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参考 - 農林水産省

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参考 - 農林水産省
(参考)
平成21.3月
現在
○主な輸送方式
バケット
大項目
項
ELFバケット
Ⅰ参考
データ
縦箱
横箱
目
SCバケット
水入り容器
ゼリー
乾式
1
流通量
2,498,000ケース(H20 年)
レンタル数量:70,000ケース(H20年度)
・統計なし
・統計なし
・統計なし
2
取扱市場
53市場(H21年3月現在)
39市場 (H21年3月現在)
・統計なし(切花取扱市場は全て?)
・統計なし
・統計なし(切花取扱市場は全て?)
3
回収率
1
80.9% (2008年9月末現在)
ELF 事業部が市場から回収した数量
ELF 事業部から生産地へ出荷した数量
使用料・価格
本体(CF-240):115円+運賃(※)
※バラ(スタンダード)50本が
(抗菌剤含む)
入るもの
付属(CF-241):55円+運賃(※)
86.4% (2009年3月現在)
回収数量÷出荷数量
-
レンタル料:
(L)200円+150円(保証金)
(S)110円+150円(保証金)
-
・180円~210円/箱 (聞き取り)
200円~230円/箱(聞き取り)
※1箱代は乾式横箱と同じ
※2ゼリー等は50円程度
-
・150円~180円/箱(乾式横箱・乾式
縦箱)
(聞き取り)
※注:使用数量と地域によって運賃は異なる。
なお、値引きや手数料等は考慮しない。
2
輸送効率
・台車を使用しない場合は、1 段しか積めないので効 ・台車を使用しない場合でも、段ボールでカバーすれ ・バケットより多く積める。
率は悪くなる。
ば積み重ねができるので、効率は悪くないが、カバ
・花が擦れないようにするため、間隔をあけなければ
ーがなければ1段しか積めないので効率は悪くなる。
ならない場合があり、そのときは効率が落ちる。
3
トラック1台当たり積載可能量 【台車を使用した場合(2 段)】
(試算) ・400ケース(20,000 本)
※1.4tトラックの場合
( 高さ 2551mm ×巾 2206mm
×長さ 6566mm)
【台車を使用しなかった場合】
・200ケース(10,000 本)
※2.1ケース・箱当たりの本数は、
聞き取りにより、50本(バ
ラ(スタンダード))とした
※バケットの大きさは、W240mm×H425mm
×D240mm
Ⅱ輸送
に係る
生産者
コスト
【台車を使用した場合(カバーを付けた場合も含む)】 ・486箱(2 段積み:縦235mm×
(S):400ケース(20,000 本)
横235mm×高さ900mmの場合)
~729箱(3段積み:縦235mm
×横235mm×高さ850mmの場合)
【台車を使用せず、カバーを付けた場合】
(24,300本~36,450本)
(S):448ケース(22,400 本)(2段の場合)
672ケース(33,600 本)(3段の場合)
・バケットより多く積める。
・バケットより多く積める。
・684箱 (34,200本)
・684箱 (34,200本)
※最大19段積み:(巾350mm×高さ130mm
※最大19段積み:
(巾350mm×
×長さ1000mm)した場合
高さ130mm×長さ1000mm)した場合
※輸送中、花の頭が段ボールに突くこと
のないように長めの箱(1000mm)を使用
※輸送中、花の頭が段ボールに突くことの
ないように長めの箱(1000mm)を使用
【台車及びカバーを使用しなかった場合】
(S):224ケース(11,200 本)
※バケット(S)の大きさは、W300mm×H250mm
×D200mm
4 積み重ねによる台車の使用の有 ・積み重ねができないので、台車が必要
無
5
総合コスト
・通常は台車が必要
・台車は不要で3段まで積み重ねできる
・段ボールでカバーすれば台車がなくても3段まで積
み重ねできる
【台車を使用した場合】
【台車を使用した場合】
・トラック運賃+段ボール代
・トラック運賃+台車レンタル料金+バケット使用料
・トラック運賃+台車レンタル料金+バケットレン
タル料
【台車を使用しカバーを付けた場合】
・トラック運賃+台車レンタル料金+バケットレン
タル料+段ボールカバー代
・台車は不要で積み重ねできる
・積み重ね過ぎると潰れる恐れあり
