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関係する法律・条例
手続きの内容を御覧につきましては、それぞれのページを参照してください。 法令によっては適用対象になる場合とならない場合があります。 また、規制緩和されている法律・条例もありますので、20ページを参照してください。 問い合わせ先の住所、電話番号、FAX番号は79ページを参照してください。 用地の取 建物の建 宿泊の提供 農 畜 産 物 牛乳・乳製 農畜産物 農作業等 市民農 関係法令 得・確保 設、工作 食事の提供 の 加 工 品 品、肉製品 の直売 の体験 園の設 物の設置 販売 等の製造 置 旅館業法 ○ 食品衛生法 ○ 食品の製造販売 行商等衛生条例 内容・手 続きの掲 載ページ 29 ○ ○ ○ ○ ○ 31 34 農業振興地域の 整備に関する法 律(農振法) ○ ○ ○ 35 農地法 ○ ○ ※1 37 ○ ※2 38 ※3 39 ○ ※4 40 ※5 ※5 42 ○ ○ 43 ○ ○ 44 市民農園整備促 進法 特定農地貸付法 都市計画法 森林法 自然環境保全法 ・北海道自然環 境等保全条例 自然公園法・北 海道立自然公園 条例・鳥獣の保護及び狩 猟の適正化に関する法律 農山漁村滞在型 余暇活動のため の基盤整備の促 進に関する法律 ○ ※6 ※6 ※6 ※6 ※6 ※6 ※6 45 建築基準法 ○ 46 消防法 ○ 52 水質汚濁防止法 駐車場法 高齢者、障害者 等の移動等の円 滑化促進に関す る法律 北海道福祉のま ちづくり条例 景観法・ 景観条例等 北海道屋外広告 物条例 動物の愛護及び 管理に関する法 律 ○ ○ 54 ○ 55 ※7 56 ○ 59 ○ 60 ○ 61 ○ 消費者契約法 ○ ○ ※8 ○ ○ 北海道消費生活 条例 ○ ○ ※8 ○ ○ - 27 - 62 63 63 問い合わせ先 振興局保健行政室・地域保健室(保健所) 札幌市保健所、市立函館保健所、 小樽市保健所、旭川市保健所 道保健福祉部食品衛生課 振興局保健行政室・地域保健室(保健所) 札幌市保健所、市立函館保健所、 小樽市保健所、旭川市保健所 道保健福祉部食品衛生課 振興局保健行政室・地域保健室(保健所) 札幌市保健所、市立函館保健所、 小樽市保健所、旭川市保健所 道保健福祉部食品衛生課 市町村・振興局農務課・ 道農政部農地調整課 農業委員会・振興局農務課・ 道農政部農地調整課・農業経営課 市町村・振興局農務課・ 道農政部農地調整課 農業委員会・振興局農務課・ 道農政部農地調整課 市町村・振興局建設指導課・ 道建設部都市計画課 市町村・振興局林務課・ 道水産林務部治山課・森林計画 課 市町村・振興局環境生活課・ 道環境生活部(自然環境課、環 境推進課)・環境省 市町村・振興局環境生活課・ 道環境生活部自然環境課 環境省 市町村・振興局農務課・ 道農政部農村設計課 (通称:農村休暇法) 市町・振興局建設指導課・ 道建設部建築指導課 消防署 札幌市・函館市・旭川市 振興局環境生活課・ 道環境生活部環境推進課 市町村・ 道建設部都市計画課 市町・振興局建設指導課・ 道建設部建築指導課・道建設部 都市計画課 (通称:バリアフリー法) 市町村・振興局建設指導課・ 道保健福祉部福祉援護課・建設 部建築指導課 市町村、振興局建設指導課 道建設部都市計画課 市町村・振興局建設指導課・ 道建設部都市計画課 札幌市動物管理センター・ 振興局環境生活課・ 道環境生活部自然環境課 振興局環境生活課・ 道環境生活部消費者安全課 道立消費生活センター 振興局環境生活課・ 道環境生活部消費者安全課 道立消費生活センター 用地の取 建物の建 宿泊の提供 農 畜 産 物 牛乳・乳製 農畜産物 農作業等 市民農 得・確保 設、工作 食事の提供 の 加 工 品 品、肉製品 の直売 の体験 園の設 物の設置 販売 等の製造 置 関係法令 不当景品類及び 不当表示防止法 製造物責任法 (PL法) ○ ○ ※8 ※9 ※9 ※9 健康増進法 ○ 薬事法 ○ 計量法 ○ ○ ※1 ※2 ※3 ※4 ※5 ※6 ※7 ※8 ※9 ※10 ※11 農 市 66 66 市町村・振興局商工労働観光課 道経済部産業振興課 67 ○ ○ 68 ※10 68 ※11 69 振興局保健行政室・地域保健室(保健所) 札幌市保健所、市立函館保健所、 小樽市保健所、旭川市保健所 道保健福祉部地域保健課 振興局保健行政室・地域保健室(保健所) 札幌市保健所、市立函館保健所、 小樽市保健所、旭川市保健所 道保健福祉部医務薬務課 道計量検定所 社団法人北海道米麦改良協会財 団法人日本穀物検定協会 農林水産省北海道農政事務所 農林水産省北海道農政事務所 農林水産省北海道農政事務所 道農政部農産振興課 ○ ○ ○ 69 (通称:米トレーサビリティ法) ○ 農 園 地 整 70 振興局農務課・ 道農政部畜産振興課 法 農地に施設を設置する場合には、農地転用許可が必要となります。 法 市街化区域内または市町村が設定した市民農園区域内で、市町村の認定を受けた整備運営計 画に従って設置する場合に対象となります。 特 定 農 地 貸 付 法 市民農園開園主体は、地方公共団体、農業協同組合、農地所有者、企業及びNPO等となり ます。10a未満の貸付で、貸付期間も最長5年間となります。 都 市 計 画 法 建築物または工作物の設置を伴う場合に、対象となります。 森 林 法 地域森林計画の対象となっている森林を、1haを超えて開発する場合には、林地開発許可が 必要となります。 農 村 休 暇 法 法律自体には規制はありませんが、他法令の許認可や規制緩和に関係する場合があります。 高齢者、障害者等の移動等の円滑化の 建築物…建築物の床面積の合計が2,000㎡以上の場合に、手続きが必要となります。 促進に関する法律(バリアフリー新法) 駐車場…一般公共の用に供される自動車の駐車のための施設で、自動車の駐車ますの面積の 合計が500m2以上あり、かつ、利用について駐車料金を徴収するもの 。 消 費 者 契 約 法 一般消費者向けに販売を行う場合に、対象となります。 北 海 道 消 費 生 活 条 例 不当景品類及び不当表示防止法 農林物資の規格化及び品質の適正化に 関する法律(JAS法) 製 造 物 責 任 法 ( P L 法 ) 農畜産物を原材料とした加工製品を製造し、一般消費者向けに販売を行う場合に、対象とな ります。 農 産 物 検 査 法 米を直売する場合に対象となります。 主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律 年間20t以上の米を扱う場合に対象となります。 民 備 ◆ その他、留意すべき法律等 旅 行 業 国 ○ 問い合わせ先 振興局環境生活課・ 道環境生活部消費者安全課 公正取引委員会 67 農産物検査法 主要食糧の需給 及び価格の安定 に関する法律 米穀等の取引等 に係る情報の記 録及び産地情報 の伝達に関する 法律 酪農及び肉用牛 生産の振興に関 する法律 ○ 内容・手 続きの掲 載ページ 土 道 利 路 用 計 運 促 進 法 画 送 法 法 個 人 情 報 保 護 法 土 壌 汚 染 対 策 法 旅行者に対して、交通と宿の手配、代金の授受等を行う場合には、この法律による登録が必要にな ります。(問合せ先:北海道運輸局) 一定の面積要件以上となる売買などの土地取引は届出が必要となります。〔都市計画区域(市街化 区域:2,000m2以上、市街化区域以外:5,000m2以上)、都市計画区域外:10,000m2以上〕 なお、農地を農地として使用することを目的とした購入(農地法第3条第1項)は適用除外。 お客様の送迎を行う場合、直接でなくても、間接的に収益を得ていると見なされる時には、この法 律に抵触し、規制の対象となる場合があります。(問合せ先:北海道運輸局自動車交通部) この法律は、3000件以上の個人情報を有している団体等が該当ですが、それ以下であっても道義的 に同じような責任が求められます。 土地の形質の変更(掘削と盛土の別を問わず、土地の形状を変更する行為全般)を行う面積の合計 が3,000m2以上の場合、形質変更着手予定日の30日前までに、届出が必要となります。 〔問合せ先:札幌市、函館市、旭川市、北海道環境推進課(詳細はHPで確認願います。↓〕 〔土壌汚染対策トップページ http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ks/ksk/khz/contents/top_page/dojyo.htm〕 - 28 - 旅館業法 旅館業の業務の適正な運営を確保することにより、旅館業の健全な発達を図るとともに、 旅館業の分野における利用者の需要の高度化及び多様化に対応したサービスの提供を促進し、 もって公衆衛生及び国民生活の向上に寄与する。 規制の対象となる行為 ○ 旅館業の営業 1 旅館業の解釈 ・ 宿泊料を受けて人を宿泊させる営業については、旅館業法に基づく知事(保 健所を設置する市にあっては市長)の許可が必要です。 2 営業の種類 ・ ホテル営業 洋式の構造及び設備を主とする施設を設ける営業 ・ 旅館営業 和式の構造及び設備を主とする施設を設ける営業 ・ 簡易宿所営業 宿泊する場所を多数人で共用する構造及び設備を主とする施設を設ける営業 ・ 下宿営業 1月以上の期間を単位として、宿泊させる営業 構造設備の特例措置が適用可能となる場合 ○ 農村休暇法に基づき農林漁業体験民宿業を営む農業者と確認された申請者については、 次の構造設備の特例措置の対象となります。なお、特例措置の対象は簡易宿所営業に限 られます。 農業者であることの確認は旅館業法の窓口の保健所が行いますが、規制緩和を受けるた めに必要な申請書添付書類を農業関係機関に依頼することが必要となる場合があります。 詳しくは保健所に相談してください。 【主な構造設備の特例措置】 区 分 構造設備の基準 特例措置 客室床面積 客室の延べ床面積は33㎡以上であること。 適用除外 就寝用寝具を置く部分の床面積は、定員に2.47㎡を乗じ 適用除外 客室 た面積以上であること 階層式寝台の各段の面積は、1.65㎡以上であること 適用除外 近接して公衆浴場がある等入浴に支障をきたさない場合を除 浴室 - き、適当な規模の入浴の設備を有すること トイレ 共同用の便所には、適当な数の便所が設けられていること - 洗面設備 適当な規模の洗面設備を有すること - 玄関帳場等 宿泊者が必ず通過する場所に設けられ、宿泊者との面接に適 適用除外 (フロント) する玄関帳場等を有すること。 客室の構造が食事の提供に適さないときは、宿泊者の需要を 食堂 適用除外 満たす適当な広さの食堂があること。 調理室 適当な規模の調理室を有すること - 換気採光照明 設備を有すること - 暖房など - 29 - 許可手続 1 事前相談 [施設の構造施設基準、手続きについて] 営業の開始には許可が必要ですので、工事の着手前に窓口に相談してください。 相談の際には、次の図をご用意ください。 ・ 施設の平面図 ・ 施設の立面図 ・ 付近の見取り図 他に、どんなサービスを行うか(食事の提供、農畜産加工物販売、体験など)によって も建物への規制が生じる場合がありますので、併せて窓口に相談してください。 また、防火安全対策については、関係機関(43ページ~、49ページ~)に相談願い ます。 2 申請手続き 申請の際に必要なもの ・ 申請書 ・ 図面(各階の平面図、立面図、設置場所付近100mの見取り図、工作物の見取り 図、構造設備の詳細図) ・ 法人の場合は、定款または寄附行為の写し ・ 印鑑 ・ 申請手数料 ※ そのほか、消防法令、建築法令等の適合についても確認します。 3 現地調査 [構造施設基準への合致検査] 保健所で申請書を受理した後、現地検査が実施されます。 4 許可指令書の交付 許可指令書の交付を受けると、営業が可能となります。 申 請 者 (事前相談) 許可指令 申 請 (現地調査) 最寄りの振興局保健行政室または地域保健室(道立保健所) 札幌市保健所、市立函館保健所、小樽市保健所、旭川市保健所 相談窓口 振興局保健行政室または地域保健室(道立保健所)、 札幌市保健所、市立函館保健所、小樽市保健所、旭川市保健所、 道保健福祉部食品衛生課 手続きにかかる費用 営業許可申請手数料(申請先が道立保健所の場合) ホテル営業:26,500円 旅館営業:25,400円 簡易宿所営業:21,700円 - 30 - 食品衛生法 食品の安全確保のために、公衆衛生上の見地から必要な規制その他の措置を講ずること により、飲食に起因する衛生上の危害の発生を防止する。 規制の対象となる行為 ○ 許可を必要とする営業 取り扱う品目により、飲食店営業、喫茶店営業、乳製品製造業、乳処理業、アイスクリ ーム類製造業、食肉製品製造業、食肉販売業、乳肉販売業などの営業の種類があります。 ・ 営業の種類ごとに施設の基準が定められています。 ・ 旅館業での食事の提供は、飲食店営業として取り扱います。 ・ 営業の種類により、食品衛生管理者又は食品衛生責任者の設置が必要になります。 ○ 営業とは? 業として食品または添加物を採取し、製造し、輸入し、加工し、調理し、貯蔵し、運搬 し、または販売することを指します。ただし、農業及び水産業における食品の採取業は含 まれません。 ○ 食品の製造・販売にあたっての規格基準 乳製品や食肉製品などの食品には、製造や保存などについての基準や成分についての規 格が定められており、その製造販売にあたってはこれらの規格基準に合致していることが 必要です。 ○ 表示 次の食品には品目ごとに表示すべき事項が定められています。(表示については、食品衛 生法のほかに、JAS法などにより規制されています。) マーガリン、酒精飲料、清涼飲料水、食肉製品、冷凍食品、食品鶏の卵、容器包装に 入れられた弁当、食肉、加工食品など また、食物アレルギーを持つ人が増えていることから、次の品目を原材料に使う食品に ついては、品目名を表示することになります。 必ず表示する品目 卵、乳、小麦、そば、落花生、えび、かに (特定原材料) 表示が勧められて あわび、いか、いくら、オレンジ、キウイフルーツ、牛肉、くるみ、 いる品目 さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、 (特定原材料に準 りんご、ゼラチン ずるもの) 公衆衛生上講ずべき措置に関する基準(管理運営基準) ○ 施設の管理 ・ 施設及びその周辺は、衛生的に保つこと。 ・ 作業場には、不必要な物品等は、置かないこと。 ・ 手洗い設備には、洗浄剤、消毒剤等を備え、常に使用できるようにすること。 ○ 食品取扱設備等の管理 ・ 設備、器具等は、衛生的に保つこと。 ・ 設備、器具等は、洗浄、消毒、又は殺菌をし、かつ乾燥を行うこと。 - 31 - 等 等 ○ 給水、排水及び廃棄物処理 ・水道水以外の水を使用する場合は、年1回以上水質検査を行い、その結果を1年間保存 すること。 ・水質検査の結果、飲用に適さないものであったときは、使用を中止し、適切な処置を講 ずること。 等 ○ 食品等の取扱い ・食品は、衛生的に取扱うこと。 ・食品を殺菌する場合は、適正に行うこと。 等 ○ 従事者の衛生管理 ・従事者の健康状態を把握すること。 ・作業中は、清潔で衛生的な作業着、履物を使用させること。 営業者の自主検査 ・定期的に自主検査を行い、成績書を1年間保存すること。 等 ○ 等 ○ 食品衛生責任者 ・各施設ごとに食品衛生責任者を設置すること。 ・営業者は、食品衛生責任者に定期的に食品衛生に関する講習会を受講させること。 ※以上のほかにも基準があります。詳細は、各保健所までご相談ください。 営業の施設の基準(施設基準) ○ 位置、構造及び面積 ・施設は衛生上支障ない場所に設けないこと。 ・作業場と作業場以外の場所を区画すること。 等 ○ 床、壁、天井、採光及び換気 ・床は、平滑で清掃しやすい構造とし、耐水性材料であること。 ・内壁及び天井は、透き間がなく、清掃しやすく、ちり、ほこり等がたまりにくく、かつ、 結露しにくい構造であること。 等 ○ 防鼠・防虫設備 ・窓、出入り口等に、防鼠・防虫設備を設けること。 等 ○ 洗浄設備等 ・作業場の適当な場所に、食品等を洗浄する設備並びに給湯設備を設けること。 ・作業場に、専用の手洗い設備を設けること。 等 ○ 給水設備 ・飲用に適する水を供給できる設備を設けること。水道水以外の水を使用するときは、除 菌、又は殺菌装置を設けること。 等 - 32 - ○ 排水設備 ・排水溝は、内面が平滑で清掃しやすく、かつ、排水しやすい構造であること。 等 ○ 廃棄物処理及び便所 ・運搬しやすく、汚液及び汚臭の漏れのない構造で、十分な容量の廃棄物容器を備えるこ と。 ・施設には、便所を設け、使いやすい位置に、手洗い設備を設けること。 等 ※以上のほかにも、業種別基準等の基準があります。詳細は、各保健所までご相談ください。 許可手続 1 事前相談 営業の開始には許可が必要ですので、工事の着手前に窓口に相談してください。 営業の種類、施設基準面、製造・調理方法に対する衛生面の確認を行われ、問題があれ ば指導が行われます。 相談の際には、次の図をご用意ください。 ・ 施設の平面図 ・ 設備等の配置図 2 申請手続き 申請の際に必要なもの ・ 申請書 ・ 図面(施設の平面図、設備等の配置図) ・ 法人の場合は、登記簿謄本 ・ 水道水以外の水を使う場合は、水質検査結果書 ・ 食品衛生責任者の資格を証明する書類等 ・ 印鑑 ・ 登記事項証明書 3 現地調査 保健所で申請書を受理した後、現地検査が実施されます。 事前相談での指導内容と申請書の記載事項が施設と合致しているかについて、調査され ます。 4 営業許可書の交付 営業許可書の交付を受けると、営業が可能となります。 営業許可には5年を下らない有効期限がありますので、有効期間満了後に引き続き許可 を受けようとする場合は、期間満了までに更新の手続きが必要です。 許可申請フロー 申 請 者 (事前相談) 許可証交付 申 請 (現地検査) 最寄りの振興局保健行政室または地域保健室(道立保健所) 札幌市保健所、市立函館保健所、小樽市保健所、旭川市保健所 - 33 - なお、食品衛生法に基づく許可のほか、次の営業については「食品の製造販売行商等衛 生条例」に基づく登録または許可が必要となります。 販売業: 施設を設けて菓子類、アイスクリーム類、食肉製品等を販売する営業について は、登録が必要。 製造業: 施設を設けて豆腐の加工、漬物等を製造する営業については、許可が必要。 相談窓口 振興局保健行政室または地域保健室(道立保健所)、 札幌市保健所、市立函館保健所、小樽市保健所、旭川市保健所 道保健福祉部食品衛生課 手続きにかかる費用 営業許可申請手数料:11,800円~25,700円(申請先が道立保健所の場合) 飲食店営業(新規)は、20,000円( 〃 ) ※ 上記は、新規申請の場合です。 道立保健所と市立保健所では、申請手数料が異なります。 食品の製造販売行商等衛生条例 食品衛生上の危害の発生を防止するために、必要な事項を定める。 規制の対象となる行為 ○ 登録を必要とする営業 販売業:施設を設けて菓子類、アイスクリーム類、食肉製品等を販売する営業 ○ 許可を必要とする営業 製造業:施設を設けて豆腐の加工品、漬物等を製造する営業 営業施設の管理運営基準及び施設基準 ○ 営業の種類ごとに基準が定められています。詳しくは相談窓口に確認してください。 許可手続 ○ 食品衛生法による手続きを参照してください。 相談窓口 振興局保健行政室または地域保健室(道立保健所)、 札幌市保健所、市立函館保健所、小樽市保健所、旭川市保健所 道保健福祉部食品衛生課 手続きにかかる費用 登録申請手数料(申請先が道立保健所の場合) 1件につき5,000円(更新時:4,100円) 許可申請手数料(申請先が道立保健所の場合) 1件につき7,350円(更新時:6,500円) ※ 道立保健所と市立保健所では、申請手数料が異なります。 - 34 - 農業振興地域の整備に関する法律 農業振興地域内の農用地等の有効利用と農業地域の保全を図り、農業の健全な発展と国土 の合理的な利用を推進する。 〔開発行為〕 規制の対象となる行為 農業振興地域の農用地区域内における開発行為 ・ 宅地の造成 ・ 土地の開墾 ・ 農用地間における用途の変更 ・ 土・岩石又は砂利の採取 ・ 鉱物の掘削 ・ 切土、掘削、盛土、物件の集積等により土地の物理的形状を変更する行為 開発行為許可の要件 以下に該当する場合は、許可とならない。 ・ 開発行為を行うことで、その土地において農業上の利用が困難となる ・ 周辺農地等に土砂の流失あるいは崩壊などの災害を発生させるおそれがある ・ 用排水路等の利用に支障を及ぼすおそれがある 許可手続 知事が許可権者の場合 市町村長が許可権者の場合(権限移譲) 申 請 者 申 請 者 申請 通知 市 町 村 申請 許可・不許可 進達 許可・不許可 市 意見 振興局農務課 北海道農業会議 相談窓口 市町村、振興局農務課、道農政部農地調整課 手続きにかかる費用 無 料 手続きにかかる時間 標準処理期間:50日 (市町村長が許可権者の場合 町 村 意見 北海道農業会議 35日) 〔市町村農業振興地域整備計画の変更(農用地区域からの除外等)〕 変更の対象となる行為 農業振興地域の農用地区域内からの除外 注)農産物加工施設・販売施設について 農産物加工施設・販売施設は、以下の要件を満たすことにより農業用施設として扱われ ることから、農用地区域からの除外を行わずに設置することが出来る。(開発行為の許可は 必要、当該地が農業用施設用地でない場合は用途区分の変更が必要) ①主として、自己の生産する農畜産物又は材料として使用する製造又は加工の用に供 する施設 - 35 - ②主として、自己の生産する農畜産物又は自己の生産する農畜産物を原料若しくは材 料として製造され若しくは加工されたものの販売の用に供する施設 除外の要件 農用地区域からの除外は、次の要件の全てを満たすときにのみ限られている。 ・ 農用地区域以外に代替すべき土地がないこと ・ 農用地区域内の農用地の集団化、農作業の効率化その他農業上の効率的かつ総合的な利 用に支障を及ぼす恐れがないこと ・ 農用地区域内における担い手に対する農用地の利用集積に支障を及ぼさないこと ・ 農用地区域内の農業用施設の機能に支障を及ぼす恐れがないこと ・ 土地改良法に規定する土地改良事業またはこれに準ずる事業の施行区域内の場合は、事 業の完了年度の翌年度から起算して8年を経過していること事 許可手続 知事の同意を要する協議 変更事由の発生 決定公告 農業振興整備計画変更案作成 市 町 村 公告・縦覧・意義の申し出(30日公告縦覧、15日間異議申立期間) 同意 協議 振興局農務課 相談窓口 市町村、振興局農務課、道農政部農地調整課 手続きにかかる費用 無 料 手続きにかかる時間 公告縦覧期間:30日 異議申立期間:15日 - 36 - 農地法 農地を農地以外のものにすることを規制するとともに、農地を効率的に利用する耕作者による地域 との調和に配慮した農地についての権利の取得を促進し、及び農地の利用関係を調整し、並びに農地 の農業上の利用を確保するための措置を講ずることにより、耕作者の地位の安定と国内の農業生産の 増大を図り、もって国民に対する食料の安定供給の確保に資することを目的とする。 規制の対象となる行為 主な適用除外 農地を農地以外のものに転用、農地または採草放牧地を転用するた めの所有権等の権利を設定若しくは移転する場合 ・ 国、都道府県による転用 ・ 市町村が土地収用対象事業の用に供する場合等 許可基準の概要 農振農用地区域 [原則不許可](注) 集団的優良農地等 [原則不許可](注) 市街地にある農地等 [許可] 注)農業関連施設(農業生産と一次的な関連を持つ農産物の加工、貯蔵、販 売施設等)やその他関連施設(都市住民との交流を図る体験施設、農家民 宿等)は個別案件毎に許可基準を満たすか検討され、許可される場合がある。 許可手続 許 可 権 者 【~2ha】 ○北海道知事 [権限移譲により市町村長等が許可権者の場合あり] 【2~4ha】 ○北海道知事 (農林水産大臣の協議) 【4ha超】 ○農林水産大臣 【知事が許可権者の場合】 (~2ha) 手 続 き の 流 れ 申 (2ha~4ha) 【市町村長等が許可権者の場合】 (~2ha) 請 者 申請 申 通知 農業委員会 進達 許可等 振興局農務課 諮問 協議 答申 道農業会議 農 林 水 産 大 臣 請 申請 者 通知 農業委員会 進達 許可等 市町村長 諮問 答申 道農業会議 注) 農業委員会に事務委任した場合 は市町村長は手続きに関与しない 【農林水産大臣が許可権者の場合】 (4ha~) 申請 申請者 通知 進達 振興局 農務課 調査依頼 農林水産大臣 許可等 報告 農業委員会 相談窓口 市町村農業委員会 振興局農務課 道農政部農地調整課 手続きにかかる費用 無 料 手続きにかかる時間 標準処理期間:60日 ※ 権限移譲市町村については、道農政部農地調整課、または転用を計画している農地の ある振興局もしくは市町村にお問い合わせください。 (農地調整課ホームページ:http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ns/csi/noutidate.htm) - 37 - 市民農園整備促進法 市民農園の整備を適正かつ円滑に推進するための措置を講ずることにより、健康的でゆと りある国民生活の確保を図るとともに、良好な都市環境の形成と農村の振興に資する。 開設方式 ○ 特定農地貸付による方式 開設者と利用者との間で10a未満の農地の利用に関する権利を5年間以下で設定する。 ○ 農園利用による方式(地方公共団体または農地所有者による開設の場合) 農地の利用に関する権利は設定せず、開設者と利用者との間で農園の利用契約を締結し た上で、利用者がレクリエーション目的で継続して農作業を行う。 * 開設者の農地取得方法 ・ 現に利用権を有する土地の活用(地方公共団体による開設の場合) ・ 所有権の取得(地方公共団体による開設の場合) ・ 使用収益権の取得(企業及びNPO等が開設の場合) ・ 自己所有地の活用(農地所有者による開設の場合) 特 例 ○ 農地法の権利移動の許可等が不要。 ○ 施設の設置に関する農地法の転用許可が不要。 ○ 市街化調整区域内では、都市計画法の開発行為などの許可が可能。 設置する施設 農機具収納施設、休憩施設、トイレその他の附帯施設の設置が必要。 開設場所 ○ 市民農園区域 道の市民農園整備基本方針に基づいて、市町村が指定。 ○ 市街化区域 開設手続 開設者が農園の整備運営計画を作成し、市町村の認定を受ける。 申 請 申請 市 者 認定 町 協議 村 決 定 農業委員会 同意 振興局農務課 進達 回答 道 相談窓口 市町村農業委員会、振興局農務課、道農政部農地調整課 手続きにかかる費用 無 料 - 38 - 特定農地貸付けに関する農地法等の特例に関する法 律(特定農地貸付法) 都市住民等への趣味的な利用を目的とした小規模な農地の貸付について、農地法等に関す る特例を措置する。 開設方式 ○ 特定農地貸付による方式 開設者と利用者との間で10a未満の農地の利用に関する権利を5年間以下で設定する。 * 開設者の農地取得方法 ・ 現に利用権を有する土地の活用(地方公共団体及び農地所有者による開設の場合) ・ 所有権の取得(地方公共団体による開設の場合) ・ 使用収益権の取得(農業協同組合、企業及びNPO等) 特 例 ○ 農地法の権利移動の許可等が不要。 ○ 農業協同組合は、組合員の所有する農地にのみ特定農地貸付が可能。 ○ 開設者に対し、土地改良事業の参加資格が付与される。 設置する施設 特に要件はない。 開設手続 開設者が特定農地貸付規程を添えて申請し、農業委員会の承認を受ける。 開設者が地方公共団体及び農協以外の場合は、農地の適切な利用確保の方法等を内容とす る貸付協定を市町村等と締結する。 賃 借 開 設 者 借 受 者 申請 承認 農業委員会 相談窓口 市町村農業委員会、振興局農務課、道農政部農地調整課 手続きにかかる費用 無 料 - 39 - 都市計画法 都市の秩序ある発展を図るため適切な都市計画を確立し、計画的な都市形成を図る。 規制の対象となる行為 1 主として建築物の建築または特定工作物の建設の用に供する目的で行う開発行為 (土地の区画形質の変更) 2 市街化調整区域内における建築物の新築、改築、用途変更または特定工作物の新設 主な適用除外 ・ 市街化区域内で行う1,000㎡未満の開発行為 ・ 区域区分が定められていない都市計画区域で行う3,000㎡未満の開発行為 ・ 都市計画区域外で行う10,000㎡未満の開発行為 ・ 農林漁業の用に供する政令で定める建築物の建築及び開発行為等 (例:畜舎、温室、堆肥舎、農機具等収納施設) 許可手続 ※ 別記権限移譲市町村(平成24年4月1日現在) 申請先(許可権者) 開発行為の内容 知事 ・ 開発審査会の議を経るもの ・ 50ha以上(権限移譲市町村を除く) 各(総合)振興局長 ・ 開発審査会の議を経るものを除く ・ 50ha未満(権限移譲市町村を除く) 権限移譲市町(※) ・ 開発審査会の議を経るものを除く ※ 小樽市、室蘭市、釧路市、帯広市、北見市、網走市、苫小牧市、稚内市、江別市、士別 市、名寄市、千歳市、深川市、富良野市、登別市、恵庭市、伊達市、北広島市、石狩市、 北斗市、松前町、福島町、七飯町、森町、八雲町、長万部町、奥尻町、せたな町、東神 楽町、美瑛町、上富良野町(平成25年10月~)、剣淵町、苫前町、白老町、音更町、芽 室町、幕別町、釧路町 ■ 「開発審査会の議を経るもの」について グリーン・ツーリズムに必要な施設を市街化調整区域に建築しようとするもののうち、 「北海道開発審査会」の審査が必要なのは、次の①~⑥を複合した施設です。 ①農作業の体験施設(収穫体験農園ハウス等)、②教養文化施設(農産物加工体験所 等)、③休養施設(展望所、四阿等)、④集会施設(集会場、研修所等)、⑤宿泊施設(農 業体験民宿(ファームイン)等)、⑥販売施設(農産物・農産加工品直売所、農家レストラン等) ①~⑥を複合しない施設については、各(総合)振興局または権限移譲市町村が許可 したものを、事後に「北海道開発審査会」に報告することとなります。 ※札幌市、函館市、旭川市については、市開発審査会の審査が必要になります。 相談窓口 市町村、各(総合)振興局建設指導課、道建設部都市計画課 手続きにかかる費用 行為の内容によって異なります。 手続きにかかる時間 行為の内容によって異なります。 - 40 - 市街化調整区域内におけるグリーン・ツーリ ズム施設の取扱い 市街化調整区域内で、グリーン・ツーリズムに必要な施設である建築物を目的とした開発行 為または建築物の建築をしようとする場合、申請する建築物が都市計画法第34条第14号ま たは政令第36条第1項第3号ホの規定に適合していなければなりません。 北海道開発審査会付議基準の中に、「農山漁村滞在型余暇活動のための基盤整備の促進に関す る法律」(農山漁村余暇法)に基づき市町村が作成した「市町村計画」に適合する施設を「グリ ーン・ツーリズムに必要な施設」として位置付け、許可基準を定めています。 施設整備計画者から「市町村計画に適合する旨の証明願」の提出があった場合に、適合した ものであると認められたときは、市町村長が証明書を交付します。「 ( 市町村計画」のない市町 村では、証明書は交付されません。) なお、札幌市、旭川市、函館市については、市開発審査会で審査を行うことになりますが、 各市の開発審査会付議基準の中に、「グリーン・ツーリズムに必要な施設」が位置付けられてい ることが必要です。詳しくは、各市の都市計画法担当課に確認してください。 (平成24年4月1日現在) 農山漁村余暇法に基づく市町村計画のある道内市町村 市街化調整区域のある市町村 旭川市、千歳市、石狩市、恵庭市、北広島市、江別市、北斗 市、北見市、伊達市、登別市、七飯町、鷹栖町、白老町、幕 別町 上記以外の市町村 深川市、滝川市、名寄市、網走市、長沼町、愛別町、美瑛町、 上富良野町、小平町、清里町、美幌町、壮瞥町、足寄町、士 幌町、鹿追町、大樹町 市街化調整区域内でグリーン・ツーリズム施設を建設する目的で都市計画法の開発許可を申 請する場合、申請書に「市町村計画に適合する旨の証明書」を添付する必要があります。(証明 願の様式は市町村の担当窓口にあります。) なお、「市町村計画に適合する旨の証明書」は都市計画法の開発許可を保証するものではあり ません。 都市計画法に基づく許可フロー(北海道) 申 請 者 市町村計画に適合 市町村計画に適合 事前相談 施設整備計画者 する旨の証明願 する旨の証明書 調査設計 許可申請書 許可通知書 完了届 検査済証 業務開始 報告書 工 事 着 工 完 了 造 成 農政担当部局 審 査 受 理 市 町 村 開発行為担当部局 北 海 協 議 審 査 (開発審査会) 道 権限移譲市町 ※詳しくは、市町の開発行為担当まで、ご相談下さい。 - 41 - 指 導 完 了 検 査 森林法 森林の保続培養と森林生産力の増進による国土の保全と国民経済の発展に資する。 規制の対象 主な適用除外 許可手続 相談窓口 手続 手続きに となる行為 きの 係る時間 費用 地域森林計 ・知事の開発行為許可を 森林所有者等 市町村 無料 届出は伐 画の対象と 受けて行う場合 権限により伐採 採前90日 なっている ・自家の生活用に充てる を行える者 振興局林 ~30日 森林の立木 ための伐採で、市町村 事前に届出書提出 務課 を伐採する の指定を受けている場 市 町 村 こと。 合 道水産林 ・森林経営計画(森林施行 森林所有者等 務部森林 届出は伐 計画を含む)認定森林 権限により伐採 計画課 採後30日 の立木を計画に基づい を行える者 以内 て伐採する場合、計画 事後に届出書提出 を認定した自治体へ事 市町村・振興局・ 計画の変 後の届出書提出で可。 道森林計画課 更認定は ※森林経営計画の変更は、 20日~30 事前に変更認定が必要 日程度 地域森林計 ・国又は地方公共団体が 20ha未満の場合 振興局 無料 申請後 画の対象と 開発を行う場合 申 請 者 林務課 30日 なっている 許可・ 申請 森林を、 不許可 道水産林 1haを超 (※) 意見照会 務部 えて開発す 右の許可手続及び手 振興局林務課 市町村 治山課 ること 続きに係る時間は、 回答 平成24年度までの 20ha以上の場合 申請後 ものです。 申 請 者 80日 平成25年4月1日 申請 通知 からは、面積基準等 意見照会 の取扱いが変わりま 振興局林務課 市町村 す。 回答 進達 許可・不許可 道水産林務部 治山課 諮問 答申 北海道森林審議会 林地保全部会 法第25条 保安林の種類、解除の規模 振興局林 無料 3ヶ月~ に基づき指 ・態様により手続きが異な 務課 6ヶ月 定された保 - ります。各振興局林務課に 道水産林 安林を、他 相談してください。 務部 の用途に転 治山課 用すること 法第25条 振興局林 無料 30日 に基づき指 申 請 者 務課 定された保 許可・ - 申請 安林の、立 不許可 道水産林 木の伐採、 振興局 務部 土地の形質 林務課 治山課 の変更を行 うこと - 42 - 自然環境保全法・北海道自然環境等保全条例 自然環境保全法 北海道自然環境等保全条例 原生自然環境保全地域及び 【道自然環境保全地域・環境 【特定の開発行為の規制】 趣 旨 自然環境保全地域の指定によ 緑地保護地区等】 り、優れた自然環境の保全を 道自然環境保全地域、環境 特定の開発行為を規制し、 図る。 緑地保護地区等、記念保護樹 無秩序な開発を防止する。 木を指定することにより、自 然環境の適正な保全を図る。 規制の 1 建築物その他の工作物の 1 建築物その他の工作物の 土地の改変面積が1ha以上 対象と 新・改・増築 新・改・増築 となる次の行為 なる行 2 宅地の造成、土地の開墾 2 宅地の造成、土地の開墾 1 スキー場の建設 為 その他土地の形質の変更 その他土地の形質の変更 2 キャンプ場、乗馬場、 3 鉱物の掘採、土石の採取 3 鉱物の掘採、土石の採取 射撃場、アーチェリー場、 4 水面の埋立・干拓 4 水面の埋立・干拓 車両競走場の建設 5 河川・湖沼等の水位また 5 河川・湖沼等の水位また 3 上記を2施設以上有す は水量に増減を及ぼす行為 は水量に増減を及ぼす行為 る施設の建設 6 木竹の伐採 6 木竹の伐採 4 資材置場又は工場用地 ※このほかにも規制の対象と ※このほかにも規制の対象と の造成 なる行為があります。 なる行為があります。 5 土石の採取 主な適 通常の管理行為、軽易な行為 通常の管理行為、軽易な行為 都市計画法等の許認可を受 用除外 など など けるものなど 許可手 [原生自然環境保全地域] [道自然環境保全地域] ○知事への許可申請 続き ・環境大臣が特に必要と認め ・ 普通 地 区 …知 事 への 届 出 ・20ha以上…本庁への許可 て許可した場合等を除き、 (振興局に提出) 申請(振興局経由) 開発行為は禁止されていま ・特別地区…知事への許可申 ・20ha未満…振興局への許 す。 請(振興局に提出) 可申請 [自然環境保全地域] [環境緑地保護地区等] ・特別地区…環境大臣への許 ・環境緑地保護地区、自然景 可申請 観保護地区、学術自然保護 ・普通地区…環境大臣への届 地区…市町村長への届出 出 [記念保護樹木] ・記念保護樹木…市町村長へ の届出 相談 環境省自然保護官事務所 市町村、振興局環境生活課、 市町村、振興局環境生活課、 窓口 道環境生活部自然環境課 道環境生活部環境推進課 手続き 無 料 無 料 許可申請手数料がかかりま にかか す。(手数料は面積によって る費用 異なります。) 手続き 行為の内容によって異なりま 行為の内容によって異なりま 許可・変更許可等標準処理 に係る す。 す。 期間(事前協議は含まない。) 時間 ・20ha以上…90日(本庁権限) ・20ha未満…30日 (振興局権限) 備考:原生自然環境保全地域、自然環境保全地域、道自然環境保全地域、環境緑地保護地区等の 位置は、相談窓口で確認できます。 - 43 - 自然公園法・北海道立自然公園条例 鳥獣の保護及び狩猟の適正化に関する法律 自然公園法 (国立・国定公園) 規制の 1 工作物の新・改・増築 対象と 2 木竹の伐採 なる行 3 鉱物の掘採、土石の採取 為 4 河川・湖沼等の水位また は水量に増減を及ぼす行為 5 広告物の設置等 6 水面の埋立・干拓 7 土地の形状変更 8 高山植物等の採取 9 工作物の色彩を変更する 行為 10 スノーモービル、オフロ ード車などの車馬の乗り入 れ(指定区域のみ) ※このほかにも規制の対象と なる行為があります 北海道立自然公園条例 鳥獣の保護及び狩猟の (道立自然公園) 適正化に関する法律 1 2 3 4 工作物の新・改・増築 木竹の伐採 鉱物の掘採、土石の採取 河川・湖沼等の水位また は水量に増減を及ぼす行為 5 広告物の設置等 6 水面の埋立・干拓 7 土地の形状変更 8 高山植物等の採取 9 工作物の色彩を変更する 行為 10 スノーモービル、オフロ ード車などの車馬の乗り入 れ(指定区域のみ) ※このほかにも規制の対象と なる行為があります 特別保護地区内での水面の 埋立もしくは干拓、木竹の 伐採、または建築物その他 工作物の設置など ※特別保護地区は、環境大 臣または知事が指定。 (特別保護地区の位置につ いては、振興局環境生活課 におたずねください。) 主な適 通常の管理行為、軽易な行為 通常の管理行為、軽易な行為 鳥獣の保護に支障がないと 用除外 など など 認められる行為で、環境大 臣(国指定鳥獣保護区の場 合)又は知事(道指定鳥獣 保護区の場合)が指定する もの 許可手 ○普通地域…知事への届出 ○普通地域…知事への届出 ○国指定鳥獣保護区…環境 続き ○特別地域(特別保護地区含 ○特別地域…知事への許可申 大臣への許可申請 む)…国立公園は環境大臣、 請 ○道指定鳥獣保護区…知事 国定公園は知事への許可申 への許可申請 請 相談 窓口 ○国立公園 振興局環境生活課、 環境省北海道地方環境事務 道環境生活部自然環境課 所、釧路自然環境事務所 ○国定公園 振興局環境生活課、 道庁環境生活部自然環境課 ○国指定鳥獣保護区 環境省北海道地方環境事 務所、 釧路自然環境事務所 ○道指定鳥獣保護区 振興局環境生活課、 道環境生活部自然環境課 手続き にかか 無 料 無 料 無 料 る費用 手続き ○普通地域… 届出をしてか ○普通地域… 届出をしてか 行為の内容によって異なり に係る ら30日間は行為に着手で ら30日間は行為に着手で ます。 時間 きません 。(期間短縮の場 きません 。(期間短縮の場 合あり。) 合あり。) ○特別地域(特別保護地区含 ○特別地域… 申請書が受理 む)… 申請書が受理されて されてから15日~45日 から、国立公園で1~3ヶ 間 。(行為の内容により異 月間、国定公園で15日~ なる) 45日間 。(行為の内容に より異なる) 備考:自然公園の普通地域及び特別地域、鳥獣保護区等の位置は、相談窓口で確認できます。 - 44 - 農山漁村滞在型余暇活動のための基盤整備の促進に 関する法律(農村休暇法) 主として都市住民が余暇を利用して農山漁村に滞在し、農林漁業の体験その他農林漁業へ の理解を深める活動(グリーン・ツーリズム)を行うための受入条件を整備することにより、 都市と農山漁村の交流の活発化や経済的効果を通じて農山漁村の活性化を推進するとともに、 ゆとりある生活の実現を図る。 対象地域 ○ 農村滞在型余暇活動(グリーン・ツーリズム)の機能の整備を促進する措置の対象とな る地域要件は、次のとおりです。 ・ 農用地等が当該地域内の土地の相当部分を占め、かつ、良好に保全されていること。 ・ 当該地域において、農用地その他の農業資源と周囲の環境とが一体となって良好な農村 の景観を形成していると認められること。 ・ 地域の自然的、経済的、社会的諸条件からみて、当該地域を含む農村地域の振興を図る ため、農村滞在型余暇活動のための機能の整備を促進することが相当と認められること。 ・ 当該地域が、農業振興地域の整備に関する法律(農振法)第6条第1項の規定により指 定された農業振興地域内にあること。 市町村計画 ○ 市町村は上記の地域を対象にして、道の基本方針に基づき、市町村計画を作成すること ができます。 市町村は、市町村計画を作成したときは、遅滞なく公表するとともに北海道知事に報告 する必要があります。 関係する措置 ○ 協定 市町村計画の整備地区内の土地に関して、所有権、地上権、永小作権、質権、賃借権、 使用貸借権又はその他の使用及び収益を目的とする権利を有する者は、次の事項を定めた 土地利用協定を締結し、市町村長の認定を受けることができます。 ・ 協定の対象区域 ・ 農用地その他の農業資源の保健機能の増進を図るための農用地等その他の土地の利用に 関する事項 ・ 協定違反の場合の措置 ・ 協定の有効期間(10年以下) ・ その他必要な事項 ○ 市街化調整区域内における開発行為 市街化調整区域内でのグリーン・ツーリズム関連施設開設(開発行為)は、市町村計画 に位置付けられていることにより、都市計画法の許可となる可能性があります。 ○ その他 「北海道チャレンジパートナー特区」のグリーンツーリズム推進に係る特例措置を受け るためには、市町村計画を作成していることが必要になります。 相談窓口 市町村、道農政部農村設計課 - 45 - 建築基準法 建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、建物の安全性、財産の 保護を図る。 規制の対象となる行為 建築物を建築(新築・増築・改築・移転)したり、また、既存の建築物を大規模に修繕、 模様替、用途変更を行う場合 確認申請 ・ 建築確認申請、完了検査申請 建築または大規模の修繕、模様替を行う場合、建築主は工事に着手する前にその計画が 建築に関する法令に適合するものであることについて、建築主事または指定確認検査機関 の確認を受けるために、確認申請書を提出する。(建築主事とは、建築物や工作物の計画の確 認に関する事務を行うために北海道、特定の市町(特定行政庁、限定特定行政庁)に置かれ る職員。) なお、確認の申請手続きを要しない工事を行う場合においても、建築物は全て法令に適 合していなければならない。(54ページ「建築基準法令チェックリスト」を参照。) ・ 確認申請が必要な建築物は、52ページを参照。 ・ 確認後に計画の変更を行う場合には、軽微な変更を除いて、計画変更の確認申請が必要 となる。 ・ 工事が完了したときには、完了した日から4日以内に建築主事、又は工事の完了の日か ら4日が経過するまでに指定確認検査機関に届くよう、完了検査申請書を提出する。 ・ ファームインが旅館業法に基づく「旅館」となる場合、建築基準法では「旅館」の用途 として扱われる。 相談窓口 市町村、振興局建設指導課、道建設部建築指導課 手続きにかかる費用 確認申請に際しては、確認申請1件につき、次の手数料を納める。(構造計算適合性判定が 必要な場合には、構造計算適合性判定手数料を加算する。) 建築物を移転、大規模の修繕、模様替または用途変更をする場合には、これに変わる部分 の床面積の1/2について手数料を算定する。 なお、確認申請手数料は、変更される場合がありますので、窓口で確認してください。 〔確認手数料〕 30㎡以内: 12,000円 30~ 100㎡以内: 19,000円 100~ 200㎡以内: 27,000円 200~ 500㎡以内: 37,000円 500~ 1,000㎡以内: 61,000円 1,000~ 2,000㎡以内: 86,000円 2,000~5,000㎡以内:160,000円 5,000~10,000㎡以内:260,000円 10,000~20,000㎡以内:380,000円 20,000~50,000㎡以内:520,000円 50,000㎡を超える:720,000円 〔完了検査手数料〕 30㎡以内: 13,000円 100~ 200㎡以内: 20,000円 500~ 1,000㎡以内: 41,000円 2,000~5,000㎡以内: 96,000円 10,000~20,000㎡以内:200,000円 50,000㎡を超える:410,000円 〔中間検査手数料〕 30㎡以内: 13,000円 100~ 200㎡以内: 19,000円 500~ 1,000㎡以内: 37,000円 - 46 - 30~ 100㎡以内: 16,000円 200~ 500㎡以内: 26,000円 1,000~ 2,000㎡以内: 56,000円 5,000~10,000㎡以内:140,000円 20,000~50,000㎡以内:280,000円 30~ 100㎡以内: 15,000円 200~ 500㎡以内: 25,000円 1,000~ 2,000㎡以内: 49,000円 2,000~ 5,000㎡以内: 82,000円 10,000~20,000㎡以内:170,000円 50,000㎡を超える:350,000円 5,000~10,000㎡以内:120,000円 20,000~50,000㎡以内:230,000円 〔完了検査手数料〕 (中間検査済み) 0~ 30㎡以内: 12,000円 200㎡以内: 19,000円 500~ 1,000㎡以内: 38,000円 2,000~ 5,000㎡以内: 91,000円 10,000~20,000㎡以内:190,000円 50,000㎡を超える:400,000円 30~ 100㎡以内: 15,000円 200~ 500㎡以内: 25,000円 1,000~ 2,000㎡以内: 52,000円 5,000~10,000㎡以内:130,000円 20,000~50,000㎡以内:270,000円 〔構造計算適合性判定手数料〕(上段:認定プログラムあり、下段:認定プログラムなし) 1,000㎡以内:110,000円 160,000円 2,000~10,000㎡以内:150,000円 240,000円 50,000㎡を超える:300,000円 540,000円 1,000~ 2,000㎡以内:140,000円 210,000円 10,000~50,000㎡以内:170,000円 290,000円 なお、上記手数料については、北海道における手数料となるため、特定行政庁、限定特定 行政庁、指定確認検査機関に申請する場合には、それぞれの窓口で確認してください。 (平成24年4月1日変更) 手続きにかかる時間 旅館など建築物・大規模建築物は35日以内、その他は7日以内 【参考】 建築確認申請手続きについて 相談窓口 建築物を建築しようとする市役所、町村役場、道建設部建築指導課または振興局 建設指導課建築住宅係 手続きの流れ 建築の用途、規模、構造及び地域によって確認を受ける行政庁が異なります。 ①全ての建物(法6条1項1号~4号建物)の確認申請ができる市 札幌市、函館市、小樽市、釧路市、苫小牧市、室蘭市、旭川市、帯広市、北見市、江別市 申 請 建 築 主 市 の 建 築 主 事 確 認 ② 木造等の規模の小さい建物(法6条1項4号建物)の確認申請ができる市町 千歳市、岩見沢市、滝川市、稚内市、網走市、登別市、恵庭市、伊達市、砂川市、名寄市、深川市、紋別 市、美唄市、留萌市、富良野市、士別市、石狩市、北広島市、白老町、音更町、中標津町、北斗市、当別 町、芽室町、幕別町、余市町、美幌町、釧路町、厚岸町、芦別市、赤平市、三笠市、長沼町、根室市、標 茶町、遠軽町、弟子屈町、上富良野町、七飯町、東神楽町 建 築 申 請 確 認 主 市 町 の 建 築 主 事 ③ ①、②以外の市町村(北海道(道建設部建築指導課または振興局建設指導課)に確認申請) 建 築 主 申 確 請 認 市 町 村 - 47 - 道・振興局の建築主事 建築確認申請・計画通知を要する建築物 通用区域 全国 法6 用途・構造 条1 (法別表第1(イ)・令115条の2) 項 1号 (劇場・映画館・演芸場)・観覧場・( 公会堂・集会 場) 病院・(診療所(患者の収容施設のあるものに限る) ・児童福祉施設等:注①)・養老院・共同住宅・(ホ テル・旅館)( ・ 下宿・寄宿舎) 学校・(体育館・ボーリング場・スケート場・水泳場 :注②)・スキー場・スポーツの練習場・(博物館・ 美術館・図書館:注①) (百貨店・マーケット・10㎡をこえる物品販売を営 む店舗)・展示場・遊技場・(キャバレー・カフェー ・ナイトクラブ・バー)・ダンスホール・公衆浴場・ 飲食店・(待合・料理店) 倉庫 自動車車庫・自動車修理工場・ (映画スタジオ・テレ ビスタジオ) 2号 木造の建物 3号 木造以外の建物 規模 工事種別 左記用途 新 築 に供する 増 築 部分の床 改 築 面積の合 移 転 計> 大規模の 100㎡ 修繕 大規模の 模様替え 特殊建築 物への用 途変更 階数≧3 または 延面積> 500㎡ 階数≧2 または 延面積> 200㎡ 規模に関 係なし 都市計画区域 4号 1~3号以外の建物 新 築 内若しくは準 増 築 都市計画区域 改 築 または知事の 移 転 指定区域 備考 1 特殊建築物への用途変更でも、上表中( )内同士の変更は、確認申請不要。 2 注①については、第一種低層住居専用地域内又は第二種低層住居専用地域、注 ②については、第一種中高層住居専用地域内、第二種中高層住居専用地域もし くは工業専用地域内にある場合には、それぞれの( )内容と相互間の変更 であっても確認が必要。 3 防火・準防火地域外での増築・改築・移転で床面積10㎡以内のものは確認不 要。 