Comments
Description
Transcript
周辺環境に配慮した墓地計画のポイント
墓 地 ポ 計 画 イ の ン ト - 目 次 - 第1章 はじめに 1 本ポイント集の内容 …………………………………………………… 2 横浜市民の墓地開発に関する意識 第2章 周辺環境に配慮した墓地計画とは 1 …………………………………… 2 ……………………………………… 7 (過去の墓地設置紛争に伴う「協議」、「あっせん」、「調停」の協議項目から) 1 計画地の選定にあたって 8 ……………………………………………………… 12 墓地の構造設備 (1) 墓石の視認対策 ……………………………………………… 2 (2) 周辺に配慮した外観、緑の保全 …………………………………… 14 ……………………………………………… 16 ………………………………………………………………… 18 (3) 防犯、防災の安全対策 (4) その他 3 周辺地域の安全な交通対策 (1) 交通事故、交通渋滞防止対策 (2) スクールゾーン対策 ……………………………………… 20 ………………………………………………… 24 4 建設工事に係る事項 (1) 周辺に影響を少なくするための工事対策 26 ……………………………………………… 28 …………………………………………………… 30 (2) 工事車両の安全な通行 ………………………… 5 墓地運営上の配慮事項 (1) 販売期間中の対策 (2) 開園後の運営配慮事項 ……………………………………………… 32 1 第1章 はじめに 本ポイント集の内容 第1章 はじめに 1 本ポイント集の内容 人は誰しも「死」を迎えます。人口 370 万人を抱える本市では、今後も墓地を必要と する人が多く見込まれます。しかし、市民の意識から見た場合、墓地の空間は、日常的 な空間とは異質なものであり、周辺環境になじまない施設と考える人が多く、負の存在 と捉えられがちな空間であるため、墓地が計画されると、周辺住民の方々から「墓地建 設反対」の意見が寄せられます。 墓地は、公共の利益との調整が必要な施設であり、土地の所有権や利用権を有するか らと言って、誰でも自由に設置できる性格のものではありません。 「墓地、埋葬等に関す る法律」第 1 条には、この法律の目的として、 「墓地、納骨堂又は火葬場の管理及び埋葬 等が、国民の宗教的感情に適合し、且つ公衆衛生その他公共の福祉の見地から、支障な く行われることを目的とする。」と規定されており、単に公衆衛生上の規制にとどまらず、 その他の公共の福祉の見地からも制約を加え、調整を行うべきものとされています。現 在では、特に「周辺環境との調和」が重視され、 「その他公共の福祉」の重要な内実を構 成しています。そのため、平成 15 年4月に施行した「横浜市墓地等の経営の許可等に関 する条例」の目的では、 「市民生活における墓地等と周辺環境との調和を図ることを目的 とする。」と規定されています。 そこで、このポイント集は、墓地と周辺環境との調和を図るため、今まで市内で起き た紛争の事例をもとに、墓地を建設するにあたり、配慮していただきたい事項を中心に まとめたものです。 このポイント集を紛争の予見性を高める一助として活用していただくことで、円満に 紛争を解決するだけでなく紛争を未然に防ぎ、墓地経営者、墓地使用者、周辺住民それ ぞれが墓地の建設時のみならず設置後も豊かに共生できるよう願うものです。 1 第1章 はじめに 2 横浜市民の墓地開発に関する意識 2 横浜市民の墓地開発に関する意識 本市では、平成 21 年8月から約1年に渡り、有識者で構成された墓地問題研究会を開 催し、墓地のあり方について平成 22 年9月に報告書が提出されました。その報告書にも あるように、市街化が進んだ本市においては、新設の墓地計画2件に1件の割合で紛争 が起きています。 表1 横浜市内の墓地計画に対する紛争の件数 (平成 15 年 4 月 1 日~平成 21 年 12 月 31 日) 種別 墓地計画件数 紛争件数※1 紛争発生率 新設 墓地計画 29 15 52% 拡張等 墓地計画※2 22 1 5% 合計 51 16 31% ※1 紛争件数は墓地計画件数の内数 ※2 既存墓地に隣接した計画 資料:「横浜市墓地問題研究会報告書(平成 22 年 9 月)」 2 第1章 はじめに 横浜市民の墓地開発に関する意識 2 墓地反対を訴えている周辺住民の方々からは、墓地の必要性は認めているものの近隣 には墓地を作ってほしくないなどの意見が寄せられます。墓地に反対する人の約6割は、 「心理的に受け入れられないから」という理由をあげています。 <基礎データ>(平成 24 年度実施 墓地に関する市民アンケート調査から) 問 7.