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Title 表在性膀胱癌に対するペプロマイシン注入療法
Title Author(s) Citation Issue Date URL 表在性膀胱癌に対するペプロマイシン注入療法 : 直接抗 腫瘍効果と再発予防効果について 園田, 孝夫; 長船, 匡男; 松田, 稔; 宇佐美, 道之 泌尿器科紀要 (1988), 34(3): 574-581 1988-03 http://hdl.handle.net/2433/119484 Right Type Textversion Departmental Bulletin Paper publisher Kyoto University 574 泌 尿 紀 要34:574-581,1988 表 在性膀胱癌 に対 す るペ プロマ イシン注入療法: 直接抗腫瘍効果 と再発予防効果 について 大 阪 ペ プロ マイ シ ン研 究 会(代 表世 話 人:園 田孝 夫 教 授) 園田 孝 夫1),長 INSTILLATION BLADDER EFFECTS AND 匡 男2),松 田 CHEMOTHERAPY SUPERFICIAL THE 船 OF OF THE THE Minoru WITH CANCER DIRECT PEPLOMYCIN : CLINICAL OF SONODA, Masao MATSUDA and 佐 美 道 之3) ANTITUMOR PROPHYLAXIS Takao 稔1),宇 STUDY FOR ON ACTIVITY RECURRENCE OSAFUNE, Michiyuki USAMI Osaka Peplomycin CooperativeStudy Group (Director: Prof. T. Sonoda) Two kinds of clinical studies for intravesical instillation chemotherapy of peplomycin (PEP) were carried out, one to evaluate the direct antitumor activity in superficial bladder cancer (study I), and the other to evaluate the prophylactic effect on recurrence of bladder cancer after transurethral resection (study II). In study I, 22 patients with low stage bladder cancer were entered, and 16 of them were eligible for evaluation of efficacy. Twelve patients were treated twice a week with intracavital instillation of 20 mg of PEP / 20 ml of saline for 4 weeks. Four patients were treated in the same way with 40 mg of PEP / 20 ml of saline. Among the patients treated with 20 mg of PEP, two showed complete remission and one showed partial remission. Of the patients treated with 40 mg of PEP, one showed partial remission. Thus, the overall response rate was 25%. The tumors of the two complete responders were so tiny that they might have been damaged mechanically by the biopsy forceps. Therefore, we considered that the instillation chemotherapy of PEP at a dose of 20 or 40 mg / 20 ml of saline had little effect on superficial bladder cancer. In study II, we performed a randomized trial designed to compare the recurrence rate after transurethral resection (TUR) alone with that after TUR followed by prophylactic instillation of PEP. Ninety-four patients newly diagnosed as having low stage bladder cancer were entered in the study. They were divided into three groups after TUR. Group A consisted of 38 patients who were treated with weekly instillation of 20 mg of PEP / 20 ml of saline for 8 weeks. The 32 patients in group B were treated with weekly instillation of 10 mg of PEP / 20 ml of saline for 8 weeks. Group C consisted of 24 patients who were not treated by instillation therapy. All patients were examined at three months intervals by cystoscopic observation and urine cytology. Among them, 83 patients (34 in group A, 26 in group B and 23 in group C) were eligible for evaluation of efficacy. D大 阪大 学 医学 部 