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見る/開く

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見る/開く
品帆翠覇滞
(4d 官 設 )
l 研究名
臼
l
3
i
l
疲児の学若手指導(
集団参加を中心にして)
2 研究対象者を取りあげた理由
入学当初(昭和 5
3年度) , A児は視線が合いにくく,指導者との対人関係がなかなかっくれ
なかった。しばしば教室から出ていったり
教室内をよく動きまわったりしていた。手遊びゃ
Jr
,ウヒョーッ Jといった言語やオウム返しがみられ,築関への参加が難しく
「トコトコ……
パニックに臨り,相一手与をひっかいたり,自分の腕をかみついたりするという行動がみられた。
そこで, A児の行動の特徴を知る ζ とによって A児を理解し,オウム返しでなく自分の要求
を言葉で表現できるようにし, A児と他の児主主とのかかわりを予言て集団生活に参加できるよう
にしたいと考え, A児を研究対象児に取りあげた。
3
児童の実態
(
1
) 研究対象児年齢・学年・性別
A児の年齢は,昭和 5
5年 5月 1日現在で
8才 1
1カ月である。(昭和 4
6年 5月 7日生)
小学部 3年生の,男子である。
(
2
) 知能検査
知能検査は,大脇式を用い,
l'Q3
1である。(昭和54年 2s
.
l15日実施)
(
3
) 生育歴
,
780g
e'あり,難度で,母親は 2
6才,父親は 2
8才である。 A児は第 l子 ( 長
主 T時体重は 3
男)であり,
発育状況
1才年下の妹がいる。
1
ぎのすわり 4カ月,歯生 5カ月,始歩 1
1カ月,離手し開始 6ヶ月で為る。
既往歴としては,はしかと狸紅熱である。
2才 8カ月の i
待
, D病院で自開症と診断され,その後, K学園に通醤している。父親の仕
事の関係で東京から佐賀の方へ移転し,
4才 4カ月から, 2年 半 は K保存留に:ii!i.っている。
幼児期に夜尿,偏食,ねぼけ,手の指を塁手jかす癖がみられている。
(
4
) 家庭環境
両親と妹の 4人家族である。機械部品の販売業で
付き合いはほとんどしていなし、。両親とも
A兇の教育については熱心である。
国j
研式親子関係、テストにおいて父親は,積極的拒否型
る。母親は高額的拒否型
指導目標
。
溺愛型の 2項白において危険地帯にあ
積極的援奇型厳格型干渉狸
地簿にある。
4
会社と住居がー絡になっている。近所
基本的な尽常生活習慣を育てる。
。 対人関係づくりをする。
1
9
6-
溺愛裂の 5項目において危険
。 言葉による伝達をはかる。
みんなとー絡に遊んだり,朝会など、の築関活動に参加できるようにする。
O
5 指導内容
m
日
,
導
,
.
.
,
・
内
廿
(
1
) 学校での l臼の生活の流れをつくる。
(お指導者の方から児
に働きかけ,児童との対人関係を
作っていくようにする。
(
3
) I
隠 4cm
で,長さ 5 mの O
l
Z
コ ムを使って「汽lj[ぽっぽ遊び」用の!
e
ゴム総を作り,学級全員で,
n
汽車ぽっぽ遊びJをする。
I
(
4
) 児盗どうし予をつながせて散歩に行かせたり,二人組,三人組│
四人総,全員で予をつながせて,手つなぎ行進をする。
(
5
) 長い廊下をぞうきんでふかせるといったように
課題そを与えて,廊下街徐や教家掃除をする。
(
6
) 言葉の指導をする。
①
返事の棟計をする。
1
:r
呼び,返事をさせる。
。 食べ物会提示して名所i
朝の会や長a
りの会等,名前任呼ぶ機会を作り,返事をさせ
る
。
O
円滑に返事ができる児童を先に指名して返事のしかたをわ
からせ, A児の順番はできるだけ最後にする。
返事ができたら拍手をし賞賛を与える。
。 担任以外の指導者や,他の児童から名前を呼ばれても返事
ができるようにする。
<
2
l E言葉の指導をする。
。 食べ物や身のまわりにある具体物を提示して,指導者は伺
[fi]もその名前を教え,
A児にその名前をいわせる。
。 簡単な指示を与え,その指示に応じるようにする。
。 相手の主主求にそった言葉を指導者は使い, A児に主主求の三
Z
さをいわせる。
O
あいさつの
する。
尼と一対ーで言葉の指導をする。
。 指導者と A)
いまくはJと指導者からさそいの言葉をかけられて,自分
の名 i
誌をいう。
1
9
7…
I
や jおわりの
7
て
ζ
とば iを部後にい
ヲ
屯〉。
共体物を提示し,その名前をいわせる。
。 半具体物や絵カードミを提示し,その名前をいわせる。
。 単語ばかりでなく,
r
o
o
ですj という表現ができるよう
にする。
。
自分の要求を言葉で表現できるようにする。
。 款をうたう。
(
7
) 拐の会などで,身体表現遊びゃ,婆求の言葉が発表できるよう
にし,他の先議との話し合い活動を育てていくようにする。
r
うた遊びj や「身体表現遊びj を通して,他の児議と一緒に
(
8
)
遊ぶ乙とができるようにし
集団活動の中に参加できるようにす
る
。
6 指導の実擦
(
1
) 1年目の結果
A児の様子を観察し
次のような行動がみられた。
。クレパスを与えると,クレパスそ自分の鼻の中へ入れたり,よるの下へ持っていったりする o
c 注射や歯科検診やレントゲン撮影では暴れ,大人が
3人で押さえてやっと検診ができる。
。水の入ったノてケツをみると,パケツをひっくり返し,JJ<.の流れをみたり,乙ぼした水のよ
をベタペタと足音をたてて歩く。
O
おもちゃを取る時には必ずおもちゃ絡をひっくり返し,自分の l
ましいミニカーを絞り,い
つもミニカーを持っている。
O
水遊びゃ,
トランポリンにのって遊んでいる特に,海水パンツを脱いだり
服告脱いだり
して,裸になってしまうことがある。
。金魚を鋳っている水そうの水をプザンカップにくんで飲む。
。給食では,ほしいものがあると人のを取って食べてしまう c 牛乳は飲もうとせず,指導者
e
がElを離したすきをみて,テラスや水そうに捨てる。
O
天候が雨などで室内が暗い特に蛍光滋をつけると,
A児は消してしまう。指導者がつける
と
, A児は泊しに行く。このことを何聞かしていると, A児はかんしゃくを起こす。
O
友達と手をつながず,振り放して逃げる。
。視線が合いにくく,そらわらいそしたり
O
予をひらひらと動かす行動がある。
かんしゃくを起 ζ すと, ,
J
f
;
i
図にいる者をかみついたり,ひっかいたり,つねーったり,たた
泌をかんだりする。
いたりする。また,自分の j
の方に類をよせてきたり,おんぶやだっこをされようとする。
- 198-
。他の学級の自間的傾向のある A児より 3才年長の体絡のよい女児の }
jへ行き,自分の頬そ
くっつけたり,頬にさわったりする。
。ブロックで遊んでいた持, T'0児が A児の机の上にあったブロックをドへ溶としてしま
うと,
A児はお ζ りだしかんしゃくを起こす。そして
指導者ーの所へきて指導者の予を取
って拾えと動作で示し,沫にうつぶせになり,足をノイタっかせて泣く。
o
.
r
ンじどうしゃ J r
イスス
ジェミニィ
エピフライ
カトキチノ
r
スズキじどうしゃ,ニァサ
しんはっぱい しんとうじよう J r
ビヨピヨ J アアーッ j といったひとり言がある。また,
エビフライ
Jr
アメリカ
コックローチ j といったひとり言そ断片的にいう。
。入学式,開校式,全校朝会などの学校行事の場においては,絶えず奇声ぞ発し,立ち歩い
たり,床にねそべったりする。
。学 i
努をしていると教室からよくとび出す。 1
0回以上とび出すことがある。廊下やテラスや
家庭科室の畳の部展へ行く。
このような A児の行動を考滋に入れ,学校においては
生活の流れをつくり,指導にあたることにした。
登校してから下校するまでの - 8の
1年践の一日の生活の流れは,
(表1)の通
りである。
一 切 の 生 活 の 流 れ (4月1
1日指導例)
(表 1)
行
,
廿
竺
時間;
8:20!!
足
E
E
。ランドセノレや鱈子の整理・整とんを指導者と一緒にする。 I
.トランポワン
み
な
さ
ん
O
日 、
l
ま
よ
{・レコ
r
ヤー
りをする。
o
つ
8待 4
0分にお世話係りさんと一緒に便所に行かせる。
。用便後,教宅へもどらせ,椅子に~らせる。
8
:
5
0
O
生
お役話係りさんと二人組
T'Ma児や N'T!
町立, トランポリンで遊ばせる。
o
きしゃ j のレコ
山 ナ て や り 楽しい雰潤気づく( 「 山
才
五
8
:
4
5
1 1",>(
護主l!.怒とんが終った児童は
で教室の中を歩きまわる。
o
メ
d
又
L
額の会をし「チューリップ jなどの歌をうたい,朝のあいクレパス
み j いさつをする。
ん
I
な
I H'G児,
0
-スケッチフソク
自由に絵かき遊び任する。
0
トランポワン
T'Ma児, A児は,指導者と一緒に絵かき遊び j レコ…ド
│ をする。
トレコードプレイ
な 10 N'T!
泡
, T'O児は,一人で絵かき遊びをする。
か
I
0
トランポリンで遊んだり
よいテラスにでて,
活
9
:
3
5
iし
教材・教具
1
自由に遊ぶ。
ヤー
1
.ゴム総
n
明 ポ ッ ポ 遊 びJや,かけっこをする。 1
.タンブワン
0
教室に入り,休憩をとる。
O
全員で便所へ行き,その後,音楽の学習の用意をする。
1
9
9-
9:451~~:
コ不亭語苔詰モー吾妻石手習与をする。
-レコード
・レコードフ。レイ
ュ ト 最 初 は , 二 人 組 で 内 ま の ワ νYJ rさしゃほっ I~J の
砲に合わせて歩く,
り
ッ
r
うた遊びj をする。
I010時 30分からのツベルクリン注射のため, 1
0時 1
0分から
! 小学部会員で便所へ行き,廊下に集合する。
1
0
:
3
0I楽 │ プ
I0ツベルクリン注射をしに保健所へ行く。
1
0
:3
01
I 0注射が終わり,全員で「汽車ぽっぽ
帰
I
.コ。ム総
O
1
0
H.G児
, T'MaJ
尼は指導者と一緒にする。
IAJ忍
, N
'T児, T'O児は指導者の手助けを受けてする。 I
.オルガン
│ん I帰りの会をする。
さ
り
Jで便所へ行く。
lみ i帰りの用意をする。
な
ヤー
-鈴
・鍵盤ハーモニカ
.オルガン
・カスタネット
.タンフ。リン
0
0
。指導者の手助けを受けて,埼子に@:る練習をする。
r
チューリップJ
'r
ぞうさんJ l
r
ゅうやけ
さ ,0
の lよ
う
な
会│ ら
ζ
やけ iの曲
! にあわせて歌う。
I 椅子に箆って,帰りのあいさつをするつ
0
I 指導者と一緒に総務へ行き,殺をはきかえ,迎えの保護
0
i者とー絡に帰る。
1
1:
0
0
o
H'G児
, T'MaJ
尼は,指導者と一緒に靴ぞはきかえる。
oA兇, N'TJA, T'O児は,一人で挙止をはきかえる。
保護者に対しでは,懇談や連絡援などを返して A兇の教育について話し合い,さらに,参観
日に保護者と児童と一緒に活動するような場与を設定して,接触を持っていくようにした。
く対人関係づくり>
まず,指導者と A児との閣で,対人関係をつくっていくこととし,できるだけ受容的態度で
接するようにしたっ次には,
A児がよく動きまわるという ζ とに義自し,学級の児 5
2全員でゴ
F
Jを学習の中に取り入れる ζ とにした。そして,疲れるまで遊
ム輸を佼った民主主ぽっぽ遂と
ばせて,その後に,義席をさせてお茶やおやつを食べながら休惑をとり,着席しての学習がで
きる状態に持っていくようにした。
5見r;汽車ぽっぽ遊び iで,ゴム卒識の Eわからとび出していた。とび出した場合は.そのつ
ど
9月
コ
ー
ム
もどらせるという方法舎とる。
n
汽E
のr:jコに入ってくるようになり,遊んでいる時に,
おまつ
r
ミニカー
JとA児はいう。
ニカ 1
1月
n
汽主主ぽっぽ遊びj をしている
指導者も「もう
ちょっと
に
i
もう
ちょっと Jというので
足はしばらくがまんをし, 1
5分間ゴム総
というと, A!
の中に入って,みんなと一緒に
に参加できるようになる。
く言葉による伝達〉
4月
r
キィーッ
タッタッ
ビイーッ Jといったひとり言がみられる。
2
0
0-
5月・指導者が相手の要求の立場に立つての言葉かけとして「あらってくだ 0Cゴ と い う と
「くださいj といってオウム返しをする。また.
I
おんぶJ I:おしつこ j といった安
求を表わす言葉がでてくる。
6Jl:指導考が A児の持っているミニカーを取りあげると,
ニカー
かしてくださしゴ
う
。
とL、
r
銀行へ行き待っている簡にお父さんが週刊誌令見ていたら .A児がそばへ行って『
7月
ちょうだい』と自分から先にいって,週刊誌安お父さんから借りて見ていましたJと
いう連絡を母親から受ける。
9月:給食の時間に指導者のおかずをみて,
ださ Lリという。指導者が黙っていると,
くださ Lリという。今までは,ほしいと思ったら指導者のおかずを取って
「おかず
A児は食べていたのであるが
自分の要求を言葉で表現する。
1
0月:他の学級での小学部会開の授業の時,その教案にいる乙とが,がまんできずに,
う
;
rえろうかj と何屈もいう。指導者は A児のそばへ行って頭をなでなが
えろうカゴ
ら.
1Jl:
品
、
3
r
か え ろ う ね jとなだめると,なんとかがまんできる。
1
-1tんせしリと自分からし、うので,次の言葉を待っていると,おんぶしてくださし立
いう言葉会いう。
2Jl:
n
家宅全社i
る時に
r
r
Aち ゃ ん 』 と 声 ぞ か け る と . r
rいってきます』がいえまし
という連絡を母親から受ける。
3丹.草花箱のfiJTで
I
1
t1
"七、
さようなりといって下校する。
l年尽は,次のような言葉がでるようになったっ
E
l
頃
身のまわりにある
兵体物の名前
要求の言葉
薬
仁
コ
くつ
iハンカチ
カ3 して
レコ
すず
ノてス
レコード
ミニカ
とけ L、
チリシ
がっ
ζ
う
フザロック
かしてください
ドかけてください
おかしください
あいさつ
;まうし
あらってください
おかずください
おちゃくださ L、
おねがいします
L、ってきます
おはようございます
ありがとうございます
いただきます
さようなら
く~問活動への参加>
5月:全校戦会の時. 6年生の男児と予をつないで参加させたが,とび出したりする。
9月:全校朝会の時,ダぜからしばしばとび出す。
1
0月:教生赴任式の持. 6年生の男児と一緒に盛っていた A)
なが指導者の方へきてだっ乙を
要求するのでー
はミニカーを与えると,それを持って参加する。
1J
l :学認発表会の時,奇戸ぎを出したり,その場から出てい ζ うとして騒ぐ。指導者がそば
についてなだめていると?顔をひっかく。
2月.全校朝会の時 . A児は指導者 の方やむいて
4
-2
0
1-
3J
j :本業式の練習の時,
業式の時も,
r
ねんねかJといって,ほとんど指導者にだっ
ζ
されている。 卒
r
おんぶかj といって,指導者のひざの上でだっこされて参加する。式
終了後,とび出し,ステージのカーテンの所へ行く
o
(
2
) 2年自の結果
く基本的な日常生活習慣〉
A児は学校での生活に慣れ,指示も遜るようになってきたので,衣服の者脱や掃除の指導に
取り組んだ。
。衣服の義脱
4且:ボタンかけがおかしいが,一人でワイシャツを着る。
5jj:用具の撃とん後,体操服に着替えさせてもかんしゃくを起 ζ さない。
6jj:短パンは前と後を磁めではさ,逆にはいた場合,
.
r
まえ,うしろ反対よj と戸をかけ
てやると,短パンを脱いではさ践す。ワイシャツは裏表反対に着たりする。
7月:用具の整とん後に体操服に着替える
ζ
とが円滑になり
短パンのボタンをかける乙と
ができるようになる。
9月:用具の整とん後に着替えをし
便所に行くのにかかる時間が短くなってきている。し
かし,自を離すと,用呉の整とんはしないで遊ぼうとする。
1
0月r;洋服を着る時に,裏返しの洋服をきちんと表に渡して着るようになりましたj とい
う連絡を母親から受ける。
1月:ワイシャツの一番上のボタンをかけることができずにかんしゃくを起とすが,自分で
とめようとする怒度がでてくる。
3月:ワイシャツの一番上のボタンをかける
O
ζ
とができるようになる。
掃除
4月
r
f
f
ふさをしょうねj といって廊下掃除をさせる。その場を離れようとしたり,途中
で、立って歩いたりするが励まして最後までやらせる。
5月:掃除途中で教室へもどり,お茶を飲んでいる。そのつど,声をかけると, AJ
尼はふさ
く
。
掃除をして L、
7月:掃除が終わると, A児はかんしゃくを起 ζ す
。
9月:教室のふさ掃除をさせる。 3図ほどふく。その後 廊下のふさ掃除をさせる。終わっ
た後はかんしゃくぞ起乙さず,ぞ、うのぬいぐるみの上で休むようになる。
1月 :I
援をあげてふさ掃徐ができるようになってきている。
3月
r
そうじよ」と指導者がいうと, r
ろうかそうじJとL、って,廊下のふさ掃除をする。
く対人関係、づくり>
「汽車ぽっぽ遊びj の 発 授 と し て , 友 達 と 手 を つ な い で 校 外 に 散 歩 に で か け た り , 二 人 総
や三人組や四人組等で白線の上告歩く手つなぎ行進をしたりする学苦手を絞り入れた。
4月:散歩の途中,
r;かえろうかj といって地面に寝そべったり,指導者の予をひっかいた
u
n
u
,
っ
ηノ
ω
りする。
5月:指導者の手を振りほどいてかけ出したり,歩いていてかんしゃくを起こし,友途をつ
ねったり,地面に寝ころがって歩こうとしなし、。そのつど,
A児を起こし,先へと
歩かせる。
6月:雨の臼でも,レインコ…トを者で散歩にでかける。水たまりがあると,その中に入って
遊ぶ。
9月:数歩の特に,水とうを持つ役割を与える。
1
1月:友達と一緒に予つなぎ行進ができるようになってくる。
1月:散歩の臨ずっと友透と予をつないで歩く
ζ
とができるようになる。
く言葉による伝達>
2年闘は,次のような言葉がでるようになった。
項
日
業
口
王手のまわりにある
なし
兵対物の名前
もなか
ビスケット
っくえ
えんぴつ
コッフ。
ノゼケツ
りんご
じてんしゃ
要求の言葉
みかん
ノゼ「ナナ
ぎゅうにゅう
きびだんご
けしゴム
ふでば乙
ぞうきん
れっしゃ
ひこうさ
t
こ
,
ねこ
}j~
i
;
J
:
t
J
くち
なしくださ L、
まゆげ
なし与をください
おちゃくださ L、
:おちゃをください
おやつをください
りんごください
ミニカ
どスケットをください
をください
もなかをください
キャラメ/レをください
始めと終わりの言
A児.いまからはじめます
指導者:始めの言葉
築
A兇:これでおわります
遊びの I~-~主
A兇 う そ ん で い い で す か
自己紹介
{まく;ま
ますか
A!