4 都市計画区域内に確認除外区域が指定されている場合があるが、この区域内で の4号建築物の建築については、確認を要しない。 5 増築によって、1~3号の規模となる場合、1号~3号の建築として取り扱う。 - 48 - 建築基準法に基づく諸手続の概要 設 設 計 建築計画 確認申請 許可申請 消防署長など 確 建築審査会 計 工 確認済証 工事整理 安全計画設計 工事届 工事着工 完 成 事 検査済証 建 物 の 使 用 使用開始 除 去 滅 失 構造計算 適合性判定 認 検 査 工事中の 安全計画書 各種許可 定期検査 定期報告 維持管理 除去滅失 除却届 市町村長 - 49 - 滅失報告 建築基準法令チェックリスト(ホテル・旅館) 本チェックリストは、建築基準法令の要点を集約したもので、具体的な法令の内容については建築基準法及び関係法令を参照の上、チェック を行ってください。なお、建築物の用途により適用内容が異なる場合がありますので、必ず市町村の担当窓口に確認を行ってください。 注) 該当条項の条は北海道建築基準法施行条例であり、各特定行政庁には建築基準条例がありますので、建築場所が各特定行政庁の場合は、各 特定行政庁の担当窓口に確認してください。 ホテル、旅館の区分は旅館業法の定義によるが、ホテルとは、様式の構造設備を、旅館とは和式の構造設備をそれぞれ主とする施設を設けた もので、いずれも宿泊料を受けて、人を宿泊させる営業を行う建築物。 なお、旅館業法上では宿泊する場所を多人数で供用する構造設備を主とする施設を設けたものを「簡易宿所」と称しているが、建築基準法で は旅館として取り扱われる。 区分 項 目 規 定 該当条項 用途地域制限 都市計画区域内にある次の用途地域内では、用途に合致する建築物のみ建築できる。 法第48条 第1種住居地域(3,000㎡以下に限る) 第2種住居地域 準住居地域 近隣商業地域 商業地域 準工業地域 一 用途地域の指定のない区域 * 建築物の敷地が都市計画区域の規制対象に該当するかどうかについては、建築場所の市町村に 確認してください。 敷地と道路 建築物の敷地は、2m以上接しなければならない 。(都市計画区域等) 法第43条 般 延べ面積が1,000㎡以上の建築物の敷地は、道路に6m以上接しなければならない 。(都市 条第6条 計画区域等) 敷地は幅員6m未満の路地上部分のみによって道路に接しないこと 。(都市計画区域等) 条第5条 容積率 容積率=延べ床面積(全ての階の面積を合計した床面積)÷敷地面積×100% 法第52条 率については 、建築物を建築する地域により異なるので 、建築場所の市町村に確認してください 。 規 建ぺい率 外壁の後退距離 定 高さ制限 日影制限 木造建築物等の 主要構造部 換気 シックハウス 対策 天井高 避雷設備 22条区域 防 木造建築物 等の外壁等 火 防火・準防火地 規 域 定 防火壁 構造制限 建ぺい率=建築面積(建築物の敷地への投影面積)÷敷地面積×100% 法第53条 率については 、建築物を建築する地域により異なるので 、建築場所の市町村に確認してください 。 第1種低層住居専用地域及び第2種低層住居専用地域で外壁の後退距離の限度が定められた場 法第54条 合、建築物の外壁またはこれに変わる柱の面から敷地境界線までの距離は、当該限度以上となる。 用途地域や道路等との関係によって建てられる高さが決まっている。 法第55条 制限の基準は 、建築物を建築する地域により異なるので 、建築場所の市町村に確認してください 。 法第56条 建築物を建築する地域によっては制限があるので、建築場所の市町村に確認してください。 法第56条の2 最高の高さ13mまたは軒の高さ9mを越える建築物は、安全上及び防火上必要な技術的基準に 法第21条 適合する場合を除き、木造等としてはならない。 令第129条の2の3 居室には床面積の1/20以上の開口部を設ける。 法第28条2項 居室の内装の仕上げの制限 法第28条の2 居室には換気設備を設ける。 令第20条の5 天井裏等の措置 令第20条の6 居室の天井高は2.1m以上とする。 令第21条 高さ20mを越える建築物には避雷設備を設ける。 法第33条 特定行政庁が指定する区域内の建築物の屋根の構造は、政令で定める基準または大臣の認定を受 法第22条 けたものとしなければならない。 令第109条の5 特定行政庁が指定する区域、政令で定める基準、大臣認定申請の手続きについては、建築場所の 市町村に確認してください。 22条区域内の木造建築物等は、外壁で延焼の恐れのある部分を、準防火性能に関して大臣が定 法第23条 めた技術基準または大臣の認定を受けたものとする。 大臣が定めた技術基準 、大臣認定申請の手続きについては建築場所の市町村に確認してください 。 22条区域内の木造等ホテル、旅館、下宿で階数が2以上でかつ床面積が200㎡を超えるもの 条第57条 は、外壁及び軒裏で延焼の恐れのある部分を防火構造とする。 都市計画で定められた防火・準防火地域内では、構造、外壁、屋根等について耐火建築物または 法第61条 準耐火建築物とする必要がある。 ~法第67条 防火・準防火地域の区域 、耐火・準耐火基準については 、建築場所の市町村に確認してください 。 木造で床面積1 ,000㎡を越える場合 、1 ,000㎡以内ごとに自立する防火壁で区画すること 。 法第26条 3階以上の階をホテル、旅館、下宿とする 耐火建築物とする。 法第27条第1項 もの。 (階数が3で3階を下宿とするものは、1時間準耐火 建築物は可) 2階部分の床面積が300㎡以上のもの。 耐火物または準耐火建築物とする。 法第27条第2項 - 50 - 区分 項 目 定 1,500㎡以内ごと 500㎡以内ごと 1,000㎡以内ごと 建築物の11階以上の部分 100㎡以内ごと 堅穴区画 主要構造部が準耐火構造で地階または3階以上に居室のあるものは、階段等とその他の部分を区画 する。 異種用途区画 建築物の一部に3階以上または2階の床面 1時間準耐火構造の床、壁、特定防火設備で区画 積300㎡以上のホテル、旅館、下宿があ るもの 間仕切壁 防火上主要な間仕切壁は準耐火構造とし、小屋裏または天井裏に達すること。 内装制限 下記に該当する場合は居室を難燃以上、通路を準不燃以上で仕上げる 。(3階以上の階に居室がある 場合は、居室の天井を準不燃以上で仕上げる。 イ) 耐火建築物で3階以上の床面積が300㎡以上。 ロ) 準耐火建築物で2階以上の床面積が300㎡以上。 ハ) その他の建築物で床面積が200㎡以上。 階段の寸法 幅員 けあげ 路面 地上階居室>200㎡以上 120cm以上 20cm以下 24cm以上 または地階居室>100㎡の場合 (屋外90cm以上 ) 上記以外の場合 75cm以上 22cm以下 21cm以下 地上階居室100㎡の場合の階段の一つ 120cm以上 20cm以下 24cm以上 階段までの歩 主要構造部が耐火も その他のもの 行距離 しくは準耐火構造ま たは不燃材料 客室など 50m(60m) 30m その他の居室 50m(60m) 40m 注 )( )内は内装を準不燃とした場合の数値。 15階以上の居室については上表から10mを減じる。 2 以 上 の 直 通 宿泊室の床面積が100㎡(主要構造部が準耐火または不燃の場合は200㎡ )を超える階で必要 。 階段 5 階 以 上 の 歩 ホテル、旅館の5階以上の階に設ける直通階段等に至る経路は、重複区間のない2以上のものとす 行経路 る。 手すりの設置 階段には手すりを設けなければならない。 避難階段 * 施設の構造等により規定の内容が異なりますので、市町村の担当窓口に個別に確認してくださ い。 廊下の幅 中廊下 片廊下 地上階居室>200㎡ 1.6m以上 1.2m以上 または地階居室>100㎡以上の場合 居室の床面積の合計が100㎡を超える階の客用の廊下の幅は1.2m以上とする。 排煙設備 延べ床面積が500㎡を超えるものは排煙設備が必要。 非常用照明 居室、通路には非常用照明を設けること。 非常用進入口 高さ31m以下にある3階以上の各階に設置。 高 齢 者 ・ 障 害 当該用途に供する部分の床面積が1,000㎡を超える場合、主要な出入口、廊下等の構造に対し 者の配慮規定 て別途規定あり。 面積区画 防 火 規 定 避 難 規 定 規 耐火または任意の準耐火建築物 該当条項 令第112条第1項 令第112条第2項 令第112条第3項 令第112条第5項 令第112条第9項 令第112条第13項 令第114条第2項 法第35条の2 令第128条の4 令第129条 令第23条第1項 条第37条 令第120条第1項、 第2項 令第121条第1項、 第2項 条第38条の2 令25条 令第122条 令第119条 令第126条の2 令第126条の4 令第126条の4 条60の2 ~条60の7 参考:用語の定義(建築基準法(昭和25年5月24日、法201号)第2条より) ・耐火構造 鉄筋コンクリート造、れんが造等の構造で、政令で定める耐火性能を有するものをいう。 ・準耐火構造 耐火構造以外の構造であって、政令で定める耐火構造に準ずる耐火性能を有するものをいう。 ・耐火建築物 主要構造部を耐火構造または政令で定める技術的基準に適合するものとした建築物で、外壁開口部で延焼の恐れのある部分に政令で定める 構造の防火戸その他の防火設備を有するものをいう。 ・準耐火建築物 耐火建築物以外の建築物でイまたはロのいずれかに該当し、外壁の開口部で延焼の恐れのある部分に政令で定める構造の防火戸その他の防 火設備を有するものをいう。 イ 主要構造部を準耐火構造としたもの ロ イに掲げる建築物以外の建築物であって、イに掲げるものと同等の耐火性能を有するものとして主要構造部の防火の措置その他の事項 について政令で定める技術的基準に適合するもの。 ・主要構造部 壁、柱、床、はり、屋根または階段をいい、建築物の構造上重要ではない間仕切壁、間柱、附け柱、揚げ柱、最下階の床、廻り舞台の床、 小ばり、ひさし、局部的な小階段、屋外階段その他これらに類する建築物の部分を除くものとする。 - 51 - 消防法 火災を予防し、警戒し及び鎮圧し、国民の生命、身体及び財産を火災から保護するととも に、火災または地震等の災害に因る被害を軽減し、もって、安寧秩序を保持し、社会公共の 福祉の増進に資することを目的とする。 規制の対象となる行為 ○ 防火対象物の位置、構造、設備及び管理の基準 ・ 火を使用する設備の位置、構造及び管理等(市町村条例の定め) ○ 防火対象物の位置、構造、設備及び管理について、火災予防上危険である場合、消防活 動に支障となる場合の措置 ○ 危険物等の貯蔵の基準(消防法による。少量危険物等の貯蔵の基準は市町村条例の定め) ○ 消防用設備等の設置・維持義務等 消防用設備を設置し、維持しなければならない防火対象物は、消防法施行令別表第1 (53ページ参照)に掲げる防火対象物とする。 (参考例) ・ 飲食店 ・ 旅館、ホテル、、宿泊所 ・ 物品販売業を営む店舗 ・ 工場又は作業場 ○ 防火管理者等の選任等 ○ 防火物品の使用 許可等の手続 ○ 防火対象物の設置者は、建築又は大規模に修繕等を行う場合、確認申請書(49ページ 建築基準法参照)を建築主事等へ提出する。(確認等の際、消防長または消防署長の同意 が必要) ○ 消防署長への届出 主な設備の設置基準 ○ 建築物の規模(面積、収容人員)、形態によって必要な消防用設備(消火器、避難誘導灯、 避難器具等)が異なりますので、必ず建築前に消防署に相談してください。 ○ 防火管理者の選任基準は消防法施行令第1条の2に規定されていますので、詳しくは消 防署に相談してください。 (参考例) 旅館・ホテル等 飲食店、物品販売店舗等 工場、作業場等 収容人員30人以上 左に同じ 収容人員50人以上 相談窓口 消 防 署 - 52 - 防火対象物 (消防法施行令 別表第1) 項 1 イ ロ イ ロ 2 ハ 3 イ ロ 4 5 6 イ ロ イ ロ ハ 7 8 9 イ ロ 10 11 12 13 イ ロ イ ロ 14 15 16 イ ロ 16の2 16の3 17 18 19 20 用途 劇場、映画館、演芸場又は観覧場 公会堂又は集会場 キャバレー、カフェー、ナイトクラブその他これらに類するもの 遊技場又はダンスホール 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(昭和23年法律第122号)第2条第5項 に規定する性風俗関連特殊営業を営む店舗((1)項イ、(4)項、(5)項イ及び(9)項イに掲げる防火 対象物の用途に供されているものを除く。)その他これに類するものとして総務省令で定めるも の 待合、料理店その他これらに類するもの 飲食店 百貨店、マーケットその他の物品販売業を営む店舗又は展示場 旅館、ホテル、宿泊所その他これらに類するもの 寄宿舎、下宿又は共同住宅 病院、診療所又は助産所 老人福祉施設、有料老人ホーム、介護老人保健施設、救護施設、更生施設、児童福祉施設 (母子生活支援施設及び児童厚生施設を除く。)