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標準仕様書 - 株式会社アート
標準仕様書 V-LINEシリーズ 品 名 出 入 管 理 VA-08-LAN 型 式 VA-16-LAN 装 置 改訂履歴 図番 C00058-01-07X29 改定内容 新規作成 *** 目 次 *** 1. 概要 ..................................................................... 1 2. 構成 ..................................................................... 1 2−1. 機器構成 ......................................................... 1 2−2. 基本機器 ......................................................... 3 2−3. オプション機器 ................................................... 4 3. 機能 ..................................................................... 4 3−1. メモリ ........................................................... 4 3−2. 個人認証機能 ..................................................... 5 3−3. 禁止登録 ........................................................ 10 3−4. 入退室管理機能 .................................................. 11 3−5. リーダ制御機能 .................................................. 13 3−6. 電気錠制御機能 .................................................. 16 3−7. 上位通信機能 .................................................... 21 3−8. 外部機器との連動 ................................................ 22 4. 装置仕様 ................................................................ 23 4−1. 出入管理装置 .................................................... 23 4−2. 磁気式カードリーダ .............................................. 25 4−3. 指紋照合式リーダ ................................................ 25 4−4. 非接触式MIFARE®対応カードリーダ ................................. 26 4−5. 非接触式XSⅡ対応カードリーダ..................................... 26 4−6. 非接触式FeliCa®対応カードリーダ ................................. 27 注意:警戒表示灯は動作モード4のみ使用する。.................................... 27 4−7. 非接触式TN2カードリーダ ......................................... 27 5. 系統図 .................................................................. 28 5−1.スタンドアロン ................................................... 28 5−2.システム全体 ..................................................... 29 1.概要 本装置は、建物または建物内各部屋への入退室の管理を行うものである。出入口に設置 するリーダにより、操作者を認証し、入退室の許可/制限を判断して電気錠の施解錠を制御 することが可能である。 また、操作履歴の保存を行い、管理用パソコンおよび管理用システムソフトにより、詳 細な管理が可能である。 2.構成 2−1.機器構成 (1)スタンドアロン スタンドアロンの構成を図2−1に示す。 ゲート1 ○ 電 源 ○ 電 源 ○ 解 錠 ○ エラ ー 1 4 開 扉 解 錠 2 5 ○ 解 錠 ○ エラ ー 3 1 6 4 2 5 3 6 7 8 9 7 8 9 * 0 E * 0 E 連続解錠 自動施錠 入室側リーダ 退室側リーダ 解錠 電気錠 操作表示器 ・ ・ ・ 出入管理装置 ゲート8 ○ 電 源 ○ 電 源 ○ 解 錠 ○ エラ ー 開 扉 解 錠 ○ 解 錠 ○ エラ ー 1 2 3 1 4 5 6 4 2 5 3 6 7 8 9 7 8 9 * 0 E * 0 E 連続解錠 自動施錠 解錠 入室側リーダ 退室側リーダ 電気錠 操作表示器 AC100V 入力 図2−1 スタンドアロンの構成 接続可能な機器構成を以下に示す。 ・ 出入管理装置1台ごとに8ゲート(VA-08-LAN)もしくは16ゲート(VA-16-LAN)の出入 管理が可能である。 ・ 1ゲートごとに入室側および退室側1台ずつ、計2台のリーダが接続可能である。 ・ 1ゲートごとに操作表示器が1台接続可能である。 1 S00058-01-07Y06 (2)システム全体 システム全体の構成を図2−2に示す(VA-08-LANの場合)。 