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KITEC INFORMATION No272 (2014, Autumn)

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KITEC INFORMATION No272 (2014, Autumn)
KITEC
INFORMATION
272
No.
2014 AUTUMN
賛助会員の広場
昭和鉄工株式会社
私の研究室
長崎大学 大学院工学研究科 矢澤 孝哲 准教授
支援企業の紹介
株式会社戸畑ターレット工作所
お 知らせ
KITEC INFORMATIONはホームページにも掲載しております。
http://www.kitec.or.jp/
センターからのお知らせ
平成27年度(前期)人材育成助成の実施について
「KFC第15回特別講演会」のご案内
KITEC INFORMATION
2014 No.272
●賛助会員の広場
昭和鉄工株式会社..................................................................................................................................... 1
●私の研究室
長崎大学大学院工学研究科 矢澤 孝哲 准教授...................................................................................... 3
●支援企業の紹介
株式会社戸畑ターレット工作所.................................................................................................................. 7
●センターからのお知らせ
平成 27年度(前期)人材育成助成の実施について.................................................................................... 9
「KFC 第15 回特別講演会」のご案内. .....................................................................................................10
●センターの活動報告
平成 26 年度(後期)人材育成助成の選考結果について. ......................................................................... 11
平成 26 年度 九州イノベーション創出戦略会議
.....................................................................................12
通常総会及び特別講演会
開催報告
九州地域新産業戦略に基づくイノベーション創出事業 . .........................................................................
平成
14
26 年度 第 2 回コーディネータ連絡会開催報告
平成 25 年度補正予算事業
................................15
「地域オープンイノベーション促進事業」で整備する試験研究・検査設備について
平成 26 年度戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業)採択プロジェクト..................................... 20
ヘルスケア産業参入促進セミナー開催報告............................................................................................. 23
九州地域環境・リサイクル産業交流プラザ(K-RIP)
・マラッカ州政府団招聘事業報告
マレーシア
............................................................................. 24
&「新事業展開・市場開拓支援事業」のお知らせ
●シリーズ
平成 26 年度(後期)国際研究集会参加助成完了報告............................................................................ 26
●九州経済産業局情報
平成 26 年度戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業)の採択結果について............................... 28
平成 27年度経済産業政策の重点、概算要求・税制改正要望について.................................................... 30
第13 回環黄海経済・技術交流会議(長崎会合)の開催.......................................................................... 31
九経マンスリー....................................................................................................................................... 32
九州地域の鉱工業動向(平成 26 年 7月速報)......................................................................................... 33
●産総研九州センター情報
最近の特許情報. .................................................................................................................................... 35
平成 26 年度 一般公開のご案内............................................................................................................. 36
平成 26 年度九州・沖縄産業技術オープンデー開催のご案内.................................................................. 37
●その他ご案内
技術相談のご案内.................................................................................................................................. 38
賛助会員制度へ入会のご案内................................................................................................................. 39
●
賛助会員の広場
●
KITEC 2014 No.272
昭和鉄工の歴史は「蒸気消毒器」の製造から幕を開けました。1883年(明治16)
年、
「熱(HEAT)
」への挑戦から始まった「モノづくり」の歴史は、様々な技術と事業を
育てながら今日を迎えました。「人(Humanity)」「環境(Ecology)」「快適(Amenity)
」
「技術(Treatment)
」
「問題の解決(Solution)」現在の私共の取り組みに関する言葉を
つなげると「H・E・A・T・S」というキーワードになります。一世紀以上もの間、大きく
変化し多様化する社会のニーズに対して、私共は「誠実を造り、誠実を売り、誠実をサー
代表取締役社長
山本 駿一
ビスする」という社是の強い思いをもとに、快適な生活環境創りに関わるものを中心に
幅広く事業展開しております。そしてこれからも、「技術とモノづくり」にさらなる磨き
をかけながら、社会の公器として豊かな未来の創造に挑戦してまいります。
空調機器:ファンコイルユニット・エアハンドリングユニット等
事業内容
熱源機器:業務用エコキュート・ボイラー・ヒーター・バーナー・オユシス等
環境機器:循環温浴器・空気清浄機等
サーモデバイス機器:液晶パネル製造用熱処理炉等
橋梁用防護柵等の景観製品、鋳造品等の製造販売のほか、空調機器、熱源機器の一部販売・メンテナ
ンス・取替工事及び給排水衛生設備等の設計・監理・施工の請負
■会社概要
会 社 名 昭和鉄工株式会社
本 社 福岡県福岡市東区箱崎ふ頭三丁目1番35号
創 業 1883年10月
設 立 1933年 4月
代 表 者 代表取締役社長 山本 駿一
資 本 金 16億4,100万円
売 上 高 111億2,600万円(2013年度)
発行済株式数 897万株 (福証上場)
株 主 数 874名
従業員数 331名(連結391名)
工 場 宇美工場(福岡県粕屋郡)、古賀工場(福岡県古賀市)、札幌工場(石狩市)
支社・営業所 [支 社] 東京
[営業所] 札幌、仙台、北関東、名古屋、大阪、広島、下関、九州、南九州、鹿児島
関係会社 [国 内]昭和ネオス株式会社、昭和トータルサービス株式会社、朝日テック株式会社
[海 外]大連氷山空調設備有限公司(中国大連市)、KOREA PIONICS Co.,LTD(韓国安城市)
1
●
賛助会員の広場
●
KITEC 2014 No.272
事業セグメント
空調 BU
■ヒートポンプ式の「リタンエアデシカン
ト外気処理機」や「縦型ルーフトップ型
外気処理機」をコアに販売。
リターンエアデシカント
熱源 BU
ファンコイルユニット
家庭用循環温浴器
■「業務用エコキュート」や「貯湯槽一体
型ガス給湯システム(タフセーバー)」な
どハイブリッド化した給湯システムを販売
潜熱回収ヒーター
■水処理浄化についての高度な技術と豊富な
実績を活かした社会や産業に役立つ商品です。
環境 BU
空気清浄機
ポリイミドヒーター
■当社の長年にわたる熱処理技術を結集。
サーモデバイスBU お客様の様々なニーズに確実にお応えします。
FPD パネル製造用熱処理炉
G8タイプ
業務用エコキュート
IRセラミックヒーター
機器装置事業
サービスエンジニアリング事業
素形材加工事業
都市景観 BU
■一つの建物を快適な居住・職場空間にするため
に、空気調和設備・衛生設備・換気設備・ガス設
備及び有事のための消火設備等を、設計・施工・
施工後のメンテナンスに至るまでトータルでカ
バーします。
■伝統の鋳物技術を活かし、高欄(橋の欄干)から親柱、橋
詰め、モール、ストリートファニチャーなどのデザイン・設
計・施工を行い、都市の新しい環境美を創造しています。
お台場海浜公園(東京)
素形材 BU
福博であい橋(福岡)
天神地下街(福岡)
■ロストワックス法による精密鋳造は、ジェットエンジン部
材や一般機械、自動車、電子機器など、幅広い分野に使
用されています。
ボイラー遠隔監視ネットシステム
精密鋳造品
2
発電プラント・タービン
用鋳物
鋳鉄ボイラー部品
●
私の研究室
●
KITEC 2014 No.272
長崎大学大学院工学研究科
システム科学部門機械科学分野
矢澤 孝哲
准教授
研究 空間周波数フィルタリングによる
テーマ エッジの高精度投影
研究の背景
機械加工により部品を製作する際、その寸法や形状を高精度に計測しなければならないことが多い。このため
用途や要求精度に合わせた各種計測技術に関する研究開発がおこなわれている。このうち、打ち抜き金型のパン
チ等では、そのエッジ形状や寸法の管理が必要になることがある。これらの要求に対して、誰にでも直感的な画
像と処理を行える投影機による計測が広く用いられている。この投影機による形状・寸法計測では
1)エッジ位置の高精度検出
2)物体の投影サイズによる計測分解能への影響
が、その精度に大きな影響を及ぼすことになる。これらに対し、一般的には
1)白黒の投影画像に対す画像処理(エッジ検出処理)
2)高倍率画像取得とステージの移動による検出
が行われる。このうち1)は、サブミクロンレベルで画像処理により算出したエッジ位置が現実のエッジ位置と
一致していることを証明された例は、ほとんどない。実際に加工に応用しても、サブミクロンレベルでの加工誤
差が発生することから、検出が難しいと思われる。また、2)は、ステージの繰り返し精度に計測精度が依存す
るため、本来サイズが大きくなるほど必要な対象物になるほど、計測速度や加工現場での計測には適さない。
以上を踏まえた上で、本研究室では空間周波数フィルタリングを使用したエッジ検出技術を開発し、これに寸
法計測に必要な部分のみを投影し1つのカメラで計測する部分投影法を組み合わせることで、高精度な寸法計測、
エッジ形状計測を行えるシステムについて研究開発している。
3
●
私の研究室
●
KITEC 2014 No.272
研究内容
Fig.1に空間周波数フィルタリングによるエッジ投影の光学系、Table.1に空間周波数フィルタリングを用い
た投影像と一般的な投影像の比較、およびその1ラインに関する輝度分布を示している。平行光が物体に投影さ
れると、物体で遮られる光、物体近くを透過する光と物体のエッジで回折する回折光が発生する。そのため、通
常の投影ではカメラ上で干渉が発生し、これがエッジ位置特定の妨げとなる。Table.1右下の階調グラフを見る
Reverse Fourier transform lens(lens2)
Fourier transform lens(lens1)
Diffracted ray
Digital Camera
f1
Collimator lens
f1
f2
f2
Object
High pass filter
Fig.1 Principle of edge detection
Table.1 Comparison pin-gage image with/without anti-pinhole
With anti-pinhole
A
Without anti-pinhole
A’
0.1mm
A
0.2mm
0.1mm
0.2mm
300
100
0
-100
4
300
A-A’
A-A’
brightness
brightness
200
A’
Pixcel number
200
100
Pixcel number
0
●
私の研究室
●
KITEC 2014 No.272
とわかるように、輝度が落ち始める位置、輝度が落ち終わった位置、その途中のいずれの位置がエッジかを特定
することが難しい。そのため、画像処理技術を用いてその位置を特定する必要があり、ミクロンレベルでは有効
な手段となっている。これに対し、空間周波数フィルタリングによる手法では、レンズ1のフーリェ変換面に設
置したハイパスフィルタにより、回折光以外の光をカットし、それをカメラ上に結像するシステムとしている。
さらに、固レンズ1自体も有限なサイズを持つことで、ローパスフィルタのような役割を果たすことで、エッジ
位置が極小値として定まる。その結果、画像処理をすることなく、エッジ位置をミクロンオーダで検出でき、こ
れらにサブピクセル処理などの画像処理を加えることで、サブミクロンオーダのエッジ位置検出が可能となる。
