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(2)各機関からの情報提供 - 国土交通省北陸地方整備局

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(2)各機関からの情報提供 - 国土交通省北陸地方整備局
資料-5
(2)各機関からの情報提供
1.国土交通省 北陸信越運輸局
津波救命艇の普及促進・有効活用
2.陸上自衛隊 第10師団
関係機関との連携強化について
3.日本赤十字社 新潟県支部
国内救護活動の法的根拠
4.石油連盟
石油連盟の大規模災害対応に向けての取り組み
5.石川テレビ放送(株)
関係機関との連携強化
6.(一社)日本建設業連合会北陸支部
関係機関との連携強化、近隣地域との連携強化、広域的な防災及び危機管理
・支援体制の構築
7.国土地理院 北陸地方測量部
UTMグリッド地図について
8.総務省 信越総合通信局
信越総合通信局の取組み
【更新】
9.総務省 北陸総合通信局 【新規】
北陸地方非常通信協議会における情報伝達・防災訓練等の実施
10.林野庁 中部森林管理局 【新規】
①御嶽山噴火災害時における関係機関との連携した取組
②富山県における山地災害復旧への取組み(常願寺川地区)
11.経済産業省 中部経済産業局 【新規】
災害時石油供給の円滑化に向けた取組み
12.気象庁 東京管区気象台 新潟地方気象台 【更新】
①「避難勧告等の判断・伝達マニュアル作成ガイドライン」見直しへの対応
②新潟県における土砂災害警戒情報基準の見直しへの対応
③関係機関との連携による防災知識等の普及・啓発
13.富山テレビ放送(株) 【新規】
東日本大震災における富山テレビ放送(株)の取り組み
14.(一社)富山県建設業協会 【新規】
(一社)富山県建設業協会の取り組み
15.国土交通省 北陸地方整備局 【更新】
①関係機関との連携訓練
②広域的な防災支援体制(平成26年8月豪雨におけるTEC-FORCE活動)
上記取り組みについては、北陸防災連絡会議
み込み、整理していく。
検討項目と各機関の取り組みへと組
津波救命艇の普及促進・有効活用(北陸信越運輸局)
現況
・南海トラフ巨大地震の発生が懸念される中、近隣に高台等の避難場所がない地域において、津波
タワー等の避難施設への迅速な避難が困難な高齢者、幼稚園児等向けの避難対策として、津波
救命艇の導入が期待されている。
・南海トラフ巨大地震対策のみならず、全国的に設置のニーズが拡大するとともに、各メーカーより
多様な商品化の動きが出ているところ。
課題
・技術的要件を満たす信頼性の高い高品質な製品の流通。
・各種助成制度を活用した自治体・民間での導入等の普及促進策。
これまでの取り組み
・四国運輸局において平成24年2月より「津波対応型救命艇に関する検討会」を開催し、技術的要件
等を津波救命艇ガイドラインとして取りまとめるとともに、津波救命艇の試作艇を開発。
(津波救命艇の導入実績)
香川県高松市の四国運輸局【試作艇】(平成25年3月)
高知県高知市内の遊園地(平成25年10月)
三重県志摩市の介護施設(平成26年3月)
宮崎県宮崎市の砕石事業者(平成26年5月)
第1号艇(高知市)
【津波救命艇仕様】
全長:8.4m
全幅:3.0m
高さ:3.0m
重量:3.5㌧
備考:推進機関なし
材質:繊維強化プラスチック、発泡樹脂
価格:900万円(量産時の目標価格)
装備品:トイレ、椅子、食料、薬品等
定員:大人25名
津波救命艇外観
津波救命艇内観
写真撮影・海上保安庁
つなみ
きゅう め いてい
津波救命艇
技術開発元:株式会社IHI
四国運輸局からのメッセージ
四国運輸局長の丸山です。
東日本大震災では、津波で多くの方が犠牲になられました。心よりお悔や
み申し上げます。
二度とこのような悲劇が繰り返されないためにも、国を挙げて様々な防災、
減災の対策が検討されています。
津浪警報が出たら、まず高台などに避難するのが第一ですが、それが難し
い多くの方のために開発しているのが津波救命艇です。住居の近くに設置す
ることで、仮に津波が深夜に発生しても、津波救命艇に入って生き延びる可能
性が非常に高くなるものと考えています。
防災対策にオンリーワンはありません。これがあれば十分というような対策
つなみ
き ゅう め いてい
津波救命艇
はないと思います。二重、三重の対策が尊い命を守ることに繋がるのです。
このパンフレットは、津波対応型救命艇技術検討委員会の議論を踏まえて
四国運輸局が作成しました。避難タワーなどの防災対策とともに、この津波救
命艇を活用し、1人でも多くの命が津波から守られますことを祈っております。
国土交通省 四国運輸局
〒760-0068 香川県高松市松島町1丁目17番33号
TEL:087-835-6351 FAX:087-831-5286
問い合わせ先
津波救命艇普及対策室
TEL:087-825-1174 FAX:087-825-3412
E-mail:[email protected]
国土交通省
四国運輸局
Shikoku Transport & Tourism Bureau
ST
TB
大津波が襲ってきたら
地震
発生
大津波
警報発令
高台や ーへ
避難タワ
!
ぼくの出番です
つなみ
きゅう め いてい
津波救命艇
これに乗って命を守ろう!
家や職場、学校などの近くに
避難タワー
体の不自由な方
誰かが抱きかかえたり、
背負って避難するしか
ありません
小児
地震でけがを
してしまったら…
避難するのに時間が
かかります
遠すぎる場合
海岸線
津波救命艇
そこで
でも?!
お年寄り
高台
急げ!
❷
!
!
高台や避難タワー
津波が引き始めたら
地面に着地
もし、海に
流れ出てしまったら?
はじめに津波救命艇は内陸部に流され、津
波が引くと着地して陸に残ります。海に流さ
れそうなときは、おしりについている錨(ア
ンカー)を降ろして、沖合に流れ出るのを抑
えます。
津波救命艇は、自分の位置を自動的に知らせ
る装置を持っています。また、艇体はどんなに
海が荒れてもこわれたり、沈んだりしません。
海上保安庁や自衛隊などが責任を持って救
助してくれるので、安心して津波救命艇の中
で待っていてください。
❸
津波救命艇って
?
どんなもの
こわれない、沈まない、転覆してもすぐにもとに戻るすぐれものです
津波救命艇の特長
津波救命艇の外形図(全体図)
大人25人は座れます。
さらに空いているスペースに人が
乗り込んでも沈んだりしません。
Point
Point
広い出入り口
壁に激突しても
ひっくり返っても
強化窓
123
A-00
起き上がりこぼし
みたいでしょ
Point
激しい衝撃から中の人
を守る厚いクッション材
Point
津波救命艇は1つ1つ登
録され、固有の番号が付
けられているので、救助
がスムーズに行えます。
津波の濁流に乗って建物に衝突しても、大き
なガレキがぶつかっても大丈夫!中の人を守
ります。(東日本大震災での最速クラスの津
波を想定して設計されています)
万一、ひっくり返っても、すぐに戻ります。
中の人もシートベルトで安心です。
割れ目から水が
たくさん入っても
ちかくで火災がおきても
どんなに水が入ってきても、厚い壁には発泡
スチロールのような充填剤がぎっしり詰まっ
ているので沈みません。
艇体は燃えにくい材料でできていて、手動スプリ
ンクラーで上部から散水します。
漂流中に倒壊してきた
がれきの下敷きになっても
でも、やっぱり揺れるよ
浮 き 上 が る力 が 最 大 で 約30トン(1トン=
1,000kg)あるので、そのまま水中に押さえ
つけられたまま、ということはありません。
最新の造船技術を活用して、できるだけ揺れな
い工夫はしているけれど、生き延びるためには
仕方がない。ちょっとがまん!
(中には船酔い防
止の薬もあります)
希望に応じて色とりどりのカバーで覆います(景観に配慮できます)
技術開発元:株式会社IHI
津波救命艇の内部(内装)
Point
Point
貯蔵庫には水や食料が7日分以上、常備
されてます。この他、医薬品や衛生用品、
防寒シート、予備の乾電池、充電器など、
様々な生存キットが備えられています。
Point
広い出入り口
Point
個室トイレ
Point
❹
壁は二重になっているので、万一、外側の
壁が傷ついても、浸水を防ぎます。
側面にとがったものが突き刺さっても中
の人がケガをしないよう、座席の後ろに
は非常に硬い材料でできた板が入ってい
ます。
津波にもまれて激しく揺れても中の人が
ケガをしないよう、シートベルト、ヘッド
レスト、弾力性の高い座席シートを採用し
ています。
❺
津波救命艇の
使い方
津波救命艇の設置場所
どんな所に置けるの?