あなたのお住まいの近隣に墓地造成が可能な土地があると仮定してお答えください。 (1) そこで墓地の造成が計画されたらどう思いますか。 回 答 回答数 % 反対である 206 14.1 計画の内容によっては反対しない 626 42.9 できてもよい 329 22.6 わからない 203 13.9 無回答 94 6.4 計(n) 1,458 100.0 回 回答数 % 管理が悪いとハエや蚊が発生し 不衛生だから 墓参が集中する時期に周辺の交通 渋滞や迷惑駐車等が発生するから 53 25.7 94 45.6 心理的に受け入れられないから 122 59.2 周辺環境になじまないから 77 37.4 所有する土地の価値が下がる恐れ があるから 44 21.4 その他 15 7.3 無回答 6 2.9 206 - ○「反対する」と回答した人の反対する理由(複数回答可) 答 回答者数(n) 3 第1章 はじめに 2 横浜市民の墓地開発に関する意識 また、墓地は、一般的に近隣に設置されることが歓迎されない施設とされていますが、 これは多くの市民が墓地に対してマイナスイメージを持っていることが原因と考えられ ます。 一方、平成 24 年度に実施した「墓地に関する市民アンケート調査」では、「墓地開発 にあたって、墓地設置者がとるべき措置は何だと思うか」、を尋ねたところ、回答者の3 分の2近くが「自然との調和や周辺環境に配慮した外観にする」(65.4%)をあげていま す。 こうしたことから、 「周辺環境との調和」を図ることにより、墓地のイメージ向上に繋 げ、市民のマイナスイメージを変えていく必要があります。 <基礎データ>(平成 24 年度実施 墓地に関する市民アンケート調査から) 問 7.あなたのお住まいの近隣に墓地造成が可能な土地があると仮定してお答えください。 (2) 墓地設置者がとるべき措置は何だと思いますか。特に必要だと思う措置をお選びください。(3 つまで) 回 答 回答数 % 周囲から墓石を見えないようにす る 289 19.8 緑地を保全する 564 38.7 自然との調和や周辺環境に配慮し た外観にする 953 65.4 夜間等の防犯対策をとる 648 44.4 交通安全、渋滞対策をとる 390 26.7 117 8.0 854 58.6 特に必要だと思う措置はない 26 1.8 その他 22 1.5 無回答 54 3.7 1,458 - 建設工事による影響(防塵、防音、 振動、工事車両関係等)対策をとる 開園後の運営(供物等の衛生対策、 線香の煙等)について配慮する 回答者数(n) 4 2 第1章 はじめに 横浜市民の墓地開発に関する意識 「住まいの近くに開発されるとしたら、どのような墓地の形態を望むか」、と尋ねたと ころ「芝生型のお墓」 (42.0%)が最も多く、 「合葬型のお墓」 (28.2%)がそれに続く回答 でした。芝生型のお墓が望まれる理由としては、緑が多く、墓石の統一による整然とし た空間を好む人が多いため、と考えられます。 <基礎データ>(平成 24 年度実施 墓地に関する市民アンケート調査から) 問 7.あなたのお住まいの近隣に墓地造成の可能な土地があると仮定してお答えください。 (3) そこで墓地が開発されるとしたら、どのような墓地の形態を望みますか。 (複数回答可) 回 答 回答数 % 日本の伝統的なお墓 368 25.2 芝生型のお墓 613 42.0 納骨堂 279 19.1 合葬型のお墓 411 28.2 こだわらない 235 16.1 無回答 73 5.0 1,458 - 回答者数(n) 5 第1章 はじめに 2 横浜市民の墓地開発に関する意識 ①日本の伝統的なお墓 縦長の和型墓石が 中心で、一般的に形、 色に制限がない ②芝生型のお墓 墓碑の形や大きさ が決められたお墓 で芝生上に統一 された墓石が並ぶ ③納骨堂 建物の室内に設けら れたロッカー式等の 納骨壇に遺骨を収蔵 する施設 ④合葬型のお墓 (個人や家族のお墓ではなく多数の方が共同で祀られるお墓) 6 第2章 紛争がおきにくい墓地計画とは 第2章 紛争がおきにくい墓地計画とは (過去の墓地設置紛争に伴う「協議」「あっせん」「調停」の協議項目から) この章では、過去に紛争が起きた事例の傾向や「協議」、「あっせん」、「調停」において 実際に協議項目として話し合われた事例を中心に紛争を未然に防ぐため、計画策定の際に 配慮していただきたいポイントを紹介しています。 左側のページに「Check Point」を記載し、右側のページに「解説」を記載しています。 解説欄のパーセンテージは、平成 15 年 4 月~平成 23 年 3 月までの間に、紛争が発生し 周辺住民と墓地設置予定者の間で話し合いが行われた計画(12 件)中、該当項目について 周辺住民から要望が出された割合を示しています。 