Digital Camera
Optical prisms
Anti-pinhole
測定物光路
小径
Lens2
Beam expander
大径
Lens1
Pingage
LASER
ND filter
≒300mm
f1
f1
f2
光軸上の素子を直線的に
移動させるだけで任意領
域を取得可能
f2
迂回光路合計長さ = f2
(b)Schma or parts projection
(a)Optical system with parts projection
Fig.2 Configuration of optical system
Fig.2に部分投影システムを加えた光学系を示す。
(b)に示す迂回光路のシステムを用いることで、被測定物(図
のピンゲージ)の中央部分の画像を捨て、エッジ部分だけをカメラ上に結像する構造となっている。
Fig.3は、閾値によるエッジ間距離の違いを示したものである。Table.1にも示した通り、エッジ位置は閾値
により異なったものとなっているが、空間周波数フィルタリングによりその問題が解決されていることが分かる。
Edge distance [pixel]
94
92
90
88
86
84
With anti-pinhole
82
80
Without anti-pinhole
110
130
150
170
190
210
230
250
Threshold level
Fig.3 Comparison of dimensional stability
5
●
私の研究室
●
KITEC 2014 No.272
3.00
Without
prisms
Conventional
method
Resolution [μm]
2.50
Proposal
method
With
prisms
×1
2.00
1.50
×3
1.00
×10
0.50
×10
×10
0.00
0.0 0.3
1.0
2.0
Size of pin-gauge [mm]
3.0
Fig.4 Resolution assessment
Fig.4は、部分投影システムと画像をそのまま投影した場合の分解能の違いを示している。この結果から、倍
率を上げてもサブミクロン以上の分解能が確保できていることが分かる。
今後は、これらの成果を用いた実用化について研究開発する予定である。
その他の研究テーマ
私の研究室では、空間周波数フィルタリングによる機上計測の研究以外に、以下のような研究も実施している。
(1)光プローブによる実用的光応用機上計測技術および光プローブの研究、(2)難削材料の三次元高能率切削
の研究、
(3)微細凹凸加工による表面機能創成の研究、(4)高能率ワイヤ切断の研究、(5)工作機械向け各種
機上計測技術の研究など。
参考文献
1. Takanori YAZAWA, Tomotake HIGASHI, Yukio MAEDA, Takashi TAMURA, Kimihiko SATO, Tadahiro
YA, MAIDE, Kazuhide KAMIYA, Takashi NOMURA, Kasuhide OGIYA, Tatsuhiro KOJIMA ; Study on
high precision profile projection system, Proceedings of Asian Symposium for Precision Engineering
and Nanotechnology 2009,2P10pp1-4 ,(2009.12)
2. 矢 澤孝哲、前田幸男、田村孝至;エッジ検出装置及びこれを用いた工作機械、エッジ検出方法:特許第
5328025号 2013年
3. Tatsuki OTSUBO, Takanori YAZAWA, Reiko YAMADA, Keita FUJII, Syunta NAKASAGE, Yukio MAEDA,
Hiroyuki KISU, Yasuhiko OUGIYA, Tatsuhiro KOJIMA; Study on Measuring the Edge Position Using a
Laser Displacement Meter, Proceedings of ISOT2013, Paper No.T3P-09(2013 USB)
照会先
長崎大学大学院工学研究科
システム科学部門機械科学分野
矢澤 孝哲 准教授
6
E-mail: [email protected]
●
支援企業の紹介
●
KITEC 2014 No.272
株式会社 戸畑ターレット工作所
弊社は、昭和37年に水栓金具などの住宅設備機器部品の機械加工からスタートしました。その後、素材
からの一貫生産を目的に鍛造技術を導入し、あわせて経営の安定化を図るため、昭和63年に2本目の柱と
して電力機器関連部品の生産を開始しました。さらに3本目の柱として、平成18年に自動車部品事業に参
入しました。翌平成19年にはアルミダイカスト技術を導入し、自動車部品を中心に量産を開始しました。
弊社は塑性加工を中心に複数のコア技術を保有しており、最適な工法の選択や複合技術でお客様のニーズに
応えます。ここ数年は技術開発にも力を入れており、産学官連携で新たな鍛造技術の開発や摩擦圧接技術の
開発にも取り組んでいます。
[経営理念]
我が社は『覇気・誠実・廉価』を企業文化としてお客様に喜ばれ、
感動を与える「モノづくり」を通じ、社員の幸せと豊かな社会づくりに貢献する
[企業概要]
企 業 名 株式会社 戸畑ターレット工作所
設立年月日 昭和37年12月
所 在 地 〒800–0211 福岡県北九州市小倉南区新曽根11-31
TEL 093 - 471 - 7403 FAX 093 - 471 - 7808 URL http://www.t-turret.co.jp
資 本 金 2,200万円
従 業 員 110名
代 表 者 代表取締役社長 松本大毅
事業内容 非鉄鍛造部品(銅、アルミ系)の製造・販売
アルミダイカスト部品の製造・販売
機械加工全般及び摩擦圧接加工品の製造・販売
主要取引先 TOTO ㈱・㈱安川電機・大電㈱・西日本電線㈱
トヨタ自動車九州㈱・アイシン九州㈱・THK リズム㈱・日軽産業㈱(小糸製作所)
明石機械工業㈱・アスモ㈱
[主要事業]
住宅設備機器部品
電力機器部品
自動車部品
メタルグッズ
7
●
支援企業の紹介
●
KITEC 2014 No.272
[コア技術]
◇精密切削加工技術 ◇鍛造加工技術(非鉄金属:銅、アルミなど)
◇鋳造加工技術(アルミダイカスト)
◇接合加工技術(ロウ付け、溶接、摩擦圧接) ◇アッセンブリ技術(電力関連機器ほか)
鍛造金型の設計・製作
冷間鍛造技術
精密切削加工技術
熱間鍛造技術
接合加工技術
精密金型鋳造技術
組立技術
[技術開発]
産学官連携で高強度・高靱性のアルミ鍛造品を開発しました。自動車部品をターゲットとし、鉄の鍛造品が使用されている
部品をアルミに置き換えることで車両の軽量化に寄与することを目的に開発を行いました。アルミは比重が鉄の1/3と軽いで
すが、強度不足や製造コスト高などの面で鉄からの置き換えが進んでいませんでした。弊社が開発したアルミ鍛造品はこの強度、
コストの両面で鉄の鍛造品からの置換を可能とする新しい工法です。
タイロッドエンド
■油圧式パワーステアリングシステム
ハンドル
パワーステアリングオイル
リザーバータンク
油圧配管
油圧配管
ターゲット部品
(鉄→アルミ合金へ)
2.8
タイロッド
アルミ
8
6.8
鉄に
比べ
て1
3
/
亜鉛
パワーシリンダー
タイヤ
7.8
軟鋼
パワーステアリング
オイルポンプ
比重
コントロール
バルブ
●
センターからのお知らせ
●
KITEC 2014 No.272
平成 27年度(前期)人材育成助成の実施について
(一財)九州産業技術センターでは、平成7年度より実施しております人材育成助成基金事業の平成27年度(前期)
助成候補者を下記により募集いたします。
1.人材育成助成の趣旨
九州産業技術センターの人材育成助成基金は、九州地域の大学、工業高等専門学校の工学系、特に電力、
(一財)
エネルギー分野を専攻する若手教員及び博士課程及び修士課程学生(ただし、博士課程への進学を希望する者)
の留学等に対する助成を通じて九州地域の産業技術の向上、振興に寄与することを目的としております。
2.人材育成助成の種類及び期間
(1)留学(募集期間:8 月~ 11 月)
■長期国外、国内留学 件数:2 件以内 期間:1 年以内
■短期国外留学 件数:3 件以内 期間:3 ヶ月または 6 ヶ月以内
(2)国際研究集会(募集期間:前期 8 月~ 11 月、後期 4 月~ 6 月募集)
(前期、後期合わせて)
件数:10 件程度 期間:1 週間程度
3.助成対象の範囲
九州地域の工学系学科を有する大学及び工業高等専門学校
( 9 国公立大学、11 私立大学、8 工業高等専門学校)
4.平成 27 年度後期人材育成助成候補者募集
(1)平成 27 年度長期国外、国内留学及び短期国外留学並びに(前期)国際研究集会参加
(長期国外、国内留学)
■実施時期:平成 27 年 4 月~平成 28 年 3 月に留学予定のもの
■助 成 額 :①国外留学 350 万円/件 以内
②国内留学 350 万円/件 以内
■採択件数: 2 件以内
(短期国外留学)
■実施時期:平成 27 年 4 月~平成 28 年 3 月に留学予定のもの
■助 成 額 :① 6 ケ月の留学 185 万円/件 以内
② 3 ケ月の留学 115 万円/件 以内
■採択件数: 3 件以内
(国際研究集会参加)
■実施時期:平成 27 年 4 月~平成 27 年 8 月に参加予定のもの
■助 成 額 :35 万円/件 以内
■採択件数: 5 件程度
(2)申込締切日
■平成 26 年 11 月 14 日(金)
(3)その他
■申込の詳細は(一財)九州産業技術センターのホームページ(http://www.kitec.or.jp/)から
人材育成の募集要項をご参照下さい。
9
●
センターからのお知らせ
●
KITEC 2014 No.272
「KFC 第 15 回特別講演会」
のご案内
「ものづくりは、演歌だ。
」
~義理と人情でグローバル中小企業を目指す~
日 時: 平成26年10月14日(火) 16:00~17:00
会 場:「八重洲博多ビル」 11階 ホール A
〒812-0007 福岡市博多区博多駅東2丁目18番30号 TEL:(092)472-2890
http://www.kyushu-yaesu.co.jp/hall/map.html
講 師: 株式会社筑水キャニコム
かねゆき
会 長 包行 均
氏
お客様の「ボヤキ」を徹底して商品開発に活かす経営を「ものづくりは、演歌だ。」と称し、「草刈機ま
さお」
「三輪駆動静香」
「伝導よしみ」等、独特のネーミングセンスで注目を集めている筑水キャニコム。
今回は、会社の顔として活躍する会長・包行均氏に、ネーミングに込められた想いや独自の経営理念、
そしてそこに至るまでの過程や DNB(デザイン・ネーミング・ブランド)戦略について熱く語っていた
だきます。
主 催:
九州ファインセラミックス・テクノフォーラム(KFC)
九州産業技術センター
共 催: (一財)
後 援:
経済産業省九州経済産業局、
(独)産業技術総合研究所 九州センター
定 員:
80名
参加費:
無料
参加を希望される方は 10 月 9 日
(木)までに下記宛ご連絡下さい。
申込み・問合せ先
〒812-0013 福岡市博多区博多駅東2-13-24
(一財)
九州産業技術センター内
KFC 事務局 濵田・住吉
TEL:(092)411-7394;FAX:(092)472-6688
10
●
センターの活動報告
●
KITEC 2014 No.272
平成 26 年度(後期)人材育成助成の選考結果について
(一財)九州産業技術センターでは、平成7年度より実施しております人材育成助成基金事業の平成26年度(後
期)人材育成助成対象選考委員会を7月16日(水)に開催し、国際研究集会参加への応募資料をもとに選考を実
施いたしました。
この結果、平成26年度後期の人材育成助成基金による助成は、国際研究集会参加者6名(応募者16名)に対し
実施することになりました。
(一財)九州産業技術センターでは、今後も引き続き人材育成助成基金による助成を行う予定で、平成27年度
留学、前期国際研究集会参加助成対象者の募集を平成26年8月より行っております。
1.人材育成助成の趣旨
(一財)九州産業技術センターの人材育成助成基金は、九州地域の大学、工業高等専門学校の工学系、特に電力、
エネルギー分野を専攻する若手教員及び博士課程及び修士課程学生(ただし、博士課程への進学を希望する者)
の留学等に対する助成を通じて九州地域の産業技術の向上、振興に寄与することを目的としております。
2.人材育成助成の種類及び期間
(1)留学
・長期国外、国内留学 件数: 2 件以内
・短期国外留学
件数: 3 件以内
(2)国際研究集会
件数:10 件程度
(前期、後期合わせて)
期間:1 年以内
期間:3 ヶ月または 6 ヶ月以内
期間:1 週間程度
3.助成対象の範囲
九州地域の工学系学科を有する大学及び工業高等専門学校
(8 国立大学、1 公立大学、11 私立大学、8 工業高等専門学校)
4.平成 26 年度選考結果 (注)前期は事業内容検討のため募集なし
(1)留学
・長期国外留学 (注)
・短期国外留学 (注)
(2)国際研究集会参加
件数:6 件(後期 6 件)
(3)内訳
電気・情報系
機械系
九州大 1 名
大分大 1 名
環境・エネルギー系 物質、化学系
土木系
計
教 授
助 成 対 象 者
准 教 授
助 教
計
博士課程
学 生
修士課程
学 生
留 学
研究集会
合 計
九州大 1 名
2名
佐賀大 1 名
九州大 2 名
4名
4名
2名
2名
1名
1名
1名
1名
6名
6名
注:上段白枠内は留学、下段 緑枠内 は国際研究集会参加を示す
11
●
センターの活動報告
●
KITEC 2014 No.272
平成 26 年度 九州イノベーション創出戦略会議
通常総会及び特別講演会 開催報告
平成26年度 KICC 通常総会を7月28日にハイアット・リージェンシー・福岡で開催し、議案の平成25年度事
業報告と平成26年度事業計画案及び役員等の選任案が了承されました。役員等の選任では、任期満了による利
島会長の後任に、株式会社安川電機の会長兼社長の津田純嗣氏が選任されると共に、今期の15名の幹事会委員
が選任されました(再任12名、新任3名)。
また、総会に引き続き、平成25年度補正予算事業「地域オープンイノベーション促進事業」として特別講演
会を開催し、GE グローバルリサーチセンター日本代表の浅倉眞司様による基調講演、事務局から本事業で整備
される設備についての説明及び経済産業省製造産業局素形材産業室室長補佐の木村隼斗様による特別講演が行わ
れました。
Ⅰ 通常総会
1.開催日時
平成26年7月28日(月) 13:30〜14:15
2.開催場所
ハイアット・リージェンシー・福岡(福岡市博多区博多駅東2-14-1)
3.出席者
61名
4.会長挨拶
鹿毛 浩之 副会長(国立大学法人 九州工業大学 理事・副学長)
5.来賓挨拶
九州経済産業局長 岸本 吉生 様
6.議案審議
① 第1号議案 平成25年度事業報告について
② 第2号議案 平成26年度事業計画(案)について
③ 第3号議案 役員等の選任(案)について
上記の3議案について事務局より説明し承認された。
Ⅱ 特別講演会
1.基調講演
テ ー マ:
「GE
のグローバル・オープン・イノベーションへの取り組み」
講 師:ゼネラル・エレクトリック・インターナショナル・インク
12