ゲート1 ○ 電 源 ○ 電 源 ○ 解 錠 ○ 解 錠 ○ エラ ー ○ エラ ー 開 扉 解 錠 1 2 3 1 4 5 6 4 3 2 6 5 7 8 9 7 8 9 * 0 E * 0 E 連続解錠 自動施錠 HUB 入室側リーダ 退室側リーダ 解錠 電気錠 操作表示器 管理用パソコン UTPケーブル ゲート8 管理用システムソフト 出入管理装置 ○ 電 源 ○ 電 源 ○ 解 錠 ○ 解 錠 ・ ・ ・ ・ ○ エラ ー ○ エラ ー 1 2 4 5 6 4 7 8 9 7 8 9 0 E * 0 E * 3 1 2 5 3 6 開 扉 解 錠 連続解錠 入室側リーダ 退室側リーダ 自動施錠 解錠 電気錠 操作表示器 ・ AC100V ・ 入力 ゲート1 ○ 電 源 ○ 電 源 ○ 解 錠 ○ エラ ー ○ 解 錠 ○ エラ ー 1 2 3 4 5 6 4 7 8 9 7 8 9 * 0 E * 0 E 1 2 5 3 6 開 扉 解 錠 連続解錠 自動施錠 入室側リーダ 退室側リーダ 解錠 電気錠 操作表示器 ゲート8 出入管理装置 ○ 電 源 ○ 解 錠 ○ エラ ー ○ 電 源 ○ 解 錠 ○ エラ ー 1 2 3 1 4 5 6 4 2 5 3 6 7 8 9 7 8 9 * 0 E * 0 E 開 扉 解 錠 連続解錠 入室側リーダ 退室側リーダ 自動施錠 解錠 電気錠 操作表示器 AC100V 入力 図2−2 システム全体の構成 接続可能な機器構成を以下に示す。 ・ 管理用システムソフト(VSS-01C-LAN)を使用することにより、詳細な出入管理が可能 である。 ・ 1台の管理用パソコンに対し、LAN通信方式では50台まで接続・制御が可能である。 RS-485通信方式の場合、30台まで接続・制御が可能である。 2 S00058-01-07Y06 2−2.基本機器 (1)出入管理装置 出入管理装置は、VA-08/16-LANを用いる。 なお、本装置1台で8ゲートもしくは16ゲートの管理が可能である。 (2)リーダ 1ゲートにつき、入室側および退室側に1台ずつ計2台のリーダ接続が可能である。 接続可能なリーダを以下に示す。 ・ ・ ・ ・ ・ ・ 磁気式カードリーダ・・・・・・・・・・・・ 指紋照合式リーダ・・・・・・・・・・・・・ 非接触式MIFARE®対応カードリーダ ・・・・・ 非接触式XSⅡ対応カードリーダ・・・・・・・ 非接触式FeliCa®対応カードリーダ ・・・・・ 非接触式TN2カードリーダ ・・・・・・・・・ VR−10A VF−10A VM−10A VS−10 VL−10A VT−10 (3)電気錠 本装置1台につき8個(VA-08-LANのとき)もしくは16個(VA-16-LANのとき)の電気錠を 接続することが可能である。接続可能な電気錠を表2−3に示す。 表2−3 接続可能な電気錠 錠種タイプ 電気錠の種類 メーカー 美和ロック(株) 通電時解錠型 ALT/ALTA/AMT/AMTA/AUT/AUTA/ALGT 電気錠 /ALX (株)ゴール EST/ESTP/ELP/ELTP/ESB/ELB/ESM/ELM/EXM/CMT 6210/6220/6110/6120 (合)堀商店 通電時解錠型 AST 美和ロック(株) 電気ストライク 3103 (合)堀商店 通電時施錠型 ALR/ALRA/AMR/AMRA/ALGR/AUR/AURA 美和ロック(株) 電気錠 ESR/ELR/ESRP/ELRP/CMR (株)ゴール 6212/6222/6112/6122 (合)堀商店 通電時施錠型 ASR 美和ロック(株) 電気ストライク モータ式電気錠 AL3M/AFF 美和ロック(株) EM/AHEM/SXE (株)ゴール 瞬時通電型電気錠 ALA/ANS/AUS/ALG50/AUS 美和ロック(株) (有極) EXS/EZS (株)ゴール 瞬時通電型電気錠 ALS/AMS 美和ロック(株) (無極) 自動扉型 AD 接点出力型 ADN (4)ハンディライタ ハンディライタを使用することにより、出入管理装置の各種設定・個人データの登録/ 削除が可能である。 (5)バッテリ 本装置に専用バッテリを設置することにより、停電時に30分間の動作が可能となる。バ ッテリは本体に標準装備している。 3 S00058-01-07Y06 2−3.オプション機器 (1)管理用システムソフト(管理用パソコン) 管理用システムソフトをインストールした管理用パソコンにより、詳細な管理が可能で ある。 管理用システムソフトにはVSS-01C-LANを用い、最大50台まで本装置を管理することが可 能である。 3.機能 3−1.メモリ (1)登録人数 1)個人コード 個人コードとは個人を識別・認証するための番号である。 個人コードの最大桁数は、1∼20桁まで設定可能である。 2)登録人数 個人コードは、最大30,000名まで登録可能である。 3)指紋データ登録人数 指紋照合式リーダの使用により、指紋データの登録・照合が可能である。 1名1指登録の場合は、最大1,000名の登録が可能である。 1名2指登録の場合は、最大500名の登録が可能である。 (2)履歴データ 1)履歴データの保存件数 履歴データを最大10,000件まで装置内に保持することが可能である。最大保存件数を超 えて履歴が発生した場合は、古いデータから消去される。管理用パソコンを接続すること により、全履歴が管理用パソコンに保存可能である。 2)履歴データ参照機能 ハンディライタを使用することにより、保存している履歴データから任意の期間を指定 し、液晶画面に表示して確認することが可能である。 管理用システムソフトによる履歴データの抽出および参照機能により、詳細な履歴管理 が可能である。 4 S00058-01-07Y06 3−2.個人認証機能 本装置の個人認証処理フローを図3−1に示す。 通常登録 照合 カード操作 カードを操作する。 登録されている固定コードと照合する。 固定コード照合 NG 個人コード照合 NG 登録されている個人コードと照合する。 No 暗証番号を入 力しない場合 エラー テンキーによる暗証入 力の運用であるか 個人コードと暗証番号を使用した運用方法 であるか。(本装置で設定可能) Yes NG 暗証番号の照合 暗証番号を入力し、照合する。 NG 通門コード照合 登録されている通門コードを照合する。 NG 入退室制限時間 登録されている入退室制限時間をチェックする。 期限外 有効期限 ON 読取禁止入力状態 NG アンチパスバック 有効期限をチェックする。 