泌 尿 器 科学 教 室3)大 阪 府 立成 人 病 セ ン ター泌 尿 器科 2)箕面市立病院泌尿器科 参加施設(主 任名) 大阪警察病院泌尿器科(矢 野久雄) 大阪厚生年金病院泌尿器科(桜 井 易) 大阪船員保険病院泌尿器科(中 村隆幸) 大阪大学附属病院泌尿器科(園 田孝夫) 大阪府立成人病 センター泌尿器科(古 武敏彦) 大阪府立病院泌尿器科(新 武三) (文責 長 船匡男) 大阪労災病院泌尿器科(水 谷修太郎) 市立堺病院泌尿器科(坂 口 洋) 住友病院泌尿器科(板 谷宏彬) 東大阪市立中央 病院泌尿器科(武 本征人) 兵庫県立西宮病院泌尿器科(永 野俊介) 箕面市立病院泌尿器科(長 船匡男) 575 園 田,ほ か :膀 胱 腔 内 注入 療 法 ・ペ プ ロマ ィ シ ン The actuarial non-recurrence rate for groups A, B, and C 12 months after TUR were 65%, 64 % and 46%, respectively. At 24 months after TUR, they were 59%, 42% and 39%, respectively. There was no significant difference among the three groups. Thus, we concluded that PEP instillation therapy after TUR (10 mg or 20 mg / 20 ml of saline weekly for 8 weeks) had no prophylactic effect on the recurrence of bladder cancer. Key words: Instillation phylactic chemotherapy, Bladder cancer, Peplomycin, Antitumor activity, Pro- effect した.ま た 活動 性 の 重複 癌 を 有す る もの,試 験 開 始前 言 緒 3週 以 内に 手術 療 法 以外 の 化 学療 法 ・放射 線 療 法 ・免 表在 性膀 胱 癌 に対 す る治 療法 としてTUR-Btは 今 や確た る位 置 を しめて お り,そ の適 応 を あや また な い か ぎ り,治 療 成 績 は ほぼ100%を 達 し得 る も の とな っ て いる.し か し,膀 胱 保 存 状 態 で あ る限 りTUR-Bt 疫療 法 の既 往 のあ る もの,重 篤 な合 併 症 を有 す る もの は除 外 した. な お,膀 胱 癌 の 内視 鏡的 所 見 お よび 組 織 学 的所 見 は,泌 尿 器科 ・病 理 後 の膀 胱 内再 発 は ほぼ 必 発 と考 え るべ きで あ り,定 期 試 的 な内視 鏡検 査 を 含む 慎 重 な経 過 観 察 が 必要 で あ る と 共 に,再 発 を予 防す べ き努 力 も払 わ れ ね ば な らな い. 近年,膀 胱 保存 療 法 後 の 膀胱 内再 発 予 防 の 目的 に, 膀 胱 癌取 り扱 い規 約 に 従 った. 試 験1:経 験 方 法 尿 道 的coldpunchbiopsyに 診 断を 行 った後,PEP20mgあ よ り病 理 るい は40mgを 理食 塩 水20mlに 度 の効 果 が 挙げ られ て い るが,本 邦 での 報 告 に はran・ 回 を1ク ール とし,8回 domizcdstudyが り効果 を 判定 した,膀 胱 刺激 症 状 な どの問 診 を行 うと 少 ない よ うで あ る.わ れ われ,大 溶解 し,週2回 生 種 々の薬 剤 に よ る膀 胱 内注 入療 法 が 試 み られ,あ る程 膀 胱 内 に 注入,8 終 了1週 後 に 内視 鏡 検査 に よ 阪大学 泌 尿器 科 関 連施 設 で は べ プ ロマ イ シ ン(以 下 と もに,注 入 前 ・注入 後 に一 般 検 血 ・血 液 生 化学 検 査 PEPと よる膀 胱 内 注 入療 法 に つ い てrando- を 行 い,副 作 用 を 検討 した,8回 行 った の で,そ の 結果 を 報 告 す る. 対す る治療 につ い て は,各 施設 の 自由裁 量 と した. 略す)に mi7.edstudyを 終 了後 の 残存 腫 瘍 に 試 験ll=対 象 症 例 を無 作 為 に下 記 の3群 に割 付 け し 試 試験1=膀 験 目 的 胱 癌 に対 す るPEP膀 た.割 付 は 別 に 日本 化 薬KK内 胱 内 注入 に よる直 試 験ll=TUR-Bt後 のPEP膀 ラー の も とで作 成 され た 封 筒法 で 行 った. A群=PEP20mgを20mlの 接抗腫 瘍 効果 お よび安 全 性 の 検討. 胱 内 注 入 に よる 膀 し,週1回,8回 し,週1回,8回 対 象 症 例 C群=無 1982年10月 以 後,本 研 究 会 に参 加 した 施設 で膀 胱癌 と診断 され た 症例 の うち,以 下 の条 件 を 満た す もの を 試 験1:初 生理 食 塩 水 に 溶 解 注入. 処 置(対 照 群) す なわ ち,TUR-Bt施 行後,膀 胱 内に 腫瘍 の残 存 の無 い こ とを確 認 し,病 理 検 査 の 結果 試 験 に該 当す る と判 断 した の ち,各 施 設 に 配布 され た封 筒 を 開封 し, 対 象 と した. 癌(TCC)と 生理 食 塩 水 に 溶 解 注入. B群=PEPlOmgを20mlの 胱 内再 発予 防 効果 と安 全 性 の 検討. に設 け た コ ン トロ ー 発 。再 発 を 問 わず,組 織 学 的に 移 行 上皮 診 断 され た 表 在 性腫 瘍(Ta,T1)で, 各群 の 処置 を行 った. A群,B群 で は,TUR・Bt1∼2週 後 よ り注 入 を 測定 可能 病 変 を有 す る症 例.活 動 性 重複 癌 の な い こ と 開始,C群 重 篤な合 併 症 の な い こ と,perfor皿anccstatusO∼3 胱 内保 持2時 間 以 上 と し,注 入 後 の 体 位 は 自由 と し で ある こ と,お よび 試 験 開 始前3週 以 内 に放 射 線療 法 た.い ずれ の群 もTUR-Bt後,12週 ・全 身的 化学 療 法 ・免 疫療 法 の既 往 処置 のな い こ とを ・細 胞 診 を行 い,再 発 が 疑 われ る場 合 には 経 尿道 的 生 条件 とした. 