尼.ミニカーであそびます
ますか
A 児:プレイル
A児です
ムへいき玄す
n
r
u
q
a
n
u
指導事例
。要求の託業に助長討を使う
4年 1
0月 3B
昭和5
三葉の指導
Tl せんせい
pu なしくださ L、
Tz せんせい
Ta なしを
ぺ
r
4
こ
さ L、
くf
Az さいっ
ぺ
r
5
せんせい
Aq しを
T6 なしを
A4 くださ L、
T7 せんせい
&
なしを
Ts なしを
A6 くださ L、
5年 2}
39臼
昭和5
気
コ
ー
き
言葉の指導
r
;
な
しJを提示し,
「なしをくださいJ
'と助認を使っていわ
せるようにする。
oT
l で,さそいの言
葉をかけると, 「
な
し くださいj とA
児はいう。
a ,T4t
,
ま
。Tz,T
時をおいて,ゆっく
り,はっきりと話す。
o
h しをj
とあいまいにいう。
oT
s で,指導者はは
う
。
っきり L、
oA
7,
ま
,
i;りの音
を{まくいうが, よ
;
i
しをくださ Lリ と い
える。
0 &は
,
r
気 づ き
T'Otおやつを
。おやつを援示し,
f
おやつ与をくださ
pu くださ L、
?・臼おやつを
~\J とflJ)認を使っ
くださ
L、
は
Ozで,
T'u児を,指導
oT
'Ul ,T'
Az ください
T1 A児 ち ゃ ん お や
つ号
Tz せんせい
A~
ごめんなさい
&
おやつをください
Ta d
うあ
おり
ていわせるように
する。
ζ
うさ
者のかわりの役割
として,児童どう
しで言葉のやりと
りをさせている。
oT
z でさそいかけ
の言葉をかけると
助認を使っていう
ととカまできる。
!
v もう L、っかし、
r
いってねせんせ
、
L
Ts せんせい
&
A7 なしをください
74 はい
おやつをください
どうぞ
r
:指導者
百
。 なしを
ぺ
A8 しそ
A : A児
-204-
T'u:T'u児
。あいさつ,自己紹介,遊びの言葉,身のまわりにある具体物の名前
5年 3月1
9日
昭和5
言 葉 の 指 導
気 づ き
τ
k まず朝のあいさつをしましょう
n
朝のあいさつj と
T1の
o
T
2 せんせい
いう言葉に対応してのやり
tu おはようございます
とりが,んでできる。
T3 では
qで,低い声であいまいに
。A
はじめのことば
.fu.いまから
A児はし、う。
はじめます
T
4 ぼくは
T
s
で,はっきりいうように
o
A
.
" A児です
要求すると.A4で . A
児は
T
s じようずね
T
6 ぼくは
はっきり L、
う
。
はっきりいってください
o
T
9
で,鈴を提示する。今ま
kんですかj とオウ
A4 A児です
では
T
7ま
,L
、 じようずですね
T
s じゃあ A児さん
T
9 乙れは なんですか
す ずj とAJ
足は答える。再
度,鈴の ζ とそ尋ねてもよ
Asすず
かったようである。
TI0
うわぁ一つ
Tll
これはなんですか
ム返しにいっていたが.
。Tll で . A児が伺もいわな
おりこうさん
いので
指導者が答えてい
T
1
2っ く え っ く え っ く え で す
る。そして,再度
Asノ fピィノマボウ
尋ねている。
, L、
T13ま
A児さん
乙れはなんですか
T12 で
Asでひとり言をいってい
A7 つくえ
T14ま
, L、
r
るが,指導者がいったら
A児さん
くえj という言葉は A児の
Tl$あそびの ζ とばは
Asせんせい
頭の中に入っており . A兇
あそんでいいですか
は
F
っくむという。
。T1今で
Tlb ど乙であそびますか
AJ
尽の名前を呼び
As ミニカーであそびます
Ts"で,指導者は話題をか
1
i7 プレイルームへいきます
える。
AlOへいきます
r
。百ぎを受けて . A児は.
T
l
aなんであそびますか
せんせいあそんで
Al1プレイルームへいきます
すかj という言葉がででく
τ
}守もういっかいね
る
。
プレイルームへ
Z
:
2
.T
2
.
3
.T
2
.
¥I.は,指導者
。T
Tu2 へ い き ま す
Jr
くをと│
τ
〉。ミニカーで
Tu3 で
児の日立な
は. A
「みみJを指さしていく
あそびます
T11 そうですね
そしたら
τb はな
Tu
4 はな
τ
ゐくち
Tusくち
いいで
くち
o
p
h
d
n
u
qL
百
年
そう
fu6 ピィー
まゆげ
ヤッパ
ピィー
T,
. みみ
fu7 ミィーヤンド
もう L、っかし、
1)6 は い で は
あそびの ζ とばを
いってください
fus あそんでいいですか
τ
;
'
7 はい
あそんでらっしゃい
く築間活動への参加>
4月:始業式の時,最初は座っていたがステージに跳びあがり
5回ほどステージの上をま
わる。指導者が[おんぶをする Jという動作をして連れもどしに行くと
ージから降りてきておんぶされる。再度とび出そうとするので
AJ
尼はステ
その行動をおさえる
とA児はかんしゃくや奇声を出し,指導者をひっかく。
5J
3
:全校朝会の i
待,指導者の横に座っていて,なんとか参加ができる。その場から離れよ
尽の行動を規制しでも,奇声を出さなし、。
うとした特に. AJ
6月:全校朝会の時,指導者がそばについていれば参加できる。じっと立って話をきく
はがまんできないらしく,時々泣く
ζ
と
0
9月:体位測定の時,自分の願書5
まで座って待ち,測定ができる。
1
0J
3 :全校朝会で行進があると,他の児童と予をつないで参加する。
1
1月:小学部朝会で,みんなの前で,始めや終わりの言葉をいわせると,いうことができる。
1
2月
r
まだ
まだj といって,全校朝会に参加している。
3月:学習発表会の時,ステージの上で学級の児童と予をつないで前進や後退をしたり,ま
わることができる。始めや終わりの言葉をいう乙とができ,正座をして指導者と一緒
に見学をする
ζ
とができる。
- 206一
(
3
) 3年 罰 の 結 果
3年目においては,一日の生活の流れをさらに検討し,指導をすすめていった。
(
表 2)昭和 5
5年 1
1月 指 導 例
単
子│フ乙
B の生
題
夜│題
i
i
5
'の 流 れ
オ
キ
8:3
0
j
尼
"
,
,
'
r
,
.
!
1
1
.
.
指
o ~ま校をする。
O
三
三4
そし
校
m呉 の 整
とんをする。
臼l
朝
容
用兵の整とんミむさせる。
Jけを受けてさせる。
あいさっそ指導者の子 W
体そう服に着替えさせる。
oA~尼, H'N児
, N'T兇
, T'O児は一人で着議えさせる。
。Ya'N児は指導者の手助けを受けて義替えさせる。
oT'Ma兇は指導者と一緒に者稜えさせる。
o A!
尽
, T'O児は,検温をさせる。
oA児は,ことばの指導を指導者と一対ーで行なうようにする。
N'H児は,身近な具体物を絵白記帳にかかせるの
oYa'N児は,階段の昇り降りの練習をさせる。
o N'T
児は,せんの練穏をさせる。
。N'H児は,保健室へ縫談調査を持っていく係り活動をさせる。
oN'H児
, A兇
, N'T児
, T'O!
尼は f
遊びのことば Jそ い わ せ
プレイルームや運動場へ行かせる。
T あそびのことば
T:
P せんせい,あそんでいいですか
p:兇
T いいです,なにをしてあそびますか
p ブランコであそびます
T どこへいきますか
p 翠動場へいきます
T だれといっしょにあそびますか
さんとあそびます
0)
O
+
-
6)
、
L
犬
司
、
J
朝のあいさつをさせ
内
記
長 2)
oH'N児
, N'T児
, T'O児はひとりでさせる。
o A!
尽は,指導者の指示を受けてさせる。
oT'Ma!
尼
, Ya'N!尽は,指導者と一緒にさせるの
oT'Ma!
尼
,Ya.N児
, T'O 児は,父兄に I~ 、ってらっしゃ L 、
jの
。報のあいさつ
ヌ
ヨ
乙
一
得
時
(例
コ
m
E
ヨ
υ
コ
整
)-
のi
ん
o
1
0集合をさせ,
赴任式に参加
赴
二人組で,体育館へ移動させる。
I 赴任式に参加させる。
0
ダぜからとび出したり,勝手な行動をしないように留怠する o
A!
足
, T'OIA,
T'Ma児
, Ya'N児のIi肢に並ばせる。
ゎ最後まで赴任式(こ参加させる。
O
-'- ヲ
ア
ヲ心。
t
S
E
E
-
ハ
u
Qd
oH ・ N 児は-~前に波ばせる。次に N'T 児,
式
)
(r
t
r
;にjきかせ較の会去させる。
G
I T'O児は検泌をさせる。
朝の会をする。
-うた
・返事
.あさの
あいさつ
0
。オノレガ、ンに合わせて欽そうたわせる。
とりあげる
o H'N
児や N'T!
f
r
.
, T'O!
F
Gから f
ljO)希望がでてく
o A児
, Ya'N!
おま席を離れないよう‘こ留怠する。 ようにする。
。T'Ma児は朝の会に参加できるように配慮、する。
O 名
言i
jを呼び,返事をさせる
o A児は返事をする立で
ようにする。
さーぜる。
o Ya'
NJ
足は
jをむくようにさせる。
のJ
"T'Ma児{立
。名
るようにする O
2
0
7ー
指
毒
事
自
標
上
嘉
指導形態
iグ
:
f
U
俄
所
i
出別
。両殺や指導者や友達などの身近な人に
朝のあいさつをすることができる o
教
室
3
J
l
ノ
タi斉
t
l
:
O
。
。ランドセルや帽子などの用兵の撃とんを
することができる。
。衣服を一人で着脱する
O
ζ
とができる。
脱いだ衣服はハンガーにかけたり
んだりすることができる。
。
7
こf
こ
/¥
U
るO
みん t
J0)前で,朝のあいさつや身体 :
t
!
zlJ~
遊びをすることができる。
。名前そ呼ばれたら,返事をすることがで
きる。
2
0
8-
f ヤt﹃
~,
包{
合U
ることができ
動
育
。赴任式(などの学校行事)に参加するこ
とができる。
移体
一一一一一…J二
r~
h
、
。
。務のあいさつをさせる。ひとりひとりの児以に予定をかけてさせる。
あきの
生活単
oA
児
, H'N
児
, N・
T!
,
足 T'O
児はことば任使って釈のj;:式、さつをさせる α
oYa.N児は動作による表現で朝のあいさつをさせる。
oYa'N児
, N'T!
,
尼 A児,日 .N
児
, T'O
児
, T'Ma児の/1鼠に指名し,
l
i
1
i
にf
ちして,朝のあいさつをさせる。
oYa'N児には i1
.2
.3
.4
.5
.6
.あたま j の身体表現遊びゃ握手唱とさ
せる。
A!
足には,始めや終わりの言葉をいわせ, i1
.2
.3
.4
.5
.6あたま j
の身体表現遊びゃ, i
ひげじいさん Jや,欽をうたわせる。
o N'T
兇には,始めや終わりの言葉をいわせ,
1
.2
.3
.4
.5
.6あた
だるまさん J iこぶた・たぬき・きつね Ji
ひげじいさん jな
ま Ji
どの身体表現遊びゃ,款をうたわせる。
o H'N
兇には,始めや終わりの言葉をいわせ, i
ひげじいさん j
「手遊び Ji
むすんでひらいで Ji
大きなくりの木の下で j など
の身体表現遊びを正確にさせる。
oT'O!
尽には,始めや終わりの言葉をいわせ, i
ひげじいさん」
「手遊び Ji
むすんでひらいて Ji
大きなくりの木の下で j など
の身体表現遊びをさせる。
o
'
r
のやま
冗学羽内
¥
ー
¥
J
.
~
1
2:0
0
〆戸、....-.--\~
。便所に行く。
みがき
-悠i
をする。
用便・府間みがき・
日明巾
-弱 j
訟を
する。
-着替える。
• 't~} りの会
をする。
-下校毛と
する。
1
3:1
5
ヨ主主史述。ミヱヱ4員連企U 4
主りに(一
。便所にし、かせる。
。蹴みがきをさせる。
oH.N児
, N'T児
, T'O児はひとりで強みがきをさせる。
o A児は指導者の模倣をしながら愈みがきをさせる。
oT'Ma児
, Ya'N児は指導者とー絡に歯みがきをさせる。
。教室掃除をさせる。
oH'N!
尼や A!
尼i
こt
J
Lを後の J
jに下げさせる。
oA児や N'T児は設後まで(がんばって)教笠の床ふさ掃除そ
させる。
"H.N兇は指示をうけて教室の床ふさ掃除をさせる。
oT'O!
尼はカーペットの掃除そ電気掃除機を使ってさせる。
oT'Ma児や Ya'NJ
己は指導者と-絡に廊下の床ふさ紛徐をさ
。教室の机運びを H'N児や A児にさせる。
, H.N児
, N'T児
, T'O児は廊下の床ふさ掃
。教室掃除後, A児
徐をさせる。
。掃除後 使所に行かせる。
O 制服 l
こ者替えさせる。
oN'TJ
足
, H'N児
, T'OJ
足
, A児は,鋭いだ綴はたたんで,片付
けさせる。
O 賂に者かせ,帰りの会をさせる。
o A!
尼
, T'O児は検滋をさせる。
。帰りのあいさつをさせる。
G 二人総で玄関まで行かせる。
けを受けて,靴をはかせる。
oT'Ma児
, Ya
o指導者 l
こ対して, i
せんせい, さようなら j という帰りのあいさ
つをさせる O
。 迎 え に き た 保 護 者 に 対 し て , 児童の学校での様子について
話すようにする。
- 209-
。。
O
。教生先生方の自己紹介の話を
{
使
。喜怒みがきの習慣を身につける。
1
教
,
教
。机を下げたり, J婆んだりすることができる
の床ふさ掃除ができる。
O 廊下の床ふさ掃徐ができる。
。ぞうきんを洗ったり,しぼったりすること
に様れる。
って,カーペットの締徐を[廊
することができる。
。掃除用兵の片付けをすることができる。
所
家
主
ド[
使
教
f
f
r
教
2
主
玄
関
。身近な人に「さようなら」のあいさつがで
きる。
。
iO
i
O
O
。
O
1
0
1
I
家
ふ
。
cj
O
i
O
白
ハU
4
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'
ο
,
つ
O
返事
名 前 を 呼 ば れ た ら 返 事 が で き る と い う こ と は , 学 校 生 活 や 日 常 生 活 に 才Jいて大切なことである。
A!
足は名前を呼ばれると「はしリと返事をすることもあるが
何 聞 も 呼 ば れf
ぷいと返事会しない
という状態であった。返事の練習は機会あるごとに,取り組んで、いくが,車q
の会,身体表現遊び,
J
くの i
l
l
iりである。
帰 り の 会 空 宇 の 機 会 を と ら え て , 立 図 的 に 行 っ て み た 。 そ の 結 果 そ 示 す と ,i
1
苅 2, 図 3, 1
ミ3, 潟
[ 4,
)
(
1
)
;
],
1
I U
寸 1)
釈の会
5)
.
j
1
2月
‘
。
1
5
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-回〈コーも
戸 占 ♂ 日
Oω
同
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ひ〈了
ー〈プ、。
5 6 7 8 91
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11
21
31
41
51
61
71
81
9202
12
22
32
42
52
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72
82
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03
1
身体去現 i
捻び
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u
、
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(
I2)
仁
1
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1 2 3 4 5 6 7 8 9 1011 1213141516171819202122232425262728293031
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1
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1
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国 3)帰りの会
勺 ・ .
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← ザ / ム ふ 、 ノ
- - - f ー / ぴ 、 てy
1 2 3 4 5 6 7 8 9 1011 1213141516171
819202122232425262728293031
ら 民主主と {i,返事宅をするまで名前を託子パノだ i
主i
数そ〉ドす。
z
u
g
e品
噌
B
B
A
,
。
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(3)
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l1
3
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付
車
A
2
手
0)
ど
i
'
I
4m8日 章j
。
〉
〈
全
5月 1
4臼
0)
!
日
事~l
返 事 を し て い る 時 の
名前そ!fJ'
んだ段]数
足の綾子
を し て い る 跨 の 綴 子
5
1副め i
こ指導者の万者をふりむさ
っきり返事号をするよう
11
1
0刻,名iiIlを絞りて呼んだが, Aj
足は返事をしな L、
a し{まらく総をおき,湾君主,
名前を呼ぶと遂事ミをする。
5月2
3E
1 車
A
ま
{j
'
、
も
とJ
A習
1
1を
邸
め
し
2@lめにあいまいに遂事をする。指導者が,は
と 5主主めに返事をする。
に返事
を
9す
1
諮る
,1
0@lめは, AJ
尼のそばへよっていき
。
2T
I
lJと指導設が A犯の名前を呼ぶ。 2
f
f
きめに, T'OJ
尼が A兇 l
こf
へんじ
いう。すると, AJ
足は rAJ
足さん は L、
Jといって遂事をする。
l閉めで返事をするが,指導者の J
ii
ま宛ていない。
u)
1[自めで遂容をする。
身体表現遊び;
島
6
f
l
1
4臼 寺
s l
f
i
A 児が
主
主
も
5
r
l
2
4
1
3
A
の
さ
ゐ や
ザ
。
さ,身体表現遊びでは,
たま j とL丸、ながらできる。
壁び i
身体表現i
rあたま H みみJfくちけはな H あ
2
2腕めに返事ができる。
8月1
8E
l 対りの会│
2
c
r導者の方をみて !
Lの予をあげる。 2閉めに指導者は A児の名前を!fJ'
1おめで t
んだ後 iへんじは j というと, A況は返事そする。挙手をして返事そするのは,
H ' N兇 0)筏{倣て'あり, AJ
足はこの日,始めて名前を呼ばれた後に挙予告した。
屯の挙手によってわかった。
また,友だちの行動をみているということが, AJ
7J
j9日
5
í'.ò~}築を出してきて A 匁はいじっている。
保りの会
事~j
0)
ZE
C
A
/二
4 色D. 名前そ呼んでも返事をしないの
, 5@lめは指導者は AY
旺のそばへ r
rき名前そ!fJ'ぷと, A兇{立返事をする。
7月 188
会
9月 I臼
会
9
f
l
1
6
1
3
1務
の
式
'
Z
:
;
入
Z
9f
l
2013 緑 り の 会
8
気持ちが滋ち答か fAI
屯l
ま室内をうろついていて, 5閉めであいまいに返事をす
させ,さらに名前を呼び絞けていると, 8留めに返事をするの
8
色鉛家やけしゴムそいじっている。 5色1
,1',前を呼んだ後,i'.o鉛笈やけしコザムを
とりあげて名前を好一ぷと返事ミをする。
と,指導者の言葉をつねる。
3
1
0月 1
1日 事
時
の
自分から「さようなら」という。
ブロックを持って口同てたりして遊んでいたが
をみて返多をする。
1
0
f
l 18 俗 り の 会
1 M48 織 り の 会
T
いは jとL、
う
。 3閉めに返事そし,
11
舗を呼ばれると指導者の方
かんしゃくを起こし, 5分間設く。
O(
こ色鉛繁をくわえている。 Al
患は指導各ーの方をみ,指導警は A兇をみる。
~
1
0月208 織 り の 会
4
1
0月29日 綴 り の 会
2
11fl413 身体表現遊び
l
4@lめで A児{ま指導者の;与をふりむき, f
詮毒事者の自をみて.返撃をする。
:視線が合 L
マ
ー
也
マ。
指導者の方をみるので,指導者が AJ
泡をみて名前を呼ぶと返率をする。
1
1月 178 朝
の
~、
司
1
1月 1
8日 事
の
~
1
クレパスで色ぬりをしている。指導者が AJ
足の名前を呼ぶ自i
j
(
こ
, A児をじっとみ
手ぷと返事をする。
ていると A児と筏毒事があい.その後で,名前を E
1
2月 1日 憲
司
の
会
5
屯は隠そ費量れるので指導者はt:
U霊をする。 A児 l
ま少
l留めに名前を呼んだ後, Al
しかんしゃくを起こし,主主を d
i
tす
。
1
2月 1
1臼 司
事
I
J
)
会
1
2月 1
3臼 事
A
の
会
紛の会でオノ功'ンをひL、
て L、ると,そ0
或蓄にA児は総子を持ってきてfi!る。 1翻で返事をする。
t
i
'塁手蓄が AJ
足の筏畿をみていると,自分から低くれま L、
j という。
l
指導者が「先生の方号をみて返事をしましょう j という手による返事まの合図を示す
と
, A児 i
ま rAJ
泣きん はしリという。
2
1
2-
i
(図4)
卒i)jの会(月平均〉
ハhv
r
、υ
4
内ベリ
2-
4
。
一一千
仁
了
F
d
6
9
7
1
0
1
1
1
2
m
1
;
;
:
:
号
交
3年 間
と一対ーで言葉
現
自
い
次のような言葉がでるようになった。
f
E
予
,
旬、
ー
に3
身のまわりにある
みみ
具体物の名前
つみさ
まゆげ
あたま
タオル
っくえ
l
まフラシ
はみカま さこ
ふつさん
L、
ぜ
瓦
くつです
いすです
キ会カード
L、
占
ね
でんわ
乗り物の絵本
パ fス
でんしゃ
かみのけ
(指導者の名前〉
ねんど
くつした
ふうせん
クリーム
でんわ
ジュース
カール
おせんぺい
ぼうしです
オルガン
っくえです
アイスクリーム
ひこうさ
しんかんせん
ダンロッフ。
ふね
要求の五言葉
みせてください
えほんをください
ふつさんそしてください
数に関係のある言葉
つ
、
ふ
j,
♂
やめてください
いち, ,こい,さん, し,ご,ろく
かえるのがっしょう
ぞうさん
ひげじいさん
また,買い物学留にでかけた後,買ってきたものを全員に提示し,その名前をいわせる場面
をつくって
言葉の指導を行ったりもしたの
言葉の指導記録の一例としてあげると,
(
表 4)の通りである。
4i
つゐ
ο
η
(表 4)
月日
項El
1与
を
「
朝
す
の
る あいさつ j
2 返事をする
3
. El己紹介をする。
言 葉 の 指 導 記 録
4 月 7 B
おはようございます
(
1
)
A
(児体で先す手い(う
3
)〕
4 指導者の名号J
Iを
L、
う
5
..
