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「2015年度(2016年3月期)決算説明会」を開催しました
1 Ⅰ 2015年度決算 Ⅱ 2016年度見通し Ⅲ 前中期経営計画総括(2013~2015年度) Ⅳ 2016~2020年度中期経営計画 2 Ⅰ 2015年度決算 3 ◆Ⅰ 2015年度決算 全体概要(連結) 単位:億円 14年度 実績 ① 15年度 実績 ② 差異 ②-① 受注・受託高 651 945 294 売上高 681 830 149 営業利益 30.2 36.0 5.8 ≪ 4.4 ≫ ≪ 4.3 ≫ 30.0 36.2 ≪ 4.4 ≫ ≪ 4.3 ≫ 16.5 22.1 ≪当期純利益率(%)≫ ≪ 2.4 ≫ ≪ 2.7 ≫ - ≪総資産利益率【ROA】(%)≫ ≪ 5.2 ≫ ≪ 5.5 ≫ - ≪営業利益率(%)≫ 経常利益 ≪経常利益率(%)≫ 当期純利益 - 6.2 - 5.6 ※受注・受託高は長期運転維持管理業務を含む ※ROA=経常利益/総資産(期首総資産と期末総資産の平均) 4 ◆Ⅰ 2015年度決算 セグメント別受注・受託高(連結) 単位:億円 水処理 廃棄物処理 化学・食品機械 945※ 1,000 74 651 68 500 467 416 0 14年度 実績 化学・食品機械 ・ほぼ前期並み +294 > ( +6 ) 廃棄物処理 ( +244 ) ・廃棄物処理DBO案件の受注 により増加 223 358 <14年度との差異 15年度 実績 水処理 ( +58 ) ・官需水処理分野で、大型案件 や長期包括案件の受注により 増加 ※セグメント間調整額 △13億円を含む 5 ◆Ⅰ 2015年度決算 セグメント別売上高(連結) 単位:億円 水処理 廃棄物処理 化学・食品機械 1,000 < 14年度との差異 +148 > 830※ 68 681 72 416 500 281 327 0 14年度 実績 352 15年度 実績 化学・食品機械 ・ほぼ前期並み ( △3 ) 廃棄物処理 ( +134 ) ・大型の廃棄物処理建設案件の 工事進捗等により増収 水処理 ( +24 ) ・官需水処理分野、産業用水処 理分野の案件進捗等により 増収 ※セグメント間調整額 △6億円を含む 6 ◆Ⅰ 2015年度決算 セグメント別経常利益(連結) 単位:億円 水処理 廃棄物処理 化学・食品機械 調整額 36.2 40 30.0 2.7 2.5 < 14年度との差異 +6.2 > 化学・食品機械 ( + 0.2 ) ・コスト改善、工場操業度の 向上等により増益 25 26.4 33.0 水処理 ( △1.3 ) ・案件構成の変化、一部の固定 資産の耐用年数の見直し等に より減益 10 0 廃棄物処理 ( +6.6 ) ・増収により増益 3.5 △ 2.4 2.2 △ 1.7 14年度 実績 15年度 実績 △5 調整額 ( +0.7 ) 7 ◆Ⅰ 2015年度決算 連結財政状態・配当 単位:億円 14年度 実績 578 739 資本金 60 60 資本剰余金 33 33 利益剰余金 118 133 計 211 226 ≪ 35.9 ≫ ≪ 30.0 ≫ 短期借入金 14 75 長期借入金 - 10 14 85 ≪ 0.07 ≫ 9.00 ≪ 0.38 ≫ 9.00 (予定) 32.7 (予定) 総資産 株主資本 ≪自己資本比率(%)≫ 外部負債残高 15年度 実績 計 ≪D/Eレシオ(倍)≫ 年間配当金(円/1株) 配当性向(%) 43.8 8 Ⅱ 2016年度見通し 9 ◆Ⅱ 2016年度見通し 全体概要(連結) 単位:億円 15年度 実績 ① 16年度 見通し ② 差異 ②-① 受注・受託高 945 788 △ 157 売上高 830 775 △ 55 営業利益 36.0 27.0 △ 9.0 ≪ 4.3 ≫ ≪ 3.5 ≫ 