「Check Point」の問いの回答が「いいえ」となる場合は、「なぜできないのか」、「周辺 住民へ説明できる理由となっているか」、「他の方策はないか」などを検討し、計画策定の 参考にしてください。 7 第2章 紛争がおきにくい墓地計画とは 1 計画地の選定にあたって 1 計画地の選定にあたって 【Check Point 1】 ① 墓地の計画地も含めて、住宅が多い市街化区域に近接していない計画地を 選定していますか? □ はい □ いいえ できない理由 ② 近隣に住民、建物所有者、土地所有者が多くない計画地を選定しています か? □ はい □ いいえ できない理由 8 第2章 紛争がおきにくい墓地計画とは 1 計画地の選定にあたって 解 ① 説 計画地周辺の市街化区域の有無 墓地は土地の価格やまとまった土地が必要になることから市街 化調整区域内に計画される割合が高くなっています。 表2 横浜市内の新設墓地計画地の設置区域別の比較(1) (平成 15 年 4 月 1 日~平成 21 年 12 月 31 日) 区域区分 新設墓地計画件数 計画割合 市街化調整区域 市街化区域 両区域にまたがって いる計画 合計 22 76% 6 21% 1 3% 29 100% 資料:「横浜市墓地問題研究会報告書(平成 22 年 9 月)」 また、市街化調整区域内でも、住宅が多い市街化区域に近接し ている計画は紛争発生率が高くなっています。 表3 横浜市内の新設墓地計画地の設置区域別の比較(2) (平成 15 年 4 月 1 日~平成 21 年 12 月 31 日) 市街化調整区域内に計画 区域区分 周囲 110m 以内に市街化区域が 市街化 区域内 に計画 ある場合 ない場合 新設墓地 計画件数 8 15 6 紛争件数 7 5 4 紛争発生率 88% 33% 67% ② 計画地周辺の住民数等との関係 また、近隣に住民、建物所有者、土地所有者が 100 人を超える 住宅地に近接している計画では高い割合で紛争が発生しています。 表4 横浜市内の新設墓地計画地の周辺住民数の比較 (平成 15 年 4 月 1 日~平成 21 年 12 月 31 日) 計画地周囲 110m 以内の住民数 100 人未満 100 人以上 新設墓地計画件数 14 15 紛争件数 4 12 紛争発生率 29% 80% 9 第2章 紛争がおきにくい墓地計画とは 1 計画地の選定にあたって 【Check Point 1】 ③ 計画地内に良質な樹林地を含まない計画となっていますか? □ はい □ いいえ できない理由 ④ 傾斜地ではない計画地を選定していますか? □ はい □ いいえ できない理由 10 第2章 紛争がおきにくい墓地計画とは 1 計画地の選定にあたって 解 ③ 説 緑地の保全 本市は、大都市でありながら、市民生活の身近な場所に水や 緑の環境を有しています。このみどりの環境を活かし、また、 次世代に引き継いでいくため、本市では平成 21 年度から「横 浜みどり税」を財源の一部に活用した、横浜みどりアップ計画 を推進しています。みどりアップ計画では、緑の保全・創造に 継続的に取り組むため、緑地保全制度による指定の拡大等により、 市内のまとまりのある樹林地を保全しています。 また、平成 25 年度に実施したこれからの緑の取組に関する市 民アンケートでは、 「緑の保全・創造の取組を進め、緑の減少 に歯止めをかけることに」対し、9割以上の方が「積極的に取り 組む必要がある」又は「どちらかと言えば取り組む必要がある」 と回答しています。 そのような状況を背景として、計画地内にまとまりの樹林地 が含まれる場合は、周辺住民から「緑地を残してほしい」との 要望が多く寄せられます。 良質な樹林地での計画 墓地計画地 ④ 傾斜地での造成工事による不安 計画地が傾斜地である場合は雨水排水による水害やよう壁の 崩壊の懸念、地盤の安定性や土の搬入に伴う汚染不安などから、 傾斜地での造成計画の見直しを求める意見が寄せられやすい傾 向があります。 11 第2章 紛争がおきにくい墓地計画とは 2 墓地の構造設備 2 墓地の構造設備 (1) 墓石の視認対策 【Check Point 2】 ① 墓石が近隣住宅から見えないような計画となっていますか? □ はい □ 周囲の生垣を(密植・高く)しています。 □ 目隠し用のフェンスを(設置・高く)しています。 □ 墓石の高さを低く制限します。 □ その他( □ いいえ ) できない理由 ② 隣接住宅から墓石までの距離を公平に保っていますか? □ はい □ 方位、高低さを考慮し、公平になるようレイアウトしています。 具体的な説明 □ □ その他( いいえ ) できない理由 ③ 通行人から墓石が見えないような計画となっていますか? □ はい □ 生垣、フェンス等により見えない計画となっています。 □ その他( □ いいえ できない理由 ④ 墓地入口から墓石が見えないような計画となっていますか? □ はい □ いいえ できない理由 12 ) 第2章 解 説 紛争がおきにくい墓地計画とは 2 墓地の構造設備 墓石の視認対策要望 75% 墓石は一般的に和型、洋型の2種類が主流ですが、周辺住民 の方々からは、自宅の窓から墓石が見えることに対する抵抗感 から見えなくなるような対策を施してほしいとの要望が7割以 上出されています。 【内訳】 (重複あり) ○墓石目隠しのため、フェンスを高くしてほしい(25%) ○近隣アパートから墓石が見えないようにしてほしい(25%) ○墓地入口の門から墓石が見えないようにしてほしい(17%) ○隣接住宅から墓石を極力離してほしい(8%) ○墓石の配列に沿って目隠しフェンスを設置してほしい(8%) 和型の墓石 ○近隣アパートから墓石が見えないよう墓石の上部に屋根を設置 してほしい(8%) ○生垣よりも低い墓石にしてほしい(8%) <参 考> 本市が平成 25 年度に行った墓地実態調査では、墓地の使用 方法について、「墓石の高さや形、色を統一するなど、見通し や景観に配慮している」かどうかを墓地経営者に訊いたところ、 次のような結果でした。 13 洋型の墓石 第2章 紛争がおきにくい墓地計画とは 2 墓地の構造設備 (2) 周辺に配慮した外観、緑の保全 【Check Point 3】 ① 敷地境界線に設ける生垣(種類、高さ、配列)やフェンス(種類、高さ、 色合い)は近隣住民に配慮した計画となっていますか? □ はい 具体的な説明 □ いいえ できない理由 ② 墓地入口の看板、誘導看板は周囲に比べ派手(大きさ、デザイン、色合い) でなく、近隣住民に配慮した計画となっていますか? □ はい 具体的な説明 □ いいえ できない理由 ③ 植栽する樹木は害虫などにより近隣の農園や緑地に影響を及ぼさないもの を選定していますか? □ はい 具体的な説明 □ いいえ □ 変更できないため、維持管理で害虫対策等を実施していきます。 具体策 □ その他( )_ 14 第2章 解 説 紛争がおきにくい墓地計画とは 2 墓地の構造設備 近隣住民に配慮した外観・緑の保全要望 42% 今までの景観が大きく損なわれないよう「派手でなく」「自然 な」「明るい」イメージになるような要望が4割以上出されてい ます。 【内訳】 (重複あり) ○緑地率を上げてほしい(17%) ○現有林を極力残してほしい ※1 (8%) ○道路との敷地境界線は人口物でない樹木による生垣を設けてほし い※2(8%) ○道路との敷地境界線のフェンスは低くしてほしい※2(8%) ○墓地の看板は大きすぎず、派手でないものとしてほしい(8%) ○墓地への誘導看板は派手でないものとしてほしい(8%) ○管理棟は宗教様式の建築ではなく、明るいイメージのものにして ほしい(8%) ○墓地使用者へ塔婆の使用を禁止してほしい(8%) 表 樹木の種類と発生しやすい害虫 樹木の種類 害虫 サクラ、ポプラ、プラタナス、ヤナギ、クワ、ニセアカシア、 アメリカシロヒトリ カエデ類 アカマツ、クロマツ、カラマツ、ヒマラヤスギ マツカレハ チャ、ツバキ、サザンカ、クヌギ、コナラ、ウメ、サクラ ドクガ類 カキ、カエデ、ヤナギ、クリ、ニセアカシア、ウメ、サクラ イラガ類 タケ、ササ タケノホソクロバ 15 ※1 景観の大 幅な変 更、近隣の農園や緑地 に与える悪影響への 不安による要望 ※2 道路を歩 行して いる歩行者にとって の威圧感や圧迫感を 解消してほしいこと による要望 第2章 紛争がおきにくい墓地計画とは 2 墓地の構造設備 (3) 防犯、防災の安全対策 【Check Point 4】 ① 開園時間中のセキュリティー(防火、防犯)対策を講じていますか? □ はい □ 管理人が常駐しています。 □ 本堂が隣接しており、経営者または責任者が常時います。 □ その他( ) □ いいえ できない理由 ② 夜間のセキュリティー(防火、防犯)対策を講じていますか? □ はい □ セキュリティー関係会社と契約し対策を講じます。 □ 本堂が隣接しており、経営者または責任者が常時います。 □ その他( □ いいえ ) できない理由 ③ 地震による墓石の倒壊を防ぐための対策を講じていますか? □ はい □ 耐震性の墓石を建てるよう使用契約約款に記載します。 □ その他( □ いいえ できない理由 16 ) 第2章 解 説 紛争がおきにくい墓地計画とは 2 墓地の構造設備 防犯・防災の安全対策要望 50% 一部の古い墓地では外周の柵や門などが無く、夜間でも出入り できる形態も見受けられますが、最近は火災予防、防犯、災害に よる被害などの防止のため、安全対策を施してほしいとの要望が 5割出ています。