訓練と維持管理
いつ来るかわからない津波に備える津波救命艇ですから、
専門家が定期的に周りの住民の方に設備の使い方や生き延
びるテクニックなどを講習することが大切です(防災訓練
です)。また、その際に設備の健全性を確認することもでき
ます。
約3m
約9m
このスペースがあれば、設置可能です。
(大がかりな基礎工事は不要です)
平地が無くても、ビル屋上などにも
設置可能です。
不審者の侵入や中の品物の盗難を防止するため、扉を開け
ると大音響の警報装置が作動し、同時に管理会社に通報さ
れるシステムなど、保安対策も重要です。
津波救命艇の設置例
老人福祉
施設
幼稚園や
保育園
校庭や
公民館・公園
避難タワー・
避難ビルの
近くや上
普段はこんな使い方もできます
集会所として
イベントの
救護所などとして
でも
大津波の時こそ
出番ですが
遊具として
海に近い
漁業施設や
空港
❻
海に近い
個人宅の庭先
海水浴場や
海辺の観光地
地区の防災倉庫として 台車をつけて
キャンピングカーとして
その他いろいろ
考えられます
❼
1.各機関の取り組み等
検討項目: ⑩関係機関との連携強化
機関名:第14普通科連隊
1 自治体との連携強化
県及び市町村等との防災訓練等を通じ担当者間の意見交換及び情報の共有に努めて
いる。
2 関係機関との連携強化
ア 平素から定期的に国交省北陸地方整備局との情報連絡会を持ち、情報の共有と連
携の強化を図っている。
イ 今年6月に南海トラフ地震対処を目的とした「南海レスキュー」訓練を実施した際、発
災直後にNEXCO中日本金沢支社(金沢道路管制センター)に連絡員を派遣し、北陸地
区の高速道路の被害状況の把握及び東海地区への前進に必要な道路情報を収集する
とともに、前進間の道路状況をNEXCOに通報する等の実動訓練を実施した。
ウ その他、関係機関との連絡会議等に積極的に参加し意見交換及び情報の共有に努
めている。
3 情報収集
関係機関へ直接隊員(連絡員)を派遣し、必要な情報を積極的に収集して、迅速な救助
活動に努めている。
国内救護活動の法的根拠
国内救護活動の法的根拠
ジュネーブ諸条約
赤十字国際会議の決議
日本赤十字社法
災害救助法
日本赤十字社
定款
厚生大臣
との協定
災害対策基本法
日本赤十字社
救護規則
大規模地震対策
特別措置法
日本赤十字社
防災業務計画
救護活動
の実施
国内救護活動の法的根拠
日本赤十字社法
日本赤十字社法 第27条(業務)
非常災害時または伝染病流行時において、傷病、その他災厄(さいやく)を受けた者
の救護
日本赤十字社法 第28条(救護員の確保)
日本赤十字社は、救護業務にあたる者を常時確保しておかなければならない。
日本赤十字社 定款
日本赤十字社定款 第48条 第1項
救護員を確保し、その養成訓練をおこない、災害材料を準備するほか、救護に関する
組織及び装備を整備すること。
国内救護活動の法的根拠
日本赤十字社定款に定められた設立目的と対応業務
戦時、事変等において、
赤十字に関する諸条約に基き、
戦傷病者の救護、捕虜抑留者の
援護及び文民の保護に
従事すること
地震、火災、風水害その他の
非常災害時または伝染病流行時
において、傷病その他の災やくを
受けたものの救護を行うこと
⇒有事の活動
⇒災害救護活動
常時、健康の増進、疾病の予防、苦痛の軽減その他社会奉仕のために
必要な事業を行うこと
⇒医療、血液、救急法等の講習、社会福祉事業
赤十字に関する諸条約及び赤十字国際会議において決議された諸原則
の精神にのっとり、赤十字の理想とする人道的任務を達成するために
必要な業務を行うこと
⇒国際活動、青少年赤十字
国内救護活動の法的根拠
それでは、日本赤十字社法以外の法律を見てみましょう。
社法以外の法律は、国からの委託による救護活動になります。
災害対策基本法 第2条第5号
日本赤十字社は「指定公共機関」として位置づける。
災害対策基本法 第6条
防災計画を作成、実施するとともに、国、都道府県、市町村の行う防災業務に協力し、
あわせて自らの業務を通じて防災に寄与する責務を有している。
災害救助法 第32条
都道府県知事は、救助またはその応援の実施に関し必要な事項を日本赤十字社に
委託することができる。
日本赤十字社の災害救護に対する法的位置づけ
(災害対策基本法)
•
•
•
指定公共機関に位置づけられる
防災に関する計画を作成し、及び法令に基づ
きこれを実施する
都道府県及び市町村の防災計画の作成及び
実施が円滑に行われるように、その業務につ
いて、当該都道府県又は市町村に対し、協力
する責務を有する
(厚生大臣との協定)
<災害救助における日赤の位置づけ>
• 救助は国の責任において行われるものであり、
救助の実施は都道府県知事の責任である
• 日赤は都道府県知事の行う救助に協力する
<日赤への委託事項>
優先
• 医療
• 助産
• 死体の処理(一時保存を除く)
その他
• 各支部長は救護班を5個班以上編成
• 市町村の区域ごとに、医療関係者をもって医
療班を編成
•
市町村の区域ごとに、日本赤十字奉仕団を編
成し、第一救護にあたる篤志救助員を設置
•
団体または個人の協力についての連絡調整
(災害救助法)
•
•
•
救助に協力する義務を負う
都道府県知事は日本赤十字社に救助またはその
応援に必要な事項を委託できる
日本赤十字社が委託された事項の実施のため支
弁した費用は、補償される
(防災基本計画)
・被災地域内の医療機関として医療活動に従事する
・被災地域外から、災害派遣医療チームのメンバー
を派遣する
・広域後方医療関係機関として、区域外の医療施設
における広域的な後方医療活動を行う
・地震災害対策編
・津波災害対策編
・風水害対策編
・火山災害対策編
・雪害対策編
海上災害対策編
・航空災害対策編
・鉄道災害対策編
・道路災害対策編
・原子力災害対策編
・危険物等災害対策編
・大規模な家事災害対策編
・林野火災対策編
*災害の元となった事象に対応して、個別に対策を規定
新潟県知事との委託事項
■災害救助法に基づく委託事項
1 医 療
(1) 診療
(2) 製剤又は治療材料の支給
(3) 処置、手術その他の治療
(4) 看護
2 助 産
(1) 分娩の介助
(2) 分娩前及び分娩後の処置
(3) 看護
3 死体の処理
(1) 死体の洗浄、縫合、消毒の処置
(2) 検 案
救護業務内容
救護業務内容
最後に災害救護業務の内容を見てみましょう。
それは、日本赤十字社救護規則に以下のとおり規定しています。
災害救護活動は、大きく5項目に分類されています。
日本赤十字社救護規則
(災害救護業務)
第2条 日本赤十字社の災害救護業務は、次のとおり
とする。
(1) 医療救護
(2) 救援物資の備蓄及び配分
(3) 災害時の血液製剤の供給
(4) 義援金の受付及び配分
(5) その他災害救護に必要な業務
救護業務内容
第2節 災害救護活動の基本方針
そして、災害救護活動の基本方針を、日本赤十字社救防災業務
計画に以下のとおり規定しています。
第1 災害救護活動
日本赤十字社の災害救護活動は、災害の発生直後から被災者の自立の見
通しが立つまでの間、災害の特性や被災者にニーズ等を踏まえて実施する。
第2 災害救護活動の実施
日本赤十字社は、災害救護活動の実施にあたり、国、地方公共団体及びそ
の他の防災関係機関との連携を図りながら、本社、支部及び管下施設並びに
赤十字防災ボランティアが一体となって、災害予防対策、災害応急対策及び災
害復旧対策を行う。
第3 災害救護の実施主体
日本赤十字社が実施する災害救護は、被災した地域の支部の支部長が実
施する。
石油連盟の大規模災害対応に
向けての取り組み
2014年8月
石油連盟
石油業界における
これまでの大規模災害対応に向けての取組
1. 災害時石油供給連携計画
① 災害時情報収集体制の構築
② 共同オペレーションルームによる連携対応
i.
ii.
緊急要請対応
出荷基地の共同利用
③ 地方公共団体との情報共有の推進
④ 訓練の実施
2. 系列BCPの策定
3. 指定公共機関の指定
4. 各種規制改革要望
©Petroleum Association of Japan, All Rights Reserved. 2014.
2
災害時石油供給連携計画
災害での被害が大きい等により、個別の石油会社
では災害対応が困難な局面(=石油会社の連携
対応が必要)を想定した防災計画
1. 改正備蓄法第13条により石油各社等に届出の
義務
2. 全国10地域それぞれで策定
3. 公正取引委員会からの意見(同法第15条)
4. 経済産業大臣の実施勧告(同法第33条)
©Petroleum Association of Japan, All Rights Reserved. 2014.
3
災害時情報収集体制の構築
1. 石油会社等の出荷基地における通信手段、
情報収集システムの整備(共同利用基地等
も含む)
2. 石油連盟における情報収集システムの整備
① 需給情報(在庫、生産、輸入等)
② 物流情報(ローリー出荷、タンカー運行等)
③ SS営業情報
©Petroleum Association of Japan, All Rights Reserved. 2014.
4
共同オペレーションルームによる
連携対応
1. 初回は発災後24時間以内に、以後定期的
に会合を開催し、情報共有と対策検討を行
う。
2. 石油会社各社の物流担当者、出荷基地担
当者により構成。
3. 情報収集室、緊急要請対応室、基地共同利
用WGを統括。
©Petroleum Association of Japan, All Rights Reserved. 2014.
5
緊急要請対応室
1. 発災直後から、「地方公共団体→政府ルート」
で寄せられる「緊急供給要請」に対応する。
2. 平時ルート(商流・物流)で石油燃料を確保でき
ない「防災上重要な拠点」等に、石油会社が直
接石油燃料を供給する。
3. 緊急要請対応室で一括して要請を受け、供給
可能な石油会社を選択して供給を実施。
4. 石油会社が供給困難な小ロットの要請は石油
組合で対応する。
5. 本対応を円滑・確実に進めるため、石油連盟で
は「緊急要請対応システム」を整備している。
©Petroleum Association of Japan, All Rights Reserved. 2014.
