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資料4 次期中期目標策定に向けた論点整理表 [PDFファイル/383KB]

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資料4 次期中期目標策定に向けた論点整理表 [PDFファイル/383KB]
次期中期目標策定に向けた論点整理表
第1期(平成 21~26 年度)
資料4
近年の動向等
(教育再生実行会議提言,震災復興計画,大学年度計画等)
成果(評価委員会の評価・意見)
第2期(平成 27~32 年度)
第1-1 教育研究の質の向上に関する目標(教育に関する目標)
重点目標
県内はもとより全国から優秀な学生を受け入れ,高度な実
学による教育を行うことにより,豊かな知性・感性・実践力
を身につけた人材を育成し,地域社会に輩出する。
主な目標
【教育の成果】
○ 人間性豊かな,地域社会に貢
献できる人材を養成する。
重点的に目指す方向(第2期)
震災からの創造的復興に貢献する大学として,県内はもと
より全国から優秀な学生を受け入れ,人間力形成の基礎とな
る教養教育を充実させるとともに,高度な実学による教育を
行うことにより,豊かな知性・感性・実践力を身につけた人
材を育成し,地域社会に輩出する。
【教育の成果】《暫定評価:「A進捗状況が良好」》
○ それぞれの学部教育に関してはすでに一定の評価が得られていると判断できるが,学としての事業構想
学及び食産業学の体系化という点ではなお未成熟な段階にあるように思われるので,一層の社会的認知及
び評価を目指し,体系化に向けた検討が必要であると思われる。〔関谷委員〕
目指す方向(第2期)
【教育の成果】
○ 共通教育カリキュラムの見直
し等により,人間力形成の基礎
となる教養教育を充実させる。
○ リメディアル科目を増やし,基礎学力の更なる底上げを目指すことを検討してほしい。〔橋本委員〕
○ いわゆる教養教育を,学士課程後期でも受講できる,あるいは受講させる体制を目指したらいかがだろ
うか。〔花輪委員〕
【教育の内容等】
○ 建学および大学の理念と,大学および各学部・研究科の
目的・教育目標が整合していないので,改善が望まれる〔大
○ (事業構想学部では)英語による多くのコースが提供されているようである。このことは素晴らしいが,
学基準協会による評価(努力目標)
〕
そのようなコースへの心構えが,どれだけ学生に出来ているかは明らかではない。学生がついて行けるよ
うな内容でなければ,英語によるコースはためにならない。そのため,新しい内容のコースと,先行する
○ 編入学定員に対する編入学生数比率が食産業学部環境シ
準備段階の英語コースとの間で接続がなされる必要がある。〔ウィリアムズ委員〕
ステム学科において 0.50 と低いので,改善が望まれる〔大
学基準協会による評価(努力目標)〕
○ 大学院を志願する学生の数は,世界的にも全国的にも減少している。宮城大学は大学院プログラムにお
いて独自の「ブランド」を築いているようなので,これを持続可能なものにしていくべきである。〔ウィ ○ グローバル化に対応した教育環境づくりを進める〔第三
リアムズ委員〕
次提言〕
【教育の内容等】
【教育の内容等】《暫定評価:「A進捗状況が良好」》
○ 大学の理念や学部ごとの教育
○ 県内の優秀な学生確保に向けて,大学の積極的な広報活動を期待する。〔藤﨑委員〕
目標等に基づいた入学者受入
方針(アドミッション・ポリシ ○ 看護学部における「災害看護プログラム」,事業構想学部における「復興人材プログラム」をいち早く導
ー)を受験生などに周知し,学
入したことは,被災地ならではの対応で評価すべき。今後は,全国で出てくるであろう同様のプログラム
と連携し,リーダーシップを発揮して実践強化に結びつけていただきたい。〔猪股委員〕
力及び意欲が高く,適性に優れ
た学生の受入れを推進する。
○ フィンランドのタンペレ応用科学大学との交流協定は大変興味深い成果を生み出している。課題は,3
人の学生の経験のみに留めずに,この協定による利益を広く展開する方法である。これを達成することは
○ 社会のニーズを踏まえた入学
容易ではないが,探求可能な手段は次のとおりと考える。