読み取り禁止入力がONの場合、エラーとなる。 アンチパスバック機能による通行制限をチェックする。 すべての照合がOKになると動作モードにあわせて電気錠 が動作する。 電気錠解錠 図3−1 個人認証処理フロー 5 S00058-01-07Y06 (1)固定コード照合 本装置は個人コードの他に、カード内の共通なコード領域を「固定コード」として照合 することが可能である。 発行・管理元が異なるカード同士で個人コードのデータ部が重複した場合でも、固定コ ードの照合により通門を制限することが可能である。 1)固定コードの登録 固定コードは3つまでの登録が可能である。また、1つにつき最大10桁まで登録可能であ る。 2)照合手順 固定コードの照合フローを図3−2に示す。 カード操作後の 固定コード照合 固定コード1 チェック NG OK 固定コード2 チェック NGまたはコード設定なし OK 固定コード3 チェック NG OK 固定コード 照合OK 個人コードの照合に移る 固定コード 照合エラー (固定コードエラー) 図3−2 固定コードの照合フロー 固定コードの照合条件を以下に示す。 ・ 固定コード1および2を設定している場合は、両方がOKであれば照合OKとなる。 ・ 固定コード2および3を設定している場合は、どちらかがOKであれば照合OKとなる。 ・ 固定コード1から3まで全て設定していない場合は、無条件で照合OKとなる。 6 S00058-01-07Y06 (2)個人コード照合 本装置ではカード内の識別番号「個人コード」を読取り、照合することが可能である。 個人コードの照合によりゲートの通行を制限することが可能である。 1)登録 個人コード桁数は、使用するすべてのカードに共通の読取位置を登録する。 個人コードの桁数は全装置共通である。 個人コード桁数は、1∼20桁まで設定可能である。 2)照合 カード操作により照合したカードの個人コードが登録されていれば照合OKとなる。 個人コードの照合フローを図3−3に示す。 個人コード照合 チェック 個人コード チェック NG OK 個人コード照合OK テンキー操作または 通門コード照合に移る 個人コード 照合エラー (コード未登録エラー) 図3−3 個人コードの照合フロー (3)暗証番号との併用 本装置ではカード照合に加え、テンキーを使用して暗証番号の照合と併用することが可 能である。暗証番号は各個人コードに任意の4桁の数字が設定可能である。 カードに登録された個人コードの照合に加え、設定された暗証番号を入力すると照合OK となる。暗証番号の照合フローを図3−4に示す。 暗証番号の照合 暗証番号 チェック NG OK 暗証番号 照合OK 通門コードの照合に移る 暗証番号 照合エラー (暗証番号エラー) 図3−4 暗証番号の照合フロー 7 S00058-01-07Y06 (4)通門コードの照合 本装置では個人コードごとに通門許可/不許可を設定することが可能である。これにより カードごとに通行可能なゲートを選択することが可能である。 個人コードごとに通門コードが設定されている。個人コードの照合が完了すると通門コ ードの照合に移る。通門コードの照合フローを図3−5に示す。 通門コードの照合 通門コード チェック NG OK 通門コードの照合OK 入退室制限時間帯の照合に 移る 通門コード照合エラー 図3−5 暗証番号の照合フロー (5)入退室制限時間帯の照合 本装置では通門コード毎に入退室制限時間帯を設定することが可能である。これにより ゲートへの入室および退室可能な時間帯を制限することが可能である 本装置内では通門コードごとに入退室制限時間帯が設定されている。個人コードに通門 コードを割り当てると同時に入退室制限時間帯が設定される。入退室制限時間帯の照合フ ローを図3−6に示す。 入退室制限時間帯の 照合 通門コードを基に 入退室時間をチェック NG OK 入退室制限時間帯の照合OK 有効期限の照合に移る 入退室制限時間帯 照合エラー 図3−6 入退室制限時間帯の照合フロー 8 S00058-01-07Y06 (6)有効期限の照合 本装置では個人ごとに設定したカードの有効期限を使用し、カード照合の制限を設定す ることが可能である。 個人コードに設定された有効期限が期限内の場合のみ照合OKとする。 有効期限照合フローを図3−5に示す。 有効期限の照合 有効期限 チェック NG OK 有効期限 照合OK 読取禁止入力のチェックに 移る 有効期限 照合エラー (有効期限エラー) 図3−5 有効期限制限フロー (7)読取禁止入力のチェック 読取禁止入力が入力ありの状態のときは読取禁止エラーとする。 読取禁止入力チェックのフローを図3−6に示す。 読取禁止入力状態 入力状態 入力あり 入力なし アンチパスバックの チェックに移る 読取禁止エラー 図3−6 読取禁止入力チェックのフロー 9 S00058-01-07Y06 (8)アンチパスバックのチェック 本装置では個人ごとに入室/退室状態を装置内に記録した上で、不正な入退室を行えな い様にチェックすることが可能である。アンチパスバックチェックのフローを図3−7に示 す。 ※カード照合を行わずに入室した場合、装置内の記録上では退室中となっている。この 状態で退室操作しても不正な入退室操作としてエラーとなる。 アンチパスバック 不正入室あり 不正な入室/退室が あるか 不正入室なし 電気錠の解錠に 移る アンチパス バックエラー 図3−7 アンチパスバックチェックのフロー 3−3.禁止登録 本装置では禁止登録の設定を行うことにより、逆マスター運用が可能となる。 ・個人コードを本装置に登録すると登録したカードは照合エラーとなる ・登録していないカードで照合すると、照合OKとなる 10 S00058-01-07Y06 3−4.入退室管理機能 (1)入退室制限時間帯機能 スケジュール設定により、ゲートへの入室および退室可能な時間帯を制限することが可 能である。 (2)連続解錠時間帯機能 スケジュール設定により、希望する時間帯を連続解錠状態とすることが可能である。 (3)休日設定機能 入退室制限時間帯機能および連続解錠時間帯機能は、曜日・休日1種類・特日8種類ごと に設定を分けることが可能である。 休日・特日の設定は、年間カレンダによって設定することが可能である。