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情報ネットワーク施工プロフェッショナル(iNIP)検定 について (案)

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情報ネットワーク施工プロフェッショナル(iNIP)検定 について (案)
情報ネットワーク施工プロフェッショナル(iNIP)検定
について
(案)
特定非営利活動法人
高度情報通信推進協議会
iNIP検定とは?
情報ネットワーク施工プロフェッショナル(iNIP:Information Network Installation
Professional)検定は、お客様の立場でブロードバンド環境の構築ができる技術者の
ベンダーフリーな技能・技術認定制度です。
お客様の立場で!
ファースト10mを対象に、お客様の立場を第一に考え、ユーザビリティ
を重視し、コンサルティング、コミュニケーションができる施工技術
者を育成・認定します。
ベンダーフリーな実務・実技中心の認定
第1線で活躍中の技術者・教育者が体系に基づき認定基準を策定してい
ます。本当に必要な技術・技能を抽出したベンダーフリーな認定です。
情報ネットワーク施工技術者のキャリアパス
情報ネットワーク施工技術に関する技能・技術を洗い出し、体系化し
ています。これにより外部資格とのリンクが可能で、情報ネットワー
ク施工技術者のキャリアパス(職務/教育履歴)として活用できます。
また、技術者の継続的学習意欲の向上にも役立ちます。
iNIP検定の目的
FTTH(宅内作業)をはじめとする新ビジネスチャンス・
コストダウン競争にいかに対応するか!
◆ユーザが情報配線の重要性に気付かず、施工品質が向上しない
◆品質の保証を担保するものがない
◆公的機関による認定・資格がない
◆ブロードバンドの普及に伴い、技術を持たない人間の工事増加
◆ベンダー、工事業者ごとに異なるマニュアルが存在するため、工事ノウハウが蓄積されず、技
術情報が不足
・第3者認証制度が必要
・情報配線の重要性に関する普及啓蒙
・施工のために習得すべき技術・技能細目が不明確・体系化
お客様が望む(宅内)施工者 → ユキビタス時代のビジネスチャンス
・情報ネットワーク施工に関する技術・技能全般を習得し、
お客様の本位の技術者実務能力認定
・継続的学習意欲の促進
iNIP検定のレベル案
Gold
Silverの項目に加えて、ブロードバンドマンションやオフィスビルを初
めとする構内配線設計・施工ができる。また、お客様とのコミュニケー
ションを通して、ワンストップで宅内ネットワークに対するサービス/技
術を提供できる。
Silver
Bronzeの項目に加えて、情報ネットワーク施工の多能工的職務を担
うことができる。また、技術をSOHOを初めとするオフィス内設計施工
や、宅内(FTTH配線)施工実務に活用することができる。
Bronze
情報ネットワーク施工基礎実務ができる。
iNIP検定の認定基準2004(案) 1/3
認定基準
認定項目
情報ネットワーク基礎
作業等名
情報ネットワーク基礎
宅内ネットワーク最新動向
情報ネットワーク施工基礎
光ケーブル施工
メタルケーブル施工
施工作業選択
法令・規格
安全
項目
電気通信の原理・性質を知っていること
LANの構成技術・設計項目について知っていること
インターネット/メール等の仕組みを知っていること
ネットワークの形態・回線について知っていること
情報ネットワークの動向について知っていること
情報家電について知っていること
光ケーブルの特性/構造/仕様を知っていること
光ファイバケーブル接続作業ができること
光ファイバケーブル配線作業ができること
光ケーブル施工器工具・材料について知っていること
ツイストケーブルの特性/構造/仕様を知っていること
ツイストペアケーブルの配線・成端ができること
ツイストケーブル配線作業ができること
LAN施工器工具・材料について知っていること
同軸ケーブルの特性/構造/仕様を知っていること
同軸ケーブルの端末加工作業ができること
同軸ケーブル配線作業ができること
目的に応じて適切な接続作業を選択できること
目的に応じて使用するケーブルを選択できること
部材の選定が適切にできること
工具を適切に使用できること
関連法令・規格について知っていること
関連法令・規格について遵守できること
配線工事に関する安全等項目等について実践できること
配線工事に関する危険項目等について知っていること
事故等への応急装置及び退避ができること
配線施工に関する安全/衛生事項について知っていること
Gold
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認定区分別項目
Silver
Bronze
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◎:必ず認定を受けるべき技術項目(必須項目)