毎 に 内視鏡 検 査 検 にて病 理 学 的 診 断 を行 った.再 発 と確定 診 断 され た 試験 皿=原 則 と して 原発 性 膀 胱 癌 で あ り,TUR-Bt に よ り術 後tumorfreeと 腫 瘍(Ta,Tl).膀 follow-upに で は無処 置 の まま と した.注 入 群 で は,膀 な ると考え られる表在性 胱 初 発症 例 で あ る ζ と,術 後 の よ り再 発 の評 価 を 定 期 的 に行 い 得 る こと を条 件 と し,performancestatusは 問 わ な い こと と 場 合 に は,以 後 の治 療 法 は 各施 設 の 自由裁 量 と した. 注入 に 伴 う症 状 な どの問 診 を 行 うと と もに,一 般 検 血 ・血 液 生 化学 検 査 に よ り副 作用 を 検 討 した. 576 泌 尿 紀 要34巻3号1988年 結 1,試 Table3.背 果 背 験I 既 I982年10月1日 した.当 よ り開 始 し,1984年5月 て 開 始 した 効 例 が 少 な か っ た た め,1984年12月 40mg/20mlsalineの 験 に組 み 入 群(20mg 注 入 群)が17例,40mgt20mlsaline注 入 群(40mg の 計22例 で あ り,う 因 療 腫 瘍の大 き さ ち20mg注 腫 瘍 の 数 入群 手 宥 無 8・2114 40013 81115 00000 20002 2Ψ010 20011 30002 72113 620 601 G-0 た,除 入 群 で4例 分 化 外 症 例6例 2例,組 の 除 外 理 由 は,副 作 用 に よる 中止 が 与量 不 足 お よび投 与 法 ず つ で あ った(TabLe1). Table1.試 験1の 度G-1 以 上 の結 果 を背 景 因 子 別 に検 討 してTable3に した が,40mg注 入群 入 群 につ いてみ る 40m日 注入群 向 が み られ た. 腫瘍 の 大 きさを 大(径3cm以 5 5 評価可能症例 景 因子 と,既 治 療 の 有無 で は 既 治療 あ りの方 が 反応 を示 す 傾 17 除 外 症例 示 入 群 では 少 数例 のた め,背 別 の 検討 に耐 え 得 な い.20mg注 対 象症 例 20mg注 対 象 症例 4 が 評価 可 能 症例 であ っ 織 診 断 な し が2例,投 違 い が 各 々1例 3 10001 61014 51112 G-2 で12例,40mg注 入 群) 症 例倣CRPRMRNC 乳闘 状有葺性 非乳 頭状宥 茎性 乳頭 犠鼎葺 性 罪乳 賑状備 叢性 穴 中 小 単 多 腫瘍の形態 よ りPEP 試 験 を 追 加 し た.試 入 れ られ た 症 例 は20mg/20mlsaline注 注 入 群)が5例 景 治 末 に て終 了 初PEP20mg/20mlsalineに が,著 景 因子 別 抗腫 瘍 効 果(20mg注 以 上3cm未 1 12 上),中(径1cm 満),小(径1cm未 満)に 分 け る と, 小 さ な腫 瘍 に 反応 が み られ た 結 果 とな って い る. 腫瘍 の数 で は,多 発 に 比 し,単 発 の方 が 反応 を示 す 4 傾 向 がみ られ たが,腫 瘍 の分 化 度 で は,特 に傾 向はみ A.直 接 抗 腫瘍 効果 られ なか った. 効果 判 定は,以 下 に 従 った. B.副 1)CR=す べ て の病 巣 の 消失, 試 験 の対 象 とな った22例 中2例 に 注入 に 伴 う自覚症 2)PR=病 巣 の2方 向径 の 積 の 和 の50%以 上の縮 小,も し くは1方 向径 の70%以 上 の縮 小. 3)MR:2方 の 縮小,も 向径 の積 の和 の25%以 作用 状 がみ られ た.1例 は 注 入後 の カ テ ーテ ル熱 か と思わ る39.5℃ の 発 熱 で あ り,残 る1例 は 尿道 痛 で あ った. 上 ・50%末 満 し くは1方 向径 の30%以 上 ・70%未 満 の 縮 他 の20例 では,膀 胱 刺 激 症 状 な どの 副作 用 は み られ な か った, 8回 注入 を 終 了 し得 た16例 す ぺ て で,注 入 前後 の 一 小. 4)NC二2方 向径 の 積 の和 の25%未 満 の縮 小,ま た は25%未 満 の増 大,も し くは1方 向径 の30%未 満 の 縮 小,ま た は30%未 満 の増大.新 病 巣 の 出現 な し. 5)PD:い ず れ か1箇 所 で も2方 向径 の積 の和 の25 %以 上 の 増大,も し くは1方 向径 の30%以 上 の 増大, あ るい は 新病 巣 の 出現 を み た もの. CR2例,PR1例,MR2例,NC7例 3例 と,CR・NCと な か った。 2.試 験 皿 試 験1と 同時 に 開 始 し,1984年12月 末 に て新規 症 例 の組 み 入れ を停 止,1985年12月 間 と した.試 注入8回 終 了1週 後 の 判 定 で は,20mg注 率25%で あ っ た,40mg注 般 検 血 ・血 液 生 化学 検 査 の値 に,な ん ら異 常 は み られ 入群 で で,奏 功 入 群 で はPR1例,MR 験 に組 み入 れ られ た 症 例数 は,A群38 例,B群32例,C群24例 の計94例 で あ り,う ち除外 症 例 は,A群4例,B群3例,G群1例 理 由 は,投 与 量 不 足3例,副 もに な く,奏 功 率 は これ も25% とな った(Talbe2). 末 日まで を経 過 観察 期 で あ った.除 外 作 用 に よる中 止3例,お よび 重 複 癌 の発 見 が2例 で あ った.し た が って評 価 可 能 症例 数 はA群34例,B群29例,C群23例 Table2.PEP注 あ る が,B群 入 療 法 直接 抗 腫 瘍 効果 の計86例 で の29例 中3例 が上 部 尿 路腫 瘍 術 後 の膀 胱 初発 例 で あ り,同 様 の条 件 の症 例 は 他 の 群 に なか っ CR PR MR NC た た め,今 回 の検 討 対 象 よ り除 外 した.す なわ ち,A 20mg注 入騨 2 1 2 7 群34例,B群26例,C群23例 40面g洩 入騨 o 1 3 0 象 例 で あ る(Table4). の 計83例 が 今 回の 検討 対 非 盲検 無 作 為 比較 試 験 と して,症 例 の 背景 因子 の分 園 田,ほ か:膀 胱 腔 内 注入 療 法 ・ペ プ ロマ ィ シ ン Table4. 