6
出荷基地の共同利用
• 石油会社の基地が被災して、被災地もしくは
被災地近接の基地が利用できない場合に、
生き残った基地を各社で共同利用する。
– 東日本大震災では、JX仙台製油所、昭和シェル
石油塩釜油槽所、東西OT塩釜油槽所(コスモ石
油)が利用不可能となったが、出光興産塩釜油
槽所、東燃ゼネラル石油塩釜油槽所をこれらの
会社も利用できることとした。
– これにより被災した石油会社も被災地への効率
的な供給が可能となった。
©Petroleum Association of Japan, All Rights Reserved. 2014.
7
地方自治体との情報共有の推進
1. 東日本大震災の際、緊急供給要請で伝達された情
報が不十分で、一部混乱が発生した。
– 供給する油種、注油口接続金具の規格、施設にアクセス
可能なタンクローリーサイズ等の情報が誤っていたり、な
かったりしたため荷卸しができない事例も発生した。
2. このような混乱を防止するため、防災上重要な拠点
の石油施設に係る情報を、平時から地方公共団体と
石油連盟で共有しておく。
3. 2014年8月現在、26の都道府県と3つの地方整備局
と情報の取り扱いに係る「覚書」を取り交わしたうえ
で情報共有を進めている。
©Petroleum Association of Japan, All Rights Reserved. 2014.
8
参 考
•
地方自治体等と石油連盟の重要施設情報の共有
地方自治体(都道府県レベル)等と石油連盟の災害時重要施設の情報共有覚書締結状況
–
–
•
1道2府22県3政府機関と覚書を締結し、重要施設の情報共有を行っている。
東京都については東日本大震災以前より協定を締結し、重要施設の情報共有を実施。
No
自治体名
覚書締結時期
No
自治体名
覚書締結時期
No
自治体名
覚書締結時期
※
東京都
2008年11月
10
鹿児島県
2013年3月
20
秋田県
2014年3月
1
埼玉県
2012年3月
11
京都府
2013年3月
21
鳥取県
2014年3月
2
山形県
2012年10月
12
大阪府
2013年3月
22
新潟県
2014年4月
3
群馬県
2012年11月
13
岩手県
2013年6月
23
富山県
2014年4月
4
青森県
2013年1月
14
北海道
2013年7月
24
茨城県
2014年4月
5
佐賀県
2013年2月
15
栃木県
2013年8月
25
福岡県
2014年4月
6
和歌山県
2013年2月
16
徳島県
2013年10月
7
宮城県
2013年2月
17
広島県
2013年11月
1
四国地整局
2013年3月
8
神奈川県
2013年3月
18
千葉県
2014年11月
2
九州地整局
2013年9月
9
静岡県
2013年3月
19
岡山県
2014年2月
3
北陸地整局
2014年2月
政府機関
災害時の重要施設に係る情報共有の覚書(抜粋)
–
–
–
–
–
甲:道府県等 乙:石油連盟
(目的)
本覚書は、地震・風水害等の大規模災害が発生したことにより重要施設に対する燃料供給が困難な事態となり、石油の備蓄の確
保等に関する法律(以下、石油備蓄法)第33条第1項の規定に基づく経済産業大臣からの災害時石油供給連携計画の実施の勧告
がなされ、非定形的な燃料供給に政府が関与する場合において、その枠組みにおける甲の要請に基づく重要施設への円滑な燃料
供給に資することを目的とする。
(重要施設の設備等情報)
甲は、その指定した重要施設について、燃料供給に必要なものとして乙が定めた情報(連絡先、油種、タンク容量、給油口規格、
構内図等)を調査・収集して乙に提供する。甲は、乙に提供する設備等情報の正確性の確保に努めるものとする。
(重要施設)
本覚書の対象とする「重要施設」とは、災害拠点病院、警察、消防署等、社会的に重要性が高い公共施設のうち、甲が別途指定
して乙に提示した施設をいう。
(設備等情報の展開・共有)
乙は、甲から提供された設備等情報を、乙の会員会社に対して提供してこれを共有し、乙及び乙の会員会社が本覚書の趣旨に
沿った大規模災害時の対応計画の策定並びに災害時の円滑な対応の為に利用するものとし、甲はこれに同意する。
訓練の実施
1. 災害時石油供給連携計画に係る全社参加の
訓練を1年に1回実施している。
2. 2013年度は第六地域(近畿地方)、2014年度は
第五地域(東海地方)を被災地と想定しての訓
練。
3. 2013年度の訓練のフィードバックにより、安否
確認方法、会議体の運営方法・内容や、「災害
時情報収集システム」、「緊急要請対応システ
ム」の修正・改修を実施した。
4. 2014年度は上記訓練に加えて自衛隊統合防
災演習(JXR)との連携訓練も実施した。
©Petroleum Association of Japan, All Rights Reserved. 2014.
10
系列BCPの策定
1. 首都直下地震や南海トラフ巨大地震等を
ターゲットとした、石油会社によるBCP。
2. 末端の消費者までの供給を視野に入れた。
3. そのため石油会社自身に加えて、資本関係
に関わらず協力会社、SS運営会社(特約店
等)も含めて規定。
– 供給回復目標、本社機能、受注・配車機能、製油
所の入出荷機能、SSの販売機能等を規定。
4. エネ庁に提出し、外部有識者により評価。
©Petroleum Association of Japan, All Rights Reserved. 2014.
11
指定公共機関の指定
1. 災害対策基本法第2条の「指定公共機関」に石
油会社も指定される方向で調整中。
2. 系列BCPを元にした防災業務計画を策定。
3. これにより「災害に強い石油」の特性をより生か
せる災害対応体制の強化が実現する。
① 防災上重要な情報へのアクセスが容易に。
② タンクローリーを緊急通行車両として事前登録が可
能となる。
③ その他災害時の各種規制一時的緩和の実現、等。
©Petroleum Association of Japan, All Rights Reserved. 2014.
12
各種規制改革要望
1. タンカーに係る各種規制
2. 出荷基地(製油所・油槽所)の稼働再開に係
る各種規制
3. タンクローリーに係る各種規制
4. SS営業に係る各種規制
その他、大規模災害時の各種規制の緩和や手続
の簡素化を継続的に要望している。
©Petroleum Association of Japan, All Rights Reserved. 2014.
13
別紙1-2
1.各機関の取り組み等
検討項目:関係機関との連携強化
機関名:石川テレビ
・発災の際、中部地方の系列の各局と情報が
共有でき、応援取材がスムーズに進むよう
年に1回、防災訓練を実施。
・応援取材のための自動車等の燃料をどう確保
するか、現在、県内の報道機関と連携して
対応を模索中。
別紙1-2
機関名:(一社)日本建設業連合会北陸支部
1.各機関の取り組み等
⑩関係機関との連携強化
・北陸地方整備局、東日本高速道路㈱新潟支社、中日本高速道路㈱金沢支社と災害協定を締結しており、地震災害や
風水害等異常な自然現象及び予期できない災害等が発生した場合において、災害協定に基づく要請への対応を行うこ
ととしている。
⑪近隣地域との連携強化
・災害対応基準(日本建設業連合会策定)により、近隣支部管内において大規模災害が発生したときは、要請に対応す
るために、派遣可能な人員等の把握を行うことになっている。
⑫広域的な防災及び危機管理・支援体制の構築
・災害協定に基づく要請への対応を行うこととしている。
・(一社)日本建設業連合会本部に緊急災害対策本部設置し、災害対応活動に必要な業務を迅速かつ円滑に遂行する
こととしている。
災害時の地図に関する課題とUTMグリッド導入の背景
防災機関からのニーズ(東日本大震災での反省)
■各機関の救助部隊が使用する地図が機関ごとに異なり、捜索場所の重複、漏れがあった
■住所情報の伝達において聞き間違い等が発生し、誤情報による混乱があった
■管外の救助部隊は土地勘がないため、住所情報から位置を特定するのに時間を要した
中部圏共通のグリッド地図の検討
■中部圏地震防災基本戦略を策定(平成24年11月5日)
→実施すべき個別検討項目に、防災機関が使用する共通地図の作成が位置付けられた
■戦略会議のコアメンバー20機関による共通地図の打ち合わせ(平成24年11月28日)
→中部圏では自衛隊のUTMグリッド地図を共通地図とすることが決定された
■陸上自衛隊・警察・海上保安本部が、UTMグリッドを組み込んだ3機関共通の地図を作成
これらの背景から
■地理院地図にUTMグリッド機能を追加
マウス右ボタンメニュー
http://portal.cyberjapan.jp/
■UTM及び経緯度のグリッドデータ作成サイトを構築
http://portal.cyberjapan.jp/site/gridMake/
http://portal.cyberjapan.jp/site/gridMake/index3.html
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1
地理院地図のUTMグリッド機能の使用方法
使用方法:地図を目的地周辺で拡大表示し、マウス右ボタンメニューから
「UTMポイントの表示」、「UTMグリッドの表示」を選択する。
高岡市役所のUTMポイント
(53SPA80866953)の読み方
7000
530m
1000m
860m
6900
基準(8000,6900)
8000
1000m
マウス右ボタンメニューから「UTMグリッドの
