはカラム効率が高いため シャープで幅の狭いピークを得ることができ、また目的とする化合物も高温度で分離することができ ます。このような特長から、データの質を犠牲にすることなく、分析時間を短縮することが可能です。 Rxi® カラムを使用することにより、試料分析の生産性を上げ迅速で正確なデータを得ることができま す。 図 4：Rxi® カラムでは、より効率の良い分離が可能 Restek製ではないカラム 理論段高さ N=3,900 Restek Rxi®テクノロジー 理論段高さ N=4,270 装置の稼働率をあげる Rxi® カラムは耐久性を追求して開発されました。Restek の頑健なポリマーは架橋結合していて、非常 に不活性な表面に保持されているため、どのように取り扱っても壊れることはほとんどありません。 このように頑健で不活性であるためカラムの寿命は長く、カラムのメンテナンスに要する時間も短縮 することができます。またカラムの交換、装置のリキャリブレーションの頻度も減り、しなければな らないメソッドの再バリデーションの頻度も他メーカーのカラムに比べて、少なくなります。Rxi® カ ラムは GC オーブンの温度が高温でもブリードが少なく、カラムを取り付けてからの焼き出し時間を 短くできるので、高速分析が可能で、ひいては生産性の向上につながります。これらの特長は、メンテ ナンスに必要とされる時間を最小限にし、装置のダウンタイムを減らし、装置の生産性を上げること につながります。 使用しているカラムが Rxi® カラムのように寿命が長いと、購入するカラムの本数を減らすことができ ます。そしてカラムの効率が高く不活性であると、低い検出下限での高速分析が可能です。Rxi® カラ ムで、質の良いデータ、時間の短縮を図り生産性を向上させてください。 6 www.restek.jp/rxi GNBR1843A-UNV_jp_0826_2.indd 6 15/08/26 14:07 ■ Rxi® シリーズ 液相のラインナップ N O N -P O LA R 次のメソッドのベストなカラム 選択はRxi®カラムです – Rxi®-1ms Rxi®-1HT Rxi®-5ms Rxi®-5Sil MS 正しいカラム液相を選択することにより、分析の成否が決まるといっても過言ではありません。 Restek では広範囲な極性の液相を開発していて、より分析に適合した Rxi® カラムの選択を容易に行う Rxi®-5HT POLARITY ことができ、高速分析が可能で、他社に負けることのないデータを得ることができます。 Rxi®-XLB Rxi®-1301Sil MS Rxi®-624Sil MS Rxi®カラムの液相選択に ヘルプは必要ですか? Rxi®-35Sil MS www.restek.jp/posters の Web サイトに行き、カラム選択の Rxi®-PAH www.restek.jp/ezgc の Web サイトに行き、クロマトグラム唯 一のモデラーである EZGC® のアプリケーションに化合物名を 入れてみてください。すると何百ものアプリケーションから、 数千の化合物の最適カラムが分かります。 Rxi®-17 + Rxi®-17Sil MS Rxi® "Sil" EZGC®ガードで カラムとは? 分析用カラムを保護する アリレン化合物と Rxi® 技術の Restek は非常に不活性な Rxi® ガードカラム / リテンション ギャップを販売しており、これには画期的な 3-in-1 技術が採用さ れていて、Rxi® 分析用カラムを保護するための理想的なツールと 融合により、Restek はシアリ レン共重合体を含む液相を開 発 し 、こ れ ま で の も の よ り さ なっています。 らに熱安定性にすぐれたカラ さらに Integra-Guard® カラムは、ガードカラムと分析用カラム が一体となっていて、カラム接続時に生ずる問題点が解決されて います。Integra-Guard® カラムは、Rxi®-5Sil POLA R ためのポスターとガイドをダウンロードしてください。また Integra-Guard® Built-In Guard Column ガードカラムと一体構造 MS カラムをはじめ として他の液相のカラムも発売されています。 ガードカラム 液相 ムを供給しています。これら の "Sil" カラム̶ Rxi®-5Sil MS, Rxi®-1301Sil MS, Rxi®-624Sil MS, Rxi®-35Sil MS, and Rxi®17Sil MS は、同じ液相のこれま でのカラムと同じ極性を持っ ていますが、選択性が異なりま す。熱安定性に優れていて低ブ リードなため、Rxi® "Sil" カラム は MS を始めとした高感度なア プリケーションに最適です。 Rxi®カラムを、ぜひお試しください。 お客様のアプリケーションは、食品と環境の安全性試験、燃料や薬の品質管理、また法医学的な分析かもしれません。たとえどのよ うな分析をしていても、最適な GC カラムの選択はお客様にゆだねられています。Restek® Pure クロマトグラフィーと Rxi® カラム の使用によりなぜ分析のスピードと正確さが向上するかについての詳細は、www.restek.jp をご覧ください。そして、お客様自身 で Rxi® カラムの良さを実感してください。 www.restek.jp/rxi GNBR1843A-UNV_jp_0826_2.indd 7 7 15/08/26 14:07 RESTEKでは、カラムだけではなく、 クロマトグラフィーにおけるトータル ソリューションをお届けします Rxi® シリーズカラムは、GC 分析において、GC ユーザーの強力なツールと なります。RESTEK 製品は、より早く、正確な結果が得られるよう、様々な 分野でお手伝いいたします。 製品ラインナップ GC カラム | www.restek.jp/GC GC アクセサリ | www.restek.jp/GCacc 保証付き標準試薬 （CRMs） | www.restek.jp/crm エア サンプリング | www.restek.jp/air サンプル前処理 | www.restek.jp/sample-handling LC カラム | www.restek.jp/LC テクニカルサービス LC アクセサリ | www.restek.jp/LCacc Restek 技術サポートチームは、毎日お客様からの 様々な技術的なお問い合わせにお答えしています。 幅広いアプリケーション分野や分析手法にかけて、 Restek 製品に関するお問い合わせをお受けいたします。 お問い合わせは、[email protected] まで テクニカルリソース EZGC ® メソッド開発ツール | www.restek.jp/ezgc web ベースの無料アプリでは、クロマトグラムのシミュレーションや、 分析に適したカラム、メソッドトランスファー、流量の計算などが行え ます ChromaBLOGraphy | blog.restek.com Restek のブログでは、クロマトグラフを使用した分析のコツやいまさ ら聞けない Tip について定期的に更新しています。 クロマトグラムデータベース | www.restek.jp/chromatograms 1,000 を超えるクロマトグラムが、データベースに登録されています。 分析にお役立てください。 Restekジャパン お問い合わせは、 [email protected] www.restek.jp Restek® patents and trademarks are the property of Restek Corporation. (See www. restek.jp/Patents-Trademarks for full list.) Other trademarks in Restek® literature or on its website are the property of their respective owners. Restek® registered trademarks are registered in the U.S. and may also be registered in other countries. © 2015 Restek Corporation. All rights reserved. Printed in Japan. Lit. Cat.# GNBR1843A-UNV_JP GNBR1843A-UNV_jp_0826_2.indd 8 15/08/26 14:07