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3 調査問題の解説(9ページから25ページ)(PDF形式 1154
Ⅲ 調査問題の解説 1 分類・区別別集計結果 (1)小学校 国語 【八王子市の概要 小学校 国語】 (1)小学校 国語 □学習指導要領の領域 国語A 「主として『知識』に関する問題」 ①「話すこと・聞くこと」 設問数 1問 ○全国平均と比較して0.6ポイント上回っている。 八王子市 全国(公立) 東京都(公立) 53.6% 53.0% 57.4% ②「書くこと」 設問数 1問 〇全国平均と比較して1.1ポイント上回っている。 八王子市 全国(公立) 東京都(公立) 87.1% 86.0% 87.7% ③「読むこと」 設問数 4問 〇全国平均と比較して1.5ポイント上回っている。 八王子市 全国(公立) 東京都(公立) 56.7% 55.2% 59.0% 【今回の調査結果における課題】 「書くこと」 「読むこと」の領域の問題に課題 が見られた。 □正答率に課題のあった設問の趣旨 ■目的や意図に応じ、取材した内容を整理しな がら記事を書くことができる。 ■文章と図とを関係付けて、自分の考えを書く ことができる。 ■新聞のコラムを読んで、表現の工夫を捉える ことができる。 ④「言語事項」 設問数9問 ▲全国平均と比較して1.0ポイント下回っている。 八王子市 全国(公立) 東京都(公立) 76.2% 78.6% 77.2% 【授業改善の方向】 ■取材した事柄を記事として書く際に、事実と 感想、意見などと区別するだけではなく、目 的や意図に応じ、伝えたい内容を詳しく書い たり、それ以外の内容を簡単にまとめて書い たりするような学習を行う。 国語B 「主として『活用』に関する問題」 ①「話すこと・聞くこと」 設問数 0問 八王子市 全国(公立) 東京都(公立) ②「書くこと」 設問数 6問 ▲全国平均と比較して3.3ポイント下回っている。 八王子市 全国(公立) 東京都(公立) 57.8% 61.1% 62.2% ③「読むこと」 設問数 6問 ▲全国平均と比較して3.5ポイント下回っている。 八王子市 全国(公立) 東京都(公立) 64.6% 68.1% 68.6% ④「言語事項」 八王子市 設問数 0問 全国(公立) 東京都(公立) ※〇は全国平均を上回っているもの ▲は全国平均を下回っているもの 9 ■図やグラフなどが添えられた文章を提示し、 それらを関係付けて読んだり、自分の考えを 書いたりする学習を行う。 ■実際の新聞の中からコラムを集めて多読し、 どのような話題が取り上げられ、それに対し 筆者がどのような考えをもっているのかを読 み比べするような学習を行う。 (2)小学校 算数 【八王子市の概要 小学校 算数】 □学習指導要領の領域 算数A 「主として『知識』に関する問題」 ①「数と計算」 設問数 7問 ▲全国平均と比較して1.2ポイント下回っている。 八王子市 全国(公立) 東京都(公立) 78.9% 80.1% 81.4% ②「量と測定」 八王子市 71.3% 「数と計算」 「数量関係」の領域の問題に課題 が見られた。 □正答率に課題のあった設問の趣旨 ■概数を用いた見積りの結果とそれに基づく判 断を理解し、3000個集めればよい理由を 言葉と数を用いて記述できる。 設問数 3問 全国(公立) 71.3% 【今回の調査結果における課題】 ■正三角形の性質を基に、示された周の長さか 東京都(公立) 73.6% ら辺の長さが等しくなる位置を求めることが できる。 ③「図形」 設問数 4問 〇全国平均と比較して2.2ポイント上回っている。 八王子市 全国(公立) 東京都(公立) 66.7% 64.5% 69.2% ■示された情報から基準量を求める場面と捉 え、比較量と割合から基準量を求めることが できる。 ④「数量関係」 設問数 2問 ▲全国平均と比較して2.7ポイント下回っている。 八王子市 全国(公立) 東京都(公立) 82.2% 84.9% 85.4% 算数B 「主として『活用』に関する問題」 ①「数と計算」 設問数 4問 ▲全国平均と比較して2.1ポイント下回っている。 