表示」を選択すると赤色のUTMグリッドが表
示される
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8100
53:経度帯を示す識別子で、経度方向(東西)方向を6
度ごとに区切り、数字2桁を割り当てたもの (53は
132-138度、54は138-144度)
S:緯度帯を示す識別子で、緯度方向(南北方向)を8
度ごとに区切り、アルファベット1文字を割り当てた
もの (Rは北緯24-32度、Sは32-40度)
PA:100km四方の格子を表わす識別子で、1 文字目は
経線方向、2 文字目は緯線方向の格子を表す。
8086:100km格子内で格子左下を原点として計測され
る東距の数値。格子8000ラインから東(右)に
860(m)
6953:100km格子内で格子左下を原点として計測され
る北距の数値。格子6900ラインから北(上)に
530(m)
目的地でマウス右ボタンメニューから
「UTMポイントの表示」を選択すると、13
桁のUTMポイントが赤字で表示される
2
UTMグリッド機能を使った位置の検索方法 -逆引き機能検索方法:中心緯度経度にUTMポイントを入力し、移動ボタンを押す
UTMポイント入力の注意点
・3~5桁目は大文字
・下8桁(4桁×2)の数値はそれぞれ
10m単位
UTMポイントから緯度経度に変換
富山中央警察署が中心となる
よう地図が表示
富山中央警察署のUTMポイントが表示
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3
UTMグリッド地図を活用する利点
・居所が番地の無い山間部・へき地であったり、土地勘がなくても、緯度経度と同様に位置を
特定可能
・つまり、位置を伝えるための住所・地名の聞き取り調査が不要
・m単位で読み取るUTMポイントは、60進法の緯度経度より読み取りが簡単
・UTMグリッド地図の初心者でも、間違いにくい
想定される活用例
現地派遣者が、現在地をUTMグリッド地図から読み取り、携帯電話や無線等で本部
に伝達し、正確な位置を共有する。
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4
参考:UTMとUTM図法の概要
■UTMとは、Universal Transverse Mercator(ユニバーサル横メルカトル)の
ことで、投影・図法の分類から言うと横軸正角円筒図法です。
UTM図法の概要
■一枚の紙を円筒に丸めて、東西方向を水平に保ち、その中に地球をはめ込んで、地球の中心と地表
面上の点とを結んだ直線が円筒と交わる点に印を付けて、円筒を展開したものが、UTM図法による地図。
■横メルカトル図法は、高緯度地方で歪が大きくなるというメルカトル図法特有の問題を解決して、正確
に投影できるが、基準とする経度から東西方向に離れると歪(投影誤差)が拡大する。
■東西方向の投影誤差を解消するために、UTM図法
では、経度方向に6度づつ回転させ、合計60個(6度
×60)のゾーンに分割して、各ゾーンの範囲をそれぞれ
の中央経度を中央子午線とした横メルカトル図法で投
影している。
■平面上の距離の投影誤差が4/10000以内に収まるよ
うに、中央子午線から東西180kmの位置で歪がゼロと
なるような投影面を設定している。
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5
参考:UTMグリッド識別子(その1)
画像:海上保安庁
■地理院地図に導入したUTMグリッド機能は、地図上に直交するグリッド線を引き、それ
ぞれのグリッドを国際的に用いられているMGRS※のルールに沿ったコード(英数文字列)
を採用しており、防衛省が使用するUTMグリッドとも整合している。
※MGRS(Military Grid Reference System)とは、南緯80度~北緯80度の範囲を緯度方向に8度づ
つ20のゾーンに分割して、各ゾーンに付与したアルファベットC~X (IとOは紛らわしいので使用しな
い。)に、経度方向を6度づつに分割した1~60の番号と組み合わせてマス目(経度6度×緯度8度の
範囲)を特定するために米軍が考案したグリッドシステム。
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6
参考:UTMグリッド識別子(その2)
48
NB PB QB
T
NA PA QA
下段の太文字が、
採用したMGRS
40
NV PV QV
S
100km
100km
32
R
24
126
52
132
53
138
54
144
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55
■MGRSの各ゾーン(経度方向6度×緯度方向8
度)内に100km×100kmの格子を設定し、格子に
一定の表記法によってアルファベット2文字を付与
し、MGRSのゾーンと併用することで、100km四方
の区画を一意に特定できる。
■アルファベットの1文字目が経度方向に、2文字
目が緯度方向に規則的に付与されている。
150
7
信越総合通信局の取組み
◆災害対策用移動電源車の貸与
(自治体等の要請により移動電源車を貸与し必要な電力供給を支援するもの)
○ 平成26年度上田市防災訓練 平成26年8月30日(上田市) 展示周知
○ 新潟地震50周年事業「~親子で体験!~ふるまち防災フェスタ」 平成26年6月14日(新潟市) 展示周知
○ 平成25年度長野県総合防災訓練 平成25年11月3日(諏訪市) 展示周知
◆災害対策用移動通信機器の貸与
(被災自治体等の要請を受けて無線機器の無償貸出を行うもの)
○ 平成26年度上田市防災訓練 平成26年8月30日(上田市) 展示周知
○ 新潟地震50周年事業「~親子で体験!~ふるまち防災フェスタ」 平成26年6月14日(新潟市) 展示周知
○ 平成25年度長野県総合防災訓練 平成25年11月3日(諏訪市) 展示周知
◆臨時災害FM放送局の開設
(収集された情報を被災者や市民等に臨時災害放送局機器を使用して放送し、被災者等は
FMラジオでその情報を聴取するもの)
○ 平成25年度塩尻市市民総合防災訓練 平成25年9月1日(塩尻市)
地元のケーブルテレビ事業者が実験試験局として開設し、災害対策用移動電源車から電源供給を受け電波発射
○ 松本市による「臨時災害放送局開局演習」に参加 平成25年3月11日(松本市)
地元のケーブルテレビ事業者が実験試験局として開設し電波発射
※平成26年度、臨時災害FM放送用装置を当局に配備し、平時においては自治体が行う防災訓練等に、
また、有事には被災自治体へ貸出し、災害時における地域住民への迅速な情報提供を図ります。
臨時災害FM放送局
市民等
自治体、企業等
情
報
臨時災害FM放送局
被災地の自治体
被災者の声
ON AIR
FMラジオ電波
被災者、市民等
FMラジオ
FMラジオ
FMラジオ
臨時災害放送局とは・・・
●暴風・豪雨・洪水・地震・大規模な火事その他による災害が発生した場合に、その被害を軽減するために役立つこと
を目的とし、自治体が臨時かつ一時的に開設するFM放送局です。
北陸地方非常通信協議会における情報伝達・防災訓練等の実施
検討項目: ⑥情報伝達・防災訓練等の実施
機関名:北陸地方非常通信協議会
(事務局:総務省北陸総合通信局)
1.訓練概要(関係機関との連携・他地方からの広域連携訓練の内容 など)
「北陸地方非常通信協議会」(※1)では、災害想定の下で実践的な訓練を行うことにより、平常時使用してい
る通信手段が使用できない状況下における非常通信ルート(※2)の検証と訓練参加者の非常通信に関する認
識の向上を図るために、非常通信訓練を実施。
※1 北陸地方非常通信協議会は、北陸地方(富山県・石川県・福井県)における非常通信(電波法第74
条第1項に規定する通信及びその他非常時において用いられる必要な通信)の円滑な運用を図ることを
目的に、昭和39年12月に設立。
※2 非常通信ルートとして、中央通信ルート(国と県を結ぶ通信ルート)と地方通信ルート(県と市町村を結
ぶ通信ルート)を策定済み。
2.参加機関
北陸地方非常通信協議会の構成員(官庁、地方公共団体、企業、団体等)142機関を対象
3.結果
(1)地方通信ルートによる訓練
全国非常通信訓練の実施に併せ、地方通信ルートによる非常通信訓練を実施(11月27日)
(2)広域災害を想定した通信訓練
情報伝達の正確性及び迅速性に重点をおいた実践的な訓練とし、各県の防災訓練に併せ、非常通信訓練を実施
(富山県:8月25日、石川県:11月2日、福井県:6月16日)
(3)構成員独自の訓練
各構成員における防災訓練や各地域の総合防災訓練等に積極的に参加し、のべ43件の非常通信訓練を実施
①御嶽山噴火災害時における関係機関との連携した取組
検討項目:⑩関係機関との連携強化
機関名:林野庁 中部森林管理局
1.噴火後、台風後における関係機関との
合同調査
噴火後、台風第18・19号の通過後に、現状把握と今
後の降雨等による二次災害防止対策へ資するため、
森林総合研究所・長野県・国土交通省等と現地調査
を実施。
上空からの噴火の様子
台風通過後の関係機関との合同調査
2.土石流に対する監視体制の構築と自治体等への情報提供
御嶽山噴火に伴う緊急的な対策の実施状況
噴火に伴う火山灰の堆積等により、降雨時に土石流発生の危険性があるため、長野県王滝
村濁沢川に土石流センサー・監視カメラ、サイレン・赤色灯を設置し、国土交通省・県と共に関
