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Windows Vista乗り換え案内

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Windows Vista乗り換え案内
Windows Vista
乗り換え案内
®
1-4
ユーザー管理/クラ゗ゕント管理
マイクロソフト株式会社
本資料は、Microsoft® Office PowerPoint® 2007 で作成しています。
はじめに
拝啓 ますますご清祥のこととお慶び申し上げます。
平素より弊社製品をご愛顧賜り、厚く御礼申し上げます。
さて、このたびは弊社 Microsoft® Windows Vista® への移行に関するご提案の機会
を賜り誠にありがとうございます。
近年、Windows Vista の導入を検討されるお客様が増える一方で、現在利用され
ているアプリケーションの移行や Microsoft® Windows® Internet Explorer® 7 への
対応などに加え、OS やアプリケーションの展開をいかに低リスクかつ低コスト
で実施するかが大きな課題となっております。
また、Windows Vista は Windows 製品の中で最も互換性を意識して開発されて
おりますが、お客様が独自で開発されたアプリケーションへの対応が必要である
ことも強く認識しております。
本提案書では、これらの課題を解決するための Windows Vista への移行ソリュー
ションを紹介しております。特に、弊社が提供する仮想化ソリューションを利用
することで、移行だけでなく、その後の運用や管理を含めた形でご支援できると
確信しております。
つきましては、本提案書の内容をご検討のうえ、ご採用賜りますようお願い申し
上げます。
敬具
マイクロソフト株式会社
Windows Vista 導入に対する不安と解決策
既存アプリケーションの動作
現在利用しているアプリケーションが
Windows Vista 上で正しく動作しないのでは…?
Web アプリケーションの動作
Web アプリケーションやイントラネットが
Internet Explorer 7 上で正しく動作しないのでは…?
OS やアプリケーションの再展開
大量の PC に対して OS やアプリケーションを
展開し直すとコストが増大するのでは…?
 互換モードの利用
… P2
 Microsoft® Virtual PC 2007 の利用 … P3
 Internet Explorer 7 の対応策
… P4
 Virtual Internet Explorer 6 の利用 … P5
 アプリケーションの仮想化と展開
… P6
 イメージング技術による一括展開
… P7
1
【既存アプリケーションの動作】 に対する解決策 : その①
Windows Vista 標準機能『互換モード』の利用
既存のアプリケーションを
Vista 上で簡単に実行
Windows Vista には、以前のバージョンで
利用しているゕプリケーションを実行する
ための互換モードと互換フゖックスが実装
されています。
また、複数のユーザーが同じゕプリケー
ションに同じ互換モードを適応する場合に
は、ゕプリケーション互換性ツールに含ま
れる CompatAdmin ツールにより、ゕプリ
ケーションに特定の設定を適応できます。
プログラムの [プロパティ] - [互換性] タブ
プログラムの「プロパテゖ」-「互換
性」タブを開き、特定の OS 環境を
指定します。
正常に動作させるために、特定の設
定が必要なプログラムに関する各種
設定を指定します。
CompatAdmin ツールで互換フィックスを適用
ゕプリケーション
に適用する特定の
互換フゖックスを
定義します。
Evaluator の機能を利用して、
指定したゕプリケーションが
IE7 やユーザーゕカウント制
御に対応しているかどうかを
検出できます。
ゕプリケーション互換性ツールキット無料ダウンロード:http://www.microsoft.com/japan/technet/windowsvista/appcompat/tools.mspx
既存のアプリケーション実行のポイント
Windows Vista にはセキュリティ対策の 1 つとして、すべてのユーザーを標準ユーザーとしてログオンさせるユーザー アカウント制御 (UAC) が実装されています。管理者権限を
必要とするアプリケーションが起動しないなどの場合は、実行ファイルを右クリックして「管理者として実行」を指定するか、または [互換性] タブから特権レベルを管理者とすること
で問題を回避できる場合があります。
2
【既存アプリケーションの動作】 に対する解決策 : その②
無償ツール『Virtual PC 2007』の利用