グローバルリサーチセンター日本代表 浅倉 眞司 様
●
センターの活動報告
●
KITEC 2014 No.272
2.特別セッション
(1)
プレゼン
テ ー マ:「地域オープンイノベーション促進事業において整備する設備について」
説 明 者:地域オープンイノベーション促進事業 統括専門家 犬養 吉成
(2) 特別講演:
テ ー マ:「3D プリンタが生み出す新たなものづくり」
講 師:経済産業省 製造産業局素形材産業室 室長補佐 木村 隼斗 様
3.参加者
100名
会長挨拶(鹿毛副会長)
来賓挨拶(岸本九州経済産業局長)
特別講演会(浅倉様)
特別講演会(木村様)
13
●
センターの活動報告
●
KITEC 2014 No.272
九州地域新産業戦略に基づくイノベーション創出事業
平成 26 年度 第 2回コーディネータ連絡会開催報告
1.日 時
2.場 所
平成26年8月20日(水)15:00~17:30
(一財)九州産業技術センター 3F 会議室
3.出席者
コーディネータ12名、事務局5名
4.議 題
○平成26年度コーディネータ活動実施状況
○ブラッシュアップ研究会状況
公募案件、コーディネータ案件について
○各コーディネータからの活動状況報告
○意見交換
この事業は、競輪の補助を受けて実施しています。
http://ringring-keirin.jp
14
食品機能性マルチ評価システム
設 置場 所
福 岡 県 工 業技 術 センター 生物 食 品 研究所
所 在 地
福 岡 県 久留米市合川町 14 6 5 - 5
● tc.p ref.f u ku o k a .j p/ KITEC 2014 No.272
食 品課● センターの活動報告
ht t p:// w w w.fi
担当部 署
受 付 窓口 0 9 42 - 30 - 6 6 4 4
問合せ先
(整備設備の問合せ先)
専 門 家
大塚 雅則 (おおつか まさのり)
平成 25 年度補正予算事業
食品機能性マルチ評価システム
電気ノイズ安全評価装置
設置場所
長 崎県
工 業技 術 センター
「地域オープン
イ
ノベーショ
ン促進事業」で整備する
所 在 地
長 崎県 大村 市池田 2 丁目 1303 - 8
担当部試験研究
署
基 盤 技 術 部 ・検査設備について
電子 情 報科 http://www.pref.nagasaki.jp/section/kogyo-c/
設 置場 所
福 岡 県 工 業技 術 センター 生物 食 品 研究所
所 在 地
福 岡 県 久留米市合川町 14 6 5 - 5
担当部 署
食 品課
問合せ先
受 付 窓口 0 9 42 - 30 - 6 6 4 4
ht t p:// w w w.fi tc .p ref.f u ku o k a .j p/
専 門 家
大塚 雅則 (おおつか まさのり)
問合せ先
受 付 窓口 0 9 57- 52 -113 3
専 門 家
藤山 恒彰 (ふじやま つねあき)
電気ノイズ安全評価装置
当財団では、地方産業競争力協議会で特定された戦略分野に沿って、地域企業の研究開発を支援し、地域のイ
トリプル四重極型誘導結合プラズマ質量分析装置
(ICP-MS/MS)
設 置場 所
長 崎県 工 業技
術 センター
- 8産 業 科 学技 術 センター
所 在 地
長 崎県 大村
2 丁目 1303
ノベーションを促進するため、地域の公設試及び大学等に対するオープンプラットフォームの構築を支援する事
設市池田
置場所
大 分県
担当部 署
基 盤 技 術 部 電子 情 報科 http://www.pref.nagasaki.jp/section/kogyo-c/
所 在 地
大分県 大分市高江西 1 丁目 4 361 -10
業(平成25年度補正予算事業
「地域オープンイノベーション促進事業」
(設備機器の導入・利活用事業)
(九州地域)
)
(整備設備の問合せ先)
問合せ先
受 付 窓口 0 9 57- 52 -113 3
担当部
署
工
業化
学担当
ht
t
p://
w
w
w.o
it
a
r
i.j
p/
を受託し、設備機器の導入とその効果的な利活用に取り組んでおります。
専 門 家
藤山 恒彰 (ふじやま つねあき)
食品機能性マルチ評価システム
-
-
問合せ先
受 付 窓口 0 97 59 6 710 0
具体的には、九州・沖縄地方産業競争力協議会で特定された戦略分野に基づき、地域の技術シーズや社会・市
福 岡 県 工 業技 術 センター 生物 食 品 研究 所
設置場所
吉松 研一 (よしまつ
けんいち)
トリプル四重極型誘導結合プラズマ質量分析装置
(ICP-MS/MS)
在 地
福 岡 県 久留米市合川町専
14 6門
5 - 5家
所
場ニーズを踏まえ、九州・沖縄運営協議会において公設試に整備する試験研究・検査設備(以下「導入機器」と
担当部 署
食 品課
設 置場 所
ht t p:// w w w.fi tc.p ref.f u ku o k a .j p/
大 分県 産 業 科 学技 術 センター
問合せ先を決定し、
受 付 窓口 0当該機器の公設試への配備と効果的な利活用により地域のイノベーションの促進を図るものです。
9 42 - 30 - 6 6 4 4
いう)
光脳機能イメージング装置
所 家在 地
大(おおつか
分県 大分市高江西
1 丁目 4 361 -10
専 門
大塚 雅則 まさのり)
運営協議会において策定された整備方針に基づき、5か所の公設試への導入機器が決定したことから、利活用
担当部 署
工 業化 学担当
ht t p:// w w w.o it a - r i.j p/
設置場所
電気ノイズ安全評価装置
宮 崎県 工 業技 術 センター
問合せ先
受 付 窓口 0 97- 59 6 - 710 0
を促進するために専門家等を配置するとともに、導入機器が設置される公設試、各産業クラスター、KICC
など
所 在 地
宮 崎県宮 崎市佐 土 原 町 東 上 那珂 16 5 0 0 - 2
設置場所
長 崎県 工 業技 術 センター
担当部 署
基 盤 技 術 部 電子 情 報科 http://www.pref.nagasaki.jp/section/kogyo-c/
専 門 家
藤山 恒彰 (ふじやま つねあき)
吉松
研一 (よしまつ
所 専
在 地門 家
長 崎県 大村
市池田
2 丁目
1303 - 8 けんいち)
の広域ネットワークを活用した導入機器の利活用を促進して参りますので、企業の皆様を初め、研究機関等の県
担当部 署
機 械電子 部
ht t p:// w w w.iri.p ref.m i y a z a k i.j p/
域を越えた利活用をお待ちしております。
-1133
問合せ先
受 付 窓口 0 9 57- 52問合せ先
受 付 窓口 0 9 8 5 - 74 - 4 311
光脳機能イメージング装置
専 門 家
設 置場 所
宮 崎県 工 業技 術 センター
中治 十成 (なかじ たるしげ)
トリプル四重極型誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP-MS/MS)
所 在 地
宮 崎県宮 崎市佐 土 原 町 東 上 那珂 16 5 0 0 - 2
【導入機器及び設置場所】
設置場所
大 分県 産 業 科 学技 術 センター
温湿度・振動複合環境試験システム
担当部 署
機 械電子 部
ht t p:// w w w.ir i.p ref.m i y a z a k i.j p/
所 在 地
大 分県 大 分市高江西 1 丁目 4 361 -10
設置公設試
注力分野
問合せ先
受 付 窓口 0 9 8 5 - 74 - 4 311
担当部 署
導入機器名称
w w.o
it a - 工
r i.j p/
設 置 場 所 ht t p://鹿w 児
島県
業技 術 センター
工 業化 学担当
- 59 6 - 710 0
家受 付 窓口 0
中治97
十成 (なかじ
福岡県工業技術センター
所 在 地たるしげ)
鹿 児 島県 霧島市隼人 町小田 14 4 5 -1
専 門 家
吉松 研一 (よしまつ けんいち)
ヘルスケア・バイオ関連分野(バイオ)
食品機能性マルチ評価システム
生物食品研究所
担当部 署
生 産技 術 部
ht t p:// w w w.k ag os h i m a - it.g o.j p
問合せ先
専 門
温湿度・振動複合環境試験システム
光脳機能イメージング装置
問合せ先 ヘルスケア・バイオ関連分野(医療機器・
受 付 窓口 0 9 9 5 - 4 3 - 5111
設置
場置場
所
宮 崎県 工
業技
センター
光脳機能イメージング装置
宮崎県工業技術センター
設
所
鹿
児術
島県
工 業技 術 センター
バイオ)
所 在 地
宮 崎県宮 崎市佐 土 原 町
東
上
那珂
16
5
0
0
2
専 門 家
小谷 俊明 (こたに としあき)
所 在 地
鹿 児 島県 霧島市隼人
町小田 14 4 5 -1
機 械電子 部
ht t p:// w w w.ir i.p ref.m i y a z a k i.j p/
担当部 署
トリプル四重極型誘導結合プラマ質量
ht t p:// w w w.k ag os h i m a - it .g o.j p
大分県産業科学技術センター ヘルスケア・バイオ関連分野(医療機器)
専 門 家
中治 十成 (なかじ たるしげ) 分析装置(
ICP-MS/MS)
問合せ先
受 付 窓口 0 9 9 5 4 3 - 5111
- 74
担当部 署
生 産技
部- 4 311
問合せ先
受 付 窓口 0
9 8 5術
専 門 家
小谷 俊明 (こたに としあき)
温湿度・振動複合環境試験システム
クリーン産業分野(エネルギー・環境・
長崎県工業技術センター
設置場所
鹿 児 島県 工 業技 術 センター
所 在 地
次世代自動車)
電気ノイズ安全評価装置
鹿 児 島県 霧島市隼人 町小田 14 4 5 -1
担当部 署
生 産技 術 部
ht t p:// w wクリーン産業分野(エネルギー・環境)
w.k ag os h i m a - it .g o.j p
鹿児島県工業技術センター
温湿度・振動複合環境試験システム
問合せ先
受 付 窓口 0 9 9 5 - 4 3 - 5111
専 門 家
小谷 俊明 (こたに としあき)
(注)導入機器の設置は、平成26年10月~11月頃を予定しています。
【設備利用のご案内】
企業の皆様へ広く設備を利活用していただくために、各公設試験研究機関に専門家を配置しております。
専門家は企業の皆様のニーズのご相談をお受けしたり、設備の情報をお届けします。
利活用される場合は各センターへお気軽にお声をかけて下さい。
(事務局の問合せ先)
(事務局の問合せ先)
(事務局の問合せ先) 整備設備全般
整備設備全般
整備設備全般
一 般 財団法 人 九州産 業技 術 センター
一 般一
財団法
人 九州産
業技 術 センター
福 岡術県福
岡市 博多区博多駅東
般 財団法
人 九州産
業技
センター
福 岡 県福 岡市 博多区博多駅東 2 -13 - 24
-13 - 24
福 岡 県福 岡市 博多区博多駅東
2興部
技 術振
技 術振 興部
ht t p:// w w w.k ite c.o r.j p/
技- 411
術振
興部
- 739
0 92
4
2 -13 - 24
ht t p:// w w w.k ite c.o r.j p/
ht t p://
w w-w.k
ite
c .o r.j4p/
- 739
0 92
411
(独)
統括専門家
犬養 -吉成
0 92 - 411
739
4産業技術総合研究所 九州センター イノベーションコーディネータ
専 門 家
賀谷 淳一
統括専門家
犬養 吉成 (独)産業技術総合研究所 九州センター イノベーションコーディネータ
専 門 家
賀谷 淳一
統括専門家
犬養 吉成 (独)産業技術総合研究所 九州センター イノベーションコーディネータ
専 門 家
賀谷 淳一
15
●
センターの活動報告
●
KITEC 2014 No.272
福岡県工業技術センター 生物食品研究所
(食品機能性マルチ評価システム)
①利用目的
ヘルスケア・バイオ・コスメティック分野において、農林水産資源等の食品機能性を評価し、機能性食品およ
び機能性化粧品の製品開発、製造に利用する。
②用途
農林水産資源を活用したヘルスケア・バイオ・コスメティック製品の開発、製造に不可欠な機能性評価(抗酸
化活性、抗糖化活性、美白作用、保湿作用等)、安全性評価(細胞毒性、有害成分等)を行う。
マルチプレートリーダー
紫外・可視分光光度計
(整備設備の問合せ先)
(整備設備の問合せ先)
食品機能性マルチ評価システム
食品機能性マルチ評価システム
マルチ型 ICP 発光分光分析装置
設置場所
設置場所
所 在 地
所 在 地
担当部 署
担当部 署
問合せ先
問合せ先
専 門 家
専 門 家
福 岡 県 工 業技 術 センター 生物 食 品 研究 所
福 岡 県 工 業技 術 センター 生物 食 品 研究 所
福 岡 県 久留米市合川町 14 6 5 - 5
福 岡 県 久留米市合川町 14 6 5 - 5
食 品課
ht t p:// w w w.fi tc.p ref.f u ku o k a .j p/
食 品課
ht t p:// w w w.fi tc.p ref.f u ku o k a .j p/
受 付 窓口 0 9 42 - 30 - 6 6 4 4
受 付 窓口 0 9 42 - 30 - 6 6 4 4
大塚 雅則 (おおつか まさのり)
大塚 雅則 (おおつか まさのり)
電気ノイズ安全評価装置
電気ノイズ安全評価装置
設置場所
長 崎県 工 業技 術 センター
設置場所
長 崎県 工 業技 術 センター
所 在 地
長 崎県 大村 市池田 2 丁目 1303 - 8
所 在 地
長 崎県 大村 市池田 2 丁目 1303 - 8
担当部 署
基 盤 技 術 部 電子 情 報科 http://www.pref.nagasaki.jp/section/kogyo-c/
担当部 署
基 盤 技 術 部 電子 情 報科 http://www.pref.nagasaki.jp/section/kogyo-c/
問合せ先
受 付 窓口 0 9 57- 52 -1133
問合せ先
受 付 窓口 0 9 57- 52 -1133
専 門 家
藤山 恒彰 (ふじやま つねあき)
(光脳機能イメージング装置)
専 門 家
藤山 恒彰 (ふじやま つねあき)
宮崎県工業技術センター
①利用目的
トリプル四重極型誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP-MS/MS)
トリプル四重極型誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP-MS/MS)
設置場所
設置場所
大 分県 産 業 科 学技 術 センター
大 分県 産 業 科 学技 術 センター
担当部 署
担当部 署
問合せ先
問合せ先
専 門 家
専 門 家
工 業化 学担当
工 業化 学担当
受 付 窓口 0 97- 59 6 - 710 0
受 付 窓口 0 97- 59 6 - 710 0
吉松 研一 (よしまつ けんいち)
吉松 研一 (よしまつ けんいち)
所 在 地
大分県 大分市高江西 1 丁目 4 361 -10
福祉・リハビリテ―ション機器の開発や介護食・高齢者食の改善、開発に利用する。
所 在 地
大分県 大分市高江西 1 丁目 4 361 -10
②用途
ht t p:// w w w.o it a - r i.j p/
ht t p:// w w w.o it a - r i.j p/
