...

国家法秩序回復委員会 商業税法 (国家法秩序回復委員会法 No.8/90

by user

on
Category: Documents
7

views

Report

Comments

Transcript

国家法秩序回復委員会 商業税法 (国家法秩序回復委員会法 No.8/90
本資料の著作権は出典が明記されているものを除き、原則、弁護士法人キャスト及び
キャストコンサルティング株式会社に帰属します。いかなる目的であれ、本資料の一部
または全部について、無断で、いかなる方法においても複写、複製、引用、転載、翻訳、
貸与等を行うことを禁止します。
国家法秩序回復委員会
商業税法
(国家法秩序回復委員会法 No.8/90)
ビルマ暦 1351 年 1 月 満月前 6 日
(1990 年 3 月 31 日)
国家法秩序委員会はここに以下の法を制定する。
第1章
名称、発効及び定義
1
この法律を商業税法と呼称するものとする。
2
この法律の規定は、1990 年から 1991 年の会計年度より全国において施行され
るものとする。
3
この法律において、次の用語の意義は次の各項に定めるところによる。
(a)
「税(Tax)」とは、この法律に基づき支払われる税をいう。これには、
この法律に基づいて科される罰金を含む。
(b)
「被査定者(Assessee)」とは、この法律に基づき納税責任を負う人をい
う。ここには、連邦政府、州所有の材料加工工場、製造工場、通商及びサービ
ス、開発団体、協同組合、個人、個人、企業、パートナーシップ及び合弁企業
により組織された団体又は協会を含む。
(c)
「商品(Goods)」とは、輸入物品及び販売目的で国内において生産され
た物品をいう。
(d) 「サービス(Service)」とは、報酬、料金又は対価を目的としたサービス
の提供をいう。ここには、商業、エンターテイメント・ビジネス、ホテル、宿
泊所及びレストラン業、旅行業、並びに連邦政府財政・歳入省が第 6 条に基づ
くサービスとして適宜定める事業を含む。
(e) 「売上高(Proceed of sale)1」とは、現金、クレジット若しくは他の延
払い制度、又は前受金制度による商品販売によって受領又は受領する予定の金
銭をいう。商品の交換の場合には、当該交換を行う際に定められた価値である。
ここには、商品の包装のための包装資材の価値を含む。
(f) 「サービスによる収益(Receipt from service)」サービスの提供により受
領又は受領する予定の金銭
(g) 「生産者(Producer)」とは、自ら所有する材料加工工場、製造工場若し
くは施設、又は第三者に任せて商品を生産し、販売する人をいう。
1
2011 年商業税法修正法の第 4 条第(b)項により置き換えられた。
1
本資料の著作権は出典が明記されているものを除き、原則、弁護士法人キャスト及び
キャストコンサルティング株式会社に帰属します。いかなる目的であれ、本資料の一部
または全部について、無断で、いかなる方法においても複写、複製、引用、転載、翻訳、
貸与等を行うことを禁止します。
(h) 「サービス提供者(Service provider)」とは、報酬、料金又は対価を目的
としてサービスを提供する人をいう。
(i)
「輸入者(Importer)
」とは、品物を陸路、海路又は空路により輸入する
人をいう。
(j) 「陸揚げ価値(Landed value)
」とは、関税法(the Customs laws)に基
づき評価された輸入品の価値、当該品に課される関税及び陸揚げ費用の総計を
いう。
(k) 「納税報告書(Return)」とは、納税責任を負う被査定者が自らの売上高
及びサービスによる収益を申告する書式をいう。
(l) 「一覧表(Schedule)
」とは、この法律の一覧表をいう。
(m)
「査定(Assessment)」とは、この法律に基づき被査定者が支払うべき
税の決定をいう。
(n) 「年(Year)
」とは、会計年度をいう。
(o)
「査定年(Assessment year)」とは、売上高又はサービスによる収益が
発生した年の翌年をいう。
(p) 「3 ヶ月(Three months)2」とは、会計年度の開始から 3 ヶ月の期間を
いう。
(q) 「町歳入官(Township Revenue Officer)3」とは、被査定者により支払
われるべき税を評価する任務を負う町歳入官の責任者をいう。ここには、the