36.2 27.0 ≪ 4.3 ≫ ≪ 3.5 ≫ 22.1 17.5 ≪当期純利益率(%)≫ ≪ 2.7 ≫ ≪ 2.3 ≫ - ≪総資産利益率【ROA】(%)≫ ≪ 5.5 ≫ ≪ 4.1 ≫ - ≪営業利益率(%)≫ 経常利益 ≪経常利益率(%)≫ 当期純利益 - △ 9.2 - △ 4.6 ※受注・受託高は長期運転維持管理業務を含む ※ROA=経常利益/総資産(期首総資産と期末総資産の平均) 10 ◆Ⅱ 2016年度見通し セグメント別受注・受託高(連結) 単位:億円 1,000 水処理 廃棄物処理 化学・食品機械 945※1 74 < 15年度との差異 788※2 74 467 366 500 416 347 化学・食品機械 ・ほぼ前期並み △157 > ( ±0 ) 廃棄物処理 ( △101 ) ・案件構成の変化により減少の 見込み 水処理 ( △69 ) ・官需水処理分野で減少の 見込み 0 15年度 実績 16年度 見通し ※1=△13億円、※2=+1億円、 セグメント間調整額含む 11 ◆Ⅱ 2016年度見通し セグメント別売上高(連結) 単位:億円 水処理 廃棄物処理 化学・食品機械 1,000 < 15年度との差異 830※1 68 416 500 352 775※2 74 345 363 0 15年度 実績 16年度 見通し 化学・食品機械 ・ほぼ前期並み △55 > ( +6 ) 廃棄物処理 ( △71 ) ・廃棄物処理建設案件の進捗 差、案件構成の変化等により 減収の見込み 水処理 ( +11 ) ・産業用水処理分野等で増収の 見込み ※1=△6億円、※2=△7億円、 セグメント間調整額含む 12 ◆Ⅱ 2016年度見通し セグメント別経常利益(連結) 単位:億円 水処理 廃棄物処理 化学・食品機械 調整額 40 < 15年度との差異 36.2 2.7 27.0 ( +0.4 ) 3.1 25 33.0 18.3 10 0 化学・食品機械 ・ほぼ前期並み △9.2 > 2.2 △ 1.7 7.6 △ 1.9 △5 廃棄物処理 ( △14.7 ) ・廃棄物処理建設案件の進捗 差、案件構成の変化等により 減益の見込み 水処理 ( +5.4 ) ・産業用水処理分野等での 増収等により増益の見込み 調整額 15年度 実績 16年度 見通し ( △0.2 ) 13 Ⅲ 前中期経営計画総括(2013~2015年度) 14 ◆Ⅲ 前中期経営計画総括(2013~2015年度) 2020年度ビジョン ■目指すべき企業像 環境・エネルギー分野で、 特色あるプロセス・ハード/サービスを 提供する存在感のあるグローバル企業となる ■2020年度 ビジョン 連結売上高 連結経常利益 1,200億円 80億円 15 ◆Ⅲ 前中期経営計画総括(2013~2015年度) 業績の推移 単位:億円 13年度 実績 14年度 実績 15年度 実績 受注・受託高 801 651 945 売上高 681 681 830 経常利益 26.0 30.0 36.2 ≪ 3.8 ≫ ≪ 4.4 ≫ ≪ 4.3 ≫ 1,249 1,219 1,335 ≪経常利益率(%)≫ 受注・受託残高 ※受注・受託高及び受注・受託残高は長期運転維持管理業務を含む 16 ◆Ⅲ 前中期経営計画総括(2013~2015年度) 3ヵ年累計比較(連結売上高・経常利益) 単位:億円 13年度 2,160 14年度 単位:億円 15年度 2,192 92.2 81.0 820 連 結 売 上 高 830 36.2 40.0 680 681 30.0 連 結 経 常 利 益 21.0 660 681 中期計画 3ヵ年実績 20.0 中期計画 26.0 3ヵ年実績 17 ◆Ⅲ 前中期経営計画総括(2013~2015年度) セグメント別受注・受託高(連結) 単位:億円 水処理 廃棄物処理 化学・食品機械 ≪≫内は長期運転維持管理業務の受託高(内数) 1,000 