試 験 皿の 対象 症例Table6. 射象 窪例 ^φ 8騨 c騨 38 32 24 腺 外癌例 4 解 価可 能症 例 3 34 検討対象症例 A騨=20m巳 577 34 Table5.検 墨無 処 厘 騨 背 景 因 子 B騨 C群 性 比 幌=女) 27:7 23:3 19:4 年 齢 分 布 38∼803署 25(74%120【 非乳醗状無茎性 2〔6瓢 月 5 1 2 月 6 4 4 9ヵ 月 1 1 6 12ヵ 月 0 3 0 15ヵ 月 2 0 0 18ヵ 月 0 2 0 21ヵ 月 0 1 1 24ヵ 月 0 1 0 27ヵ 月以 後 0 0 0 計 141313 (%) (41}(50)(57) ∼8846tr80 65.160,465,4 腫瘍 の形態 非乳頭状有蔓性 乳頭状無茎性 ・'o群 6ヵ 83 A群 乳頭状有茎性 A騨8騨 86 討 対象 症 例 の 背 景 因子 平 均 年 齢 の期問 3ヵ 8 23 注 入 騨,C騨 TUR後 94 23 26 漉 入騨.8騨=10m已 計 1 29 初回再発症例数 (41.2%),B群13例(50.0%),C群13例(56.5%)で あ り,総 η 鶉}15(65%) ⊃02(9覧) 5〔15%,5〔 再 発 例 数 はC群 に 多 い 傾 向 が あ る も の の,有 意 差 は み られ な か った.Table6に,各 雪9覧)3`1396} 発 例 数 を,3ヵ 群 の初 回再 月 毎 の 期 間 に 区 切 っ て 示 した が,ほ ん が12ヵ 月 以 内 の 再 発 で あ り,24ヵ 大 4く1296)4C15%}3`13%} 中 10㈱%)12(砺%}toC43%} 小 20〔59%)10(鴻%}10C13%) 腫瘍の大 きさ 再 発 予 防 効 果 を 比 較 す る た め,actuarialmethod に よ る 実 測 非 再 発 率 を 計 算 し,Fig.1に 17く50%}21〔81%〕19く83%} 多 17c50%)5(19%)4〔T7%} 群,B群,C群 TCCG-O 1〔3%)2(8%〕 2(9% %,63%,46%,24ヵ TCCG-1 14C41%)16{龍 組織型分化度TCCG-2 TCCG-3 AC 月 以 上 を経過 して か ら の 初 回 再 発 は み ら れ な か っ た. 単 腫瘍 の数 と 2(6%)1(496}3`1396} がC群 10【43% B群 9{ss% ヵ 月 の 時 点 でB群 1{3%)1{4%} 1(4% 1(3%}0 1{4% た が,他 月 で65 月 で59%,42%,39%じ,A群 17(50%)7{27%} 瓢) 示 し た.A そ れ ぞ れ の 非 再 発 率 は,12ヵ に 比 し非 再 発 率 の 高 い 傾 向 が み ら れ た.9 とC群 との 間 には 有 意差 が 認 め られ で は い ず れ の 群 の 間 に も 有 意 差 は 認 め られ な か っ た. 鮒`82%}24〔9296)19(83%} pTl以 下 深 遼 度pTz以 上 O.02(9%} 不 明 6118%)2`895}2〔996} 100% 0-一 、、 、6 ●一 一●C群 軸鴨 ● .零 覧 布をX2検 定 に て検 討 した が,Table5に 〔n=n} 、、 示す ごと 、 、 一感 く,性 比 ・年 齢 分 布 ・腫瘍 の形 態 ・腫 瘍 の大 き さ ・組 織型お よび 分化 度 ・深達 度 に つ い て は3群 間 の分 布 に ◎A群(n=3心 ●一 ・■B群(n冨26} 、、 脳\ 5e% ■L、、 r.㍗ 一〇■旧● 皐 有 意な差 は 認め られ なか った.し か し腫 瘍 の数 には 若 干の偏 りが み られ,A群 に多 発 例 が多 い とい う分 布 と なって い る. A.再 発 予防 効 果 12週毎 の 内視 鏡 検査 と細 胞診 に よ り,再 発 が 疑 われ る場合,経 尿 道 的 生検 を 行 い,組 織 学 的 に移 行 上 皮癌 36 9121518212427mos. ホ:P<O Fig.1. .05 全 症 例 の 実 測 非 再 発 率 あ るいは腺 癌 と診 断 され た もの のみ を再 発 と した. 83例 の うち,3例 が9ヵ 月 以後 の来 院 が な く予 後不 明であ るが,残 る80例 は1年 以 上 の経 過 観 察 が 可 能 で 1)腫 瘍 の形 態 あ った. 今回 の試 験 で は,TUR後 対象 と した が,全 腫 瘍 の 背景 因子 の分 布 に 一 部不 均 衡 が あ った ため, 個 々 の背 景 因子 別 に非 再 発 率 を検 討 した. の 初 回再 発 の み を検 討 期 間 を通 して の結果 はTable6に 示す ご と くで あ る.す なわ ち 再 発 例 は,A群 で14例 乳 頭 状有 茎 性 腫瘍 のみ を 対象 と して3群 の 非再 発 率 を 比較 した(Fig.2). A群,B群,C群 の実 測非 再 発 率 は それ ぞ れ12ヵ 月 578 泌 尿 紀 要34巻3号1988年 loo は12ヵ 月 でそ れ ぞれ64%,61%,57%と 差 はみ られ な か った が,24カ 月 では そ れ ぞれ65%,27%,58%で o●㍉ ・、 、、 A騨`n鱒as) 、し 、 b㌔ 5c漏 c騨Cn囮an} ㌔「 臨 ・ ・ 哨 鴨 一 り,24ヵ 月 の時 点 でA群 られ た が,C群 とB群 あ の 間 に は有 意 差が み との 間 に は 何 れ も有 意 差 は なか った (Fig.4)。 6騨{門 ■15} 旧 り、 Fig.2.乳 頭 状 有 茎 性腫 瘍 の 非再 発 率 で68%,67%,58%と %,58%と 有 意 差 な く,24ヵ な っ て い る.24ヵ い 値 と な っ て い る が,有 2)腫 ■ 鴨 39t2151●21Mmos, 月 でB群 、. 36912151●11脚n閥los. o:P<o.面 間 に,ま 瘍 の 非 再 発 率 月 で そ れ ぞ れ82%,70%,51 月 で は82%,51%,43%で 示 す ご と く9ヵ ・瞠㈲ 意 な 差 と は い え な が っ た, Fig.4,TCCG-1腫 %,24ヵ .。 