Companies’ Circle Tax Office において税額査定の任務を負う幹部職員(Staff
Officer)を含む。
第2章
課税及び納税義務
4
(a) 税は、一覧表記載のとおり、国内で生産された商品に対して課されるもの
とする。
(b) 税は、一覧表記載のとおり、国内で実施されたサービスに対して課される
ものとする。
(c) 税は、一覧表記載のとおり、輸入品に対して課されるものとする。
5
第 4 条に基づき支払われるべき税は、関係する生産者、サービス提供者又は輸
入者が納税責任を負うものとする。
2
3
1991 年商業税法修正法の第 4 条により盛り込まれた。
2011 年商業税法修正法の第 4 条第(c)項により盛り込まれた。
2
本資料の著作権は出典が明記されているものを除き、原則、弁護士法人キャスト及び
キャストコンサルティング株式会社に帰属します。いかなる目的であれ、本資料の一部
または全部について、無断で、いかなる方法においても複写、複製、引用、転載、翻訳、
貸与等を行うことを禁止します。
6
財政・歳入省は、連邦政府の承認を得て、次に掲げる事項を行う4。
(a) 通知により、この法律の一覧表内の用語又は税率を修正及び追加すること
ができること
(b)
第(a)号の通知書を発行して、法律の発効又は会計年度の開始日を規定し
なければならないこと
7
この法律の規定は、宗教又は慈善団体により、宗教又は慈善のみを目的として
生産若しくは販売された商品又は提供されたサービスに対しては適用されな
い。5
第3章
課税の免除及び軽減
8
財政・歳入省は、連邦政府の承認を得て、通知することにより、次に掲げる事
項を行うことができる。6
(a) ある商品若しくはサービスの類型又は被査定者について、税の免除又は軽
減を行うこと
(b) 非課税となる売上高又はサービスによる収益の額を決定すること
(c) 新たに設立された企業について、
(i) 新建築に設置するために輸入された機械、設備その他物品について、課
税を免除または軽減すること
(ii) 生産又はサービスの営業開始7の日から連続した 36 ヶ月間の年を限度
として、課税を免除又は軽減すること
(d) 国内で生産され、輸出、販売される商品の部類について、課税を免除又は
軽減すること
9
商品の生産又はサービスの提供についての課税を一回限りとすることが望まし
い場合には、法令により規定する。
第4章
責務及び権限
4
5
6
7
2006 年商業税法修正法の第 3 条により置き換えられた。
2011 年商業税法修正法の第 5 条により置き換えられた。
2011 年商業税法修正法の第 6 条第(a)項により置き換えられた。
2011 年商業税法修正法の第 6 条第(b)項により置き換えられた。
3
本資料の著作権は出典が明記されているものを除き、原則、弁護士法人キャスト及び
キャストコンサルティング株式会社に帰属します。いかなる目的であれ、本資料の一部
または全部について、無断で、いかなる方法においても複写、複製、引用、転載、翻訳、
貸与等を行うことを禁止します。
10
国内歳入局長(the Director General of the Internal Revenue Department)
は、この法律に定められる責務を負い権限を行使する権利を有するものとする。
更に、国内歳入局長は、局員を配置して業務を行わせて任務を遂行することが
できる。
第5章
企業の開始に係る登録及び通告
11
(a)
商品製造企業8又はサービス企業を営業する者は、法令により規定する関
係町歳入局に登録しなければならない。
(b)
商品製造企業又はサービス企業の営業9を開始する者は、法令により規定
する関係町歳入局に対して、営業開始に関する通知書を提出しなければならな
い。
(c)
町歳入官は、法令にしたがい、企業の営業開始又は登録通知書の提出を
通知することができる。
第6章
税の月払い及び 3 ヶ月毎の納税報告書10
12
(a)11
1年の間に課税対象となる売上高又はサービスによる収益を上げた者
は、関係月の最終日から 10 日以内に、支払うべき月々の税を支払わなければ
ならない。更に、関係する 3 ヶ月の最終日から 1 ヶ月以内に、関係する町歳入
官に対して、3 ヶ月毎の納税報告書を提出しなければならない。
(b)
町歳入官は、1年の間に課税対象となる売上高又はサービスによる収益