801 ≪156≫ 67 74 651 ≪65≫ 68 500 0 945※ ≪262≫ 467 403 223 330 358 416 13年度 実績 14年度 実績 15年度 実績 ※セグメント間調整額 △13億円を含む 18 ◆Ⅲ 前中期経営計画総括(2013~2015年度) セグメント別売上高(連結) 単位:億円 水処理 廃棄物処理 化学・食品機械 1,000 830※ 681 681 63 72 68 416 500 299 281 318 327 352 ※セグメント間調整額 △6億円を含む 0 13年度 実績 14年度 実績 15年度 実績 19 ◆Ⅲ 前中期経営計画総括(2013~2015年度) セグメント別経常利益(連結) 単位:億円 水処理 廃棄物処理 調整額 45 36.2 26.0 0.1 30.0 2.7 2.5 30 15 化学・食品機械 35.6 0 △ 9.1 26.3 33.0 3.4 △ 2.4 △ 1.7 14年度 実績 15年度 実績 2.2 △ 0.6 △ 15 13年度 実績 20 ◆Ⅲ 前中期経営計画総括(2013~2015年度) 具体的な成果 ①業界でのレベル向上 <体質改善、競争力強化> ○技術の差別化と徹底的なブラッシュアップ ・機器設計の標準化/既標準機器のブラッシュアップを推進 ○基幹ハードウェアの拡充 ・低LCCやエネルギー利用の商品力向上に向け、 キーハード・プロセスの開発に着手・推進 ・焼却市場再参入に向けた、ガス化燃焼炉の開発・上市 ○ライフサイクルコストの低減 ・徹底したコストダウンの推進 ・廃棄物発電の高効率化 21 ◆Ⅲ 前中期経営計画総括(2013~2015年度) 具体的な成果 ②海外における成長機会の追求 <事業規模の拡大> ベトナム ○水処理事業基盤の確立 ・2010年設立の現地法人KESV ※1 が着実に受注拡大(実績累計30件) ○生産拠点の拡充 ・2013年10月、グラスライニング製機器製造工場 (ロンドウック工場)を建設し、生産体制を確立 カンボジア ○プノンペン事務所開設 (2015年10月) ・既受注案件のサポート及び現地企業との連携強化 による案件発掘 Vina Kyoei殿(ベトナム) 製鋼工場用水処理設備 欧 州 ○英国市場への流動床式ガス化溶融技術の適用 ・2015年3月、当社の先進技術をベースとしたプロジェクトが 英国版固定価格買取制度の対象として採択され、対応継続中 ※1 KESV:KOBELCO ECO-SOLUTIONS VIETNAM CO.,LTD. 22 ◆Ⅲ 前中期経営計画総括(2013~2015年度) 具体的な成果 ③モノだけの価値から、サービスも含めた 価値による事業形成への転換 <収益最大化・安定化> ○メンテナンス事業の再編 ・連結子会社との役割分担を見直し、水処理関連事業 (2014年10月1日) ・ 廃棄物処理関連事業 (2015年4月1日) のメンテナンス事業を再編 ・新規建設案件並びに既設案件(ストックビジネス案件)への提案力を 強化すると共に、更に細やかなサービスを顧客に提供 (15年度:安芸クリーンセンター基幹的設備改良工事案件を受注) ○微量PCB処理事業の開始 ・2015年3月に神戸市内某事業所殿向け「低濃度PCB廃棄物の無害化 処理に関わる大臣認定」を取得、6月に微量PCB汚染変圧器の現地 洗浄処理を完了 23 ◆Ⅲ 前中期経営計画総括(2013~2015年度) 具体的な成果 ④新規メニュー、新規事業の創出 <成長と発展> ○放射能除染・廃棄物処理関連事業 ・福島県阿武隈川上流流域下水道県中浄化センターにて、放射性物質含有 下水汚泥の焼却実証事業を14年3月に無事終了 ・福島県の飯舘村小宮地区にて、汚染廃棄物対策地域内の廃棄物処理業務 (減容化処理)第1号案件を13年11月に受託。