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日本医療薬学会がん専門薬剤師制度について~日本医療薬学会理事

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日本医療薬学会がん専門薬剤師制度について~日本医療薬学会理事
医療の質向上と薬剤業務
日本医療薬学会がん専門薬剤師制度について
∼日本医療薬学会理事・がん専門薬剤師認定制度委員会委員長
谷川原祐介先生(慶應義塾大学医学部教授)に聞く
今年(平成22年)5月14日付けで厚生労働省医政局から都道府県等の衛生主管部(局)長宛に“「広告が可能な
医師等の専門性に関する資格名等について」の一部改正について”と題する通知が発出され、日本医療薬学会
が認定するがん専門薬剤師が専門性資格として認められました。医療法上広告可能な専門性資格は、医師、看
護師にはいくつかありますが、薬剤師としては初の資格になります。そこで、日本医療薬学会理事であり同学会
がん専門薬剤師認定制度委員会委員長の谷川原祐介先生(慶應義塾大学医学部教授)から、新しいがん専門
薬剤師制度の意義、立ち上げまでの経緯、認定基準などについて伺いました。
Ⅰ
日本医療薬学会認定
谷川原 日病薬は職能団体であり、法律要件の一つ
がん専門薬剤師制度の
意義と経緯
である学術団体として認められていないため、日病
日病薬から医療薬学会へ
制度移管を依頼した
初めに、
日本医療薬学会(以下、
医療薬学会と略)
薬が認定している専門薬剤師では広告の要件を満
たすことができません。そこで、平成21年2月に日
病薬・堀内龍也会長から学術団体である医療薬学会・
北田光一会頭宛に、日病薬の専門薬剤師認定制度
移管についての検討が依頼されました。
が、がん専門薬剤師制度に取り組んだ契機を教えて
その後、医療薬学会内で検討し、まず、がん専門
ください。
薬剤師部門について受けることになり、3月以降、複
谷川原 平成19年に厚生労働省から告示された通
数回にわたって日病薬と医療薬学会との合同協議
知が契機です。そこでは、広告できる医師等の医療
を開催しました。両団体の合意を受けて、日病薬は
従事者の専門性に関する資格要件が明記されました。
平成21年度をもってがん専門薬剤師認定を終了す
既に平成14年には医師、歯科医師の専門性資格要
ることとし、一方、医療薬学会は新たながん専門薬
件が通知されていましたが、
それが改定され、
薬剤師、
剤師認定制度を発足させました。私は、がん専門薬
看護師についても要件を満たす専門性資格は広告
剤師認定制度委員会委員長かつ担当理事として、本
可能になることが、医療法の枠組みで示されたこと
制度の規定案作成などに取り組みました。
になります。
(図表1参照)
法律要件をもとに
新しい資格認定基準を定めた
日本病院薬剤師会(以下、
日病薬と略)のがん専門薬剤
広告可能な専門薬剤師の意義について教えて
師制度による資格では、広告
ください。
ができないのでしょうか?