を上げたと考えられる理由がある場合には、該当人に対し、支払うべき月々の
税を支払い、3 ヶ月毎の納税報告書を提出するよう通知することができる。
(c)
第(a)項又は第(b)項に基づく税の支払いを怠った場合、又は支払われた税
が支払われるべき税より少額と考えられる理由がである場合、町歳入官は、入
手した情報に基づいて、支払われるべき税又は追納税を評価し、その支払いを
求めることができる。
(d) 第(a)項、第(b)項又は第(c)項に基づき支払われた税は、査定における支払
2011 年商業税法修正法の第 7 条により削除された。
2011 年商業税法修正法の第 7 条により削除された。
10 1991 年商業税法修正法の第 5 条により置き換えられた。
11 1991 年商業税法修正法の第 6 条により置き換えられた。
8
9
4
本資料の著作権は出典が明記されているものを除き、原則、弁護士法人キャスト及び
キャストコンサルティング株式会社に帰属します。いかなる目的であれ、本資料の一部
または全部について、無断で、いかなる方法においても複写、複製、引用、転載、翻訳、
貸与等を行うことを禁止します。
税から相殺される。
(e) 第 4 条第(c)項に基づく輸入品に対する税は、税関局により課される関税と
共に、関税の徴収方法にしたがって徴収される。
第7章
年次報告書の提出
13
(a)
1年の間に課税対象となる売上高又はサービスによる収益を上げた者は、
当該年の最終日から 3 ヶ月以内に、当該年の年次報告書を町歳入官に提出しな
ければならない。
(b)
1年の間に課税対象となる売上高又はサービスによる収益を上げたと考
えられる理由がある場合には、町歳入官は、当該人に対して、年次報告書を提
出するよう通知することができる。
(c)
第(a)項又は第(b)項に基づき提出した年次報告書に誤り又は報告漏れがあ
る場合には、査定が行われる前に修正することができる。
第8章
査定及び還付
14
(a) 町歳入官は、第 13 条に基づき提出された年次報告書が正確で、且つ売上
高又はサービスによる収益に関して完全であると判断する場合には、当該年次
報告書に基づいて税を査定することができる。
(b)
町歳入官は、必要があるときは、被査定者に計算書及び書類を提出させ、
当該被査定者を召喚して調査をした後、当該計算書及び書類から正確に売上高
又はサービスによる収益を知ることができる場合には、当該計算書及び書類に
基づいて税を査定することができる。
(c)12 被査定者の提出した計算書及び書類から正確に売上高又はサービスによ
る収益を知ることができない場合には、町歳入官は、その他必要な証拠及び書
類を精査した上で税を査定しなければならない。
(d)13 被査定者が年次報告書、計算書及び書類の提出、又は調査への出頭及び
受け入れを怠った場合には、町歳入官は、入手した情報に基づいて税を見積も
り、査定することができる。税を査定する前に、当該人を召喚して調査し、必
要な情報を求めることができる。
12
13
2011 年商業税法修正法の第 8 条第(a)項により置き換えられた。
2011 年商業税法修正法の第 8 条第(b)項により盛り込まれた。
5
本資料の著作権は出典が明記されているものを除き、原則、弁護士法人キャスト及び
キャストコンサルティング株式会社に帰属します。いかなる目的であれ、本資料の一部
または全部について、無断で、いかなる方法においても複写、複製、引用、転載、翻訳、
貸与等を行うことを禁止します。
15
関係する会計年度の最終日まで待つことなく、当該年の間に、次に掲げる項目
についての税を査定し徴収することができるためには、法令の規定にしたがい
行われなければならない。
(a) 国外に出国して再入国予定のない人14
(b) 会社を清算する人
(c) エンターテインメントを実施する人
16
被査定者が、支払われるべき税額よりも多くの税を支払ったことを自ら証明で
きる場合、又は町査定官がそれを発見した場合には、当該超過額は還付されな
ければならない。被査定者は、還付通知の受領から1年以内にのみ、還付を求
める権利を有する。
第9章
誤りの査定又は再査定及び修正
17
(a) 町歳入官は、関係する査定年の最終日から 3 年以内に、次に掲げる事項の
いずれかに関連して年次報告書を提出するよう被査定者に通知することがで