17年3月に終了予定 ○バイオマス利活用(バイオマス発電) ・下水汚泥の処理過程で発生する消化ガスを 下関市殿より買い取り、FIT制度の適用を 受けた発電事業を山口合同ガス(株)等と 共同で実施。当社は発電設備の設計・建設、 維持管理を担当 発電設備イメージ図 24 ◆Ⅲ 前中期経営計画総括(2013~2015年度) 具体的な成果 ④新規メニュー、新規事業の創出 <成長と発展> ○木質バイオマス発電事業 ・福井県大野市における木質バイオマスを原料 とした発電事業に取り組み、16年3月より、 送電開始 【発電規模:7,000kW (一般家庭約1万5,000世帯分)】 福井グリーンパワー大野発電所 ○微細藻類事業化推進 ・1m3培養槽において従属栄養培養方式で 安定的な培養技術を確立 ・食料原料の製造・販売開始に向けた生産 体制を整備(技術研究所:神戸市西区) 微細藻類(従属栄養培養) 25 Ⅳ 2016~2020年度中期経営計画 26 ◆Ⅳ 2016~2020年度中期経営計画 2020年度目標 ■目指したい企業像 特長のある技術と豊富な経験を活かし、強い 責任感を持って、環境に優しい地域作りに 貢献する神鋼環境ソリューショングループ ■2020年度 数値目標 連結売上高 連結経常利益 1,000億円 50億円 ■目標経営指標 ROA 5%以上 D/Eレシオ 1.0以下の継続的達成 27 ◆Ⅳ 2016~2020年度中期経営計画 前中期経営計画との数値比較 単位:億円 水処理 廃棄物処理 海外 新規 化学・食品機械 1,500 *( )内は連結経常利益 *海外売上高は化学・食品機械分を除く 1,200 (80.0) 1,000 1,000 150 (50.0) 190 101 100 110 76 330 500 327 430 386 2020年度ビジョン 2020年度 (2013年策定・前中期経営計画) (中期経営計画) 0 28 ◆Ⅳ 2016~2020年度中期経営計画 売上高・経常利益(連結)数値目標 単位:億円 水処理 廃棄物処理 海外 新規 化学・食品機械 1,000 (50.0) *( )内は連結経常利益 *海外売上高は化学・食品機械分を除く 1,000 101 775※ (27.0) 110 78 32 71 76 327 500 312 386 289 ※セグメント間調整額 △7億円を含む 0 16年度 見通し 20年度 目標 29 ◆Ⅳ 2016~2020年度中期経営計画 当社グループを取り巻く事業環境 国 海 再生可能エネルギー利活用の関連需要が拡大 放射能除染・廃棄物処理に向けた中間貯蔵施設の 計画が進捗中 共 通 震災復興事業に加え、東京五輪施設の整備により 工事コストが上昇 官需では国策(新下水道ビジョン・新水道ビジョン等)に より、PPP案件(発電/汚泥燃料化/水道事業等)が増加 内 水処理 民間の設備投資では既設更新・延命化が主体 国の長寿命化促進により、基幹改良は増加、当社既納 施設でも基幹改良ニーズが顕在化 新規案件市場は基幹改良による施設長寿命化を受け、 廃棄物処理 将来的には減少の可能性 足元の新規案件では機種競合案件が増加し競争が激化 化学・食品機械 顧客の設備投資は先行き不透明 水インフラ投資は堅調に推移 アジア等新興国 国内競合他社の海外展開が加速、競争が激化 外 「EU再生可能エネルギー促進指令」の採択 欧 州 再生可能エネルギーへのインセンティブにより 流動床式ガス化溶融技術の優位性が継続(英国) 30 ◆Ⅳ 2016~2020年度中期経営計画 基本方針 ◇主力事業のリノベーション ○ストックビジネスの強化による、地域における包括的な拠点の構築 ○面での営業・提案活動の展開、 メニュー横断的なトータルソリューションの提供 ◇海外展開・新規事業での着実なビジネスの拡大 ◇神戸製鋼グループとの連携強化 31 ◆Ⅳ 2016~2020年度中期経営計画 基本方針・主な取り組み ◇主力事業のリノベーション ○ストックビジネスの強化による、地域における包括的な拠点の構築 