2-一 ・■o駅 の非 再 発 率 が低 瘍の数 の 非 再 発 率 は12ヵ 〔蝿纏1助 \ 月 で68%,38 単 発 性 腫 瘍 を 対 象 と し て 比 較 す る と,A群,B群, C群 A群{瞬.1', C騨 覧も あ る.Fig.3に 月 の 時 点 でA群 た24ヵ 月 の 時 点 でA群 お よびB群 とB群 G2移 とC群 との お よ びG群 との 間 に は 有 意 差 が み とめ ら れ た. 行 上皮 癌 で は,12ヵ 月非 再 発 率 はA群59%, B群67%,C群44%,24ヵ %,67%,27%で 月非 再 発 率 はそ れ ぞれ53 あ るが,い ず れ の群 間 に も有 意差 は み られ なか った.し か し6ヵ 月お よび9ヵ 月 の時点 で はA群B群 100 、... 間 お よびB群C群 間に 有 意 差 が み られ た (Fig。5). ##撃 A騨{n目17} ●■ ●㌔ ●.Oo● 騨 騨りの 曾 噛 承の の G・㍉ 噂1脳 噛、 ■ 釦瓢 ・{三 ._●B群{..、1) ■廓 C辟`n=19) 銘 o■ じ明 ●一 ■脚 ○ 一一局○ 冒開 ● ■一一●8勝Cn=7) ■ αA聯{n=111 開覧 ■■ 36912151e2114ηmes 寧,韓,#.㈱=P《o.05 Fig.3.単 C欝{n・ 発 腫 瘍 の 非 再 発 率 多発 例 はA群17例,B群5例,C群 36912151●2124nmos. ・1例と症例 数 の ■,帥:ρ 《o.俸 不 均衡 が あ るが,そ れ ぞれ の 非 再 発 率 は12ヵ 月で42 %,28%,25%と 有意 差 が み られ な い.B群 瘍 の 非 再 発 率 5)深 達 度 3)腫 瘍 の大 き さ pTlま 主腫 瘍 の 大 き さに よ り,大(3cm以 満),小(lcm未 Fig.5.TCCG・2腫 で は18カ 月 で全 例再 発 して い る. 以 上3cm未 ・9) 上),中(lcm 満)に 分 類 し比 較 した が,い ず れ も3群 間 に有 意 な 差 はみ られ なか った. 4)腫 瘍 の分 化 度 で の 深 達 に と どま る腫 瘍 の みを 対 象 と して 比較 した.A群,B群,C群 それ ぞ れ57%,69%,50%,24ヵ の12ヵ 月 で の非 再 発率 は 月 では54%,53%, 51%で あ り,い ず れ も有意 差 は み られ な か った. B.副 作用 腺癌 の2例 を除 き,移 行 上皮 癌 のみ を 対象 と して そ 試 験 に 組 み入 れ られ た94例 中3例 に副 作 用 がみ られ 分 化度 別 に 検討 した.複 数 の分 化度 と診 断 され た 症例 た.い ず れ も膀 胱 尿 道 刺激 症 状 で あ り,う ち1例 は 肉 で は,最 も優 勢 な もの を も って そ の腫瘍 の分 化 度 と し 眼 的血 尿を 伴 う頻 尿 で あ った.投 与 中 止に よ り軽快, た. 消 失 して い る.そ の ほ か末 梢 血 液像,血 液 生 化学 検 査 G1移 行 上皮 癌 で は,A群,B群,G群 の非再 発 率 な どで異 常 の み られ た 症例 は1例 もなか った. 579 園 田,ほ か:膀 胱 腔 内注 入療 法 ・ペ プ ロマィ シ ン っ た と して い る. 察 考 これ ら の 注 入 療 法 の 効 果 を 背 景 と し て,膀 膀胱 癌 に 対 す る 抗 癌剤 腔 内 注 入 療 法 は,1962年 Veenevaが1)がthio-tepaを 用 いた の が 始 ま りと さ れ でい る.彼 らは16例 の 症 例 に対 しthio-tcpa60mg Thio-tepaに ら16》は,初 好成 績を 挙 げ,表 在 性 膀 胱 癌 に は有 効 な 治療 法 で あ る 低 く,ま が,浸 潤 癌 に はほ とん ど効 果 が な い と して い る.以 Schulmanら 後,多 くの 追試 が な され,thio・tepa注 い が,再 入 の 抗 腫瘍 効 考 え られ て い る2)抗 癌 剤腔 内注 入療 法の長所 は,高 濃 度 の抗 癌 剤 を投 与 し得,か つ 副作 用 が少 ない こ とで あ るが,thio-tepaは 膀 胱 粘膜 か らの み の 群 に 比 し有 意 に 再 発 率 が 長 い と報 告, 且7)はdiseasefreeintervalで 本 邦 に お い て は,主 用 さ れ て お り,九 れ ぞ れ1年 少 ない副作 用 と よ り高 い 抗腫 瘍 性 を求 め て 種 々 の薬 剤 と,注 と し てMMCが 入 で あ っ た り,ま た 注 入 量,注 患 者 の 背 景 因 子,効 の 薬 剤 の,ど 入 後 の 保 持 時 間,対 象 果 判 定 基 準 が ま ち ま ち で あ り,ど 照 群230例 に 対 し注 入 群247例 で38.3%と29.1%e,3年 の 再 発 率 は,そ で57,3%と47.4% 入 に よ る再 発 予 防 効 果 が あ る と さ れ て い る.こ れ に 対 し安 室19)は 注 入 群 は,歴 史 的対 照 群 との間 に は の 量 が最 適 で あ る との結 論 は 出 し得 な い Hulandら2の は,注 入 群68例 tervalの 延 長 を 認 め た と 報 告 し て い る.ま ら2Dはthio・tepa注 含 む73%の 有 効 率 を 報 告 し,そ 50%のCRrateを を にCRが ず れ もcontrolstudyで 他剤 併 用 の 得 られ た と し て お り,ま 有 効 率 を 報 告,福 た 松 田 ら1')) はADM注 は な い.一 入 群,epodyl注 為 比 較 試 験 に お い て,初 tervalを る, 方,Kurthら24) 入 群 と対 照 群 と の 無 作 発 例 に 対 してADMepodyl つdiseaseFreein・ 長 くす る 効 果 が あ る,と BLMに あ った と し て い よびGarnickら22) 入 に よ り再 発 予 防 効 果 が あ る と して い る が,い と もに 再 発 率 を 低 下 せ し め,か 井 らIDはMMCとADM がCRで 比較 を 検討 し つ い て はBanksら22)お 有 効 率,Proutら8)は 指 頭 大 以 下 の 腫 瘍 に つ い て10例 と の 併 用 に よ り16例 中10例 ADMに の ほ かBrackenら6) 注 入 療 法 で はcytosinearabinoside(Ara-C)と 併 用 で 佐 藤 ら9)は,母 入 に よる 再 発 予 防効 果 は 確立 さ が,注 報 告 し て い る.MMCと 述 べ て い る. よ る 予 防 注 入 の 報 告 は 少 な い が,内 は,TUR後3日 注 入 療 法 に つ い て は,大 森12)が3cm以 田 ら25) 間 の 持続 膀 胱 内注 入療 法 に よる予 防 効 果 をMMC群,ADM群,BLM群 ADMの たZincke 同 程 度 の 再 発 予 防 効 果 が あ る と し て い る. 