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品質マニュアル MPS-Florimark GTP (株式会社 XXXX) 2008年

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品質マニュアル MPS-Florimark GTP (株式会社 XXXX) 2008年
MPS 品質マニュアルサンプル Version1 (2008.11)
(案)
市場・仲卸・加工への提案
立場に応じて変更する必要
があります。
品質マニュアル
MPS-Florimark GTP
(株式会社 XXXX)
2008年
バージョン1:2008年 X 月 XX 日
当書類は、要求事項に対してどのような点に触れればよいかをあくまでも参考程度に書いたも
のです。実際は、御社が現在おこなっている事で、かつ要求事項に見合ったものを御社の言葉
でマニュアルとして書いてください。
フォーマットも自由にお作りください。
ただし、要求事項を必ず明記してください。図表・写真には番号をふり、タイトルを付けてく
ださい。
MPS 品質マニュアルサンプル Version1 (2008.11)
株式会社 XXXXX
会社概要:
■設立
2006 年 8 月 1 日
■所在地
〒102-0073
東京都千代田区九段北 3-3-9 法政大学新一口坂校舎 6F
TEL.03-3238-2702 FAX.03-3238-2701
■代表取締役松島 義幸
■取締役
松島 義幸
小川 孔輔
守重 知量
■資本金
2,090 万円
■従業員数
6名
■株主
株式会社パークコーポレーション、日本植物運輸株式会社、株式会社薔薇園植物
場、株式会社東樹園、株式会社ゼントクコーポレーション、インパック株式会社、有限
責任中間法人日本フローラルマーケティング協会(JFMA)、サントリー株式会社、エア
リッチ・アーチング栽培研究会、株式会社大田花き、海下展也
■事業内容
•
MPS 関連
認証の授与/ロゴマーク(商標)の管理/データの収集と分析・管理
•
マーケティング
花き販売マニュアル/消費者調査データ収集と分析/コンサルティング/
教育プログラム・研修/セミナー開催
この(会社名株式会社 XXXX)品質マニュアルを承認する
2008年
月
日
代表取締役社長 XXXXX
署名:
株式会社 XXXX
MPS-Florimark GTP
2
MPS 品質マニュアルサンプル Version1 (2008.11)
はじめに
(今回、MPSを取得する理由:)
品質宣言を盛り込むのも案としてあり。
なくてもよい。
会社の業務範囲(割合)・今回MPSで審査する業務の範囲 ←これはかならず明記する。
株式会社 XXXX
MPS-Florimark GTP
3
MPS 品質マニュアルサンプル Version1 (2008.11)
INDEX
更新情報
1.1 製品品質(全般)
バージョン1
2008年 X 月 XX 日
1.2 範囲
バージョン1
2008年 X 月 XX 日
1.3 鮮度
バージョン1
2008年 X 月 XX 日
1.4 品質規格
バージョン1
2008年 X 月 XX 日
1.5 物流(全般)
バージョン1
2008年 X 月 XX 日
1.6 プロセスマネジメント(全般)
バージョン1
2008年 X 月 XX 日
2.1 受入検査
バージョン1
2008年 X 月 XX 日
2.2 保管
バージョン1
2008年 X 月 XX 日
2.3 在庫管理
バージョン1
2008年 X 月 XX 日
2.4 中間品質検査
バージョン1
2008年 X 月 XX 日
2.5 配送
バージョン1
2008年 X 月 XX 日
2.6 加工と処理
バージョン1
2008年 X 月 XX 日
2.7 出荷
バージョン1
2008年 X 月 XX 日
2.8 輸送
バージョン1
2008年 X 月 XX 日
2.9 トレーサビリティー
バージョン1
2008年 X 月 XX 日
3.1 仕入
バージョン1
2008年 X 月 XX 日
3.2 出荷の問題について顧客への情報提供
バージョン1
2008年 X 月 XX 日
3.3 生産者との情報交換
バージョン1
2008年 X 月 XX 日
3.4 苦情処理
バージョン1
2008年 X 月 XX 日
3.5 顧客満足度調査
バージョン1
2008年 X 月 XX 日
4.1 品質と環境規定
バージョン1
2008年 X 月 XX 日
4.2 人事方針・研修・安全衛生管理
バージョン1
2008年 X 月 XX 日
4.3 職務、責任、権限および雇用条件
バージョン1
2008年 X 月 XX 日
4.4 改善マネジメント
バージョン1
2008年 X 月 XX 日
4.5 文書管理と保管
バージョン1
2008年 X 月 XX 日
株式会社 XXXX
MPS-Florimark GTP
4
MPS 品質マニュアルサンプル Version1 (2008.11)
添付書類:
品質関連
品質基準書
入荷・仕入基準書
集配送基準書
品質宣言
環境宣言
記録関連
クレーム報告書
(クレーム受注)
クレーム申立書
(クレーム伝達)
ロスデータ表
台車・梱包材の在庫記録
温度表
水温表
配送の際の温度表
各会議報告書(朝礼・改善を含む)
実績評価シート
事務関連
(本体に挿入すると思われるもの)
連絡網
研修プログラム
組織図
お店の図面(要求温度付)
顧客満足度調査
システムの画面等
会議の議事録等
その他・・・・
プロセスマップ
入荷前の産地との連絡
フローチャートで各プロセスを明記
入荷
☆
備考欄に、チェックポイント・必要記録書類を明記
保管
☆
セリ・販売
☆
分荷・保管
出荷
☆
株式会社 XXXX
MPS-Florimark GTP
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MPS 品質マニュアルサンプル Version1 (2008.11)
1.1.
製品品質(全般)
1は全般で宣言のようなものです。品質基準書・マニュアルの後半にプロセスなどの詳細が明記さ
れる為、コンパクトな内容で問題ありません。
1.1 a
当社は、顧客の期待に応えられ、かつ顧客との契約に見合った品質の切花・鉢物を供給す
る。
顧客の期待に応え、かつ顧客との契約に見合った品質、又、当社の品質基準に基づいた切花、
鉢物を供給する。
1.1.b
当社は、製品の特質と使用に合わせて、花き園芸製品の装飾的な価値と日持ちに関して、
最低限の基準を保証するものである。
製品の特質と使用に合わせて、花き園芸製品の装飾的な価値と日持ちに関して、最低限の
基準を保証する。最低限の基準とは、品質基準書に明記されているものをいう。
1.1.c
顧客向けの全製品は、品質が保てるように、取り扱われ、保存され、包装されなければな
らない。(第 2 章:品質および物流の管理を参照)
顧客向けの全製品は、品質が保てるように、取り扱い、保存し、包装するように最大の注
意を払う。
1.1.d
当社は、顧客の仕様にあわせて、加工(生ものでない)製品や付属品を供給する。
加工・付属品の定義も明記してください。
顧客からの要望にあった加工(生ものでない)製品や付属品を供給する。加工(生もので
ない)製品や付属品は以下のものをいう。
加工品:ドライフラワー、アートフラワー
付属品:生花延命材、包装関連資材
1.1.e
当社は、明らかにボトリチス病に冒されているか、ボトリチス病の疑いありと検査結果が
出ている製品を購入、または取引しない。
ボトリチスは MPS で非常に警戒している病害です。必ず、どのように対処するか明記し
てください。
(市場)
ボトリチスに関しては社員が知識を持ち、ボトリチスを見分けることができる。万が一、
ボトリチスの疑いがあるものがあった場合、品質マニュアルに沿った対応を行う。さらに
生産者に対して出荷されないように指導する。
(仲卸)
ボトリチスに関しては社員が知識を持ち、ボトリチスを見分けることができる。ボトリチ
ス病の疑いありと検査結果が出ている製品を購入、または取引しない。
株式会社 XXXX
MPS-Florimark GTP
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MPS 品質マニュアルサンプル Version1 (2008.11)
1.2.
