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PDF:1.42MB - いちはらアート×ミックス
2013.05.29
PRESS RELEASE
中房総国際芸術祭 いちはらアート ミックス実行委員会
市原市経済部 国際芸術祭推進室
2013.05.29
- 市原市 - 日本の縮図 PRESS RELEASE
千葉県市原市は今年、市制施行 50 周年を迎えました。
市原市は房総半島の中央に位置し、都心から約1時間程度。北部臨海エ
リアには工業地帯、南部には緑豊かな里山が広がる自然と豊かな食材に
恵まれた地域です。
1957 年(昭和 32 年)から始まった市原海岸部の埋め立てと共に各企業
の工場建設や操業が進み、かつての豊かな農村・漁村から工業と住宅都
市へと発展してきました。日本の高度経済成長に合わせ市原市でも臨海
部の工業地帯や首都圏で働く人々のベッドタウンとして数多くの郊外住
宅地が広がり、人口増加が進んだ一方、近年南部エリア(以下南市原)で
は少子高齢化が進んでいます。
このように、日本の縮図と例えられる市原市では現在、特に南市原にお
いて、少子高齢化の進行による過疎対策と地域活性化計画が必要不可欠
となっています。
成田空港
東京
千葉
羽田空港
横浜
臨海工業地帯
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市原
商店街
ニュータウン
里山
市原市経済部 国際芸術祭推進室
2013.05.29
「市原市水と彫刻の丘」
リニューアル計画
PRESS RELEASE
南市原では数年前から多数の市民ギャラリーの開館や南市原ギャラリー
マップの作成など「アート」をキーワードとした情報発信が、活発な市
民活動の中から生まれてきました。そしてこれらの活動の中心を担って
きたのが「市原市水と彫刻の丘」です。
「市原市水と彫刻の丘」は、1995 年に市の観光と文化の拠点として南市
原にオープンした施設で、高滝湖畔を臨む絶好のロケーションを有しま
す。施設の老朽化と芸術文化に対する市民活動の活発化が相まったこと
もあり、市原市は本施設をリノベーションすることにより、市民を始め
多くの方々が芸術文化、自然環境に触れ、楽しむことができ、さらに内
外に向け発信性のある施設として生まれ変わることを目指し 2009 年か
らリニューアル計画をスタートしました。
設計案及び設計者選定のためのリノベーションプロポーザルコンペティ
ションを実施、応募総数 231 点の中から、伊東豊雄氏(審査委員長)、曽
我部昌史氏、高橋晶子氏によって「有設計室」が最優秀賞に選ばれました。
さ ら に 愛 称 を 一 般 公 募 し、
「 市 原 湖 畔 美 術 館 ( I ch i ha r a La k e s ide
Museum) 」として、今年 8 月 3 日にグランドオープンを迎えます。
旧市原市水と彫刻の丘
有設計室改修案
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市原市経済部 国際芸術祭推進室
2013.05.29
これからの 50 年に向けて
PRESS RELEASE
人口減少が進む南市原ですが、住民有志による市民活動団体が 10 あり、
「アート」をキーワードとした活動を始め、里山の整備や、農産物直売場
の設置・運営など、観光客などの外来客を受け入れるための活動が熱心
に行われています。市原市のシンボルの 1 つに小湊鐡道がありますが、春
になると多くのお客様の目を楽しませている沿線の菜の花は、前年の秋
に住民を中心にしたボランティアによる菜の花の種まきによるものです。
市原市は、このような活発な市民活動と市内に眠るあらゆる資源を活用
し、南市原における過疎を始め様々な諸問題を解決しながら地域活性化
の動きにつなげていくための計画と準備を進めてきました。
市制施行 50 周年と共に 2013 年にオープンする「市原湖畔美術館」を中
核施設に、市原市は次の 50 年に向けて、アートと地域の多彩な魅力を掛
け合わせ交じりあうまちづくりプロジェクトをスタートします。
これが「中房総国際芸術祭 いちはらアート × ミックス」です。
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市原市経済部 国際芸術祭推進室
2013.05.29
PRESS RELEASE
開催概要
会期:
2014 年 3 月 21 日[金・祝]- 5 月 11 日[日]
会場:
市原市南部(小湊鐡道上総牛久駅~養老渓谷駅一帯)
連携会場:
中房総エリア
主催:
中房総国際芸術祭いちはらアート × ミックス実行委員会
後援:
経済産業省、文化庁、観光庁、千葉県
実行委員長:
総合ディレクター:
デザインディレクター:
作品数(予定):
参加作家:
佐久間隆義(市原市長)
北川フラム(アートディレクター)
色部義昭(株式会社日本デザインセンター)
40
Aigars Bikse(ラトビア)、Izhar Gafni+CardboardTecnologies(イスラエル)
姜侖秀(韓国)、岩田草平、岩間賢、大成哲雄、瀧澤潔、とぬま、藤本壮介、
指輪ホテル、KOSUGE1-16、NPO 法人市原星空キャラバン隊
(以上日本)他( 2013 年 5 月現在)
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市原市経済部 国際芸術祭推進室
2013.05.29
廃校の活用
PRESS RELEASE
2013 年春、市原市に小中一貫教育校「加茂学園」が誕生し、これに伴い
南市原では 4 つの小学校が閉校しました。
地域コミュニティにおける大切なプラットホームの役割を担ってきた学
校。2014 年の「いちはらアート × ミックス」では、廃校を活用したアー
ト × ミックスプロジェクトにより新たなプラットホームを創出し、学校
を拠点とする文化的活動を通じたまちづくりを始めます。
月出小学校(2006 年廃校)
小湊鐡道の活用
市原市のシンボル「小湊鐡道」。市のほぼ中央を走る背骨のような路線で
す。ただ乗るだけでもノスタルジックな旅情が味わえる鉄道ですが、
「い
ちはらアート × ミックス」では小湊鐡道の駅舎や車両を最大限に活用し
た、他では決して味わうことのできない “ 体験 ” を考えます。
2014 年は車両や駅を使ったイベントを中心に、3年後の 2017 年に向
けては今回活用する学校と共に、駅はその名の通りプラットホームとし
て地域に根付きます。
小湊鐡道里見駅ホームでの
ハイボールガーデン(2011 年)
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市原市経済部 国際芸術祭推進室
2013.05.29
Around40 世代
アーティスト
PRESS RELEASE
「いちはらアート × ミックス」の中核を担うのは、40 歳前後のアーティストで
す。彼らが、一時的でなく継続して市原に関わり、ものづくりにとどまらない
ソフトづくりを、地域の方々を巻き込みながら進めていきます。そのプログラ
ム1つ1つが、地域の重要な活動となっていくことを目指し、長期的に丁寧に
実施します。
アーティスト、市民活動団体、
小学生による作品制作(2011 年)
豊かな自然と食
養老渓谷を始め、南市原には山や川などの里山の風景と、そこでの暮らしが今
も数多く残っています。また温暖な気候の下、野菜や果物の生鮮品から穀物、
乳製品まで様々な食材が豊富にあります。
「いちはらアート × ミックス」では、
都会で体験できない自然とのふれあいや農作業を体験し、市原へ通いたいと思
えるプログラムを用意します。さらに身近にある自然や食材、製品を活用し、
新たな名品、名所をアーティストが地域住民と産み出していくことも、地域活
性化に向けた取り組みの1つとします。
牛久朝市
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市原市経済部 国際芸術祭推進室
2013.05.29
PRESS RELEASE
東京近郊には、まだ多くの里山が残っています。
市原市もその1つです。
少し足を延ばせば日常生活を離れ豊かな週末を過ごせる場所。
都会のオアシス。
「市原湖畔美術館」や学校、駅がプラットホームとなり
週末市原へピクニックに訪れた人々が、
散策しながらモノづくりからお勉強まで
肩肘張らずに参加できるワークショップやイベントなど
郊外を総合的に楽しめる手法を「いちはらアート × ミックス」
が示していきます。
晴れたら市原、行こう
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市原市経済部 国際芸術祭推進室
2013.05.29
「いちはらアート × ミックス」
関係者略歴
PRESS RELEASE
北川フラム
1946 年生まれ。アートディレクター。
「大地の芸術祭 越後妻有アートト
リエンナーレ」
( 2000、2003,2006、2009、2012 )総合ディレクター、
「瀬戸内国際芸術祭」
( 2010,2013 )総合ディレクター。
色部義昭