DBO/PFI案件等の受注を足掛かりとした 地域拠点の拡大とストックビジネスの取り込み 基幹改良等を含めた長期に亘る地域貢献 顧客・地域との共存共栄を 目指したビジネスモデルの構築 ~既納顧客や神戸製鋼グループ 事業拠点を核とした地域作り~ ~地域に密着した営業・ サービス体制の強化~ :主な水処理・廃棄物処理既納施設、神戸製鋼グループ事業所 等 32 ◆Ⅳ 2016~2020年度中期経営計画 基本方針・主な取り組み ◇主力事業のリノベーション ○ストックビジネスの強化による、地域における包括的な拠点の構築 廃棄物処理施設のライフサイクルと当社ビジネス 検討開始 着工 検討・計画 基幹改良・長寿命化 竣工・運営開始 施設建設 施設閉鎖・建替 運転・維持管理 竣工後10年頃 顧客での検討 基幹改良計画 見積設計・技術提案 EPC 建設工事 竣工後15年頃 試運転 基幹改良 基幹改良工事 運転・維持管理(30年間) ※1 O&M ※2 検討開始から施設建て替えまで40年 (検討:6年、建設:4年、運転・維持管理:30年) ・ライフサイクルの長期を占める運転・維持管理期間での地域貢献を強化 ・前中期期間にメンテナンス事業を統合 ⇒ 今中期期間に統合効果を追求 ※1 EPC:設計・調達・建設 ※2 O&M:運転・維持管理 33 ◆Ⅳ 2016~2020年度中期経営計画 基本方針・主な取り組み ◇主力事業のリノベーション ○面での営業・提案活動展開、メニュー横断的なトータルソリューションの提供 多様なメニューを有する強みを活かし、「静脈系バイオマス全般」を対象とした 「環境・エネルギー分野」における、「トータルソリューション」を提供 【従 来】 【目指したい姿】 A市 C市 ごみ処理施設 ごみ B市 下水処理施設 下水 地 域 の 静 脈 系 バ イ オ マ ス ごみ ごみ処理施設 下水 下水処理施設 下水汚泥 下水汚泥処理施設 未利用木材 木質バイオマス 発電施設 ( 発 エ電 ネ・ ルバ ギイ ーオ 回ガ 収ス 等 ) 「個々」の地域における 「単一」の環境課題に対して 「単一」のソリューションを提供 地域社会の「複数」の静脈系バイオマスを 「多様」な製品・サービスで 「処理」のみならず「エネルギー回収」まで 「点」のソリューション 「面」でのトータルソリューション 34 ◆Ⅳ 2016~2020年度中期経営計画 基本方針・主な取り組み ◇主力事業のリノベーション ○面での営業・提案活動展開、メニュー横断的なトータルソリューションの提供 面での営業・提案活動展開の例 【パターン①】 【パターン②】 既存のストックを核に、 ソリューション提供範囲を拡大 E市 D市 既存ストック (下水処理場) 浄水場 計画の当初から、複数のソリューションを パッケージで提案 下水汚泥 処理施設 ごみ 処理施設 ・地域を熟知した最適ソリューションを提案 ・既存ストックと連携したバイオマス処理・ エネルギー回収 ・部品、運転員の一部共通化等、地域の メリット最大化 地 域 の 静 脈 系 バ イ オ マ ス ごみ ごみ処理施設 下水汚泥 下水汚泥処理施設 下水 下水処理施設 浄水場 エ ネ ル ギ ー 回 収 上提 水供 ・上下水道、廃棄物処理等、地域の幅広い環境課題 に対応 ・DBO/PFI等の発注形態の変化を捉えた、 当社からの事業提案 35 ◆Ⅳ 2016~2020年度中期経営計画 基本方針・主な取り組み ◇海外展開・新規事業での着実なビジネスの拡大 ○海外展開での着実なビジネス拡大 【水処理】 ・ベトナム、カンボジアを基軸とした東南アジアでのビジネス拡大 【廃棄物処理】 ・高効率エネルギー回収、多様な対象物の処理に優れた流動床式ガス化 技術を核とし、地域のニーズに適したテクノロジーの提供 【化学・食品機械】 ・ベトナム現地製造工場(ロンドウック工場)に おけるグラスライニング製機器の商品競争力 (価格・品質)強化 ロンドウック工場外観 36 ◆Ⅳ 2016~2020年度中期経営計画 流動床式ガス化溶融案件への取り組み ○英国での第1号案件の受注・完遂 ・施設規模 ・案件状況 ・当社対応状況 600t/日(300t/日×2系列) 2015年3月 当社の先進技術をベースに、パートナーと 構築するプロジェクトが英国版固定価格買取 制度(FIT-CfD)の対象として採択された プロセス・オーナーとして基本設計、及びコア設備となる 当社主要機器(ガス化炉、溶融炉等) をパートナーへ提案し、 詳細協議中 ○欧州・東南アジア等、重点エリアでの流動床式ガス化技術の認知度向上 37 ◆Ⅳ 2016~2020年度中期経営計画 基本方針・主な取り組み ◇海外展開・新規事業での着実なビジネスの拡大 ○新規事業での着実なビジネス拡大 ・ユーグレナ(微細藻類)事業化推進 ・水素関連ビジネスへの取り組み ・「環境・エネルギー」分野で当社の強み・独自性を活かした新規 事業の拡大(バイオマス活用事業、保有する管理型最終処分場に 中間処理を加えたモデル事業等の構築) 38 ◆Ⅳ 2016~2020年度中期経営計画 ユーグレナ(微細藻類)事業化推進 基本方針 ○食品事業 ・食品原料としての製造・販売の立ち上げ ○化成品原料 ・生物資源由来のバイオプラスチック等の 開発を目指す パラミロン精製技術の特許取得 パラミロン 10 µm ユーグレナグラシリス EOD-1 TM ○16年2月、ユーグレナ体内からパラミロン を高純度かつ安全に抽出精製する方法の 特許を取得(特許第5883532号) ○パラミロンは、食品、化成品分野への適用 も期待されており、事業化に向けた検討を 継続中 当社ユーグレナ トレードマーク 39 ◆Ⅳ 2016~2020年度中期経営計画 水素関連ビジネスへの取り組み 水電解式高純度水素発生装置(HHOG※) ○再生可能エネルギーでCO2フリー水素を製造できる HHOGの特長を活かし、再エネ水素ステーションの 実証実験に神戸製鋼グループの一員として参画 ○水素貯蔵により災害時や離島での電力確保、平常時 の電力需給調整などへの利用も可能 HHOG 水電解式 高純度水素 酸素発生装置 ※HHOG:High-purity Hydrogen Oxygen Generator 「水と電気」で「高純度の水素ガス」をオンサイトで発生 下水由来バイオガスからの水素製造 ○自動車燃料・都市ガス導管注入で実績を有する当社の消化ガス精製技術、 神戸製鋼グループが保有する水素技術(充填設備等)を活用したシステム を検討 ○下水処理場の既存の消化設備を活用した計画が可能 40 ◆Ⅳ 2016~2020年度中期経営計画 基本方針・主な取り組み ◇神戸製鋼グループとの連携強化 ○グループにおける当社環境ビジネスの拡大 ・各事業所、発電所等への水処理維持管理包括案件への取り組み ・ゼロエミッションへ向けた、水・廃棄物・エネルギーソリューション 活動への展開 ○グループ技術の活用 ・下水汚泥や廃棄物焼却プラントでの小型発電システム(スチーム スター、バイナリー発電)の活用によるエネルギー回収率の向上 ・先端的な要素技術(流熱技術、構造並びに振動音響解析、腐食防食 技術等)による差別化 ○グループと協業した事業領域拡大、競争力強化 ・水処理・廃棄物処理案件の海外展開 ・中間貯蔵施設・土壌浄化ビジネスでの提案強化 41 ◆将来見通しに関する注意事項 本資料の中には、当社の将来への予測に関する 内容が含まれています。これらは、当社が 現在入手可能な情報による判断および仮定に 基づいており、判断や仮定に内在する不確定性 および今後の事業運営や内外の状況変化による 変動可能性など様々な要因によって、実際に 生じる結果が予測内容とは実質的に異なって しまう可能性があります。当社は、将来予測に 関するいかなる内容についても、改訂する 義務を負うものではありません。 42