○:認定を受けることが望ましい技術項目(推奨項目)
△:認定を受けることが望ましいが、従事する業界等の形態により選択できる技術項目(選択項目)
iNIP検定の認定基準2004(案) 2/3
認定基準
認定項目
宅内/構内施工実務
(FTTH施工実務)
作業等名
FTTH設計
FTTH施工
宅内施工
構内施工
測定/試験/管理
情報ネットワーク構築実務
設計
構築
ネットワーク保守
項目
FTTHドロップルートの決定ができること
心線割り当てができること
目的に応じて最適な工法を選択し、正確な作業が出来る
架設・撤去ができること
適切な作業手順により光ドロップケーブル接続ができること
戸建/集合住宅の配線ができること
情報用分電盤の設置・取り付けができること
接続箱への収納ができること
情報用コンセントの取り付けができること
無線アクセスポイントの設置が適切にできること
住宅構造について知っていること
構内情報配線システムに関する事項について知っていること
構内配線施工ができること
測定作業の安全対策について知っていること
適切な測定の準備ができること
測定器の原理・使用法及び用途について知っていること
測定及び試験の概要を把握できること
目的に応じて適切な測定器及び測定法を選択できること
各種ケーブルの特性及び試験項目を知っていること
ツイストペアケーブル施工後の試験・検査ができること
光ケーブル施工後の試験・検査ができること
測定及び試験データの確認/管理/提出/整理ができること
現地調査における必要項目について調査できること
目的に応じた情報ネットワーク配線設計ができること
目的に応じた布設工法の検討ができること
構内/宅内配線図・システム図を書くことができること
工程表の作成ができること
構内情報配線システムに関する設計ができること
小規模LAN/宅内ネットワークの構築ができること
SOHO構内ネットワークの構築ができること
大規模LAN/構内ネットワークの構築ができること
各種機器の設定・据付ができること
ブロードバンドルータの設定ができること
インターネット接続設定ができること
ネットワークの障害要因を知っていること
ネットワークの障害を取り除くことができること
施工上のトラブルシューティングができること
認定区分別項目
Gold
Silver
Bronze
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△
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iNIP検定の認定基準2004(案) 3/3
認定基準
認定項目
4C施工
作業等名
コンサルティング
コミュニケーション
作業環境構築
セキュリティ
ユーザビリティ
項目
認定区分別項目
Gold
Silver
Bronze
情報ネットワーク全般に関するコンサルティングができること
宅内施工作業に関するコンサルティングができること
インターネット接続に関するコンサルティングができること
情報家電に関するコンサルティングができること
お客様とのコミュニケーションが適切にできること
作業に関する対応/説明/報告ができること
マナー(服装、会話、挨拶)を習得し、実践できること
お客様宅(私有地含む)内の作業説明等が的確にできること
作業環境の整備ができること
施工完了後の清掃などの環境整備が確実にできること
セキュリティの構築ができること
個人情報を適切に取り扱うことができること
お客様の立場に立った施工作業を遵守することができること
お客様の立場に立った設計を考えることができること
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※認定基準は、情報ネットワークの最新動向を踏まえ、毎年見直しをしていく
こととしている。
※選択項目は、同じ作業等の必須項目と入れ替えることができる。
※原則として、iNIP検定では必須項目のみを試験の対象としている。
○
○
iNIP検定の概要(予定)
iNIP-Bronze検定
検定時間(学科):60分
iNIP検定は、学科試験及び実技試験があります。
検定料(学科):12,000円
※ただし、当面、実技試験は、NPO主催の
特例講習内において実施していく事とし
ています。
iNIP-Silver検定
※実技試験の検定料は、特例講習受講料
に含まれます。
合格基準:80%以上の正解率
検定時間(学科):60分
合格基準:80%以上の正解率
検定料(学科):12,000円
合格者には、iNIP認定証が交付されます。
※交付料3,000円(予定)
iNIP-Gold検定
検定時間(学科):90分
合格基準:80%以上の正解率
検定料(学科):15,000円
※3年更新制
※全免除者の検定料はH16年度は無料とします。
受験資格と免除規定(案)
受験資格
次の者が受検できる(ただし、各等級により異なる。
・技能検定合格者