r
始めの三葉 j を
L、
う
「終わりの言葉」
をいう
6
. 身体表現遊びを
する。
1
6 月 10 r
5 月 8 E
I
!ま
,
はじめます
(
2
)
これじおわります
(
1
)
いまからはじめます
(
1
)
これじおわります
(
2
)
あたま (
1
)
指導者の動作の壊倣
をする
かえるの うたが
きこえてキィキィキ
ディキディキディキ
ディキティキティキ
かえるのうたが
(10) ティキティキデコ
デコデコボコ
ボコボコボコ
(
1
)
(
1
)
すず
(
1
)
すず
つみさ (
1
)
つみさ (
1
)
おくつ (
1
l
8
. ~きのまわりにある
兵{本物の名前をい
つo
9
. 乗り物の絵本をみ
る
。
ス
(
1
)
ひこうく (
1
)
スバル
でんしゃ (
1
)
あそんどいいですか あそんでいい cす か
(l)│(1)
1
2
. 音声によるひとり
A~尽です、(3つ)
(名だけ~ ¥J)
名だけ L、う)
ちかわせんせい
いまからはじめます
(
1
)
4 ・ 5 ・ 6あたま
(
1
)
3 ・ 4 ・ 5 ・ 6 くち
(
1
)
かえるの うたが
きこえてくるよ
クワッ クワックワッ
テケテケテケ
クワッ
(
1
)
つみさ (
1
)
(
15X)
すず
5
)
タオル (
っ く え は X)
オルガン (3X)
からはじめます
は
あそんどいいとす(1)か
いってきます
(
1
)
寸
│
4
3
かえるのうたが き
こえてくる クワッ
クワッ クワッテサ
デケテサテサ
クワッ クワ y クワッ
(
1
)
タ
コ<
j
-Jレ (
1
)
おくつ (
1
)
すず(1)
せ ん せ い あそんで あそんでいいですか
(
1
)
いいですか
ミニカーであそびま カーであそびます
(
1
)
す ( 1 )
プレイル ムであそ プレイル ムでいき
(
1
)
(
2
) ます
びます
いってき玄す (
2
)
1
12
14
3
は
L、 (
2
)
は
L、(1)
L、(1)
は
A 児 で す い(
1
う
)
(名だけ
)
(5x)
(1x)
(
1
) いまからはじめます いまからはじめます
(
2
)
(
1
)
これでおわります
(
1
)
1-2・3・4・5・6
あたま
みみ(1)
はな(1)
ω
L、(1)
A(
児名でだすけ (
1
)
L、う)
2
)
(
6
) ちかわせんせい (
12月 11日
11月 12艮
10月 13隠
9E
I 19 臼
ノイ
ミニカーであそびます
ミニカーであそびます
(
3
)
(
1
)
レイルムでいきます プレイルームでいきま
(
1
)
(
1
) す
1
1
1 オウム返し
7 月 2 日
l
ま L、(1)
L、 (
2
)
(4x)
7
. 歌をうたう o
1
0
. 1遊 び の 首 葉 j を
L、
つ
。
4 月 23 臼
おはようございます 同 ん せ い お は よ う ご
(
1
)
(
1
)
ざいます
は L、 (
4
)
l
ま L、 (
4
)
A 児です (
2
)
(姓名をいう)
これではじめます
(
1
)
(1x)
これでおわります
(
2
)
1
1・2・3・4・5・6J 1・2・3・4・5・6 I
l
・ 2・3
-4・5・6あたま
う
。
1・2・3-4・5・6みみ
指導者の動作の模倣
と自分から L、
あたま
トントントントン
をする
「みみ j も自分から
1・2・3・4・5・6 くち
L、
う
。
ひげじいさん
まゆげ J
トントントントン
トントントントン
めがねさん
ひげじいさん
トントントントン
かえるのうたが き
かえるのうたが
ぞうさんのうた
こぶじいさん
こえてくる
きこえてくるよクワッ
(2x)
トントントントン
クワッ クワッテケ
ト
コ ト
コ ト
コ
(
1
)
ひげじいさん j テケテケクワッ
ぞうさんおはなが
(
5
)
ながいのね
クワッ クワッ
(
2
)
すず
(
1
)
つみき
(
1
)
おくつ
(
1
)
タオル
(
1
)
くつした (
2
)
(
2
)
いす
(7X)
ぼうし
絵カード
クリーム (
2
)
いぬ
(4X)
でんわ
(3X)
あそびのことば
あそんでいいですか(1)
ミニカーであそびま
す
(
1
)
プレイル ムでいき
(
2
)
ます
いってきます (
1
)
1
8
はさみ
クレパス
いいですか
(
4
)
(
5
)
タオル
フ 1 ーク
スプーン
くつ
コッフ。
(6X)
(2X)
(
1
)
(3x)
(3X)
すいとう (3X)
ねんど
包
)
(
1
)
ミニカーであそびま
す
(
1
)
し、ってきます
2
13
(
1
)
3
l
10
34
no
1
3 かんしゃく,奇声
1
4 自発語
1
5
. 席を離れる。
※
※
ふっきん
もうちょっと
ちょっと
ふっきんをください
おしつこ
ミ カーくわえた
5
4
2
一
1
1
2
( )の数字は,指導者から言葉を何回かかけられて .A
児がその関数の時に,言葉をいったことを表わす。
(x) は,指導者から何回か言葉をかけられたが, A児は言笑をいわなかったことを表わす。
- 214- 215-
祭出活動への参加¥
4月:赴任式で‘起立の特に A児一人 g
r
rっていて,指導者にも疲れと動作で示す。式があって
いる特に,
1侶ステージの方へ出ていく。指導者がもどってくるように合図をするとも
どってくる。
5J
j
:小学部会休学留では 友透と一緒の行動よりも指導者の方によってくる。他の学級の児
tへ連れていくと,ついていく。
選が A児ごを遊びの場の c
7月:校内宿泊学習の時,夜のつどい等
の手助けを受けて参加する。Lf
0分頃ねて,午前 3時 l
こ自をさまして騒ぎ,午前 4時3
0分すぎに f
i.の中で眠る。
後 8特 3
9月
運動会の練習において滋端にその場から離れることはない。指示や手助けを受けて練習
している。
1
1月:小学部全体学習では,
「かなしいの
)
-
に入っ
にいいながら,みんな
ている。
1
2月:小学部で校外マラソンにでかける。 A!
足は他の学級の児童の後から走っている。
1J
j :全校務会の持,念員が起立すると A児も立つようになり,ヂ!Jからとび出す毘数も減って
きて,参加できるようになってきている。
また,遊びの場面において. El分から手をつないで友達と歩くということもでできてい
る
。
?考
察
A児はよく動きまわり
教室からとび出
f
こり,かんしゃくを起こしていた。そこで,よく
とらえ,これを,体そ動かすことができるという可能性の面か
動きまわるという
「汽窓ぽっぽ遊び j をするということを意図的に行ってみた。その結果,
りのて,
後には,
r
汽主主ぽっぽ遊び
に入ってくるようになり,
2年後には,移動の時などに,
]
j
[,
;
r
っ
;
ま
ね
ーjというようになった。 3年
' gには,自分から友 j
主の手をつなぐということがでて
くるよう:こ t
J
.
っ7
よし
そこで,このような
ザ
フ
のゴム稔を{突って移動させなくてもよいようになった。
i
汽議;ぎつぽ遊び そ利用したのは ,i¥児が遊びの r
f
lへ参加するのそ促
の対人関係づくりに役に立ったのゼはな L、かと
一日
の告をれづくりをしたこと
般の着脱といっ
,i¥児にとっては生活のリズムづくりになり,また衣
な臼;常生活認出そt:-~きにつけるとにおいても
毎日の繰り返しと積み主主
、かと考えられる。そして,それは,
ねができるので役に立ったのではな L
手間
遊ぶという状態から, 24
l
'
年E
H主任校すると
会怠して衣服のお1J
5
i.ができるようになり
'&表に j
3Ocfミ自はま
とんどひとりでできるようになってきている o また,このようは基本的な日常生活智治を.J;
Hこ
つけることは,
を送りill!ぇ
だけではできない街もあるので,保護者と訴し合ったり,
どにみてもらい,
のj
忍
のt
i
h力がえられたことも災い結来与をもたらしたよう
である。
。
つほ遊び j や友達と手をつないで白線にそってさかくという大きな動きを返しょ,
h
︽ U
4tsム
ワμ
人関係づくりや指示に応じるという態度を育てていった。この白線にそって渉くということ
目標に対しての明確な課題である。そこで,運動場のトラックにそって歩かせたり,廊ドの長
い霞線コ…スをふさ掃徐させたりした。さらに,直線、や曲線でいろいろな道そっくり,そこそ
歩かせるという学習と併行して,黒板に自由になぐりがきをさせたり,者席させ一前線や曲線を
なぞるという細かな動きを絞り入れた学習をしていった結采, 3年闘では,指導者の指ぷに応
じることができるようになり,自分の名前のなぞりがきができるようになってきている。
このように,体全体を佼う大きな動さから学濯を始め,縮かな動さへと指導していったこと
は,回擦を達成していく上において大切であったように考えられる。
身近なことから機会をとらえて言葉の指導を行っていったが,
1年闘は
I
かしてくださしリ
といった要求を表わす言葉そ覚え,それが使えるようになってきた。 2年目は,ものの名前そ
少しふやし,
つての要求の言葉の指導をしていった。 3年目は,身体表現遊びをした
り,絵カードや絵本を佼泊したり,欲をうたったりといった言葉の指導をしていった。その結
果,指導者に対して要求の言葉を使うようになり,言葉の数もふえてきている。時には,友達
求の言葉をいうことができるようになってきている。しかし,いつも時滑に要求
に対しでもまE
の?言葉をいったり,ものの名前などをいったりするわけではなく,反応を示さない特があり,
の難しさを痛感している。また,反応を示さない特そ観察してみると,音声による
ひとりざの頻度が多いので,課題に対して注窓をむけさせることと,言葉を出しやすい惰絡的
なゆったりとした雰囲気というものが大切ではな L、かと考えられる。
しかし,身のまわりの呉体物,特に,食べ物受取りあげたことは, A児の食べたいという欲
求に訴え,三~.~定をださせる初期の段階では効果があったように考えられる。また,
3年目
紛の会で友達がしていた身体表現遊びを模倣するようになったので,そのことを言築の指導に
取り入れた。このことは
包や主主や鼻といったボディ・イメージづくりや身体表現遊びを通し
ての指導者や友達との意思の伝達において役に立ったと考えられる。
さらに
3年目は
返事が円滑にできるようにと
返事の指導を行動療法的な接近法で取り
組んでみたが,結巣として,即座に返事ができるようになったとはいいがたい。しかし,円滑
に返事ができるようになってきているということは,実誌の結巣よりいえるように忠われる。
円滑に返事をする場合とそうでない場合との波があるようで
今後とも続けて指導をしていく
必空さがあると考えられる。返事の指導の時の A児の様子を観察していると次のようであった。
始めは名前を呼ばれても指導者の方をふりむさもしなかったが
指導そ還ねるにつれてふりむ
くようになり,視線も合うようになった。また,返事をするのですよという合図そするとそれ
がわかるといった,対人関係において必要なものも表われてくるようになり,名前を呼ばれると
こ,担任以外の指導者
返事をしなくてはいけないという動機づけができてきたようである。ま f
や,特には友達が名前を呼んでも,返事をする場合もでできているので,このような返事の指
導を行ったことは,少しは良い結果をもたらしたのではなし、かと考えられる。
。 全校朝会や学校行事等のような集団活動への参加の語においては,
のおんぶやだっこを必嬰とする状態であり
1年自はとにかく指導者
なだめている指導者をひっかいたりする場合があ
41み
ワ
ー
n
r臼
った。 2年院は,場そ離れるが,指導者がそばにいるとその場にいるようになり, 3年白は,
その f
誌に j
哀ったりして参加ができるようになってきている。集団活動に参加していく場や機会
をできるだけっくり,
A児が騒いでも最後まで集自活動の場に参加させ,その中で指導をしてい
くことの必要性や,がまんをするという態度を育てていくことの大切さを感じている。
8 今後の課題
自問疲児の指導は,まず,情緒的なつながりが持ちにくいということから,対人関係がうま
くとれず難し~ ¥0
A兇の現段階では,対人調係はある程度でき,指示にも応じることができ
るようになってきているので
さらに
対人関係を改義し
言葉による意思の伝達をはかり祭
屈活動への参加能力を伸ばしていきたい。
。 学習指導についての指導法・教材・教具の研究が必婆である。
218-
品桝
翠覇満開
(骨骨鵠)
l 研究名
震い返れを伴うダウン症候群の生徒の指導
- B生徒の身辺自立をめざして
2 研究対象者を取りあげた理由
Biま,軽度と中度の跨客ぞ持つ生徒が相:半ばする本校中学部において,社会的自立という点か
ら最も発達が遅れている重度精神薄弱児である。また,集団の中での生活経験が少なく,生活面
全般にわたって介助が必要である。例えば
臼常生活を送っていくうえで欠くことのできない身
辺処潔能力ひとつをとってみても,その発達は極めて遅れている。誹せつに~していえば,
おしめそを使泊しており
去を校!申こ排便指導はなされてきてはいるが,まだ定着していないという
E
ように,全面介助の状態といってよい。衣服の着!乱獲潔.撃とん等についても司裁でかなりの
介助を必要とし,また,器所で依存的な態度が見受けられる。このように,身辺処法能力ひとつ
にしても,いろいろな方法で指導を試みながら,その能力向上をはかつていく必要があると思わ
れる。また, Bについて,これからの研究方向会見通し,計協約に研究していくうえで,生育歴
っきりしており,本校に入学してからの指導記録も祭っている。
以上の ζ とから,
B
りあげた。
3 生徒の実
)
i
{
-学年.1:生男J
I
Bの 年 齢 比 昭 和55年 5月現在で, 1
5歳 3か月である。(f
f
{
3
和40
年 2月 1
2日生)
Bは,中学部 I年生で男子である。
(
2
) 知能検査
(UtH
1
J5
5壬
ド 6,
E
!
l歳 7か月
,ヨ三の運動
6か月
-基本的習慣
1
1カ〉月
-対人関係
1
1か月
-発
3かJi
-言語潔鰐
1
1か月
-移動逐動
(
3
)
さ
ロ
t
五
コ
生予言経
。 第 1子,長男である。
こは疾病や外傷はなかった。祭政で仮死分娩であった。
母親l
乳児期には疾病はなく,誌のすわり 4か,E!,長短生 1
0かf1. ~þ きはじめ 18か月でわった。皮
~~Y(l.であったため生後 6 か月三まで,栄養を薬と注射に頼り,治療ち受けていた。また,生後
5ケ互の時,九大でダウン症侯塁手と診断された。以後 7語読まで,同小児科で成弱児に対する
治療を受けた。
予を受け, 1
2殺の持から 1年 2か月賠,佐賀市内 I保育 i
識に通闘した。
この時期に自践的傾向もぬると指摘された o ",3[1寺,最初の 1~ 詣はまったく食欲がなく
気になると長期にわたって休んだという O
昭 和5
3年 4}
j,1
3畿の特に本校小学部に入学。昭和 55年 4月
,
-2
1
9-
病
(
4
) 家庭環境
Bの 3人家族である。父親は教締であったが,今{土返織してい
家族構成は,父綴,母親,
る。家は,佐賀市の中心部からはずれた静かな
m園地得にある。日 t
t
t[
1毅 Wha人会士写,十 i
会的な仕事で外出することが多い。養育態度について
年 4 月実施)によると,父親,母親ともに不安 t~~ ,
由研式毅子関係診断テスト(昭和5
3
溺愛キl ,百従烈において危険地帯である。
特に父親は磁めて過保護なようである。
千戸齢に i
主する頃までは,近所の子供たちと交流があり, 1
0人前後の友だちが遊びに来たり
一緒に出かけたりしていたが
湾台が索くなったら附る。
上j
か事故でもあって,これ以
や が て そ れ も な く な り , 親 も 向I
Jと思い,集団の中に入れるのそ避けていたという。
家族構成,住居環境ミすの街からも静かすぎるほどで,刺激は少ないようである。
(
5
) 学校での総子
指導開始当時の綴予を祭却してみると,およそ次のようになった。
五
十
.
i
2
]
処
.
f
1
J
l- 全面的に介助が必要である。排せつについては
されているが
常時おしめを使用しており
まだ定答していなし、。衣服の着脱もかなりの介
良
llJ]が必愛で、ある。般にお終えをしてもらっているという状態で,指導,援助がない 1
り行動を起こさず,依存的である。食事はスプーンを使って金べるが,
1時題以上か
かり,こぼしたものは必ずスプーンを佼って床に落としてしまうなどきれいずきなよ
h
l,食事?ナーが怒い。
うに見える以 '
illi 動 UÞ1J.~ーも0;む
íí'1î .~'fで肢がやや泌がっている。多行の時も少し前かがみで,必
ず手伝fつないでもらわなければならなかったっ階段の奔降はi!寺簡がかかり,綾もかな
りf
泌がっていて,手すりを持っても他方のそ子は握ってもらわなければならなかった ο
i
l
l
i動助そ定る時,手の振りミ与は不自然で,ゆっくりと 2問ぐらいしか走れない。すべ
り台やぶらんこも怖がり,なかなかしようとしない。
語一ことばはない。怖い時など
r5
i
ゥ… j とうなる乙とがある。
。 対人関係一周囲の者に対するはたらきかけは乏しし、。指示も通りにくい。いやな時には
J
っち l'
(
J というふうに相子そ仰したり,子そ払いのけたりするなど意志表示を
することがある。
行動一
は狭く,立たせていてもすぐにひざをかかえこむようにしてしゃがみ乙
み,そのま誌をくるくる闘ったり,Llに子をあてて「ウー Jとうなったり,
ら床をなでまわしたりする行動がよく見られるつ
うなりなが
(以後,このような行動を常間行動
とよぶ。)また,このような行動そしながら,小さいごみを見つけると拾って,後ろ
の方 l
こ放り投げたりすることもある。
一笑聞のあとにひとりでついて行くことはできな L、。務会等に参加する時も,
指導者か友だちに予を取ってもらわなければならな L、。ひとりにしておくと,すぐ床
に座りこんで常同行動をやりだしてしまう。
O
情緒一表憾の変化は乏しいが,音楽に合わせて体を動かしたり,運動場そ走ったりする
時など,笑顔が出る時もあり,時には笑い戸さえたてることもある。
220-
4
指導目標
(
1
) 身辺処f1
1能力を高める。
(
2
) 社会性会脊てる。
5 指導内容
生徒の実態で述べたように
8は生活面全般にわたって介助が必要であるという問題をもって
いる。 8が将来,学校を出て社会生活を営んでいくためには,できるだけ介助を受けずに自分で
できること安増やして L吋必要がある。特に日常生活を送っていくなかで
身辺処法の函について,まず重点的に指導していかねばならない。
欠くことのできない
また,介助を受ける場合でも
特定の人だけでなく,だれの介助ででもできるようにならなければならない。この点について,
長い間,行勤続闘が家庭内だけに娘られ,ほとんど親との交渉しかなく,集団生活の経験が少な
かった Bにとって,できるだけ多くの人と接する集団参加の場を多く設けて指導して L、く必要が
ある。このような観点から,次の 5つの指導内容を設定した。
(
1
) 排池の自立廷はかる
通常の排せつのしつけの手 1民を考えてみると,第 1に適当な時間をみはからうか,あるいは
生理的な状態によって生じる子供の行動上の変化をとらえて,母親が子供を抱いたり,オマ Jレ
にかけさせるなどして,大小便をさせることができるようにする必要がある o
ζ
の段階では,
子供は母親や保干著者のかけ声など稜々の感覚的な手がかりに基づく排せつの 8己統制を習得す
る。この段階の様立から,ことばによる予告,便所の使用,衣服の着脱を伴う排せつの自立へ
と進んでし、く。
本年度は,時間,場所をかまわずに排尿便している状態から,まず,
トイレへ行って便器に
する乙とをわからせるために,定時にトイレへ連れて行き,失史文を減らしていくようにする。
そこで,常時使用していたおしめをはずして,パンツをはかせる
ζ
とにした。また,
トイレで
は,排尿便とも大便器を使用する ζ とにした。
①
排尿
O
定時にトイレに連れて L、
く
。
。 遂動議や食事(摂収水分母)の認節を行う。
失敗した特にはすぐ着替えさせ
状態をできるだけ匁くする
(
2
) 排便
ζ
常にパンツが乾いた状態にしておく。不快の
とにより,快,不快の感覚をわからせる。
O
尿意の手がかりとなるようなものを見つける。
O
登校符は母綴,それ以降は指導者が連れて行き,排便を促す。
@
手洗い指導を排せっ後行う。
④
家庭との連絡
。 学校と陪様 l
こ家庭でもパンツを使用させる。
。 その臼の綾子は,できるだけ詳しく連絡阪を通じて逮絡する。
(
2
) 衣服の着鋭(くつを含む)の自立をはかる
特別には時間を設けず,朝と帰りの更衣の持賠を中心に指導して L、く。排せっとともに最も
介助を要する内容であり,自発的にはしようとせず,依存的な態度がみられたが,ある程度自
分でできることがあるので,それについては必ず自分でさせながら強化して Lベ 。 介 助 が 必 要
-2
2
1-
なことについては,なるべく自分でできるように衣肢を者脱しやすいものにかえ,介助そ少し
ずつ減らしながら自発的にできるようにしていく。変更した衣服は次のようなものであろ。
く つ ー ひものないよ履は脱いだり,はいたりできたので,
スボン ー ベ ル ト , フ ァ ス ナ ー 式 の も の は 扱 う
ζ
ドj
援も上援と同じものにした。
とができなかったが,ゴム
ズボンはよげたり,下げたりできたので,制服のズボンも体操服のズボンにかえた。
短ノ f ン
O
ボタン式でなく,ゴム式を使用した。
(
3
) 食事
スプーンを使ってひとりで食べる
ζ
とはできたが,時惑がかかるので他の生夜よりも平めに
4校時から給食を始める。おかずのわんの中に,パンや長J
I食 そ ち ぎ っ て 混 ぜ 合 わ せ て 食 べ て い
たので,これそやめて各々を交互に食べさせ,徐々に自分で取って食べるようにして Lベ 。 ま た
l校時の連動により,食欲の増進をはかる。
(
4
) 体j
]の向上をはかる
月 i渋!日を徐き,毎日 1校 時 (3
ら
月
I
I
f
!