八王子市 全国(公立) 東京都(公立) 40.3% 42.4% 45.3% ②「量と測定」 設問数 3問 ▲全国平均と比較して1.5ポイント下回っている。 八王子市 全国(公立) 東京都(公立) 40.2% 41.7% 44.6% ③「図形」 設問数 7問 ▲全国平均と比較して1.1ポイント下回っている。 八王子市 全国(公立) 東京都(公立) 44.5% 45.6% 48.5% ④「数量関係」 設問数 3問 ▲全国平均と比較して3.3ポイント下回っている。 八王子市 全国(公立) 東京都(公立) 39.7% 43.0% 45.8% ※〇は全国平均を上回っているもの ▲は全国平均を下回っているもの 10 【授業改善の方向】 ■日常生活の場面を取り上げ、目的に応じた処 理をするための見積り方を選択したり、処理 の結果のおおよその大きさを判断させたりす る学習を行う。 ■正三角形の特徴や性質を確認し、一辺の長さ を求めるためには、どのような性質を用いる とよいのかについて話し合う活動を取り入れ た学習を行う。 ■基準量、比較量、割合の関係を数直線で表す 等、数量の関係を表現する活動を取り入れた 学習を行う。 (3)小学校 理科 【今回の調査結果における課題】 【八王子市の概要 小学校 理科】 □学習指導要領の領域 ①「物質」 設問数 7問 ▲全国平均と比較して0.3ポイント下回っている。 八王子市 全国(公立) 東京都(公立) 57.1% 57.4% 59.6% ②「エネルギー」 設問数 6問 ▲全国平均と比較して1.3ポイント下回っている。 八王子市 全国(公立) 東京都(公立) 64.3% 65.6% 66.5% ③「生命」 設問数 6問 ▲全国平均と比較して3.3ポイント下回っている。 八王子市 全国(公立) 東京都(公立) 57.9% 61.2% 62.0% ④「地球」 設問数 7問 ○全国平均と比較して0.2ポイント上回っている。 八王子市 全国(公立) 東京都(公立) 58.0% 57.8% 60.1% ※〇は全国平均を上回っているもの ▲は全国平均を下回っているもの 「物質」 「生命」の領域の問題に課題が見られ た。 □正答率に課題のあった設問の趣旨 ■析出する砂糖の量について分析するために、 グラフを基に考察し、その内容を記述するこ とができる。 ■顕微鏡の適切な操作方法を身に付けている。 ■植物の適した栽培場所について、成長の様子 と日光の当たり方を適用して、その内容を記 述できる。 【授業改善の方向】 ■いろいろな水温における砂糖の溶ける量をグ ラフに整理することで実験のデータを全体的 に見直したり、水温が下がると砂糖の溶ける 量が減るという傾向性について、食塩が溶け る量と比較したり、図や文で表現したりする 学習を行う。 ■目的に応じて観察器具を適切に操作できるよ うに、児童が試行錯誤しながら観察・実験を 進められるような時間を十分に確保した学習 を行う。 ■実際に顕微鏡等の観察器具を用いて具体的な 操作方法を示すとともに、教科書等を活用し て、適切な操作について理解できるような学 習を行う。 ■既習事項を基に、様々な内容と実際の自然の 事物・事象との関係に気付くことができるよ うに、知識や経験を日常生活へ適用する場面 を意図的に設定する学習を行う。 11 (4)中学校 国語 【八王子市の概要 中学校 国語】 □学習指導要領の領域 国語A 「主として『知識』に関する問題」 ①「話すこと・聞くこと」 設問数 4問 〇全国平均と比較して2.1ポイント上回っている。 八王子市 全国(公立) 東京都(公立) 81.8% 79.7% 81.8% ②「書くこと」 設問数 5問 〇全国平均と比較して2.5ポイント上回っている。 八王子市 全国(公立) 東京都(公立) 76.1% 73.6% 76.2% ③「読むこと」 設問数 5問 〇全国平均と比較して1.4ポイント上回っている。 八王子市 全国(公立) 東京都(公立) 87.5% 86.1% 87.4% 【今回の調査結果における課題】 「読むこと」 「言語事項」の領域の問題に課題 が見られた。 □正答率に課題のあった設問の趣旨 ■語句の意味を理解し、文脈の中で適切に使う ことができる。 ■単語の類別について理解している。 ■複数の資料から適切な情報を得て、自分の考 えを具体的に書くことができる。 ■文章の構成や展開などを踏まえ、根拠を明確 にして自分の考えを書くことができる。 ④「言語事項」 設問数19問 〇全国平均と比較して0.5ポイント上回っている。 八王子市 全国(公立) 東京都(公立) 73.4% 72.9% 73.9% 国語B 「主として『活用』に関する問題」 ①「話すこと・聞くこと」 設問数 3問 〇全国平均と比較して0.2ポイント上回っている。 八王子市 全国(公立) 東京都(公立) 72.4% 72.2% 72.7% ②「書くこと」 設問数 3問 〇全国平均と比較して0.9ポイント上回っている。 八王子市 全国(公立) 東京都(公立) 37.6% 36.7% 37.9% ③「読むこと」 設問数 6問 〇全国平均と比較して1.6ポイント上回っている。 八王子市 全国(公立) 東京都(公立) 64.2% 62.6% 64.1% ④「言語事項」 八王子市 【授業改善の方向】 ■場面に即した語句・語彙についての理解を深 めるためには、話や文章の中で実際に使われ ている語句の意味を考え、似た意味を表す別 の言葉に言い換えてみるなどの学習を行う。 ■単語の類別を理解するためには、例文を使っ て比較したり書き換えたりして、文の中で果 たす役割の違いに注目する学習を行う。 ■複数の情報から適切な情報を得て、自分の考 えを深めたり広げたりするために、学校図書 館やインターネットなどを利用し、主体的に 情報を探していく学習を行う。 設問数 0問 全国(公立) ■文章の展開について自分の考えをもたせるた めには、作品の全体像を捉えた上で場面の役 割等を分析的に考えさせ、話し合い活動を取 り入れた学習を行う。 東京都(公立) ※〇は全国平均を上回っているもの ▲は全国平均を下回っているもの 12 (5)中学校 数学 【八王子市の概要 中学校 数学】 □学習指導要領の領域 数学A 「主として『知識』に関する問題」 ①「数と式」 設問数12問 〇全国平均と比較して2.0ポイント上回っている。 八王子市 全国(公立) 東京都(公立) 69.7% 67.7% 69.6% ②「図形」 設問数12問 〇全国平均と比較して2.2ポイント上回っている。 八王子市 全国(公立) 東京都(公立) 65.6% 63.4% 65.5% ③「関数」 設問数 8問 〇全国平均と比較して1.1ポイント上回っている。 八王子市 全国(公立) 東京都(公立) 62.8% 61.7% 63.5% 【今回の調査結果における課題】 「数と式」 「関数」の領域の問題に課題が見ら れた。 □正答率に課題のあった設問の趣旨 ■数量の関係を文字式に表すことができる。 ■具体的な事象における数量の関係を捉え、連 立二元一次方程式を作ることができる。 ■二元一次方程式の解を座標とする点の集合 は、直線として表されることを理解している。 ■事象を式の意味に即して解釈し、その結果に ついて、数学的な表現を用いて説明すること ができるかどうかをみる。 ④「資料の活用」 設問数 4問 〇全国平均と比較して1.1ポイント上回っている。 八王子市 全国(公立) 東京都(公立) 64.1% 63.0% 64.2% 数学B 「主として『活用』に関する問題」 ①「数と式」 設問数 4問 〇全国平均と比較して0.5ポイント上回っている。 八王子市 全国(公立) 東京都(公立) 63.7% 63.2% 64.5% ②「図形」 設問数 4問 〇全国平均と比較して3.3ポイント上回っている。 八王子市 全国(公立) 東京都(公立) 42.3% 39.0% 42.6% ③「関数」 設問数 5問 ○全国平均と比較して2.5ポイント上回っている。 八王子市 全国(公立) 東京都(公立) 33.2% 30.7% 32.9% ④「資料の活用」 設問数 2問 〇全国平均と比較して2.6ポイント上回っている。 八王子市 全国(公立) 東京都(公立) 33.8% 31.2% 33.7% ※〇は全国平均を上回っているもの ▲は全国平均を下回っているもの 13 【授業改善の方向】 ■事柄や数量の関係を捉え、その関係を文字式 に表すことができるようにするために、関係 を図に表したり、具体的な数や言葉を使った 式を利用したりして関係を捉る学習を行う。 ■問題解決の場面で方程式を利用できるように するため、方程式をつくる際には、着目する 数量を見いだして方程式に表せばよいことを 理解する場面を設定する学習を行う。 ■二元一次方程式の解を座標とする点の集合 は、座標平面上で直線になることをコンピュ ータ等を用いて観察し、実感を伴って理解で する場面を設定する学習を行う。 ■日常的な事象について、言葉で表された式の 数学的な意味を考えられるようにする活動や 数学的な解釈に基づいて、事象が成り立つ理 由を説明できるようにする学習を行う。 (6)中学校 理科 【今回の調査結果における課題】 【八王子市の概要 中学校 理科】 □学習指導要領の領域 ①「物理的領域」 設問数7問 ▲全国平均と比較して2.1ポイント下回っている。 八王子市 全国(公立) 東京都(公立) 46.8% 48.9% 47.9% ②「化学的領域」 設問数7問 ▲全国平均と比較して0.7ポイント下回っている。 八王子市 全国(公立) 東京都(公立) 55.5% 56.2% 56.1% ③「生物的領域」 設問数 6問 ▲全国平均と比較して2.2ポイント下回っている。 八王子市 全国(公立) 東京都(公立) 60.0% 62.2% 62.1% 「物理的領域」 「地学的領域」の問題に課題が 見られた。 □正答率に課題のあった設問の趣旨 ■他者の考察を検討して改善し、水の状態変化 と関連付けて雲の成因を正しく説明すること ができる。 ■露点を測定する場面において、最も高い湿度 の時刻を指摘することができる。 ■音の高さは、 「空気の部分の長さ」に関係して いることを確かめる実験を計画することがで きる。 ④「地学的領域」 設問数 6問 ▲全国平均と比較して1.3ポイント下回っている。 八王子市 全国(公立) 東京都(公立) 45.1% 46.4% 46.1% ※〇は全国平均を上回っているもの ▲は全国平均を下回っているもの 【授業改善の方向】 ■結果の考察などを検討して改善する際は、複 数の情報から、多面的、総合的に思考できる ような場面を設定する学習を行う。 ■気象現象の観察や観測の記録から、気象要素 の変化と相互の関連を推定できるような場面 を設定する学習を行う。 ■要因が複数挙げられる実験を計画する際に、 それぞれの要因に対応する実験結果を予想す るような場面を設定する学習を行う。 ■仮説を設定し、検証する実験を行う場面を設 定する学習を行う。 14 2 特に課題のあった問題について (1)小学校 ①国語A ア 設問番号 イ 5二 平均正答率・無解答率 平均正答率(%) ウ 無回答率(%) 全国 東京都 八王子市 八王子市 19.8 25.4 30.6 9.8 設問の趣旨 新聞のコラムを読んで、表現の工夫を捉えることができるかどうかをみる。 エ オ 学習指導要領の領域等 正答について (問題形式 「読むこと」 選択式) カ 選択肢 1 学習指導に当たって 実際の新聞の中からコラムを集めて多読し、どのような話題が取り上げられているのか、そ れに対して筆者がどのような考えをもっているのかを比べ読みするような学習活動を行う。 15 ②国語B ア 設問番号 イ 1三 平均正答率・無解答率 平均正答率(%) ウ 無回答率(%) 全国 東京都 八王子市 八王子市 34.7 36.6 31.1 7.0 設問の趣旨 目的や意図に応じ、取材した内容を整理しながら記事を書くことができるかどうかみる。 エ 学習指導要領の領域等 「書くこと」 オ 正答について (問題形式 記述式) 中田さんへのインタビューを基に、中田さんの「あやとりのコーナーに参加してよかったわ。」 という感想の理由が分かる言葉を捉える必要がある。その言葉は、〈話した内容〉の 部 直後の「それはね、一年生のみんなに様々な形を教えてあげたら喜んでくれたからなの」である。 この言葉に合わせる〈表情や声の調子〉の中の内容については、「目を細めている」と「明る い声」の二つを書くことが望ましいが、いずれか一方のみを取り上げた場合でも「目を細めなが ら明るい声」を満たしていることとする。 〈話した内容〉と〈表情や声の調子〉を合わせて一文にまとめ、書き出しの言葉に続けて、指 定された字数の範囲で書く必要がある。 