1.2 a
範囲
当社は、要求を満足させるために必要な数のサプライヤーを持っている。
(第3章:サ
プライチェーンにおける協力体制 を参照)
要求を満足させるため、以下の業者と取引がある。関係業者とは密に情報を共有化し、
協力体制が取れるようになっている。
(市場)
入荷生産者数
登録買参人数
配送事業者
業務委託業者
(仲卸)
取引先市場
登録顧客数
配送事業者 例)XXX 運送
業務委託業者
当社がビジネスをする上で関わっている全ての業者を明記してください。又、必要が
あれば、その業者との関係も含んでください。
株式会社 XXXX
MPS-Florimark GTP
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MPS 品質マニュアルサンプル Version1 (2008.11)
1.3.
1.3.a
鮮度
当社は、切花・鉢物のロットの受入検査に際し、鮮度チェックを行う。(第 2 章 4 項:
中間検査 及び 第 2 章7項:出荷 を参照)
切花・鉢物のロットの受入検査に際し、品質基準書に基づいて鮮度チェックを目視で
行う。
1.3.b
当社は、受入れた全ての切花・鉢物の各ロットの受領日を在庫記録に記録する。また在庫記
(1.1a)
録に花きの購入日も記録する。
在庫品の記録は XX システムで管理されている。システムにアクセスできる権限はx
xxxである。
システムの画面を添付してください。画面で受領日、購入日が書いてある事を確認で
きるようにしてください。
1.3.c
切花・鉢物のロットの鮮度は、処理・加工・出荷する際に、チェックし、記録する。
(1.1b)
加工は、毎週 X,X 曜日に行ない、その際には品質基準書に基づいて目視で在庫をチェ
ックし、記録する。使用不可能な場合は、品質基準書に基づいて処理する。
1.3 d
毎営業日の終了時には、認証取得卸売業者は、受領日と鮮度の詳細が記録されている在庫
(1.1c)
記録を確認する。ロットのうち、在庫記録で品質が最低限の必要基準を満たしていないとされ
るものは、目視で判断し、
- 使用不可能な場合は在庫から外すか
- 寿命が短いと判断されれば規格外品と表示する。
在庫リストを見て、古いものは現物をみて目視で最低限の必要基準を満たしていない
かどうか判断する。品質が条件を満たしていないとされ、在庫から外されたもの、規
格外品とされたものは、その旨をシステムにインプットする。
システムの画面を添付してください。データの更新に仕方を書いてください。
株式会社 XXXX
MPS-Florimark GTP
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MPS 品質マニュアルサンプル Version1 (2008.11)
1.4.
1.4 a
品質規格
当社は、品質が多岐にわたっている切花、鉢物を同時に処理する場合、品質カテゴリーを
ロットの在庫記録に記載する。(例:等級、サイズなど)
入荷時には、荷受番号、販売日、産地名、出荷者名、品目名、品種名、入数、口数などを
システムに入力して、シールを抽出。入荷シールに表示し、各ロットに貼付けすることで、
ロットを識別する。その際、品質区分が明記されていた場合、品質についてもシールに明
記する。(市場では品質区分は申告制である)
シールを添付してください。
仲卸等で、システムで管理している場合はシステムの画面を添付の上、説明してください。
1.4.b
当社は、できる限り顧客の注文を客観的に理解する。売り手と買い手は、特定のロットか
ら、顧客の品質要求と好みに合うような切花・鉢物を選び出すことができる。
顧客の要望・注文を正確に受け、その希望にあう商品を販売する。
顧客から注文を受けた場合どのように対応しているかを説明してください。
1) 顧客からの注文は以下の項目に注意し、受注する。
受注は電話、ファックス、メールで行う。
¾
顧客名
¾
納品日・納品先住所
¾
配送方法
¾
品目・品種・等階級
¾
数量
2)受注要求に見合った品質、又はそれ以上の商品を顧客に供給する。
1.4.c
当社は、顧客の品質要求と顧客の好みに関する情報が効果的に伝わるように、仕入、販売、
物流スタッフとの間に、協議体制が整えている。
具体的なミーティングのスケジュール等も含んでください。
顧客の嗜好に合う品質規格商品を引き当て、商品が届けられるように営業部署ごとに定期
的なミーティングが行なわれる。その際、情報交換、協議を行なう。
株式会社 XXXX
MPS-Florimark GTP
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MPS 品質マニュアルサンプル Version1 (2008.11)
1.5. 物流(全般)
1.5 a
当社は、切花・鉢物の供給・出荷において高い信頼を得ている。
集配送基準書に遵守する。
1.5.b
受注を承諾する前に、当社は、出荷についての契約が確実に履行できるか見極める。
受注をする前に、顧客の要望をしっかりと聞き、把握できる産地情報やサプライヤーから
の情報、輸送業者からの情報を照らし合わせて、入荷が可能か判断する。可能な場合のみ、
受注を承諾し、手続きをする。もし、実行が可能でない場合は、速やかにその旨を伝える。
1.5.c
当社の力の及ばないところで、出荷の契約が履行できない場合は、可能な限り早い段階で、
顧客と協議する。
実際にどのような対応をしているかを文章にしてください。
顧客の要望に対し、その契約が履行できない場合、迅速に顧客と協議をする。
力が及ばないところとは、自然災害等を含む。
株式会社 XXXX
MPS-Florimark GTP
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MPS 品質マニュアルサンプル Version1 (2008.11)
1.6.
