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巣箱の材料 と作り方 巣箱 とは
す ばこ 巣箱とは ○かたち すばこ き はこ とり で い い くち とり しゅるい おう あな あ 巣箱は、木でできた箱で、鳥が出入りする入り口として、鳥の種類に応じた穴を開けたもので かたち す。形はいろいろあります。 はこ なか そと す み くら あな したむ はい 箱の中は、外が透けて見えないように暗くて、穴から下向きへ入るようになっていれば、どん なものでもよいのです。 すばこ き ばしょ め だ ほう 巣箱は、ぐらぐらゆれないように、しっかりと木につけます。つける場所は、目立たない方が この 好ましいです。 りよう ○利用する鳥 すばこ おお で い くち あな おお あな ちょっけい りよう とり ちが りよう 巣箱の大きさや出入り口の穴の大きさ(穴の直径)によって、利用する鳥は違います。利用す とり すばこ おお あな おお めやす い か る鳥の巣箱の大きさや穴の大きさの目安は、以下のとおりです。 鳥の種類 シジュウカラ、スズメ ムクドリ ブッポウソウ アオバズク にほん はんしょく 巣箱の大きさ よこ 15cm 18cm 21cm 25cm たて 15cm 18cm 21cm 25cm とり すばこ りよう とり き 巣箱の穴の大きさ 高さ 20cm 30cm 35cm 45cm あな す 3cm 4∼5cm 8∼9cm 10∼12cm つく いちぶ しゅるい 日本で繁殖する鳥のうち、巣箱を利用する鳥は、木の穴などに巣を作る、ごく一部の種類です。 ざいりょう 巣箱の材料と作り方 ○巣箱を木で作るとき、気をつけること いた あつ いちまいいた しよう ごうばん いた つか ・板は、1.2cmより厚い一枚板を使用し、合板(ベニヤ板など)は使わない。 すばこ な い ぶ およ がいぶ しぜん かん だ ぬ ・巣箱の内部及び外部は自然の感じを出すために、かんなをかけたり、ペンキを塗ったりし ない方がよい。 そこ かなら みず あな そこいた よ すみ き お ・底には、必ず水はけのために穴をあけか、底板の四つの隅を切り落とす。 あめ かぜ はい ・雨や風が入らないようにする。 すばこ ひろ あな かなら で い ぐち おお とり ちが ・巣箱の広さや出入り口の大きさは、鳥によって違う。 まる よ しかく よ ・穴は、必ずしも丸でなくても良い。(四角でも良い) り よ う ご そうじ とびら や ね かいへい ・利用後は、掃除をすることもあるので、扉をつけるか、屋根などを開閉できるようにする。 かぜ とびら や ね あ と がね ・カラスや風などによって、扉や屋根などが開かないように、止め金などをつける。 ほそ えだ は き み とり がいてき ・細い枝や、とがった葉、木の実などは、なるべくつけない。(鳥はいやがり、外敵などが しんにゅう ばあい 侵入しやすくなる場合がある) すばこ なか すざい い とり ばあい ・巣箱の中に、わらなどの巣材をなるべく入れない。(鳥によっては、いやがる場合がある) 基本型巣箱の作り方(シジュウカラ用) しゅろ縄 てんかいず 【展開図】 15cm しゅろ縄を通す穴 扉をつけるか、 開閉できるよう にする ④ 止め金をつける 35 以 上 ① ななめ切り の部分 20 ① ③ しゅろ縄を通す穴 ② 25 ② ⑤ 25 ⑥ ③ 20 シジュウカラ しゅろ縄を通す穴 ④ 20 ④ のこぎりを ななめに入れる 板の厚さの1/3 ⑤ ⑥ 板の厚さ 20 ⑤ かくだいず 【拡大図】 ⑥ 15 切り落とす (板の厚さの二倍) 底には、水はけのた めの穴を開ける 水はけのための穴 巣箱をかけるところ ひく やま はやし なか すばこ りよう とり いえ ちか 低い山の林の中に、巣箱をかければ、利用する鳥はシジュウカラ、ヤマガラであり、家の近くに りよう かければ、スズメやムクドリが利用してくれます。 すばこ とり りよう かぎ りよう きなが ま すばこ か しかし、巣箱をかけても、すぐに鳥が利用するとは限りません。利用してくれるまで気長に待ち ましょう。 巣箱をかける季節 ことり すばこ りよう はる あき はんしょく はんしょく きせつ 小鳥たちが巣箱を利用するのは春から秋の繁殖シーズンです。この繁殖に季節までに巣箱は欠け ておきます。 ふゆ はじ すばこ ゆき ふ ふゆ りよう 冬の初めに巣箱をかけておくと、雪の降る冬に、「ねぐら」として利用してくれるかもしれませ すばこ き い はる りよう おも ん。その巣箱が気に入れば、春には利用してくれると思います。