1Bも 2
実胞)に走ることその心:こした運
、
!
邸
宅
t
-f
j
-う
。
な校時はタクシ一会使用するため,長く多くということはほとんどな L
1臼の大半
また
;ょ亥廷で遜ごすことが多く,日;かけるにしても渉かずにタクシ…等ぞ利用するため, Bにとっ
て1
r
J
;
三
、I
f
J
j
才L0
ふちろんのこと,渡った状態が多かったせいか姿勢も惑い。
下
以上のことから
一
戸
、
んL
というものは,かなり制限されたものになっている。そのために,腕力の低
とにかく体そ十分に動かす時時を泣けて
縫淡な生活者子送~ために金王子的
分の{本,をコントロー
る j]を養う必嬰がある。また
}
J会 つけ,病気に対する絞抗力や
:
i
!
l
i
彰f
]
J
-ることによ〉て,
どのストレスの発散
さらに発汗ーによる
をえの減少, 食欲の調整などへの効栄そねらう。
(
5
)
f
l
iとジ〉カミカミ才ヲりそをひろ:ずる
O
(が;会等〉や全体授業等の j
長L
'
I
I参 加 の I
誌をできるだけ多くし, その参訟の II~itこは指導者
りでなく,均 I
J
l
iの;災だちの疑ll)]そ受けながら参加さーせる。
j
'
ミ
トJ
1生活を長会めたの
γJa
止
い
〆
えjミ
プ
よ
;
う
〉
っ
プ
ニ
ジD(
j
:
J
&って
まだほんの 3年余りで, それまで長 L、 開 家 庭 に お い て 雨 殺 と の 交
し .f'~
'人れようとすると
1- +
:
: -l^-ヴt..
.
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ど
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工
コ f
J
J
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、
k し“ィー〉
怖がみ
であふ。そのため,+後れな:tf
S
H
jのので
うな態度を i'j~ てj っこのよう
;な;に特定の人に!浪られてしまう。そこセ,
B会
だれかが予を
- ,- J
之し
L
Dグトjj}J
,B
ふこに
t
,
l
tu)Iわ
",) ' -
その
;
1
1弓宇郊の生徒〉獲し jjを掲示しながらその介ll)
J
にみたらせることによって
おと後ずる機会ぞ I
j
会えていくことにした。
-222-
コ
ジ
L
五
カ
多くの
指導形態
指導の
時総
学
学習の流れ
内
告
ま
円
廿
抽
議所
8:3
0
登
玄関
校
出
f
菌
Z
'
J
ク'
王
寺
会
J
I
トイレ
。透絡緩を出す。
。カパン・路子をかたづける。
。鈴尿,
考
。玄関におけるくつのはきかえ,主主君主までの
移動{立。母綴由指導のもとに行う。ひとり
で登校した場合は,教鋳がこれにあたる。
。鉾終口へ来る。
。下緩から上緩へはきかえる。
。教2
室へ行く。
教室
長
電
〆
O
t
器使に行く。(手続いも合む〉
o 登校長寺の鉾せつは母親があたる。鋒せつ後,
その結裂と健康状態については母親から漆
教室歪
。衣綴の薮絞をする。
。衣 E
宮司祭王室.察とんをする。
。絡に緩く。
。。
8:5
0
車高の会
教主歪
。紛のあいさつをする。
。g分の名前を呼ばれたら返事をする。
。
長
室E
翌襲警察をき芝ける。
e 今昌一自由学習や行事を知る。
絡を受ける。
ひ と り で 愛 校 し た 場 合 は . ~室長事がこれにあ
たる。
。これらの内容は,雲寺衡によって省かれるこ
とがある。
。務符については, Y'A
的経!lJJを受ける。
。長霊感チェックについては 母 授 か ら 開 い た
ことや連絡事菱自記入事項等を報告する。
宮: 1
0
トイレ
。
玄関。
。綴天由場合 l
ま,室内にお L
、て運動する。
ま器使に行く。
。へちま摩擦は,係長室の先'E干の指導を受けな
o
。上綴かち下緩へはきかえる。
t
t
(j休み雲寺筒〉
i
璽
霊
訪t
塁
Oi
翠童書をする。
係長霊 2
霊
トイレ
o 下授から上皇室へはきかえる。
玄塁塁
がら'JifE
告する。階天の E
寺5
こは,
ベランダで行うことがある。
。
活
f
塁塁霊安綴 c
!
)
0"
写後. ,塁塁主を実 B
きする場合 l
;
t
泰司J
iに体重1.,
害まはくをはかるなど,長室段状態を語審ベる。
。主卒採,排便 i
こ行く。
。へちま摩惑をする。
o 鉾終日へ主主る。〔くつをかたづける)
。次の学習自信葬儀をする。(音号室烹へ行く)
1
0:0
0
出
沼
き
歪
苦手護家
トイレ
5
(休み雲寺総)
。楽器主主姦や f
j長室,身体表現をする。
。{也のさ主経由主霊駄を受けて授業に察知させ
教関はなるべく手をかさないようにする。
2
E
主 鋒{箆に行く。
次の学若手の翠H
j
設へ行く。
o露
五
G
1
0
:5
5
。。
閥単元学習│
盟
く
コ
!'"その日の学習内容によって,教騒が介互主し
たり, f
告自主主後の媛劾によって学 i
認に雲季初
させる。
1
1:3
5
トイレ
E
主
〈絵
f
i
l
i
食)
I
食堂
。鋒E
宝,排{授に行く。
。パッグを持って食堂 i
こ行く。
。手を洗う。
。給食を絞りに行く。
。給食由姶めと終りむあいさつをする。
。鉾せつのために食事を中断することもあるす
C
。あとかたづけをする g
トイレ
。
。
銑
手E
を
E主
,
主
主
っ主{箆に行く。
自主語みがきをする。
1
3
:0
0
義体み
e友だちといっしょに
a出議びをする。
0
/
色の生経由主筆びむ中に出来るだけ入れさせ
13:3
5
トイレ
長著ザの会
華
文
芸
芝
。哲~~主. .葬祭に行く。
。衣騒の事ま E
立をする。
。ハンガーを片付ける。
c カバン。格子を君主って来る。
。おしめにかえる。
。
。z
豊幸喜怒を受けと 1
),カパンにしまう。
。長寄りのあいさつをする。
下
校
14:0
0
玄関
。
書
室2
霊を出て昇降口へ行く。
o 上緩かも下擦へはきかえる。
。下校する。〈タクシーに繋る)
O
」蜘同一四
o
月E
喜Si
ま
, 9雲寺から 9雲
寺2
0分まで,体宵鐙で全校綴会がある。
木E
翠Si
ま
,
8草
寺5
0分 か ら 91
>
寺1
0分 ま で 体警官室か音楽塗で中学部喜話会があるお}jl
こl
f
i
i
l,隠さ事務との合問聖司会がある。
本E
墨田, 5校雲寺,クラブ活動に参加する。
- 223-
(
3
) Q 校終における日常生活の指導の実際(1月)
芋
f
l
t
E
i
m
重b
1 車かち誇りて, ~~是 [1 へ来る。
上
官1
0)
l
1
i
:
9
.
。 指導者が i
盟えに行く。これができない場合 1
,
1
: I
司じクラスの生徒に絡む。
あいさつをする。
υ
導
:尚子にカバンとバッグを持たせ,ひとりで車から降ろすu
おはよう j と声かけを r
る
。
舛F
年[JO) ドア 1
;1,できるだけひとりで押して中に人らせるようにする。
ぞ
f;耳閣の人にあいさつをさせる。綜導者が。
o
Iおはよう iといいながら,<mと背中
を持して少しかがませる。
2
.
二凶にはきかえる。
。
カパン,パッグを路下に緩く。
。
くつ筏から上絡を取る。
-,豊の指導手数にそって,ことばによる指示(!旨さしも合む)だけで,はきかえ
させる。
ド線号~絞ぐ@
l
二裂をはく。
。
f綴をくっ和にかたづける。
カパン.パァク'を r
!iたせたあと。 f教安へ i
iくよ。 j と声をかけ,指導吾 i
よ先に鈴
3 教"へ r
iく
。
E
笠を t
tっていく。
教宅のドアがしまっていれば│掛けさせ,必ず閉めさせる。
6
4 連続誌ょを f
!
it
Hして,カバンをかたづける。
。
おはよう。 j とあいさつしながら, Bを教宰へ人れさせる。
クラスの書に 1
o
m導者が Bの軒Lのところに立って
ω
カパンのふたを隙けてやり,中の連絡絵を取り出させる。絞らない勾合:t子を J
&
カバン.パヅグを霞くように指守、
rる。
って告書らせる。
カパンをかたづけるように札のところでカパンを持たせて指示す分。
鶴子に江かなか;ちない場合 1
;1,教をの t
H入り口白ところで再度指 iF-4 .~
り
5 排尿.排便に f
iく
。
。 軍事下でバン Yとヒニ
。 鉾尿,排便する。
ぐンソに uき古、える。
ル疫を手渡して
fトイレへ r
Tくよ。 j と指 '
J
ミLて 指呼再
a
11B由あとからついて行く。
。
。 手を洗う。
ドアがロックしてある場合,
Bがドアを押したのちノブのところに手をかける t
で待ち白ノプを持ったらー絡に惚けてやる。
。 パンツとビニール袋を手渡させる。
。 ス・ボンをおろさせてから,おしめを取り,侵華まにかがませる。
。 鉾せつ後,水洗由ハンドノレを怒らせ,ー絡に押してやる。
。
スーポンの薮殺の指導手綴にそって,ことばによる指示だけで。パンツにはきかえ
させる。
手洗いの指導手寄託にそって手を洗わせる。この議会,ポケットへのハンカチ的出
o
し入れについては,少々雲寺閲がかかってもきちんとさせる。
自
衣,~の遊説,あとかたづけをする。
。 ハンガーを J
R')はずす場合,手をかける{宣言霊に注慈させる。ハンガーをかける場
。 ハンガーを取る。
合も含めて。顔を上げて手を見るように況感する。
震の者践をする。
。 衣E
。 ハンガーを机の上にきちんと綴かせる。
。 衣殺の墜箆,撃とんをする。
o
議院の結君事手緩にそって,自分でできることは寺賂がかかっても指示だけでさ
せる。
iD上に緩くように f
皆本する。
。 差益いだ衣緩は暫L
。 ハンガーに穏をかけやり,ロッカーにかたづけるように机のところで指示する。
。 ハンガーをかけやすいように.持つ位壌をあらかじめ考慮して持たせる。
ニつめ心ハンガーをかけやすいように
おく。
綾初にかけたハンガ
は片すみによせて
8Hせ
つム
“
っ
1
4
)
1校時 i
'
t活
3
学認定星筒俄
指
学 得 活 動
l 排尿. t
非授に行く。
上
密
(
}
)
主
宰
点
事
藷
考
のあとからついて行く o
滋導者は .B
排尿,銃使をする。
。 手を洗う。
導
。 続 の 会 終 了 後 ト イ レ へ 行 く よ j とF
容をかけ.バッグを待たせて教室主を出る。
。 教室主のドアはきちんと限めさせる。
。
トイレ 0)ドアがロァクしてある場合. Bがドアを押した由ち,ノブのところに芋を
かけるまで待つ。ノフを持ったら一緒に賭けてやる。
ズボン ι パン Yは一枚ずつ,ひざのところまでおろさせ
G
便器にかがませる。
。 務せっ後,水洗白ハンド Jレを怒らせ,一綴に押してやる.
。 ズボン,パンツは一枚ずつ,きちんとよげさせる。
。 手善弘、の指導手緩にそって,手を設わせる。こ呂場合,ポケァトへのハンカチの出し
入れについては少々特胞がかかってもきちんとさせる。
2 昇降ロへ行く。
くつを絞りに行くよ。」と声をかけ
。
指導者は先に障者段を降りて行く。
Iくつを取りなさ L、Jと芦をかけながら,くつ誌を指す。くつを攻ろうとしない
滋告は,くつ箱の方に手を伸ばさせる。
3 ベランタ'でくつをはきかえる。
バ γ クとくつを鐙かせてから.指,草者もー絡にはきかえながら,くつをおしては
きかえるように指示する。はきかえない場合は経く足をつつく。
。 上緩と下緩をまちがえることもあるので. ~遣いだ上緩号はなしておく。
4 運動絡をlEる。
。
。 速くlEる。
Bのベースに合わせて.申っくり走らせる。
iファイト Jと)liをかけながら,指導者が先に走る。
。 経く走る。
。 コースからはずれたら,声をかけて指示するが,どうしてもできない場合え。手
i
を取ってコース仰こもと'す。
。 手間って鋳導者のベースで走らせたり
I
│
うしろか岬中を搾
定の漆さで走ることに僚れさせる
急にせきこんだり純が変化したら樹齢加減する。
o
5 下緩から上緩へはきかえる。
I
。El由喜i
Jlこ上駿を霞き. I
皆さしながらはきかえるように指示する。
(以下は 3と閉じ)
1とI
司じ。
6
. j;Iド尿,排便に行く。
。
7 へちま摩擦をする。
。 衣絞のお読む指導手書蓄にそって,自分でできることはできるだけひとりでやらせ,
パンツだけにさせる。
。 衣綴はーか所に霊童かせる。
干をふいた後,足→筏→背中→絡の綴に行い,心議に向けてf!l.療が索くなるまでこ
。 f
i
タオル
I
へちま
する。
。 水気はタオルでふいておく e
a 上緩から下緩へはきかえる。
。 自の市l
に下緩を霊童き. f
話さしながらはきかえるように指示する。
9 γ レイやパケツを待って緩くlEる。
。
(以下は 3と筒じ)
j
・︾﹂
h
u
Bむすぐそばで F
ぎをかけながら.時々廃や欝に手をあて
J1
。 パケツを持たせる時は
ア
(5K9X2)
レ匂 2
。 アレイ (1K9X2)
。 ノイケツ
1K9のアレイを認手に持たせ,ゆっくり走らせる。
て,背中を伸ばさせる。
Jぜケツ
1
0 昇鋒口に戻る。
「くつをかたづけに行くよパと声をかけ,くつを持たせて,指導者が先に昇降
ロへ行く。
。
Iくつをかたづけなさい。 j と声をかけながら,くつ穏を指す。かたづけない議
会は,くつ箱の方に手を{斜まさせる。
1
1
. lJF尿,鉾使に行く。
1
2 次の学習の撃機をする。
と同じ。
。 次の学習田教室へ移動させる。
(
5五p ・
2こ)
nd
r
a
nd
侶} 指導手持寄
盈H立。指導開始当主寺の実態から,先を見通すことが警護しかったため立案しなかった。そこで,実際の指導にあたっては,指
具体的なおさ字詰f
導内容の各項目に動作降雪序に従って指導手寄託を設定し, ~受話奇的 iこ f諸君事していくことにした。以下 iこ示した位Gi ま,この動作溺序と:)é罪去に総務し
た内容を指導段設として並べたものであ勺,一部は今後,取り緩んで行く段滋も含んでいる。
信手洗い
ー一一四四ベ
重力作降雪序ト一一四極
百回つ後 e 洗面会の!誌に立つ
じゃ[]Iこ手をのばす
じゃ口をひねる
f!Fせっ後,El発約 i
こd
t語1古
「
洗立証台の H
I
H
こ立っと自発書官
Hi:ijCなしで.じゃ [
Jをひね
ぬ1l
J
1に立つ
に
, じゃ 01
こ手をむi
ます
。
手
"
'
洗
つ
i
じゃロに予をのばす
手法い後,
本の中に手を悲し伸べて,
予をこすり合わせて洗う
ばす
一時一一山一一叫ー#
本的中 i
こ手を去し伸べたら
z
ミ認による給不と指さしを
1
一緒に手をこす勺合わせて
2
言語による銭示と f
告さしを
受けて a 洗商会心!誌に立つ
洗わせる
自誌による指示と揺さしを 受けて,じゃ口をひねる
指導段銑
:
1
受けて,じゃ口に手をの 1
一一一一一一昨『ー
,
t
給与字詰が洗総合の,j
i
jに立ち
そこから戸をかけ
本の中に手を完全し伸べる
- - -四日一時四ー時間
殺をひねる方向につついて, 言語による指示と指さしを
託必台
じゃ口をひねらせる
一四四回司品目四日一
心理Jiこ来らせる
伸べる
時相『日目司同時間
Titi
まで手をのi
まさせる
先
立d
台の所
格に t
手を君主って
i
こ手を走し f
串べさせる
まで手をのはさせる
手を添えて,じゃL1をひね 手を絞ってー絡に水の中に
らせる
一一同時一( 動
II二 子lJを
l める
ぉ な Lで,じゃ口をしめ
ζみ
F
予同一一+
作
i ハンカチを絞むおす
手を走し持1
べさせる
j
ハンカチで手をふく
ハンカチそしまう
とや Uをしめたら。自発計コ
ハンカチを絞りlJjしたら,
手をふら τたらお発的;こノ、/
にハンカチを段')IJj-, o
1I発的に手をふく
カチをしまう
主主訟による街ぷとおさしを
d~qt による翁示と j告さしを
受けてすハンカチを絞り出
受けて
ハンカチをしまう
きによる指示と;旨さしを
す
一 一 一 時 一 一 一 一 一 一 受けて,ハン刀チで手をふ 一 一 一 一 一 一 一 一 一
吾によるおぶと f
告さしを
じやむをしめる
ポケゾトをつつド f
こり 1
1っ
品li--人 指 導 問 問
ばったりして合認を l,ハ
ンカチを絞り t
ちさせる
ンカチをしまわせる
ポケットをっついたう引っ
一一一四四時一ー時四
ばったちしながち,手をつ
手をふいてみせながらぎ
ポケットをつついたり引っ
ついて。ポケ
訟による捻ポをすると 2 ハ
ばったりしながら手をつつ
トの方に手
ンカチで手をふく
をまわさせる
一一ー
世
F
ポケットをっついたう引っ
く
ばったりして合践をし,ハ
一一明帯四
いて
ハンカチをしまわせ
る
j拍i
J
iこつついて, ポケットをつついたり引っ
終をしめる J
hmτiiii
じゃロをしめさせる
i
まったりして合図をしなが
ポケットをつついたザ引っ
ら,手を後つのポケ y トの方
ばったりして会 8をしなが
ら 手を後ろのポケノトの
へまわさせる
ハンカチを認りしめる
方へまわさせる
手を後ろへまわ l,ポケット
(
!
i
.