1.6 a
プロセスマネジメント(全般)
認証取得卸売業者は仕入、販売、物流プロセスの記述を持っている。プロセスの記述の内
容には以下のものを含む。
1. プロセス中の重要ポイント(最重要ポイントは第 2 章にある。プロセスの記述は少な
くともこれを含まねばならない)。
2. 重要ポイントの基準
3. 基準や顧客と結んだ契約が履行可能かをチェックするために必要な監視ポイント
プロセスフロー表を作成してください。そのプロセスマップで重要なチェックポイントに
は印をつけてください。
プロセス中の重要ポイントは、企業の基準や顧客と結んだ契約が履行可能かをチェックす
るための品質検査であり、その基準は、品質基準書に基づく。
第2章 受け入れ検査・中間品質検査・出荷検査
(参照:プロセスフロー表)
1.6.b
当社は、チェックが実施された記録を保持する。
どのようにチェックした事を確認できるかを明記してください。
チェックはバーコードリーダーで行なっている為、記録は保持されている。
チェックの結果で問題があった場合はシステムに更新する。
(1.3 と同様のプロセスを行な
う)
1.6.c
当社は、業務が正確に行われるよう、注文、ロット、出荷品に関する情報を、スタッフに
書面で提供する。
何を持ってスタッフと情報を共有しているかを書いてください。例)シール、システムな
ど・・・
入荷の段階で、購入先、産地、商品、配送・・・等の情報がシールに印字される。さらに、
販売が確定した後には、買受人番号、分荷番地等の情報をシールに追加する。
そのシールを元にスタッフが情報を共有する。
システムで確認ができる。
株式会社 XXXX
MPS-Florimark GTP
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MPS 品質マニュアルサンプル Version1 (2008.11)
2.1
受入検査
2.1.a
当社は入荷されてきた切花・鉢物すべてのロットについて到着時に、ロットが入荷規準を遵守し
(2.1a)
ているか、会社の品質基準を満たしているか、ロットが充分に新鮮であるか確認をする。もし全て
のロットのチェックが不可能な場合、なるべく多くのロットをチェックする。
入荷・購入までのプロセスがどのようなものか、又、受入れた時にどのような作業を行い、
品質検査をしているのか、説明してください。
入荷の際、送り状(注文書)に基づいて出力された荷受シールと実際に入荷されている商
品の内容、品質基準を満たしているかを確認する。もし全てのロットのチェックが不可能
な場合、ロットの確認はランダムに 10 箱に 1 箱のペースで行なう。
(市場の場合)
送り状は前日までに Fax にて送信されてくる。送り状に商品の内容、数量、品種、持ち込
み予定時刻・・・Etc.が明記されなくてはならない。
商品は、市場の荷受所に納品書と共に担当者へ渡す。
切花は、原則セリ前日の 21 時まで
鉢物は、原則セリ前日の 18 時までに持ち込まなければならない。
2.1.b
チェック担当者はこの確認作業に対しての自分たちの責任を自覚し、実証可能な知識を持
っている。
チェック担当者は毎年、社員研修を受け、実証可能な知識を維持・向上させる。
2.1.c
当社では、チェック担当者が確認すべき重要ポイントの情報について理解できる体制が整ってい
(2.1b)
る。この情報には製品基準も含まれる。
チェック担当者は、品質基準書に基づいて商品のチェックを行なう。
2.1.d
基準未達が発見された場合は、内部及び外部の責任者に報告される。
基準未達が発見された際には、品質基準書の内容に基づいて処理し、かつ以下の流れで報
告をおこなう。
報告する流れを図式で示してください。(品質基準書の中にこれらの内容を含んでもかま
いません。
2.1.e
基準未達が発生した場合、当社は少なくとも基準未達の内容、サプライヤー名、及びその後の
(2.1c)
対応を記録する。
基準未達が発見された際には、品質基準書の内容に基づいて処理・記録する。記録には基
準未達の内容、サプライヤー名、およびその後の対応を含む。
株式会社 XXXX
MPS-Florimark GTP
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MPS 品質マニュアルサンプル Version1 (2008.11)
2.2
2.2.a
保管
当社は切花、鉢物の保管に適した条件を満たすスペースを持っている。
(2.2a)
切花・鉢物の保管に適したスペースとは以下のとおりである。
場内・お店のマップを添付してください。
2.2.b
処理待ちの切花、鉢物は温度調節のできる保管スペースに保管される。切花は少なくとも夜の間
(2.2b)
は2℃∼15℃に保たれた場所に置かれる。
どのように温度を測っているかも明記してください。
処理待ちの切花、鉢物は温度調節のできる保管スペースに保管され、切花は少なくとも夜の間
は2℃∼15℃に保たれた場所に置かれる。温度は、システマチックに一日 4 回記録され、そ
のデータは PC にて管理されている。
マップ上に設定温度を明記してください。又、季節ごとにどんなものがどこに置いてある
かも記入してください。
(温度の記録表を添付)
2.2.c
当社は保管スペースの温度を測定し、記録する。温度に関して基準未達が発生した場合(例え
(2.2c)
ば人為的ミスによって)はその内容と対応を記録する。
保管スペースの温度は定時定点観測を行なう。問題が発覚した場合は、基準を満たすよう
に対応努力し、記録する。
(参照:温度の記録表・対応を含む)を添付してください。
株式会社 XXXX
MPS-Florimark GTP
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MPS 品質マニュアルサンプル Version1 (2008.11)
2.3
在庫管理
2.3.a
当社は、切花、鉢物のロットについてロットごとに在庫管理状況を記録する。その管理記録には、
(2.3.a)
切花と鉢物それぞれの品種情報、受領日、可能な場合にはセリ日を記録する。
入荷から、どのようなプロセスをしているのか経過を明記してください。
入荷した商品は、システムにその明細を記録する。セリ待ちのものは適切な場所に保管す
る。予約相対のものは、入荷し、品質検査をした後に、分荷される。
在庫の状況は常にシステムに更新され、確認することができる。
2.3.b
当社は廃棄品の量と廃棄理由を記録する。
(2.3.b)
どのように廃棄品を取り扱っているか明記してください。
(市場)
市場は基本的に破棄しない。問題があった場合はクレーム申立書に記録してシステムを更
新し、入荷者に連絡する。
(仲卸)
品質基準に見合わない在庫品は廃棄する。廃棄するものに関するデータはシステムに更新
する。廃棄の理由については劣化、売れ残りなどの主な要因をロスデータ表に記録し、保
存をする。
2.3.c
当社は梱包材料の在庫と在庫量の変化が常時わかるように記録している。(台数、バケッ
ト数を含む)
誰が、どうやって、資材の在庫の量を確認・記録しているか明記してください。
(市場)バケット・台車数は週に 1 回のペースでその数を確認し、在庫表に記録する。
(仲卸)梱包材料の在庫量は、毎週 X 曜日にチェックをし、在庫表に記録をする。
株式会社 XXXX
MPS-Florimark GTP
14
MPS 品質マニュアルサンプル Version1 (2008.11)
2.4
2.4.a
中間品質検査
当社は保管中の切花・鉢物について品質検査を行う。(1.1b
鮮度 の項も参照)
(2.4.a)
(市場)
保管中の切花・鉢物はセリの前・販売時に、セリ人、及び、セリ補助人が品質基準書に基
づいて商品をチェックする。基準未達があった場合、その旨をセリ人が公表する。又、そ
の内容をシステムに更新する。
(仲卸)
保管中の切花・鉢物は保管・分荷時に、品質基準書に基づいて商品をチェックする。
品質基準に満たないものがあれば、販売担当者・仕入れ担当者と協議をする。代品可能で
あれば、代品をし、廃棄する場合は、その内容をシステムに更新し、ロスデータ表に内容
と理由を明記する。
2.4.b
当社は、出荷、加工の際、切花・鉢物の品質検査を行う。この仕事の担当者は検査の責任を自
覚し、十分な情報を持ち、この検査を行うための実証可能な知識を持っている。
加工を行なう際、又、出荷を行なう際に、品質基準書の品質に見合った切花、鉢物である
ことをチェックする。チェック担当者は毎年、社員研修を受け、実証可能な知識を維持・
向上させる。
株式会社 XXXX
MPS-Florimark GTP
15
MPS 品質マニュアルサンプル Version1 (2008.11)
2.5
2.5.a
配送
当社は、顧客と合意した配送の方法で切花・鉢物を出荷する。可能な限り、顧客との過去の取引
から学んだ意向を反映させる。
配送方法に関しては、顧客と合意した方法で配送するように手配する。配送方法について、
要望事項が契約書に盛り込まれている場合は、その契約書の要望事項を活用する。
もし契約書があれば例を添付してください。又、審査の時に要求事項が確認できるような
ファイルを見せられる状態にしてください。
2.5.b
当社は、切花・鉢物を分荷する時に、在庫から特定のロットを特定の顧客へ割り当てるというよう
な仕組みを持っている。(1.4b 品質規格 の項も参照)
(市場)
セリで販売済みの商品には、販売情報と分荷先が書いてある分荷シールを張る。ロットか
ら切花・鉢物を取り出す際、特定な要望があれば、それを適応させる。
予約相対においては、経験を有した営業担当者が特定の要望に適した引き当てをする。
予約相対における引き当ての流れを説明してください。(図などと使ってもいいです)
(仲卸)
顧客の用途にあった調達先を理解しており、特定の要望に対応することができる。
(例:ブライダル用の時は、開花ステージを要望に合わせる、量販店には価格帯の低いも
のを調達する)
実際にどのようなことに注意して調達しているかを説明してください。
2.5.c
当社は、顧客の注文により購入された切花・鉢物のロットが、分荷の際に、他の顧客のものと混同
(2.5.a)
しないような仕組みを持っている。
分荷シールに基づいて、分荷番地に商品を配置させる。
分荷場所の地図を添付してください。
株式会社 XXXX
MPS-Florimark GTP
16
MPS 品質マニュアルサンプル Version1 (2008.11)
2.6
2.6.a
加工と処理
(加工がある場合、処理は市場も関係あり)
当社は切花・鉢物の品質が損なわれるリスクを最小限にするために、加工と処理を行う際に厳重
な管理を行う。最低限、以下の手順が踏まれる。
1.