係自治体等へ情報を提供(台風第18号に伴う降雨により土石流が発生し、センサーが作動。
自治体等にセンサー作動情報をメール配信)
監視カメラと雨量計
土石流センサー
(ワイヤーセンサー)
監視カメラ映像(土石流発生前)
監視カメラ映像(土石流発生後)
3.治山ダムにおける緊急的な除石工事の実施
噴火により堆積した火山灰を含んだ土石等の流出対策として、緊急的に濁沢川に設置してい
る治山ダムの除石工事を実施(4箇所 合計約40,000m3の除石を目標)。
資料:長野県HP資料を加工
長野県王滝村濁沢川流域にて関係機関と連携し
た二次災害防止対策を実施
②富山県における山地災害復旧への取組み(常願寺川地区)
検討項目:⑩関係機関との連携強化
機関名:林野庁 中部森林管理局
当該地区は富山県南東部の山岳部、立山カルデラに隣接する我が国の三大崩れの一つと
される「鳶山」の西に位置し、古くから土石流の発生により下流域に甚大な被害を及ぼし
てきたことから、富山県では昭和42年から当該地区の復旧整備を進めてきた。
しかし、事業規模が著しく大きく、高度の技術を必要とすることから、富山県等から国
直轄での実行要請があり、平成9年度から林野庁において民有林直轄治山事業を実施して
いる。
復旧方針としては、荒廃渓流においては、渓間工を施工し渓床勾配を緩和するとともに
縦・横侵食を防止し、渓床の安定及び山脚の固定を図る一方、山腹崩壊地については、土
留工等の基礎工及び緑化工の施工により当該地区の早期復旧を図り、下流域の安全・安心
に寄与するものである。
千垣
集落
①
②
③
①常願寺川
千垣集落
①常願寺川
千垣集落
常願寺川地区民有林直轄治山事業地
②常願寺川・称名川合流点付近
③スゴ谷最下流付近
H9着工前
No.13 山腹工計画箇所
H11基礎工完成
凡 例
H26年度計画
既設
将来計画
事業計画期間 : 平成9年~平成52年全体計画額 :130億円
H25復旧状況
経 済 産 業 省
中部経済産業局
災害時石油供給の
円滑化に向けた取組み
資源エネルギー庁
資源・燃料部
目
次
【総論】
1.東日本大震災時の被災地への石油供給
2.東日本大震災を踏まえた緊急時石油供給体制の整備
【インフラ強靭化】
3.災害対応能力の強化(製油所、高圧ガス設備の耐震強化)
【元売の体制強化】
4.石油元売会社の系列を越えた「供給連携計画」の策定・訓練
5.石油元売会社の「系列BCP」の整備・格付け評価
【物流円滑化】
6.緊急物流の円滑化に向けた関係省庁・自治体との協力強化
【地域の給油体制強化】
7.地域の石油製品サプライチェーンの維持・強化(中核SS等の整備)
1
1.東日本大震災時の被災地への石油供給
(震災発生直後)
地震・津波により東北の石油供給の拠点となる仙台製油所
や塩釜油槽所を始め、太平洋側の石油基地が操業停止(在
庫を出荷できない状況)。
全国27製油所のうち東北・関東の6製油所が操業停止し、石
油精製能力は震災前の約7割に。また、東北地方の約4割の
ガソリンスタンドが営業できない状態。
被災地の病院や消防・警察等からの石油供給の緊急要請に
対しては、秋田や酒田、新潟等の日本海側及び関東の石油
基地からの製品供給で対応。
石油の民間備蓄義務の引き下げ(国内需要の3日分)(3/14)
<震災直後の石油供給体制>
秋田
盛岡
酒田
(発生後1週間頃~)
被災地等での供給不安解消のため、被災地への石油供給
に係る対策を経産大臣から石油業界へ要請。(3/17)
操業停止の6製油所のうち3製油所が順次操業再開。
石油の民間備蓄義務の引き下げ(国内需要の22日分)
(3/21)
操業停止
塩竃油槽所
JX仙台製油所
新潟
郡山
宇都宮
(発生後2週間頃~)
津波によりガソリンスタンドが壊滅状態で、孤立状態となった
地域(陸前高田や大槌町等)への供給要請に基づき、ドラム
缶等による応急的な出荷を実施。
八戸
操業停止
青森
高崎
日立
JX鹿島製油所
東燃川崎工場
東亜京浜製油所
(4月初旬以降)
(一部地域を除き)石油供給に係る混乱は徐々に沈静化
JX根岸製油所
操業停止
コスモ
千葉製油所
極東千葉製油所
出光千葉製油所
富士袖ヶ浦製油所
2
2.東日本大震災を踏まえた緊急時石油供給体制の整備
○東日本大震災時には、製油所・油槽所の出荷設備や周辺の道路・航路、タンクローリー等の被災が発生した。
こうした中、石油精製元売会社間の供給連携体制や政府・自治体による物流支援体制等の未整備もあり、被
災地等への石油製品供給に支障が生じた。また、サービス・ステーション(SS)では停電や給油待ち渋滞の発
生や在庫切れ等により、最終消費者への供給に支障が生じた。
○この反省を踏まえて、2012(平成24)年8月に石油備蓄法を改正。災害時に石油の安定供給を確保するため、
地域を越えたバックアップ体制や地域ごとの体制を構築してきた。
政 府
被災状況、入出荷状況等の報告
(事業者からの)情報収集体制の整備【法、予】
地域における中核的拠点
(中核SS・小口配送拠点)
製油所、油槽所
○製油所、油槽所の被災状況や入出荷状況等を集
約するシステムの構築
【予】
○製油所・油槽所の災害対応能力の強化(出荷設
備、ドラム缶出荷設備、非常用電源の増強) 【予】
○災害時にも石油備蓄の放出を可能に
○ガソリン等製品形態の国家備蓄を増強
被災状況等の報告 【法】
【法】
【予】
○災害時における各石油会社間の壁を越えた供給
連携体制の事前準備・届出を義務付け
【法】
緊急的な供給要請
需要家
○地域における中核SSの災害対応能力の強化
・自家発電設備の設置
【法、予】
・地下タンクの大型化
・通信設備の増強 等
○地域における燃料配送拠点の災害対応能力の強化
・自家発電設備の設置
【予】
・タンクの大型化
・ローリーの追加配備 等
医療機関、避難所、
緊急車両等に対して供給
○被災SSの早期稼働の再開を支援するための
拠点(石油組合等)の整備
【予】
・小規模SSへの配送可能な小型発電機の配備
・通信設備の増強 等
※その他、小規模SSの災害対応能力の強化を支援【予】
※災害時に報告を求める対象として、「石油販売業者が
組織する団体(石油組合)」を追加
【法】
(【法】は法改正、【予】は予算措置により整備)
3
3.災害対応能力の強化 (その1)製油所の耐震強化
○巨大地震の発生によって精製機能が停止している間も、製油所内にあるガソリン・軽油・灯油等の在
庫・備蓄を払い出したり、他製油所からのバックアップを受けながら石油供給を継続することが重要。
このため、製油所における石油製品の入出荷設備の被害最小化・早期回復に役立つ強靭化投資を
推進している(事業者への補助)。
石油供給インフラ強靱化事業(平成25(2015)年度補正予算)
125億円(7か年事業の1年目)
石油製品出荷機能強化事業(平成26(2016)年度予算)
51億円(5か年事業の4年目)
①設備の緊急安全停止対策
災害時の緊急安全停止・被害拡大防止に資する、配管の
緊急遮断弁やタンカーの自動切り離し装置の増強等
②耐震・液状化・津波対策
入出荷設備(タンカー桟橋・背後護岸、構内配管、タンク
ローリー出荷レーン等)の耐震強化・液状化対策等
③入出荷設備の能力増強・早期回復準備
入出荷ポンプ能力、タンクローリー出荷レーン、構内配管の
増強、被災時の迅速復旧に資する資機材の準備等
製油所における「非常用3点セット」の導入を支援。
①非常用発電機
②非常用情報通信システム(衛星通信等)
③ドラム缶石油充填出荷設備
製油所の出荷設備を非常用発電機で稼動
↓
石油をドラム缶に充填・出荷
↓
被災地に搬送、現地で給油(危険物仮貯蔵・仮取扱)
液状化対策(地下水位低下法)
タンカー桟橋の能力増強
4
3.災害対応能力の強化 (その2)高圧ガス設備の耐震強化
○特に高圧ガス設備については、巨大地震の発生で仮に製油所の高圧ガス設備で事故が発生した
場合、甚大な被害のおそれがある(東日本大震災時の千葉県の製油所における事故はその例)。
○今後、首都直下地震や南海トラフ巨大地震など、これまでの想定を超える大規模地震の発生も想
定されており、その対応として、国が支援を実施しながら既存の設備の耐震強化を進めていく。
高圧ガス設備の耐震強化事業(平成25(2013)年度補正予算 約28億円)
① 球形貯槽の耐震強化
(東日本大震災の際の爆発事故への対応)
•
•
東日本大震災時に被害が発生した球形貯槽については、耐震基準を
強化。具体的には、筋交い(ブレース)の基準を新たに設定。
事故が発生した設備と同型の既存の球形貯槽設備については、事業
者に耐震性評価を求めるとともに、計画的な耐震強化を実施する場合
に国として支援。
【東日本大震災の際の爆発】
② 既存設備の更なる耐震強化
(首都直下地震や南海トラフ巨大地震等への対応)
•
首都直下地震や南海トラフ巨大地震等のこれまでの想定を超える大規
模地震に備えるために、耐震上重要な既存の設備(塔・槽類)について、
事業者が最新の耐震基準への適合を図るなど、計画的な耐震強化を実
施する場合に国として支援。
【球形貯槽の爆発事故で問題となった部分】
5
4.石油元売会社の系列を越えた「供給連携体制」の制定・訓練
○東日本大震災の反省を踏まえ、大規模災害発生時に石油精製元売会社が連携して石油供給を行う「災害
時石油供給連携計画」の届出制度を導入(平成24(2012)年度石油備蓄法改正)。各社は石油連盟内に集
まり、公取委と事前調整した方式で共同オペレーションを実施し、JOGMECも人的・技術的支援を行う。
○25年度より開始した訓練を、政府全体の防災訓練との共同実施や、都道府県の参画(25年度は和歌山県、
26年度は静岡県と共同実施予定)により、関係者を拡大して進化させていく。