者選抜方法を整備する。
① タンペレの教員がオンラインで教えるいくつかのコースを持つこと。これは,フィンランドの学生と
日本の学生の両方が(ビデオ技術を使用して)同時に同じクラスに参加することができるように時間
を調整することによって可能と考える。
○ 各学部の教育目標や特長を活
② 訪問した教員が他の機関で教えることができるように,双方向の教員の交流を容易にすること。
かした教育課程を編成する
〔ウィリアムズ委員〕
○ 特に事業構想学部及び食産業学部においては,教育内容の体系化という視点から,教育課程の評価が必
要であると思われる。〔関谷委員〕
○ 英語のネイティブスピーカーを共同チューターとするクラスの共同教育が増えているように見えるが,
これは歓迎すべきことである。〔ウィリアムズ委員〕
○ ここで重要なことは,各コースの学習成果(目標)を最初から学生に明確に説明されているかというこ
とである。シラバスを補うなどしている成績評価基準は,明らかに重要で考慮すべき問題であるが,おそ
らくより考慮すべきことは,全てのコースの学習成果(目標)が明文化され,これらが学生に説明されて
いるかということである。〔ウィリアムズ委員〕
1
○ 教育内容と教育環境の国際化
を進め,高い専門性を備えたグ
ローバル社会に適応する人材を
育成する。
【教育の内容等】
○ 大学の理念や学部ごとの教育
目標等に基づいた入学者受入方
針(アドミッション・ポリシー)
○ 学生を鍛え上げ社会に送り出す教育機能を強化する〔第
を受験生などに広報し,学力及
三次提言〕
び意欲が高く,適性に優れた学
生の受入れを推進する。
○ 大学の多様な機能を踏まえ,大学教育の質的転換,厳格
な卒業認定及び教育内容・方法の可視化を徹底し,人材育
○ 社会のニーズを踏まえた入学
成機能を強化する〔第四次提言〕
者選抜方法を整備する。
○ 博士後期課程において,単位取得満期退学した後,在籍
関係のない状態で学位論文を提出した者に対し「課程博 ○ 各学部の教育目標や特長を活
士」として学位を授与することを規定していることは適切
かしながら,学生が「学ぶ力」
ではない。課程博士の取り扱いを見直すとともに,課程制
を養うことのできる環境を整備
大学院制度の趣旨に留意して,標準修業年限内の学位授与
する。
を促進するよう,改善が望まれる〔大学基準協会による評
価(努力目標)〕
○ 大学入学者選抜を,能力・意欲・適性を多面的・総合的
に評価・判定するものに転換するとともに,高等学校教育
と大学教育の連携を強力に進める〔第四次提言〕
○ 一部研究科において,学位論文審査基準が策定されてい
ないので,『履修ガイド』などに明記するよう,改善が望
まれる〔大学基準協会による評価(努力目標)〕
次期中期目標策定に向けた論点整理表
第1期(平成 21~26 年度)
【教育の実施体制等】
○ 教員選考方法を整備する。
資料4
近年の動向等
(教育再生実行会議提言,震災復興計画,大学年度計画等)
成果(評価委員会の評価・意見)
【教育の実施体制等】《暫定評価:「A進捗状況が良好」》
○ 新しい教員を採用するプロセスを専門化することによって,多くの進歩がもたらされているようである。
これは,国際的な雇用の規範に準拠した,より良い採用に帰着すると考える。〔ウィリアムズ委員〕
○ 教授の年齢構成の見直しが必要と考える。〔藤﨑委員〕
第2期(平成 27~32 年度)
【教育の実施体制等】
○ 教員採用における公募制や教
員評価の改善など,教員の質の
向上を図る。
○ 授業評価はすでにかなりの実績が積み上がっているので,この辺りでその方法,有効性等について,再
検討が必要な時期になっているように思われる。〔関谷委員〕
○ 教員の評価は難しいものであるが,各プログラムの将来を保証する重要な部分でもあるので,よく検討
するべきである。特に,教員の評価結果について単に評点を通知教員に通知するだけでなく,教職員が評
点の課程に関与できるようなプロセスが重要であると考える。〔ウィリアムズ委員〕
○ サバティカル制度に関しては,何人かの教員にとっては,研究のための休暇として利用しているように思
われるが,このような機会を利用したい教員へのインセンティブを増加させている可能性について検討す