温度調節が可能な作業場で、温度を測定し、記録する。少なくとも異常が起きた時はその旨
を記載する。
2.
梱包材料の取り除き、再包装する時:損傷を避けるために慎重な方法で行う。
3.
花束を作るとき:
¾ 花束に使用される花の品質と鮮度の確認
¾ 作られる花束の仕様を、書類あるいはサンプルの形で提供
¾ 花束に過度に短い茎を含まれないように、適切な茎の切断の確認
4.
花持ち剤を与える時:投与量や使用方法に関する書面がある。もし、ミキサーが使用されて
いる場合は、そのミキサーの設定が適切にセットされているかを確認する。
5.
花に水を入れておくとき:バケツ内の水温に基準を設け、水温をチェックし記録する。
6.
切花が再度水に入れられる場合:バケツに入れる水は 12℃を超えてはならない。
7. すべての包装作業:包装作業が適正に行われているか、ランダムにチェックを行う。この検
査は包装作業を行った人以外の人によって行わなければならない。
1. 処理を行なうスペースは確保されている。温度は一日 2 回測定し、記録される。異常が
発生した時は原因と対応を記録する。
処理を行なう場を温度計の位置を地図に記入して、温度表も添付してください。
2. 梱包の取り除き、再梱包する時は損傷を避けるため、適切な作業台で慎重に取り扱う。
3. 花束を作る時は、
¾
品質基準書を満たさない商品は花束からはずす。
¾
加工の際、発注情報を元に作業をおこなう。出荷する際、指定の素材の組み合わ
せ、数量等が正確であるようにする。
¾
花束の茎の長さは揃っていなければならない。
¾
包装は丁寧に行い、包装に汚れがなく美しく仕上げる
¾
処理後はすばやく水上げを行なう。
4. 花持ち剤の使用方法はクリザールから発行されている説明書に基づき、一日一回、設定
を確認する。
使用方法等が書いてある書面があれば添付してください。
5. バケツ内の水温が 12℃を越えていないか、ランダムにチェックして記録している。
6. 切花が再度、水に入れられる場合、バケツに入れる水は 12℃を越えない。水温はラン
ダムにチェックする。
7. 梱包作業が終了したものに対し、梱包作業が適正に行なわれているか、梱包作業を担
当した者と別の者がランダムにチェックを行なう。
株式会社 XXXX
MPS-Florimark GTP
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MPS 品質マニュアルサンプル Version1 (2008.11)
2.6.b
すべての作業は衛生的な方法で行う。最低限、以下の事項を含む。
1. 花きを水に入れる場合、清潔なバケツと入れたばかりの水道水を使用している。
2. テーブルは、各作業、注文品ごとに整理されている。
3. 切花・鉢物の加工処理作業場所は、一日一度は掃除がされ、日常的に清潔に保たれてい
る。
4. 全体的に秩序があり、整理整頓されている。
全ての加工と処理において衛生的な作業をするために以下の事項を行なっている。
1. 切花を水に入れておく時は清潔なバケツとくんだばかりの水道水を使用する。延命剤
の投与はミキサーを使用し、延命剤が投与された水を使用する。ミキサーが適切にセ
ットされているか定期的に確認をする。
2. 作業台はロット、注文の取り扱いの間、きちんと整理整頓され、清潔に保たれている。
3. 切花、鉢物が加工される作業場は、作業終了後に毎日、清掃・整理整頓される。月初
め1日には必ず、通常よりも時間をかけて清掃を行なう。
4. 施設は整理整頓され、清潔である。
2.6.c
会社は職務上のリスクとその危険度を書いた一覧表を有し、又、それに基づいた対応策がある。
安全上の管理、事故に関するリスク一覧表を作業箇所に張る。業務に関わる社員がこれを
認識し、業務に当たらなくてはならない。指導者はリスク回避、業務改善に努めなければ
ならない。事故があった場合、しかるべき対応をする。
しかるべき対応を説明してください。たとえば、誰から誰に報告するなど・・図でも結構で
す。さらに、リスク一覧表をつくって添付してください。
フォークリフトの使用
ハサミの使用
ナイフの使用
カッターのこぎりの使用
2.6.d
可能であれば再使用可能な包装資材を購入し、使用する。ポリ塩化ビニールやその他の塩素系
包装資材は可能な限り使わない。(4.1C 環境方針声明参照)
出来る限り再使用可能なマルチ包装を購入し、使用する。ポリ塩化ビニール、または他の
塩化包装素材の使用は最小限におさえる。
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18
MPS 品質マニュアルサンプル Version1 (2008.11)
2.7
2.7.a
出荷
間違いが生じないように、当社は顧客の注文に基づき、ロット数とパッケージ数、及び出荷内容を
確認する。
顧客の注文に基づき、品目、品種情報、産地情報。購入情報、購買日、配送形態等を
シールに明記し、分荷の段階で商品に添付される。
出荷用のシールを添付して説明してください。
2.7.b
当社は注文品が加工や出荷の様々な時点で、決められた納期に遅れていないかどうかをチェッ
クする。
加工や出荷に関する情報はシステムの履歴に更新され、納期に遅れた場合等は、シス
テムにて確認する。
2.7.c
当社は、加工と出荷の過程において、出荷品が注文内容と合っているか確認する。最終チェック
のために、それぞれのチェック作業で合格した事を目に見える形で記入する。最終チェックは最
終チェック責任者が行う。最終チェック責任者も目に見える形で出荷の承認を記録する。
最終チェックは、売上伝票の内容と出荷物に相違がないかを確認する。売上伝票に最終チ
ェック済みのサインをし、控えは、社内に記録として保存される。
最終チェック責任者とは XXXXX である。
売上伝票の控えのコピーを添付してください。
2.7.d
当社は、納期・注文内容の確認の際、明らかになった遅延・不具合・その他の不備を記録する。
納期の段階で遅延・不具合・その他の不備が発生した場合、クレーム報告書にその内
容と対応を明記し、再発防止に努める。
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MPS 品質マニュアルサンプル Version1 (2008.11)
2.8
2.8.a
輸送
当社は、温度調節が可能な車で切花・鉢物を輸送する。
輸送を輸送会社に委託している。輸送会社との契約の際、集配送基準書を手渡し、そ
の基準に見合った条件で切花、鉢物を輸送する。
2.8.b
当社は、顧客が希望する温度で商品を輸送する。輸送業者は輸送中に規定の温度が保たれる
ことを保証する。
輸送の際、輸送業者に集配送基準書に基づいて規定温度を指示する。輸送業者はその
規定の温度を守り、トラック庫内の環境最適化を目指している。輸送トラックには温
度計が設置され、トラック庫内の温度は適時チェック、記録される。
トラック庫内の温度の記録したものを添付してください。
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20
MPS 品質マニュアルサンプル Version1 (2008.11)
2.9
2.9.a
(2.6.a)
トレーサビリティー
当社は切花・鉢物のロットについての情報を添付している。下記の事項は最低限、明記している:
1.ロットごとの識別
2.ロットの品質区分
3・検査状況 (例えば受入検査の状況、在庫番号、置き場所など。2.7c 出荷 の項参照)
切花や鉢物のロットについて情報開示を求められた場合、システムからその内容をすぐに