、身体障害者福祉センター、障害者支援施 設、地域活動支援センター、福祉ホーム又は障害福祉サービス事業(生活介護、自立訓練、就 労移行支援又は就労継続支援を行う事業に限る。)を行う施設 幼稚園又は特別支援学校 小学校、中学校、高等学校、中等教育学校、高等専門学校、大学、専修学校、各種学校その 他これらに類するもの 図書館、博物館、美術館その他これらに類するもの 公衆浴場のうち、蒸気浴場、熱気浴場その他これらに現するもの イに掲げる公衆浴場以外の公衆浴場 車両の停車場又は船舶若しくは航空機の発着場(旅客の乗降又は待合いの用に供する建築 物に限る。) 神社、寺院、教会その他これらに類するもの 工場又は作業場 映画スタジオ又はテレビスタジオ 自動車車庫又は駐車場 飛行機又は回転翼航空機の格納庫 倉庫 前各項に該当しない事業場 複合用途防火対象物のうち、その一部が(1)項から(4)項まで、(5)項イ、(6)項又は(9)項イに掲げ る防火対象物の用途に供されているもの イに掲げる複合用途防火対象物以外の複合用途防火対象物 地下街 建築物の地階((16の2)項に掲げるものの各階を除く。)で連続して地下道に面して設けられたも のと当該地下道とを合わせたもの((1)項から(4)項まで、(5)項イ、(6)項又は(9)項イに掲げる防 火対象物の用途に供される部分が存するものに限る。) 文化財保護法(昭和25年法律第214号)の規定によつて重要文化財、重要有形民俗文化財、 史跡若しくは重要な文化財として指定され、又は旧重要美術品等の保存に関する法律(昭和8 年法律第43号)の規定によつて重要美術品として認定された建造物 延長50メートル以上のアーケード 市町村長の指定する山林 総務省令で定める舟車 - 53 - 水質汚濁防止法 公共用水域及び地下水の水質汚濁の防止を図り、国民の健康を保護するとともに生活環境 を保全し、並びに被害者の保護を図る。 規制の対象となる行為 ○ 特定施設の設置等の届出及び設置工事等の実施制限 (届出受理後60日は設置等を制限) 〔主な特定施設〕 ・ 旅館業用の厨房施設、入浴施設、飲食店などに設置される厨房施設(規模要件以上) ・ し尿処理施設(処理対象500人以下のし尿浄化槽を除く) ・ 畜産食料品製造業用の原料処理施設、洗浄施設、湯煮施設 ○ 排水基準等の遵守及び地下浸透の制限 主な適用除外 法の対象施設以外の施設 届出手続 知事または水質汚濁防止法施行令で定める市長(札幌市長、函館市長、旭川市長)に届出 届 出 者 振 興 局 環境生活課 受 理 または 書 の 札幌市長 函館市長 旭川市長 交 付 相談窓口 水質汚濁防止法施行令で定める市(札幌市、函館市、旭川市)、 振興局環境生活課、道環境生活部環境推進課 手続きにかかる費用 無 料 注) 特定施設の「旅館業」とは、旅館業法による営業の中で下宿営業を除いた、 ホテル営業・旅館営業・簡易宿所営業をいう。 - 54 - 駐車場法 都市における自動車の駐車のための施設の整備に関し必要な事項を定めることにより、道 路交通の円滑化を図る。 路外駐車場の構造及び設備の基準 路外駐車場で自動車の駐車の用に供する部分の面積が500m2以上であるものの構造及び 設備は、政令で定める技術的基準による。(駐車場法施行令第6条~第15条) ただし、建築基準法その他の法令の規定の適用がある場合においては除く。 ※路外駐車場:道路の路面外に設置される自動車の駐車の施設であって一般公共の用に供されるもの。 届出の対象となる行為 都市計画区域内に以下の3条件のすべてに該当する路外駐車場を設置する者は、あらかじ め、路外駐車場の位置、規模、構造、設備その他必要な事項を届け出なければならない。 また、それ以外のものは届出を要しない。 1.道路の路面外に設置される自動車の駐車のための施設であって、一般公共の用に供されもの。 2.駐車の用に供する部分の面積が500m2以上であるもの。 3.都市計画区域内に設置され、かつ、その利用について料金を徴収するもの 一般公共の用に供される:駐車場を利用する人の資格が限定されず、一般公衆の自由な利用に供されることをいう。 駐車の用に供する部分の面積:一般公共の用に供する駐車ますの面積の合計をいう。 料金の徴収について:提携する商店等のレシートチェックを行い、レシートのないものまたは時間超過分について 別途料金を支払うもの、及び一定時間無料の後、料金を徴収するもの、 また,駐車場の直接の利用者以外が相当料金を支払うものも料金を徴収するものとして取扱う。 届出手続 ○設置届出に必要な図書 提出部数 必 設 1 2 3 4 置 関 係 5 6 7 8 9 要 書 類 設置届出書 地形図(案内図)1/10000以上 (1)平面図(出入口のある階)1/200以上 (2)平面図(2層以上の場合は各階)1/200以上 ①駐車場の区域 ②周囲の道路(バス停、横断歩道、交差点等施 行令で定められているものを記入する) ③自動車の出口、入口、車路、駐車桝及び料金 徴収所など場内設備) 立面図 2面以上 1/200以上 断面図 2面以上 1/200以上 屈曲部、傾斜部の詳細図 1/200以上 機械式駐車装置 大臣認定書の写し の場合 仕様書又は全体組立図 建築物の場合 2 2 2 2 建築物でない場合 2 2 2 2 2 2 2 2 ○設置に係る届出先 設 置 場 所 都市計画区域内 相談窓口 都市計画区域を有する市町、道建設部都市計画課 手続きに係る費用 無料 - 55 - 届出先 各市町長 高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する 法律(バリアフリー法) 高齢者、障害者等の移動等の円滑の促進のための措置を講ずることにより、建築物や駐車 場のの質の向上と公共の福祉の増進を図る。 【建築物】 対象となる建築物 次の用途に供する建築物で、床面積の合計が2,000㎡以上の新築、増築、改築、用途 変更を行う場合、バリアフリー対応の建築物移動等円滑化基準に適合させなければならない。 (建築物移動等円滑化基準は、建築基準法に規定する基準とみなされる。) また、床面積の合計が2,000㎡未満の新築、増築、改築、用途変更を行う場合につい ても、バリアフリー対応の建築物移動等円滑化基準に適合させるよう努める必要がある。 ・ 百貨店、マーケットその他の物販販売業を営む店舗 ・ ホテルまたは旅館 ・ 飲食店 特例措置 ○ バリアフリー対応の建築物移動等円滑化誘導基準に適合するとの認定を受けた場合の特 例 ・ 表示制度 認定建築物、その敷地、広告などへのシンボルマークの表示が可能 ・ 容積率の特例 廊下、トイレ、エレベーターなどの床面積が通常建築物の廊下、トイレ、エレベータ ーなどの床面積を超える場合、容積率の算定基礎となる延べ面積に、その床面積を算入 しないことができる。 (認定を受けた建築物の延べ面積の1/10を上限とする。) 税制上の特例措置床面積合計が2,000㎡以上で昇降機を設置した左欄1~18の 建築物については、所得税、法人税の割増償却(10%、5年間)が可能。 ・ 低利融資 日本政策投資銀行や中小企業金融公庫等から低利の融資を受けることが可能。 ○ 既存の特定建築物にもうける車いす使用者用エレベーターについての建築基準法の特例 エレベーターが次の基準に適合し、北海道(特定行政庁に該当する市の場合は市)が防 火上及び避難上支障がないと認めたときは、当該特定建築物に対する建築基準法第27条 第1項の構造制限、第61条、第62条第1項の基準に関する規定を適用しない。 ・ エレベーターの設置箇所の壁、柱、床、はりが、昇降機の設置後に構造耐力上安全な 構造となること。 ・ エレベーターの昇降路は、出入口が自動的に閉じる構造で、かつ主要構造部の壁、柱、 はりが不燃材料製であること。昇降機のかご内及び乗降ロビーには、使用者が利用しや すい位置に制御装置を設け、乗降ロビーに設ける制御装置に装置の利用を停止できる構 造とすること。 ・ エレベーターの乗降ロビーからかご内の車いす使用者が容易に見える構造とし、かつ、 建築物管理者の勤務場所と昇降機かご内との連絡装置が設置されていること。 - 56 - ○ 高齢者、身体障害者などが円滑に利用できる建築物の容積率の特例 ・ 廊下、トイレ、エレベーターなどの床面積が、高齢者、身体障害者などの円滑な利用 のため通常床面積よりも著しく大きい建築物で、国土交通大臣が定める基準に適合する 場合、特定行政庁の許可により容積率が緩和される。 認定、許可等手続 ○ バリアフリー対応の建築物移動等円滑化基準への適合確認 建築基準法の建築確認申請、完了検査申請に併せて確認。 ○ バリアフリー対応の建築物移動等円滑化誘導基準に適合した建築等及び維持保全の計画 認定申請 建築物の建築主が、申請書、計画書に施行規則第3条に定める書類を添付して、北海道 に提出する。ただし、次に該当する場合は市町村に提出する。 1 特定行政庁に該当する市内に建築場所がある場合 2 限定特定行政庁に該当する市町村内に、建築基準法第6条第1項第4号に掲げる小規 模建築物を建築する場合 ・ 認定を受けた計画の変更をしようとする場合は、認定申請と同様の書類を北海道に提 出する。ただし、次に該当する場合は市町村に提出する。 1 特定行政庁に該当する市内に建築場所がある場合 2 限定特定行政庁に該当する市町村内に、建築基準法第6条第1項第4号に掲げる小規 模建築物を建築する場合 ○ 車いす使用者用エレベーターについての建築基準法の特例 建築基準法の建築確認申請、完了検査申請に併せて確認。 相談窓口 市町村 振興局建設指導課 道建設部建築指導課 手続きにかかる費用 無 料 手続きにかかる時間 ○ バリアフリー対応の建築物移動等円滑化誘導基準に適合した建築等及び維持保全の計画 認定 ○ バリアフリー対応の建築物移動等円滑化誘導基準に適合した建築等及び維持保全の計画 変更の認定 21日間 特定行政庁 札幌市、函館市、小樽市、釧路市、苫小牧市、 室蘭市、旭川市、帯広市、北見市、江別市 限定特定行政庁 千歳市、岩見沢市、滝川市、稚内市、網走市、登別市、恵庭市、伊達市、砂川市、名寄市、 深川市、紋別市、美唄市、留萌市、富良野市、士別市、石狩市、北広島市、白老町、音更町、 中標津町、北斗町、当別町、芽室町、幕別町、余市町、美幌町、釧路町、厚岸町、芦別市、 赤平市、三笠市、長沼町、根室市、夕張市、標茶町、遠軽町、上富良野町、七飯町、弟子屈町 東神楽町 * 限定特定行政庁の確認対象外の建築物については、道が特定行政庁となる。 - 57 - 【駐車場】 対象となる駐車場 次の全てに該当する駐車場( 「特定路外駐車場」という)を設置する場合は、駐車場をバリ アフリー化対応の路外駐車場移動等円滑化基準に適合させなければならない。 ・ 道路の路面外に設置される自動車の駐車のための施設であって、一般公共の用に供さ れるもの(建築物または建築物の附属施設となっているものを除く) ・ 自動車(自動二輪車を含む)の駐車ますの合計が500㎡以上あるもの ・ 利用について駐車料金を徴収するもの バリアフリー化の基準 ○ 路外駐車場車いす使用者用駐車施設(車いす使用者用駐車ます) ・ 1台以上設けること。 ・ 駐車ます又はその付近に車いす使用者用であることの表示をすること。 ・ 車いすの方が駐車場の外に出るまでの経路(次項の「路外駐車場移動等円滑化経路」 ) の距離ができるだけ短くなる位置に設けること。 ・ 幅を350㎝以上確保すること。 ○ 路外駐車場移動等円滑化経路(車いす用駐車ますから駐車場の外までの経路のうち、高 齢者、障害者等が円滑に移動できる経路) ・ 経路を1以上設けること。 ・ 経路上に段を設けない。ただし、傾斜路を併設する場合はこの限りでない。 ・ 50m以内ごとに車いすの転回に支障がない場所を設けること。 ・ 経路を構成する通路の幅を120㎝以上、出入口の幅を80㎝以上確保すること。 ※ この他、経路上に段に代わる傾斜路又は段に併設している傾斜路を設ける場合は、傾斜 路の幅や勾配、高さ、踊り場、手すり等についても基準があります。詳細は、相談窓口に お問い合わせください。 届出手続 次の書類を各2部作成し、駐車場設置の工事着手前に提出してください。 ・ 届出書様式 ・ 駐車場の位置を表示した縮尺1万分の1以上の地形図 ・ 駐車場の区域を表示した縮尺200分の1以上の平面図 ・ 路外駐車場車いす使用者用駐車施設、路外駐車場移動等円滑化経路その他の主要な施 設を表示した縮尺200分の1以上の平面図 設 置 場 所 届出先 市の区域 各市長 町については以下の区域 各町長 当別町・福島町・木古内町・七飯町・森町・八雲町・長万部町・江差町・今金町・せたな町・倶知安町・共和町・ 岩内町・古平町・余市町・南幌町・奈井江町・長沼町・栗山町・新十津川町・鷹栖町・東神楽町・上川町・美瑛町 ・上富良野町・下川町・美深町・増毛町・苫前町・羽幌町・浜頓別町・枝幸町・美幌町・斜里町・遠軽町・滝上町 ・興部町・雄武町・大空町・壮瞥町・白老町・厚真町・洞爺湖町・安平町・むかわ町・日高町・浦河町・新ひだか 町・音更町・新得町・清水町・芽室町・大樹町・広尾町・幕別町・池田町・本別町・足寄町・浦幌町・釧路町・厚 岸町・標茶町・弟子屈町・白糠町・中標津町(平成24年4月1日現在) 上記以外の町村の区域 手続きに係る費用 :無料 相談窓口 上記の市町村、道建設部都市計画課 知事 - 58 - 北海道福祉のまちづくり条例 福祉のまちづくりに関し、道、事業者及び道民の責務を明らかにするとともに、道の基本 的施策について必要な事項を定めることにより、福祉のまちづくりを総合的に推進し、道民 の福祉の増進に資する。 