カレンダは西 暦2089年まで対応し、うるう年についても対応済である。 (4)アンチパスバック機能 アンチパスバック機能を利用することにより、入退室の制限をより厳しくすることが可 能である。 アンチパスバック機能を使用するには、ゲートの入室側と退室側にリーダを付ける必要 がある。 リーダを操作せずに入室した場合、退室側でのリーダ操作を不許可とする制限が可能で ある。 1)ゲート単位の動作 1ゲートごとに制限することが可能である。図3−8にゲート単位動作の配置例を示す。 R1 部屋A R2 IN OUT R1 R2 出入管理 装置 共 用 部 部屋A R3 R4 部屋B 部屋B IN OUT 図3−8 ゲート単位動作、共用部として使用した場合 通行制限事項を以下に示す。 ・ 入退室操作・・・部屋Aへ入室(R1にて入室操作)したとき、部屋Aからの退室(R2に て退室操作)なしに、再度入室することは不可能である。退室操作についても同じ。 ・ 部屋Aと部屋Bの関係・・・部屋AとBのアンチパスバック機能は独立して動作する。 ・ 共用ゲートとの連動・・・共用部に入室中に、R3を操作して部屋A(B)へ入退室するこ とが可能である。 11 S00058-01-07Y06 2)グループ単位の動作 複数のゲートの通行をグループ単位で制限することが可能である。 図3−9にグループ単位動作の配置例を示す。 部屋A 出入管理 装置 図3−9 IN OUT R1 R2 R3 R4 R5 R6 IN OUT グループ単位動作の配置例 制限事項を以下に示す。 ・ 部屋Cへ入室(R1もしくはR3,R5にて入室操作)したとき、部屋Cから退室(R2もしくは R4,R6にて退室操作)しない場合は、再度部屋Cへの入室は不可能となる。 ・ 部屋Cへ入室(R1もしくはR3,R5にて入室操作)しない場合は、部屋Cから退室(R2もし くはR4,R6にて退室操作)が不可能となる。 (5)リーダ読取禁止機能 外部(他社制御盤など)からの接点信号により、リーダによる照合を禁止することが可 能である。 (6)その他の機能 以下の照合の許可/不許可の制限が、個人コードごとに設定可能である。 1)アンチパスバックの無効登録 アンチパスバック機能を使用している場合でも、無効(通行可能)とすることが可能で ある。 2)警備解除操作権限の禁止登録 警備セット中に、リーダ操作による警備解除を禁止(操作不可)登録することが可能で ある。 3)読取禁止状態解除登録 リーダが読取禁止状態においても、照合操作を有効とすることが可能である。 4)監視カード登録 正常に入退室することが可能であるが、管理用システムソフトの報告書画面または、デ ータモニタ画面に「監視カード」と表示され、操作履歴を監視することが可能である。 12 S00058-01-07Y06 3−5.リーダ制御機能 (1)リーダの種類 接続可能なリーダを以下に示す。 1)VR-10A(磁気式カードリーダ) 磁気カードはJIS X6301型に準拠する。 磁気ストライプはスタートコード・エンドコード・LRCがエンコードされたカードに準拠 する。 2)VF-10A(指紋照合式リーダ) 1,000指の登録が可能である。1人1指登録の場合1,000名、1人2指登録の場合500名の 管理となる。 照合率を5段階で設定することが可能である。 3)VM-10A(非接触式MIFARE®対応カードリーダ) 非接触ICカードは、ISO14443TypeAに準拠する。 カード感知距離は、3㎝程度である。 4)VS-10(非接触式XSⅡ対応カードリーダ) 感知距離は、30cm程度である。 5)VL-10A(非接触式FeliCa®対応カードリーダ) 感知距離は、5㎝程度である。 6)VT-10(非接触式TN2対応カードリーダ) 感知距離は、3cm程度である。 ●MIFAREはフィリップスエレクトロニクス社の登録商標です。 ●FeliCaは、ソニー株式会社が開発した非接触ICカードの技術方式です。 FeliCaは、ソニー株式会社の登録商標です。 13 S00058-01-07Y06 (2)LED表示およびブザー鳴動 表3−1にLED表示とブザー鳴動のパターンを示す。 表3−1 LED表示とブザー鳴動パターン 発生イベント リーダの状態 LED表示 電源:橙点灯 解錠:消灯 - 施解錠 1回解錠 電 源 解 錠 エラー 警 戒 電源:橙点灯 解錠:緑点滅 連続解錠 電 源 解 錠 エラー 警 戒 電源:橙点灯 解錠:緑点灯 施錠 施錠 エラー 電 源 解 錠 エラー 警 戒 電 源 解 錠 エラー 警 戒 解錠 エラー 電 源 解 錠 エラー 警 戒 電 源 解 錠 エラー 警 戒 開扉 エラー 電 源 解 錠 エラー 警 戒 電 源 解 錠 エラー 警 戒 発生イベント ブザー音 電 源 解 錠 エラー 警 戒 LED表示 ブザー音 警備解除中 ループOFF 電 源 解 錠 エラー 警 戒 電源:橙点灯 警戒:消灯 - ピッピー 警備解除中 ループON 電 源 解 錠 エラー 警 戒 電源:橙点灯 警戒:橙点灯 - ピッピー 警備セット 電 源 解 錠 エラー 警 戒 電源:橙点灯 警戒:緑点灯 ピッピー 警備セット 保留中 電 源 解 錠 エラー 警 戒 電源:橙点灯 警戒:緑点滅 ピー ピッピッピッ 異常セット 電 源 解 錠 エラー 警 戒 電源:橙点灯 警戒:赤点滅 ピー (2秒) 電源:橙点灯 エラー:橙と緑が交互に点滅 ピー (連続) 警備セット 不可 発報 電 源 解 錠 エラー 警 戒 電源:橙点灯 警戒:赤点灯 - 電 源 解 錠 エラー 警 戒 電源:橙点灯 解錠:赤点灯 - 電源:橙点灯 エラー:橙と赤が交互に点滅 電源:橙点灯 エラー:橙と赤が交互に点滅 ピピッピピッ 警備 コジアケ エラー 電 源 解 錠 エラー 警 戒 電源:橙点灯 エラー:赤点滅 ピーピーピー (連続) 蓋開 エラー 電 源 解 錠 エラー 警 戒 電源:橙点灯 エラー:橙点滅 ピー (2秒) 禁止入力中 (2秒) 暗証番号入力待ち エラー リーダの状態 電 源 解 錠 エラー 警 戒 電 源 解 錠 エラー 警 戒 電源:橙点灯 警戒:2秒間赤点灯後、消灯 (連続) ピーピピ カード照合 エラー 電 源 解 錠 エラー 警 戒 電 源 解 錠 エラー 警 戒 電源:橙点灯 エラー:2秒間赤点灯した後消 灯 ピー カード読取 エラー 電 源 解 錠 エラー 警 戒 電 源 解 錠 エラー 警 戒 電源:橙点灯 エラー:赤点滅を5回繰り返し た後消灯 ピピピピピ 電源起動直後 電 源 解 錠 エラー 警 戒 電源:橙点灯 解錠:橙点滅 エラ−:橙点滅 警戒:橙点滅 - テンキー操作 エラー 電 源 解 錠 エラー 警 戒 電 源 解 錠 エラー 警 戒 電源:橙点灯 エラー:赤点滅を5回繰り返し た後消灯 ピピピピピ 電源OFF 電 源 解 錠 エラー 警 戒 電源:消灯 - 電 源 解 錠 エラー 警 戒 電 源 解 錠 エラー 警 戒 電源:橙点灯 解錠:橙と緑が交互に点滅 ピッ 14 S00058-01-07Y06 (3)警報機能 以下に示す種類の警報を発生することが可能である。 ・ リーダ蓋開警報 ・ リーダ通信異常警報 警報の発生時には以下の動作により警報状態を知らせることが可能である。 警報の種類により、動作は異なる。 ・ リーダのブザー鳴動(初期設定値:30秒間) ・ 発生履歴を管理用パソコンへ送信 1)リーダ蓋開警報 リーダを壁面から取外した場合、警報を発生することが可能である。 a.発生条件 リーダ本体を壁面の取付金具から取外すと(タンパSWにて検知すると)発生する。 b.復旧条件 リーダ本体を壁面に取付けると復旧する。 c.警報時の動作 表3−6にリーダ蓋開エラー警報発生時の機器動作内容を示す。 表3−6 リーダ蓋開エラー警報発生時の機器動作内容 動作 本体ブザー リーダブザー 警報出力 リーダ蓋開 ― ○ ― 履歴発生 ○ 2)リーダ通信異常警報 本装置とリーダ間に通信異常が発生した場合、警報を発生することが可能である。 a.発生条件 本装置からの接続状態の確認要求に対し、リーダから応答が無い場合に発生する b.復旧条件 リーダから照合操作や状態変化等のデータを受信すると復旧する。 c.警報時の動作 表3−7にリーダ通信異常警報発生時の機器動作内容を示す。 表3−7 リーダ通信異常警報発生時の機器動作内容 動作 本体ブザー リーダブザー 警報出力 リーダ通信異常 ― ― ― 履歴発生 ○ (4)操作回数カウンタ機能 リーダの操作回数をカウントし、ハンディライタを使用することにより、液晶画面に表 示して確認することが可能である。 15 S00058-01-07Y06 3−6.電気錠制御機能 (1)動作モードの選択 運用方法により電気錠の制御方法(モード1,2,4および5)を選択することが可能である。 1)モード1(自動施錠モード) カード照合により電気錠を解錠し、入退室を完了すると電気錠が自動的に施錠する。以 下の状態中は、入退室しても自動的に施錠はしない。 ・ 連続解錠時間帯 ・ 外部解錠入力中(連続解錠、一斉解錠など) ・ 管理用パソコンでの連続解錠操作中 図3−10に自動施錠モードの動作フローを示す。 電気錠 施錠中 カード照合 または サムターンによる解錠 入退室しない 場合 解錠 カード照合、または手動(鍵・サムターン)にて 電気錠を解錠する。 電気錠が解錠する。 入退室する 場合 扉を開けて入退室する 扉を開閉する。 閉扉後、設定時間経過 (1∼999秒可変) 設定した時間が経過すると自動的に施錠する。 電気錠が施錠 図3−10 自動施錠モードの動作フロー 16 S00058-01-07Y06 2)モード2(繰返し施解錠モード) カード照合により電気錠を解錠すると、解錠→施錠→解錠→施錠・・・と繰返す動作である。 図3−11に繰返し施解錠モードの動作フローを示す。 電気錠 施錠中 リーダ操作 電気錠 解錠 リーダの操作にて電気錠を解錠する。 電気錠が解錠する。 扉を開ける 扉を開閉する。 扉を閉める 一定時間経過 電気錠 解錠保持 扉の開閉や、一定時間経過をしても、 電気錠は解錠状態のまま保持する。 リーダ操作 リーダの操作にて電気錠を施錠する。 電気錠 施錠 施錠状態に復帰する。 図3−11 繰返し施解錠モードの動作フロー 以下の状態において施錠操作しても扉は解錠状態を保持する。 ・ 外部解錠入力中(連続解錠、一斉解錠など) ・ 電気錠が解錠・開扉中 なお、繰返し施解錠モードでは連続解錠時間設定機能は使用不可能となる。 17 S00058-01-07Y06 3)モード4(警備モード) 防犯設備機器と連動することにより、カードリーダから警備操作を行うと室内の警備を 開始することが可能となる。電気錠の動作は自動施錠のみとなる。 図3−12に警備モードの動作フローを示す。 警備解除中 警備セット操作 ループ入力ブレイク 警備セット操作時にループ 断だった場合、警備保留タイ マが動作する。 警備保留タイマ開始 (1∼999秒可変) 警備保留時間内にループが メイクすれば、警備セットを 開始する。 タイムアップ 異常セット ループ入力メイク 警備セット開始 (警備出力メイク) ループ入力ブレイク 警備セット中にループ断によ り、発報となる。 発報 (発報出力メイク) 発報後にループメイクして も、発報の状態は保持する。 警備解除操作 警備解除操作 警備解除 (警備出力ブレイク) 警備解除 (警備出力ブレイク) + 発報復旧 (発報出力ブレイク) 警備解除により、発報が復 旧する。 図3−12 警備モードの動作フロー 警備モードの詳細動作を以下に示す。 ・ 警備セット操作時に、ループ入力がブレイクした場合、警備保留タイマが起動する。 ・ 警備保留タイマ内にループ入力がメイクになると警備セットとなる。 ・ 警備保留タイマ内に、ループ入力がメイクにならない場合は、異常セット状態となる。 ・ 警備セット中にループ入力がブレイクすると発報となり、発報出力がメイクする。 ・ 発報および異常セットの状態は、警備解除により復旧する。 ・ 警備セットが開始したとき、連続解錠状態であっても施錠する。 18 S00058-01-07Y06 4)モード5(インターロックモード) インターロック動作が可能である。インターロック動作とは、1つの部屋に複数の扉があ る場合において、複数の扉を同時に開扉することを制限する運用である。一方の扉が解錠 または開扉の状態の場合は、他の扉のリーダが操作禁止状態となる。全てのゲートが施錠 および閉扉の状態では、どの扉のリーダも操作可能となる。 図3−13に2ゲートにおけるインターロックのレイアウトを示す。 ゲート2 ゲート1 R4 R2 部屋 前室 通路 R3 R1 図3−13 2ゲートでのンターロックのレイアウト例 インターロック動作の条件を以下に示す。 ・ ゲート1が解錠または開扉状態の場合、ゲート2のリーダ(R3、R4)は操作不可となる。 ・ ゲート2が解錠または開扉状態の場合、ゲート1のリーダ(R1、R2)は操作不可となる。 ・ 閉扉後は自動施錠する。 図3−14に3ゲートにおけるインターロックのレイアウトを示す。 通路 ゲート3 R5 ゲート2 R6 R4 ゲート1 R2 通路 部屋 R3 図3−14 前室 R1 3ゲートでのインターロックのレイアウト例 インターロック動作の条件を以下に示す。 ・ ゲート1が解錠または開扉状態の場合、ゲート2のリーダ(R3、R4)およびゲート3のリ ーダ(R5、R6)は操作不可となる。 ・ ゲート2が解錠または開扉状態の場合、ゲート1のリーダ(R1、R2)およびゲート3のリ ーダ(R5、R6)は操作不可となる。 ・ ゲート3が解錠または開扉状態の場合、ゲート2のリーダ(R3、R4)ゲート1のリーダ(R1、 R2)およびゲート3のリーダ(R5、R6)は操作不可となる。 19 S00058-01-07Y06 (2)警報機能 以下に示す種類の警報を発生することが可能である。 ・ ・ ・ ・ 開扉警報 コジアケ警報 施錠不良警報 解錠不良警報 警報の発生時には以下の動作により警報状態を知らせることが可能である。警報の種類 により、動作は異なる。 ・ ・ ・ ・ 本装置のブザー鳴動(初期設定値:30秒間) リーダのブザー鳴動(初期設定値:30秒間) 無電圧接点による警報出力(警報発生中は連続メイク) 発生履歴を管理用パソコンへ送信 1)開扉警報 扉の閉め忘れが起きた場合、警報を発生することが可能である。 a.発生条件 一回解錠による開扉後、設定時間を経過しても扉を閉めなかったときに発生する。 b.復旧条件 扉を閉めたとき、または再度解錠操作を行ったときに復旧する。 c.警報時の動作 表3−2に開扉警報発生時の機器動作内容を示す。 動作 開扉警報 表3−2 開扉警報発生時の機器動作内容 本体ブザー リーダブザー 警報出力 ○ ○ ○ 履歴発生 ○ 2)コジアケ警報 施錠中に扉がこじ開けられた場合、警報を発生することが可能である。 a.発生条件 電気錠が施錠状態中に開扉状態になると発生する(ストライク錠は除く)。 b.復旧条件 出入管理装置から電気的に解錠すると復旧する(鍵・サムターンによる解錠では復 旧しない)。 c.警報時の動作 表3−3にコジアケ警報発生時の機器動作内容を示す。 動作 コジアケ警報 表3−3 コジアケ警報発生時の機器動作内容 本体ブザー リーダブザー 警報出力 ○ ○ ○ 履歴発生 ○ 20 S00058-01-07Y06 3)施錠不良警報 電気錠が正常に施錠できない状態になった場合、警報を発生することが可能である。 a.発生条件 建具の取付不良等の理由により、電気錠が施錠動作できない場合に発生する。 b.復旧条件 電気錠が正常に施錠すると復旧する。 c.警報時の動作 表3−4に施錠不良発生時の機器動作内容を示す。 動作 施錠不良 表3−4 施錠不良発生時の機器動作内容 本体ブザー リーダブザー 警報出力 ○ ○ ○ 履歴発生 ○ 4)解錠不良警報 電気錠が正常に解錠できない状態になった場合、警報を発生することが可能である。 a.発生条件 建具の取付不良等の理由により、電気錠が解錠動作できないとき場合に発生する。 b.復旧条件 電気錠が正常に解錠すると復旧する。 c.警報時の動作 表3−5に解錠不良警報発生時の機器動作内容を示す。 動作 解錠不良 表3−5 解錠不良警報発生時の機器動作内容 本体ブザー リーダブザー 警報出力 ○ ○ ○ 履歴発生 ○ (3)動作回数カウンタ機能 電気錠の動作回数をカウントし、ハンディライタを使用することにより、液晶画面に表 示して確認することが可能である。 3−7.上位通信機能 管理用パソコン間のネットワークは、Fast Ethernetに対応する。管理用パソコンから本 装置を接続・制御するためには、常時通信可能なネットワーク環境が必要である。 なお、セキュリティ・処理速度を考慮すると、専用LANで構築する事が望ましい。 本装置には運用に必要なデータが全て登録されているため、管理用パソコンの停止や通 信が途絶えた場合においても、端末ゲートの入退室の運用に支障をきたさない。 (1)ネットワークインターフェイス コネクタ:RJ45(10/100Bast-T) プロトコル:TCP/IP 21 S00058-01-07Y06 3−8.外部機器との連動 本装置には以下に示す入出力を有しており、火災報知器や警備機器等の外部機器との連 動が可能である。 (1)外部入力 1)一回解錠入力 ワンショットメイク時に電気錠が一回解錠動作を行う。 2)連続解錠入力 入力がメイク状態中に、電気錠が連続解錠状態となる。 3)ループ入力 入力状態によってゲートの警備状態を判定する。 メイク状態の場合は「正常」、ブレイク状態の場合は「異常」と判断する。 4)読取禁止入力 入力がメイク状態中に、リーダの操作が不可となる。 5)一斉解錠入力 入力がメイク状態を維持している間、全ての電気錠が連続解錠状態となる。 (2)外部出力 1)自動扉出力 解錠状態中に接点がメイクする。 2)解錠出力 電気錠が解錠状態中に接点がメイクする。 3)開扉出力 電気錠が開扉状態中に接点がメイクする。 4)警報出力 警報発生中に接点がメイクする。 5)警備セット出力 警備セット状態中に接点がメイクする。 6)警備発報出力 警備発報中に接点がメイクする。 7)一斉解錠出力 一斉解錠入力がメイク中に接点がメイクする。 22 S00058-01-07Y06 4.装置仕様 各構成機器の仕様を以下に示す。 4−1.出入管理装置 表4−1および表4−2に出入管理装置の仕様を示す。 