開示できる状態にある。
システムに記載されている情報
1. 荷受番号
2. 品目・品種
3. 産地・生産者
4. 口数・本数
5. 等階級・規格
6. 備考
(参照:2.9.d のシステム画面)
2.9.b
当社は、全てのロットについて、どの従業員またはどのグループの従業員がチェックや加
工に携わったのかを確認することができる。
作業工程でチェックをしたのが誰か、どのようにしたら分かるか説明してください。
(市場・仲卸)
入荷、セリ(販売)、出荷の業務に携わった従業員がシステムに入力されているデータを
更新する。どの従業員がそのような更新を行なったか、システム上の ID から作業履歴を
確認することができる。
(加工)
作業する際に使用する加工計画書に作業終了後にサインをする。商品の内容、納入日から
どの従業員がチェックを行なったか分かる。
2.9.c
当社は全てのロットについて直接の供給者を記録する。オークションで購入された場合はオーク
(2.6b)
ションへのサプライヤーを記録する。原産国は明記されること(法的要件)。
受入れた商品に関しては、システムやシールにその供給者が記録されている。輸入品に関
しては、原産国が明記されている。もし、輸入品に原産国が明記されていない場合、輸入
会社に、原産国を明記するように依頼する。以来の記録も残す。
2.9.d
当社は顧客へのすべての出荷と、出荷された製品(品種、量、等級など)を記録する。
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21
MPS 品質マニュアルサンプル Version1 (2008.11)
(2.6.c)
セリの情報はシステムに更新される。システムには以下の情報が記録されている。
1. 荷受番号
2. 品目・品種
3. 産地・生産者
4. 等階級・規格
5. 販売本数・販売口数
6. 販売単価
7. 買参人番号
8. 引渡し方法・担当者
システム画面を添付、2.9.a と共有できるようにどこに何が書いてあるか明記してくださ
い。
(仲卸・加工)
販売情報は伝票に記載され、その写しを記録として保持している。
伝票には以下の情報が記録されている。
上記とほぼ同じ
伝票の写しを添付してください。
2.9.e
購入ロット・加工・顧客への配送の記録は、切花・鉢物の元々のサプライヤーが明らかに確認で
(2.6.d)
きる。以下の状況の場合、ロットの完璧なトレーサビリティーは必要ではない。
1.
花束及びミックストレイの場合、花をまとめる際にどのロットが使われたか記録する。
2.
複数の入荷ロットから同じ品質の切花・鉢物を混ぜ合わせた場合、混ぜ合わせた時点で使
用されたロットを記録する。
(市場)
ロットをどこから入荷し、どこへ出荷したか、システムに記録され、そのトレースは可
能である。
(参照:2.9.d のシステム画面)
(仲卸・加工)
1)花束、及びミックストレイに使用される花の予定は加工指示書に記録されている。
2)複数の入荷ロットから同じ品質の切花・鉢物を混ぜ合わせた場合、加工指示書から
花の主な入荷先がわかる。
加工指示書のサンプルを用意してください。
2.9.f
切花の場合は少なくとも 3 週間、鉢物の場合は少なくとも 6 週間、出荷された切花・鉢物
(2.6.e)
の出所の追跡ができる管理システムがある。
切花・鉢物の入荷、出荷、在庫に関するデータはシステムによって管理されている。シス
テムは過去一年分のデータをさかのぼる事ができる。
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22
MPS 品質マニュアルサンプル Version1 (2008.11)
2.9.g
記録の保管期間は、記録の性質と法律の規定によって定められる。サインされた管理記録およ
(2.6.f)
び基準未達の記録は保管する。苦情処理が行われている場合は、苦情処理がすべて終了する
まで記録を保管する。評価レポートとその他の組織に関連する記録は少なくとも6ヶ月間保管す
る。
1) 入荷、販売、出荷に関する情報は全てシステム内に記録される。システムの情報は 1
年間、保管される。
2) 苦情処理に関しては、共通のクレーム書にその内容、対応を記録し、実施者のサイン
したものを保管する。
2.9.h
種類
保管方法・場所
保管期間
品質基準未達
クレーム申立書
6 ヶ月
返品
クレーム申立書
6 ヶ月
サービス
クレーム報告書
6 ヶ月
破棄
ロスデータ表
3年
温度・水温測定
温度・水温データ表
3年
お買い上げ明細書
伝票写し
5年
使用された包装材は識別される。
(2.6.g)
一度使用された包装材には、シールで印をつける。新品のものは、組み立てる前の状態で
別の場所に保管され、常に識別、確認できる状態にある。
2.9.i
特定品質マークのある製品(例:Milieukeur, MPS, MPS-GAP, EKO)の場合、品質マークと共に
(2.6.h)
サプライヤーに提供する。これらの製品は、管理上、そして物理的に配送時から供給時まで他
の製品と区別をしなければならない。
特定品質マークのある製品は入荷から出荷、配送時まで、その特定品質マークが表示され
ている。システム上には備考欄に、セリの際にはセリ機に特定品質マークが表示されてい
る。
確認できるセリ機の写真、システム画面を添付してください。
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23
MPS 品質マニュアルサンプル Version1 (2008.11)
3.1
3.1.a
仕入
当社は、入荷・仕入基準に基づいて、品質、トレーサビリティー、納期の確保が可能なサプライヤ
ーから製品を仕入れる。認証取得卸売業者はサプライヤーが、入荷・仕入基準が遵守している
かチェックする。
サプライヤーが入荷・仕入基準を満たしているか、受入れ時に確認をする
(第 2.1 章を参照)
(市場)
現在の市場法では荷物の受入れ拒否ができない。しかし、入荷・仕入基準書に書いてある
基準を満たす商品をサプライヤーには伝え、協力を求める。
(仲卸・加工)
入荷・仕入基準書に書いてある、基準を満たす商品をタイムリーに出荷できるサプライヤ
ーを選択して仕入れをする。過去に要求事項を守らなかったサプライヤーの情報はチェッ
クし、社内で共有されている。
3.1.b
切花・鉢物の仕入れにおいて、当社は最低限次のようなことに注意を払う:
1. 仕入基準
2. サプライヤーの選択
3. 品種の選択
(市場)
現在の市場法では荷物の受入れ拒否ができない。しかし、品質基準書に書いてある、品質
基準をサプライヤーに伝え、入荷・仕入基準書も満たすように協力を求める。
(仲卸・加工)
切花・鉢物の仕入れにおいて、品質基準書の内容を満たし、且つ、以下のことを心がける。
①. 購買基準
→入荷・仕入基準書の内容を満たす商品
②. サプライヤーの選択→入荷・仕入基準書の内容を満たす商品を提供できるサプライヤ
ー
③. 品種の選択
3.1.c
→過去の購買・販売履歴や、顧客の要望を考慮する。
花束の仕入や加工委託の場合であっても、当社は、入荷・仕入基準に基づいて、品質、トレーサ
ビリティー、納期の確保が可能なサプライヤーのサービスを利用する。当社はサプライヤーが、入
荷・仕入基準を遵守しているかチェックする。
サプライヤーが入荷・仕入基準を満たしているか、受入れ時に確認をする
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24
MPS 品質マニュアルサンプル Version1 (2008.11)