感覚や味覚などに関連が深い脳の部位ごとの活動を、脳表面血流と筋電位を介して可視化・定量化することが
光脳機能イメージング装置
光脳機能イメージング装置
設置場所
宮 崎県 工 業技 術 センター
でき、福祉・リハビリテーション機器の開発や介護食・高齢者食の開発における人間工学的評価ツールとして使
設置場所
宮 崎県 工 業技 術 センター
用する。
16
所 在 地
所 在 地
担当部 署
担当部 署
問合せ先
問合せ先
専 門 家
専 門 家
宮 崎県宮 崎市佐 土 原 町 東 上 那珂 16 5 0 0 - 2
宮 崎県宮 崎市佐 土 原 町 東 上 那珂 16 5 0 0 - 2
機 械電子 部
ht t p:// w w w.iri.p ref.m i y a z a k i.j p/
機 械電子 部
ht t p:// w w w.iri.p ref.m i y a z a k i.j p/
受 付 窓口 0 9 8 5 - 74 - 4 311
受 付 窓口 0 9 8 5 - 74 - 4 311
中治 十成 (なかじ たるしげ)
中治 十成 (なかじ たるしげ)
温湿度・振動複合環境試験システム
温湿度・振動複合環境試験システム
設置場所
設置場所
鹿 児 島県 工 業技 術 センター
鹿 児 島県 工 業技 術 センター
●
センターからのお知らせ
●
KITEC 2014 No.272
(整備設備の問合せ先)
食品機能性マルチ評価システム
設置場所
福 岡 県 工 業技 術 センター 生物 食 品 研究 所
所 在 地
福 岡 県 久留米市合川町 14 6 5 - 5
担当部 署
食 品課
問合せ先
受 付 窓口 0 9 42 - 30 - 6 6 4 4
専 門 家
大塚 雅則 (おおつか まさのり)
ht t p:// w w w.fi tc.p ref.f u ku o k a .j p/
電気ノイズ安全評価装置
筋電位計測装置
設置場所
長 崎県 工 業技 術 センター
所 在 地
長 崎県 大村 市池田 2 丁目 1303 - 8
担当部 署
基 盤 技 術 部 電子 情 報科 http://www.pref.nagasaki.jp/section/kogyo-c/
問合せ先
受 付 窓口 0 9 57- 52 -1133
専 門 家
藤山 恒彰 (ふじやま つねあき)
脳機能マッピング装置
トリプル四重極型誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP-MS/MS)
設置場所
大 分県 産 業 科 学技 術 センター
所 在 地
大分県 大分市高江西 1 丁目 4 361 -10
担当部 署
工 業化 学担当
問合せ先
受 付 窓口 0 97- 59 6 - 710 0
ht t p:// w w w.o it a - r i.j p/
専 門 家
吉松 研一 (よしまつ けんいち)
(整備設備の問合せ先)
光脳機能イメージング装置
食品機能性マルチ評価システム
設置場所
設置場所
所 在 地
所 在 地
担当部 署
担当部 署
問合せ先
問合せ先
専 門 家
専 門 家
ホルダ装着
宮 崎県 工 業技 術 センター
福 岡 県 工 業技 術 センター 生物 食 品 研究 所
宮 崎県宮 崎市佐 土 原 町 東 上 那珂 16 5 0 0 - 2
福 岡 県 久留米市合川町 14 6 5 - 5
機 械電子 部
ht t p:// w w w.iri.p ref.m i y a z a k i.j p/
食 品課
ht t p:// w w w.fi tc.p ref.f u ku o k a .j p/
受 付 窓口 0 9 8 5 - 74 - 4 311
受 付 窓口 0 9 42 - 30 - 6 6 4 4
中治 十成 (なかじ たるしげ)
大塚 雅則 (おおつか まさのり)
温湿度・振動複合環境試験システム
電気ノイズ安全評価装置
設置場所
設置場所
所 在 地
所 在 地
担当部 署
担当部 署
問合せ先
問合せ先
専 門 家
専 門 家
鹿 児 島県 工 業技 術 センター
長 崎県 工 業技 術 センター
鹿 児 島県 霧島市隼人 町小田 14 4 5 -1
長 崎県 大村 市池田 2 丁目 1303 - 8
生 産技 術 部
ht t p:// w w w.k ag os h i m a - it.g o.j p
基 盤 技 術 部 電子 情 報科 http://www.pref.nagasaki.jp/section/kogyo-c/
受 付 窓口 0 9 9 5 - 4 3 - 5111
受 付 窓口 0 9 57- 52 -1133
小谷 俊明 (こたに としあき)
藤山 恒彰 (ふじやま つねあき)
大分県産業科学技術センター
(トリプル四重極型誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP - MS/MS)
)
トリプル四重極型誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP-MS/MS)
①利用目的
設置場所
大 分県 産 業 科 学技 術 センター
所 在 地
大分県 大分市高江西 1 丁目 4 361 -10
担当部 署
工 業化 学担当
ht t p:// w w w.o it a - r i.j p/
血液・血管・人工透析などの血液関連の研究や医療機器の開発、体外診断薬や医薬品などの開発・品質向上に
利用する。
問合せ先
受 付 窓口 0 97- 59 6 - 710 0
専 門 家
吉松 研一 (よしまつ けんいち)
光脳機能イメージング装置
②用途
設置場所
宮 崎県 工 業技 術 センター
所 在 地
宮 崎県宮 崎市佐 土 原 町 東 上 那珂 16 5 0 0 - 2
マイクロ波分解前処理装置などで溶液化した試料中の超微量元素を高精度で分析し、血管や血液に関連する医
(事務局の問合せ先)
療機器の研究開発や品質管理に利用する。また、血液・血清・尿中の超微量元素から疾病診断などの研究に用いる。
問合せ先
受 付 窓口 0 9 8 5 - 74 - 4 311
担当部 署
機 械電子 部
ht t p:// w w w.iri.p ref.m i y a z a k i.j p/
専 門 家
中治 十成 (なかじ たるしげ)
整備設備全般
一 般 財団法 人 九州産 業技 術 センター
温湿度・振動複合環境試験システム
福 岡 県福 岡市 博多区博多駅東 2 -13 - 24
設置場所
鹿 児 島県 工 業技 術 センター
技 術振 興部
ht t p:// w w w.k ite c .o r.j p/
所 在 地
鹿 児 島県 霧島市隼人 町小田 14 4 5 -1
0 92 - 411 - 739 4
担当部 署
生 産技 術 部
ht t p:// w w w.k ag os h i m a - it.g o.j p
統括専門家
犬養 吉成 (独)産業技術総合研究所 九州センター イノベーションコーディネータ
問合せ先
受 付 窓口 0 9 9 5 - 4 3 - 5111
専 門 家
賀谷 淳一
専 門 家
小谷 俊明 (こたに としあき)
誘導結合プラズマ質量分析装置
マイクロ波分解前処理装置
17
(事務局の問合せ先)
設置場所
●
福 岡 県 工 業技 術 センター 生物 食 品 研究 所
所 在 地
福 岡 県 久留米市合川町 14 6 5 - 5
担当部 署
食 品課
問合せ先
受 付 窓口 0 9 42 - 30 - 6 6 4 4
専 門 家
大塚 雅則 (おおつか まさのり)
ht t p:// w w w.fi tc.p ref.f u ku o k a .j p/
電気ノイズ安全評価装置
●
センターの活動報告
KITEC 2014 No.272
設置場所
長 崎県 工 業技 術 センター
所 在 地
長 崎県 大村 市池田 2 丁目 1303 - 8
担当部 署
基 盤 技 術 部 電子 情 報科 http://www.pref.nagasaki.jp/section/kogyo-c/
問合せ先
受 付 窓口 0 9 57- 52 -1133
専 門 家
藤山 恒彰 (ふじやま つねあき)
(整備設備の問合せ先)
トリプル四重極型誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP-MS/MS)
食品機能性マルチ評価システム
超純水製造装置
設置場所
設
所
所置
在場地
大 分県 産 業 科 学技 術 センター
福
岡 県 大分市高江西
工 業技 術 センター
食品
研究 所
-10
大分県
1 丁目生物
4 361
所
在 地
担当部
署
担当部
署
問合せ先
福
岡 県 学担当
久留米市合川町 14 6 5 - 5
工 業化
ht t p:// w w w.o it a - r i.j p/
食付
品課
ht t p://
受
窓口 0 97- 59 6 - 710
0 w w w.fi tc.p ref.f u ku o k a .j p/
-6644
受 付 窓口 0
9 42 - 30けんいち)
吉松
研一 (よしまつ
問合せ先
専 門 家
専 門 家
大塚 雅則 (おおつか まさのり)
光脳機能イメージング装置
電気ノイズ安全評価装置
設置場所
設置
所
所
在場地
所
在
地
担当部 署
宮 崎県 工 業技 術 センター
長
崎県 工 崎市佐
業技 術 土
センター
宮 崎県宮
原 町 東 上 那珂 16 5 0 0 - 2
担当部 署
問合せ先
問合せ先
専
門 家
長 械電子
崎県 大村
機
部 市池田 2 丁目
ht1303
t p:// w8w w.iri.p ref.m i y a z a k i.j p/
http://www.pref.nagasaki.jp/section/kogyo-c/
基付
盤 窓口 0
技 術 部 電子
報科
- 74
- 4 311
受
9 8 5情
-1133
受 付 窓口 0
9 57- 52
中治
十成 (なかじ
たるしげ)
専 門 家
藤山 恒彰 (ふじやま つねあき)
長崎県工業技術センター
温湿度・振動複合環境試験システム
(電気ノイズ安全評価装置)
トリプル四重極型誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP-MS/MS)
設置場所
設置
所
所
在場地
所
在 地
担当部
署
鹿 児 島県 工 業技 術 センター
大 分県
産業
科 学技 術 町小田
センター
鹿
児 島県
霧島市隼人
14 4 5 -1
専 門 家
吉松 研一 (よしまつ けんいち)
大分県
1 丁目
361w-w
10
生
産技 大分市高江西
術部
ht t4p://
w.k ag os h i m a - it.g o.j p
担当部 署
工付
業化
学担当9 9 5 - 4 3 - 5111
ht t p:// w w w.o it a - r i.j p/
問合せ先
受
窓口 0
国際規格である IEC 規格や国内規格の電気用品安全法(PSE)に準じたノイズに対する耐性と安全性を評価し、
問合せ先
受 付 窓口 0
97- 59
6 - 710 0
専
門 家
小谷
俊明 (こたに
としあき)
①利用目的
高品質で安全な製品開発を行う。
光脳機能イメージング装置
②用途
設置場所
宮 崎県 工 業技 術 センター
所 在 地
宮 崎県宮 崎市佐 土 原 町 東 上 那珂 16 5 0 0 - 2
問合せ先
受 付 窓口 0 9 8 5 - 74 - 4 311
担当部 署
機 械電子 部
ht t p:// w w w.iri.p ref.m i y a z a k i.j p/
電子・電気機器の性能・安全性を評価するために、悪影響を及ぼす電気的ノイズを外部から印加し、安定動作・
耐久性を確認する。また、耐電圧・絶縁抵抗や漏電電流などの保護対策と安全評価を行う。
専 門 家
中治 十成 (なかじ たるしげ)
温湿度・振動複合環境試験システム
設置場所
鹿 児 島県 工 業技 術 センター
所 在 地
鹿 児 島県 霧島市隼人 町小田 14 4 5 -1
問合せ先
受 付 窓口 0 9 9 5 - 4 3 - 5111
(事務局の問合せ先)
担当部 署
生 産技 術 部
ht t p:// w w w.k ag os h i m a - it.g o.j p
専
門 家
小谷 俊明 (こたに としあき)
整備設備全般
一 般 財団法 人 九州産 業技 術 センター
福 岡 県福 岡市 博多区博多駅東 2 -13 - 24
技 術振 興部
ht t p:// w w w.k ite c .o r.j p/
0 92 - 411 - 739 4
ノイズ試験器
統括専門家
犬養 吉成 (独)産業技術総合研究所 九州センター イノベーションコーディネータ
専 門 家
賀谷 淳一
ファストトランジェント/バースト試験器
(事務局の問合せ先)
整備設備全般
一 般 財団法 人 九州産 業技 術 センター
福 岡 県福 岡市 博多区博多駅東 2 -13 - 24
技 術振 興部
ht t p:// w w w.k ite c .o r.j p/
0 92 - 411 - 739 4
統括専門家
犬養 吉成 (独)産業技術総合研究所 九州センター イノベーションコーディネータ
専 門 家
賀谷 淳一
雷サージ試験器
静電気試験器
電源電圧変動試験器
18
●
センターの活動報告
●
KITEC 2014 No.272
(整備設備の問合せ先)
食品機能性マルチ評価システム
設置場所
所 在 地
漏電電流試験器
担当部 署
アース導通試験器
問合せ先
福 岡 県 工 業技 術 センター 生物 食 品 研究 所
福 岡 県 久留米市合川町 14 6 5 - 5
食 品課
ht t p:// w w w.fi tc.p ref.f u ku o k a .j p/
耐電圧・絶縁抵抗試験器
受 付 窓口 0 9 42 - 30 - 6 6 4 4
専 門 家
大塚 雅則 (おおつか まさのり)
(整備設備の問合せ先)
電気ノイズ安全評価装置
食品機能性マルチ評価システム
設置場所
設置場所
所 在 地
所 在 地
担当部 署
担当部 署
問合せ先
問合せ先
専 門 家
専 門 家
長 崎県 工 業技 術 センター
福 岡 県 工 業技 術 センター 生物 食 品 研究 所
長 崎県 大村 市池田 2 丁目 1303 - 8
福 岡 県 久留米市合川町 14 6 5 - 5
基 盤 技 術 部 電子 情 報科 http://www.pref.nagasaki.jp/section/kogyo-c/
食 品課
ht t p:// w w w.fi tc.p ref.f u ku o k a .j p/
受 付 窓口 0 9 57- 52 -1133
受 付 窓口 0 9 42 - 30 - 6 6 4 4
藤山 恒彰 (ふじやま つねあき)
大塚 雅則 (おおつか まさのり)
トリプル四重極型誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP-MS/MS)
電気ノイズ安全評価装置
設置場所
設置場所
所 在 地
所 在 地
担当部 署
担当部 署
問合せ先
問合せ先
専 門 家
専 門 家
大 分県 産 業 科 学技 術 センター
長 崎県 工 業技 術 センター
大分県 大分市高江西 1 丁目 4 361 -10
長 崎県 大村 市池田 2 丁目 1303 - 8
工 業化 学担当
ht t p:// w w w.o it a - r i.j p/
基 盤 技 術 部 電子 情 報科 http://www.pref.nagasaki.jp/section/kogyo-c/
受 付 窓口 0 97- 59 6 - 710 0