きる。当該通知の後、この法律の規定にしたがい、いつでも査定又は再査定を
行うことができる。
(i) 納税義務があるにもかかわらず査定を免れたとき
(ii) 税を過小に査定したとき
但し、売上高又はサービスによる収益に関する詐欺、脱税、隠匿が原因で査定
又は再査定が必要な場合には、関係する査定年の最終日の後いつでも、事前に
国内歳入局長の許可を得た上で、査定又は再査定を行うことができる。
(b)
第(a)項に基づく実施において、税は、関係年において有効な一覧表に記
載された料率においてのみ計算され、請求されなければならない。
18
(a)
町歳入官、15地方若しくは州歳入官、又は the Companies’ Circle Tax
Office 若しくは上訴法廷(Appellate Tribunal)の長は、査定命令に関連して
記録から明らかな誤りを発見した場合には誤りを修正することができ、誤りを
被査定者又は上訴人から提示された場合には、当該査定命令の日から 3 年以内
に修正することができる。但し、税額の増加又は還付の減額に繋がる修正がな
される場合には、被査定者には争う権利が与えられなければならない。
(b)
14
15
第(a)項に基づく実施において、税は、関係年において有効な一覧表に記
2011 年商業税法修正法の第 9 条により置き換えられた。
2011 年商業税法修正法の第 3 条により置き換えられた。
6
本資料の著作権は出典が明記されているものを除き、原則、弁護士法人キャスト及び
キャストコンサルティング株式会社に帰属します。いかなる目的であれ、本資料の一部
または全部について、無断で、いかなる方法においても複写、複製、引用、転載、翻訳、
貸与等を行うことを禁止します。
載された料率においてのみ計算され、請求されなければならない。
第 10 章
上訴
19
(a)16 被査定者は、不服がある場合には、次に掲げる要領で上訴することがで
きる。
(i) 税額が 3 万チャットを超えるとき地方若しくは州歳入官又は the
Companies’ Circle Tax Office の長に対する申立て
(ii) 地方若しくは州歳入官又は the Companies’ Circle Tax Office の
長の決定で、
且つ税額が 10 万チャットを超えるとき歳入上訴法廷(the
Revenue Appellate Tribunal)に対する申立て
(iii) 歳入上訴法廷(the Revenue Appellate Tribunal)の決定に起因
する法律問題のとき連邦最高裁判所に対する申立て
(b) 被査定者は、法令に照らして不服とする命令を受領した日から 1 ヶ月以内
に、上訴することができる。期限を計算するにあたっては、次に掲げる期間は
除外しなければならない。
(i) 上訴を望む命令の写しを入手するために必要な時間
(ii) 税を全額支払うことなく上訴する許可の取得を求める時間
(c) 第(b)項記載の期間は、十分な理由がある場合には、関連する地方若しくは
州歳入官、又は the Companies’ Circle Tax Office、上訴法廷(Appellate
Tribunal)若しくは最高裁判所の長がその延長を許可することができる。
(d) 上訴を望む者は、次に掲げる事項を遵守した場合にのみ、上訴する権利を
有する。
(i) 支払われるべき税を全額支払うこと
(ii) 地方若しくは州歳入官又は the Companies’ Circle Tax Office の
長に申請し、その決定に従うこと
(e) 上訴について判断するにあたっては、上訴者に意見表明の権利を与えた後
に適切な命令が下される。
(f)17 税額が 3 万チャットを超えない場合には町歳入官の決定、税額が 10 万
チャットを超えない場合には地方若しくは州歳入官又は the Companies’
Circle Tax Office の長の決定、税額が 10 万チャットを超え、且つ法律問題を
含まない場合には上訴法廷(Appellate Tribunal)の長の決定を、それぞれ最
終のものとする。
16
17
2011 年商業税法修正法の第 10 条第(a)項により置き換えられた。
2011 年商業税法修正法の第 10 条第(b)項により置き換えられた。
7
本資料の著作権は出典が明記されているものを除き、原則、弁護士法人キャスト及び
キャストコンサルティング株式会社に帰属します。いかなる目的であれ、本資料の一部