仮想デスクトップ環境で
アプリケーションを利用
特定バージョンの OS とのつながりが強い
ゕプリケーションは、互換モードで対応し
きれない場合があります。そのような場合
には、無償ツールである Virtual PC 2007
をご利用ください。
仮想デスクトップ環境に必要な OS を起動
させ、そのうえでゕプリケーションを実行
し、業務を継続できます。
Virtual PC 2007 の便利な機能
Virtual PC 上で複数バージョンの
OS を実行し、既存のゕプリケー
ションを利用できます。
バーチャル ハードデゖスクは、終
了時に変更のリセットが可能です。
ゕプリケーションの検証やユーザー
のトレーニング環境にも最適です。
Windows Vista Enterprise では 4 つのゲスト OS を無償で利用できます
※ Windows OS 以外に Linux も利用可能
(サポート対象外)
Virtual PC 2007 ダウンロードサ゗ト:http://www.microsoft.com/japan/windows/virtualpc/default.mspx
Virtual PC 2007 利用のポイント
Virtual PC 2007 の利便性をあげるため、「マウスの連携や時刻同期」、「クリップボード共有」、「ドラッグ アンド ドロップ機能」、「フォルダの共有」などを利用できます。
また、各バーチャル マシンのパフォーマンスを最適化するために、各マシンに対するメモリの割り当てなどを柔軟に変更できます。
3
【Web アプリケーションの動作】 に対する解決策 : その①
Internet Explorer 7 (IE 7) の『保護モード』対応策
IE 7 で既存の Web アプリ
ケーションや Web サイト
を利用
Windows Vista に実装されている IE 7
は、セキュリテゖ対策を目的として保護
モードを搭載しています。この機能によ
りユーザーは Web サ゗トを安全に利用
できますが、そのためゕプリケーション
や Web サ゗トの動作に変更が発生する
場合があります。
そのような際に利用できるいくつかの回
避策、対応策をご紹介します。
保護モードに対応するための一時的な回避策
特定のゕプリケー
ションを利用する
時のみ、゗ンター
ネットオプション
から保護モードを
無効化します。
Active X などを利用する時は、
IE 7 を右クリックして、「管
理者として実行」を選択します。
保護モードへの主な対応策
動作に適切な
API を使用
中レベルに
昇格して利用
HKEY_CURRENT_USER 下の
書き込み可能なレジストリを
取得することで対応
低レベルの
権限では動作
不可
標準ユーザーでは利用
できないフゔ゗ルや、
ゕプリケーションがレ
ジストリを必要とする
場合は、利用できる権
限に昇格します。
フィッシング フィルタのポイント
IE 7 にはフィッシング サイトを検出するフィルタ機能が搭載されています。フィッシング サイトとして認識されるサイトの主な特徴は、無効または信頼できないデジタル証明書を有し
ているサイトです。もし利用しているサイトがフィッシング サイトとしてブロックされた場合は、一時的な回避策としてインターネット オプションからフィッシング機能を無効にできます。
4
【Web アプリケーションの動作】 に対する解決策 : その②
『Virtual Internet Explorer 6 (IE 6)』の利用
IE 6 を仮想化された
Windows XP 上で利用
IE 7 ではどうしても利用できないツール
や Web サ゗トがある場合は、IE 6 を仮
想化された Microsoft® Windows XP 上で
利用することにより対応できます。
IE 6 と IE 7 を使い分けることで、業務に
必要なツールを利用しながら Web サ゗ト
を安全に活用できます。
Virtual PC で既存のツールを継続して利用
Internet
Explorer 6
Internet
Explorer 7
Windows XP
業務で利用する
ツールや社内サ゗
トへは IE 6 を使
用してゕクセス
Virtual PC
Windows Vista
Hardware
社外の゗ンター
ネットへはセキュ
リテゖの強化され
た IE 7 を利用
表示の設定やスクリプトの利用
により、Virtual PC のメニュー
バーなどを取り除き、IE 6 用の
ゕ゗コンをローカルのデスク
トップ上に配置することも可能
です。
Virtual PC 上で IE6 を利用する際のポイント
Windows XP 上で IE 6 を使う前には、「設定」から「ネットワーク」を選択し、PC の適切なネットワーク アダプタを指定し、IE 6 の動作を確認してください。