る必要があると思われる。〔ウィリアムズ委員〕
【学生への支援】
【学生への支援】
【学生への支援】
【学生への支援】
《暫定評価:
「A進捗状況が良好」
。一部「S非常に優れている(経済的支援)
」
》
○
産業界と協働して構築したオーダーメード型プログラム
○ 学生へのきめ細かな就職支援
○ 学生へのきめ細かな就職支援
○
リメディアル教育への関心が高まっているが,限られた資源をどこに振り向けるかは,慎重に判断する
を提供し,
学び直しが必要な社会人の学習機会を確保する
を行うため,企業・医療機関と
を行うとともに,教育研究の成
必要がある。〔関谷委員〕
〔教育改革プラン〕
連携した説明会を行うなど,進
果が企業等に広く認知されるよ
路指導を強化・拡充する。
う,積極的に情報を発信する。
○ 休学者および退学者につき,原因の究明と対策に更に注力することを検討してほしい。〔橋本委員〕
○ 優れた外国人留学生を積極的に受け入れることによっ
て,大学の国際化を促し,教育・研究力を向上させ,日本
○ 社会人・留学生にも広く門戸 ○ 多くの大学が支援に力を入れているが,直接的な支援はその範囲を限定し,学生の自主性を促す工夫を
○ 社会人・留学生等にも広く門戸
の学術・文化を世界に広める〔第三次提言〕
すべきである。面倒見のよい大学というイメージは,大学への評価とは次元の異なる問題である。〔関谷
を開くための支援体制を整備
を開くための支援体制を整備す
委員〕
○
「就活のいらない大学」
(
長時間の就職活動をしなくても
する。
る。
希望する就職を可能とするような大学)を目指す〔宮城大
○ 就職後の退職および転職の状況を調査し,キャリア教育の参考とすることを検討してほしい。
〔橋本委員〕
学年度計画〕
○ 一定程度の経済的支援は不可欠であるが,公平性をどのように確保するかは難しい問題であり,制度設
計は注意深く行う必要がある。〔関谷委員〕
○ 社会人への支援という点では,課程修了後の就職先の確保が重要である。特に日本の場合,大学院修了
生に対する評価が低い。大学院教育の充実と同時にその成果を積極的に社会にアピールする意味での支援
が必要である。〔関谷委員〕
【その他】
○ 教員採用に係る人事計画において,その全てを公募制とし,選考結果をウェブサイト等で公表したこと
は透明性があり好ましい。今後は高度な能力を有した教員をどう確保していくかが課題と思う。〔猪股委
員〕
○ 休学率や退学率などの数値目標の設定には,十分慎重に行って頂きたい.〔花輪委員〕
2
次期中期目標策定に向けた論点整理表
第1期(平成 21~26 年度)
資料4
近年の動向等
(教育再生実行会議提言,震災復興計画,大学年度計画等)
成果(評価委員会の評価・意見)
第2期(平成 27~32 年度)
第1-2 教育研究の質の向上に関する目標(研究に関する目標)
重点目標
地域の産業界・試験研究機関・自治体・医療機関等との連
携を推進し,地域社会の課題やニーズに対応した研究を積極
的に行い,その成果を教育に反映させるとともに地域社会に
還元する。
重点的に目指す方向(第2期)
地域の産業界・試験研究機関・自治体・医療機関等との連
携を推進し,地域社会の課題やニーズに対応した研究を積極
的に行い,その成果を教育に反映させるとともに地域社会に
還元する。
主な目標
目指す方向(第2期)
【研究水準及び研究成果】
【研究水準及び研究成果】
《暫定評価:「A進捗状況が良好」。一部「S非常に優れている(研究成果の地域への還元)」》
○ 社会や時代の要請を的確に把
○ 論文数などは着実に増加しているものの,数値目標の設定には,行き過ぎないよう慎重に行って頂きた
握し,地域社会のニーズに対応
い。〔花輪委員〕
した実学の研究を推進する。
○ 教員の研究者としての能力を
高め,社会的に評価される研究
水準の達成を図る。
○ 教員の研究者としての能力を
高め,社会的に評価される研究
水準の達成を図る。
【研究の実施体制】
【研究の実施体制】
《暫定評価:「A進捗状況が良好」。一部「C進捗状況がやや不十分(知的財産の創出)」》
○ 研究成果を地域に還元するた
○ リサーチアシスタント(RA)制度の整備は早く実現してほしい。〔花輪委員〕
めの研究支援体制を整備する。
○ 研究力の高い教員を配置す
