岡安盛男 月刊 FX相場予報

岡安盛男
月刊 FX相場予報
2011/11/29
20:00～21:00
20pm – 21pm
フォレックス・ドットコムジャパン株式会社
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はじめにお読みください
月刊ＦＸ相場予報では過去の動きのポイントをレビューすることで、相場の流れをつかんでいきます。
そして、その流れに沿いながらこれから、今月の相場を読み解いていきます。
特に注目される材料を見つけ、それによってどの通貨にどのような影響を与えるのかを岡安独自の視点で
解析します。また、最後の数分間で視聴者のご質問などにチャットを通してお答えしていきます。
難解な質問でも構いません。どのような質問でもお答えしていくつもりですのでどしどし時間がある方は
チャットよりお願いします。
FOREX.com ＇フォレックス・ドットコム（
チーフアナリスト 岡安盛男
＜当社主催のセミナーについて＞
本セミナーにて紹介する内容は、為替取引に関する情報ですが、通貨の種類に関わらずその売買を推奨するものではありません。
本セミナーにて紹介する内容は、特定の投資目的、金融情勢、あるいは特定の方のニーズを考慮ものではありません。
本セミナーにて紹介する情報は、信頼できる情報源から入手されたものですが、その正確性、完全
性を保証するものではなく、当該情報または意見を信頼したことに起因して発生するいかなる直接的、間接的または結果的損失についても、
弊社はいかなる責任も負いません。投資に関する判断の最終決定は、ご自身で判断されますようお願いいたします。
当セミナーおいて、弊社の外国為替証拠金取引への勧誘を行う場合もございます。
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本日のセミナー内容
前半：為替取引の基本・・
テクニカル分析の組み合わせ
• 一目均衡表の基本
• フィボナッチの基本
後半：今後の為替相場見通し
• 前回からのレビュー
• 今後の注目点・・・欧州債務問題引き続き焦点
• 各主要通貨の予想＇ドル円、ユーロ、豪ドル（
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一目均衡表の構成
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基準線
当日を含む過去26日間の高値と安値の平均値
転換線
当日を含む過去9日間の高値と安値の平均値
先行スパン１
基準線と転換線の平均値をとり、当日を含めて26日先行さ
せたもの
先行スパン2
当日を含む過去52日間の高値と安値の平均値を26日先行さ
せたもの
遅行スパン
当日の終値を当日も含めて26日遅行させたもの
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一目均衡表の見方
基準線と転換線
基準線(26日（と転換線(9日（の均衡が崩れる時(弱気
と強気が入れ替わる（
• 上昇トレンド・・・実勢レート＞転換線＞基準線
• 下降トレンド・・・基準線＞転換線＞実勢レート
※もみ合い時には基準線と転換線は頻繁に入れ替わ
る
単純に実勢レートが基準線の上にいれば上昇、下に
いれば下降トレンドとみる事も出来ます
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一目均衡表の見方
雲(先行スパン１＆２（
• 雲の上に実勢レートが推移⇒雲が下値のサポート
• 雲が実勢レートの下に推移⇒雲は上値のレジスタ
ンス
• 雲の厚みが広くなる程サポートやレジスタンスは強
くなり、反対に厚みが薄い時には弱い
• 雲の上限を上に抜けると買い、下限を下抜け⇒売り
• 雲の中で推移する時には方向が定まらず不安定
• 雲の方向はトレンド
• 先行スパン１と2が交差する時、いわゆる雲のねじ
れが生じた時にはトレンド転換
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一目均衡表の見方
遅行スパン
26日前に当日の終値を記す単純なもの
• 当時の実勢レートを上に抜けた時⇒買いサイン
• 当時の実勢レートを下に抜けた時⇒売りサイン
レジスタンスとサポートの関係
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豪ドル円日足 一目均衡表
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フィボナッチリトレースメント
フィボナッチ数列
１，１，２，３，５，８，１３，２１，３４，５５，８９，１４４，
２３３，３７７、・・・・
黄金比とフィボナッチ比率
55÷89≒0.61797、144÷233≒0.61802
89÷55≒1.61818、233÷144≒1.61085