また、社内プロキシなどを設定している場合には、その設定も行ってください。
5
【OS やアプリケーションの再展開】 に対する解決策 : その①
『アプリケーションの仮想化』と展開
Active Directory® 環境で
アプリケーションを仮想化
して配信
Microsoft® SoftGrid® Application
Virtualization により、仮想化されたゕプリ
ケーションを Active Directory 環境でスト
リーミング配信することで、クラ゗ゕント
OS の移行時に発生するゕプリケーションの
再展開コストを大幅に削減できます。
また、移行後に必要な更新プログラムの適用
をサーバー上で一元管理できるため、ゕプリ
ケーションの管理コストも大幅に削減するこ
とができます。
仮想アプリケーションの配信と利用
① 仮想ゕプリケーション
の作成
SoftGrid
シーケンサー
② サーバーへ仮想ゕプリケー
ションを登録
SoftGrid サーバー
ストリーミング配信
③ クラ゗ゕントへ仮想ゕプ
リケーションを配信
④ 各ゕプリケーションは
ローカル リソースで動作
SoftGrid クラ゗ゕント
⑤ 利用終了後はサーバー
から容易に消去可能
SoftGrid による互換性対策のポイント
SoftGrid はアプリケーションを仮想化環境に独立させ、アプリケーション同士の競合を防止します。また、インストーラーやファイルのパス、レジストリなどの要素を仮想化アプリケー
ションに適用することで、ある程度の OS とアプリケーションの互換問題に対応します。ただし、ドライバやカーネルの要素、特定 OS などとの関連が強いアプリケーションは仮想化
できません。特に仮想アプリケーションが異なる OS 間をまたいで利用される場合は、必ず検証をしてください。
6
【OS やアプリケーションの再展開】 に対する解決策 : その②
『イメージング技術』による一括展開
展開サービスの利用で
移行コストを劇的に削減
新しい OS に移行する際に、新しいクラ゗
ゕント PC の゗メージの作成や管理、展開
は非常に手間がかかる作業です。
Windows Vista の゗メージング技術と
Windows 展開サービスを利用することで、
専用ツールを別途購入する必要なく、移行
時に必要な゗メージの管理や展開を容易に
実現することができます。
Windows 展開サービス (WDS) による展開
① 展開゗メージの決定、準備
② ゗メージの作成、編集
マスタ
コンピュータ
③ ゗メージのゕップロード
自動応答フゔ゗ル
展開サーバー
④ PXE によるネットワーク ブート
⑤ Windows PE で起動
展開対象クラ゗ゕント
⑥゗メージの自動展開
Windows 展開サービスのポイント
Windows 展開サービスをはじめ、展開に必要なツールは OS 標準ツールとして提供されます。イメージ作成、イメージの管理、設定作業支援ツール、ネットワーク展開、手動展開
ツールなどが提供され、クライアント展開に要するコスト削減が実現できます。また、新しい展開テクノロジはハードウェアに依存しないため、マスタ コンピュータと展開先コンピュー
タが同一機種である必要がないことから、イメージの作成や管理コストも削減可能です。
7
SoftGrid Application Virtualization ライセンス情報
Microsoft SoftGrid Application Virtualization は、Microsoft® Desktop Optimization Pack (MDOP) を構成する 5 つの
製品の 1 つです。MDOP の製品を組み合わせて利用することで、ソフトウェゕを一元管理されたサービスに変換し、デス
クトップ制御の効率化、デスクトップの展開や管理の簡素化、および柔軟な゗ンフラストラクチャの構築が可能になります。
MDOPに含まれる他の 4 製品
MDOP は、Windows Desktop ラ゗センスのソフト
ウェゕ ゕシュゕランスをご契約いただいている場合、
1 ライセンスあたり年間約1,400円 (Select A での参
考価格)でご利用いただけます。
Windows Desktop OS が
゗ンストールされた PC
マ゗クロソフト ソフトウェ
ゕ ゕシュゕランス契約
MDOP の年間契約
Microsoft® Asset Inventory Service
高度なソフトウェゕ ゗ンベントリ スキャン、および゗ンベントリ データを
43 万タ゗トル以上に及ぶ実用的かつ管理に適した情報へ変換することにより、
ゕプリケーション管理に伴う TCO を削減します。
Microsoft® Advanced Group Policy Management
変更管理、GPO によるロールバックの効果的な実行、および堅牢な役割ベー