石油備蓄法「災害時石油供給連携計画」実施の流れ
燃料調整
シート
送付
関係省庁
協力要請
共同オペレーションルーム
(石油連盟内)
供給依頼
石油精製元売各社
燃料調整
シート
送付
エネ庁
政府 災害対策本部
被災都道府県
燃料供給
要請
①情報収集室
(供給能力や在庫の情報収集)
・被災地域の製油所・油槽所・SS等の供給イ
ンフラ被災状況・在庫量等を情報収集。
政府による
物流支援
協力要請
関係省庁に物流支援
協力等を要請
②緊急要請対応室
(需要・供給のマッチング)
・エネ庁から送付される「物資調整シート」に
基づき、個々の対応を石油元売に割振る
・基地の共同利用を行う場合、①利用するタ
ンク等の数量や、②出荷・受入設備の利
用スケジュール等の割振りを調整
製油所等
被災状況・
在庫量
援助・支援
6
JOGMEC
5.石油元売会社の「系列BCP」の整備・格付け評価
○石油供給網は、「石油元売会社」「運送会社(タンカー・タンクローリー)」「特約店・販売店(SS)」等の、系列は構成
するが、必ずしも資本関係にはない、様々な事業者の連携の上に成り立つ。
○このため、石油元売会社のBCP(業務継続計画:Business Continuity Plan)は、製油所からSS等に至る系列供給網
全体を包含した計画であることが必要。
○各社は、資源エネルギー庁の要請により石油連盟が策定したガイドラインに基づき、自社BCPを改訂し、首都直下
地震や南海トラフ巨大地震等を念頭においた「系列BCP」を策定。
○資源エネルギー庁は、外部有識者で構成する「系列BCP格付け審査委員会」を設置し、外部有識者委員と各社の
面談を通じ、各社が策定した「系列BCP」を審査した(本年度は「試行」の位置づけ。結果は右下表のとおり)。評価
結果は、今後あらゆる補助金の採択判断材料として用い、業界全体の危機管理体制の不断の向上を求める。
系列BCPの内容(例)
系列BCPの格付け結果(試行)の分布
項目(例)
内容(例)
評価
条件
会社数
供給回復目標
被災した製油所の入出荷機能の復旧目標(被
災後○時間で、平時の50%以上まで回復)
A
0社
(該当なし)
本社機能
本社社屋の耐震性や非常用電源等の確保、
代替本社機能の確保、他製油所での増産や
海外からの石油製品の調達の調整 等
個別項目の評価のうち、「優
良」が5割以上を占め、かつ
「不可」がない。
B+
個別項目の評価のうち、「優
良」が5割未満だが一つ以
上あり、かつ「不可」がない。
5社
ガソリン等を受注し、タンクローリー・タンカー
を配車・配船する体制
B
個別項目の評価が「良」の
み。
1社
製油所の
入出荷機能
製油所の被害情報・在庫情報収集体制
製油所における早期復旧準備体制
製油所への復旧支援体制
C
個別項目の評価のうち、一
つでも「不可」がある。
2社
SSの
販売機能
系列SSへの営業応援・復旧支援体制
受注・配車機能
等
「系列BCP」格付け審査委員会 (敬称略)
富士通総研㈱ 執行役員ビジネスレジリエンス事業部長
名古屋工業大学大学院工学研究科社会工学専攻 教授
伊藤
毅
渡辺 研司
7
6.緊急物流の円滑化に向けた関係省庁・自治体との協力強化
○災害時に石油供給を円滑に供給するためには、関係省庁間での緊急物流の円滑化協力が不可欠。
(例:製油所・油槽所に通じる航路・道路の早期啓開(がれき処理・復旧等)、タンクローリーの緊急通行車両確認
や長大・水底トンネル通行許可特例、給油困難地域へのドラム缶詰め石油の輸送協力等)
○内閣府・消防庁・国土交通省・防衛省・警察庁等との間で、「国土強靱化政策大綱(2013年12月国土強靱化推進
本部決定)」に基づく協力枠組みの確立を急ぎ、以下のような課題を早期に解決していく。
関係省庁や地方自治体との協力で早期に解決すべき課題(例)
製油所・油槽所に通じる航路・道路の早期啓開
給油困難地域への石油輸送協力
被災地の石油供給インフラ(製油所・油槽所)に通じる航
路・道路の優先的な啓開(がれき処理・復旧) (国交省)
SSでの給油が困難になった地域等に向けてドラム缶等
に詰めた石油を運ぶ等の輸送協力 (防衛省)
タンクローリーや鉄道の通行円滑化
地域における給油環境整備
・災害時の交通情報の早期共有(国交省)
・タンクローリーの緊急通行車両確認の迅速化(警察庁)
・タンクローリーの長大・水底トンネル通行にかかる特例
的な許可(国交省)
・臨時の鉄道タンク車輸送の拡大(国交省・JR)
・中核SS情報の共有(警察庁)
・被災地に持ち込まれたドラム缶詰め石油を、屋外で車・
携行缶等に給油する体制の準備(自治体と地域社会)
8
(参考1)石油元売会社の災害対策基本法上の位置づけの見直し
○石油精製元売会社は、電気事業者やガス事業者と異なり、災害対策基本法上の「指定公共機関」(ライフライン
事業者)の位置づけが与えられていない。
○このため、「(タンクローリー等)緊急車両の事前登録」、「中央防災無線使用許可」等のメリットを受けられず、震
災時にタンクローリーの緊急車両確認に時間を要し、被災地へ急行する上での障害になってきた。
○こうした障害を取り除き、石油精製元売会社がその危機即応力を発揮しうるよう、「指定公共機関」への指定に
向け、内閣府との調整を進めていく。
石油精製元売会社が「指定公共機関」の指定を受けた場合のメリットと発生する義務
メリット
義務
* 中央防災無線網へのアクセスが可能になる。政府及び
他の指定公共機関との情報共有の機会が拡大。
* 自らの業務に関する「防災業務計画」の策定(※1)と公
表義務が課せられる。
* タンクローリーなどの石油輸送車両について、緊急通
行車両(大規模発生直後(第一局面)から通行可能な車
両)として事前登録が可能。
* 災害対策本部長の指示によって、(必要な限度におい
て)災害応急対策の実施、資料・情報の提供など必要な
協力の実施。
* 災害復旧において、環境影響評価法(環境アセス法)の
各種手続き(計画段階の配慮、対象事業の決定、アセス
方法の決定、アセスの実施、アセス結果についての意見
聴取等)について適用除外が受けられる。
* 災害予防(※2)、災害応急対策(※3)、災害対策の実
施。
(※1)都道府県が策定する地域防災計画は、指定公共機関が策定す
る「防災業務計画」に抵触するものであってはならないとされている。
(第40条)
(※2)組織整備、教育・訓練、物資・資材の備蓄・整備・点検など
(※3)警報の発令・避難勧告、施設・設備の応急の復旧、情報収集・被
害状況の報告など
9
(参考)指定公共機関(63機関)一覧
【独立行政法人】
独立行政法人防災科学技術研究所
独立行政法人放射線医学総合研究所
独立行政法人日本原子力研究開発機構
独立行政法人国立病院機構
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構
独立行政法人森林総合研究所
独立行政法人水産総合研究センター
独立行政法人土木研究所
独立行政法人建築研究所
独立行政法人海上技術安全研究所
独立行政法人港湾空港技術研究所
独立行政法人水資源機構
独立行政法人日本高速道路保有・債務返済機構
独立行政法人原子力安全基盤機構
【電力・ガス】
東京瓦斯株式会社
大阪瓦斯株式会社
東邦瓦斯株式会社
西部瓦斯株式会社
北海道電力株式会社
東北電力株式会社
東京電力株式会社
北陸電力株式会社
中部電力株式会社
関西電力株式会社
中国電力株式会社
四国電力株式会社
九州電力株式会社
沖縄電力株式会社
電源開発株式会社
日本原子力発電株式会社
株式会社NTTドコモ
エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社
ソフトバンクテレコム株式会社
ソフトバンクモバイル株式会社
【運輸】
東日本高速道路株式会社
首都高速道路株式会社
中日本高速道路株式会社
西日本高速道路株式会社
阪神高速道路株式会社
本州四国連絡高速道路株式会社
成田国際空港株式会社
新関西国際空港株式会社
中部国際空港株式会社
北海道旅客鉄道株式会社
東日本旅客鉄道株式会社
東海旅客鉄道株式会社
西日本旅客鉄道株式会社
四国旅客鉄道株式会社
九州旅客鉄道株式会社
日本貨物鉄道株式会社
日本郵便株式会社
日本通運株式会社
福山通運株式会社
佐川急便株式会社
ヤマト運輸株式会社
西濃運輸株式会社
【その他】
日本銀行
日本赤十字社
日本放送協会
【通信】
日本電信電話株式会社
東日本電信電話株式会社
西日本電信電話株式会社
KDDI株式会社
10
(参考2)地域の緊急時石油供給体制(屋外ドラム缶給油)の準備
○東日本大震災当時、被災地では津波被害や停電等でSSが十分に稼働できず。特に石油供給が
困難となった地区で、学校等の避難所等にドラム缶を用いた「仮設ミニSS」を設置して供給した。
○同じ事態を想定し、エネ庁と防衛省は「26年度自衛隊統合防災訓練(JXR)」の機会に、ドラム缶詰
め石油の輸送協力体制の整備を開始(次頁参照)。
○地域の側で、「消防庁ガイドライン」(危険物仮貯蔵仮取扱)に基づき、運び込まれたドラム缶を緊急
車両や携行缶・ポリ缶等に給油する作業を行う備えが必要。平時から、自治体の防災訓練の一環
として、地域のSS業界や消防団等の協力で訓練を実施するなど、事前準備が必要。
東日本大震災当時のドラム缶給油オペレーション
(東北3県(岩手・宮城・福島)の合計10~20箇所程度で実施)
(出所:岩手日報HP)
【写真=手回しポンプでガソリンを給油す
る消防団員ら=陸前高田市横田町】
(出所:NPO法人ねおすHP)
11
12
13
7.地域の石油製品サプライチェーンの維持・強化(中核SS等の整備)