;
在もちかえさせる}
泊中へ人れさせる
手を主主ろへまわし,ポケッ
じゃ口を鐙ったら,
予を添えて
させる
トの中へ入れさせる
暗号 i
こ ハンカチを取りおしやすい
じゃ仁1
をしめ
ように l
tしつまみ
tげ,手
をををろへまわしポケット
0)
中へ入れさせる
一裕 i
こ手岳添えて.手をふ
一絡に手を添えて,ポケッ
かせる
Hこハンカチをしまわせる
一緒に手を添えて,ポケッ
トからハンカチをりおさ
せる
内FP︼
内/“
ハ
む
L句
相
j
E
甲 骨
一線にじゃ D
手を緩くつついて,水の中
じゃ臼を鐙ったら,一緒に
へ行かせる
受けて
す
受けて,本の中に手を悲し
手を絞って,ー絡にじゃ幻
指導者と
言語による指示と絡さしを
受けて,じやむに手をのば
t
Z 衣総心者絞
7 くつのはきかえ
ー一一一由4 動
作
t
く
Iつ
す 籍からくつをとり
く つを授
ぐ
持鋒 o
へきたら,自
指示なしでくつをと
自発的にくつを段ぐ
発的にカパン,パッ
。出す
霊
E
カrく
パック を
F
Fに
序ドー一一骨
カパン,パックーを持つ
くつをはく
くつをくっ箱に入れる
自発的にくつをはく
f
量示なしでくつをく
指示なしでカバン,
つ絡に入れる
バッグを持つ
言語による指示と捻
グを下に緩く
※
言語による指示と
昇降口へきて,指示
パッグを下に畿く
さしを受けて,くつ
さしを受けて,くつ
をはく
ーー冊目幽司且ー再再
を絞ぐ
四ーー四百世・ーー冊目 足もとにくつを鐙い
指さしを受けて,
されると,カパン,
言語による指示と指
緩く足をつついてく
くつをとり出す
i3認による指示と指
震活による指示と指
さしを受けて,くつ
さしを受けて,カパ
をくつ籍に入れる
ン
時『甲台市町四回目
つを設がせる
-甲山一- - - - ー世由軒冊目ー回世
昇降日へきたら,身
くつむところまで手
体的な合図をして,
を{申{まさせてくつを
手をかかとに終って
カパン,パック'を下
とりおさせる
いき,設がせる
r('lグを持つ
てやり. (まかせる
ーーーーーーー叩時
足もとにくつを霞吉
くつを持たせて,く
カノぜン等の怒るとこ
足を緩くつついては
つ穏に入れさせる
まさせて
ろに手を{申 l
かせる
持たせる
定もとにくっそ霊堂寺
に鐙かせる
手をくつのかかとに
手をかかとに f
寄って
やらせる
いき,一害者に手を添
昇降口へきたら。身
一絡にくつをとり出
体的な介助をして,
す
えて絞がせる
足もとにくつを鐙き
カバン,パックーを下
こ手を
やらせ,一緒 i
添えてばかせる
f
l
昔さしを受けて J
…
・
絡に入れさせる
指導呑がくっゃくっ穏などを指さして合鐙すること。
くつ箱の局践には,赤いテープをはっておいた。
イ
カパン,バッグを持
たせる
手をくつのかかとに
に緩かせる
※
くつを持たせて,一
絡に手を添えてくつ
(1学鼠)
ズボンの議後
一一一一吋動作緩序ト一一一争
ズボンを下げる
ズボンを塁走ぐ
ズボンをはく
(雨足を遜す)
指示なしでズボンを
t
言示なしでス.ポンに
E
立ぐ
雨足を長室す
くつを設ぐ
くつをはく
ズボンを
t緩'
1
までー
ひき
る
1
指示なしで足菖の
ところまで,ズボン
くつむはきかえと符
を下げる
じ
言話による指示と指
車 ail-土 指 導 段 綾
言言経による綴示と指
さしを受けて,ズポ
さしを受けて,ズボ
苫しを受けて,ズポ
麗す
ンに隠足をi
『ーー時百四時坤同
ンを下げる
ンを段ぐ
四曲目由国叫申
コ ムのところを待た
ズボンのゴムそ引っ
ズボンを引っぱり合
せて.ズボンに弱足
;まむ,下げるように
E
習をして設がせる
をi
誼させる
百
E
a
習をして,ズボン
合E
を
くつのはきかえと隠
霊童までひき上げる
じ
蓄2
吾による指示と指
一ーーー岬脚申回 目
指示なしでズボンを
震活による掲示と指
さしを受けて,ズポ
ンをひき上げる
幽 畠 明 亭 -
-
-骨骨骨ー
ズボンのゴムを引っ
(;!り,上げるように
合図をして,ス:>l1ン
Fげさせる
コ'ムのところを待た
をひき上げさせる
せて,途中まで i
謹さ
γliii
コeムのところに予を
すそやコeムのところ
せた後,ふくらはぎ
コ ムのところに手を
やらせ,ズボンを下
に手をやらせてズポ
のところに手をやら
慈しこませ,ズボン
げさせる
ンを設がせる
せ,荷足を滋させる
をひき上げさせる
ゴムのところに手を
一絡に手を添えてズ
せて,途中まで怒さ
ゴムのところに手を
やらせ,一緒に手を
ボンを設がせる
せた後,ふくらはぎ
重量しこませ倉一緒に
添えて,ズボンを下
のところに手をやら
手を添えてズボンを
げさせる
せ,一絡に手を添え
ひき上げさせる
E
ゴムのところを持た
てズボンに潟足を遜
させる
2
2
7-
l
ニ者(前r,島式)の各校
ウ
ヱ 上務〈体操総書当}の務絞セータ…
ワイシャ y ・学生 ~R
ワイシャツ等を絞 f
下緩・体操綴
a?ilよ 指 導 段 府 間
体操綴等を佼ぐ
体撤穏さ事を着る
ボタンをはずすと,指示
7 7スナーをはずすと指
記号筏を少し E
置の中に入れ
なしで殺ぐ
示なしで殺ぐ
てやると,務る
ブァスナーをはずすと
潟絞を少し駿の中に入れ
誌による指示と街さしを
て。すそを訟にかぶせる
ボタンをはずすと。
J
ずJ
吾
による指示とおさしを受
指導役滋
けてを急ぐ
一一ー一ーーー一自由
ボタンのついているとこ
ろを引っばって合泌をし
受けて殺ぐ
目ー一一一司ー一一品
えり元を引っばって合間
をして,設がせる
と務る
係践をそでの途中まで遜
して,すそを認にかぶせ
ると諮る
て絞がせる
Yilia
ボタンのついているとこ
ろを録らせて, ~立がせる
えりえを幸運らせて.校が
せる
衛星電をきちんとそでに遜
してやり,すそを至高にか
ぶせるとま雪る
ボタンのついているとこ
ある程度までひき上げて
ろを怒らせ.剥が出るま
から殺がせる
1
均腕,換を過してやると
諮る
で一緒に手を添えてやり
ある程度までひき上げて
絞がせる
やり,うしろ出方のすそ
を霞らせて鋭がせる
一緒に手を添えて,践の
途中まで授がせる
ミ
*
ボタン
スナップ,ファスナーは全爵介効である。
ただし。ファスナーは
2月より捻塁手を始めた。
(
6
) 学校における日滋綴察記録の形式
月
8
日( )
C)
天気
9
鼠
長t 世
{
ー 一 世 帯 - -由
『一ーーー
4
ー圃回目
せ尿
F
一一一
F
一一四
一一世
使
つ
'
づ
気
さ
4
益
っ
く
衣
E
宣
I
移
重
品
会
事
…
I
<
l
(教科)
1
2
1
1
1
0
草
寺
228-
学 習 内 容
反応・態度
(
7
) 家庭との i
封書!援の形式
B
J
l
天 気
日三:王王互工二王二二日三三;王刻 i
5
T
時
し一一一」一一吋」一一一-'-一一一一」一一一一ム一一--1一一一一-L一一一一 i
i
ま
封
tν
璽
{
8
採
9
1
0
し…一一ム一一一一上一一一一」
1
1
-.l一一一一よ一一一」
'--豆一一上
せ:使
8
止
一
一
9
-L一一一よ一一一」一一一止一一一ームー----L一一ーム
1
0
I
I
1
2
1
士一一一一二マ二二王二二:工二二5'
食
;
事
その他
散
L
一
一
一
…一一ニ三一二子二ニム
マ 結果と考察
(
1
) 排せつの自立与をはかる
@排尿
表 1によると
5月は 1396しか便器で排尿することができなかった。これもほとんど学校
においてであり,家庭ではわずか l屈だけだった。 6 ・ 7月になると約 2倍に増え,特に学
校においては 50%に増えてきた。指導開始当初は,休み持臨すべてをトイレ指導に費やす乙
とが多く,授業に参加で‘きる時龍も少なかった。ひどい時には,排せつがすんでパンツ告とはか
せたとたんに失敗してしまうことも多かった。 7)ヨ頃になると,記録からだいたいの排尿時
間がわかり,その!時間ぞみはからって連れて行くことにした。その結果,失詩文も少なくなっ
てきた。また,まとまった泣の排尿ができるようになり,排尿路隔も長くなってきた。便器
にしゃがむと力むようになった。 6.7月に 3
自分からトイレヘ行こうとした。連れて
行ってみると,いずれの場合もまとまった設の排尿使だった。家庭においても,便器での排
尿は少しずつではあるが増えてきている。しかし,学校でのものと比較すると,その差は約
4
0
;
;
ちとかなりのひらさがあった。
8月は夏休みではあったが
便器での排尿は 7月の家庭でのものと比較すると約 2倍に噌
えている。
- 229一
表1
時間帯5.lI
J
全排尿回数・便器での排尿回数とその割合(係)
①学校
代
\V\む3\\吠~局時設\
間
8
3
0
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3
0
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1
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1
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1
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金回数
561361331 1431 1
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2
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係
φ家 庭
2
4
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時
以
間
外
帯の
14:00
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1
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10118111 1 1 1112314111 11125128124191121101141211117181 611512161101511416161 2
1 818181 2
12
全
体
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50
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1
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12
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1 1 13
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3 6
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45
52
-2
3
0- 2
3
1-
2学期になると,学校,家庭ともに l学期よりもかなり便器での排尿の割合は伸びてきている。
学校と家庭とのひらきも 1
2月を除くと
2刊
に滅つてきている。これは,運動による発汗作用と,まとまった登の排尿ができるようになった
2月に便器での排尿の割合が急に減ったり,
ことにより,排尿間総が主主くなったと考えられる。 1
排尿部数が緩端に増えているのは,寒くなったせいもあるかもしれないが,それ以上に家庭環境
1月下旬より,両親の病気やけがが続き,そのために母殺が朝一
のせいかもしれない。つまり, 1
緒について行けなくなったことと
家に帰っても以前ほどかまってもらえなくなったことが微妙
に影響したのではないだろうか。このことについて,時器帯別に調べてみると,特に登校特から
1
0時頃までに顕著に現れているようだ。 1
1月までは去を校中, !
I
ir
付でおしめにしてくるのは,開始
当初のほ吋に減っていたのが
ほとんど射のこととなった。また,排せつ後日分もはない
義替えの際中にも,失敗することがめだってきた。
家庭では夜,寝る特だけはおしめを使用している。
3~4 時間おきに諮べてみると,ほとんど
といっていいくらいいつも排尿している。しかし, 1
0月2
7日から 1Hl1 白までの 6B間
,
1回の
失敗もなかったのは特記すべきことである。
トイレでは,ズボン,パンツをたまにー絡におろしてしまうこともあったが,指示するとひざ
のあたりまで I枚ずつ下げるようになってきた。また,立ち上がらせると何も指示しなくても,
ンツ,ズボンをひき上げるようになった。
ノf
9)ヨより, トイレへの出入りの時,
ドア与を自分で開けるように指導し始めた。ロックはあらか
1
すなど工夫
じめ外しておいたが,入る時にはバッグを持ちかえたり,バッグをおろして語手でji[
していた。出る i
待も,取っ手そ引くと同時にもう一方の予でしまらないようにドアを予l
jえるなど
していた。ロックしてあっても,押してみて閣かないとわかると取っ予を持って押すようになっ
てきた。しかし,まだ回すことはできない。
rM
受
表 2より,排尿と比べると,便器でするということが定蕊してきたようだ。
l学期は, 1
している龍に失敗することがめだった。しかし,
2学期になると,ほと
1月と 1
2丹に少し失敗が
んどなくなり,失敗してもパンツに少しだけつけているくらいだった。 1
多いのは,排尿と罰様のま製自が考えられる。
1
f
lの失敗は,かぜによるド掲のためである。
)
登校時に排便しなくても,着替えがすんでから迷れて行くと,ほとんど必ずした。それ以降 t
排便することがあるが,鼠:は 2~3 由自あたりになると少なくなる。
Bs
露関や休んだ時は排便しないことが多く,排授しても午後に少しだけといった兵合である。
特に冬休み中,
3臼間続けて誹使しないことが 2回もあり,結局 1
4日間 q
J, 8日間まったく排便
しなかった。これは,遼動不足と
になったためであろう。
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表 2 時間帯 5
5
1
]全排便回数・便器での排便回数とその割合 (
9
6
)
手洗い
1学期
洗面合の前に立つ・じゃ口に子安伸ばす・流;};:の仁~1 に手そ廷し出すまでの動作が,指示だけ
ですばやくできるようになった。しかし,じゃ口そひねったり,ポケットへのハンカチの出し
入れはまだできないっ
o
2学 期
じゃ口に手を伸ばすだけでひねることができなかったが
1
0月頃より, じゃ口をひねる方向
にそでを引っ{まったり,子をつついたりするなどの促進動作によってできるようになった。だ
んだんと,予を伸ばしてじゃ日ると擦るとすぐにひねるようになってきた。ポケットからハンカ
チを取り出す時に,手を後ろへ持って L、かせなくても,ポケァトぞ引っ i
ぎると予を後ろへ自し
ポケットの佼践を探すようになった。しまう待も同様である。
-2
3
3
(
2
) l
U
J
日の行脱(<つを(~む)の自立与をはかみ
岱 衣J
I
授の符税
l学 W
J
シャツは脱ぐ特にわきのあたりまで上げてもらうととに慣れていて,脱がせよう
とすると自分から手を挙げて
してもらう姿勢をとることが多かった。徐々にシャツを持ち
ょげてやる役立霊が下がってきても
後ろの方へ予を屈して脱げるようになった。
ズボンをはく持は,座っている前に広げてやると自分でゴムのと乙ろに手を去をし込んでは
jを引っばるようにして足を通そうとして
すその j
くようになった。途中まで足を入れると
いたが,
7月頃になるとふくらはぎの部分を引っばって足そ通すようになり,スムーズにで
きるようになった。脱ぐ時には,ゴムのと
ζ
ろを援らせて,
n
税ぎなさい。」と声与をかける
と足首のあたりまではおろすが,それからが時間がかかり,ズボンを引っぱったり,すそを
鐙らせるなど,かなりの促進動作が必要だった。また,ひとつひとつの動作に移る前にその
都度指示しなければならなかった。
2
o
シャツ(共にランニングシャツ〉を脱がせる時, I~ ひもの部分を握らせてみたが
ひじそ張るためになかなか脱げず予を貸す必姿があった。脱げないとわかるとすぐにあきら
めてせず,子そ貸そうとすると両手を挙げて,
してもらおうとする態度が見られた。全般的
には,指示がよく通るようになり,少しの介助でできるようになった。しかし,教育実習生
の指導の時には,依存的な態度が見られた。
。 2学期後半
いろいろな罰で進歩が見られるようになった。例えば,上主喜一(学生服) ,カッターシャツ
援すようになった。
は広げて持ってやると,片続ぞ通すと,もう一方は自分で体を屈して i
ズボン.パンツ等は予を後ろに臨すことができるようになり,自分で足を通し,上げる,
下げる,脱ぐ(廷を抜く)等の一連の動作が,最初の指示だけでできるようになった。
シャツは,初めのうちはえりの後ろのと
ζ
ろを持たせると,あとはひとりで脱ぐ
ようになり,これもやがて,えりの前の方を自分から持ってひとりで説ぐ ζ とが,指ざしゃ
戸かけの指示だけでできるようになった。
o
3学 期 (1月)
上着!潟係では,ボタンのかけ外し,ファスナーの開閉を介助してやれば,あとはひとりで
税げるようになった。
ズボン関係では,
手 1良通りに脱ぐ
母
ζ
l月下勾より,ファスナーの罷揺の指導を始めた。
日r&ぎなさい。
j と指示すると,自分からゴムのと
ζ
ろへ予を差し込み
とができるぷうになった。
衣服の祭主笠,整とん
I学期
5月当初は,指導者がロッカーのそばに立たなければならなかった。しかし,方向安途中
で指示することはあったが,
r;かたづけなさい。
234-
Jf
n
授を絞って来なさい。 Jなど,戸かけ
だけで,ひとりでロッカーまで行き,
ドアを鶴間して,たなの上のハンガ一号取り出したり,
服を押し込む ζ とが,だんだんできるようになった。 7月中旬より,ハンガーの儲け外しの指
導を始めた。
2学 期 前 半
ハンガーを外す時,顔をあげて上の方を見るようになってきた。指示すると,手を伸ばしハ
ンガーに手をかけることができるようになった。何も;卦かっていないハンガーならば,ほとん
ど介助なしで外すことが何度かできた。しかし,まだまだ介助が必要であった。
2学!羽後半
{可も rlfかっていないハンガ…は,ひじ~支えてやるだけで,掛け外しができるようになり,
終り頃にはひじの支えもなしでできるようになった。しかし
一方では介効号減らしていくに
従って,依存的な態度がややめだつようになってきた。
3学 J
t
J
l (1)
ヨ
)
服の掛かったノ¥ンガーも介助なしで掛ける
ζ
とができるようになり,外す時も持つところを
介助してやれば,あとはひとりで外す乙とができるようになった。
φ
くつのはきかえ
o
ず:
l
U
J
5J
:l頃はくつのはきかえにもたつくことが多く,足をつついたり,緩くたたいたり,手そか
かとまで持っていかせるなどの促進動作が必姿であった。しかし,徐々に「くつをはさなさ''d
つを税ぎなさ L。
、 j などの声かけや指さしによる指示だけでできるようになった。 7月頃
l
こは, I
皮ぞ床におろさずに中腰やっかまり立ちで,くつをはくこともあった。
くつ潟への出し入れは,最初は一緒に手そ伸ばしてやって絞ったり,かたづけたりしていた
が,くつ箱そ f
こたいたり,指さすだけでほとんど間違えずに出し入れできるようになった。か
たづけあ時には,脱いだくつを友右きちんとそろえて持たせるようにしていた。
。 2"
[
:
J
U
l前半
立体み ωあとのせし市¥ 9月当初はひとつひとつ動作がのろく,くつのはきかえ,くつ箱へ
の出し入れ共に,足をつつく,手そをかかとまで持ってし、かせるなど
あった。
。月頃になると,況とんど介助なしでできるようになってきた。しかし,ひとつひとつの動作
告示によって動作そ促す必受:が
に移る時にもたつくことがあり,まだ,声かけや指ざしによる f
あった。 i
待合,脱いだくっそ先の方にそろえて置いたり,自分の方へ引き努せではくこともあ
った。また,下校時には下磁をくっ箱から出し,上腿とはきかえるところまでは,少ない指示
でできるようになってきた。脱いだくっそくつ箱にかたづけるのは,ま
あ
った。
。 2
もたつきは,だんだんと少なくなってきた。脱いだくっそくつ箱にかたづける
ほとん
ζ
とも含めて
や指さしによる指示だけでできるようになってきた。同時に次のよう
な
!