(第 2.1 章を参照)
(市場)
該当がない場合は記載不要
現在の市場法では荷物の受入れ拒否ができない。しかし、入荷・仕入基準書に書いてある
基準を満たす商品をサプライヤーには伝え、協力を求める。
(仲卸・加工)
花束や加工委託での入荷である場合でも、品質基準書に書いてある、品質基準を満たす商
品を、さらに入荷・購買基準書の基準を満たしタイムリーに出荷できるサプライヤーを選
択して仕入れをする。過去に要求事項を守らなかったサプライヤーをチェックし、情報は
社内で共有される。
3.1.d
当社は基準未達があった場合、すべてを特定し、記録する。構造的かつ重大な基準未達は、関
連するサプライヤー及び/或いは顧客に連絡される。
仕入れ・入荷の際に、基準未達であった場合は、その内容を「クレーム申立書」に記録す
る。関連するサプライヤー、生産者、顧客はその旨について連絡を受ける。クレーム申立
書の情報は社内で共有される。
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25
MPS 品質マニュアルサンプル Version1 (2008.11)
3.2
3.2.a
出荷の問題について顧客への情報提供
当社は、もしどうすることもできない状況や予測できない状況により合意を満たすことができない
場合(例えば品種、品質区分、原産地、特別な品質要求などについて)切花・鉢物の出荷前ので
きるだけ早い時期に、顧客と話し合いを持つ。
予測不可能な状況により納品が不可能な時、品種、品質区分、原産地などの顧客の要求に
不足することが判明した時、ただちに顧客と代替や返品等の対策を協議する。
予測不可能な状況とは自然災害を含む。
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26
MPS 品質マニュアルサンプル Version1 (2008.11)
3.3
3.3.a
生産者との情報交換
当社は、選ばれた生産者または定期的に切花・鉢物を仕入れる生産者に対して積極的な関係
作りを行う。少なくとも以下の情報は、組織的に情報交換される。
1. 生育の状態
2. 新しい品種及びその他の新開発
3. 供給量の大きな変化
4. 品質問題と苦情
出荷者または出荷団体と、電話、訪問、会合などにより積極的な関係を作り、情報交換を
行なう。主に各産地の営業担当者が密に情報交換をする。
① 生育の状況
→
天候、自然災害などを加味した育成状況
② 新しい品種及びその他の開発
→
新品種の作付け計画、植生、特性など
③ 供給量の大きな変化
→
出荷開始から最盛期、出荷終了までの供給量の変化や予定
④品質問題と苦情
→
3.3.b
品質基準未達の場合の苦情、顧客からの要望
当社は基準未達があった場合、すべてを特定し、記録する。構造的かつ重大な基準未達は、関
連するサプライヤー及び/或いは顧客に連絡される。
基準未達の商品があった場合、その内容を「クレーム申立書」に記録し、社内に保管する。
その内容は各関係者に連絡され、再発防止に努める。対応も記録する。
3.3.c
もし顧客から、MPS への参加や労働環境といった生産者の生産条件に関して問い合わせがあっ
た場合、当社は正確な情報を与えることができる。
顧客から問い合わせがあった場合
3.3.d
¾
特定品質マーク(Ex.MPS)の有無に関する情報を提供する。
¾
生産条件、農薬の使用状況等について供給元、生産者に確認をし、情報を提供する。
サプライヤーから切花・鉢物の特別な取り扱いを求められた場合、その約束を守らなくてはならな
い。
実際にどのようにサプライヤーからの要求に応えているか説明してください。
サプライヤーから特別な取り扱いを要求された場合、その情報を関係者に共有し、実践す
る必要がある。
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27
MPS 品質マニュアルサンプル Version1 (2008.11)
3.4
3.4.a
苦情処理
当社は提供された切花・鉢物及びサービスに関する顧客からの苦情(いわゆる苦情だけではな
く、製品の品質・出荷・請求などに関するコメントについて)の記録を保持する。
提供された切花・鉢物及びサービスに関する顧客からの苦情、コメントについて「クレー
ム報告書」記録し、保持する。
添付:クレーム報告書の雛形
3.4.b
当社は顧客に対し、苦情の迅速な処理を確実に行う。
御社がどのような方法でクレーム処理をおこなっているか書いてください。
顧客からの苦情は、各営業担当者に報告され、営業担当者はその苦情の内容を検討し、適
切な対応をする。その対応方法はクレーム報告書に記載される。
3.4.c
当社は定期的に苦情をとりまとめ、苦情の傾向と原因をあらゆる側面から分析する。
クレーム報告書の内容は定期的にデータベースに入力され、リストを作成して、苦情の傾
向と原因を探り、可能であれば改善の方策を検討する。
分析した内容は、社内で共有され、改善できる部分に関しては改善するように努める。
3.4.d
当社は,顧客からの苦情や、社内のチェックで発見された切花・鉢物の品質における基準未達に
ついて、直接のサプライヤーにフィードバックする。直接のサプライヤーとは、市場や生産者(契
約栽培者)を指し、苦情がどこで発生したかによって変わる。
御社がどのような方法でサプライヤーに伝えているか、改善してもらっているかを書いて
ください。
顧客からの苦情や品質基準未達等が発見された切花・鉢物について、営業担当者が責任あ
る団体に写真つきのメールと電話で連絡をして、その内容をフィードバックし、改善要求
を行なう。
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28
MPS 品質マニュアルサンプル Version1 (2008.11)
3.5
3.5.a
顧客満足度調査
当社は、年一回、取引先を代表する数パーセントから商品の品質やサービスの満足度について
きちんとした形で情報を把握する。そのために企業は顧客満足度調査を行う。調査結果は記録
され、関係部署間で協議される。その改善対策は実施され、記録される。
商品やサービスの品質に関する満足度調査を行なう。
‹
目的:商品やサービスの品質に関する顧客満足を理解する。調査結果を社内で評価し、
共有し、スタッフと討議するし、改善案を実行する。
‹
頻度:年 2 回
‹
対象:生産者、買参人
‹
形式:紙によるアンケート方式
調査の項目の一部は、毎年、同じものとし、長期的に傾向を分析できるようにする。その
ことにより、前年度、改善案を実行し、その成果を検証することができる。
顧客満足度調査の結果を参考資料として添付してください。
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29
MPS 品質マニュアルサンプル Version1 (2008.11)
4.1
4.1.a
品質と環境規定
当社は、認証プログラムの条件(品質基準の分野を含む)を満たす目標を設定したことを文書化
し、方針として持つ。
品質政策における注力分野を含む認証プログラムの条件を遵守することを文書化した「品
質宣言」を持つ。
品質宣言の写しを添付してください。
4.1.b
当社は方針の中で実行する改善目標を明記している。
従業員は「品質宣言」に基づき、目的を持ち、目的達成のために努める。
4.1.c
企業は、環境方針声明を所有し、来訪者と顧客に見える所に表示すべきである。環境方針声明
は、会社の代表者が署名をする。
環境方針声明は少なくとも下記の点に注意を払う:
1.