カ 学習指導に当たって ・読み手に伝えたいことの中心を明確にし、自分で調べた内容や、関係者に取材した事柄の中か ら取捨選択することができるような学習活動を行う。 ・聞いた内容や分かったこと(事実)だけではなく、取材した相手から受ける印象や自分が感じ たこと、考えたこと(感想や意見)などもメモを取ることができるような学習活動を行う。 ・メモを用いて記事を書く際は、取材した内容を引用して書くことや、それらを適切な分量にま とめて書くことができるような学習活動を行う。 16 ③算数A ア 設問番号 イ 5(2) 平均正答率・無解答率 平均正答率(%) ウ 無回答率(%) 全国 東京都 八王子市 八王子市 50.6 57.0 53.6 2.1 設問の趣旨 示された三角形が二等辺三角形になる根拠となる円の性質を、選択することができるかどうか をみる。 エ 学習指導要領の領域等 「図形」 オ 正答について (問題形式 選択肢 1 選択式) カ 学習指導に当たって 円の中に構成した三角形が二等辺三角形である場合と二等辺三角形でない場合を比較し、な ぜ、円の中心と円周上の二点を頂点とした三角形が二等辺三角形になるのかを考えることがで きるような学習活動を行う。 17 ④算数B ア 設問番号 イ 2(2) 平均正答率・無解答率 平均正答率(%) ウ 無回答率(%) 全国 東京都 八王子市 八王子市 13.1 18.5 9.5 7.4 設問の趣旨 示された情報から基準量を求める場面と捉え、比較量と割合から基準量を求めることができる かどうかをみる。 エ 学習指導要領の領域等 「数量関係」 オ 正答について (問題形式 短答式) 基準量が増量前の洗剤の量であることと、比較量が増量後の洗剤の量であることを読み取り、 増量前の洗剤の量に対する増量後の洗剤の量(480mL)の割合が、示された割合(20%)を基に すると120%になることを捉える必要がある。このことを基に、120%の割合を1.2と読み変えて 480÷1.2と立式したり、1%当たりの洗剤の量を求めた上で100%の洗剤の量を求めるよう480÷ 120×100と立式したりする。 カ 学習指導に当たって ・数量の関係を正しく捉えているかについて見直すことで、示された求め方の誤りを修正する学 習活動を行う。 ・間違った原因や理由を明らかにするとともに、的確に表現し直す学習活動を行う。 18 ⑤理科 ア 設問番号 イ 3(6) 平均正答率・無解答率 平均正答率(%) ウ 無回答率(%) 全国 東京都 八王子市 八王子市 28.9 33.1 27.0 8.1 設問の趣旨 析出する砂糖の量について分析するために、グラフを基に考察し、その内容を記述できるかど うかをみる。 エ 学習指導要領の領域等 「物質・エネルギー」 オ 正答について (問題形式 記述式) 「物が水に溶ける量は水の温度や量、溶ける物によって違うこと」から、温度による砂糖の溶 ける量の限度について考察して分析することが必要である。ここでは、溶け残った砂糖の量に ついて考察するために、グラフから50℃のときと5℃のときの砂糖の溶ける量を読み取り、そ の差を温度が5℃に下がったときの析出量として求める。 カ 学習指導に当たって ・実験の結果を表やグラフに整理し、モデル化やイメージ化したり、自分なりの解釈を表現した りできるようにする学習活動を行う。 ・結果から言えることを科学的な言葉や概念を使ってまとめたり、図や文で表現したりする学習 活動を行う。 19 (2)中学校 ①国語A ア イ 設問番号 9四② 平均正答率・無解答率 平均正答率(%) 無回答率(%) 全国 東京都 八王子市 八王子市 33.7 32.3 30.8 1.3 ウ 設問の趣旨 単語の類別について理解しているかどうかをみる。 エ 学習指導要領の領域等 「伝統的な言語文化と国語の特質に関する事項」 オ 正答について (問題形式 選択肢 1 選択式) カ 学習指導に当たって ・例文を使って比較したり書き換えたりして、文の中で果たす役割の違いに注目する学習活動を 行う。 