谷川原 広告可能とは、
“一般国民に対して専門家(が
図表1 広告ができる医療従事者の専門性資格要件
(医療法第六条の五第一項第七号に規定する厚生労働大臣の定める事項)
イ 学術団体として法人格を有していること。
ロ 会員数が千人以上であり、かつ、その八割以上が当該認定に係る医療従事者であること。
ハ 一定の活動実績を有し、かつ、その内容を公表していること。
ニ 外部からの問い合わせに対応できる体制が整備されていること。
ホ 当該認定に係る医療従事者の専門性に関する資格の取得条件を公表していること。
ヘ 資格の認定に際して、医師、歯科医師、薬剤師においては五年以上、看護師その他の
医療従事者においては三年以上の研修の受講を条件としていること。
ト 資格の認定に際して適正な試験を実施していること。
日本医療薬学会理事・
がん専門薬剤師認定制度委員会委員長
慶應義塾大学医学部臨床薬剤学教授
谷川原 祐介先生(薬学博士)
3
チ 資格を定期的に更新する制度を設けていること。
リ 会員及び資格を認定した医療従事者の名簿が公表されていること。
出典:平成19年 厚生労働省告示第108号
図表2 日本医療薬学会認定がん専門薬剤師制度のイメージ
ん専門薬剤師)であることを標榜できる、一定のク
日本医療薬学会認定
オリティを担保した資格”という意味です。広告可能
がん研修施設
な資格とするためには、その認定基準が法律によっ
日本医療薬学会認定
がん指導薬剤師
て定められている要件を満たすかどうか、厚生労働
研究業績、
経験年数
など
(広告不可)
省の厳しい審査を通り、
受理されなければなりません。
医師、歯科医師、看護師には広告可能な専門性資格
日本医療薬学会認定
がん専門薬剤師
認定審査
(広告可能)
研修指導
はいくつかありますが、薬剤師では前例がなく、初め
ての広告可能な資格制度の設計に医療薬学会が取
5年間の研修
(認定研修施設)
り組んだということになります。
日病薬認定のがん専門薬剤師制度を移管した
専門資格を
めざす薬剤師
のではなく、医療薬学会が法律要件に合った基準に
要
件
審
査
試験
合格
講習の受講
よる新しい制度に取り組んだと解釈していいでしょ
出典:日本医療薬学会 http://www.jsphcs.jp/cont/2.pdf(2010年7月現在)
うか?
谷川原 そう解釈した方が誤解を招かないと思い
通常、広告可能な専門医資格の受理には2∼3年
ます。日病薬がん専門薬剤師の有資格者が、そのま
要すると聞いていましたので、異例のスピードで承
ま読み替えで医療薬学会がん専門薬剤師資格を得
認されたことになります。これは、制度設計の段階
るのではなく、新しい基準に基づいて個人別に改め
から医政局と相談し、法律要件の解釈について早め
て審査しなさいと、厚生労働省からきつく言い渡さ
に指導・助言を受けながら進めた成果と言えます。
れました。がん研修施設も、日病薬研修施設をその
日病薬には、感染制御や精神科等、他の認定・
まま引き継ぐのではなく、新しい基準に基づいて新
専門薬剤師制度もありますが、
これらの移管は行わ
たに医療薬学会が認定しています。
れないのでしょうか。
制度全体のイメージは図表2のようになり、専門
谷川原 現時点では、がん以外の領域については
医の資格認定制度と同じ仕組みを取っています。本
何も決まっていません。しかし、それらが広告可能
制度の設計や規定を作成するにあたっては厚生労
な資格を目指すことになった場合には、
このがん専
働省とともに日病薬の意向も汲んで進めました。そ
門薬剤師制度の仕組みを参考として、制度設計を行
して、平成21年9月に開催された第3回目の日病薬
っていくことになると思います。
と医療薬学会の合同協議で最終合意を得て、11月
に医療薬学会のがん専門薬剤師制度がスタートし
日本医療薬学会認定
ました。
Ⅱ
制度設計で最も苦労したのは、法律要件を満たし、
かつ日病薬が認定したこれまでのがん専門薬剤師
やがん薬物療法認定薬剤師が円滑に医療薬学会が
臨床能力を重視し、