一般的な環境に関する目標/環境方針の主な特徴
2.
できれば環境目標を企業目標に含め、環境に配慮する。
3.
会社方針と明確な手順に従っての業務の実行
4.
環境法令条項の遵守、スタッフのトレーニングおよび教育、また、環境活動の記録、企
業の環境方針の実施に関する一般規則
環境方針の声明である「環境宣言」を所有し、訪問者と顧客の見える所に表示している。
「環境宣言」にはシニアマネージャーの署名がある。
環境宣言の写しを添付してください。
4.1.d
有機、無機の廃棄物は、分別回収し、処分する。
有機・無機の廃棄物は、その地域の規則に基づいて分別回収、処分する。
ごみ分別ガイドラインを添付してください。
4.1.e
ガラス、紙、ダンボール、化学廃棄物は、分別回収し、処分する。
ガラス、紙、ダンボール、化学廃棄物は、その地域の規則に基づいて分別回収、処分する。
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30
MPS 品質マニュアルサンプル Version1 (2008.11)
4.2
4.2.a
従業員規定、トレーニング、衛生と安全管理
当社は、従業員が自らの役割の中で能力を発揮できるような人事・研修制度を持っている。
人事部が中心となり、人事・教育を推進するプログラムを作成し、充分な教育を受けたス
タッフの確保と従業員が自らの役割の中で能力を発揮できるようにする。
研修プログラムを添付(対象と内容を明記)してください。
内容
対象
時期
品質チェックの目合わせの研修
品質チェック担当者
四半期ごと
安全・衛生に関する研修
全員
年1回
応急処置に関する研修
4.2.b
当社は新入社員には規定された新人研修プログラムを受けさせる。
新入社員は入社1年間に渡り、新人用の研修プログラムを受けさせる。
新人研修プログラムを添付してください。
4.2.c
当社は、計画に従って研修を行う。現在の従業員のレベルと、それぞれの役割に必要な基本的
知識を見極める。従業員に必要な研修が検討され、従業員の実績評価面接において話し合わ
れる。研修計画は毎年作成される
計画に従ってトレーニングを受けた社員はそのトレーニングの内容を仕事に生かすよう
に努力する。各社員の受講した研修内容は、データベースで管理されている。その内容を
元に、個々の年間の教育計画が策定される。
4.2.d
事故および非常事態の処置と対応はスタッフに明確に説明されている。
事故、及び、非常事態の処置と措置は、連絡網に従ってスタッフに連絡されなくてはなら
ない。自然災害(地震・台風・・・等)の場合、社員の無事を災害管理責任者は把握し、社
員の安全を確認する。避難訓練は年に 2 回開催される。又、スタッフは年 1 度応急処置の
研修を受ける。
災害管理責任者:
社長
災害発生時非難誘導係:
連絡網を添付してください。
避難訓練関係書類を添付してください。
4.2.e
当社は、定期的に、衛生・安全性・複雑な機械の使用法、および職務上のリスクに関して説明す
る。そして、新入社員、中途採用社員に関しても同じ説明する。
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31
MPS 品質マニュアルサンプル Version1 (2008.11)
衛生、安全性、複雑な機械の使用法、および職務上の危険要因に関して定期的に安全衛生
委員会を開き、議論をおこなう。研修が必要な場合は、研修を従業員に受けさせる。
新入社員、中途採用社員に関しては、新人研修プログラムの中で、説明を受ける。(第 4.2
章参照)
研修−衛星・安全・複雑な機械の使用法・危険要因に関するプログラムの詳細を添付して
ください。
4.2.f
当社は、業界の知識および特定の危険を周知させることによって、安全かつ衛生的な労働環境
を保証する。作業中に発生する偶発的事故や傷害を防止するために、作業環境に特有のリスク
を最小限に抑えられるよう適切な措置が取られている。
1. 危険な箇所には、注意要綱・注意を促すサイン、又はシールを添付し、作業スタッフ
の注意を喚起している
2. 朝礼・ミーティングで、危険要因、衛生的な職場作りについて喚起を行なう。
3. 危険要因、衛生で気になる点については、スタッフは朝礼・ミーティングにて他のス
タッフに周知させ、改善をする。
4.2.g
従業員に衛生的なトイレ、飲料水を提供することを保証し、また衛生的な冷蔵庫も保証する(適
切な場合)。
従業員に衛生的なトイレ、飲料水を提供することを保証し、また衛生的な冷蔵庫を提供す
る。
4.2.h
宿泊設備は(提供するのであれば)衛生的で安全なものとし、従業員の基本的要求を満たすもの
とする。
スタッフの休憩室は、衛生的で安全なものとし、従業員の基本的要求を満たすものとする。
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32
MPS 品質マニュアルサンプル Version1 (2008.11)
4.3
4.3.a
職務、責任、権限および雇用条件
当社は組織的構造を持つ
組織的構造を持つ。
組織図を添付してください。
4.3.b
当社は社内の全ての職位の責任と権限、職務を文書に記録する。
また、その職位の者が不在の場合に備えて代理に関する必要な取り決めが文書化されている。
社内の全ての職位、責任、権限、職務を文書に記録する。
(組織図に含むも可)
その職位のものが不在の場合、代理に関する取り決めがあり、その内容が記録されている。
バックアップの人事表を添付してください。(組織図に注意事項として明記するのも可)
4.3.c
当社は、全ての従業員に対して、最低年に1回、実績評価面接を行う。この面接は会社が規定し
た方法に基づいて行われる。前回の面接の結果が次回の面接のベースとなる。
全ての従業員について、最低年に 1 回、実績審査を行なう。
従業員は前回の個人目標に対して、自己評価を記録する。その内容に基づいて、上司と面
談が行なわれ、その内容を記録する。記録を元に審査を行なう。
実績評価シートのサンプルを添付してください。
4.3.d
地域あるいは国家のそれに該当する規則および ILO 規約(www.ilo.org)を、雇用条件という点に
関して、遵守しているということを証明出来なければならない。少なくとも、 次に関する規則は満
たされなければならない。
1.