これらは、周辺住民の要望だけでなく、墓地の 管理面からも万全に取り組んでください。 【内訳】 (重複あり) ○夜間のセキュリティー対策を講じてほしい(42%) ○開園中は管理人を常駐させてほしい(17%) ○門扉は乗り越えられないものとし、かつ、見通せるものとしてほ しい(8%) ○地震等により墓石が倒壊しないような対策を講じてほしい ※ 1 (8%) ※1 倒壊した墓石が 隣 の 墓 石 を破 壊 し て し ま う 恐 れも あ る た め、墓地使用者が墓石 を 建 立 す る際 に は 耐 震 の 必 要 性を 周 知 し てください。 【石塔】 竿石、(上/中/下)台の固定 は万全ですか? 石塔と基礎、カロート の固定は万全ですか? 外柵の固定は万全で すか? 17 第2章 紛争がおきにくい墓地計画とは 2 墓地の構造設備 (4) その他 【Check Point 5】 ① 隣接住宅の日照を遮らない計画となっていますか? □ はい □ 隣接住宅の日照を遮りません。 □ 一部遮りますが、対象となる住宅の所有者、居住者の了解を得て います。 了解理由 □ いいえ できない理由 ② 墓参者が隣接住宅を覗き込めない計画となっていますか? □ はい □ 隣接住宅を覗き込めません。 □ 一部見通せますが、対象となる住宅の所有者、居住者の了解を得 ています。 了解理由 □ いいえ できない理由 ③ 墓地内の通路から土埃が舞わないような対策を講じていますか? □ はい □ 通路を舗装又は芝生化しています。 □ その他( □ いいえ できない理由 18 ) 第2章 解 説 紛争がおきにくい墓地計画とは 2 墓地の構造設備 その他の要望 33% その他、隣接住宅への配慮として、プライバシー保護や日照、 土埃対策などの要望が3割以上出されています。 【内訳】 (重複あり) ○隣接住宅への日照をさえぎらないようにしてほしい(17%)※1 ○墓参者から隣接住宅が覗かれないようにしてほしい(17%)※1 ○土埃防止のため舗装や芝生による通路としてほしい(17%) 日照は遮っていないけれど、墓参者から 覗かれるし、墓石も丸見えだし・・・ 19 ※1 隣接住宅 の日照 確保とプライバシー 保護は相反する部分 もありますので、隣接 住民と詳細に調整を 行い、敷地境界の緑地 帯を増やすとともに、 フェンスや生垣の種 類や高さに配慮して ください。 第2章 紛争がおきにくい墓地計画とは 3 周辺地域の安全な交通対策 3 周辺地域の安全な交通対策 (1) 交通事故、交通渋滞防止対策 【Check Point 6】 <墓地への進入路> ① 車が相互通行できる道路(幅員 4.5m 以上)を墓地への進入路としていますか? □ はい □ いいえ □ 道路を拡幅します。 □ 墓参集中日には交通整理員を配置します。 □ マイカーによる墓参者を少なくするよう、最寄り駅までマイクロ バスによる送迎を行います。 □ その他( ) ② 時間帯通行規制がない道路を進入路としていますか? □ はい □ いいえ □ 規制時間帯は交通整理員を配置します。 □ マイカーによる墓参者を少なくするよう、最寄り駅までマイクロ バスによる送迎を行います。 □ その他( ) ③ 想定している進入路は、墓参者にとって最も利便性の高い進入路にしてい ますか? □ はい □ いいえ □ 墓参者に進入退出路を周知徹底し、遵守させます。 □ その他( ) <墓地の入口> ④ 見通し良い場所、交差点から離れた場所に墓地入口を設けていますか? □ はい □ いいえ □ 入口に信号機を設置するよう警察署と協議します。 □ その他( ) 20 第2章 解 説 紛争がおきにくい墓地計画とは 3 周辺地域の安全な交通対策 交通安全・渋滞防止対策要望 75% 墓参者の車が住宅地内を通行する場合や道幅の狭い道路を通行 する場合などには、交通安全、交通渋滞の防止から一定のルール や対策を講じてもらいたいとの要望が 7 割以上出ています。 【内訳】(重複あり) ○彼岸等墓参集中日には交通整理員(ガードマン)を配置してほし い(42%) ○墓地前面の道路を拡幅してほしい※1(33%) ○墓参車両の進入路、退出路を取り決め、墓参者へ周知徹底してほ しい(25%) ○相互通行できないほど狭い道路を進入路としないでほしい(17%) ○時間帯通行規制される道路を進入路としないでほしい(8%) ○急坂や見通しの悪い場所、交差点近くには墓地入口を設けないで ほしい(8%) ○墓参者が路上駐車、停車しないような対策を講じてほしい(8%) 21 ※1 一度墓地 ができ てしまうと、墓地を変 更することが困難と なりますので、市街化 や都市計画等の視点 から今後、道路拡幅が 必要になると見込ま れる場合は、あらかじ めセットバックし、道 路の拡幅に備えてお きましょう。 