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第5学年1組 体育科学習指導案 平成26年11月25日(火)第5校時
第5学年1組 体育科学習指導案 平成26年11月25日(火)第5校時 運動場 男子16名 女子14名 1 単元名 つなげ パス&ラン(ボール運動 ゴール型・ハンドボール系) 2 運動の特性 (1)一般的特性 ・ボールを運ぶことをめぐる運動である。 ・守備者を動かしてシュートスペースをつくり合う運動である。 ・ボールを運び,スペースからおもいっきりシュートを打つことをめぐる運動である。 (2)児童からみた特性 〇ボールを運んだり,パスでつないだりしてシュートを決めることができると楽しい運動 である。 〇作戦通りパスがつながると楽しい運動である。 △パスミスやキャッチミスで守備者にボールをとられると楽しくない運動である。 △ルールを守って取り組まないと楽しくない運動である。 3 児童の実態 ○本学級は,明るく素直で,運動に意欲的に取り組む児童が多い。また,休み時間にはみん なでサッカーや鬼ごっこをして元気に遊んでいる。男女の仲も良く,お互いに協力し合う 態度も身についている。体育授業においても,意欲的に取り組むことができるが,苦手意 識を持っていたり,恥ずかしがったりする児童が数名いる。 ○ゴール型ゲームの学習に関しては,男子にボール操作を得意とする児童が多く,女子にボ ールを用いた運動・遊びの経験が少なく苦手とする児童が多い。全体的には,簡単な作戦 を立て,ルールを守ってスムーズに動くことができている。しかし,ゲームを実施すると, ゴール方向に動く意識が弱く,パスを横もしくは後ろに回す傾向が見られる。ボールを持 っていないときの動きについては,知識として理解しているものの実際の動きに繋げるこ とができず,ボールを保持したとき,ボールを持っていないときにどのような動きを選択 することが攻撃に有効であるのか,瞬時の判断を苦手とする児童が多い。 ○体力に関する実態は省略 4 教師の指導観 〇9ヵ年を意識した体育授業 本校では,9ヵ年の技能系統表(別ページ参照)をもとに,体育授業を展開している。 児童に確実な技能を保障するためには,各学年で身に付ける技能を明確にした授業を展開 することが重要である。そこで,本校第5学年では,核となる技能を「ボール保持者と自 分の間に守備者がいないように立つ」とし, 「ボールを持たないときの動き」にねらいを 絞ることで,児童一人一人が本単元ではどのような学習を進めることが大切なのか明確に 理解できるようにする。第4学年までは「移動する」が技能習得の目標であるが,第5学 年は「立つ」ことが技能習得の目標となる。ここで言う「立つ」とは,パスを受けること ができる場所に移動が終了し,いつでもパスを受ける準備ができている姿勢(ボール保持 者に体を向ける)をとることと考える。この技能習得に向けて,ボールを持っていないと きにボール保持者を頂点としたトライアングルを常に意識させること,ボールを保持した らゴール方向に進むことを徹底させる。また,チームの攻め方について「なぜそのような 攻め方が有効なのか」児童一人一人が理由をつけて考えることができるように,学習カー ドや教師の問いかけの工夫を図る。 ○「考える」体育授業 毎時間,本時の課題に迫る発問をする。児童は発問を受け,考え,話し合ったり,実際 にタスクゲームやメインゲームで試したり練習したりしながら,仲間との学び合いの中で 「わかる」と「できる」を獲得していく。技能の向上とともに,思考力・判断力の育成を 意図して取り組む。 〇オリエンテーション 児童一人一人にゲームに勝つことの喜びや楽しさを味わわせたい。そこで,試しのゲー ムを行い「わかった」 「気付いた」ことを体育ノートに記入させることで,チームが勝つ ためには何が絶対的に必要であるのかに気付かせる。その動きに向けて必要な技能は何な のか考えさせたい。ここで,ゲームに勝つためには「シュート」が絶対条件であること, シュートが打てない時に「パス」 「ドリブル」などの選択肢がうまれることを押さえる。 〇感覚つくり 動きを指導するのではなく「どのように動いたら抜けるかな」 「どこでパスをもらえる といいかな」などの発問をする。また,突破ゲームで習得する動きは,ゲームに必要不可 欠な動きであると考えるため,単元を通して取り組むようにする。