または全部について、無断で、いかなる方法においても複写、複製、引用、転載、翻訳、
貸与等を行うことを禁止します。
第 11 章
町、地方又は州による命令の補正
20
国内歳入局長は、自ら又は被査定者の申立てにより、町歳入官、地方若しくは
州歳入官、又は the Companies’ Circle Tax Office の長の決定の日から 3 年以
内に、当該決定を再度精査し、適切な決定を下すことができる。
但し、被査定者は、次に掲げる場合には申立てを行う権利を有しない。
(a)
地方若しくは州歳入官、又は the Companies’ Circle Tax Office の長に対
して上訴することができる事項において、上訴期間が満了していないか又は上
訴が保留されているとき
(b)
被査定者が、第 19 条第(d)項に反するとき
第 12 章
違反及び罰則
21
十分な理由なく次に掲げる事項のいずれかに違反する場合には、町歳入官は、
違反者に対して、関係する査定における加算税の 10 パーセント18に相当する罰
金を科すことができる。
(a) 登録
(b) 営業開始の通知書の提出
(c)
指定された期限内における納税報告書の提出
(d) 納税報告書に従った納税
(e)
査定に関する調査のための出頭通知の遵守
(f)
納税のために指定又は延長された期間内における納税
2119 連邦政府の財政・歳入省20から保管を求められた計算書をこの法律に基づ
き十分な理由なくして提出しない場合、町歳入官は、違反者に対して、支払う
べき税21の 10 パーセントに相当する罰金を科すことができる。
22
(a)
(i) 何人も、脱税又は売上高若しくはサービスによる収益に関する明
細を隠匿し過少納税したことが判明した場合には、定められた期間内
18
19
20
21
2011 年商業税法修正法の第 11 条第(a)項により置き換えられた。
1991 年商業税法修正法の第 7 条により盛り込まれた。
2011 年商業税法修正法の第 11 条第(b)項により置き換えられた。
2011 年商業税法修正法の第 11 条第(b)項により置き換えられた。
8
本資料の著作権は出典が明記されているものを除き、原則、弁護士法人キャスト及び
キャストコンサルティング株式会社に帰属します。いかなる目的であれ、本資料の一部
または全部について、無断で、いかなる方法においても複写、複製、引用、転載、翻訳、
貸与等を行うことを禁止します。
において、全ての情報を開示することが許されるものとする。
(ii) 定められた期間内に全ての情報を開示した場合には、支払われる
べき税に加えて、免脱したことにより納付すべき税額又は隠匿された
ことにより追加納付すべき税額に相当する罰金を支払わなければなら
ない。
(iii)
定められた期間内に情報を開示しないか、又は免脱若しくは隠
匿された売上高若しくはサービスによる収益より少ない金額を申告し
た場合には、違反者は、支払うべき税及び第(ii)項に記載された罰金の
双方を支払わなければならず、訴追されなければならない。有罪とさ
れた場合、違反者は、1 年以内の懲役22、10 万チャット以下の罰金又
はその両方に処せられる。
(b) 売上高又はサービスによる収益に関して虚偽の納税報告書を提出し、虚偽
の帳簿、報告書を作成し、又は詐欺の目的で自ら虚偽と知る帳簿、報告書を作
成したことが判明した場合には、違反者は、支払われるべき税額に相当する額
の罰金を支払わなければならず、訴追されなければならない。有罪とされた場
合、違反者は、3 年以内の懲役、30 万チャット以下の罰金23又はその両方に処
せられる。
23
この法律に関する次に掲げるいずれかの違反を犯した者は、関係当局の許可を
得た上で訴追され、有罪とされた場合には、3 年から 7 年の懲役に処せられる。
(a) 贈収賄
(b) 贈収賄の計画
(c)
贈収賄の教唆
(d) 不正又は詐欺的な意図の下での本法律に基づき付与された権限の濫用
第 13 章
税の追加徴収
24
被査定者が定められた期間又は延長期間内に税及び罰金を支払わない場合、未
払い額は滞納金、関係被査定者は滞納者とみなされるものとし、町歳入官は、
所得税の滞納金と同様のものとして当該滞納金を徴収する。当該徴収にあたり、
町歳入官は、所得税法に規定された方法及び権限を用いるものとする。
22
23
2011 年商業税法修正法の第 12 条第(a)項により置き換えられた。