論文・学会発表は問わない
ん専門薬剤師に移行できるための経過措置の設定
です。両制度の認定基準が異なるので、落としどこ
ろが難しかったのですが、
これまでの日病薬認定の
がん専門薬剤師の
認定基準
新しいがん専門薬剤師のポイントは何でしょうか。
谷川原 お話した通り、薬剤師に係る資格として、初
資格者に5年間限定で一定の特典を与えることが
めて医療法上の広告が可能になった資格であるこ
できました。
とです。その他、次の4点がポイントになります。
その後、厚生労働省から承認を得るまでの経緯
を教えてください。
① 研究実績ではなく、臨床能力を重視する
② 認定研修施設における5年間の研修が必須
谷川原 制度規定及び制度規定細則を制定して平
③ 病院薬剤師に加えて、保険薬局や大学に勤務す
成21年11月1日に新制度がスタートしました。し
る薬剤師にも道を開く
かし、発足時は認定者数ゼロのため厚生労働省へ広
④ 5年ごとの更新時にも講習単位と臨床実績を求
告の届け出を提出することができません。そこでま
める
ず、がん研修施設とがん指導薬剤師の認定を急いで
“研究実績ではなく、臨床能力を重視”につい
行い、それを受けてがん専門薬剤師の第1回目の認
て具体的にお聞かせください。
定審査を実施し、平成22年3月4日にがん専門薬剤
谷川原 医療薬学会のがん専門薬剤師認定基準(次
師第1期生69名を認定しました。この実績をもとに
ページ図表3)では論文発表と学会発表の実績を求
厚生労働省医政局に届け出を行い、制度の仕組みと
めません。その理由は二つあり、
一つは臨床の現場で、
その実態などの審査、関係団体からの意見聴取を経
がん診療に直接貢献できる薬剤師には臨床能力が
て、5月14日付けで冒頭の通知が発出されました。
求められること、もう一つは医療法の広告資格要件
4
図表3 日本医療薬学会認定がん専門薬剤師認定基準
以下の全てを満たす者を日本医療薬学会がん専門薬剤師として認定する。
(1)日本国の薬剤師免許を有し、薬剤師として優れた人格と見識を備えていること。
(2)薬剤師としての実務経験を5年以上有すること。
(3)日本医療薬学会の会員であること。
(4)日本医療薬学会認定薬剤師、日本病院薬剤師会生涯研修履修認定薬剤師、薬剤師認定制度認証機構により認証された生
涯研修認定制度による認定薬剤師あるいは日本臨床薬理学会認定薬剤師であること。
(5)日本医療薬学会が認定する研修施設において、日本医療薬学会の定めた研修カリキュラムに従って、がん薬物療法に関す
る5年以上の研修歴を有すること。
(6)日本医療薬学会が認定するがん領域の講習会を50単位以上履修したこと。
(7)がん患者への薬剤管理指導の実績50症例(3臓器・領域以上の癌種)を提出すること。
(8)日本医療薬学会が実施するがん専門薬剤師認定試験に合格すること。
出典:日本医療薬学会 がん専門薬剤師認定制度規程
http://www.jsphcs.jp/cont/3.pdf(2010年7月現在)一部抜粋
では研究実績を求めていない(図表1)ということで
研修施設で、がん指導薬剤師あるいは医療薬学会指
す。これは専門医の資格要件でも同じです。臨床現
導薬剤師の指導のもとで、研修コアカリキュラムに
場で専門的知識とスキルを高め、患者ケアに役立つ
従って5年間研修することが必須です。この場合、単
専門家を、国民が求めているといえるでしょう。
一の施設でなくてもよく、例えば大学病院で2年間、
各自の臨床経験を推し量る要素として、がん患者
他の研修病院で3年間研修し、指導者が変わっても
への薬剤管理指導の実績50症例の要約を提出す
5年間かけて研修コアカリキュラムの全項目をクリ
ることとなっています。
アすれば認定基準を満たすことになります。
実績50症例の審査基準を教えてください。
谷川原 制度規定細則には、過去5年間に自分が担
えて、保険薬局や大学に勤務する薬剤師にも道を開
当したがん患者50症例(3臓器・領域以上の癌種)
いていることが挙げられます。保険薬局に常勤する