23.6％、38.2％、50％、61.8％、76.4％
天井⇒底・・・次の上昇幅＇レジスタンス（を予測
底⇒天井・・・次の下落幅＇サポート（を予測
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豪ドル円の日足 フィボナッチ・リトレースメント
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豪ドル円の日足 フィボナッチ＆一目
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後半：今後の為替相場見通し
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前回からのレビュー
過去1ヶ月間の主要通貨と指標の推移
今後の為替見通し 全般
ドル円相場見通し
ユーロ相場見通し
豪ドル相場の見通し
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前回からの相場レビュー
10月26日～11月03日
• 日銀会合、資産買い入れ基金を50兆円⇒55兆円に拡大(期待された国
際の残存期間の長期化は見送りでドル円失望売り（
• ＥＵ首脳会議、12年6月までに自己資本比率9％と求める
民間投資家負担を50％とし、ＥＦＳＦ融資能力を1兆ユーロに拡充合意
(レバレッジやヘアカット（
• ユーロ1年ぶりの高値＇１．４２４５（
• 31日のＮＺランド市場でドル円最安値75円32銭を付けた直後日銀の介
入で79円55銭まで上昇⇒ユーロ下落に火をつける
• ＭＦグローバル破産・・・欧州ソブリン債投資に失敗
• ＦＯＭＣ、必要なら経済後押しを図る一段の措置を取る・・ＱＥ3実施はな
かったがその可能性を残すもの
• ギリシャ支援策を巡り国民投票を実施する意向を示しユーロ急落
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前回からの相場レビュー
3日～8日
• ＥＣＢ、ドラギ新総裁は政策金利を0.25％利下げ決定 1.5％⇒1.25％
「全会一致」「欧州は穏やかなリセッションに向かっている」
• ギリシャは国民投票を中止すると発表
• 米10月雇用統計 ＮＦＰＲ８万人(予9.5万人（、失業率9％(予9.1％（
• Ｇ20サミット「過度な変動、無秩序な動きは経済金融安定に悪影響」
日本の主張が受け入れられる
「イタリアは財政再建や構造改革に関しＩＭＦの監視を受ける」
• ＥＣＢ理事、イタリア国債買い支えを中止する可能性を示唆
• ギリシャ・パパンドレウ首相辞任し連立政権樹立
• ＥＣＢシュタルク理事、欧州債務危機は2年以内に収束する
• イタリア会計報告関連法案可決、 過半数に達せず不信任
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前回からの相場レビュー
9日～18日
• イタリア国債利回り7％を上回る＇ＬＣHクリアネットの保証金コスト引き上
げの影響（
• 南アフリカ格付け見通し⇒ネガティブ(ムーディーズ（
• イタリア財政安定化法案可決⇒イタリアベルルスコーニ首相辞任
• スペイン、ベルギー国債入札低調⇒イタリア国債利回り7％に乗せフラン
ス国債も下落
• フィッチ「ユーロ圏債務問題早期解決なければ米国金融セクター悪化の
恐れ」⇒ＮＹダウ下落
• フランス、スペイン国債入札低調
• フィッチ、イタリア格付け引き下げの可能性を示唆
• ＥＣＢが中核国支援のためＩＭＦに融資検討(ユーロ圏はＥＣＢから借り入
れる事を禁じられている。12月3日のＥＵ首脳会議で協議（
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前回からの相場レビュー
21日～28日
• スペイン野党の国民党が過半数獲得し政権交代
• 日本10月貿易収支 2738億円の貿易赤字＇予399億円の黒字（
• ＥＵ共同債構想、本格的議論始まる
• 中国11月ＰＭＩ ４８．０
• 独10年国債入札60億ユーロに対し39億ユーロの応募で札割れ
⇒ユーロ下落
• 米ＧＤＰ改定値 2.0％ (速報2.5％（下方修正
• 米財政赤字削減策は合意に至らず決裂
• Ｓ＆Ｐが格付け引き下げを否定 ドル円上昇
• Ｓ＆Ｐ、日本の格付けダウングレードに近づいている可能性
• 独仏伊、ユーロ安定のため危機国へＥＵが介入できるよう条約改正
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前回からの相場レビュー
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メルケル首相、ＥＵ共同債について否定的な発言でユーロ売り
フィッチ、ポルトガル格付けを1段階下のジャンク級へ格下げ