・トラック運賃+段ボール代+ゼリー代
・台車は不要で積み重ねできる
・積み重ね過ぎると潰れる恐れあり
・トラック運賃+段ボール代
【台車を使用せず、カバーを付けた場合】
・トラック運賃+台車レンタル料金+バケットレン
タル料+段ボールカバー代
1本当たりのコスト
※SCバケットは(S)
サイズで算出
【台車を使用した場合】
7円/本
【台車のみ使用した場合】
6円/本
【台車を使用しカバーを付けた場合】
7円/本
【台車を使用せず、カバーを付けた場合】
(2段積み)
8円/本
(3段積み)
6円/本
※保証金は、出荷先の市場で返金(契約条項)され
るので除いている。
注)
青字はメリット、赤字はデメリット
-1-
【2段積みの場合】
7円/本
【3段積みの場合】
6円/本
【最大19段積みした場合
(高さ130mmの場合)】
7円/本
【最大19段積みした場合(高さ130mmの場合)
】
6円/本
(参考)
平成21.3月
バケット
大項目
項
縦箱
横箱
目
ELFバケット
Ⅲ流通
現在
1
生産者の手間等
2
卸売市場内の手間等
荷
受
過程の
手間等
荷
捌
分
荷
SCバケット
水入り容器
ゼリー
乾式
・箱詰め作業は不要
・箱詰め作業は不要
・箱詰め、容器のセット、水の注入の手間
・バケットのまま冷蔵庫に入れる場合は、スペースを ・バケットのまま冷蔵庫に入れる場合は、スペースを
がかかる。
確保する必要がある。
確保する必要がある。
・段ボールのカバーをする場合は、その手間がかかる。
・箱詰め、ゼリーの注入の手間がかかる。 ・箱詰めの手間がかかる。
・荷受の際、台車がそのまま使えれば作業は楽
・台車がなければ手作業(水のこぼれる恐れがあり手
間がかかる)
・台車を使うにはスペースが必要
・荷受の際、台車がそのまま使えれば作業は楽
・荷受は手作業
・台車がなければ手作業(水のこぼれる恐れがあり手
間がかかる)
・台車使うにはスペースが必要
・荷受は手作業
・ラベル面が一方向に向かず検品に手間がかかる。
・バケットを置くのに場所をとる。
・ラベル面が一方向に向かず検品に手間がかかる。
・段ボールのカバーをしていれば積み重ねできるが、
カバーをしていなければバケットを置くのに場所を
とる。
・ラベル面が上側にあると、積み重ねてい
る場合、検品に手間がかかる。
・積み重ねができ、バケットより場所はと
らない。
・ラベル面が同じ側に揃うので、検品しや ・ラベル面が同じ側に揃うので、検品しやす
すい。
い。
・積み重ねができ、バケットより場所をと ・積み重ねができ、バケットより場所をとら
らない上、パレットを使えば効率的に作
ない上、パレットを使えば効率的に作業で
業できる。
きる。
・仕分けは手作業。
・仕分けは手作業。
・横に倒すことができれば、ベルトコンベ
アで運べる。
・ベルトコンベアで運べるので作業が楽
・荷受は手作業
・ベルトコンベアで運べるので作業が楽
3
水漏れ、こぼれ
・移動の際に水がこぼれる可能性はある。
・移動の際に水がこぼれる可能性はある。
・移動の際に水がこぼれる可能性は小さい。 ・ゼリーがこぼれたりすることはあるが、 ・乾式なので水がこぼれたり漏れたりする心
水よりはこぼれ等による段ボールの損傷
配はない。
は少ない。
4
花の状態等の確認のし易さ
・オープン型なので確認しやすい
・段ボールのカバーがなければ確認しやすい。
・段ボールのカバーがある場合は、確認するのに開け
る手間がかかる。
・確認するのに開ける手間がかかる。
5
小売店の手間等
・バケットのまま置くことができる。
・水揚げ作業の手間を省くことができる。
・バケットのまま置くことができる。
・水揚げ作業の手間を省くことができる。
・段ボールのカバーを使用している場合は、カバーを
とる手間がかかる。
・バケットに移し替えが必要
・水揚げ作業の手間を省くことができる。
・横にした場合、茎の切り口が容器の水か
ら出て導管に空気が入る可能性もあり、
水上げ作業をしなければならないことも
予想される。
・バケットに移し替えが必要
・バケットに移し替えが必要
・バケットに移し替える際にゼリーを洗い ・水揚げ作業が必要
出す作業が必要
・水揚げ作業の手間を省くことができる。
1
保管中の温度制御のしやすさ
・オープン型なので温度制御は容易
・段ボールのカバーを使用しない場合は、温度制御は
容易
・段ボールのカバーを使用した場合は、切花の呼吸に
より切花周囲の気温が上昇してしまう。
・切花の呼吸により切花周囲の気温が上昇