であり、それぞれの臓器・領域について5症例以上
薬剤師でもがん研修施設の研修生等になり、例えば
含めることとし、かつ消化器・呼吸器・乳房・造血器
週に1回がん研修施設へ通って研修すればよいわ
悪性疾患のうち2領域以上を含むこと、
と明記され
けです。
ています。さらに、薬剤管理指導実績の要約は、がん
なお、日病薬のがん専門薬剤師研修事業の3カ月
治療に関する薬学的介入あるいは薬学的ケアの内
研修を修了した人は、日病薬会長による修了証明書
容を記載することとし、抗がん剤治療、支持療法、緩
の写しを提出することによって、その3カ月を研修
和医療を含む、がん薬物療法全般にわたる実績を含
期間として合算することができます。
めなければなりません。
研修施設で指導を行うがん指導薬剤師につい
これは、一般国民に対して“がん専門薬剤師”を
て、概要をお聞かせください。
名乗る以上、
「がんに関する薬物療法の専門家であ
谷川原 がん指導薬剤師は、がん専門薬剤師とは異
る」という社会的責任があります。看板に偽りがあっ
なって、広告することはできない資格です。ミッショ
ては困るわけです。また、医師など他の医療従事者
ンはがん専門薬剤師を育成することです。認定に際
からも「なるほど、確かに専門家だ」と認められる実
しては、がん専門薬剤師として5年以上の活動実績
力を備えていなければなりません。公的に広告標榜
に加え、指導者としての思考力や研究実績を評価す
できることは応分の責任が伴い、薬剤師同士の身内
るために、論文と学会発表を要求しています。論文
で名乗りあっているのとは重さが違います。そうい
3編以上、学会発表3回以上を認定基準としていま
う意図から、幅広いがん領域を経験し、特に患者数
すが、
これは暫定的な措置であり、2020年度以降
の多い主要な癌種に関してはしっかりした知識と経
は論文10編以上、学会発表10回以上に要件を変
験を求めます。
更します。これは、指導者資格として既に医療薬学
50症例の審査には最も多くの時間を要していま
会が認定している指導薬剤師(日本医療薬学会指
す。特に患者への薬学的介入やケアの内容につい
導薬剤師)と同じ基準に揃えるためで、10年間の猶
ては、専門薬剤師として相応しいレベルにあるかを
予期間を設けました。
必ずチェックします。
5年間で、
研修コアカリキュラム全項目をクリアする
研修施設での5年間の研修は必須ということで
5
本制度のポイントの一つとして、病院薬剤師に加
研修コアカリキュラムの概要を教えてください。
谷川原 がん専門薬剤師に必要な ① 専門的な薬学
知識と臨床知識、② 技術、③ 臨床経験について習得
すべき項目を定めています。各項目について、
どの
すね。
研修施設で、
いつ、
誰の指導のもとで何を行ったかを、
谷川原 そうです。5年間という研修期間は法律で
指導したがん指導薬剤師あるいは指導薬剤師が項
規定された要件です。医療薬学会が認定したがん
目ごとに証明した書類を提出します。
図表4 講習会・集合研修の受講単位
研修会等の種類
受講単位
日本医療薬学会が主催・共催する
がんに関する教育セミナー
12単位/2日間(必修)
日本医療薬学会年会への出席
10単位/2日間
められていますね。
谷川原 そうです。がん専門薬剤師の
認定期間は5年間であり、更新の審査
を通らなければ引き続いてがん専門薬
日本医療薬学会が主催する
がん領域の公開シンポジウム
1単位/1時間あたり
日本医療薬学会が認定する他学術団体主催の
がんに関する教育セミナー等
10単位/2日間、4単位/1日、
1単位/2時間あたり
剤師を名乗ることはできません。更新
出典:日本医療薬学会 がん専門薬剤師認定制度規程細則
http://www.jsphcs.jp/main/gan/gan2.pdf(2010年7月現在)一部抜粋
認定基準の一つ、講習会等の受講についてお
条件は、過去5年間継続して医療薬学
会の会員であって、講習会を50単位以
上履修し、過去5年間の薬剤管理指導
実績を50症例提出することです。