Ｓ＆Ｐ、ベルギー格付けＡＡ＋⇒ＡＡ 13年ぶりの格下げ
イタリア6カ月物証券入札利回り6.504％＇10月3.53％（
ＩＭＦがイタリア債務危機に備え6000億ユーロ支援準備
ＮＺランド、与党国民党が総選挙で圧勝 ⇒ＮＺドル上昇
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月間レンジ10月24日～11月28日
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ドルインデックス
ＷＴＩ ＇ドル（
ＮＹダウ(ドル（
金価格＇ドル（
米10年債利回り＇％（
ドル円
豪ドル円
豪ドルドル
ポンド円
ユーロ円
ポンドドル
ユーロドル
76.14～79.20
91.27 ～ 98.21
11913 ～11523
1652 ～1710
2.23 ～1.974
76.10 ～78.00
79.70 ～77.20
1.0480 ～0.9895
121.70 ～121.15
106.00 ～ 103.80
1.5990 ～1.5500
1.3925 ～1.3310
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Ｌｏ 74.78
Ｌｏ 0.9662
Ｈｉ 127.30
Ｈｉ 111.57
Ｈｉ 1.6163
Ｈｉ 1.4245
後半：今後の為替見通し
今後の注目ポイント
「ユーロ安は長期化」
• ユーロ圏国債入札動向
• リスク回避からバランスシートの縮小
• ファンド勢の期末の手仕舞いから米国へ資金還流
• 12月9日ＥＵ首脳会議まで独仏伊のユーロ共同債対立の行
方
• 期末要因と欧州信用リスクのドル調達コスト上昇でドル買い
需要
ユーロ危機切迫が欧州首脳の緊急対応策を促す状況
安全通貨のドル高ユーロ安とＱＥ３によるドル売り
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ドル円の相場見通し
＜全般＞
格付け引き下げ観測等後ろ向き円安と、唯一の逃避先である米ドル高
日本国債の安全神話に変化も
テクニカル分析：
移動平均線20日線と90日線がゴールデンクロス 20日線が上向く
ＭＡＣＤがシグナルを下から上に抜く ゼロラインを割込まずに上向く
ＲＳＩ14日と20日両線が60付近で70－80のレベルまでまだ上昇余力
今後のドル円予想レンジ78円10銭～73円70銭
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ドル円ＳＭＡ，ＭＡＣＤ，ＲＳＩ
ドル円日足 一目均衡とフィボナッチ
ユーロ相場見通し
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ユーロの注目点
• 12月9日ＥＵ首脳会議まで独仏伊のユーロ共同債対立の行方
• 独仏の足並みの乱れがあれば下落幅拡大
• ユーロ安はユーロ圏にとって恵みの雨
• ＥＣＢの国債買い取り
＜ユーロ：レンジ予想＞
ユーロ円：105円20銭(雲の下限（～100円70銭＇10月4日安値（
ユーロドル：1.3600(日足雲の下限、38.2％（～1.3050＇週足61.8％（
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ユーロ円日足：一目均衡＆フィボナッチ
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ユーロドル週足：フィボナッチ、一目
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ユーロドル日足：フィボナッチ、一目
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豪ドル相場見通し
ポイント
• リスク選好の動きから底堅い動き継続
• 利下げの可能性は後退か
前回の相場予想豪ドル円予想レンジ：80円00銭～72円50銭
⇒80円27銭⇒72円05銭
豪ドル円予想レンジ：82円50銭～77円30銭
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Q&A
• 年末までのユーロ問題、米国財政問題のどちらが注目材料になる
のか？
• 大統領選に向けてドル安政策継続か、欧州不安拡大でも米国中
心で動く？
• テクニカル分析のＭＡＣＤやＲＳＩで売り買いポイントがずれてしま
い失敗ばかり。
• 今後の為替・株・金利・商品動向と相関
• 米国、欧州、中東、南ア、新興国等の動向と為替相場に特に大き
く影響すると予測されるもの、考え方
• 常時使っているテクニカル
• ユーロ圏問題は更に悪化するか、ユーロのショートをどう思うか
• 豪ドルの来年の予想
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