受 付 窓口 0 9 57- 52 -1133
吉松 研一 (よしまつ けんいち)
藤山 恒彰 (ふじやま つねあき)
鹿児島県工業技術センター
光脳機能イメージング装置
トリプル四重極型誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP-MS/MS)
(温湿度・振動複合環境試験システム)
設置場所
宮 崎県 工 業技 術 センター
設置場所
大 分県 産 業 科 学技 術 センター
(整備設備の問合せ先)
所 在 地
宮 崎県宮 崎市佐 土 原 町 東 上 那珂 16 5 0 0 - 2
所 在 地
大分県 大分市高江西 1 丁目 4 361 -10
担当部 署
機 械電子 部
ht t p:// w w w.iri.p ref.m i y a z a k i.j p/
担当部 署
工 業化 学担当
ht t p:// w w w.o it a - r i.j p/
問合せ先
受 付 窓口 0 9 8 5 - 74 - 4 311
食品機能性マルチ評価システム
問合せ先
受 付 窓口 0 97- 59 6 - 710 0
専
門
家
中治
十成 (なかじ
たるしげ)
照明器具(特に LED 照明)の温湿度・振動に対する環境試験を行い、
劣化度合いや寿命を測定し、
設
所
福
岡県
工 業技
術 センター
生物 食 品 研究 所 製品の信頼性・
専置
門場家
吉松
研一 (よしまつ
けんいち)
①利用目的
品質向上に利用する。
所 在 地
福 岡 県 久留米市合川町 14 6 5 - 5
温湿度・振動複合環境試験システム
担当部 署
食 品課
ht t p:// w w w.fi tc.p ref.f u ku o k a .j p/
光脳機能イメージング装置
設
置場所
鹿付
児 窓口 0
島県 工 業技
術-センター
問合せ先
受
9 42
30 - 6 6 4 4
設置場所
宮 崎県 工 業技 術 センター
所
在
地
鹿
児
島県
霧島市隼人
14 4 5 -1
専 門 家
大塚 雅則 (おおつか 町小田
まさのり)
所 在 地
宮 崎県宮 崎市佐 土 原 町 東 上 那珂 16 5 0 0 - 2
②用途
担当部 署
生 産技 術 部
ht t p:// w w w.k ag os h i m a - it .g o.j p
担当部 署
機 械電子 部
ht t p:// w w w.iri.p ref.m i y a z a k i.j p/
問合せ先
受 付 窓口 0 9 9 5 - 4 3 - 5111
電気ノイズ安全評価装置
熱的環境・機械的環境試験により、屋外用投光器、集魚灯、植物育成用照明などの特性評価を行う。また、全
問合せ先
受 付 窓口 0 9 8 5 - 74 - 4 311
専 門 家
小谷 俊明 (こたに としあき)
設置場所
長 崎県 工 業技 術 センター
専 門 家
中治 十成 (なかじ たるしげ)
光束測定により、産業用照明器具の性能評価を行う。
所 在 地
長 崎県 大村 市池田 2 丁目 1303 - 8
担当部
署
基 盤 技 術 部 電子 情 報科 http://www.pref.nagasaki.jp/section/kogyo-c/
温湿度・振動複合環境試験システム
問合せ先
設置場所
専 門 家
所 在 地
受 付 窓口 0 9 57- 52 -1133
鹿 児 島県 工 業技 術 センター
藤山 恒彰 (ふじやま つねあき)
鹿 児 島県 霧島市隼人 町小田 14 4 5 -1
担当部 署
生 産技 術 部
問合せ先
設置場所
専 門 家
所 在 地
受 付 窓口 0 9 9 5 - 4 3 - 5111
大 分県 産 業 科 学技 術 センター
小谷 俊明 (こたに としあき)
大分県 大分市高江西 1 丁目 4 361 -10
ht t p:// w w w.k ag os h i m a - it .g o.j p
トリプル四重極型誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP-MS/MS)
担当部 署
工 業化 学担当
問合せ先
受 付 窓口 0 97- 59 6 - 710 0
専 門 家
吉松 研一 (よしまつ けんいち)
ht t p:// w w w.o it a - r i.j p/
(事務局の問合せ先)
光脳機能イメージング装置
複合振動試験装置
設置場所
宮 崎県 工 業技 術 センター
整備設備全般
全光束測定装置
所 在 地
宮 崎県宮 崎市佐 土 原 町 東 上 那珂 16 5 0 0 - 2
一 般 財団法 人 九州産 業技 術 センター
担当部 署
機 械電子 部
ht t p:// w w w.iri.p ref.m i y a z a k i.j p/
福 岡 県福 岡市 博多区博多駅東 2 -13 - 24
問合せ先
受 付 窓口 0 9 8 5 - 74 - 4 311
技 術振 興部
ht t p:// w w w.k ite c .o r.j p/
専 門 家
中治 十成 (なかじ たるしげ)
0 92 - 411 - 739 4
(整備設備の問合せ先)
統括専門家
犬養 吉成 (独)産業技術総合研究所 九州センター イノベーションコーディネータ
温湿度・振動複合環境試験システム
(事務局の問合せ先)
食品機能性マルチ評価システム
専 門 家
賀谷 淳一
設置場所
鹿 児 島県 工 業技 術 センター
設置場所
福 岡 県 工 業技 術 センター 生物 食 品 研究 所
所
在 地
鹿 児 島県 霧島市隼人 町小田 14 4 5 -1
整備設備全般
所 在 地
福 岡 県 久留米市合川町 14 6 5 - 5
担当部
署 人 九州産
生 産技 術 部
ht t p:// w w w.k ag os h i m a - it .g o.j p
一 般 財団法
担当部
署
食 品課 業技 術 センター
ht t p:// w w w.fi tc.p ref.f u ku o k a .j p/
--4 3 -- 5111
問合せ先
受
付
窓口 0
9
9
5
福 岡 県福 岡市受
博多区博多駅東
13- 6
24
問合せ先
付 窓口 0 9 422- 30
644
専
門 家
俊明 (こたに
としあき)
技 術振
興部 小谷
t p://
w w w.k
ite
c .o r.j p/
専
門 家
大塚 ht
雅則 (おおつか
まさのり)
0 92 - 411 - 739 4
統括専門家
犬養 吉成 (独)産業技術総合研究所 九州センター イノベーションコーディネータ
電気ノイズ安全評価装置
19
専置門
設
場家
所
賀谷
淳一
長 崎県
工 業技 術 センター
所 在 地
長 崎県 大村 市池田 2 丁目 1303 - 8
担当部 署
基 盤 技 術 部 電子 情 報科 http://www.pref.nagasaki.jp/section/kogyo-c/
●
センターの活動報告
●
KITEC 2014 No.272
平成 26年度 戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業)
採択プロジェクト
一般財団法人九州産業技術センター
1.法認定中小企業者株式会社ファインテック
精密加工
主たる技術区分
研究開発計画名
「タッチパネル用新世代樹脂複合板材の曲線成形切断加工技術の開発」
研究概要
タッチパネルは高硬度化と共に薄膜、軽量化が望まれ、現在主流のガラス材に代わる新世代樹脂複合
板材(多層構造品)の開発が進んでいる。しかし、多層構造上の故レーザー加工が主流で、高度な洗
浄工程等が必要となり、成長を阻害している。本研究で開発する超硬合金製曲線切断刃の抜き型及び
成形加工技術を用いれば、洗浄工程等が不要且つ、現状の1/10以下の切断時間で複合板材の曲線成形
打抜き加工が可能となり、爆発的成長が見込める。
25年度地域新成長産業創出促進事業費補助金(燃料電池等次世代自動車産業創出事業)の先進的生産技
術研究会「研究テーマ名:自動車用樹脂部材の切断抜き加工の実用化」によるブラッシュアップ後、サポイ
ンへ提案
タッチパネル用新世代樹脂複合板材の構造
保護フィルム
ガラス代替硬質樹脂
軟質樹脂
ガラス代替硬質樹脂
保護フィルム
【新世代樹脂複合材の課題】
・品質特性は優れるが加工困難・高コストにより市場展開が阻害
・我が国の材料開発技術が活かせない
20
【特徴】
・ガラス同等の
硬度、透過性
・積層構造による
高い飛散防止性
・軽量で製造コスト
が安価
●
センターの活動報告
●
KITEC 2014 No.272
2.法認定中小企業者株式会社戸畑ターレット工作所
精密加工
主たる技術区分
研究開発計画名
「軽量自動車部材の低コスト・高品質加工を実現する次世代鍛造法の開発」
研究概要
自動車駆動系部材(プロペラシャフト・ヨーク)の軽量化は、厳しい強度要求を満たすため熱処理型
アルミ合金を用いた鍛造加工法が採用されているが、価格帯が高めのトラック等一部に限定されている。
本研究では、コスト低減要求の厳しい大衆車への適用を目指し、初期設備投資を抑え、現状アルミ鍛
造と比較して鉄系部材並みの強度を確保しつつ1/2の生産時間短縮と25%のコスト低減を実現する
革新的な次世代鍛造法を確立する。
25年度「九州の成長戦略に基づく事業創出推進事業」の機械工業振興チャレンジ研究調査「研究テーマ名:
軽量自動車部材の低コスト・高品質加工を実現する次世代鍛造法の開発」で研究フォーメーションを固め、
サポインへ提案
ターレット鍛造装置
Turret(ターレット)
とは
回転式砲塔のこと
汎用サーボプレス
形の異なる
複数の鍛造工具
形の異なる
複数の鍛造ダイス
21
●
センターの活動報告
●
KITEC 2014 No.272
3.法認定中小企業者丸福水産株式会社
製造環境
主たる技術区分
研究開発計画名
「生鮮魚介類を長期保存するハニカム構造体を用いたナノバブル生成装置の開発」
研究概要
世界最高のナノ気泡数密度をもつナノバブル生成装置の軽量・高度化および大容量装置を開発し、食
品産業の保存技術において、鮮度維持の必要性が顕在化している鮮魚の鮮度を長期に維持し、捕獲、
流通から小売りまでの国民の安全・安心なライフイノベーション社会に貢献する。
22年度〜23年度地域イノベーション創出研究開発事業(管理法人:一般財団法人九州産業技術センター)
「ナノレベルの均一化を図るハニカム型混合器の開発と産業への応用」の補完研究実施後、26年度サポイン
へ提案
安全・安心な保存技術の開発の必要性が顕在化!
鮮度が保持できれば、格下げロス・廃棄ロス等が大幅減少!
現在の鮮魚の鮮度維持
22
●
センターの活動報告
●
KITEC 2014 No.272
ヘルスケア産業参入促進セミナー開催報告
当財団は、経済産業省の平成26年度新産業集積創出基盤構築支援事業(医療・ヘルスケア・バイオ分野)の
採択を得て、8月11日九州経済産業局内の九経交流プラザにて標記セミナーを開催しました。今後も九州経済
産業局、九州ヘルスケア産業推進協議会、当財団は九州地区でのへルスケア産業への参入・事業拡大を促進する
ためセミナーや研究会を開催する予定です。
1.開催日時 平成26年8月11日(月)13:30~16:50
2.講 演
①演 題 「健康産業の活性化と質の高いヘルスケアサービスの創出に向けて」
・講演者: 経済産業省商務情報政策局ヘルスケア産業課課長補佐 鈴木 隼人 氏
・概 要: 国は今後、医療イノベーションの推進に併せ、健康寿命延伸産業の創出により、国民医療費
の適正化、国民の QOL 向上、経済成長の一石三鳥を目指し、公的保険外のサービスの活性
化へ取り組む。ヘルスケア産業の育成を図るための地域版「次世代ヘルスケア産業協議会」
の全国展開、グレーゾーン解消による新事業創出の取り組み等について説明されました。
②演 題 「地域ヘルスケア産業支援ファンドの創設について」
・講演者: (株)地域経済活性化支援機構地域活性化オフィス ディレクター 国沢 勉 氏
・概 要: 地域包括ケアシステムの構築が求められる中、ビジネスモデル更新が要請されるが、中小事
業体は自力でビジネスモデルを更新しイノベーションを起こすことは難しい。また、ヘルス
ケア事業では、不動産と人件費にお金がかかるので、人材や資金調達の面で支援していきた
いと説明されました。
③演 題 「観光と健康増進の融合プログラム!糖尿病予防に向けたスマートライフステイ(旅行型保
健指導)の可能性について」
・講演者: 株式会社ベネフィットワン・ヘルスケア 取締役 河原 章 氏
・概 要: 旅行型保健指導による参加しやすい特定保健指導「スマートライフステイ」
(平成26年度健康寿命延伸産業創出支援事業)について説明されました。又、楽しみながら、
将来的な重症化を予防し、観光産業・健康産業を発展させ、医療費適正化を実現していきた
いと話されました。
④演 題 「九州ヘルスケア産業推進協議会の取り組みについて」
・講演者: 九州ヘルスケア産業推進協議会事務局業務部長 中島 敏樹
3.セミナー参加者によるショートプレゼン及び名刺交換会
・プレゼン4社(cocotama、システムクレオ、ユーコネクト、LEOC)
鈴木様のご講演
国沢様のご講演
河原様のご講演
23
●
センターの活動報告
●
KITEC 2014 No.272
九州地域環境・リサイクル産業交流プラザ(K-RIP)
マレーシア・マラッカ州政府団招聘事業報告
&
「新事業展開・市場開拓支援事業」
のお知らせ
1.マレーシア・マラッカ州政府団招聘事業報告
K-RIP は昨年度、環境産業交流事業(ミッション団の相互派遣等)の成果として、マラッカ・グリーンテク
ノロジー・コーポレーションと環境産業交流にかかる LOI(基本合意書)の締結を行いました。今年度は、この
LOI をベースに、マレーシア・マラッカ州の環境ニーズを深掘りし、九州企業のマレーシア進出(現地企業との
ビジネスマッチング等)を視野に入れた、具体的な案件組成へ向けた協議を行う予定です。この一環として、8
月にマラッカ州首席大臣を筆頭とする、マレーシア・マラッカ州政府団の招聘を行いましたので報告致します。
1-1.招聘メンバー
マレーシア マラッカ州 ダトゥク・スリ・イドリス 首席大臣、ダトゥク・ユノス 担当大臣
マラッカ・グリーンテクノロジー・コーポレーション カマルディン 最高経営責任者
マレーシア・ハイテク産業政府グループ(MiGHT/ マイト)ニック 副社長 他 (総勢22名)
1-2.招聘プログラム概要
8月18日(月)~20日(水)、マレーシアマラッカ州政府団を招聘し、以下の交流プログラムを実施。
(1)歓迎レセプション・名刺交換会 ・・・ 北九州市の環境関連企業とマラッカ州政府団と意見交換
(2)表敬訪問 ・・・・・・・・・・・・・ 九州経済産業局長表敬・長崎県知事表敬
(3)企業訪問(7カ所) ・・・・・・・・・ 環境関連企業の先導的な事例の視察
(4)企業プレゼン・意見交換会・・・・・・ 九州経済産業局資源エネルギー環境部、
K-RIP との交流について意見交換、
K-RIP 会員企業のプレゼンテーション
24
名刺交換会・意見交換
歓迎レセプション
8/18(月)リーガロイヤルホテル小倉
8/18(月)リーガロイヤルホテル小倉
●
センターの活動報告
●
KITEC 2014 No.272
表敬訪問 (長崎県知事)
企業プレゼンテーション・意見交換会
8/19(火) 長崎県庁
8/20(水) 合同庁舎新館会議室
1-3.今後の計画
10月に現地で事前協議を行った後、12月に九州の企業からなるミッション団を派遣することを今回の招
聘事業でマレーシア側と合意しました。マレーシアにおける環境プロジェクトの具体的な案件組成のための
企業間 MOU 締結や協議を継続していく予定です。
2.