日j
滋が出てきた。一つは,時々 2
晶、だくつとはきかえるくっとを間違えるようになり,税い
丈
q
J
U
υ
-
臼
つ
だくつをまたはいたりするようになったこと。もう一つは,くつ籍にかたづける時,片方ずっ
かたづけるため友右逆に入れてしまうことが,めだつようになった ζ とである。前者について
は,それまで指導者が脱いだくつを間違えないように少し離しておくという配慮をしていたが
これをしなくなったためと考えられる。後者についても,それまでかたづけさせる時,指導者
が左右そろえて持たせていたが
これも指示だけにしたために生じたと考えられる。
3学綴c1月)
o
冬休みというブランクがあった ζ とによる動作上の後退はなかったが,初めのうちは多少も
たつきが見られた。また,上履と下緩の混毘や左右の入れ違いは,先月よりもめだつようだ。
(
3
) 食事
。
1学期
食事時閣は,
5J
I頃は l時間以上,長い時には 1f寺龍 40分もかかっていたが
7月頃になる
と約 l時間以内ですむようになった。かむという動作も少しは見られるとともあったが,たい
てい口の中にいつも一杯詰め込み
いつまで、も口の中に食べ物が残っていることが多かった。
今まで,朝食は牛乳 l本位でほとんど口にしていなかったが,
7月 5臼
考えていたよりも多く食べた。日曜臼以外の初めての朝食であり,時間的にもお総臼のそれよ
りも早いため,援については少なめにした。この臼は,起床もいつもより早く,ラジオ
参加したり,緩いランニングをしている。
ζ
のように,前日の運動も含めて,朝の運動も効果
的だったと忠われる O また,起床が早かったために,朝食までゆっくりと過ごす
ζ
とができ,
も時間におわれることなくゆっくり成ることができたことも一密だと考えら
。 2
食事t
f
寺閣は 1時間以内でほとんどすむようになり,早い時には 30-40分と,だんだん短くな
ってきた。牛乳;ま;尽くなるにつれて飲まなくなってきた。食欲はあり,残すのはパン径一
2 一
3
位になった。"1た,食後に口の取に食べ物を銭していることもほとんどなくなってきた。以前
は,ぜんざい等甘いものはまったく口にしていなかったが,
9月1
7Bフルーツヨ…グルト和え
を全部食べてしまったっまた,初めてのラーメンもどんぶり一杯食べてしまうなど,だんだん
るし好が広がってきたようだ。
と
。
3学 期 (1月)
また少
うになった。 中旬にか 4
ぎのため 4日間休ん
この
r
mは iゴカパタ
ぞ食べていた。このあと,以前は汁ものだと兵ーだけ食べていたが,汁も飲むようになった。
下
勾より,自分で食べたいものを取って食べるように指導を始めた。
(
4
) 体力の向上をはかる。
表 3に 5月から 1月にかけて行った主な内容そ示してみた。観察記録より,運動のi
待のちの様
子を月ごとにいくつかあげてみる。
ρhu
弓
qυ
臼
つ
表3
校時 r~t6J 月 551] 内容
R
5
6
内
( ラ … (2湾) ー っ て ゆ ら ん こ す て り 台 )
M
I筋・背筋(各2
0
@
]
) 0並木ジグザグJt
I
i
I
ω
ラ ー グ (2-3
I
1
i
l
) 遊吋って
iII木ジグザグJt タイヤひき 校内 7 ラソン
ん こ内台
i校舎内
9
7 ラ ソ 川 崎 … 2階・ 9-13
往復〉
Oどろんこあそび
。*あそび
• e
露天が多く,校舎内?ラソンが中心になる。
ラ ン ニ ン グ (5飼)
へちま堅苦綴
1B以降から実施する。
.;主起では, 1
-へちま摩擦は, 18B から~擁する。
.1度だけ, 1
0間走ったこともある。
。パケ
Y
i
霊び
サーキット (2-3閉)
へちま燦燦
1
1
ランニング (8-10間)
パケツ運び
1
2
ランニング (8へちま路線
1
あそびは,小学部と一緒
重量定で歩く・走る
ランニンク (5- 91
i
号
)
1
0
:
l
J
範
{
一
'
G
OA
量筋・背筋
へちま E
要
望
事
、
潟)
。アレイを待って主主る
う ン ニ ン ク ( ト1
2局)
へちま僚療
(j7レイをf
さって走る
i
-バケツの電さは, 5K
9のものを 2つ湾慈する。
-サーキットの内等は t
とび箱・ 7 7 ト・階段
-築 U
1
)で矯成。
く走らせる。
けは,時々 i
jったものである。
o
5月 17臼
ぶらんこにしがみついたようにして,左に傾いた姿勢で乗り,猿りが小さくなると自
分で飛び降りるつまた,すべり台には近づいただけで箆りこんでしまった。
。5月初日
ぶらんこの所へ行くと自分で鎖を鐸り,ちょっと闘に手を添えてやるとひとりで摩る
ことができた。いつもなら,すべり台の所へ行っただけで箆り
分から手すりを握ったつしかし
やらねばならなかった。
ζ
んでいたが,今 gは自
階段を愛る時には,足を交互に上げるように介助して
r
教室へもどるよ。 j と声をかけると,グランドそ走る時より
も迷く玄関の方へ走って行った。
o
5月四日
ランニングの時,指導者の後にいつもよりよくついてきた。速さもいつもより速く,
、
表情もよかった。母親が見ていたためかもしれな L
o
6月1
3日 今日は非常によくついてきた。時にはさっと走って来て,指導者と並んで走る ζ とも
o
6月四日
あった。
すべり台には時簡はかかったが,なんとかひとりで芸まった。すべり降りると.-El散
に逃げ出したので,玄関に先回りして使所に連れて行くと,まとまった量の排尿をした 0
o
6月21日 何も指示しないのに,ぶらんこの所へ行くと自分から乗ったり,ぶらんこをしばらく
するとさっさと降りて,すべり台の方へ行った。行動がパターン化してきているようだ0
o
6月2
7
1
3 かなりゆっくりとしたペースで走った。よくついて来る。並んで、走ったり,指導者よ
﹃υ
ni
つu
りもがi
に出ることが 1- 2閤あった。
。7月 88 階段を降りるのに待問がかかったぐらいで,最後までスピードがあった。廊下を走つ
ている途中でだれかに会うとすぐに止まってしまい,きょろきよろしていた。また,こ
のような時には指示が通りにくかった。(雨天:校舎内マラソン)
(どろんこ遊び)自分でどろを持って体に塗りつけたり,投げたりする
。7月 9 臼
かった。おびえているようで,
i
こしがみつく
。7J
!1
0臼
ζ
とは全くな
しゃがみ ζ んでしまい震えていた。また,そばにいる者
とが多かった。手についたどろをじっと見詰めている乙ともあった。
(水遊び)たいへん怖がり
1臼
。 7月 1
ζ
だれかれかまわずにしがみついていた。
平均台を初め l台だけでさせようとしたが,乗ろうとしないので
くして強引にやらせた。 5囲ほど繰り返したが,
2合並べて幅を広
3@]尽位からは支えは片手だけでよく
なり,腰も少し伸びてきた。
o
9月 108 今までは,廊下を走っている時に途中,人に会うと止まってしまうことが多かったが
今日は自分から避けて(屈って)通った。
o
9J
!1
3臼
最初から,素足で走らせる。痛そうにして速く走れな L、。歩きやすい所を選びながら
ゆっくりと歩く。
o
9月 18尽 へちま摩擦そ今尽から始めた。かなり抵抗し,特に腕の部分をする時にはこ人がかり
でしてもたいへんだった。
o
9J
!2
5臼
初めの 3周は指導者が前に立ってゆっくり走り,その後 6周を背中を押しながら速く
走らせた。今日はせきも出ず,苦しい顔もあまりしなかった。
o1
0月
18 Bを先頭にして走らせてみると
5局留まではほとんど背中を押されずに走る
ζ
とが
できた。常に後ろから声かけをした。
o1
0J
!7臼
ぶらんこの銭の援り方を自分で工夫していた。
010月 9臼
負荷運動では,最初砂が少なく左右の蚤が途うためか,傾いた姿勢で歩いていた。砂
の澄を増やして議くしたバケツでは,なかなか立ちょがろうとしなかったが,立ち上が
ると何の苦もなく歩いた。(乙の時はバケツはひとつだけで,左右交互に持たせる o
。1
0月初日
小学部と一緒だったせ L、
か
ζ
J
!28段
o1
0
)
自分の進路にだれかいるとどうしたものかと立ち止まる
とがあったが,自分から避けて通るようになった。
綾初の一腐はよくついてきたが,それ以後は立ち止まる
ζ
とが多くなった。すぐ後ろ
を走って来る人が気になるようだった。中学部が集まって体操をしている所を遜る度に
その中に入ろうとしたり,近づいたりした。
010月3
1日 小学部の全体学習,中学部の生主義と重なり,逆留りに走ったりしてごちゃごちゃして
いたが,立ち止まったり,他の人について行く
ζ
となく,指導者の後を自分のベースで
走ることができた。
011月 4日
朝から表情も悪く
反応、も鈍かったが
いつもと変わりなく走ったようだ。小学部と
一緒だったが,周回にあまり気を絞られずに走っていた。かなりのスピードで走る時も
あった。負荷運動では
2-3m歩くとすぐパケツを降ろしてしまった。腕を引っぱっ
- 238-
てもバケツから手を離してしまい
なかなかしようとしなかった。
。11月 7 日
バケツ運びでは,途中 3度降ろしてしまったが,結構スムーズにいった。
012月 9日
アレイを持って走るとなると,まだ慣れていないせいかスピードはなかった。 しかし
階段の昇降は,持たない時とさほど変わりなくできた。
012月1
7B
(校外マラソン)小学部と一絡に約 2~加を走らせた。散歩コースではあったが,グラ
ンドと
うのか,指導者が先に走ってみたが,周囲ばかり気にして全くといっ
ていいくらいひとりでは走らなかった。牛小屋から先の
mんぼ道になるとなお-)議スピ
ードが落ちたようだった。段差があるために,足元が不安定だったようだ。
o
1月 8日 ブランクがあったわりには,たいへん調子よく,初めは 2-3周のつもりだったが,
結局自局ほど走った。走る時の表情もよく,スピードもかなりあった。
tA
苛
ハU
日
R門
ベ
0
t1
みぞれ混じりの天気だったが, 鼻のあたりを爽っ赤にしながらも元気よく走った。ス
ピードもかなりょがっていた。 コースそを外れても,
だI
t
<
:
了もどる
ζ
とカiで
、
き
た。へちま摩擦は,胸部以外は以前ほどいやがらなくなった。
1- 4J
訪問位までは,指導者と汲んで走れるぐらいの速さだった。 ラインの内総を走
clf
J
16B
ることは少なく, 内側に入ってもちょっと声与をかけるだけで外に出た。
l校1
1
寺0)
て
においては,とにかく体そ鍛えようということから,まず走ることを中心に
その q
]にぶらんこやすべり会等の遊具会取り入れて変化をもたせることから
1
討刀
の坊は,ランニングの局[t
j
数も少なく,ぶらんこやすべり合なども怖がっていたが, 少しずつ長
い距離を走れるようになり,ぶらん乙やすべり合も怖がらなくなった。
2学 W
H
こは,
定;
l
t,?)距離が一段と長くなり,単に返るばかりでなく,パケツやアレイを使った負荷運動
か
もi
反り入れることがでさるようになった。 これは,走る距鋭1
I
は長くなったが,それに嬰ずる時 i
渇
J 土 ~tl. く
ったという走力の向上と共に
後始末必ずるといった排せつに 2
きする
それまで運動の途中でトイレに浅れて行ったり
く な ) !待問的にかな
失致の
余絡が出てきたことによ
るものである。負荷逮動のねらいは,当主に筋力や、ド衡感覚をつけみだけでなく,その護われた筋
力や、 [
Zf~J 感覚そ将来何かに役立てようということである。また,ランニングにおいても,終始自
分のペースで走るばかりでなく,指導者が予を号 I
L、たり, 後ろから押したりしながら,より速く
定,?)家習もすることができるようになってきた。
9月か
は冬場のかぜに鍛えて, へちま摩擦を始めたが, これによりかぜをひいて休む ζ とも
少なくなってきた。
運動に伴う発汗作用による排尿回数の減少や食欲の増進についても, 一応の効果がみられた
ょうだ。
一2
3
9-
(
5
) 他とのかかわりをひろげる
観察記録より,全校朝会,音楽や生活単元学君主等の授業,運動会,校外学習等に参加した待の
Bの様子をあげていく乙とにする。
。 5JH9日
(音楽)すずを持たせてみんなと一緒に合奏していると
声をたてて笑った。行進
する時もに ζ にこしていた。
o
5月27日
(春の遠足・北山ダム)パスの中では外の景色に興味があったのか,時々ながめて
いた。見学の時,友だちから手をひいてもら勺てとてもうれしそうだった。
o
5月28臼
(市内見学)道路の中央の方に寄って歩く乙とが多かったが,みんなから遅れた
と気付くと速く歩いてついてきた。
音楽) う
;
r3えるの合唱jを身体表現する時,とても喜んだ。声をたてて笑うこと
。6月 3B
もあった。
o
6月 6臼
(貿い物学習)エスカレーターになんとか乗れるようになり,降りる時には,あら
かじめ足を上げてうまく降りでいた。
=
l9B
。6J
(全校朝会)いつもは予をつないで歩くが,今日は Y . M
の後ろから遅れずに,ま
たタりからはみ出ることもなく行進することができた。 9時20分頃にトイレがすむと,
何も指示しないのに,すごい速さでみんなの所へ行き,中 2の後ろの方に座った。
2臼
。6月1
(体育)外に出ると,みんなが集まっている所へ行き,後ろの方に座った。他の者
がグランドを走り出すと,自分から走り出し,後ろについて一周走る。
o
6月20臼
(生活単元学習〉みんなと一緒にゲーム等をやり
他の者が行く時,
楽しそうにしていた。体育館へ
トイレへ連れて行 ζ うとすると,その方を見てなかなか動 ζ うとし
なかった。
。7月 l臼
(音楽)
J.Tにダンスの時も手そひいてもらい,すべてに参加したが,常向行動
も見られず表情も明るかった。
。7月 7B
全校朝会) y.A と手をつないで行進する。遅れる
ζ
となく歩き,途中手を離さ
せてひとりで歩かせてみると,きちんと Y.A
と並んで歩く
。7JH6B
ζ
とができた。
(大掃除)みんなが第を取りながら,だんだんと離れていくと, Bもみんなの方へ
寄って来た。
。9月1
2臼
(音楽) N.Kと H.Sが世話をする乙とになったが,あまりいやがらずー絡に活
動できた。途中トイレへ行ってもどる時には,先に立ってもどった。
o
9月2
2臼
(運動会全体練習)行進する時は,指導者から背中を押されながら歩き,真っすぐ
に歩くことができず,いつも列から外れてしまう。中央に集まって待つ龍も,うろう
ろしていた。ダンスでは,手をお互いにたたく時にうれしそうな顔をしていた。
。1
0月 1B
生活単元学習)はっぴ,ボンボン,面をつけさせるとうれしそうな顔をした。円
を作るための行進は前の人について行ったが
った。?イム・マイムの時は,
締りになると円から外れることが多か
ドラエモン音頭と比べると常に子を握ってもらえるせ
いかにこにこしていた。{可も介助しないと箆り
- 240
ζ
んでいた。
r
010月22臼
(散歩) 号の所で幼稚鶴見と出会い,後ろを一緒に歩いて行った o Bもノわざい子供た
l
ちが気になるらしく,決して追いぬく乙とはなくついて行った。別れあfI寺でも,ひざ i
めないとついて行 ζ うとした。
010月23日
(生活単元学習)みんなといたいのか,給食に連れて行こうとしても,なかなかっ L、
て乙なかった。
010月初日
(遠足・動物園)ひとりで歩く時は他の人について行きかけては立ち I上まり
f
s閉すという
そf
ζ
あたり
とが多かった。パスの中では窓僚の席に疲らせたが,持々外を見てい
た。時折,通路の方に顔を出しパスの前会見ていた。
o1
1月20臼
(良い物学官)外に出たとたん笑顔がうかんできた。途中の送では立ち止まってくる
りと凶る行動が何度か見られたが,離れながらもよくついてきた。
(校外学 7
7・森林公樹)幽に合わせてに乙にこしてみんなの後について遅れずに行進
l2
1臼
ollJ
した。綴りの時も進む時にはちょっと歩き,止まって捻る特にはじっとその場に立って
いた。どんぐり拾いに行く時,教育実習生の手をぐいぐい引っばって行った。
012月1
1日
(みかんの収穫作業)みんなで昼食のため降りて来る時
後ろをかなり気にして結局
自分が長後に降りてきた。いくら一絡に降りようとしても
後ろを見て立ち止まってい
7
こ
。
012月 24臼
(終業式)式の問中,おしりをずらして動きまわっていた。
。 1月 8日
(始業式) ;常時行動、
うなり j
i
f等は出ず,タJ
Iを外れる乙とはあったが,おとなしかっ
f
こ
。
o 1月30B
音業)今日はあまりに ζ やかな表情 l
立見せなかった。しかし,みんなが一列に波ん
でいる時は,一歩下がった位の位置で,
うろうろしたり,足踏みしたりすることはなか
った。
他の生徒とー絡に授業を受けている時に,
トイレや給食へ連れ出そうとすると,なかなか席ぞ
立とうとしなかったり,みんなの方を振り返ったりすることが,かなり見られるようになった。
また,朝会の時,
トイレがすみドアを開けると中学部の生徒がいるところへ自分からもどるなど
自分の!認する集出を J
意 識した行動が宛られるようになった。朝会や音楽の授業で,行進やフォー
クダンス等脅する時は,友だちの援助を受けながら参加したが,特に予をつないで踊る特は,と
てもうれしそうな顔をしていた。
A, y.H,M.Yに援助長とさせたが,彼らは L、やがる乙とも
イ也の生徒については,:tに Y.