対象となる建築物(グリーン・ツーリズム関係分のみ) ○ 次の用途に供する建築物の新築、増築、改築、用途変更、大規模修繕、大規模模様替を 行う場合、工事着手前に知事に届出を行う。 また、次の用途に供する建築物の所有者または管理者は、障害者、高齢者等が円滑に利 用できるよう整備するために必要な基準に適合させるよう努める必要がある。 ・ 卸売市場、百貨店、マーケットその他の物販販売業を営む店舗 ・ ホテルまたは旅館 ・ 飲食店またはキャバレー、料理店、ナイトクラブ、ダンスホールその他これらに類す るもの 適用除外 ・ 建築基準法に基づく確認申請を要しない建築物 ・ 国、市町村等の公共的団体の建物 ・ 市町村が公共的施設について届出等の条例を制定した場合、道条例と同程度の効果が 期待できると認めたときの市町村の建築物(札幌市、函館市、苫小牧市) 届出手続 建築物の新築、増築、改築、用途変更、大規模修繕、大規模模様替を行う者が、知事に届 け出る。 相談窓口 市町村、振興局建設指導課、道保健福祉部福祉援護課・建設部建築指導課 手続きにかかる費用 無 料 - 59 - 景観法 一定規模以上となる建築物の新築・増築・外観変更(色彩変更を含む)等、または工作物 の新設・増築等を行う場合は、良好な景観形成を図るために、あらかじめ届出を行う必要が あります。なお、下記の内容は、グリーンツーリズムに関係すると想定される概要を平成 24年4月1日時点で記載してあります。 届出の対象となる行為と規模 ○ 札幌市、函館市、小樽市、旭川市、釧路市、当別町、黒松内町、長沼町、東川町、 美瑛町、上富良野町、清里町、平取町については、各市町ごとに定めているため、各 市町の担当窓口にお問い合わせください。 ○ 上記市町を除く道内全域においては、次のとおりです。 ・ 建築物の新築・増築・外観変更〈色彩変更を含む〉で、延べ面積2,000㎡(1,000㎡) 又は高さ13m(10m)を超えるもの。 ・ さく、塀、擁壁などは高さ5mを超えるもの。 ・ RC柱、鉄柱、木柱、煙突などは高さ15m(10m)を超えるもの。 ・ 物見塔、サイロなどは高さ13m(10m)を超えるもの。 【( )は、蘭越町、ニセコ町、真狩村、留寿都村、喜茂別町、京極町、倶知安町に適用】 届出の手続 ・ 札幌市、函館市、小樽市、旭川市、釧路市、当別町、黒松内町、長沼町、東川町、 美瑛町、上富良野町、清里町、平取町・・・・市町村長への届出 ・ 上記市町を除く道内全域・・・・知事への届出((総合)振興局に提出)) 相談窓口 市町村、振興局建設指導課、道建設部都市計画課 手続きにかかる費用 無 料 手続きにかかる時間 30日以内 景観条例等 景観法以外でも条例による規制がある場合があります。 景観条例については、北海道が制定している「北海道景観条例」や市町村が制定している条 例等のなかで、規制の内容を定めています。各市町村の条例等にかかる規制内容については 各々異なることから、各市町村の担当窓口へお問い合わせください。 なお、参考として道内で制定されている代表的な市町村について紹介します。 (平成23年6月現在) 振興局 市町村名 景 観 条 例 等 名 称 空 知 夕張市 夕張市都市景観条例 長沼町 長沼町美しい景観づくり条例 栗山町 栗山町まちなみ景観づくり要綱 石狩 札幌市 札幌市都市景観条例 当別町 美しい町当別をみんなでつくる条例 後志 小樽市 小樽の歴史と自然を生かしたまちづくり景観条例 寿都町 寿都町ふれあいのまちづくり景観要綱 黒松内町 黒松内町ふるさと景観条例 蘭越町 蘭越町こぶし咲くふるさと景観条例 ニセコ町 ニセコ町景観条例 真狩村 真狩村街なみ景観づくり要綱 倶知安町 倶知安の美しい風景を守り育てる条例 胆振 豊浦町 豊浦町美しいまちなみ景観づくり要綱 日高 平取町 平取町景観づくり条例 様似町 ふるさと様似の景観づくり条例 渡島 函館市 函館市都市景観条例 松前町 松前町歴史を生かした街なみ景観づくり要綱 振興局 市町村名 景 観 条 例 等 名 称 檜山 江差町 ふるさと江差の街並み景観形成地区条例 乙部町 乙部町やさしさあふれる景観づくり要綱 上川 旭川市 旭川市景観条例 富良野市 富良野らしさの自然環境を守る条例 上川町 上川町景観まちづくり条例 東川町 美しい東川の風景を守り育てる条例 美瑛町 美瑛町の美しい景観を守り育てる条例 上富良野町 かみふらの景観づくり条例 占冠村 美しい占冠の風景を守り育てる条例 宗谷 利尻富士町 利尻富士町街なみ景観要綱 オホー 清里町 清里町景観条例 ツク 西興部村 美しい村づくり条例 十勝 中札内村 豊かな自然を未来につなぐふるさと景観条例 更別村 更別村景観保全条例 釧路 釧路市 釧路市景観条例 根室 中標津町 中標津町景観条例 - 60 - 北海道屋外広告物条例 良好な景観を形成し、若しくは風致を維持し、又は公衆に対する危害を防止する。 規制の対象となる行為 常時又は一定の期間において、屋外で公衆に対し表示されるものであって、看板、立看板、 はり紙、はり札、広告塔、広告板並びに建物その他に掲出され、又は表示されたもの。 主な適用除外 ・ 自己の事務所や営業所に、その所在・名称・内容・販売する商品の名称若しくは内容 を表示するもののうち一定の基準を満たすもの(基準は地域によって異なります。) ・ 自己の管理する土地又は物件に管理上の必要に基づき表示し、又は設置するもの 等 許可手続 設置(表示)場所 札幌市、旭川市、函館市、小樽市 申請先(許可権者) 各市長 (独自に屋外広告物条例を制定しています。) 稚内市、登別市、奈井江町、共和町、松 各市町村長 前町、森町、奥尻町、美瑛町、上富良野 (屋外広告物の許可権限を北海道から移譲して 町(平成25年10月~)和寒町、剣淵町、 います。) 下川町、美深町、音威子府村、中川町、 苫前町、中頓別町、豊富町、利尻町、鹿 追町、芽室町 上記以外の市町村 各振興局長 ■ 札幌市、旭川市、函館市及び小樽市については、各市独自に屋外広告物条例を制定して いますので、申請の際は、許可基準等をご確認ください。 相談窓口 上記市町村、振興局建設指導課、道建設部都市計画課 手続きにかかる費用 広告物の表示面積によって異なります。 手続きにかかる時間 標準処理期間 10日間 - 61 - 動物の愛護及び管理に関する法律 動物の虐待の防止、動物の適正な取扱いその他動物の愛護に関する事項を定めて生命尊重、 友愛及び平和の情操の涵養に資するとともに、動物による人の生命、身体及び財産に対する 侵害を防止する。 規制の対象となる行為 動物とのふれあい施設など、次の行為を業として行う場合等には、動物取扱業の登録 が必要です。 販売 ペットの販売、繁殖など 保管 ペットホテル、ペットシッター、乗馬クラブなど 展示 動物触れ合い業者(体験農場等において触れ合い専用に 動物を飼養するものを含む)、客寄せのための展示など 上記のほか、動物の訓練、貸出し競りあっせん、譲受飼養についても、登録が必要です。 登録の基準 ○ 飼養施設等の構造や規模等に関する事項 ・ 個々の動物に適切な広さや空間の確保 ・ 給水・給餌器具や遊具など必要な設備の配備 等 ○ 飼養施設等の維持管理等に関する事項 ・ 1日1回以上の清掃の実施 ・ 動物の逸走防止 等 ○ 動物の管理方法等に関する事項 ・ 幼齢動物の販売等の制限 ・ 動物の状態の事前確認 ・ 購入者に対する事前説明 ・ 適切な飼養または保管 ・ 広告の表示規制 ・ 関係法令に違反した取引の制限 等 ○ 全般的事項 ・ 標識や名札(識別票)の掲示 ・ 動物取扱責任者*の配置 等 * 動物取扱責任者とは 専属の常勤職員のうち、業務を適正に営むために必要な知識や技術に関し、一定 の資格要件を満たした者です。 届出手続 ◆ 知事(札幌市内の場合は札幌市長)に登録申請します。 申 請 (事前相談) 者 登録証交付 申 請 (現地調査) 各振興局保健環境部環境生活課 (札幌市内の場合は、札幌市動物管理センター) 相談窓口 各振興局保健環境部環境生活課(札幌市内の場合は、札幌市動物管理センター) 手続きにかかる費用 動物取扱業者登録申請手数料 14,200円 注)人に危害を加える恐れのある危険な動物(特定動物*)を飼う場合には、動物種・飼養 施設ごとに許可が必要ですので、上記の相談窓口に問い合わせ下さい *特定動物の種類 トラ、タカ、ワニ、マムシなど、哺乳類、鳥類、爬虫類の約650種が対象となります。 - 62 - 消費者契約法 事業者の一定の行為により消費者が誤認・困惑した場合に、契約の申込みまたはその承諾 の意思を取り消すことができるとともに、事業者の損害賠償責任の免除その他消費者の利益 を不当に害する条項を無効とすることにより、消費者の利益の擁護を図る。 規制の対象となる行為 ○ 消費者(客)と結んだ契約全て (物品の販売、宿泊や食事、体験などのサービスの提供などが該当します。) 注意事項 ○ 次のような条項を含む契約を消費者(客)と交わしても、無効となります。 (無効…そもそも最初から効果が生じないこと) ・ 損害賠償の責任を免除したり制限するもの ・ 法外なキャンセル料の要求 ・ 遅延損害金で、年利14.6%を超えて取ろうとするもの ・ その他消費者の利益を一方的に害するもの 相談窓口 振興局環境生活課、道環境生活部消費者安全課、道立消費生活センター 北海道消費生活条例 道民の消費生活に関し、道、事業者及び消費者の責務を明らかにし、道民の消費生活の安 定と向上を図る。 規制の対象となる行為 ○ 消費者(客)を相手とする業務 (物品の販売、宿泊や食事、体験などのサービスの提供などが該当します。) 事業者の責務等 ○ 商品、サービスの提供に当たり、消費者からの意見の反映に努める。 ○ 道の実施する施策に積極的に協力する。 ○ 消費者からの苦情の適切、迅速な処理に努める。 ○ 商品、サービスの提供に当たり、再商品化が容易な容器・包装の使用などに努める。 事業者による事業活動の適正化 ○ 提供する商品、サービスが危害を及ぼさないよう必要な処置を行う。 ○ 規格、表示、包装等の適正化に努める。 ○ 不当な取引方法を用いてはならない。 ○ 消費者からの苦情を処理する体制の整備に努める。 相談窓口 市町村、振興局環境生活課、道環境生活部消費者安全課、 道立消費生活センター * 独自で消費生活条例を定めている市町村がありますので、最寄りの市町村に確認してくだ さい。 - 63 - 農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法 律(JAS法) 適正かつ合理的な農林物資規格の普及により、品質の改善と適正な表示を図る。 内容 1 JAS規格 日本農林規格(JAS規格)には、品位、成分その他の品質についての基準と、生産方 法についての基準があります。JAS規格が定められた品目について、基準に適合すると 判定のあった製品には、JASマークを表示することができます。 JAS規格への適合判定を受けるかどうかは任意ですので、JASマークがなくても製 造や販売が制限されることはありません。 2 食品表示制度 一般消費者向け販売の全ての飲料品、食料品に対して、次のとおり表示が義務づけられ ています。(生産者が生産・製造したその場で直接販売する場合は、必要ありません。) なお、JAS法のほか、食品衛生法や健康増進法による表示が必要な場合があります。 ・生鮮食品:名称、原産地(水産物にあっては、「解凍」「養殖」を使用している場合は その旨の表示) ・加工食品:名称、原材料名、内容量、消費期限または賞味期限、保存方法、製造者名等 食品表示の方法 1 農産物 JAS法での農産物とは、米穀、雑穀、豆類、野菜、果実を指します。 ・名 称 農産物の名称を明確に表示します。 ・原産地 国産品にあっては、都道府県名、市町村名、その他一般に知られている地 名のいずれかを表示します。 なお、玄米及び精米は、名称の他に次の表示が必要です。 (JAS法での玄米と精米とは、 玄米、精米、もち精米、うるち精米、原料玄米を指します。) ・原料玄米 ア.産地、品種及び産年が証明された単一原料使用の場合は、「単一原料米」と記載 イ.ア以外の原料玄米を用いる場合、「複数原料米」と記載し、それぞれの産地及び 使用割合を記載 ※農産物検査法に基づく検査証明を受けていない原料玄米は産地・品種・産年を記 載することはできません。 ・内容量 ・精米年月日 ・販売業者等の氏名または名称、住所及び電話番号 2 畜産物 JAS法での畜産物とは、肉類、食肉鳥卵(殻付きのものに限る)を指します。 ・名 称 畜産物の名称を明確に表示します。 ・原産地 国産品にあっては国産である旨を表示してください。主な飼養地の都道府 県名、市町村名、その他一般に知られている地名のいずれかを表示すること ができます。 - 64 - 3 水産物 JAS法での水産物とは、魚類、貝類、水産動物類、海産哺乳動物類及び海藻類を指し ます。 ・名 称 水産物の名称を明確に表示します。 ・原産地 国産品にあっては生産した水域の名称または地域名(主たる養殖場が属す る都道府県名)を表示してください。水域名の表示が困難な場合は、水揚げ した港名または水揚げした港が属する都道府県名を表示することができます。 上記の規定に関わらず、国産品にあっては水域名に水揚げした港名または 水揚げした港が属する都道府県名を併記することができます。 4 加工食品 次の6つの事項を一括して表示する必要があります。 ・名称 ・原材料名(添加物を含む) ・内容量 ・賞味期限(消費期限) ・保存方法 ・製造者等の氏名または名称、住所 また、生鮮食品に近い次の加工食品では、主な原料の原産地を表示する必要があります。 (「主な」とは、原材料に占める重量割合が50%以上のことです。) 1 2 3 乾燥きのこ類、乾燥野菜、乾燥果実 塩蔵したきのこ類、塩蔵野菜、塩蔵果実 ゆで、または蒸したきのこ類、野菜、豆 類、あん 4 異種混合したカット野菜、カット果実、 その他野菜、果実、きのこ類を異種混合し たもの 5 緑茶及び緑茶飲料 6 もち 7 いりさや落花生、いり落花生、あげ落花 生及びいり豆類 8 黒糖及び黒糖加工品 9 こんにゃく 10 調味した食肉 11 ゆで・または蒸した食肉、食用鳥卵 12 表面をあぶった肉 13 フライ種として衣をつけた食肉 14 合挽肉、その他異種混合した食肉 15 素干魚介類、塩干魚介類、煮干魚介類及び こんぶ、干のり、焼きのり、その他干した 海藻類 16 塩蔵魚介類及び塩蔵海藻類 17 調味した魚介類及び海藻類 18 こんぶ巻 19 ゆで、または蒸した魚介類及び海藻類 20 表面をあぶった魚介類 21 フライ種として衣をつけた魚介類 22 4または14に掲げるもののほか、生鮮食品 を異種混合したもの <<個別の品質表示基準で表示が規定されているもの(4品目)>> ・うなぎ加工品 ・かつお削りぶし ・農産物漬物 ・野菜冷凍食品 (例)農産物漬物 「ぬか漬け」、「しょうゆ漬け」、「なら漬け」などの用語を定義。 名称の表示の仕方、原料原産地名を表示することなどを規定。 相談窓口 振興局環境生活課、道環境生活部消費者安全課、 農林水産省北海道農政事務所、 独立行政法人農林水産消費安全技術センター札幌センター・小樽事務所 - 65 - 不当景品類及び不当表示防止法 過大な景品付き販売や一般消費者に誤認される恐れのある誇大・虚偽表示を禁止し、一般 消費者の利益を保護する。 規制の対象となる行為 1 景品類と総額の制限 ・ 懸賞景品類の最高金額と総額の範囲には、内閣総理大臣が定めた制限があります。 ・ また、懸賞によらない景品類の価額は、内閣総理大臣が定めた最高額の範囲内で、正 常な商慣習から見て適当と認められる限度内とする必要があります。 2 不当な表示の規制 次の表示は禁止されています。 ○ 優良誤認表示 ・ 内容が実際のものよりも著しく優良と消費者に誤認される表示 ・ 内容が他の業者のものよりも著しく優良と消費者に誤認される表示 ○ 有利誤認表示 ・ 販売条件が実際のものよりも著しく有利と消費者に誤認される表示 ・ 販売条件が他の業者のものよりも著しく有利と消費者に誤認される表示 ○ 誤認されるおそれのある表示 ・ 商品または役務の取引に関する事項について、一般消費者に誤認されるおそれがある と認められ、内閣総理大臣が指定する表示 相談窓口 振興局環境生活課、道環境生活部消費者安全課、公正取引委員会事務総局北海道事務所 製造物責任法(PL法) 製造物の欠陥により人の生命、身体、または財産への被害が生じた場合における、製造業 者等の損害賠償の責任について定めることにより、被害者の保護を図る。 規制の対象となる行為 ○ 製造物を業として製造、加工または輸入する場合に対象となります。 対象となる製造物は、「人為的な操作や処理がなされ、引き渡された動産」となります。 従って、農畜産物を原材料とする加工品が対象となります。 主な適用除外 ○ 加工していない農畜産物は対象になりません。 注意事項 ○ 通常有すべき安全性が製造物に備わっていない場合、被害者は製造者に損害賠償を求め ることが可能となります。 従って、安全な製品を製造するための工程管理、出荷前の検査などが大切です。また、 表示の適正化やアフターケアの充実により、製品販売後の被害の発生と拡大の防止に努め ることも大切です。 なお、次のような場合は、PL法に基づく損害賠償責任の対象にはなりませんが、民法 に基づく損害賠償責任の対象となる可能性があります。 ・ 安全性に関わらない、単なる品質上の問題のみが製造物にあった場合。 ・ 製造物の欠陥による被害が、その製造物自体の損害にとどまった場合。 相談窓口 市町村、振興局商工労働観光課、道経済部産業振興課 - 66 - 健康増進法 国民の栄養の改善その他国民の健康の増進を図るための措置を講ずることにより国民健康 の向上を図る。 制度の内容 ○ 栄養表示基準制度 販売する食品に栄養成分、熱量について何らかの表示を行う場合には、厚生労働省の定 めた栄養表示基準に従った栄養成分、熱量の表示が義務づけられています。 また、一定の栄養成分、熱量を強調して表示する場合、厚生労働省の定めた栄養表示基 準を満たす含有量とすることが義務づけられています。 基準の概要 栄養表示基準では、次の基準が定められています。 ・ 表示すべき事項及び方法 熱量、タンパク質、脂質、炭水化物、ナトリウム及び表示された栄養成分の含有量を、 この順番で記載するなど。 ・ 強調表示の基準 食物繊維・カルシウム等について「高」「含有」等を表示する場合や、熱量・脂質、コレ ステロール等について「無」「低」等を表示する場合に満たしていなければならない基準 相談窓口 振興局保険環境部保険行政室・地域保健室(保健所) 札幌市保健所、市立函館保健所、小樽市保健所、旭川市保健所 道保健福祉部地域保健課 薬事法 医薬品、医薬部外品、化粧品及び医療機器の品質、有効性及び安全性の確保のために必要 な規制を行うとともに、医療上特にその必要性が高い医薬品及び医療機器の研究開発の促進 のために必要な措置を講ずることにより、保健衛生の向上を図る。 内容 食品については、医薬品として認められているような効能効果の表示及び医薬専用成分の 含有はできません。食品に対して医薬品と判断されるような表示をした場合、医薬品として の承認や許可を取得せずに広告や販売をしたと判断されます。 食品に対する禁止事項 ・ 医薬品としての効果効能がある旨の表示 ・ 医薬専用成分の混入 相談窓口 振興局保健環境部保健行政室・地域保健室(保健所) 札幌市保健所、市立函館保健所、小樽市保健所、旭川市保健所 道保健福祉部医療薬務課 - 67 - 計量法 計量の基準を定め、適正な計量の実施を確保する。 内 容 ○ 特定商品として、生鮮食品の量り売りや瓶詰、缶詰の内容量に関する計量の基準を定め る。 ○ 商店などで計量に用いるはかりについては、定期検査を2年に1度受けることが義務づ けられている。 基準の概要 ○ 特定商品の計量において許される誤差(量目公差)の例 商品分類 表示量 量目公差 精米、食肉、お茶、菓子、豆類、 50g超~100g以下 2g 野菜及び果物の加工品など 100g超~500g以下 2% 野菜及び果物(加工品除く)、漬物 50g超~100g以下 3g (瓶詰・缶詰を除く)、麺類など 100g超~500g以下 3% 醤油、食酢等の体積商品 50ml超~100ml以下 2ml 100ml超~500ml以下 2% ※量目公差は、表示量に対して不足しているものについて適用される。 相談窓口 道計量検定所 農産物検査法 農産物の公正かつ円滑な取引とその品質の改善とを助長し、あわせて農家経済の発展と農 産物消費の合理化に寄与する。 内容 生産した米を販売する場合、産地・品種・年産を表示するためには、登録検査機関による 農産物検査を検査を受ける必要があります。 主な検査登録機関 財団法人日本穀物検定協会、社団法人北海道米麦改良協会 主な検査項目 ・ 種類(うるち、もち) ・ 銘柄(産地、品種) ・ 品位(等級) ・ 成分(たんぱく質アミロース) 相談窓口 農林水産省北海道農政事務所、社団法人北海道米麦改良協会、財団法人日本穀物検定協会 - 68 - 主要食糧の需給及び価格の安定に関する法律 主食であるお米の不足などの緊急時に国が的確に対応するために、平常時から流通業者の確 実な把握をすること、また、必要に応じて適切な命令を発動できる。 内 容 お米の取扱量が一定規模以上の取扱者は農林水産大臣への届出が義務付けられている。米 穀の種類別の出荷(集荷)数量・販売数量・在庫数量を帳簿に記載しなければならないこと とされている。 対 象 年間の取扱数量が精米に換算し20精米トン(玄米換算91%)以上の取扱者又は取扱を予定 している方 相談窓口 農林水産省北海道農政事務所 米穀等の取引等に係る情報の記録及び産地情報の伝達に関する法律 (米トレーサビリティ法) 米穀事業者に対し、米穀等の譲受け、譲渡し等に係る情報の記録及び産地情報の伝達を義務 付けることにより、食品としての安全性を欠くものの流通を防止し、表示の適正化を図り、適 正かつ円滑な流通を確保する。 内 容 米、米加工品に問題が発生した際に流通ルートを速やかに特定するため、生産から販売・ 提供までの各段階を通じ、取引等の記録を作成・保存。 米の産地情報を取引先や消費者に伝達。 対象品目 ○米穀:もみ、玄米、精米、砕米 ○主要食糧に該当するもの:米粉、米穀をひき割りしたもの、ミール、米粉調製品(もち粉 調製品を含む)、米菓生地、米こうじ等 ○米飯類:各種弁当、各種おにぎり等(冷凍食品、レトルト食品及び缶詰類を含む) ○米加工食品:もち、だんご、米菓、清酒、単式蒸留しょうちゅう、みりん 対象事業者 対象品目となる米・米加工品の販売、輸入、加工、製造又は提供の事業を行うすべての方 (生産者を含む) 対象事業者に課せられる義務 1.取引等の記録の作成・保存 米・米加工品を(1)取引、(2)事業者間の移動、 (3)廃棄など行った場合には、その記録 を作成し、保存(紙媒体・電子媒体いずれでも可) 2.産地情報の伝達 (1)事業者間における産地情報の伝達 (2)一般消費者への産地情報の伝達 取引の際に記録が必要な項目 以下の項目について、記録が必要 (1)品名、(2)産地、(3)数量、(4)年月日、(5)取引先名、(6)搬出入した場所 - 69 - (7)用途を限定する場合にはその用途 等 ※上記にあげる事項が記載されている伝票類(帳簿でも可)の保存も可。 記録の保存期間 受領・発行した伝票等や、作成した記録等は3年間保存する必要。ただし、消費期限が付さ れた商品については3か月、賞味期限が3年を超える商品については5年の保存が必要。 産地情報の伝達の仕方 事業者間における産地情報の伝達 米・米加工品を他の事業者へ譲り渡す場合には、伝票等又は商品の容器・包装への記載に より、産地情報の伝達が必要。 一般消費者への産地情報の伝達 1.外食店における一般消費者への産地情報の伝達手段 (1)店内に産地情報を掲示 (2)メニューに産地情報を掲示 (3)店内に産地を知ることができる方法を掲示 2.小売店における一般消費者への産地情報の伝達手段 (1)産地情報を商品へ直接記載 国産米の場合は「国内産」「国産」等と記載(都道府県や一般に知られた地名でも可)。 外国産の場合はその「国名」を記載。 (2)産地情報を知ることができる方法を伝達 相談窓口 農林水産省北海道農政事務所 道農政部農産振興課 酪農及び肉用牛生産の振興に関する法律 酪農及び肉用牛生産の健全な発達並びに農業経営の安定を図り、あわせて牛乳・乳製品及 び牛肉の安定的な供給に資する。 規制の対象となる行為 酪農事業施設(飲用牛乳、バター、チーズ、れん乳、粉乳、クリーム及び脱脂乳の製造施 設)の設置 主な適用除外 アイスクリーム、はっ酵乳などについては本法に規定されていませんが、生乳を使用する 場合は関係法令との調整が必要ですので、本法に準じた届出書を開始の1ヶ月前までに提出 してください。 承認手続 手続きを行うにあたって、必要な事項の説明がありますので、窓口に相談してください。 相談窓口 振興局農務課、道農政部畜産振興課 手続きにかかる費用 無 料 手続きにかかる時間 個別の案件により異なります。 - 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