「新事業展開・市場開拓支援事業」のお知らせ
K-RIP 会員企業の優れた製品・技術等による新事業展開や、新製品等の市場開拓を支援するため、下記の環
境見本市に K-RIP ブースとしてビジネス創出部会で採択された会員様とともに出展します。マネージャーのサ
ポートによるアライアンス支援、会員企業の新事業展開、製品・サービスの市場開拓をトータルで支援します。
①エコテクノ2014
期 間:2014年10月8日(水)~10日(金)
場 所:西日本総合展示場 新館(北九州市小倉北区浅野3丁目8-1)
(出展企業および製品・サービスの内容)
㈱ユニティクス:ユビキタスモニタリングシステム(計装・プロセス制御システムの構築等)
㈱ティオシステムズ:ティオスカイコート(光触媒コーティング)
㈱環境緑化保全コンサルタント くりんかロード工法舗装(ゲリラ雷雨対策等)
②びわ湖環境ビジネスメッセ2014
期 間:2014年10月22日(水)~10月24日(金)
場 所:滋賀県立長浜ドーム(滋賀県長浜市田村町1320)
(出展企業および製品・サービスの内容)
トータルケア・システム㈱:紙おむつリサイクルシステム(再生パルプ、再生 SAP)
㈱宮防:消波ブロック型枠専用塗料「F.B.X」
㈱ユニコン:ハイブリッド Dr クロス S-2カラーコート(複合型内装塗料)
詳細については、下記の K - RIP 事務局にお気軽にお問い合わせください。
福岡市博多区博多駅東2-13-24 一般財団法人九州産業技術センター内
(TEL)092-474-0042 (FAX)092-472-6609 事務局 中尾、江口、嶋田
25
●
シリーズ
●
KITEC 2014 No.272
平成 26 年度(後期)国際研究集会参加助成完了報告
第 35 回国際燃焼シンポジウムへの参加
大分大学工学部 機械・エネルギーシステム工学科
准教授 橋本 淳
1.会議の概要
lecture、plenary lecture 等が行われた。また、前述の
第35回国際燃焼シンポジウムが、平成26年8月3日か
400を超える講演が 8 のセッションに別れて5 日間にわ
ら8 月 8 日まで、アメリカ合州国カリフォルニア州サンフ
たって報告され、活発な議論が行われた。助成対象者
ランシスコにおいて開催された。報告者は平成 26 年度
は特に、Laminar Flame 関係および Particulate Matter
(後期)国際研究集会参加助成を受けて本シンポジウ
関係のセッションに参加した。熱機関の高効率化に加
ムに参加し、研究発表を行うとともに、各国の研究者と
えて、PM2.5 等の問題に代表されるような、粒子状物質
情報交換を行った。
による大気汚染問題に対する研究が活発化していること
シンポジウムの行われたサンフランシスコは最高気
を肌で感じることができた。
温が 23 度程度と、日本でいえば秋口のようで、夜は肌寒
いこともあるものの、ジャケットを一枚有していれば大変
2.研究発表について
に過ごしやすい気候であった。サンフランシスコといえ
助 成 対 象 研 究 は、Extinction Limits and Flame
ばケーブルカーが有名である。会議の行われた Hyatt
Structures of 1-butanol and Diethyl Ether non-
Regency ホテル前、また、宿泊したホテル前にもケーブ
Premixed Flames(1 ブタノール および ジ エ チル エー
ルカーの停留所があり、多くの観光客が楽しそうに乗車
テル 拡 散 火 炎の 消 炎 限 界と火 炎 構 造 )という題 目 で
していた。
Laminar Flame 系のセッションにて報告を行い、意見
交換を行うことができた。本研究は「消炎」という熱効率
改善には重要な物理現象を整理するとともに、消炎を対
象としながら実用燃料の化学反応機構の実験再現性を
検証してゆく課題であり、国際的に重要な役割を担えて
いることが確認できた。
口頭講演に採択された論文はその後、二段階目の審
査が行われた上で、Proceedings of the Combustion
Institute 誌(Impact Factor 3.8)に掲載される。本助成
サンフランシスコ名物のケーブルカー
にて報告した論文はこの審査を通過し、掲載が決定して
いる。
国際燃焼シンポジウムは燃焼分野において最も有名
講演に対しては、限られた質問時間の中で、実験およ
なもので、2 年に1 回開催される。本シンポジウムは、投
び数値解析に対して質問を受けた。質問者の一人は本
稿申し込みの段階で Full Paper が非常に厳しく審査さ
発表で評価した反応機構の一つを開発した研究者であ
れ、採択率は3、4割程度である。今回のシンポジウムで
り、今後の展開が期待できる。また、本研究発表では、
は1170 編の論文が投稿され、口頭講演に採択されたも
講演論文投稿段階から新たに漸近解析という手法を適
のは436編であった(採択率37.3%)。
用し、実験結果の解釈および反応機構構築時のポイン
シ ン ポ ジ ウム 期 間 中 は、毎 日 8:30 か ら hottel
26
トについて議論を加えた。カリフォルニア大学サンディ
●
シリーズ
●
KITEC 2014 No.272
エゴ校の Seshadri 教授は燃焼現象における漸近解析
の専門家であり、本国際会議でも漸近解析に関する研
究発表を行っていた。今回の研究集会参加では、この
Seshadri 教授と意見交換を行うことができた。これら直
接顔を合わせて議論をできたことは大きな成果であった。
今後のエネルギー資源問題を考えてゆく上で、燃焼利
用ということを考えた場合、すべての新しい燃料につい
て実験を行ってゆくことは非効率である。
“実用的な”物
理現象に対して、まず、数学的な観点から予測される結
果を導いて整理し、その上で、重要な点についてのみ実
験および細かな数値解析を行うべきである。この初期段
階、数学的な観点からの整理が漸近解析である。次の
研究ステップではこの、漸近解析で表現される範囲と表
ピクニッククルーズ
現されない範囲について、Seshadri 教授のご指導をい
ただきながら、研究を進めてゆきたいと考えている。
3.交流会
4.おわりに
夜はまた、別の交流を深めた。3 日目の夜には、ゴー
本国際会議にて個人的に感じたことは、世代交代で
ルデンゲートパーク内にある自然史博物館、カリフォル
ある。企業においても世代交代が進んでおり、その技術
ニア科学アカデミーにてバンケットが行われた。バンケッ
や知恵の伝承問題は重要な課題と認識している
(もちろ
ト開始前には博物館内の見学が行われ、興味深い展示
ん、もう今は対応がとられているだろう)。一方、その基
を堪能することができた。
礎となる学術的な領域でも世代交代が進んでいる。我
が国においても世代交代が進んでいると思うが、他国の
若い研究者は「貪欲さ」が違うと感じた。そのようなこと
は言い古されたことかもしれないが、日本においても、
企業と大学がより連携し、若手技術者、研究者の育成を
進める必要があると、強く再確認した。
最後になりますが、今回ご交付頂いた研究助成に心
から感謝いたします。
カリフォルニア科学アカデミーでのバンケット
4日目の夜には、アルカトラズ島、ゴールデンゲートブ
リッジ周辺を周遊するディナークルーズが実施された。
食事をしながら国内外の技術者と交流ができたことは、
当然ながら今後の糧になる。クルーズの終わりはバンド
の演奏で皆踊り始め、大盛り上がりであった。なかなか
近づきがたい雰囲気のある著名な大先生方までもが楽
しげに踊っているのをみて、親しみを感じたものである。
27
KITEC 2014 No.272
九州経済産業局情報
平成 26 年度戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業)の
採択結果について
戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業)は、
「中小企業のものづくり基盤技術の高度化に関する法
律」に基づく支援策の一環として、同法により「特定研究開発等計画」の認定を受けた中小企業者が産学官
等の連携の下、ものづくり基盤技術の高度化に資する研究開発から試作、販路開拓までの取組を促進するこ
とを目的として行うものです。
平成26年度事業においては、同法の認定を受けた特定研究開発等計画(認定申請中を含む)を対象に、平
成26年4月10日〜平成26年6月12日までの期間、公募申請を受け付けたところ、全国387件(うち九州25件)
の申請がありました。
上記申請に対し、採択審査委員会にて厳正に審査を行った結果、全国では150件(うち九州11件)の研究
開発計画を採択することといたしました。
九州地域の採択事業一覧
研究概要
主たる技術区分
爪付車輪、バランス
ウェイトまたはダブ
ルワイヤドラムによ
る姿勢制御機構、障
害物センサを有す
る四輪操舵駆動斜面
専用草刈機の開発
交通インフラ(鉄道・道路の盛り土)及び農地には多くの斜面
が存在し、その重要な維持管理作業である除草に大きな労力
が必要であり、また作業に危険を伴う場合も少なくない。そ
こで建設機械や農機の販売・レンタル会社には、高効率で安
全な斜面用草刈機の商品化という大きなニーズがある。本研
究開発では、独自の車輪、姿勢制御機構、障害物センサ及び四
輪駆動操舵機構を研究・実用化し、安全で高効率な斜面専用
草刈機を開発する。
機械制御
公益財団法人福岡県産
(株)
筑水キャニコム
業・科学技術振興財団
福岡県
鉄道用のギヤカップリングは重要保安部品に位置づけされ
ているが、評価方法において規格化されていない。十分な性
非インボリュート歯 能評価技術を確立し、従来はインボリュート歯形を使用する
形を使用した鉄道用 ことを常識としたギヤカップリングの歯形を世界初となる
歯車型軸継手の開発 非インボリュート歯形を採用することによって、軸変位の増
大に伴い極端に落ちてしまう寿命低下を改善し、振動騒音の
低減に効果的な鉄道用ギヤカップリングの開発を行う。
機械制御
公益財団法人飯塚研究
(株)
九州ハセック
開発機構
福岡県
公益財団法人福岡県産
(株)
メック
業・科学技術振興財団
福岡県
高集積マルチスピナ
レットによる高生産
性ナノファイバー不
織布製造装置の開発
濾材メーカーには、ナノファイバー不織布を利用して自動車
エンジン用高機能エアフィルターの製品化・事業化を図りた
いというニーズがあるが、不織布のコストが高く実現に至っ
ていない。本事業では、高集積マルチスピナレット技術を用
いた高生産性ナノファイバー不織布製造装置を開発する。本
装置は、不織布の生産速度を従来の15倍と飛躍的に高め、フ
ィルター用不織布の採算ラインである10円/ m2以下の製
造コストを実現する。
材料製造プロ
セス
事業管理機関名
法認定中小企業者
主たる研究
実施場所
(都道府県)
研究開発計画名
タッチパネルは高硬度化と共に薄膜、軽量化が望まれ、現在
主流のガラス材に代わる新世代樹脂複合板材(多層構造品)
タッチパネル用新世 の開発が進んでいる。しかし、多層構造上の故レーザー加工
代樹脂複合板材の曲 が主流で、高度な洗浄工程等が必要となり、成長を阻害して
線 成 形 切 断 加 工 技 いる。本研究で開発する超硬合金製曲線切断刃の抜き型及び
成形加工技術を用いれば、洗浄工程等が不要且現状の1/10
術の開発
以下の切断時間で複合板材の曲線成形打抜き加工が可能と
なり、爆発的成長が見込める。
精密加工
一般財団法人九州産業
(株)
ファインテック
技術センター
福岡県
自動車駆動系部材(プロペラシャフト・ヨーク)の軽量化は,
厳しい強度要求を満たすため熱処理型アルミ合金を用いた
軽量自動車部材の低 鍛造加工法が採用されているが,価格帯が高めのトラック等
コスト・高品質加工 一部に限定されている。本研究では,コスト低減要求の厳し
を実現する次世代鍛 い大衆車への適用を目指し,初期設備投資を抑え,現状アル
ミ鍛造と比較して鉄系部材並みの強度を確保しつつ1/2の
造法の開発
生産時間短縮と25%のコスト低減を実現する革新的な次世
代鍛造法を確立する。
精密加工
一般財団法人九州産業
(株)
戸畑ターレット工作所
技術センター
福岡県
28
KITEC 2014 No.272
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研究概要
主たる技術区分
微少電力で駆動し、
大掛かりな配線を必
要としない新ロック
機構を有する無磁型
自己保持ソレノイド
の開発
電気錠などの開閉機構には、モーター又はソレノイドが利用
されている。電気錠用ソレノイドは施錠・開錠動作時に長時
間通電か永久磁石で状態保持する構造となっており、電力を
消費することと磁石を使った保持機構のため、電気配線が必
要かつ構造が大きくなるという欠点がある。本研究開発はソ
レノイドでは過去にないロック機構を設けることにより瞬
時通電、無磁石化を実現する無磁型自己保持ソレノイドを開
発する。
機械制御
公益財団法人飯塚研究
タカハ機工
(株)
開発機構
福岡県
製鉄所や発電・焼却施設等では、高温鋼材の搬送ローラーや
粉末ダストを伴う排気ダクト等に高温構造部材、耐摩耗部材
が多用されているが、多大な保全コストに苦しんでいるのが
現状である。本事業では、部材の高寿命化、冷却設備不要化
等を可能とする SiC セラミックスの大幅な適用拡大の為の新
規2段反応焼結法を開発する。具体的には接合・精密加工技
術の開発であり、従来困難であった複雑形状部材を高強度に
製造可能とする。
接合・実装
公益財団法人北九州産
(株)
フジコー
業学術推進機構
福岡県
世界最高のナノ気泡数密度をもつナノバブル生成装置の軽
生鮮魚介類を長期保
量・高度化および大容量装置を開発し、食品産業の保存技術
