...

太陽と陸の恵みでより良い船を

by user

on
Category: Documents
38

views

Report

Comments

Transcript

太陽と陸の恵みでより良い船を
国土交通省
21年度内航運航合理化・利便性改善実証事業による
太陽光発電システム・陸上電力受電システム試験搭載!
太陽と陸の恵みでより良い船を
海と陸と太陽が共鳴する船・・・
地球温暖化防止のため CO2 の削減が叫ばれており、
船舶においても対応策が要求され始めています。
この度、株式会社名門大洋フェリーは国土交通省が海上交通の低炭素化等のために実施した「内航運
航合理化・利便性改善実証実験」に協力し、当社大型フェリーの“フェリーふくおか2”の最上甲板
に”太陽光発電システム”と”陸上電力受電システム“を試験搭載(設計・施工会社:寺崎電気産業(株))
いたしました。これにより、本船の航海中及び停泊時の船内消費電力を削減し、船舶の低炭素化を図
ろうとするものであります。
“フェリーふくおか2”に搭載した“太陽光発電システム”は 50kW (通常の一般家庭の約 16 軒分程
度)の発電能力を有し、船舶向けとしては世界最大(*1)のもので、船内電気系統と直結し消費電力の一
部をまかなうことができるものであります。
また、”陸上電力受電システム“は、船舶の停泊中に船内発電機を完全に停止し、陸上から最大 650kW、
AC6600V の高電圧の陸上電力を受電して、停泊中の荷役作業等に必要な電力をまかなうもので、陸上
電力と船内発電電力との切替については商用として国内初となる無停電で行うことができるものです。
今回の取り組みにより、船内発電機の燃料消費量を年間約 99,000L(*2)削減(-6.8%)が可能となりま
した。
今後、船の環境対応への要求はますます高まることが予想されます。我々は快適な船旅と環境対応
の両立を目指して、更なる排出ガス削減に貢献するとともに、これからも新たなチャレンジを続けて
行きたいと考えています。
(*1)船舶向けとして。2010 年 3 月現在当社調べ。
(*2)平成 22 年 4 月及び 5 月の実績に基づき、21 年度と同じ航海を行った場合を推計。
なお、太陽光発電システムについては、日照時間等の気象条件により変動する。
フェリーふくおか2
総トン数 約 9800 トン
全長 167m
全幅 25.6m
航海速度 23.2 ノット
陸上電力受電システム
CO2
太陽光発電システム
太陽光発電
BEFORE
AFTER
陸上電源
発電機
主配電盤
発電機
発電機
発電機
発電機
発電機
主配電盤
電力会社
Fly UP