第3時より実施する突 破ゲーム②では,ボールを持たない時にゴール方向に移動して「立つ」感覚を習得するこ とをねらいとする。 〇ドリルゲーム(主に個人技能の向上を目指して) スクエアパスゲームでは,パスしたら走り,パスを受ける時にはボール保持者の方に体 をしっかり向けボールをキャッチすることを意識させる。キャッチの際には三角キャッチ を意識させることで,より安定したキャッチができるようにする。 〇タスクゲーム(主に戦術的な課題の解決に向けて) タスクゲームでは,本時の課題を解決するゲームに取り組む。 (ねらい①)シュートゾ ーン3対1~3対2, (ねらい②)ハーフコート3対2の2つのゲームを通して,課題の 解決を図る。ねらい①のタスクゲーム①では,ゴール付近にシュートゾーンを設置し,そ こに入ったらシュートを打ちにいく意識をもたせる。ねらい②のタスクゲーム②3対2の ゲームでは,ねらい①で実施したシュートゾーンをなくしたゲームに取り組む。ねらい① でのゲームを経験しているため,シュートが打てる場面ではシュートを打とうとする児童 が多く見られると思われる。 〇メインゲーム ねらい①のメインゲームでは,シュートゾーンを設置したオールコートのゲームに取り 組む。3対3~4対4で対戦するが,各チーム攻撃専門と守り専門を1名ずつ決めること による攻め側が数的有利な状況を作るようにする。ねらい②では,シュートゾーンをなく して実施する。 ○指導と評価の一体化 指導内容を明確にするために,毎時間1つの課題を設定する。児童同士の学び合いにお いても,課題に即した場面を評価できるように声かけをするとともに,振り返りの時間に 体育ノートに自己評価をさせるようにする。毎時間の課題解決に必要性を持たせるために も,前時の活動から振り返り・発見させる時間を確保する。またモデリングを取り入れ, 視覚的に理解できるようにする。 5 単元の目標 (1)運動に進んで取り組み,ルールを守り,励まし合って運動をしたり,場や用具の安全に 気を配ったりすることができるようにする。 【関心・意欲・態度】 (2)チームの特徴に応じた攻め方を知り,簡単な作戦を立てることができるようにする。 【思考・判断】 (3)ボール保持者と自分の間に守備者を入れないように立ち,パスを受けることができるよ うにする。 【技能】 6 単元の評価規準 関心・意欲・態度 思考・判断 技能 ・チーム同士で競い合う楽しさや喜びに触れ, ・ゲームの行い方を知 ・近くにいるフリー ボール運動に進んで取り組もうとしてい るとともに,必要な の味方にパスを る。 技能を理解してい 出すことができ ・規則を守り,友だちと励まし合って練習や る。 る。 ゲームをしようとしている。 ・チームの特徴にあっ ・ボール保持者と自 ・自分の役割を意識して,用具の準備や片付 た攻め方を知り,簡 分の間に守備者 けを果たそうとしている。 単な作戦を立てて を入れないよう ・運動をする場を整備したり,用具の安全を いる。 に立つことがで 保持したりすることに気を配ろうとしてい きる。 る。 7 単元の計画 (1)運動の取り上げ方 3年 4年 5年 タグラグビー8時間 サッカー系8時間 6年 バスケットボール系8時間 7年 サッカー系7時間 ゴール型(ゲーム) セストボール10時間 ハンドボール系10時間 ハンドボール系8時間 プレルボール8時間 ティーボール8時間 1 2 ティーボール7時間 3 ソフトボール10時間 45 ソフトボール(選択)13時間 6/8時 4 5 ねらい①パスを受けることができる位置に動こう タスクゲームの仕方を知る 40 サッカー(選択)13時間 ⑥ 7 集合・整列・挨拶・前時までの確認・準備運動 【感覚つくり】突破ゲーム② 【ドリルゲーム】基礎基本の技能習得 ・スクエアパスゲーム 15 ドリルゲームの仕方を知る 30 女子ハン ドボール12時間 女子バスケットボール10時間 バドミン トン (選択)13時間 オリエンテーション 10 試しのゲーム 授業の流れを知る 25 バスケットボール(選択)13時間 男子サッカー10時間 バレーボール系8時間 女子バレーボール12時間 男子バレーボール12時間 (2)学習過程(8時間扱い)本時は○印 20 9年 バレーボール(選択)12時間 ネット型(ゲーム) ベースボール型(ゲーム) ハンドボール系8時間 