職の選択の自由:強制労働の禁止
2.
組合参加の自由:全従業員は、組合のメンバーとなること、また彼ら独自の組合を設立する
こと、そして集団で協議することの特権を有する。
3.
未成年労働の禁止:従業員の最少年齢は(親族も含む)、地方と国の法律、ILO 規約に従
う。18 歳以下の子供は、夜間、および危険な状態の下での労働は禁止されている。文書に
は、従業員の生年月日といった詳細事項が記録される。前述の法規を会社は周知してい
る。
4.
賃金:総賃金支払額が、国家および地域の規則および法規制を満たしている。労働時間、
出来高、給与を示す会社規程を保有する。懲戒処分としての賃金の合算は認められず、さ
らに、国家の法規制で規定されていない場合には、賃金の合算は、当事者である従業員の
受諾表明がなければ認められない。
5.
労働時間:労働時間は、労働関連法令と ILO 規約に従い決定する。文書は各従業員の労
働時間は就業規則に明記されている。
6.
差別の禁止:差別は、任命、報酬、トレーニング、昇給、契約解除または退職(例:人種、皮
膚の色、国籍/民族、宗教、身体障害、性別、結婚歴、労働組合会員または政党)に関しあ
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33
MPS 品質マニュアルサンプル Version1 (2008.11)
ってはならない。
7.
通常の雇用関係により生ずる労働または社会保障に関する法規制または規則上発生する
従業員に対して行うべき義務は、スキルの向上または通常業務の提供を意図していない契
約の締結、業務委託契約、在宅勤務または業務の割り当てに関わる規則により、免除される
ものではない。 また、上述された義務は、期限付きの雇用契約を多く採用することによって
免除されるものではない。部分的な契約ではなく、契約のすべてについて雇用者と被雇用
者が署名している場合、文書には、上記の点への言及を含む雇用契約書および行動規範
(国家レベルまたは私的レベル)を文書化したものが含まれる。
8.
年金制度:年金制度は、国の法令を満たさなければならない。文面により、会社は、規則を
心得ていることを示す。
9.
医療制度:従業員とその親族は、医療制度を利用することができる。
10. 暴行、体罰、暴行の脅威、セクシャルハラスメント、他のハラスメント、暴言、脅迫は禁止され
ている。
当社は、就業規則を持ち、その中で上記の項目に遵守している。
就業規則の各章を項目毎に明記してください。
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34
MPS 品質マニュアルサンプル Version1 (2008.11)
4.4
4.4.a
改善マネジメント
当社は組織的に改善に取り組む。
改善計画、目標に従い、組織的に改善に取り組む。
4.4.b
当社は、改善、改善目標、それらの目標達成に関して部門内、部門間で組織的な会議を設け
る。
細かい改善点については、朝礼で注意を促す。
大きな改善点については、会議で話し合われ、改善プロジェクトチームを立ち上げ、目標
達成に取り組む。プロジェクトチームが中心となって目標達成に取り組むが、部門内、部
門間で協力が必要な時、会議、朝礼で協力を求める。
4.4.c
当社は改善活動の記録を保持する。
朝礼の記録の中に、改善点に関する内容も明記される。
改善プロジェクトの内容は記録される。
4.4.d
当社は提案された改善が決定された通りに遂行されたかチェックする。
前回、朝礼で改善を促した内容についての結果を朝礼で報告される。
又、改善プロジェクトの進捗は、定期的にスタッフに報告され、終了時には、改善報告を
記録する。
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4.5
4.5.a
文書管理と保管
当社は品質マニュアルと記録(例えば実施されたチェックの記録、苦情の記録など)を保持する。
品質マニュアル、記録、契約書を保持する。
種類
保管方法
管理責任者
保管場所
保管期間
品質マニュアル
ファイル
山田太郎
北棟1F−倉庫
毎年更新
各種契約書
ファイル
山田太郎
北棟1F−倉庫
有効期間
+5 年
仕入れ記録
伝票
山田太郎
北棟1F−倉庫
5年
売上記録
伝票写し
山田太郎
北棟1F−倉庫
5年
品質基準未達
クレーム報告書
山田太郎
北棟1F−倉庫
1年
在庫
システム
山田太郎
システム
1年
台車・梱包材在庫
システム
山田太郎
システム
1年
返品
クレーム報告書
山田太郎
北棟1F−倉庫
1年
サービス
クレーム報告書
山田太郎
北棟1F−倉庫
1年
破棄
ロスデータ表
山田太郎
北棟1F−倉庫
3年
温度・水温測定
温度・水温データ表
山田太郎
北棟1F−倉庫
3年
議事録1
朝礼報告書
山田太郎
北棟1F−倉庫
1年
議事録2
会議・改善報告書
山田太郎
北棟1F−倉庫
1年
どのように保管しているか、ルール等があったらその旨を明記する。
4.5.b
当社は管理責任者と文書の保管場所を特定する。
管理責任者と文書の保管場所を記録する。
品質マニュアル、記録、契約書の管理責任者と文書の保管場所に関する記録は、「品質マ
ニュアル」4.5.a に含む。
4.5.c
品質マニュアルの管理には以下が含まれる:プロセスの説明・作業指示・書式が明確に識別でき
る。(例えば発行日別、改定日別に管理するなど)さらにこれらは発行される前に、実用的で、読
みやすく、もれがないことが確認されている。常に最新版が用意されていなくてはならない。
品質マニュアルは、必ず、要求事項を順に沿って明記してください。図表、写真に番号タ
イトルも必ず付けてください。添付物は分かりやすいように挿入、又は添付してください。
品質マニュアルには、要求事項が明記され、各要求事項に対するプロセスの説明・作業指
示が識別できるように、さらに流通認証規格書の順に明記されている。図表や写真には必
ず、タイトルと番号をつける。図表について、マニュアルの項目に挿入できる大きさのも
のは挿入し、それ以外のものは添付する。品質マニュアルは、実用的で、完全であり、か
株式会社 XXXX
MPS-Florimark GTP
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MPS 品質マニュアルサンプル Version1 (2008.11)
つ読みやすい。常に最新版が用意されている。
4.5.d
文書保管に必要なことは以下の通りである。
分かりやすい識別表示(注文ごとにするなら注文番号及び/または注文名を付ける)、読みやすさ
が保持されていること、規定の保存期間に基づき保管されていること。
品質マニュアルはファイルにまとめられ、背表紙にその旨が表示されている。内容は、変
化に伴って更新され、その際、バージョンが新しくなった事を明記する。
●
品質マニュアルの管理、原本の保管
→
本社
●
品質マニュアルの運用
→
各部署はマニュアルのコピーを保持しており、誰でも確認することができる。
●
品質マニュアル配布数
→
原本=
本部
現場=
2部
株式会社 XXXX
総務部で行なう。
MPS-Florimark GTP
37
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