田 ら5)はCR10例 は79%に,Solowayは7)78%の 照群 有 意 な 再 発 予 防 効 果 と 共 にdiseasefreein- れ た も の と し てMMCとthio-tepaの 22例 を ふ くむ 有 効 率76%を,志 の無 作 51.6%と どに つ い て は 高 い 抗 腫 瘍 効 果 が 報 告 さ れ て い る. つ い て は,Mishinaら4)はCR と対 照 群31例 入 群 の 再 発 率10.4%,対 aclacinomycin・A(ACM),carboquone(CQ)な す な わ ち,MMCに ずれ も 無 作 為 比 較 試 験 と し て の 検 討 が な さ れ て い な い. 為 比 較 試 験 の 結 果,注 が,mitornycinC(MMC),adriamycin(ADM), は51%の 予防 注 入 に使 州 泌 尿 器 科 共 同 研 究 会18)に よ る 分 析 再 発 率 の 弓え で 有 意 差 が な い と して い る が,い これ ら の 報 告 は 単 独 の 薬 剤 注 入 あ る い は 多 剤 併 用 注 中7例 は 差 がな る, で は,対 れ てい る. 回TURの 発 率 は 対 照 群 に 比 べ 有 意 に 低 い と述 べ て い 出現す るた め3)近 年,あ ま り顧 み られ な くな り,よ り くの 報告 が な さ よ る 再 発 予 防 効 果 に つ い てMuckamcl たdiseasefreeintervalも 吸収率 が高 く,骨 髄 抑制 とい う重 篤 な副 作 用が 高 率 に に よる膀胱 内注入 療 法 が試 み られ,多 た 多 く試 み ら れ て い る. 週1回 の 注入 を 行 いCR4(25%),PR6(38%)の 果は47∼79%と 胱保 存 療 法 後 の 腫 瘍 再 発 予 防 を 目的 と し て の 注 入 療 法 も,ま と対 照 群 の4 群 で 比 較 し,ADM群,BI・M群 が 対 照 群 に 比 し再 発 下 の 大 き さ の 腫 瘍 例 を 対 象 と し,30mg/30mlsaline 率 は 低 い と報 告 し て い る.ま た 西 村 ら26)は 術 後BLM 注 入 で32%の 加 温 水 灌 流 療 法 を 施 行 し,再 発 予 防効 果 あ りとして い 著 効 率,50mg!30mlsalineで66%の 著 効 率 を 報 告,1.undbeck13)は10cmg/の り21例 中12例 る.ま ら14)は,19例 率84%を 一方 にCR,7例 た,ADM類 注入に よ にPRで あ った と し て い 似 体 で あ るACMに を 対 象 と し,CRl3例,PR3例 つ いて 野 口 の有 効 ,森 CQ,ADMで 著 者 はPEPが 果 の2点 はCRは そ れ ぞ れ44%,40%のCRrateで 得 られ ず・ あ 接 抗 腫 瘍 効 果,再 発予 防 効 よ り検 討 を 加 え た 。 直 接 抗 腫 瘍 効 果 で は20 入 群,40mg注 が,20mg注 山 ら15)はbleomycin(BLM),Cq,ADM はた して膀 胱 内 注入 療 法 の 薬剤 と し て 適 当 で あ る か 否 か を,直 mg注 報 告 して い る. 三 者 の 比 較 試 験 を 行 い,BLMで る, 入 群 と も奏 功 率25%と 入 群 中CRの2例 の 小 腫 瘍 で あ り,注 は,い な った ず れ も再 発 例 入 開 始 前 のcoldpunchbiopsy に よ る 機 械 的 損 傷 の 影 響 も考 慮 し な け れ ぽ な ら ず,必 580 泌 尿 紀要34巻3号1988年 ず しも薬 剤 に よ る腫瘍 縮 小 効果 とは 断 定 し得 な い.再 発 予防 効 果 の 検討 で は,封 studyを 行 った.対 象 症 例 の背 景 因 子 に若 干 の偏 りが あ った が,総 じてPEP注 献 文 筒法 に よ るrandomized 1)veenemaRJ,DeanAL,Jr,RobertsM, FingerhutB,ChowhuryBKandTarassoly 入 群 は対 象群 に比 し,再 発 H:Bladdercarcinomatreatedbydirect 予 防効 果 を あげ る こ とが で きなか った.著 者 の 行 った 注 入量 お よび注 入 回数 ではPEPは instillationofthio-tepa.Jurol88;60-63, 表 在 性 膀 胱 癌 に対 し,抗 腫 瘍 効果 も再 発 予 防 効果 もあ げ得 なか った と結 1962 2)SolowayMS;Intravesicalchemotherapyfor forsuperficialbladdercancer.Chcmotherapy 論 ぜ ざ るを 得 ない. andUrologicalMalignancy.Ed.bySpiers, 一般 に 抗 腫瘍 効 果 お よび再 発 予 防 効果 があ る とされ るthio-tepa,MMC,ADMな どに つ いて それ 有 効 A.S。D.Spring-Verlag,NewYork,1982 3)SolowayMS:Rati6naleforintensiveintra・ vesicalchemotherapyforsuper丘cialbladder 例 を検 討 してみ る と,比 較 的長 期 投 与 が有 効 で あ り, PEPに cancer.Jurol123=461-466,1980 つ い て もさ らに 大量 の 長 期投 与 を 試 みれ ば, 4)MishinaT,OdaK,MurataS,OocH,Mori あ る いは 効果 が 発 揮 され る可能 性 が残 され て い る.