第2章 紛争がおきにくい墓地計画とは 3 周辺地域の安全な交通対策 【Check Point 6】 <墓地入口に接している道路> ⑤ 墓参者が路上駐車、停車しないような対策を講じていますか? □ はい □ 墓地駐車場内に乗降専用のスペースを設けています。 □ 墓参者へ周知徹底し、遵守させます。 □ その他( □ いいえ ) できない理由 ⑥ 入口に接している道路の交通量が多い場合、道路に車がはみ出るなどの影 響が出ないよう、車の出し入れに時間がかからない平置き駐車場にしていま すか? □ はい □ いいえ できない場合の対策 ⑦ 公道に接する駐車場の出入口の数は、できるだけ少ない数ですか? □ はい □ いいえ できない理由 ⑧ 立体駐車場を設ける場合、入口からできるだけ距離をとっていますか? □ はい □ いいえ できない理由 ⑨ お彼岸、お盆などの墓参集中日の交通安全、交通渋滞防止対策はとってい ますか? □ はい □ 交通整理員を配置します。 □ 臨時駐車場を確保します。 □ その他( ) □ いいえ できない理由 22 第2章 解 紛争がおきにくい墓地計画とは 3 周辺地域の安全な交通対策 説 交通量の多い公道に出入口を設ける場合、交通安全や交通渋滞 を防止するために対策を講じていただく必要があります。 ⑥ 平置き駐車場 駐車場は、条例の構造設備基準にも、「平置きとするよう努め ること」とあり、利用者の利便性や開園後のメンテナンス費用な ども考慮すれば、平置きが望ましいと言えます。 まずは、駐車場は平置きを前提とした墓地計画の立案をお願い します。 ⑦ 駐車場出入口の数 公道に接する墓地の出入口は、交通事故が起きる可能性の高い 場所です。そうした事故の起きる可能性の高い箇所を少なくする ためにも、可能な限り公道に接する出入口の数を減らしてくださ い。 ⑧ 立体駐車場を設置する場合 やむを得ず立体駐車場を設置する場合は、その設置場所や運用 方法などについて、より一層配慮する必要があります。立体駐車 場を入口の近くに配置した場合は、平置きと比べ出し入れに時間 がかかるため、短時間のうちに車が集中して来場した場合は、駐 車待ちの車が公道にはみ出してしまう可能性が高くなります。 入口から立体駐車場までの距離をできるだけ長くとったり、墓 参集中日は、交通整理員を配置するなど、公道へ影響が出ない計 画としてください。 <参 考> 本市が平成 26 年度に行った墓地実態調査では、墓地内の立体 駐車場について、「定期的に保守点検をして」いるかどうかなど を墓地経営者に尋ねたところ、次のような結果でした。 (3)(2)で「はい」と回答した者のみ 立 (1)墓参者が最も多い日でも駐車場は (2)墓地内に立体駐車場(自走式は除 体駐車場は定期的に保守点検してい 足りていますか? く)はありますか? ますか? 事業型 檀家型 合計 47 100% 25 100% 72 100% はい 47 100% 22 88.00% 69 95.83% いいえ 0 0% 3 12.00% 3 4.17% 47 100% 25 100% 72 100% はい 13 27.66% 1 4.00% 14 19.44% 23 いいえ 34 72.34% 24 96.00% 58 80.56% 13 100% 1 100% 14 100% はい 11 84.62% 1 100% 12 85.71% いいえ 2 15.38% 0 0% 2 14.29% 第2章 紛争がおきにくい墓地計画とは 3 周辺地域の安全な交通対策 (2) スクールゾーン対策(墓地への進入路がスクールゾーンと重なっている場合) 【Check Point 7】 ① 駐車場の開門時間は通学時間帯以降となっていますか? □ はい (開門時間 : ~ : □ いいえ □ 通学時間帯は交通整理員を配置します。 □ その他( ② 特に危険な個所には交通安全対策を講じていますか? □ はい □ 歩道、ガードレール等を設置します。 □ 通学時間帯は交通整理員を配置します。 □ その他( □ いいえ ) ) ) できない理由 ③ 電柱などがある場合、歩行者への配慮を講じていますか? □ はい □ 電柱等を墓地敷地内に移設します。 □ その他( □ いいえ ) できない理由 交差点近くの 墓地入口 相互通行でき ない狭い道路 見通しの悪い坂道 歩車道境界のない スクールゾーン 24 第2章 解 説 紛争がおきにくい墓地計画とは 3 周辺地域の安全な交通対策 児童の交通安全対策要望 25% 進入路がスクールゾーンとなっている場合は、児童等の通学時 の交通安全確保が要望されます。 