る。
【研究水準及び研究成果】
○ 社会や時代の要請を的確に把
握し,地域社会のニーズに対応
した実学の研究を推進する。
○ 論文や著書の執筆,研究などへの時間確保に向けたサバティカル制度の導入を検討すべきである。
〔花輪
委員〕
○ (研究成果の知的財産化を図る産業化プロジェクト等は,震災等,)当初計画を遂行できない事情も発生
しているのでやむを得ないと判断する。〔花輪委員〕
○ 研究活動の活性化と効率化を
図るため,ソフト及びハード両
面における研究環境の整備に 【その他】
○ 震災復興は段階を踏みながらも,まだ先が長いと予想される。今後も重点課題のひとつとすることを検
努める。
討すべきである。〔橋本委員〕
3
【研究の実施体制】
【研究の実施体制】
○ 社会を牽引するイノベーション創出のための教育・研究
○ 研究成果を地域に還元するた
環境づくりを進める〔第三次提言〕
めの研究支援体制を整備する。
○ 研究力の高い教員を配置する。
○ 研究活動の活性化と効率化を
図るため,ソフト及びハード両
面における研究環境の整備に努
める。
次期中期目標策定に向けた論点整理表
第1期(平成 21~26 年度)
資料4
近年の動向等
(教育再生実行会議提言,震災復興計画,大学年度計画等)
成果(評価委員会の評価・意見)
第2期(平成 27~32 年度)
第2 地域貢献等に関する目標
重点目標
実学を柱とした教育による優れた人材の育成や,産学官連
携の推進による地域の課題やニーズに対応した取組により,
地域社会への貢献を果たす。
重点的に目指す方向(第2期)
グローバルな視点をもって地域社会の活性化を担う人材の
育成や人間力あふれる社会人の養成に加え,産学官連携を進
め,地域の課題やニーズに対応した取組を行うことにより,
地域社会への貢献を果たす。また,大学の持つ教育・研究資
源や地域拠点としての機能を最大限に活用し,震災復興に向
けた支援を積極的に進める。
主な目標
目指す方向(第2期)
【地域貢献等】
【地域貢献等】
【地域貢献等】
○ 復興に向け,産学官連携により,次代を担う新たな産業
《暫定評価:「A進捗状況が良好」。一部「S非常に優れている(国際交流)」》
○ 質の高い教育機会を提供し,グ
○ 大学は,高等教育機関としての役割を十全に果たすことが重要であって,それ以上でもそれ以下でもな
で活躍する人材を育成する。〔震災復興計画〕
ローバルな視点をもって地域社
い,ことを強調すべきである。〔関谷委員〕
会の活性化を担う人材を育成す
○ グローバルな視点をもって地域社会の活性化を担う人材
を育成する〔第三次提言〕
○ 県内高校生の食産業学部への入学者比率の減少(60%の目標に対して,53%から 45%に減少している)
る。
と大学院(食産業研究科)への社会人の受入比率の減少は心配であるが,大学は適切に対応を行っている
と考える。〔ウィリアムズ委員〕
○ 大学等における社会人の学び直し機能を強化する〔第三 ○ 社会人が新たな能力を開発す
○ 社会人の再教育を推進する。
次提言〕
るための学び直し機能を強化す
○ 大学が「知の拠点」としての本来の役割を誠実に果たすことが大学の最大の社会貢献である。
〔関谷委員〕
る。
○ 地域のニーズに応じた人材育成拠点の形成。地域社会の
○ (産学官の連携において)安易な連携には疑問を感じる。〔関谷委員〕
シンクタンクとして様々な課題を解決する地域活性化機
○ 産学官連携及び県内市町村等
○ 産学官連携及び県内市町村等
関。〔国立大学改革プラン〕
との連携を積極的に推進する。 ○ アジアに注目し,国際交流を進めている点は大いに評価できる。アジアに対しては,やはり先進国の一
との連携を積極的に推進する。
員としての役割を踏まえ,積極的に交流を図り,一定規模の学生を受け入れることのできる条件を整える
べきである。〔関谷委員〕
○ 学生や教職員の国際交流を推
○ 学生や教職員の国際交流を推
進するとともに,
海外大学等と
進するとともに,海外大学等と
の連携による教育研究活動を
の連携による教育研究活動を通
【その他】
通して国際社会への貢献を図
して国際社会への貢献を図る。
○ 震災復興が遅れている現在,引き続き復興関連での地域貢献に配慮して中期目標を立てて頂きたい.