○東日本大震災の教訓を踏まえて石油備蓄法を改正。全国的な防災・減災の観点から、地域におけ
る石油製品サプライチェーンの災害対応能力強化が重要という認識のもと、災害時に地域の石油
製品供給の拠点となる、自家発電設備や大型タンク等を備えた「中核SS」を、各県あたり20~40
カ所程度整備することとし、全国で約 1,700SSを指定済み。
○群馬県や島根県は事業費の1/10を補助する制度を創設。東京都とは独自に進める燃料備蓄制度
との連携を図っている。
中核SS
事業の概要
◆中核SS整備(補助率:2/3)
・自家発電設備、情報伝達装置等の設置補助、地下タンク増強
◆小口燃料配送拠点整備(補助率:2/3)
・自家発電設備、情報伝達装置等の設置補助、地下タンク増強、配
送用ローリー導入補助
◆周辺SS早期再開支援拠点整備(補助率:定額)
・携行缶、自家発電設備、可般式ポンプ等の複数常備
整備状況
緊急車両等への給油
優先給油
自家発電
設備等
情
報
(出所:下野新聞HP)
~地震の被害予想が大きい県から順次整備中
◆平成23年度補正 40.0億円 ~5県(被災県:青森・岩手・宮城・福島・茨城) 小口配送拠点
石
油
組
合
情
報
国
医療機関・避難所等
◆平成24年度当初 56.7億円 ~10県(東日本大震災のバックアップ地域、
東海地震により被害が予想される地域:秋田・山形・新潟・栃木・群馬・山梨・
自家発電設備等
静岡・愛知・岐阜・三重)
ローリーに
よる配送
◆平成24年度補正 132.0億円 ~32都道府県(東南海・南海地震や首都圏
直下型地震により被害が予想される地域など)
→平成26年中に整備完了予定
14
(参考) 災害時の石油製品の供給拠点である「中核SS」における燃料在庫の備蓄
災害時に地域における石油製品の供給拠点となり、警察・消防等の緊急車両に優先給油を実施する
役割を担う中核SSに対して、一定量の在庫を備蓄するため、今年度より燃料購入費用及び在庫の管
理費に対する支援を国と県が連携して実施。
災害時給油所地下タンク製品備蓄促進事業
事業の内容
○東日本大震災の発生時には、サービスステーション
(SS)において、地下タンクが在庫切れになったこと
を背景に、被災地域での燃料供給に支障が生じま
した。
○本事業では、災害時に地域における石油製品の供
給拠点となり、警察・消防等の緊急車両に優先給油
を実施する役割を担う中核SSに対して、一定量の
在庫を備蓄するための、燃料購入費用及び在庫の
管理費に対する支援を国と県が連携して実施しま
す。
平成25年度補正予算額
事業イメージ
国
(初年度)
都道府県等
(次年度以降)
製品備蓄に係るイニシャルコスト
(備蓄燃料の購入費用及び管理
費用)を支援
製品備蓄に係るランニングコスト
(管理費用)を支援
中核SS事業者
一定量の燃料を備蓄し、災害発生時に放出
・都道府県等が次年度以降に財政支出を行うことにより、災害時において石油
製品の安定供給を実現するため、地域ごとに関係者による連携体制を構築
ガソリン・軽油の備蓄
(政府の防災計画について)
本年3月に開催した中央防災会議で決定された「大規模地震
防災・減災対策大綱」及び「南海トラフ地震防災対策推進基本
計画」の中で、災害時における燃料の供給対策の観点から、
本事業の重要性を踏まえて給油所における燃料在庫の確保を
推進することを明記。
15.0億円
緊急車両への優先給油
被災地域における
円滑な復旧・復興活動の実施
15
別紙1-2
1.各機関の取り組み等
検討項目:関係機関との連携強化
機関名:新潟地方気象台
①「避難勧告等の判断・伝達マニュアル作成
ガイドライン」見直しへの対応
②新潟県における土砂災害警戒情報基準の
見直しへの対応
③関係機関との連携による防災知識等の
普及・啓発



同ガイドラインは、市町村長が発令する避難勧告
等の発令・伝達について、より具体的な判断基
準の設定方法等を内閣府がまとめたもので、本
年4月に平成17年3月策定のガイドラインが見直
された。
同ガイドライン等に従い市町村長が避難勧告等
の判断をするにあたっては警報や土砂災害警戒
情報等、気象台が発表する防災気象情報を判
断材料の一つとしている。
同ガイドラインに対応するため、市町村はこれま
での避難判断マニュアル等の見直しを行うなどし
ている。
「避難勧告等の判断・伝達マニュアル
作成ガイドライン」の見直しへの対応
新潟県が市町村を集め開催した説明会に当
気象台も同席するとともに、県内市町村から
寄せられた質問(新潟県が集約)に答えるな
どした。
 市町村から気象台へ直接、相談の電話もあり、
対応した。
 引き続き新潟県や北陸地方整備局と協力し
て市町村のマニュアル見直しの支援を行う。

新潟県における土砂災害警戒情報
基準の見直し



新潟地方気象台では平成19年から新潟県と共
同で土砂災害警戒情報を発表している。
土砂災害警戒情報の運用開始から7年が経過し
たため、新潟県と共同でこれまでの運用結果等
を検証し土砂災害警戒情報の基準を見直すこと
とし、「新潟県土砂災害警戒情報検討会」におい
て検討を進め、平成26年7月に見直し案が承認
された。
平成27年度出水期から新基準での運用を目指
し新潟県と共に作業を進めている。
③関係機関との連携による
防災知識等の普及・啓発

学校防災への取り組み
・新潟県教育庁主催の学校安全教室指導者研修
会への講師派遣
・県内小・中学校の依頼による出前授業の実施
H26.7.31 学校安全教室指導者研修(新潟会場)
③関係機関との連携による
防災知識等の普及・啓発

自主防災組織や住民への普及・啓発
・新潟市秋葉区防災講演会への講師派遣
・新潟焼山火山防災講演会への協力
・災害周年イベントへの参加
(ふるまち防災フェスタ、みんなの防災フェア2014等)
害10周年シンポジウム等)
H26.5.31 新潟市秋葉区防災講演会
H26.6.14ふるまち防災フェスタ
機関名:富山テレビ放送(株)
東日本大震災における
富山テレビ放送(株)の取り組み
検討項目:
①各機関が果たした役割
1.系列局への応援
東日本大震災時、同じ系列局の応援に記者や
カメラマンを派遣。仙台の局が、燃料の重油が
手に入らなくなり放送が継続できない恐れが出
たことから燃料を届ける支援を実施。
2.東日本大震災の取材と記録資料の保存
震災時には、住民の側に立った取材を展開し、
富山県と関連ある情報を県内向けに放送。
取材・放送した資料をデータベースにて保存。
VTRデータリスト→
タイトル
放送時間
記録資料と
して保存
放送日
取材日
2011.3.11
2011.3.11
東日本大震災 ④ 県内取材(未OA素材)
0:00:00
0:17:00
2011.2.12
2011.3.12
東日本大震災 ④ 県内取材(未OA素材)
0:00:00
0:06:50
2011.3.14
2011.3.14
東日本大震災県内続報
0:01:05
0:01:05
2011.3.14
2011.3.14
東日本大震災続報
0:01:19
0:01:19
2011.3.15
2011.3.15
東日本大震災 ⑤ BBT被災地応援取材(岩手県陸前高田市)
0:29:06
0:29:06
2011.3.16
2011.3.16
東日本大震災 ⑤ BBT被災地応援取材(岩手県陸前高田市)
0:55:52
0:55:52
2011.3.18
2011.3.18
東日本大震災 ⑥ BBT被災地応援取材(岩手県陸前高田市)
0:26:39
0:26:39
2011.3.18
2011.3.18
東日本大震災 ⑤ BBT被災地応援取材(岩手県陸前高田市)
0:13:00
0:13:00
2011.3.19
2011.3.19
東日本大震災 ⑥ BBT被災地応援取材(岩手県陸前高田市)
0:18:03
0:18:03
2011.3.21
2011.3.21
東日本大震災 氷見・個人からの支援物資受付
0:01:24
0:01:24
2011.3.23
2011.3.23
東日本大震災 ⑥ BBT被災地応援取材(岩手県大船渡市追加)
0:03:42
0:03:42
2011.3.23
2011.3.23
東日本大震災 ④ BBT被災地応援取材(岩手県釜石市)
0:10:39
0:10:39
2011.3.24
2011.3.24
東日本大震災 ⑥ BBT被災地応援取材(岩手県陸前高田市)
0:03:46
0:03:46
2011.3.24
2011.3.24
東日本大震災 ④ BBT被災地応援取材(岩手県釜石市)
0:05:20
0:05:20
2011.3.24
2011.3.23
被災地に手作りのラジオを
0:01:04
0:01:04
2011.3.26
2011.3.26
支援物資にメッセージ
0:01:07
0:01:07
2011.3.28
2011.3.28
東日本大震災 ④ BBT被災地応援取材(岩手県山田町)
0:09:30
0:09:30
2011.3.28
2011.3.28
日本海ガスが震災応援派遣
0:00:54
0:00:54
2011.3.29
2011.3.29
東日本大震災 ④ BBT被災地応援取材(岩手県山田町)
0:15:34
0:15:34
2011.3.31
2011.3.31
東日本大震災 ⑤ BBT被災地応援取材(岩手県大船渡市)
0:02:00
0:02:00
2011.4.3
2011.4.3
東日本大震災 ④ BBT被災地応援取材(岩手県宮古市)
0:11:04
0:11:04
2011.5.9
2011.5.9
東日本大震災 ⑥ BBT被災地応援取材(福島県)
0:25:07
0:25:07