構造 項 外 重 目 形 量 電気的仕様 色 入 力 電 源 データメモリ データ入力方式 ディスプレイ 配線システム 外部入力 ブザー L E D 一回解錠入力 連続解錠入力 一斉解錠入力 ル ー プ 入 力 読取禁止入力 解 錠 出 力 開 扉 出 力 警 報 出 力 自 動 扉 出 力 警 備 出 力 一斉解錠出力 発 報 出 力 操作 押 し ボ タ ン 度 環境 温 鍵 付属品 外部出力 表4−1 VA-08-LANの仕様 構 造 別途外形図による 約60kg マンセル 2.5Y 9/1 近似 半艶 AC100V±10% 消費電力150W(max) コンパクトフラッシュ ハンディライタおよび管理用パソコンからの通信 液晶表示 20文字×2、バックライト付 電気錠 信号電圧 DC24V,伝送線 CPEV 0.9, 配線総長 100m(max) リーダ 信号レベル RS-485,供給電圧 DC24V 伝送線 ツイストペアシールドCPEV 0.9 配線距離 配線総長 100m(max) 上位ホスト コネクタ:RJ45(10/100Base-T) プロトコル:TCP/IP,伝送線 UTPケーブル 圧電ブザー 電源LED:橙 通信状態LED:緑 エラー状態LED:赤 メイク時一回解錠、接点容量DC24V0.3A以下 回路A 8点 連続メイク時解錠、接点容量DC24V0.3A以下 回路A 8点 連続メイク時解錠、接点容量DC24V0.3A以下 回路A 1点 メイク時ループ正常、接点容量DC24V0.3A以下 回路A 8点 メイク時読取禁止、接点容量DC24V0.3A以下 回路A 8点 解錠時メイク、接点容量DC24V20mA以下 回路C 8点 開扉時メイク、接点容量DC24V20mA以下 回路C 8点 警報時メイク、接点容量DC24V0.3A以下 回路C 8点 解錠時メイク、接点容量DC24V0.3A以下 回路C 8点 警備時メイク、接点容量DC24V0.3A以下 回路C 8点 一斉解錠時メイク、接点容量DC24V0.3A以下 回路C 1点 発報時メイク、接点容量DC24V0.3A以下 回路C 8点 押すごとにLCD表示が変化 表面 1点 0∼40℃ (結露なきこと) 1個 注意:VA-08/16の解錠出力、開扉出力は無電圧接点出力です。 23 S00058-01-07Y06 表4−2 構造 項 外 重 目 形 量 電 気 的仕 様 色 入 力 電 源 データメモリ データ入力方式 ディスプレイ 配線システム 外部入力 ブザー L E D 一回解錠入力 連続解錠入力 一斉解錠入力 ル ー プ 入 力 読取禁止入力 解 錠 出 力 開 扉 出 力 警 報 出 力 自 動 扉 出 力 警 備 出 力 一斉解錠出力 発 報 出 力 操作 押 し ボ タ ン 度 環境 温 鍵 付属品 外部出力 VA-16-LANの仕様 構 造 別途外形図に依る 約100kg マンセル 2.5Y 9/1 近似 半艶 AC100V±10% 消費電力270W(max) コンパクトフラッシュ ハンディライタおよび管理用パソコンからの通信 液晶表示 20文字×2、バックライト付 電気錠 信号電圧 DC24V,伝送線 CPEV 0.9 配線総長 100m(max) リーダ 通信レベル RS-485,供給電圧 DC24V 伝送線 ツイストペアシールドCPEV 0.9 配線距離 配線総長 100m(max) 上位ホスト コネクタ:RJ45(10/100Base-T) プロトコル:TCP/IP,伝送線 UTPケーブル 圧電ブザー 電源LED:橙 通信状態LED:緑 エラー状態LED:赤 メイク時一回解錠、接点容量DC24V0.3A以下 回路A 16点 連続メイク時解錠、接点容量DC24V0.3A以下 回路A 16点 連続メイク時解錠、接点容量DC24V0.3A以下 回路A 1点 メイク時ループ正常、接点容量DC24V0.3A以下 回路A 16点 メイク時読取禁止、接点容量DC24V0.3A以下 回路A 16点 解錠時メイク、接点容量DC24V20mA以下 回路C 16点 開扉時メイク、接点容量DC24V20mA以下 回路C 16点 警報時メイク、接点容量DC24V0.3A以下 回路C 16点 解錠時メイク、接点容量DC24V0.3A以下 回路C 16点 警備時メイク、接点容量DC24V0.3A以下 回路C 16点 一斉解錠時メイク、接点容量DC24V0.3A以下 回路C 1点 発報時メイク、接点容量DC24V0.3A以下 回路C 16点 押すごとにLCD表示が変化 表面 1点 0∼40℃ (結露なきこと) 1個 注意:VA-08/16の解錠出力、開扉出力は無電圧接点出力です。 回路A 回路A COM+24 COM+24 回路B 回路B 回路C 回路C COM+24 COM+24 24 S00058-01-07Y06 4−2.磁気式カードリーダ 表4−3に磁気式カードリーダの仕様を示す。 項 目 外 重 構造 表4−3 磁気式カードリーダ仕様 構 形 別途外形図による 量 色 造 約250g VR-10A:カフェオレ色 VR-10AG:ライトグレー色 入 力 電 源 DC24V±10% 出入管理装置から供給 制 御 方 式 16ビットマイクロプロセッサ カード駆動方式 スライド式 電気的仕様 カード走行速度 10cm/sec.∼150cm/sec. ヘ ッ ド 寿 命 30万パス 適応磁気カード JISX6301型 電 源 表 示 灯 丸形LED 黄 電源 表面 解 錠 表 示 灯 丸形LED 緑 解錠 表面 エ ラ ー 表 示 灯 丸形LED 赤 エラー 表面 表示仕様 警 戒 表 示 灯 丸形LED 橙 警戒 表面 テ ン キ ー 0∼9、*、E 操作 温 度 0∼40℃ (結露なきこと) 使用環境 設 置 場 所 室内専用 注意:警戒表示灯は動作モード4のみ使用する。 1点 1点 1点 1点 4−3.指紋照合式リーダ 表4−4に指紋照合式リーダの仕様を示す。 項 構造 電気的仕様 表示仕様 操作 使用環境 表4−4 指紋照合式リーダ仕様 構 造 外 形 別途外形図による 重 量 約300g 色 VF-10A:カフェオレ色 VF-10AG:ライトグレー色 入 力 電 源 DC24V±10% 出入管理装置から供給 制 御 方 式 16ビットマイクロプロセッサ 照 合 時 間 平均0.3秒 本 人 拒 否 率 0.6%(1回トライ後) 他 人 受 入 率 0.01%以下 照 合 レ ベ ル 5段階 電 源 表 示 灯 丸形LED 黄 電源 表面 1点 解 錠 表 示 灯 丸形LED 緑 解錠 表面 1点 エ ラ ー 表 示 灯 丸形LED 赤 エラー 表面 1点 警 戒 表 示 灯 丸形LED 橙 警戒 表面 1点 テ ン キ ー 0∼9、*、E 温 度 5∼40℃ (結露なきこと) 目 設 置 場 所 室内専用 注意:警戒表示灯は動作モード4のみ使用する。 25 S00058-01-07Y06 4−4. 