なく,よくめんどうぞみていた。その他の生徒も,初めは無関心だったが,世話をしたり,声を
かけたりといった友だちとしての J
意識した行動が克られるようになってきた。
241-
8
今後の課題
これから更に, Bの身辺自立をはかつていくには,次のような点について考えていく必主さがあ
ヴ
イ占。
(
1
) 指導内容について
<
D
排せっ
失敬も少なくなり,
トイレで排せつするという
ζ
とも分かつてきたように恩われる。そこ
で,乙れまでのトイレに連れて行ってもらうという状態から,今度は自分から行くようにす
る指導を考える必皇室がめる。
o 衣服の着税
ボタンのかけ外し以外は,ほとんど介助が必要でなくなったので,自発的に者脱ができる
ようにする指導を考える必要がある。
@
食事
今までは,食器を入れかえてもらっていたが,
ζ れを自分でするように指導して Lベ
必要
がある。
④
l校時「生活j のあり方
内容の充実をばかり,体育との連携をもたせた指導が必要で‘ある。また,時間的な余裕と
の検討をしなければならない。
集部参加を含めて,時間苦手i
@
集団参加
集団活動への参加のさせ方を考えていくと共に,
f
也の生徒の接し方への配慮が更に必要で、
ある。
(
2
) 指導にあたって
観察記録,連絡帳を実際の指導に生かせるような工夫が必要である。
- 242-
暢謹嘩満開
(劃哨袈)
l 研究名
N 子〈ダウン症候群)の社会生活能力の向上をめざした指導
2 研究対象者を取りあげた理出
,学苦言I指導婆領に,
要な能力や態度を身につけさせる
ζ
吹生徒の将来の職業生活や家庭生活に必
とに努めなければならないごと善かれており,本校高等部で
も,乙の 3年間の教育で可能なかぎり社会的自立をめざすことを白擦としているつ
と ζ ろで,社会的自立(就労)を考える場合,社会生活能力(社会的成熟度)が基本的ベース
であり
それが能力に会った伸ばされ方をしている
ζ
とが必嬰と,思う。こういう緩点から
の日常生活場面に現われている具体的行動を見た場合,今だに身のまわり
族に{正せていたり,ひとりではおっかいや買い物などに行ったこともないし,パスやタクシーに
も乗ったことがないなど,主主校高等部のやでも,社会生活能力函で最も劣っている。これは,今
までの教育環境の諮怒もあろうが,語殺の過保護的な養育態度も大きな姿認となって,
ていないためできな L¥"状態にあり,本人の能力にあった伶ばさ
収やらせ
はできてし、な L、
よ
うに思われる。
しかし,
いろいろ
ζ
ながら,具体的経験を議み重ねさ
との叡接な連携により過保護的な養育慾
せるような根気よし、かかわりを続ければ,すなわち,
度を改善するとともに,教育環境に紀!むそはらえば,この 3年間で達成状況の向上を十分期待で
きると考えた。率い本人に
るので,
ζ
b
.{
(i
f
:
等部生になったんだ。がんばらなくては。"という気持ちがあ
J
の待機会とらえて,
明自分でもやれるんだ,自分でもやってみようという自信と窓
3
i
f関の成長・発 i
きそ見守ってい ζ
欲与を予ぎて,
うと考え,
りあ
f
こ
。
:
3 ~主徒の実慈
唱2
)
(・
4
の年鈴・学年・校 g
l
J
,紹和 3
9年 5月 8日生れの女子で
昭和 55年 4月現夜で 1
5歳 1
1か月である。学年は
l年生であるつ
(
2
) 知能検資
oWISC知 能 診 断 検 ( 昭 和55f
手2月実施)
余 検 査 1Q 44 E
l
語L
t
:
t1Q 45 動作性 1Q 57
ロフィールで,言語性検査(一綾的知識 0,一般的淑終 1, Z
手数問題 0,数{以
問題 1,単諮問題 2,数限問題 5) , 5
l
j
j作性検予を〔絵t1fl
i
完成 6,絵際i
配タ1]0,積水模様 6
3,符号問題 2,迷路問題 5)
C
田中・びね一式知能検査 (
B
B
i
長J
5
5年 9月実路)
1Q 44
i
可じ単語はよく言えるが,ひし形綴写,打数かぞえ,文
あまりできなし、。 5歳段階の問題まではよくできる。
n /臼
Aτ
斗
qu
(
3
) 主主脊歴
。 第 2子で次女である。
O
妊娠したとき,母親は腎綴炎のため健康を害しており,妓娠中も不健肢で,つわりも 1
1
:か
ったようである。そのため,レントゲン検査を受けたり,ピザン系薬品を服用したりしてい
,
050f
}の熟度だったが,生まれてしばらく乳の欽み方が非常に
るつお産は,正常分娩で 3
怒く,飲む力もなかった。黄疫がひどく 7臼ぐらい続き,授宇しは母乳だったが栄養状態は,
飲む力が弱い乙ともわって不十分だった。
O
乳幼児期の発育経過としては,首のすわり 1年,歯の生え始め 1若手,片ことをいう 3年
,
はいはいをす 6 1年,つかまり立ち 4年,ひとり歩き 8年と,かなり発育が遮れている。生
0年 5月 (
1
1歳)で,昭和 50年 1
1月の脳波
後まもなくダウン症候若手と診断され,タj潮は昭和5
検査で異常ありと診断される。
生の ζ ろの様子(兵庫県宝塚市立 Y小学校特殊学級)
小 学 1壬f
洋I
J
I
Xの J
刊誌衣にまだ;窓欲がなく,依存しがちである。土いじりはあまり好きではなく,苧
ほり,球根植えなど見ている ζ とが多い。自分の持ち物は人にさわられるのもいやでさっさ
としまうが,本係としてみんなの読んだ本の片づけなどは関心もな L、。家の人や学級の友だ
ちとはなじむが,いすにすわるとぼんやりしてしまうことが多い。読む,努くと乙ろまでは
こ
が
,
もう一歩で,発資も不明綴 f
自分の身のまわりのことも話そうとし,
1対 1の誌はよく
r
mこうとする。具体的な物と対応して数をかぞえることはまだできなし、。
O
小学 2年生の乙ろの様子(兵庫県宝塚市立 Y小学校特殊学級)
自分からは後始末とか,次にすることへの身支度ができず,人に依存しきっているところ
がたくさんある。体操服の符脱が自分ひとりではまだ無理だが,ブノレ?ーは自分ではきかえ
るようになった。予がよごれる乙となどが気になり
世話などはしようとしない。
うさぎの t
字を党えるまでに至っていないが,ひらがな写しの数がふえ,数と物の関係、が 5まではだい
たいわかる。
s
lJ杉の仲間分けは,。やムまではわかるが,間じ形でも角度や向きが違うと!弓
。
、
じ仲間としてとらえる ζ とができな L
小学 3年生のころの様子(東京都杉放区立 T小学校特殊学級)
者がえが早くできるようになり,はちまきも 1回結びは自分でできる。洗面,
うがい,排
せつの指導がもう少し必愛であるつおい所をとても怖がるが,甘えられない状況に霞かれる
と,すべり台の階段などもなる
ζ
とができる。友右はまだ分からないが,
2拍子, 4拍子の
ザズムナIち が よ く で き る 音 1音の発音は,ラ行音を除けばだいたいでき,容が 5までの
たし算ができる。自信がなかったり,めんどうくさいときに「分からな Lリ と 答 え て し ま う
ので,その傾向をなくしていきたし、
。 小学 4年生のころの綴子(東京都杉設反立 T小学校特殊学級)
衣服の着!院の弱では,くつの友右がまだはっきりせず, J
狗のボタン・チャックをかけたり
F
ウエストのボタン・チャックをはずしたりがまだむずかしい。手足はよく洗おうとするが,
版までぬらしてしまう。好きさらいが多く
はしで食べることがむずかし L、。言われなくて
- 244-
もきちんと繋とんしたりがなかなかできない。なじみのある友達の仲間には妥んで入り,楽
しく遊べるが,自分より小さい子の世話をしようとはしな L、。係やさ話番の活動も自分から進
んですることが少なく,途中でやめてしまう
ζ
ともある。 5-9までの数の大きさがわかり,
答が 9までのたし算,ひき算ができる。ひらがながだいたい書けるが,濁音はまだ無理であ
る
。
小学 5年生のころの様子(東京都杉並区立 T小学校特殊学級)
クラスの係や当番の仕事は,途中でやめないで、最後までするようになってきた。決まりき
ったあいさつはできるが,誰とでもあいさつをしたり,自分の用件をはっきり言ったりがで
きない。誰とでも仲良くできるが,仲間に入れない子を入れてあげたり,棺手の立場に立っ
て主号えたり,ゆずり合いをしたりができず, 自分の ζ とで精一杯である。自分の名前や簡単
な漢字が読め,物語を興味号をもって照くが,あらすじをつかむ ζ とはむずかしい。集団と共
箆とびで踏み切って跳ぶ ζ とができなし、。時計で
に機敏に行動する乙とがむずかしく,走り i
O時はだいたいわかるが,
0時半はまだわからな L
。
、
。 小学 6年生の乙ろの様子(佐賀市立 N小学校特殊学級)
父親の転勤のため,見知らぬこと地への引っ越しで,住む家も,学校も,友だちも全く新し
いかかわりのために,勝手がわからず,自分のからの中に閉じ ζ もってしまったようである。
そのため,あいさつも,綬気強く最後までやりぬく
ζ
とも
係の仕事もよくできなかったよ
うである。このことは,障害児の場合,本人のおかれている生筏環境や教育環境に,いかに
大きく左右され易 L、かを示唆していると言えないだろうか。
中学 l年生のころの様子(佐賀大学教脊学部附属中学校特殊学級)
O
朝のあいさつがなかなかできないため
くるのを待つ指導を続けたら,
ζ
ちらから声をかけ
本人からあいさつが返って
6月2
4臼l
こ自分の 1
5から寄らじらいながらあいさつができ,以
後 毎 日 , 自 分 か ら で き る 。 日 ご と に 明 る く な り , 茶 臼 っ 気 も 出 て き た が 学 期 の ζ ろの昼
休みは,教室でひとりぽつんとして過ごす ζ とが多かった。しかし, 1
0月末ごろより友だち
m
足
と一緒に外に出て遊ぶようになってきた。入学当初より 1年先議の Y.H 子と一緒に 3K
らずの道を歩いて登下校していたが, 1
1)
j2
2Bに初めてひとりで歩いて下校し,
R
3学期より
登下校をひとりで、やってみるんだ"という気持ちになり,実行する。暑さに弱い体質で,
主主践の前後などはやや粘りや意欲に欠ける面も見られるが,自分の身のまわりの出来事を自
分から話すようになり,口伝えの話も家庭へいくらか伝達できるようになってきた。靴の左
右の区別,机の中の 3
整理整 i
顕がまだ不確実で,衣服の着脱に時間がかかり,脱いだ般をたた
んだり,かけたりしようとしないので指導中である。フォークダンスは好きで,
あって一生懸命取り組むが
リズム感も
45cmぐらいの高さの平均台に乗るととや,なわとびができない。
O月O日O緩臼がはっきりしないし,卵をわる乙ともできないので
B常的経験を積ませる
、
乙とで,意識化,定着化を闘っていきた L。
。 中学 2年生の乙ろの様子(佐賀大学教育学部附属養護学校中学部)
だらしなく散らかっていた机の中も,だいたい整理ができるようになってきた。決められ
Z
1
υ
nL
4
た仕事や役割を自分なりに果たそうと努力するが,みんなに「お花の水を千与えてくれないか
な
っ j とか,
r:みんなで作品を張り努えよう。
Jなどと呼びかけた場合,本人は,
N子{土
0 0をしてね。」と具体的に指示されるまで何もしようとしないっ自分の }jか ら 先 t
二ーや友人
に元気よくあいさつができるようになり,こちらが聞こえないでいると,
Jとまで言うほどになった。
ますと言ってんですよ。
り,髪なども洗ってもらっていたようなので,
ょうござい
6月末まで,母親と一絡にお風呂 l
こ入
r
主交外学認のときは,何でも自分の力でしな
ければならな~ '
7
Pら,今から線長?をしておこうね。
Jと指導する。主筆下校の顔では,ひとり
でできるようになったので,パスでの登下校の指導ぞ 5月より始める。還!W
J
[認では , 1
0J
31
8
日に初めておさ 45cm
,
自分ひとりで渡る
ζ
長さ 3 mの平均台を,ゆっくりした
とができた。
なり,帰宅するや母親に,
り起ではあったが,
l月 1
7日には,なわとびの前回しとびが 2回できるように
r
お母さん,なわとびがとべるようになったよっ」と
(!?す一る。さらに 2月 1
5EHこは,部閉しとびが 4到達続しでできるようになった。また,数 l
こ
0
0までの数字会読み書きできるようになり,和が 100未満の 2位数→1, 2
関する興味が増し, 1
113113拾 う の が 臨 幾
位数の計算ができるようになってきた。編み物などへの興味も湾ち,
とても楽しそうにやる姿が見られるようになってきたG
でたくさん編むことはできなし
1f
j6伐のEl;~己に
とJ
己主十な
L
l
l苧
問
F.
子さんといっしょに学校で夕日を見てました。 とてもきれいでした;
,タやけや翠などの自
しい三きである O
も育つなど,
3年生のころの様子
移転)
4fjからはと]の臼の昼休みには,五日並ベモ指導する O たで,
うまくできる治宝
斜めに
3
立べるのがむずかしし、。 6月初めには, 5分単伎で時五J
I
が読めるようになり,学校についた
時
だし、たい自分で記入できるようになり,携しそうであるつ 6月
学校から帰っ
1
4f
ヨl
こ
{
土
きょうはお父さん, お母さんにおにぎり吾作ってあ
自らおにぎりを作っている。
この子がと
1
2月 l尽には,
ζ
のときの感激を
上ま
ると,絞しくて涙が I
といって
さじもひとりで持てなかった
ませんでした。
とさっそく連絡してくださった。
さんが東京から帰ってくるから」と忍って,お母さんにそ手伝ってもら
コてサンドイソチ与を作り,この f
乏しばらくは, ご上:緩臼{まサンドイッチ,
K家の定食になったようであるつ学校の
日曜日はおにぎりが
ったことを家でもやってみようとする姿
勢が gちつつある。 1
1月 2日には,イ司令思ったか自分から進んでお花の水かえそし, 1
1月告
臼
{
こ
ら,お茶わんの洗い方ぞ教えてもらったっ
Jとt:-Iって,
そ自
分でちゃんとしている。このごろから,手をさしのべてもそれに綴ってしまわずに,本人な
りにがjとか努力し i
ヨ分でしょうとする
ち,お花の水かえなども自分の仕事として自
党してでき, 学校での誌や連絡~だいたい家庭に伝えることができるようになってきた。位
i
決りも少しわかりかけてきて, 50円玉を使うことに
1
0円支だけで
まだ低抗がある
100円玉だけと
じようずに買い物ごっこができるつ d)とは, 実捺の買い物絞教をどんどん
読み f
Eねることが必要である。
η
'
'
u
Aせ
ρO
(
4
) 家庭環境
4人家族である。締は大学在学中のため, F燥に下
母綴,
宿生活をしているが,本生徒
の ζ とを考えて, 2週間に l度は必ず帰佐するほどの妹患
いである。近くに怨母(母の母)も住んでいるが, K家を訪れることもしばしばで,将来は毘
居の予定である o 住居は関静な住宅街にあり,家庭の雰組気は明るく,本生徒を中心に家庭の
も心より家族を信頼しており,両怒とも本校の教育にま笠鮮があり,ひじよ
うに協力的である。父殺は,大学卒で地方銀行主主役の妥綴にあるが,本生徒の通学や将来の ζ
とを考えて, 5
0裁の手習いで率の免許を取得し,執のさま校特に途中まで送るなど,愛情を注い
でいる。母殺は,万事に壊しみ深く控えElで,本生徒の ζ とを
"ζ
の子はこの子なりにがんば
っているのだJと愛情深く見守っており,姉は,本生徒の良さ話し相手,遊び柏手である。し
かし,どちらかというと詞殺とも過保護・溺愛型であり,本生徒は今でも母殺と将家で限るな
ど,母殺にべったりの生活をしている。母毅も,本人の自立のために予を控えねばと思いつつ
も,ついあれこれと構ってしまうのが現状のようである。
初の状態(行動および性格)
(
5
)
まんやりしていたりするが,ふだんはとても明
むし暑い臼や生理のとき,むっつりしたり , i
るく素直である。心の仁わから譲渡に出てくる笑顔が愛らしく,;jo話好きで,自分の基?のまわり
のことについて,楽しそう
に話す。全体への呼びかけや指示では,本人{主的をして
士事をはっきりと指示し,やり方を
いいかわからず,ぼんやりしていることが多いが,主主人の f
呉体的に示してやると,いつもカモ出し法しみしないで,本人なりに精一杯がんばって役割を
巣たそうとする。何でもら、ィ J
f
/、ィ j とこちらの指示した ζ とをよく聞き,具体的に指示
された ζ とは最後三どでしっかりやるが,
しかし,その反面,向かこちらから指示しなければ,
{河もそ予をつけず,何もしないでいることが多し、。何ぞしていいかわからず,人の見ょう見まね
でやっていることも多いので,できる経験を積み重ねる
ζ
とによって,何か 1つでも自信をも
って,自分からすすんでやろうとする姿勢を育てたいものである。
。 王手辺処王製の能力
者替えに 1
5分設度の特認そ嬰し,注;窓をされないと衣服をきちんとたたんだり,ロッカー
にきちんとかけたりせずに,脱ぎっぱなしにしていることがある。好きさらいはずいぶん改
善されてきたが,散が弱く,そしゃく力,えん下力汲飲カともに弱いので,
E
芝を愛す。また,やればできるのだが,ひとりで寝床を敷いたり
たたんだりをほとんどし
。
、
ていな L
意志の表示と交換能力
しんだ人には,自分からあいさつもできるが,初めての人や場では思うようにでき
ない。リラックスした雰囲気では,楽しくおしゃべりできるが,改まった場では,話し戸設が
低かったり,弱かったり,小さかったりして開きとりにくく,必要な事項について尋ねられ
た場合の受け答えがうまくできない。また,自分自身にかかわることは家庭へだいたい伝言
できるが,
r:みんなに 00
するように言ってきてね」などと伝言を頼むと,よく伝えること
247-
ができない。
。 移動能力
学校への受下校以外は,ひとりで外出する乙とはほとんどなく,近く (300- 400m) の
祖母の家にも,ひとりで行った乙とがなし、。定期券与を持っている愛下校のパスは何とか利用
できるが,乗物をひとりで利用するととはできな L、。他人に道を聞きながら目的地に行った
り,地図(略図)を見ながら
1
3的地に行ったりの経験は全然ない。
。 作業能力
台ふさやぞうきんをもみ洗いしてしぼるのは,指先でちょ乙ちょ
ζ
とやるだけで,
しぼる
カも不十分である。衣類を石けんを使って洗い,すすぎ,しぼったり,洗たく機を使ったり
は,ひとりではやった ζ とがない。教室や部援のそうじ l
まするが,すみを掃き残したり,ま
んべんなくふかなかったりする。台ふさなどは,手のひらをひろげて使おうとせず , f
十手で
指先だけでやろうとする。しかし,自分ひとりでは,インスタントラーメンなどの濁単なも
のでもまだむずかし L、。食卓の用意ゃあと片付けは,茶わんやはしぐらいなら,きちんと定
められたところに置くし,あと片付けも,スピードはないが食器集めはうまい。食器を運ぶ
とき,お銭安使って能率よく運ぶことができな L、。食器類を洗うのも,注意をしないでいる
と
, [尚子会水にぬらして洗おうとはせず,指先でちょこちょ
多い。裁縫は,鈴に糸ぞ通すのに穏当時間がかかり,
ζ
とやってゆすぐだけの乙とが
しつけや設縫いはスピードがないなが
らも何とかできる。縫い終わりの玉結びがよくできないっミシンは電動式で,もうあとは縫
うだけのと
ζ
ろまでセソトしてもらえば使える。しかし,線にそってまっすぐには縫えす,
予を添えてもらう。仕事に対する構えはあるが
動作が遅くて
仕事のはかどりが怒し、。先
の見通しができず,ひとつ終わるごとに,子とり足とりの具体的指導を必要とする。
。 数以:処理の能力
お金は生活上.大切なものでむだに使うべきでないということはわかっているが
学校で
学期に数回行なう良い物学認や謁潔材料の良い出し以外は,ひとりでのおっかいや良い物は
、1
0
0円前後の簡単な金銭の計算は
ほとんど経験がな L。
単位でだいたい時五IJが言える程度で,分単位で正しく
。
だいたいできる。時計によって 5分
。
、
ることはできな L
日常生活の能力
時 30分から 4持30分までj のような時間の長さがわからず,待関の観念をもって行動
する乙とはまだ無辺である。自分のものと他人のものとを区別して被うことはでき,家の f
士
事の手伝いも,毎日すすんでという
ζ
とはできないが,ちょっとした家庭内の仕事は手伝う
こともある。留守居の経験は少ないが,留守番をしていて,人が来ても応対に出ることはな
い。自分の部屋にいるというだけである。簡単な電気器具の使用については,テレどなどは
本人の興味もあって,スイッチを入れたり,チャンネルを替えたりできるが,アイロンなど
。
、
は使うだけで,準備や後始末まではできない。洗濯機をひとりで使用する乙とはできな L
早急に改善しなければならない点は
電話がかけられないことである。ベルが鳴っても電話
に出ず,電話での受け答えも誰かが受話器をとって
- 248
相手が本人と話したいと言ったときに
寸る粍度である。また,家庭用電話を利用して,先生や友だちにかける
4
ζ
ともない。
指導毘標
(
1
) 身辺処理能力の確立を歯る。
(
2
) 移動能力を高める。
(
3
) 日常生活の能力を高める。
5 指導内容
(
1
) 身辺処理能力の確立を菌る。
N子は,答などを使ってあまり乙ぼさずに,ひとりで食事をすることができるが,歯が弱く F
そしゃく力,えん下カ,吸飲カともに弱いので,少し思いとなかなかかみくだく
ζ
とができず
ひと口で口の中に入れる最も少なく,牛乳 l本を飲んでしまうのにもかなりの時簡を要する。
家庭においても,本人の食がすすむようになったととが喜びで,時間についてはとかくぎわれ
る乙ともなかったため,現在,食事に 40分程度を要している。食事ぐらいはゆっくり食べさせ
たいが,集毘での行動や後始末の ζ とを考えると. 5分でも短縮できたらと思う。給食の時間
を利用して試みたい。
また,本生徒は,ひとりで洋綴やシャツなどを義たり脱いだりする乙とはほぼできるが,ブ
ラウスのすそがスカートから出ていたり,えりがきちんと折れていなかったりし,者がえた洋
服をそのままにしている乙とが多 L、。これについては,朝と帰りの更衣の時間を中心に指導し,
えりが中に入っていたりシャツのすそが出ている生徒には
その都度鏡を見て直させるように
したい。着がえた洋服については,布目,縫い呂にそった洋服のかけ方,たたみ方をおりに触
0分程度でてきぱきと
れ具体的に指導し,定着を図りたい。義がえに婆する時間についても. 1
。
、
着がえ,きちんとロッカーに洋服をかけ,身なりをきちんと整えるようにしていきた L
(
2
) 移動能力を高める。
将来の就労を考えた場合,乗物をひとりで利用することができたり,自転車に乗れる
ζ
とは
不可欠な条件といえる。現在,通学に必要なパスにはなんとかひとりで乗り降りできるが,ひ
とりで切符を異って利用したりはできていなし、。将来の通勤の乙となどを考えると,乗り換え
のあるパス利用がひとりでできると
ζ
ろまで高める必姿がある。これは,場を設定して経験を
積み重ねることによって身につくと考えられるので
職場実習の際の通勤線、脅などの機会をと
らえて集中的に繰り返し指導したい。
次に,自転 E
互に乗れることであるが,本県は自転車王国と言われるほど,老若男女を簡わず
自転 E
震に親しんでいる。本校でも,ょとしい自転車の乗り方指導にはカを入れており,小学部高
学年,中学部,高等部生のゆで,自転車に乗れないのはわずかに 3名で,自転車に乗れるよう
になると,からだのバランスのとり方もさらに向上し,行動範聞も広がり~関知覚や体力向
上の磁にも好影響を与えると考えられるので,本生徒にも,ぜひ自転車に乗れるようになって,
あち乙ちへ出かける楽しみを味わってもらいたいと考えた。
- 249-
(
3
) 日常生活の能力を高める。
ζ の達成には,基本的生活場顕である家庭内での指導との連携なしには考えられないが,茶ヱ私
的な指導を学校でやり,それを脅様化すると乙ろが家庭であるというように学校と家庭が 体とな
4
きないだろう。今までは,特に母殺に滋保護的な語
って指導にあたらなければ,向上は
があって,ついあれこれと構ってしまうため,本生徒にも問誰かが助けてくれる。"というちーえ
や依存心が強かった。
ζ
の 3年間で“自分の ζ とは自分でする意欲と習慣を脊てたし、。
まず,家の仕事の手伝いをすすんでする頭を育てたい。家族の一員として進んで仕事をし,
主任を果たす ζ とが,将来の働く習慣にもつながっていくと考えられるので,学校の調幾や被
服や家庭一般で学んだ乙とを,お手伝いの形で家庭でやってみることを習慣づけしたい。
もう一つのねらいは.電話がかけられるようにしたいという
ζ
とである。電話については,
公的な仕事上の電話が多いため,本生徒が電話に出たら先方に迷惑をかけると
いう気持ちもあって,電話口には出さなかったようである。しかし,乙れもお互いの意思交換
の手段として重姿なことであるので,盟諸や作業学習のゆで場を設定して,電話を過して先生
や友だちと話をする楽しさを味わわせるようにしたいっ電話遊びから,乏しい電話のかけ方に
指導を進め,校内電話で先生や友だちと楽しくおしゃべりする段織から,学級にかかってくる
;立話に進んで出ようとする気持ちを育てたい。さらに,学校から
電話そかけて,お母さ
りつぎや, 自分でダイヤ jレを回して電話
んと認したりする経裁を積みさ重ねて,
。
、
がかけられるまでに,道ーのりは速くても試みてみた L
6 掻導の実擦
の石室立を割る j と 1
(
3
)日常生活の能力をぬめる j の指導的については, )
JI
J
f
f
f
i
資料に殺せることにする。ここでは, (
2
)移動能力を高める
N予 の 自 転 議 の 乗 り 方 指 導 ー に
ついて,指導の経過を記したし、。
なお, N子に自転車の索り
1つには,本校が正しい黍り方の指導にカをい
したのは,
子を除いた高 1 (男子 3名,女子 4名)の友だちみんなが自転車に乗
れていることもあって,トJ
ることができ,わけでも N予と 1'tき仲のよい F子が,設近(綴沼時間 S5
4.