2011.5.10
2011.5.10
東日本大震災 ⑥ BBT被災地応援取材(福島県)
0:27:41
0:27:41
2011.5.11
2011.5.11
東日本大震災 ⑦ BBT被災地応援取材(福島県)
0:32:25
0:32:25
2011.5.11
2011.5.11
東日本大震災 ⑥ BBT被災地応援取材(福島県)
0:15:00
0:15:00
2011.5.12
2011.5.12
東日本大震災 ⑦ BBT被災地応援取材(福島県)
0:10:22
0:10:22
2011.5.14
2011.5.14
東日本大震災 ⑦ BBT被災地応援取材(福島県)
0:40:23
0:40:23
2011.5.18
2011.5.18
東日本大震災 ⑦ BBT被災地応援取材(福島県)
0:20:00
0:20:00
2011.6.20
2011.6.20
東日本大震災 ④ BBT被災地応援取材(岩手県大槌町)
0:02:56
0:02:56
2011.6.21
2011.6.21
東日本大震災 ④ BBT被災地応援取材(岩手県大槌町)
0:08:30
0:08:30
2011.6.22
2011.6.22
東日本大震災 ④ BBT被災地応援取材(岩手県大槌町)
0:06:56
0:06:56
2011.6.23
2011.6.23
東日本大震災 ④ BBT被災地応援取材(岩手県釜石市)
0:04:57
0:04:57
2011.6.26
2011.6.26
東日本大震災 ④ BBT被災地応援取材(岩手県釜石市)
0:06:00
0:06:00
2011.7.28
2011.7.28
被災地に農林水産部の職員を派遣
0:00:59
0:00:59
2011.9.10
2011.9.10
片山学園に福島から受け入れ 体育大会で
0:01:14
0:01:14
2011.9.11
2011.9.11
東日本大震災復興キャラバン隊 富山入り
0:01:09
0:01:09
2011.9.27
2011.9.27
気仙沼の中学校に中学生が米を送る
0:01:04
0:01:04
2011.11.25 2011.11.24 南三陸町で獅子舞を 高岡笹川地区の練習
0:01:04
0:01:04
2012.1.11
2012.1.11
東日本大震災復興応援コンサート
0:00:54
0:00:54
2012.1.31
2012.1.31
福島県警出向で壮行会
0:01:10
0:01:10
2012.2.1
2012.2.1
県と北陸銀行が災害時応援協定締結
0:01:04
0:01:04
2012.2.2
2012.2.2
東日本大震災復興応援コンサート収入全額寄付
0:00:49
0:00:49
2012.2.8
2012.2.8
福島県の今 報告
0:05:14
0:05:14
2012.2.17
2012.2.17
被災地中小企業の全国移動販売が南砺市に
0:01:33
0:01:33
2012.2.29
2012.2.29
まもなく3.11福島へ全国タスキリレー出発
0:03:49
0:03:49
2012.8.20
2012.8.20
福島県警撮影の被災写真 一般公開
0:01:04
0:01:04
2013.3.11
2013.3.11
震災から2年 3.11ドキュメント
0:06:24
0:06:24
2014.3.11
2014.3.10
震災から3年 県内3.11ドキュメントR-2
0:01:57
0:01:57
2014.3.11
2014.3.10
震災から3年 県内3.11ドキュメントR-1
0:07:18
0:07:18
2014.7.24
2014.6.19
木トク フクシマのいまR-2
0:03:40
0:03:40
2014.7.24
2014.6.19
木トク フクシマのいまR-1
合計
0:03:09
0:03:09
7:35:00
7:58:50
国土交通省
北陸地方整備局の取り組み
①関係機関との連携訓練
②広域的な防災支援体制
(平成26年8月豪雨におけるTEC-FORCE活動)
関係機関との連携訓練 ~平成26年度 北陸地方整備局総合防災訓練~
北陸地方整備局
H26.9.3、平成26年度北陸地方整備局総合防災訓練を実施。整備局職員と関係機関約2,000人が参加。
平成26年度の訓練の特徴として、伊豆大島土砂災害を教訓とした離島地域(佐渡市、粟島浦村)への
支援訓練(佐渡市副市長への情報交換訓練、TEC-FORCE派遣訓練)や関係機関との連携訓練(第九管区
海上保安本部と被災箇所調査連携訓練)を実施。
北陸防災連絡会議を構成する100機関へ被災情報等を一斉に情報提供し、74機関から受信確認等の報告。
◆佐渡市副市長と災害対策本部長との情報交換訓練
◆TEC-FORCE派遣訓練
TEC-FORCE活動に必要な佐渡
市の地形的特徴、被災履歴
等を確認
TEC-FORCE派遣訓練
災害対策本部長
※TEC-FORCE:緊急災害対策派遣隊
◆第九管区海上保安本部との被災箇所調査の連携訓練
「ほくりく号」からの映像伝送
衛星携帯電話
佐渡市副市長
「らいちょう2号」からの映像伝送
関係機関との連携訓練 ~平成26年度 北陸地方整備局総合防災訓練~
北陸地方整備局
関係機関との連携強化として、ヘリテレ・CCTV映像の伝送訓練、関係機関からのリエゾン派遣訓練、
新潟県トラック協会との緊急物資輸送訓練を実施。
◆映像伝送訓練
◆関係機関からのリエゾン派遣
・陸上自衛隊金沢駐屯地へは、Ku-SATを用いて災害
対策室の映像を伝送。
・北陸信越運輸局、第九管区海上保安本部、陸上
自衛隊(新発田駐屯地)、新潟県、新潟市へは
ヘリテレ映像を伝送。
・北陸信越運輸局、新潟地方気象台、第九管区海上保安本部、NEXCO東日本
よりリエゾン※を派遣。 ※リエゾン:情報連絡員
Ku-SAT設置状況
第九管区海上保安本部からのリエゾン
NEXCO東日本からのリエゾン
金沢駐屯地から金沢河川国道
事務所へ映像伝送
新潟地方
気象台から
のリエゾン
◆緊急物資輸送訓練
金沢河川国道事務所にて
金沢駐屯地の映像を確認
ヘリテレ映像の伝送(新潟市)
北陸信越運輸局
ヘリテレ映像の伝送(新潟県) からのリエゾン
新潟県トラック協会との連携(中越運送)
関係機関との連携訓練 ~平成26年度 北陸地方整備局総合防災訓練~
◆3元中継による防災テレビ会議
テレビ会議による情報交換。本部よりリエゾンの情報を提供。
(羽越河川国道事務所、新潟国道事務所)
◆Ku-SATによる被害状況報告
荒川河口被災箇所からの中継(羽越河川国道事務所)
◆災害対策室の状況
北陸地方整備局
関係機関との連携訓練 ~平成26年度 新潟県・新潟市総合防災訓練~
北陸地方整備局
北陸地整
新潟地震から50年を迎えることから、「新潟県・新潟市総合防災訓練」に主催として北陸地方整備局が参画。
陸上自衛隊所有の大型輸送用ヘリコプター「チヌーク」及び高機動車によるTEC-FORCE隊員の輸送訓練、消防車と排水ポンプ車
を連結した消火活動訓練、東北地方整備局が参加した広域連携による道路啓開訓練等を実施。
○平成26年6月16日(月)9:00~12:00 新潟県新潟市
○参加機関等:国、県、市、自衛隊、消防団、新潟市民 など71機関 約1,500人が参加
●消防車と排水ポンプ車を連結した消火
活動訓練
●陸上自衛隊とTEC-FORCEの輸送訓練
←排水ポンプ車から
長距離送水した
消火訓練
大型輸送用ヘリコプター「チヌーク」
←↑チヌークから高機動車へ乗り換え
排水ポンプ車から
消防車への連結状況→
●東北地方整備局の照明車が参加した道路啓開
訓練
TEC-FORCEによる
被災状況調査訓練
↑無人バックホウによる
土砂撤去
←東北地方整備局の照明車
高機動車により被災箇所へ移動
広域的な防災支援体制
~TEC-FORCE活動(兵庫県丹波市への派遣)
北陸地方整備局
北陸地方整備局は、平成26年8月豪雨で被災した兵庫県丹波市における被災状況調査を実施するため、8月20日(水)
から22日(金)まで、のべ12人・日のTEC-FORCE(緊急災害対策派遣隊)を派遣。
丹波市市島町内13箇所の調査を実施し、8月22日に丹波市へ被害状況を報告。
【北陸地方整備局調査範囲】
【被災状況調査】
H26.8.21 兵庫県丹波市乙河内地先現地調査
【TEC-FORCE出発式】
H26.8.21 兵庫県丹波市乙河内地先現地調査
TEC-FORCE派遣
隊員
野田局長より
隊員への激励
H26.8.21 現地打合せ
H26.8.22 丹波市へ被害状況の報告
広域的な防災支援体制 ~TEC-FORCE活動(広島県広島市への派遣)
北陸地方整備局
北陸地方整備局は、平成26年8月豪雨で被災した広島県広島市における被災状況調査を実施するため、8月21日(木)
から9月1日(月)まで、のべ161人・日のTEC-FORCE(緊急災害対策派遣隊)を派遣。
広島市内で、今後の警戒避難、応急的な対応に資することを目的に、緊急渓流点検等79箇所を実施し、8月30日に広島
県と中国地方整備局へ報告書を提出。
今回、北陸地方整備局として管外へ初めて女性TEC-FORCE隊員を派遣。
【北陸地方整備局調査範囲】
【被災状況調査】
H26.8.24 広島県広島市安佐南区緊急安全調査
【安倍総理激励】
安倍総理
調査箇所
(可部・南原地区)
各地整隊長
位置図
H26.8.24
H26.8.27 広島県広島市
可部地区現地調査
警察・消防・自衛隊との合同調査
H26.8.26 国土技術政策
総合研究所への説明
H26.8.30 広島県へ報告書提出
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