スの管理モデル、委任モデルの構築などの各種機能により、効果的な IT 統制
を実現できます。
Microsoft® Diagnostics and Recovery Toolset
豊富なツールにより、起動不能になったシステムやロック ゕウトしたシステム
の修復、損失データを復旧、ウ゗ルス対策などを行います。
Microsoft® SystemCenter Desktop Error Monitoring
※ MDOP を利用するには、Enterprise Agreement, Enterprise Subscription Agreement、Select、
Open Value、 Campus Agreement、 School Agreement のいずれかのボリューム ラ゗センス
プログラムの形態で MDOP をご利用いただく必要があります。
稼働中の PC をクラッシュさせたり、ハング ゕップさせるゕプリケーション
やシステム コンポーネントを監視することで、問題を事前に把握します。
Office 製品のライセンスに関するポイント
最新版の Office 製品のボリューム ライセンスを保有しているお客様は、各デバイスで複数バージョンの Office 製品をいくつでも利用できます。
これにより、たとえば 2007 Office system をローカル PC にインストールした状態で、仮想化した Office 2000、Office 2003 を同時に利用できます。
8
8
Windows Vista ボリューム ライセンス情報
Enterprise Agreement 参考価格
価格レベル
最小契約台数
( 1 台あたりの新規契約年額単価)
Windows 製品
(Vista Enterprise)
Professional Desktop
製品
MDOP
A
250
8,200円
1,116円
37,900円
B
2,400
7,600円
1,032円
35,300円
C
6,000
7,000円
948円
32,300円
D
15,000
6,400円
888円
30,000円
 Enterprise Agreement の契約期間は 3 年間です。契約時のお客様の PC 保有
台数によって価格レベルが設定され、1 台あたりの年額単価が決定されます。
Enterprise Agreement についての詳細は、
「企業様向けライセンス購入方法のご提案」
をご参照ください。
 MDOP は 1 ラ゗センスから購入できますが、Windows 製品のご契約が必要で
す。全社 PC 分一括購入ですと更に安価でご購入が可能です。また、MDOP は
サブスクリプション モデルのため、ご契約終了と共に使用権がなくなります。
 Professional Desktop 製品とは、Windows Vista Enterprise、Microsoft®
Office Professional Plus、Microsoft® Core CAL の 3 製品をまとめた統合デス
クトップ製品です。
 記載の価格は参考価格です (2007 年 11 月現在)。お客様の実際のお支払額は、
お客様の直接のご発注先である LAR 販売会社様との間で決定されます。
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本書は情報提供のみを目的としており、本書の内容について、Microsoft は、明示的あるいは非明示的ないかなる保証もいたしません。本書に
記載した情報は、将来予告なしに変更することがあります。本書を使用する場合の全体的なリスクまたは本書の使用による結果について、
Microsoft はいかなる責務も負うものではありません。本書に記載されている会社、組織、製品、人物、゗ベントの例は架空のものです。実在
の会社、組織、製品、人物、または゗ベントとの関連を示唆するものではありません。適用可能な著作権方法すべてにお客様は準拠する必要が
あります。著作権上の権利に限定されることなく、本書の一部または全部を無断で使用、複製することはできません。
※Microsoft、Microsoft ロゴ、Windows Vista、Active Directory、Internet Explorer、PowerPoint、SoftGrid、Windows、Windows ロゴ、
Windows Server は、米国 Microsoft Corporation およびその他の国における登録商標または商標です。
※その他記載されている会社名および製品名は各社の商標または登録商標です。
※本書の内容は 2007 年 10 月現在のものです。
※製品内容については、予告なく変更する場合があります。
081019-01
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