してしまう。
・切花の呼吸により切花周囲の気温が上昇 ・切花の呼吸により切花周囲の気温が上昇し
してしまう。
てしまう。
・オープン型なので温度が上がりやすく、ダメージを ・段ボールのカバーを使用しなかった場合は、温度が
受けやすい。
上がりやすく、ダメージを受けやすい。
・段ボールを使用した場合でも、コールドチェーンが
切れてしまうと、段ボールの保温効果は期待できな
いので、ダメージを受ける可能性はある。
・コールドチェーンが切れてしまうと、段
ボールの保温効果は期待できないので、
ダメージを受ける可能性がある。
・コールドチェーンが切れてしまうと、段 ・コールドチェーンが切れてしまうと、段ボ
ボールの保温効果は期待できないので、
ールの保温効果は期待できないので、ダメ
ダメージを受ける可能性がある。
ージを受ける可能性がある。
2 コールドチェーンが一時的に
切れた場合の花のダメージ度合
・確認するのに開ける手間がかかる。
・確認するのに開ける手間がかかる。
Ⅳ流通
環境
3 輸送中の湿気
(輸送中の病気のなりやすさ)
4
輸送中のバクテリアの発生と
抗菌剤処理チェック
・オープン型(ELFバケット、SCバケットで段ボールのカバーを使用しなかった場合)湿式密閉型(SCバケットで段ボール使用の場合、湿式縦箱)、乾式横箱とも、輸送中の湿気に大差はない。
・出荷時に抗菌剤(T-bag)を入れるようになっている ・前処理していても、常時抗菌剤を使用しないとバク ・前処理していても、常時抗菌剤を使用し ・ゼリーに抗菌剤が入っていれば、バクテ ・乾式でも輸送中に茎内でバクテリアは発生
ので、バクテリアの発生の可能性は低い。
テリアは増殖する。
ないとバクテリアは増殖する。
リアの発生は低い。
する。
・抗菌剤が見えるようになっているので、チェックで ・常時抗菌剤を使用するとバクテリアの発生の可能性 ・常時抗菌剤を使用するとバクテリアの発 ・蓋をを開ければゼリーが見えるので、チ ・抗菌剤が使用できないのでチェックできな
きる。
は低い。
生の可能性は低い。
ェックはできる。
い。
・抗菌剤が見えるものを使用していないと、段ボール ・抗菌剤が見えるものを使用していないと、
のカバーがなくても目視によるチェックはできない。 目視によるチェックはできない。
1
花の姿勢(首の曲がり)
・花の姿勢は保てる。
・花の姿勢は保てる。
・花の姿勢は保てる。
・品目によっては、花の首が曲がってしま ・品目によっては、花の首が曲がってしまう
う場合がある。(キンギョソウ、ストッ 場合がある。(キンギョソウ、ストック、チュ
ク、チューリップなど)
ーリップなど)
2
輸送中の開花速度
・低温輸送だと輸送中の開花速度を押さえることがで ・低温輸送だと輸送中の開花速度を押さえることがで
きる。
きる。
・輸送中の温度が高いと開花が進み、かえって品質が ・輸送中の温度が高いと開花が進み、かえって品質が
低下するおそれがある。
低下するおそれがある。
・低温輸送だと輸送中の開花速度を押さえ ・低温輸送だと輸送中の開花速度を押さえ ・乾式輸送では、水が供給されないため花弁
ることができる。
ることができる。
の成長が停止しており、その状態が長く続
・輸送中の温度が高いと開花が進み、かえ ・輸送中の温度が高いと開花が進み、かえ
くと吸水による再成長が阻害され、結果と
って品質が低下するおそれがある。
って品質が低下するおそれがあ る。
して花持ちが終了にいたることがある。
3
輸送後の萎凋化率
・萎凋化率は低い。(しおれにくい)
・萎凋化率は低い。(しおれにくい)
4
品質保持期間
・輸送中にも品質保持剤を利用することで乾式輸送よ ・輸送中にも品質保持剤を利用することで乾式輸送よ
りも日持ち期間が長くなる。
りも日持ち期間が長くなる。
Ⅴ品質
・萎凋化率は低い。(しおれにくい)
・萎凋化率は低い。(しおれにくい)
・輸送中にも品質保持剤を利用することで ・輸送中にも品質保持剤を利用することで ・輸送中に品質保持剤を利用することができ
乾式輸送よりも日持ち期間が長くなる。
乾式輸送よりも日持ち期間が長くなる。
ないので日持ち期間は短縮しやすい。
農林水産省
-2-
・常温だと萎凋化率が高くなる。
(常温だとしおれやすくなる。)
生産局
生産流通振興課
花き対策振興室
調べ(平成 20 年)(業者からの聞き取り)
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