・実務経験
・特定学科(大学等)修了者
・その他
免除規定
次の者に学科試験・実技試験の一部或いは全部免除が規定されている。
技能検定有資格者、情報通信配線フォーラム参加者(一定要件有)、技能
五輪参加者(一定要件有)、認定講習修了者、実務経験者、他資格者(認
定資格)、特定学科(大学等)修了者、その他
iNIP-Silver検定対策講習について(予定)
◆iNIP-Silver検定対策講習は、当面、賛助団体等の協力のもと、当NPOが主催し実施
していくこことしている。
◆今年度は、iNIP-Bronze検定対策講習、iNIP-Silver検定対策講習を中心に実施予定で
ある。
iNIP-Silver検定対策講習(3日間)
iNIP-Silver検定対策講習(3日間)
iNIP-Bronze検定特例講習(1日間)
iNIP-Bronze検定特例講習(1日間)
対象者:iNIP-Bronze認定者
対象者:iNIP-Bronze認定者
対象者:賛助団体に所属するもの
対象者:賛助団体に所属するもの
カリキュラム:別紙参照
カリキュラム:別紙参照
カリキュラム:別紙参照
カリキュラム:別紙参照
受講料:55,000円(実技試験代含む)
受講料:55,000円(実技試験代含む)
受講料:12,000円(実技試験代含む)
受講料:12,000円(実技試験代含む)
定員:25名
定員:25名
定員:25名
定員:25名
講師:NPO認定インストラクタ
講師:NPO認定インストラクタ
講師:NPO認定インストラクタ
講師:NPO認定インストラクタ
期間:H16.11∼H18.3
期間:H16.11∼H18.3
期間:H16.11∼H18.3
期間:H16.11∼H18.3
場所:全国10ブロック(予定)
場所:全国10ブロック(予定)
場所:全国10ブロック(予定)
場所:全国10ブロック(予定)
※LAN配線実務経験者は、2日間講習が可能。
iNIP-Silver検定対策講習カリキュラムモデル案(3日間) 1/3
LAN配線施工カリキュラム(案)
項目
時間
形態
1.5
座学
宅内/構内配線・設計
各コンポーネント(ケーブル、パッチコード、コネクタ)、配線
設計図、系統図、設計要件
1.5
実習
○
宅内/構内配線実務
成端、通線作業、整線作業、コネクタ組立、配線工事の注
意点
3
実習
◎
試験・測定
パーマネントリンク(50m:3リンク)作成、リンク性能試験、
成績報告書作成
1
実習
○
2
実習
○
LAN技術と宅内/構内配
線
宅内情報配線実務
内容
LAN、イーサネット、規格、ケーブル特性、住宅構造、ブ
ロードバンドマンションの実際
情報分電盤の設置・組立、成端、露出/隠蔽配線、情報コ
ンセント設置/組立、宅内配線作業、トラブルシューティン
グ
選択項目
評価試験
このカリキュラムはあくまでモデルです。
実際には業界等の動向により調整する必
要があります。
※評価試験欄の印は、◎:重点項目、○:必要項目 を示している。
※選択項目は、従事する業界等の動向を踏まえ、選択できる項目である。
iNIP-Silver検定対策講習カリキュラムモデル案(3日間) 2/3
光配線施工カリキュラム(案)
項目
光ネットワーク構築
内容
光配線ケーブル選択方法、光パネル,キャビネット選択方
法(接続形態,設置形態) 、FTTHの概要、宅内光配線
法、施工事例紹介、架設撤去法、安全作業
宅内/構内光コネクタの種類、メカニカルスプライス接続、
宅内/構内での光接続法 現地組立型光コネクタの組立、光情報コンセント施工
ケーブル端末処理、現地組立型光コネクタ成端作業、光
接続箱内への光ファイバ収納・配線、心線引き落とし、成
FTTH/宅内配線施工実務
端、通線作業
光配線測定
光測定、検査成績書作成手順、トラブルシューティング
時間
形態
評価試験
1.5
座学
1.5
実習
○
3
実習
◎
1
実習
○
iNIP-Silver検定対策講習カリキュラムモデル案(3日間) 3/3
セキュリティ
対策設定
無線設定
ブロードバンド回線
ブロードバンド
ルータ詳細設定
パソコン設定
インターネット
インターネット
接続設定
セキュリティ
対策
宅内ネットワークカリキュラム(案)
項目
内容
ネットワークの基礎
ホームネットワークの将来像、情報家電、TCP/IP、イン
次世代ホームネットワーク ターネット接続、ワイヤレス通信のしくみ、セキュリティ対策
4C施工
宅内ネットワーク設計
宅内ネットワーク構築
コンサルティング技法、マナー、作業環境の整備、ユーザ
ビリティ、個人情報の取り扱い
宅内ネットワーク設計法、系統図/システム図作成、ホー
ムネットワークの設計計画、必要機材、ヒヤリング項目の
整理、
ブロードバンドルータのインターネット接続、ルータの詳細
設定、ワイヤレス環境の設置、設定、ワイヤレスのセキュ
リティ対策、宅内LAN構築
時間
形態
評価試験
2
座学
1
座学
実習
○
1
実習
○
3
実習
◎
Fly UP