〔花
る。
輪委員〕
【地域貢献等】
○ 「県民の高等教育機関」とし
ての役割を果たすため,質の高
い教育機会を提供し,県内への
優れた人材の供給に努める。
○ タンペレ(フィンランド)とメルボルン(オーストラリア)との連携は非常に興味深いものと考えるが,
この繋がりから,学生や教員の交換,共同研究などの面でより多くの利益を得ることができるだろうとも
考えている。〔ウィリアムズ委員〕
4
○ 大学の持つ教育・研究資源や地
域拠点としての機能を最大限に
活用し,震災復興に向けた支援
を積極的に進める。
次期中期目標策定に向けた論点整理表
第1期(平成 21~26 年度)
資料4
近年の動向等
(教育再生実行会議提言,震災復興計画,大学年度計画等)
成果(評価委員会の評価・意見)
第2期(平成 27~32 年度)
第3 業務運営の改善及び効率化に関する目標
重点目標
第三者の視点を取り入れた弾力的な人事制度を構築する
とともに,任期制や年俸制などを積極的に取り入れることに
より,業務運営の改善及び効率化を図る。
重点的に目指す方向(第2期)
社会や地域のニーズに的確に対応するため,大学における
ガバナンス改革を進め,必要に応じ教育研究組織を見直すな
ど,業務運営の改善及び効率化を図る
主な目標
目指す方向(第2期)
【運営体制の改善】
【運営体制の改善】《暫定評価:「A進捗状況が良好」》
【運営体制の改善】
○ 最近,理事長・学長のリーダーシップ強化の必要性が強調されているが,多くの場合パターナリスッテ ○ 意欲ある学長がリーダーシップを発揮して果敢に改革を
○ 理事長のリーダーシップによ
進められるよう,大学のガバナンス改革を進める〔第三次
ィクな発想が目立つ。そうした発想は大学には必ずしもそぐわない。教職員一人一人の能力をどう発揮さ
る迅速な意思決定を行うことの
提言〕
せるかに焦点を当てるべきである。〔関谷委員〕
できる運営体制の構築
○ 財政的な制約が厳しくなる中では,選択と集中が不可避である。絶えず事業の見直しを推進できる役割 ○ 各大学が,国内・国外の大学間で競い合いながら人材育
成・イノベーションの拠点として,教育研究機能を最大限 ○ 第三者の視点を取り入れた弾
を担う部門を準備する必要がある。〔関谷委員〕
○ 第三者の視点を取り入れた弾
に発揮していくためには,学長のリーダーシップの下で,
力的な人事制度を構築する。
力的な人事制度を構築する。
戦略的に大学をマネジメントできるガバナンス体制の構
○ 県内の優秀な学生確保に向けて,大学の積極的な広報活動を期待する。[藤﨑委員]
築が不可欠。
〔中教審大学分科会組織運営部会審議まとめ〕
○ 学外の有識者の活用は一定程度必要ではあるが,それはあくまでも参考にすぎないとすれば,その役割
もおのずと限定的と考えるべきである。〔関谷委員〕
【教育研究組織の見直し】
【教育研究組織の見直し】
○ 社会や地域のニーズに的確に
【運営体制の改善】
○ 理事長のトップマネジメント
による迅速な意思決定を行う
ことのできる運営体制の構築
対応するため,公立大学として
の責務を踏まえた上で,必要に
応じ,学部・学科等の在り方を
含めた教育研究組織の見直しを
検討する。
○ 社会や地域のニーズに的確に
対応するため,公立大学として
の責務を踏まえた上で,必要に
応じ教育研究組織を見直す。
【人事の適正化】
【人事の適正化】
【人事の適正化】《暫定評価:「A進捗状況が良好」》
○ 優れた人材を確保するため,
○ 全ての大学と同様に,宮城大学は,5年間勤務した教職員に終身雇用を受ける権利が与えられるという ○ 教員の流動性の向上のため,年俸制を始め,教員の能力
任期制をより一層推進する。
等に応じた新しい給与システムの導入を図る。〔第三次提
新しい法律への対応を迫られている。これは,テニュア制度導入,あるいは能力給制度導入に関する意思
言・国立大学改革プラン〕
決定に影響を及ぼすと考える。現時点では,国内の一般的な大学における,この新しい法律への対応状況
○ 役員及び教職員に対する年俸
を見極める必要がある。しかし,状況がより明確であるならば,雇用契約の正確な状況を把握することが
必要となる。〔ウィリアムズ委員〕
制を導入する。
○ 教員が高評価を得るため独自のケースを作ること(自己アピール)を可能とする決定は非常に前向きな
ものであり,このプロセスでの対話を奨励すべきである。同時に,学生による授業評価の比重をあまり大
きくしないことに注意する必要がある。教員が学生からの高評価を望むあまりの意思決定を行う危険性が
常にあるので,アメリカやイギリスでは,これらは教員の評価プロセスから除かれている。〔ウィリアム