2011 年商業税法修正法の第 12 条第(b)項により置き換えられた。
9
本資料の著作権は出典が明記されているものを除き、原則、弁護士法人キャスト及び
キャストコンサルティング株式会社に帰属します。いかなる目的であれ、本資料の一部
または全部について、無断で、いかなる方法においても複写、複製、引用、転載、翻訳、
貸与等を行うことを禁止します。
第 14 章
雑則
25
(a) 第 10 条に基づく任務を課せられた者は、次に掲げる事項を行う権利を有
する。
(i) 関係する査定又は上訴のために建物、場所又は営業所に立ち入り、
調査すること
(ii) 当該立ち入り及び調査の際に発見した帳簿又は書類に識別のため
の印を押印し、当該帳簿又は書類の抜粋及び写しを取ること
(b) 町歳入官は、この法律に基づき実施される手続に必要な帳簿又は書類が作
成されずに保留され、又は求められたときに作成されないと信じる理由がある
場合には、関係する地方若しくは州歳入官、又は the Companies’ Circle Tax
Office の長の許可を得た後に、次に掲げる事項を行う権利を有する。
(i) 建物、場所又は営業所に立ち入り、調査すること
(ii )当該場所において発見した帳簿又は書類を押収すること
(c)
町歳入官は、第(b)項に規定する事項を緊急に行わなければならない事象
が生じた場合には、その理由を書面に記録し、関係する町治安判事(Township
Magistrate)に捜索令状を求め、執行する。発見物については、可及的速やか
に関係する地方若しくは州歳入官、又は the Companies’ Circle Tax Office の長
に報告しなければならない。
(d) 第(a)項又は第(c)項に規定する事項を実施する場合、関係する被査定者又は
その代理人及び 2 名の証人の立会いの下で実施しなければならない。帳簿又は
書類の押収の場合には、受取証を発行し、必要に応じて、査定又は上訴の完了
前の調査に必要な期間まで当該帳簿又は書類を保持するものとする。
26
連邦政府の経済団体、州所有の材料加工工場、製造工場、通商及びサービス企
業に関する査定及び徴税の態様は、法令により決定される。
2724
財政・歳入省は、連邦政府の承認を得て、通知することにより、次に掲げる事
項を行う。
(a)25
商品の販売又はサービスの提供の実施により外貨を受領した場合におけ
る、当該外貨についての税率を定めることができる。
(b)
輸入品の陸揚げ価値がチャットで支払われる場合のチャットにおける税率
及び外貨で支払われる場合の当該外貨における税率を定めることができる。
24
25
2006 年商業税法修正法の第 4 条により置き換えられた。
2011 年商業税法修正法の第 11 条により置き換えられた。
10
本資料の著作権は出典が明記されているものを除き、原則、弁護士法人キャスト及び
キャストコンサルティング株式会社に帰属します。いかなる目的であれ、本資料の一部
または全部について、無断で、いかなる方法においても複写、複製、引用、転載、翻訳、
貸与等を行うことを禁止します。
(c) 通知書を発行して、第(a)号及び第(b)号に関する効力が発生する日付、会計
年度又は査定年を定めなければならない。
28
(a)
この法律に規定される査定のために、真実の計算書をミャンマー語又は英
語で作成し、維持しなければならない。
(b)26 連邦政府の財政・歳入省は、通知することにより、第 14 条第(b)項に基づ
き所得類型又は被査定者の類型について必要とされるときに提示するため、ど
のような明細を含む計算書を維持するかを規定することができる。
2927
連邦政府の財政・歳入省は、この法律の規定を実行するため、次に掲げる事項
を行うことができる。
(a) 連邦政府の承認を得て、必要な規則、規定または細則を発令すること
(b) 必要な通知、命令、指令を発令すること
30
第 4 条に規定される事項に関する生産者、サービス提供者若しくは輸入者、又
は第 11 条第(a)項に基づき登録を要する人を決定する場合には、国内歳入局長の
決定を最終のものとする。
(Sd.)xxxxx
上級委員
国家法秩序委員会
26
27
2011 年商業税法修正法の第 14 条により置き換えられた。
2011 年商業税法修正法の第 15 条により置き換えられた。
11
Fly UP