【内訳】(重複あり) ○歩道、ガードレールを設置してほしい(17%) ○道路沿いの電柱を墓地敷地内に移設してほしい(17%) 事故の可能性を回避するには・・・ 墓地計画地近辺の交通事情は、地元の住民の方々が一番 良く知っています。交通事故は誰しもが起こしたくないも のであり、墓地ができたことによる事故は経営者としても 避けたいものです。 そのため、まず、周辺住民から地元の交通事情を聞き取 り、小学校や幼稚園等の児童施設の把握、通学や通園の実 態を確認し、事故が起きないような対策を講じるべきです。 ..... 民 :地元の交通事情をよく知っている。 .... 墓地使用(購入)者:地元の交通事情はあまり知らない。 周 辺 住 墓 地 経 営 者:墓地の経営管理責任を負う。 25 第2章 紛争がおきにくい墓地計画とは 4 建設工事に係る事項 4 建設工事に係る事項 (1) 周辺に影響を少なくするための工事対策 【Check Point 8】 ① 工事中の防塵対策を講じていますか? □ はい □ 防塵用の横断幕(防塵幕)を取り付けます。 □ その他( □ いいえ ) できない理由 ② 工事による騒音、振動対策を講じていますか? □ はい □ 低騒音、低振動仕様の重機を使用します。 □ その他( □ いいえ ) できない理由 ③ 外部から土を搬入する必要がある造成工事の場合、残土を使用していませ んか? □ はい、使用しません。 □ いいえ、使用します。 □ 残土が汚染されていないか検査します。 □ その他( ) 26 第2章 解 説 紛争がおきにくい墓地計画とは 4 建設工事に係る事項 音・振動に関する工事対策要望 42% 近隣に住宅がある場合は墓地造成工事による騒音や振動などの 影響を少なくするような対策の要望が4割以上出ています。 【内訳】 (重複あり) ○防塵用の横断幕を設置してほしい(25%) ○低騒音仕様の重機を使用してほしい(25%) ○汚染を防ぐため、盛り土には残土を使用しないでほしい(17%) ※ 造成工事に伴う騒音、振動、粉じん対策については、環境 創造局大気・音環境課の指導を受けてください。 27 第2章 紛争がおきにくい墓地計画とは 4 建設工事に係る事項 (2) 工事車両の安全な通行 【Check Point 9】 ① 住宅地内を工事車両が通行する場合、低速通行としていますか? □ はい □ いいえ □ 現地状況を地元住民から確認し、低速通行する場所を指示します。 □ その他( ) ② ③ 幹線道路からの進入路は一番安全な経路としていますか? □ はい □ いいえ □ 危険箇所に交通整理員を配置します。 □ その他( ダンプトラックは住宅地内で待機させていませんか? □ はい、待機しません。(待機場所: □ いいえ □ 地元住民と調整の上で待機場所を取り決めました。 □ その他( ) ) ) ④ 道路事情(狭あい道路、交差点等)に応じて交通整理員を配置しています か? □ はい(配置箇所: ) □ いいえ □ 道路拡張、ガードレール等を設置します。 □ その他( ) ⑤ 走行ルートに学童の通学路となっている歩車道の区別のない道路、学童の 通行する横断歩道等がある場合は、警察、学校と協議し、通行時間帯を学童 に危険のない時間帯としていますか? □ はい □ いいえ □ 通学下校時間帯は交通整理員を更に追加配置しています。 □ 仮設の歩道を設置します。 □ その他( ) 28 第2章 解 説 紛争がおきにくい墓地計画とは 4 建設工事に係る事項 工事車両の安全対策要望 50% 大型ダンプやコンクリートミキサー車など大型工事車両の通行 に関する交通安全対策の確保の要望が5割出ています。※1 【内訳】 (重複あり) ○住宅地内ではダンプトラックを待機させないでほしい(25%) ※1 工事に関 して専 門家 でない住民 にとっ ては、大型車に対する不 安が あることを 念頭に 入れ て具体的な 対策を 講じましょう。 ○道路幅の狭い区間では交通整理員(ガードマン)を配置してほし 具体的に講じた対策 い(25%) ○通学下校時間帯は通行しないでほしい(25%) ○道路を拡張してほしい(25%) ○住宅地内を工事車両が通行する場合は低速走行してほしい(17%) ○幹線道路から安全な経路を進入路としてほしい(17%) 仮に 100 トンの 資材を運ぶと すると・・・ 2トン車の ダンプカーの場合 10 トン車の ダンプカーの場合 狭 い 道 路 車体が小さいので、通 車体が大きいので、通 の通行 行しやすい 行が難しい 通行台数 50台 10台 ・・・周囲の環境、道路事情に応じて、 より良い安全対策を講じましょう。 29 第2章 紛争がおきにくい墓地計画とは 5 墓地運営上の配慮事項 5 墓地運営上の配慮事項 (1) 販売期間中の対策 【Check Point 10】 ① 多くの来園が見込まれる販売期間中の交通対策を講じていますか? □ はい □ マイクロバスによる送迎を行います。 (送迎区間: ) □ 交通整理員を配置します。 □ その他( ) □ いいえ □ 墓地が最寄り駅に近いため徒歩による来園が見込まれます。 □ その他( ) ② 宣伝看板等は周辺環境を配慮したものとなっていますか? □ はい □ 宣伝看板等は設置しません。 □ 周辺住民の意向に合わせて設置しています。 □ その他( □ いいえ できない理由 30 ) 第2章 解 説 紛争がおきにくい墓地計画とは 5 墓地運営上の配慮事項 販売に対する要望 17% 販売初期は多くの見学や購入希望者が来園することもあり、 節度をもった販売を要望されることがあります。 【内訳】(重複あり) ○宣伝看板や旗などは節度をもったものとしてほしい(17%)※1 ○自動車による来園を減らすためマイクロバス送迎を行ってほしい (8%) 周辺環境との調和を図るため、マンセル表色系の赤(R) 系、橙(YR)系及び黄(Y)系の色相は極力使用しないよう にし、使用する場合でも最小限にとどめ、彩度4以下とな るよう心がけましょう。 31 ※1 設置しよ うとし てい る宣伝看板 等が派 手であるかどうかは、受 け手 の個人差に より大 きく変わるものです。 そのため、看板等の設 置は 必要最低限 にしま しょう。 第2章 紛争がおきにくい墓地計画とは 5 墓地運営上の配慮事項 (2) 開園後の運営配慮事項 【Check Point 11】 ① 供物や廃棄物について、衛生対策を講じていますか? □ はい □ 供物を禁止します。 □ 管理人が閉園時に見回り、供物をその日のうちに片付けます。 □ 廃棄物保管容器は蓋付のものとします。 □ 廃棄物保管設備は外部と区画します(異臭、衛生害虫対策)。 □ その他( ) □ いいえ できない理由 ② 近接住宅へ線香の煙の影響を最小限に留める対策を講じていますか? □ はい □ 煙の少ない線香を使用します。 □ 近接住宅との境界の緑地幅を広くします。 □ 近接住宅へ煙が流れないよう遮蔽物を設けます。 □ その他( ) □ いいえ できない理由 ③ トラブル、問題発生時に直ちに対応できる体制を整えていますか? □ はい □ 開園時間中は管理人が常駐しています。 □ 本堂が隣接しており、経営者または責任者が常時います。 □ その他( □ いいえ できない理由 32 ) 第2章 解 説 紛争がおきにくい墓地計画とは 5 墓地運営上の配慮事項 運営に関する要望 83% 開園後のトラブルを避けるため、運営上の配慮の要望が8割 以上出されています。※1 【内訳】 (重複あり) ○供物、ゴミの衛生管理を徹底してほしい(58%) ○閉園時に見回り、供物をその日のうちに片付けてほしい(58%) ○線香の使用禁止または煙の少ない線香を使用してほしい(42%) ○開園時間中は管理人を常駐させてほしい(17%) ○閉園後は門戸を施錠し、夜間侵入できないようにしてほしい(8%) ○樹木へ殺虫剤散布するときは事前に周辺住民へ周知してほしい (8%) <参 考> 本市が平成 25 年度に行った墓地実態調査では、卒塔婆の音対 策や供物の片づけなどの鳥獣対策を講じているかどうか、墓地 経営者に訊いたところ、次のような結果でした。 卒塔婆の音対策をしている (事業型墓地 32 施設) はい 13 施設(40.63%) いいえ 4 施設(11.76%) いいえ 19 施設(59.38%) はい 30 施設(88.24%) 供物を毎日片付けている (事業型墓地 34 施設) 33 ※1 開園後に 生じた トラ ブルはお互 い誠実 に解 決するよう 周辺住 民と 協定してお くと良 いでしょう。 第2章 紛争がおきにくい墓地計画とは 5 墓地運営上の配慮事項 解 説 <参 考> 近年、デング熱などの蚊が媒介したと思われる感染症の発生が 見られ、蚊を増やさないようにする取り組みが求められています。 【対策1】 コップや手 おけは使用しないと きは伏せておく。墓参 者にも使用後に伏せ ておくよう協力を依 頼する。 <蚊の発生源になりやすいところ> 花立て 水鉢 手水鉢(つくばい) 対策 湯呑やコップなど 【対策2】 花立ては蚊 の発生しにくい銅製 の材質のものにする。 使用していない時は、 水を抜いておくこと ができるようにする。 【対策3】 つくばい等 は、ボウフラ用の殺虫 剤又は銅製の金属片 を投入する。 着脱式の花立ての例 34 【対策4】 緑地の手入 れを怠らない。 35 周辺環境に配慮した 墓地計画のポイント 周辺環境との調和を目指して… 平成 27 年9月 横浜市健康福祉局総務部相談調整課 〒231-0017 横浜市中区港町1-1 TEL:045-671-4211 FAX:045-681-5457 1