8年 男子ハン ドボール12時間 【感覚つくり】 突破ゲーム①② 【タスクゲーム①】 (ハーフコート3対1~3対2) シュートゾーンあり 【メインゲーム①】 (オールコート3対3~4対4) シュートゾーンあり キーパーあり 攻撃側数的有利制 ねらい②パスを受けることができる位置に立とう ステップUP (ハーフコート3対2) シュートゾーンなし ゲーム ↓ 作戦・練習 ↓ ゲーム 【タスクゲーム②】 (ハーフコート3対2) シュートゾーンなし 【メインゲーム②】 (オールコート4対4) シュートゾーンなし キーパーあり 攻撃側数的有利制 片付け・集合・整理運動・自己評価・本時の振り返り・挨拶 8 八北CUP (3)評価計画 時 重点観点 学習活動に即した評価規準 評価の場面 1 関心・意欲・態度 ・自分の役割を意識して,用具の準備や片付け オリエンテ を果たそうとしている。 ーション 思考・判断 ・ゲームのねらいを理解し,正しい行い方でゲ ームをしている。 2 思考・判断 ・どこに動けばパスを受けたり,守りを抜いた 突破ゲーム りすることができるか知ることができ,ゲー ムをしている。 3 関心・意欲・態度 ・規則を守り,友だちと励まし合って練習やゲ ドリル・タ ームをしようとしている。 スク・メイ ・運動をする場を整備したり,用具の安全を保持 ンゲーム したりすることに気を配ろうとしている。 4 技能 ・近くにいるフリーの味方にパスを出すことが タスク・メ できる。 インゲーム 5 思考・判断 ・チームの特徴に合った攻め方を知り,簡単な 作戦タイム 作戦を立てている。 ⑥ 技能 ・パスを受けるための位置に移動してボール保 タスク・メ 持者の方に体を向け,パスを受けることがで インゲーム きる。 7 技能 ・パスを受けるための位置に移動してボール保 タスク・メ 持者の方に体を向け,パスを受けることがで インゲーム きる。 8 関心・意欲・態度 ・チーム同士で競い合う楽しさや喜びに触れ,ボ 八北 CUP ール運動に進んで取り組もうとしている。 (4)学習の指導・評価 段 学習のねらい・活動 指導・評価(指導〇 評価規準◆) 階 1 試しのゲームから ○シュートを打つことが大切で,パスはシュートが打 課題を見つける。 てない場合やシュートに向かうために求められる ものであることを理解させる。 2 学習の進め方を ○学習のねらいと学習の流れを細かく説明し,どのよ 知る。 うな技能が身につくとよいのか理解させる。 は ・ドリル,タスクゲー 【スクエアパスゲーム】 じ ムの方法や意図を ①4 箇所に分かれる め 知る。 ②キャッチは三角キャッチ 45 ③時間内のパス回数を記録 分 × 【ハーフコートシュートゾーンあり・なし】 1 ①3対1~3対2(攻守交代制) ②シュートゾーンではシュート意識 ③守りは相手との接触禁止 (パスカット可) ④ローテーションでメンバーチェンジ 評価方法 観察・発表 学習カード 観察・発表 学習カード 観察・発表 学習カード 観察・発表 学習カード 観察 学習カード 観察・発表 学習カード 観察・発表 学習カード 観察 学習カード 評価方法 ・突破ゲームの方法や 意図を知る。 【突破ゲーム①】 ①左右に動き守りを抜く(パスなし) ②動きが止まったらアウト ③タグを2本取られたらアウト 【突破ゲーム②】 ①パスで守りを抜く ②パスカットされたらアウト ◆自分の役割を意識して,用具の準備や片付けを果た そうとしている。 (第1時) 【関】 ◆ゲームのねらいを理解し,正しい行い方を知ること 観察・発表 ができる。 (第1時) 【思】 学習カード ねらい①「パスを受けることができる位置に動こう」 【第2時 学習課題】守りを突破する動きや位置を見つけよう(パス&ラン) 突破ゲームで身に付けさせたい動き…①ゴール方向への動き ②左右への素早い動き(フェイント) ③パス&ランの動き な か ① 4 5 1 突破ゲーム①② 〇求める動きができた児童を称賛することで全体に 分 をする。 良い動きを広める。 × 〇ボールを保持したら第一にゴール方向に動くこと 1 を意識させる。突破できない場合にパスの選択肢が 有効であることを押さえる。 ◆どこに動けばパスを受けたり,守りを抜いたりするこ 観察・発表 学習カード とができるか知ることができ,ゲームをしている。 (第2時) 【思】 【第3時 学習課題】仲間と自分の間に守りをつくらないように動こう(トライアングル移動) トライアングル移動とは…「ボール保持者を頂点とし,残りの2人がボール保持 者と横並びにならないように動くこと」 な か 【第4時 学習課題】近くにいるフリーの味方にパスを出そう。 (トライアングル攻撃) ② 求める動き…①ボール保持者を頂点とした大きなトライアングル 45 ②ボール保持者を頂点とした様々な形のトライアングル 分 × 1 タスクゲーム① 〇守りがいない場所をつくるためにはどのような動 2 をする。 きが必要となるのか,守りがいない場所に動くタイ (3対1→3対2) ミングはいつなのか児童に自ら発見できるように 2 メインゲーム① 発問を工夫する。 観察・発表 をする。 ◆規則を守り,友だちと励まし合って練習やゲームを 学習カード (3対3→4対4) しようとしている。 (第3時) 【関】 ◆運動をする場を整備したり,用具の安全を保持した りすることに気を配ろうとしている。 (第3時) 【関】 ◆近くにいるフリーの味方にパスを出すことができる。 (第4時) 【技】 ねらい②「パスを受けることができる位置に立とう」 【第5時 学習課題】攻め方を工夫しよう(発見→考え→試し) 求める動き…①サイドを活用した動き ②様々なトライアングルを活用した動き ※共通して体の向きを踏まえる な か ③ 4 5 1 メインゲーム② ○どのような攻め方が有効なのか意識しながらゲー 分 をする。 ムに取り組むように声かけする。 × ○一人一人が攻め方について自分の考えや思いを仲 1 間に伝えることができるように声かけするととも に,必要に応じて助言する。 ○作戦を考えさせ,動き方を工夫してゲームができる ようにする。 観察 ◆チームの特徴に合った攻め方を知り,簡単な作戦を 学習カード (求める動き) 立てることができる。 (第5時) 【思】 【第6時 学習課題】ボールをもらえる位置に移動して,パスキャッチの準備をしよう(準備完了) 【第7時 学習課題】ボールをもらえる位置に移動して,パスを受けよう(受けたらシュートへ) 1 タスク・メインゲ ○モデリングを実施し,視覚的に理解させる。 な ーム②をする。 ○パスをもらえる位置を作り出すとは,ボール保持者 か と自分の間に守備者がいないようにすること,体を ④ ボール保持者に向けてパスキャッチの準備をとるこ 45 とが準備完了であることを理解させる。その基本と 分 (シュートが打てない位置) なる動きはトライアングルであることを徹底する。 × ◆パスを受けるための位置に移動しボール保持者の 2 方に体を向け,パスを受けることができる。 観察・発表 (第6時) (第7時) 【技】 学習カード (シュートが打てる位置) 【第8時 学習課題】仲間と協力してゲームを楽しみ勝利しよう(優勝をその手につかめ) ま 1 八北CUP(総当 ○今までの学習で習得した技能や考えた作戦をたく 観察・発表 学習カード と たり戦)をする。 さん使うように助言する。 め ○クラスの励ましの言葉をたくさん仲間にかけ合っ 45 て取り組むように声かけをする。 分 ◆チーム同士で競い合う楽しさや喜びに触れ,ボール × 運動に進んで取り組もうとしている。 (第8時) 【関】 1 2 表彰式をする。 ○優勝カップを贈呈する際に,みんなで歌を歌い仲間 3 単元のまとめを をたたえ合わせる。 する。 ○学習を振り返らせて感想を発表させる。 8 本時の学習と指導(6/8時) (1)ねらい ・パスを受けるための位置に移動してボール保持者の方に体を向け,パスを受けること ができる。 【技能】 (2)準備 ・ハンドボール・ビブス(6色) ・ゴール・得点ケース・フラフープ・お手玉 ・体育ノート・学習掲示物 (3)展開 指導上の留意点 段 学習内容・活動 階 (◯指導 ◆評価規準 △努力を要する児童への手立て) 1 集合・整列・挨拶をする。 ○大きなかけ声とともに素早く集合させ,ハンドサイン を見て整列させる。 ○児童一人一人の表情、顔色の確認をしっかり行う。 ○自分たちが使用する場の安全確認を済ませる。 導 2 準備運動をする。 ○動きの一つ一つを丁寧にするように動きながら声をか 3 感覚つくりゲームをする。 け,補助するようにする。 入 4 ドリルゲームをする。 ○パスを受けるときには,体をボール保持者にしっかり 向けることを意識させる。 7 ○キャッチする際は,三角キャッチを毎回意識させるよ うに常に声をかけるようにする。 分 ○キャッチが上手にできない児童には,体の向きと声を 出すことについてアドバイスする。 【スクエアパスゲーム】 ○各グループを回り,体の向き・三角キャッチができて ①4 箇所に分かれてパスを回す いる児童を称賛する。 ②キャッチは三角キャッチ ○クラスの目標記録を伝えることで,ゲームに対する意 ③60秒のパス回数を記録する 欲を高める。 5 本時の流れ、ねらいを確 認する。 ねらい②「パスを受けることができる位置に立とう」 【第6時 学習課題】ボールをもらえる位置に移動して,パスキャッチの準備をしよう(準備完了) キーワード…「位置」→ボール保持者と自分の間に守りがいない 「準備」→体をボール保持者に向ける ○発問から本時のねらいのポイントを考えられるように する。 6 モデリングから動きを知る。 (小さいトライアングル) (大きいトライアングル) (いろいろなトライアングル) ○前時までの学習で,動きの幅が広がり複雑になってきて いるため,再度体をボール保持者に向けて丁寧にパスキ ャッチができるようにすることの必要性を考えさせる。 ○モデリングは,実際の動きの速さで実施し,ポイントを 絞って「ここ」という場面のみをゆっくり確認させる。 ○見る視点を確認し,本時のねらいとする動きを明確に 理解させる。 7 タスクゲーム②をする。 【タスクゲーム(3対2)で身に付けさせたい動き】 ・いろいろな形のトライアングルを意識した動き ・移動終了後のボール保持者に向けた体の向き ○パスを出した後に,その場所から素早く移動すること ができていない児童には,ねらいの確認で共通理解し た守備者のいない場所に向けて動くことを再度意識さ せる。 ○必要に応じて,チーム毎及びコート毎に集合させ良い 動きの紹介をする。 展 8 メインゲーム②をする。 ○オールコートになるが,自陣でボールを保持した場合, 中盤でしっかりパスを回しセンターラインまで動くよ うにさせる。 ○ボールを受けるためには,ボール保持者の方に体を向 けることでパスを受けやすくなることに気づかせる。 ○ねらいとする動きができた児童を称賛することで,良 い動きを全体に広げる。 ◯攻撃が単調にならないように,ボールを持っていない 時はいろいろな場所に移動しながらトライアングルを つくることを意識させる。 【メインゲームのルール】 ・4対4(キーパーあり) ・各チーム1名ずつ攻め、守り専門 ・有効歩数4歩,ドリブル可 ・サイドラインから出たボールは、サイ ドラインからスローインでスタート ・ゲーム時間5分→作戦1分→5分 ◆パスを受けるための位置に移動してボール保持者の 方に体を向け,パスを受けることができる。 【技能】 開 33 分 【努力を要する児童(チーム)への手立て】 △どこにどのタイミングで動くとよいのかわからな い児童には,教師が寄り添い動きの声かけをし,理 解させる。 △うまくパスを受けることができない児童には,声を 出したり手を挙げたりするように助言する。 【十分満足できると判断できる児童(チーム)への発展的な内容】 ○チーム内に,わかりやすい言葉でアドバイスの声か けをするとともに,仲間を誘導する動きをするよう に助言する。 ◯ゲームに参加していない時にコート外から身振り 手振りで具体的な指示を出すよう助言する。 9 後片付けをする。 10 整理運動をする。 整 理 5 分 11 学習のまとめをする。 12 挨拶をする。 ○チームで協力し合い用具を丁寧に片付けさせる。 ○呼吸を整えながら落ち着いた雰囲気で整理運動に取り 組ませる。 ○本時の課題について振り返らせ、次時にどのような技 能の習得が必要となるのか考えさせる。 ○学習に対する児童一人一人の頑張りを称賛し学習に対 する意欲を高める。 ○正しい姿勢となり,大きな声で挨拶をさせる。 9 資料 ・小学校学習指導要領解説体育編(文部科学省平成 20 年 8 月発行) ・埼玉県学校体育必携(第 55 号)新学習指導要領準拠 ・教師用指導資料小学校体育まるわかりハンドブック(文部科学省) ・新しいボールゲームの授業づくり(体育科教育別冊 2010.2 発行) ・小学校体育の授業10場面のポイント(埼玉県総合教育センター平成25年3月発行)