1974 年生まれ。グラフィックデザイナー。日本デザインセンター色部
デザイン研究室主宰。主な仕事に、TAKEO PAPER SHOW 2111「本」
の展覧会ディレクションや川村記念美術館の VI とサインのリニューア
ルプロジェクトなど。
Aigars Bikse
1969 年ラトビア生まれ。主な作品に、ピンクハウス(クリスタプス・グ
ルビスとの共同プロジェクト/ 2005 年ヴェネチアビエンナーレ/ジェ
ネレーション・ヨーロッパ館/イタリア)など。
Izhar Gafni+CardboardTecnologies
イスラエル生まれ。”Cardboard Technologies” 社設立者兼 CTO。機械
エンジニアであり、多領域システム開発者でありながら、段ボール自転
車をはじめ、自動ザクロ皮むき機、身体障害者のためのロボットなどの
発明家としても知られる。昨今は、製造業とのコラボレーションも積極
的に行っている。
姜侖秀(カン・ユンス)
1978 年韓国生まれ。6か国から集まった9人のアーティストによる団
体「 Caketree Theatre Company 」
(ロンドン)芸術監督。
岩田草平
1979 年生まれ。2008 年度より 2 年間、文化庁新進芸術家海外研修員と
してインド留学。NPO 法人プロマイノリティ代表。インドの少数民族サ
ンタル族とともにさまざまなプロジェクトを実施。
岩間賢
1974 年生まれ。場と人との対話を生み、風土や自己を問い直す作品を
多数制作。近年は、ユーラシア大陸を舞台とした持続可能なランドアー
トや、1000 坪の棚田に人と自然が共存する生態学的空間を新潟県十日
町市にて制作。
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市原市経済部 国際芸術祭推進室
2013.05.29
PRESS RELEASE
大成哲雄
1965 年生まれ。
「千葉アートネットワークプロジェクト WiCAN 千葉
市美術館」
( 2008 )、
「松戸アートラインプロジェクト」
( 2010、2011 )
など、千葉県内での作品制作活動も多数。
瀧澤潔
1978 年生まれ。大地の芸術祭 越後妻有アートトリエンナーレ 2010
「津南のためのインスタレーションーつながりー」など、場所性を活かし
たインスタレーション作品を数多く手がける。
とぬま
大 沼 千 明( 1985 年 生 ま れ )、當 間 一 弘( 1977 年 生 ま れ )の 2 人 組 ユ
ニット。房総を拠点に活動。市原 SA 上り TABETABI MARKET BOSO
FOOD CENTER にて、物販・マルシェの企画(大沼)、設計・企画・運営(當
間)に携さわる。
藤本壮介
1971 年生まれ。2000 年藤本壮介建築設計事務所設立。主な作品に、く
まもとアートポリス「次世代モクバン」
(熊本県 ,2008 )、武蔵野美術大
学図書館(小平市 ,2010 年)。2012 年イタリアヴェネチア・ビエンナー
レ第 13 回国際建築展金獅子賞受賞。小湊鐡道飯給駅に「いちはらアート
× ミックス」1号となる作品「世界一大きなトイレ」
( 2012 )。
指輪ホテル
1994 年設立。代表/羊屋白玉(設立以来、全ての作品の劇作、演出をつ
とめる)廃工場やテニスコート、書店、レストラン、ストリップ劇場など、
オルタナティブスペースでの空間演出と、国内外を問わず女性パフォー
マーのみで構成されるドラマツルギー(演劇論)を通して、社会観や世
界観のあり方を提示。
KOSUGE1-16
土谷亨( 1977 年生まれ)、車田智志乃( 1977 年生まれ)の2人組アー
トユニット。2001 年活動開始。既存の美術施設に納まることをスタン
ダードとせずローカル単位で行動をおこし、様々な社会問題を孕みなが
らもそれをポジティブに読み替えていくプロジェクトを行っている。
NPO 市原星空キャラバン隊
天文観察の趣味の集まりから出発し、小学校や公民館からの星空観察会
の依頼に応えるため、現在では天文普及活動まで幅広く活動。代表/小
島庸三。
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市原市経済部 国際芸術祭推進室
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市原市経済部国際芸術祭推進室
tel. 0436-50-1160 fax. 0436-50-1303 [email protected]
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