4- S5
4
.
1
0)苦労し
はがらも桑れるようになり,得意そうに乗る姿安えて,本人にも私も自転家に祭れたらな。
という気持ちが茅生えてきたことである。 2つには,学校や家庭ではとても明朗快活だが,やや
必i
関を気にする函があって,堂下校以外はひとりでは外出しようとしない N子に,自転京に乗れ
るようになることで,外出の楽しみぞ味わわせることができるのではなも、かと考えたからである。
これは
!
i
i
jにも触れた P子が,自転療に乗れるようになった ζ とで,買い物やおつかいに積極的
に出かけるようになった ζ とも考え合わせてのことであるが, N子の行動範囲が広がり,いろい
ろな物への興味・関心が育てられるので:まなし晴、と考えた。 3つには
手としており
高い所を怖がる N子の短所を
把潟ぎみで走ることを苦
自転車の乗り方様習を通していくらかでも解消し,
l
転
主
主
合わせて調整力を高め,体力向上そ慰れるのではな L、かと考えたからである。 4つには, E
に乗れるようになる ζ と が 大 き な 自 信 と な っ て 私 だ っ て や れ ば で き る ん だ , や っ て み よ う
k
υ
n,
ゐ
n
u
という意欲につながるのではな(, ¥
i
J
'と考えたからである。
以上のような潔白から, N子に自転車の粂り方指導を始める
ζ
とにした。
一一 N子の自転車の桑り方伝導一一
N子は高い所を怖がり,悶足が地面から離れる ζ とに強い恐怖心があるので,最初は,サドル
までの高さが 53
c
m
で,サドルにまたがれば両足が完全につく幼児用自転車を使用した。
毎朝の登校後の自由時間 2
0分を利用する。最初の 1適時は,吹自転車は決して倒れたりしなし、。
安心して乗れるものだo ということを本人にわからせ,自転車への恐怖感受とるために,ずっと
支えきりで,後ろから押してやることにする。
4月1
1臼
本日よりさっそく自転車のけい ζ を始めました。
O
1学期末にはなんとかき表れる
ようになってくれればと溺待しています。(学校)
学校から帰ってすぐ勉強をしたり,はりきっていました。自分でも高等部生に
G
なったので,
4)
j12B
吠がんばらなくては"という気持ちがあるようです。(家庭)
きょうも朝から自転車に乗りました。昨 8はお花の水かえの指示が必要でした
が,きょうは自分からすすんでやりました。また,着替えも R子より早くできて
婚しそうです。いろんな函で,競争しようという気持ちが育っていることを嬉し
く思っています。
4月1
4日
自転車を押している感触で
O
安定性が増してきたことがわかります。呼ばれた
ときの元気のよい返事,着替えのてさばきさと整潔のしかたについて,兵体的に
指導していきたいと,思います。(学校)
。 高等部生になって,自分なりによくがんばり,お手伝いも自分からするように
なりました。少しずつ学校での話もできるようになり喜んでいます。(家庭)
4月1
7臼
高 1のうちに自転車に桑れるようになる乙とは,単なる夢ではなくなりそうで
O
す。きょうはしばらく押してやって途中で予を離しでも
5-10m踏み続けるこ
とができました。(学校)
。 すこしじてんしゃにのれるようになったのでうれしかった。お母さんもよろこ
びました。
ζ
くごぞかきました。ケンちゃんチャコチャンとあいをみました。
(本人)
。
表れるようになるなんて, N子の ζ とばではないですが,
自転車に 3
打言じられ
ない。 j 感じです。本当に主喜んでいます。(家庭)
4)
j1
8臼
o
このごろは,自分から進んで自転車の練習に絞り組んでいます。がんばろうと
する気持ちのあるのが何よりです。(学校)
。 たいようにほえろをみました。島さんがしなな{てよかった。
じてんしゃのれ
んしゅうをして乙ろんだのでいたかった。でもお父さんもお母さんもれんしゅう
するときはころんだそうです。(本人)
指導を始めて l選問が過ぎ,安定性も出てきて途中で支えるのをやめても,
ることもできるようになったので,大きなかけとして
4月18B
5-10m踏み続け
途中まで押して
42
mhJv
qG
・
やり,手を越した。案の定 10m余り進んだところで倒れ,大げさに痛がコたが,そのままにして
いた。その臼の夕食のときに,家庭では乙の乙とがひとしきり話題になったらしいが,両親とも
r
お父さんは 1
1
1の中に落ちた ともあるよ J:
r
お母さんもけが
をしたけど負けなかったのよ。 J r
N子も れぐらいで負けてはだめだな,がんばって平くのれ
学校側の指導方針を信頼され.
ζ
o
ζ
るようになることぞお父さんもお母さんも楽しみにしているぞ。
Jと劾まされたらし L、。この臼
を契機として,また一歩成長した N子だった。
4月1
9日
Êl転車は途中で支えを離すと • 10-20m踏み続けることもあります。(学校)
近ごろはテレどを見た内容を
O
いろいろお話しできるようになりました。
〈家庭)
4f
:
l2
1目
。 今朝は 20-30mも自転車を踏み続ける
ζ
とができました。まだ,自分で自由に
ハンドルを切ったり,ブレーキをかけたりはできませんが,安定性が増してきま
した。朝の時賠は,自転車練習と自分でも患ってがんばっているようです。
(学校)
きょうはとても疲れているようでしたが,勉強はがんばってやりました。近ご
ろは先生の吠がんばろう"精神が N子にも宿ってきたようです。(家庭)
4f
:
l2
3B
花へのいたわりや愛情も育って、毎日,花の水かけや水やり会自分の仕事にし
てがんばっています。自転率は,まだブレーキ与をかけたり,自分でハンドルを切
ったりはできませんが,誠子のよいときは
50m以上乗る乙とができるようにな
ってきました。(学校〉
きょうの自転車の練習は,いくらか 8分でも心がけてハンドルを切る乙とがで
4月25B
きたようです。ずいぶん安定性が増してきました。(学校)
4月2
6臼
このごろでは,担任が提出物の点検などで,ちょっと外へ出るのが退くなると
o
きでも,自分から進んで自転車を出し。なんとか乗ろうと試みています。白に臼
にじようずになっていくようで楽しみです。(学校)
5f
:
l2B
(授業参観臼)
0
じてんしゃにのっているのをお母さんやおばさんたちがみてく
れてお母さんがうれしそうにに乙に ζ してみていたので
わたしもとてもうれし
かった。どこにでも早くのっていきたいとおもいます。たいようにほえろをみま
した。おもしろかった。丹がとてもされし、かった。(本人)
5f
:
l7臼
自転車は,まだブレーキそかけるのはむずかしそうですが,自分で踏み出す綴
o
迄iをがんばり,幾度かは成功したようです。何人もの先生や友だちから,
吠じよ
うずになったね。'と声をかけられ媛しそうです。(学校)
5月 9臼
ひとりでじてんしゃにのれるようになってうれしい。もっとじようずになって
o
お母さんとどこかに行きたいと,思いました。(本人)
5f
:
l10B
(交通教室)
0
こうつうこうえんにいきました。よくはれてきもちがよかった。
なんかいも乙ろんだけれどたのしかった。(本人〉
。
きょうの交通教室は,何度かぶつかったり,倒れたりしながらもよくがんばり,
に1
u
臼
つ
つω
なんとかコースぞまわれるようになりました。大いにほめてやってくださ L。
、
(学校)
5月1
2日
朝の自由時間には,高 lの友だちはジョギングに取り組んでいますが,
O
子は自転車に乗ろうか。
rNo
Jと声をかけたら,に ζ っと笑って, r
:
お先に失ネU と
言って外に出ました。自分で踏み出すのが,とてもじようずになりました。(学校)
5月日目
。 まだ,なかなかブレーキのと乙ろに手がいきませんが,平く上達して校舎の周
りを,まわれるようになることを期待しています。(学校)
5月23B
。
じてんしゃのりが
だいぶじようずになった。にくだんごをつくりました。お
母さんがじょうずとほめてくれました。乙んどはハンパーグをつくろうとおもっ
ています。あしたははれるようにみんなでおいのりをしました。(本人)
。 本当に N子はしっかりなったなあと患う昨今です。草花への愛情も育ち,花の
水かえもとてもじようずになりました。(学校)
。 料理にも少しずつ興味をもつようになり,
r
,れどうして作ったの。 J ;
r
わた
ζ
しにもやらせて。」などと,自分から言うようになりました。(家庭)
6月 5B
じてんしゃでグランドぞ 5しゅうまわりました。みんながじようずとほめてく
れました。ワンデンフーズというと ζ ろぞけんがくしました。とくにめずらしか
ったのは大きなれいぞう
ζ
が
3ζ
もあったり,大きなかまやおにぎりをつくるさ
かいでした。おすしもおいしかった。わたしもりょうりをいろいろおぼえたいと
患いました。(本人) (職場実習で総菜を作る会社を見学したときの沼記)
8月四日
長近i
立自転車のりを練習しているとの乙とで
O
きょうは初めての路上運転をや
ったわけだが,広い道では,ひとりで十分乗れた。一生懸命だったらしく学校に
着くと,
r-アー汗かいた。 j と笑顔で話した。しかし,まだ,バランスがすぐに
は取れない様子でぐらつき,走り出すまでになかなか苦労していた。また,
ペダルを踏みスタートするわけだが
1
5足で
スタートしてすぐには左足がペダルに乗ら
ず,バランスを失い,すぐに足をついていた。(教育実習生)
6且1
3日
きょうは,校舎の腐りのコ}ス回りを 4潟もしました。最初は,おつかなそう
O
でしたが,あとは気持ちよさそうに乗っていました。(学校)
o
きょうも元気に登校し,自転車で 4局ほどコース周りをしていた。今の彼女に
とって,自転車に乗る
ずに乗り
6}
j17B
ζ
ζ
とが一番の楽しみのようだ。昨 8よりもたいへんじよう
なしていた。(教育実習生)
運動場に出ると,すぐに自転車乗りを始める。もう完全に乗れるが,止めると
きは足で・止めようとするので,
,-フ守レーキで止めてみよう。
の場ではできても,またすぐ足で止めようとする。
ζ
Jと指導すると,そ
れからはブレーキのかけ方
をしっかり教えなければと怒った。しかし,自転車に乗っているときの N子の得
意そうな顔は,なんとも形容しがたいほどである。すべてマスターし,路上で乗
れるようになったときは,いったい N子はどんな顔をするのだろうと患うと楽し
p
h
υ
η
o
白
つ
くなってくる。(教育実習生)
8月2
6日
じてんしゃにのるのはたのしいです。みんなでサイクりンクーをしたいとおもい
O
ました。学校でひやし変をつくりました。ことょう
aにお母さんとつくろうとおも
っています。ケンチャンチャコチャンをみました。心をみました。(本人)
自転葱にじようずに乗れるようになったとのこと,先生のご熱意に頭が下がり
O
ます。帰ってからは疲れてぐったりとしていますが,朝は元気に楽しく学校へ出
かけます。学校での話も多くなり
他の人の悲しみや喜びもわかるようになった
ようで,感謝致しております。(家庭)
7月 3日
8時すぎには外に出て,自転車に乗っていました。
ζ
のごろは,自分で踏み出
して,止まるときにはブレ…キもかけられるようになって. 20分ぐらいは乗り続
けています。(学校)
7月 1
0目
。 きょうは久し振りの晴天で,さっそく自転車をひっぱり出して楽しそうに乗っ
ていました。このごろは,自分から進んでお花の水かえをし,教護のはきそうじ
もがんばって,きちんとちりとりでごみを取るまでになりましたっ
(学校)
の自転惑に,校内だけではあるが乗れ
※ こ の よ う に 約 3カ月を姿して,サドルまでの高さが 53cm
2学期からはミニサイク lレにいどむことになる。
るようになったっそして.
9月 2臼
o
登校してすぐ体操級に着替え,運動場に出る。中 3の N"K. J"T. 中 2の
C"K らと誘い合わせたみたいにして
フットベ…スボールに取り組む。教師か
らの声かけもなくて自分たちで取り組もうとしたのは,本日が初めてで,後から
K先生がひ っくりして激励に行かれたほどである。まるで,自分が J
Iーダーでも
P
あるように. El分たちなりの Jレ… Jレみたいなもので遊んでいた。自転車に乗れる
ようになった
a
伝がそうさせたのか,こんな自発的な生き生きした様子を見せた
のは,本臼が初めてだった。(学校)
9月 3E
I
0
本臼より,
ミニサイクルのサドルそ一番低くして(サドルまでの高さ 7
0cm) 取
り組む。サドルにまたがると,爪先がやっと池顕に着く状態のため,本人として
はずいぶん高く感じるようで
初めはおっかなそうでした
もりっぱ
に育っていて 300m 緩度乗り続けることができました。(学校)
9月 4臼
o
受校直後は疲れているなと感じたが.
ょうか。
Jの声かけに,につ ζ りして外に出る。スタートだけを押してやったら
1
5分近く乗り続けていた。
あさんびっくりする。
9月24E
I
r
きょうも自転 E
容をがんばってみ
r
きょうは l度も倒れなかったね
o
JとFぎをかけると
Jと得意そうだった。(学校)
5E
Iぶりに自転患に粂ったためか
の高さの自転車では
サド Jレまでわずか70αR
あるが,動かないように完全にささえてやり,右足のペダ Jむを踏み台にして,両
方の足をペダルに乗せたら,楽にサドルにお尻が乗ると指導するが,左足がなか
なか地面を離れなし、。しばらく待ってやって,なんとか両足がペダルに桑り,お
5分以上 1度も倒れもせず乗り続ける。
尻も乗ったので押し出してやったら. 1
必品企
whd
つu
1
0月 1日
。 この自転車は
本人にはちょっと高いようで
自分で踏み出す ζ とはむずかし
いようである。しかし,最初支えてやって押し出してやると,校舎の腐りをまわ
る乙ともできるようになってきた。
なお, 1
0月
, 1
1月
, 1
2月は,朝の自由時間を利用して,生徒透が自主的に運動会のグループ練
習や,球技大会の練習(フットベースボール大会など〉に取り組み,綴場実習や実習のための通
ども実施されて,自転率の練習は,ほんの数出しかできなかった。また,高等部では,
1, 2.Aに,皇室さに負けない体力作りのために,ジョギングやサッカーを指導しており,祭器活
動への参加も,育てなければならない生活姿勢として緩めて重要な ζ となので, N子も ζ れに参
加しており,自転車の練習はやっていない。
6年 3月)の N子は,サドルまでの高さが 5
3
c
m
の幼児用自転車では,すぐに校外に出
現在(昭和 5
られるほどにじようずに桑り酪している。しかし,
ミニサイク lレは,サドルにまたがったときに
足が十分地面につかない ζ ともあって,自分ひとりでの踏み出しがよくできないでいる。
ζ
p
れは,
N子のせいではなく,こちらの用意したステップがあまりにも高すぎたためと,大いに反省して
いる。というのは,乙の自転主主で綴努を続ける乙とは, N子の恐怖心にもつながりかねないし,
N子にとって楽しいものでなく
苦痛なものにもなりかねないからである。
次の段階としては, N子の現在の能力や,安全性を考えた場合,サドルにまたがったときに足
が十分地面に着く ,6
0
c
m
前後の高さの自転車を用意すべきだと思う。この高さだと,危ないと患
ったときに廷を着くこともできるし, N子も安心して,楽しく乗り回すこともできた土患う c
マ 今後の課題
r
6,
I擦の1(1)身辺処理能力の確立を
指導 E
のと ζ ろでも
と
「
(
3
)El常生活の能力を高めるj の指導の実際と今後の課題は,詳しくは別部資料に載せるが,手ょた
ちの実銭の見直しと,今後の課題を探る意味で,学年末に寄せられた母親の手紙を紹介する。
入学の当
先生に惑いていただく臼諜援で,初めて学校の内容を知る乙とができましたが,
今ではだいぶん N子自身から伝え知る乙とができるようになりました。学校のできごと,先生の
こと,お友だちの ζ とも話すようになりました。家庭でも,みんなの中にとけ込み,みんなの話
を理解し,自分の意見もいえるようになり,言葉もはっきりと言えるようになりました。洋服の
着替え,食事の時間も少しずつ平くなっているようです。体識の怒い持など,ぼんやりしている
時がありましたが,現在はあまり感じません。テレどのドラマ等も内容を淑解しながら見ること
ができ,義惑の判断もつき,
r
あの人が悪 L、からいけないのよ。 Jなどとおこったりしています。
全然関心のなかったラジオも,天気予報,音楽などを喜んで!認さ,耳から開いての王聖書平もできる
ようになりました。文章なども少しは悉けるようになりました。ただ,臼分というものをま虫解し
はじめ,学校や家庭以外の持,思協をとても気にし,だんだんとからの中に閉じこもっていくよ
うに感じます。(以上,現文のまま)
次に,
1
(
2
)移 動 能 力 を 高 め る - N子の自転車の乗り
ばならない点は
の語で,今後考えていかなけれ
phυ
円
rυ
︼
れ
つ
(
1
) サドルまでの高さ 53cm
の幼児用自転車で,停患のしかたやブレーキのかけ方を,もう一歩確
実にできるように高める必要がある。
(
2
) 次に,サドルまでの高さ 60cmぐらいの自転車で
練習を滋ませて調整力等を
安全な乗
り方を指導しなければならなし、
(
3
)
r
自転車の乗り方j については,運動場などにそデルコースを設置して,行事単元や課題単
元として特簡を特設して,交通標識の意味や交通;焼則を知り,正しい自転車の乗り方を体得さ
せるような指導が必要である。
以上のような段階を踏まえて初めて,人通りの少いときを利用した道路上への練習に移ること
ができるのではな L、かと思う。モデルコースでどれだけ乗り方が上達しでも,しばらくは道路上
の練習に指導者がつきそって,実地に,停車のしかた,交通標識の意味,交通規如,前後左右の
確認,右折や1r.折のしかた等を指導する必婆があろう。
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