ズ委員〕
【事務等の合理化・効率化】《暫定評価:「A進捗状況が良好」》
○ 事務部門の業務の効率化は当然の課題であるが,それが現実的には現場の職員の意識に決定的に依存す
るとすれば,各部門の役割と責任を明確にし,業務の透明性を可能な限り確保する必要がある。〔関谷委
員〕
5
【人事の適正化】
○ 優れた人材を確保するため,
任期制をより一層推進する。
○ 教員評価制度を確立し,国の動
向等も踏まえながら,年俸制へ
の移行を進める。
次期中期目標策定に向けた論点整理表
第1期(平成 21~26 年度)
資料4
近年の動向等
(教育再生実行会議提言,震災復興計画,大学年度計画等)
成果(評価委員会の評価・意見)
第2期(平成 27~32 年度)
第4 財務内容の改善に関する目標
重点目標
経費の縮減,人件費の抑制,外部資金の積極的な獲得など
により,財務内容の改善を図る。
重点的に目指す方向(第2期)
経費の縮減,人件費の抑制,外部資金の積極的な獲得など
により,財務内容の改善を図る。
○ 改革を進める大学には官民が財政面の支援をしっかり行
うことにより,経営基盤を強化する〔第三次提言〕
主な目標
目指す方向(第2期)
【経費の抑制】
○ 予算の効率的な執行,業務の簡
素化等により経費の縮減を図る。
○ 組織運営や人員配置の適正化に
より人件費を抑制する。
【経費の抑制】
○ 予算の効率的な執行,業務の簡
素化等により経費の縮減を図る。
○ 組織運営や人員配置の適正化に
より人件費を抑制する。
【収入の増加】
○ 外部資金の獲得に向けた組織的
な取組を行うなど,安定的な経営
のため自己収入の確保を図る。
【収入の増加】
○ 外部資金の獲得に向けた組織的
な取組を行うなど,安定的な経営
のため自己収入の確保を図る。
第5 教育及び研究並びに組織及び運営の状況に係る自己点検・評価並びに当該状況に係る情報の提供に関する目標
第6 その他業務運営に関する重要目標
重点目標
-
重点的に目指す方向(第2期)
-
主な目標
【自己点検等・その他】
○ 自己点検・評価の充実,情報公
開の推進を図る。
○ 全学的に施設設備の有効活用を
図った上で,中長期的な視点に立
った計画的な施設整備を行う。
目指す方向(第2期)
【自己点検等・その他】
○ 自己点検・評価の充実,情報公
開の推進を図る。
○ 全学的に施設設備の有効活用を
図った上で,中長期的な視点に立
った計画的な施設整備を行う。
【全体に関する意見】
○ 大学の掲げる教育目標とそれを実現するための諸規程,組織,評価システムなどについては絶えず見直しを行い,相応の整備がなされており,今後はそれらを具体的目
標の実現に向けてどのように運営して行くかが課題であることはいうまもないが,
(看護学部を除く他の学部では)関心,意欲,能力等において大きく異なる学生を受け
入れている現状から判断すれば,一律の基準を当てはめて教育の成果を評価することはきわめて困難である。また,教育効果を短期間で評価することも問題である。
その意味で言えば,外部の認証評価機関は,あくまでも一律かつ外形的評価の機関であり,そこで指摘された改善事項については可能な限りの対応が必要ではあるが,
それがそのまま教育の質的向上に繋がる訳ではない。
問題は,大学が目指している教育目標を学内外に可能な限り明示すると同時に,教職員が教育目標について共通認識を持ち,その実現に意欲的に取り組む体制をいかに
整備するかであろう。その意味では,いかなる組織であれ組織がその目的をどこまで達成できるかは,いわゆるガバナンスがすべてであると言っても過言ではない。こ
の点で,宮城大学の現状は大いに評価できる状況にあると言える。今後中長期的にも,この体制を維持できるかが課題であると考える。〔関谷委員〕
○ 今期と大きく変更すべき点は無いと判断します。
あまりにも性急に目標達成を望みますと歪が生ずることもありますので,適切な速度を設定することが肝要かと思います。
現在の社会おける人材育成の面では,専門力のほかに,他者を理解し,協働して問題解決する力の涵養が求められています。このためにも,学士課程後期や大学院でも
いわゆる「教養教育」が重要になってくると思いますのでこの面での配慮を期待します。
当初掲げた中期目標・中期計画が,想定外の事情などにより実現不可能となることもありうると思います。その時は計画などの変更もやむを得ないものと判断します。
(今期の知的財産の項目を想定しています。)〔花輪委員〕
6
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