20 ②国語B ア 設問番号 イ 2三 平均正答率・無解答率 平均正答率(%) ウ 無回答率(%) 全国 東京都 八王子市 八王子市 23.0 22.9 21.9 3.9 設問の趣旨 複数の資料から適切な情報を得て、自分の考えを具体的に書くことができるかどうかをみる。 エ 学習指導要領の領域等 「書くこと」 「読むこと」 オ 正答について (問題形式 記述式) ① 【A ウェブページの文章】、【B 日本の人口推移を表したグラフ】、【C 雑誌の記事の一 部】の中からいずれか二つを選んで、その記号を塗り潰している。 ②選んだ二つの資料の内容を適切に取り上げて書いている。 ③2020年の日本がどのような社会になっているかを予想して具体的に書いている。 ④社会にどのように関わっていきたいかを具体的に書いている。 ⑤「二〇二〇年の日本は、」に続けて、八十字以上、百二十字以内で書いている。 カ 学習指導に当たって ・それぞれの資料に書かれていることを正確に理解した上で、資料相互の関連性を整理したり、 それらの資料と自分の考えとのつながりを確認したりする学習活動を行う。 ・自分の考えを深めたり広げたりするためには、学校図書館やインターネットなどを利用し、主 体的に情報を探していく学習活動を行う。 21 22 ③数学A ア 設問番号 2(2) イ平均正答率・無解答率 平均正答率(%) ウ 無回答率(%) 全国 東京都 八王子市 八王子市 22.2 26.4 25.5 8.4 設問の趣旨 数量の関係を文字式に表すことができるかどうかをみる。 エ 学習指導要領の領域等 「数と式」 オ 正答について (問題形式 短答式) 赤いテープの長さacmは、白いテープの長さの倍なので、 3 a=(白いテープの長さ)× 5 と表すことができる。この式を白いテープの長さについて解くと、 3 (白いテープの長さ)=a÷ 5 となる。したがって、「 5 a(cm)」になる。 3 カ 学習指導に当たって ・事柄や数量の関係を捉え、その関係を文字式に表すことができるようにするために、関係を図 に表す学習活動を行う。 ・具体的な数や言葉を使った式を利用したりして関係を捉え、文字式に表す学習活動を行う。 23 ④数学B ア 設問番号 イ 1(3) 平均正答率・無解答率 平均正答率(%) ウ 無回答率(%) 全国 東京都 八王子市 八王子市 11.7 14.0 17.9 6.2 設問の趣旨 事象を式の意味に即して解釈し、その結果について、数学的な表現を用いて説明することがで きるかどうかをみる。 エ 学習指導要領の領域等 「関数」 オ 正答について (問題形式 記述式) 1 選択肢 「投影画面の面積を 倍にする」を選択し、次の(a)、 (b)のいずれかについて記 2 述しているもの。 (a)映像の明るさが投影画面の面積に反比例すること。 1 (b)文字や数値を用いて、投影画面の面積を 倍にすると映像の明るさはいつも2倍にな 2 ること。 カ 学習指導に当たって ・3つの数量の関係を表した式を取り上げ、3つの数量のうちの1つを定数とみて、残りの2つ の数量の関係を捉える場面を設定する学習活動を行う。 ・伴って変わる2つの数量が反比例の関係であることなど、関数関係を根拠として事柄が成り立 つ理由を説明する学習活動を行う。 24 ⑤理科 ア 設問番号 イ 2(3) 平均正答率・無解答率 平均正答率(%) ウ 無回答率(%) 全国 東京都 八王子市 八王子市 14.5 14.4 16.0 6.5 設問の趣旨 雲の成因に関する知識を活用して、資料を基に他者の考察を検討して改善し、水の状態変化と 関連付けて雲の成因を正しく説明することができるかどうかをみる。 エ 学習指導要領の領域等 「地学的領域」 オ 正答について (問題形式 記述式) 「水滴が冷やされて水蒸気になり、雲ができる」を選択し、次の(a)、 (b)を満たしている もの。 (a)水蒸気が水滴(氷の粒)に状態変化することについて記述している。 (b)水蒸気が冷やされることについて記述している。 カ 学習指導に当たって ・天気図や地形の断面図、気温や湿度などの複数の資料を使って、島の上空だけに雲ができる理 由を検討して改善する学習活動を行う。 ・状態変化の概念について再度確認する学習活動を行う。 ・水、水蒸気、状態変化、大気圧など関連する既習事項を整理する学習活動を行う。 25