現 YandTakahashiT:MitomycinCbladder に,姫 野 ら27)はPEP30mgをTUR直 instillationtherapyforbladdertumors.J 間 連続 注 入,お よび5-FU内 後 よ り10日 Urol114:217-219,1975 服 と ともに 月1回 注 入 を1年 間 継続 した場 合再 発 予 防効 果 が あ った と してい 5)志 る.し か し,こ の よ うな 長 期 の注 入 は患 者 の経 済 的 負 近年,表 イ 功:膀 ト マ イ シ ンCの 原 寛,佐 藤 胱 癌 の 治 療 と予 後 腔 内 注 入 療 の 成 績.癌 FuriaDD,vonEschenbachACandCrookc 在 性膀 胱 癌 の 再 発 予 防 法 と してBCG注 る2s・29).さらにBCG腔 S:RoleofintravesicalmitomyicinCin managcmentofsuperficialbladdertumors. 内注 入療 法 は,再 発 予 防 の み な らずcarcinomainsituを 含め た表 在性 膀 胱 癌 UrQlogy16:11-15.1980 7)SolowayMS:Treatmentofsuper丘cialblad・ dercancerwithintravesicalmitomycinC; の 治療 法 と して も有効 との 報告 が な され つ つ あ り20). analysisofimmediateandlong・termresponse 今 後 と も検討 され るぺ き課 題 と考 え る. 結 in70patients.Jurol134:1107-1109,1985 8)ProutGR,Jr,GriffinPP,NocksBN,de 語 在性 膀 胱 癌に 対 す るPEP膀 FuriaMDandDalyJJ:Intravesicaltherapy oflowstagebladdercarcinomawithmito・ 胱 内 注入 療 法 に よる抗 腫 瘍 効果 を 検討 した.20mg注 mycinC;comparisonofresultsinuntreated 入 群12例,40 andpreviouslytreatedpatientsJurol127= 入 群4例 の うち,両 群 でCR2例,PR2例 10961098,1982 の 結果 を 得,そ れ ぞれ 奏 功 率25%で あ った.CR2例 9)佐 藤 仁,黛 は 生検 時 の機 械 的 損傷 を 考 慮す る必要 が あ り,薬 剤 に 作 よる効 果 と断定 す る こ とが で きな い. MitomycinCお 卓 爾,鈴 望:熊 坂 文 成,志 入 に よるTUR後 入群34例,10mg注 の再 発 予 防 効果 を, 入 群26例,対 の3群 に よるrandomizedstudyと 象 群23例 10)松 して 検 討 した が, 胱 腫 瘍 稔,松 宮 清 美,多 田 安 温,中 船 匡 男,高 羽 津,園 の 腔 内 注 入 療 法 野 悦 次,藤 岡 田 孝 夫:Mito・ 用 に よ る 膀 の 成 績 と 意 義.泌 尿 紀 要 11)福 井 厳,関 根 英 明,山 田 拓 巳,木 原 和 徳:表 在 性 膀 胱 腫 瘍 に 対 す るMitomycinCとAdriamycinの 連 続 膀 胱 内 注 入 療 法(予 報).泌 尿 紀 要 31:623-626,1985 に 認め られ なか った, 1?)大 解 析 にい た るま で終 始 ご協 力 を い 森 弘 之:表 内 注 入 療 法.癌 在 性 膀 胱 腫 瘍 に 対 す る 抗 癌 剤 膀 胱 腔 と 化 学 療 法11・1557-1562,1984 13)LundbeckF,MogensenPandJeppesenN: た だ い た 日本 化薬K.K.に と 化 学 療 30:ll45-ll51,1984 抗腫 瘍 効果 お よび再 発 予 防 効果 と も 試験 の開 始 よ りdataの 淳,古 胱 腫 瘍 に 対 す る 膀 胱 内 併 用 注 入 療 法.癌 mycinC,Cyt・sinearabin・side併 上 よ り,今 回試 験 した 薬 剤 の濃 度 お よび 注 入 回 数 ではPEPは 田 秀 樹,長 非 再 発 率 で あ り, 3群 間 に 有 意差 は み られ な か った. 田 圭 三=膀 屋 法7:1250-1255,1980 12ヵ 月後 の非 再 発 率 はそ れ ぞれ65%,63%,46%,24 ヵ月 でそ れ ぞれ59%,42%,39%の 木 孝 憲,小 よ びCyloside(Cytos量nAra- binsos三de)の 2.PEP注 3.以 橋 薄 朋,栗 沢 の 臨 床16:737-744,1970 入 が 広 く検 討 され,そ の 有 効性 が 多 く報告 され て い 20mg注 淳,高 6)BrackenRB,swansonDA,JohnsonDE, う. mg注 崎 谷 元 佑,黒 (附)マ 担 のみ な らず,時 間的 負 担 も大 きな 問題 とな る で あろ 1.表 田 圭 三,島 仁,田 深 い感 謝 の意 を 表 しま す. Intravesicaltherapyofnoninvasivebladder turnors(stageTa)withdoxorubicinand urokinase.JUro1130=1087-・1089,1983 .園田 工4)野 口 純 男,窪 正 敏,桜 田 吉 信,執 木 敏 夫,大 ,ほ か 印 太 郎,三 島 博 幸=表 正5)森 猛,森 山 forprophylaxisinthemanagementor 在 性 膀 胱 腫 瘍 に 対 す るAcla6inomycin・A(ACM)の 法.泌 浦 recurrentsuperficialbladdercarcinoma.J 膀 胱 内 注 入 療 Urol131:43-46,1984 24)KurthKH,SchroderFH,TunnU,AyR, 尿 紀 要30:1153-1158,1984 山 正 敏 純 男=表 窪 田 吉 信,三 浦 猛,執 印 太 郎,野 口 P-MacalusoM,DeburyneF,dePauwM, DalesioO,tenKateFandMembersofthe 在 性 膀 胱 癌 に 対 す る 抗 癌 剤 の 膀 胱 内 注 入 療 法 の 成 績.