存するハニカム構造
において、鮮度維持の必要性が顕在化している鮮魚の鮮度を
体を用いたナノバブ
長期に維持し、捕獲、流通から小売りまでの国民の安全・安心
ル生成装置の開発
なライフイノベーション社会に貢献する。
製造環境
一般財団法人九州産業
丸福水産
(株)
技術センター
福岡県
タッチパネルディスプレイ用途の機能性フイルムの切断に
おいて、機械加工では応力による割れが発生し問題となって
いる。またレーザ光による非接触加工も使用されるが、量産
水準で加工品質と処理能力とを両立できていない。そこで加
工端部における熱影響を抑制するレーザ光学系と除去物の
付着防止技術を開発する。さらに複雑な形状に対して高速加
工が可能な機械的手法と光学的手法を高速同期制御したレ
ーザ操作技術を確立する。
精密加工
公益財団法人佐賀県地
武井電機工業
(株)
域産業支援センター
佐賀県
公益財団法人くまもと
(株)
旭製作所
産業支援財団
熊本県
SiC セラミックス大
幅適用拡大の為の
新規2段反応焼結法
( 接 合・精 密 加 工 技
術)の開発
タッチパネルディス
プレイ用機能性フイ
ルムのための熱影響
を抑制するレーザ切
断装置の実用化開発
ソーダ石灰ガラスの洗浄や加工に利用され、多量に排出され
フッ素を廃棄しない るフッ化水素酸を含むガラス洗浄液の洗浄能力を回復させ
エッチング薬液再 ることにより、廃酸を削減すると同時に、エッチングで消費
されたフッ素を完全にリサイクルし、スタート材料を安価な
生装置の開発
化学物質におきかえ経済性の高いシステムを目指す。
材料製造プロ
セス
従来の汎用プリント配線基板製造工法は、サブトラクティブ
工法という、銅箔・導体層の不要部分をエッチング工程によ
エッチング工程を必 り溶解除去して配線を形成するプロセスである。それに伴い
要としない環境配慮 エッチング工程からは多くの廃液、汚泥が発生するという問
型プリント配線基板 題がある。本研究は導電ペーストのスクリーン印刷技術と、
厚付無電解めっき技術を組み合わせる新規製造方法を開発
製造工法の開発
することにより、エッチングによる廃液・汚泥をゼロとする
ことを目的とする。
接合・実装
事業管理機関名
法認定中小企業者
主たる研究
実施場所
(都道府県)
研究開発計画名
公益財団法人福岡県産
アサダメッシュ
(株)
業・科学技術振興財団
鹿児島県
<本件に関する問い合わせ先>
九州経済産業局 地域経済部 技術振興課 電話:092-482-5464
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KITEC 2014 No.272
九州経済産業局情報
平成 27年度経済産業政策の重点、
概算要求・税制改正要望について
平成27年度経済産業政策の重点、概算要求・税制改正要望が公表されました。
詳細は、以下の HP をご覧下さい。
http://www.meti.go.jp/main /yosangaisan /fy2015/index.html
技術開発支援事業関連については、以下の HP から「平成27年度産業技術関係概算要求の
概要」をご覧下さい。
http://www.meti.go.jp/main /yosangaisan /fy2015/pdf/07.pdf
<問い合わせ先>
九州経済産業局 地域経済部 技術企画課 電話:092-482-5461
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KITEC 2014 No.272
九州経済産業局情報
第13回環黄海経済・技術交流会議(長崎会合)の開催
1.
「環黄海経済・技術交流会議」とは
九州の産業・企業が国際競争力を確保し、持続的な成長を遂げていくため、中国、韓国等の東アジア・環黄海
地域の成長活力を取り入れ、新しいニーズとシーズを結合させ新たな価値創造を図っていくことが求められてい
ます。このような中、九州地域では、中国商務部、韓国産業通商資源部といった中央政府組織や経済団体と協力
し、2001年3月より各国持ち回りで「環黄海経済・技術交流会議(以下、
「環黄海会議」
)
」を過去12回開催し
てきました。
これまで同会議は、第5回日中韓サミットにおける共同宣言(2012年5月13日、中国・北京)において「
『環
黄海経済・技術交流会議』は三か国の経済貿易協力の更なる発展を推進するための奨励すべき三国間地方レベル
協力」として明記される等、政府間のハイレベル協議おいても積極的な評価を受けてきました。その重要性は三
国間の共通認識となっており、我が国のアジア通商政策上も地域レベルでの連携施策としてその位置付けは年々
高まりをみせています。
(前回会合の様子)
2.第13回会合(長崎会合)について
今回の第13回会合は、4年ぶりの九州開催として、古来より中国、韓国と深い交流の歴史を持つと共に、造
船で培った技術を活かし海洋エネルギー産業等の形成に取り組む長崎県佐世保市(ハウステンボス)において
11月25日~27日で開催いたします。三国政府間局長会議、環黄海ビジネスフォーラム、グローバル人材フォー
ラム、各フォーラム等を総括し新たな三カ国協力を提案する本会議等が予定されています。また、併催事業とし
て環黄海学長フォーラム、九州・韓国経済交流会議及び九韓ビジネス商談会も開催されることとなっています。
<第13回会合のプログラム(括弧内は開催会場)>
11月25日
九州・韓国経済交流会議
(ホテルオークラ JR ハウステンボス)
11月26日
環黄海ビジネスフォーラム※、環黄海学長フォーラム、九韓ビジネス商談会※
三国政府間局長会議、グローバル人材フォーラム (ホテルオークラ JR ハウステンボス)
11月27日
日中韓トライアングル観光フォーラム※
環黄海会議 本会議※
(ホテルヨーロッパレンブラントホール)
上記プログラム中「※」印が付記されているフォーラム等については、一般参加が可能なものとなっています。
(一財)九州産業技術センターメルマガ会員様宛にはご案内させていただきます。詳細はそちらをご覧いただき、
中国、韓国との経済、文化交流にご関心のある方は是非ご参加のほど、よろしくお願い申し上げます。
<本件に関する問い合わせ先>
九州経済産業局 国際部 国際事業課 電話:092-482-5942・5943
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KITEC 2014 No.272
九州経済産業局情報
九経マンスリー
平成26年 9月11日
九州経済産業局
今月の管内経済動向:九州地域の経済は、消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動は和らぎつつあるが、一部
に弱い動きもみられる。
生産は横ばい。輸出は弱含み。個人消費は持ち直しの動きがみられる。雇用は持ち直している。
消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動の影響も含め、国内需要や海外経済の動向などを引き続き注視する必要がある。
概 況
1.生産動向
7 月の鉱工業生産指数(季節調整済)は、95.5 で前月比▲2.8%と2
ヶ月連続の低下。
2.設備投資動向
25 年度の設備投資は、製造業は前年度比▲5.0%と前年を下回った
ものの、非製造業は同 +27.0%と前年度を上回り、全産業でも同
+16.8%と前年度を上回った。一方、26 年度の設備投資計画は、製
造業は同 +28.1%、非製造業は同 +6.6%で、全産業では同 +12.2
%と前年度を上回る見込み。
九州の主要経済指標(26年7月)
■生産動向【九州経済産業局】 生産指数
95.5
(参考)出荷指数
99.7
在庫指数
118.9
(25 年度、26 年度計画)
■設備投資動向【日本銀行福岡支店】
25 年度
26 年度
全産業
16.8
12.2
製造業
▲5.0
28.1
非製造業
27.0
6.6
3.貿易動向
7 月の輸出額は、前年同月比▲11.8%と4 か月連続で前年を下回っ
た。輸入額は同 +15.3%と3 か月ぶりに前年を上回った。
■貿易動向【財務省】
輸出通関額
458,625 百万円
輸入通関額
643,025 百万円
4.消費動向
●大型小売店販売額
7 月の大型小売店販売額は1,414 億円で前年同月比▲0.0%と4 か月
連続の減少となった。百貨店は504 億円で同▲2.9%と4 か月連続の
減少、スーパーは910 億円で同 +1.7%と2 か月ぶりの増加となった。
●コンビニエンス・ストア販売額
7 月のコンビニエンス・ストア販売額は836 億円で、全店では前年同
月比 +2.9%と34 か月連続の増加、既存店では同▲0.6%と2 か月
連続の減少となった。店舗数は4,621 店となった。
●乗用車新車登録・届出台数
7 月の乗用車新車登録・届出台数は、軽自動車が前年を下回り、乗
用車全体で前年同月比▲2.3%と3 か月ぶりで前年を下回った。
●家計調査
7 月の消費支出(二人以上の世帯)は25 万 7,994 円で、前年同月比
▲7.6%となった。可処分所得(勤労者世帯)は、前年比▲3.7%とな
った。
●家電販売額
7 月の家電販売額は前年同月比▲5.9%と4 か月連続で前年を下回
った。エアコン、冷蔵庫、パソコン等が前年を下回った。
●旅行取扱高
7 月の九州の主要旅行業者 3 社の旅行取扱高は、国内旅行は前年同
月比▲1.1%と3 か月ぶりの減少、海外旅行は同 +4.9%と4 か月ぶ
りの増加、合計では同 +0.5%と3 か月連続の増加となった。
●賃金(現金給与総額)
6 月の賃金(5 人以上の事業所)は、全産業では前年同月比 +2.7%と9
か月連続の増加、製造業では同 +1.7%と10 か月連続の増加となった。
■大型小売店販売額【九州経済産業局】
合計
141,413 百万円
百貨店
50,411 百万円
スーパー
91,002 百万円
5.住宅建設動向
7 月の新設住宅着工戸数は、持家、貸家、分譲住宅ともに前年を下回
った。全体では前年同月比▲18.9%と4 か月連続で前年を下回った。
6.物価動向
7 月の消費者物価指数(九州)は、103.5 で、前年同月比 +3.6%と14
か月連続で上昇(前月比は+0.2%)。国内企業物価指数は、106.6 で、
前月比 +0.3%と4 か月連続の上昇。
(前年同月比は+4.3%)
7.雇用動向
7 月の新規求人倍率は前月から0.06 上昇の 1.40 倍と2 ヶ月ぶりの
上昇、月間有効求人倍率は前月から0.01 上昇の 0.91 倍と2 ヶ月ぶ
りの上昇となった。
8.公共投資動向
7 月の公共工事請負金額は、前年と比較して国・独立行政法人等は
減少したが、県・市町村が増加したため、全体で前年同月比 +1.4%
と6 か月ぶりの増加となった。
9.企業倒産動向
7 月の倒産件数は前年比▲41.2%と2 か月ぶりに前年を下回った。
負債金額は前年同月比▲34.9%と2 か月ぶりで前年を下回った。
前月比 前年比
▲2.8
▲2.7
▲1.3
▲1.5
1.3
4.9
▲11.8
15.3
▲0.0
▲2.9
1.7
■コンビニエンス・ストア販売額【九州経済産業局】
商品販売及びサービス売上高
836 億円
全店
既存店
店舗数
4,621 店
2.9
▲0.6
■乗用車新車登録・届出台数【福岡県自動車販売店協会等】
乗用車計
41,572 台
▲2.3
普通車
10,101 台
2.8
小型車
12,911 台
4.1
軽自動車
18,560 台
▲8.6
■家計調査【総務省】
消費支出(二人以上の世帯)257,994 円
可処分所得(勤労者世帯) 410,702 円
平均消費性向(季調値、全国)
75.3%
(実質) ▲7.6
(実質) ▲3.7
1.9
■家電販売額【GFK ジャパン】
販売額前年同月比(中国・四国・九州)
▲5.9
■旅行取扱高【九州運輸局】
国内旅行
8,200 百万円
海外旅行
3,290 百万円
合計
11,490 百万円
▲1.1
4.9
0.5
■賃金【各県】( 26 年 6 月 )
全産業
製造業
2.7
1.7
■住宅建設動向【国土交通省】
住宅着工計
6,346 戸
持家
2,319 戸
貸家
2,723 戸
分譲住宅
1,281 戸
▲18.9
▲21.1
▲16.1
▲21.2
■物価動向【日本銀行・総務省】
消費者物価指数(九州) 103.5
企業物価指数(全国)
106.6
0.2
0.3
3.6
4.3
■雇用動向【九州各労働局】
1.40 倍
新規求人倍率(季調値)
月間有効求人倍率(季調値)0.91 倍
0.06
0.01
0.17
0.12
※四捨五入により小数点第二位までの値としたため、指数の差は表示された各倍率の差と必ずしも一致しない
■公共投資動向[工事請負]
【西日本建設業保証 (株)】
請負金額
1,599 億円
1.4
■企業倒産動向【(株) 東京商工リサーチ福岡支社】
倒産件数
40 件
▲39.4
負債金額
4,454 百万円
▲70.0
▲41.2
▲34.9
(注)
・
「1.生産動向」の指数は季調値、ただし前年比は原数値で比較。
・
「3.貿易動向」は、九経マンスリー平成 26 年 3 月版から、山口・沖縄を含まない。
・
「4. 消費動向」中、消費支出・可処分所得の前年比は、算出にあたって消費者物価指数(総務省)により実質化。また、平均消費性向は前月差、前年差で表記。
・
「4. 消費動向」中、家電販売額前年比は、九経マンスリー平成 23 年 5 月版から対象企業が変更されたため、平成 23 年 4 月発表以前のマンスリーの数値とは連続性がない。
・
「4. 消費動向」中、賃金(現金給与総額)は、調査対象月の翌々月末に公表されるため、1 月遅れで表記。
32
KITEC 2014 No.272
九州経済産業局情報
九州地域の鉱工業動向(平成 26 年 7 月 速報)
1.