すなわち、常に現役として臨床の最前線で患者ケ
聞かせください。
アに従事していないと資格を更新できません。管理
谷川原 医療薬学会が認定するがん領域の講習会
職になって現場を離れた方は、指導者資格であるが
を過去5年間に50単位以上履修しなければなりま
ん指導薬剤師を取得して、後進のがん専門薬剤師を
せん。受講単位の詳細は図表4に示した通りです。
育てていただきたいと考えています。
そのうち、医療薬学会が主催あるいは日病薬と共催
する教育セミナーは必修であり、今年度は日病薬と
共催で年間3回、東京、京都、福岡で開催します。
5年で制度を完成し、
10年後には社会から評価を得たい
新しいがん専門薬剤師制度に対する病院薬剤
なお、他の学術団体が主催する教育セミナーにつ
師の関心は高いことが推察されます。
いては、現時点では日本臨床腫瘍学会主催の教育
谷川原 病院薬剤師が薬剤管理指導業務を始めて
セミナーのみを認定しています。
20年ほど経ちますが、がん治療の本丸に関与し始
がん専門薬剤師の認定基準や申請に関する詳し
めてからは、まだ10年経っていません。まだまだ勉
い情報は、日本医療薬学会ホームページに掲載して
強しなければいけないことは山のようにあり、薬学
いますので、
ご覧ください。
(http://www.jsphcs.jp/)
部で教わった経験もありません。一方で社会的要請
の高い領域でもあり、病院薬剤師の関心がここ5、6
Ⅲ
日本医療薬学会認定
年で一気に高まっています。これから一歩ずつ実績
がん専門薬剤師制度の
今後について
を積み重ねて実力をつけ、信頼を獲得していかねば
がん専門薬剤師は、
医療安全面の責任も問われる
がん専門薬剤師資格取得者に望むことをお聞
ならない領域と考えます。
最後に、新しいがん専門薬剤師制度の今後につ
いて抱負をお聞かせください。
谷川原 医療薬学会認定のがん専門薬剤師制度は
5年間の経過措置を認めています。日病薬の有資格
かせください。
者が一挙に新資格へ移行できないことは既に述べ
谷川原 研修コアカリキュラムの到達目標にも示し
ました。経過措置期間中に新しい認定基準を満たし
ていますが、薬剤師の役割を理解し、医師、看護師、
た人から順次、新しいがん専門薬剤師資格を取得し
その他の医療従事者と良好な意思疎通を図り、医療
てもらうことを望んでいます。一方で、日病薬の資
チームに参画することが重要になります。医療チー
格をもたずに新たにがん専門薬剤師資格取得をめ
ムでは、薬剤師としての立ち位置をよく考えて仕事
ざす人は、
これから前向きに5年間研修を積めば、5
に取り組んでいただきたいと思います。医師モドキ
年後に申請することができます。すなわち、本制度
を作るつもりはありません。医薬品情報、薬物動態、
が完成する節目は5年後と言え、それまでに研修ガ
薬物相互作用、副作用、支持療法など、医師が薬剤
イドライン等の詳細を整備していかねばなりません。
師に相談し、頼りたいことに対応していくことが大
本制度は10年後、20年後を見据えて設計してい
事です。
ますので、性急に資格取得に走るのではなく、真に
また、広告可能な資格としてのがん専門薬剤師は
実力を身につけた薬剤師(一定の基準をクリアでき
国民に対する責任がありますから、医療安全面での
た人)だけに「専門薬剤師」資格が与えられるのが
役割は一層、重要になります。例えば、がん専門薬剤
筋です。一般国民に広告できる社会的責任の重さを、
師が従事する施設で抗がん剤の誤投与による事故
がん専門薬剤師全員が認識し、10年後には確固た
が起きた場合には、従来にも増して薬剤師の責任が
る社会的評価を獲得するように奮闘努力していた
問われることになります。
本制度のポイントにもありますが、資格取得後
5年ごとに更新が行われ、講習単位と臨床実績が求
だきたいと願っています。制度設計を担当した者と
しての期待を込めて、がん専門薬剤師の活躍を信じ
ています。
6
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