泌 尿 紀 要29:351-355,1983 EuropeanOrganizationforResearchon 16)MukamclE,ZitronS,NissenkornIand TreatmentofCancer,GenitourinaryTract ServadioC=Prophylacticeffectoftriethy- CancerCooperativeGroup=Adjuvant lenethiophosphoramideontherecurrenceof chemotherapyofsupetficialtransitionalcell superficialbladdertumors.IsraelJMedSci bladdercarcinoma;preliminaryresultsofa 16:714-717,1980 EuropeanOrganizationforResearchon 17)SchuimanCC,RobinsonM,DenisL,Smith TreatmentofCancerrandomizcdtrisal P,Vigg量anoG,dePauwM,DalesioO, comparingdoxorubicinhydrochloride,etho・ SylvesterRandMembersoftheEORTC glucidandtransurethralresectionalone・J GenitourinaryTractCancerCooperative Urol132:258-262,1984 Group=Prophylacticchemotherapyofsu- 25)内 林 健 一,本 藤 忠 雄,石 橋 田 直 康,荒 川 晃,小 健:膀 柴 孝,小 俣 胱 腫 瘍 anEORTCrandomizedtrialcomparing に 対 す る 術 後 三 日 間 低 濃 度 制 癌 剤 持 続 膀 胱 内 注 入 thiotepa,anepipodophyllotoxin(VM26)and 療 法 の 検 討.日 TURalone.EurUrol8:207-212,1982 州 泌 尿 器 科 共 同 研 究 会=マ 26)西 イ ト マ イ シ ンC膀 内 注 入 に よ る 膀 胱 腫 瘍 の 再 発 防 止 効 果.西 胱 室 朝 三=抗 日泌 尿 的 研 究.泌 泌 尿 会 誌76=354-359,1985 川 修,吉 床 野 安 敏,滋 達 生,江 尿 紀 要29:777-790,1983 村 直 樹,中 原 省 治,大 隅 浩 史,椎 泰,碓 mycinsulfateの 較 一 西 日 泌 尿49:993-996,1987 transurethralresectionandlaterforsuper丘 一 cationsofintracavitaryBacillusCalmettGuerintherapyforbladdercancer.Jurol crossoverdesign.Jurol134:1110-ll14, 132:457-459,1984 1985 29)PinskyCM,camachoFJ,KerrD,Geller NL,KleinFA,HerrHA.WhitmoreWFJr 21)HullandH,OttoU,DroescMandKloppcl andOettgenHF=Intravesicaladministration G:Long-termmitomycinCinstillation ofBacillusCalmette-Guerininpatients aftertransurethralresectionofsuperficial rubicinhydrochlorideinthetreatmentof rccurringsuper{icialtransitionalcellcarcinomaofthcbladdcr.IUrol118:757-760, 1977 23)GarnickMB,SchadeD,IsraelM,Maxwell BandRichieJP:Intravesicaldoxorubicin 藤 部 知 行: 28)MoralesA:Long-termresultsandcompli- prospective,randomizcd,stra面edstudywith PierceJMJr:Topicalinstillationofdoxo- 名 浩 昭,長 亜,石 単 独 療 法 な ら び に 併 用 療 法 の 比 cial(stageTaandTis)bladdercancer;a 22)BanksMD,PontesJE,IzbickiRMand 井 効 果 一DoxorubicinhydrochlorideとPepleo。 mitomycinCtreatmentimmediatelyafter 1984 々 温 水 尿 紀 要31:769-773,1985 野 和 志,岸 TaylorWF:Intravesicalthio-tepaand progressionandsurvival.Jurol132:27-29, 隆,佐 膀 胱 腫 瘍 に 対 す る膀 胱 内 注 入 療 法 の 早 期 再 発 予 防 20)zinckeH,DensonRc,Jr,HiltonJFand bladdercarcinoma;inHuenceonrecu「 川 胱 癌 再 発 に 対 す るBleomycin加 灌 流 療 法 の 効 果.泌 27)姫 癌 剤 膀 胱 内 注 入 療 法 の 基 礎 的,臨 村 一 男,小 木 美 晴:膀 36=535-539,1974 19)安 田 豊 昭,小 二 也,遠 perficialtransitionalcellbladdercarcinoma; 18)九 581 膀 胱腔 内注 入療 法 ・ペ プ ロマ イ シソ 「ence, withrecurrentsuperficialcarcinomaofthe urinarybladder;reportofaprospective, randomizedtriaLCancerTreatRep69: 47-53,1985 30)deKernionJB,HuangM-Y,LindnerA, smithRBandKauflnanJJ:Themanagementofsuperficia!bladdertumorsand carcinomainsituwithintravesicalBacillus calmette。Guerin.Jurol133:598-601,1985 (1987年ll月6日 迅 速 掲 載 受 付)