概 況
○ 基調判断
生産は横ばい
平成 26 年 7 月の鉱工業生産指数(季節調整済)は 95.5 となり、前月比が▲2.8
%と 2 ヶ月連続で低下し、前年同月比は▲2.7%と 8 ヶ月ぶりの低下となった。
(平成 22 年=100)
原 指 数
季節調整済指数
前年同月比 %
前 月 比 %
九州
全国
生 産
95.5
▲2.8
103.8
▲2.7
出 荷
99.7
▲1.3
106.1
▲1.5
在 庫
118.9
1.3
118.9
4.9
在庫率
119.3
0.3
113.8
7.7
生 産
96.8
0.2
103.2
▲0.9
出 荷
95.9
0.7
101.6
▲0.1
在 庫
111.5
0.8
112.5
2.8
在庫率
108.9
▲2.3
109.5
▲0.3
▲印は低下を示す。
平成26年7月
九州
95.5
全国
96.8
九州の鉱工業生産指数と前年比の推移
45
40
35
30
25
20
15
10
5
0
-5
-10
-15
-20
-25
-30
-35
-40
-45
前年同月比
九州生産指数
全国生産指数
H20
H21
H22
H23
H24
H25
H26
前 年 同 月 比︵ % ︶
生 産 指 数︵ 季 節 調 整 済 ︶
140
135
130
125
120
115
110
105
100
95
90
85
80
75
70
65
60
(年)
※ 時系列表は当局ホームページからダウンロード出来ます。
(http://www.kyushu.meti.go.jp/stat/index.htm)
※ 全国分の鉱工業指数については経済産業省ホームページをご参照下さい。
(http://www.meti.go.jp/statistics/tyo/iip/index.html)
(本発表資料のお問い合わせ先)
九州経済産業局総務企画部調査課長 芳賀
担当者:安永、本多
電話:092-482-5418
33
KITEC 2014 No.272
九州経済産業局情報
2.業種別動向
業種別の前月比をみると、金属製品工業、電子部品・デバイス工業など 15 業種中 4
業種が上昇し、輸送機械工業、はん用・生産用・業務用機械工業、電気・情報通信機
械工業、化学・石油石炭製品工業など 11 業種が低下した。
【 生 産 】全 15 業種中 上昇 4 業種、低下 11 業種、横ばい 0 業種
季節調整済指数
前期(月)比 %
前年同期(月)比 %
主な上昇・低下業種/ウェイト
上昇
金属製品工業
前 年
同月比
26 年
1∼3 月
104.1
5.7
8.5
4∼6 月
100.2
▲3.7
2.1
26 年
4月
99.3
▲5.1
0.0
前 月 比
前月 今月
5月
102.9
3.6
3.4
P
R
R
25 年
7∼9 月 10∼12 月
98.1
98.5
0.0
0.4
▲1.1
1.2
7月
95.5
▲2.8
▲2.7
6月
98.3
▲4.5
3.0
主な上昇・低下品目
低下
410.8
46.9
▲6.3
11.8 金網、飲料用アルミニウム缶 等
電子部品・デバイス工業
1,229.9
11.2
▲1.6
輸送機械工業
2,448.7
▲12.8
▲8.4
▲8.0 普通乗用車、鋼船 等
はん用・生産用・業務用機械工業
1,119.2
6.1
▲4.0
▲6.6 反応用機器、一般用蒸気タービン 等
電気・情報通信機械工業
575.5
▲15.2
▲4.3
▲4.8 非標準三相誘導電動機、開閉制御装置等
化学・石油石炭製品工業
825.9
▲10.1 ▲10.5
4.9 半導体集積回路(CCD・その他、
マイコン)
等
▲1.7 ポリエチレン、スチレンモノマー 等
【 出 荷 】全 15 業種中 上昇 9 業種、低下 6 業種、横ばい 0 業種
R
R
季節調整済指数
前期(月)比 %
前年同期(月)比 %
25 年
7∼9 月 10∼12 月
101.0
101.1
▲0.4
0.1
▲0.2
1.8
26 年
1∼3 月
107.3
6.1
7.9
4∼6 月
101.6
▲5.3
0.2
26 年
4月
99.3
▲9.7
▲2.9
5月
104.6
5.3
1.5
6月
101.0
▲3.4
2.2
【 在 庫 】全 15 業種中 上昇 8 業種、低下 7 業種、横ばい 0 業種
R
25 年
7∼9 月
季節調整済指数
前期(月)比 %
前年同期(月)比 %
110.7
▲2.7
▲6.7
10∼12 月
26 年
1∼3 月
108.9
▲1.6
▲6.8
112.5
3.3
▲0.8
P
7月
99.7
▲1.3
▲1.5
R
P
4∼6 月
26 年
4月
5月
6月
7月
117.4
4.4
3.2
115.7
2.8
▲0.5
117.7
1.7
2.9
117.4
▲0.3
3.2
118.9
1.3
4.9
九州の半導体・自動車関連の生産指数
(平成22年=100)
130
120
除く.半導体・自動車
関連
生産指数=100.6
前月比▲2.2%
110
100
自動車関連
生産指数=92.6
前月比▲6.6%
90
80
半導体関連
生産指数=80.7
前月比+3.5%
70
60
H22
H23
H24
半導体関連
自動車関連
H25
H26
(年)
除く、半導体・自動車関連
《注:半導体関連、自動車関連は以下の品目を合成して指数化》
半導体関連:半導体素子+集積回路+半導体部品+半導体製造装置+半導体・IC 測定器
自動車関連:四輪自動車+自動車部品+乗用車用エアコン+二輪自動車+二輪自動車部品+普通鋼鋼帯+普通鋼冷間仕上鋼材
+特殊鋼鋼材+亜鉛めっき鋼板+アルミニウム二次・二次合金地金+アルミニウムダイカスト+線ばね+金型+PM モーター
+電気照明器具+タイヤコード+プラスチック製機械器具部品+自動車用タイヤ
除.半導体・自動車関連: 鉱工業(全体)−(半導体関連+自動車関連)
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産総研九州センター情報
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KITEC 2014 No.272
【最近の特許情報】
( 26 年 6月〜 26 年 8 月)
特許番号
(登録日)
出願番号
(出願日)
発明の名称
第5574368 特願2010-114425
(H26.7.11)
(H22.5.18)
多孔質マイクロ波発
熱体とその製造方法
及びフィルタとその
製造方法
第5574314 特願2008-142132
(H26.7.11)
(H20.5.30)
応力発光体、その製
造方法、それを用い
た複合材料及びレベ
ルセンサー
代表発明者
要 約
谷 英治
炭素質多孔質構造材を骨格とし、マイクロ波加熱時に瞬時に発熱す
るとともに、アーク放電や酸化が生じない発熱体とする。
炭素質多孔質構造体1と、炭素質多孔質構造体1の骨格表面に被覆
されたセラミックス被覆層2と、から構成した。マイクロ波の照射
時には炭素質多孔質構造体1が瞬時に赤熱され、セラミックス被覆
層2によって放電が防止されるとともに炭素質多孔質構造体1の酸
化も防止される。
徐 超男
希土類金属の使用量を抑えながらも、応力発光強度が向上した応力
発光体とその製造方法を提供することにある。
本発明に係る応力発光体は、応力を受けることで発光する母体材料
を含む応力発光体であって、遷移金属(ただし希土類金属を除く)
、
当該元素酸化物の少なくとも一部が母体材料に非固溶状態で混合さ
れてなるものである。
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産総研九州センター情報
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KITEC 2014 No.272
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産総研九州センター情報
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KITEC 2014 No.272
平成 26 年度九州・沖縄産業技術オープンデー開催のご案内
開催概要
今年で4回目となります平成26年度九州・沖縄 産業技術オープンデーは、産総研九州センターと九州経済産業局が、九州・
沖縄各県の公設試、沖縄総合事務局、九州イノベーション創出戦略会議、九州地方知事会、佐賀県、商工中金等と一体となっ
て、九州・沖縄地域の企業経営者、技術者・研究者や中小企業支援機関のコーディネータ等に、公設試および産総研の最
新技術情報を提供し情報交換する交流の場として開催します。
産総研の最新技術を紹介する研究講演会、公設試との共同研究による企業化成果発表会、技術シーズのポスター展示、
産総研九州センターの研究室をめぐるラボツアー、金融相談、知財相談、経営相談、技術相談などを行いますのでふるっ
てご参加下さい。
日 時
平成26年12月3日(水)10:00~17:30 (受付時間9:30~16:00)
交流会 17:45~
会 場
サンメッセ鳥栖
(佐賀県鳥栖市本鳥栖町1819番地) (メイン会場)
産総研九州センター
(佐賀県鳥栖市宿町807-1) (ラボツアー会場)
参加費
無料 (ただし、交流会:2,000円)
主な行事
◦特別講演 ロボットサービス産業を事業化するために ~生活支援ロボット安全検証センターの紹介とともに~
◦産総研知能システム研究部門 研究副部門長 大場光太郎
◦九州・沖縄地域企業&公設試合同成果発表会
◦九州・沖縄地域工業系公設試験研究機関の成果の展示
◦産総研九州センターの講演会、成果の展示、ラボツアー
◦九州・沖縄地域産業クラスター推進機関の紹介
◦各専門機関による技術、知財、経営、金融相談会他
主催
(独)産業技術総合研究所九州センター、九州経済産業局
共催
九州・沖縄地域産業技術連携推進会議(産技連)、産技連九州・沖縄地域部会、内閣府沖縄総合事務局、福岡県工業技
術センター、佐賀県工業技術センター、佐賀県窯業技術センター、長崎県工業技術センター、長崎県窯業技術センター、
熊本県産業技術センター、大分県産業科学技術センター、宮崎県工業技術センター、宮崎県食品開発センター、鹿児島
県工業技術センター、沖縄県工業技術センター、九州イノベーション創出戦略会議、九州地方知事会、佐賀県、
(株)商
工組合中央金庫
後援
(一社)九州経済連合会、
(独)中小企業基盤整備機構九州本部、
(一財)九州産業技術センター、
(一財)九州地域産業活
性化センター、
(一社)九州ニュービジネス協議会、九州農業成長産業化連携協議会、日本政策金融公庫国民生活事業福
岡・熊本創業支援センター、
(公社)日本技術士会九州本部、
(一社)九州地域中小企業等支援専門家連絡協議会
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その他ご案内
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KITEC 2014 No.272
技術相談のご案内
当財団では、これまで九州地域の産業技術振興のため、産・学・官の協力体制を整え、
技術相談及び指導を行ってまいりました。企業の研究開発等にあたって、お悩みになっている
技術問題や課題について相談に応じるため、技術相談を下記の要領で実施いたしております。
また、技術相談を契機として、企業と大学、あるいは国公設試験研究機関等との共同研
究、委託研究へと発展するように関係機関との連携も行っていますので是非ご利用下さい。
なお、相談内容の機密保持については十分注意いたします。
1.技術相談の方法
(1) 電話、E-Mail([email protected])により相談受付をおこなっています。
また、当財団のホームページ(http://www.kitec.or.jp)より技術相談も可能です。
(2) 相談内容に応じて、九州内の産・学・官から相談員を選定し、当財団の担当者が
対応します。
(問い合せ先)
一般財団法人九州産業技術センター
技術振興部
TEL: 092-411-7394、FAX: 092-472-6688
E-Mail:[email protected]
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当
ホームページ等による情報の提供
九州地域新産業戦略に基づくイノベーション創出事業〈提案公募〉
新産業集積創出基盤構築支援事業〈提案公募〉
戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン)等〈提案公募〉
ものづくり中小企業事業化支援事業〈提案公募〉
オープンイノベーションソリューションサイトの運営・管理
地域技術交流事業
国際技術交流事業
九州イノベーション創出戦略会議(KICC)
地域オープンイノベーション促進事業
研究・技術開発支援(技術相談)
一般財団法人
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一般財団法人 九州産業技術センター
(URL)http://www.kitec.or.jp/
〒812-0013
福岡市博多区博多駅東 2丁目13番24号
総 務 部 TEL 092 - 411-7391
(代)
技術振興部 TEL 092 - 411-7394(代)
〒841-0052 佐賀県鳥栖市宿町721-1
試験分析事業部 TEL 0942-83-2405(代)
E-mail:kitec2@kitec2.jp
発行日:2014年 10 月 6 日
FAX 092-472-6609
FAX 092-472-6688
FAX 0942-85-3854
この印刷物は再生紙を使用しています
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環境にやさしい大豆インクを使用しています
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