非接触式MIFARE®対応カードリーダ 表4−5に非接触式MIFARE®対応カードリーダの仕様を示す。 表4−5 非接触式MIFARE®対応カードリーダ仕様 項 目 構 造 外 形 別途外形図による 構造 重 量 約250g 色 VM-10A:カフェオレ色 VM-10AG:ライトグレー色 入 力 電 源 DC24V±10% 出入管理装置から供給 制 御 方 式 16ビットマイクロプロセッサ カード感知距離 3cm程度(周囲の環境により異なる) 電気的仕様 通 信 周 波 数 13.56MHz 通 信 速 度 106kbps 規 格 ISO14443 タイプA準拠 電源表示灯 丸形LED 黄 電源 表面 1点 解錠表示灯 丸形LED 緑 解錠 表面 1点 表示仕様 エラー表示灯 丸形LED 赤 エラー 表面 1点 警戒表示灯 丸形LED 橙 警戒 表面 1点 テンキー 0∼9、*、E 操作 温 度 5∼40℃ (結露なきこと) 使用環境 設 置 場 所 室内専用 注意:警戒表示灯は動作モード4のみ使用する。 4−5.非接触式XSⅡ対応カードリーダ 表4−6に非接触式XSⅡ対応カードリーダの仕様を示す。 項 構造 電気的仕様 表示仕様 操作部 使用環境 表4−6 非接触式XSⅡ対応カードリーダ様 目 構 造 外 形 別途外形図による 重 量 約1600g 色 VS-10:カフェオレ色 VS-10G: ライトグレー色 入 力 電 源 DC24V±10% 出入管理装置から供給 制 御 方 式 8ビットマイクロプロセッサ カード感知距離 30cm程度(周囲の環境により異なる) 通 信 周 波 数 120KHz 規 格 ISO7810 (JIS X6301) に準拠 電源表示灯 丸形LED 黄 電源 表面 1点 解錠表示灯 丸形LED 緑 解錠 表面 1点 エラー表示灯 丸形LED 赤 エラー 表面 1点 警戒表示灯 丸形LED 橙 警戒 表面 1点 テンキー 0∼9、*、E 温 度 5∼40℃ (結露なきこと) 設 置 場 所 室内専用 注意:警戒表示灯は動作モード4のみ使用する。 26 S00058-01-07Y06 4−6.非接触式FeliCa®対応カードリーダ 表4−7に非接触式FelCa®対応カードリーダ仕様を示す。 表4−7 非接触式FeliCa®対応カードリーダ仕様 項 目 構 造 外 形 別途外形図による 構造 重 量 約300g 色 VL-10A:カフェオレ色 VL-10AG:ライトグレー色 入 力 電 源 DC24V±10% 出入管理装置から供給 制 御 方 式 8ビットマイクロプロセッサ カード感知距離 5cm程度(周囲の環境により異なる) 電気的仕様 通 信 周 波 数 13.56MHz 通 信 速 度 211kbps 規 格 ISO/IEC18092に準拠 電源表示灯 丸形LED 黄 電源 表面 1点 解錠表示灯 丸形LED 緑 解錠 表面 1点 表示仕様 エラー表示灯 丸形LED 赤 エラー 表面 1点 警戒表示灯 丸形LED 橙 警戒 表面 1点 テンキー 0∼9、*、E 操作部 温 度 5∼40℃ (結露なきこと) 使用環境 設 置 場 所 室内専用 注意:警戒表示灯は動作モード4のみ使用する。 4−7.非接触式TN2カードリーダ 表4−8に非接触式TN2カードリーダ仕様を示す。 項 構造 電気的仕様 表示仕様 操作部 使用環境 表4−8 非接触式TN2カードリーダ仕様 構 造 外 形 別途外形図による 重 量 約500g 色 VT-10:カフェオレ色 VT-10G:ライトグレー色 入 力 電 源 DC24V±10% 出入管理装置から供給 制 御 方 式 8ビットマイクロプロセッサ カード感知距離 3cm程度(周囲の環境により異なる) 通 信 周 波 数 13.56MHz 通 信 速 度 106kbps 規 格 ISO14443 タイプA準拠 電源表示灯 丸形LED 黄 電源 表面 1点 解錠表示灯 丸形LED 緑 解錠 表面 1点 エラー表示灯 丸形LED 赤 エラー 表面 1点 警戒表示灯 丸形LED 橙 警戒 表面 1点 テンキー 0∼9、*、E 温 度 5∼40℃ (結露なきこと) 目 設 置 場 所 室内専用 注意:警戒表示灯は動作モード4のみ使用する。 27 S00058-01-07Y06 5.系統図 5−1.スタンドアロン 本装置は、8ゲート(VA-08-LAN)または16ゲート(VA-16-LAN)の管理を行うことが可 能である。図5−1に本装置のスタンドアロンにおける系統を示す。 AC100V s R s R E 一回解錠入力 ゲート01 連続解錠入力 解錠出力 開扉出力 警報出力 読取禁止入力 ループ入力 警備セット出力 発報出力 ・ ・ ・ s s R R −凡 例− E 一回解錠入力 連続解錠入力 出入管理装置 ゲート08 (ゲート16) 解錠出力 R リーダ E 電気錠 開扉出力 警報出力 読取禁止入力 ループ入力 CPEV 0.9-1P 警備セット出力 CPEV 0.9-3P 発報出力 s 一斉解錠入力 KPEVS 0.75-2P 一斉解錠出力 図5−1 スタンドアロンによる系統 28 S00058-01-07Y06 5−2.システム全体 1台の管理用パソコンに対し、LAN通信方式では50台まで接続・制御が可能である。RS-485 通信方式の場合、30台まで接続・制御が可能である。 図5−2に本装置のシステム全体における系統を示す。 LAN AC100V USB AC100V 非シールド より対線 (UTPケーブル) S R S R ゲート01 E FT 火報信号線 (一斉解錠入力) S R ・ ・ ・ S R ゲート08 (ゲート16) NO.01 E ・ ・ ・ ケーブルの分岐・集線は HUBを別途用意下さい AC100V S R S ゲート01 R ・ ・ ・ E S LAN R S ゲート08 (ゲート16) R NO.50 E −凡 例− FT VA-08-LANまたは VA-16-LAN R リーダ 管理用パソコン E 電気錠 指紋登録ユニット(ソニー社製) FIU-600-N03 CPEV 0.9-1P CPEV 0.9-3P S S KPEVS 0.75-2P KPEVS 0.75-3P 図5−2 システム全体における系統 29 S00058-01-07Y06 30 S00058-01-07Y06